JP2002074069A - ドキュメントエスクロウシステム、記録媒体及びドキュメントエスクロウ実行方法 - Google Patents

ドキュメントエスクロウシステム、記録媒体及びドキュメントエスクロウ実行方法

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JP2002074069A
JP2002074069A JP2000268041A JP2000268041A JP2002074069A JP 2002074069 A JP2002074069 A JP 2002074069A JP 2000268041 A JP2000268041 A JP 2000268041A JP 2000268041 A JP2000268041 A JP 2000268041A JP 2002074069 A JP2002074069 A JP 2002074069A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 金融機関など、取引の間に立つ者の責任負担
を軽減でき、迅速且つ業務処理の改善も望め、さらに取
引の安全性も確保できるスキームとして、信用状取引を
排した新たな取引のスキームを提供するドキュメントエ
スクロウシステムを提供せんとするものである。 【解決手段】 電子化されたドキュメントを、転送先情
報と関連づけて保管する格納手段2と、転送先に、ドキ
ュメントの保管があった旨及びドキュメントのリリース
が可能であることを通知する通知手段3と、ドキュメン
ト保管の通知がなされた転送先からのアクセスがあった
場合に、格納手段2からドキュメントを読み出して、転
送先に出力するドキュメント提示手段4と、転送先によ
る所定の入金があったことの通知を受けて、ドキュメン
トに関する電子署名を作成する電子署名化手段5と、ド
キュメントリリースの準備完了の通知がなされた転送先
からのアクセスがあった場合に、少なくとも作成された
電子署名情報及びドキュメントを転送先に出力するリリ
ース手段6とを有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドキュメントエス
クロウシステム、記録媒体及びドキュメントエスクロウ
実行方法に関する。
【0002】
【従来の技術】昨今のeビジネスの進展を背景として、
貿易業務分野でも、その業務遂行上、安全確実・さらに
スピーディに行うために、インターネットなどの電子仮
想空間で売買契約を締結すると共に、そのような貿易取
引に必要とされる書類の記載形式、電子化方法、その認
証方法などの各種プロトコルを統一化する動きが出てい
る。一例として、1999年9月末より商用サービスが
開始された貿易金融EDI(Bolero)がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
統一化の動きは、従来の貿易取引方法の上に立脚してい
るため、改善の度合いは低く、貿易業務処理のさらなる
改善が望まれている。
【0004】これまでの貿易取引のやり方は、典型的に
は信用状LC(Letter of Credit;LC)取引などにあ
るように、金融機関が輸出者及び輸入者の間に入って信
用を保証し、双方の取引リスクをミニマイズすることで
その取引を円滑に進めるように工夫されている。
【0005】例えば上記信用状取引は、図20に示すよ
うに、輸入者Iと輸出者Eとの間で取引が成立すると、
輸入者Iは、金融機関Bに信用状LCの発行を依頼す
る。金融機関Bは、それに基づき、輸入者Iの信用調査
を行った上で、信用状LCを発行する。他方輸出者E
は、受け取った信用状LCに基づき、代金回収が保証さ
れたものとして(ただし信用状LC記載の条件に提出さ
れた書類の内容が一致した場合に保証される)、輸送業
者などから船荷証券(Bill of Lading)などの発行を受
け、船積書類BLとして、金融機関Bなどを通じて、船
積書類BLを輸入者Iに渡す。輸入者Iは、船積書類B
Lと引き替えに、輸入貨物の交付を受ける。他方、輸出
者Eは、輸入者Iから直接又は金融機関や第三者を介し
て、代金を回収する(図中は金融機関B1及びB2を介
して回収している)。
【0006】これらの貿易取引の基本的なスキームは変
更せず、単に貿易書類などのドキュメントの電子化方法
や電子化されたドキュメントの認証方法などを、新たな
方法に変えただけでは、信用状取引に必須な書類間の確
認作業において、業務処理の煩雑さは従来と変わらな
い。
【0007】すなわち、従来の貿易取引のスキームで
は、輸出者E、金融機関B及び輸入者Iは、図21に示
すように、信用状LCが保証書として機能する条件とし
て、上記信用状LCと船積書類BLとの条件が一字一句
違っていないか、確認する必要がある。より具体的に
は、信用状LCを受け取った輸出者Eは、上記船積書類
BLの内容と一致しているか確認し、それらの書類を金
融機関Bに渡し、金融機関Bで同じ作業を行い、さらに
輸入者Iへそれらの書類を移送して、該輸入者Iにおい
ても同じ作業を行い、上記確認作業が完了する。
【0008】このような信用状取引のスキームを前提と
している限り、上記取引データを電子データ化しただけ
では、信用状取引に必須な書類間の確認作業自体を機械
化することができたことにはならず、その面で業務処理
の煩雑さは従来と変わらない。
【0009】そればかりか、金融機関Bは、仮に信用状
LCの内容と船積書類BLの内容とが一致していなかっ
た場合、関わった取引に対して自己も責任を分担しなけ
ればならず、内容の点検作業を精緻に行わなければなら
ないことから、書類の電子化による業務処理の改善及び
処理の迅速化を期待することには限界があった。そのた
め、金融機関Bとしては、信用状取引による自己の責任
負担の増加を軽減する方策の策定が望まれていた。
【0010】もちろん、上記のことは、貿易取引の場面
だけに限定されず、取引時に交わされるドキュメントの
真正性が、その取引の成立に大きく関わる場合には、同
様な要請がある。
【0011】本発明は、以上のような問題に鑑み創案さ
れたもので、上記金融機関など、取引の間に立つ者の責
任負担を軽減でき、迅速且つ業務処理の改善も望め、さ
らに取引の安全性も確保できるスキームとして、信用状
取引を排した新たな取引のスキームを提供するドキュメ
ントエスクロウシステム及びそのドキュメントエスクロ
ウ実行方法を創案し、それらを提案せんとするものであ
る。併せてそれらのシステム構成を実行するプログラム
が記録された記録媒体についても提供せんとしている。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係るドキュメン
トエスクロウシステムの構成は、電子化されたドキュメ
ントを、転送先情報と関連づけて保管する格納手段と、
上記転送先に、ドキュメントの保管があった旨及びドキ
ュメントのリリースが可能であることを通知する通知手
