JPH07250303A - 信号記録装置,信号再生装置及び信号記録再生装置 - Google Patents

信号記録装置,信号再生装置及び信号記録再生装置

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JPH07250303A
JPH07250303A JP6042538A JP4253894A JPH07250303A JP H07250303 A JPH07250303 A JP H07250303A JP 6042538 A JP6042538 A JP 6042538A JP 4253894 A JP4253894 A JP 4253894A JP H07250303 A JPH07250303 A JP H07250303A
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Application number
JP6042538A
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English (en)
Inventor
Yasuo Hamamoto
康男 濱本
Kenji Morimoto
健嗣 森本
Akihiro Takeuchi
明弘 竹内
Mutsuyuki Okayama
睦之 岡山
Katsufumi Kono
克文 河野
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 高速再生用のデータと通常再生用のデータを
テープ上で異なるエリアで記録再生を行うディジタルV
TRで、高速再生用のデータにヘッダー情報とEOBを
含まない様に記録し、従来と同一の高速再生用のデータ
量で、高速再生時の映像情報量を増加させ、画質の向上
を図る。 【構成】 本発明の映像信号記録装置及び再生装置は、
ビットストリームからフレーム内圧縮処理が施された映
像データの一部を分離して、分離された映像データを高
速再生時に再生するエリアに記録する様にしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、映像信号の記録または
再生に用いる信号記録装置、信号再生装置もしくは信号
記録再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、高画質且つ低ビットレートで映像
を伝送するために、ディジタル圧縮技術が応用されてお
り、テレビジョン放送もディジタル圧縮映像を送受信す
ることが検討されている。
【0003】映像の圧縮技術は、フレーム間の相関を利
用した圧縮技術が圧縮効率が高いため、多く利用されて
いる。
【0004】このようなフレーム間の相関を利用したデ
ィジタル圧縮映像を記録再生し、且つ、高速再生を可能
にする技術が、例えば特願平5-100904号に記載されてい
る。この特許では、フレーム間の相関を利用した圧縮信
号を記録する場合に、圧縮信号の内、高速再生時に利用
するデータを、高速再生時に再生可能なエリアに記録し
ていた。
【0005】以下、図面を参照しながら、従来の映像信
号記録装置及び再生装置の一例について説明する。
【0006】図8は本発明の一実施例としての映像信号
記録装置および再生装置を示すブロック図である。
【0007】図8において、1は入力端子で、ビットス
トリームが入力される。入力されたビットストリーム
は、高速再生用データ抽出回路3、ID付加回路54、
55、シャフリング回路6、誤り訂正符号付加回路7、
記録アンプ8、記録ヘッド9で構成された記録側の各回
路を通ってテープ状記録媒体10に記録される。
【0008】テープ・ヘッド系は、通常、ヘリカルスキ
ャンが用いられる。入力されたビットストリームは、あ
る時刻の1フレームに対してはフレーム内圧縮処理、そ
れに続く何フレームかの画像に対してはフレーム間圧縮
処理またはフレーム内圧縮処理が施された圧縮画像デー
タである。このビットストリームが、まず高速再生用デ
ータ抽出回路3に入力される。
【0009】高速再生用データ抽出回路3では、入力さ
れたビットストリームから高速再生用データを分離す
る。高速再生用データとは、通常、フレーム内圧縮デー
タの一部と再生時に必要なヘッダー情報である。分離さ
れた高速再生用データは、高速再生用データであること
を表すIDがID付加回路54で付加された後に、シャ
フリング回路6に入力される。また、シャフリング回路
6には、入力ビットストリームに通常再生用データであ
ることを表すIDが付けられたデータも入力されてお
