JP2002075466A - 電源供給装置、電池、電気機器、およびメモリ効果検出方法 - Google Patents
電源供給装置、電池、電気機器、およびメモリ効果検出方法Info
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Abstract
モリ効果の発生をより正確に検出する。 【解決手段】 放電中の電池の電圧を測定し、放電電流
値に対して電池電圧が低すぎることを検知すると、メモ
リ効果が発生していると見なす。即ち、本発明が適用さ
れる電源供給装置は、本体回路に対して電力を供給する
インテリジェント電池12と、放電中の電流値を測定す
る電流測定回路30と、放電中の電圧値を測定する電圧
測定回路40と、検出される電池容量が所定量以下のと
きに測定された放電中の電流値に対して測定された放電
中の電圧値が所定の値より低いか否かを判断してメモリ
効果の発生を検出するコントローラ15とを備えた。
Description
やニッケルカドミウム電池等の2次電池に係り、特に、
これら2次電池におけるメモリ効果の検出を行う電源供
給装置等に関する。
トPC)に代表される情報端末機器や、MD(Mini Disc)
装置、ビデオカメラ等の各種電気機器では、薄型化、軽
量化と共に、近年、バッテリの大容量化が強く望まれて
いる。これらの電気機器では、充放電を繰り返しながら
何度も使用できるタイプの電池として、2次電池(secon
dary battery)が用いられている。この2次電池として
は、比較的容量も大きく、価格も安い、ニッケル水素
(NiMH)電池やニッケルカドミウム(NiCd)電池
(ニッカド電池)が広く用いられている。
ム電池では、完全に放電させずに中途半端な放電と充電
とを繰り返し行うと、見かけ上の充電容量が低下し、連
続して使用できる時間が短くなる「メモリ効果」が発生し
てしまう。このメモリ効果に陥った電池は、十分な放電
と充電とを2〜3回繰り返すことで、容量がかなり元に
近い状態まで戻ることが知られている。このように、メ
モリ効果が発生した場合であっても、十分な充放電を行
えば回復させることが可能であるが、その前提として、
メモリ効果を検出することが必要となる。
は、例えば、テキサスインスツルメンツ社(旧ベンチマ
ーク社)のBQ2060などで採用されているように、
浅い放電が何回、繰り返し行われたかをカウントし、例
えば20回検出されたらメモリ効果があると見なしてお
り、現在では、かかる方式が主流となっている。
他の検出方法が示されている。具体的には、まず、ニッ
ケルカドミウム電池等の2次電池の完全充電を行った
後、所定の短時間だけ大電流放電を行い、その時の電池
電圧(V)を測定する。そして、この測定した電池電圧
(V)と予め記憶された電池のリフレッシュ後電圧(RV)
との差分(RV−V)を所定電圧と比較し、所定電圧以上
であるときにメモリ効果が発生したと判定するものであ
る。
た現在の主流である方式では、単に中途半端な放電の回
数をカウントするものであることから、メモリ効果が実
際に発生していなくてもメモリ効果があると見なしてし
まったり、メモリ効果があっても検出できないなどの問
題がある。また、メモリ効果のあるときでも、電池を完
全放電すると、電池総容量データを学習(更新)してしま
うので、容量データと実際の容量との間に開きが出てし
まい、容量データの誤差が発生する原因となっていた。
された技術では、大電流放電を行ってメモリ効果を発見
しているが、一般に容量の大きなところでは、初期特性
とメモリ効果に陥った状態の特性との差が十分に出ない
ことから、誤検出をする可能性がある。また、大電流を
流すためには専用回路を設ける必要があり、ノートPC
等の情報端末機器や一般の電気機器にてこのような専用
回路を設ける場合には、その専用回路設定のためのコス
トがあまりにも膨大となり、この技術を適用することは
現実的ではない。
するためになされたものであって、その目的とするとこ
ろは、通常動作をさせながらメモリ効果の発生をより正
確に検出することにある。また他の目的は、より正確に
メモリ効果を自動検出すると共に、その結果をユーザに
知らせ、また、ユーザの都合によってメモリ効果を取り
除くことを可能とすることにある。
明は、放電中の電池の電圧を測定し、放電電流値に対し
て電池電圧が低すぎることを検知すると、メモリ効果が
発生していると見なすことを特徴としている。即ち、本
発明が適用される電源供給装置は、本体回路に対して電
力を供給する2次電池と、放電中の電流値を測定する電
流測定回路と、放電中の電圧値を測定する電圧測定回路
と、検出される電池容量が所定量以下のときに測定され
た放電中の電流値に対して測定された放電中の電圧値が
所定の値より低いか否かを判断する判断手段とを備えた
ことを特徴としている。
容量が十分にある状態ではなく、2次電池の電池容量が
所定量以下のときの電流値に対する電圧値に基づいて所
