JP2002075023A - 車両用灯具 - Google Patents

車両用灯具

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JP2002075023A
JP2002075023A JP2000266300A JP2000266300A JP2002075023A JP 2002075023 A JP2002075023 A JP 2002075023A JP 2000266300 A JP2000266300 A JP 2000266300A JP 2000266300 A JP2000266300 A JP 2000266300A JP 2002075023 A JP2002075023 A JP 2002075023A
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JP
Japan
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lamp
lamp housing
outer lens
welding
fixing leg
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JP2000266300A
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English (en)
Inventor
Mariko Shiotani
真理子 塩谷
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Ichikoh Industries Ltd
Original Assignee
Ichikoh Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ランプ正面からランプ側面にかけて回り込ん
で形成されているアウタレンズが、強固な溶着状態でラ
ンプハウジングに固定することができること。 【解決手段】 ランプ正面L1からランプ側面L2にか
けて回り込んで形成され後面の周囲縁部に固着脚部2を
一体に突設したアウタレンズ12が、ランプハウジング
11の前面の周囲縁部11aに固着脚部2を溶着して、
アウタレンズ12でランプハウジング11の前面開口部
を覆って構成されており、固着脚部2の溶着と共に、ラ
ンプハウジング11の周囲縁部11aに略直角に折曲形
成された周壁11dに溶着される補強リブ3が、固着脚
部2の内、ランプ側面L2に対応する部分の外側面2a
に一体に突設されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、リヤコ
ンビネーションランプやスモールランプとして適用され
る車両用灯具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の車両用灯具100は、図
4〜図6に示すように、ランプハウジング11にリフレ
クタ13を固定すると共に、リフレクタ13を透通させ
るようにしてランプハウジング11に光源バルブ10を
装着し、かつランプハウジング11およびリフレクタ1
3の前面開口部をアウタレンズ12で覆って大略構成さ
れており、ランプハウジング11を車体14に固定する
ことにより車載される。
【0003】ところで、アウタレンズ12は、ランプハ
ウジング11にホットメルトにより接着固定することも
考えられるが、この接着固定方法は、アウタレンズ12
とランプハウジング11との分別が難しく、資源リサイ
クルの観点から敬遠される傾向にあり、このため近年で
は、超音波振動溶着や熱板溶着らの溶着手段によりラン
プハウジング11に固定されている。
【0004】この車両用灯具100では、ランプハウジ
ング11は、AES樹脂等の熱可塑性樹脂材で形成され
ており、アウタレンズ12は、ランプ正面L1からラン
プ側面L2にかけて回り込んで形成され後面の周囲縁部
に固着脚部2を一体に突設したPMMA樹脂等の熱可塑
性樹脂材で形成されており、ランプハウジング11の前
面の周囲縁部11aに固着脚部2を溶着してアウタレン
ズ12でランプハウジング11の前面開口部を覆ってい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、車両用
灯具100のように、アウタレンズ12がランプ正面L
1からランプ側面L2にかけて回り込んで形成されてい
る場合には、溶着時に必要とされる振動方向や加圧方向
がランプ正面L1側のA点部位とランプ側面L2側のB
点部位とで異なる。例えば、図4に示すA点部位におけ
る面に沿う水平な振動方向aは、B点部位では図6に示
すように、ランプハウジング11に対する固着脚部2の
接離方向bとして作用する。なお、図6中、符号15は
溶着時に生成するバリである。
【0006】このためA点側では強固な溶着が得られる
場合でも、B点側では脆弱な溶着状態となる恐れがあ
り、ひいてはB点側の溶着部位が外力負荷で剥離してシ
