JP2002076908A - 可変長符号復号化装置、デジタル放送受信装置及びdvd再生装置 - Google Patents

可変長符号復号化装置、デジタル放送受信装置及びdvd再生装置

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JP2002076908A
JP2002076908A JP2001182645A JP2001182645A JP2002076908A JP 2002076908 A JP2002076908 A JP 2002076908A JP 2001182645 A JP2001182645 A JP 2001182645A JP 2001182645 A JP2001182645 A JP 2001182645A JP 2002076908 A JP2002076908 A JP 2002076908A
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JP2001182645A
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English (en)
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Hideshi Nishida
英志 西田
康介 ▲よし▼岡
Kosuke Yoshioka
Tokuzo Kiyohara
督三 清原
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一定時間内により多くの可変長符号の復号が
できる可変長符号復号化装置を提供する。 【解決手段】第1ビットストリーム切出部102は第1
ビット列を取り出し、第1ビット長判定部103は第1
符号語を検出し、第1復号部104は第1ランと第1レ
ベルを生成し、第2ビットストリーム切出部106は第
2ビット列を取り出し、第2ビット長判定部107は第
2符号語を検出し、第2復号部108は第2ランと第2
レベルを生成し、第1逆量子化部120は第1レベルを
逆量子化し、第2逆量子化部121は第2レベルを逆量
子化し、第2バッファコントローラ122は第1バッフ
ァアドレスとDCT係数とを書き込み、第1バッファコ
ントローラ118は、DCT係数を書き込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧縮符号列を符号
化前の信号に復号する可変長符号復号化装置、デジタル
放送受信装置及びDVD再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、MPEG(Moving Pic
ture Experts Group)をはじめとし
て、画像を高能率符号化して圧縮する技術が盛んに研究
されている。従来の可変長符号を復号する可変長符号復
号化装置の一例を示すブロック図を図29に示す。この
図において、ビットストリームバッファ1001は、外
部より動画像を符号化したビットストリームを取得し、
取得したビットストリームを保持している。ビットスト
リーム切出部1002は、ビットストリームバッファ1
001に保持されているビットストリームの先頭から最
大ビット長の可変長符号と同じ長さのビット列を取り出
し、ビット長判定部1003に出力する。ビット長判定
部1003は、前記出力されたビット列から1つの符号
語を検出し、検出した符号語のビット長を算出し、算出
したビット長を可変長符号復号部1004とビットスト
リーム切出部1002とに転送し、また、検出された符
号語を可変長符号復号部1004へ転送する。ビットス
トリーム切出部1002は、ビット長判定部1003か
ら転送されたビット長分だけビットストリームの切り出
し位置を進める。可変長符号復号部1004は、可変長
符号復号部1004内部に記憶されている可変長符号テ
ーブルを参照し、前記検出された符号語を復号して、ラ
ン長の値(以下、ラン)とレベルの値(以下、レベル)
とを生成する。出力制御部1005は、生成されたラン
を受け取り、ランが0以外の場合にランの数だけ出力選
択部1007が定数生成部1006の出力する0を選択
するように制御し、ランが0の場合には、出力選択部1
007が可変長符号復号部1004から出力されるレベ
ルを選択するように制御を行なう。バッファ1008
は、出力選択部1007により選択された信号を記憶す
る。逆量子化部1009は、バッファ1008に記憶さ
れている値を読み出し、読み出した値を逆量子化し、空
間周波数領域でのブロックを生成する。なお、ビット長
判定部1003によるビット列から1つの符号語を検出
する方法については、「ISO/IEC 13818−
2」(ISO/IECJTC1、1995年3月31日
ISO/IEC発行)に詳しく説明されており、公知で
あるので、ここでの説明は省略する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記に
説明した可変長符号復号化装置においては、前の符号か
ら順次読み出して復号するので、可変長符号の復号に非
常に時間がかかり、可変長符号の復号の処理速度の低下
がシステム全体の処理速度の低下を引き起こすという問
題点がある。これを解決するために、システム全体をよ
り高い動作周波数で動作させてシステム全体の処理速度
の低下を回避することもできるが、高い動作周波数によ
る動作は、装置のコストアップ及び消費電力の増加につ
ながる。
【0004】上記の問題点を解決するために、本発明
は、一定時間内により多くの可変長符号の復号ができる
可変長符号復号化装置、デジタル放送受信装置及びDV
D再生装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、可変長符号を復号する可変長符号復号化
装置であって、1個の圧縮符号列から隣接している2個
の符号語を切り出す符号切出手段と、前記圧縮符号列
は、複数の符号語の並びから構成されており、前記符号
語は、可変長符号であり、前記2個の符号語を並行して
復号する並行復号手段とを備えることを特徴とする。
【0006】ここで、前記圧縮符号列は、信号が量子化
され、さらにエントロピー符号化されて生成された符号
語を少なくとも2個含み、前記信号は、複数の画像情報
に直交変換を施して生成され、前記符号切出手段は、画
像情報から生成された2個の符号語を切り出し、前記2
個の符号語は隣接しており、前記並行復号手段は、前記
2個の符号語を並行してエントロピー復号することによ
り、それぞれ2組の係数を生成する符号復号手段と、前
記生成された2組の係数に基づいて、逆量子化を施すこ
とにより、それぞれ2組の信号を並行して生成する信号
復元手段とを含むように構成してもよい。
【0007】ここで、前記可変長符号復号化装置は、さ
らに、第1圧縮符号列の復号、又は第1及び第2圧縮符
号列の復号のいずれか一方の選択を受け付ける選択受付
手段を含み、ここで、第1圧縮符号列は、前記圧縮符号
列であり、第2圧縮符号列は、別の圧縮符号列であり、
複数の符号語の並びから構成され、信号が量子化され、
さらにエントロピー符号化されて生成された符号語を少
なくとも2個含み、前記信号は、複数の画像情報に直交
変換を施して生成され、前記符号切出手段は、第1圧縮
符号列の復号の選択が受け付られた場合に、第1圧縮符
号列から隣接している2個の符号語を切り出し、第1及
び第2圧縮符号列の復号の選択が受け付られた場合に、
第1及び第2圧縮符号列からそれぞれ1個の符号語を切
り出し、前記符号復号手段は、前記切り出された2個の
符号語を並行してエントロピー復号するように構成して
もよい。
【0008】ここで、前記圧縮符号列は、信号が量子化
され、さらにエントロピー符号化されて生成された符号
語を少なくとも2個含み、前記信号は、複数の画像情報
に直交変換を施して生成され、前記符号切出手段は、画
像情報から生成された2個の符号語を切り出し、前記2
個の符号語は隣接しており、それぞれ第3所定値以下の
符号長を有し、前記並行復号手段は、前記2個の符号語
を1個の復号テーブルを用いてエントロピー復号するこ
とにより、それぞれ2組の係数を生成する符号復号手段
と、前記生成された2組の係数に基づいて、逆量子化を
施すことにより、それぞれ2組の信号を並行して生成す
る信号復元手段とを含むように構成してもよい。
【0009】ここで、前記圧縮符号列は、少なくとも2
種類の制御情報がそれぞれエントロピー符号化された同
数種類の符号化制御情報を含み、前記制御情報は、画像
データの復号を制御するために用いられ、前記符号切出
手段は、前記2個の符号語として、前記圧縮符号列から
隣接している2個の符号化制御情報を切り出し、前記並
行復号手段は、前記2個の符号化制御情報を並行してエ
ントロピー復号することにより、それぞれ2個の制御情
報を生成する符号復号手段を含むように構成してもよ
い。
【0010】
【発明の実施の形態】1.実施の形態1 本発明に係る1つの実施の形態としての可変長符号復号
化装置10について、説明する。 1.1 可変長符号復号化装置10の構成 可変長符号復号化装置10の構成について、図1に示す
ブロック図を用いて説明する。
【0011】可変長符号復号化装置10は、第1ビット
ストリームバッファ101、第1ビットストリーム切出
部102、第1ビット長判定部103、第1復号部10
4、第1アドレス計算部105、第2ビットストリーム
切出部106、第2ビット長判定部107、第2復号部
108、第2アドレス計算部109、第1バッファコン
トローラ118、第1バッファ119、第1逆量子化部
120、第2逆量子化部121、第2バッファコントロ
ーラ122、第2バッファ123から構成されている。 1.1.1 第1ビットストリームバッファ101 第1ビットストリームバッファ101は、光ディスク装
置に接続され、MPEG方式により圧縮された動画像の
ビットストリームが記録されている光ディスク媒体か
ら、動画像のビットストリームのうち、4096バイト
分を順次繰り返し読み出し、読み出した4096バイト
分のビットストリームを部分圧縮データとして記憶して
いる。
【0012】なお、MPEG方式により圧縮された動画
像のビットストリームがデジタル放送波として放送さ
れ、第1ビットストリームバッファ101は、前記のデ
ジタル放送波を受信し、受信したデジタル放送波から4
096バイト分のビットストリームを取り出し、記憶し
ているとしてもよい。 1.1.2 第1ビットストリーム切出部102 第1ビットストリーム切出部102は、データ読出位置
を記憶している。データ読出位置は、第1ビットストリ
ームバッファ101に記憶されている部分圧縮データの
先頭からのビット位置をビット数で表したものである。
【0013】第1ビットストリーム切出部102は、第
1ビットストリームバッファ101に記憶されている部
分圧縮データのうち、前記データ読出位置により示され
るビット位置から、48ビット分のビット列を取り出し
て第1ビット列とし、取り出した第1ビット列を第1ビ
ット長判定部103及び第2ビットストリーム切出部1
06へ出力する。
【0014】第1ビットストリーム切出部102は、第
1ビットストリームバッファ101に記憶されている4
096バイト分の部分圧縮データから全てのビット列の
取り出しが完了するまで、48ビット分のビット列の取
り出しを繰り返す。ここで、前記取り出す第1ビット列
のビット長は、少なくとも2符号語を含むように、最大
長の可変長符号の2倍の長さとしている。最大長の可変
長符号の長さは、24ビットである。従って、第1ビッ
ト列は、最大長の可変長符号の長さの2倍の長さを有
し、その長さは48ビットである。
【0015】前記データ読出位置の初期値は0であり、
第1ビットストリームバッファ101に記憶されている
部分圧縮データの先頭位置を示している。第1ビットス
トリーム切出部102は、第2ビット長判定部107よ
り符号ビット長を受け取り、受け取った符号ビット長と
前記記憶しているデータ読出位置とを加算し、加算結果
を新たにデータ読出位置として記憶する。 1.1.3 第1ビット長判定部103 第1ビット長判定部103は、第1ビットストリーム切
出部102から48ビットの第1ビット列を受け取り、
受け取った第1ビット列の先頭から1つの符号語を第1
符号語として検出し、検出した第1符号語のビット長を
第1ビット長として算出する。
【0016】第1ビット長判定部103は、算出した第
1ビット長を第1復号部104と第2ビットストリーム
切出部106と第2ビット長判定部107とへ出力し、
また、検出した第1符号語を第1復号部104へ出力す
る。ビット列から1つの符号語を検出する処理について
は、公知であるので詳しい説明は省略する。 1.1.4 第1復号部104 第1復号部104は、図2に示すように、第1復号制御
部151、固定テーブル152、連想メモリ153から
構成される。連想メモリ153は、第1テーブル154
と第2テーブル155とを含む。 (1)固定テーブル152 固定テーブル152は、図3に示すように、ラン161
とレベル162との組を記憶している領域を複数個有し
ているデータテーブルである。各組が格納されている領
域には、アドレス160が割り当てられている。アドレ
ス160は8ビット以下のアドレスである。各アドレス
160は、当該アドレス160により示される領域に格
納されているラン161とレベル162との組を符号化
した可変長符号である。 (2)第1テーブル154 第1テーブル154は、図3に示すように、アドレス1
64を記憶している領域を複数個有しているデータテー
ブルであり、アドレス164は、第2テーブル166の
各領域のアドレスを示している。各アドレス164が格
納されている領域には、アドレス163が割り当てられ
ている。アドレス163は、9ビット以上、24ビット
以下のアドレスである。 (3)第2テーブル155 第2テーブル155は、図3に示すように、ラン166
とレベル167との組を記憶している領域を複数個有し
ているデータテーブルである。各組が格納されている領
域には、アドレス165が割り当てられている。
【0017】第1テーブル154が有している領域数
は、第2テーブル155が有している領域数と等しい。
第1テーブル154が有している各領域は、第2テーブ
ル155が有している各領域に対応している。第1テー
ブル154の各アドレス163は、第2テーブル155
の一つのアドレスにより示される領域に格納されている
ラン166とレベル167との組を符号化した可変長符
号である。ここで、前記一つのアドレスは、前記アドレ
ス163により示される領域に格納されているアドレス
164である。 (4)第1復号制御部151 第1復号制御部151は、第1ビット長判定部103か
ら、第1ビット長と第1符号語とを受け取る。
【0018】第1復号制御部151は、受け取った第1
ビット長が、8よりも小さいか若しくは8と等しいか、
又は8よりも大きいかを判断する。第1復号制御部15
1は、受け取った第1ビット長が、8よりも小さいか若
しくは8と等しいと判断する場合に、受け取った第1符
号語を固定テーブル152のアドレス160とみなし、
固定テーブル152のこのアドレス160により示され
る領域に格納されているラン161とレベル162との
組を取り出す。このようにして、第1符号語が復号され
て、第1符号語に対応するラン161とレベル162と
の組が生成される。次に、第1復号制御部151は、取
り出したラン161を第1ランとして、第1アドレス計
算部105と第2アドレス計算部109とへ出力し、取
り出したレベル162を第1レベルとして第1逆量子化
部120へ出力する。
【0019】第1復号制御部151は、受け取った第1
ビット長が、8よりも大きいと判断する場合に、受け取
った第1符号語を第1テーブル154のアドレス163
とみなし、第1テーブル154のこのアドレス163に
より示される領域に格納されているアドレス164を取
り出す。次に、取り出したアドレス164を第2テーブ
ル155のアドレス165とみなし、第2テーブル15
5のこのアドレス165により示される領域に格納され
ているラン166とレベル167との組を取り出す。こ
のようにして、第1符号語が復号されて、第1符号語に
対応するラン166とレベル167との組が生成され
る。第1復号制御部151は、取り出したラン166を
第1ランとして、第1アドレス計算部105と第2アド
レス計算部109とへ出力し、取り出したレベル167
を第1レベルとして第1逆量子化部120へ出力する。 1.1.5 第2ビットストリーム切出部106 第2ビットストリーム切出部106は、第1ビットスト
リーム切出部102から48ビットの第1ビット列を受
け取り、第1ビット長判定部103から第1ビット長を
受け取る。
【0020】第2ビットストリーム切出部106は、前
記受け取った48ビットの第1ビット列の先頭から、前
記受け取った第1ビット長分のビット列を取り除いた残
りのビット列を第2ビット列として、第2ビット長判定
部107へ出力する。 1.1.6 第2ビット長判定部107 第2ビット長判定部107は、第2ビットストリーム切
出部106から第2ビット列を受け取り、受け取った第
2ビット列の先頭から1つの符号語を第2符号語として
検出し、検出した第2符号語のビット長を第2ビット長
として算出する。ここで、第2ビット長判定部107
は、画像情報を符号化する際に用いられるすべての種類
の符号語の中から1つの符号語を第2符号語として検出
する。
【0021】第2ビット長判定部107は、第1ビット
長判定部103から第1ビット長を受け取る。第2ビッ
ト長判定部107は、前記受け取った第1ビット長と前
記算出した第2ビット長とを加算して、第1符号語と第
2符号語とのビット長の加算値である符号ビット長を算
出し、算出した符号ビット長を第1ビットストリーム切
出部102へ出力する。
【0022】第2ビット長判定部107は、算出した第
2ビット長と検出した第2符号語とを第2復号部108
へ出力する。ビット列から1つの符号語を検出する処理
については、公知であるので詳しい説明は省略する。 1.1.7 第2復号部108 第2復号部108は、第1復号部104と同様の構成を
有している。
【0023】第2復号部108は、第2ビット長判定部
107から第2ビット長と第2符号語とを受け取り、第
1復号部104と同様にして、第2符号語を復号して、
第2符号語に対応する第2ランと第2レベルとを生成す
る。第2復号部108は、第2ランを第1アドレス計算
部105と第2アドレス計算部109とへ出力し、第2
レベルを第2逆量子化部121へ出力する。 1.1.8 第1アドレス計算部105 第1アドレス計算部105は、第1復号部104から第
1ランを受け取り、第2復号部108から第2ランを受
け取る。
【0024】第1アドレス計算部105は、1ブロック
内の復号において、受け取った第1ランと第2ランと
を、受け取った順序とともに、すべて記憶する。第1ア
ドレス計算部105は、式1を用いて、受け取った第1
ランと1つの組をなして生成された第1レベルが、1ブ
ロック内で置かれる位置を示す座標値Tを算出する。第
1アドレス計算部105は、算出した座標値を第1アド
レスとして、第1逆量子化部120及び第2バッファコ
ントローラ122へ出力する。
【0025】ここで、1ブロックは、水平方向に8要
素、垂直方向に8要素からなる合計64個の要素の集ま
りである。1ブロックの各要素が置かれる位置の座標値
は、1ブロックの1番目の水平方向の8個の要素につい
て左から右への順序で、次に、1ブロックの2番目の水
平方向の8個の要素について左から右への順序で、以下
同様の順序で数え、1ブロックの左上の位置の座標値を
0とし、以降前記の順序で、一つ前の座標値に1を加算
して得られる値をその位置の座標値とする。
【0026】
【数1】
【0027】ここで、Tは、前記第1レベルがブロック
内で置かれる位置を示す座標値である。Zig( )
は、ジグザグスキャンによる順序を、前記の左から右、
上から下への順序に変換する関数である。Ri は、1ブ
ロック内の復号において、第1復号部104又は第2復
号部108によるi回目の復号時に、第1アドレス計算
部105が受け取った第1ラン又は第2ランである。n
は、1ブロック内の復号において、最後の第1ランを受
け取るまでの、第1復号部104又は第2復号部108
による累積の復号回数である。
【0028】図4は、前記のジグザグスキャンの順序を
示したものである。この図で、64個のまる印は1ブロ
ック分の要素を示している。まる印の右下に付した数字
及び図中の矢印が、ジグザグスキャンの順序を示してい
る。ジグザグスキャンは、この図の矢印に示すように、
DC、AC1、AC8、AC16、AC9、・・・、A
C61、AC54、AC47、AC55、AC62、A
C63の順に繰り返される。
【0029】図5は、1ブロックの要素の要素番号j
と、要素番号jに対するジグザグスキャン順の番号を返
すジグザグ関数Zig(j)との対応を示す表である。
ここで、要素番号jは、前記の左から右、上から下への
順序によるものである。図6において、表610には、
一例として、1ブロック内の復号において、第1復号部
104又は第2復号部108により、7個の符号語が復
号され、生成されたランとレベルとの7個の組を示して
いる。
【0030】また、この図において、表650には、1
ブロック内において要素が置かれる座標値であって、前
記の左から右、上から下への順序による座標値を示して
いる。また、表640には、1ブロック内において要素
が置かれる座標値であって、前記ジグザグスキャンの順
序による座標値を示している。また、この図において、
表620には、前記生成された7個のレベル毎に、式1
を用いて算出した座標値を示している。
【0031】さらに、この図において、表630には、
前記生成された7個のレベルと、複数の「0」値が、1
ブロック上に配置されている一例を示す。表630にお
いては、表620に示されるレベルの値が、対応する座
