JP2002074820A - 再生装置 - Google Patents

再生装置

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JP2002074820A
JP2002074820A JP2000258978A JP2000258978A JP2002074820A JP 2002074820 A JP2002074820 A JP 2002074820A JP 2000258978 A JP2000258978 A JP 2000258978A JP 2000258978 A JP2000258978 A JP 2000258978A JP 2002074820 A JP2002074820 A JP 2002074820A
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Kazuhiko Kono
和彦 甲野
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置全体の平均的な消費電力を抑制し得る再
生装置を提供する。 【解決手段】 所定の情報信号が略一定の線密度で記録
されたディスクの回転を制御する回転制御部と、該ディ
スクの回転に応じた線速度で、該ディスクから情報信号
を再生する再生手段を備えた再生装置であって、上記回
転制御部が、ディスクの半径方向における情報信号の再
生位置に応じて、ディスクの回転数及び再生線速度の双
方を同時に変化させるように制御を行い、上記再生位置
に依らず、常に消費電力が最小となる最適線速度で、デ
ィスクから情報信号を再生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスクや光磁
気ディスクに記録された情報信号を間歇的に再生する再
生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、例えばコンパクトディスク(以下
CDと表記)やミニディスク(以下、MDと表記)等の
光ディスクや光磁気ディスクに記録された情報信号を再
生する再生装置として、電力源に電池を使用したポータ
ブル型の装置が広く市場で受け入れられている。ポータ
ブル型の装置では、限られた電池容量でどれだけの時間
連続して使用可能であるかが商品として大きな付加価値
となるため、装置の省電力化が重要な技術課題となって
いる。
【0003】これに関連して、MD用再生装置では、音
楽データ等の情報信号が圧縮されてディスクに記録され
ていることを利用して、ディスクから情報信号を間歇的
に再生し、再生を休止している間には再生手段への電力
供給を遮断することにより、装置全体の平均的な消費電
力を低減する方式(以下、間歇再生方式という)が提案
され、実用化されている。かかる間歇再生方式は、例え
ば特願平4−292395号に開示されている。なお、
明細書中の「再生」とは、ディスクから情報信号を読み
取る動作をあらわすものである。
【0004】図4に、上記間歇再生方式を用いたMD用
再生装置の主要構成の一例を示す。この再生装置50
は、圧縮された音楽データが略一定の線密度で記録され
たMDを再生対象とするもので、光ビームを発生する半
導体レーザ,光ビームをディスク51の記録面上に集光
する対物レンズ,ディスク51からの反射光を検出する
受光素子及びそれに付随する回路素子を備えた光ピック
アップ52と、該光ピックアップ52の対物レンズをデ
ィスク51の記録面に対して垂直方向に移動させるフォ
ーカスアクチュエータ53と、光ピックアップ52の対
物レンズをディスク51の記録トラックに対して垂直方
向に移動させるトラッキングアクチュエータ54と、デ
ィスク51を回転させるモータ55と、後述する信号処
理部58がその出力端子59から出力する再生同期信号
を入力し、これを基準同期信号と比較してモータ55を
駆動することにより、ディスク51の回転数が線速度一
定となるように(CLV制御方式で)制御する回転制御
部57と、光ピックアップ52により取得された情報信
号出力に対して、2値化(データスライス),クロック
抽出(PLL),同期検出,EFM復調および誤り訂正
等の処理を施し、ディスク1に記録された圧縮音楽デー
タ信号を出力する信号処理部58とを有している。ま
た、再生装置50は、信号処理部58が出力する圧縮音
楽データを一時的に蓄積し、先に蓄積されたデータから
順に読み出すバッファメモリ62と、バッファメモリ6
2からそのデータ読出し端子63を介して圧縮音楽デー
タを読み出し、これに伸張処理を施した上で、圧縮され
る前の音楽データを出力するデータ伸張部65とを有し
ている。
【0005】更に、再生装置50は、光ピックアップ5
2の出力信号に基づき、フォーカスアクチュエータ53
及びトラッキングアクチュエータ54を駆動して光ビー
ムをディスク51の記録面及び記録トラックに追従させ
るサーボ制御部66と、バッファメモリ62がその出力
端子64から出力するデータ量を監視することによりデ
ィスク51から情報信号を間歇的に再生するための制御
を行い、装置全体の動作を制御するシステムコントロー
ラ70とを有している。
【0006】かかる構成を備えた再生装置50の動作に
