JP2002075336A - 電池における集電タブと集電体の溶接装置及び溶接方法 - Google Patents

電池における集電タブと集電体の溶接装置及び溶接方法

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JP2002075336A JP2000261922A JP2000261922A JP2002075336A JP 2002075336 A JP2002075336 A JP 2002075336A JP 2000261922 A JP2000261922 A JP 2000261922A JP 2000261922 A JP2000261922 A JP 2000261922A JP 2002075336 A JP2002075336 A JP 2002075336A
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宏実 鈴木
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  • Pressure Welding/Diffusion-Bonding (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 集電タブの溶着を減少させ、加工強度の均一
化と溶接の際の集電タブの破損を防止できる電池におけ
る集電タブと集電体の溶接装置及び溶接方法を提供す
る。 【解決手段】 巻回された帯状の両電極17から延出す
る集電タブ14と、円環状の集電リング13とを、超音
波溶接により接合する電池における集電タブと集電体の
溶接装置であって、集電リング13を外周側から押圧す
るホーン11と、集電リング13を内周側から支持する
アンビル12とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、リチウ
ムイオン二次電池などの電池における集電タブと集電体
の溶接装置及び溶接方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、帯状の正極電極及び負極電極を
セパレータを介して渦巻き状に巻回した巻回体を円筒形
状の電池ケースに収納した二次電池が知られている(特
開平9−92338号公報参照)。これを図12によっ
て説明すると、同図において1は巻回体であって、帯状
の正極電極2及び負極電極3をセパレータ4を介して渦
巻き状に巻回したものである。正極電極2及び負極電極
3には集電タブ5が接続され、各集電タブ5は巻回体1
の各端部から延出している。延出された集電タブ5は集
電体6に溶接接合され、この集電体6が図示しない電池
ケ−スの正極及び負極に接続されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術におけ
る、集電タブ5と集電体6とを溶接する場合に、振動す
るホーン7と集電体6とで集電タブ5を挟持して超音波
溶接により接合するようにしている。ところで、上記集
電タブ5が溶接される集電体6には、前述したように正
極電極2あるいは負極電極3から延出場所が選択された
複数の集電タブ5が接合されるが、集電タブ5の接合に
よって電気的特性(例えば、インピーダンスなど)のア
ンバランスが生じないように、集電体6の接合面は円周
面として形成されている。したがって、このように円周
面に形成された集電体6の溶接箇所に集電タブ5を接合
する場合には、溶接箇所に集電タブ5をセットし、溶接
箇所の周面にホーン7を押し付けた状態でホーン7を振
動させて、振動するホーン7により超音波溶接を行って
いる。
【0004】ところが、溶接箇所が円周面で形成された
集電体6の周面に集電タブ5を押し付けた状態で平坦な
押圧面のホーンで超音波溶接を行うと、加工面の中心部
しか溶接されないため接合面積を広く確保することがで
きない。よって、一定の接合面積を確保するためには集
電体6を回転させながら加工面全体に繰り返し溶接を行
うなどの対策が必要となり工数の増加を招いている。ま
た、溶接の際には加工面の中心部だけに応力が集中する
ため、ホーンあるいはアンビルへ集電タブ5や集電体6
が溶着する不具合もあり、溶着が発生するとホーンとア
ンビルの交換や洗浄が必要になるという不具合もある。
また、加工強度にばらつきが発生しやすく、集電タブ5
の中央部に押圧力が集中するため、集電タブ5が破損す
る場合がある。そこで、この発明は、集電タブの溶着を
減少させ、加工強度の均一化と溶接の際の集電タブの破
損を防止できる電池における集電タブと集電体の溶接装
置を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載した発明は、巻回された帯状の両電
極(例えば、実施形態における電極17)から延出する
集電タブ(例えば、実施形態における集電タブ14)
と、円環状の集電リング(例えば、実施形態における集
電リング13)とを、超音波溶接により接合する電池に
おける集電タブと集電体の溶接装置であって、集電リン
グを外周側から押圧するホーン(例えば、実施形態にお
