JP2002075754A - 誘導加熱用出力変成器 - Google Patents

誘導加熱用出力変成器

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JP2002075754A
JP2002075754A JP2000254736A JP2000254736A JP2002075754A JP 2002075754 A JP2002075754 A JP 2002075754A JP 2000254736 A JP2000254736 A JP 2000254736A JP 2000254736 A JP2000254736 A JP 2000254736A JP 2002075754 A JP2002075754 A JP 2002075754A
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JP2000254736A
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Tsutomu Miyazaki
力 宮崎
Eiji Suzuki
英司 鈴木
Sakio Oishi
咲夫 大石
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Miyaden Co Ltd
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Miyaden Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】副変成器の効率的な配置により出力変成器の省
設置スペース化とコストダウンを同時に図り得ると共
に、取り扱いが便利な誘導加熱用出力変成器を提供す
る。 【解決手段】底板と側板及び着脱可能なカバーによって
箱状に形成されたケースと、該ケースの底板上に配置さ
れた複数の副変成器と、該副変成器の端子に接続された
共振用のコンデンサと、前記副変成器の二次側端子に接
続されると共にケースの側板外面に露出した状態で配置
されて加熱コイルが接続される端子板と、を具備するこ
とを特徴とする。前記コンデンサは、各副変成器に対応
して設けられたヒートシンクに取り付けられ、前記複数
の副変成器は、遮蔽板によって遮蔽された状態で配置さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種ワークを例えば高
周波の誘導加熱で加熱する際に使用される誘導加熱用出
力変成器に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、ワークを誘導加熱する場合、
加熱装置としての例えばトランジスタインバータで発生
する高周波電流を、出力変成器を介してワークに供給す
ることによって行っている。そして、従来、この誘導加
熱に使用される出力変成器は、その一次側がトランジス
タインバータの出力端子に接続され、二次側に加熱する
ワークの形状に対応した加熱コイルが接続されるように
構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな出力変成器にあっては、1台のトランジスタインバ
ータに対応して1台の出力変成器が接続される構成であ
るため、例えばワークを近接した場所で複数略同時に誘
導加熱しようとした場合に、同一形状の出力変成器を複
数台配置しなければならず、出力変成器の設置スペース
が大きくなり、広い作業空間が必要になるという問題点
があった。特に、ワークが小型で一人の作業者が複数の
ワークの誘導加熱を扱う場合等に、広い作業空間によっ
て作業性が劣ることになり、その改善が望まれている。
【0004】また、各トランジスタインバータに対応し
た出力変成器がそれぞれ必要となるため、各出力変成器
に専用のケースや部品が必要になり、出力変成器自体が
大型化して取り扱いが不便であると共に、コスト的にも
不利になり易いという問題点があった。
【0005】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、その目的は、副変成器の効率的な配置により
出力変成器の省設置スペース化とコストダウンを同時に
図り得ると共に、取り扱いが便利な誘導加熱用出力変成
器を提供することにある。また、他の目的は、前記目的
に加え、コンデンサの発熱を抑えたり、各副変成器間の
電磁波障害を防止したり、各副変成器の作動を安定化さ
せ得る誘導加熱用出力変成器を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成すべ
く、本発明のうち請求項1記載の発明は、底板と側板及
び着脱可能なカバーによって箱状に形成されたケース
と、該ケースの底板上に配置された複数の副変成器と、
該副変成器の端子に接続された共振用のコンデンサと、
前記副変成器の二次側端子に接続されると共にケースの
側板外面に露出した状態で配置されて加熱コイルが接続
される端子板と、を具備することを特徴とする。
【0007】そして、前記コンデンサは、請求項2記載
の発明のように、各副変成器に対応して設けられたヒー
トシンクに取り付けられていることが好ましい。また、
前記複数の副変成器は、請求項3記載の発明のように、
遮蔽板によって遮蔽された状態で配置されていることが
好ましく、また、請求項4記載の発明のように、その一
次側端子が各副変成器に対応したトランジスタインバー