標値で示される位置に配置されていることが分かる。 1.1.9 第2アドレス計算部109 第2アドレス計算部109は、第1復号部104から第
1ランを受け取り、第2復号部108から第2ランを受
け取る。
【0032】第2アドレス計算部109は、第1アドレ
ス計算部105と同様にして、式1を用いて、受け取っ
た第2ランと1つの組をなして生成された第2レベル
が、1ブロック内で置かれる位置を示す座標値を算出す
る。第2アドレス計算部109は、算出した座標値を第
2アドレスとして、第2逆量子化部121及び第2バッ
ファコントローラ122へ出力する。 1.1.10 第1逆量子化部120 第1逆量子化部120は、第1復号部104から出力さ
れた第1レベルと、第1アドレス計算部105から出力
された第1アドレスとを受け取る。
【0033】第1逆量子化部120は、図7に示す量子
化テーブル700を有している。量子化テーブル700
は、水平方向に8個、垂直方向に8個からなる合計64
個の係数Quvの集まりである。第1逆量子化部120
は、量子化テーブル700から、第1アドレスで示され
る位置に置かれている係数Quvを取り出し、式2を用い
て、第1DCT係数を算出する。 (式2)(第1DCT係数)=(第1レベル)×(第1
アドレスで示される位置の係数Quv) 第1逆量子化部120は、算出した第1DCT係数を、
第2バッファコントローラ122へ出力する。
【0034】ここで、DCTは、直交変換の一種であ
る。 1.1.11 第2逆量子化部121 第2逆量子化部121は、第2復号部108から出力さ
れた第2レベルと、第2アドレス計算部109から出力
された第2アドレスとを受け取る。第2逆量子化部12
1は、第1逆量子化部120と同様に、図7に示す量子
化テーブル700を有している。
【0035】第2逆量子化部121は、量子化テーブル
700から、第2アドレスで示される位置に置かれてい
る係数Quvを取り出し、式3を用いて、第2DCT係数
を算出する。 (式3)(第2DCT係数)=(第2レベル)×(第2
アドレスで示される位置の係数Quv) 第2逆量子化部121は、算出した第2DCT係数を、
第2バッファコントローラ122へ出力する。
【0036】なお、第2逆量子化部121は、量子化テ
ーブルを備えず、第1逆量子化部120が有する量子化
テーブルを使用するとしてもよい。 1.1.12 第2バッファ123 第2バッファ123は、第1バッファアドレスとDCT
係数との組を格納する領域を最大64個有するデータ記
憶バッファである。
【0037】第1バッファアドレスを格納する領域は、
64バイトからなり、DCT係数を格納する領域は、9
6バイトからなるので、第2バッファ123は、合計
で、160バイトの記憶容量を有する。 1.1.13 第2バッファコントローラ122 第2バッファコントローラ122は、第1アドレス計算
部105から第1アドレスを受け取り、第1逆量子化部
120から第1DCT係数を受け取る。第2バッファコ
ントローラ122は、第1アドレス計算部105から第
1アドレスを受け取り、第1逆量子化部120から第1
DCT係数を受け取ると、第1アドレスと第1DCT係
数との組を、第2バッファ123内で、書き込みのされ
ていない領域の先頭から、第1バッファアドレスとDC
T係数として書き込む。
【0038】また、第2バッファコントローラ122
は、第2アドレス計算部109から第2アドレスを受け
取り、第2逆量子化部121から第2DCT係数を受け
取る。第2バッファコントローラ122は、第2アドレ
ス計算部109から第2アドレスを受け取り、第2逆量
子化部121から第2DCT係数を受け取ると、第2ア
ドレスと第2DCT係数との組を、第2バッファ123
内で、書き込みのされていない領域の先頭から、第1バ
ッファアドレスとDCT係数として書き込む。
【0039】第2バッファコントローラ122は、第1
バッファコントローラ118から指示を受けて、第2バ
ッファ123の先頭位置から、第2バッファ123に記
憶されている全ての第1バッファアドレスとDCT係数
との組を順に読み出し、読み出した第1バッファアドレ
スとDCT係数との組を第1バッファコントローラ11
8へ出力する。
【0040】第2バッファコントローラ122は、第2
バッファ123に記憶されている全ての第1バッファア
ドレスとDCT係数との組の読み出しと第1バッファコ
ントローラ118への出力とを終了すると、第2バッフ
ァ123に記憶されている全ての内容を消去する。第2
バッファコントローラ122は、第1アドレスと第1D
CT係数と、第2アドレスと第2DCT係数とを同時に
受け取ることができる。従って、第1逆量子化部120
は、第2逆量子化部121の出力完了を待たずに、第1
DCT係数を第2バッファコントローラ122へ出力で
きる。第2逆量子化部121についても、同様である。 1.1.14 第1バッファ119 第1バッファ119は、DCT係数を格納する領域を6
4個有するデータ記憶バッファである。
【0041】1個のDCT係数は、12ビットからなる
ので、第1バッファ119は、合計で、96バイトの記
憶容量を有する。第1バッファ119は、外部接続装置
に接続されている。前記外部接続装置は、第1バッファ
119に記憶されているDCT係数を読み出す。 1.1.15 第1バッファコントローラ118 第1バッファコントローラ118は、前記外部接続装置
が、第1バッファ119の値を全て読み終わった後であ
って、1ブロック分の画像情報の処理の最初に、第1バ
ッファ119の全領域に0を書き込む。
【0042】その後に、第1バッファコントローラ11
8は、第1バッファアドレスとDCT係数との組の出力
の指示を第2バッファコントローラ122へ出力する。
第1バッファコントローラ118は、第1バッファアド
レスとDCT係数との組を第2バッファコントローラ1
22から順に受け取り、受け取った第1バッファアドレ
スとDCT係数との組毎に、第1バッファアドレスで示
される第1バッファ119の領域に、前記第1バッファ
アドレスと同じ組のDCT係数を書き込む。 1.2 可変長符号復号化装置10の動作 可変長符号復号化装置10の動作について、説明する。 1.2.1 可変長符号復号化装置10の全体の動作 可変長符号復号化装置10の全体の動作について、図8
に示すフローチャートを用いて説明する。
【0043】可変長符号復号化装置10において、第1
ビットストリーム切出部102、第1ビット長判定部1
03、第1復号部104、第1アドレス計算部105、
第1逆量子化部120による動作をまとめて便宜的に第
1系統の動作と呼び、第2ビットストリーム切出部10
6、第2ビット長判定部107、第2復号部108、第
2アドレス計算部109、第2逆量子化部121による
動作をまとめて便宜的に第2系統の動作と呼ぶこととす
る。 (1)第1系統の動作 第1ビットストリーム切出部102は、第1ビットスト
リームバッファ101において、データ読出位置により
示されるビット位置から、48ビット分のビット列を取
り出して第1ビット列とし、取り出した第1ビット列を
第1ビット長判定部103へ出力し(ステップS70
1)、取り出した第1ビット列を第2ビットストリーム
切出部106へ出力する(ステップS706)。
【0044】第1ビット長判定部103は、第1ビット
ストリーム切出部102から48ビットの第1ビット列
を受け取り、受け取った第1ビット列の先頭から1つの
符号語を第1符号語として検出し、検出した第1符号語
のビット長を第1ビット長として算出し、算出した第1
ビット長を第1復号部104へ出力し、また、検出した
第1符号語を第1復号部104へ出力し(ステップS7
02)、算出した第1ビット長を第2ビットストリーム
切出部106へ出力し(ステップS707)、算出した
第1ビット長を第2ビット長判定部107へ出力する
(ステップS708)。
【0045】第1復号部104の第1復号制御部151
は、第1ビット長判定部103から、第1ビット長と第
1符号語とを受け取り、第1ビット長と第1符号語とを
用いて、第1ランと第1レベルとを復号し、第1ランを
第1アドレス計算部105と第2アドレス計算部109
とへ出力し、第1レベルを第1逆量子化部120へ出力
する(ステップS703)。
【0046】第1アドレス計算部105は、受け取った
第1ランと1つの組をなして生成された第1レベルが、
1ブロック内で置かれる位置を示す座標値を第1アドレ
スとして算出し、第1逆量子化部120及び第2バッフ
ァコントローラ122へ出力する(ステップS70
4)。第1逆量子化部120は、第1レベルと第1アド
レスとを受け取り、量子化テーブル700を用いて、第
1DCT係数を算出し(ステップS705)、算出した
第1DCT係数を、第2バッファコントローラ122へ
出力する(ステップS709)。 (2)第2系統の動作 第2ビットストリーム切出部106は、第1ビットスト
リーム切出部102から48ビットの第1ビット列を受
け取り(ステップS706)、第1ビット長判定部10
3から第1ビット長を受け取り(ステップS707)、
前記受け取った48ビットの第1ビット列の先頭から、
前記受け取った第1ビット長分のビット列を取り除いた
残りのビット列を第2ビット列として、第2ビット長判
定部107へ出力する(ステップS721)。
【0047】第2ビット長判定部107は、第1ビット
長判定部103から第1ビット長を受け取り(ステップ
S708)、第2ビットストリーム切出部106から第
2ビット列を受け取り、受け取った第2ビット列の先頭
から1つの符号語を第2符号語として検出し、検出した
第2符号語のビット長を第2ビット長として算出し、算
出した第2ビット長と検出した第2符号語とを第2復号
部108へ出力し(ステップS722)、第2ビット長
判定部107は、符号ビット長を算出し、算出した符号
ビット長を第1ビットストリーム切出部102へ出力
し、第1ビットストリーム切出部102は、第2ビット
長判定部107より符号ビット長を受け取り、受け取っ
た符号ビット長と記憶しているデータ読出位置とを加算
し、加算結果を新たにデータ読出位置として記憶する
(ステップS726)。
【0048】第2復号部108は、第2ビット長判定部
107から第2ビット長と第2符号語とを受け取り、第
2符号語を復号して、第2符号語に対応する第2ランと
第2レベルとを生成し、第2ランを第1アドレス計算部
105と第2アドレス計算部109とへ出力し、第2レ
ベルを第2逆量子化部121へ出力する(ステップS7
23)。
【0049】第2アドレス計算部109は、第1復号部
104から第1ランを受け取り、第2復号部108から
第2ランを受け取り、受け取った第2ランと1つの組を
なして生成された第2レベルが、1ブロック内で置かれ
る位置を示す座標値を第2アドレスとして算出し、第2
逆量子化部121及び第2バッファコントローラ122
へ出力する(ステップS724)。
【0050】第2逆量子化部121は、第2復号部10
8から出力された第2レベルと、第2アドレス計算部1
09から出力された第2アドレスとを受け取り、量子化
テーブル700を用いて、第2DCT係数を算出し(ス
テップS725)、算出した第2DCT係数を、第2バ
ッファコントローラ122へ出力する(ステップS72
7)。 (3)第2バッファコントローラ122の動作 第2バッファコントローラ122は、第1アドレス計算
部105から第1アドレスを受け取り、第1逆量子化部
120から第1DCT係数を受け取り(ステップS70
9)、また、第2バッファコントローラ122は、第2
アドレス計算部109から第2アドレスを受け取り、第
2逆量子化部121から第2DCT係数を受け取り(ス
テップS727)、第1アドレスと第1DCT係数との
組を、第2バッファ123内で、書き込みのされていな
い領域の先頭から、第1バッファアドレスとDCT係数
として書き込み、第2アドレスと第2DCT係数との組
を、第2バッファ123内で、書き込みのされていない
領域の先頭から、第1バッファアドレスとDCT係数と
して書き込む(ステップS741)。
【0051】また、第2バッファコントローラ122
は、第1バッファコントローラ118から指示を受けて
(ステップS765)、第2バッファ123の先頭位置
から、第2バッファ123に記憶されている全ての第1
バッファアドレスとDCT係数との組を順に読み出し
(ステップS742)、読み出した第1バッファアドレ
スとDCT係数との組を第1バッファコントローラ11
8へ出力する(ステップS743)。第2バッファコン
トローラ122は、全ての第1バッファアドレスとDC
T係数との組の読み出しと第1バッファコントローラ1
18への出力が終了するまで、読み出しと出力とを繰り
返す(ステップS744)。
【0052】さらに、第2バッファコントローラ122
は、第2バッファ123に記憶されている全ての第1バ
ッファアドレスとDCT係数との組の読み出しを終了す
ると、第2バッファ123に記憶されている全ての内容
を消去する(ステップS745)。 (4)第1バッファコントローラ118の動作 第1バッファコントローラ118は、前記外部接続装置
が、第1バッファ119の値を全て読み終わった後であ
って、1ブロック分の処理の最初に、第1バッファ11
9の全領域に0を書き込む(ステップS761)。
【0053】その後に、第1バッファコントローラ11
8は、第1バッファアドレスとDCT係数との組の出力
の指示を第2バッファコントローラ122へ出力する
(ステップS762)。第1バッファコントローラ11
8は、第1バッファアドレスとDCT係数との組を第2
バッファコントローラ122から順に受け取り(ステッ
プS743)、受け取った第1バッファアドレスとDC
T係数との組毎に、第1バッファアドレスで示される第
1バッファ119の領域に、同じ組のDCT係数を書き
込む(ステップS763)。
【0054】第1バッファコントローラ118は、第1
バッファアドレスとDCT係数との組の受け取りが終了
するまで、第1バッファアドレスとDCT係数との組の
受け取りと書き込みを繰り返す(ステップS764)。 1.2.2 第1ビットストリーム切出部102の動作 第1ビットストリーム切出部102の動作について、図
9に示すフローチャートを用いて説明する。
【0055】第1ビットストリーム切出部102は、デ
ータ読出位置の初期値を0とする(ステップS90
1)。第1ビットストリーム切出部102は、第1ビッ
トストリームバッファ101に記憶されている部分圧縮
データのうち、前記データ読出位置により示されるビッ
ト位置から、48ビット分のビット列を取り出して第1
ビット列とし(ステップS902)、取り出した第1ビ
ット列を第1ビット長判定部103及び第2ビットスト
リーム切出部106へ出力する(ステップS903)。
【0056】また、第1ビットストリーム切出部102
は、第2ビット長判定部107より符号ビット長を受け
取り(ステップS904)、受け取った符号ビット長と
前記記憶しているデータ読出位置とを加算し、加算結果
を新たにデータ読出位置として記憶する(ステップS9
05)。第1ビットストリーム切出部102は、第1ビ
ットストリームバッファ101に記憶されている409
6バイト分の部分圧縮データの全ての取り出しが完了す
るまで、48ビット分のビット列の取り出しを繰り返す
(ステップS906)。 1.2.3 第1ビット長判定部103の動作 第1ビット長判定部103の動作について、図10に示
すフローチャートを用いて説明する。
【0057】第1ビット長判定部103は、第1ビット
ストリーム切出部102から48ビットの第1ビット列
を受け取り(ステップS921)、受け取った第1ビッ
ト列の先頭から1つの符号語を第1符号語として検出し
(ステップS922)、検出した第1符号語のビット長
を第1ビット長として算出し(ステップS923)、算
出した第1ビット長を第1復号部104と第2ビットス
トリーム切出部106と第2ビット長判定部107とへ
出力し、また、検出した第1符号語を第1復号部104
へ出力する(ステップS924)。 1.2.4 第1復号部104の第1復号制御部151
の動作 第1復号部104の第1復号制御部151の動作につい
て、図11に示すフローチャートを用いて説明する。
【0058】第1復号部104の第1復号制御部151
は、第1ビット長判定部103から、第1ビット長と第
1符号語とを受け取り(ステップS941)、受け取っ
た第1ビット長が、8よりも小さいか若しくは8と等し
いか、又は8よりも大きいかを判断し、受け取った第1
ビット長が、8よりも小さいか若しくは8と等しいと判
断する場合に(ステップS942)、受け取った第1符
号語を固定テーブル152のアドレス160とみなし、
固定テーブル152のこのアドレス160により示され
る領域に格納されているラン161とレベル162との
組を取り出し(ステップS943)、取り出したラン1
61を第1ランとして、第1アドレス計算部105と第
2アドレス計算部109とへ出力し、取り出したレベル
162を第1レベルとして第1逆量子化部120へ出力
する(ステップS944)。
【0059】第1復号制御部151は、受け取った第1
ビット長が、8よりも大きいと判断する場合に(ステッ
プS942)、受け取った第1符号語を第1テーブル1
54のアドレス163とみなし、第1テーブル154の
このアドレス163により示される領域に格納されてい
るアドレス164を取り出し(ステップS945)、次
に、取り出したアドレス164を第2テーブル155の
アドレス165とみなし、第2テーブル155のこのア
ドレス165により示される領域に格納されているラン
166とレベル167との組を取り出し(ステップS9
46)、取り出したラン166を第1ランとして、第1
アドレス計算部105と第2アドレス計算部109とへ
出力し、取り出したレベル167を第1レベルとして第
1逆量子化部120へ出力する(ステップS947)。 1.2.5 第1アドレス計算部105の動作 第1アドレス計算部105の動作について、図12に示
すフローチャートを用いて説明する。
【0060】第1アドレス計算部105は、第1復号部
104から第1ランを受け取り、第2復号部108から
第2ランを受け取り(ステップS961)、1ブロック
内の復号において、受け取った第1ランと第2ランと
を、受け取った順序とともに、すべて記憶し(ステップ
S962)、第1アドレス計算部105は、式1を用い
て、受け取った第1ランと1つの組をなして生成された
第1レベルが、1ブロック内で置かれる位置を示す座標
値を第1アドレスとして算出し(ステップS963)、
第1アドレスを第1逆量子化部120及び第2バッファ
コントローラ122へ出力する(ステップS964)。 1.2.6 第1逆量子化部120の動作 第1逆量子化部120の動作について、図13に示すフ
ローチャートを用いて説明する。
【0061】第1逆量子化部120は、第1復号部10
4から出力された第1レベルと、第1アドレス計算部1
05から出力された第1アドレスとを受け取り(ステッ
プS981)、量子化テーブル700から第1アドレス
で示される位置に置かれている係数Quvを取り出し(ス
テップS982)、式2を用いて、第1DCT係数を算
出し(ステップS983)、算出した第1DCT係数
を、第2バッファコントローラ122へ出力する(ステ
ップS984)。 1.2.7 他の構成部の動作 第2ビットストリーム切出部106、第2ビット長判定
部107、第2復号部108、第2アドレス計算部10
9、第2逆量子化部121の各動作については、第1ビ
ットストリーム切出部102、第1ビット長判定部10
3、第1復号部104、第1アドレス計算部105、第
1逆量子化部120の各動作と同様であるので、説明を
省略する。 1.3 可変長符号復号化装置10の時間経過に伴う推
移 可変長符号復号化装置10の符号語ごとの復号におい
て、時間経過に伴う各構成要素の処理の推移を図14に
示すタイムチャートを用いて説明する。
【0062】このタイムチャートにおいて、縦方向に、
第1ビットストリームバッファ101、第1ビットスト
リーム切出部102、第1ビット長判定部103、第1
復号部104、第1アドレス計算部105、第1逆量子
化部120、第2ビットストリーム切出部106、第2
ビット長判定部107、第2復号部108、第2アドレ
ス計算部109、第2逆量子化部121、第2バッファ
コントローラ122、第2バッファ123、第1バッフ
ァコントローラ118、第1バッファ119の各処理部
を列挙し、横方向に、時間経過に伴う各処理部毎の処理
を示す。
【0063】このタイムチャートにおいて、処理C50
1は、第1ビットストリームバッファ101による処理
を示している。処理C502〜C508は、それぞれ第
1ビットストリーム切出部102、第1ビット長判定部
103、第1復号部104、第1アドレス計算部10
5、第1逆量子化部120、第2バッファコントローラ
122、第2バッファ123による処理を示している。
処理C521〜C527及び処理C541〜C547に
ついても同様である。処理C511〜C517は、それ
ぞれ第2ビットストリーム切出部106、第2ビット長
判定部107、第2復号部108、第2アドレス計算部
109、第2逆量子化部121、第2バッファコントロ
ーラ122、第2バッファ123による処理を示してい
る。処理C531〜C537及び処理C551〜C55
7についても同様である。処理C561、C562は、
それぞれ第1バッファコントローラ118、第1バッフ
ァ119による処理を示している。
【0064】なお、このタイムチャートにおいて、横方
向は時間の経過を示しているが、絶対的な時間を示して
いるわけではないので、注意を要する。このタイムチャ
ートに示すように、処理C501終了後、処理C502
〜C508がこの順序で動作する。また、処理C503
終了後、処理C511〜C517がこの順序で動作す
る。次に、処理C512終了後、処理C521〜C52
7がこの順序で動作する。以下は同様である。最後の処
理C557が終了すると、C561、C562がこの順
序で動作する。 1.4 まとめ ここに示した実施の形態によると、2系統の「復号部
