JP2002078014A - 移動通信網加入者情報記憶装置およびこの記憶装置を具備する移動通信端末 - Google Patents

移動通信網加入者情報記憶装置およびこの記憶装置を具備する移動通信端末

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JP2002078014A
JP2002078014A JP2000262332A JP2000262332A JP2002078014A JP 2002078014 A JP2002078014 A JP 2002078014A JP 2000262332 A JP2000262332 A JP 2000262332A JP 2000262332 A JP2000262332 A JP 2000262332A JP 2002078014 A JP2002078014 A JP 2002078014A
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Michiaki Okano
道商 岡野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、加入者IDの書き込まれたSIM
の着脱を不要とし、かつ、加入者が保有する複数の移動
通信端末で自由に使い分けができる移動通信網加入者情
報記憶装置と、この移動通信網加入者情報記憶装置を具
備する移動通信端末を提供する。 【解決手段】 WSIM40は、MSのBTIF36とBT
(Blue Tooth)方式による無線インタフェー
スを介して接続され、WSIM40内部の加入者IDメモリ
に記憶された加入者ID情報を、無線を介して授受する
ことができるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動通信端末の加
入者IDを記憶した加入者情報記憶装置及びこの記憶装
置を具備する移動通信端末に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の移動通信端末 (以下、MS(Mobi
le station)と称する)は、端末本体に各々固有の移動
機番号他の加入者を識別するための情報である加入者I
Dを書き込んだ記憶手段を内蔵し、移動通信網への位置
登録や、発着信に際して、上記記憶手段から加入者ID
を読み出して、移動通信網との制御信号に付与して伝送
することにより、移動通信網との加入者認証を行い、当
該MSの待受けと発着信を可能としている。この加入者
IDは、加入者が移動通信事業者と端末の契約をした際
にMS本体の記憶手段に書き込まれ、MSと加入者ID
が1対1となっており、加入者IDを他のMSに移動、
共用することはできなかった。従って、加入者が複数M
Sを利用する場合は、MS毎に事業者と契約し、各々固
有の加入者IDを付与してもらう必要があり、加入者は
加入者ID毎に個別の電話番号を使い分ける不便さに加
え、個々に基本料金を負担する必要があった。
【0003】次世代の携帯電話システムでは、上記不都
合を解消するため、MSに内蔵される上記加入者IDを
メモリカード化し、MSから着脱可能とする加入者ID
モジュール(以下、SIM(Subscriber ID Module)
と称する)を全てのMSに標準搭載することが検討され
ている。第13図に示す様に、MS本体11の適当な位
置にSIM12の着脱口が設けられ、加入者IDが書き
込まれたメモリカードであるSIM12を加入者がMS
に挿入することで、当該MS11はSIM12に書き込
まれた加入者IDで移動通信網での待受け状態が可能と
なる。
【0004】第14図に示す様に、従来のMS11はS
IMカードインタフェース(SIM-IF)26を具備してお
り、SIM−IF26では、SIM25の着脱検出、装
着状態ではSIM25から加入者IDを読み出す制御を
行う。
【0005】上記の様に、SIM25は、MS11から
加入者が着脱可能なため、加入者がMSを新機種に変更
する場合、SIM25を新機種に差し替えるだけで、新
機種MSの使用が可能となる。また、加入者が複数のM
Sを使い分けする場合にも、複数の加入者契約をするこ
と無く、SIMを使用するMSに差し替えのみで、比較
的容易に使い分けが可能で、加入者の利便が図られる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述したSI
Mカードには次のような欠点が考えられる。
【0007】加入者が電話、データ通信用PC、小型メ
ール端末等の複数MSを使い分けする場合、SIMをM
Sから外し、通信するMSにその都度差替えの手間がか
かり、SIMの着脱が非常に面倒となる。また、常用す
るMS、例えば電話で常時着信を待受けるためには、電
話端末にSIMが差し込まれている必要があり、非常用
のデータ通信用PC、小型メール端末等のMSの通信が
終了したら、その都度、電話にSIMカードを戻すこと
が運用上の必須となる。
【0008】さらには、小型メモリカードであるSIM
カードは、加入者にとってどの端末に差し込まれている
かが分からなくなるという恐れや、小型であるゆえ、所
在が不明となる恐れがあることや、着脱の頻繁な繰返し
でメモリカードの接触部の寿命が短くなる恐れもある。
【0009】本発明は、上述した問題を解決し、加入者
IDの書き込まれたSIMの着脱を不要とし、かつ、加
入者が保有する複数の移動通信端末で自由に使い分けが
できる移動通信網加入者情報記憶装置と、この移動通信
網加入者情報記憶装置を具備する移動通信端末を提供す
ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1の移動通信網加入者情報記憶装置
は、移動通信端末が移動通信網において第1の無線通信
方式で通信を行うために使用する加入者情報を記憶する
記憶手段と、移動通信端末が加入者情報を使用すること
を許可するために使用する識別情報を前記記憶手段に登
録する登録手段と、前記識別情報に対応する移動通信端
末に第2の無線通信方式を用いて、前記記憶手段が記憶
する加入者情報を前記移動通信端末に送信する無線通信
手段とを具備することを特徴としている。
【0011】上記目的を達成するために、本発明の請求
項2では、請求項1記載の移動通信網加入者情報記憶装
置において、登録手段は、記憶手段に、複数の移動通信
端末の識別情報を登録し、移動通信網との待ち受けを許
可する移動通信端末に加入者情報の使用を許可し、他の
移動通信端末には加入者情報の使用を不許可と指示を行
うことを特徴としている。
【0012】上記目的を達成するために本発明の請求項
3では、請求項1記載の移動通信網加入者情報記憶装置
において、登録手段は、記憶手段に、複数の移動通信端
末の識別情報を登録し、移動通信網と通信を開始する移
動通信端末に加入者情報の使用を許可し、他の移動通信
端末には加入者情報の使用を不許可とする指示を行うこ
とを特徴としている。
【0013】上記目的を達成するために本発明の請求項
4では、請求項1記載の移動通信網加入者情報記憶装置
において、登録手段は、記憶手段に、複数の移動通信端
末の識別情報と、優先度を登録し、無線通信手段が利用
な可能な移動通信端末を探索し、前記無線通信手段によ
り、移動通信端末から優先度の高い移動通信端末に加入
者情報の使用を許可することを特徴としている。
【0014】上記目的を達成するために本発明の請求項
5の通信端末は、請求項1の移動通信網加入者情報記憶
装置において、登録手段が登録する識別情報に対応する
移動通信端末からバッテリ残量に関する情報を受信し、
移動通信端末のバッテリ残量が所定値以下になると、バ
ッテリ残量が所定値以上の他の移動通信端末に待受けを
指示することを特徴としている。
【0015】上記目的を達成するために本発明の請求項
6では、請求項2記載の移動通信網加入者情報記憶装置
において、加入者情報の使用が不許可の移動通信端末か
ら加入者情報の割り付け要求を受信し、加入者情報が移
動通信網との通信に使用中である場合、移動通信網との
通信が終了した時、前記割り付けを要求した移動通信端
末に加入者情報の使用を許可する指示を行うことを特徴
としている。
【0016】上記目的を達成するために本発明の請求項
7では、請求項4記載の移動通信網加入者情報記憶装置
において、加入者情報の使用を許可された移動通信端末
との第2の無線通信方式による通信が所定の時間以上と
途絶えたとき、登録手段により設定された優先度に従っ
て移動通信端末を選択し、加入者情報の使用を許可する
指示を行うことを特徴としている。
【0017】上記目的を達成するために本発明の請求項
8では、請求項4記載の移動通信網加入者情報記憶装置
において、加入者情報の使用を許可された移動通信端末
から電源OFFが通知された時、登録手段により設定さ
れた優先度に従って移動通信端末を選択し、加入者情報
の使用を許可することを特徴としている。
【0018】上記目的を達成するために本発明の請求項
9では、移動通信網において第1の無線通信方式で通信
を行うために使用する加入者情報を記憶する記憶手段を
具備する移動通信端末において、加入者情報を使用する
ことを許可するために使用する識別情報を前記記憶手段
に登録する登録手段と、前記識別情報に対応する移動通
信端末に第2の無線通信方式を用いて、前記記憶手段が
記憶する加入者情報を送信する無線通信手段とを具備す
ることを特徴としている。
【0019】上記目的を達成するために本発明の請求項
10では、請求項9記載の移動通信端末において、移動
通信網加入者情報記憶装置からバッテリ残量に関する情
報を受信する受信手段と、この受信手段が受信するバッ
テリ残量に関する情報を表示する表示手段とを具備する
ことを特徴としている。
【0020】上記目的を達成するために本発明の請求項
11では、請求項9記載の移動通信端末において、移動
通信網加入者情報記憶装置との第2の無線通信方式によ
る通信状態を表示する表示手段を具備することを特徴と
している。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明による無線方式加入
者識別情報記憶装置である無線SIMと、移動通信端末
である携帯電話端末MSの一実施例を、図面を用いて詳
細に説明する。
【0022】図1に本発明によるシステム構成図を示
す。図1において、無線SIM(以下WSIM(Wireles
s Subscriber ID Module)と称する)40と携帯電話端
末MS1、移動通信アダプタ内蔵端末MS2は、各々W
SIM−MS間を接続する二次無線インタフェースを内
蔵し、WSIMに記憶された加入者識別情報である加入
者ID情報により、基地局51を介して、移動通信網5
0に接続される構成をとる。基地局51との接続は、例
えばPDCやPHS等の携帯電話システムの公衆無線方
式5を使用する例を用いて説明するが、これに限定され
るものではない。
【0023】図1に示した携帯電話端末MS1は、WS
IMとの二次無線インタフェースを内蔵し、この無線イ
ンタフェース上でWSIMに記憶された加入者IDを転