段と、ドキュメント保管の通知がなされた上記転送先か
らのアクセスがあった場合に、上記格納手段からドキュ
メントを読み出して、該転送先に出力するドキュメント
提示手段と、上記転送先による所定の入金があったこと
の通知を受けて、上記ドキュメントに関する電子署名を
作成する電子署名化手段と、ドキュメントリリースの準
備完了の通知がなされた上記転送先からのアクセスがあ
った場合に、少なくとも作成された電子署名情報及び当
該ドキュメントを上記転送先に出力するリリース手段と
を有することを基本的特徴としている。
【0013】上記構成によれば、電子化されたドキュメ
ントが、転送先情報と関連づけて、前記格納手段に保管
された際、通知手段により、転送先にその旨が通知され
る。それに従って、上記転送先は、本システムにアクセ
スし、ドキュメント提示手段によって、上記ドキュメン
トの内容を確認できる(商品の内容、数量等が契約書通
りであるかどうかを確認するものである)。この確認に
より、転送先は安心して所定の支払いを行うことがで
き、その入金通知を受けた本システムでは、電子署名化
手段により、ドキュメントに関する電子署名が作成され
る。その後ドキュメントのリリースが可能であることの
通知が、上記転送先に出される。それに伴って該転送先
からアクセスがあった場合に、リリース手段によって、
作成された電子署名情報及び当該ドキュメントが上記転
送先にリリースされることになる。
【0014】すなわち、本システムの構成によって、電
子化されたドキュメントを一旦本システムに預け入れ、
転送先側がその内容を確かめた上で、代金を支払うこと
によって、初めて該ドキュメントがリリースできる枠組
みが提供されることになる(ドキュメントの引渡と代金
の支払いが同時に行われ、双方にリスクがない仕組みが
提供される)。
【0015】また、転送先側がドキュメントの内容を確
認する段階では、電子署名情報が転送先側には渡されて
ないため、転送先側で勝手にそのドキュメントを利用し
た処理を行おうとしても、書類の信頼性が担保されてい
ないので、そのような悪用はできないことになる。
【0016】電子署名によるドキュメントの正当性を検
証するのに必要な公開鍵情報は、一般的に電子署名作成
に関わった認証機関などから取得できる。転送先側は、
該認証機関にアクセスすることで、当該公開鍵情報を自
由に入手することができる。
【0017】また電子署名の作成が、ドキュメントの前
記格納手段への保管以前に行われる場合もある。たとえ
ば、上記貿易取引処理では、輸出者Eが、輸送業者など
から受け取ることになる船荷証券(Bill of Lading)な
どの船積書類BLが、輸送業者などで発行される段階
で、電子署名が作成されることになる。このような場合
は、前記電子署名化手段による電子署名の作成は、必要
がないので、上記ドキュメントを格納手段に保管する段
階で、それと一緒に電子署名を受け取って、保管するも
のとする。
【0018】請求項2の構成は以上のような場合に適用
できる構成を提案しており、より具体的には、少なくと
も電子化されたドキュメント及び該ドキュメントの電子
署名情報を、転送先情報と関連づけて保管する格納手段
と、上記転送先に、ドキュメントの保管があった旨を通
知すると共に、上記転送先による所定の入金があったこ
との通知を受けてドキュメントのリリースが可能である
ことを通知する通知手段と、ドキュメント保管の通知が
なされた上記転送先からのアクセスがあった場合に、上
記格納手段からドキュメントのみを読み出して、該転送
先に出力するドキュメント提示手段と、ドキュメントリ
リースの準備完了の通知がなされた上記転送先からのア
クセスがあった場合に、少なくとも上記電子署名情報及
びドキュメントを、上記転送先に出力するリリース手段
とを有することを特徴としている。
【0019】すなわち、上記構成では、電子化されたド
キュメントを一旦本システムに預け入れ、転送先側がそ
の内容を確かめた上で、代金を支払うことによって、初
めて該ドキュメントがリリースできる枠組みが提供され
ることは、前記請求項1の構成と同じであるが、電子署
名化手段による電子署名作成処理は行われず、第三者な
どによるドキュメントの発行と一緒に作成された電子署
名が、該ドキュメントと共に格納手段に保管され、また
転送先による所定の入金があったことが通知された場合
に、転送先にドキュメントのリリースが可能である旨の
通知をなす。それに応じて転送先がアクセスしてきた場
合に、リリース手段により、電子署名情報とドキュメン
トが、該転送先に出力されることになる。
【0020】上記ドキュメントエスクロウシステムを構
成する各手段は、1つの構成(スタンドアローン型のコ
ンピュータなど)に組み込まれていても良いが、それに
限定されるわけではなく、ネットワークを構成する複数
のコンピュータ(ウェブサーバとアプリケーションサー
バなど)に、各手段を分散して備え、それらの間で(必
要であれば適当な通信構成を介して)これらの手段の処
理を分散して行うようにしても良い。
【0021】請求項3及び請求項4の構成は、上記請求
項1及び請求項2に記載の構成を、コンピュータに実行
させるために、該コンピュータで実行可能なプログラム
を格納した記録媒体が規定されている。すなわち、上述
した課題を解決するための構成として、上記各手段を、
コンピュータの構成を利用することで実現する、該コン
ピュータで読み込まれて実行可能なプログラムを格納し
た記録媒体が開示される。もちろん、これらの構成は、
記録媒体の構成としてだけではなく、同様な機能を達成
するプログラムとして提供されても良いことは言うまで
もない。この場合、コンピュータとは中央演算処理装置
の構成を含んだ汎用的なコンピュータの構成の他、特定
の処理に向けられた専用機などを含むものであっても良
く、中央演算処理装置の構成を伴うものであれば特に限
定はない。
【0022】このような記録媒体から、コンピュータを
上記各手段として機能させるためのプログラムが該コン
ピュータに読み出されると、請求項1又は請求項2に規
定された各手段と同様な構成が実現されることになる。
【0023】すなわち、上記請求項3の具体的構成は、
コンピュータを、電子化されたドキュメントを、転送先
情報と関連づけて保管する格納手段と、上記転送先に、
ドキュメントの保管があった旨及びドキュメントのリリ
ースが可能であることを通知する通知手段と、ドキュメ
ント保管の通知がなされた上記転送先からのアクセスが
あった場合に、上記格納手段からドキュメントを読み出
して、該転送先に出力するドキュメント提示手段と、上
記転送先による所定の入金があったことの通知を受け
て、上記ドキュメントに関する電子署名を作成する電子
署名化手段と、ドキュメントリリースの準備完了の通知
がなされた上記転送先からのアクセスがあった場合に、
少なくとも作成された電子署名情報及び当該ドキュメン
トを上記転送先に出力するリリース手段として機能させ
るプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記
録媒体である。
【0024】また上記請求項4の具体的構成は、コンピ
ュータを、少なくとも電子化されたドキュメント及び該
ドキュメントの電子署名情報を、転送先情報と関連づけ
て保管する格納手段と、上記転送先に、ドキュメントの
保管があった旨を通知すると共に、上記転送先による所
定の入金があったことの通知を受けてドキュメントのリ
リースが可能であることを転送先に通知する通知手段
と、ドキュメント保管の通知がなされた上記転送先から
のアクセスがあった場合に、上記格納手段からドキュメ
ントのみを読み出して、該転送先に出力するドキュメン
ト提示手段と、ドキュメントリリースの準備完了の通知
がなされた上記転送先からのアクセスがあった場合に、
少なくとも上記電子署名情報及びドキュメントを、上記
転送先に出力するリリース手段として機能させるプログ
ラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記録媒体で
ある。
【0025】これらの記録媒体により、これをソフトウ
ェア商品として配布、販売することができるようにな
る。また、既存のハードウェア資源を用いてこのソフト
ウェアを使用することにより、既存のハードウェアで新
たなアプリケーションとしての本発明の上記構成が容易
に実行できるようになる。このような記録媒体の構成の
他、RAMやROMなどの内部記憶装置の構成やハード
ディスクなどの外部記憶装置の構成も、そのようなプロ
グラムがそこに記録されれば、本発明に規定する記録媒
体に含まれることは言うまでもない。
【0026】尚、請求項3及び請求項4記載の各手段の
うち一部の機能は、コンピュータに組み込まれた機能
(コンピュータにハードウェア的に組み込まれている機
能でも良く、該コンピュータに組み込まれているオペレ
ーティングシステムや他のアプリケーションプログラム
などによって実現される機能でも良い)によって実現さ
れ、前記記録媒体に記録されたプログラムには、該コン
ピュータによって達成される機能を呼び出すあるいはリ
ンクさせる命令が含まれていても良い。
【0027】これは、請求項3又は請求項4に規定され
た各手段の一部が、例えばオペレーティングシステムな
どによって達成される機能の一部で代行され、記録媒体
にはその機能を実現するためのプログラムないしモジュ
ールなどは直接記録されているわけではないが、それら
の機能を達成するオペレーティングシステムの機能の一
部を、呼び出したりリンクさせるようにしてあれば、実
質的に同じ構成となるからである。
【0028】さらに請求項5及び請求項6の構成は、以
上の請求項1及び請求項2のシステム構成と同様な内容
を、データ寄託方法として規定したものである。
【0029】そのうち、請求項5に係るドキュメントエ
スクロウ実行方法の構成は、請求項1の構成に対応して
おり、具体的には、電子化されたドキュメントが、転送
先情報と関連づけて保管された場合に、該転送先に、ド
キュメントの保管があった旨を通知するステップと、ド
キュメントの保管の通知がなされた上記転送先からのア
クセスがあった場合に、保管されたドキュメントを読み
出して、該転送先に出力するステップと、上記転送先に
よる所定の入金があったことの通知を受けて、上記ドキ
ュメントに関する電子署名を作成するステップと、ドキ
ュメントのリリースが可能であることを、上記転送先に
通知するステップと、ドキュメントリリースの準備完了
の通知がなされた上記転送先からのアクセスがあった場
合に、少なくとも作成された電子署名情報及び当該ドキ
ュメントを上記転送先に出力するステップとを実行する
ことを特徴としている。
【0030】また請求項6に係るドキュメントエスクロ
ウ実行方法の構成は、請求項2の構成に対応しており、
具体的には、少なくとも電子化されたドキュメント及び
該ドキュメントの電子署名情報が、転送先情報と関連づ
けて保管された場合に、該転送先に、ドキュメントの保
管があった旨を通知するステップと、ドキュメントの保
管の通知がなされた上記転送先からのアクセスがあった
場合に、ドキュメントのみを読み出して、該転送先に出
力するステップと、上記転送先による所定の入金があっ
たことの通知を受けて、ドキュメントのリリースが可能
であることを、転送先に通知するステップと、ドキュメ
ントリリースの準備完了の通知がなされた上記転送先か
らのアクセスがあった場合に、少なくとも上記電子署名
情報及びドキュメントを、上記転送先に出力するステッ
プとを実行することを特徴としている。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図示
例と共に説明する。 (実施例1)図1は、任意の貨物の貿易取引を行う輸出
者E及び輸入者Iの間で、これまでの信用状取引に代わ
って、代金決済と引替に、預け入れている船積書類など
の電子化されたドキュメントをリリースする新たなスキ
ームを、本発明に係るドキュメントエスクロウシステム
1を使用して達成する場合の、システム構成を示す概要
説明図である。
【0032】上述のように、貿易取引の対象物である現
実の貨物の引渡は、上記船積書類などのドキュメントと
引替に行われるので、このようなドキュメントを、上記
貿易金融EDIなどのように、電子化して中立的な本シ
ステムに預け入れ、代金決済と引替にこれらの電子化さ
れたドキュメントをリリースするようにすることで、輸
入者Iは、これらのドキュメントを受け取ることがで
き、その結果、それと引替に、上記貨物の引渡を受ける
ことが可能になる。
【0033】ただし、代金決済を行う(輸入者I)側で
は、上記システムに預け入れられたドキュメントが、貨
物の引渡に有効なものであるかを確認できるように、ド
キュメントが預け入れられた段階で、該輸入者Iにその
ことを通知して、内容の閲覧ができるようにする。他方
その閲覧段階では、該ドキュメントの真正性を保証でき
るものにはせず、実際の代金決済が行われた段階で、こ
のドキュメントと共に、電子署名情報を一緒に、リリー
スすることで、ドキュメントの真正性が保証されるよう
にしている。
【0034】また本実施例では、輸出者E及び輸入者I
間で上記貿易取引について、すでに契約が成立してお
り、代金の入金先である金融機関Bも、入金があった場
合に、本ドキュメントエスクロウシステム1へのその旨
の通知がなされる提携先の金融機関Bが指定されている
ものとする。
【0035】またには、所謂デジタル署名或いは電子捺
印と呼ばれる、電子化されたドキュメントなどの情報
に、署名情報を付加して、該ドキュメントの正当性を保
証する技術が用いられる。図2に示すように、署名者
は、ハッシュ関数などで圧縮されたドキュメントと自分
だけが知っている秘密鍵から署名文を作り、元のドキュ
メントと一緒に送る。検証者は、上記署名者の公開鍵情
報と署名文と、元のドキュメントから、署名が正しいか
どうかを検証する。本実施例の場合、上記署名者は、本