タにそれぞれ接続されていることが好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図1〜図5において、誘導
加熱用の出力変成器1は、ケース2を有し、このケース
2は、底板3と、この底板3の外周上面に配置された側
板としての前面パネル4、後面パネル5及び一対の側面
パネル6、7と、これらのパネル4〜7の上部を覆うカ
バー8とで形成されている。
【0009】このケース2の前面パネル4の中央部分に
は、後述する端子板9が配設される開口が設けられ、側
面パネル6、7にはケース2の内外を通気する複数の通
気孔10がそれぞれ形成されている。また、側面パネル
7には、後述する接続ケーブル11(図5参照)や冷却
水用のチューブを引き出す複数の引出孔12が形成され
ている。
【0010】そして、ケース2内には、変成器ユニット
13が配設されている。この変成器ユニット13は、2
台の副変成器14と、この各副変成器14に対応した共
振用の複数のコンデンサ15と、前記一対の端子板9を
有している。以下、この変成器ユニット13の2台の副
変成器14やコンデンサ15等は左右対称であるもの
の、基本的に同一構造であるため、それぞれ同一符号を
付して説明する。
【0011】副変成器14は、銅パイプを例えばコア
(図示せず)の周囲に多数回巻回することによって形成
された一次側コイル17と、この一次側コイル17に誘
導結合された単巻の二次側コイル18を有している。
【0012】前記一次側コイル17の両端部には、ホー
スコネクタ19がそれぞれ固着され、このホースコネク
タ19は、図5に示すように、可撓性の前記接続ケーブ
ル11を介してトランジスタインバータ20に電気的に
接続されると共に、図示しないチューブ等を介してトラ
ンジスタインバータ20に一体的に組み込まれた冷却水
供給装置のタンク(図示せず)に接続されている。な
お、各副変成器14に対応して設けられる2台のトラン
ジスタインバータ20は、同一の構成を有し例えば底板
に設けられたキャスター(図示せず)で移動可能な架台
21上に取り外し可能に組み付けられている。
【0013】一方、前記二次側コイル18には、コンデ
ンサ15が取り付けられたヒートシンク22が接続され
ると共に、前記端子板9が接続されている。このヒート
シンク22と端子板9の表面には、両端部にホースコネ
クタ23がそれぞれ接続された銅パイプ24がそれぞれ
ロウ付け固着されており、各ホースコネクタ23間が図
示しないチューブで接続されることにより、冷却水が複
数本の銅パイプ24内を所定の方向に循環するように構
成されている。なお、ヒートシンク22は、コンデンサ
15の取付板として機能すると共に、コンデンサ15の
両端子を二次側コイル17に電気的に接続する機能を同
時に有している。
【0014】そして、変成器ユニット13の2台の副変
成器14は、遮蔽板25を介して一体的に組み付けられ
ると共に、その両端部に取付板26がそれぞれ固定さ
れ、この取付板26をケース2の底板3に固定すること
により、変成器ユニット13がケース2内に配設されて
いる。なお、ケース2の底板3上には、各副変成器14
の二次側コイル18の電流を検出する検出トランス27
(図4参照)が取り付けられている。
【0015】この出力変成器1は、各副変成器14の一
次側コイル17を接続ケーブル11でトランジスタイン
バータ20に接続することにより、使用可能な状態とな
り、接続ケーブル11を介してトランジスタインバータ
20から各副変成器14の一次側コイル17に所定周波
数の高周波電流が供給される。この高周波電流は、各副
変成器14の巻数比に応じた電流に変換されて二次側コ
イル18から端子板9に供給される。
【0016】この端子板9に供給される高周波電流は、
該端子板9に固定された加熱コイル28(図5参照)に
供給されて、加熱コイル28内にセットされているワー
ク(図示せず)が誘導加熱される。この誘導加熱時に、
接続ケーブル11に例えば一体化された可撓性のチュー
ブから冷却水が循環供給されて、一次側コイル17、二
次側コイル18、ヒートシンク22及び端子板9(加熱
コイル28)の発熱が抑えられる。
【0017】このように、上記実施例の出力変成器1に
よれば、ケース2内に2台の副変成器14を組み込んで
いるため、1台の出力変成器1に2個の加熱コイル28
を取り付けて2個のワークを誘導加熱することができ、
例えばワーク自体が小型の場合等に一人の作業者で2個
(複数個)のワークの誘導加熱を略同時に行える等、そ
の作業を効率化を図ることができる。
【0018】また、2台の副変成器14がケース2内に
効率的に配置されているため、従来のように2台の出力
変成器を並設した場合に比較して、出力変成器1自体が
小型かつ軽量となり、その省設置スペース化が図れて狭
い作業空間での作業が可能になると共に、ケース2の各
パネル3〜8等を各副変成器14にそれぞれ設ける必要
がなくなり、部品の共通化が図れて、出力変成器1自体
のコストダウンを図ることが可能になる。
【0019】さらに、2台の副変成器14が遮蔽板25
を介して一体的に組み付けられるため、遮蔽板25によ
り各副変成器14間の電磁波障害を確実に防止できると
共に、出力変成器1自体を小型に形成できて、出力変成
器1のより一層の小型化と軽量化を図ることができる。
また、変成器ユニット13を組み付けした後に、ケース
2に組み込むことによって出力変成器1を形成できるた
め、組み付け作業を容易に行うことができると共に、保
