JP2000253496A - アレイ型超音波トランスデューサおよびその製造方法 - Google Patents

アレイ型超音波トランスデューサおよびその製造方法

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JP2000253496A
JP2000253496A JP11055740A JP5574099A JP2000253496A JP 2000253496 A JP2000253496 A JP 2000253496A JP 11055740 A JP11055740 A JP 11055740A JP 5574099 A JP5574099 A JP 5574099A JP 2000253496 A JP2000253496 A JP 2000253496A
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ultrasonic transducer
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groove
array type
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Motoharu Honda
基春 本多
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GE Yokogawa Medical System Ltd
Yokogawa Medical Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アレイ型超音波トランスデューサの音響特性
を悪化させることなく機械的強度を向上させる。 【解決手段】 多数の振動素子4が溝10を挟んで配列
されているアレイ型超音波トランスデューサ100であ
って、前記溝10の中央の1箇所のみに接着剤5が注入
されている。 【効果】 溝全体に接着剤が充填されるのではなく、溝
の中央の1箇所のみに接着剤が注入されているため、振
動素子4間の音響的分離度が上がり、接着剤に起因する
音響特性の悪化が抑制される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アレイ型超音波ト
ランスデューサの製造方法およびアレイ型超音波トラン
スデューサに関し、さらに詳しくは、アレイ型超音波ト
ランスデューサの圧電素子の音響特性を悪化させること
なく当該アレイ型超音波トランスデューサの機械的な強
度を向上できるアレイ型超音波トランスデューサの製造
方法およびアレイ型超音波トランスデューサに関する。
【0002】
【従来の技術】図10は、従来のアレイ型超音波トラン
スデューサの一例の斜視図である。このアレイ型超音波
トランスデューサ500は、例えば天然ゴムのバッキン
グ材1と、そのバッキング材1上に溝10を挟んで多数
配列された振動素子4とを具備している。前記振動素子
4は、例えばPZTセラミックスの圧電素子2と、例え
ばガラスの第1音響整合層3aと、例えばポリアリレー
トの第2音響整合層3bとを積層して構成されている。
また、前記溝10には、例えばエポキシ樹脂の接着剤5
5が充填されている。なお、前記振動素子4の上に音響
レンズを積層するが、ここでは省略する。
【0003】図11は、上記アレイ型トランスデューサ
500の製造方法を示す説明図である。まず、図11の
(a)に示すように、バッキング材1と、圧電材料板2
sと、第1整合材料板3asと、第2整合材料板3bs
とを積層接着する。次に、図11の(b)に示すよう
に、第2整合材料板3bs側(バッキング材1に対して
圧電材料板2s側から所定ピッチ毎にダイシングで切り
込んで溝10を入れて、振動素子4を形成する。次に、
図11の(c)に示すように、前記溝10に接着剤55
を充填する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のアレイ型超
音波トランスデューサ500では、機械的強度を高める
ため、比較的硬度の高い接着剤55を前記溝10に充填
している。しかし、隣接する振動素子4が比較的硬度の
高い接着剤55で結合される結果、圧電素子4間の音響
的分離度が悪化し、周波数帯域の減少、リングダウンの
悪化、ビームパタンの悪化などの悪影響が現れる問題点
がある。上記悪影響を軽減するため、比較的弾性のある
(剛性の低い)接着剤を使用し、音響的分離度を上げる
ことが考えられるが、その場合、機械的強度が低くなる