システム1の管理者となる。また検証者は、輸入者Iで
ある。
【0036】以上を前提として、図1では、輸出者E及
び輸入者Iは、夫々パソコンなどのウェブ端末装置20
1及び202を有しており、インターネット300を介
して、これらのウェブ端末装置は、本ドキュメントエス
クロウシステム1の一部を形成するウェブサーバ100
に接続できるようになっている。
【0037】該ドキュメントエスクロウシステム1は、
このウェブサーバ100の他、アプリケーションサーバ
120及びデータベースサーバ130で構成されてい
る。さらに本実施例では、本ドキュメントエスクロウシ
ステム1を利用するために、船積書類などのドキュメン
トの寄託者としてのユーザ登録をなしてきた輸出者E及
びこの輸出者Eがドキュメントの寄託を行った際に、そ
のドキュメントの最終的なリリース先である被寄託者と
して登録が行われる輸入者Iの本人確認を行うための認
証サーバ140も、外部装備として備えている。
【0038】図3は、本発明のドキュメントエスクロウ
システム1が構成されるウェブサーバ100、アプリケ
ーションサーバ120及びデータベースサーバ130の
夫々の装置概要を示す装置構成説明図である。
【0039】同図に示すように、上記ウェブサーバ10
0、アプリケーションサーバ120及びデータベースサ
ーバ130の各構成は、システムバス101を介してつ
ながる、CPU102、RAM103やROM104な
どの内部記憶装置、ハードディスクドライブ105やC
D−ROMドライブ106などの外部記憶装置、インタ
ーネットなどへの専用線接続アダプタで構成される特定
の通信装置107、キーボード108やマウス109な
どの入力装置、ディスプレイ110やプリンタ111な
どの出力装置を備える通常の構成であり、上記システム
バス101を介してこれらの間で必要なデータや命令の
やり取りが行われる。
【0040】その他上記認証サーバ140やウェブ端末
装置201及び202も、ほぼ同様な構成であり、その
詳細な説明は省略する。
【0041】図4は、上記ドキュメントエスクロウシス
テム1の基本構成を示す機能ブロック図である。同図に
示すように、本ドキュメントエスクロウシステム1は、
格納手段2と、通知手段3と、ドキュメント提示手段4
と、電子署名化手段5と、リリース手段6とを備えてい
る。
【0042】上記格納手段2は、前記アプリケーション
サーバ120及びデータベースサーバ130で構成され
ており、輸出者Eのウェブ端末装置201から転送され
た電子化された船積書類などのドキュメントデータを、
転送先情報と関連づけて保管する機能を有している。
【0043】上記通知手段3は、前記アプリケーション
サーバ120で構成されており、上記格納手段2にドキ
ュメントデータの保管があった場合に、格納手段2から
転送先情報を読み出して、転送先である輸入者Iに、そ
の旨を通知すると共に、転送先による所定の入金があっ
たことの指定金融機関Bによる通知を受けて、上記ドキ
ュメントに関する電子署名が作成された後、該ドキュメ
ントのリリースが可能であることを、上記転送先に通知
する機能を有している。以上の通知は、転送先情報に含
まれるメールアドレスを基に行われる。
【0044】上記ドキュメント提示手段4は、同じくア
プリケーションサーバ120で構成されており、ドキュ
メントデータ保管の通知がなされた上記転送先の輸入者
Iから、ウェブ端末装置202を介してアクセスがあっ
た場合に、上記格納手段2から該当するドキュメントデ
ータを読み出して、該転送先であるウェブ端末装置20
2に出力する機能を有している。
【0045】上記電子署名化手段5は、同じくアプリケ
ーションサーバ120で構成されており、上記輸入者I
によって所定の入金があったことを上記指定金融機関B
から通知されて、格納手段2からそこに格納されている
ドキュメントデータを読み出し、該ドキュメントデータ
に関する電子署名を、上記図2に示した方法により作成
する機能を有している。
【0046】上記リリース手段6は、同じくアプリケー
ションサーバ120で構成されており、ドキュメントリ
リースの準備完了の通知がなされた上記転送先からのア
クセスがあった場合に、作成された電子署名情報及び格
納手段2から読み出した該当するドキュメントデータ
を、ウェブサーバ100を介して、転送先である輸入者
Iのウェブ端末装置202に出力する機能を有してい
る。
【0047】尚、上述のように、上記電子署名によるド
キュメントの正当性を検証するのに必要な公開鍵情報
は、一般的に電子署名作成に関わった認証機関などから
取得できる。本実施例の構成でも、検証を行う輸入者I
は、当該公開鍵情報が保管されている上記のような認証
機関にアクセスし、該公開鍵情報を自由に入手すること
ができる。
【0048】以上の構成を前提として、輸出者E及び輸
入者Iが、両者間で取り交わした貿易取引契約を履行す
るため、貨物の引替に必要な上記船積書類などの電子化
されたドキュメントデータの寄託と、代金決済があった
場合に、輸入者Iが該ドキュメントデータを得られるよ
うにする本ドキュメントエスクロウシステム1による処
理の流れについて説明する。
【0049】まず輸出者Eは、上記貿易取引の契約に基
づいて、取引対象物たる貨物の輸送を、輸送業者に依頼
し、その際に発行される上記船荷証券などの船積書類B
Lを、電子化(上記貿易金融EDIのプロトコルに従っ
て電子化)されたデータの状態で受け取る。
【0050】そして、該輸出者Eは、自己のウェブ端末
装置201から、インターネット300を介して、本ド
キュメントエスクロウシステム1にアクセスする。輸出
者Eは、本ドキュメントエスクロウシステム1に対する
ユーザ登録を行っていなければ、その際ユーザ登録を、
認証サーバ140に対して行う。そして輸出者Eがアク
セスすると、ウェブサーバ100は、それを認証サーバ
140につなぎ、該アクセスが、登録ユーザのアクセス
であるか否かの本人確認を行う。
【0051】輸出者Eは、上記本人確認が終了したとこ
ろで、本ドキュメントエスクロウシステム1に対して、
該システム1によるドキュメントエスクロウ処理のメニ
ュー選択を行う。
【0052】すると、アプリケーションサーバ120
は、該輸出者Eに、図5に示すように、このドキュメン
トエスクロウ処理を行う際の基礎的なデータの入力を促
す表示をなす。すなわち、輸出者及び輸入者に関連する
項目として、夫々会員番号、転送元(輸出者E)名、転
送先(輸入者I)名、住所・連絡先、電子メールアドレ
スなどの項目と、決済代金金額、及び取引関連情報とし
て寄託する電子化ドキュメントデータを指定するための
ファイル選択欄などの項目が提示される。
【0053】これらに輸出者Eが入力して、Submi
tボタン(図示なし)をクリックすると、図6に示すよ
うに、寄託内容の確認画面が提示され、ここで、「O
K」のボタンをクリックすると、図7に示すように、ク
リックした時点で、寄託すべきドキュメントデータやそ
