JP2002078167A - フラットハーネス - Google Patents
フラットハーネスInfo
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- JP2002078167A JP2002078167A JP2000256181A JP2000256181A JP2002078167A JP 2002078167 A JP2002078167 A JP 2002078167A JP 2000256181 A JP2000256181 A JP 2000256181A JP 2000256181 A JP2000256181 A JP 2000256181A JP 2002078167 A JP2002078167 A JP 2002078167A
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- Japan
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- flat harness
- flat
- length
- bending
- harness
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- Insulated Conductors (AREA)
- Installation Of Indoor Wiring (AREA)
- Cable Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 一端が共通コネクタに接続される寸法違いの
フラットハーネスの共用化を図る。 【解決手段】 複数本の同一長さのフラットハーネスが
用いられ、その導体の一端が一つの共通コネクタに接続
されていると共に、他端はそれぞれ個別コネクタに接続
され、上記フラットハーネスの長さは、上記共通コネク
タと各個別コネクタとの間の回路長さのうちで最長の回
路長さに対応した長さに設定され、所要寸法が相違する
他のフラットハーネスは長さ方向の一部で折り曲げられ
て短寸化され、所要回路寸法にされている。上記複数の
フラットハーネスは共通コネクタ側は一体とし、個別コ
ネクタ側から切り込みを入れて分割してもよい。
フラットハーネスの共用化を図る。 【解決手段】 複数本の同一長さのフラットハーネスが
用いられ、その導体の一端が一つの共通コネクタに接続
されていると共に、他端はそれぞれ個別コネクタに接続
され、上記フラットハーネスの長さは、上記共通コネク
タと各個別コネクタとの間の回路長さのうちで最長の回
路長さに対応した長さに設定され、所要寸法が相違する
他のフラットハーネスは長さ方向の一部で折り曲げられ
て短寸化され、所要回路寸法にされている。上記複数の
フラットハーネスは共通コネクタ側は一体とし、個別コ
ネクタ側から切り込みを入れて分割してもよい。
Description
【0001】本発明は、自動車に配索されるフラットハ
ーネスに関し、特に、一定長さのフラットハーネスを回
路長さが相違しても使用できるようにするものである。
ーネスに関し、特に、一定長さのフラットハーネスを回
路長さが相違しても使用できるようにするものである。
【0002】
【従来の技術】近時、自動車のドア、ルーフ、トランク
ルーム、シート下部等の外力が作用しない箇所に配索さ
れるワイヤハーネスとして、間隔をあけて平行配線され
る導体を絶縁シートで挟持してなるフラットハーネスが
用いられる場合がある。このフラットハーネスは放熱性
が良いと共に配索スペースが少なく、かつ、軽量である
利点を有し、配索利用箇所が増大する傾向にある。
ルーム、シート下部等の外力が作用しない箇所に配索さ
れるワイヤハーネスとして、間隔をあけて平行配線され
る導体を絶縁シートで挟持してなるフラットハーネスが
用いられる場合がある。このフラットハーネスは放熱性
が良いと共に配索スペースが少なく、かつ、軽量である
利点を有し、配索利用箇所が増大する傾向にある。
【0003】図9に示すように、フラットハーネス1
は、導体2を幅方向に間隔をあけて配列し、その両面を
絶縁樹脂シート3、4でラミネートした状態で長尺な帯
状として形成されている。上記フラットハーネス1は図
9に示すように、電源側が1つの共通コネクタ5に接続
される場合であっても、負荷側はそれぞれ個別コネクタ
6A、6B、6Cに接続される場合には、それぞれ所要
長さに設定された専用のフラトハーネス1A,1B、1
Cが用いられている。よって、これら3本のフラットハ