定の値より低いか否かを例えばメモリに記憶されたテー
ブル情報と比較して判断し、低い場合にメモリ効果が発
生していると判断することを特徴とすれば、より正確に
メモリ効果の有無を判断できる点から好ましい。また、
メモリ効果が発生していると判断される場合に、ユーザ
に対してその旨を通知する通知手段とを備え、この通知
の結果、ユーザからメモリ効果を取り除く旨の指示があ
った場合には、2次電池からの放電を続けることを特徴
とすることができる。更に、2次電池に対して充電を行
うと共に、本体回路に対して電力を供給するACアダプ
タとを備え、メモリ効果を取り除く場合にはACアダプ
タから本体回路に対する電力の供給を遮断して2次電池
からの放電を行い、メモリ効果を取り除かない場合には
ACアダプタから本体回路に対して電力を供給すること
を特徴とすることができる。これらの発明によれば、ユ
ーザはメモリ効果の発生を知ることができるので、コン
ディショニングすることにより、電池のパフォーマンス
を最大限に引き出すことが可能となる。
る電源供給装置は、本体回路に対してAC電源からの電
力を供給するACアダプタと、このACアダプタからの
出力によって充電されると共に、本体回路に対して電力
を供給する2次電池と、電流測定回路により測定された
電流値と電圧測定回路により測定された電圧値とに基づ
いてメモリ効果の有無を判断するメモリ効果有無判断手
段と、このメモリ効果有無判断手段によりメモリ効果が
発生していると判断され、かつユーザの指示等に基づい
てメモリ効果を取り除く場合に、ACアダプタから本体
回路に対して供給される電力を停止する停止回路とを備
えたことを特徴としている。
メモリ効果が発生していると認める所定の値を電流値と
電圧値との対応関係において記憶する記憶手段を備え、
測定される電流値と電圧値とをこの記憶手段に記憶され
た所定の値と比較してメモリ効果の有無を判断すること
を特徴としている。更に、この記憶手段は、温度条件に
基づく異なった所定の値を電流値と電圧値との対応関係
において記憶することを特徴とすれば、温度条件によっ
て変わるメモリ効果の発生状態を適切に把えて判断する
ことができる点で好ましい。この記憶手段としては、例
えば、テーブル情報として、電池容量が70%から10
%程度の間で所定の範囲に分割され、所定の範囲で分け
られた放電電流値の範囲に対する特定の電圧値を記憶し
ておく等が挙げられる。
機器に対して電力を供給する、ニッケル水素電池やニッ
ケルカドミウム電池等の2次電池であって、放電中の電
圧値を測定する電圧測定手段と、放電中の電流値を測定
する電流測定手段と、電池容量を把握する電池容量把握
手段と、電池容量に対する電流値と電圧値との関係か
ら、把握された電池容量に応じ、測定された電圧値およ
び電流値に基づいてメモリ効果の有無を判断する判断手
段とを備えたことを特徴とすることができる。
あると判断される場合に、ノートPC等の電気機器に対
して所定の通知を実行する通知手段とを備えたことを特
徴とすれば、自動検出したメモリ効果をユーザに伝達で
きる点で優れている。この通知手段としては、例えば、
ディスプレイ上への表示や音声表示等が挙げられるであ
ろう。また、この判断手段は、放電を開始して例えば5
分程度経過した後等、所定時間が経た後にメモリ効果の
有無を判断することを特徴とすれば、一般に使用開始直
後は電池電圧が高くなる傾向があるので、これらの状況
を除いてより正確にメモリ効果の有無を判断することが
可能となる。更に、この判断手段は、電池容量が所定量
より小さい場合における電流値と電圧値との関係からメ
モリ効果の有無を判断することを特徴とすれば、電池容
量によって電池電圧の下がり方が変わる特性を加味する
ことができる点で好ましい。
器から把えると、本発明は、AC電源から本体に対して
電力を供給するACアダプタと、このACアダプタから
の電力によって充電されると共に、放電によって本体に
対して電力を供給する2次電池と、この2次電池から放
電中の電流値を測定する電流測定回路と、放電中の電圧
値を測定する電圧測定回路と、所定の電流値に対する特
定の電圧値を予め定めて、例えばテーブル情報や数値情
報として記憶するメモリと、この電流測定回路により測
定された電流値をメモリにおける所定の電流値に対応さ
せた状態にて、測定された電圧値を記憶された特定の電
圧値と比較するコントローラと、ACアダプタからの電
力供給の停止を可能とする停止回路とを備えたことを特
徴とすることができる。
た電圧値が特定の電圧値よりも低いと判断された場合
に、その状態をユーザに対して通知する通知手段と、こ
の通知手段の通知に対し、その状態を改善する旨の入力
を受け付ける入力受付手段とを更に備え、停止回路は、
この入力受付手段による入力に基づいてACアダプタか
らの電力供給を停止することを特徴とすれば、ユーザ
は、都合によってACアダプタで電気機器を動作させる