の他の情報が、データベースサーバ130上の格納手段
2に転送されたことになる。該格納手段2は、これらの
情報を図8のようなデータ構造にして格納する。
【0054】図8に示すように、各ドキュメントエスク
ロウ処理毎に付与される寄託番号、転送元情報、転送先
情報、決済金額、寄託されるドキュメントファイルの格
納場所及びファイル名、寄託されたドキュメントデータ
の転送の可否を示す転送可否フラグ、転送先への通知日
時データ、転送先によるドキュメント閲覧日時データ、
入金日時データ、電子署名化日時データ、ドキュメント
データリリース日時データなどが含まれている。
【0055】このうち、通知日時データ、ドキュメント
閲覧日時データ、入金日時データ、電子署名化日時デー
タ、ドキュメントデータリリース日時データなどは、こ
の時点では、何ら入力されていない。また転送可否フラ
グは、現状では、入金日時データの入力がないので、
「不可」(フラグは立っていない)の状態である。
【0056】尚、輸入者Iのユーザ登録がなされていな
い場合は、アプリケーションサーバ120により、上記
輸出者Eによって登録された上記情報から、輸入者Iに
関する情報が抽出され、輸入者Iのメールアドレスを用
いて、認証サーバ140に対して、該輸入者Iに関する
仮のユーザ登録が行われる。
【0057】上記通知手段3は、新たなドキュメントデ
ータの寄託があると、通知日時データの記録を確認した
上で、上記転送先情報からメールアドレスを、上記寄託
番号と共に読み出し、前記図7に示すように、該転送先
に向けて、ドキュメントデータの寄託があったことを、
電子メールで通知する。この通知には、上記ウェブサー
バ100のURL情報と、該寄託番号が付加されてい
る。それと共に上記通知日時データ欄に、その通知日時
を書き込む。
【0058】図9は、転送先である輸入者Iへの通知画
面を示している。ここでは、そこに示されたファイルを
直接クリックすることで、当該ファイルの内容が確認で
きるような構成になっていないが、そのような構成にし
ても良い。その場合、ファイルのクリックにより、UR
L情報から、上記ウェブサーバ100に接続され、さら
に上記ファイル属性には、データベースサーバ130内
の該当するファイルの格納位置が含まれているので、上
記ドキュメント提示手段4は、格納手段2から、そのド
キュメントデータを読み出して、輸入者I側のウェブ端
末装置202に出力することになる。
【0059】一方上記通知をメールで受け取った輸入者
Iは、そのURL情報を元に、ウェブサーバ100にア
クセスする。ここで、輸入者Iに関しても本人確認が行
われるが、輸入者Iがユーザ登録がなされていない場合
は、上述のように、ユーザIDは、該輸入者Iのメール
アドレスで、認証サーバ140に仮登録されているの
で、輸入者Iは、この段階で、本ドキュメントエスクロ
ウシステム1に対する自己のユーザ登録を行う。
【0060】このようにして、輸入者Iの本人確認が終
了すると、上記ドキュメント提示手段4は、輸入者Iの
アクセス時にCGI(Common Gateway Interface)など
によって送られてくる寄託番号を元に、上記格納手段2
中のデータを検索し、該当する寄託番号の格納データか
ら、ドキュメントデータを読み出し、図10に示すよう
に、輸入者Iのウェブ端末装置202画面上に、そのド
キュメントの内容を表示させる。同時に、該ドキュメン
ト提示手段4は、格納手段2のドキュメント閲覧日時デ
ータ欄に、その閲覧日時を書き込む。
【0061】輸入者Iは、その閲覧によって、船積書類
などのドキュメントの内容を確認できたら、図11に示
すように、上記指定金融機関Bに、上記寄託番号を提示
して、決済代金の支払いをなす。上述のように、該金融
機関Bは、本ドキュメントエスクロウシステム1に、そ
の寄託番号と共に、代金の支払いがあったこと及び入金
金額を通知する。
【0062】上記電子署名化手段5は、通知された寄託
番号のデータを検索し、そこから決済金額情報を読み出
し、金融機関Bから通知された入金金額とのマッチング
を行う。金額がマッチすることで、格納手段2上の入金
日時データ欄に、その入金日時を書き込む。
【0063】そして該電子署名化手段5は、該当する寄
託番号のデータから、ドキュメントデータを読み出し、
電子署名情報を生成する。また同時に格納手段2上の電
子署名化処理日時データ欄に、その処理日時を書き込
み、さらに転送可否フラグを立て、転送可能な状態にす
る。
【0064】さらに上記通知手段3は、図12に示すよ
うに、転送先である輸入者Iに対し、ドキュメントのリ
リースが可能である旨の、ウェブサーバ100のURL
情報及び寄託番号が付加された通知を出す。それに対応
して輸入者Iがアクセスしてきた場合に、上記リリース
手段6は、寄託番号を受け取り、該寄託番号に対応する
ドキュメントデータ及びその電子署名情報を、転送先で
ある輸入者Iのウェブ端末装置202に出力する。それ
と共に、格納手段2上のリリース日時データ欄に、その
リリース日時を書き込み、さらに転送可否フラグを元の
戻し、転送不可の状態にする。図13は、そのリリース
時において、転送先である輸入者Iがドキュメントデー
タ及び電子署名情報を受け取った状態の画面構成を示し
ている。
【0065】本実施例では、上記通知手段3によってド
キュメントのリリースが可能である旨の通知がなされた
際、輸入者IがURL情報によりウェブサーバ100に
アクセスし、本人確認がなされた上で、表示されたメニ
ューに従って、ドキュメントのリリース処理を選択する
ことで(ブラウザ内部ではそのような選択と共に寄託番
号の出力も行われる)、初めてドキュメントデータ及び
電子署名情報のリリースがなされることになる。これに
限られず、上記通知中に表示されるファイル名を直接ク
リックすることで、ウェブサーバ100につながり、上
記リリース手段6によって、当該ドキュメント及び電子
署名情報のリリースが実行されるような構成にしても良
い。その場合、ファイルのクリックにより、URL情報
から、上記ウェブサーバ100に接続され、さらに上記
ファイル属性には、データベースサーバ130内の該当
するファイルの格納位置が含まれているので、上記リリ
ース手段6は、格納手段2から、そのドキュメントデー
タ及び電子署名情報を読み出して、輸入者I側のウェブ
端末装置202に出力することになる。
【0066】その後、輸入者Iは、任意の認証機関にア
クセスし、電子署名によるドキュメントの正当性を検証
するのに必要な公開鍵情報を入手する。この段階で、公
開鍵情報、ドキュメントデータ及び電子署名情報によ
り、該輸入者I自身が該ドキュメントの正当性を検証
し、その後これらのドキュメントデータ類を輸送業者に
渡し、それと引替に輸入貨物を引き取る。或いはこのよ
うな検証は行わずに、直接これらのドキュメントデータ
類を輸送業者に渡し、それと引替に輸入貨物を引き取る
ようにしても良い。
【0067】図14は、貿易取引で取り交わされる船積
