JP2002078261A - 車両用交流発電機 - Google Patents
車両用交流発電機Info
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Abstract
向上させることができる車両用交流発電機を提供するこ
と。 【解決手段】 車両用交流発電機の固定子は、固定子鉄
心22と、複数の導体セグメントによって構成される固
定子巻線23とを含んで構成されている。固定子巻線2
3から整流装置に向かって引き出された引出し線Xc、
Yb等と、各相巻線を構成する2つの巻線を相互に接続
する相間接合線Ya等は、これらの引出し線や相間接合
線が引き出されない他の導体セグメントに比べて異型の
導体セグメントを用いて形成されており、隣接する導体
セグメントに接触しやすくなる。この部分について、耐
環境性が良好な絶縁皮膜を用いる。
Description
等に搭載される車両用交流発電機に関する。
抵抗の低減のためのスラントノーズ化や乗車スペースの
確保に伴って狭くなり、車両用交流発電機の周囲温度は
高くなる傾向にある。一方、安全制御機器などの各種電
気負荷の増加に伴って、車両用交流発電機の出力能力の
向上が求められており、車両用交流発電機自身の発熱量
も増加する傾向にある。また、車両用交流発電機の外部
から、タイヤによる跳ね上げやエンジンルーム内の洗浄
などによる被水があり、特に寒冷地などでの融雪塩を含
んだ水は電解溶液であるため、車両用交流発電機の腐食
や電気短絡が促進される。さらに、車両用交流発電機に
も低コスト化の要求があることはいうまでもない。以上
のことから、最近では、温度低減と耐環境性を確保しつ
つ、安価な車両用交流発電機が求められている。
うな数々の要求に応える車両用交流発電機が開示されて
いる。この特許公報には、車両用交流発電機の固定子の
巻線工程において、あらかじめヘアピン状に屈曲した
(この屈曲した部分を「ターン部」と称する)多数の電
気導体よりなるセグメントを用い、固定子のスロットへ
の挿入工程とセグメント同士の接合とによって巻線を形
成する方法が開示されている。この方法を用いることに
より、スロット内の巻線占積率を高めることにより巻線
の抵抗値を下げて、温度の低減と出力の向上を達成して
いる。また、この車両用交流発電機では、径方向断面が
ほぼS字形状に形成されたインシュレータを、スロット
内のセグメント間、およびセグメントとスロット間に配
置して電気絶縁を行うことにより、セグメント表面の絶
縁皮膜を廃止し、セグメントの低コスト化を実現してい
る。
許公報第2927288号では、スロット内を中心とし
た絶縁手段の改良については開示されているが、整流装
置に接続される接合線や相間接合線については絶縁に関
する改良がなされていない。現実には、これらの接合線
は、他のコイルエンド以上に外部ストレスが加わり易い
にもかかわらず、これまでは絶縁に関する改良がなされ
ていなかった。
たものであり、その目的は、固定子の絶縁特性の改良に
よって耐環境性を向上させることができる車両用交流発
電機を提供することにある。
ために、本発明の車両用交流発電機では、固定子鉄心の
一方の端面側にターン部とこのターン部に隣接する第1
の曲げ部とが配置されるとともに、他方の端面側に第2
の曲げ部とこの第2の曲げ部の端部に接合部とが配置さ
れた複数の導体セグメントを相互に接続することによっ
て固定子巻線が形成されており、この固定子巻線の引出
し線を第1の曲げ部あるいは第2の曲げ部に沿って形成
するとともに、少なくとも引出し線の一部であってこれ
らの曲げ部に対向する部分の絶縁皮膜を、耐環境性が良
好な材質によって形成している。
しく並べて固定子巻線を形成する場合であっても、出力
を取り出す引出し線の部分のみは他の部分と形状を異な
らせる必要があるため、この部分において隣接する導体
セグメントと接触する可能性が高くなる。本発明では、
この接触する可能性が高くなる部分について、耐環境性
が良好となる絶縁皮膜を用いることにより、固定子の絶