ーネス1A、1B、1Cと共通コネクタ5との接続は、
各フラットハーネス1A、1B、1Cの導体端末に接続
した各端子Tを共通コネクタ5に夫々挿入接続させてい
る。
は、導体2を幅方向に間隔をあけて配列し、その両面を
絶縁樹脂シート3、4でラミネートした状態で長尺な帯
状として形成されている。上記フラットハーネス1は図
9に示すように、電源側が1つの共通コネクタ5に接続
される場合であっても、負荷側はそれぞれ個別コネクタ
6A、6B、6Cに接続される場合には、それぞれ所要
長さに設定された専用のフラトハーネス1A,1B、1
Cが用いられている。よって、これら3本のフラットハ
ーネス1A、1B、1Cと共通コネクタ5との接続は、
各フラットハーネス1A、1B、1Cの導体端末に接続
した各端子Tを共通コネクタ5に夫々挿入接続させてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、一端が
共通コネクタ5に接続される場合であっても、負荷側ま
での寸法が相違する場合には、フラットハーネスを夫々
相違する寸法の専用品と別個に設ける必要がある。よっ
て、フラットハーネスの種類が非常に多くなり、生産性
が低くなると共に、コストアップの問題がある。
共通コネクタ5に接続される場合であっても、負荷側ま
での寸法が相違する場合には、フラットハーネスを夫々
相違する寸法の専用品と別個に設ける必要がある。よっ
て、フラットハーネスの種類が非常に多くなり、生産性
が低くなると共に、コストアップの問題がある。
【0005】本発明は上記した問題に鑑みてなされたも
ので、1つの共通コネクタに接続される寸法違いのフラ
ットハーネスを1本のフラットハーネスから構成できる
ようにすることを課題としている。
ので、1つの共通コネクタに接続される寸法違いのフラ
ットハーネスを1本のフラットハーネスから構成できる
ようにすることを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、第1に、導体を絶縁樹脂シートでラミネ
ートして帯状としているフラットハーネスであって、上
記複数本の同一長さのフラットハーネスは、その導体の
一端が一つの共通コネクタに接続されていると共に、他
端はそれぞれ個別コネクタに接続され、上記フラットハ
ーネスの長さは、上記共通コネクタと各個別コネクタと
の間の回路長さのうちで最長の回路長さに対応した長さ
に設定され、所要寸法が相違する他のフラットハーネス
は長さ方向の一部で折り曲げられて短寸化され、所要回
路寸法にされているフラットハーネスを提供している。
め、本発明は、第1に、導体を絶縁樹脂シートでラミネ
ートして帯状としているフラットハーネスであって、上
記複数本の同一長さのフラットハーネスは、その導体の
一端が一つの共通コネクタに接続されていると共に、他
端はそれぞれ個別コネクタに接続され、上記フラットハ
ーネスの長さは、上記共通コネクタと各個別コネクタと
の間の回路長さのうちで最長の回路長さに対応した長さ
に設定され、所要寸法が相違する他のフラットハーネス
は長さ方向の一部で折り曲げられて短寸化され、所要回
路寸法にされているフラットハーネスを提供している。
【0007】上記構成とすると、寸法違いのフラットハ
ーネスが必要であっても、最長寸法からなる共用フラッ
トハーネスを作成しておき、これら共用フラットハーネ
スを用い、折り曲げによる短寸化して所要寸法としてい
るため、寸法違いのフラットハーネスを設ける必要はな
くなる。この共用フラットハーネスは、1つの大型フラ
ットハーネスを作成し、切断により分離して形成しても
よい。
ーネスが必要であっても、最長寸法からなる共用フラッ
トハーネスを作成しておき、これら共用フラットハーネ
スを用い、折り曲げによる短寸化して所要寸法としてい
るため、寸法違いのフラットハーネスを設ける必要はな
くなる。この共用フラットハーネスは、1つの大型フラ
ットハーネスを作成し、切断により分離して形成しても
よい。
【0008】本発明は、第2に、導体を絶縁樹脂シート
でラミネートしているフラットハーネスであって、上記
フラットハーネスの一端側の導体は1つの共通コネクタ
に接続されると共に、他端側から上記共通コネクタ接続
側近傍まで絶縁シートに長さ方向に切り込みが入れられ
てフラットハーネスは分割され、分割されたフラットハ
ーネスの他端側の導体は個別コネクタに接続され、か
つ、上記フラットハーネスの長さは、共通コネクタと各
個別コネクタとの間の回路長さのうちで最長の回路長さ
に対応した長さに設定され、所要寸法が相違する他のフ