と、アドレス計算部と、逆量子化部と」を有しているの
で、ビットストリーム中の可変長符号を1系統で復号
し、アドレス計算し、逆量子化する場合と比べて一定時
間当りより多くの可変長符号の復号が可能となる。これ
は大きな画像を処理する場合に有効である。
【0065】また、第1復号部及び第2復号部が有する
可変長符号復号テーブルを、固定テーブルと連想メモリ
の2段の構成にしているので、可変長符号復号テーブル
を1つのテーブルで実現した場合と比較すると、テーブ
ルのサイズを小さくすることができる。また、第2バッ
ファコントローラ122と第2バッファ123とを有し
ているので、第2バッファコントローラ122は、第1
アドレスと第1DCT係数と、第2アドレスと第2DC
T係数とを同時に受け取ることができる。従って、第1
逆量子化部120は、第2逆量子化部121の出力完了
を待たずに、第1DCT係数を第2バッファコントロー
ラ122へ出力できる。第2逆量子化部121について
も同様である。
【0066】また、第1バッファコントローラ118と
第1バッファ119とを有しているので、外部の装置の
処理速度に関係なく、また外部の装置の処理タイミング
に依存することなく、本可変長符号復号化装置により復
号されたDCT係数の第1バッファ119への書き込み
ができる。 2.実施の形態2 本発明に係る別の1つの実施の形態としての可変長符号
復号化装置20について、説明する。 2.1 可変長符号復号化装置20の構成 可変長符号復号化装置20の構成について、図15及び
図16に示すブロック図を用いて説明する。
【0067】可変長符号復号化装置20は、第1ビット
ストリームバッファ101、第1ビットストリーム切出
部102、第1ビット長判定部103、第1復号部10
4、第1アドレス計算部105、第2ビットストリーム
切出部106、第2ビット長判定部107、第2復号部
108、第2アドレス計算部109、第1バッファコン
トローラ118、第1バッファ119、第1逆量子化部
120、第2逆量子化部121、第2バッファコントロ
ーラ122、第2バッファ123、第2ビットストリー
ムバッファ110、第1ビット長選択部111、ビット
ストリーム選択部112、第2ビット長選択部113、
第1定数発生部114、第3ビット長選択部115、第
2定数発生部116、第3定数発生部124、第1位置
情報選択部125、第2位置情報選択部117、第1バ
ッファ選択部126、第2バッファ選択部127、第4
バッファコントローラ128、第4バッファ131、第
3バッファコントローラ129、第3バッファ130、
選択受付部141、状態記憶部142から構成されてい
る。
【0068】可変長符号復号化装置10の構成要素と同
じ符号を付された構成要素は、同様の構成要素である。
以下においては、新たに追加された構成要素について説
明する。また、可変長符号復号化装置10の構成要素と
同じ符号を付された構成要素については、可変長符号復
号化装置10の構成要素と異なる部分を説明する。可変
長符号復号化装置20は、あらかじめ2つの状態のうち
のいずれか一方を有する。第1の状態は、可変長符号復
号化装置10と同様に、1つのビットストリームを復号
する状態である。第2の状態は、異なる2つのビットス
トリームをそれぞれ復号する状態である。 2.1.1 選択受付部141、状態記憶部142 選択受付部141は、利用者から前記第1の状態又は第
2の状態の選択を受け付け、受け付けた選択を状態記憶
部142へ出力する。
【0069】状態記憶部142は、選択受付部141か
ら、前記第1の状態又は第2の状態の選択を受信し、前
記の何れか一方の状態を記憶する。 2.1.2 第2ビットストリームバッファ110 第2ビットストリームバッファ110は、第1ビットス
トリームバッファ101が読み出して記憶している動画
像のビットストリームとは別の動画像のビットストリー
ムを読み出して記憶している。その他については、第1
ビットストリームバッファ101と同じであるので、説
明を省略する。 2.1.3 第1ビットストリーム切出部102 第1ビットストリーム切出部102は、第2ビット長判
定部107より符号ビット長を受け取る代わりに、第1
ビット長選択部111から符号ビット長又は第1ビット
長を受け取り、受け取った符号ビット長又は第1ビット
長と前記記憶しているデータ読出位置とを加算し、加算
結果を新たにデータ読出位置として記憶する。 2.1.4 第1ビット長判定部103 第1ビット長判定部103は、算出した第1ビット長を
第1復号部104と第2ビットストリーム切出部106
と第2ビット長判定部107とへ出力する代わりに、算
出した第1ビット長を第1復号部104と第1ビット長
選択部111と第2ビット長選択部113と第3ビット
長選択部115とへ出力する。 2.1.5 第1復号部104の第1復号制御部151 第1復号部104の第1復号制御部151は、第1ラン
を第2アドレス計算部109へ出力する代わりに、第2
位置情報選択部117へ出力する。 2.1.6 第2ビットストリーム切出部106 第2ビットストリーム切出部106は、第1の状態の場
合に、ビットストリーム選択部112から48ビットの
第1ビット列を受け取り、第2ビット長選択部113か
ら第1ビット長を受け取る。
【0070】第2ビットストリーム切出部106は、第
1の状態の場合に、前記受け取った48ビットの第1ビ
ット列の先頭から、前記受け取った第1ビット長分のビ
ット列を取り除いた残りのビット列を第2ビット列とし
て、第2ビット長判定部107へ出力する。第2ビット
ストリーム切出部106は、第2データ読出位置を記憶
している。第2データ読出位置は、第2ビットストリー
ムバッファ110に記憶されている部分圧縮データの先
頭からのビット位置をビット数で表したものである。
【0071】第2ビットストリーム切出部106は、第
2の状態の場合、ビットストリーム選択部112を経由
して、第2ビットストリームバッファ110に記憶され
ている部分圧縮データのうち、前記第2データ読出位置
により示されるビット位置から、24ビット分のビット
列を取り出し、取り出したビット列を第2ビット列とし
て第2ビット長判定部107へ出力する。
【0072】第2ビットストリーム切出部106は、第
2の状態の場合、第2ビットストリームバッファ110
に記憶されている4096バイト分の部分圧縮データか
ら全てのビット列の取り出しが完了するまで、24ビッ
ト分のビット列の取り出しを繰り返す。ここで、前記取
り出すビット列のビット長は、少なくとも1符号語を含
むように、最大長の可変長符号の長さとしている。最大
長の可変長符号の長さは、24ビットである。従って、
前記ビット列は、最大長の可変長符号の長さと等しい長
さを有し、その長さは24ビットである。
【0073】前記第2データ読出位置の初期値は0であ
り、第2ビットストリームバッファ110に記憶されて
いる部分圧縮データの先頭位置を示している。第2ビッ
トストリーム切出部106は、第2の状態の場合、第2
ビット長選択部113より符号ビット長を受け取り、受
け取った符号ビット長と前記記憶している第2データ読
出位置とを加算し、加算結果を新たに第2データ読出位
置として記憶する。 2.1.7 第2ビット長判定部107 第2ビット長判定部107は、第1ビット長判定部10
3から第1ビット長を受け取る代わりに、第3ビット長
選択部115から定数0又は第1ビット長を受け取り、
前記受け取った定数0又は第1ビット長と前記算出した
第2ビット長とを加算して、第1符号語と第2符号語と
のビット長の加算値である符号ビット長を算出する。 2.1.8 第2復号部108 第2復号部108は、第2ランを第1アドレス計算部1
05と第2アドレス計算部109とへ出力する代わり
に、第2ランを第1位置情報選択部125と第2アドレ
ス計算部109とへ出力する。 2.1.9 第1ビット長選択部111 第1ビット長選択部111は、状態記憶部142に記憶
されている第1の状態又は第2の状態を読み出す。
【0074】第1ビット長選択部111は、第1の状態
の場合、第2ビット長判定部107から出力される符号
ビット長を受け取り、第1ビットストリーム切出部10
2へ出力する。第2の状態の場合、第1ビット長判定部
103から出力される第1ビット長を受け取り、第1ビ
ットストリーム切出部102へ出力する。 2.1.10 ビットストリーム選択部112 ビットストリーム選択部112は、状態記憶部142に
記憶されている第1の状態又は第2の状態を読み出す。
【0075】ビットストリーム選択部112は、第1の
状態の場合、第1ビットストリーム切出部102から第
1ビット列を受け取り、第2ビットストリーム切出部1
06へ出力する。第2の状態の場合、第2ビットストリ
ームバッファ110からビットストリームを受け取り、
第2ビットストリーム切出部106へ出力する。 2.1.11 第2ビット長選択部113 第2ビット長選択部113は、状態記憶部142に記憶
されている第1の状態又は第2の状態を読み出す。
【0076】第2ビット長選択部113は、第1の状態
の場合、第1ビット長判定部103から出力される第1
ビット長を受け取り、第2ビットストリーム切出部10
6へ出力する。第2の状態の場合、第2ビット長判定部
107から出力される符号ビット長を第2ビットストリ
ーム切出部106へ出力する。 2.1.12 第1定数発生部114 第1定数発生部114は、定数0を第3ビット長選択部
115へ出力する。 2.1.13 第3ビット長選択部115 第3ビット長選択部115は、状態記憶部142に記憶
されている第1の状態又は第2の状態を読み出す。
【0077】第3ビット長選択部115は、第1の状態
の場合、第1ビット長判定部103から出力される第1
ビット長を第2ビット長判定部107へ出力する。第2
の状態の場合、第1定数発生部114から出力される定
数0を第2ビット長判定部107へ出力する。 2.1.14 第2定数発生部116 第2定数発生部116は、定数0を第2位置情報選択部
117へ出力する。 2.1.15 第2位置情報選択部117 第2位置情報選択部117は、状態記憶部142に記憶
されている第1の状態又は第2の状態を読み出す。
【0078】第2位置情報選択部117は、第1の状態
の場合、第1復号部104から出力される第1ランを第
2アドレス計算部109へ出力する。第2の状態の場
合、第2定数発生部116から出力される定数0を第2
アドレス計算部109へ出力する。 2.1.16 第3定数発生部124 第3定数発生部124は、定数0を第1位置情報選択部
125へ出力する。 2.1.17 第1位置情報選択部125 第1位置情報選択部125は、状態記憶部142に記憶
されている第1の状態又は第2の状態を読み出す。
【0079】第1位置情報選択部125は、第1の状態
の場合、第2復号部108から出力される第2ランを第
1アドレス計算部105へ出力する。第2の状態の場
合、第3定数発生部124から出力される定数0を第1
アドレス計算部105へ出力する。 2.1.18 第1バッファ選択部126 第1バッファ選択部126は、状態記憶部142に記憶
されている第1の状態又は第2の状態を読み出す。
【0080】第1バッファ選択部126は、第1の状態
の場合、第2アドレス計算部109から出力された第2
アドレスを第2バッファコントローラ122へ出力す
る。第2の状態の場合、第2アドレス計算部109から
出力された第2アドレスを第4バッファコントローラ1
28へ出力する。 2.1.19 第2バッファ選択部127 第2バッファ選択部127は、状態記憶部142に記憶
されている第1の状態又は第2の状態を読み出す。
【0081】第2バッファ選択部127は、第1の状態
の場合、第2逆量子化部121から出力された第2DC
T係数を第2バッファコントローラ122へ出力する。
第2の状態の場合、第2逆量子化部121から出力され
た第2DCT係数を第4バッファコントローラ122へ
出力する。 2.1.20 第4バッファ131 第4バッファ131は、第3バッファアドレスとDCT
係数との組を格納する領域を最大64個有するデータ記
憶バッファである。
【0082】第3バッファアドレスを格納する領域は、
64バイトからなり、DCT係数を格納する領域は、9
6バイトからなるので、第4バッファ131は、合計
で、160バイトの記憶容量を有する。 2.1.21 第4バッファコントローラ128 第4バッファコントローラ128は、第2の状態の場
合、第1バッファ選択部126から第2アドレスを受け
取り、第2バッファ選択部127から第2DCT係数を
受け取る。第4バッファコントローラ128は、第2の
状態の場合、第1バッファ選択部126から第2アドレ
スを受け取り、第2バッファ選択部127から第2DC
T係数を受け取ると、第2アドレスと第2DCT係数と
の組を、第4バッファ131内で、書き込みのされてい
ない領域の先頭から、第3バッファアドレスとDCT係
数として書き込む。
【0083】第4バッファコントローラ128は、第2
の状態の場合、第3バッファコントローラ129から指
示を受けて、第4バッファ131の先頭位置から、第4
バッファ131に記憶されている全ての第3バッファア
ドレスとDCT係数との組を順に読み出し、読み出した
第3バッファアドレスとDCT係数との組を第3バッフ
ァコントローラ129へ出力する。
【0084】第4バッファコントローラ128は、第2
の状態の場合、第4バッファ131に記憶されている全
ての第3バッファアドレスとDCT係数との組の読み出
しを終了すると、第4バッファ131に記憶されている
全ての内容を消去する。 2.1.22 第3バッファ130 第3バッファ130は、DCT係数を格納する領域を6
4個有するデータ記憶バッファである。
【0085】1個のDCT係数は、12ビットからなる
ので、第3バッファ130は、合計で、96バイトの記
憶容量を有する。第3バッファ130は、外部接続装置
に接続されている。前記外部接続装置は、第3バッファ
130に記憶されているDCT係数を読み出す。 2.1.23 第3バッファコントローラ129 第3バッファコントローラ129は、前記外部接続装置
が、第3バッファ130の値を全て読み終わった後であ
って、1ブロック分の処理の最初に、第3バッファ13
0の全領域に0を書き込む。
【0086】その後に、第3バッファコントローラ12
9は、第3バッファアドレスとDCT係数との組の出力
の指示を第4バッファコントローラ128へ出力する。
第3バッファコントローラ129は、第3バッファアド
レスとDCT係数との組を第4バッファコントローラ1
28から順に受け取り、受け取った第3バッファアドレ
スとDCT係数との組毎に、第3バッファアドレスで示
される第3バッファ130の領域に、同じ組のDCT係
数を書き込む。 2.2 可変長符号復号化装置20の動作 可変長符号復号化装置20の全体の動作について、以下
に説明する。
【0087】可変長符号復号化装置20の各構成要素の
動作については、可変長符号復号化装置10の構成要素
と同様であるので、説明は省略する。第1の状態の場合
には、可変長符号復号化装置20は、可変長符号復号化
装置10と同様に動作する。第2の状態の場合の可変長
符号復号化装置20の全体の動作について、図17及び
図18に示すフローチャートを用いて説明する。なお、
ここでは、図8に示すフローチャートとの相違点を中心
にして説明する。 (1)第1系統の動作 第1系統の動作において、図8に示すステップS706
〜S708の代わりに、ステップS710において、第
1ビット長判定部103は、算出した第1ビット長を第
1ビット長選択部111を経由して第1ビットストリー
ム切出部102へ出力する。 (2)第2系統の動作 第2系統の動作において、図8に示すS706〜S70
8、ステップS721の代わりに、ステップS730に
おいて、第2ビットストリーム切出部106は、ビット
ストリーム選択部112を経由して、第2ビットストリ
ームバッファ110に記憶されている部分圧縮データの
うち、前記第2データ読出位置により示されるビット位
置から、24ビット分のビット列を取り出し、取り出し
たビット列を第2ビット列として第2ビット長判定部1
07へ出力する。
【0088】また、図8に示すS726の代わりに、ス
テップS731において、第2ビット長判定部107
は、符号ビット長を算出し、算出した符号ビット長を第
2ビット長選択部113を経由して、第2ビットストリ
ーム切出部106へ出力し、第2ビットストリーム切出
部106は、第2ビット長判定部107より符号ビット
長を受け取り、受け取った符号ビット長と記憶している
第2データ読出位置とを加算し、加算結果を新たに第2
データ読出位置として記憶する (3)第2バッファコントローラ122の動作 第2バッファコントローラ122は、図8に示すS72
7に示す動作は行わない。また、ステップS741にお
いて、第1アドレスと第1DCT係数との組を、第2バ
ッファ123内で、書き込みのされていない領域の先頭
から、第1バッファアドレスとDCT係数として書き込
む。第2バッファコントローラ122は、第2アドレス
と第2DCT係数との組を、第2バッファ123内で、
書き込みのされていない領域の先頭から、第1バッファ
アドレスとDCT係数として書き込む動作は行わない。 (4)第4バッファコントローラ128の動作 第4バッファコントローラ122は、第2アドレス計算
部109から第1バッファ選択部126を経由して第2
アドレスを受け取り、第2逆量子化部121から第2バ
ッファ選択部127を経由して第2DCT係数を受け取
り(ステップS727)、第2アドレスと第2DCT係
数との組を、第4バッファ131内で、書き込みのされ
ていない領域の先頭から、第3バッファアドレスとDC
T係数として書き込む(ステップS781)。
【0089】また、第4バッファコントローラ128
は、第3バッファコントローラ129から指示を受けて
(ステップS773)、第4バッファ131の先頭位置
から、第4バッファ131に記憶されている全ての第3
バッファアドレスとDCT係数との組を順に読み出し
(ステップS782)、読み出した第3バッファアドレ
スとDCT係数との組を第3バッファコントローラ12
9へ出力する(ステップS783)。第4バッファコン
トローラ128は、全ての第3バッファアドレスとDC
T係数との組の読み出しと第3バッファコントローラ1
29への出力が終了するまで、読み出しと出力とを繰り
返す(ステップS784)。
【0090】さらに、第4バッファコントローラ128
は、第4バッファ131に記憶されている全ての第3バ
ッファアドレスとDCT係数との組の読み出しを終了す
ると、第4バッファ131に記憶されている全ての内容
を消去する(ステップS785)。 (5)第3バッファコントローラ129の動作 第3バッファコントローラ129は、前記外部接続装置
が、第3バッファ130の値を全て読み終わった後であ
って、1ブロック分の処理の最初に、第3バッファ13
0の全領域に0を書き込む(ステップS771)。
【0091】その後に、第3バッファコントローラ12
9は、第3バッファアドレスとDCT係数との組の出力
の指示を第4バッファコントローラ128へ出力する
(ステップS772)。第3バッファコントローラ12
9は、第3バッファアドレスとDCT係数との組を第4
バッファコントローラ128から順に受け取り(ステッ
プS783)、受け取った第3バッファアドレスとDC
T係数との組毎に、第3バッファアドレスで示される第
3バッファ130の領域に、同じ組のDCT係数を書き
込む(ステップS775)。
【0092】第3バッファコントローラ129は、第3
バッファアドレスとDCT係数との組の受け取りが終了
するまで、第3バッファアドレスとDCT係数との組の
受け取りと書き込みを繰り返す(ステップS774)。 2.3 可変長符号復号化装置20の時間経過に伴う推
移 可変長符号復号化装置20の符号語ごとの復号におい
て、時間経過に伴う推移を図19に示すタイムチャート
を用いて説明する。
【0093】このタイムチャートにおいて、縦方向に、
第1ビットストリームバッファ101、第1ビットスト
リーム切出部102、第1ビット長判定部103、第1
復号部104、第1アドレス計算部105、第1逆量子
化部120、第2バッファコントローラ122、第2バ
ッファ123、第1バッファコントローラ118、第1
バッファ119、第2ビットストリームバッファ11
0、第2ビットストリーム切出部106、第2ビット長
判定部107、第2復号部108、第2アドレス計算部
109、第2逆量子化部121、第4バッファコントロ
ーラ128、第4バッファ131、第3バッファコント
ローラ129、第3バッファ130の各処理部を列挙
し、横方向に、時間経過に伴う各処理部毎の処理を示
す。なお、各選択部及び各定数発生部については、省略
している。
【0094】このタイムチャートにおいて、処理C60
0は、第1ビットストリームバッファ101による処理
を示している。処理C601〜C607、C611、C
612は、それぞれ第1ビットストリーム切出部10
2、第1ビット長判定部103、第1復号部104、第
1アドレス計算部105、第1逆量子化部120、第2
バッファコントローラ122、第2バッファ123、第
1バッファコントローラ118、第1バッファ119に
よる処理を示している。
【0095】また、処理C620は、第2ビットストリ
ームバッファ110による処理を示している。処理C6
21〜C627、C631、C632は、それぞれ第2
ビットストリーム切出部106、第2ビット長判定部1
07、第2復号部108、第2アドレス計算部109、
第2逆量子化部121、第4バッファコントローラ12
8、第4バッファ131、第3バッファコントローラ1
29、第3バッファ130による処理を示している。
【0096】このタイムチャートにおいて、処理C60
0とC620とは同時に処理が開始される。 2.4 まとめ ここに示した実施の形態によると、ビットストリームバ
ッファを1系統追加し、各選択部及び各定数発生部を追