縁特性の改良を行うことが可能になり、固定子あるいは
車両用交流発電機全体の耐環境性の向上を図ることがで
きる。
線を結線した多相巻線とし、これら複数の相巻線のそれ
ぞれをさらに複数の巻線を直列接続することにより形成
するとともに、これら複数の巻線を接続する相間接合線
を上述した第1の曲げ部あるいは第2の曲げ部に沿って
形成し、少なくとも相間接合線の一部であってこれらの
曲げ部に対向する部分の絶縁皮膜を、耐環境性が良好な
材質によって形成することが望ましい。各相巻線を複数
の巻線を接続して形成する場合には、この複数の巻線同
士を接続する相間接合線についても、上述した引出し線
と同様に、隣接する他の導体セグメントと形状を異なら
せる必要があり、この部分においても隣接する導体セグ
メントと接触する可能性が高くなる。したがって、相間
接合線についても、耐環境性が良好となる絶縁皮膜を用
いることにより、固定子の絶縁特性の改良を行うことが
可能になり、固定子あるいは車両用交流発電機全体の耐
環境性の向上を図ることができる。
の少なくとも一方は、第1の曲げ部あるいは第2の曲げ
部の端部近傍であって反固定子鉄心側において、円周方
向に沿って這い回されていることが望ましい。この場合
には、引出し線や相間接合線の長さがさらに長くなって
形状が複雑になることから、耐摩耗性や耐曲げ性等を含
む耐環境性を向上させる必要があるため、この部分につ
いて耐環境性の良好な絶縁皮膜を用いることにより、絶
縁性向上の効果がさらに顕著になる。
の少なくとも一方は、第1の曲げ部とほぼ同じ形状を有
する第3の曲げ部を介して引き出されていることが望ま
しい。接合部が配置された側の第2の曲げ部は、固定子
鉄心に導体セグメントを組み付けた後に成形されるた
め、引出し線等を形成する場合であっても同じ形成方法
を用いて同じ形状に形成しやすいが、第1の曲げ部とタ
ーン部については引出し線や相間接合線を同じ形状に形
成することが難しく、隣接する導体セグメントと接触す
る可能性が高くなる。したがって、この部分について、
耐環境性の良好な絶縁皮膜を用いることにより、絶縁性
向上の効果をさらに上げることができる。
ンが発生する冷却風の通路に引出し線を配置することが
望ましい。これにより、引出し線を効率よく冷却するこ
とができるが、同時にこの冷却風があたる部分について
外部からの被水の可能性が高くなる。したがって、この
部分について耐環境性が良好な絶縁皮膜を用いることに
より、被水によって生じる絶縁性の低下を防止すること
ができる。
曲げ部に沿った形状を有する第4の曲げ部を有する一つ
の連続した電気導体によって形成することが望ましい。
これにより、相間接合線が含まれる電気導体の形状を、
引出し線や相間接合線が引き出されない導体セグメント
とほぼ同じにすることができるため、隣接部分の接触の
可能性を低減することができ、さらに耐環境性の向上が
可能になる。
態の車両用交流発電機について、図面を参照しながら詳
細に説明する。
す図である。図1に示す車両用交流発電機1は、固定子
2、回転子3、フレーム4、整流装置5等を含んで構成
されている。
心22に形成された複数のスロット(例えば本実施形態
では96個)内に備わった電気導体としての複数の導体
セグメントを相互に接合することにより形成された固定
子巻線23と、固定子鉄心22と固定子巻線23との間
を電気絶縁するインシュレータ24とを含んで構成され
ている。固定子鉄心22は、薄い鋼板を重ね合わせて構
成されている。
として、複数組の多相巻線が設けられている。例えば、
本実施形態の固定子巻線23は、2組の多相巻線として
の三相巻線23A、23Bからなっており、これら2組
の三相巻線23A、23Bが互いに電気角で30°異な
る位置に巻装されている。一方の三相巻線23Aは、Y
結線されたX相巻線、Y相巻線、Z相巻線を含んでい
る。また、他方の三相巻線23Bは、Y結線されたU相
巻線、V相巻線、W相巻線を含んでいる。
転するものであり、1組のランデル型ポールコア7、界
磁コイル8、スリップリング9、10、冷却用の斜流フ