けるホーン11)と、集電リングを内周側から支持する
アンビル(例えば、実施形態におけるアンビル12)と
を備えていることを特徴とする。このように構成するこ
とで、集電リングを集電タブを挟み込んだ状態で内周側
と外周側とからホーンとアンビルとで挟み込むことで、
集電リングを外周側のみで押圧した場合に比較して集電
リング全体に偏った力を作用させることなく集電タブを
集電リングに押圧することが可能となる。
【0006】請求項2に記載した発明は、前記ホーンが
集電リングの外周面(例えば、実施形態における外周面
G)に整合する押圧面(例えば、実施形態における押圧
面O)を備え、前記アンビルが集電リングの内周面(例
えば、実施形態における内周面N)に整合する支持面
(例えば、実施形態における支持面S)を備えているこ
とを特徴とする。このように構成することで、ホーンと
アンビルとの間で、集電リングを変形させることなく集
電タブを集電リングに確実に押圧することが可能とな
る。
【0007】請求項3に記載した発明は、前記ホーンの
押圧面が120度の開き角度を持った弧状の押圧面を備
えていることを特徴とする。このように構成すること
で、ホーンを押圧した場合に、押圧力の分力を押圧面か
ら中心方向に向かって集電リングの外周面に有効に作用
させて集電タブを集電リングに押圧することが可能とな
る。
【0008】請求項4に記載した発明は、巻回された帯
状の両電極から延出する集電タブと、円環状の集電リン
グとを、超音波溶接により接合する電池における集電タ
ブと集電体の溶接装置であって、集電リングを外周側か
ら押圧するホーンと、集電リングを内周側から支持する
アンビルとを備え、前記ホーンが集電リングの外周面を
押圧する押圧面を備え、前記ホーンの押圧面が集電リン
グの外周面の円弧の半径(例えば、実施形態における半
径r)よりも小さな半径(例えば、実施形態における半
径rh)で形成されていることを特徴とする。このよう
に構成することで、ホーンにより集電リングを押圧する
と、集電リングはホーンの押圧面により縮径するように
変形するため、集電リングの押圧面の全域にわたり集電
タブを集電リングに押圧することが可能となる。
【0009】請求項5に記載した発明は、巻回された帯
状の両電極から延出する集電タブと、円環状の集電リン
グとを、超音波溶接により接合する電池における集電タ
ブと集電体の溶接装置であって、集電リングを外周側か
ら押圧するホーンと、集電リングを内周側から支持する
アンビルとを備え、前記ホーンが集電リングの外周面を
押圧する押圧面を備え、前記ホーンの押圧面が180度
の開き角度を持った押圧面であり、押圧面のうち中央部
の120度の開き角度を持った部分は、集電リングの外
周面に整合する押圧部(例えば、実施形態における押圧
部O1)であり、該押圧部を挟むように設けられた30
度の開き角度を持つ部分は集電リングの外周面に対して
押し込みしろ(例えば、実施形態における押し込み代
δ)を与える押し込み押圧部(例えば、実施形態におけ
る押し込み押圧部O2)であることを特徴とする。この
ように構成することで、前記押圧部では、押圧力の分力
を押圧面から中心方向に向かって集電リングの外周面に
作用させることが可能となり、押し込み押圧部では、集
電リングを縮径する方向に変位させながら押し込んで押
圧することが可能となる。
【0010】請求項6に記載した発明は、前記ホーンを
加振側として集電リングの軸方向に振動させることを特
徴とする。このように構成することで、ホーンの振動が
集電リングの直径方向に力を付与するのを回避すること
が可能となる。
【0011】請求項7に記載した発明は、巻回された帯
状の両電極から延出する集電タブと、円板状の集電体と
を、超音波溶接により接合する電池における集電タブと
集電体の溶接装置であって、集電体を外周側から押圧す
るホーンと、集電体を支持するアンビルとを備え、前記
ホーンが集電体の外周面に整合する押圧面を備え、前記
ホーンを集電体の軸方向に振動させることを特徴とす
る。このように構成することで、ホーンの振動が集電リ
ングの直径方向に力を付与するのを回避して、円板状の
集電体に集電タブを押圧することが可能となる。
【0012】請求項8に記載した発明は、巻回された帯
状の両電極から延出する集電タブと、円環状の集電リン
グとを、弧状の押圧面を備えたホーンと弧状の支持面を
備えたアンビルとで挟持するようにして超音波溶接によ
り接合する電池における集電タブと集電体の溶接方法で
あって、集電リングの内周面であって溶接対象部位の裏
側に、集電リングに対応するアンビルの支持面を当接さ
せた状態で配置し、集電リングの外周面の溶接対象部位
に集電タブをセットし、集電リングの外周面に対応する
ホーンの押圧面により集電タブを集電リングに押圧する
と共にホーンの振動方向を集電リングの軸方向に設定し
て集電タブを集電リングに溶接することを特徴とする電
池における集電タブと集電体の溶接方法である。このよ
うに構成することで、ホーンとアンビルとにより集電タ
ブと集電リングとを挟持し、ホーンの直径方向には振動
を付与せず集電リングを軸方向に振動させることが可能
となる。
