JP2002075852A - 回路パターンの設計方法及び回路パターンの設計システム - Google Patents

回路パターンの設計方法及び回路パターンの設計システム

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JP2002075852A JP2001090457A JP2001090457A JP2002075852A JP 2002075852 A JP2002075852 A JP 2002075852A JP 2001090457 A JP2001090457 A JP 2001090457A JP 2001090457 A JP2001090457 A JP 2001090457A JP 2002075852 A JP2002075852 A JP 2002075852A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高いスループットを得ることができる回路パタ
ーンを設計する。 【解決手段】使用するスタンダード・セル数を徐々に減
らしながら、一つ以上の仮回路パターンを生成するステ
ップと(ステップS101)、生成された仮回路パター
ンが設計制約条件を満足するか判定するステップ(ステ
ップS102)と、前記設計制約条件を満足する仮回路
パターンを荷電粒子ビーム露光したときの荷電粒子ビー
ムのショット回数を計算するステップ(ステップ10
3)と、前記設計制約条件を満足すると判定された仮回
路パターンの中から、荷電粒子ビームのショット回数が
最も小さいものを露光に用いる回路パターンとして選択
するステップ(ステップS104)とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、部分一括露光方式
の荷電粒子ビーム露光に用いられる回路パターンの設計
方法、回路パターンの設計システムに関する。
【0002】
【従来の技術】電子ビーム露光は、半導体回路の微細パ
ターンの加工を行う有効な手段である。代表的な電子ビ
ーム露光方式である可変成形ビーム(Variable Shaped
Beam:VSB)方式では、回路パターンを微小な長方形
や三角形に分割して露光を繰り返すために、電子ビーム
のショット回数が莫大なものとなり、スループットが得
られない。
【0003】それに対して、電子ビームサイズ以内の大
きさの図形の形状の電子ビームを成形して、図形(キャ
ラクタ)の一括露光を行う部分一括露光(Character Pr
ojection:CP)方式の露光方法により、ショット数を
削減し、スループットを向上させる試みがなされてい
る。
【0004】電子ビーム露光装置の概略を図12に示
す。図12に示すように、電子銃901から打ち出され
た電子ビーム902は、第1成形アパーチャ903によ
って成形される。成形された電子ビーム902は、キャ
ラクタ選択用偏向器904でCPアパーチャ905に形
成された透過窓からなるキャラクタに照射される。キャ
ラクタの透過窓を透過した電子ビーム902は、縮小レ
ンズ906で縮小された後、対物偏向器907で試料9
08上の所望の位置に照射される。
【0005】電子ビームの成形は、キャラクタ形状の開
口をもつCPアパーチャによってなされる。通常の電子
ビーム露光装置では、キャラクタ選択偏向器の偏向領域
内に配置することができるキャラクタの数は、多くとも
100個程度である。
【0006】ここで、ASICやシステムLSIなどの
半導体製品の回路パターンの設計方法と、電子ビーム露
光までの流れを見てみる。図13では、タイミング解析
や回路の最適化、それにさまざまな検証などを省いて、
本提案と密接なかかわりのあるステップのみ示した。
【0007】(ステップS401)半導体デバイスの電
子回路の記述を行う。一般にハードウェア記述言語(H
DL)を使って記述する。その中でも、レジスタおよび
レジスタ間の論理回路の構成および動作を記述するレジ
スタトランスファレベル(RTL)記述がよく使われ
る。
【0008】(ステップS402)記述したRTLと、
動作周波数などのデバイス特性やチップ面積などといっ
た、設計制約条件をもとに、論理合成を行う。これによ
り、設計制約を満たす論理回路ができ、それをもとに回
路パターンを合成する。ここで、論理ゲートやフリップ
フロップなどの機能単位について単位回路パターンを最
適化したスタンダード・セルに機能を割り当てることに
より、論理回路の合成を行う。そして、チップ上にそれ
らのスタンダード・セルのパターンを配置し、各スタン
ダード・セル間を配線する(Place and Route:P&
R:)。
【0009】(ステップS403)ステップS401お
よびS402ならびに、さまざまな検証を行ない、デバ
イスのパターンデータをGDSIISTREAM形式など
でリリースする。
【0010】(ステップS404)実際にデバイスの作
製を行うプロセス技術者は、設計者からパターンデータ
を受け取る。
【0011】(ステップS405)パターンデーテに含
まれる図形の中から、繰り返し使用されているような、
CP露光を行うときのキャラクタとなり得る図形を抽出
する。その中から、露光装置に搭載可能なキャラクタ数
まで、CP露光を行うキャラクタに割り当て、それ以外
の図形は、VSB方式で露光することとする。
【0012】(ステップS406)ステップS405で
抽出したキャラクタの情報に基づき、CPアパーチャを
製作する。
【0013】(ステップS407)ステップS405お
よびS406の情報をもとに、パターンデータを使用す
る電子ビーム露光装置に入力可能な露光データに変換す
る。
【0014】(ステップS408)ステップS406で
作製したCPアパーチャを装置にセットし、ステップS
407で生成した露光データを装置(あるいは露光装置
の制御装置)に入力し、電子ビーム露光を行う。
【0015】(ステップS409)電子ビーム露光を行
った試料を露光装置から取り出し、加熱や現像を行な
い、レジストパターンを作製する。
【0016】このような方法では、設計者が設計する回
路パターンでは、CP方式での電子ビーム露光でのキャ
ラクタについて考慮されていない。そして、プロセス技
術者は、設計者がリリースしたパターンデータの中か
ら、CP露光を行う単位となる図形を抽出し、キャラク
タに割り当てていく。
【0017】図13のステップS402で使用されるス
タンダード・セルを収めたスタンダード・セル・ライブ
ラリには、一般的なもので、数百種類のスタンダード・
セルが含まれている。ステップS405のキャラクタ抽
出では、回路パターンを構成する論理回路の構成単位と
なっているスタンダード・セルをCP露光方式で露光を