ラットハーネスは長さ方向の一部で折り曲げられて短寸
化され、所要回路寸法にされているフラットハーネスを
提供している。
でラミネートしているフラットハーネスであって、上記
フラットハーネスの一端側の導体は1つの共通コネクタ
に接続されると共に、他端側から上記共通コネクタ接続
側近傍まで絶縁シートに長さ方向に切り込みが入れられ
てフラットハーネスは分割され、分割されたフラットハ
ーネスの他端側の導体は個別コネクタに接続され、か
つ、上記フラットハーネスの長さは、共通コネクタと各
個別コネクタとの間の回路長さのうちで最長の回路長さ
に対応した長さに設定され、所要寸法が相違する他のフ
ラットハーネスは長さ方向の一部で折り曲げられて短寸
化され、所要回路寸法にされているフラットハーネスを
提供している。
【0009】上記構成とすると、フラットハーネスは1
本でよくなり、従来のように専用となる複数のフラット
ハーネスを設ける必要がなくなる。
本でよくなり、従来のように専用となる複数のフラット
ハーネスを設ける必要がなくなる。
【0010】上記寸法を短くするためにフラットハーネ
スを折り曲げる時、第1の90度曲げ後に折り返し、該
折り返し端近傍より第2の90度曲げをしており、この
折曲部分を挟んでフラットハーネスを同一方向に延在さ
せている。上記のように2度の90度曲げを連続的に行
うと、曲げ箇所を挟んでフラットハーネスの方向を連続
させることができる。
スを折り曲げる時、第1の90度曲げ後に折り返し、該
折り返し端近傍より第2の90度曲げをしており、この
折曲部分を挟んでフラットハーネスを同一方向に延在さ
せている。上記のように2度の90度曲げを連続的に行
うと、曲げ箇所を挟んでフラットハーネスの方向を連続
させることができる。
【0011】上記折曲部分で短寸化される寸法を一定寸
法とし、フラットハーネスの長さ方向に間隔をあけて、
上記折曲部分を複数箇所設けている。このように、折り
曲げにより短寸化する寸法を一定寸法としておくと、短
くする寸法に応じて何回折り曲げればよいかは簡単に判
断できる。逆に、折り曲げ箇所を数えることにより、フ
ラットハーネスの寸法を簡単に確認できる。
法とし、フラットハーネスの長さ方向に間隔をあけて、
上記折曲部分を複数箇所設けている。このように、折り
曲げにより短寸化する寸法を一定寸法としておくと、短
くする寸法に応じて何回折り曲げればよいかは簡単に判
断できる。逆に、折り曲げ箇所を数えることにより、フ
ラットハーネスの寸法を簡単に確認できる。
【0012】なお、上記折曲部分において、第1の90
度曲げの始端位置から折り返し端までの寸法を調整し
て、短寸化長さを調整してもよい。即ち、設定された折
り曲げ寸法だけでは、まだ、長く、さらに短くする必要
がある場合には、折り曲げ部分で簡単に寸法調整を図る
ことができる。
度曲げの始端位置から折り返し端までの寸法を調整し
て、短寸化長さを調整してもよい。即ち、設定された折
り曲げ寸法だけでは、まだ、長く、さらに短くする必要
がある場合には、折り曲げ部分で簡単に寸法調整を図る
ことができる。
【0013】上記フラットハーネスの長さ方向の端縁に
沿って折曲用の切欠を設けられていることが好ましい。
さらに、この切欠は一定間隔をあけて設けていることが
好ましい。上記のように、切欠をいれておくと、折り曲
げ時の抵抗がなく、スムーズに精度よく折り曲げ加工が
でき、ワイヤハーネスを所要寸法とすることが簡単にで
きる。
沿って折曲用の切欠を設けられていることが好ましい。
さらに、この切欠は一定間隔をあけて設けていることが
好ましい。上記のように、切欠をいれておくと、折り曲
げ時の抵抗がなく、スムーズに精度よく折り曲げ加工が
でき、ワイヤハーネスを所要寸法とすることが簡単にで
きる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。図1乃至図4は第1実施形態を示
す。この第1実施形態では、共通コネクタ5に、3本の
同一長さ(同一幅)のフラットハーネス10、11、1
2の一端を接続し、他端にそれぞれ個別コネクタ6A、
6B、6Cを接続している。
参照して説明する。図1乃至図4は第1実施形態を示
す。この第1実施形態では、共通コネクタ5に、3本の
同一長さ(同一幅)のフラットハーネス10、11、1
2の一端を接続し、他端にそれぞれ個別コネクタ6A、
6B、6Cを接続している。
【0015】フラットハーネス10〜12は、図2に示
すように、多数の導体を並列させた1枚の大きなフラッ
トハーネス20を切断して形成している。該フラットハ
ーネス20は、幅方向に間隔をあけて平行配線される導