【0013】請求項9に記載した発明は、前記ホーンを
集電リングに押圧するに際して、ホーンの押圧面の各部
における押圧力の分力で集電リングを周囲から押圧する
ことを特徴とする集電タブと集電体の溶接方法である。
このように構成することで、ホーンの押圧面の各部から
作用する押圧力の分力で集電タブを集電リングに押圧す
ることが可能となる。
【0014】請求項10に記載した発明は、前記請求項
8において、前記ホーンを集電リングに押圧するに際し
て、ホーンの押圧面により集電リングを縮径する方向に
変位させながら押し込んで押圧することを特徴とする電
池における集電タブと集電体の溶接方法である。このよ
うに構成することにより、ホーンにより集電リングを押
圧すると、集電リングはホーンの押圧面により縮径する
ように変形するため、集電リングの押圧面の全域にわた
り集電タブを集電リングに押圧することが可能となる。
【0015】請求項11に記載した発明は、前記ホーン
を集電リングに押圧するに際して、ホーンの押圧方向を
中心にしてホーンの押圧面の両側60度の範囲内では、
ホーンの押圧面の各部における押圧力の分力で集電リン
グを押圧し、前記60度〜90度の範囲では、ホーンの
押圧面により集電リングを縮径する方向に変位させなが
ら押し込んで押圧することを特徴とする電池における集
電タブと集電体の溶接方法である。このように構成する
ことで、ホーンの押圧面のうち、ホーンの押圧方向の分
力が作用する範囲ではホーンの押圧力により、また、ホ
ーンの押圧力の分力が不足する部分では、ホーンの押し
込み力により集電リングを変形させて、集電リングを押
圧することが可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図面
と共に説明する。図1はこの発明の実施形態の超音波溶
接装置10を示している。この超音波装置10は、その
主たる構成部品であるホーン11とアンビル12により
集電リング13に後述する集電タブ14を押圧した状態
で挟み込み、クランプ15により集電リング13を保持
した状態で、集電タブ14を集電リング13に超音波溶
接するものである。
【0017】16は巻回体を示し、この巻回体16は帯
状の電極(正極電極及び負極電極)17をセパレータを
介して渦巻き状に巻回した部材であって、図示しない筒
状の電池ケースに収納して電池としてのリチウムイオン
二次電池を構成するものである。巻回体16の電極17
には集電タブ14が接続され、各集電タブ14は巻回体
16の各端部から延出している。延出された集電タブ1
4は各極側の集電リング13(図1には一方のみを示
す)に溶接接続され、これら各集電リング13が図示し
ない電池ケ−スの正極及び負極に接続される。図1は巻
回体16の一端側の電極17から延出する3つの集電タ
ブ14に集電リング13が溶接された状態を示してい
る。集電リング13はアルミ材により円環状に形成され
ており、この集電リング13の外周面Gに集電タブ14
が溶接される。尚、この実施形態では集電リング13は
外周面Gの直径が約20mm程度である。
【0018】前記ホーン11は、ホーンブラケット18
に支持され、図示しない駆動装置を介して、集電リング
13に対して進退可能に設けられている。また、このホ
ーン11は、集電リング13の軸方向に、例えば、40
kHz程度で振動するようになっている。この実施形態
ではホーン11はホーンブラケット18に一対設けら
れ、ホーンブラケット18の向きを180度切り換える
ことで双方のホーン11を使用できるようになってい
る。ホーン11は、焼き入れされた金属により成形さ
れ、集電リング13の外周面Gを押圧する弧状の押圧面
(後述する)Oを備えている。
【0019】前記アンビル12もホーン11と同様に焼
き入れされた金属により成形され、集電タブ14の内周
面を支持する弧状の支持面Sを備え、アンビルブラケッ
ト19から突出するようにして、アンビルブラケット1
9に支持されている。アンビルブラケット19は、図示
しない駆動装置を介して集電リング13の内部にアンビ
ル12を進退可能にしており、かつ、集電リング13の
内周面Nを押圧できるようになっている。ここで、アン
ビル12はアンビルブラケット19に一対設けられ、ホ
ーン11と同様に、180度向きを変えることで双方の
アンビル12を使用できるようになっている。
【0020】前記クランプ15は巻回体6を挟む位置に
一対設けられ、ホーン11の押圧面Oとアンビル12の
支持面Sとで集電リング13を挟持している際に、集電
リング13を外側から保持するもので、集電リング13
の外周面Gに整合する保持面Hを備えている。各クラン
プ15は図示しない駆動装置を介して集電リング13に
対して進退可能に構成されている。ここで、整合とは、
外周面Gと保持面Hが互いに変形することなく一致して
いることをいう。
【0021】この実施形態の超音波溶接装置10により
溶接する場合の手順について説明する。まず、クランプ
15を駆動装置により前進させ、クランプ15の保持面
Hにより集電リング13の外周面Gを保持する。次に、
アンビルブラケット19を駆動装置を介して前進させ、