ことも、2次電池を使い続けてメモリ効果を直ちに取り
除く等の状態の改善を直ちに実行することも可能とな
る。
用される電気機器は、AC電源から本体に対して電力を
供給するACアダプタと、放電によって本体に対して電
力を供給する2次電池と、ACアダプタからの電力供給
を停止する停止回路と、この停止回路を制御するコント
ローラとを備え、この2次電池には、放電中の電流値を
測定する電流測定回路と、電圧値を測定する電圧測定回
路とが備えられ、測定された電流値と測定された電圧値
とをコントローラに対して出力し、コントローラは、出
力された電流値と電圧値とに基づいてメモリ効果の有無
を判断することを特徴とすることができる。また、この
コントローラは、電池容量に応じた電流値と電圧値との
関係を示したテーブルを備え、このテーブルに格納され
た値と、例えば、流れている電流を積算して求められる
電池容量と、測定回路から出力された電流値および電圧
値に基づいてメモリ効果の有無を判断することを特徴と
することができる。
は、2次電池の内部で測定された電流値と測定された電
圧値とに基づいてメモリ効果の有無を2次電池が自ら判
断し、メモリ効果がある場合にはその旨を直接、コント
ローラに対して通知することを特徴とすることができ
る。このように構成すれば、2次電池のセルの種類等に
よって現われる電圧値等が変わる場合に、2次電池内で
メモリ効果の有無を判断することが可能となり、電池の
供給者(サプライヤ)による基準の違いを認識する必要が
なくなる点で優れている。
C電源に接続されるACアダプタからの電力を供給する
ための第1電力供給路と、充放電される2次電池からの
電力を供給するための第2電力供給路と、この第2電力
供給路を介して放電される電流値を測定するための電流
測定回路と、この第2電力供給路を介して放電中の電圧
値を測定するための電圧測定回路と、測定された電流値
と電圧値とに基づいてメモリ効果の有無を判断するコン
トローラと、メモリ効果が発生していると判断され、か
つメモリ効果を取り除く場合に、第1電力供給路を介し
て供給される電力を停止する停止回路とを備えたことを
特徴としている。
して電力を供給する2次電池のメモリ効果を検出するメ
モリ効果検出方法であって、この2次電池における電池
容量を検出し、この2次電池から放電される電流値と電
圧値を測定し、検出された電池容量の下で、測定された
電流値と電圧値との関係からメモリ効果の有無を検出す
ることを特徴としている。また、所定の電池容量の下で
所定の電流値に対する電圧値の判断基準となる基準電圧
値を予め定め、測定された電圧値と基準電圧値とを比較
してメモリ効果の有無を検出することを特徴とすること
ができる。
100%としたときに70%以下の状態であることを特
徴とすることができる。この70%の数値は、実験によ
り数々の2次電池に生じるメモリ効果の発生状況を把握
して得られた値であり、満杯状態ではなくこの70%以
下の状態であれば、メモリ効果が現われやすい条件によ
ってメモリ効果を判断できる点で好ましい。また更に、
メモリ効果の有無は、例えば、ノートPC等の機能であ
るパワーマネージメント機能をオフしたり、機器本体が
HDDやCD−ROMなどへアクセスしている場合等を
除く等、消費電流の変動が少ない状態にて判断すること
を特徴とすれば、メモリ効果がなくてもメモリ効果が発
生していると誤認識してしまうことがなくなる点で優れ
ている。
に基づいて本発明を詳細に説明する。ここで、本実施の
形態が適用された装置等の詳細な説明に入る前に、発明
者等が実施した放電特性の実測データからの考察につい
て述べる。図7は、ニッケル水素電池の放電特性を示し
た図である。図に示す横軸は放電時間(min)、縦軸は
電圧(V)を示している。初期状態における電池の放電特
性を実線にて、メモリ効果に陥った電池の放電特性を破
線で、メモリ効果に陥った電池を完全放電した後の放電
特性を一点鎖線にて、その実測データを示している。電
池は、単セルのニッケル水素電池を用い、容量は2.0
Ahである。メモリ効果を発生させたときの条件は、
2.0Aの電流値で充電し、10mVの電圧降下を検出
したら充電を停止(−ΔV=10mV)する充電操作と、
2.0Aで放電し、電圧が1.2V(ノーミナル電圧)に達
したら放電を停止する放電操作とを20回繰り返した。
完全放電後(一点鎖線)の特性は、メモリ効果の発生した
電池を完全放電させてから充電した直後1回目の放電特
性である。図7より、以下のことが理解できる。 ・メモリ効果の発生した電池は、通常の放電特性よりノ
ーミナル電圧値が低い。 ・メモリ効果の発生した電池を一度完全放電すると、特
性が元に戻る(メモリ効果を取り除くことができる)。こ
の結果に基づいて、本実施の形態では、放電中の電池の
電圧を測定し、放電電流値に対して電池電圧が低すぎる
ことを検知すると、メモリ効果が発生していると見なす
ように構成している。また、ユーザの指示等によって、