ール性の低下を招く、という課題を有している。
【0007】そこで、この発明は、アウタレンズが、ラ
ンプ正面からランプ側面にかけて回り込んで形成されて
いるにも拘わらず、ランプ正面からランプ側面にかける
全周に亘って強固な溶着状態でランプハウジングに固定
することができる車両用灯具を提供することを目的とし
ている。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、熱可塑性樹脂製のランプハウジ
ングと、ランプ正面からランプ側面にかけて回り込んで
形成され後面の周囲縁部に固着脚部を一体に突設した熱
可塑性樹脂製のアウタレンズとを備え、前記ランプハウ
ジングの前面の周囲縁部に前記固着脚部を溶着して前記
アウタレンズで前記ランプハウジングの前面開口部を覆
って構成される車両用灯具において、前記固着脚部の溶
着と共に、前記ランプハウジングの周囲縁部に略直角に
折曲形成された周壁に溶着される補強リブが、前記固着
脚部の内前記ランプ側面に対応する部分の外側面に一体
に突設されていることを特徴とする。
【0009】このため請求項1の発明では、ランプ側面
に対応する部分の固着脚部は、その外側面に形成される
補強リブにより溶着面積の拡大を図ることができると共
に、溶着後の外部負荷に対しては外力を補強リブに分散
させて負荷の軽減を図ることができる。
【0010】また、請求項2の発明は、請求項1に記載
の車両用灯具であって、前記周壁の内少なくとも前記ラ
ンプ側面に対応する部分の端面に、前記アウタレンズの
周囲縁部のエッジ部に臨む段差部を形成したことを特徴
とする。
【0011】このため請求項2の発明では、周壁の端面
に形成される段差部により、補強リブを含めてランプハ
ウジングの内部を外部から隠すことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づき説明する。なお、図4〜図6に示したものと
同一の構成要素は同一符号を付して説明する。
【0013】図1は、スモールランプとして適用される
車両用灯具1を示す。この車両用灯具1は、前述した車
両用灯具100と同様に、熱可塑性樹脂(例えば、AE
S樹脂)製のランプハウジング11と、ランプ正面L1
からランプ側面L2にかけて回り込んで形成され後面の
周囲縁部に固着脚部2を一体に突設した熱可塑性樹脂
(例えば、PMMA樹脂)製のアウタレンズ12とを備
え、ランプハウジング11の前面の周囲縁部11aに固
着脚部2を溶着してアウタレンズ12でランプハウジン
グ11の前面開口部を覆って構成されている。さらに、
車両用灯具1は、ランプハウジング11にリフレクタ1
3を固定すると共に、リフレクタ13を透通させるよう
にしてランプハウジング11に光源バルブ10を装着し
ており、ランプハウジング11を車体14に固定するこ
とにより車載される。
【0014】また、車両用灯具1は、固着脚部2の溶着
と共に、ランプハウジング11の周囲縁部11aに略直
角に折曲形成された周壁11dに溶着される補強リブ3
が、固着脚部2の内、ランプ側面L2に対応する部分の
外側面2aに一体に突設されている。
【0015】具体的には、固着脚部2は、アウタレンズ
12の周囲縁部の全周に亘って環状に形成されており、
ランプハウジング11に対して全周溶着により固定され
ている。溶着手段は、従来と同様に超音波振動溶着や熱
板溶着らが用いられ、補強リブ3を含む固着脚部2の全
周を同時溶着する。
【0016】また、補強リブ3は、図1〜図3に示すよ
うに、アウタレンズ12の回り込みがきつくなるランプ
側面L2に対応する部分にある固着脚部2の外側面2a
であって、固着脚部2の突設高さの略中央部に、固着脚
部2の周方向に沿って連続して形成される突条あるいは
周方向に適宜の間隔で設けられる複数の突出部として形
成される。本実施形態では、補強リブ3は、図2に示す
ように、ランプ側面L2に対応する湾曲部分12bに形
成される固着脚部2に沿って設けられている。図2中、
補強リブ3の設置箇所を2点鎖線で示している。そし
て、補強リブ3は、図3に示すように、ランプハウジン
グ11の周壁11dの内側面にその先端を溶着させて固
定されている。なお、図3中、符号15は溶着時に生成
するバリである。
【0017】また、好ましくは、図3に示すように、ラ
ンプハウジング11に形成される周壁11dの内少なく
ともランプ側面L2に対応する部分の端面11bに、ア
ウタレンズ12の周囲縁部のエッジ部12aに臨む段差
部11cが形成される。周壁11dは、ランプハウジン
グ11の周囲縁部11aに沿って、その全周に亘って形
成されており、一方、段差部11cは、周壁11dの全
周に亘って形成することもできるが、本実施形態では、
図2に示すように、ランプ側面L2に対応する湾曲部分
12bに対応する周壁11dに設けられている。
【0018】このように構成された車両用灯具1によれ
ば、ランプ側面L2に対応する部分の固着脚部2は、そ
の外側面2aに形成される補強リブ3により溶着面積の
拡大を図ることができると共に、溶着後の外部負荷F
