JP2002078090A - 超音波発信装置及びアレイ型超音波発信装置 - Google Patents

超音波発信装置及びアレイ型超音波発信装置

Info

Publication number
JP2002078090A
JP2002078090A JP2000258875A JP2000258875A JP2002078090A JP 2002078090 A JP2002078090 A JP 2002078090A JP 2000258875 A JP2000258875 A JP 2000258875A JP 2000258875 A JP2000258875 A JP 2000258875A JP 2002078090 A JP2002078090 A JP 2002078090A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acoustic matching
piezoelectric vibrator
matching layer
absorbing material
sound absorbing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000258875A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigemasa Oya
茂正 大矢
Toshihiko Miyashita
俊彦 宮下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ueda Japan Radio Co Ltd
Original Assignee
Ueda Japan Radio Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ueda Japan Radio Co Ltd filed Critical Ueda Japan Radio Co Ltd
Priority to JP2000258875A priority Critical patent/JP2002078090A/ja
Publication of JP2002078090A publication Critical patent/JP2002078090A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)
  • Transducers For Ultrasonic Waves (AREA)
  • Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 上下の表面に電極5を備えた圧電振動子3、
圧電振動子の一方の電極表面に貼り付けられている吸音
材2、及び圧電振動子の他方の電極表面に貼り付けられ
ている音響整合層6からなる超音波発信装置であって、
音響整合層と圧電振動子とが剥がれにくい超音波発信装
置を提供すること。 【解決手段】 音響整合層6の圧電振動子3が貼り付け
られる側の表面に、圧電振動子における幅方向に沿って
並ぶ複数個の凹溝部9aが形成されていて、圧電振動子
と音響整合層とを貼り付けている接着剤11aが、該音
響整合層の凹溝部にも充填されていることを特徴とする
超音波発信装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医療用超音波診断
装置などの超音波を利用する各種装置に使用される超音
波発信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】医療用超音波診断装置などの超音波を利
用する各種装置には、複数個の幅の狭い長尺状の超音波
発信装置を幅方向に並列配置してなるアレイ型超音波発
信装置が広く利用されている。本明細書の添付図面の図
5は、従来の代表的なアレイ型超音波発信装置の一例の
斜視図である。アレイ型超音波発信装置を構成する各々
の超音波発生装置01は、板状圧電セラミックス04の
上下の表面に電極05を備えた圧電振動子03、被検体
(例:人体)に直接あるいは音響レンズ(図示せず)を
介して接触し、圧電振動子にて発生した超音波を被検体
に効率よく伝搬させる音響整合層06、そして、圧電振
動子の背面(音響整合層側の反対側の面)から発生する
不要な超音波を吸収し、分解能を向上させる吸音材(バ
ッキング材ともいう)02からなる。
【0003】このような構成の超音波発生装置では、通
常、音響整合層06及び吸音材02は圧電振動子03
に、エポキシ系樹脂接着剤などの接着剤011a、01
1bにより貼り付けられている。
【0004】音響整合層及び吸音材を圧電振動子に貼り
付けている接着剤の厚さを厚くしすぎると、圧電振動子
にて発生した超音波の音響整合層及び吸音材への超音波
伝播効率が低下する。この理由から、通常、接着剤01
1a、011bの厚さは0.005mm以下に調整され
ている。
【0005】通常のアレイ型超音波発信装置を構成する
各々の超音波発信装置は、幅方向で0.1〜0.3mm