更に集電リング13の内周面Nであって溶接対象部位の
裏側に、集電リング13に対応するアンビル12の支持
面Sを当接させた状態で配置する。この状態で、集電リ
ング13の外周面Gの溶接対象部位に集電タブ14をセ
ットする。そして、ホーンブラケット18を駆動装置に
より前進させ、ホーン11の押圧面Oにより集電タブ1
4を集電リング13に押圧する(図2参照)。
【0022】そして、図2に破線で示すようにホーン1
1の振動方向を集電リング13の軸方向に設定して振動
させて、集電タブ14を集電リング13に押圧すること
により、集電リング13に集電タブ14を溶接すること
ができる。ここで、図1,図2において1つの集電タブ
14の溶接が終了すると、ホーン11、アンビル12、
クランプ15を退避した後、今度は巻回体16あるいは
ホーン11を後述するホーン11の押圧面Oの形状に対
応して所定角度回動させ、残りの2つの集電タブ14を
同様の手順により溶接する。そして、同様に他の電極1
7から延出する集電タブ14も集電リング13に溶接す
る。
【0023】したがって、ホーン11とアンビル12と
により集電タブ14と集電リング13とを挟持し、ホー
ン11の直径方向には振動を付与せず集電リング13を
その軸方向に振動させるため、ホーン11の振動を集電
リング13の直径方向に作用させた場合のように集電リ
ング13に偏った力を作用させて集電リング13を変形
させたり、ホーン11とアンビル12によるクランプ作
用に悪影響を与えることはなく、確実に集電リング13
に集電タブ14を溶接することができる。
【0024】次に、ホーン11の押圧面Oの形状につい
て説明する。ホーン11の押圧面Oの形状は、集電タブ
14を集電リング13に押圧する状況を決定するため重
要な要素となる。前述したように、ホーン11の押圧面
Oの形状は、押圧面Oが平坦な場合であると前述したよ
うに様々な問題が生ずるため、基本的には集電リング1
3の外周面Gの形状に沿うようなものとなる。ところ
が、ホーン11により集電リング13に押圧力を作用さ
せる場合に、ホーン11を集電リング13に対して一方
向(図1においてA方向)に押圧するものであるため、
このような制約の中で押圧面Oから集電リング13の中
心部に向かって押圧力を作用させるためには、ホーン1
1の最適な形状を決定する必要がある。
【0025】(1)ホーンの押圧面を真円形状とした場
合 真円形状の押圧面Oを備えたホーン11とした場合に、
押圧面Oの開き角度が大きい側での押圧力の分力は、開
き角度が小さい側に比較して小さくなるためその溶接可
能領域が限定される。図3に示すように、集電リング1
3に対してy軸負方向にホーン加圧(ベクトルP)を発
生させたときのP1点における集電リング13の外周面
Gの法線方向(円の中心方向)に働く力をベクトルPr
とする。このとき、次式が成立する。 (ベクトルP)sinθ1=ベクトルPr また、ここでθ1をxの関数として表すと、 sinθ1=(r2−x1 21/2/rとなる。 よって、ベクトルPr=ベクトルP×(r2−x1 21/2
/r
【0026】つまり、xがrに限りなく近づくと ベクトルPr=0となる。 この場合、超音波溶接による接合強度を得るために、ベ
クトルPrをある一定の力以上にする必要がある。
【0027】ここで、図5によって、出力(W)とクラ
ンプ力(kPa)の関係を見ると、材料がAl−110
0(アルミ材)の場合には、被接合部材である集電リン
グ13に割れ、ひびなどの塑性変形を発生させないで接
合できる領域は図5中MECの領域であり、この領域で
は最大クランプ力と最小クランプ力の比はおよそ2:1
である。また、これがSUS(ステンレス材)の場合に
は、図6に示すように、被接合部材である集電リング1
3に割れ、ひびなどの塑性変形を発生させないで接合で
きる領域は図6中MECの領域であり、この領域では最
大クランプ力と最小クランプ力の比はおよそ3:2とな
る。よって、ホーン11をy軸方向にクランプする際の
x軸投影圧力は、以下の通りでなくてはならない。
【0028】ベクトルPr≧1/2・(ベクトルP) このとき ベクトルPr=ベクトルP×(r2−x1 21/2/r であるから、 ベクトルP×(r2−x1 21/2/r≧1/2・(ベクト
ルP) となり、ベクトルPが相殺され、 (r2−x1 21/2/r≧1/2 となる。
【0029】ここで、 (r2−x1 21/2/r=sinθ1 であることから、 sinθ1≧1/2 である。よって、θ1≧30度となる。 つまり、図4においてハッチングで示す境域60度の部
分、つまりホーン11の押圧方向を中心にして60度の
範囲内での接合が可能となる。ここで、実際のホーン
(あるいは集電リング13)11はy軸に対して鏡面対
象であることから、押圧面Oのうち中央部の120度
(60度×2)の開き角度を持った部分が円周状に超音
波溶接ができる範囲となる。つまり、この範囲であれ
ば、集電リング13がSUSの場合も含めて超音波溶接
ができることとなる。
【0030】(2)ホーンの押圧面を集電リングの外周
面の円弧の半径よりも小さな半径で形成する場合ホーン
11により集電リング13の外周面Gから中心に向かっ