り、高速再生用のデータと入力ビットストリームの記録
の順序を、高速再生時には高速再生用データが、通常再
生時には入力ビットストリームが再生できるように並べ
替える。
【0010】得られた記録信号は、ECC回路7で誤り
訂正符号が付加され、記録アンプを通して先のテープ・
ヘッド系で記録される。
【0011】再生時は、再生ヘッド11、誤り訂正回路
13、デシャフリング回路14、切り替えスイッチ20
で構成された再生側の各回路を通って、テープ状記録媒
体10から再生される。
【0012】高速再生時には、高速再生用のデータのみ
を出力し、通常再生時には、入力されたビットストリー
ムと同一のデータが出力される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、映像信
号記録装置及び再生装置では、高速再生時の出力ビット
ストリームの形状を通常のビットストリームと同一にす
るために、映像データに加えて、各種のヘッダー情報も
高速再生用データとして記録する必要があった。
【0014】このヘッダー情報は、高速再生用画像デー
タの量と比較して、無視できる量とは言えない程度のデ
ータ量があるため、高速再生時の画質を決定する映像情
報量に割り当てるデータ量を減少させ、結果として高速
再生画質の劣化の大きな要因になっていた。
【0015】また、高速再生用のデータは通常フレーム
内圧縮データが用いられるが、入力ビットストリームの
内フレーム内圧縮データは極めて多量のデータ量を持つ
ため、情報量を落とすことなく、高能率にデータ量を減
少させる技術も必要である。
【0016】このように、従来の映像信号記録装置及び
再生装置は高速再生用データに含まれる映像情報量が少
なく、低画質であるという課題を有していた。
【0017】本発明は上記課題を解決するもので、高速
再生時の映像情報量を増加させ高画質な高速再生を行な
うことを目的としている。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の信号記録装置、信号再生装置及び信号記録
再生装置は、ビットストリームからフレーム内圧縮処理
が施されたデータの一部を分離して、分離されたデータ
を高速再生時に再生するエリアに記録する様にしてい
る。
【0019】この高速再生用データは、ヘッダー情報を
含まない。ヘッダー情報は、通常のビットストリームに
は必ず含まれているため、それを高速再生時に利用す
る。この際、通常再生時に再生されたヘッダーを、一時
的にRAM等に蓄えておいて、それを高速再生時に付加
して出力するという構成を有する。
【0020】また、ヘッダー情報が記録映像によって変
化しない場合は、それをROMにあらかじめ用意してお
いて高速再生時に付加するという構成でもよい。
【0021】また、高速再生用の画像データは低ビット
レートに圧縮された画像であるが、通常、ディジタル伝
送ではデータブロックの終了時に(エント゛ オフ゛ フ゛ロック(EO
B))が付加されるが、このEOBを付加しないで記録する
という構成を有する。
【0022】これにより、高速再生に利用できるデータ
量の内、映像情報に割り当てるデータ量を増大させるこ
とができるので高画質な高速再生が行える。
【0023】
【作用】このように、本発明によれば、高速再生用のデ
ータにヘッダー情報もしくは、EOBを含まないので、
従来と同一のデータ量で、高速再生時の映像情報量を増
加させることができ、高速再生画質を向上させることが
できることとなる。
【0024】
【実施例】
(実施例1)以下、本発明の一実施例について図面を参
照して説明する。図1は本発明の一実施例としての信号
記録再生装置を示すブロック図である。
【0025】図1において、1は入力端子で、ビットス
トリームが入力される。また2は同期回路、3は高速再
生用データ抽出回路、4、5はSB作成回路、6はシャ
フリング回路、7はECC回路、8は記録アンプ、9は
記録ヘッドである。これらから構成された再生側の各装
置を通ってテープ状記録媒体10に記録される。
【0026】入力端子1から入力されるビットストリー
ムの模式図を図2に示す。図2において、上段が入力さ
れたビットストリームであり、図に示すように階層化さ
れた構造となっている。ヘッダとしてはシステムヘッ
ダ、ビデオヘッダ、オーディオヘッダとあり、以下に続
く各々の情報が示されている。ビデオデータ内にはそれ
ぞれ階層的に、GOPヘッダ、GOPデータがあり、G
OPデータ内には、ピクチャーヘッダ、ピクチャーデー
タと続く。また、入力されたビットストリーム内の映像