加しているので、各選択部を切り替えることにより、1
つの動画からなるビットストリームの2系統による復号
と、2つの異なる動画からなるビットストリームの復号
とを切り替えて行える。 3.実施の形態3 本発明に係る別の1つの実施の形態としての可変長符号
復号化装置30について、説明する。 3.1 可変長符号復号化装置30の構成 可変長符号復号化装置30の構成について、図20に示
すブロック図を用いて説明する。
【0097】可変長符号復号化装置30は、第1ビット
ストリームバッファ101、第1ビットストリーム切出
部102、第1ビット長判定部103、第1復号部14
0、第1アドレス計算部105、第2アドレス計算部1
09、第1バッファコントローラ118、第1バッファ
119、第1逆量子化部120、第2逆量子化部12
1、第2バッファコントローラ122、第2バッファ1
23から構成されている。
【0098】可変長符号復号化装置10の構成要素と同
じ符号を付された構成要素は、同様の構成要素である。
以下においては、新たに追加された構成要素について説
明する。また、可変長符号復号化装置10の構成要素と
同じ符号を付された構成要素については、可変長符号復
号化装置10の構成要素と異なる部分を説明する。 3.1.1 第1ビットストリーム切出部102 第1ビットストリーム切出部102は、第1ビットスト
リームバッファ101に記憶されている部分圧縮データ
のうち、前記データ読出位置により示されるビット位置
から、24ビット分のビット列を取り出して第1ビット
列とし、取り出した第1ビット列を第1ビット長判定部
103へ出力する。
【0099】第1ビットストリーム切出部102は、第
1ビットストリームバッファ101に記憶されている4
096バイト分の部分圧縮データから全てのビット列の
取り出しが完了するまで、24ビット分のビット列の取
り出しを繰り返す。ここで、前記取り出す第1ビット列
のビット長は、少なくとも1符号語を含むように、最大
長の可変長符号の長さとしている。最大長の可変長符号
の長さは、24ビットである。従って、第1ビット列の
長さは24ビットである。
【0100】第1ビットストリーム切出部102は、第
1ビット長判定部103より第1ビット長又は第1ビッ
ト長及び第2ビット長を受け取る。第1ビットストリー
ム切出部102は、受け取った第1ビット長と記憶して
いるデータ読出位置とを加算する。第2ビット長を受け
取る場合は、さらに第2ビット長を加算する。第1ビッ
トストリーム切出部102は、加算結果を新たにデータ
読出位置として記憶する。 3.1.2 第1ビット長判定部103 第1ビット長判定部103は、第1ビットストリーム切
出部102から24ビットの第1ビット列を受け取る。
【0101】第1ビット長判定部103は、受け取った
第1ビット列の先頭から1つの符号語を第1符号語とし
て検出し、検出した第1符号語のビット長を第1ビット
長として算出する。第1ビット長判定部103は、算出
した第1ビット長が5ビット以下である場合には、第1
符号語に続く位置から、5ビット以下の長さを有する第
2符号語を検出し、第2符号語を検出した場合に、検出
した第2符号語のビット長を第2ビット長として算出す
る。
【0102】第1ビット長判定部103は、算出した第
1ビット長を第1ビットストリーム切出部102へ出力
し、また、検出した第1符号語を第1復号部140へ出
力する。第1ビット長判定部103は、第2符号語を検
出した場合には、算出した第2ビット長を第1ビットス
トリーム切出部102へ出力し、また、検出した第2符
号語を第1復号部140へ出力する。
【0103】ビット列から1つの符号語を検出する処理
については、公知であるので詳しい説明は省略する。 3.1.3 第1復号部140 第1復号部140は、図21に示すように、第1復号制
御部156、第3テーブル157、第4テーブル158
から構成される。 (1)第3テーブル157 第3テーブル157は、図22に示すように、ランA1
72とレベルA173とランB174とレベルB175
との組を格納する領域を複数個有しているデータテーブ
ルである。各領域は、可変長符号171をアドレスとす
る。
【0104】可変長符号171は、第1の可変長符号と
第2の可変長符号を結合して形成されており、第1の可
変長符号は、ランA172とレベルA173との組に対
応し、第2の可変長符号は、ランB174とレベルB1
75との組に対応している。第1の可変長符号及び第2
の可変長符号は、それぞれ5ビット以下の可変長符号で
ある。
【0105】例えば、この図に示す可変長符号171
「1100110」は、第1の可変長符号「110」と
第2の可変長符号「0110」とが結合されて形成され
たものである。ランとレベルとの組179aは、第1の
可変長符号「110」に対応し、ランとレベルとの組1
79bは、第2の可変長符号「0110」に対応してい
る。 (2)第4テーブル158 第4テーブル158は、図23に示すように、ラン17
7とレベル178の組を格納する領域を複数個有してい
るデータテーブルである。可変長符号176は、各領域
のアドレスである。
【0106】可変長符号176は、ラン177とレベル
178との組に対応している。なお、この図において、
可変長符号176の最後のビットの「s」は、「0」又
は「1」の値を取る。「s」が「0」のときは、レベル
178は、正の値であることを示し、「s」が「1」の
ときは、レベル178は、負の値であることを示してい
る。また、可変長符号「1s」は、1ブロック内のDC
係数に用いられ、可変長符号「11s」は、1ブロック
内のAC係数に用いられる。 (3)第1復号制御部156 第1復号制御部156は、第1ビット長判定部103か
ら出力された第1符号語又は第1符号語及び第2符号語
を受け取る。
【0107】第1復号制御部156は、第2符号語を受
け取ったかどうかを判断する。第1復号制御部156
は、第2符号語を受け取った場合には、第1符号語と第
2符号語とを結合し、第3テーブル157から、結合結
果をアドレスとする領域に格納されているランA172
とレベルA173とランB174とレベルB175とを
得る。第1復号制御部156は、得られたランA172
を第1ランとして第1アドレス計算部105と第2アド
レス計算部109とへ出力し、得られたレベルA173
を第1レベルとして第1逆量子化部120へ出力し、得
られたランB174を第2ランとして第1アドレス計算
部105と第2アドレス計算部109とへ出力し、得ら
れたレベルB175を第2レベルとして第2逆量子化部
121へ出力する。
【0108】第1復号制御部156は、第2符号語を受
け取らない場合には、第4テーブル158から、第1符
号語をアドレスとする領域に格納されているラン177
とレベル178との組を得る。第1復号制御部156
は、得られたラン177を第1ランとして第1アドレス
計算部105と第2アドレス計算部109とへ出力し、
得られたレベル178を第1レベルとして第1逆量子化
部120へ出力する。 3.2 可変長符号復号化装置30の動作 可変長符号復号化装置30の動作について、説明する。 3.2.1 可変長符号復号化装置30の全体の動作 可変長符号復号化装置30の全体の動作について、図2
4に示すフローチャートを用いて説明する。この図にお
いて、図8のフローチャートのステップと同じ符号を付
されたステップは、同様に動作するステップである。以
下においては、新たに追加されたステップについて説明
する。また、図8のフローチャートのステップと同じ符
号を付されたステップについては、図8のフローチャー
トのステップと異なる部分を中心にして説明する。
【0109】可変長符号復号化装置30において、第1
系統の動作は、第1ビットストリーム切出部102、第
1ビット長判定部103、第1復号部140、第1アド
レス計算部105、第1逆量子化部120による動作を
まとめたものであり、第2系統の動作は、第2アドレス
計算部109、第2逆量子化部121による動作をまと
めたものである。
【0110】図8に示すフローチャートのステップS7
06、S707、S708、S703、S721、S7
22、S726、S723に代えて、図24に示すフロ
ーチャートにおいて、新たにS793、S794が設け
られている。ステップS701において、第1ビットス
トリーム切出部102は、第1ビットストリームバッフ
ァ101から24ビット分の第1ビット列を取り出し、
第1ビット長判定部103へ出力する。
【0111】ステップS702において、第1ビット長
判定部103は、第1ビットストリーム切出部102か
ら24ビットの第1ビット列を受け取り、第1ビット列
から第1符号語として検出し、第1ビット長を算出す
る。また、算出した第1ビット長が5ビット以下である
場合には、第2符号語を検出し、第2符号語を検出した
場合に、第2ビット長を算出する。次に、第1ビット長
又は第1ビット長及び第2ビット長を第1ビットストリ
ーム切出部102へ出力し、第1符号語又は第1符号語
及び第2符号語を第1復号部140へ出力する。
【0112】ステップS793において、第1復号部1
40の第1復号制御部156は、第1ラン又は第1ラン
及び第2ランを復号し、第1レベル又は第1レベル及び
第2レベルを復号し、第1ラン及び第1レベルをそれぞ
れ第1アドレス計算部105、第1逆量子化部120へ
出力する。ステップS794において、第2ラン及び第
2レベルが復号された場合に、第2ラン及び第2レベル
をそれぞれ第2アドレス計算部109、第2逆量子化部
121へ出力する。 3.2.2 第1復号部140の第1復号制御部156
の動作 第1復号部140の第1復号制御部156の動作につい
て、図25に示すフローチャートを用いて説明する。
【0113】第1復号制御部156は、第1ビット長判
定部103から出力された第1符号語又は第1符号語及
び第2符号語を受け取り(ステップS801)、第2符
号語を受け取ったかどうかを判断する(ステップS80
2)。第1復号制御部156は、第2符号語を受け取っ
た場合には(ステップS802)、第1符号語と第2符
号語とを結合し(ステップS803)、第3テーブル1
57から、結合結果をアドレスとする領域に格納されて
いるランA172とレベルA173とランB174とレ
ベルB175とを得(ステップS804)、得られたラ
ンA172を第1ランとして第1アドレス計算部105
と第2アドレス計算部109とへ出力し、得られたレベ
ルA173を第1レベルとして第1逆量子化部120へ
出力し、得られたランB174を第2ランとして第1ア
ドレス計算部105と第2アドレス計算部109とへ出
力し、得られたレベルB175を第2レベルとして第2
逆量子化部121へ出力する(ステップS805)。
【0114】第1復号制御部156は、第2符号語を受
け取らない場合には(ステップS802)、第4テーブ
ル158から、第1符号語をアドレスとする領域に格納
されているラン177とレベル178とを得(ステップ
S806)、得られたラン177を第1ランとして第1
アドレス計算部105と第2アドレス計算部109とへ
出力し、得られたレベル178を第1レベルとして第1
逆量子化部120へ出力する(ステップS807)。 3.3 可変長符号復号化装置30の時間経過に伴う推
移 可変長符号復号化装置30の符号語ごとの復号におい
て、時間経過に伴う推移を図26に示すタイムチャート
を用いて説明する。
【0115】このタイムチャートにおいて、縦方向に、
第1ビットストリームバッファ101、第1ビットスト
リーム切出部102、第1ビット長判定部103、第1
復号部140、第1アドレス計算部105、第1逆量子
化部120、第2アドレス計算部109、第2逆量子化
部121、第2バッファコントローラ122、第2バッ
ファ123、第1バッファコントローラ118、第1バ
ッファ119の各処理部を列挙し、横方向に、時間経過
に伴う各処理部毎の処理を示す。
【0116】このタイムチャートにおいては、第1復号
部140により、第1符号語及び第2符号語が復号され
る場合を示している。このタイムチャートにおいて、処
理C701〜C708、C713〜C714は、それぞ
れ、第1ビットストリームバッファ101、第1ビット
ストリーム切出部102、第1ビット長判定部103、
第1復号部140、第1アドレス計算部105、第1逆
量子化部120、第2アドレス計算部109、第2逆量
子化部121、第1バッファコントローラ118、第1
バッファ119による処理を示している。また、処理C
709、C711は、第2バッファコントローラ122
による処理を示しており、処理C710、C712は、
第2バッファ123による処理を示している。
【0117】処理C701〜C704は、この順序で行
われる。処理C705と処理C707とは、同時に開始
される。 3.4 まとめ ここに示した実施の形態によると、出現確率の高い符号
長の短い符号語が連続する場合に、2つの符号語を同時
に復号する第1復号部を備えているので、これらの2つ
の復号を同時に行い、その後、2つの符号語のアドレス
計算と逆量子化とを並行して行うことができる。 4.その他の変形例 なお、本発明を上記実施の形態に基づいて説明してきた
が、本発明は上記実施の形態に限定されないのはもちろ
んである。すなわち、以下のような場合も本発明に含ま
れる。 (1)第2復号部は、復号するとラン長が0となる可変
長符号にのみ関する可変長符号復号テーブルのみを有
し、この可変長符号復号テーブルを用いて、可変長符号
を復号するとしてもよい。また、この場合、第2ビット
長判定部は、復号するとラン長が0となる可変長符号に
関する可変長符号復号テーブルを有し、この可変長符号
復号テーブルを用いて、復号するとラン長が0となる可
変長符号のみを第2符号語として検出し、第2ビット長
判定部が、ラン長が0以外となる可変長符号を検出した
場合は、受け取った第1ビット長を符号ビット長とし、
第2ビット長及び第2符号語を第2復号部へ出力しな
い。
【0118】前記可変長符号復号テーブルは、複数個の
領域を有している。各領域のアドレスは、復号するとラ
ン長が0となる可変長符号である。前記可変長符号をア
ドレスとして示される領域には、前記可変長符号に対応
するレベルが格納されている。前記可変長符号復号テー
ブルのサイズは、(レベルのサイズ)×(前記の可変長
符号復号テーブルに含まれる可変長符号の数)である。
【0119】このように構成すると、任意の可変長符号
からなる第1符号語とラン長が0である可変長符号から
なる第2符号語とが連続している2符号語を復号でき、
前記可変長符号復号テーブルは、ラン長が0の可変長符
号について、ラン長に関する情報を有しないので、ま
た、ラン長が0以外の可変長符号に関しないので、第2
復号部が有するテーブルのサイズを小さくできる。 (2)第2復号部は、所定長以下の可変長符号のみを有
する可変長符号復号テーブルのみを有するとしてもよ
い。ここで、前記所定長は、例えば10ビットである。
第2復号部は、この所定長以下の可変長符号のみを有す
る可変長符号復号テーブルを用いて、可変長符号を復号
する。また、この場合、第2ビット長判定部は、前記所
定長以下の可変長符号のみを第2符号語として検出し、
第2ビット長判定部が、前記所定長より大きい可変長符
号を検出した場合は、受け取った第1ビット長を符号ビ
ット長とする。
【0120】前記可変長符号復号テーブルは、複数個の
領域を有している。各領域のアドレスは、所定長以下の
可変長符号である。前記可変長符号をアドレスとして示
される領域には、前記可変長符号に対応するラン長とレ
ベルとが格納されている。前記可変長符号復号テーブル
のサイズは、(ラン長のサイズ+レベルのサイズ)×
(前記の可変長符号復号テーブルに含まれる可変長符号
の数)である。
【0121】このように構成すると、任意の可変長符号
と所定長以下の可変長符号が連続している2符号語を復
号する場合に、これらの連続する可変長符号を復号で
き、前記可変長符号復号テーブルは、所定長より大きい
可変長符号に関しないので、第2復号部が有するテーブ
ルのサイズを小さくできる。 (3)第1復号部と第2復号部とは、可変長符号復号テ
ーブルを共有するとしてもよい。
【0122】このように構成すると、全体としてテーブ
ルサイズを小さくすることができる。 (4)第1復号部と第2復号部とが有する連想メモリ
に、アプリケーション毎に、可変長符号を自由に設定で
きるJPEGの可変長符号復号テーブルを設定してもよ
い。このように構成できるのは、連想メモリが、データ
を格納する第2テーブルと、第2テーブルのアドレスを
格納する第1テーブルとから構成されているからであ
る。また、第1復号部と第2復号部とが有する固定テー
ブルに、アプリケーション毎に変化しないMPEGのA
C係数の可変長符号を格納するとしてもよい。 (5)第2復号部は、MPEGのAC係数の可変長符号
を復号する可変長符号復号テーブルのみを有し、MPE
GのDC係数の可変長符号を復号する可変長符号復号テ
ーブルを有しないとしてもよい。DC係数は1ブロック
の先頭にあるので、第1符号語に含まれ、第2符号語に
は含まれないからである。 (6)上記の各実施の形態に示す可変長符号復号化装置
は、さらに、第1バッファ又は第1バッファ及び第3バ
ッファに記憶されているDCT係数を1ブロック毎に読
み出して、読み出した1ブロックのDCT係数に逆DC
Tを施して、1ブロックの画像を生成する逆DCT部
と、生成された1ブロックの画像を記憶する画像記憶バ
ッファとを備えているとしてもよい。 (7)第1ビットストリームバッファは、動画像のビッ
トストリームを読み出すとしているが、静画像のビット
ストリームを読み出すとしてもよい。 (8)可変長符号復号化装置20において、選択受付部
141は、利用者から状態の選択を受け付けるとしてい
るが、通常第1の状態を状態記憶部142が記憶してお
り、第2ビットストリームバッファ110が光ディスク
装置に光ディスク媒体が装着されているのを検知した場
合に、選択受付部141は、第2の状態を選択するとし
てもよいし、また、第2ビットストリームバッファ11
0が、デジタル放送波としてビットストリームを受信し
た場合に、選択受付部141は、第2の状態を選択する
としてもよい。
【0123】また、可変長符号復号化装置20におい
て、選択受付部141を設けず、状態記憶部142は、
あらかじめ第1の状態又は第2の状態を記憶していると
してもよい。 (9)可変長符号復号化装置40は、図27に示すよう
に、第1ビットストリームバッファ101、第1ビット
ストリーム切出部102、第1ビット長判定部103、
第1復号部104、第1アドレス計算部105、第2ビ
ットストリーム切出部106、第2ビット長判定部10
7、第2復号部108、第2アドレス計算部109、第
1バッファコントローラ118、第1バッファ119か
ら構成されているとしてもよい。
【0124】ここで、可変長符号復号化装置40におい
て、可変長符号復号化装置10と同じ符号を有する構成
要素は、第1バッファコントローラ118と第1バッフ
ァ119とを除いて、可変長符号復号化装置10の構成
要素と同じである。第1バッファコントローラ118
は、前記外部接続装置が、第1バッファの値を全て読み
終わった後であって、1ブロック分の処理の最初に、第
1バッファ119の全領域に0を書き込む。次に、第1
バッファコントローラ118は、第1復号部104から
出力される第1レベルを受け取り、第1アドレス計算部
105から出力される第1アドレスを受け取り、第2復
号部108から出力される第2レベルを受け取り、第2
アドレス計算部109から出力される第2アドレスを受
け取る。次に、第1バッファコントローラ118は、第
1アドレスで示される第1バッファ上の領域に第1レベ
ルを書き込み、第2アドレスで示される第1バッファ上
の領域に第2レベルを書き込む。
【0125】第1バッファ119は、レベルを64個記
憶する容量を有するデータ記憶バッファである。1個の
レベルは、12ビットからなるので、第1バッファ11
9は、合計で、96バイトの記憶容量を有する。第1バ
ッファ119は、外部接続装置に接続されており、前記
外部接続装置は、第1バッファ119に記憶されている
レベルを読み出す。 (10)可変長符号復号化装置50は、図28に示すよ
うに、第1ビットストリームバッファ101、第1ビッ
トストリーム切出部102、第1ビット長判定部10
3、第1復号部104、第1アドレス計算部105、第
2ビットストリーム切出部106、第2ビット長判定部
107、第2復号部108、第2アドレス計算部10
9、第1逆量子化部120、第2逆量子化部121、第
1バッファコントローラ118、第1バッファ119か
ら構成されているとしてもよい。
【0126】ここで、可変長符号復号化装置50におい
て、可変長符号復号化装置10と同じ符号を有する構成
要素は、第1バッファコントローラ118と第1バッフ
ァ119とを除いて、可変長符号復号化装置10の構成
要素と同じである。第1バッファコントローラ118
は、前記外部接続装置が、第1バッファの値を全て読み
終わった後であって、1ブロック分の処理の最初に、第
1バッファ119の全領域に0を書き込む。次に、第1
バッファコントローラ118は、第1逆量子化部120
から出力される第1DCT係数を受け取り、第1アドレ
ス計算部105から出力される第1アドレスを受け取
り、第2逆量子化部121から出力される第2DCT係
数を受け取り、第2アドレス計算部109から出力され
る第2アドレスを受け取る。次に、第1バッファコント
ローラ118は、第1アドレスで示される第1バッファ
上の領域に第1DCT係数を書き込み、第2アドレスで
示される第1バッファ上の領域に第2DCT係数を書き
込む。
【0127】第1バッファ119は、DCT係数を64
個記憶する容量を有するデータ記憶バッファである。1
個のDCT係数は、12ビットからなるので、第1バッ
ファ119は、合計で、96バイトの記憶容量を有す
る。第1バッファ119は、外部接続装置に接続されて
おり、前記外部接続装置は、第1バッファ119に記憶
されているDCT係数を読み出す。 (11)可変長符号復号化装置10の第2バッファ12