電池の完全放電を可能とし、メモリ効果を取り除くよう
に構成している。
構成を説明するための図である。この電源供給装置は、
例えば、ノート型のパーソナルコンピュータ(ノートP
C)等の情報端末機器や、一般の電気機器に接続され
て、これらの携帯情報端末機器や電気機器に対して電力
を供給する装置である。本実施の形態では、AC電源か
ら、例えばDC16Vを供給するACアダプタ11、2
次電池としてニッケル水素電池等からなり、CPU13
を有するインテリジェント電池12を備え、これらの電
源から内部システム10に対して電力が供給される。内
部システム10では、大きく、ACDC停止回路20、
電流測定回路30、電圧測定回路40、メモリ効果の認
識に基づく処理等を実行するコントローラ(Embeded Con
troller)15、および、ACアダプタ11からの電源供
給とインテリジェント電池12からの電源供給とが衝突
しないようにするための第1ダイオード(D1)16、第
2ダイオード(D2)17を備えている。また、インテリ
ジェント電池12からは、コミュニケーションライン1
4を介してコントローラ15に対して各種情報が伝達さ
れる。
タ11から供給される電源を停止する機能を備えてい
る。内部システム10では、第1ダイオード16および
第2ダイオード17によって、ACアダプタ11と2次
電池であるインテリジェント電池12との間で電圧値の
高い方から本体回路側に電力供給される。ACアダプタ
11が接続されている場合には、通常、ACアダプタ1
1側の電圧値の方がインテリジェント電池12側の電圧
よりも高いことから、第1ダイオード16を経由してA
Cアダプタ11側から本体回路に対して電源が供給され
る。本実施の形態では、2次電池であるインテリジェン
ト電池12にてメモリ効果が生じた場合に、接続されて
いるACアダプタ11側からの電源供給をACDC停止
回路20によって停止させて、インテリジェント電池1
2による完全放電を可能としている。
池12の完全放電を実行したい場合には、コントローラ
15からハイ(High)の信号がACDC停止回路20
に供給される。ACDC停止回路20の第1トランジス
タ(TR1)22は、ハイの信号を受けてオン(ON)され
る。この第1トランジスタ22のオンにより第2トラン
ジスタ(TR2)23がオフとなり、スイッチングFET
(FET1)21がオフとなる。これによって、ACアダ
プタ11からの供給が停止され、第1ダイオード16へ
の電力供給が停止されて、第2ダイオード17を経由す
るインテリジェント電池12側から本体回路に対して電
力を供給することが可能となる。
ンテリジェント電池12から放電される電流値を求める
ことができる。まず、インテリジェント電池12から流
れる電流Iによって、抵抗(RS)31の両端に電圧I×
RSが発生する。この電圧は、オペアンプ(AMP1)3
2によって差動増幅される。また、オペアンプ(AMP
2)33とトランジスタ35によって、オペアンプ(AM
P1)32の出力電圧に比例する電流I1が抵抗(R1)
34を流れる。最終的に、インテリジェント電池12の
電流Iの値は、抵抗(R2)36に発生する電圧I1×R
2に変換することができる。この電圧(I1×R2)をコ
ントローラ15のA/D#2ポートで受け、コントロー
ラ15の内部でA/D変換することによって、インテリ
ジェント電池12から放電される電流値を得ることが可
能となる。
ェント電池12の電圧を求めることができる。即ち、イ
ンテリジェント電池12の電圧は、オペアンプ(AMP
3)41によって差動増幅して変換し、一旦、低い電圧
に落とされた後にコントローラ15のA/D#1ポート
に渡される。コントローラ15では、受け取った電圧を
A/D変換することによって、インテリジェント電池1
2の電圧を得ることができる。尚、図1に示す構成で
は、内部システム10にて電池電流・電圧を測定するこ
とができることから、インテリジェント電池12の代わ
りに内部にCPUを有していないダム電池を用いた場合
にも有効な回路である。
定回路40から得られた電流値および電圧値に基づい
て、メモリ効果発生の検出方法と、メモリ効果を取り除
く処理について説明する。図2は、本実施の形態におけ
る処理の流れを示したフローチャートである。インテリ
ジェント電池12の使用を開始(ステップ101)した
後、電池で使い始めてから所定時間が経過したか否かが
判断される(ステップ102)。使用開始直後は電池電圧
が高くなっているので、正確な値を取り出すことができ
ないことから、電池で使い始めてから、例えば5分以上
の経過を待つことが好ましい。この所定時間が経過した
後、電流測定回路30および電圧測定回路40によっ
て、放電される電圧値および電流値が測定される(ステ
ップ103)。この測定された電圧値と電流値に基づい
て、後述するテーブル(メモリ効果検出テーブル)の値を
参照して、測定された電流値がテーブルの値以下か否か