ァン11および遠心ファン12等を含んで構成されてい
る。シャフト6は、プーリ20に連結され、車両に搭載
された走行用のエンジン(図示せず)によって回転駆動
される。
を組み合わせることにより構成されている。各コアは、
シャフト6に組み付けられた円筒状のボス部71と、ボ
ス部71の一方の軸方向端面から径方向に延びるディス
ク部72と、ディスク部72の外周部から軸方向に沿っ
てボス部71側に延びる複数の爪状磁極部73とによっ
て構成されている。各コアは、それぞれの爪状磁極部7
3を互い違いに向かい合わせるようにして組み付けられ
る。界磁コイル8は、絶縁紙81を介してポールコア7
の爪状磁極部73の内径側に適当な圧縮力をもって当接
されている。絶縁紙81は、樹脂を含浸したシートから
なり、界磁コイル8を包囲しており、加熱処理によって
界磁コイル8を固着するとともに、ポールコア7と界磁
コイル8との間の電気絶縁を担っている。
ディスク部72の端面には、冷却用の斜流ファン11が
溶接等により固定されている。また、反プーリ20側
(スリップリング側)に配置されたポールコア7のディ
スク部72の端面には、遠心ファン12が溶接等により
固定されている。斜流ファン11の投影面積(回転方向
に投影したブレードの面積)は、遠心ファン12のブレ
ードの投影面積よりも小さく設定されている。
収容しており、回転子3がシャフト6を中心に回転可能
な状態で支持されているとともに、回転子3のポールコ
ア7の外周側に所定の隙間を介して配置された固定子2
が固定されている。フレーム4は、フロントフレーム4
Aとリヤフレーム4Bとからなり、これらが複数本の締
結ボルト(図示せず)によって締結されて上述した固定
子2等の支持が行われる。また、フレーム4は、固定子
鉄心22の軸方向端面から突出した固定子巻線23に対
向した部分に冷却風の吐出窓41が、軸方向端面に吸入
窓42がそれぞれ設けられている。
や電圧調整装置51、ブラシ装置52が取り付けられ、
これらを覆うようにリヤカバー53が取り付けられる。
引出し線が接続されており、印加される三相交流電圧を
三相全波整流して直流電圧に変換する。上述したように
固定子巻線23には2組の三相巻線23A、23Bが含
まれているため、整流装置5には2組の三相巻線23
A、23Bのそれぞれに対応する2つの三相全波整流回
路5A、5Bが含まれている。
は、ベルト等を介してプーリ20にエンジン(図示せ
ず)からの回転力が伝えられると回転子3が所定方向に
回転する。この状態で回転子3の界磁コイル8に外部か
ら励磁電圧を印加することにより、ポールコア7のそれ
ぞれの爪状磁極部73が励磁され、固定子巻線23に三
相交流電圧を発生させることができ、整流装置5の出力
端子からは所定の直流電力が取り出される。
図2は、固定子巻線23を構成する導体セグメントの斜
視図である。また、図3は図2に示した導体セグメント
の組み付け状態を示す斜視図である。図4は、導体セグ
メントの形成過程を示す図である。
た固定子巻線23は複数の電気導体により構成され、各
スロット25には偶数本(本実施形態では4本)の電気
導体が収容されている。また、一のスロット25内の4
本の電気導体は、図3に示すように固定子鉄心22の径
方向について内側から内端層、内中層、外中層、外端層
の順で一列に配列されている。
31aは、固定子鉄心22の時計回り方向に向けて磁極
ピッチ離れた他のスロット25内の外端層の電気導体2
31bと対をなしている。同様に、一のスロット25内
の内中層の電気導体232aは固定子鉄心22の時計回
り方向に向けて1磁極ピッチ離れた他のスロット25内
の外中層の電気導体232bと対をなしている。そし
て、これらの対をなす電気導体は、固定子鉄心22の軸
方向の一方の端面側において連続線を用いることによ
り、ターン部231c、232cを経由することで接続
される。
側においては、外中層の電気導体232bと内中層の電
気導体232aとをターン部232cを経由して接続す
る連続線を、外端層の電気導体231bと内端層の電気
導体231aとをターン部231cを経由して接続する