行うキャラクタとして割り当てる。その結果、すべての
図形をCP方式で露光するために必要なキャラクタ数が
増大し、パターンの一部分の図形のみCP方式で、その
他の図形は、微小矩形に分割するVSB方式で露光を行
うことになる。したがって、ASICなどのロジックデ
バイスでは、メモリなどの繰り返し使用される図形の割
合が多いデバイスと較べて、VSB方式で露光する割合
が多くなるため、CP方式でもショット数の削減効果が
得られず、スループットが得られないことが問題とな
る。
【0018】そのため、アパーチャ上に配置されるのキ
ャラクタの数を多くする努力が行なわれているが、精度
の高い開発が困難であるばかりでなく、既存の装置に変
えて設備を整えなくてはならず、非常に多くのコストが
かかってしまう。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、繰り
返し使用される図形の割合が少ないASICでは、キャ
ラクタの数が多くなるが、アパーチャに配置されるキャ
ラクタの数に限りがあるため、ショット数の削減効果が
得られないという問題があった。
【0020】本発明の目的は、露光を行う回路パターン
の設計の際に、CP方式での電子ビーム露光に適したパ
ターンを自動的に生成することにより、アパーチャに配
置されるキャラクタ数を増加させなくても、ショット数
の増加を抑制することができ、高いスループットを得る
ことができる回路パターンの設計方法及び回路パターン
の設計システムを提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】[構成]本発明は、上記
目的を達成するために以下のように構成されている。 (1)本発明に係わる回路パターンの設計方法は、半導
体デバイスの回路動作が記述された論理記述から、機能
単位について単位回路パターンを最適化した複数のスタ
ンダード・セルを用いて、部分一括露光方式と可変成形
ビーム方式とを併用した荷電粒子ビーム露光に対応する
回路パターンを作成する回路パターンの設計方法であっ
て、前記回路パターンは、設計制約条件を満足すると共
に、試料への転写時、又は部分一括露光方式の露光に用
いられるアパーチャに生じる所定条件を満足することを
特徴とする。
【0022】本発明の好ましい実施態様を以下に記す。
前記試料への転写時に生じる所定条件とは、前記回路パ
ターンを形成するのに必要な荷電粒子ビームの総ショッ
ト数が最も少なくなるような条件であること。前記部分
一括露光方式の露光に用いられるアパーチャに生じる所
定条件とは、前記回路パターン露光する際に、部分一括
露光方式の露光で用いられるキャラクタの数が、前記キ
ャラクタが配置されたアパーチャを動かすこと無く前記
荷電粒子ビームが照射可能な領域に配置可能な数以下で
あること。
【0023】前記設計制約条件を満足すると共に、所定
条件を満足する回路パターンの生成は、使用するスタン
ダード・セル数を徐々に減らしながら、一つ以上の仮回
路パターンを生成するステップと、生成された仮回路パ
ターンが設計制約条件を満足するか判定するステップ
と、前記設計制約条件を満足する仮回路パターンを荷電
粒子ビーム露光したときの荷電粒子ビームのショット回
数を計算するステップと、前記設計制約条件を満足する
と判定された仮回路パターンの中から、荷電粒子ビーム
のショット回数が最も小さいものを露光に用いる回路パ
ターンとして選択するステップとを含んで行われるこ
と。
【0024】前記荷電粒子ビームのショット回数を計算
するステップは、前記仮回路パターンで使用されている
スタンダード・セルの配置方向を考慮して、該スタンダ
ード・セルを部分一括露光方式で露光を行う場合のキャ
ラクタ候補を抽出するステップと、各スタンダード・セ
ルに対して、可変成形ビーム方式で露光を行った場合に
対する部分一括露光方式で露光を行った場合のショット
回数の削減効果をそれぞれ計算するステップと、前記シ
ョット数の削減効果が大きいものから順番に選択された
スタンダード・セルを部分一括露光方式の露光によりパ
ターンを形成し、選択されなかったスタンダード・セル
を可変成形ビーム方式でパターンを形成すると設定する
露光方式設定ステップと、設定された露光方式に従っ
て、前記仮回路パターンを形成するのに必要な荷電粒子
ビームのショット回数を計算するステップとを含むこ
と。
【0025】部分一括露光方式の露光によりパターンを
形成すると設定されたスタンダード・セルを形成するの
に必要なキャラクタ数の和が、前記キャラクタが配置さ
れた前記荷電粒子ビーム露光装置のアパーチャを動かさ
ずに前記荷電粒子ビームが照射可能な領域に配置可能な
数以下であること。
【0026】前記ショット回数の削減効果がもっとも小
さいものから順番に選ばれた一つまたは複数のスタンダ
ード・セルは、前記使用するスタンダード・セル数を徐
々に減らしながら、一つ以上の仮回路パターンを生成す
るステップにおいて、使用されないスタンダード・セル
として設定されること。
【0027】前記露光方式設定ステップにおいて、部分
一括露光方式でパターンが形成されると設定されたスタ
ンダード・セルに対し、該スタンダード・セルの形成に
用いられるキャラクタに対してそれぞれに固有なインデ
ックスを設定すると共に、該インデックス、各キャラク
タの大きさ、アパーチャ上の位置が記録されたCPアパ
ーチャを生成すること。
【0028】前記回路パターンを荷電粒子ビームで露光
を行う場合、前記CPアパーチャデータに基づいて、前
記CPアパーチャを新規に作製、または、保有している
CPアパーチャから適切なCPアパーチャを選択するこ
と。
【0029】所望の機能を有するデバイスのパターンを
荷電粒子ビーム露光装置で露光を行う場合、前記CPア
パーチャデータを参照して、前述した方法により設計さ
れた回路パターンのデータを該露光装置に入力可能な形
式にデータ変換を行うことを特徴とする。
【0030】本発明に係わる回路パターンの設計システ
ムは、機能単位について単位回路パターンを最適化した
複数のスタンダード・セルを用いて、部分一括露光方式
と可変成形ビーム方式とから少なくとも部分一括露光方
式が選ばれた荷電粒子ビーム露光に対応する回路パター
ンを作成する回路パターン設計システムにおいて、前記
スタンダード・セル・ライブラリから回路パターンの設
計に用いるスタンダード・セルを設定するスタンダード
・セル設定部と、このスタンダード・セル設定部で設定
されたスタンダード・セルを用いて、回路パターンを生
成する回路パターン設計部と、この回路パターン設計部
により生成された回路パターンが設計制約条件を満たす
かを判定する判定部と、前記判定部で設計制約条件を満