て押圧力を作用 させるためには、ホーン11の押圧面Oを集電リング1
3の外周面Gの円弧の半径よりも小さな半径で形成すれ
ばホーン11により集電リング13に押圧力を均一に作
用させることができる(図7参照)。この場合、ホーン
11により集電リング13の周囲から破壊が発生しない
範囲内で押圧力を作用させることが必要である。
【0031】集電リング13がAl(アルミ材)製の部
品である場合には、集電リング13の変形量は、ホーン
11あるいはアンビル12に接している集電リング13
の最小厚さtsmallの1/2以下の塑性変形量にとどめ
なければ、集電リング13の破壊が発生する。よって、
ホーン11の押圧面Oの半径rhの条件を、図7に示す
ように、集電リング13の外周面Gの半径rと関連づけ
て表すと以下のような関係でなければならない。 rh=r−δ(条件としてはδ≦1/2・tsmall) ここで、最小厚さtsmallとは、集電リング13あるい
は集電タブ14のうち小さい方の厚さの1/2の値であ
る。したがって、ホーン11の押圧面Oの半径rhを、
集電リング13の半径rに対して破壊しない程度に小さ
くすることで、集電リング13の外周面Gから押圧力を
付与して、超音波溶接を行うことができる。
【0032】(3)ホーンの押圧面180度の範囲全体
を用いて超音波溶接を行う場合 前記(1)において説明したように、ホーン11の押圧
面Oを真円形状の円弧にした場合には120度の範囲ま
で超音波溶接を行うことができるが、その120度の範
囲を超える範囲、つまり120度〜180度の開き角度
を持った部分においても超音波溶接を可能とすれば、で
きる限り集電リングを塑性変形させることなく2度(1
80度×2=360度)の溶接で集電リング13全周へ
の溶接が行えることとなる。120度〜180度の開き
角度を持った部分、つまり、図4におけるBの領域は、
単にホーン11を集電リング13に押圧するだけでは押
圧力を作用させることができない領域であるが、集電リ
ング13を塑性変形させて接合することが可能である。
よって、ホーン11の押圧面Oの半径rhを、集電リン
グ13の半径rに対して破壊しない程度に小さくするこ
とで、集電リング13の外周面Gから押圧力を付与して
溶接を行うことができる。
【0033】図8に示すように、集電リング13の外周
面Gの半径をrとした場合に、y=0の点P2のx座標
を x=r−δ とし、その点P2とθ=30度の円弧上の点P3を直線
あるいは円弧(曲率半径r)で結んだ形状とすることに
より、180度の範囲までも溶接を行うことができる。
尚、δの範囲は前述と同様、δ≦1/2・tsmallであ
る。
【0034】つまり、前述した2つの手法(1)(2)
を用い、集電リング13を塑性変形させる範囲を最小限
にしてホーン11の押圧面Oの180度全体にわたって
超音波溶接を可能とするのである。ここで、前記120
度の範囲を挟むようにして設定された30度の開き角度
を持った部分については、x座標上の点からr−δに設
定されているため、集電リング13が破壊することはな
い点は前述した通りである。
【0035】図9〜図11は、図1に示すホーン11の
押圧面Oの形状を具体的に示すものである。図9に示す
のは、前記(1)の手法に対応して、ホーン11が集電
リング13の外周面Gに整合し、かつ120度の開き角
度を持った弧状の押圧面Oを備えたものである。このよ
うに構成することで、ホーン11とアンビル12との間
で、集電リング13を変形させることなく集電タブ14
を集電リング13に確実に押圧することができるため、
集電リング13の曲率半径を変化させることなく溶接を
行うことができる。
【0036】また、ホーン11を集電リング13に押圧
した場合に、押圧力の分力を押圧面Oから中心方向に向
かって集電リング13の外周面Gに有効に作用させて集
電タブ14を集電リング13に押圧することができるた
め、集電タブ14の配置場所に影響されず確実に溶接を
行うことができる。したがって、集電タブ14の溶着を
減少させ、加工強度の均一化と溶接の際の集電タブ14
の破損を防止できる。ここで、このホーン11を使用し
た場合には、集電リング13の外周面Gを120度の範
囲づつ溶接するため、1サイクルの溶接が終了すると、
ホーン11あるいは巻回体16を120度回転させ、3
サイクルで巻回体16の片側の集電リング13への溶接
作業を行うことになる。
【0037】図10に示すのは、前記(2)の手法に対
応して、ホーン11の押圧面Oが180度の開き角度を
持った弧状の押圧面Oであり、図7に示したように、集
電リング13の外周面Gの円弧の半径rよりも小さな半
径rhで形成されたものである。具体的には、ホーン1
1の押圧面Oの半径rhが二点鎖線で示す集電リング1
3の外周面Gに対して、押し込みしろδ(r−rh)の
範囲内で小さい半径rhに形成されている。このように
構成することで、ホーン11により集電リング13を押
圧すると、集電リング13はホーン11の押圧面Oによ
り縮径するように(径が小さくなるように)変形するた
め、集電リング13の外周面Gの全域にわたり集電タブ