連続線が内包することとなる。このように、固定子鉄心
22の一方の端面側においては、対をなす電気導体の接
続部としてのターン部232cが、同じスロット25内
に収容された他の対をなす電気導体の接続部としてのタ
ーン部231cにより囲まれる。外中層の電気導体23
2bと内中層の電気導体232aとの接続により中層コ
イルエンドが形成され、外端層の電気導体231bと内
端層の電気導体231aとの接続により端層コイルエン
ドが形成される。
導体232aは、固定子鉄心22の時計回り方向に向け
て1磁極ピッチ離れた他のスロット25内の内端層の電
気導体231a’とも対をなしている。同様に、一のス
ロット25内の外端層の電気導体231b’は、固定子
鉄心22の時計回り方向に向けて1磁極ピッチ離れた他
のスロット25内の外中層の電気導体232bとも対を
なしている。そして、これらの電気導体は固定子鉄心2
2の軸方向の他方の端面側において接合により接続され
る。
側においては、外端層の電気導体231b’と外中層の
電気導体232bとを接続する外側接合部233bと、
内端層の電気導体231a’と内中層の電気導体232
aとを接続する内側接合部233aとが、径方向および
周方向に互いにずれた状態で配置されている。外端層の
電気導体231b’と外中層の電気導体232bとの接
続、および内端層の電気導体231a’と内中層の電気
導体232aとの接続により、異なる同心円上に配置さ
れた2つの隣接層コイルエンドが形成される。
導体231aと外端層の電気導体231bとが、一連の
電気導体をほぼU字状に成形してなる大セグメント23
1により提供される。また、内中層の電気導体232a
と外中層の電気導体232bとが一連の電気導体をほぼ
U字状に成形してなる小セグメント232により提供さ
れる。基本となるU字状の導体セグメント230は、大
セグメント231と小セグメント232によって形成さ
れる。各セグメント231、232は、スロット25内
に収容されて軸方向に沿って延びる部分を備えるととも
に、軸方向に対して所定角度傾斜して延びる曲げ部とし
ての斜行部231f、231g、232f、232gを
備える。これら斜行部によって、固定子鉄心22から軸
方向の両端面に突出するコイルエンドが形成されてお
り、回転子3の軸方向の両端面に取り付けられた斜流フ
ァン11および遠心ファン12を回転させたときに生じ
る冷却風の通風路は、主にこれら斜行部の間に形成され
ている。また、この冷却風の通風路には、固定子巻線2
3の引出し線(後述する)も配置されている。
セグメント230について繰り返す。そして、反ターン
部側のコイルエンド群において、外端層の端部231
e’と外中層の端部232e、並びに内中層の端部23
2dと内端層の端部231d’とがそれぞれ溶接、超音
波溶着、アーク溶接、ろう付け等の手段によって接合さ
れて外側接合部233bおよび内側接合部233aが形
成され、電気的に接続されている。
詳細について説明する。上述したように導体セグメント
230には、大セグメント231と小セグメント232
が含まれており、以下の説明では大セグメント231に
着目して説明を行うものとする。
に、矩形状の断面を有する銅線からなるU字状の導体2
31’をA方向に変形させて形成したターン部231c
および斜行部231fに連なる2つの直線部231a、
231bを、固定子鉄心22のスロット25にインシュ
レータ24を介在させた状態で挿入し、反ターン部側を
B方向に折り曲げて斜行部231gを形成した後、その
先端部分である端部231d、231eを別に挿入され
た小セグメント232の端部に接合することにより構成
されている。
側の斜行部が形成される前の大セグメント231と小セ
グメント232を、固定子鉄心22の軸方向端面の同一
側にターン部231c、232cが揃うように重ね、大
セグメント231はスロット25の奥側に、小セグメン
ト232はスロット25の開口側に位置するように挿入
する。これらの大セグメント231と小セグメント23