たすと判定された回路パターンを形成するのに必要なシ
ョット数を計算するショット数計算部と、前記制約条件
を満足する回路パターンの中から、荷電粒子ビームのシ
ョット回数がもっとも少なくなるものを露光に用いる回
路パターンとする回路パターン決定部とを具備してなる
ことを特徴とする。
【0031】本発明の記録媒体は、半導体デバイスの回
路動作が記述された論理記述と機能単位について単位回
路パターンを最適化した複数のスタンダード・セルとに
対して所定の処理を行って、部分一括露光方式と可変成
形ビーム方式とを併用した荷電粒子ビーム露光に対応す
る回路パターンを生成するプログラムを記憶するコンピ
ュータ読み取り可能な記憶媒体において、前記プログラ
ムは、使用する前記スタンダード・セル数を徐々に減ら
しながら回路パターンを生成する機能と、生成された回
路パターンから設計制約条件を満足する回路パターンを
抽出する機能と、前記設計制約条件を満足する回路パタ
ーンについて、荷電粒子ビーム露光したときの荷電粒子
ビームのショット回数を機能する工程と、前記設計制約
条件を満足する回路パターンの中から、荷電粒子ビーム
のショット回数がもっとも少なくなるものを露光に用い
る回路パターンとして選択する機能とを実現させるため
のプログラムを記録した。
【0032】[作用]本発明は、上記構成によって以下
の作用・効果を有する。
【0033】前記回路パターンを前記試料上に転写する
のに必要な荷電粒子ビームの総ショット数が最も少なく
なるような条件、或いは前記回路パターン露光する際
に、部分一括露光方式の露光で用いられるキャラクタの
数が、前記キャラクタが配置されたアパーチャを動かす
こと無く前記荷電粒子ビームが照射可能な領域に配置可
能な数以下になるような条件下で、回路パターンを設計
することによって、設計の際に使用するスタンダード・
セル数を削減し、回路パターンを部分一括露光方式によ
り電子ビーム露光するために必要なキャラクタ数を大幅
に減らすことができる。これにより、電子ビーム露光装
置のキャラクタ選択偏向器の偏向領域内に搭載可能なキ
ャラクタ形状の開口の数を、大幅に増加することなく、
あるいは、そのようなキャラクタ数を多く搭載できるよ
うな装置を開発する必要もなく、電子ビームのショット
数を大幅に削減し、スループットを増加させることがで
きる
【0034】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を以下に図面
を参照して説明する。
【0035】[第1実施形態]本実施形態では、ASI
CやシステムLSIでよく使われるある機能ブロックに
ついて、その回路のRTL記述を用いて、論理合成およ
び自動配置配線(Place and Route:P&R)を行っ
た。その際に使用するスタンダード・セル数を削減する
ことにより、部分一括露光(Character Projection:C
P)方式の電子ビーム露光におけるショット数をもっと
も少なくできるパターンを生成する方法を示す。
【0036】図1は、本発明の第1の実施形態に係わる
回路パターンの設計システムの概略構成を示すブロック
図である。
【0037】この設計システムを用いた回路パターンの
設計方法を図2のフローチャートを参照して説明する。
【0038】(ステップS101)半導体デバイスの電
子回路の動作が記述された論理記述121を生成する。
一般に、論理記述は、ハードウェア記述言語(HDL)
を使って記述される。その中でも、レジスタおよびレジ
スタ間の論理回路の構成および動作を記述するレジスタ
トランスファレベル(RTL)記述がよく使われる。
【0039】(ステップS102)システム設計ワーク
ステーション(WS)102により、論理記述121に
対して、所望のテクノロジーのスタンダード・セル・ラ
イブラリ101を用いて論理合成を行ない、回路を構成
するセルの接続情報を記述したネットリスト122を生
成する。
【0040】さらに、レイアウト設計ワークステーショ
ン(WS)103により、生成されたネットリスト12
2から、自動配置配線(P&R)により、レイアウト
(パターンデータ)123を生成する。
【0041】(ステップS103)設計制約条件を設定
して、検証ツール104により、生成されたレイアウト
123が、設計制約条件下で論理回路が動作するかの確
認を行う。今回設定した条件は、生成する論理回路が1
00MHzで動作することである。ここでは、回路が1
00MHzで動作することが確認できたので、次のステ
ップS104へ移行する。
【0042】(ステップS104)ステップS103に
おいて生成されたパターンに対して、:CP方式で電子
ビーム露光を行った場合の、ショット数を計算する。
【0043】後述のCP化効率及び実際の電子ビーム露
光を行うときのショット数は、チップ上に自動配置配線
によりこれらのスタンダード・セルを配置した後のパタ
ーンについて考える必要がある。なぜならば、論理合成
やその後のタイミング解析やその他の処理により、使用
するスタンダード・セルが決定しても、配置するときに
は、上下反転、左右反転、そして180°反転など、異
なった方向に配置される。現状の電子ビーム露光装置で
は、CPアパーチャを用いてキャラクタの形状に成形し
た電子ビームを、反転および回転させて試料に照射する
ことができないからである。このようなビームの反転や
回転を制御することができるようになったとしても、P
&Rによる配置及び配線の後に、タイミング検証やテス
トを行った結果、使用するスタンダード・セルの駆動力
を変えたり、別のスタンダード・セルを挿入したりする
ことがあるため、やはり、P&R後に、パターンが確定
してから、ショット数の評価をするのが望ましい。
【0044】本実施形態では、5μm□の大きさのキャ
ラクタを100個搭載可能な電子ビーム露光装置を使用
した。つまり、ステップS102で生成したレイアウト
123の中で使用されているスタンダード・セルを、可
変成形ビーム(Variable Shaped Beam:VSB)方式で
露光した場合と較べて後述するショット数の削減の効果
が大きいものから順番に、キャラクタ100個分まで:
CP方式で露光を行うキャラクタに割り当て、キャラク
タに割り当てられなかったスタンダード・セルは、VS
B方式で露光する。また、このパターンのうち、ゲート
層を電子ビームで露光することとし、以後の評価は、す
べて生成されたパターンのうちのゲート層について行っ
た。
【0045】このショット数の計算ステップについて、
図3に示すフローチャートを参照して説明する。
【0046】(ステップS201)先ず、キャラクタサ
イズ124をキャラクタ抽出部105に入力した後、キ