守や点検作業を容易に行うこともできる。
【0020】またさらに、各副変成器14に対して、ト
ランジスタインバータ20が個別に接続されているた
め、各端子板9(各加熱コイル28)とトランジスタイ
ンバータ20の一対一の使用が可能になり、加熱コイル
28のインピーンダンス変化等に応じて所定の高周波電
流の供給が可能になり、誘導加熱の安定性を向上させる
ことができ、結果として高品質の誘導加熱状態が得られ
ると共に、トランジスタインバータ20と出力変成器1
の取り扱い自体も容易となる。
【0021】なお、上記実施例においては、ケース2内
に2台の副変成器14を配置した場合について説明した
が、例えば3台以上の副変成器14を配置することもで
きる。また、上記実施例においては、別体で形成された
トランジスタインバータ20を架台21で一体化して出
力変成器1の各副変成器14にそれぞれ接続したが、例
えば2台のトランジスタインバータ20を1つの筐体内
に組み込んだり、1台のトランジスタインバータの出力
を図示しない切替器で切り替えて、出力変成器1の各副
変成器14に交互に供給することもできる。
【0022】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1記載の発
明によれば、ケース内に複数の副変成器と該副変成器に
対応した共振用のコンデンサが配設されると共に、各副
変成器に対応した端子板がケースの側板外面に露出した
状態で配置され、各端子板に接続される加熱コイルでワ
ークをそれぞれ誘導加熱することができるため、ケース
内に副変成器を効率的に配置できて、出力変成器の省設
置スペース化とコストダウンを同時に図ることができる
と共に、小型かつ軽量化が図れて出力変成器自体の取り
扱い性を向上させることができる。
【0023】また、請求項2記載の発明によれば、請求
項1記載の発明の効果に加え、コンデンサが各副変成器
に対応して設けられたヒートシンクに取り付けられてい
るため、コンデンサの発熱を効率的に抑えることができ
て、安定した加熱状態を長期に亘り得ることができる。
【0024】また、請求項3記載の発明によれば、請求
項1または2記載の発明の効果に加え、複数の副変成器
が遮蔽板によって遮蔽された状態で配置されているた
め、各副変成器間の電磁波障害を防止しつつ、出力変成
器のより一層の小型化を図ることができる。
【0025】また、請求項4記載の発明によれば、請求
項1ないし3記載の発明の効果に加え、複数の副変成器
の一次側端子が各副変成器に対応したトランジスタイン
バータにそれぞれ接続されているため、各副変成器の作
動を安定化させることができると共に、取り扱いの容易
化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる誘導加熱用出力変成器の一実施
例を示す平面図
【図2】同その正面図
【図3】同その側面図
【図4】同その内部側面図
【図5】同変成器ユニットの斜視図
【符号の説明】
1 出力変成器 2 ケース 3 底板 4 前面パネル 5 後面パネル 6、7 側面パネル 8 カバー 9 端子板 11 接続ケーブル 13 変成器ユニット 14 副変成器 15 コンデンサ 17 一次側コイル 18 二次側コイル 20 トランジスタインバータ 21 架台 22 ヒートシンク 25 遮蔽板 27 検出トランス 28 加熱コイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01F 31/00 K F Fターム(参考) 3K059 AA04 AA16 AD03 AD15 AD23 AD32 AD35 AD39 CD48 CD52 CD73

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】底板と側板及び着脱可能なカバーによって
    箱状に形成されたケースと、該ケースの底板上に配置さ
    れた複数の副変成器と、該副変成器の端子に接続された
    共振用のコンデンサと、前記副変成器の二次側端子に接
    続されると共にケースの側板外面に露出した状態で配置
    されて加熱コイルが接続される端子板と、を具備するこ
    とを特徴とする誘導加熱用出力変成器。
  2. 【請求項2】前記コンデンサは、各副変成器に対応して
    設けられたヒートシンクに取り付けられていることを特
    徴とする請求項1記載の誘導加熱用出力変成器。
  3. 【請求項3】前記複数の副変成器は、遮蔽板によって遮
    蔽された状態で配置されていることを特徴とする請求項
    1または2記載の誘導加熱用出力変成器。
  4. 【請求項4】前記複数の副変成器は、その一次側端子が
    各副変成器に対応したトランジスタインバータにそれぞ
    れ接続されていることを特徴とする請求項1ないし3の
    いずれかに記載の誘導加熱用出力変成器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008004774A (ja) * 2006-06-22 2008-01-10 Sekisui Chem Co Ltd トランス及び高周波誘導加熱装置
CN104733452A (zh) * 2013-12-19 2015-06-24 深圳市中兴微电子技术有限公司 一种变压器及其制作方法和芯片

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