JP2002075280A - 蛍光ランプ - Google Patents
蛍光ランプInfo
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- Common Detailed Techniques For Electron Tubes Or Discharge Tubes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 電極部における口金の取付けに際して、リー
ド線の引き回しを必要とする蛍光ランプにおいて、リー
ド線の短絡接触を容易かつ簡便に防止することができる
よう構成した蛍光ランプを提供する。 【解決手段】 ガラス管21の両端部にステム12介し
て封止される電極14と、前記ガラス管の端部に取付け
る口金の口金ピンとを、リード線により相互に接続して
なる蛍光ランプ20において、前記リード線は、前記ス
テム12に封着されると共にガラス管の封止端面24a
より外方まで引き出され、かつ表面が絶縁処理されたジ
ュメット線17a、17bとこのジュメット線の端部と
接続して延在し、口金ピンと接続される外部リード線1
8a、18bと接合した構成とする
ド線の引き回しを必要とする蛍光ランプにおいて、リー
ド線の短絡接触を容易かつ簡便に防止することができる
よう構成した蛍光ランプを提供する。 【解決手段】 ガラス管21の両端部にステム12介し
て封止される電極14と、前記ガラス管の端部に取付け
る口金の口金ピンとを、リード線により相互に接続して
なる蛍光ランプ20において、前記リード線は、前記ス
テム12に封着されると共にガラス管の封止端面24a
より外方まで引き出され、かつ表面が絶縁処理されたジ
ュメット線17a、17bとこのジュメット線の端部と
接続して延在し、口金ピンと接続される外部リード線1
8a、18bと接合した構成とする
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蛍光ランプに取付
ける口金内部におけるリード線の構成配置に係り、特に
コンパクト形蛍光ランプの口金ピンに対してそれぞれ接
続するリード線の引き回しに際し、リード線相互の短絡
接触を容易かつ簡便に防止するよう構成した蛍光ランプ
に関するものである。
ける口金内部におけるリード線の構成配置に係り、特に
コンパクト形蛍光ランプの口金ピンに対してそれぞれ接
続するリード線の引き回しに際し、リード線相互の短絡
接触を容易かつ簡便に防止するよう構成した蛍光ランプ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来において、蛍光ランプに口金付けを
行う場合、直管形の蛍光ランプにおいては、口金から突
出している口金ピンの向きが、ガラス管の長手方向とな
るため、各電極から導出されるリード線(外部リード
線)が、相互に接触するようなことはない。
行う場合、直管形の蛍光ランプにおいては、口金から突
出している口金ピンの向きが、ガラス管の長手方向とな
るため、各電極から導出されるリード線(外部リード
線)が、相互に接触するようなことはない。
【0003】一方、コンパクト形蛍光ランプのように、
ガラス管をU字形に折曲げ加工して、その一端部側にお
いて両電極を一括するように口金を構成したものでは、
口金ピンがガラス管の長手方向とは異なる方向にある場
合、各電極から導出される外部リード線は口金ピンの向
きに合わせて、適宜引き回しを行う必要がある。このた
め、外部リード線の引き回しに際して、外部リード線が
相互に接触し、短絡事故を生じることがある。そこで、
従来においては、このような外部リード線の短絡接触を
防止するため、例えば外部リード線に対してシリコーン
樹脂製のチューブ等の絶縁チューブを被せる等の手段が
採用されていた。
ガラス管をU字形に折曲げ加工して、その一端部側にお
いて両電極を一括するように口金を構成したものでは、
口金ピンがガラス管の長手方向とは異なる方向にある場
合、各電極から導出される外部リード線は口金ピンの向
きに合わせて、適宜引き回しを行う必要がある。このた
め、外部リード線の引き回しに際して、外部リード線が
相互に接触し、短絡事故を生じることがある。そこで、
従来においては、このような外部リード線の短絡接触を