ついて説明する。図5は、再生装置50における間歇再
生動作を示す波形図である。図中の横軸は時間をあらわ
し、縦軸は、(a)〜(c)において、それぞれ、バッ
ファメモリ62内のデータの量,システムコントローラ
70がその出力端子71から出力するスリープ制御信
号,装置全体の消費電力をあらわしている。また、図中
のTplyは、間歇再生動作中にディスク51からデータ
を連続して再生する時間であり、Tslpは、間歇再生動
作中にディスク51からのデータ再生を連続して休止す
る時間である。THは、バッファメモリ62内のデータ
量に対する第1の比較レベル、TLは、バッファメモリ
62内のデータ量に対する第2の比較レベルをあらわ
す。更に、Pplyは、上記スリープ制御信号がHレベル
にある期間(ディスク51からの再生動作中)における
装置全体の消費電力であり、Pslpは、上記スリープ制
御信号がLレベルにある期間(ディスク51からの再生
動作の休止中)における装置全体の消費電力である。P
は、間歇再生動作中の装置全体の平均的な消費電力であ
る。
【0007】まず、システムコントローラ70は、出力
端子71から出力するスリープ制御信号をHとする。こ
れに基づき、サーボ制御部66は、光ピックアップ52
の出力信号に基づき、出力端子67及び出力端子68か
らそれぞれフォーカス制御信号及びトラッキング制御信
号を出力することにより、フォーカスアクチュエータ5
3及びトラッキングアクチュエータ54を駆動して、光
ビームをディスク51の記録面及び記録トラックに追従
させる。信号処理部58は、光ピックアップ52の出力
信号を2値化し(データスライス)、PLLにより再生
クロックを抽出し、再生同期信号を検出して、その出力
端子60から出力する。回転制御部57は、信号処理部
58から入力した再生同期信号を内部の基準同期信号と
比較し、これらが一致するようにモータ55を駆動する
ことによりディスク51からの再生線速度が一定(CL
V)となるように回転制御を行う。更に、信号処理部5
8は、EFM復調処理及び誤り訂正処理を行い、圧縮音
楽データをバッファメモリ62に書き込む。
【0008】圧縮音楽データがバッファメモリ62に書
き込まれると同時に、データ伸張部65は、バッファメ
モリ62に蓄積された圧縮音楽データを、先に書き込ま
れたデータから順に読み出し、これに伸張処理を施した
上で、音楽データとして出力する。MDでは、音楽デー
タが約1/4.7に圧縮されてディスクに記録されてい
るため、ディスク51から通常の線速度でデータを読み
出してバッファメモリ62へ書き込んだ場合、バッファ
メモリ62への書込速度は、データ伸張部65がバッフ
ァメモリ62から読み出す速度より4.7倍も速い。こ
のようにディスク51から情報信号を再生している期間
plyでは、バッファメモリ62に対する書込み速度が
読出し速度よりはるかに大きいため、図5(a)に示す
ように、バッファメモリ62内のデータ量は急速に増加
する。
【0009】期間Tplyにおいてシステムコントローラ
はデータ量を監視し、第1の比較レベルTHより多くな
った場合に、図5(b)のにスリープ制御信号をLと
し、ディスク51からのデータ再生動作及びバッファメ
モリ62へのデータ書込動作を休止する。これにより、
データ量のオーバーフロー(データを書き込むエリアが
無くなる状態)を防止する。
【0010】バッファメモリ62へのデータ書込動作の
休止中も、圧縮を解かれた音楽データは連続して出力さ
れる必要があるため、データ伸張部65は、バッファメ
モリ62からデータを読み出し続ける。そのため、バッ
ファメモリ62内のデータ量は、図5(a)の期間T
slpに示すように緩やかな減少に転じる。期間Tslpにお
いてシステムコントローラはデータ量を監視し、第2の
比較レベルTLより少なくなった場合にスリープ制御信
号をHとし、ディスク51からのデータ再生動作及びバ
ッファメモリ62へのデータ書込動作を再び開始する。
これにより、データ量のアンダーフロー(読み出すべき
データが無い状態)を防止する。バッファメモリ62へ
のデータ書込動作を開始すると、バッファメモリ62内
のデータ量は、図5(a)の期間Tplyに示すように再
び急速な増加に転じる。
【0011】このように、ディスク51からのデータ再
生動作を間歇的に行うことにより、バッファメモリ62
内のデータ量を常に所定の範囲(TH〜TLの間)に収
め、連続的な音楽再生動作を行うことができる。図5
(c)には、かかる動作中の装置全体の消費電力を示
す。ディスク51からのデータ再生動作を休止している
期間Tslpにおいて、図4に示す構成で電力を消費して
いるのは、バッファメモリ62,データ伸張部65及び
システムコントローラ70である。回転制御部57,信
号処理部58及びサーボ制御部66については、動作を
休止しており、電力を消費していない。そのため、この
期間Tslpにおける全体の消費電力は小さな値Pslpとな
る。
【0012】一方、ディスク51からデータを再生する
期間Tplyにおいては、図4に示す構成で、回転制御部
57,信号処理部58,サーボ制御部66を含む全ての
構成が電力を消費する。そのため、この期間Tplyにお