信号は、そのデータ量を少なくするために、ある時刻の
1フレームに対してはフレーム内圧縮処理、それに続く
何フレームかの画像に対してはフレーム間圧縮処理また
はフレーム内圧縮処理が施された圧縮画像データであ
る。
【0027】このような映像信号を、テープ状記録媒体
にヘリカルスキャンで記録再生する映像信号記録再生装
置において、高速再生を行う場合は記録された映像信号
をすべて再生することはできない。したがってこれらの
画像データのうち、高速再生時に復元可能な、フレーム
内圧縮処理が施された画像データを高速再生用画像デー
タとして用いる。したがって、図1において高速再生用
データ作成回路3では、図2に示す入力ビットストリー
ムのピクチャーデータ内の、フレーム内圧縮画像データ
が高速再生用データとして用いられる。また、より効率
的に高速再生用データを作成するために、ヘッダ等の情
報部は図2に示すように分離され、超高速再生用データ
としては用いないことにする。
【0028】高速再生用データ抽出回路3の構成及び動
作を図3に示す。図3(a)に於て、入力端子22より
入力されたビットストリームは、VLD回路23により
可変長データから固定長データに戻される。ビットスト
リームは、画面を8x8のDCTブロックに分割した後
に各々のブロック単位で、VLC(可変長符号化)され
ているものとすると、VLD後のデータは、図3(b)
に示すように、各8ビット長の64個の係数になる。得
られた64個の係数の内、高速再生では、通常、低域成
分のみが必要であるので、低域成分抽出回路24によ
り、例えば、図3(b)に示す低域6係数(DC,A10,A0
1,A02,A11,A20)を残して、他の高域係数は0にされ
る。低域係数は、6係数でなくとも3係数や4係数等何
係数でも構わない。低域成分のみ値を持つデータは、次
に上位ビット抽出回路25で各上位ビットのみ抽出され
る。この例では、上位5ビットとしているが、何ビット
でも構わない。上位ビット抽出後に各係数は、VLC回
路26により再び可変長符号化がなされる。この時、D
C係数は特別に、記録再生時の誤りの影響を受け難くす
るために固定長符号のままとする。他の係数は、可変長
符号化がなされる。ここで、可変長符号化後のデータに
注目すると、データの高域成分は必ず0にしているため
に、ブロックの最後の可変長符号は連続した0を表すEO
B(END OF BLOCK)となる。図3(b)の例では、EOB(4
bit)が必ず付加されることになる。この符号は、必ずし
も必要で無いために、伝送しなくてもよい。
【0029】抽出された高速再生用データは、次にSB
作成回路4で図4に示されるようIDが付加されて、シ
ンクブロック化がなされる。例えば、図4(a)は高速
再生用のDC係数が格納されているシンクブロックを表
し、図4(b)は高速再生用のAC係数が格納されてい
るシンクブロックを表している。図4(a),(b)に
はそれぞれDCTブロック複数個分のDC(上位5ビッ
ト固定長)および、DCTブロック複数個分のAC(上
位5ビット可変長,EOBなし)が格納されている。シンク
ブロックの先頭の3ビットは内容を表すIDになってい
る。例えば、COEは'000'の時DCを'001'の時高速再生
用のACを表すものとする。次の13ビットのHad,Vad
はそれぞれ、シンクブロックに格納されている最初のデ
ータの画面上での位置を表している。シンクブロックに
格納されている係数の画面上での順序さえ規則的に決め
ておけば、最初のデータのアドレスから他の係数のアド
レスは計算出来る。
【0030】また、DC係数の様に固定長である場合
は、1シンクブロック当りのデータ量は一定であるの
で、余りbitが生じてもそれは一定長になるので再生時
に不都合は生じない。しかし、AC係数の様に可変長符
号化が為されている場合は、余りbit長はデータの内容
に応じて可変となる。余りbitの内容を可変長符号とは
異なる符号にして置けば、再生時に可変長符号と間違え
てデコードすることは有り得ない。例えば、余りbitは
ハードウエアの構成を簡単にするために、'0'で埋める
とすると、'0'で始まる符号が可変長符号に存在しない
なら問題は生じない。
【0031】ところが、JPEGで用いられている可変長符
号のように'0'で始まる符号が存在する場合は、再生時
に誤ってデコードしてしまい問題が生じる。
【0032】このような場合は、最終のVLCデータが
どこで終了しているかを表すIDを付加して置く必要が
ある。図4(b)では、符号数を付加している。これ
は、符号数で無くとも、最後の余りbitを間違えてデコ