問題点がある。また、接着剤に中空微粒子を混ぜて実質
的な密度を低下させ、音響的分離度を上げることが考え
られるが、その場合、中空微粒子を接着剤に均一に混ぜ
て溝10に均一に充填することが難しく、振動素子の音
響特性が不均一になりやすい問題点がある。そこで、本
発明の目的は、アレイ型超音波トランスデューサの圧電
素子の音響特性を悪化させることなく当該アレイ型超音
波トランスデューサの機械的な強度を向上できるアレイ
型超音波トランスデューサの製造方法およびアレイ型超
音波トランスデューサを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の観点では、本発明
は、多数の振動素子が溝を挟んで配列されているアレイ
型超音波トランスデューサであって、前記溝の中央の1
箇所のみに接着剤が注入されているか若しくは前記溝の
中央を含む複数箇所に間隔を空けて接着剤が注入されて
いることを特徴とするアレイ型超音波トランスデューサ
を提供する。上記第1の観点によるアレイ型超音波トラ
ンスデューサでは、溝全体に接着剤が充填されるのでは
なく、溝の中央の1箇所のみ若しくは溝の中央を含む複
数箇所に間隔を空けて接着剤が注入されている。このた
め、振動素子間の結合が比較的弱くなり、音響的分離度
が上がり、接着剤に起因する音響特性の悪化が抑制され
る。一方、機械的強度の低下は無視できる。すなわち、
診断時に被検体に超音波探触子を当てたときに音響レン
ズを介して外力が振動素子に加わるが、音響レンズの形
状のため、外力は振動素子の端部より中央に集中する。
さらに、圧電素子の端部は信号取り出し部もしくは接着
による補強がなされているため、振動素子の端部は中央
よりも機械的強度が高い。従って、溝の中央の1箇所の
みに接着剤が注入されているだけでも、十分な機械的強
度が得られる。なお、溝の中央を含む複数箇所に間隔を
空けて接着剤が注入されている場合は、溝の中央の1箇
所のみに接着剤が注入されている場合と従来の中間的な
特性が得られる。
【0006】第2の観点では、本発明は、上記第1の観
点のアレイ型超音波トランスデューサにおいて、前記接
着剤よりも比較的弾性のある弾性接着剤が、前記接着剤
が注入されていない空間に充填されていることを特徴と
するアレイ型超音波トランスデューサを提供する。上記
第2の観点によるアレイ型超音波トランスデューサで
は、溝の中央の1箇所のみ若しくは溝の中央を含む複数
箇所に間隔を空けて硬度の高い接着剤が注入され、硬度
の高い接着剤が注入されていない空間には比較的弾性の
ある弾性接着剤が充填されている。このため、溝全体に
硬度の高い接着剤が充填される場合に較べて振動素子間
の結合が比較的弱くなり、音響的分離度が上がり、接着
剤に起因する音響特性の悪化が抑制される。一方、機械
的強度の低下は無視できる。すなわち、診断時に被検体
に超音波探触子を当てたときに音響レンズを介して外力
が振動素子に加わるが、音響レンズの形状のため、外力
は振動素子の端部より中央に集中する。さらに、圧電素
子の端部は信号取り出し部もしくは接着による補強がな
されているため、振動素子の端部は中央よりも機械的強
度が高い。従って、中央の1箇所のみに硬度の高い接着
剤が注入され且つ空間に弾性接着剤が充填されているだ
けでも、十分な機械的強度が得られる。なお、溝の中央
を含む複数箇所に間隔を空けて接着剤が注入され且つ空
間に弾性接着剤が充填されている場合は、溝の中央の1
箇所のみに接着剤が注入され且つ空間に弾性接着剤が充
填されている場合と従来の中間的な特性が得られる。
【0007】第3の観点では、本発明は、上記第1の観
点のアレイ型超音波トランスデューサの製造方法であっ
て、圧電材料板とバッキング材とを積層し、圧電材料板
側から切り込みを所定ピッチ毎に入れて多数の振動素子
を形成し、前記切り込みの中央の1箇所のみに接着剤を
注入するか若しくは前記溝の中央を含む複数箇所に間隔
を空けて接着剤を注入することを特徴とするアレイ型超
音波トランスデューサの製造方法を提供する。なお、好
ましくは、前記切り込みの中央を除いてマスキングテー
プを貼り、中央の1箇所のみに接着剤を注入する。若し
くは、前記溝の中央を含む複数箇所を除いてマスキング
テープを貼り、それら複数箇所に接着剤を注入する。ま
た、前記切り込みの中央に隙間が空くようにマスキング
ブロックを嵌め、中央の隙間の1箇所のみに接着剤を注
入する。若しくは、前記溝の中央を含む複数箇所に隙間
が空くようにマスキングブロックを嵌め、それら複数箇
所に接着剤を注入する。上記第3の観点によるアレイ型
超音波トランスデューサの製造方法では、上記第1の観