ける全体の消費電力は大きな値Pplyとなる。間歇再生
動作中の再生装置の平均的な消費電力をPとすると、P
を次式で表すことができる。 P = Pply×K+Pslp×(1−K) (数式1) K = Tply(Tply+Tslp) (数式2) Pply > Pslp (数式3) これらの数式における係数Kは、間歇再生動作中にディ
スク51からのデータ再生動作を行っている時間比率で
あり、ここでは、これを動作レートと呼ぶ。装置全体の
平均的な消費電力Pは、動作レートKが大きいほど増加
し、K→1(T ply≫Tslp)の場合に、P→Pplyとな
る。これは、間歇再生動作を行なう装置内の構成全てに
常に電力を供給している状態である。また、消費電力P
は動作レートKが小さいほど減少し、最小でK→0(T
ply≪Tslp)のときに、P→Psl pとなる。このよう
に、間歇再生動作を用いることによって、装置全体の平
均的な消費電力を低減することができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
再生装置50による間歇再生方式では、次のような問題
があった。前述したように、装置全体の消費電力Pを低
減させるには、動作レートKを小さくすればよい。ディ
スクの回転数を上げて、ディスクから情報信号を再生す
る際の再生線速度を上げれば、情報信号を再生するため
の所要時間が短くなり、再生時間Tplyを短縮すること
ができる。再生時間Tplyが短くなっても、バッファメ
モリ62に蓄積可能なデータ量は同じであるから、これ
を伸張して音楽データとして出力する時間も同じであ
り、Tslpは変わらない。再生線速度を上げると、Tply
が短縮され、Tslpは同じであるから、図6(a)に示
すように、数式2で表される動作レートKは小さくな
る。すなわち、ディスクから情報信号を再生する際の再
生線速度を上げることにより、動作レートKが小さくな
り、これによって、装置全体の平均的な消費電力を低減
することができる。
【0014】一方で、再生線速度を上げるには、ディス
ク51の回転数を上げる必要がある。一般に回転数を上
げると、モータの消費電力は急激に増加する。図6
(b)には、従来の再生装置におけるモータ消費電力と
再生線速度(ディスク回転数)の関係に示す。最近のポ
ータブル型のMD用再生装置においては、微細プロセス
を用いたLSI化が進み、回路系を中心として装置全体
の省電力化が進んでいる。これに伴ない、装置全体の消
費電力の中でモータの消費電力が占める割合が増加して
おり、モータ55の消費電力の増加の影響が決して無視
できなくなっている。
【0015】モータ55の回転数を上げると、再生線速
度の上昇に伴う動作レートKの低下により平均的な消費
電力の低減効果があるが、その反面、モータ自体の消費
電力は増加する。これら相反する2つの作用のトレード
オフにより、装置全体の平均的な消費電力と再生線速度
(回転数)との関係は、図6(c)に示ようになる。図
中の曲線A及びBは、それぞれ、ディスク51の内周部
及び外周部について得られたものである。この図から分
かるように、装置全体の平均的な消費電力と再生線速度
との間には、装置全体の平均的な消費電力を最小とする
最適な再生線速度(以下、最適線速度という)が存在す
る。この最適線速度は、ディスク51の半径方向におけ
る情報信号の再生位置(以下、ディスク51の半径位置
という)によって異なる。ディスク51の内周部では、
外周部に比べ、再生線速度に対する回転数が高いため、
再生線速度を上げて動作レートKを下げた場合、モータ
消費電力の増加の影響が大きくなる。外周部では内周部
と比べて低い回転数でよいので、僅かなモータ電力で動
作レートKを十分に引き下げることができる。したがっ
て、この場合、最適線速度は内周部で小さく、外周部に
近いほど大きくなる。
【0016】また、CLV制御方式を用いた場合には、
ディスク51の内周部でも外周部でも再生線速度は一定
であり、また、その回転数は、内周部に近いほど大きく
なる。図7(a)及び(b)には、それぞれ、CLV制
御方式を用いた従来の再生装置50における再生線速度
及び回転数とディスク51の半径位置との関係を示して
いる。CLV制御方式を用いた場合、内周部で最適線速
度になるように再生線速度を設定すると、その再生線速
度は外周部では最適線速度にならず、逆に、外周部で最
適線速度になるように再生線速度を設定すると、その再
生線速度は内周部では最適線速度にならない。
【0017】このように、CLV制御方式を用いた従来
の再生装置50においては、線速度が一定であり回転数
のみがディスク51の内周部から外周部に向けて徐々に
低下する(図7(a)及び(b)参照)。このことは、
前述したようにディスク51の内周部より外周部の方が
最適線速度が大きくなる傾向があるため、省電力化とい
う観点からは不十分である。すなわち、装置全体の平均
的な消費電力を最小とする制御を行うことができない。
【0018】また、従来、ディスクからの情報信号ピッ
クアップ方式としては、上記CLV制御方式以外に、情
報信号が略一定の線密度で記録されたディスクを一定の
角速度で再生するCAV制御方式が知られている。図8