が判断される(ステップ105)。
リ効果検出テーブルの一例を示した図表である。ノート
PCなどで使用される電池パックは、複数セルによって
構成されており、この図3では、ニッケル水素電池7直
列構成のときのテーブルを示している。このテーブル
は、放電中の電池の電圧を測定した場合に、放電電流に
対して電池電圧が低すぎるかどうかを示した指標として
用いられるものであり、例えば図1に示したコントロー
ラ15の内部に用いられるものである。インテリジェン
ト電池12にてメモリ効果の有無が判断される場合に
は、インテリジェント電池12の内部に設けられる。ま
た、この図3に示すテーブルでは、いくつかのメモリ効
果における現象を踏まえて構成されている。その現象と
して、電池容量によって電池電圧の下がり方が変わっ
てくること。電池容量がいっぱいあるとき(満杯(10
0%)であるとき)はメモリ効果が現れず、電池容量が7
0%程度からメモリ効果が現れること。放電電流によ
って電池電圧の差としての現れ方が異なってくること。
即ち、電池自身が自己インピーダンスを有していて、放
電電流が大きくなると、自らが有するインピーダンスで
電池電圧が下がってしまう。等がある。
3では、8段階の電池容量に対して、6段階の電流値で
比較できるように構成されている。即ち、色々な充放電
のパターンを調べて見ると、電池容量によっては、メモ
リ効果が現れないエリアがあることから、電池容量と電
流値をそれぞれパラメータとして比較できるように構成
されている。即ち、電池容量が満杯のときを100%と
したときに、71%より大きい場合には、チェックしな
い(N/A)こととし、70%から11%の範囲内で、所
定の電流値(電流値の範囲)における閾値としての特定の
電圧値が設定されている。このテーブルを用いて、例え
ば、電池容量が50%で、電流値が1.8Aのとき、テ
ーブルの電池容量41−50%の欄と、電流値1.5A
−2.0Aの欄を見ることで、電圧が8.10V以下であ
ったらメモリ効果が発生していると判断することができ
るのである(図の斜線領域を参照)。ここで用いられる電
池容量は、CPU13を有するインテリジェント電池1
2の場合には、流れている電流値を積算することで算出
することが可能である。一方、マイコンを有しないダム
電池の場合には、本体のコントローラ15等で、電流の
出し入れを見て積算することで、電池容量を把握するこ
とが可能となる。
℃)におけるテーブルの例を示している。しかし、メモ
リ効果の発生現象は温度による影響もあることから、温
度(例えば、60℃、40℃、25℃、0℃)によってテ
ーブルの値を最適化するように構成することも可能であ
る。例えば、温度センサをコントローラの外部または内
部に設け、温度条件を加味して生成されている複数のテ
ーブルの中から、検出された温度に応じて適切なテーブ
ルを選択するように構成すれば、温度条件を含めてより
正確にメモリ効果を検出することが可能となる。
5にて、測定された電流値がテーブルの値以下か否かが
判断され、テーブルの値以下でない場合には、ステップ
103の電圧値および電流値の測定に戻る。ステップ1
05にて、テーブルの値以下の場合には、メモリ効果が
あると判断し、ユーザに対するメッセージの表示が行わ
れる(ステップ106)。
の表示例を示した図である。ここでは、インテリジェン
ト電池12にメモリ効果が発生しているときにACアダ
プタ11を接続した場合に、「電池にメモリー効果が発
生しています。ACアダプタが接続されていますが、電
池で動作させてメモリー効果を取り除きますか?」とい
ったようなメッセージを出力している。即ち、直ちにA
Cアダプタ11から電力を供給するか、インテリジェン
ト電池12から放電を続けてメモリ効果を取り除くか、
を尋ねている。この図4に示すようなメッセージの表示
によって、自動検出されたメモリ効果をユーザに知らせ
ることが可能となる。また、ユーザは、都合によってA
Cアダプタ11で機器を動作させることも、インテリジ
ェント電池12を使い続けてメモリ効果を直ちに取り除
くことも可能となる。即ち、図2に示すステップ106
による表示に対し、ユーザからメモリ効果を取り除く指
示があったか否かが判断される(ステップ107)。メモ
リ効果を取り除く必要がない旨の指示があった場合に
は、ACアダプタ11から電力を供給し(ステップ10
8)、インテリジェント電池12の充電を行う。
り除く旨の指示があった場合には、ACアダプタ11か
らの電力供給をACDC停止回路20によって停止し
(ステップ109)、インテリジェント電池12からの放
電を続ける(ステップ110)。その後、メモリ効果が十
分に取り除ける電圧まで放電したか否かが判断される
(ステップ111)。十分に放電していない場合には、更
に放電を続け、十分に放電した後には、ACアダプタ1
1からの動作に切り換えて、インテリジェント電池12
に対する充電を開始する(ステップ112)。このように