2は、平角被覆導線を折り曲げ、プレス等でほぼU字型
形状に成形して製作され、ほぼ平行なスロット25の側
面に、大セグメント231と小セグメント232のそれ
ぞれの両側面がインシュレータ24を介して当接するよ
うに圧入される。その後、図2に示すように、ターン部
231c、232cと斜行部231f、232fによっ
て形成される第1のコイルエンド群23aとは反対側に
位置する端部231d、232dを互いに隣接するもの
同士が反対側に位置するように周方向に折り曲げた後、
異層の大セグメント231の端部231dと小セグメン
ト232の端部232d同士が電気導通するように超音
波溶着、アーク溶接、ろう付け等で接合され、その接合
された端部231d、232dと斜行部231g、23
2gによって第2のコイルエンド群23bが形成され
る。
の結線図である。また、図6は一方の三相巻線23Aの
詳細な等価回路を示す図である。なお、他方の三相巻線
23Bも同様の構成を有しており、その詳細説明は省略
する。
の三相巻線23A、23Bが含まれており、それぞれが
整流装置5に含まれる整流回路5A、5Bに別々に接続
されている。また、一方の三相巻線23Aは、X相巻
線、Y相巻線、Z相巻線のそれぞれの一方端同士が共通
に結線されたY結線を有するが、各相巻線は電気角が1
80°異なるように巻装された2つの巻線を相間接合線
を介して逆相の状態で直列接続することにより構成され
ている。
80°異なる巻線X1と巻線X2とが、異型の導体セグ
メント(後述する)によって構成される相間接合線Xa
を介して接続されている。そして、一方の巻線X1の一
方端側であって相間接合線Xaと反対側の端部Xからは
整流装置5に向かって引出し線Xbが延びており、他方
の巻線X2の他方端側であって相間接合線Xaと反対側
の端部X’からは各相巻線が共通に接続される中性点に
向かって延びる引出し線Xcが延びている。
気角が180°異なるY1相巻線とY2相巻線とが、異
型の導体セグメントによって構成される相間接合線Ya
を介して接続されている。そして、一方の巻線Y1の他
方端側であって相間接合線Yaと反対側の端部Yからは
整流装置5に向かって引出し線Ybが延びており、他方
の巻線Y2の他方端側であって相間接合線Yaと反対側
の端部Y’からは各相巻線が共通に接続される中性点に
向かって延びる引出し線Ycが延びている。
80°異なるコイルZ1とコイルZ2とが、異型の導体
セグメントによって構成される相間接合線Zaを介して
接続されている。そして、一方の巻線Z1の他方端側で
あって相間接合線Zaと反対側の端部Zからは整流装置
5に向かって引出し線Zbが延びており、他方の巻線Z
2の他方端側であって相間接合線Zaと反対側の端部
Z’からは各相巻線が共通に接続される中性点に向かっ
て延びる引出し線Zcが延びている。
れる相間接合線および引出し線に対応して形成される絶
縁皮膜の耐環境性がそれ以外の部分(例えば図2に示す
導体セグメントの絶縁皮膜)よりも良好になるように設
定されており、部分的に絶縁特性の改良が行われてい
る。これらの詳細については後述する。
り、引出し線および相間接合線に関連する部分を抜き出
して示したものである。図7において、「68」等の数
字はスロット番号を示している。「N1」、「N2」は
Y結線された各相巻線が共通に接続される中性点を示し
ている。丸で囲まれた「X」はX相巻線の整流装置5側
の端部を、丸で囲まれた「X’」はX相巻線の中性点側
の端部をそれぞれ示している。また、X相巻線以外のY
相巻線、Z相巻線、U相巻線、V相巻線、W相巻線につ
いても同様である。また、各スロットにおいて、一点鎖
線は内端層の電気導体に、点線は内中層の電気導体に、
実線は外中層の電気導体に、二点差線は外端層の電気導
体にそれぞれ対応している。
線23においては、例えばX相巻線を構成する一方の巻
線X1は、第40スロットと第34スロットが両端とな
るように、5スロットおきにほぼ1周巻装されている。
X相巻線を構成する他方の巻線X2も、第40スロット
と第36スロットが両端となるように、5スロットおき