ードしない為のIDなら何でも構わない。例えば、余り
ビットの先頭を表すポインターや、記録されているDC
Tブロックの数を表すID等でも良い。
【0033】また、通常再生用画像データとしては、ヘ
ッダも含めた入力ビットストリームがすべてSB作成回
路5に入力される。ここで上記と同様に記録媒体上に記
録されるSBが作成される。したがって、実施例1にお
いては、入力ビットストリーム内のヘッダ、映像信号等
データが全て同様に映像信号エリアに記録される。
【0034】上記2種類の経路を経て、それぞれの画像
データはシャフリング回路6に入力される。
【0035】シャフリング回路のブロック図を図5
(a)に示す。図5(a)において、28、29が入力
端子で、入力されたデータは以下メモリ30、31、ス
イッチ32、33、画像データ並べ変え回路34を通っ
て、出力端子35から出力される。
【0036】シャフリング回路では上記データを記録す
る際に、記録媒体上で分散させる働きをする。ここで
は、高速再生用データと通常再生用データとをそれぞれ
メモリ30、31に蓄え、データ並べ変え回路34によ
りスイッチ32、33が開閉され、記録トラック上で高
速再生時に再生ヘッドがトレースする部分の一部または
全部である高速再生用データエリアに高速再生用データ
がくるようにデータを並べ変える。この時、高速再生時
に高速再生用データを確実に再生するために、高速再生
用データを複製して何度か繰り返し並べて記録すること
もある。また、シャフリング回路では、記録再生時に誤
り訂正が効率よく行えるようにもデータ並べ変え回路3
4でデータの順序を並べ変える。
【0037】次に、順序を並べ変えられたデータは、E
CC回路7で誤り訂正符号を付加され、記録アンプ8で
増幅されて記録ヘッド9によりテープ状記録媒体10に
記録される。
【0038】また、再生側の装置は、再生ヘッド11、
再生アンプ12、ECC回路13、デシャフリング回路
14、高速再生用データ復元回路15、ビットストリー
ム作成回路17、ビットストリーム復元回路16、ヘッ
ダ複製回路19、メモリ18、スイッチ20で構成さ
れ、出力端子21から再生されたビットストリームが出
力される。
【0039】通常再生時には、再生ヘッド11(記録ヘ
ッド9と兼用しても構わない)を使って、各々の記録ト
ラックから信号を読み出し、再生アンプ12で増幅し、
ECC回路13に入力される。ECC回路13に入力さ
れた信号は、記録再生時に生じた誤りを可能な限り訂正
され、デシャフリング回路14に送られる。
【0040】デシャフリング回路を表わすブロック図を
図5(b)に示す。図5(b)において、36は入力端
子、37がメモリ、38が画像データ分離回路、39、
40がデータ並べ変え回路、41、42が出力端子であ
る。
【0041】入力端子36から入力された信号は一旦メ
モリ37に蓄えられる。次に、画像データ分離回路38
では、再生された画像データをメモリ37から適宜読み
出して、記録時とは逆に、元の高速再生用データと通常
再生用データとに分離する。分離されたデータは、各デ
ータ並べ変え回路39、40によりそれぞれ記録時のシ
ャフリング回路6による順序の並べ変えと全く逆の操作
により元の順序に並べ変えられ、出力端子41、42か
ら別々に出力される。
【0042】デシャフリング回路14から出力された通
常再生用データは、ビットストリーム復元回路16に入
力される。
【0043】ビットストリーム復元回路16に入力され
た各画像データは、記録時にSB作成回路5で施された
操作の全く逆の操作により再生ビットストリームとして
復元される。このようにして復元されたビットストリー
ムは、ヘッダ複製回路19、スイッチ20、を経て出力
端子21から出力される。
【0044】したがって通常再生時には、上記のように
再生されたビットストリームから再生画像を得ることが
できる。
【0045】また、高速再生時には、テープを通常と異
なった速度で送るため、再生ヘッドは記録トラックを斜
めにスキャンし、全ての画像データを再生することはで
きない。したがって、上記シャフリング回路6の動作に
より配置された、ビットストリームから分離された高速
再生用データを再生することで高速再生画像を得ること
が可能となる。
【0046】ここで、テープ状記録媒体上でのテープパ
ターンの一例について説明する。図6に、例えば回転2
ヘッドヘリカルスキャン記録方式におけるテープパター
ンの概念図を示す。図6において、10はテープ状記録
媒体、43が記録トラックであり、11が再生ヘッドで
ある。点線46は8倍速、点線47はマイナス8倍速で