3は、書込フラグと第1バッファアドレスとDCT係数
との組を格納する第1データ領域を最大64個有してい
るとしてもよい。この場合、第2バッファコントローラ
122は、第2バッファ123に記憶されている全ての
第1バッファアドレスとDCT係数との組の読み出しを
終了し、第2バッファ123に記憶されている全ての内
容を消去するときに、第2バッファ123の全ての書込
フラグをOFFにする。また、第2バッファコントロー
ラ122は、OFFの書込フラグを含む第1データ領域
には、データが書き込まれておらず、ONの書込フラグ
を含む第1データ領域には、アドレスとDCT係数との
組が書き込まれていると判断する。第2バッファコント
ローラ122は、第1バッファアドレスとDCT係数と
の組を第2バッファ123内に書き込むとき、OFFの
書込フラグを含む第1データ領域に、第1バッファアド
レスとDCT係数との組を書き込み、その第1データ領
域に含まれるOFFの書込フラグをONにする。
【0128】第2バッファコントローラ122は、第2
バッファ123の先頭位置から、第2バッファ123に
記憶されている全ての第1バッファアドレスとDCT係
数との組のうち、書込フラグがONの組を全て順に読み
出す。このようにして、各領域の内容を0でクリアする
ビット数を減少させることが可能である。 (12)可変長符号復号化装置10の第1バッファ11
9は、書込フラグとDCT係数との組を格納する第2デ
ータ領域を64個有しているとしてもよい。
【0129】この場合、第1バッファコントローラ11
8は、前記外部接続装置が、第1バッファの値を全て読
み終わった後であって、1ブロック分の処理の最初に、
第1バッファ119の全第2データ領域に0を書き込む
代わりに、第1バッファ119の全ての書込フラグをO
FFにする。第1バッファコントローラ118は、第1
バッファアドレスとDCT係数との組毎に、第1バッフ
ァアドレスで示される第1バッファ119の第2データ
領域に、同じ組のDCT係数を書き込むときに、この第
2データ領域の書込フラグをONにする。
【0130】前記外部接続装置は、第1バッファ119
に記憶されているDCT係数を読み出すときに、書込フ
ラグがOFFの第2データ領域について、そのDCT係
数は0であるとみなし、0の値を読み出す。このように
して、各領域の内容を0でクリアするビット数を減少さ
せることが可能である。 (13)可変長符号復号化装置10は、DCT係数を格
納する領域を64個有するデータ記憶バッファである第
1バッファ119を備えている。ここで、これらの64
個の領域を第1ブロック領域と呼ぶこととする。次に示
すように構成してもよい。
【0131】第1バッファ119は、さらに、DCT係
数を格納する領域を64個有している。これらの64個
の領域を第2ブロック領域と呼ぶこととする。第1バッ
ファコントローラ118は、1ブロック分のDCT係数
を第1ブロック領域に書き込み、書き込みが完了する
と、逆DCT部は、第1ブロック領域に書き込まれてい
る複数のDCT係数に逆DCTを施す。また、第1バッ
ファコントローラ118は、第1ブロック領域への書き
込み完了と同時に、次の1ブロック分のDCT係数を第
2ブロック領域に書き込み、書き込みが完了すると、逆
DCT部は、第2ブロック領域に書き込まれている複数
のDCT係数に逆DCTを施す。
【0132】このように、第1バッファコントローラ1
18は、1ブロック分のDCT係数を第1ブロック領域
及び第2ブロック領域に交互に書き込み、逆DCT部
は、交互に逆DCTを施す。 (14)別の実施の形態としての可変長符号復号化装置
10aは、画像データの復号に加えて、ヘッダ情報を復
号するとしてもよい。
【0133】MPEGの規格により圧縮符号化される情
報には、画面データが圧縮符号化された圧縮符号化画面
データとヘッダ情報とが含まれる。ヘッダ情報は、画像
データを復号する際に必要な復号用の制御情報である。
ヘッダ情報は、符号化された制御情報と符号化されてい
ない制御情報を含む。符号化された制御情報の一例は、
MBT(マクロブロックタイプ、Macroblock
Type)、MHC(Motion Horizont
al Code)、DH(DMV Horizonta
l)、MVC(Motion Vertical Co
de)、SEF(スライスエクステンションフラグ)で
ある。
【0134】ここで、MBTは、MBの符号化モードを
示し、MHCは、MBの動きベクトルの水平成分と前の
ベクトルとの差分を示し、DHは、デュアル・プライム
予測の場合の水平差分ベクトルを示し、MVCは、MB
の動きベクトルの垂直成分と前のベクトルとの差分を示
している。また、SEFは、「0」の値を有するフラ
グ、又は「1」の値を有するフラグ及び可変長符号から
なる。SEFが「0」の値を有するフラグである場合に
は、可変長符号復号化装置10aがあらかじめ記憶して
いるSEFの固定値を示し、SEFが「1」の値のフラ
グを含む場合には、前記フラグに続く可変長符号により
示される制御情報を示す。なお、これらの制御情報につ
いては、公知であるので、これ以上の説明は省略する。
【0135】これらの情報MBT、MHC、DH、・・
・、MVC及びSEFはMPEGにより規定されている
順序で並んでいる(なお、一部の情報については省略し
ている)。なお、MPEGにより規格化されている制御
情報は、上記に示すMBT、MHC、DH、MVC及び
SEFのみではなく、他の制御情報も含まれている。し
かしながら、説明を簡単にするために、ここでは、制御
情報は、MBT、MHC、DH、MVC及びSEFのみ
からなるものとする。
【0136】また、MPEGの規格により圧縮符号化さ
れる情報は、説明を簡単にするために、ヘッダ情報(M
BT、MHC、DH、MVC及びSEF)と圧縮符号化
画面データとの組を複数個含むものとし、この順序で並
んでいるものとする。 (可変長符号復号化装置10aの構成)可変長符号復号
化装置10aは、図30に示すように、可変長符号復号
化装置10と同様の構成(図30において、符号10に
より示す)と、制御部191と、情報記憶部192とか
ら構成されている。
【0137】情報記憶部192は、一例として、図31
に示すように、画像データの復号用の制御情報である
「MB QUANT」、「MB順方向予測」、「MB逆
方向予測」、「MBパターン」、「MBイントラ」など
を記憶している。これらの情報は、MBの符号化モード
を示しており、MBTを復号して得られる制御情報であ
る。なお、これらの情報については、公知であるので、
説明は省略する。
【0138】可変長符号復号化装置10aは、可変長符
号復号化装置10に含まれる第1復号部104に代え
て、第1復号部104aを有している。第1復号部10
4aは、図32に示すように、第1復号制御部151
a、第1ポインタ831、アドレステーブル800、M
BTテーブル811、MHCテーブル812、DHテー
ブル813、・・・、MVCテーブル814、SEFテ
ーブル815、固定値テーブル815、連想メモリ15
3及びSEF固定値情報821から構成される。
【0139】固定値テーブル152及び連想メモリ15
3は、可変長符号復号化装置10の第1復号部104に
含まれる固定値テーブル152及び連想メモリ153と
同じである。第1ポインタ831は、アドレステーブル
800内のいずれかの領域の位置を示すアドレスであ
る。
【0140】アドレステーブル800は、MBTテーブ
ル811、MHCテーブル812、DHテーブル81
3、・・・、MVCテーブル814及びSEFテーブル
815のそれぞれの先頭位置のアドレスであるMBTテ
ーブルアドレス801、MHCテーブルアドレス80
2、DHテーブルアドレス803、・・・、MVCテー
ブルアドレス804、SEFテーブルアドレス805を
あらかじめ記憶している。
【0141】MBTテーブルアドレス801、MHCテ
ーブルアドレス802、DHテーブルアドレス803、
・・・、MVCテーブルアドレス804及びSEFテー
ブルアドレス805は、MPEGにより規定されている
制御情報MBT、MHC、DH、・・・、MVC及びS
EFの並びの順序に対応して、アドレステーブル800
上において、並べて記憶されている。
【0142】MBTテーブル811、MHCテーブル8
12、DHテーブル813、・・・、MVCテーブル8
14は、それぞれMBT、MHC、DH、・・・、MV
Cを復号するための符号テーブルである。MBTテーブ
ル811の一例を図33に示す。この図に示すように、
MBTテーブル811は、MBタイプの可変長符号(V
LC)とMBQUANTとMB順方向予測とMB逆方向
予測とMBパターンとMBイントラとからなる組を複数
個有している。
【0143】MHCテーブル812、DHテーブル81
3、・・・、MVCテーブル814及びSEFテーブル
815についても、MBTテーブル811と同様に、可
変長符号と復号された制御情報との組を有している。S
EF固定値情報821は、上記のSEFの固定値であ
る。第1復号制御部151aは、画像データを第1復号
制御部151と同様にして復号制御する。第1復号制御
部151との相違点を中心として、詳細について後述す
る。
【0144】また、可変長符号復号化装置10aは、可
変長符号復号化装置10に含まれる第2復号部108に
代えて、第2復号部108aを有している。第2復号部
108aは、第1復号部104aと同様に、第2ポイン
タと第2復号制御部とアドレステーブルとその他の符号
テーブル等を有する。 (可変長符号復号化装置10aの動作)可変長符号復号
化装置10aの全体の動作について、図34に示すフロ
ーチャートを用いて説明する。
【0145】制御部191は、符号化の対象を示す「情
報種別」に、ヘッダ情報のうち先頭に位置する「MB
T」を初期値として設定する(ステップS101)。次
に、制御部191は、第1ポインタ831を初期化する
か否かを判定する。ここで、圧縮符号化画像データの復
号が終了し、次にヘッダ情報であるMBTが読み出され
た場合において、制御部191は、第1ポインタ831
を初期化すると判定する。第1ポインタ831を初期化
すると判定する場合(ステップS102)、第1ポイン
タ831を、初期値として、「MBTテーブルアドレス
801−2」とする(ステップS103)。次に、制御
部191は、「情報種別」がヘッダ情報のうちのいずれ
かであるか、又は「画像データ」であるかを判定し、ヘ
ッダ情報であると判定する場合に(ステップS10
4)、ヘッダ情報の復号処理が行われ(ステップS10
5)、復号処理全体が完了するなら(ステップS10
6)、可変長符号復号化装置10aは、動作を終了す
る。なお、復号処理全体の完了は、ヘッダ情報に含まれ
る完了情報(上記に説明していない)により判断する。
復号処理全体が完了いない場合(ステップS106)、
制御部191は、次に復号処理をすべき情報を「情報種
別」に設定し(ステップS109)、ステップS102
へ制御を戻す。
【0146】制御部191は、「情報種別」が「画像デ
ータ」である場合に(ステップS104)、図8に示す
画像データの復号処理が行われ(ステップS107)、
画像データの復号処理が終了するまで、ステップS10
7を繰り返し、終了すれば(ステップS108)、制御
をステップS109へ移す。 (ヘッダ情報の復号処理動作)図34のステップS10
5に示すヘッダ情報の復号処理の詳細について、図35
に示すフローチャートを用いて説明する。
【0147】可変長符号復号化装置10aにおいて、可
変長符号復号化装置10と同様に、第1ビットストリー
ム切出部102、第1ビット長判定部103、第1復号
部104a、第1アドレス計算部105、第1逆量子化
部120による動作をまとめて便宜的に第1系統の動作
と呼び、第2ビットストリーム切出部106、第2ビッ
ト長判定部107、第2復号部108a、第2アドレス
計算部109、第2逆量子化部121による動作をまと
めて便宜的に第2系統の動作と呼ぶこととする。 (a)第1系統の動作 第1ビットストリーム切出部102は、第1ビットスト
リームバッファ101において、データ読出位置により
示されるビット位置から、48ビット分のビット列を取
り出して第1ビット列とし、取り出した第1ビット列を
第1ビット長判定部103へ出力し(ステップS12
1)、取り出した第1ビット列を第2ビットストリーム
切出部106へ出力する(ステップS126)。
【0148】第1ビット長判定部103は、第1ビット
ストリーム切出部102から48ビットの第1ビット列
を受け取り、受け取った第1ビット列の先頭から1つの
符号語を第1符号語として検出し、検出した第1符号語
のビット長を第1ビット長として算出し、算出した第1
ビット長を第1復号部104aへ出力し、また、検出し
た第1符号語を第1復号部104aへ出力し(ステップ
S122)、算出した第1ビット長を第2ビットストリ
ーム切出部106へ出力し(ステップS127)、算出
した第1ビット長を第2ビット長判定部107へ出力す
る(ステップS128)。
【0149】制御部191は、第1ポインタ831に2
の値を加算する(ステップS123)。次に、第1復号
部104aの第1復号制御部151aは、第1ビット長
判定部103から、第1ビット長と第1符号語とを受け
取り、第1ポインタ831を取り出し、第1ポインタ8
31が指し示すアドレステーブル800内の領域に格納
されているテーブルアドレスを取り出し、取り出したテ
ーブルアドレスが指し示す符号テーブルを用いて、受け
取った前記第1符号語を復号して第1復号語を生成し
(ステップS124)、制御部191は、生成した第1
復号語を情報記憶部192内の所定の領域に書き込む
(ステップS125)。 (b)第2系統の動作 第2ビットストリーム切出部106は、第1ビットスト
リーム切出部102から48ビットの第1ビット列を受
け取り(ステップS126)、第1ビット長判定部10
3から第1ビット長を受け取り(ステップS127)、
前記受け取った48ビットの第1ビット列の先頭から、
前記受け取った第1ビット長分のビット列を取り除いた
残りのビット列を第2ビット列として、第2ビット長判
定部107へ出力する(ステップS131)。
【0150】第2ビット長判定部107は、第1ビット
長判定部103から第1ビット長を受け取り(ステップ
S128)、第2ビットストリーム切出部106から第
2ビット列を受け取り、受け取った第2ビット列の先頭
から1つの符号語を第2符号語として検出し、検出した
第2符号語のビット長を第2ビット長として算出し、算
出した第2ビット長と検出した第2符号語とを第2復号
部108aへ出力し(ステップS132)、第2ビット
長判定部107は、符号ビット長を算出し、算出した符
号ビット長を第1ビットストリーム切出部102へ出力
し、第1ビットストリーム切出部102は、第2ビット
長判定部107より符号ビット長を受け取り、受け取っ
た符号ビット長と記憶しているデータ読出位置とを加算
し、加算結果を新たにデータ読出位置として記憶する
(ステップS136)。
【0151】制御部191は、第1ポインタ831と1
の値とを加算して、加算結果を第2ポインタの値とする
(ステップS133)。次に、第2復号部108aは、
第2ビット長判定部107から第2ビット長と第2符号
語とを受け取り、第2ポインタを取り出し、第2ポイン
タが指し示すアドレステーブル内の領域に格納されてい
るテーブルアドレスを取り出し、取り出したテーブルア
ドレスが指し示す符号テーブルを用いて、受け取った前
記第2符号語を復号して第2復号語を生成し(ステップ
S134)、制御部191は、生成した第2復号語を情
報記憶部192内の所定の領域に書き込む(ステップS
135)。 (第1復号制御部151aの処理動作)図35のステッ
プS124に示す第1復号制御部151aによる第1復
号語のの復号処理の詳細について、図36に示すフロー
チャートを用いて説明する。
【0152】第1復号制御部151aは、制御部191
から情報種別を受け取る(ステップS151)。受け取
った情報種別が、画像データである場合(ステップS1
52)、第1復号制御部151aは、図11に示す処理
を行う(ステップS153)。受け取った情報種別が、
ヘッダ情報であり、復号を伴わない制御情報である場合
(ステップS152)、第1復号制御部151aは、第
1符号語をそのまま第1復号語とする(ステップS15
4)。
【0153】受け取った情報種別が、ヘッダ情報であ
り、SEFのフラグが0である場合(ステップS15
2)、第1復号制御部151aは、SEF固定値情報8
21をそのまま第1復号語とする(ステップS15
5)。受け取った情報種別が、ヘッダ情報であり、SE
Fのフラグが1である場合(ステップS152)、第1
復号制御部151aは、第1符号語の先頭1ビット(フ
ラグである)を取り除き、第1ポインタ831を取り出
し(ステップS157)、第1ポインタ831が指し示
すアドレステーブル800内の領域に格納されているテ
ーブルアドレスを取り出し(ステップS158)、取り
出したテーブルアドレスが指し示す符号テーブルを用い
て、前記第1符号語を復号して第1復号語を生成する
(ステップS159)。
【0154】受け取った情報種別が、ヘッダ情報であ
り、その他の場合(ステップS152)、第1復号制御
部151aは、ステップS157へ制御を移す。 (まとめ)上記に説明したように、可変長符号復号化装
置10aは、画像データの復号に加えて、ヘッダ情報を
復号する。ヘッダ情報に含まれる制御情報には、異なる
符号化テーブルを用いて符号化された制御情報が含まれ
ており、可変長符号復号化装置10aは、これらの符号
化された制御情報を復号する復号テーブルを複数個有し
ており、符号化された制御情報に応じて、復号テーブル
を切り換えて、前記復号化された制御情報を復号する。
また、隣接する2個の制御情報をそれぞれ第1復号部1
04a及び第2復号部108aにより、同一時間帯にお
いて、復号する。
【0155】なお、第1復号部104a及び第2復号部
108aは、それぞれ、アドレステーブル、MBTテー
ブル、MHCテーブル、DHテーブル、・・・、MVC
テーブル、SEFテーブル、固定値テーブル、連想メモ
リ及びSEF固定値情報を有するとしているが、いずれ
か一方のみが有し、第1復号部104a及び第2復号部
108aの両方が、これらのテーブル及び情報を使用す
るとしてもよい。
【0156】なお、制御情報を第1復号部104aにお
いてのみ復号するとしてもよい。この場合には、第1ポ
インタ831を1ずつ進めることとなる。 (15)上記に説明した可変長符号復号化装置の典型的
な1個の適用例である受信したデジタル放送波に含まれ
ている圧縮符号列を復号して画像情報を再生するデジタ
ル放送受信装置901について、図37を示すブロック
図を用いて、説明する。
【0157】アンテナ911は、デジタル放送波を受信
する。デジタル放送波には、画像情報が符号化された圧
縮符号列が含まれている。デジタル放送受信装置901
は、受信したデジタル放送波から指定されたチャネルの
信号を選択するチューナ912、復調し、誤り訂正を行
った後トランスポートストリーム(TS)を生成し、ス
クランブルを解く復調部913、トランスポートストリ
ーム(TS)から番組情報とオーディオストリームとビ
デオストリーム(圧縮符号列を含む)とを分離するTD
(トランスポートストリームデコーダ)914、前記分
離されたオーディオストリームを復号して音声信号を生
成し生成した音声信号をスピーカ922へ出力するオー
ディオ処理部915、前記分離されたビデオストリーム
を復号して映像信号を生成しモニタ923へ出力するビ
デオ処理部916から構成される。スピーカ922は、
音声を出力し、モニタ923は、画像を表示する。
【0158】ビデオ処理部916は、上記に説明した可
変長符号復号化装置から構成され、ビデオストリームを
復号してDCT係数を生成する可変長符号復号部91
7、生成されたDCT係数に逆DCTを施すIDCT部
918、動き補償処理を行うMC(Motion Co
npensation)部919、ビデオ信号を生成す
るビデオ出力部920、複数枚のフレーム画像を記憶す
るメモリ部921から構成される。
【0159】このように構成されているので、デジタル
放送受信装置901は、受信したデジタル放送波から映
像と音声とを再生することができる。 (16)上記に説明した可変長符号復号化装置の典型的
な別の1個の適用例であるDVDに記録されている圧縮
符号列を復号して画像情報を再生するDVD再生装置9
31について、図38を示すブロック図を用いて、説明
する。
【0160】DVDには、画像情報が符号化された圧縮
符号列が記録されている。DVD再生装置931は、D
VDからデータを読み出すDVD読出部941、誤り訂
正を行うエラー訂正部942、オーディオストリームと
ビデオストリーム(圧縮符号列を含む)とを分離する分
離部943、前記分離されたオーディオストリームを復
号して音声信号を生成し生成した音声信号をスピーカ9
47へ出力するオーディオ処理部945、前記分離され
たビデオストリームを復号して映像信号を生成しモニタ
946へ出力するビデオ処理部944から構成される。
ビデオ処理部944は、デジタル放送受信装置901の
ビデオ処理部916と同じ構成を有する。ビデオ処理部
944は、上記に説明した可変長符号復号化装置から構
成される可変長符号復号化部を含む。
【0161】このように構成されているので、DVD再
生装置931は、DVDから映像と音声とを再生するこ
とができる。 (17)上記に示す複数の実施の形態及び複数の変形例
をそれぞれ組み合わせてもよい。
【0162】
【発明の効果】上記に説明したように、本発明は、可変
長符号を復号する可変長符号復号化装置であって、1個
の圧縮符号列から隣接している2個の符号語を切り出す
符号切出手段と、前記圧縮符号列は、複数の符号語の並
びから構成されており、前記符号語は、可変長符号であ
り、前記2個の符号語を並行して復号する並行復号手段
とを備える。
【0163】この構成によると、圧縮符号列から2個の