防止するため、例えば外部リード線に対してシリコーン
樹脂製のチューブ等の絶縁チューブを被せる等の手段が
採用されていた。
【0004】図8は、前述した従来のコンパクト形蛍光
ランプにおける口金(図示せす)を取付けるガラス管の
端部に形成した電極部とそのリード線の構成配置を示す
要部断面図である。すなわち、図8において、蛍光ラン
プ10のガラス管11の端部における電極構造は、フレ
ア部13を備えたステム12が一体的に設けられ、ガラ
ス管11の内部に配置されたフィラメント電極14に接
続された内部リード線16a、16b(1電極一対の内
部リード線)は、前記フィラメント電極14を封止する
ように設けられたステム12を貫通する封着線としての
ジュメット線17a、17bの一端に接合される。そし
て、前記ジュメット線17a、17bの他端には、外部
リード線18a、18bを接合(19a、19b)し
て、この外部リード線18a、18bを、適宜引き回し
て、口金の取付けに際しそれぞれ対応する口金ピンと接
続するように構成される。なお、図8において、参照符
号15は排気用細管を示すものである。
ランプにおける口金(図示せす)を取付けるガラス管の
端部に形成した電極部とそのリード線の構成配置を示す
要部断面図である。すなわち、図8において、蛍光ラン
プ10のガラス管11の端部における電極構造は、フレ
ア部13を備えたステム12が一体的に設けられ、ガラ
ス管11の内部に配置されたフィラメント電極14に接
続された内部リード線16a、16b(1電極一対の内
部リード線)は、前記フィラメント電極14を封止する
ように設けられたステム12を貫通する封着線としての
ジュメット線17a、17bの一端に接合される。そし
て、前記ジュメット線17a、17bの他端には、外部
リード線18a、18bを接合(19a、19b)し
て、この外部リード線18a、18bを、適宜引き回し
て、口金の取付けに際しそれぞれ対応する口金ピンと接
続するように構成される。なお、図8において、参照符
号15は排気用細管を示すものである。
【0005】このように構成された従来の蛍光ランプの
電極部とそのリード線の構成配置においては、前記外部
リード線18a、18bの引き回しに際して、図8に示
すように、交点Xで相互接触を生じてしまう。このた
め、前記外部リード線18a、18bの一方もしくは両
方に対し、それぞれ前述したように絶縁チューブを被せ
ることにより、外部リード線相互の短絡接触を防止する
ことができる。
電極部とそのリード線の構成配置においては、前記外部
リード線18a、18bの引き回しに際して、図8に示
すように、交点Xで相互接触を生じてしまう。このた
め、前記外部リード線18a、18bの一方もしくは両
方に対し、それぞれ前述したように絶縁チューブを被せ
ることにより、外部リード線相互の短絡接触を防止する
ことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来の蛍光ランプにおける外部リード線相互の短絡接
触を防止する手段によれば、外部リード線に絶縁チュー
ブを被せるための設備が必要となり、製造コストが増大
するばかりでなく、絶縁チューブの被せ作業が煩雑とな
り、この種の蛍光ランプの生産性を低下させる問題点が
あった。
た従来の蛍光ランプにおける外部リード線相互の短絡接
触を防止する手段によれば、外部リード線に絶縁チュー
ブを被せるための設備が必要となり、製造コストが増大
するばかりでなく、絶縁チューブの被せ作業が煩雑とな
り、この種の蛍光ランプの生産性を低下させる問題点が
あった。
【0007】従って、本発明の目的は、電極部における
口金の取付けに際して、リード線の引き回しを必要とす
る蛍光ランプにおいて、リード線の短絡接触を容易かつ
簡便に防止することができるよう構成した蛍光ランプを
提供することにある。
口金の取付けに際して、リード線の引き回しを必要とす
る蛍光ランプにおいて、リード線の短絡接触を容易かつ
簡便に防止することができるよう構成した蛍光ランプを
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者は、蛍光ランプ
の電極一対の内部リード線と外部リード線との接続部間
のステムによって封止される部分において、表面が絶縁
物で被覆されたジュメット線を蛍光ランプの封止短面よ