の高速再生時の再生ヘッド軌跡である。また、部分45
が高速再生用データを記録する部分、部分44が補助デ
ータを記録する部分である。
【0047】図6においては、高速再生用データを部分
45に、同一データを16トラックずつ繰り返し記録し
てある。したがって、プラスマイナス8倍速で、LR2
回のスキャンでこの高速再生用データをすべて得ること
ができる。
【0048】したがって、これら部分45に、ビットス
トリームから作成した高速再生用データを配置して記録
するように、上記シャフリング回路6でデータを並べ変
える。また、高速再生時には、プラスマイナス8倍以下
の偶数倍速でこれらの高速再生用データをすべて得るこ
とができる。
【0049】このようにして得られた画像データは、デ
シャフリング回路で高速再生用データとして出力され、
高速再生用データ復元回路15で元の映像信号データに
復元される。しかし、復元された映像信号データを再生
するためには、デコーダでデコードされるように、入力
されたビットストリームと同様の形にして出力しなけれ
ばならない。
【0050】したがって、ビットストリーム作成回路1
7で再生ビットストリームを作成するが、この時、ビッ
トストリーム内の情報を持つヘッダが必要となる。した
がって、通常再生時に通常再生ビットストリームとして
再生されたヘッダを、あらかじめヘッダ複製回路19に
より複製し、メモリ18で表わされたRAMに蓄えてお
く。このメモリ18からヘッダを得て、ビットストリー
ム作成回路17においてビットストリームを作成し、ス
イッチ20を経て出力端子21から高速再生時のビット
ストリームが出力される。
【0051】これらから、通常再生時と同様に高速再生
用データからなる出力ビットストリームから高速再生画
面が得られることになる。
【0052】(実施例2)次に図7に本発明の実施例2
としての映像信号記録再生装置を示すブロック図を示
す。実施例2は実施例1とほぼ同等であるが、ヘッダの
記録方法が異なる。
【0053】図7において、1は入力端子で、ビットス
トリームが入力される。また2は同期回路、3は高速再
生用データ抽出回路、48、49、50はSB作成回
路、51はシャフリング回路、7はECC回路、8は記
録アンプ、9は記録ヘッドである。これらから構成され
た再生側の各装置を通って実施例1と全く同様にテープ
状記録媒体10に記録される。
【0054】この時、実施例2においては、ヘッダは通
常再生用データから分離され、シャフリング回路51に
よってテープ状記録媒体上の定められた補助データエリ
アに記録される。この補助データエリアは例えば図6に
おける部分44である。
【0055】また、再生側の装置は、再生ヘッド11、
再生アンプ12、ECC回路13、デシャフリング回路
52、高速再生用映像信号復元回路15、メモリ18、
ビットストリーム作成回路17、ビットストリーム復元
回路53、スイッチ20で構成され、出力端子21から
再生されたビットストリームが出力される。
【0056】通常再生時には、すべてのデータが再生さ
れるため、デシャフリング回路52から出力される通常
再生用データはビットストリーム復元回路53へ、ヘッ
ダはRAMからなるメモリ18へ入力され、これらから
ビットストリーム復元回路453において再生ビットス
トリームを作成し、スイッチ20を経て、出力端子21
から出力され、これをデコードすることで再生画像が得
られる。
【0057】また、高速再生時には、同様に全ての画像
データを再生することはできないため、実施例1と同様
に高速再生用データから再生画像を得る。したがって、
高速再生用データは高速再生用データ復元回路15にお
いて映像信号データに復元される。この時、再生ビット
ストリームを作成するのに必要なヘッダは、あらかじめ
補助データエリア44に記録されており、このエリアに
はヘッダが繰り返し記録されているため高速再生時にも
データを得ることが可能である。したがって、デシャフ
リング回路から出力され、メモリ18に入力されたヘッ
ダはビットストリーム作成回路17に入力され、前述し
た高速再生用映像信号データとから高速再生用出力ビッ
トストリームが作成され、スイッチ20を経て出力端子
21から出力される。これを通常再生と同様にデコード
することで高速再生画像が得られる。
【0058】なお、実施例1、2ともにヘッダを記録し
て再生し、高速再生時に利用したが、扱うビットストリ
ームのヘッダが固定的なヘッダであれば、または固定的
なヘッダは、ROMのからなるメモリにあらかじめ記憶
しておき、高速再生時に利用して再生出力ビットストリ