14を集電リング13に押圧することができる。よっ
て、180度の範囲であっても全域にわたって確実に溶
接を行うことができる。したがって、集電タブ14の溶
着を減少させ、加工強度の均一化と溶接の際の集電タブ
14の破損を防止できる。また、ホーン11による溶接
作業を2回(180度×2=360度)行うだけで集電
タブ14を集電リング13に溶接することができるた
め、生産効率を向上させることができる。
【0038】図11に示すのは、前記(3)の手法に対
応して、前記ホーン11の押圧面Oが180度の開き角
度を持った押圧面Oであり、押圧面Oのうち中央部の1
20度の開き角度を持った部分は、集電リング13の外
周面Gに整合する押圧部O1であり、該押圧部O1を挟
むように設けられた30度の開き角度を持つ部分は集電
リング13の外周面Gに対して押し込みしろδ(図8に
示す)を与える押し込み押圧部O2である。
【0039】このように構成することで、前記押圧部O
1では、押圧力の分力を押圧面Oから中心方向に向かっ
て集電リング13の外周面Gに作用させることができ、
押し込み押圧部O2では、集電リング13を縮径する方
向に変位させながら押し込んで押圧することができる。
したがって、ホーン11の押圧面Oの開き角度を、例え
ば、180度にした場合でも、集電リング13の全周に
わたり集電タブ14を集電リング13に確実に押圧して
溶接を行うことができる。よって、集電タブ14の溶着
を減少させ、加工強度の均一化と溶接の際の集電タブ1
4の破損を防止できる。また、ホーン11による溶接作
業を2回(180度×2=360度)行うだけで集電タ
ブ14を集電リング13に溶接することができるため、
生産効率を向上させることができる。
【0040】尚、この発明は上記実施形態に限られるも
のではなく、例えば、電池は二次電池に限られず、巻回
体16を備えているものであれば一次電池にも適用する
ことができる。また、前記実施形態においては円環状の
集電リング13に溶接をする場合について説明したが、
円板状の集電体に溶接する場合にも適用することができ
る。この場合にはアンビルはホーン11と反対側から集
電リング13の外周面Gを支持することとなる。このよ
うに構成することにより、ホーン11の振動が集電リン
グ13の直径方向に力を付与するのを回避して、円板状
の集電体に集電タブ14を押圧することが可能となるた
め、ホーン11の振動が集電体に対する集電タブ14の
押圧に悪影響を与えることなく、集電タブ14の溶着を
減少させ、加工強度の均一化と溶接の際の集電タブ14
の破損を防止して溶接することができる。そして、前記
実施携帯では集電タブ14が3箇所に設けられた場合に
ついて説明したが、これは一例であって、3箇所以外に
設けられている場合についても適用することができる。
更に、ホーン11の押圧面Oが集電リング13の外周面
Gに整合する場合には、ホーン11の押圧面Oとして設
定できる開き角度は120度に限定されるものではな
く、それより小さい角度ならば、開き角度は限定されな
い。更にまた、クランプ15により集電リング13を保
持する場合を例にして説明したが、クランプを省略する
ことも可能である。
【0041】
【発明の効果】以上説明してきたように、請求項1に記
載した発明によれば、集電リングを集電タブを挟み込ん
だ状態で内周側と外周側とからホーンとアンビルとで挟
み込むことで、集電リングを外周側のみで押圧した場合
に比較して集電リング全体に偏った力を作用させること
なく集電タブを集電リングに押圧することが可能となる
ため、集電リングを変形させることなく、ホーンの押圧
力により精度の高い溶接を行うことができる効果があ
る。
【0042】請求項2に記載した発明によれば、請求項
1の効果に加え、ホーンとアンビルとの間で、集電リン
グを変形させることなく集電タブを集電リングに確実に
押圧することが可能となるため、集電リングの曲率半径
を変化させることなく溶接を行うことができるという効
果がある。また、平面で集電タブを押圧した場合に比較
して、集電タブの溶着を減少させ、加工強度の均一化と
溶接の際の集電タブの破損を防止できる効果がある。
【0043】請求項3に記載した発明によれば、請求項
2の効果に加え、ホーンを押圧した場合に、押圧力の分
力を押圧面から中心方向に向かって集電リングの外周面
に有効に作用させて集電タブを集電リングに押圧するこ
とが可能となるため、集電タブを配置場所に影響されず
確実に溶接を行うことができるという効果がある。
【0044】請求項4に記載した発明によれば、ホーン
により集電リングを押圧すると、集電リングはホーンの
押圧面により縮径するように変形するため、集電リング
の押圧面の全域にわたり集電タブを集電リングに押圧す
ることが可能となるため、ホーンの押圧面の開き角度
を、例えば、180度にした場合でも、押圧面に対応す
る部位にある集電タブを集電リングに押圧して確実に溶
接を行うことができるという効果がある。また、平面で
集電タブを押圧した場合に比較して、集電タブの溶着を
減少させ、加工強度の均一化と溶接の際の集電タブの破
損を防止できる効果がある。
【0045】請求項5に記載した発明によれば、前記押