符号語を切り出し、切り出した2個の符号語を並行して
復号するので、一定時間当り、より多くの可変長符号の
復号が可能となるという効果がある。ここで、前記圧縮
符号列は、信号が量子化され、さらにエントロピー符号
化されて生成された符号語を少なくとも2個含み、前記
信号は、複数の画像情報に直交変換を施して生成され、
前記符号切出手段は、画像情報から生成された2個の符
号語を切り出し、前記2個の符号語は隣接しており、前
記並行復号手段は、前記2個の符号語を並行してエント
ロピー復号することにより、それぞれ2組の係数を生成
する符号復号手段と、前記生成された2組の係数に基づ
いて、逆量子化を施すことにより、それぞれ2組の信号
を並行して生成する信号復元手段とを含むように構成し
てもよい。
【0164】この構成によると、画像情報から生成され
た信号が符号化された符号語を含む圧縮符号列から2個
の符号語を切り出し、切り出した2個の符号語を並行し
てエントロピー復号して、符号化前の信号を復号できる
ので、一定時間当り、より多くの可変長符号の復号が可
能となるという効果がある。ここで、前記符号語は、ラ
ンとレベルとからなる1組を符号化して生成され、ラン
は、量子化された前記信号に含まれる0の値を有する信
号の数を示し、レベルは、量子化された前記信号に含ま
れる0でない値を有する1の信号を示し、隣接している
2個の符号語として第1符号語と第2符号語とを切り出
す前記符号切出手段は、1個の位置情報を記憶してい
る、前記位置情報は、前記圧縮符号列内において、第1
符号語が配置されている位置を示す位置記憶手段と、前
記圧縮符号列から、前記位置情報により示される位置か
ら配置されている第1符号語を検出し、検出した第1符
号語の長さを示す第1符号長を算出する第1切出手段
と、前記圧縮符号列から、前記位置情報に前記第1符号
長を加算して得られる加算値により示される位置から配
置されている第2符号語を検出する第2切出手段とを含
み、前記2組の係数として、ランとレベルとから構成さ
れる第1の組と第2の組とを生成する前記符号復号手段
は、前記検出された第1符号語をエントロピー復号する
ことにより、ランとレベルとから構成される第1の組を
生成する第1復号手段と、前記検出された第2符号語を
エントロピー復号することにより、ランとレベルとから
構成される第2の組を生成する第2復号手段とを含み、
前記信号復元手段は、前記生成された第1の組及び第2
の組に基づいて、2組の信号を生成するように構成して
もよい。
【0165】この構成によると、前記圧縮符号列から、
連続して配されている2個の符号語を順次切り出すこと
ができ、これらの2個の符号語からそれぞれ2組のラン
とレベルとを並行してエントロピー復号できるという効
果がある。ここで、前記第1復号手段は、第1所定数以
下のアドレスを有する領域を複数個有する第1テーブル
と、ここで、各領域にはランとレベルとの組が格納され
ており、各領域のアドレスは、前記領域に格納されてい
るランとレベルとをエントロピー符号化して生成された
符号語であり、前記第1所定数より大きいアドレスを有
する領域を複数個有する第2テーブルと、ここで、各領
域にはそれぞれ異なる値が格納されており、前記第2テ
ーブルが有する領域数と同数の領域を有する第3テーブ
ルと、ここで、前記各領域は、前記第2テーブルが有す
る各領域に対応し、前記各領域は、前記第2テーブルが
有する対応する各領域に格納されている値をアドレスと
し、前記各領域には、ランとレベルとの組が格納されて
おり、前記第2テーブルが有する各領域のアドレスは、
前記第3テーブルが有し、対応する領域に格納されてい
るランとレベルとをエントロピー符号化して生成された
符号語であり、前記算出された第1符号長が、前記第1
所定数以下である場合に、前記第1符号語をアドレスと
する領域に格納されているランとレベルとの組を前記第
1テーブルから読み出すことにより、ランとレベルとの
第1の組を生成し、前記算出された第1符号長が、前記
第1所定数より大きい場合に、前記第1符号語をアドレ
スとする領域に格納されている値を前記第2テーブルか
ら読み出し、前記第3テーブルの読み出した値をアドレ
スとする領域に格納されているランとレベルとの組を読
み出すことにより、ランとレベルとの第1の組を生成す
る第1復号制御手段とを含むように構成してもよい。
【0166】この構成によると、第1復号手段が有する
可変長符号復号テーブルを、固定テーブル(第1テーブ
ル)と連想メモリ(第2テーブルと第3テーブル)の2
段の構成にしており、可変長符号復号テーブルを1つの
テーブルで実現した場合と比較すると、テーブルのサイ
ズを小さくすることができるという効果がある。ここ
で、前記第2復号手段は、第1所定数以下のアドレスを
有する領域を複数個有する第4テーブルと、ここで、各
領域にはランとレベルとの組が格納されており、各領域
のアドレスは、前記領域に格納されているランとレベル
とをエントロピー符号化して生成された符号語であり、
前記第1所定数より大きいアドレスを有する領域を複数
個有する第5テーブルと、ここで、各領域にはそれぞれ
異なる値が格納されており、前記第4テーブルが有する
領域数と同数の領域を有する第6テーブルと、ここで、
前記各領域は、前記第4テーブルが有する各領域に対応
し、前記各領域は、前記第4テーブルが有する対応する
各領域に格納されている値をアドレスとし、前記各領域
には、ランとレベルとの組が格納されており、前記第5
テーブルが有する各領域のアドレスは、前記第6テーブ
ルが有し、対応する領域に格納されているランとレベル
とをエントロピー符号化して生成された符号語であり、
前記検出された第2符号語が、前記第1所定数以下であ
る場合に、前記第2符号語をアドレスとする領域に格納
されているランとレベルとの組を前記第4テーブルから
読み出すことにより、ランとレベルとの第2の組を生成
し、前記検出された第2符号語が、前記第1所定数より
大きい場合に、前記第2符号語をアドレスとする領域に
格納されている値を前記第5テーブルから読み出し、前
記第6テーブルの読み出した値をアドレスとする領域に
格納されているランとレベルとの組を読み出すことによ
り、ランとレベルとの第2の組を生成する第2復号制御
手段とを含むように構成してもよい。
【0167】この構成によると、第2復号手段が有する
可変長符号復号テーブルを、固定テーブル(第4テーブ
ル)と連想メモリ(第5テーブルと第6テーブル)の2
段の構成にしており、可変長符号復号テーブルを1つの
テーブルで実現した場合と比較すると、テーブルのサイ
ズを小さくすることができるという効果がある。ここ
で、前記第2切出手段は、復号された場合にランが0と
なる符号語からなる第2符号語を検出し、前記第2復号
手段は、領域を複数個有する第7テーブルと、ここで、
各領域は、符号語から0であるランと供に復号されるレ
ベルを記憶しており、各領域は、対応する符号語をアド
レスとし、前記検出された第2符号語をアドレスとする
領域に格納されているレベルを前記第7テーブルから読
み出し、0の値を有するランを生成することにより、ラ
ンとレベルとの第2の組を生成する第2復号制御手段と
を含むように構成してもよい。
【0168】この構成によると、第2復号手段は、復号
した場合にランが0となる可変長符号のみに関する可変
長符号復号テーブル(第7テーブル)を有するので、圧
縮符号列から読み出した2符号語のうち、第2符号語が
ランが0となる可変長符号である場合に、第2復号手段
が利用でき、この第2復号手段が有する復号テーブルの
サイズを小さくすることができるという効果がある。
【0169】ここで、前記第2切出手段は、前記第2所
定数以下の符号長を有する第2符号語を検出し、前記第
2復号手段は、第2所定数以下のアドレスを有する領域
を複数個有する第8テーブルと、ここで、前記各領域に
はランとレベルとが格納されており、各領域のアドレス
は、前記領域に格納されているランとレベルとをエント
ロピー符号化して生成された符号語であり、前記検出さ
れた第2符号語をアドレスとする領域に格納されている
ランとレベルとの組を前記第8テーブルから読み出すこ
とにより、ランとレベルとの第2の組を生成する第2復
号制御手段とを含むように構成してもよい。
【0170】この構成によると、第2復号手段は、符号
長の短い(第2所定長以下)可変長符号のみに関する可
変長符号復号テーブル(第8テーブル)を有するので、
圧縮符号列から読み出した2符号語のうち、第2符号語
が符号長の短い可変長符号である場合に、第2復号手段
が利用でき、この第2復号手段が有する復号テーブルの
サイズを小さくすることができるという効果がある。
【0171】ここで、前記信号復元手段は、前記生成さ
れたランとレベルとの第1の組に基づいて、前記組に含
まれるレベルがブロック内に配置される位置を示す第1
のアドレスを計算する第1アドレス計算手段と、前記生
成されたランとレベルとの第2の組に基づいて、前記組
に含まれるレベルがブロック内に配置される位置を示す
第2アドレスを計算する第2アドレス計算手段と、前記
計算された第1アドレスを用いて、前記生成された第1
の組に含まれるレベルを逆量子化して、第1係数を生成
する第1逆量子化手段と、前記計算された第2アドレス
を用いて、前記生成された第2の組に含まれるレベルを
逆量子化して、第2係数を生成する第2逆量子化手段
と、前記生成された第1アドレスと第1係数との組及び
第2アドレスと第2係数との組を用いて、2組の信号を
復元する副信号復元手段とを含むように構成してもよ
い。
【0172】この構成によると、切り出した2符号語か
ら生成される2組のランとレベルとについて、並行して
アドレス計算と逆量子化の演算とができるので、一定時
間当り、より多くの逆量子化演算が可能となるという効
果がある。ここで、前記副信号復元手段は、係数記憶手
段と、前記生成された第1アドレスと第1係数との組及
び第2アドレスと第2係数との組を、アドレスと係数と
の組として、前記係数記憶手段に書き込む係数書込手段
と、アドレスにより示される領域を複数個有するブロッ
ク記憶手段と、前記係数記憶手段からアドレスと係数と
の組を繰り返し読み出し、前記ブロック記憶手段内の前
記アドレスで示される領域に、前記係数を書き込むブロ
ック書込手段と、前記ブロック記憶手段が有する複数個
の領域に記憶されている係数を2組の信号として読み出
すことにより、2組の信号を生成する信号生成手段とを
含むように構成してもよい。
【0173】この構成によると、生成された信号を読み
出す外部の装置の処理に依存することなく、本可変長符
号復号化装置により復号された信号のバッファへの書き
込みができるという効果がある。ここで、前記係数記憶
手段は、第1データ領域を複数個有しており、前記係数
書込手段は、アドレスと係数との組とともに、さらに、
ONの値を有するONフラグを、ONフラグが書き込ま
れていない前記係数記憶手段の第1データ領域に書き込
み、前記ブロック書込手段は、前記係数記憶手段のON
フラグが書き込まれている各第1データ領域から、アド
レスと係数との組を繰り返し読み出し、読み出しが終了
すると、ONフラグが書き込まれている前記係数記憶手
段の各第1データ領域に、ON以外の値を有するOFF
フラグを書き込むように構成してもよい。
【0174】また、前記ブロック書込手段は、係数とと
ともに、ONの値を有するONフラグを、前記アドレス
で示される領域に書き込み、前記信号生成手段は、信号
の生成終了後、ONフラグが書き込まれている各領域
に、ON以外の値を有するOFFフラグを書き込むよう
に構成してもよい。この構成によると、各領域の内容を
0でクリアするビット数を減少させることができるとい
う効果がある。
【0175】ここで、前記可変長符号復号化装置は、さ
らに、第1圧縮符号列の復号、又は第1及び第2圧縮符
号列の復号のいずれか一方の選択を受け付ける選択受付
手段を含み、ここで、第1圧縮符号列は、前記圧縮符号
列であり、第2圧縮符号列は、別の圧縮符号列であり、
複数の符号語の並びから構成され、信号が量子化され、
さらにエントロピー符号化されて生成された符号語を少
なくとも2個含み、前記信号は、複数の画像情報に直交
変換を施して生成され、前記符号切出手段は、第1圧縮
符号列の復号の選択が受け付られた場合に、第1圧縮符
号列から隣接している2個の符号語を切り出し、第1及
び第2圧縮符号列の復号の選択が受け付られた場合に、
第1及び第2圧縮符号列からそれぞれ1個の符号語を切
り出し、前記符号復号手段は、前記切り出された2個の
符号語を並行してエントロピー復号するように構成して
もよい。
【0176】この構成によると、1個の可変長符号復号
化装置において、1個の圧縮符号列の復号又は、2個の
圧縮符号列の復号のいずれかを選択できるという効果が
ある。また、1個の圧縮符号列を符号化前の1組の信号
に復号する場合に、圧縮符号列から2個の符号語ずつ切
り出し、切り出した2個の符号語を並行してエントロピ
ー復号して、符号化前の信号を復号できるので、一定時
間当り、より多くの可変長符号の復号が可能となるとい
う効果がある。
【0177】ここで、第1圧縮符号列から2個の符号語
として第1及び第2符号語を切り出し、又は第1及び第
2圧縮符号列からそれぞれ2個の符号語として第1及び
第2符号語を切り出す前記符号切出手段は、第1位置情
報と第2位置情報とを記憶している位置記憶手段と、こ
こで、第1位置情報は、第1圧縮符号列内において、第
1符号語が配置されている位置を示し、第2位置情報
は、第2圧縮符号列内において、第2符号語が配置され
ている位置を示し、前記第1圧縮符号列から、前記第1
位置情報により示される位置から配置されている第1符
号語を検出し、検出した第1符号語の長さを示す第1符
号長を算出する第1切出手段と、第1圧縮符号列の復号
が選択された場合に、前記第1圧縮符号列から、前記第
1位置情報に前記第1符号長を加算して得られる加算値
により示される位置から配置されている第2符号語を検
出し、第1及び第2圧縮符号列の復号が選択された場合
に、前記第2圧縮符号列から、前記第2位置情報により
示される位置から配置されている第2符号語を検出する
第2切出手段とを含み、前記符号復号手段は、第1圧縮
符号列の復号が選択された場合に、前記検出された第1
符号語及び第2符号語を用いて、2組の係数を生成し、
第1及び第2圧縮符号列の復号が選択された場合に、前
記検出された第1符号語を用いて1組の係数を生成し、
前記検出された第2符号語を用いて、他の1組の係数を
生成するように構成してもよい。
【0178】この構成によると、外部の1個の圧縮符号
列を符号化前の1組の信号に復号する場合に、圧縮符号
列から連続して配されている2個の符号語を順次切り出
すことができ、また、外部の2個の圧縮符号列を符号化
前の2組の信号に復号する場合に、各圧縮符号列から1
個の符号語ずつ切り出すことができるという効果があ
る。
【0179】ここで、前記符号語は、ランとレベルとか
らなる1組を符号化して生成され、ランは、量子化され
た前記信号に含まれる0の値を有する信号の数を示し、
レベルは、量子化された前記信号に含まれる0でない値
を有する1の信号を示し、第1圧縮符号列の復号が選択
された場合に、2組の係数として、ランとレベルとの第
1組と第2組とを生成し、第1及び第2圧縮符号列の復
号が選択された場合に、1組の係数として、ランとレベ
ルとの第1組を生成し、他の1組の係数として、ランと
レベルとの第2組を生成する前記符号復号手段は、前記
検出された第1符号語をエントロピー復号することによ
り、ランとレベルとの第1組を生成する第1復号手段
と、前記検出された第2符号語をエントロピー復号する
ことにより、ランとレベルとの第2組を生成する第2復
号手段とを含み、前記信号復元手段は、第1圧縮符号列
の復号が選択された場合に、前記生成されたランとレベ
ルとの第1組と第2組とを用いて、2組の信号を復元
し、第1及び第2圧縮符号列の復号が選択された場合
に、前記生成されたランとレベルとの第1組を用いて、
信号を復元し、前記生成されたランとレベルとの第2組
を用いて、他の信号を復元するように構成してもよい。
【0180】この構成によると、1個の圧縮符号列を符
号化前の1組の信号に復号する場合に、切り出した2個
の符号語からそれぞれ生成されたランとレベルとの組を
並行してエントロピー復号して、符号化前の信号を復号
できるので、一定時間当り、より多くの可変長符号の復
号が可能となるという効果がある。また、外部の2個の
圧縮符号列を符号化前の2組の信号に復号する場合に、
それぞれの切り出した符号語から生成されたランとレベ
ルとの組を独立してエントロピー復号して、符号化前の
信号を復号できるという効果がある。
【0181】ここで、前記信号復元手段は、前記生成さ
れたランとレベルとの第1組に基づいて、前記組に含ま
れるレベルがブロック内に配置される位置を示す第1ア
ドレスを計算する第1アドレス計算手段と、前記生成さ
れたランとレベルとの第2組に基づいて、前記組に含ま
れるレベルがブロック内に配置される位置を示す第2ア
ドレスを計算する第2アドレス計算手段と、前記計算さ
れた第1アドレスを用いて、前記生成された第1組に含
まれるレベルを逆量子化して、第1係数を生成する第1
逆量子化手段と、前記計算された第2アドレスを用い
て、前記生成された第2組に含まれるレベルを逆量子化
して、第2係数を生成する第2逆量子化手段と、第1圧
縮符号列の復号が選択された場合に、前記生成された第
1アドレスと第1係数と第2アドレスと第2係数とを用
いて、2組の信号を復元し、第1及び第2圧縮符号列の
復号が選択された場合に、前記生成された第1アドレス
と第1係数とを用いて、信号を復元し、前記生成された
第2アドレスと第2係数とを用いて、他の信号を復元す
る副信号復元手段とを含むように構成してもよい。
【0182】この構成によると、外部の1個の圧縮符号
列を符号化前の1組の信号に復号する場合に、切り出し
た2個の符号語について、並行してアドレス計算と逆量
子化の演算とができるので、一定時間当り、より多くの
逆量子化演算が可能となるという効果がある。また、外
部の2個の圧縮符号列を符号化前の2組の信号に復号す
る場合に、それぞれの符号語について、独立してアドレ
ス計算と逆量子化の演算とができるという効果がある。
【0183】ここで、前記副信号復元手段は、第1係数
記憶手段と、第2係数記憶手段と、第1圧縮符号列の復
号が選択された場合に、前記生成された第1アドレスと
第1係数との組と第2アドレスと第2係数との組とを、
アドレスと係数との組として、前記第1係数記憶手段に
書き込み、第1及び第2圧縮符号列の復号が選択された
場合に、前記生成された第1アドレスと第1係数との組
を、アドレスと係数との組として、前記第1係数記憶手
段に書き込み、前記生成された第2アドレスと第2係数
との組を、アドレスと係数との組として、前記第2係数
記憶手段に書き込む係数書込手段と、アドレスにより示
される領域を複数個有する第1ブロック記憶手段と、ア
ドレスにより示される領域を複数個有する第2ブロック
記憶手段と、第1圧縮符号列の復号が選択された場合
に、前記第1係数記憶手段からアドレスと係数との組を
繰り返し読み出し、前記第1ブロック記憶手段内の前記
アドレスで示される領域に、前記係数を書き込み、第1
及び第2圧縮符号列の復号が選択された場合に、前記第
1係数記憶手段からアドレスと係数との組を繰り返し読
み出し、前記第1ブロック記憶手段内の前記アドレスで
示される領域に、前記係数を書き込み、前記第2係数記
憶手段からアドレスと係数との組を繰り返し読み出し、
前記第2ブロック記憶手段内の前記アドレスで示される
領域に、前記係数を書き込むブロック書込手段と、第1
圧縮符号列の復号が選択された場合に、前記第1ブロッ
ク記憶手段が有する複数個の領域に記憶されている係数
を2組の信号として読み出すことにより、2組の信号を
生成し、第1及び第2圧縮符号列の復号が選択された場
合に、前記第1ブロック記憶手段が有する複数個の領域
に記憶されている係数を信号として読み出すことによ
り、信号を生成し、前記第2ブロック記憶手段が有する
複数個の領域に記憶されている係数を信号として読み出
すことにより、他の信号を生成する信号生成手段とを含
むように構成してもよい。
【0184】この構成によると、1個の圧縮符号列から
符号化前の1組の信号を復号する場合においても、ま
た、2個の圧縮符号列から符号化前の2組の信号を復号
する場合においても、生成された信号を読み出す外部の
装置の処理に依存することなく、本可変長符号復号化装
置により復号された信号のバッファへの書き込みができ
るという効果がある。
【0185】ここで、前記圧縮符号列は、信号が量子化
され、さらにエントロピー符号化されて生成された符号
語を少なくとも2個含み、前記信号は、複数の画像情報
に直交変換を施して生成され、前記符号切出手段は、画
像情報から生成された2個の符号語を切り出し、前記2
個の符号語は隣接しており、それぞれ第3所定値以下の
符号長を有し、前記並行復号手段は、前記2個の符号語
を1個の復号テーブルを用いてエントロピー復号するこ
とにより、それぞれ2組の係数を生成する符号復号手段
と、前記生成された2組の係数に基づいて、逆量子化を
施すことにより、それぞれ2組の信号を並行して生成す
る信号復元手段とを含むように構成してもよい。
【0186】この構成によると、画像情報から生成され
た信号が符号化された符号語を含む1個の圧縮符号列を
符号化前の1組の信号に復号する場合に、符号長の短い
(第3所定値以下)2個の符号語が連続するとき、圧縮
符号列から前記の2個の符号語を切り出し、切り出した
2個の符号語を並行して復号して、符号化前の信号を生
成できるので、一定時間当り、より多くの可変長符号の
復号が可能となるという効果がある。
【0187】ここで、前記符号語は、ランとレベルとか
らなる1組を符号化して生成され、ランは、前記信号に
含まれる0の値を有する信号の数を示し、レベルは、前
記信号に含まれる0でない値を有する1の信号を示し、
隣接している2個の符号語として第1符号語と第2符号
とを切り出す前記符号切出手段は、1個の位置情報を記