りも外部へ引出して露呈させることにより、口金の取付
けのためのリード線の引き回しに際し、ジュメット線が
相互接触したとしてもその絶縁性を十分に維持し、リー
ド線の短絡接触を容易かつ簡便に防止することができる
ことを突き止めた。
の電極一対の内部リード線と外部リード線との接続部間
のステムによって封止される部分において、表面が絶縁
物で被覆されたジュメット線を蛍光ランプの封止短面よ
りも外部へ引出して露呈させることにより、口金の取付
けのためのリード線の引き回しに際し、ジュメット線が
相互接触したとしてもその絶縁性を十分に維持し、リー
ド線の短絡接触を容易かつ簡便に防止することができる
ことを突き止めた。
【0009】前記の目的を達成するため、本発明に係る
蛍光ランプは、ガラス管の両端部にステムを介して封止
される電極と、前記ガラス管の端部に取付ける口金の口
金ピンとを、リード線により相互に接続してなる蛍光ラ
ンプにおいて、前記リード線は、前記ステムに封着され
るとともにガラス管の封止端面より外方まで引き出さ
れ、かつ表面が絶縁処理されたジュメット線とこのジュ
メット線の端部と接続して延在し、口金ピンと接続され
る外部リード線と接合して構成されていることを特徴と
する。
蛍光ランプは、ガラス管の両端部にステムを介して封止
される電極と、前記ガラス管の端部に取付ける口金の口
金ピンとを、リード線により相互に接続してなる蛍光ラ
ンプにおいて、前記リード線は、前記ステムに封着され
るとともにガラス管の封止端面より外方まで引き出さ
れ、かつ表面が絶縁処理されたジュメット線とこのジュ
メット線の端部と接続して延在し、口金ピンと接続され
る外部リード線と接合して構成されていることを特徴と
する。
【0010】この場合、前記ガラス管は、電極が封装さ
れた両端部が同一方向に位置するように少なくとも一箇
所が屈曲形成されていることを特徴とする。
れた両端部が同一方向に位置するように少なくとも一箇
所が屈曲形成されていることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る蛍光ランプの
実施例につき、添付図面を参照しながら、以下詳細に説
明する。
実施例につき、添付図面を参照しながら、以下詳細に説
明する。
【0012】図1および図2は、本発明に係る蛍光ラン
プの一実施例を示すもので、コンパクト形蛍光ランプ2
0における口金30(後述する)を取付けるガラス管2
1の端部に形成された電極部とそのリード線の構成配置
を示す、それぞれ要部断面図である。なお、説明の便宜
上、前述した図8に示す従来の蛍光ランプ10における
構成要素と同一の構成要素については、同一の参照符号
を使用して説明する。
プの一実施例を示すもので、コンパクト形蛍光ランプ2
0における口金30(後述する)を取付けるガラス管2
1の端部に形成された電極部とそのリード線の構成配置
を示す、それぞれ要部断面図である。なお、説明の便宜
上、前述した図8に示す従来の蛍光ランプ10における
構成要素と同一の構成要素については、同一の参照符号
を使用して説明する。
【0013】図1および図2において、本実施例の蛍光
ランプ20は、従来の蛍光ランプと同様に、ガラス管2
1の端部における電極構造は、フレア部13を備えたス
テム12が一体的に設けられ、ガラス管21の内部に封
装されて配置されたフィラメント電極14に接続された
内部リード線16a、16b(1電極一対の内部リード
線)は、前記フィラメント電極14を封止するように設
けられたステム12を貫通する封着線としてのジュメッ
ト線17a、17bの一端に接合される。そして、前記
ジュメット線17a、17bの他端には、外部リード線
18a、18bを接合(19a、19b)した構成から
なる。以上の構成は、基本的に従来の蛍光ランプにおけ
る電極部とそのリード線の構成配置と同じである。
ランプ20は、従来の蛍光ランプと同様に、ガラス管2
1の端部における電極構造は、フレア部13を備えたス
テム12が一体的に設けられ、ガラス管21の内部に封
装されて配置されたフィラメント電極14に接続された
内部リード線16a、16b(1電極一対の内部リード
線)は、前記フィラメント電極14を封止するように設
けられたステム12を貫通する封着線としてのジュメッ