圧部では、押圧力の分力を押圧面から中心方向に向かっ
て集電リングの外周面に作用させることが可能となり、
押し込み押圧部では、集電リングを縮径する方向に変位
させながら押し込んで押圧することが可能となるため、
ホーンの押圧面の開き角度を、例えば、180度にした
場合でも、集電リングの全周にわたり集電タブを集電リ
ングに確実に押圧して溶接を行うことができるという効
果がある。また、平面で集電タブを押圧した場合に比較
して、集電タブの溶着を減少させ、加工強度の均一化と
溶接の際の集電タブの破損を防止できる効果がある。
【0046】請求項6に記載した発明によれば、前記各
請求項の効果に加え、ホーンの振動が集電リングの直径
方向に力を付与するのを回避することが可能となるた
め、ホーンの振動がホーンとアンビルによる集電リング
と集電タブとのクランプに悪影響を与えることなく溶接
を行うことができるという効果がある。
【0047】請求項7に記載した発明によれば、ホーン
の振動が集電リングの直径方向に力を付与するのを回避
して、円板状の集電体に集電タブを押圧することが可能
となるため、ホーンの振動が集電体に対する集電タブの
押圧に悪影響を与えることなく溶接を行うことができる
という効果がある。また、平面で集電タブを押圧した場
合に比較して、集電タブの溶着を減少させ、加工強度の
均一化と溶接の際の集電タブの破損を防止できる効果が
ある。
【0048】請求項8に記載した発明によれば、ホーン
とアンビルとにより集電タブと集電リングとを挟持し、
ホーンの直径方向には振動を付与せず集電リングを軸方
向に振動させることが可能となるため、確実に集電リン
グに集電タブを溶接することができるという効果があ
る。また、平面で集電タブを押圧した場合に比較して、
集電タブの溶着を減少させ、加工強度の均一化と溶接の
際の集電タブの破損を防止できる効果がある。
【0049】請求項9に記載した発明によれば、請求項
8の効果に加え、ホーンの押圧面の各部から作用する押
圧力の分力で集電タブを集電リングに押圧することが可
能となるため、集電リングに変形させることなく安定し
た状態で集電リングに集電タブを溶接することができる
という効果がある。
【0050】請求項10に記載した発明によれば、請求
項8の効果に加え、ホーンにより集電リングを押圧する
と、集電リングはホーンの押圧面により縮径するように
変形するため、集電リングの押圧面の全域にわたり集電
タブを集電リングに押圧することが可能となるため、ホ
ーンの押圧面の開き角度を、例えば、180度にした場
合でも、押圧面に対応する部位にある集電タブを集電リ
ングに押圧して確実に溶接を行うことができるという効
果がある。
【0051】請求項11に記載した発明によれば、請求
項8の効果に加え、ホーンの押圧面のうち、ホーンの押
圧方向の分力が作用する範囲ではホーンの押圧力によ
り、また、ホーンの押圧力の分力が不足する部分では、
ホーンの押し込み力により集電リングを変形させて、集
電リングを押圧することが可能となるため、ホーンの押
圧面の開き角度を、例えば、180度にした場合でも、
集電リングの全周にわたり集電タブを集電リングに確実
に押圧して溶接を行うことができるという効果がある。
したがって、ホーンによる溶接作業を2回行うだけで集
電タブを集電リングに溶接することができるため、生産
効率を向上させることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施形態の斜視図である。
【図2】 この発明の実施形態の溶接状態を示す斜視図
である。
【図3】 (1)の手法を説明するグラフ図である。
【図4】 (1)の手法を説明するグラフ図である。
【図5】 アルミ材における出力とクランプ力との関係
を示すグラフ図である。
【図6】 ステンレス材における出力とクランプ力との
関係を示すグラフ図である。
【図7】 (2)の手法を説明するグラフ図である。
【図8】 (3)の手法を説明するグラフ図である。
【図9】 ホーンの第1の実施形態を示す平面図であ
る。
【図10】 ホーンの第2の実施形態を示す平面図であ
る。
【図11】 ホーンの第3の実施形態を示す平面図であ
る。
【図12】 従来技術の説明図である。
【符号の説明】
11 ホーン 12 アンビル 13 集電リング 14 集電タブ 17 電極 O 押圧面 S 支持面 G 外周面 N 内周面 O1 押圧部 O2 押し込み押圧部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 青木 保憲 神奈川県厚木市岡田4丁目3番14号 日本 エマソン株式会社ブランソン事業本部内 Fターム(参考) 4E067 AA05 BF00 CA04 EA04 EB09 5H022 BB28 CC02 CC12 CC15 5H050 AA14 AA19 DA04 FA05 GA03 GA07 GA29 GA30 HA00 HA12

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻回された帯状の両電極から延出する集
    電タブと、円環状の集電リングとを、超音波溶接により