憶している位置記憶手段と、ここで、前記位置情報は、
前記圧縮符号列内において、第1符号語が記憶されてい
る位置を示し、前記圧縮符号列から、前記位置情報によ
り示される位置から配置されている前記第1符号語を検
出し、検出した第1符号語の長さを示す第1符号長を算
出し、前記読出位置に前記第1符号長を加算して得られ
た加算値により示される位置から配置されている前記第
2符号語を検出する副切出手段とを含み、2組の係数と
して、ランとレベルとからなる第1の組と第2の組とを
生成する前記符号復号手段は、第3所定数以下の第3符
号語と第3所定数以下の第4符号語とを結合して形成さ
れる符号語をアドレスとする領域を複数個有する第9テ
ーブルと、ここで、各領域には第1ラン及び第1レベル
と第2ラン及び第2レベルとの組が格納されており、第
3符号語は、第1ラン及び第1レベルをエントロピー符
号化して生成された符号語であり、第4符号語は、第2
ラン及び第2レベルをエントロピー符号化して生成され
た符号語であり、前記検出された第1符号語と第2符号
語とを結合して得られる符号語をアドレスとする領域に
格納されている第1ランと第1レベルと第2ランと第2
レベルとを第9テーブルより読み出すことにより、第1
ランと第1レベルとをランとレベルとする第1の組と、
第2ランと第2レベルとをランとレベルとする第2の組
とを生成する復号制御手段とを含み、前記信号復元手段
は、前記生成されたランとレベルとの第1の組、又はラ
ンとレベルとの第1の組及び第2の組に基づいて、2組
の信号を復元するを含むように構成してもよい。
【0188】この構成によると、前記圧縮符号列から、
連続して配され、それぞれ符号長の短い2個の符号語を
読み出すことができ、1つの復号テーブル(第9テーブ
ル)を用いて、読み出した2個の符号語を並行して復号
して、符号化前の信号を生成できるという効果がある。
ここで、前記信号復元手段は、前記生成されたランとレ
ベルとの第1の組に基づいて、前記第1の組に含まれる
レベルがブロック内に配置される位置を示す第1アドレ
スを計算する第1アドレス計算手段と、前記生成された
ランとレベルとの第2の組に基づいて、前記第2の組に
含まれるレベルがブロック内に配置される位置を示す第
2アドレスを計算する第2アドレス計算手段と、前記計
算された第1アドレスを用いて、前記第1の組に含まれ
るレベルを逆量子化して、第1係数を生成する第1逆量
子化手段と、前記計算された第2アドレスを用いて、前
記第2の組に含まれるレベルを逆量子化して、第2係数
を生成する第2逆量子化手段と、前記第1係数と前記第
1アドレスとの組及び前記第2係数と前記第2アドレス
との組を用いて、2組の信号を復元する副信号復元手段
とを含むように構成してもよい。
【0189】この構成によると、前記読み出した2個の
符号語から生成されたランとレベルとの組について、並
行してアドレス計算と逆量子化の演算とができるので、
一定時間当り、より多くの逆量子化演算が可能となると
いう効果がある。ここで、前記副信号復元手段は、係数
記憶手段と、前記第1アドレスと前記第1係数との組及
び前記第2アドレスと前記第2係数との組を、アドレス
と係数との組として、前記係数記憶手段に書き込む係数
書込手段と、アドレスで示される領域を複数個有するブ
ロック記憶手段と、前記係数記憶手段からアドレスと係
数との組を繰り返し読み出し、前記ブロック記憶手段内
の前記アドレスで示される領域に、前記係数を書き込む
ブロック書込手段と、前記ブロック記憶手段が有する複
数個の領域に記憶されている係数を2組の信号として読
み出すことにより、2組の信号を生成する信号生成手段
とを含むように構成してもよい。
【0190】この構成によると、生成された信号を読み
出す外部の装置の処理に依存することなく、本可変長符
号復号化装置により復号された信号のバッファへの書き
込みができるという効果がある。ここで、前記圧縮符号
列は、少なくとも2種類の制御情報がそれぞれエントロ
ピー符号化された同数種類の符号化制御情報を含み、前
記制御情報は、画像データの復号を制御するために用い
られ、前記符号切出手段は、前記2個の符号語として、
前記圧縮符号列から隣接している2個の符号化制御情報
を切り出し、前記並行復号手段は、前記2個の符号化制
御情報を並行してエントロピー復号することにより、そ
れぞれ2個の制御情報を生成する符号復号手段を含むよ
うに構成してもよい。
【0191】この構成によると、少なくとも2種類の制
御情報がそれぞれ符号化された前記同数種類の符号化制
御情報を含む圧縮符号列から2個の符号化制御情報を切
り出す、切り出した2個の符号化制御情報を並行してエ
ントロピー復号して、符号化前の制御情報を復号できる
ので、一定時間当り、より多くの可変長符号の生成が可
能となるという効果がある。
【0192】ここで、2個の符号化制御情報として、第
1符号語と第2符号語とを切り出す前記符号切出手段
は、1個の位置情報を記憶している位置記憶手段と、こ
こで、前記位置情報は、前記圧縮符号列内において、第
1符号語が配置されている位置を示し、前記圧縮符号列
から、前記位置情報により示される位置から配置されて
いる第1符号語を検出し、検出した第1符号語の長さを
示す第1符号長を算出する第1切出手段と、前記圧縮符
号列から、前記位置情報に前記第1符号長を加算して得
られる加算値により示される位置から配置されている第
2符号語を検出する第2切出手段とを含み、前記符号復
号手段は、前記検出された第1符号語をエントロピー復
号することにより、1個の制御情報を生成する第1復号
手段と、前記検出された第2符号語をエントロピー復号
することにより、他の1個の制御情報を生成する第2復
号手段とを含むように構成してもよい。
【0193】この構成によると、前記圧縮符号列から、
連続して配されている2個の符号化制御情報を順次切り
出すことができ、これらの2個の符号化制御情報からそ
れぞれ制御情報を並行してエントロピー復号できるとい
う効果がある。ここで、前記第1復号手段は、第1符号
語と制御情報とを対応づけて記憶している第1制御情報
テーブルと、前記第1制御情報テーブルが配置されてい
るアドレスを記憶している第1アドレス領域を有する第
1アドレステーブルと、前記第1アドレス領域が配置さ
れているアドレスを示す第1ポインタを記憶している第
1ポインタ記憶手段と、前記第1ポインタを読み出し、
前記第1ポインタが示すアドレスに配置されている第1
アドレス領域を特定し、前記第1アドレス領域内に記憶
されているアドレスを読み出し、読み出したアドレスに
配置されている前記第1制御情報テーブルを特定し、前
記第1制御情報テーブルから第1符号語に対応する制御
情報を検出することにより、1個の制御情報を生成する
第1復号制御手段とを含むように構成してもよい。
【0194】また、前記第2復号手段は、第2符号語と
制御情報とを対応づけて記憶している第2制御情報テー
ブルと、前記第2制御情報テーブルが配置されているア
ドレスを記憶している第2アドレス領域を有する第2ア
ドレステーブルと、前記第2アドレス領域が配置されて
いるアドレスを示す第2ポインタを記憶している第2ポ
インタ記憶手段と、前記第2ポインタを読み出し、前記
第2ポインタが示すアドレスに配置されている第2アド
レス領域を特定し、前記第2アドレス領域内に記憶され
ているアドレスを読み出し、読み出したアドレスに配置
されている前記第2制御情報テーブルを特定し、前記第
2制御情報テーブルから第2符号語に対応する制御情報
を検出することにより、他の1個の制御情報を生成する
第2復号制御手段とを含むように構成してもよい。
【0195】この構成によると、ポインタの値により符
号化制御情報を復号するための復号号テーブル(第1及
び第2制御情報テーブル)を特定できるという効果があ
る。また、本発明は、受信したデジタル放送波に含まれ
ている圧縮符号列を復号して画像情報を再生するデジタ
ル放送受信装置であって、1個の圧縮符号列から隣接し
ている2個の符号語を切り出す符号切出手段と、前記圧
縮符号列は、複数の符号語の並びから構成されており、
前記符号語は、可変長符号であり、前記2個の符号語を
並行して復号する並行復号手段とを備える。
【0196】この構成によると、受信したデジタル放送
波に含まれている符号化された画像情報を復号して再生
するデジタル放送受信装置において、デジタル放送波に
含まれている圧縮符号列から2個の符号語を切り出し、
切り出した2個の符号語を並行して復号するので、一定
時間当り、より多くの可変長符号の復号が可能となると
いう効果がある。
【0197】また、本発明は、DVDに記録されている
圧縮符号列を復号して画像情報を再生するDVD再生装
置であって、1個の圧縮符号列から隣接している2個の
符号語を切り出す符号切出手段と、前記圧縮符号列は、
複数の符号語の並びから構成されており、前記符号語
は、可変長符号であり、前記2個の符号語を並行して復
号する並行復号手段とを備える。
【0198】この構成によると、DVDに記録されてい
る符号化された画像情報を復号して再生するDVD再生
装置において、DVDに記録されている圧縮符号列から
2個の符号語を切り出し、切り出した2個の符号語を並
行して復号するので、一定時間当り、より多くの可変長
符号の復号が可能となるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る1つの実施の形態としての、可変
長符号復号化装置のブロック図を示す。
【図2】図1に示す可変長符号復号化装置の第1復号部
のブロック図を示す。
【図3】図1に示す可変長符号復号化装置の第1復号部
のテーブルの構成を示す。
【図4】1ブロック内の各要素のスキャン順序を示す。
【図5】1ブロック内の各要素のスキャン順序の変換表
である。
【図6】復号されたランとレベルの一例を示す。
【図7】量子化テーブルの一例を示す。
【図8】図1に示す可変長符号復号化装置の全体の動作
を示すフローチャートである。
【図9】図1に示す可変長符号復号化装置の第1ビット
ストリーム切出部の動作を示すフローチャートである。
【図10】図1に示す可変長符号復号化装置の第1ビッ
ト長判定部の動作を示すフローチャートである。
【図11】図1に示す可変長符号復号化装置の第1復号
制御部の動作を示すフローチャートである。
【図12】図1に示す可変長符号復号化装置の第1アド
レス計算部の動作を示すフローチャートである。
【図13】図1に示す可変長符号復号化装置の第1逆量
子化部の動作を示すフローチャートである。
【図14】図1に示す可変長符号復号化装置の時間経過
に伴う各構成要素による動作の推移を示すタイムチャー
トである。
【図15】本発明に係る別の1つの実施の形態として
の、可変長符号復号化装置のブロック図を示す。図16
に続く。
【図16】本発明に係る別の1つの実施の形態として
の、可変長符号復号化装置のブロック図を示す。図15
からの続きである。
【図17】図15に示す可変長符号復号化装置の全体の
動作を示すフローチャートである。図18に続く。
【図18】図15に示す可変長符号復号化装置の全体の
動作を示すフローチャートである。図17からの続きで
ある。
【図19】図15に示す可変長符号復号化装置の時間経
過に伴う各構成要素による動作の推移を示すタイムチャ
ートである。
【図20】本発明に係る別の1つの実施の形態として
の、可変長符号復号化装置のブロック図を示す。
【図21】図20に示す可変長符号復号化装置の第1復
号部のブロック図を示す。
【図22】図20に示す可変長符号復号化装置の第1復
号部の第3テーブルの構成を示す。
【図23】図20に示す可変長符号復号化装置の第1復
号部の第4テーブルの構成を示す。
【図24】図20に示す可変長符号復号化装置の全体の
動作を示すフローチャートである。
【図25】図20に示す可変長符号復号化装置の第1復
号制御部の動作を示すフローチャートである。
【図26】図20に示す可変長符号復号化装置の時間経
過に伴う各構成要素による動作の推移を示すタイムチャ
ートである。
【図27】本発明に係るまた別の1つの実施の形態とし
ての、可変長符号復号化装置のブロック図を示す。
【図28】本発明に係るさらにまた別の1つの実施の形
態としての、可変長符号復号化装置のブロック図を示
す。
【図29】従来の可変長符号復号化装置のブロック図を
示す。
【図30】本発明に係るさらにまた別の1つの実施の形
態としての、可変長符号復号化装置のブロック図を示
す。
【図31】図30に示す可変長符号復号化装置の情報記
憶部の一例を示す。
【図32】図30に示す可変長符号復号化装置の第1復
号部のブロック図を示す。
【図33】図30に示す可変長符号復号化装置の第1復
号部のMBTテーブルの一例を示す。
【図34】図30に示す可変長符号復号化装置の復号処
理の動作を示すフローチャートである。
【図35】図30に示す可変長符号復号化装置のヘッダ
情報の復号処理の動作を示すフローチャートである。
【図36】図30に示す可変長符号復号化装置の第1復
号制御部の処理の動作を示すフローチャートである。
【図37】本発明の可変長符号復号化装置の1個の適用
例としてのデジタル放送受信装置のブロック図である。
【図38】本発明の可変長符号復号化装置の1個の適用
例としてのDVD再生装置のブロック図である。
【符号の説明】
10 可変長符号復号化装置 101 第1ビットストリームバッファ 102 第1ビットストリーム切出部 103 第1ビット長判定部 104 第1復号部 105 第1アドレス計算部 106 第2ビットストリーム切出部 107 第2ビット長判定部 108 第2復号部 109 第2アドレス計算部 118 第1バッファコントローラ 119 第1バッファ 120 第1逆量子化部 121 第2逆量子化部 122 第2バッファコントローラ 123 第2バッファ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年9月13日(2001.9.1
3)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清原 督三 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5C053 FA24 GB01 GB05 GB22 JA24 KA04 KA05 5C059 KK13 MA05 MA14 MA21 MC14 MC38 ME08 ME17 PP04 RC32 RF04 SS13 SS30 UA05 UA36 UA38 5D044 AB05 AB07 BC03 CC06 FG10 GK08 GL02 GL22 GL28 5J064 BA09 BA16 BB05 BB08 BC01 BC02 BC14 BC16 BC25 BD02 BD03

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可変長符号を復号する可変長符号復号化
    装置であって、 1個の圧縮符号列から隣接している2個の符号語を切り
    出す符号切出手段と、 前記圧縮符号列は、複数の符号語の並びから構成されて
    おり、前記符号語は、可変長符号であり、 前記2個の符号語を並行して復号する並行復号手段と を備えることを特徴とする可変長符号復号化装置。
  2. 【請求項2】 前記圧縮符号列は、信号が量子化され、
    さらにエントロピー符号化されて生成された符号語を少
    なくとも2個含み、前記信号は、複数の画像情報に直交
    変換を施して生成され、 前記符号切出手段は、画像情報から生成された2個の符
    号語を切り出し、前記2個の符号語は隣接しており、 前記並行復号手段は、 前記2個の符号語を並行してエントロピー復号すること
    により、それぞれ2組の係数を生成する符号復号手段
    と、 前記生成された2組の係数に基づいて、逆量子化を施す
    ことにより、それぞれ2組の信号を並行して生成する信
    号復元手段とを含むことを特徴とする請求項1に記載の
    可変長符号復号化装置。
  3. 【請求項3】 前記符号語は、ランとレベルとからなる
    1組を符号化して生成され、ランは、量子化された前記
    信号に含まれる0の値を有する信号の数を示し、レベル
    は、量子化された前記信号に含まれる0でない値を有す
    る1の信号を示し、 隣接している2個の符号語として第1符号語と第2符号
    語とを切り出す前記符号切出手段は、 1個の位置情報を記憶している、前記位置情報は、前記
    圧縮符号列内において、第1符号語が配置されている位
    置を示す位置記憶手段と、 前記圧縮符号列から、前記位置情報により示される位置
    から配置されている第1符号語を検出し、検出した第1
    符号語の長さを示す第1符号長を算出する第1切出手段
    と、 前記圧縮符号列から、前記位置情報に前記第1符号長を
    加算して得られる加算値により示される位置から配置さ
    れている第2符号語を検出する第2切出手段とを含み、 前記2組の係数として、ランとレベルとから構成される
    第1の組と第2の組とを生成する前記符号復号手段は、 前記検出された第1符号語をエントロピー復号すること
    により、ランとレベルとから構成される第1の組を生成
    する第1復号手段と、 前記検出された第2符号語をエントロピー復号すること
    により、ランとレベルとから構成される第2の組を生成
    する第2復号手段とを含み、 前記信号復元手段は、前記生成された第1の組及び第2
    の組に基づいて、2組の信号を生成することを特徴とす
    る請求項2に記載の可変長符号復号化装置。
  4. 【請求項4】 前記第1復号手段は、 第1所定数以下のアドレスを有する領域を複数個有する
    第1テーブルと、 ここで、各領域にはランとレベルとの組が格納されてお
    り、各領域のアドレスは、前記領域に格納されているラ
    ンとレベルとをエントロピー符号化して生成された符号
    語であり、 前記第1所定数より大きいアドレスを有する領域を複数
    個有する第2テーブルと、 ここで、各領域にはそれぞれ異なる値が格納されてお
    り、 前記第2テーブルが有する領域数と同数の領域を有する
    第3テーブルと、 ここで、前記各領域は、前記第2テーブルが有する各領
    域に対応し、前記各領域は、前記第2テーブルが有する
    対応する各領域に格納されている値をアドレスとし、前
    記各領域には、ランとレベルとの組が格納されており、
    前記第2テーブルが有する各領域のアドレスは、前記第
    3テーブルが有し、対応する領域に格納されているラン
    とレベルとをエントロピー符号化して生成された符号語
    であり、 前記算出された第1符号長が、前記第1所定数以下であ
    る場合に、前記第1符号語をアドレスとする領域に格納
    されているランとレベルとの組を前記第1テーブルから
    読み出すことにより、ランとレベルとの第1の組を生成
    し、 前記算出された第1符号長が、前記第1所定数より大き
    い場合に、前記第1符号語をアドレスとする領域に格納
    されている値を前記第2テーブルから読み出し、前記第
    3テーブルの読み出した値をアドレスとする領域に格納
    されているランとレベルとの組を読み出すことにより、
    ランとレベルとの第1の組を生成する第1復号制御手段
    と、 を含むことを特徴とする請求項3に記載の可変長符号復
    号化装置。
  5. 【請求項5】 前記第2復号手段は、 第1所定数以下のアドレスを有する領域を複数個有する
    第4テーブルと、 ここで、各領域にはランとレベルとの組が格納されてお
    り、各領域のアドレスは、前記領域に格納されているラ
    ンとレベルとをエントロピー符号化して生成された符号
    語であり、 前記第1所定数より大きいアドレスを有する領域を複数
    個有する第5テーブルと、 ここで、各領域にはそれぞれ異なる値が格納されてお
    り、 前記第4テーブルが有する領域数と同数の領域を有する
    第6テーブルと、 ここで、前記各領域は、前記第4テーブルが有する各領
    域に対応し、前記各領域は、前記第4テーブルが有する
    対応する各領域に格納されている値をアドレスとし、前
    記各領域には、ランとレベルとの組が格納されており、
    前記第5テーブルが有する各領域のアドレスは、前記第
    6テーブルが有し、対応する領域に格納されているラン
    とレベルとをエントロピー符号化して生成された符号語
    であり、 前記検出された第2符号語が、前記第1所定数以下であ
    る場合に、前記第2符号語をアドレスとする領域に格納
    されているランとレベルとの組を前記第4テーブルから
    読み出すことにより、ランとレベルとの第2の組を生成
    し、 前記検出された第2符号語が、前記第1所定数より大き
    い場合に、前記第2符号語をアドレスとする領域に格納
    されている値を前記第5テーブルから読み出し、前記第
    6テーブルの読み出した値をアドレスとする領域に格納
    されているランとレベルとの組を読み出すことにより、
    ランとレベルとの第2の組を生成する第2復号制御手段
    とを含むことを特徴とする請求項4に記載の可変長符号
    復号化装置。
  6. 【請求項6】 前記第2切出手段は、復号された場合に
    ランが0となる符号語からなる第2符号語を検出し、 前記第2復号手段は、 領域を複数個有する第7テーブルと、 ここで、各領域は、符号語から0であるランと供に復号
    されるレベルを記憶しており、各領域は、対応する符号
    語をアドレスとし、 前記検出された第2符号語をアドレスとする領域に格納
    されているレベルを前記第7テーブルから読み出し、0
    の値を有するランを生成することにより、ランとレベル
    との第2の組を生成する第2復号制御手段とを含むこと
    を特徴とする請求項4に記載の可変長符号復号化装置。