の長さ、長さ方向で5〜20mmの長さであり、音響整
合層及び吸音材と圧電振動子との接着面積は極めて小さ
い。従って、接着剤の厚さが0.005mm以下では、
接着剤そのものの接着強度を充分に発揮できず、該装置
が超音波を送受信している際に、音響整合層や吸音材が
圧電振動子から剥がれてしまうことがあるという問題が
ある。特に、音響整合層には吸音材と比較して硬度の高
い材料(例:溶融石英ガラス)が用いられているため、
音響整合層は吸音材よりも圧電振動子から剥がれやすい
傾向にある。
【0006】また、アレイ型超音波発信装置は、広幅の
圧電振動子に音響整合層及び吸音材を貼り合わせた積層
体を製造し、次いで、音響整合層と圧電振動子とに一定
の間隔(通常は、0.1〜0.3mm)で切り込みを入
れて製造するのが一般的である。こうして製造されるア
レイ型超音波発信装置では、音響整合層と圧電振動子と
に切り込みを入れる際に、音響整合層が圧電振動子から
剥がれやすいという問題もある。
【0007】圧電振動子と音響整合層との接合強度を高
くするひとつの方法としては、接着強度の高い接着剤を
選択して使用することが考えられるが、接着剤そのもの
の接着強度の向上には限界があり、実用上の問題がない
程度にまで圧電振動子と音響整合層との接合強度を高く
することは難しい。
【0008】また、圧電振動子と音響整合層との接合強
度を高くする別の方法としては、音響整合層の接着面に
プラズマ処理を行う方法も考えられるが、この方法の実
施には、大がかりな装置が必要となるため、工業的に実
用的な方法ということはできない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、音響
整合層と圧電振動子とが剥がれにくい超音波発信装置及
びアレイ型超音波発信装置を提供することにある。ま
た、本発明の目的は、その製造の際に音響整合層と圧電
振動子との間で剥がれが発生しにくいアレイ型超音波発
信装置の製造方法を提供することにもある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者は、音響整合層
の圧電振動子が貼り付けられる側の表面に凹溝部を形成
しその凹溝部にも接着剤を充填することにより、接着剤
の厚さが部分的に厚くなり、圧電振動子にて発生した超
音波の波伝搬効率を損なうことなく、実用上の不都合が
ない程度にまで圧電振動子と音響整合層との接合強度を
高くすることができることを見出した。
【0011】本発明は、上下の表面に電極を備えた、幅
方向の長さに対して長さ方向の長さが20〜100倍の
長さの圧電振動子、該圧電振動子の一方の電極表面に接
着剤より貼り付けられている吸音材、及び該圧電振動子
の他方の電極表面に接着剤より貼り付けられている音響
整合層からなる超音波発信装置であって、該音響整合層
の圧電振動子が貼り付けられる側の表面に、圧電振動子
における幅方向に沿って並ぶ複数個の凹溝部が形成され
ていて、該圧電振動子と該音響整合層とを貼り付けてい
る接着剤が該音響整合層の凹溝部にも充填されているこ
とを特徴とする超音波発信装置にある。また、本発明
は、上記の超音波発信装置が、吸音材を連続層として、
圧電振動子における幅方向に沿って並列配置されてなる
ことを特徴とするアレイ型超音波発信装置にもある。
【0012】本発明の超音波発信装置及びアレイ型超音
波発信装置において、音響整合層の複数個の凹溝部は、
圧電振動子における長さ方向の中心位置を軸として左右
対称に形成されていることが好ましい。また、音響整合
層の凹溝部の深さは、音響整合層の厚さの5〜20%の
範囲内にあることが好ましく、例えば、音響整合層の厚
さが0.1〜0.3mmの範囲内にあれば、凹溝部の深
さは0.01〜0.03mmの範囲内にあることが好ま
しい。
【0013】本発明の超音波発信装置及びアレイ型超音
波発信装置においては、音響整合層の上にさらに別に用
意した第二音響整合部材が付設されていることが好まし
い。アレイ型超音波発信装置では、さらに、第二音響整
合部材の音響整合層側とは反対側の表面に音響レンズが
付設されていることが好ましい。
【0014】さらに、本発明の超音波発信装置及びアレ
イ型超音波発信装置においては、吸音材の圧電振動子が
貼り付けられる側の表面にも、圧電振動子における幅方
向に沿って並ぶ複数個の凹溝部が形成されていて、該圧
電振動子と該吸音材とを貼り付けている接着剤が、該吸
音材の凹溝部にも充填されていることが好ましい。
【0015】また、本発明は、下記の(1)〜(4)の
工程からなるアレイ型超音波発信装置の製造にもある。 (1)上下の表面に電極を備えた圧電振動子、一方の表
面に凹溝部が複数個形成されている音響整合層形成用部
材、及び吸音材を用意する工程; (2)音響整合層形成用部材の凹溝部が形成されている
表面に接着剤を塗布し、同時に凹溝部に接着剤を充填
し、次いで、圧電振動子の一方の電極表面に該音響整合
層形成用部材の凹溝部が形成されている表面を貼り付け
る工程; (3)上記の工程の前もしくは後に、圧電振動子の他方