(a)及び(b)には、それぞれ、CAV制御方式を用
いた従来の再生装置における再生線速度及び回転数とデ
ィスクの半径位置との関係を示している。この場合、再
生線速度は、内周部より外周部の方が大きくなり、CL
V制御と比べると、一般的な傾向としては最適線速度に
近くなる。しかし、あくまで、図8(b)に示すよう
に、ディスクの半径位置に依らず回転数が一定であるか
ら、図8(a)にみられる再生線速度とディスクの半径
位置との関係は固定されている。最適線速度は、間歇再
生動作時の動作レートKとモータ電力のトレードオフと
により決定されるため、最適線速度のディスク半径位置
に対する傾きは、装置全体の消費電力の中でモータ電力
がどの程度の比率を占めるか等によって変わり、通常、
これは、CAV制御方式を用いた場合に得られる傾きと
一致するものでない。
【0019】このように、CAV制御方式を用いた従来
の再生装置においては、回転数が一定で線速度のみが内
周から外周に向けて上昇する(図8(a)及び(b)参
照)。このことは、前述したように最適線速度が回転数
に応じて変化するため、省電力化という観点からは不十
分である。すなわち、装置全体の平均的な消費電力を最
小とする制御を行うことができない。
【0020】本発明は、上記技術的課題に鑑みてなされ
たもので、間歇再生動作を行う装置全体の平均的な消費
電力を最小とする制御方式を提供することを目的とす
る。
【0021】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1に係る発
明は、所定の情報信号が略一定の線密度で記録されたデ
ィスクの回転を制御する回転制御部と、該ディスクの回
転に応じた線速度で、該ディスクから情報信号を再生す
る再生手段を備えた再生装置において、上記回転制御部
が、ディスクの半径方向における情報信号の再生位置に
応じて、ディスクの回転数及び再生線速度の双方を同時
に変化させるように制御を行うことを特徴としたもので
ある。
【0022】また、本願の請求項2に係る発明は、上記
回転制御部が、ディスクの半径方向における情報信号の
再生位置が内周部から外周部に向かうにつれて、ディス
クの回転数が徐々に減少するとともに再生線速度が徐々
に増加するように制御を行うことを特徴としたものであ
る。
【0023】更に、本願の請求項3に係る発明は、上記
ディスクの半径方向における情報信号の再生位置と再生
線速度とが、略1次関数に基づく関係をなして変化させ
られることを特徴としたものである。
【0024】また、更に、本願の請求項4に係る発明
は、請求項1〜3に係る発明のいずれか一において、上
記回転制御部が、ディスクの半径方向における情報信号
の再生位置が所定の位置より外周部側にある場合に、再
生線速度が略一定となるように制御を行うことを特徴と
したものである。
【0025】また、更に、本願の請求項5に係る発明
は、請求項1〜4に係る発明のいずれか一において、上
記回転制御部が、ディスクの情報記録領域を該ディスク
の半径方向において複数の領域に分割し、上記各領域内
で回転数が略一定になるように制御を行なうことを特徴
としたものである。
【0026】また、更に、本願の請求項6に係る発明
は、請求項5に係る発明において、上記再生手段が、該
ディスクから情報信号を間歇的に再生する間歇再生動作
を行なうことが可能であり、上記回転制御部が、情報信
号の再生対象となる領域が切り換わる場合に、上記再生
手段による再生動作の休止を待ってから、ディスクの回
転数を切り換えるように制御を行なうことを特徴とした
ものである。
【0027】また、更に、本願の請求項7に係る発明
は、請求項1〜4に係る発明のいずれか一において、上
記回転制御部が、ディスクの半径方向における情報信号
の再生位置に応じた演算に基づき、ディスクの回転数を
算出することを特徴としたものである。
【0028】また、更に、本願の請求項8に係る発明
は、請求項1〜7に係る発明のいずれか一において、上
記回転制御部が、ディスクを回転させるモータの回転に
同期した検出信号に基づいて回転制御を行うことを特徴
としたものである。
【0029】また、更に、本願の請求項9に係る発明
は、請求項1〜7に係る発明のいずれか一において、上
記回転制御部が、ディスクから再生した情報信号に基づ
いて回転制御を行うことを特徴としたものである。
【0030】また、更に、本願の請求項10に係る発明
は、請求項1〜9に係る発明のいずれか一において、上
記回転制御部が、ディスクから再生したアドレス信号に
基づいて、ディスクの半径方向における情報信号の再生
位置を検出することを特徴としたものである。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、添付図面を参照しながら説明する。図1は、本発明
の実施の形態に係る再生装置の主要構成部を示すブロッ
ク図である。図1において、符号1〜5及び12〜18
であらわされた構成は、それぞれ、前述した従来の再生
装置50(図4参照)における符号51〜55及び62
〜68であらわされた構成と同様であり、これ以上の説
明を省略する。この実施の形態では、再生装置10が、
上記の構成に加え、モータ5の回転動作に同期した回転