  7. 【請求項7】 前記第2切出手段は、前記第2所定数以
    下の符号長を有する第2符号語を検出し、 前記第2復号手段は、 第2所定数以下のアドレスを有する領域を複数個有する
    第8テーブルと、 ここで、前記各領域にはランとレベルとが格納されてお
    り、各領域のアドレスは、前記領域に格納されているラ
    ンとレベルとをエントロピー符号化して生成された符号
    語であり、 前記検出された第2符号語をアドレスとする領域に格納
    されているランとレベルとの組を前記第8テーブルから
    読み出すことにより、ランとレベルとの第2の組を生成
    する第2復号制御手段とを含むことを特徴とする請求項
    4に記載の可変長符号復号化装置。
  8. 【請求項8】 前記信号復元手段は、 前記生成されたランとレベルとの第1の組に基づいて、
    前記組に含まれるレベルがブロック内に配置される位置
    を示す第1のアドレスを計算する第1アドレス計算手段
    と、 前記生成されたランとレベルとの第2の組に基づいて、
    前記組に含まれるレベルがブロック内に配置される位置
    を示す第2アドレスを計算する第2アドレス計算手段
    と、 前記計算された第1アドレスを用いて、前記生成された
    第1の組に含まれるレベルを逆量子化して、第1係数を
    生成する第1逆量子化手段と、 前記計算された第2アドレスを用いて、前記生成された
    第2の組に含まれるレベルを逆量子化して、第2係数を
    生成する第2逆量子化手段と、 前記生成された第1アドレスと第1係数との組及び第2
    アドレスと第2係数との組を用いて、2組の信号を復元
    する副信号復元手段とを含むことを特徴とする請求項5
    〜7のいずれかに記載の可変長符号復号化装置。
  9. 【請求項9】 前記副信号復元手段は、 係数記憶手段と、 前記生成された第1アドレスと第1係数との組及び第2
    アドレスと第2係数との組を、アドレスと係数との組と
    して、前記係数記憶手段に書き込む係数書込手段と、 アドレスにより示される領域を複数個有するブロック記
    憶手段と、 前記係数記憶手段からアドレスと係数との組を繰り返し
    読み出し、前記ブロック記憶手段内の前記アドレスで示
    される領域に、前記係数を書き込むブロック書込手段
    と、 前記ブロック記憶手段が有する複数個の領域に記憶され
    ている係数を2組の信号として読み出すことにより、2
    組の信号を生成する信号生成手段とを含むことを特徴と
    する請求項8に記載の可変長符号復号化装置。
  10. 【請求項10】 前記係数記憶手段は、第1データ領域
    を複数個有しており、 前記係数書込手段は、アドレスと係数との組とともに、
    さらに、ONの値を有するONフラグを、ONフラグが
    書き込まれていない前記係数記憶手段の第1データ領域
    に書き込み、 前記ブロック書込手段は、前記係数記憶手段のONフラ
    グが書き込まれている各第1データ領域から、アドレス
    と係数との組を繰り返し読み出し、読み出しが終了する
    と、ONフラグが書き込まれている前記係数記憶手段の
    各第1データ領域に、ON以外の値を有するOFFフラ
    グを書き込むことを特徴とする請求項9に記載の可変長
    符号復号化装置。
  11. 【請求項11】 前記ブロック書込手段は、係数ととと
    もに、ONの値を有するONフラグを、前記アドレスで
    示される領域に書き込み、 前記信号生成手段は、信号の生成終了後、ONフラグが
    書き込まれている各領域に、ON以外の値を有するOF
    Fフラグを書き込むことを特徴とする請求項9に記載の
    可変長符号復号化装置。
  12. 【請求項12】 前記可変長符号復号化装置は、さら
    に、 第1圧縮符号列の復号、又は第1及び第2圧縮符号列の
    復号のいずれか一方の選択を受け付ける選択受付手段を
    含み、 ここで、第1圧縮符号列は、前記圧縮符号列であり、 第2圧縮符号列は、別の圧縮符号列であり、複数の符号
    語の並びから構成され、信号が量子化され、さらにエン
    トロピー符号化されて生成された符号語を少なくとも2
    個含み、前記信号は、複数の画像情報に直交変換を施し
    て生成され、 前記符号切出手段は、 第1圧縮符号列の復号の選択が受け付られた場合に、第
    1圧縮符号列から隣接している2個の符号語を切り出
    し、 第1及び第2圧縮符号列の復号の選択が受け付られた場
    合に、第1及び第2圧縮符号列からそれぞれ1個の符号
    語を切り出し、 前記符号復号手段は、前記切り出された2個の符号語を
    並行してエントロピー復号することを特徴とする請求項
    2に記載の可変長符号復号化装置。
  13. 【請求項13】 第1圧縮符号列から2個の符号語とし
    て第1及び第2符号語を切り出し、又は第1及び第2圧
    縮符号列からそれぞれ2個の符号語として第1及び第2
    符号語を切り出す前記符号切出手段は、 第1位置情報と第2位置情報とを記憶している位置記憶
    手段と、 ここで、第1位置情報は、第1圧縮符号列内において、
    第1符号語が配置されている位置を示し、第2位置情報
    は、第2圧縮符号列内において、第2符号語が配置され
    ている位置を示し、 前記第1圧縮符号列から、前記第1位置情報により示さ
    れる位置から配置されている第1符号語を検出し、検出
    した第1符号語の長さを示す第1符号長を算出する第1
    切出手段と、 第1圧縮符号列の復号が選択された場合に、前記第1圧
    縮符号列から、前記第1位置情報に前記第1符号長を加
    算して得られる加算値により示される位置から配置され
    ている第2符号語を検出し、 第1及び第2圧縮符号列の復号が選択された場合に、前
    記第2圧縮符号列から、前記第2位置情報により示され
    る位置から配置されている第2符号語を検出する第2切
    出手段とを含み、 前記符号復号手段は、第1圧縮符号列の復号が選択され
    た場合に、前記検出された第1符号語及び第2符号語を
    用いて、2組の係数を生成し、 第1及び第2圧縮符号列の復号が選択された場合に、前
    記検出された第1符号語を用いて1組の係数を生成し、
    前記検出された第2符号語を用いて、他の1組の係数を
    生成することを特徴とする請求項12に記載の可変長符
    号復号化装置。
  14. 【請求項14】 前記符号語は、ランとレベルとからな
    る1組を符号化して生成され、ランは、量子化された前
    記信号に含まれる0の値を有する信号の数を示し、レベ
    ルは、量子化された前記信号に含まれる0でない値を有
    する1の信号を示し、 第1圧縮符号列の復号が選択された場合に、2組の係数
    として、ランとレベルとの第1組と第2組とを生成し、
    第1及び第2圧縮符号列の復号が選択された場合に、1
    組の係数として、ランとレベルとの第1組を生成し、他
    の1組の係数として、ランとレベルとの第2組を生成す
    る前記符号復号手段は、 前記検出された第1符号語をエントロピー復号すること
    により、ランとレベルとの第1組を生成する第1復号手
    段と、 前記検出された第2符号語をエントロピー復号すること
    により、ランとレベルとの第2組を生成する第2復号手
    段とを含み、 前記信号復元手段は、第1圧縮符号列の復号が選択され
    た場合に、前記生成されたランとレベルとの第1組と第
    2組とを用いて、2組の信号を復元し、 第1及び第2圧縮符号列の復号が選択された場合に、前
    記生成されたランとレベルとの第1組を用いて、信号を
    復元し、前記生成されたランとレベルとの第2組を用い
    て、他の信号を復元することを特徴とする請求項13に
    記載の可変長符号復号化装置。
  15. 【請求項15】 前記信号復元手段は、 前記生成されたランとレベルとの第1組に基づいて、前
    記組に含まれるレベルがブロック内に配置される位置を
    示す第1アドレスを計算する第1アドレス計算手段と、 前記生成されたランとレベルとの第2組に基づいて、前
    記組に含まれるレベルがブロック内に配置される位置を
    示す第2アドレスを計算する第2アドレス計算手段と、 前記計算された第1アドレスを用いて、前記生成された
    第1組に含まれるレベルを逆量子化して、第1係数を生
    成する第1逆量子化手段と、 前記計算された第2アドレスを用いて、前記生成された
    第2組に含まれるレベルを逆量子化して、第2係数を生
    成する第2逆量子化手段と、 第1圧縮符号列の復号が選択された場合に、前記生成さ
    れた第1アドレスと第1係数と第2アドレスと第2係数
    とを用いて、2組の信号を復元し、 第1及び第2圧縮符号列の復号が選択された場合に、前
    記生成された第1アドレスと第1係数とを用いて、信号
    を復元し、前記生成された第2アドレスと第2係数とを
    用いて、他の信号を復元する副信号復元手段とを含むこ
    とを特徴とする請求項14に記載の可変長符号復号化装
    置。
  16. 【請求項16】 前記副信号復元手段は、 第1係数記憶手段と、 第2係数記憶手段と、 第1圧縮符号列の復号が選択された場合に、前記生成さ
    れた第1アドレスと第1係数との組と第2アドレスと第
    2係数との組とを、アドレスと係数との組として、前記
    第1係数記憶手段に書き込み、 第1及び第2圧縮符号列の復号が選択された場合に、前
    記生成された第1アドレスと第1係数との組を、アドレ
    スと係数との組として、前記第1係数記憶手段に書き込
    み、前記生成された第2アドレスと第2係数との組を、
    アドレスと係数との組として、前記第2係数記憶手段に
    書き込む係数書込手段と、 アドレスにより示される領域を複数個有する第1ブロッ
    ク記憶手段と、 アドレスにより示される領域を複数個有する第2ブロッ
    ク記憶手段と、 第1圧縮符号列の復号が選択された場合に、前記第1係
    数記憶手段からアドレスと係数との組を繰り返し読み出
    し、前記第1ブロック記憶手段内の前記アドレスで示さ
    れる領域に、前記係数を書き込み、 第1及び第2圧縮符号列の復号が選択された場合に、前
    記第1係数記憶手段からアドレスと係数との組を繰り返
    し読み出し、前記第1ブロック記憶手段内の前記アドレ
    スで示される領域に、前記係数を書き込み、前記第2係
    数記憶手段からアドレスと係数との組を繰り返し読み出
    し、前記第2ブロック記憶手段内の前記アドレスで示さ
    れる領域に、前記係数を書き込むブロック書込手段と、 第1圧縮符号列の復号が選択された場合に、前記第1ブ
    ロック記憶手段が有する複数個の領域に記憶されている
    係数を2組の信号として読み出すことにより、2組の信
    号を生成し、 第1及び第2圧縮符号列の復号が選択された場合に、前
    記第1ブロック記憶手段が有する複数個の領域に記憶さ
    れている係数を信号として読み出すことにより、信号を
    生成し、前記第2ブロック記憶手段が有する複数個の領
    域に記憶されている係数を信号として読み出すことによ
    り、他の信号を生成する信号生成手段とを含むことを特
    徴とする請求項15に記載の可変長符号復号化装置。
  17. 【請求項17】 前記圧縮符号列は、信号が量子化さ
    れ、さらにエントロピー符号化されて生成された符号語
    を少なくとも2個含み、前記信号は、複数の画像情報に
    直交変換を施して生成され、 前記符号切出手段は、画像情報から生成された2個の符
    号語を切り出し、前記2個の符号語は隣接しており、そ
    れぞれ第3所定値以下の符号長を有し、 前記並行復号手段は、 前記2個の符号語を1個の復号テーブルを用いてエント
    ロピー復号することにより、それぞれ2組の係数を生成
    する符号復号手段と、 前記生成された2組の係数に基づいて、逆量子化を施す
    ことにより、それぞれ2組の信号を並行して生成する信
    号復元手段とを含むことを特徴とする請求項1に記載の
    可変長符号復号化装置。
  18. 【請求項18】 前記符号語は、ランとレベルとからな
    る1組を符号化して生成され、ランは、前記信号に含ま
    れる0の値を有する信号の数を示し、レベルは、前記信
    号に含まれる0でない値を有する1の信号を示し、 隣接している2個の符号語として第1符号語と第2符号
    とを切り出す前記符号切出手段は、 1個の位置情報を記憶している位置記憶手段と、 ここで、前記位置情報は、前記圧縮符号列内において、
    第1符号語が記憶されている位置を示し、 前記圧縮符号列から、前記位置情報により示される位置
    から配置されている前記第1符号語を検出し、検出した
    第1符号語の長さを示す第1符号長を算出し、前記読出
    位置に前記第1符号長を加算して得られた加算値により
    示される位置から配置されている前記第2符号語を検出
    する副切出手段とを含み、 2組の係数として、ランとレベルとからなる第1の組と
    第2の組とを生成する前記符号復号手段は、 第3所定数以下の第3符号語と第3所定数以下の第4符
    号語とを結合して形成される符号語をアドレスとする領
    域を複数個有する第9テーブルと、 ここで、各領域には第1ラン及び第1レベルと第2ラン
    及び第2レベルとの組が格納されており、第3符号語
    は、第1ラン及び第1レベルをエントロピー符号化して
    生成された符号語であり、第4符号語は、第2ラン及び
    第2レベルをエントロピー符号化して生成された符号語
    であり、 前記検出された第1符号語と第2符号語とを結合して得
    られる符号語をアドレスとする領域に格納されている第
    1ランと第1レベルと第2ランと第2レベルとを第9テ
    ーブルより読み出すことにより、第1ランと第1レベル
    とをランとレベルとする第1の組と、第2ランと第2レ
    ベルとをランとレベルとする第2の組とを生成する復号
    制御手段とを含み、 前記信号復元手段は、前記生成されたランとレベルとの
    第1の組、又はランとレベルとの第1の組及び第2の組
    に基づいて、2組の信号を復元するを含むことを特徴と
    する請求項17に記載の可変長符号復号化装置。
  19. 【請求項19】 前記信号復元手段は、 前記生成されたランとレベルとの第1の組に基づいて、
    前記第1の組に含まれるレベルがブロック内に配置され
    る位置を示す第1アドレスを計算する第1アドレス計算
    手段と、 前記生成されたランとレベルとの第2の組に基づいて、
    前記第2の組に含まれるレベルがブロック内に配置され
    る位置を示す第2アドレスを計算する第2アドレス計算
    手段と、 前記計算された第1アドレスを用いて、前記第1の組に
    含まれるレベルを逆量子化して、第1係数を生成する第
    1逆量子化手段と、 前記計算された第2アドレスを用いて、前記第2の組に
    含まれるレベルを逆量子化して、第2係数を生成する第
    2逆量子化手段と、 前記第1係数と前記第1アドレスとの組及び前記第2係
    数と前記第2アドレスとの組を用いて、2組の信号を復
    元する副信号復元手段とを含むことを特徴とする請求項
    18に記載の可変長符号復号化装置。
  20. 【請求項20】 前記副信号復元手段は、 係数記憶手段と、 前記第1アドレスと前記第1係数との組及び前記第2ア
    ドレスと前記第2係数との組を、アドレスと係数との組
    として、前記係数記憶手段に書き込む係数書込手段と、 アドレスで示される領域を複数個有するブロック記憶手
    段と、 前記係数記憶手段からアドレスと係数との組を繰り返し
    読み出し、前記ブロック記憶手段内の前記アドレスで示
    される領域に、前記係数を書き込むブロック書込手段
    と、 前記ブロック記憶手段が有する複数個の領域に記憶され
    ている係数を2組の信号として読み出すことにより、2
    組の信号を生成する信号生成手段とを含むことを特徴と
    する請求項19に記載の可変長符号復号化装置。
  21. 【請求項21】 前記圧縮符号列は、少なくとも2種類
    の制御情報がそれぞれエントロピー符号化された同数種
    類の符号化制御情報を含み、前記制御情報は、画像デー
    タの復号を制御するために用いられ、 前記符号切出手段は、前記2個の符号語として、前記圧
    縮符号列から隣接している2個の符号化制御情報を切り
    出し、 前記並行復号手段は、前記2個の符号化制御情報を並行
    してエントロピー復号することにより、それぞれ2個の
    制御情報を生成する符号復号手段を含むことを特徴とす
    る請求項1に記載の可変長符号復号化装置。
  22. 【請求項22】 2個の符号化制御情報として、第1符
    号語と第2符号語とを切り出す前記符号切出手段は、 1個の位置情報を記憶している位置記憶手段と、 ここで、前記位置情報は、前記圧縮符号列内において、
    第1符号語が配置されている位置を示し、 前記圧縮符号列から、前記位置情報により示される位置
    から配置されている第1符号語を検出し、検出した第1
    符号語の長さを示す第1符号長を算出する第1切出手段
    と、 前記圧縮符号列から、前記位置情報に前記第1符号長を
    加算して得られる加算値により示される位置から配置さ
    れている第2符号語を検出する第2切出手段とを含み、 前記符号復号手段は、 前記検出された第1符号語をエントロピー復号すること
    により、1個の制御情報を生成する第1復号手段と、 前記検出された第2符号語をエントロピー復号すること
    により、他の1個の制御情報を生成する第2復号手段と
    を含むことを特徴とする請求項21に記載の可変長符号
    復号化装置。
  23. 【請求項23】 前記第1復号手段は、 第1符号語と制御情報とを対応づけて記憶している第1
    制御情報テーブルと、 前記第1制御情報テーブルが配置されているアドレスを
    記憶している第1アドレス領域を有する第1アドレステ
    ーブルと、 前記第1アドレス領域が配置されているアドレスを示す
    第1ポインタを記憶している第1ポインタ記憶手段と、 前記第1ポインタを読み出し、前記第1ポインタが示す
    アドレスに配置されている第1アドレス領域を特定し、
    前記第1アドレス領域内に記憶されているアドレスを読
    み出し、読み出したアドレスに配置されている前記第1
    制御情報テーブルを特定し、前記第1制御情報テーブル
    から第1符号語に対応する制御情報を検出することによ
    り、1個の制御情報を生成する第1復号制御手段とを含
    むことを特徴とする請求項22に記載の可変長符号復号
    化装置。
  24. 【請求項24】 前記第2復号手段は、 第2符号語と制御情報とを対応づけて記憶している第2
    制御情報テーブルと、 前記第2制御情報テーブルが配置されているアドレスを
    記憶している第2アドレス領域を有する第2アドレステ
    ーブルと、 前記第2アドレス領域が配置されているアドレスを示す
    第2ポインタを記憶している第2ポインタ記憶手段と、 前記第2ポインタを読み出し、前記第2ポインタが示す
    アドレスに配置されている第2アドレス領域を特定し、
    前記第2アドレス領域内に記憶されているアドレスを読
    み出し、読み出したアドレスに配置されている前記第2
    制御情報テーブルを特定し、前記第2制御情報テーブル
    から第2符号語に対応する制御情報を検出することによ
    り、他の1個の制御情報を生成する第2復号制御手段と
    を含むことを特徴とする請求項23に記載の可変長符号
    復号化装置。
  25. 【請求項25】 受信したデジタル放送波に含まれてい
    る圧縮符号列を復号して画像情報を再生するデジタル放
    送受信装置であって、 1個の圧縮符号列から隣接している2個の符号語を切り
    出す符号切出手段と、 前記圧縮符号列は、複数の符号語の並びから構成されて
    おり、前記符号語は、可変長符号であり、 前記2個の符号語を並行して復号する並行復号手段とを
    備えることを特徴とするデジタル放送受信装置。
  26. 【請求項26】 DVDに記録されている圧縮符号列を
    復号して画像情報を再生するDVD再生装置であって、 1個の圧縮符号列から隣接している2個の符号語を切り
    出す符号切出手段と、 前記圧縮符号列は、複数の符号語の並びから構成されて
    おり、前記符号語は、可変長符号であり、 前記2個の符号語を並行して復号する並行復号手段とを
    備えることを特徴とするDVD再生装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2008013020A1 (en) 2006-07-26 2008-01-31 Sony Corporation Decoding method, program for decoding method, recording media with recorded program for decoding method, and decoding device
JP2011139128A (ja) * 2009-12-25 2011-07-14 Samsung Electronics Co Ltd 可変長符号復号装置

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