ャラクタ抽出部105により、レイアウト123中に含
まれる全スタンダード・セルを抽出し、CP方式で露光
可能なキャラクタに割り当てた場合のキャラクタデータ
125を出力する。
【0047】ステップS102で自動配置配線を行って
生成されたパターンデータを解析して、同じスタンダー
ド・セルでも、配置方向が異なるものは、別のキャラク
タに割り当てたところ、このパターンをすべてCP方式
で露光するためには、266個ものキャラクタを必要と
することがわかった。
【0048】(ステップS202)次いで、CP化効率
算出部106により、各スタンダード・セルに対して、
キャラクタデータ125を参照してCP化効率を算出し
て、各スタンダード・セルについてCP化効率126を
出力する。CP化効率は、CP方式で露光を行った場合
に対してVSB方式で露光を行った場合のショット画数
の削減効果を現している。このCP化効率は、以下の式
で表される。
【0049】
【数1】
【0050】式(1)において、VSBビームショット
数とCPショット数は、それぞれ、評価を行う図形(ス
タンダード・セル)をVSB方式、およびCP方式で露
光した場合のショット数である。CPショット数は、ス
タンダード・セルを形成するのに必要なキャラクタ数と
等しく、CPアパーチャ上に必要なキャラクタ数を意味
する。例えば、ビームサイズより大きいセルには、複数
のキャラクタが必要となる。参照回数は、生成されたパ
ターン中で、そのキャラクタが使用されている回数であ
る。
【0051】例として、図4に、ステップS102の論
理合成により合成された論理回路の中で使用されている
スタンダード・セルについて、CP化効率の評価結果を
示す。合成されたパターン中には、全部で83種類のス
タンダード・セルが使用されており、その中でもっとも
大きいCP化効率であったのは、D−フリップフロップ
(FD1X1)であり、もっとも小さいものは、駆動力
が中くらいの大きさのインバータ(IVX4)であっ
た。また、参照回数がもっとも多い駆動力が小さいイン
バータ(IVX1)は、もっとも簡単なゲートの形状で
あり、VSB方式で露光したときのショット数がもっと
も少ないスタンダード・セルである。そのため、参照回
数が多くても、最もCP化効率が大きいFD1X1の1
/3程度のCP化効率となっている。
【0052】(ステップS203)次いで、入力された
キャラクタ数127に応じて、露光方式設定部107に
より、CP方式で露光を行うスタンダード・セルと、V
SB方式で露光を行うスタンダード・セルとを設定し、
設定結果をCPアパーチャデータとして出力する。ここ
では、ショット数の削減効果が大きい(CP化効率が高
いもの)スタンダード・セルから順番に、入力されたキ
ャラクタ数までのスタンダード・セルはCP方式で露光
を行うもの選択し、選択されなかったスタンダード・セ
ルをVSB方式で露光を行うと設定する。
【0053】このとき、式(1)のCP化効率の大きい
順に、CP偏向器の変更可能領域内に設置可能なキャラ
クタの数である100個までのスタンダード・セルはC
P方式で露光し、残りのスタンダード・セルはVSB方
式で露光するものとした。
【0054】なお、設定されるキャラクタの数は、CP
偏向器で変更可能領域内に設置可能なキャラクタの数に
限定されるものではなく、場合によってはCP偏向器で
変更可能領域内に設置可能なキャラクタの数以上であっ
ても良い。
【0055】(ステップS204)次いで、総ショット
数算出部108により、各スタンダード・セルの露光方
法が記録されたCPアパーチャデータ128に基づい
て、回路パターンの露光を行った場合に、パターンを形
成するのに必要な電子ビームの総ショット数129を計
算する。
【0056】本実施形態の場合、パターンを形成するの
に、30,041回のショットが必要であることがわか
った。なお、同じパターンを、すべてVSB方式で露光
すると、223,448ショットである。
【0057】(ステップS105)ショット数比較部1
09では、ステップS104で計算したショット数“3
0,041”が、一番はじめに生成したパターンのショ
ット数なので、最少ショット数であると判断して、ステ
ップS106へ移る。
【0058】(ステップS106)次いで、ショット数
比較部109は、一番小さい総ショット数としてステッ
プS104で計算したショット数30,041と、その
レイアウトを、記憶部110に記憶させる。
【0059】(ステップS107)次いで、使用スタン
ダード・セル(SC)設定部111により、ステップS
102で使用したスタンダード・セルのうち、CP化効
率が一番小さかったIVX4を、次回以降の論理合成お
よびP&Rでは使用しないようにシステム設計ワークス
テーション102を設定することにより、レイアウトの
形成に用いるスタンダード・セルを一つ削減する。この
とき、スタンダード・セルの削減数を複数にしてもよ
く、また、使用しないスタンダード・セルの指定ではな
くて、前回のパターン生成(この場合はステップS10
2)で使用したスタンダード・セルのうち、CP化効率
の小さいものを一つあるいは複数個取り除いたものを使
用する、と設定してもよい。
【0060】(ステップS102)ステップS107
で、使用するスタンダード・セルが削減された状態で、
再び論理回路の合成および自動配置配線を行ない、パタ
ーンを生成する。今回は、前回の合成の際に使用した8
3種類のスタンダード・セルからステップS107で使
用しないとしたIVX4を除く82種類のスタンダード
・セルを使用可能にしてパターンを生成した。しかし、
実際に生成されたパターンが使用しているスタンダード
・セル数は、74種類であった。
【0061】(ステップS103)検証ツール104に
より、再び生成したパターンが設計制約条件である10
0MHzでの動作を確認し、合成に成功したため、ステ
ップS104へ移る。
【0062】(ステップS104)2度目のステップS
102で生成したパターンを露光するのに必要なショッ
ト数を計算する。なお、ここでもCP化効率を新たに算
出した後、1回目と同様に、使用するキャラクタ数を1
00個以下に限定して、CP方式の露光でパターンを形
成するものと、VSB方式でパターンを形成するものと
を分けてから総ショット数の算出を行う。計算の結果、
ショット数は、33,610であった。なお、すべての
パターンをのCP方式で露光するために必要なキャラク
タ数は254であった。
【0063】(ステップS105)ショット数比較部1
09は、記憶部110に記憶されている最小ショット数
と、2度目のステップS104で計算したショット数と
を比較する。計算されたショット数“33,610”