送されて、上記移動通信網50にアクセスする。
【0024】次に、図2に本発明を適用した上記携帯電
話端末MS1の概略的構成図を示す。本発明を適用した
携帯電話端末MS1は、マイクロコンピュータ(CP
U)30を中核として、CPU30の制御バス上にシス
テム全体の制御を行うプログラムが格納された読み出し
専用メモリ(ROM)及び読み書き可能メモリ(RA
M)31、 CPU30からの発着制御や音声符号の多
重/分離・速度・信号変換を行うベースバンド部32
と、所定の携帯電話通信方式に基づくエアインタフェー
スにより網(基地局)と無線信号を送受信する無線部3
3と、LCD,ダイヤルキーを持つマンマシンインタフ
ェース34、 送話・受話のマイク・スピーカとのアナ
ログ音声信号のA/D変換を行う音声コーデック35、
及び外部のWSIMと加入者ID情報を送受信する二次
無線インタフェースであるBTIF36から構成され
る。
【0025】またWSIM40は、MSのBTIF36とB
T(Blue Tooth)方式による無線インタフェ
ースを介して接続され、WSIM40内部の加入者IDメモ
リに記憶された加入者ID情報を、無線を介して授受す
ることができるものである。
【0026】図3は、図2に示した携帯電話端末MSの
電源投入時の動作フローチャートを示す。
【0027】図3において、MSの電源ONもしくはリ
セットにより(ステップ301)、MS全体のハードウ
ェア、ソフトウェアの初期化処理が実行され(ステップ
302)、初期化処理が終了すると、WSIMとの二次無線
リンク状態は一旦圏外状態に移行し、後述のWSIM40と
の二次無線リンクが設定されるまで、BT圏外状態を維
持する(ステップ303)。この状態では、加入者ID
が未割付であり、移動通信網への待受け,発信,着信は
できない状態である。次に後述するWSIM40との無線リ
ンクが設定されるとアイドル状態に遷移する(ステップ
304)。
【0028】アイドル状態はWSIM40から加入者IDが
未割付の状態であり、移動通信網への待受け,発信,着
信はできない状態である。この状態において、BT圏外
を検出した場合は、BT圏外状態に復帰し(ステップ3
03)、加入者ID割付を受信したら、待受け状態に遷
移する(ステップ305)。
【0029】待受け状態に遷移すると、必要に応じて、
移動通信網への位置登録手順を実行した後(ステップ3
06)、着信の待受け状態になり,発信及び網からの着
信を受信したら通話ができる状態である(ステップ30
7)。この待受け状態で後述するBT圏外を検出したら
BT圏外状態(ステップ303)、加入者ID削除を受
信したらアイドル状態に復帰する(ステップ304)。
また、この制御では、後述する実施例において、必要に
応じて、WSIMにMSのバッテリ残量を通知する処理を行
う(ステップ305)。また、発信/着信の開始によ
り、次の発信/着信通話処理に遷移する。
【0030】発信/着信通話処理に遷移すると後述の実
施例で詳細に説明する様に、移動通信網とMSとの間
で、発信もしくは着信手順を経て通話を行い、通話終了
により待受け状態に復帰する。
【0031】次に図4を用いて、WSIM40の概略的構成に
ついて説明する。
【0032】図4に示すWSIM40は、マイクロコンピュー
タ(CPU)40を中核として、CPU40の制御バス
上にWSIM全体の制御を行うプログラムが格納された
読み出し専用メモリ(ROM)及び読み書き可能メモリ
(RAM)41と、加入者ID情報とスレーブ機器情報
とを記憶した不揮発性メモリ(EEPROM)42と、CPU4
0からの制御によりMS本体と無線リンクを確立し、M
S−WSIM間の制御情報や加入者ID情報を無線インタフ
ェースにより送受信するBT方式ベースバンド部・BT
無線部からなるBTIF43と、WSIMに電源を供給
するバッテリ44とから構成される。
【0033】EEPROM42には、図5に示すデータがあら
かじめ書き込まれている。図5において、加入者ID情
報としては、移動通信事業者との契約時に設定された加
入者ID番号が例えばB0-B7の8Byte,64ビットで記憶
されており、MSが移動通信網と位置登録手順,発信/
着信手順を実行する時は、それらの手順で使用する移動
通信網−MS間の通信メッセージの先頭に上述の加入者
ID番号が付与されて、送信元,受信先の識別に使用さ
れる。次にスレーブ1〜スレーブ7には当該USIMを共用
するスレーブ機器を特定するさためのPINコードと、各
スレーブ機器の待受け優先度、各スレーブ機器の通信機
能が、当該WSIMの加入者により各々書きこまれている。
加入者ID情報は事業者でのみ書き込みが可能となる様
に、制御プログラムにより書き込み保護される。一方、
スレーブ1〜7のスレーブ機器情報は、加入者が任意に
設定/変更が可能な様になっている。これらの書き込み
は、スレーブ機器の1台、例えば携帯電話のボタンから
文字入力あるいはPCから文字入力したデータをBTの
無線を介して、USIM40で受信して書き込むことが可能で
ある。
【0034】尚、上述したEEPROM42に記憶する加入者
ID情報のうち、待受け優先度情報は、同一優先度を複
数スレーブに設定することもできるし、待受け優先度情
報を持たないことも可能である。
【0035】次に上記携帯電話端末MS,無線式加入I
D記憶モジュールWSIM40で使用する二次無線イン
タフェースのBT(Blue tooth)について説明する。BT
は、2.4GHz帯を利用した1mWの低電力無線で、概
ね10m程度の実用使用範囲とする無線伝送方式として、