電体(例えば、銅箔)からなる導体21を、絶縁樹脂シ
ート22、23でラミネートしたものである。上記分割
されたフラットハーネス10〜12の両端には、図4に
示すように、予め端子Tを接続している。この端子接続
は、フラットハーネスの長さ方向の両端で、上側の樹脂
シート22を剥離して導体21を露出させると共に導体
21の部分に穴をあけ、端子Tより突出したリブTaを
穴に挿入した後、半田25でリブTaと導体21とを接
続している。なお、接続方法は図4に限定されず、樹脂
シート22を剥離せずに導体21と端子Tを接続させて
もよい。
すように、多数の導体を並列させた1枚の大きなフラッ
トハーネス20を切断して形成している。該フラットハ
ーネス20は、幅方向に間隔をあけて平行配線される導
電体(例えば、銅箔)からなる導体21を、絶縁樹脂シ
ート22、23でラミネートしたものである。上記分割
されたフラットハーネス10〜12の両端には、図4に
示すように、予め端子Tを接続している。この端子接続
は、フラットハーネスの長さ方向の両端で、上側の樹脂
シート22を剥離して導体21を露出させると共に導体
21の部分に穴をあけ、端子Tより突出したリブTaを
穴に挿入した後、半田25でリブTaと導体21とを接
続している。なお、接続方法は図4に限定されず、樹脂
シート22を剥離せずに導体21と端子Tを接続させて
もよい。
【0016】上記フラットハーネス20の長さは、3本
のフラットハーネス10、11、12のうち、最も長い
寸法を必要とするフラットハーネス11の長さとしてお
り、他のフラットハーネス10、12は折り曲げ加工に
より所要寸法分短くしている。即ち、フラットハーネス
10は折り曲げ箇所Xを1カ所とし、フラットハーネス
12は折り曲げ箇所X’を2カ所として、それぞれ短く
する寸法を異ならせている。
のフラットハーネス10、11、12のうち、最も長い
寸法を必要とするフラットハーネス11の長さとしてお
り、他のフラットハーネス10、12は折り曲げ加工に
より所要寸法分短くしている。即ち、フラットハーネス
10は折り曲げ箇所Xを1カ所とし、フラットハーネス
12は折り曲げ箇所X’を2カ所として、それぞれ短く
する寸法を異ならせている。
【0017】上記フラットハーネス10、12の折り曲
げ箇所X、X’では夫々、図3(A)(B)(C)に示
すように折り曲げている。この折り曲げ加工はプレスで
行っている。上記折り曲げ加工の詳細を、フラットハー
ネス10で説明すると、即ち、まず、(A)に示すよう
に、第1の90度曲をして、曲げ部分10aを配索方向
Zと直交させる。ついで、(B)に示すように、曲げ部
分10aをフラットハーネスの端縁Lに沿って180度
で折り返す。最後に、(C)に示すように、折り返し部
分を、該折り返し端Pより第2の90度曲げを行う。こ
れにより、曲げ部分10aは折曲部分Xを挟んで同一方
向に延在させることができる。
げ箇所X、X’では夫々、図3(A)(B)(C)に示
すように折り曲げている。この折り曲げ加工はプレスで
行っている。上記折り曲げ加工の詳細を、フラットハー
ネス10で説明すると、即ち、まず、(A)に示すよう
に、第1の90度曲をして、曲げ部分10aを配索方向
Zと直交させる。ついで、(B)に示すように、曲げ部
分10aをフラットハーネスの端縁Lに沿って180度
で折り返す。最後に、(C)に示すように、折り返し部
分を、該折り返し端Pより第2の90度曲げを行う。こ
れにより、曲げ部分10aは折曲部分Xを挟んで同一方
向に延在させることができる。
【0018】上記した折り曲げ方をすることにより、折
曲部分Xでの短寸化される寸法を一定寸法とすることが
できる。よって、短くする寸法分を折り曲げで短くする
寸法で割って、その除数だけ折曲部分を設ければ、設定
寸法とすることができる。本実施形態では、1つの折曲
部分Xを有するフラットハーネス10に対して、2つの
折曲部分X’を有するフラットハーネス12は、フラッ
トハーネス10の短寸化された寸法の2倍の寸法が短寸
化される。
曲部分Xでの短寸化される寸法を一定寸法とすることが
できる。よって、短くする寸法分を折り曲げで短くする
寸法で割って、その除数だけ折曲部分を設ければ、設定
寸法とすることができる。本実施形態では、1つの折曲
部分Xを有するフラットハーネス10に対して、2つの
折曲部分X’を有するフラットハーネス12は、フラッ
トハーネス10の短寸化された寸法の2倍の寸法が短寸
化される。
【0019】上記方法によると、最も長い寸法のフラッ
トハーネスの寸法に合わせておくと、他のフラットハー