して、インテリジェント電池12を完全放電するが、容
量誤差が大きくなるので、電池の総容量の学習(更新)は
行われない。
ント電池12のメモリ効果を自動検出することが可能と
なり、また、その検出結果をユーザに対して知らせるこ
とが可能となる。また、ユーザは、都合によってACア
ダプタ11を用いて機器を動作させることも、また、電
池を使い続けてメモリ効果を直ちに取り除くことも可能
であり、ユーザの要求によって電池のパフォーマンスを
最大限に引き出すことができる。
電流は、機器のオペレーションに依存するので、たまた
ま瞬間的に大電流が流れて低い電圧値を検出してしまう
不具合が考えられる。このような場合、メモリ効果がな
くてもメモリ効果が発生していると誤認識をしてしまう
ことになる。このような問題が発生しないようにするた
めに、電池の電流値、電圧値を測定するときだけ機器の
パワーマネージメント機能をオフしたり、消費電流の変
動が少ない状態にすることが効果的である。特に、ノー
トPCで採用されているストップ・クロック機能や、ス
ロットリング機能は、測定のときだけオフにすることが
望ましい。更に、機器本体がHDDやCD−ROMなど
へアクセスしているときにも消費電流の変動が大きいの
で、この期間に取得した電流値や電圧値は無効とした方
が良い。また、取得した電流値や電圧値は、所定の期間
で平均化して取り扱えば、消費電流の変動等、メモリ効
果以外の他の要因における影響を少なくして検出するこ
とが可能となる。
0および電圧測定回路40を設ける構成について説明し
た。実施の形態2では、電池側にこれらの機能を設ける
ことを特徴としている。尚、実施の形態1と同様な構成
については、同様な符号を用い、ここではその詳細な説
明を省略する。
置の回路構成を説明するための図である。実施の形態2
では、実施の形態1と同様に、内部システム10にAC
DC停止回路20を有してコントローラ15からの指示
に基づいて電源を停止しているが、メモリ効果が生じた
か否かの判断はインテリジェント電池50によって行わ
れ、コントローラ15に対し、コミュニケーションライ
ン14を介して、このインテリジェント電池50からメ
モリ効果が生じた旨の通知が行われる。このとき、図3
に示したテーブルと同様なテーブルをインテリジェント
電池50に備えており、メモリ効果の判断もインテリジ
ェント電池50にて行われる。但し、図3にて説明した
テーブルを実施の形態1と同様にコントローラ15に備
えた状態で、インテリジェント電池50からは、測定さ
れた電池電圧と測定された電流値とが通信機能であるコ
ミュニケーションライン14等を介して送信され、メモ
リ効果があった旨の判断をコントローラ15により実行
されるように構成することも可能である。
構成を説明するための図である。このインテリジェント
電池50では、CPU51と、テーブル情報を備えたメ
モリ52と、温度を検知するセンサ53を備えている。
また、電流測定回路30と電圧測定回路40は図1に示
したものと同様であり、ここでは詳細な説明を省略す
る。但し、この電流測定回路30と電圧測定回路40と
の出力結果は、図1ではコントローラ15に出力されて
いたのに対し、図6に示す回路構成では、CPU51に
対して出力されている。
抵抗(R2)36に発生する電圧I1×R2に変換され
て、CPU51に出力される。また、電圧測定回路40
のオペアンプ(AMP3)41によって変換された電圧
は、同様にCPU51に出力される。CPU51は、こ
の電流測定回路30と電圧測定回路40からの出力をA
/D変換して放電電流と電池電圧の値を得る。また、メ
モリ52には、図3に示したようなテーブルを温度によ
って最適化された状態で備えている(温度によって異な
る複数のテーブルを備えている)。CPU51は、セン
サ53にて検出された温度によって、メモリ52から最
適化されたテーブルを選択し、得られた放電電流値、電
池電圧値、および電池容量から、前述の図2に示した処
理と同様にメモリ効果の発生の有無を判断する。メモリ
効果が発生していると判断される場合には、通信機能を
用いて、コミュニケーションライン14を介してその情
報をコントローラ15に通知する。コントローラ15で
は、実施の形態1で説明したと同様に、ユーザに対して
通知してその後の処理を実行することが可能である。
の形態1の効果に加えて、メーカや電池の種類への対応
の点で優れている。即ち、一般に、電池を製造するメー
カや電池の種類によってメモリ効果の有無を判断する基
準(電流値と電圧値)が異なるが、電池パックであるイン
テリジェント電池50自身にメモリ効果有無の判断機能
を備えれば、全ての電池パックに対応できるようにコン
トローラ15にてテーブルを設ける必要がない。言い換
えれば、電池パックであるインテリジェント電池50の
選択の自由度を増すことができる。
放電中の電池の電圧を測定し、放電電流値に対して電池
電圧が低すぎることを検知すると、メモリ効果が発生し