ト線17a、17bの一端に接合される。そして、前記
ジュメット線17a、17bの他端には、外部リード線
18a、18bを接合(19a、19b)した構成から
なる。以上の構成は、基本的に従来の蛍光ランプにおけ
る電極部とそのリード線の構成配置と同じである。
【0014】しかるに、本実施例の蛍光ランプ20にお
いては、前記ジュメット線17a、17bの他端と外部
リード線18a、18bとを、接合(19a、19b)
する位置を変更している。すなわち、本実施例において
は、前記ジュメット線17a、17bの他端を、蛍光ラ
ンプ20のガラス管21の端部に取付けられる口金30
(後述する)によって封止される封止部24(後述す
る)の端面24aの位置まで少なくとも引出すことを特
徴とする。そして、この場合、前記ジュメット線17
a、17bについては、少なくともその一方のジュメッ
ト線17aまたは17bに対し、十分な絶縁性を有する
金属酸化物層を形成したり、シリコーン樹脂やエナメル
等の被覆を施すことによって、絶縁被膜が形成されてい
ることを特徴とする。
いては、前記ジュメット線17a、17bの他端と外部
リード線18a、18bとを、接合(19a、19b)
する位置を変更している。すなわち、本実施例において
は、前記ジュメット線17a、17bの他端を、蛍光ラ
ンプ20のガラス管21の端部に取付けられる口金30
(後述する)によって封止される封止部24(後述す
る)の端面24aの位置まで少なくとも引出すことを特
徴とする。そして、この場合、前記ジュメット線17
a、17bについては、少なくともその一方のジュメッ
ト線17aまたは17bに対し、十分な絶縁性を有する
金属酸化物層を形成したり、シリコーン樹脂やエナメル
等の被覆を施すことによって、絶縁被膜が形成されてい
ることを特徴とする。
【0015】従って、このように構成した本実施例の蛍
光ランプ20は、口金の取付けのための外部リード線1
8a、18bの引き回しに際し、前記ジュメット線17
a、17bの相互接触を可能にする(図2に示す交点X
参照)と共に、その絶縁性を十分に維持し、外部リード
線18a、18bの相互接触を回避し、リード線の短絡
接触を容易かつ簡便に防止することができる。
光ランプ20は、口金の取付けのための外部リード線1
8a、18bの引き回しに際し、前記ジュメット線17
a、17bの相互接触を可能にする(図2に示す交点X
参照)と共に、その絶縁性を十分に維持し、外部リード
線18a、18bの相互接触を回避し、リード線の短絡
接触を容易かつ簡便に防止することができる。
【0016】次に、前述した本発明に係る蛍光ランプ2
0と、この蛍光ランプ20に取付けられる口金30の実
施例について説明する。
0と、この蛍光ランプ20に取付けられる口金30の実
施例について説明する。
【0017】図3は、本発明に係る蛍光ランプ20に取
付ける口金30の一実施例を示す断面図、図4は前記口
金30の平面図、図5は図4のA−A断面図、図6の
(a)は蛍光ランプ20の全体を示す正面図、図6の
(b)は(a)に示す口金30の端面図である。
付ける口金30の一実施例を示す断面図、図4は前記口
金30の平面図、図5は図4のA−A断面図、図6の
(a)は蛍光ランプ20の全体を示す正面図、図6の
(b)は(a)に示す口金30の端面図である。
【0018】本実施例の蛍光ランプ(コンパクト形蛍光
ランプ)20は、一般的に、発光管からなるガラス管2
1の基端側(片側)に口金30が固定され、ガラス管2
1の先端から口金30までの全長aが、例えば100m
m以上に構成されている。
ランプ)20は、一般的に、発光管からなるガラス管2
1の基端側(片側)に口金30が固定され、ガラス管2
1の先端から口金30までの全長aが、例えば100m
m以上に構成されている。
【0019】ガラス管20は、透光性を有するガラス材
により直管状に形成され、その一部をU字形に折曲げて
相互に連通した構成からなる。そして、ガラス管21の
内面には、例えば3波長発光形蛍光体やハロリン酸蛍光
体等の蛍光体膜が形成され、またガラス管21内には、
アルゴン等の希ガスおよび水銀が封入されている。
により直管状に形成され、その一部をU字形に折曲げて
相互に連通した構成からなる。そして、ガラス管21の
内面には、例えば3波長発光形蛍光体やハロリン酸蛍光