    接合する電池における集電タブと集電体の溶接装置であ
    って、集電リングを外周側から押圧するホーンと、集電
    リングを内周側から支持するアンビルとを備えているこ
    とを特徴とする電池における集電タブと集電体の溶接装
    置。
  2. 【請求項2】 前記ホーンが集電リングの外周面に整合
    する押圧面を備え、前記アンビルが集電リングの内周面
    に整合する支持面を備えていることを特徴とする請求項
    1に記載の電池における集電タブと集電体の溶接装置。
  3. 【請求項3】 前記ホーンの押圧面が120度の開き角
    度を持った弧状の押圧面を備えていることを特徴とする
    請求項2に記載の電池における集電タブと集電体の溶接
    装置。
  4. 【請求項4】 巻回された帯状の両電極から延出する集
    電タブと、円環状の集電リングとを、超音波溶接により
    接合する電池における集電タブと集電体の溶接装置であ
    って、集電リングを外周側から押圧するホーンと、集電
    リングを内周側から支持するアンビルとを備え、前記ホ
    ーンが集電リングの外周面を押圧する押圧面を備え、前
    記ホーンの押圧面が集電リングの外周面の円弧の半径よ
    りも小さな半径で形成されていることを特徴とする電池
    における集電タブと集電体の溶接装置。
  5. 【請求項5】 巻回された帯状の両電極から延出する集
    電タブと、円環状の集電リングとを、超音波溶接により
    接合する電池における集電タブと集電体の溶接装置であ
    って、集電リングを外周側から押圧するホーンと、集電
    リングを内周側から支持するアンビルとを備え、前記ホ
    ーンが集電リングの外周面を押圧する押圧面を備え、前
    記ホーンの押圧面が180度の開き角度を持った押圧面
    であり、押圧面のうち中央部の120度の開き角度を持
    った部分は、集電リングの外周面に整合する押圧部であ
    り、該押圧部を挟むように設けられた30度の開き角度
    を持つ部分は集電リングの外周面に対して押し込みしろ
    を与える押し込み押圧部であることを特徴とする電池に
    おける集電タブと集電体の溶接装置。
  6. 【請求項6】 前記ホーンを集電リングの軸方向に振動
    させることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか
    に記載の電池における集電タブと集電体の溶接装置。
  7. 【請求項7】 巻回された帯状の両電極から延出する集
    電タブと、円板状の集電体とを、超音波溶接により接合
    する電池における集電タブと集電体の溶接装置であっ
    て、集電体を外周側から押圧するホーンと、集電体を支
    持するアンビルとを備え、前記ホーンが集電体の外周面
    に整合する押圧面を備え、前記ホーンを集電体の軸方向
    に振動させることを特徴とする電池における集電タブと
    集電体の溶接装置。
  8. 【請求項8】 巻回された帯状の両電極から延出する集
    電タブと、円環状の集電リングとを、弧状の押圧面を備
    えたホーンと弧状の支持面を備えたアンビルとで挟持し
    て超音波溶接により接合する電池における集電タブと集
    電体の溶接方法であって、集電リングの内周面であって
    溶接対象部位の裏側に、集電リングに対応するアンビル
    の支持面を当接させた状態で配置し、集電リングの外周
    面の溶接対象部位に集電タブをセットし、集電リングの
    外周面に対応するホーンの押圧面により集電タブを集電
    リングに押圧すると共にホーンの振動方向を集電リング
    の軸方向に設定して集電タブを集電リングに溶接するこ
    とを特徴とする電池における集電タブと集電体の溶接方
    法。
  9. 【請求項9】 前記ホーンを集電リングに押圧するに際
    して、ホーンの押圧面の各部における押圧力の分力で集
    電リングを周囲から押圧することを特徴とする請求項8
    に記載した電池における集電タブと集電体の溶接方法。
  10. 【請求項10】 前記ホーンを集電リングに押圧するに
    際して、ホーンの押圧面により集電リングを縮径する方
    向に変位させながら押し込んで押圧することを特徴とす
    る請求項8に記載した電池における集電タブと集電体の
    溶接方法。
  11. 【請求項11】 前記ホーンを集電リングに押圧するに
    際して、ホーンの押圧方向を中心にしてホーンの押圧面
    の両側60度の範囲内では、ホーンの押圧面の各部にお
    ける押圧力の分力で集電リングを押圧し、前記60度〜
    90度の範囲では、ホーンの押圧面により集電リングを
    縮径する方向に変位させながら押し込んで押圧すること
    を特徴とする請求項8に記載した電池における集電タブ
    と集電体の溶接方法。
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