の電極表面に吸音材を接着剤にて貼り付ける工程; (4)次いで、上記の工程により得られた吸音材、圧電
振動子、及び音響整合層形成用部材がこの順で積層され
た積層体を、音響整合層形成用部材に形成されている凹
溝部に対して垂直となる方向に、音響整合層側から圧電
振動子を超えて、吸音材の一部にまで先端が届くように
切り込みを入れる工程。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら本
発明の超音波発信装置について説明する。図1は、本発
明に従う超音波発信装置の一例の斜視図である。図1に
は、吸音材2から順に、板状圧電セラミックス4の上下
の表面に電極5を備えた圧電振動子3、そして音響整合
層6からなる超音波発信装置1が示されている。
【0017】本発明の超音波発信装置は、音響整合層6
の圧電振動子側の表面に、圧電振動子における幅方向に
沿って並ぶ複数個の凹溝部9aが形成されており、圧電
振動子3と音響整合層6とを貼り付けている接着剤11
aが凹溝部にも充填されている点に特徴がある。
【0018】音響整合層6の凹溝部9aの深さは、音響
整合層の厚さの5〜20%の範囲内にあることが好まし
い。例えば、音響整合層の厚さが0.1〜0.3mmの
範囲内にあれば、音響整合層の凹溝部の深さは0.01
〜0.03mmの範囲内にあることが好ましく、通常は
0.015〜0.025mmの範囲内である。
【0019】音響整合層の凹溝部と凹溝部と間の部分
(以下、平坦部という)10aに塗布されている接着剤
11aの厚さは、0.001〜0.005mmの範囲内
にあることが好ましい。本発明の超音波発信装置では、
圧電振動子3から発生した超音波は、主として音響整合
層6の平坦部10aを伝播して外部に発信されるので、
平坦部に塗布されている接着剤の厚さを厚くしすぎる
と、音響整合層への超音波の伝播効率が低下して実用上
の不都合が生じる。
【0020】凹溝部9aと平坦部10aとの割合は、
1:2〜2:1の範囲内にあることが好ましい。凹溝部
の割合が多くなりすぎると超音波の伝播効率が低下し、
平坦部の割合が多くなりすぎると接合強度が弱くなる。
【0021】凹溝部9aの幅は凹溝部の深さの100〜
200倍であることが好ましい。具体的には凹溝部9a
の幅は1〜3mmの範囲内にあることが好ましく、通常
は1.5〜2.5mmの範囲内である。なお、図1に示
した超音波発信装置では、音響整合層の凹溝部9aは全
て同一の幅で形成されているが、圧電振動子における長
さ方向の中心位置を軸として左右対称であれば、必ずし
も凹溝部の幅を全て同一とする必要はない。例えば、凹
溝部の幅を圧電振動子における長さ方向の中心位置から
端部に向かって、順次、広くしてもよい。
【0022】凹溝部9aの間隔は、1〜3mmの範囲内
にあることが好ましく、通常は1.5〜2.5mmの範
囲内である。なお、図1に示した超音波発信装置では、
音響整合層の凹溝部9aが等間隔で形成されているが、
凹溝部の間隔が圧電振動子における長さ方向の中心位置
を軸として左右対称であれば、凹溝部の間隔を等しくす
る必要はない。例えば、凹溝部の間隔を圧電振動子にお
ける長さ方向の中心位置から端部に向かって、順次、狭
くしてもよい。
【0023】図1に示した例では、吸音材2の圧電振動
子側の表面にも、圧電振動子における幅方向に沿って並
ぶ複数個の凹溝部9bが形成されており、圧電振動子3
と吸音材2とを貼り付けている接着剤11bが凹溝部に
も充填されている。こうすることにより、吸音材2と圧
電振動子3との接合強度を高くすることができる。吸音
材の凹溝部9bの深さは、0.01〜0.03mmの範
囲内にあることが好ましく、通常は0.015〜0.0
25mmの範囲内である。なお、吸音材の凹溝部9bと
平坦部10bとの割合や凹溝部の幅及びその間隔は、前
記の音響整合層の凹溝部の場合と同様である。
【0024】図2は、本発明に従うアレイ型超音波発信
装置の一例の斜視図である。図2には、図1に示すよう
な超音波発信装置1が、吸音材2を連続層として、圧電
振動子3における幅方向に並列配置されてなるアレイ型
超音波発信装置が示されている。図2に示したアレイ型
超音波発信装置では、音響整合層6の圧電振動子側とは
反対側の表面に、各々の超音波発信装置1に接合する第
二音響整合部材7が付設されており、さらに、第二音響
整合部材の音響整合層側とは反対側の表面に、音響レン
ズ8が付設されている。第二音響整合部材7は、各々の
超音波発信装置1と同じ幅で切断されていてもよい。
【0025】本発明において圧電振動子は、幅方向の長
さに対して長さ方向の長さが20〜100倍の長さであ
り、通常は、幅方向の長さは0.1〜0.3mmの範囲
内であり、長さ方向の長さは5〜20mmの範囲内であ
る。圧電振動子の厚さは、その圧電振動子から発生させ
ようとする超音波の周波数により適宜調整されるが、通
常は、0.25〜1.0mmの範囲内である。
【0026】本発明の超音波発信装置において、吸音