ていると見なすことで、通常動作をさせながらメモリ効
果の発生をより正確に検出することができる。
路構成を説明するための図である。
ローチャートである。
テーブルの一例を示した図表である。
示した図である。
成を説明するための図である。
するための図である。
る。
テリジェント電池、13…CPU、14…コミュニケー
ションライン、15…コントローラ、16…第1ダイオ
ード(D1)、17…第2ダイオード(D2)、20…AC
DC停止回路、21…スイッチングFET(FET1)、
22…第1トランジスタ(TR1)、23…第2トランジ
スタ(TR2)、30…電流測定回路、31…抵抗(R
S)、32…オペアンプ(AMP1)、33…オペアンプ
(AMP2)、34…抵抗(R1)、35…トランジスタ、
36…抵抗(R2)、40…電圧測定回路、41…オペア
ンプ(AMP3)、50…インテリジェント電池、51…
CPU、52…メモリ、53…センサ
Claims (21)
- 【請求項1】 本体回路に対して電力を供給する2次電
池と、 前記2次電池における放電中の電流値を測定する電流測
定回路と、 前記2次電池における放電中の電圧値を測定する電圧測
定回路と、 前記電流測定回路により測定された放電中の電流値に対
して前記電圧測定回路により測定された放電中の電圧値
が所定の値より低いか否かを判断することによりメモリ
効果が発生しているか否かを判断する判断手段とを備え
たことを特徴とする電源供給装置。 - 【請求項2】 前記判断手段は、前記2次電池の電池容
量が所定量以下のときの前記電流値に対する前記電圧値
に基づいて前記所定の値より低いか否かを判断し、低い
場合にメモリ効果が発生していると判断することを特徴
とする請求項1記載の電源供給装置。 - 【請求項3】 メモリ効果が発生していると判断される
場合に、ユーザに対してその旨を通知する通知手段とを
備え、 前記通知手段による通知の結果、ユーザからメモリ効果
を取り除く旨の指示があった場合には、前記2次電池か
らの放電を続けることを特徴とする請求項2記載の電源
供給装置。 - 【請求項4】 前記2次電池に対して充電を行うと共
に、前記本体回路に対して電力を供給するACアダプタ
とを備え、 メモリ効果を取り除く場合には前記ACアダプタから前
記本体回路に対する電力の供給を遮断して前記2次電池
からの放電を行い、メモリ効果を取り除かない場合には
当該ACアダプタから当該本体回路に対して電力を供給
することを特徴とする請求項2記載の電源供給装置。 - 【請求項5】 本体回路に対してAC電源からの電力を
供給するACアダプタと、 前記ACアダプタからの出力によって充電されると共
に、前記本体回路に対して電力を供給する2次電池と、 前記2次電池から放電される電流値を測定する電流測定
回路と、 前記2次電池から放電中の電圧値を測定する電圧測定回
路と、 前記電流測定回路により測定された電流値と前記電圧測
定回路により測定された電圧値とに基づいてメモリ効果
の有無を判断するメモリ効果有無判断手段と、前記メモ
リ効果有無判断手段によりメモリ効果が発生していると
判断され、かつメモリ効果を取り除く場合に、前記AC
アダプタから前記本体回路に対して供給される電力を停
止する停止回路と、を備えたことを特徴とする電源供給
装置。 - 【請求項6】 前記メモリ効果有無判断手段は、メモリ
効果が発生していると認める所定の値を電流値と電圧値
との対応関係において記憶する記憶手段を備え、前記電
流測定回路により測定される電流値と前記電圧測定回路
による測定される電圧値とを当該記憶手段に記憶された
当該所定の値と比較してメモリ効果の有無を判断するこ
とを特徴とする請求項5記載の電源供給装置。 - 【請求項7】 前記記憶手段は、温度条件に基づく異な
った所定の値を電流値と電圧値との対応関係において記
憶することを特徴とする請求項6記載の電源供給装置。 - 【請求項8】 充放電を繰り返して電気機器に対して電
力を供給する電池であって、 放電中の電圧値を測定する電圧測定手段と、 放電中の電流値を測定する電流測定手段と、 電池容量を把握する電池容量把握手段と、 電池容量に対する電流値と電圧値との関係から、前記電
池容量把握手段により把握された電池容量に応じ、前記
電圧測定手段により測定された電圧値および前記電流測
定手段により測定された電流値に基づいてメモリ効果の
有無を判断する判断手段と、を備えたことを特徴とする
電池。 - 【請求項9】 前記判断手段によってメモリ効果がある
と判断される場合に、前記電気機器に対して所定の通知
を実行する通知手段と、を更に備えたことを特徴とする
請求項8記載の電池。 - 【請求項10】 前記判断手段は、放電を開始して所定
時間が経た後にメモリ効果の有無を判断することを特徴
とする請求項8記載の電池。 - 【請求項11】 前記判断手段は、電池容量が所定量よ
り小さい場合における電流値と電圧値との関係からメモ