書類などのドキュメントを、以上のドキュメントエスク
ロウシステム1を利用してエスクロウ処理した場合の処
理の流れを示すフローチャートである。
【0068】同図に示すように、ドキュメントエスクロ
ウシステム1側のウェブサーバ100は、リンクの発生
があると起動する(ステップS101)。そして本ドキ
ュメントエスクロウシステム1のウェブサーバ100
は、輸入者I又は輸出者Eなどのユーザアクセスを、認
証サーバ140につなぎ、そこでユーザIDやパスワー
ドなどを要求することで本人確認処理を行う(ステップ
S102)。ここで本人確認ができなかった場合(ステ
ップS102;No)、アクセスしてきた者に対し、改
めてユーザ登録をするか否かがチェックされる(ステッ
プS103)。その登録が行われる場合(ステップS1
03;Yes)、ユーザ登録処理が実行され(ステップ
S104)、前記ステップS102に復帰する。反対に
ユーザ登録が行われない場合(ステップS103;N
o)は、ログオフとなる。
【0069】上記ステップS102で、本人確認ができ
た場合(ステップS102;Yes)、アクセスユーザ
に対し、さらに指定金融機関Bであるか否かがチェック
される(ステップS105)。ここで指定金融機関Bの
アクセスであると判断されると(ステップS105;Y
es)、後述する図16の処理に移行する。
【0070】反対に指定金融機関Bのアクセスではない
と判断されると(ステップS105;No)、トップメ
ニュー(図示なし)が表示される(ステップS10
6)。該ユーザの選択がなされた場合、ユーザ選択がド
キュメントエスクロウの寄託処理であるか否かがチェッ
クされる(ステップS107)。該寄託処理が選択され
ていない場合(ステップS107;No)、さらにドキ
ュメント閲覧処理が選択されたか否かがチェックされる
(ステップS108)。
【0071】ドキュメント閲覧処理が選択された場合
(ステップS108;Yes)は、後述する図15の処
理に移行する。反対にドキュメント閲覧処理が選択され
ない場合(ステップS108;No)は、さらにドキュ
メント転送処理が選択されたか否かがチェックされる
(ステップS109)。
【0072】ドキュメント転送処理が選択された場合
(ステップS109;Yes)は、後述する図17の処
理に移行する。反対にドキュメント転送処理が選択され
ない場合(ステップS109;No)は、上記ステップ
S106に復帰する。
【0073】上記ステップS107で、ユーザ選択がド
キュメントエスクロウの寄託処理であった場合(ステッ
プS107;Yes)、輸出者Eによるドキュメントエ
スクロウ処理依頼であるとして、前記図5の申込画面が
表示され、該画面に従った基礎データの入力が促される
(ステップS110)。
【0074】そして上記図5の申込画面に従った基礎デ
ータが全て入力されたか否かがチェックされる(ステッ
プS111)。基礎データが全部揃っていなければ(ス
テップS111;No)、前記ステップS110に復帰
する。
【0075】反対に基礎データ(この中にドキュメント
データを含む)が全部揃っていれば(ステップS11
1;Yes)、格納手段2に、これらの基礎データが格
納される(ステップS113)。そして通知手段3によ
って、転送先である輸入者Iに対し、ドキュメントを保
管した旨の通知が行われる(ステップS114)。
【0076】図15は、輸入者Iが、前記通知手段3に
よる通知を受けて、寄託されたドキュメントの内容の確
認を行う場合の処理の流れを示すフローチャートであ
る。
【0077】同図に示すように、輸入者Iの本人確認処
理がなされた後、メニュー選択で、ドキュメントの内容
の閲覧処理が選択されると、ウェブサーバ100を介し
てドキュメント提示手段4により、輸入者I側のウェブ
端末装置202から、CGIなどによって、寄託番号が
受領される(ステップS201)。
【0078】この寄託番号を元に、上記ドキュメント提
示手段4により、データが検索され、ドキュメントファ
イルが読み出される(ステップS202)。そして、そ
のデータが、輸入者I側のウェブ端末装置202に転送
され、該ウェブ端末装置202に提示される(ステップ
S203)。
【0079】図16は、指定金融機関Bによる入金通知
があった場合の処理の流れを示すフローチャートであ
る。
【0080】同図に示すように、指定金融機関Bからの
アクセスであると判断されると(前記ステップS10
5;Yes)、該金融機関B側の装置から、ウェブサー
バ100を介して、電子署名化手段5により、寄託番号
・入金日時・入金金額などのデータが受領される(ステ
ップS301)。
【0081】該電子署名化手段5により、通知された寄
託番号を基に格納手段2上のデータ検索が行われ(ステ
ップS302)、そこから決済金額情報が読み出され
て、金融機関Bから通知された入金金額とのマッチング
が行われる(ステップS302)。
【0082】上記金額がマッチした場合(ステップS3
03;Yes)、電子署名化手段5により、該当する寄
託番号のデータから、ドキュメントファイルのデータが
読み出され、電子署名情報が生成される(ステップS3
04)。また転送可否フラグが立られ、転送可能な状態
に設定される(ステップS305)。さらに上記通知手
段3により、輸入者Iに対し、ドキュメントのリリース
が可能である旨の通知、ウェブサーバ100のURL情
報及び寄託番号が付加された状態で出される(ステップ
S306)。
【0083】図17は、輸入者Iが、上記の通知を受け
て、ドキュメントデータと電子署名情報を受領する場合
の処理の流れを示すフローチャートである。
【0084】同図に示すように、輸入者Iの本人確認処
理がなされた後、メニュー選択で、ドキュメントの内容
の転送処理が選択されると、ウェブサーバ100を介し
てリリース手段6により、輸入者I側のウェブ端末装置
202から、CGIなどによって、寄託番号が受領され
る(ステップS401)。
【0085】この寄託番号を元に、上記リリース手段6
により、データが検索され、ドキュメントファイル及び
電子署名情報が読み出される(ステップS402)。そ
して、これらのデータが、輸入者I側のウェブ端末装置
202にリリースされ、該ウェブ端末装置202に提示
される(ステップS403)。さらにリリース手段6に
よって、転送可否フラグが基の状態に戻され、転送不可
の状態にセットされる(ステップS404)。
【0086】以上詳述した本実施例構成では、電子化さ
れたドキュメントデータが、転送先情報と関連づけて、
前記格納手段2に保管された際、通知手段3により、転
送先である輸入者Iにその旨が通知される。それに従っ
て、該輸入者Iは、本ドキュメントエスクロウシステム
1にアクセスし、ドキュメント提示手段4によって、上
記ドキュメントデータの内容を確認できる。この確認に
より、輸入者Iは安心して貿易取引の代金決済をするこ
とができ、その決済がなされた指定金融機関Bからその