は、現在の最少ショット数として記憶している30,0
41よりも多いため、記憶部110の内容を変更せず
に、ステップS107へ移る。
【0064】(ステップS107)今回のパターンの中
で使用されているスタンダード・セルのうち、CP化効
率がもっとも小さいものは、クロックバッファのNIV
X3であったので、これを次回以降のパターンの合成で
は使用しないように使用スタンダード・セル設定部11
1で設定した。
【0065】ステップS102〜S107を74回繰り
返したところ、制約条件を満足する回路を合成すること
ができなくなった。その間に合成したパターンについ
て、使用したスタンダード・セル数に対するショット数
の計算値を示したのが、図5である。同図には、それぞ
れのバターンをすべてCP方式で露光するのに必要なキ
ャラクタ数も記した。
【0066】(ステップS103)75回目に生成した
回路が、検証ツール104で設計制約条件である100
MHzでの動作を行うことができなくなったので、検証
ツール104はパターン決定部112に設計制約条件を
満足する回路パターンが形成されなかった旨を出力す
る。
【0067】(ステップS108)次いで、パターン決
定部112では、記憶部110に記憶されている最少の
ショット数であったレイアウトを露光を行うパターンと
して選択する。本実施形態の場合では、61回目に生成
したパターンの、13,656回のショット数が最少で
あった。このとき使用したスタンダード・セルは26種
類であり、CP方式の露光に用いられるキャラクタ数は
99個であった。
【0068】(ステップS109)そして、ステップS
108で選択したパターンを、最終的なパターンデータ
130としてリリースする。
【0069】はじめに生成したパターンをすべてCP方
式で露光するのに必要なキャラクタ数が266個必要で
あり、VSB方式と併用することで、ショット数は3
0,041回になった。本実施形態のパターン設計方法
により、必要なキャラクタ数を99個、ショット数を1
3,656に減らすことができた。これは、はじめに生
成したパターンと較べると、1/2.2のショット数に
減らすことができたことになり、VSB方式で露光した
場合と較べると、1/16にまでショット数を削減でき
た。
【0070】また、パターンを生成するときに使用する
スタンダード・セル数を17個にまで減らしたが、本実
施形態で用いた機能ブロックの面積は、10%以下の増
加に収められている。図6に示したように、CP方式の
電子ビーム露光に、ショット数がもっとも少なくなると
いう点で最適なパターンでも、スタンダード・セル数は
26種類のとき、わずか2%の面積増加に抑制すること
ができていることがわかる。図6は、スタンダード・セ
ル数と生成された回路パターンの面積の関係を示す図で
ある。
【0071】本実施形態のパターンデータ設計方法によ
り、設計の際に使用するスタンダード・セル数を削減
し、回路パターン全体をCP方式により電子ビーム露光
するために必要なキャラクタ数を大幅に減らすことがで
きる。これにより、電子ビーム露光装置のキャラクタ選
択偏向器の偏向領域内に搭載可能なキャラクタ形状の開
口の数を、大幅に増加させることなく、あるいは、その
ようなキャラクタ数を多く搭載できるような装置を開発
する必要もなく、電子ビームのショット数を大幅に削減
し、スループットを増加させることができる。
【0072】[第2の実施形態] (構成)本実施形態では、第1の実施形態に記載された
方法により生成されたパターンの露光方法を説明する。
フローチャートを図7に示す。
【0073】パターンの設計時に、ショット数の計算を
行うことからもわかるように、パターンデータのリリー
スの時点でCP方式で露光を行うキャラクタに割り当て
るスタンダード・セルおよび配置方向が異なるスタンダ
ード・セルが決定している。したがって、CPアパーチ
ャの製作指示を、プロセス技術者がキャラクタ抽出を行
うより以前に行うことができる。
【0074】上述した設計方法を用いて形成されたパタ
ーンデータを用いた露光方法について、図7に示すフロ
ーチャートを参照して説明する。 (ステップS301)第1の実施形態に示したパターン
データ生成の過程で、CPアパーチャデータ128に
は、CP方式で露光を行うキャラクタに割り当てる図形
が記録されている。このCPアパーチャデータ128,
或いはこれに基づいて作製したCPアパーチャ仕様書に
従って、CPアパーチャを作製することになる。このC
Pアパーチャデータは、CP方式で露光を行うスタンダ
ード・セルについて、 ・CP化効率の大きい順番に付けられたインデックス ・各スタンダード・セルの大きさ ・CPアパーチャへの配置位置 により構成される。
【0075】(ステップS302)ステップS301で
用意されたCPアパーチャデータをもとに、CPアパー
チャを製作する。あるいは、ここで、所有するCPアパ
ーチャの中に、CPアパーチャデータに対応するCPア
パーチャがあれば、新しく製作する必要がなく、その対
応するCPアパーチャを選択する。
【0076】(ステップS303)第1の実施形態の方
法で生成されたパターンデータ130を用意する。この
パターンデータは、図8に示すように、ステップS30
1で示したCP方式で露光を行うスタンダード・セルに
付けられたインデックスにより、各スタンダード・セル
を配置する位置と大きさが定義されている。たとえば、
図8中の#1はFD1Qを、#2はFD1Qの左右反転
したパターンである。
【0077】(ステップS304)ステップS303で
用意したパターンデータを、使用する電子ビーム露光装
置に入力できる形式に変換する。ここでのデータ変換で
は、順番に露光を行うキャラクタのCPアパーチャ上で
の位置と、露光を行う試料上への電子ビームの照射位置
の対応をとることが主な作業となる。また、すべてのパ
ターンをCP方式で露光できない場合には、VSB方式
で露光を行うパターンを、複数の微小矩形に分割し、そ
れぞれを照射する順番と試料上の位置との対応をとる。
【0078】(ステップS305)ステップS302で
製作あるいは選択したCPアパーチャを電子ビーム露光
装置に装着し、露光を行うパターンに対応したキャラク
タをキャラクタ選択偏向器で選択可能な状態とし、さら
に、データ変換を行ったパターンデータを入力し、これ
らを用いて電子ビーム露光を行う。
【0079】(ステップS306)ステップS305で
電子ビーム露光した試料に対して、加熱処理、現像処理
などを行ない、レジストパターンを作製する。
【0080】本実施形態の方法によれば、CPアパーチ
ャデータを、設計時に生成することができ、そのデータ
に基づいてCPアパーチャを作製、あるいは選択するこ