点によるアレイ型超音波トランスデューサを好適に製造
できる。
【0008】第4の観点では、本発明は、上記第2の観
点のアレイ型超音波トランスデューサの製造方法であっ
て、圧電材料板とバッキング材とを積層し、圧電材料板
側から切り込みを所定ピッチ毎に入れて多数の振動素子
を形成し、前記切り込みの中央の1箇所のみに接着剤を
注入するか若しくは前記溝の中央を含む複数箇所に間隔
を空けて接着剤を注入し、前記接着剤よりも比較的弾性
のある弾性接着剤を、前記接着剤を注入していない空間
に充填することを特徴とするアレイ型超音波トランスデ
ューサの製造方法を提供する。なお、好ましくは、前記
切り込みの中央を除いてマスキングテープを貼り、中央
の1箇所のみに接着剤を注入する。若しくは、前記溝の
中央を含む複数箇所を除いてマスキングテープを貼り、
それら複数箇所に接着剤を注入する。また、前記切り込
みの中央に隙間が空くようにマスキングブロックを嵌
め、中央の隙間の1箇所のみに接着剤を注入する。若し
くは、前記溝の中央を含む複数箇所に隙間が空くように
マスキングブロックを嵌め、それら複数箇所に接着剤を
注入する。そして、注入した接着剤が硬化後、接着剤を
注入していない空間に接着剤よりも比較的弾性のある弾
性接着剤を充填する。上記第4の観点によるアレイ型超
音波トランスデューサの製造方法では、上記第2の観点
によるアレイ型超音波トランスデューサを好適に製造で
きる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図に示す実施の形態により
本発明をさらに詳細に説明する。なお、これにより本発
明が限定されるものではない。
【0010】−第1の実施形態− 図1は、本発明の第1の実施形態にかかるアレイ型超音
波トランスデューサの斜視図である。このアレイ型超音
波トランスデューサ100は、例えば天然ゴムのバッキ
ング材1と、そのバッキング材1上に溝10を挟んで多
数配列された振動素子4とを具備している。前記振動素
子4は、例えばPZTセラミックスの圧電素子2と、例
えばガラスの第1音響整合層3aと、例えばポリアリレ
ートの第2音響整合層3bとを積層して構成されてい
る。また、前記溝10には、その中央の1箇所のみに例
えばエポキシ樹脂の接着剤5が注入されている。なお、
前記振動素子4の上に音響レンズを積層するが、ここで
は省略する。
【0011】前記バッキング材1は、天然ゴム,フェラ
イトゴム,エポキシ樹脂に酸化タングステンや酸化チタ
ンの粉末を入れてプレス成形したものなどの高減衰材
料、または、塩化ビニル,ポリビニルブチラール(PU
B),ABS樹脂,ポリウレタン(PUR),ポリビニ
ルアルコール(PUAL),ポリエチレン(PE),ポ
リプロピレン(PP),ポリアセタール(POM),ポ
リエチレンテレフタレート(PETP),フッ素樹脂
(PTFE),ポリエチレングリコール,ポリエチレン
テレフタレート−ポリエチレングリコール共重合体など
の熱可塑性樹脂から構成される。バッキング材1の厚さ
は、1〜20mmである。
【0012】前記圧電素子2は、PZTセラミックスの
ような圧電セラミックス、または、ポリフッ化ビニリデ
ン(PVDF)などの圧電高分C子、または、水晶、ロ
ッシェル塩などから構成される。圧電材料板2sの厚さ
は、300〜500μmである。
【0013】前記音響整合層3は、ガラス、コッパーグ
ラファイト、エポキシ樹脂、溶融石英などから構成され
厚さは200μm程度の第1整合材料板3asで形成さ
れた第1音響整合層3aと、ポリアリレートフィルムな
どから構成され厚さは150μm程度の第2整合材料板
3bsで形成された第2音響整合層3bとで構成され
る。
【0014】前記溝10の幅は、0.1〜0.01mmで
ある。深さは、バッキング材1に1mm程度切れ込む位
である。
【0015】前記接着剤5は、ショアーD硬度80程度
の熱硬化性接着剤(例えばエポキシ樹脂)や熱可塑性接
着剤(例えばアクリル樹脂)、あるいは、ロックウェル
M硬度80程度の熱可塑性接着剤(例えばシアノアクリ
レート)である。
【0016】図2〜図4は、上記アレイ型トランスデュ
ーサ100の製造方法を示す説明図である。まず、図2
の(a)に示すように、バッキング材1と、圧電材料板
2sと、第1整合材料板3asと、第2整合材料板3b
sとを積層接着する。次に、図2の(b)に示すよう
に、第2整合材料板3bs側(バッキング材1に対して
圧電材料板2s側から所定ピッチ毎にダイシングで切り
込んで溝10を入れて、振動素子4を形成する。次に、