ネスを折り曲げるだけで所要寸法とすることができ、フ
ラットハーネスの最も長い寸法としておくことにより、
共用化が図れる。
トハーネスの寸法に合わせておくと、他のフラットハー
ネスを折り曲げるだけで所要寸法とすることができ、フ
ラットハーネスの最も長い寸法としておくことにより、
共用化が図れる。
【0020】なお、図5に示すように、折曲部分X
(X’)において、折り返し位置を調節することにより
折曲部分での短くする寸法を調節してもよい。即ち、前
記図3に示す折り曲げ方法では、折曲部分における短寸
化寸法は一定となる。よって、フラットハーネスの短く
する寸法が折曲部分における短寸化一定寸法の積に一致
しない場合には、上記調節を行って、所要の寸法となる
ようにしている。
(X’)において、折り返し位置を調節することにより
折曲部分での短くする寸法を調節してもよい。即ち、前
記図3に示す折り曲げ方法では、折曲部分における短寸
化寸法は一定となる。よって、フラットハーネスの短く
する寸法が折曲部分における短寸化一定寸法の積に一致
しない場合には、上記調節を行って、所要の寸法となる
ようにしている。
【0021】また、図6に示すように、フラットハーネ
ス10〜12には、その長さ方向の一方に、一定間隔を
あけてV形状の切欠26を設け、該切欠26より第1の
90度曲げを行い、切欠26の位置を折曲部分としても
よい。このように、切欠26を設けると、折り曲げ易く
なる。
ス10〜12には、その長さ方向の一方に、一定間隔を
あけてV形状の切欠26を設け、該切欠26より第1の
90度曲げを行い、切欠26の位置を折曲部分としても
よい。このように、切欠26を設けると、折り曲げ易く
なる。
【0022】図7、図8は第2実施形態を示す。第1実
施形態では、1枚の大きなフラットハーネス20を分割
して3つのフラットハーネス10、11、12としてい
たが、第2実施形態では、完全に分割してしまわず、共
通コネクタ5に接続させる近傍まで、他端側から切り込
み切り込み30、31をいれて、長尺な分離部分1
0’、11’、12’を形成している。上記切り込み3
0、31の切り込み端には円形凹部30a、31aを設
け切り込み端に応力が集中しないようにしている。
施形態では、1枚の大きなフラットハーネス20を分割
して3つのフラットハーネス10、11、12としてい
たが、第2実施形態では、完全に分割してしまわず、共
通コネクタ5に接続させる近傍まで、他端側から切り込
み切り込み30、31をいれて、長尺な分離部分1
0’、11’、12’を形成している。上記切り込み3
0、31の切り込み端には円形凹部30a、31aを設
け切り込み端に応力が集中しないようにしている。
【0023】このように、他端のコネクタ6A、6C、
6Bに接続される側では完全に分離しており、よって、
寸法の相違は、分離部分10’、12’において、第1
実施形態と同様に折曲部分X、X’を設けることによ
り、所要寸法とすることができる。
6Bに接続される側では完全に分離しており、よって、
寸法の相違は、分離部分10’、12’において、第1
実施形態と同様に折曲部分X、X’を設けることによ
り、所要寸法とすることができる。
【0024】まず、図8に示すように、分離する部分の
所要回路導体数が異なる場合は、切り込み30、31に
より分離する位置を変えることにより、簡単に対応する
ことができる。
所要回路導体数が異なる場合は、切り込み30、31に
より分離する位置を変えることにより、簡単に対応する
ことができる。
【0025】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
によれば、共通コネクタに接続される複数の寸法違いの
フラットハーネスを共通のフラットハーネスから形成す
ることができるため、フラットハーネスの共用化を図る
ことができる。よって、多数の寸法違いのフラットハー
ネスを作成する必要がなく、生産性を高められ、コスト
低下を図ることができる。
によれば、共通コネクタに接続される複数の寸法違いの
フラットハーネスを共通のフラットハーネスから形成す
ることができるため、フラットハーネスの共用化を図る
ことができる。よって、多数の寸法違いのフラットハー
ネスを作成する必要がなく、生産性を高められ、コスト
低下を図ることができる。
【図1】 第1実施形態の斜視図である。
【図2】 第1実施形態に用いるフラットハーネスを示
す図面である。
す図面である。
【図3】 (A)(B)(C)は折り曲げ工程を説明す
る図面である。
る図面である。