ームを作成してもよい。
【0059】また、実施例1、2ともに高速再生時のヘ
ッダの利用について記したが、通常再生時においても、
各々のメモリや、前述したROMなどに記憶されたヘッ
ダを利用して再生出力ビットストリームを作成してもよ
い。
【0060】また、記録信号は映像信号で無くともディ
ジタル信号であれば構わない。
【0061】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、高速再生
用のデータにヘッダー情報もしくは、EOBを含まない
ので、従来と同一のデータ量で、高速再生時の映像情報
量を増加させることができ、画質を向上させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の映像信号記録装置及び
再生装置を表すブロック図
【図2】入力ビットストリームを表す概念図
【図3】(a)は高速再生用データ抽出回路を表すブロ
ック図 (b)は高速再生用データ抽出回路の各部のデータを表
す説明図
【図4】シンクブロックの構成例を表す構成図
【図5】(a)はシャフリング回路を表すブロック図 (b)はデシャフリング回路を表すブロック図
【図6】テープパターンを表すパターン図
【図7】本発明の第2の実施例の映像信号記録装置及び
再生装置を表すブロック図
【図8】従来の映像信号記録装置及び再生装置を表すブ
ロック図
【符号の説明】
2 同期回路 3 高速再生用データ作成回路 4,5,48,49,50 SB作成回路 6,51 シャフリング回路 7,13 ECC回路 9 記録ヘッド 10 テープ状記録媒体 11 再生ヘッド 14,52 デシャフリング回路 15 高速再生用データ復元回路 16,53 ビットストリーム復元回路 17 ビットストリーム作成回路 19 ヘッダ複製回路 23 VLD回路 24 低域成分抽出回路 25 上位ビット抽出回路 26 VLC回路 34,39,40 画像データ並べ変え回路 38 画像データ分離回路 43 記録トラック 44 補助データ記録部分 45 高速再生用データ記録部分 46 プラス8倍速でのヘッド軌跡 47 マイナス8倍速でのヘッド軌跡 54,55 ID付加回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡山 睦之 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 河野 克文 大阪府門真市大字門真1006番地 株式会社 松下ソフトリサーチ内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力されたディジタル圧縮データをテープ
    状記録媒体に記録するヘリカルスキャン型信号記録装置
    であって、前記ディジタル圧縮データを通常再生用デー
    タとして前記テープ状記録媒体上の第1のエリアに記録
    する手段と、前記ディジタル圧縮データからヘッダー情
    報を含まない高速再生用データを抽出する手段と、前記
    抽出する手段により抽出された前記ヘッダー情報を含ま
    ない高速再生用データを前記テープ状記録媒体上の第2
    のエリアに記録する手段とを具備することを特徴とする
    信号記録装置。
  2. 【請求項2】ヘッダー情報を含む通常再生用ディジタル
    圧縮データが第1のエリアに記録され、ヘッダー情報を
    含まない高速再生用データが第2のエリアに記録された
    テープ状記録媒体よりデータを再生するヘリカルスキャ
    ン型信号再生装置であって、前記第1のエリアより再生
    される前記ヘッダー情報を含む通常再生用ディジタル圧
    縮データからヘッダー情報を分離する手段と、前記分離
    する手段によって分離された前記ヘッダー情報を一時的
    に記憶する記憶手段と、前記記憶手段によって記憶され
    た前記ヘッダー情報を高速再生時に前記第2のエリアよ
    り再生される前記ヘッダー情報を含まない高速再生用デ
    ータに付加する手段とを具備することを特徴とする信号
    再生装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の信号記録装置及び請求項2
    記載の信号再生装置の双方を具備することを特徴とする
    信号記録再生装置。
  4. 【請求項4】入力されたディジタル圧縮データをテープ
    状記録媒体に記録するヘリカルスキャン型信号記録装置
    であって、前記ディジタル圧縮データをヘッダー情報か