主としてPC(Personal Computer)
と周辺機器間のデータ転送を無線化手段として規格化さ
れたものである。
【0036】例えば携帯電話端末の分野ではPCとの二
次無線手段として応用することにより、PCのデータ通
信やインターネット接続をワイヤレスで携帯電話を介し
て、移動通信網にアクセスし、指定の相手とデータ通信
ができる。
【0037】次に図6を用いて、本発明の第1の実施例
について、公知のBTの一般的な無線通信手順を含めて
説明する。
【0038】BTでは、1台のマスタ機器と7台までの
スレーブ機器が共通の無線伝送路を用いる無線ネットワ
ークを構成することができ、本実施例では、WSIM4
0がマスタ、MSがスレーブとして割当てた場合につい
て説明する。
【0039】図6において、WSIM40は通常、常時電源O
N状態にあるが、便宜的に電源ONからの場合を示して
いる。WSIM40の電源がONとなると(ステップ60
1)、WSIM40は、BTマスタとして周囲のBTスレーブ
機器を探索する「Inquiry」動作を所定周波数で開始、ス
レーブのMSに対し、「Inquiry」メッセージを送出し(ス
テップ602)、これを受信した周囲のBTスレーブ機
器、ここではMS1,MS2は、定められたBTパケッ
ト構造のデータで、自局識別情報を含む「Response」メッ
セージをマスタであるWSIM40に対して送出する(ステッ
プ602)。
【0040】なお、複数のBT機器が同時に応答する電
波を送出することによる衝突を回避するため、BTでは
機器毎に乱数を用いて、応答タイミングを調整すること
になっている。マスタのWSIM40はこの様な「Inquiry」動
作により7台までの周辺機器を探索し、Responseを受信
したスレーブ機器との無線リンクを確立する。この時、
スレーブから通知された識別番号を記憶しておく。上述
した「Inquiry」動作は、後からマスタのBT通信圏内/
電源ONされるスレーブ機器を検出するため、あるは、
一旦応答したが圏外/電源OFFになったスレーブ機器
を検出するために、所定の周期で繰り返し試行される。
【0041】この後、WSIM40がMS1あるいはMS2に
対して、BTで規定の「Page」モードと呼ばれるスレーブ
との認証アルゴリズム手順に入り、上記記憶した識別情
報のスレーブ機器に対して、認証要求を送信し(ステッ
プ604)、スレーブ機器からの認証応答(ステップ6
05)に含まれたPIN(Personal ID No)があらかじめ、W
SIM内に記憶したスレーブ機器のPINと照合する。PINが
一致した場合は、スレーブ機器にConnectメッセージを
送出する(ステップ606)。
【0042】その後、データ通信が可能な「Transmit」モ
ードに遷移して、データ通信が可能な状態となる。
【0043】次に本発明の第2の実施例について説明す
る。
【0044】WSIM40には、前述した様に加入者ID情報
とともに、あらかじめ加入者が使用するスレーブ機器の
PINと各機器の待受け優先度,各機器の通信機能が記憶
されており、WSIM40は、図6に示す「Pageモード」動作の
終了後、BTの無線リンクの設定が成功したMSに対し
て「Transmitモード」に移行し、待受け優先度が最上位で
のMS1に対して、加入者ID割付を含むデータパケッ
トを送出し(ステップ607)、これを受信したMS1
は、受信したデータパケットで付与された加入者IDを
MS内部で保持しするとともに、加入者ID割付確認を
WSIM40に送信する(ステップ608)。加入者IDの
割付をうけたMS1は、その後、PDC等の移動通信網
に対して、あらかじめ規定された公知の位置登録手順,
認証手順を実行し、位置登録受付を受信することによ
り、移動通信網との発信/着信が可能な待受け状態に入
る(ステップ609)。
【0045】一方、BTの無線リンクが設定に成功した
MSで次優先度のMS2に対しては、加入者IDの割り
付けは送出されないため、MS2はBT無線リンクを確
立した状態のまま、移動通信網に対しては、アイドル状
態でスタンバイを継続する(ステップ610)。
【0046】次に図7を用いて、本発明の第3の実施例
におけるMS発信の場合について説明する。
【0047】図7では、図6に示したWSIM40とMS1,
2間の無線リンク確立と、MS1が待受け優先度に従
い、加入者IDを割り付けられた待受け状態、MS2は
加入者IDが未割付でスタンバイ状態にあるものとす
る。
【0048】図7において、加入者IDが未割り付けの
MS2において、ユーザ操作により発信操作された場合
(ステップ701)、MS2は通信開始通知を含むデー
タパケットをWSIM40に送信し(ステップ702)、WS
IM40から加入者ID割付を受信したら(ステップ70
3)、受信したデータパケットで付与された加入者ID
をMS内部で保持しするとともに、加入者ID割付確認
をWSIM40に送信する(ステップ704)。
【0049】一方、WSIM40は、MS2から加入者ID
割付要求を受信した時点において、現在加入者IDを割
付ているMS1に対して、加入者ID削除を送信し(ス
テップ705)、MS1から加入者ID削除確認を受信
したら(ステップ706)、MS2対して加入者IDの
割付を行う(ステップ703)。
【0050】以上により、WSIM40は同時には一台のM
Sにのみ、加入者IDを割付ることができ、同時に複数
のMSに同じ加入者IDを重複割り付けることは無いよ
うに制御している。
【0051】図7において、加入者IDの割付を受けた