(図3参照)に対しては外力を3に分散させて負荷の軽
減を図ることができ、これにより溶着部位の耐剥離性を
確保することができる。溶着後は、図3に示すように、
固着脚部2の先端部、補強リブ3、およびランプハウジ
ング11の周囲縁部11aと周壁11dとで形成される
コーナ部により閉断面構造を構成することになり、この
点でも耐剥離性の向上を図ることができる。
【0019】このように、アウタレンズ12が、ランプ
正面L1からランプ側面L2にかけて回り込んで形成さ
れているにも拘わらず、ランプ正面L1からランプ側面
L2にかける全周に亘って強固な溶着状態でランプハウ
ジング11に固定することができ、ひいてはランプハウ
ジング11のシール性を維持することができる。
【0020】また、ランプハウジング11の周囲縁部1
1aに形成される周壁11dの端面11bに、アウタレ
ンズ12の周囲縁部のエッジ部12aに臨む段差部11
cを形成したので、この段差部11cにより、少なくと
も補強リブ3を含めた周壁11dの内部を外部から隠す
ことができ、これにより見栄えを向上させることができ
る。
【0021】
【発明の効果】以上説明してきたように、請求項1の発
明によれば、ランプ側面に対応する部分の固着脚部は、
その外側面に形成される補強リブにより溶着面積の拡大
を図ることができ、これによりアウタレンズが、ランプ
正面からランプ側面にかけて回り込んで形成されている
にも拘わらず、ランプ正面からランプ側面にかける全周
に亘って強固な溶着状態でランプハウジングに固定する
ことができ、かつ溶着後の外部負荷に対しては外力を補
強リブに分散させて負荷の軽減を図ることができ、これ
らにより溶着部位の耐剥離性を確保してランプハウジン
グのシール性を維持することができる。
【0022】その上、請求項1の発明は、溶着後は、固
着脚部の先端部、補強リブ、およびランプハウジングの
周囲縁部と周壁とで形成されるコーナ部により閉断面構
造を構成することになり、この点でも耐剥離性の向上を
図ることができる。
【0023】また、請求項2の発明によれば、ランプハ
ウジングの周壁に形成される段差部により、少なくとも
補強リブを含めた周壁の内部を外部から隠すことがで
き、これにより請求項1の発明の効果に加えて見栄えを
向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態が適用されている車両用灯
具で、図2のI−I線に沿う縦断面図である。
【図2】図1のZ矢視概略平面図である。
【図3】図1の車両用灯具の要部拡大断面図である。
【図4】従来の車両用灯具で、図5のIV−IV線に沿
う縦断面図である。
【図5】図4のZ矢視概略平面図である。
【図6】図4の車両用灯具の要部拡大断面図である。
【符号の説明】
1 車両用灯具 2 固着脚部 3 補強リブ 11 ランプハウジング 11a 周囲縁部(ランプハウジングの) 11b 端面(周壁の) 11c 段差部 11d 周壁 12 アウタレンズ 12a エッジ部(アウタレンズの周囲縁部の) L1 ランプ正面 L2 ランプ側面

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性樹脂製のランプハウジングと、
    ランプ正面からランプ側面にかけて回り込んで形成され
    後面の周囲縁部に固着脚部を一体に突設した熱可塑性樹
    脂製のアウタレンズとを備え、前記ランプハウジングの
    前面の周囲縁部に前記固着脚部を溶着して前記アウタレ
    ンズで前記ランプハウジングの前面開口部を覆って構成
    される車両用灯具において、 前記固着脚部の溶着と共に、前記ランプハウジングの周
    囲縁部に略直角に折曲形成された周壁に溶着される補強
    リブが、前記固着脚部の内前記ランプ側面に対応する部
    分の外側面に一体に突設されていることを特徴とする車
    両用灯具。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の車両用灯具であって、 前記周壁の内少なくとも前記ランプ側面に対応する部分
    の端面に、前記アウタレンズの周囲縁部のエッジ部に臨
    む段差部を形成したことを特徴とする車両用灯具。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014046113A1 (ja) * 2012-09-21 2014-03-27 いすゞ自動車株式会社 ランプの製造方法とその取付構造
CN112109335A (zh) * 2019-06-21 2020-12-22 株式会社小糸制作所 车辆用灯具以及车辆用灯具的罩
FR3138184A1 (fr) * 2022-07-21 2024-01-26 Psa Automobiles Sa Feu arrière pour véhicule automobile à dent de soudure déportée

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