検出信号を出力する回転検出部6と、該回転検出部6が
出力する回転検出信号を基準信号と比較し、比較結果に
基づいてモータ5を駆動することによりモータ5の回転
数を所定の目標回転数に一致させる回転制御部30と、
光ピックアップ2からの出力に対して、2値化(データ
スライス),クロック抽出(PLL),同期検出,EF
M復調,誤り訂正等の処理を施す可変線速対応信号処理
部31と、バッファメモリ12が出力端子14から出力
するデータ量を監視することによりディスク1からデー
タを間歇的に再生するための制御を行い、装置全体の動
作を制御するシステムコントローラ40とを有してい
る。
【0032】可変線速対応信号処理部31は、特にディ
スク1から情報信号を再生する際の線速度の変化に応じ
て入力信号の転送速度が所定の範囲で変動する場合に
も、上記各処理を実行することができる。この可変線速
対応信号処理部31は、ディスク1に記録された圧縮音
楽データ信号などの情報信号を、出力端子32を介して
バッファメモリ12へ出力するとともに、情報信号が記
録されたディスク1上の位置をあらわすアドレス信号
を、アドレス信号出力端子33を介してシステムコント
ローラ40へ出力する。
【0033】また、システムコントローラ40は、スリ
ープ制御信号を、出力端子41を介して回転制御部3
0,サーボ制御部16及び可変線速対応信号処理部31
へ出力する。再生装置10では、この出力がHレベルの
ときに、回転制御部30,可変線速対応信号処理部31
及びサーボ制御部16に対して電力が供給されてディス
ク1からのデータ再生動作を行い、Lレベルの時には上
記各手段に対する電力供給を遮断してディスク1からの
再生動作を休止する。
【0034】以上の構成を備えた再生装置10の動作に
ついて説明する。バッファメモリ12内のデータ量に応
じて、ディスク1から間歇的に圧縮音楽データを再生し
てバッファメモリ12に蓄積し、これをデータ伸張部1
5で読み出して伸張処理を行うことにより、連続した音
声信号出力動作を行う点については、前述した従来の再
生装置50と同様である。この場合、再生装置10にお
ける可変線速対応信号処理部31が、従来の再生装置5
0における信号処理部58と同様の動作を行なう。そし
て、更に、再生装置10は、ディスク1から情報信号を
再生するに際して、以下のような線速度(回転数)の制
御方法を採用する。
【0035】まず、再生装置10では、ディスク1の回
転制御が、回転検出部6によりモータ5の回転数(又は
回転周期)を直接検出し、これがシステムコントローラ
40から与えられる目標回転数と一致するように、モー
タ5が駆動される。システムコントローラ40は、可変
線速対応信号処理部31がそのアドレス信号出力端子3
3を介して出力するアドレス信号に基づき、現在情報信
号を再生しているディスク1の半径方向における位置
(以下、半径位置という)を検出する。更に、システム
コントローラ40は、検出した半径位置に基づき、その
出力端子42を介して目標回転数信号を回転制御部30
へ出力する。可変線速対応信号処理部31は、入力信号
の転送速度が所定の幅で変動しても対応することができ
る。かかる仕組みにより、ディスク1の半径位置に応じ
て、再生線速度及び回転数を任意に変化させながら、デ
ィスク1から情報信号を再生することができる。
【0036】図2は、再生装置10における再生線速度
及び回転数とディスク1の半径位置の関係を示す図であ
る。図中の横軸は半径位置をあらわし、図に向かって右
方向が外周方向である。図2(a)及び(b)は、それ
ぞれ、再生線速度及び回転数とディスク1の半径位置と
の関係を示している。図2(a)の直線sは最適線速度
を、また、図2(b)の直線vは最適回転数をあらわし
ている。更に、図2(a)のVmaxは、可変線速対応信
号処理部31で再生可能な線速度の上限値を示してい
る。前述したように、一般的には、最適線速度は内周で
は相対的に小さく外周部では大きな値となるため、ここ
では、最適線速度が、1次関数に基づく直線sとしてあ
らわされている。
【0037】再生装置10では、図2(b)の直線vで
あらわすように、ディスク1の回転数を内周部から外周
部に向けて徐々に低下させることにより、ディスク1か
ら情報信号を再生するに際し、図2(a)の直線sであ
らわすように、再生線速度を内周部から外周部に向けて
徐々に上昇させる。この場合、図2(b)の直線vの傾
きは、CLV制御方式を用いた従来の再生装置50によ
る回転数とディスクの半径位置との関係(図7参照)よ
りも回転数の変化が緩やかになるように設定されてい
る。かかるディスク1の半径位置に対する再生線速度及
び回転数の関係を用いた制御方式は、従来のCLV制御
方式とCAV制御方式の中間的な制御方式と言える。
【0038】このように、本実施の形態では、図2
(a)及び(b)に示されるディスク1の半径位置に対
する再生線速度及び回転数の関係を用いて、再生線速度
及び回転数の双方を同時に変化させることができる。図
2(a)の直線s及び図2(b)の直線vにおける再生
線速度及び回転数の半径位置に対する傾きは、実際の装
置に応じて任意に設定が可能であり、この設定に基づ
き、常に装置全体の消費電力を最小とする最適な再生線