とができる。また、レイアウトの設計時に生成されたC
Pアパーチャデータを参照してデータ変換を行うことが
でき、パターンデータからCP方式で露光を行うキャラ
クタを抽出する工程を省略することができる。
【0081】本実施形態で説明したCPアパーチャデー
タは、回路パターンの設計時に、パターンデータと同時
に生成される。したがって、パターンデータのリリース
と同時に、その回路パターンをCP方式の電子ビーム露
光により形成するのに必要とされるCPアパーチャの作
製にとりかかることができる。また、CPアパーチャデ
ータと、過去に作製して保有しているCPアパーチャの
データとを比較することにより、新規にCPアパーチャ
を作製しなくても、それら保有するCPアパーチャを用
いて露光を行うことができることがわかり、適切なCP
アパーチャを選択することができる。これにより、従来
の方法と較べて、CPアパーチャの製作を早めたり、製
作にかかる費用を削減したりすることが可能となる。
【0082】また、回路パターンに含まれるパターンの
うち、CP方式で露光を行うことができるパターンの割
合が多くなり、VSB方式で露光するパターンが少なく
なる。そのため、データ変換の際に行なわれるパターン
の矩形分割処理を行う時間を削減することができる。従
来の最適なキャラクタ抽出工程を省略することができる
ことと合わせて、データ変換の処理時間を短縮するとと
もに、処理装置(コンピュータ)にかける負荷も小さく
することができる。
【0083】さらに、生成されるパターンデータには、
CP方式で露光を行うキャラクタについては、それらの
チップ上の位置と、インデックスのみが記録されている
ため、パターンデータの容量を従来のものと較べて、小
さくすることができる。このことも、処理装置にかける
負荷を小さくするとともに、インターネットなどのネッ
トワークを経由したパターンデータのアップロード、ダ
ウンロードなどを容易に行うことが可能となる。
【0084】[第3の実施形態]第1の実施形態では回
路パターンの生成方法について、ゲート層を電子ビーム
で露光することとし、回路パターンのゲート層の露光時
のショット数が少なくなるような設計方法を示した。
【0085】本実施形態では、回路パターンのうち、電
子ビーム露光を行うのが、複数の層にわたる場合につい
て、各層のパターンに対するショット数の合計がもっと
も少くなるような、回路パターンの生成方法を示す。
【0086】(構成)本実施形態における、設計システ
ムの構成、回路パターン生成の手順などは、第1の実施
形態で図1及び図2に示したものと同じである。本実施
形態では、電子ビーム露光を行う回路パターン層とし
て、ゲート層、アクティブエリア(AA)層、コンタク
ト層の3層を考える。
【0087】ここで説明するのは、本発明のパターン生
成方法に対して、図2および3に示したフローチャート
におけるステップS104、すなわち、ステップS20
2の各スタンダード・セル(SC)に対するCP化効率
の計算方法、そして、それを反映させたステップS20
3およびS204のショット数の計算方法と、ステップ
S107の使用SCの削減方法を示すものである。
【0088】ステップS102において合成した回路パ
ターン中で使用されている全SCについて、以下の
(2)式を用いて、複数層に対応したCP化効率を計算
する。
【0089】 (CP化効率)=Σ(各層のCP化効率)(2) 例えば、図9に示すような2入力NOR回路パターンの
SCについて、CP化効率の計算を行うと、以下のよう
になる。この2入力NOR回路パターンから、アクティ
ブエリア(AA)層、ゲート層、および、コンタクト層
のパターンを抜き出すと、図10のようになる。図10
(a)はアクティブエリア層のパターンを示し、図10
(b)はゲート層のパターンを示し、図10(c)はコ
ンタクト層のパターンを示している。
【0090】これらのパターンの外形サイズ、すなわ
ち、パターンに外接する最小の長方形の大きさと、VS
BおよびCP方式で各層のパターンをEB露光するのに
必要なショット数は、表1に示すようになっている。
【0091】
【表1】
【0092】表1のCP化効率には、式(1)を用いて
計算した、参照回数が1回の場合のCP化効率を示し
た。これらから、式(2)を用いて、ゲート、AA、お
よび、コンタクトの3層のパターンについての2入力N
OR回路パターンのCP化効率を計算すると、最初に生
成したパターン中で使用されている回数が23であった
ので、(5+6+8)×23=437と計算することが
できる。
【0093】次に、S102で生成したパターン中で使
用されている全SCを抽出し、それらのCP化効率を計
算する。そして、CP化効率の大きい順番に、CP露光
を行うキャラクタの合計数が100になるまでキャラク
タ抽出を行ない、それらをCP方式で、残りのセルをV
SB方式で露光するように、設定を行う。
【0094】ここで、各層のCP化効率を用いてキャラ
クタ抽出を行った場合と、式(2)により計算した複数
層に対応したCP化効率を用いた場合について比較を行
う。以下に、複数層(この場合は3層)のパターンにつ
いてのCP化効率についてのキャラクタ抽出をした場合
のショット数を、1.0000として、各ショット数を
規格化した。
【0095】
【表2】
【0096】表2によると、3層分のCP化効率により
キャラクタ抽出を行うことにより、それら3層のパター
ンを露光するのに必要なショット数の合計が、一層のみ
のCP化効率によりキャラクタ抽出を行った場合より
も、少くなることがわかる。例えば、ウェーハ全体のシ
ョット数が、3層分のCP化効率により1億ショットに
なったとすると、一層のみでキャラクタ抽出をした場合
だと、全体で、46万〜317万ショットも多く露光し
なければならなくなってしまう。
【0097】次に、ステップS107での、使用SC数
を削減しながらパターン生成を繰り返す場合の、削除す
るSCの決定過程においては、この複数層のパターンに
ついてのCP化効率が最も小さいSCを削除すればよい
ことになる。
【0098】上記の方法で、使用SC数を削減しながら
パターン生成を繰り返した場合の、各生成されたパター
ンのキャラクタ数とショット数の関係を、図11に示
す。ゲート層のみを考えた場合の図5と同様の特性が得
られることが確認できる。
【0099】本実施形態の複数層に対応したCP化効率
を用いることにより、ゲート層、AA層,コンタクト層
の3層のパターンを露光する際、その合計数が最も少な
いショット数で電子ビーム露光を行うことができるパタ
ーンの生成を行うことができる。
【0100】(効果)本実施形態の複数層に対応したC