にほぼ1周巻装されている。第40スロットから延びる
巻線X1の一方端側は引出し線Xbとして整流装置5に
向けて引き出されており、第34スロットから延びる巻
線X2の一方端側は引出し線Xcとして中性点N1に向
けて引き出されている。また、第34スロットから延び
る巻線X1の他方端側と第40スロットから延びる巻線
X2の他方端側は、相互に相間接合線Xaを介して接続
されている。
から見た2組の三相巻線23A、23Bから引き出され
る6本の引出し線の配置の具体例が示されている。ま
た、図9は図8に示した固定子2をA方向から見た側面
図である。図10は、図8に示した固定子2をB方向か
ら斜め下向きに見た斜視図である。
用の引出し線ZbとY相巻線の一方端から延びた出力取
り出し用の引出し線Ybは、比較的近いスロット位置か
ら引き出されて周方向に沿って引き延ばされてさらに接
近させた後、ほぼ90°折り曲げられてほぼ平行に整流
装置5側に引き出される。また、X相巻線の一方端から
延びた出力取り出し用の引出し線XbとU相巻線の一方
端から延びた出力取り出し用の引出し線Ubは、上述し
た2つの引出し線Zb、Ybから周方向にほぼ90°隔
たった位置であって、比較的近いスロット位置から引き
出される。さらに、W相巻線の一方端から延びた出力取
り出し用の引出し線WbとV相巻線の一方端から延びた
出力取り出し用の引出し線Vbは、上述した2つの引出
し線Xb、Ubから周方向にほぼ90°隔たった位置で
あって、比較的近いスロット位置から引き出されて周方
向に沿って引き延ばされてさらに接近させた後、ほぼ9
0°折り曲げられてほぼ平行に整流装置5側に引き出さ
れる。
引出し線Zc、Y相巻線の他方端から引き出された引出
し線Yc、X相巻線の他方端から引き出された引出し線
Xcは、ともに周方向に沿って這い回された後に所定位
置で接合されて一方の中性点N1が形成される。同様
に、U相巻線の他方端から引き出された引出し線Uc、
W相巻線の他方端から引き出された引出し線Wc、V相
巻線の他方端から引き出された引出し線Vcは、ともに
周方向に沿って這い回された後に所定位置で接合されて
他方の中性点N2が形成される。
間接合線を実現するために用いられる異型の導体セグメ
ントを示す斜視図である。なお、以下ではX相巻線につ
いて説明を行うが、X相巻線以外の各相巻線に含まれる
各引出し線や相間接合線についても同様であり、図11
に示した異型の導体セグメントを用いて実現することが
できる。
接合線Xa等が引き出されない通常の導体セグメントに
は、内端層の電気導体231aと外端層の電気導体23
1bとがターン部231cを介して接続された大セグメ
ント231と、内中層の電気導体232aと外中層の電
気導体232bとがターン部232cを介して接続され
た小セグメント232とが含まれており、これらの端部
同士を接合することによりX相、Y相、Z相、U相、V
相、W相の各相巻線が形成されている。
図11に示すように、X相巻線に含まれる相間接合線X
aは、外端層の電気導体と内中層の電気導体とをターン
部236cを介して接続するように形成された異型の導
体セグメント236を用いて実現されている。この導体
セグメント236は、ターン部236cを挟んで配置さ
れた曲げ部としての2つの斜行部236fを有してお
り、これらの斜行部236f、ターン部236c、斜行
部236fによって形成された相間接合線Xaによっ
て、X相巻線に含まれる巻線X1と巻線X2とが第34
スロットと第40スロットの間で相互に接続される。
引出し線Xbは、外中層の電気導体を延長したほぼ直線
形状を有する異型の導体セグメント234を用いて実現
されている。この導体セグメント234は、曲げ部とし
ての斜行部234fを有しており、その端部を引き出し
て引出し線Xbとして用いることにより、第40スロッ
トから引き出されたX相巻線の一方端が整流装置5に接
続される。
に延びる引出し線Xcは、内端層の電気導体を延長した
ほぼ直線形状を有する異型の導体セグメント235を用
いて実現されている。この導体セグメント235は、曲