速度及び回転数を確保することができる。
【0039】また、可変速対応信号処理部31が対応可
能な線速度範囲には限界がある。再生可能な線速度の上
限値をVmaxとすると、再生線速度がこれを超えないよ
うにするためには、図2(a)の直線tに示すように再
生線速度が最外周でVmaxとなるように、ディスク1の
半径位置に対する再生線速度の傾きを緩やかにする必要
がある。しかしながら、この場合、図2(a)の直線s
に示す本来の最適線速度より再生線速度が全体的に低下
し、消費電力を十分に低減することができない。これに
対処すべく、図2(a)の直線uに示すように、ディス
ク1の内周部では、図2(a)の直線sに示すような最
適線速度として、再生線速度がVmaxに達する位置より
外周部では再生線速度をVmaxにクリップさせる方式が
考えられる。これにより、可変線速対応信号処理部31
の線速対応能力を最大限に活用して、装置の消費電力を
十分に低減することができる。なお、この場合、ディス
ク1の半径位置に対する回転数は、上記再生線速度がV
maxにクリップさせられるに伴ない、図2(b)の直線
wに示すような関数をとる。
【0040】以上のように、再生装置10によれば、デ
ィスク1の半径位置が内周部から外周部になるにつれて
回転数が徐々に減少しかつ再生線速度が徐々に増加する
ように回転数を制御することにより、ディスク1の半径
位置に依らず、常に消費電力が最小となる最適線速度で
再生することができ、装置全体の消費電力を低減するこ
とができる。また、ディスク1のピックアップ位置が、
半径方向における所定の位置より外周部にある場合に、
線速度が略一定となるように回転数を制御することによ
り、信号処理部の線速対応能力をフルに活用して、装置
全体の消費電力を十分に低減することができる。
【0041】前述した実施の形態では、システムコント
ローラ40において、モータ5の目標回転数が、ディス
ク1から再生したアドレス信号に基づき、直接的に計算
され、これにより、再生線速度や回転数と半径位置の関
係が、図2(a)及び(b)に示すような関数をなすよ
うに、すなわち、ディスク1の半径位置に対する再生線
速度及び回転数の変化が連続的なものとして設定される
が、これに限定されることなく、他の設定方法を用いて
もよい。この設定方法としては、例えば、ディスク1の
情報信号が記録された領域(特許請求の範囲では、これ
を「情報記録領域」と表記)をその半径方向において複
数の領域に分割し、各領域内ではCAV制御方式を採用
して、領域の境界でディスク1の目標回転数を切り換え
る方法が考えられる。ディスク1の全領域を4つの領域
に分割した場合のディスク1の半径位置に対する再生線
速度及び回転数の関係を、それぞれ、図3(a)及び
(b)に示す。図中の横軸はディスク1の半径位置を示
し、図に向かって右方向が外周方向である。
【0042】図3(a)のVrefは目標とする最適線速
度、図3(b)のRrefは目標とする最適回転数をあら
わしている。図3(b)に示すように、ディスク1の全
領域を4つの領域(第1〜4領域)に分割し、各領域内
では回転数を一定にしながら外周寄りの領域ほど回転数
を徐々に低下させて、回転数が常に最適回転数Rref
近となるように制御する。これにより、図3(a)に示
すように、再生線速度を常に最適線速度Vref付近に維
持させることができる。
【0043】更に、領域毎に回転数を切り換える場合、
ディスク1から情報信号を再生している最中には回転数
を切り換えず、再生動作が中断して休止状態となり、モ
ータ5の制御をフリーランにした状態で、モータ制御の
目標回転数を切り換える方式が、省電力化のために有効
である。フィードバックループによるモータ制御におい
て目標回転数を切り換えると、回転数を変更するために
モータ5に、加減速電流となるスパイク電流が流れる。
通常、モータコイルに流れる電流値が大きくなると、モ
ータ内部の電気的,磁気的若しくは機械的な損失が増加
し、モータ5の消費電力が増加する傾向がある。再生動
作の休止中にはモータ制御の必要がないため、モータ5
の回転をフリーランとすることができる。フリーランの
間に、モータ内では軸と軸受け部との間の摩擦や外部環
境からの影響を受けて、モータ回転数が低減若しくは停
止する。そして、次に再生動作を開始する直前に、再
び、モータの回転数を所定の回転数まで起動する。再生
動作中に、ディスクから読み出したアドレス信号に基づ
いて、ある領域の境界を越えたと認識された場合には、
その時点では、モータの目標回転数を切り換えず、再生
動作を休止してモータをフリーランにした状態になって
から切り換える。これにより、次回のモータ起動時の目
標回転数が変わるのみで、モータ制御中に目標回転数の
切換え動作が行われないため、無駄な加減速電流が発生
することはない。その結果、回転数切り換え時のスパイ
ク電流によるモータ消費電力の増加を防止することがで
きる。
【0044】なお、本発明は、例示された実施の形態に
限定されるものでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲
において、種々の改良及び設計上の変更が可能であるこ