体等の蛍光体膜が形成され、またガラス管21内には、
アルゴン等の希ガスおよび水銀が封入されている。
【0020】ガラス管21の両端、すなわちガラス管2
1の両端部には、図示しないが電極が封止された封止部
24が形成されている。電極は、例えばステムに対して
一対のウエルズで支持されたフィラメントを有してお
り、ステムを介してガラス管21の各端部に溶着されて
いる。各封止部24の端面には、ガラス管21内を排気
して希ガスおよび水銀を封入した後に、封止されるステ
ムの排気管25が突出されている共に、各ウエルズに電
気的に接続された一対のリード線26が導出されてい
る。この一対のリード線26の構成は、前述した図1お
よび図2に示す実施例に記載の通りであり、その詳細な
説明は省略する。なお、排気管25には、必要に応じて
ガラス管21内の水銀蒸気圧を調整するアマルガムが収
容される。また、各封止部24は、端面24aが略平坦
状に形成されていると共に、周面24bが円筒状に形成
されている。
1の両端部には、図示しないが電極が封止された封止部
24が形成されている。電極は、例えばステムに対して
一対のウエルズで支持されたフィラメントを有してお
り、ステムを介してガラス管21の各端部に溶着されて
いる。各封止部24の端面には、ガラス管21内を排気
して希ガスおよび水銀を封入した後に、封止されるステ
ムの排気管25が突出されている共に、各ウエルズに電
気的に接続された一対のリード線26が導出されてい
る。この一対のリード線26の構成は、前述した図1お
よび図2に示す実施例に記載の通りであり、その詳細な
説明は省略する。なお、排気管25には、必要に応じて
ガラス管21内の水銀蒸気圧を調整するアマルガムが収
容される。また、各封止部24は、端面24aが略平坦
状に形成されていると共に、周面24bが円筒状に形成
されている。
【0021】U字形に折曲げ形成されたガラス管21の
対向部分には、例えば熱硬化性のシリコーン等の材質か
らなるスペーサ27介して、相互に固定している。この
場合、ガラス管21の先端からスペーサ27までの距離
bは、ガラス管21の先端から口金30までの全長aに
対して、30%以上に設定することができる。
対向部分には、例えば熱硬化性のシリコーン等の材質か
らなるスペーサ27介して、相互に固定している。この
場合、ガラス管21の先端からスペーサ27までの距離
bは、ガラス管21の先端から口金30までの全長aに
対して、30%以上に設定することができる。
【0022】また、口金30は、例えばコンパクト形蛍
光ランプ用のGY10q形であり、口金本体31、およ
びこの口金本体31の端面から突設された4本の口金ピ
ン32を有している。
光ランプ用のGY10q形であり、口金本体31、およ
びこの口金本体31の端面から突設された4本の口金ピ
ン32を有している。
【0023】口金本体31は、例えば絶縁性を有する樹
脂製で、外周面を断面が略長円形状となるように形成さ
れると共に、両端部が略平面状に形成されている。口金
本体31の外周面には、長手方向の両側位置に、図示し
ないソケットへの取付け用突部33が突出形成され、一
端面には各封止部24が収容される一対の収容部34が
並列に形成され、他端面には口金ピン32が突設されて
いる。すなわち、各口金ピン32は、各リード線挿通孔
39の位置に対応して、口金本体31の他端面から突設
している。
脂製で、外周面を断面が略長円形状となるように形成さ
れると共に、両端部が略平面状に形成されている。口金
本体31の外周面には、長手方向の両側位置に、図示し
ないソケットへの取付け用突部33が突出形成され、一
端面には各封止部24が収容される一対の収容部34が
並列に形成され、他端面には口金ピン32が突設されて
いる。すなわち、各口金ピン32は、各リード線挿通孔
39の位置に対応して、口金本体31の他端面から突設
している。
【0024】各収容部34は、封止部24の挿入を許容
するように封止部24の直径より僅かに大きい直径の円
形状で、口金本体31の一端面に開口形成されている。
各収容部34の奥側の端面(内底面)には、封止部24
の端面24aに接触可能とする端面保持部35が形成さ
れていると共に、各収容部34の内周面は、封止部24
の周面24bと接触可能とする周面保持部36が形成さ
れ、これら端面保持部35および周面保持部36によっ