【図4】 フラットハーネスを示す図面である。
【図5】 変形例を示す図面である。
【図6】 他の変形例を示す図面である。
【図7】 第2実施形態を示す斜視図である。
【図8】 第2実施形態のフラットハーネスを示す図面
である。
である。
【図9】 (A)(B)は従来例を示す図面である。
5 共通コネクタ 6A、6B、6C 個別コネクタ 10、11、12 フラットハーネス X、X’折曲部分 26 切欠 30、31 切り込み
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02G 15/08 H02G 3/28 F
Claims (7)
- 【請求項1】 導体を絶縁樹脂シートでラミネートして
帯状としているフラットハーネスであって、 上記複数本の同一長さのフラットハーネスは、その導体
の一端が一つの共通コネクタに接続されていると共に、
他端はそれぞれ個別コネクタに接続され、 上記フラットハーネスの長さは、上記共通コネクタと各
個別コネクタとの間の回路長さのうちで最長の回路長さ
に対応した長さに設定され、所要寸法が相違する他のフ
ラットハーネスは長さ方向の一部で折り曲げられて短寸
化され、所要回路寸法にされているフラットハーネス。 - 【請求項2】 導体を絶縁樹脂シートでラミネートして
いるフラットハーネスであって、 上記フラットハーネスの一端側の導体は1つの共通コネ
クタに接続されると共に、他端側から上記共通コネクタ
接続側近傍まで絶縁シートに長さ方向に切り込みが入れ
られてフラットハーネスは分割され、分割されたフラッ
トハーネスの他端側の導体は個別コネクタに接続され、 かつ、上記フラットハーネスの長さは、共通コネクタと
各個別コネクタとの間の回路長さのうちで最長の回路長
さに対応した長さに設定され、所要寸法が相違する他の
フラットハーネスは長さ方向の一部で折り曲げられて短
寸化され、所要回路寸法にされているフラットハーネ
ス。 - 【請求項3】 上記折り曲げは、第1の90度曲げ後に
折り返し、該折り返し端より第2の90度曲げをしてい
る請求項1または請求項2に記載のフラットハーネス。 - 【請求項4】 上記第2の90度曲げによりフラットハ
ーネスを両端のコネクタ接続部の間で、略直線状に延在
させている請求項3に記載のフラットハーネス。 - 【請求項5】 上記折曲部分で短寸化される寸法を一定
寸法とし、フラットハーネスの長さ方向に間隔をあけ
て、上記折曲部分を複数箇所設けている請求項3または
請求項4に記載のフラットハーネス。 - 【請求項6】 上記折曲部分において、第1の90度曲
げの始端位置から折り返し端までの寸法を調整して、短
寸化長さを調整している請求項3または請求項4に記載
のフラットハーネス。 - 【請求項7】 上記フラットハーネスの長さ方向の端縁
に沿って折曲用の切欠が設けられている請求項1乃至請
求項6のいずれか1項に記載のフラットハーネス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000256181A JP2002078167A (ja) | 2000-08-25 | 2000-08-25 | フラットハーネス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000256181A JP2002078167A (ja) | 2000-08-25 | 2000-08-25 | フラットハーネス |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002078167A true JP2002078167A (ja) | 2002-03-15 |
Family
ID=18744830
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000256181A Withdrawn JP2002078167A (ja) | 2000-08-25 | 2000-08-25 | フラットハーネス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002078167A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010232599A (ja) * | 2009-03-30 | 2010-10-14 | Sanyo Electric Co Ltd | 電子機器 |
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