とは言うまでもない。例えば、前述した実施の形態で
は、再生線速度が外周に向けて徐々に上昇し且つ回転数
が外周に向けて徐々に低下するように回転制御を行うと
したが、本発明の基本的な趣旨は、再生線速度と回転数
とを共にディスク半径方向における情報信号の再生位置
に対して固定しないことにより、上記各再生位置に応じ
た最適線速度を用いてディスクから情報信号を再生する
ことであり、再生線速度及び回転数とディスクの半径位
置との関係としては、装置の設計に応じて様々な関数を
適用することができる。半径位置が内周部から外周部へ
向けて移動するにつれて、再生線速度及び回転数の両方
が共に大きくなるような設計も可能である。
【0045】また、前述した実施の形態では、モータの
回転に応じた回転検出信号を直接検出してこれを基準信
号と比較することで回転数を制御し、ディスクから読み
出したアドレス信号に応じて目標回転数を設定するとし
たが、これに限定されることなく、ディスクから再生し
た同期信号を所定の基準信号と比較することによって、
CLV制御を行ってもよい。この場合には、ディスクか
ら読み出したアドレス信号に基づき、再生同期信号と比
較する基準同期信号の周波数や位相を変化させればよ
い。
【0046】更に、前述した実施の形態では、ディスク
の全周に渡って情報信号が略一定の線密度で記録された
ディスクを再生の対象としたが、ディスクの全周を所定
の領域に分割し、各領域内では角速度一定で情報信号を
記録し、外周寄りの領域ほど低い回転数とすることによ
り、全体的には略一定の線密度で記録されたディスクを
再生の対象とすることもでき、同様な効果を奏すること
ができる。
【0047】
【発明の効果】本願の請求項1に係る発明によれば、所
定の情報信号が略一定の線密度で記録されたディスクの
回転を制御する回転制御部と、該ディスクの回転に応じ
た線速度で、該ディスクから情報信号を再生する再生手
段を備えた再生装置において、上記回転制御部が、ディ
スクの半径方向における情報信号の再生位置に応じて、
ディスクの回転数及び再生線速度の双方を同時に変化さ
せるように制御を行うため、上記各再生位置に依らず、
常に消費電力が最小となる最適線速度で再生することが
でき、装置全体の消費電力を低減することができる。
【0048】また、本願の請求項2に係る発明によれ
ば、基本的には請求項1に係る発明と同様の効果を奏す
ることができ、その上、上記回転制御部が、ディスクの
半径方向における情報信号の再生位置が内周部から外周
部に向かうにつれて、ディスクの回転数が徐々に減少す
るとともに再生線速度が徐々に増加するように制御を行
うため、上記各再生位置で消費電力が最小となる最適線
速度を確保することができる。
【0049】更に、本願の請求項3に係る発明によれ
ば、基本的には請求項1に係る発明と同様の効果を奏す
ることができ、その上、上記ディスクの半径方向におけ
る情報信号の再生位置と再生線速度とが、略1次関数に
基づく関係をなして変化させられるため、上記各再生位
置で消費電力が最小となる最適線速度を確保することが
できる。
【0050】また、更に、本願の請求項4に係る発明に
よれば、上記回転制御部が、ディスクの半径方向におけ
る情報信号の再生位置が所定の位置より外周部側にある
場合に、再生線速度が略一定となるように制御を行うた
め、信号処理部の線速対応能力を最大限に活用して、装
置の消費電力を十分に低減することができる。
【0051】また、更に、本願の請求項5に係る発明に
よれば、上記回転制御部が、ディスクの情報記録領域を
該ディスクの半径方向において複数の領域に分割し、上
記各領域内で回転数が略一定になるように制御を行なう
ため、回転数が常に最適回転数付近となるように制御し
て、再生線速度を常に最適線速度付近に維持させること
ができ、その結果、装置全体の消費電力を低減すること
ができる。
【0052】また、更に、本願の請求項6に係る発明に
よれば、上記再生手段が、該ディスクから情報信号を間
歇的に再生する間歇再生動作を行なうことが可能であ
り、上記回転制御部が、情報信号の再生対象となる領域
が切り換わる場合に、上記再生手段による再生動作の休
止を待ってから、ディスクの回転数を切り換えるように
制御を行なうため、回転数切り換え時のスパイク電流に
よる消費電力の増加を防止することができる。
【0053】また、更に、本願の請求項7に係る発明に
よれば、上記回転制御部が、ディスクの半径方向におけ
る情報信号の再生位置に応じた演算に基づき、ディスク
の回転数を算出するため、上記各再生位置に応じた回転
数を確保することができ、常に消費電力が最小となる最
適線速度を実現することができる。
【0054】また、更に、本願の請求項8に係る発明に
よれば、上記回転制御部が、ディスクを回転させるモー
タの回転に同期した検出信号に基づき、消費電力が最小
となるなるような回転制御を行なうことができる。
【0055】また、更に、本願の請求項9に係る発明に
よれば、上記回転制御部が、ディスクから再生した情報
信号に基づき、消費電力が最小となるなるような回転制
御を行なうことができる。
【0056】また、更に、本願の請求項10に係る発明
によれば、上記回転制御部が、ディスクから再生したア