て、封止部24の端面24aおよび周面24bと接触可
能とする発光管保持部37が形成されている。
するように封止部24の直径より僅かに大きい直径の円
形状で、口金本体31の一端面に開口形成されている。
各収容部34の奥側の端面(内底面)には、封止部24
の端面24aに接触可能とする端面保持部35が形成さ
れていると共に、各収容部34の内周面は、封止部24
の周面24bと接触可能とする周面保持部36が形成さ
れ、これら端面保持部35および周面保持部36によっ
て、封止部24の端面24aおよび周面24bと接触可
能とする発光管保持部37が形成されている。
【0025】各収容部34の内底面の端面保持部35に
は、封止部24の一部として封止部24の端面24aか
ら突出する排気管25やリード線26を進入し得る円筒
状の凹部38が形成されていると共に、各リード線26
が挿入される一対のリード線挿通孔39が並列に形成さ
れている。リード線挿通孔39は、収容部34から口金
本体31の他端面に貫通形成されると共に、収容部34
の方向に拡開するテーパ状に形成されている。凹部38
と各リード線挿通孔39との間には、端面保持部35が
切り欠かれて、凹部38と各リード線挿通孔39とが連
通する切欠部(連通部)40が形成されている。
は、封止部24の一部として封止部24の端面24aか
ら突出する排気管25やリード線26を進入し得る円筒
状の凹部38が形成されていると共に、各リード線26
が挿入される一対のリード線挿通孔39が並列に形成さ
れている。リード線挿通孔39は、収容部34から口金
本体31の他端面に貫通形成されると共に、収容部34
の方向に拡開するテーパ状に形成されている。凹部38
と各リード線挿通孔39との間には、端面保持部35が
切り欠かれて、凹部38と各リード線挿通孔39とが連
通する切欠部(連通部)40が形成されている。
【0026】ガラス管21と口金30とを組合せて固定
する場合には、口金本体31の各収容部34の周面保持
部36で、リード線挿通孔39に近い領域を除いたその
他の領域に、例えば熱硬化性のシリコーン等の材質から
なる接着剤(図示せず)を塗布し、ガラス管21の各封
止部24の端面24aから導出された各リード線26の
先端を、口金本体31の各収容部34を通じて各リード
線挿通孔39にそれぞれ挿通し、ガラス管21の各封止
部24を口金本体31の各収容部34に挿入し、各封止
部24の端面24aを各封止部24の内底面の端面保持
部35に当接させる。そして、この場合、前記各リード
線26の引き回しに際し、前記封止部24よりガラス管
21側において、各リード線26が相互に接触しても、
前述した図1および図2に示す実施例に記載されるリー
ド線の構成配置とすることにより、その短絡接触を容易
に防止することができることは明らかである。
する場合には、口金本体31の各収容部34の周面保持
部36で、リード線挿通孔39に近い領域を除いたその
他の領域に、例えば熱硬化性のシリコーン等の材質から
なる接着剤(図示せず)を塗布し、ガラス管21の各封
止部24の端面24aから導出された各リード線26の
先端を、口金本体31の各収容部34を通じて各リード
線挿通孔39にそれぞれ挿通し、ガラス管21の各封止
部24を口金本体31の各収容部34に挿入し、各封止
部24の端面24aを各封止部24の内底面の端面保持
部35に当接させる。そして、この場合、前記各リード
線26の引き回しに際し、前記封止部24よりガラス管
21側において、各リード線26が相互に接触しても、
前述した図1および図2に示す実施例に記載されるリー
ド線の構成配置とすることにより、その短絡接触を容易
に防止することができることは明らかである。
【0027】周面保持部36に塗布されていた接着剤
は、収容部34内に挿入される封止部24で押されて、
端面保持部35側にも回り込み、封止部24の端面24
aを端面保持部35に当接させた時には、封止部24の
端面24aおよび周面24bと端面保持部35および周
面保持部36との間に、略均一に介在される。
は、収容部34内に挿入される封止部24で押されて、
端面保持部35側にも回り込み、封止部24の端面24
aを端面保持部35に当接させた時には、封止部24の
端面24aおよび周面24bと端面保持部35および周