リ効果の有無を判断することを特徴とする請求項8記載
の電池。 - 【請求項12】 AC電源から本体に対して電力を供給
するACアダプタと、 前記ACアダプタからの電力によって充電されると共
に、放電によって前記本体に対して電力を供給する2次
電池と、 前記2次電池から放電中の電流値を測定する電流測定回
路と、 前記2次電池から放電中の電圧値を測定する電圧測定回
路と、 所定の電流値に対する特定の電圧値を予め定めて記憶す
るメモリと、 前記電流測定回路により測定された電流値を前記メモリ
における前記所定の電流値に対応させた状態にて、前記
電圧測定回路により測定された電圧値を前記メモリに記
憶された前記特定の電圧値と比較するコントローラと、 前記ACアダプタからの電力供給の停止を可能とする停
止回路と、を備えたことを特徴とする電気機器。 - 【請求項13】 前記コントローラにより比較された電
圧値が前記特定の電圧値よりも低いと判断された場合
に、その状態をユーザに対して通知する通知手段と、 前記通知手段の通知に対し、その状態を改善する旨の入
力を受け付ける入力受付手段とを更に備え、 前記停止回路は、前記入力受付手段による入力に基づい
て前記ACアダプタからの電力供給を停止することを特
徴とする請求項12記載の電気機器。 - 【請求項14】 AC電源から本体に対して電力を供給
するACアダプタと、 前記ACアダプタからの電力によって充電されると共
に、放電によって前記本体に対して電力を供給する2次
電池と、 前記ACアダプタからの電力供給を停止する停止回路
と、 前記停止回路を制御するコントローラとを備え、 前記2次電池は、放電中の電流値を測定する電流測定回
路と、放電中の電圧値を測定する電圧測定回路とを備
え、当該電流測定回路によって測定された電流値と当該
電圧測定回路により測定された電圧値とを前記コントロ
ーラに対して出力し、 前記コントローラは、前記2次電池から出力された電流
値と電圧値とに基づいてメモリ効果の有無を判断するこ
とを特徴とする電気機器。 - 【請求項15】 前記コントローラは、電池容量に応じ
た電流値と電圧値との関係を示したテーブルを備え、当
該テーブルに格納された値と、出力された電流値および
電圧値に基づいてメモリ効果の有無を判断することを特
徴とする請求項14記載の電気機器。 - 【請求項16】 AC電源から本体に対して電力を供給
するACアダプタと、 前記ACアダプタからの電力によって充電されると共
に、放電によって前記本体に対して電力を供給する2次
電池と、 前記ACアダプタからの電力供給を停止する停止回路
と、 前記停止回路を制御するコントローラとを備え、 前記2次電池は、放電中の電流値を測定する電流測定回
路と、放電中の電圧値を測定する電圧測定回路とを備
え、当該電流測定回路によって測定された電流値と当該
電圧測定回路により測定された電圧値とに基づいてメモ
リ効果の有無を判断し、メモリ効果がある場合にはその
旨を前記コントローラに対して通知することを特徴とす
る電気機器。 - 【請求項17】 AC電源に接続されるACアダプタか
らの電力を供給するための第1電力供給路と、 充放電される2次電池からの電力を供給するための第2
電力供給路と、 前記第2電力供給路を介して放電される電流値を測定す
るための電流測定回路と、 前記第2電力供給路を介して放電中の電圧値を測定する
ための電圧測定回路と、 前記電流測定回路により測定された電流値と前記電圧測
定回路により測定された電圧値とに基づいてメモリ効果
の有無を判断するコントローラと、 前記コントローラによりメモリ効果が発生していると判
断され、かつメモリ効果を取り除く場合に、前記第1電
力供給路を介して供給される電力を停止する停止回路
と、を備えたことを特徴とする電気機器。 - 【請求項18】 充放電を行って本体に対して電力を供
給する2次電池のメモリ効果を検出するメモリ効果検出
方法であって、 前記2次電池における電池容量を検出し、 前記2次電池から放電される電流値を測定し、 前記2次電池から放電中の電圧値を測定し、 検出された電池容量の下で、測定された電流値と電圧値
との関係からメモリ効果の有無を検出することを特徴と
するメモリ効果検出方法。 - 【請求項19】 所定の電池容量の下で所定の電流値に
対する電圧値の判断基準となる基準電圧値を予め定め、
測定された電圧値と当該基準電圧値とを比較してメモリ
効果の有無を検出することを特徴とする請求項18記載
のメモリ効果検出方法。 - 【請求項20】 前記所定の電池容量は、満杯状態を1
00%としたときに70%以下の状態であることを特徴
とする請求項19記載のメモリ効果検出方法。 - 【請求項21】 メモリ効果の有無は、消費電流の変動
が少ない状態にて判断することを特徴とする請求項18
記載のメモリ効果検出方法。
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