図3に示すように、振動素子4の端部に例えばテフロン
の難接着性のマスキングテープ6を貼り付け、溝10の
中央のみを開口させる。前記開口の幅は、前記振動素子
4の長さの例えば10%以下とする。次に、図4の
(a)(b)に示すように、溝10の中央の開口から例
えばディスペンサ(dispenser)で接着剤を注入する。
最後に、マスキングテープ6を除去すればよい。
【0017】以上のアレイ型超音波トランスデューサ1
00によれば、振動素子4間の溝10の中央のみに接着
剤5を注入するので、音響特性を悪化させることなく、
機械的強度を向上させることが出来る。
【0018】−第2の実施形態− 本発明の第2の実施形態は、前記マスキングテープ6の
代わりに、マスキングブロックを用いるアレイ型超音波
トランスデューサの製造方法である。すなわち、図5に
示すように、溝10の両端に、くしの歯形状のマスキン
グブロック27を嵌める(溝10の中央には空間を空け
る)。次に、図6に示すように、溝10の中央の開口に
接着剤5を注入する。最後に、マスキングブロック27
を除去すればよい。
【0019】−第3の実施形態− 図7は、本発明の第3の実施形態にかかるアレイ型超音
波トランスデューサの要部斜視図である。このアレイ型
超音波トランスデューサ200は、バッキング材1と、
そのバッキング材1上に溝10を挟んで多数配列された
振動素子4とを具備している。前記振動素子4は、圧電
素子2と、第1音響整合層3aと、第2音響整合層3b
とを積層して構成されている。また、前記溝10には、
その中央の1箇所を含む3箇所に間隔を空けて接着剤5
が注入されている。なお、前記振動素子4の上に音響レ
ンズを積層するが、ここでは省略する。
【0020】上記アレイ型超音波トランスデューサ20
0の製造方法は、前記第1の実施形態のアレイ型超音波
トランスデューサ100と同様である。なお、マスキン
グテープ6は、2本でなく、4本を用いればよい。
【0021】以上のアレイ型超音波トランスデューサ2
00によれば、振動素子4間の溝10の複数箇所に接着
剤5を注入しているため、第1の実施形態のアレイ型超
音波トランスデューサ100よりも機械的強度を向上さ
せることが出来る。このため、振動素子4の幅が広い場
合に有用である。
【0022】−第4の実施形態− 図8は、本発明の第4の実施形態にかかるアレイ型超音
波トランスデューサの要部斜視図である。このアレイ型
超音波トランスデューサ300は、バッキング材1と、
そのバッキング材1上に溝10を挟んで多数配列された
振動素子4とを具備している。前記振動素子4は、圧電
素子2と、第1音響整合層3aと、第2音響整合層3b
とを積層して構成されている。また、前記溝10には、
その中央の1箇所に接着剤5が注入され、その接着剤5
が注入された部分以外の空間には弾性接着剤15が充填
されている。なお、前記振動素子4の上に音響レンズを
積層するが、ここでは省略する。
【0023】前記弾性接着剤15は、ショアーA硬度3
0程度のエラストマー(例えばシリコンゴム)である。
【0024】上記アレイ型超音波トランスデューサ30
0の製造方法は、前記第1の実施形態のアレイ型超音波
トランスデューサ100と同様である。なお、接着剤5
を注入し、硬化した後、マスキングテープ6を剥がし、
弾性接着剤15を充填すればよい。あるいは逆に、中央
に1本のマスキングテープ6を貼り付けて、両端に弾性
接着剤15を注入し、硬化した後、マスキングテープ6
を剥がし、接着剤5を注入すればよい。
【0025】以上のアレイ型超音波トランスデューサ3
00によれば、振動素子4間の溝10の中央に接着剤5
を注入すると共にその部分以外の空間に弾性接着剤15
を充填しているため、第1の実施形態のアレイ型超音波
トランスデューサ100よりも機械的強度を向上させる
ことが出来る。このため、振動素子4の幅が広い場合に
有用である。
【0026】−第5の実施形態− 図9は、本発明の第5の実施形態にかかるアレイ型超音
波トランスデューサの要部斜視図である。このアレイ型
超音波トランスデューサ400は、バッキング材1と、
そのバッキング材1上に溝10を挟んで多数配列された
振動素子4とを具備している。前記振動素子4は、圧電
素子2と、第1音響整合層3aと、第2音響整合層3b
とを積層して構成されている。また、前記溝10には、
その中央の1箇所を含む3箇所に接着剤5が注入され、
その接着剤5が注入された部分以外の空間には弾性接着
剤15が充填されている。なお、前記振動素子4の上に
音響レンズを積層するが、ここでは省略する。