MS2は、その後、PDC等の移動通信網に対して、公
知技術である発信を要求する呼設定メッセージを送信す
る発信手順を開始し、移動通信網からの呼設定受付,呼
出,応答の各メッセージを受信することで、通信中に移
行する(ステップ707)。
【0052】図7において、通信中のMS2において、
ユーザの切断操作により、移動通信網に対して、切断メ
ッセージを送信し(ステップ708)、移動通信網から
解放メッセージ受信し(ステップ709)、解放完了メ
ッセージを送信したら(ステップ710)、MS2は通
信終了通知を含むデータパケットをWSIM40に送信する
(ステップ711)。WSIM40はMS2からの通信終了
通知を受信すると、前述の加入者ID情報テーブル待受
け優先度を参照し、この時点で無線リンクが確立してい
る中の最高位MSに対して、加入者IDを割り付ける動
作を行う。
【0053】図7では、待受け優先度が低位のMS2に
対しては、加入者ID削除を送信し(ステップ71
2)、MS1から加入者ID削除確認を受信したら(ス
テップ713)、待受け優先度が高位のMS1対して加
入者IDの割付を行い(ステップ714)、加入者ID
割付を受信したMS1は、受信したデータパケットで付
与された加入者IDをMS内部で保持しするとともに、
加入者ID割付確認をWSIM40に送信して(ステップ)
715、移動通信網に対する待受け動作を再開する。
【0054】次に、図8を用いて、本発明の第3の実施
例におけるMS着信の場合について説明する。図8で
は、図6に示したWSIM40とMS1,2間の無線リンク確
立と、MS1が待受け優先度に従い、加入者IDを割り
付けられた待受け状態、MS2は加入者IDが未割付で
アイドル状態にあるものとする。
【0055】図8において、移動通信網に対して、待受
け状態にあるMS1において、移動通信網からの着信を
示す呼設定メッセージを受信したとする(ステップ80
1)。この時、移動通信網に対して、加入者IDが見割
り付けでアイドル状態のMS2では、無線部23,ベー
スバンド部22を動作できないため、呼設定メッセージ
を受信することは不能な状態となっている。
【0056】MS1は移動通信網からの着信を示す呼設
定を受信すると、WSIM40に対して、着信通知を含むデ
ータパケットをBTを介して通知する(ステップ80
2)。
【0057】一方、WSIM40は、待受け状態にあるMS
1からの着信通知を受信すると、アイドル状態にある他
のMSに対して、着信通知を送出することにより(ステ
ップ803)、アイドルのMSは移動通信網網からの着
信を知る。この状態でBTの無線リンクを確立中の複数
のMSは、着信状態に移行する。ここで、着信応答が可
能なMSは、例えば音声着信あるいはデータ通信着信等
の着信呼属性により区別する場合は、着信の呼設定メッ
セージ中に含まれる伝達能力情報要素により区別する。
【0058】図8において、着信の呼設定の伝達能力が
データ通信で、MS1は音声,MS2がPCだとする
と、加入者IDが未割り付けのMS2で着信応答検出が
され、MS2は通信開始通知を含むデータパケットをWS
IM40に送信し(ステップ804)、WSIM40から加入
者ID割付を受信したら(ステップ805)、受信した
データパケットで付与された加入者IDをMS内部で保
持しするとともに、加入者ID割付確認をWSIM40に送
信する(ステップ806)。一方、WSIM40は、MS2
から加入者ID割付要求を受信した時点において、現在
加入者IDを割り付けているMS1に対して、加入者I
D削除を送信し(ステップ807)、MS1から加入者
ID削除確認を受信したら(ステップ808)、MS2
対して加入者IDの割付を行う(ステップ805)。
【0059】図8において、加入者IDの割付を受けた
MS2は、その後、PDC等の移動通信網に対して、公
知技術である着信に応答する着信手順を開始し、移動通
信網に対して呼設定受付,呼出,応答の各メッセージを
送信することで、通信中に移行する(ステップ81
0)。
【0060】上述の実施例では、BTの無線リンクの設
定が成功したMSから前述のEEPROM42に記憶された加
入者ID情報の待ち受け優先度を参照して、より高位の
優先度のMSから順に加入者IDを割り付ける場合につ
いて説明したが、これはMSの待受け優先度が同位の設
定、更にその記憶手段を持たないようにすることもでき
る。この場合、待受けMSの選択は、WSIM40に記憶さ
れた複数のスレーブMSの中から、EEPROM42の加入者
情報テーブルのスレーブ登録順やBTの無線リンク確立
順番に沿って、MSを選択することもできし、無線リン
クを確立したMSをランダムに選択することもできる。
【0061】次に、図9を用いて、本発明の第4の実施
例について説明する。図9では、WSIM40とMS1,2間
の無線リンクが確立され、MS1が加入者ID未割り付
けのアイドル状態、MS2が加入者IDを割り付けられ
て着信手順を終了、通話中状態にあるものとする。
【0062】MS2が通話中状態において、加入者ID
が未割り付けのMS1において、発信操作がされると
(ステップ901)、MS1からWSIM40に対して、通信
開始要求を含むデータパケットが送信される(ステップ
902)。
【0063】通信開始要求を受信したWSIM40は、MS2
に対して加入者IDが割り付けた状態であり、MS1へ
の割り付けが不可を判断して、MS1に対して加入者I
D割り付け拒否を含むデータパケットを送信することに
より(ステップ903)、MS1では、発信状態をキャ
ンセルされ、MS1はアイドル状態に復帰する(ステッ