ドレス信号に基づいて、ディスクの半径方向における情
報信号の再生位置を検出し、消費電力が最小となるなる
ような回転制御を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る再生装置の主要構
成の一例を示すブロック図である。
【図2】 上記再生装置における再生線速度及び回転数
とディスクの半径方向における情報信号の再生位置との
関係を示す図である。
【図3】 本発明の別の実施の形態に係る再生装置にお
ける再生線速度及び回転数とディスクの半径方向におけ
る情報信号の再生位置との関係を示す図である。
【図4】 従来の再生装置の主要構成の一例を示すブロ
ック図である。
【図5】 従来の再生装置における間歇再生動作の態様
を示す波形図である。
【図6】 従来の再生装置における各パラメータと再生
線速度の関係を示す図である。
【図7】 CLV制御方式を用いた従来の再生装置にお
ける再生線速度及び回転数とディスクの半径方向におけ
る情報信号の再生位置との関係を示す図である。
【図8】 CAV制御方式を用いた従来の再生装置にお
ける再生線速度及び回転数とディスクの半径方向におけ
る情報信号の再生位置との関係を示す図である。
【符号の説明】
1…ディスク 2…光ピックアップ 5…モータ 6…回転検出手段 12…バッファメモリ 14…データ量出力端子 15…データ伸張部 16…サーボ制御部 30…回転制御部 31…可変線速対応信号処理部 33…アドレス信号出力端子 40…システムコントローラ 41…スリープ制御信号出力端子

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の情報信号が略一定の線密度で記録
    されたディスクの回転を制御する回転制御部と、該ディ
    スクの回転に応じた線速度で、該ディスクから情報信号
    を再生する再生手段を備えた再生装置において、 上記回転制御部が、ディスクの半径方向における情報信
    号の再生位置に応じて、ディスクの回転数及び再生線速
    度の双方を同時に変化させるように制御を行うことを特
    徴とする再生装置。
  2. 【請求項2】 上記回転制御部が、ディスクの半径方向
    における情報信号の再生位置が内周部から外周部に向か
    うにつれて、ディスクの回転数が徐々に減少するととも
    に再生線速度が徐々に増加するように制御を行うことを
    特徴とする請求項1記載の再生装置。
  3. 【請求項3】 上記ディスクの半径方向における情報信
    号の再生位置と再生線速度とが、略1次関数に基づく関
    係をなして変化させられることを特徴とする請求項1又
    は2に記載の再生装置。
  4. 【請求項4】 上記回転制御部が、ディスクの半径方向
    における情報信号の再生位置が所定の位置より外周部側
    にある場合に、再生線速度が略一定となるように制御を
    行うことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一に記載
    の再生装置。
  5. 【請求項5】 上記回転制御部が、ディスクの情報記録
    領域を該ディスクの半径方向において複数の領域に分割
    し、上記各領域内で回転数が略一定になるように制御を
    行なうことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一に記
    載の再生装置。
  6. 【請求項6】 上記再生手段が、該ディスクから情報信
    号を間歇的に再生する間歇再生動作を行なうことが可能
    であり、 上記回転制御部が、情報信号の再生対象となる領域が切
    り換わる場合に、上記再生手段による再生動作の休止を
    待ってから、ディスクの回転数を切り換えるように制御
    を行なうことを特徴とする請求項5記載の再生装置。
  7. 【請求項7】 上記回転制御部が、ディスクの半径方向
    における情報信号の再生位置に応じた演算に基づき、デ
    ィスクの回転数を算出することを特徴とする請求項1〜
    4のいずれか一に記載の再生装置。
  8. 【請求項8】 上記回転制御部が、ディスクを回転させ
    るモータの回転に同期した検出信号に基づいて回転制御
    を行うことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一に記
    載の再生装置。
  9. 【請求項9】 上記回転制御部が、ディスクから再生し
    た情報信号に基づいて回転制御を行うことを特徴とする
    請求項1〜7のいずれか一に記載の再生装置。
  10. 【請求項10】 上記回転制御部が、ディスクから再生
    したアドレス信号に基づいて、ディスクの半径方向にお
    ける情報信号の再生位置を検出することを特徴とする請
    求項1〜9のいずれか一に記載の再生装置。
JP2000258978A 2000-08-29 2000-08-29 再生装置 Pending JP2002074820A (ja)

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