げ部としての斜行部235fを有しており、その端部を
引き出して引出し線Xcとして用いることにより、第3
4スロットから引き出されたX相巻線の他方端がY相巻
線およびZ相巻線の各一方端に共通に接続される。
a、Za、Ua、Va、Waを実現する導体セグメント
236と、各相巻線と整流装置5とを接続する引出し線
Xb、Yb、Zb、Ub、Vb、Wbを実現する導体セ
グメント234と、中性点N1あるいはN2において相
互に接続される引出し線Xc、Yc、Zc、Uc、V
c、Wcを実現する導体セグメント235は、図2およ
び図3に示した他の導体セグメント230(大セグメン
ト231、小セグメント232)と異なる形状を有して
おり、しかも形成方法も異なることから、斜行部やター
ン部の一部が、隣接する導体セグメントと接触する可能
性が高くなる。したがって、本実施形態では、図11に
示した3種類の導体セグメント234、235、236
の表面であってこの接触のおそれがある部分の被膜の材
質は、導体セグメント230で使用されている被膜の材
質よりも、耐環境性が良好なものが用いられており、こ
れにより、導体セグメント234、235、236の一
部が、隣接する他の導体セグメント230に接触しても
絶縁不良が生じないように対策が施されている。
がある部分としては、図11に示した導体セグメント2
34の斜行部234fとこれより先端部分、導体セグメ
ント235の斜行部235fとこれより先端部分、導体
セグメント236の斜行部236fとターン部236c
があげられる。なお、耐環境性の良好な被膜材料は、こ
れらの接触が生じる可能性がある部分のみの外周部につ
いて使用するようにしてもよいし、図8に示した導体セ
グメント234、235、236の全体を耐環境性の良
好な被膜材料で覆うようにしてもよい。
の耐摩耗性、耐熱性、耐曲げ性の全部あるいは一部が良
好なことをいう。
皮膜が形成された導体セグメントの具体例を示す図であ
り、図8に示した異型の導体セグメント234、23
5、236の斜行部等の横断面が示されている。また、
比較のために、図14には、図3等に示した通常の導体
セグメント230の横断面が示されている。
セグメント230の表面を覆う絶縁皮膜として所定の膜
厚(例えば20μm)のポリエステルイミド樹脂237
が用いられている場合に、図12に示すように、さらに
その上から所定の膜厚(例えば20μm)のポリアミド
イミド樹脂238で覆うことにより、耐環境性の向上を
図ることができる。一般に、ポリエステルイミド樹脂2
37よりもポリアミドイミド樹脂238の方が耐熱性お
よび可撓性(耐曲げ性)に優れており、しかも2種類の
樹脂全体の膜厚が増すことから耐摩耗性の向上を図るこ
とができる。
膜厚を厚くした(例えば40μm)ポリエステルイミド
樹脂239を用いるようにしてもよい。一般に、各種の
皮膜材料には、被水時に電食等の原因となるピンホール
が存在するが、皮膜材料を重ね塗りすることにより、こ
のピンポールを低減することができ、膜厚増大による耐
摩耗性の向上とともに吸湿後の絶縁性の向上を図ること
ができる。
機1では、図2に示した大セグメント231と小セグメ
ント232からなる通常の導体セグメント230を用い
て固定子巻線23を形成するとともに、相間接合線ある
いは引出し線に対応する部分についてのみ図8に示した
異型の導体セグメント234、235、236を使用す
る場合に、これら異型の導体セグメント234、23
5、236の一部であって隣接する通常の導体セグメン
ト230に接触するおそれがある部分について、耐環境
性が良好な絶縁皮膜を使用することにより、この部分に
おいて発生する絶縁不良を低減することができる。ま
た、固定子巻線23の全体について耐環境性が良好な高
価な絶縁皮膜を用いることを避けることができ、ほとん
どの部分について安価な絶縁皮膜を用いることができる
ことから、コストダウンを図ることが可能になる。
ものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の変