材、圧電振動子、音響整合層、第二音響整合部材、及び
音響レンズは、公知の材料から製造することができる。
【0027】圧電振動子は、例えば、チタン酸ジルコン
酸鉛(PZT)粉末などの圧電セラミックを板状に形成
し、焼結して得た板状圧電セラミックスの上下の面に金
属電極(通常は銀電極)を成形し、次いで上下の両電極
間に電界を印加して製造することができる。
【0028】吸音材は、例えば、公知の防振ゴムから製
造することができる。第一音響整合層は、例えば、溶融
石英ガラスから製造することができる。第二音響整合部
材は、例えば、エポキシ樹脂から製造することができ
る。音響レンズは、例えば、シリコーンゴムから製造す
ることができる。また、接着剤にはエポキシ樹脂系接着
剤などの公知の接着剤を用いることができる。
【0029】次に、本発明のアレイ型超音波発信装置の
製造方法について説明する。本発明のアレイ型超音波発
信装置の製造方法は、吸音材、広幅の圧電振動子、及び
音響整合層形成用部材がこの順で積層された積層体を得
る工程と、得られた積層体を音響整合層形成用部材に形
成されている凹溝部に対して垂直となる方向に、音響整
合層側から圧電振動子を超えて吸音材の一部にまで先端
が届くように切り込みを入れる工程とからなる。
【0030】図3は、吸音材2、広幅の圧電振動子3
a、及び一方の表面に凹溝部9aが形成されている音響
整合層形成用部材6aがこの順で積層された積層体の一
例を示す図である。図3に示した例では、吸音材2にも
凹溝部9bが形成されている。
【0031】図4は、図3に示した積層体に、音響整合
層形成用部材に形成されている凹溝部9aに対して垂直
となる方向に、音響整合層形成用部材側から広幅の圧電
振動子3aを超えて、吸音材2の一部にまで先端が届く
ように切り込み12を入れた状態を示す図である。本発
明の製造方法においては、切れ込みを入れる前に、あら
かじめ音響整合層形成用部材の圧電振動子側とは反対側
の表面に第二音響整合部材を貼り付けて、第二音響整合
部材にも切れ込みを入れても良い。
【0032】
【実施例】[実施例1]それぞれ幅30mm、長さ12
mmの音響整合層形成用部材、圧電振動子、及び吸音材
を用意し、音響整合層形成用部材(厚さ0.15mm:
溶融石英ガラス製)の一方の表面に、深さ0.02m
m、幅2.5mmの凹溝部を幅方向に沿って2.5mm
の間隔で形成した。音響整合層形成用部材の凹溝部が形
成されている表面に、接着剤(エポキシ樹脂系接着剤:
ハイソールEA9330.4、ハイソール・ジャパン
(株)製)を塗布し、接着剤を凹溝部に充填した。な
お、凹溝部が形成されている表面の平坦部に塗布された
接着剤の厚さは0.005mmとした。次いで、圧電振
動子の一方の電極表面に、接着剤を塗布した音響整合形
成用部材の凹溝部が形成されている表面を貼り付けた。
続いて、圧電振動子の他方の電極表面に接着剤により吸
音材を貼り付けた。上記のようにして得た積層体の音響
整合層形成用部材と圧電振動子とに幅0.05mmの切
り込みを0.25mmの間隔で入れて、アレイ型超音波
発信装置を製造した。
【0033】上記のようにして製造したアレイ型超音波
発信装置では、音響整合層形成用部材に凹溝部が形成さ
れていない従来のアレイ型超音波発信装置と比較して、
音響整合層の剥がれの発生率が20〜30%減少した。
【0034】
【発明の効果】本発明の超音波発信装置及びアレイ型超
音波発信装置は、音響整合層が剥がれにくいので、長期
間にわたって安定に使用することができる。特に、本発
明の超音波発信装置及びアレイ型超音波発信装置は、製
造の際にも音響整合層が剥がれにくいので、工業的に有
利に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従う超音波発信装置の一例の斜視図で
ある。
【図2】本発明に従うアレイ型超音波発信装置の一例の
斜視図である。
【図3】吸音材、広幅の圧電振動子、及び一方の表面に
凹溝部が形成されている音響整合層形成用部材がこの順
で積層された積層体の一例を示す斜視図である。
【図4】図3に示した積層体に切り込みを入れた状態を
示す斜視図である。
【図5】従来の代表的なアレイ型超音波発信装置の一例
の斜視図である。
【符号の説明】
1 超音波発信装置 2 吸音材 3 圧電振動子 3a 広幅の圧電振動子 4 板状圧電セラミックス 5 電極 6 音響整合層 6a 音響整合層形成用部材 7 第二音響整合部材 8 音響レンズ 9a、9b 凹溝部 10a、10b 平坦部 11a、11b 接着剤 12 切り込み
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C301 EE12 GB04 GB14 GB20 GB22 GB24 GB28 GB33 5D019 AA16 AA18 AA26 BB02 BB12 BB18 BB25 FF04 GG01 GG06 GG12 HH03 5J083 AA02 AB17 AC23 AC40 AD13 CA14 CA21 CB03 CB15 CB30