プ904)。
【0064】次に図10を用いて、本発明の第5の実施
例について説明する。
【0065】図10の時点Aでは、WSIM40とMS1,2
間の無線リンクが確立され、MS1が加入者ID割り付
けの待受け状態、MS2が加入者IDを未割り付けのア
イドル状態を継続しているものとする。WSIM40はMSが
アイドル状態において、WSIM40はMS1,MS2が正
常にBT圏内にいるかを検証するために、BT無線リン
ク上でPolingメッセージを周期的に送信し(ステップ1
001)、これを受信MSからはPoling Responseを送
信することにより(ステップ1002)、無線リンクの
正常性を確認している。
【0066】この状態を継続するうちに,加入者IDを
割り付けられ待受け状態にあるMS1において,バッテ
リ残量が予め決められた閾値以下になったとする。図1
0の時点Bにおいて、MS1はバッテリ残量が閾値以下
になったことを通知するバッテリ残量情報を示すデータ
パケットをWSIM40に通知すると(ステップ1003)、
これを受信したWSIM40は、当該MS1の待受け継続は不
能と判断し、加入者ID削除を含むデータパケットをM
S1に送信し(ステップ1004)、MS1からの加入
者ID削除確認を含むデータパケットを受信することに
より(ステップ1005)、MS1の待受けを解除す
る。この時、MS1は移動通信網に対する待受け動作を
終了し、アイドル状態に移行する。一方、WSIM40は、M
S1の加入者IDを削除した後、MS2に対して加入者
ID割付を含むデータパケットを送信し(ステップ10
06)、これを受信したMS2は加入者ID割付確認を
送信することにより(ステップ1007)、移動通信網
からの待受け動作を開始する。
【0067】この様にして、MS1の待受け動作がMS
2に引継ぎされ,WSIM40は時点Cの様にMSのPoling動
作を再開,繰り返すことになる。
【0068】さらに図10の時点Dにおいて,上述のバ
ッテリ残量が閾値以下になったMS1で充電が完了し、
所定値以上の閾値になったら、MS1はWSIM40からのポ
ーリングに対し、Poling Responseの送信を再開し、こ
れにより、移動通信網への待受けが可能なことを通知す
る。この時、WSIM40では、待受け優先度を調べて、MS1
の方が待受け優先度が高い場合、図10に示す様に、現
在待受け状態にあるMS2の加入者IDを削除して、M
S1に加入者IDを割当てることにより、MS1での待
受けに切り替えることができる。
【0069】次に、図11を用いて、本発明の第6の実
施例について説明する。
【0070】図11では、WSIM40とMS1、2間の無線
リンクが確立後、MS1が加入者ID割り付け状態で既
に通話中に遷移、MS1は加入者IDを未割付でアイド
ル状態にあるものとする。
【0071】MS1が通話中状態において、加入者ID
が未割り付けのMS2で発信操作がされると(ステップ
1101)、MS2からWSIM40に対して、通信開始要求
を含むデータパケットが送信される(ステップ110
2)。通信開始要求を受信したWSIM40は、MS1に対し
て加入者IDが割り付け、かつ通話中状態であり、MS
2への割り付けは不可と判断して、MS2に対して加入
者ID割り付け拒否を含むデータパケットを送信する
(ステップ1103)。これを受信したMS2は、加入
者ID拒否確認/予約を含むデータパケットをWSIM40
に送信し(ステップ1104)、MS2は発信状態を例
えば所定時間を限度として、保留状態を維持する(ステ
ップ1105)。
【0072】これにより加入者ID拒否確認/予約のデ
ータパケットを受信したWSIM40は、MS2からの加入者I
D予約要求として記憶する(ステップ1106)。
【0073】次に、MS1で切断操作がされ,移動通信
網への切断送信,解放受信,解放完了送信の一連の切断
手順を終了すると、MS1は通話終了通知を含むデータ
パケットをWSIM40に送信する(ステップ1107)。WS
IM40は通話終了通知を受信した時、加入者IDの割付要
求が他のMSから予約されていることが記憶されている
と、図10に示す様に、現在加入者IDを割り付けてい
るMS1の加入者ID削除手順(加入者ID削除送信
(ステップ1108)、加入者ID削除確認受信(ステ
ップ1109))を実行した後、加入者IDを予約して
いるMS2に対して、加入者ID割付手順(加入者ID
割付送信(ステップ1110)、加入者ID割付確認受
信(ステップ)1111)を実行する。
【0074】なお、MS2はこの時、発信の保留状態を
維持しており、加入者IDが割付られることにより、公
知技術である移動通信網への発信手順(呼設定送信〜呼
設定受付受信,呼出受信,応答受信)を開始し、通話中
(ステップ1112)に遷移する。
【0075】次に、図12を用いて、本発明の第7の実
施例について説明する。
【0076】図12では、WSIM40とMS1,2間の無線
リンク確立と、MS1が待受け優先度に従い、加入者I
Dを割り付けられた待受け状態、MS2は加入者IDが
未割付でアイドル状態にあり、WSIM40は所定の周期でM
S1,2にPolingを送信、MS1,2からはPoling Response
が応答されて、周期的にこれを繰り返している。
【0077】この状態において、MS1がBT無線の受
信ができないエリアに移動したとすると、MS1ではWS
IM40からのPolingを受信できなくなり、Poling Respons
eの応答送信を停止することになる。