    らなるデータとヘッダー情報を除く通常再生用データと
    に分離する手段と、前記ディジタル圧縮データからヘッ
    ダー情報を含まない高速再生用データを抽出する手段
    と、前記分離する手段によって分離された前記ヘッダー
    情報を除く通常再生用データを前記テープ状記録媒体上
    の第1のエリアに記録する手段と、前記ヘッダー情報を
    含まない高速再生用データを前記テープ状記録媒体上の
    第2のエリアに記録する手段と、前記分離手段によって
    分離された前記ヘッダー情報からなるデータを前記テー
    プ状記録媒体上の第3のエリアに記録する手段とを具備
    することを特徴とする信号記録装置。
  5. 【請求項5】ヘッダー情報を除く通常再生用データが第
    1のエリアに記録され、ヘッダー情報を含まない高速再
    生用データが第2のエリアに記録され、ヘッダー情報か
    らなるデータが第3のエリアに記録されたテープ状記録
    媒体よりデータを再生するヘリカルスキャン型信号再生
    装置であって、通常再生時に前記第1のエリアより再生
    される前記ヘッダー情報を除く通常再生用データに前記
    第3のエリアから再生される前記ヘッダー情報からなる
    データを付加する第1のヘッダー付加手段と、高速再生
    時に前記第2のエリアから再生される前記ヘッダー情報
    を含まない高速再生用データに前記第3のエリアから再
    生される前記ヘッダー情報からなるデータを付加する第
    2のヘッダー付加手段の内少なくとも1つのヘッダー付
    加手段を具備することを特徴とする信号再生装置
  6. 【請求項6】請求項4記載の信号記録装置及び請求項5
    記載の信号再生装置の双方を具備することを特徴とする
    信号記録再生装置。
  7. 【請求項7】入力されたディジタル圧縮データをテープ
    状記録媒体に記録するヘリカルスキャン型信号記録装置
    であって、前記ディジタル圧縮データからヘッダー情報
    を除く通常再生用データを抽出する手段と、前記抽出手
    段によって抽出された前記ヘッダー情報を除く通常再生
    用データを前記テープ状記録媒体上の第1のエリアに記
    録する手段と、前記ディジタル圧縮データからヘッダー
    情報を含まない高速再生用データを抽出する手段と、前
    記抽出手段によって抽出された前記ヘッダー情報を含ま
    ない高速再生用データを前記テープ状記録媒体上の第2
    のエリアに記録する手段とを具備することを特徴とする
    信号記録装置。
  8. 【請求項8】ヘッダー情報を除く通常再生用データが第
    1のエリアに記録され、ヘッダー情報を含まない高速再
    生用データが第2のエリアに記録されたテープ状記録媒
    体よりデータを再生するヘリカルスキャン型信号再生装
    置であって、ヘッダー情報を発生させるヘッダー発生手
    段を具備し、通常再生時に前記第1のエリアより再生さ
    れる前記ヘッダー情報を除く通常再生用データに前記ヘ
    ッダー発生手段により発生した前記ヘッダー情報を付加
    する第1の付加手段と、高速再生時に前記第2のエリア
    より再生される前記ヘッダー情報を含まない高速再生用
    データに前記ヘッダー発生手段より発生した前記ヘッダ
    ー情報を付加する第2のヘッダー付加手段の内少なくと
    も1つのヘッダー付加手段を具備することを特徴とする
    信号再生装置。
  9. 【請求項9】請求項7記載の信号記録装置及び請求項8
    記載の信号再生装置の双方を具備することを特徴とする
    信号記録再生装置。
  10. 【請求項10】高速再生用のデータは、映像データのブ
    ロックの終端を表す符号(EOB)の全てもしくは一部
    を含まないデータであることを特徴とする請求項1、4
    または7記載の信号記録装置。
  11. 【請求項11】高速再生用のデータは、映像データのブ
    ロックの終端を表す符号(EOB)の全てもしくは一部
    を含まないデータであることを特徴とする請求項2、5
    または8記載の映像信号再生装置。
  12. 【請求項12】高速再生用のデータは、映像データのブ
    ロックの終端を表す符号(EOB)の全てもしくは一部
    を含まないデータであることを特徴とする請求項3、6
    または9記載の映像信号記録再生装置。
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