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下の表面に電極を備えた、幅方向の長
    さに対して長さ方向の長さが20〜100倍の長さの圧
    電振動子、該圧電振動子の一方の電極表面に接着剤より
    貼り付けられている吸音材、及び該圧電振動子の他方の
    電極表面に接着剤より貼り付けられている音響整合層か
    らなる超音波発信装置であって、該音響整合層の圧電振
    動子が貼り付けられる側の表面に、圧電振動子における
    幅方向に沿って並ぶ複数個の凹溝部が形成されていて、
    該圧電振動子と該音響整合層とを貼り付けている接着剤
    が該音響整合層の凹溝部にも充填されていることを特徴
    とする超音波発信装置。
  2. 【請求項2】 音響整合層の複数個の凹溝部が、圧電振
    動子における長さ方向の中心位置を軸として左右対称に
    形成されていることを特徴とする請求項1に記載の超音
    波発信装置。
  3. 【請求項3】 音響整合層の凹溝部の深さが、該音響整
    合層の厚さの5〜20%の範囲内にあることを特徴とす
    る請求項1に記載の超音波発信装置。
  4. 【請求項4】 音響整合層の厚さが0.1〜0.3mm
    の範囲内にあり、凹溝部の深さが0.01〜0.03m
    mの範囲内にあることを特徴とする請求項1もしくは3
    に記載の超音波発信装置。
  5. 【請求項5】 音響整合層の圧電振動子側とは反対側の
    表面に、第二音響整合部材が付設されていることを特徴
    とする請求項1に記載のアレイ型超音波発信装置。
  6. 【請求項6】 吸音材の圧電振動子が貼り付けられる側
    の表面にも、圧電振動子の幅方向に沿って並ぶ複数個の
    凹溝部が形成されていて、該圧電振動子と該吸音材とを
    貼り付けている接着剤が該吸音材の凹溝部にも充填され
    ていることを特徴とする請求項1に記載の超音波発信装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載の超音波発信装置が、吸音
    材を連続層として、圧電振動子における幅方向に沿って
    並列配置されてなることを特徴とするアレイ型超音波発
    信装置。
  8. 【請求項8】 音響整合層の圧電振動子側とは反対側の
    表面に、第二音響整合部材が付設されていることを特徴
    とする請求項7に記載のアレイ型超音波発信装置。
  9. 【請求項9】 第二音響整合部材の音響整合層側とは反
    対側の表面に、音響レンズが付設されていることを特徴
    とする請求項8に記載のアレイ型超音波発信装置。
  10. 【請求項10】 下記の(1)〜(4)の工程からなる
    アレイ型圧電振動子の製造方法; (1)上下の表面に電極を備えた圧電振動子、一方の表
    面に凹溝部が複数個形成されている音響整合層形成用部
    材、及び吸音材を用意する工程; (2)音響整合層形成用部材の凹溝部が形成されている
    表面に接着剤を塗布し、同時に凹溝部に接着剤を充填
    し、次いで、圧電振動子の一方の電極表面に該音響整合
    層形成用部材の凹溝部が形成されている表面を貼り付け
    る工程; (3)上記の工程の前もしくは後に、圧電振動子の他方
    の電極表面に吸音材を接着剤にて貼り付ける工程; (4)次いで、上記の工程により得られた吸音材、圧電
    振動子、及び音響整合層形成用部材がこの順で積層され
    た積層体を、音響整合層形成用部材に形成されている凹
    溝部に対して垂直となる方向に、音響整合層側から圧電
    振動子を超えて、吸音材の一部にまで先端が届くように
    切り込みを入れる工程。
JP2000258875A 2000-08-29 2000-08-29 超音波発信装置及びアレイ型超音波発信装置 Pending JP2002078090A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000258875A JP2002078090A (ja) 2000-08-29 2000-08-29 超音波発信装置及びアレイ型超音波発信装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000258875A JP2002078090A (ja) 2000-08-29 2000-08-29 超音波発信装置及びアレイ型超音波発信装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002078090A true JP2002078090A (ja) 2002-03-15