【0078】WSIM40、はMS1からのPoling Responseが受
信できなくなった後、例えば所定の回数、非受信が連続
したことにより、MS1が圏外に移動したと判断し、MS2に
加入者ID割付を含むデータパケットを送信する(ステ
ップ1201)。アイドル状態でWSIM40とのBT無線の
圏内にいるMS2は加入者ID割付を含むデータパケッ
トを受信することにより(ステップ1202)、移動通
信網への待受けを開始する。
【0079】尚、図12はその後、MS1が再びBT無
線の圏内に復帰した時の動作として、WSIM40からのPo
lingにMS1がPoling Responseを送信すると、MS2の加入
者ID削除手順を実行し、MS1に加入者IDの再度、加
入者ID割付手順を実行する動作を示している。
【0080】上記して全ての実施例においては、WSIM40
とMS間の二次無線方式として、BTの場合について説明
したが、これはBT方式に限定されるものでは無く、ア
ナログコードレス方式,赤外線方式等、種々の無線方式
でも実現できることは勿論である。
【0081】上記実施例では、移動通信網としてデジタ
ル方式携帯電話(PDC)の場合について説明したが、P
DCに限定されるものではなく、簡易型携帯電話(PHS)
や、今後の第三世代携帯電話(W-CDMA)にも適用できるこ
とは勿論である。また携帯電話の通信機能は音声通話や
PCのデータ通信に限定されるものでは無く、モデムデ
ータ通信,FAX通信,パケット通信他の種々の通信機
能を持つMSにも適用できる。
【0082】上記実施例では、移動通信網の待受け状態
にあるMSの加入者IDを削除、待受け状態を解除し、
他MSに加入者IDを割付して、アイドル状態から待受
け状態に遷移させたが、この時、待受けを解除されたM
Sから、移動通信網での待受けするための情報、例え
ば、待受けチャネルの周波数、BCCHで通知されてい
た網番号,位置番号等の無線制御情報を、次に待受けに
移行するMSに転送する様にしても良い。この様にすれ
ば、次MSが移動通信網の待受け手順(止まり木チャネ
ルスキャン,とまり木チャネル選択,BCCH受信)の
待ち受け移行処理をより短時間化することができる。
【0083】上記実施例では、MSからのバッテリ残量
通知は、MSのバッテリ残量が所定の閾値以下になった時
に通知する様にした場合について説明したが、これは閾
値を設けずに現在のバッテリ残量を所定の周期で通知し
て、WSIM側で各MSのバッテリ残量を比べて、残量のよ
り多いMSを選択して、加入者IDの割付をする様にす
ることもできる。
【0084】上記実施例では、MSからWSIMに対してM
Sのバッテリ残量を通知する場合について説明したが、
これは逆にWSIMのバッテリ残量が所定の閾値以下になっ
た時に、WSIMからMSに対して、WSIMのバッテリ残量を
通知して、MSのLCD表示器に表示させることも容易
に実現することができる。
【0085】上記実施例では、WSIMとMS間の二次無線が
圏外になった場合の次候補MSへの加入者ID割付の場
合について述べたが、これは、圏外に限らず、無線リン
クが設定されていいるMSの電源がOFFとなった場合
も同様な処理により対応が可能である。また、電源OF
F,電源ONに際して、MSからWSIMにMSの電源ON
/OFFをデータパケットで通知することでも実現でき
る。
【0086】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明の無線式SI
MとそのMSは,無線リンクを介して加入者IDを加入
者が通信に使用するMSに自動的に適宜割り付けられる
ので,従来のSIMの様に,SIMの差替えをすること
が不要で、ユーザにとって複数MSの使い分けが非常に
容易となる。また、SIMの差し替えをすること無く、
複数MSの中で発信/着信の通話を開始するMSに自動
的に加入者IDが割り付けられることに加え、バッテリ
残量が少なく移動通信網からの待受けが不能となった
り、またWSIMの二次無線の圏外となった場合も、待受け
が可能なMSに自動的に加入者IDの割付がなされるの
で、ユーザの利便性が更に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本実施例に無線通信端末MSが採用
されるシステムの構成を示す図である。
【図2】 図2は、本発明の無線通信端末MSの構成を
示す図である。
【図3】 図3は、無線通信端末MSの動作制御を示す
シーケンス図である。
【図4】 図4は、本発明の無線式加入者情報記憶装置
WSIMを構成を示す図である。
【図5】 図5は、WSIM40のEEPROM41に
記憶される情報を示すテーブルである。
【図6】 図6は、WSIM40と無線通信端末MSと
基地局/移動通信網との信号のやりとりを示すシーケン
ス図である。
【図7】 図7は、WSIM40と無線通信端末MSと
基地局/移動通信網との信号のやりとりを示すシーケン
ス図である。
【図8】 図8は、WSIM40と無線通信端末MSと
基地局/移動通信網との信号のやりとりを示すシーケン
ス図である。
【図9】 図9は、WSIM40と無線通信端末MSと
基地局/移動通信網との信号のやりとりを示すシーケン
ス図である。
【図10】 図10は、WSIM40と無線通信端末M
Sと基地局/移動通信網との信号のやりとりを示すシー
ケンス図である。
【図11】 図11は、WSIM40と無線通信端末M
Sと基地局/移動通信網との信号のやりとりを示すシー
ケンス図である。
【図12】 図12は、WSIM40と無線通信端末M