形実施が可能である。例えば、上述した実施形態では、
図5に示したように2組の三相巻線23A、23Bが含
まれる固定子巻線23を用いるようにしたが、1つの三
相巻線のみを含む固定子巻線を用いるようにしてもよ
い。
した連続線としての導体セグメント236の一部を用い
て相間接合線を形成したが、導体セグメント234、2
35と同様にスロット内の電気導体を一旦引き出した後
に、図10に示した中性点N1の形成方法と同じ要領
で、これら引き出した2本の相間接合線を円周方向に一
旦這い回して接合するようにしてもよい。
23に含まれる全ての相間接合線と引出し線について、
耐環境性が良好な被膜を用いるようにしたが、絶縁不良
の発生に偏りがある場合には、絶縁不良が発生しやすい
相間接合線あるいは引出し線について耐環境性の良好な
被膜を用いるようにしてもよい。
は2種類の絶縁皮膜を重ねることにより、耐環境性が良
好な絶縁皮膜を実現したが、引出し線や相間接合線につ
いてのみ耐摩耗性、耐熱性、耐曲げ性が良好な1種類の
絶縁皮膜に置き換えて、この部分の耐環境性の向上を測
るようにしてもよい。
す図である。
である。
示す斜視図である。
る。
る。
ある。
に見た斜視図である。
ために用いられる異型の導体セグメントの形状を示す斜
視図である。
セグメントの具体例を示す図である。
セグメントの他の具体例を示す図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 回転駆動される回転子と、前記回転子と
対向配置される固定子鉄心とこの固定子鉄心に装備され
た固定子巻線とを有する固定子と、前記回転子および前
記固定子を支持するフレームと、前記固定子巻線に電気
的に接続される整流装置とを備える車両用交流発電機に
おいて、 前記固定子巻線は、前記固定子鉄心の一方の端面側にタ
ーン部とこのターン部に隣接する第1の曲げ部とが配置
されるとともに、他方の端面側に第2の曲げ部とこの第
2の曲げ部の端部に接合部とが配置された複数の導体セ
グメントを相互に接続することによって形成されてお
り、 前記固定子巻線の引出し線を前記第1の曲げ部あるいは
前記第2の曲げ部に沿って形成するとともに、少なくと
も前記引出し線の一部であって前記第1の曲げ部あるい
は前記第2の曲げ部に対向する部分の絶縁皮膜を、耐環
境性が良好な材質によって形成することを特徴とする車
両用交流発電機。 - 【請求項2】 請求項1において、 前記固定子巻線は、複数の相巻線を結線した多相巻線で
あり、 前記複数の相巻線のそれぞれをさらに複数の巻線を直列
接続することにより形成し、 前記複数の巻線を接続する相間接合線を前記第1の曲げ
部あるいは前記第2の曲げ部に沿って形成するととも
に、少なくとも前記相間接合線の一部であって前記第1
の曲げ部あるいは前記第2の曲げ部に対向する部分の絶
縁皮膜を、耐環境性が良好な材質によって形成すること
を特徴とする車両用交流発電機。 - 【請求項3】 請求項2において、 前記引出し線および前記相間接合線の少なくとも一方
は、前記第1の曲げ部あるいは前記第2の曲げ部の端部
近傍であって反固定子鉄心側において、円周方向に沿っ
て這い回されていることを特徴とする車両用交流発電
機。 - 【請求項4】 請求項2または3において、 前記引出し線および前記相間接合線の少なくとも一方
は、前記第1の曲げ部とほぼ同じ形状を有する第3の曲
げ部を介して引き出されていることを特徴とする車両用
交流発電機。 - 【請求項5】 請求項2〜4のいずれかにおいて、 前記回転子には冷却ファンが備わっており、前記冷却フ
ァンが発生する冷却風の通路に前記引出し線を配置する
ことを特徴とする車両用交流発電機。 - 【請求項6】 請求項2〜5のいずれかにおいて、 前記相間接合線は、前記第1の曲げ部に沿った形状を有
する第4の曲げ部を有する一つの連続した電気導体によ
って形成されることを特徴とする車両用交流発電機。
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