Family

ID=18747118

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000258875A Pending JP2002078090A (ja) 2000-08-29 2000-08-29 超音波発信装置及びアレイ型超音波発信装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002078090A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009038675A (ja) * 2007-08-02 2009-02-19 Toshiba Corp 超音波トランスデューサおよび超音波トランスデューサを備えた超音波プローブ
CN102438198A (zh) * 2010-09-08 2012-05-02 株式会社村田制作所 超声波传感器
JP2016025612A (ja) * 2014-07-24 2016-02-08 コニカミノルタ株式会社 超音波振動子、超音波探触子および超音波撮像装置
JP2016025611A (ja) * 2014-07-24 2016-02-08 コニカミノルタ株式会社 超音波振動子、超音波探触子および超音波撮像装置
CN108903968A (zh) * 2018-05-03 2018-11-30 中国科学院苏州生物医学工程技术研究所 超声换能器、超声成像系统及超声换能器的制造方法

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009038675A (ja) * 2007-08-02 2009-02-19 Toshiba Corp 超音波トランスデューサおよび超音波トランスデューサを備えた超音波プローブ
CN102438198A (zh) * 2010-09-08 2012-05-02 株式会社村田制作所 超声波传感器
US8779649B2 (en) 2010-09-08 2014-07-15 Murata Manufacturing Co., Ltd. Ultrasonic transducer
JP2016025612A (ja) * 2014-07-24 2016-02-08 コニカミノルタ株式会社 超音波振動子、超音波探触子および超音波撮像装置
JP2016025611A (ja) * 2014-07-24 2016-02-08 コニカミノルタ株式会社 超音波振動子、超音波探触子および超音波撮像装置
CN108903968A (zh) * 2018-05-03 2018-11-30 中国科学院苏州生物医学工程技术研究所 超声换能器、超声成像系统及超声换能器的制造方法
CN108903968B (zh) * 2018-05-03 2024-04-23 中国科学院苏州生物医学工程技术研究所 超声换能器、超声成像系统及超声换能器的制造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9812634B2 (en) Method of making thick film transducer arrays
JP4660087B2 (ja) 超微細加工超音波トランスデューサ装置用バッキング材
EP1414738B1 (en) Micro-machined ultrasonic transducer (mut) substrate that limits the lateral propagation of acoustic energy
US20110025172A1 (en) Ultrasound Imaging Transducer Acoustic Stack with Integral Electrical Connections
JPH07298398A (ja) 音響変換器およびその製造方法
JP2002084597A (ja) 超音波変換器アレーとその製造方法
KR20070056987A (ko) 초음파 프로브와 그 제조 방법
JP2009082612A (ja) 超音波探触子及び圧電振動子
JP2002078090A (ja) 超音波発信装置及びアレイ型超音波発信装置
US7022081B2 (en) Heat sealable transducer shield and method of application
JP4134911B2 (ja) 超音波送受波器、及びその製造方法
JP2000253496A (ja) アレイ型超音波トランスデューサおよびその製造方法
KR20160038390A (ko) 초음파 트랜스듀서 및 그 제조 방법
JP2002232995A (ja) 超音波探触子及びその製造方法
JP3327497B2 (ja) 超音波探触子
JPH07194517A (ja) 超音波探触子
JP2002305793A (ja) アレイ型超音波発信装置
JP2004208130A (ja) 圧電トランスデューサ
JP2003092796A (ja) 湾曲面を有する超音波振動子
JP4610790B2 (ja) 圧電トランスデューサの製造方法
JPH10314672A (ja) プレート型超音波振動子
JPH01236900A (ja) アレイ型超音波探触子
JP2004343658A (ja) 超音波送受波器とその製造方法及びそれを用いた超音波流量計
JPS5957595A (ja) 超音波素子
JPH11113908A (ja) 超音波探触子

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040526

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040608

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20041116