面保持部36との間に、略均一に介在される。
【0028】図7は、本発明に係る蛍光ランプ(コンパ
クト形蛍光ランプ)20の別の実施例を示すもので、前
述した実施例のコンパクト形蛍光ランプ20(シングル
形)において、U字形に折曲げた構成したガラス管21
を2本使用して、これらをブリッジによりW字形に結合
して構成したもの(ダフル形)である。従って、口金3
0の内部の基本的な構成は、前述した実施例と同様であ
り、ガラス管21と結合するための収容部が大きくなる
ため、その外観が拡大した形状となっている点において
相違しているのみであるから、詳細な説明は省略する。
クト形蛍光ランプ)20の別の実施例を示すもので、前
述した実施例のコンパクト形蛍光ランプ20(シングル
形)において、U字形に折曲げた構成したガラス管21
を2本使用して、これらをブリッジによりW字形に結合
して構成したもの(ダフル形)である。従って、口金3
0の内部の基本的な構成は、前述した実施例と同様であ
り、ガラス管21と結合するための収容部が大きくなる
ため、その外観が拡大した形状となっている点において
相違しているのみであるから、詳細な説明は省略する。
【0029】以上、本発明の好適な実施例について説明
したが、本発明は前記実施例に限定されることなく、本
発明の精神を逸脱しない範囲内において、種々の設計変
更を行うことができる。
したが、本発明は前記実施例に限定されることなく、本
発明の精神を逸脱しない範囲内において、種々の設計変
更を行うことができる。
【0030】
【発明の効果】前述した実施例から明らかな通り、本発
明に係る蛍光ランプによれば、ガラス管の両端部にステ
ムを介して封止される電極と、前記ガラス管の端部に取
付ける口金の口金ピンとを、リード線により相互に接続
してなる蛍光ランプにおいて、前記リード線は、前記ス
テムに封着されるとともにガラス管の封止端面より外方
まで引き出され、かつ表面が絶縁処理されたジュメット
線とこのジュメット線の端部と接続して延在し、口金ピ
ンと接続される外部リード線と接合した構成とすること
により、口金の取付けのための外部リード線の引き回し
に際し、前記ジュメット線の相互接触を可能にして、そ
の絶縁性を十分に維持することができ、外部リード線の
相互接触を回避して、リード線の短絡接触を容易かつ簡
便に防止することができる。
明に係る蛍光ランプによれば、ガラス管の両端部にステ
ムを介して封止される電極と、前記ガラス管の端部に取
付ける口金の口金ピンとを、リード線により相互に接続
してなる蛍光ランプにおいて、前記リード線は、前記ス
テムに封着されるとともにガラス管の封止端面より外方
まで引き出され、かつ表面が絶縁処理されたジュメット
線とこのジュメット線の端部と接続して延在し、口金ピ
ンと接続される外部リード線と接合した構成とすること
により、口金の取付けのための外部リード線の引き回し
に際し、前記ジュメット線の相互接触を可能にして、そ
の絶縁性を十分に維持することができ、外部リード線の
相互接触を回避して、リード線の短絡接触を容易かつ簡
便に防止することができる。
【0031】従って、本発明に係る蛍光ランプにおい
て、特にガラス管は、電極が封装された両端部が同一方
向に位置するように少なくとも一箇所が屈曲形成されて
いる構成としてなる、シングル形またはダブル形のコン
パクト形蛍光ランプの製造に好適に適用することができ
ると共に、その製造設備を複雑化することなく、低コス
トに製造することができる等の優れた利点が得られる。
て、特にガラス管は、電極が封装された両端部が同一方
向に位置するように少なくとも一箇所が屈曲形成されて
いる構成としてなる、シングル形またはダブル形のコン
パクト形蛍光ランプの製造に好適に適用することができ
ると共に、その製造設備を複雑化することなく、低コス
トに製造することができる等の優れた利点が得られる。
【図1】本発明に係る蛍光ランプのガラス管に設けた電
極構造とリード線の構成配置を示す要部断面図である。
極構造とリード線の構成配置を示す要部断面図である。
【図2】図1に示す電極構造とリード線の構成配置にお
ける外部リード線の作用を示す説明図である。
ける外部リード線の作用を示す説明図である。
【図3】本発明に係る蛍光ランプのガラス管の端部を収
容する口金の構成を示す断面図である。
容する口金の構成を示す断面図である。