P化効率を用いることにより、電子ビーム露光の対象と
なる複数の層のパターンについて、それぞれの層のパタ
ーンを露光したときのショット数の合計を、最も少なく
することができる。これにより、本発明で提案する半導
体デバイスの回路パターンの設計方法により生成された
パターンを、CP方式の電子ビーム露光により、適正に
露光することができ、デバイスの作製にかかる時間を最
も短くすることができ、電子ビーム露光を用いた、半導
体デバイスの生産における生産性を向上させることがで
きる。
【0101】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
るものではない。例えば、電子ビーム露光以外にも、イ
オンビーム等を用いた荷電粒子ビーム露光にも適用する
ことができる。
【0102】また、ショット数が一番少ないものを最終
的にリリースする回路パターンとしたが、これに限らず
キャラクタ数がアパーチャを動かさずに電子ビームを照
射できる領域に配置できる数以下となる回路パターンを
リリースしても良い。
【0103】その他、本発明は、その要旨を逸脱しない
範囲で、種々変形して実施することが可能である。
【0104】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、設
計の際に使用するスタンダード・セル数を削減し、回路
パターン全体を部分一括露光方式により電子ビーム露光
するために必要なキャラクタ数を大幅に減らすことがで
きる。これにより、電子ビーム露光装置のキャラクタ選
択偏向器の偏向領域内に搭載可能なキャラクタ形状の開
口の数を、大幅に増加することなく、あるいは、そのよ
うなキャラクタ数を多く搭載できるような装置を開発す
る必要もなく、電子ビームのショット数を大幅に削減
し、スループットを増加させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係わる回路パターンの設計シ
ステムの概略構成を示すブロック図。
【図2】図1に示す設計システムを用いた回路パターン
の設計方法を示すフローチャート。
【図3】ショット数の計算ステップを詳細に説明するた
めのフローチャート。
【図4】論理合成により合成された論理回路の中で使用
されているスタンダード・セルについて、CP化効率の
評価結果を示す図表。
【図5】スタンダード・セル数に対するキャラクタ数及
び電子ビームショット数の関係を示す図。
【図6】スタンダード・セル数と生成された回路パター
ンの面積の関係を示す図。
【図7】第2の実施形態に係わる電子ビーム露光方法を
示すフローチャート。
【図8】第2の実施形態に係わる、スタンダード・セル
に付けられたインデックスにより、各スタンダード・セ
ルを配置する位置と大きさが定義されたパターンを示す
図。
【図9】第3の実施形態に係わる、2入力NOR回路パ
ターン例を示す図。
【図10】図9に示す2入力NOR回路パターンの各層
のパターンを示す図。
【図11】複数層対応CP化効率を用いた場合のセル数
とキャラクタ数、ショット数の関係を示す特性図。
【図12】電子ビーム露光装置の概略構成を示す図。
【図13】従来の回路パターンの設計方法、及び露光方
法を示すフローチャート。
【符号の説明】
101…スタンダード・セル・ライブラリ 102…システム設計ワークステーション 103…レイアウト設計ワークステーション 104…検証ツール 105…キャラクタ抽出部 106…CP化効率算出部 107…露光方式設定部 108…総ショット数算出部 109…ショット数比較部 110…記憶部 111…使用スタンダード・セル決定部 112…パターン決定部 121…論理記述 122…ネットリスト 123…レイアウト 124…キャラクタサイズ 125…キャラクタデータ 126…CP化効率 127…キャラクタ数 128…CPアパーチャデータ 129…総ショット数 130…パターンデータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/82 B (72)発明者 香西 昌平 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝マイクロエレクトロニクスセン ター内 Fターム(参考) 2H097 AA03 CA16 LA10 5B046 AA08 GA06 KA06 5F056 AA04 AA06 CA05 EA04 5F064 AA04 BB06 BB07 BB19 DD02 DD07 DD12 DD13 DD14 EE02 GG10 HH06 HH08 HH10 HH12

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体デバイスの回路動作が記述された論
    理記述から、機能単位について単位回路パターンを最適
    化した複数のスタンダード・セルを用いて、部分一括露
    光方式と可変成形ビーム方式とを併用した荷電粒子ビー
    ム露光に対応する回路パターンを作成する回路パターン
    の設計方法であって、 前記回路パターンは、設計制約条件を満足すると共に、
    試料への転写時、又は部分一括露光方式の露光に用いら
    れるアパーチャに生じる所定条件を満足することを特徴
    とする回路パターンの設計方法。
  2. 【請求項2】前記試料への転写時に生じる所定条件と
    は、 前記回路パターンを前記試料上に転写するのに必要な荷
    電粒子ビームの総ショット数が最も少なくなるような条
    件であることを特徴とする請求項1に記載の回路パター
    ンの設計方法。
  3. 【請求項3】前記部分一括露光方式の露光に用いられる
    アパーチャに生じる所定条件とは、 前記回路パターンを露光する際に、部分一括露光方式の
    露光で用いられるキャラクタの数が、 前記キャラクタが配置されたアパーチャを動かすこと無
    く前記荷電粒子ビームが照射可能な領域に配置可能な数
    以下であることを特徴とする請求項1に記載の回路パタ
    ーンの設計方法。
  4. 【請求項4】前記設計制約条件を満足すると共に、所定
    条件を満足する回路パターンの生成は、 使用するスタンダード・セル数を徐々に減らしながら、
    一つ以上の仮回路パターンを生成するステップと、 生成された仮回路パターンが設計制約条件を満足するか
    判定するステップと、 前記設計制約条件を満足する仮回路パターンを荷電粒子
    ビーム露光したときの荷電粒子ビームのショット回数を
    計算するステップと、 前記設計制約条件を満足すると判定された仮回路パター
    ンの中から、荷電粒子ビームのショット回数が最も小さ