入金通知を受けた本ドキュメントエスクロウシステム1
では、電子署名化手段5により、ドキュメントデータに
関する電子署名が作成される。その後ドキュメントデー
タのリリースが可能であることが、前記通知手段3によ
って、上記輸入者Iに通知される。それに伴って輸入者
Iからアクセスがあった場合に、リリース手段6によっ
て、作成された電子署名情報及び当該ドキュメントデー
タが、該輸入者Iにリリースされることになる。
【0087】このような構成によれば、電子化されたド
キュメントデータを一旦本ドキュメントエスクロウシス
テム1に預け入れ、輸入者I側がその内容を確かめた上
で、代金決済を行うことによって、初めて該ドキュメン
トデータがリリースされるという枠組みが提供されるこ
とになる。
【0088】また、輸入者I側がドキュメントの内容を
確認する段階では、電子署名情報が該輸入者I側には渡
されてないため、輸入者I側で勝手にそのドキュメント
を利用した処理を行おうとしても、書類の信頼性が担保
されていないので、そのような悪用はできないことにな
る。
【0089】(実施例2)図18は、同じく貿易取引を
行う輸出者E及び輸入者Iの間で、代金決済と引替に、
預け入れている船積書類などの電子化されたドキュメン
トをリリースする処理を、本発明に係る別のドキュメン
トエスクロウシステム1の構成を使用して行う場合の、
システム構成を示す概要説明図である。
【0090】前記実施例との違いは、輸出者Eが、輸送
業者などから受け取ることになる船荷証券(Bill of La
ding)などの船積書類BLが、輸送業者などで発行され
る段階で、電子署名が作成されている点にある。このよ
うな場合は、前記電子署名化手段5による電子署名の作
成には、必要がないので、上記ドキュメントを格納手段
2に保管する段階で、ドキュメントデータなどと一緒に
電子署名情報も受け取って、保管するものとする。
【0091】図19は、上記実施例の場合に格納手段2
に格納される寄託データのデータ構造を示す説明図であ
る。上述のように、本構成では、ドキュメントデータな
どと共に電子署名情報も一緒に格納されている。
【0092】以上の本実施例の構成でも、電子化された
ドキュメントデータを一旦本ドキュメントエスクロウシ
ステム1に預け入れ、輸入者I側がその内容を確かめた
上で、代金決済をなすことによって、初めて該ドキュメ
ントがリリースできる枠組みが提供されることは、前実
施例の場合と同じであるが、電子署名化手段による電子
署名作成処理は行われず、輸送業者など第三者によるド
キュメントデータの発行と一緒に作成された電子署名
が、該ドキュメントデータと共に格納手段2に保管さ
れ、また指定金融機関Bに代金決済を行った輸入者Iが
アクセスしてきた場合に、リリース手段6により、これ
らのデータが、該輸入者Iに出力されることになる。
【0093】尚、本発明のドキュメントエスクロウシス
テム1の構成は、上述の実施例にのみ限定されるもので
はなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々
変更を加え得ることは勿論である。
【0094】
【発明の効果】以上、説明したように本発明の請求項1
〜16記載のドキュメントエスクロウシステム、記録媒
体及びドキュメントエスクロウ実行方法によれば、電子
化されたドキュメントデータを一旦本ドキュメントエス
クロウシステム側又は本方法を実行する側に預け入れ、
ドキュメントの転送先側がその内容を確かめた上で、代
金決済を行うことによって、初めて該ドキュメントがリ
リースされるという枠組みが提供されることになるた
め、上記金融機関など、取引の間に立つ者の責任負担を
軽減でき、迅速且つ業務処理の改善も望め、さらに取引
の安全性も確保できるという優れた効果を奏し得る。
【0095】また、上記構成では、ドキュメントの転送
先側が該ドキュメントの内容を確認する段階では、電子
署名が該転送先側には渡されてないため、転送先側で勝
手にそのドキュメントを利用した処理を行おうとして
も、書類の信頼性が担保されていないので、そのような
悪用はできないことになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】貿易取引を行う輸出者E及び輸入者Iの間で、
代金決済と引替に、預け入れている船積書類などの電子
化されたドキュメントをリリースする本発明に係るドキ
ュメントエスクロウシステム1のシステム構成を示す概
要説明図である。
【図2】電子署名の一技法を示す説明図である。
【図3】本発明のドキュメントエスクロウシステム1が
構成されるウェブサーバ100、アプリケーションサー
バ120及びデータベースサーバ130の夫々の装置概
要を示す装置構成説明図である。
【図4】本実施例に係るドキュメントエスクロウシステ
ム1の基本構成を示す機能ブロック図である。
【図5】ドキュメントエスクロウ処理を行う際の基礎的
なデータの入力を促す表示画面構成を示す説明図であ
る。
【図6】寄託内容の確認表示画面構成を示す説明図であ
る。
【図7】ドキュメントデータが格納される手順を示す工
程説明図である。
【図8】実施例1において格納されるデータ構造を示す
説明図である。
【図9】転送先である輸入者Iへの通知表示画面構成を
示す説明図である。
【図10】ドキュメントデータが閲覧される手順を示す
工程説明図である。
【図11】指定金融機関Bに代金決済をなしてからドキ
ュメントデータの電子署名化がなされるまでの手順を示
す工程説明図である。
【図12】ドキュメントデータがリリースされるまでの
手順を示す工程説明図である。
【図13】ドキュメントデータリリース時における輸入
者Iがドキュメントデータ及び電子署名情報を受け取っ
た状態の表示画面構成を示す説明図である。
【図14】貿易取引で取り交わされる船積書類などのド
キュメントを、以上のドキュメントエスクロウシステム
1を利用してエスクロウ処理した場合の処理の流れを示
すフローチャートである。
【図15】輸入者Iが、前記通知手段3による通知を受
けて、寄託されたドキュメントの内容の確認を行う場合
の処理の流れを示すフローチャートである。
【図16】指定金融機関Bによる入金通知があった場合
の処理の流れを示すフローチャートである。
【図17】輸入者Iが、上記の通知を受けて、ドキュメ
ントデータと電子署名情報を受領する場合の処理の流れ
を示すフローチャートである。
【図18】貿易取引を行う輸出者E及び輸入者Iの間
で、代金決済と引替に、預け入れている船積書類などの
電子化されたドキュメントをリリースする本発明に係る
別のドキュメントエスクロウシステム1のシステム構成
を示す概要説明図である。
【図19】上記実施例の場合に格納手段2に格納される
寄託データのデータ構造を示す説明図である。
【図20】貿易取引におけるこれまでの信用取引の処理
の流れを示す説明図である。
【図21】信用状LCが保証書として機能する条件とし
て行われる信用状LCと船積書類BLとの条件確認のや