【0027】上記アレイ型超音波トランスデューサ40
0の製造方法は、前記第4の実施形態のアレイ型超音波
トランスデューサ300と同様である。
【0028】以上のアレイ型超音波トランスデューサ4
00によれば、振動素子4間の溝10の中央を含む複数
箇所に接着剤5を注入すると共にその部分以外の空間に
弾性接着剤15を充填しているため、第1の実施形態の
アレイ型超音波トランスデューサ100よりも機械的強
度を向上させることが出来る。このため、振動素子4の
幅が広い場合に有用である。
【0029】
【発明の効果】本発明のアレイ型超音波トランスデュー
サによれば、圧電素子の音響特性を悪化させることな
く、機械的な強度を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態にかかるアレイ型超音
波トランスデューサの斜視図である。
【図2】図1のアレイ型超音波トランスデューサの製造
過程のうち、ダイシングまでの過程を示す断面図であ
る。
【図3】図1のアレイ型超音波トランスデューサの製造
過程のうち、マスキングテープ過程を示す斜視図であ
る。
【図4】図1のアレイ型超音波トランスデューサの製造
過程のうち、接着剤の注入過程を示す断面図である。
【図5】本発明の第2の実施形態にかかるアレイ型超音
波トランスデューサの製造過程のうち、マスキングブロ
ック過程を示す斜視図である。
【図6】本発明の第2の実施形態にかかるアレイ型超音
波トランスデューサの製造過程のうち、接着剤の注入過
程を示す斜視図である。
【図7】本発明の第3の実施形態にかかるアレイ型トラ
ンスデューサの斜視図である。
【図8】本発明の第4の実施形態にかかるアレイ型トラ
ンスデューサの斜視図である。
【図9】本発明の第5の実施形態にかかるアレイ型トラ
ンスデューサの斜視図である。
【図10】従来のアレイ型超音波トランスデューサの一
例の斜視図である。
【図11】図10のアレイ型超音波トランスデューサの
製造過程を示す断面図である。
【符号の説明】
100,200,300,400 アレイ型超音波
トランスデューサ 1 バッキング材 2 圧電素子 2s 圧電材料板 3as 第1整合材料板 3bs 第2整合材料板 3a 第1音響整合層 3b 第2音響整合層 3 音響整合層 4 振動素子 5,55 接着剤 15 弾性接着剤 6 マスキングテー
プ 27 マスキングブロ
ック

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数の振動素子が溝を挟んで配列されて
    いるアレイ型超音波トランスデューサであって、 前記溝の中央の1箇所のみに接着剤が注入されているか
    若しくは前記溝の中央を含む複数箇所に間隔を空けて接
    着剤が注入されていることを特徴とするアレイ型超音波
    トランスデューサ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のアレイ型超音波トラン
    スデューサにおいて、 前記接着剤よりも比較的弾性のある弾性接着剤が、前記
    接着剤が注入されていない空間に充填されていることを
    特徴とするアレイ型超音波トランスデューサ。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のアレイ型超音波トラン
    スデューサの製造方法であって、圧電材料板とバッキン
    グ材とを積層し、圧電材料板側から切り込みを所定ピッ
    チ毎に入れて多数の振動素子を形成し、前記切り込みの
    中央の1箇所のみに接着剤を注入するか若しくは前記溝
    の中央を含む複数箇所に間隔を空けて接着剤を注入する
    ことを特徴とするアレイ型超音波トランスデューサの製
    造方法。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のアレイ型超音波トラン
    スデューサの製造方法であって、圧電材料板とバッキン
    グ材とを積層し、圧電材料板側から切り込みを所定ピッ
    チ毎に入れて多数の振動素子を形成し、前記切り込みの
    中央の1箇所のみに接着剤を注入するか若しくは前記溝
    の中央を含む複数箇所に間隔を空けて接着剤を注入し、
    前記接着剤よりも比較的弾性のある弾性接着剤を、前記
    接着剤を注入していない空間に充填することを特徴とす
    るアレイ型超音波トランスデューサの製造方法。
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