Sと基地局/移動通信網との信号のやりとりを示すシー
ケンス図である。
【図13】 図13は、従来のSIMカードとMSとの
接続形態を示す図である。
【図14】 図14は、従来のSIMの構成を示す図で
ある。
【符号の説明】
30、40・・・CPU、31、41・・・ROM/R
AM、32・・・ベースバンド部、33・・・無線部、
34・・・MMI、35・・・音声CODEC、36、
43・・・BTIF、37、44・・・バッテリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K027 AA11 BB02 BB09 BB17 CC08 EE11 GG04 HH11 HH14 HH23 KK02 MM03 MM17 5K067 AA34 BB04 DD13 DD17 DD23 DD24 DD26 DD27 DD30 EE03 EE10 EE16 EE35 EE37 FF19 FF23 GG06 GG11 HH22 HH23 HH36 KK05 KK15

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動通信端末が移動通信網において第1
    の無線通信方式で通信を行うために使用する加入者情報
    を記憶する記憶手段と、 移動通信端末が加入者情報を使用することを許可するた
    めに使用する識別情報を前記記憶手段に登録する登録手
    段と、 前記識別情報に対応する移動通信端末に第2の無線通信
    方式を用いて、前記記憶手段が記憶する加入者情報を前
    記移動通信端末に送信する無線通信手段とを具備するこ
    とを特徴とする移動通信網加入者情報記憶装置。
  2. 【請求項2】 登録手段は、記憶手段に、複数の移動通
    信端末の識別情報を登録し、移動通信網との待ち受けを
    許可する移動通信端末に加入者情報の使用を許可し、他
    の移動通信端末には加入者情報の使用を不許可と指示を
    行うことを特徴とする請求項1記載の移動通信網加入者
    情報記憶装置。
  3. 【請求項3】 登録手段は、記憶手段に、複数の移動通
    信端末の識別情報を登録し、移動通信網と通信を開始す
    る移動通信端末に加入者情報の使用を許可し、他の移動
    通信端末には加入者情報の使用を不許可とする指示を行
    うことを特徴とする請求項1記載の移動通信網加入者情
    報記憶装置。
  4. 【請求項4】 登録手段は、記憶手段に、複数の移動通
    信端末の識別情報と、優先度を登録し、無線通信手段が
    利用な可能な移動通信端末を探索し、前記無線通信手段
    により、移動通信端末から優先度の高い移動通信端末に
    加入者情報の使用を許可することを特徴とする請求項1
    記載の移動通信網加入者情報記憶装置。
  5. 【請求項5】 登録手段が登録する識別情報に対応する
    移動通信端末からバッテリ残量に関する情報を受信し、
    移動通信端末のバッテリ残量が所定値以下になると、バ
    ッテリ残量が所定値以上の他の移動通信端末に待受けを
    指示することを特徴とする請求項1記載の移動通信網加
    入者情報記憶装置。
  6. 【請求項6】 加入者情報の使用が不許可の移動通信端
    末から加入者情報の割り付け要求を受信し、加入者情報
    が移動通信網との通信に使用中である場合、移動通信網
    との通信が終了した時、前記割り付けを要求した移動通
    信端末に加入者情報の使用を許可する指示を行うことを
    特徴とする請求項2記載の移動通信網加入者情報記憶装
    置。
  7. 【請求項7】 加入者情報の使用を許可された移動通信
    端末との第2の無線通信方式による通信が所定の時間以
    上と途絶えたとき、登録手段により設定された優先度に
    従って移動通信端末を選択し、加入者情報の使用を許可
    する指示を行うことを特徴とする請求項4記載の移動通
    信網加入者情報記憶装置。
  8. 【請求項8】 加入者情報の使用を許可された移動通信
    端末から電源OFFが通知された時、登録手段により設
    定された優先度に従って移動通信端末を選択し、加入者
    情報の使用を許可することを特徴とする請求項4記載の
    移動通信網加入者情報記憶装置。
  9. 【請求項9】 移動通信網において第1の無線通信方式
    で通信を行うために使用する加入者情報を記憶する記憶
    手段を具備する移動通信端末において、 加入者情報を使用することを許可するために使用する識
    別情報を前記記憶手段に登録する登録手段と、 前記識別情報に対応する移動通信端末に第2の無線通信
    方式を用いて、前記記憶手段が記憶する加入者情報を送
    信する無線通信手段とからなる移動通信網加入者情報記
    憶装置を具備することを特徴とする移動通信端末。
  10. 【請求項10】 移動通信網加入者情報記憶装置からバ
    ッテリ残量に関する情報を受信する受信手段と、 この受信手段が受信するバッテリ残量に関する情報を表
    示する表示手段とを具備することを特徴とする請求項9
    記載の移動通信端末。
  11. 【請求項11】 移動通信網加入者情報記憶装置との第
    2の無線通信方式による通信状態を表示する表示手段を
    具備することを特徴とする請求項9記載の移動通信端
    末。
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