    いものを露光に用いる回路パターンとして選択するステ
    ップとを含んで行われることを特徴とする請求項1に記
    載の回路パターンの設計方法。
  5. 【請求項5】前記荷電粒子ビームのショット回数を計算
    するステップは、 前記仮回路パターンで使用されているスタンダード・セ
    ルの配置方向を考慮して、該スタンダード・セルを部分
    一括露光方式で露光を行う場合のキャラクタ候補として
    抽出するステップと、 各スタンダード・セルに対して、可変成形ビーム方式で
    露光を行った場合に対する部分一括露光方式で露光を行
    った場合のショット回数の削減効果をそれぞれ計算する
    ステップと、 前記ショット数の削減効果が大きいものから順番に選択
    されたスタンダード・セルを部分一括露光方式の露光に
    よりパターンを形成し、選択されなかったスタンダード
    ・セルを可変成形ビーム方式でパターンを形成すると設
    定する露光方式設定ステップと、 設定された露光方式に従って、前記仮回路パターンを形
    成するのに必要な荷電粒子ビームのショット回数を計算
    するステップとを含むことを特徴とする請求項4に記載
    の回路パターンの設計方法。
  6. 【請求項6】部分一括露光方式の露光によりパターンを
    形成すると設定されたスタンダード・セルを形成するの
    に必要なキャラクタ数の和が、 前記キャラクタが配置された前記荷電粒子ビーム露光装
    置のアパーチャを動かさずに前記荷電粒子ビームが照射
    可能な領域に配置可能な数以下であることを特徴とする
    請求項5に記載の回路パターンの設計方法。
  7. 【請求項7】前記ショット回数の削減効果がもっとも小
    さいものから順番に選ばれる一つ以上のスタンダード・
    セルは、 前記使用するスタンダード・セル数を徐々に減らしなが
    ら、一つ以上の仮回路パターンを生成するステップにお
    いて、使用されないスタンダード・セルとして設定され
    ることを特徴とする請求項5に記載の回路パターンの設
    計方法。
  8. 【請求項8】前記露光方式設定ステップにおいて、 部分一括露光方式でパターンが形成されると設定された
    スタンダード・セルに対し、該スタンダード・セルの形
    成に用いられるキャラクタに対してそれぞれに固有なイ
    ンデックスを設定すると共に、該インデックス、各キャ
    ラクタの大きさ、アパーチャ上の位置が記録されたCP
    アパーチャデータを生成することを特徴とする請求項5
    に記載の回路パターンの設計方法。
  9. 【請求項9】前記ショット回数の削減効果は、 各スタンダード・セルに対して、前記半導体デバイスを
    形成する上で必要な回路パターン層のうち、荷電粒子ビ
    ーム露光でパターンが形成される1層の回路パターン層
    について求められたものであることを特徴とする請求項
    5に記載の回路パターンの設計方法。
  10. 【請求項10】前記ショット回数の削減効果は、 各スタンダード・セルに対して、前記半導体デバイスを
    形成する上で必要な回路パターン層のうち、荷電粒子ビ
    ーム露光でパターンが形成される複数層の回路パターン
    層についてそれぞれ求められたショット数の削減効果の
    和であることを特徴とする請求項5に記載の回路パター
    ンの設計方法。
  11. 【請求項11】前記回路パターンを荷電粒子ビームで露
    光を行う場合、請求項8に記載のCPアパーチャデータ
    に基づいて、前記CPアパーチャを新規に作製、また
    は、保有しているCPアパーチャから適切なCPアパー
    チャを選択することを特徴とする荷電粒子ビーム露光方
    法。
  12. 【請求項12】所望の機能を有するデバイスのパターン
    を荷電粒子ビーム露光装置で露光を行う場合、請求項8
    記載のCPアパーチャデータを参照して、請求項1に記
    載の方法により生成された回路パターンのデータを該露
    光装置に入力可能な形式にデータ変換を行うことを特徴
    とする荷電粒子ビーム露光方法。
  13. 【請求項13】機能単位について単位回路パターンを最
    適化した複数のスタンダード・セルを用いて、部分一括
    露光方式と可変成形ビーム方式とを併用した荷電粒子ビ
    ーム露光に対応する回路パターンを生成する回路パター
    ン設計システムにおいて、 前記スタンダード・セル・ライブラリから回路パターン
    の設計に用いるスタンダード・セルを設定するスタンダ
    ード・セル設定部と、 このスタンダード・セル設定部で設定されたスタンダー
    ド・セルを用いて、回路パターンを生成する回路パター
    ン設計部と、 この回路パターン設計部により生成された回路パターン
    が設計制約条件を満たすかを判定する判定部と、 前記判定部で設計制約条件を満たすと判定された回路パ
    ターンを形成するのに必要なショット数を計算するショ
    ット数計算部と、 前記制約条件を満足する回路パターンの中から、荷電粒
    子ビームのショット回数がもっとも少なくなるものを露
    光に用いる回路パターンとする回路パターン決定部とを
    具備してなることを特徴とする回路パターンの設計シス
    テム。
  14. 【請求項14】半導体デバイスの回路動作が記述された
    論理記述と機能単位について単位回路パターンを最適化
    した複数のスタンダード・セルとに対して所定の処理を
    行って、部分一括露光方式と可変成形ビーム方式とを併
    用した荷電粒子ビーム露光に対応する回路パターンを生
    成するプログラムを記憶するコンピュータ読み取り可能
    な記憶媒体において、 前記プログラムは、 使用する前記スタンダード・セル数を徐々に減らしなが
    ら回路パターンを生成する機能と、 生成された回路パターンから設計制約条件を満足する回
    路パターンを抽出する機能と、 前記設計制約条件を満足する回路パターンについて、荷
    電粒子ビーム露光したときの荷電粒子ビームのショット
    回数を機能する工程と、 前記設計制約条件を満足する回路パターンの中から、荷
    電粒子ビームのショット回数がもっとも少なくなるもの
    を露光に用いる回路パターンとして選択する機能とを実
    現させるためのプログラムを記録したコンピュータに読
    み取り可能な記録媒体。
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