【図4】図3に示す口金のガラス管を取付ける側の平面
図である。
図である。
【図5】図4のA−A断面図である。
【図6】(a)は本発明に係る蛍光ランプのU字形ガラ
ス管を使用する場合における口金との結合状態を示す要
部側面図であり、(b)は(a)に示す口金の端面図で
ある。
ス管を使用する場合における口金との結合状態を示す要
部側面図であり、(b)は(a)に示す口金の端面図で
ある。
【図7】本発明に係る蛍光ランプのW字形ガラス管を使
用する場合における口金との結合状態を示す要部側面図
である。
用する場合における口金との結合状態を示す要部側面図
である。
【図8】従来の蛍光ランプのガラス管に設けた電極構造
の要部断面図である。
の要部断面図である。
12 ステム 13 フレア部 14 フィラメント電極 16a、16b 内部リード線 17a、17b ジュメット線 18a、18b 外部リード線 19a、19b ジュメット線と外部リード線との接合
部 20 蛍光ランプ 21 ガラス管 24 封止部 24a 端面 24b 周面 25 排気管部 27 スペーサ 30 口金 31 口金本体 32 口金ピン 33 取付け用突部 34 収容部 35 端面保持部 36 周面保持部 37 発光管保持部 38 凹部 39 リード線挿通孔 40 切欠部
部 20 蛍光ランプ 21 ガラス管 24 封止部 24a 端面 24b 周面 25 排気管部 27 スペーサ 30 口金 31 口金本体 32 口金ピン 33 取付け用突部 34 収容部 35 端面保持部 36 周面保持部 37 発光管保持部 38 凹部 39 リード線挿通孔 40 切欠部
Claims (2)
- 【請求項1】 ガラス管の両端部にステムを介して封止
される電極と、前記ガラス管の端部に取付ける口金の口
金ピンとを、リード線により相互に接続してなる蛍光ラ
ンプにおいて、 前記リード線は、前記ステムに封着されると共にガラス
管の封止端面より外方まで引き出され、かつ表面が絶縁
処理されたジュメット線とこのジュメット線の端部と接
続して延在し、口金ピンと接続される外部リード線と接
合して構成されていることを特徴とする蛍光ランプ。 - 【請求項2】 ガラス管は、電極が封装された両端部が
同一方向に位置するように少なくとも一箇所が屈曲形成
されていることを特徴とする請求項1記載の蛍光ラン
プ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000257037A JP2002075280A (ja) | 2000-08-28 | 2000-08-28 | 蛍光ランプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000257037A JP2002075280A (ja) | 2000-08-28 | 2000-08-28 | 蛍光ランプ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002075280A true JP2002075280A (ja) | 2002-03-15 |
Family
ID=18745562
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000257037A Pending JP2002075280A (ja) | 2000-08-28 | 2000-08-28 | 蛍光ランプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002075280A (ja) |
-
2000
- 2000-08-28 JP JP2000257037A patent/JP2002075280A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040921 |
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050729 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050823 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20051220 |