り方を示す処理説明図である。
【符号の説明】
1 ドキュメントエスクロウシステム 2 格納手段 3 通知手段 4 ドキュメント提示手段 5 電子署名化手段 6 リリース手段 100 ウェブサーバ 101 システムバス 102 CPU 103 RAM 104 ROM 105 ハードディスクドライブ 106 CD−ROMドライブ 107 通信装置 108 キーボード 109 マウス 110 ディスプレイ 111 プリンタ 120 アプリケーションサーバ 130 データベースサーバ 140 認証サーバ 201,202 ウェブ端末装置 300 インターネット B,B1,B2 金融機関B E 輸出者 I 輸入者
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/60 424 G06F 17/60 424 12/14 320 12/14 320A

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子化されたドキュメントを、転送先情
    報と関連づけて保管する格納手段と、 上記転送先に、ドキュメントの保管があった旨及びドキ
    ュメントのリリースが可能であることを通知する通知手
    段と、 ドキュメント保管の通知がなされた上記転送先からのア
    クセスがあった場合に、上記格納手段からドキュメント
    を読み出して、該転送先に出力するドキュメント提示手
    段と、 上記転送先による所定の入金があったことの通知を受け
    て、上記ドキュメントに関する電子署名を作成する電子
    署名化手段と、 ドキュメントリリースの準備完了の通知がなされた上記
    転送先からのアクセスがあった場合に、少なくとも作成
    された電子署名情報及び当該ドキュメントを上記転送先
    に出力するリリース手段とを有することを特徴とするド
    キュメントエスクロウシステム。
  2. 【請求項2】 少なくとも電子化されたドキュメント及
    び該ドキュメントの電子署名情報を、転送先情報と関連
    づけて保管する格納手段と、 上記転送先に、ドキュメントの保管があった旨を通知す
    ると共に、上記転送先による所定の入金があったことの
    通知を受けてドキュメントのリリースが可能であること
    を通知する通知手段と、 ドキュメント保管の通知がなされた上記転送先からのア
    クセスがあった場合に、上記格納手段からドキュメント
    のみを読み出して、該転送先に出力するドキュメント提
    示手段と、 ドキュメントリリースの準備完了の通知がなされた上記
    転送先からのアクセスがあった場合に、少なくとも上記
    電子署名情報及びドキュメントを、上記転送先に出力す
    るリリース手段とを有することを特徴とするドキュメン
    トエスクロウシステム。
  3. 【請求項3】 コンピュータを、 電子化されたドキュメントを、転送先情報と関連づけて
    保管する格納手段と、 上記転送先に、ドキュメントの保管があった旨及びドキ
    ュメントのリリースが可能であることを通知する通知手
    段と、 ドキュメント保管の通知がなされた上記転送先からのア
    クセスがあった場合に、上記格納手段からドキュメント
    を読み出して、該転送先に出力するドキュメント提示手
    段と、 上記転送先による所定の入金があったことの通知を受け
    て、上記ドキュメントに関する電子署名を作成する電子
    署名化手段と、 ドキュメントリリースの準備完了の通知がなされた上記
    転送先からのアクセスがあった場合に、少なくとも作成
    された電子署名情報及び当該ドキュメントを上記転送先
    に出力するリリース手段として機能させるプログラムを
    格納したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  4. 【請求項4】 コンピュータを、 少なくとも電子化されたドキュメント及び該ドキュメン
    トの電子署名情報を、転送先情報と関連づけて保管する
    格納手段と、 上記転送先に、ドキュメントの保管があった旨を通知す
    ると共に、上記転送先による所定の入金があったことの
    通知を受けてドキュメントのリリースが可能であること
    を転送先に通知する通知手段と、 ドキュメント保管の通知がなされた上記転送先からのア
    クセスがあった場合に、上記格納手段からドキュメント
    のみを読み出して、該転送先に出力するドキュメント提
    示手段と、 ドキュメントリリースの準備完了の通知がなされた上記
    転送先からのアクセスがあった場合に、少なくとも上記
    電子署名情報及びドキュメントを、上記転送先に出力す
    るリリース手段として機能させるプログラムを格納した
    コンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  5. 【請求項5】 電子化されたドキュメントが、転送先情
    報と関連づけて保管された場合に、該転送先に、ドキュ
    メントの保管があった旨を通知するステップと、 ドキュメントの保管の通知がなされた上記転送先からの
    アクセスがあった場合に、保管されたドキュメントを読
    み出して、該転送先に出力するステップと、 上記転送先による所定の入金があったことの通知を受け
    て、上記ドキュメントに関する電子署名を作成するステ
    ップと、 ドキュメントのリリースが可能であることを、上記転送
    先に通知するステップと、 ドキュメントリリースの準備完了の通知がなされた上記
    転送先からのアクセスがあった場合に、少なくとも作成
    された電子署名情報及び当該ドキュメントを上記転送先
    に出力するステップとを実行することを特徴とするドキ
    ュメントエスクロウ実行方法。
  6. 【請求項6】 少なくとも電子化されたドキュメント及
    び該ドキュメントの電子署名情報が、転送先情報と関連
    づけて保管された場合に、該転送先に、ドキュメントの
    保管があった旨を通知するステップと、 ドキュメントの保管の通知がなされた上記転送先からの
    アクセスがあった場合に、ドキュメントのみを読み出し
    て、該転送先に出力するステップと、 上記転送先による所定の入金があったことの通知を受け
    て、ドキュメントのリリースが可能であることを、転送
    先に通知するステップと、 ドキュメントリリースの準備完了の通知がなされた上記
    転送先からのアクセスがあった場合に、少なくとも上記
    電子署名情報及びドキュメントを、上記転送先に出力す
    るステップとを実行することを特徴とするドキュメント
    エスクロウ実行方法。
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