JP2003233717A - 電子決済システムおよび電子決済方法 - Google Patents

電子決済システムおよび電子決済方法

Info

Publication number
JP2003233717A
JP2003233717A JP2002034305A JP2002034305A JP2003233717A JP 2003233717 A JP2003233717 A JP 2003233717A JP 2002034305 A JP2002034305 A JP 2002034305A JP 2002034305 A JP2002034305 A JP 2002034305A JP 2003233717 A JP2003233717 A JP 2003233717A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
check
image data
date
time
electronic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002034305A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuji Okaji
優司 岡地
Masayuki Takeuchi
雅幸 竹内
Shinichi Kito
信一 鬼頭
Takeshi Yoshino
毅 吉野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2002034305A priority Critical patent/JP2003233717A/ja
Publication of JP2003233717A publication Critical patent/JP2003233717A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ネットワークを利用して電子的に決済を行う
場合に、人対人の決済を可能とする。 【解決手段】 発行者13により管理局2に端末12か
ら小切手の発行が依頼され、小切手発行部3で仮想的な
プリンタ装置により、小切手を示し直接的に印刷が可能
な画像データが生成される。画像データとテキスト形態
の小切手情報が対でDB4に登録される。画像データが
日時立証機関5に登録されデータ生成の日時が立証さ
れ、登録結果がDB4に反映される。小切手が受取人1
1に譲渡される場合、DB4内の小切手の所有者情報が
変更され、再度、画像データが生成される。この画像デ
ータが機関5に登録され、譲渡の日時が立証され、その
結果に基づきDB4が更新される。画像データがFAX
8で印刷された画像をスキャナで画像データに変換し管
理局2に送信すれば、端末装置が無くても小切手を換金
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、決済を電子的に
行うことを可能とした電子決済システムおよび電子決済
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、商品などの取引は、貨幣や小切手
などで行われていた。これらのうち、貨幣での取引は、
貨幣と商品とを交換することで売買が成立する。そのた
め、貨幣そのものを持ち歩く必要があった。貨幣が無く
なれば、その都度金融機関に出かけ、貨幣を用意する必
要があった。また、小切手での取引は、小切手発行者の
信用度に左右され、当座預金に相応の額が用意されてい
ないと不渡りが発生したり、譲渡された小切手などでは
発行者の信用度をチェックすることが難しく、それによ
り問題が発生することもあった。
【0003】一方、近年では、電子化された貨幣を用い
た取引が普及しつつある。これによれば、インターネッ
ト上で、例えばWebサイトを利用して、取引先に対し
てクレジットカード番号や銀行の口座番号などが通知さ
れる。そして、通知された情報に基づき、取引先から金
融機関に対して、インターネットなどの通信手段を介し
て振り込みの依頼などがなされる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の電子決済では、
インターネットを介しての商取引は、販売者及び購入者
といった2者間での取引のみが考慮されたものであり、
人から人への取引が考慮されていないという問題点があ
った。そのため、玉突き型の決済、すなわち、3者以上
が関わり、A氏からB氏へ、さらにB氏からC氏へとい
う決済ができず、この点で貨幣による決済に劣るという
問題点があった。
【0005】また、クレジットカードによる決済の場
合、商品を販売している者やクレジット情報を取り扱っ
ている者などから、個人の情報や販売情報が漏れるおそ
れがあり、購入者は、慎重にならざるを得ないという問
題点があった。
【0006】さらに、商品購入を行うWebサイトがハ
ッキングされた場合には、第三者に個人情報などが入手
されてしまうという問題点があった。
【0007】一方、電子マネーにより商取引などを行う
方法も実用化されている。電子マネーとは、支払いのた
めの電子的な兌換券として、発行に際して予め資金プー
ル若しくは信用供与により保証された電子的な価値情報
である。この電子マネーを、Webサイトを介して流通
させることで、取引が行われる。ところが、この場合で
も、Webサイトを経由している間に、第三者によって
情報が不正にコピーされ、流用されたり、改竄される可
能性があるという問題点があった。
【0008】また、上述した電子決済方法の何れも、パ
ーソナルコンピュータなど、インターネットにアクセス
するツールが無ければ何もできないという問題点があっ
た。
【0009】したがって、この発明の目的は、ネットワ
ークを利用して電子的に決済を行う場合に、人対人の決
済を可能とする電子決済システムおよび電子決済方法を
提供することにある。
【0010】この発明の他の目的は、ネットワークを利
用して電子的に決済を行う場合に、個人情報や取引情報
が漏れることの無いような電子決済システムおよび電子
決済方法を提供することにある。
【0011】この発明のさらに他の目的は、ネットワー
クを利用して電子的に決済を行う場合に、ネットにアク
セスするツールを保有していなくても決済可能とする電
子決済システム及び電子決済方法を提供することにあ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明は、上述した課
題を解決するために、決済処理を電子データにより行う
電子決済システムにおいて、小切手の発行依頼に基づ
き、小切手の発行依頼を行った発行者が指定する金融機
関に問い合わせを行い発行者に小切手の決済能力がある
とされた場合に、小切手を示す画像データを直接的に印
刷可能な形態で生成する小切手発行手段と、小切手の発
行依頼に基づきテキストの形態で生成される、少なくと
も小切手の所有者を示す情報を含む規定のデータと、小
切手発行手段により生成された画像データとが一対で登
録されるデータベースと、画像データに基づき日時の立
証を行う第三者である日時立証機関に対して、小切手発
行手段により画像データが生成された日時の立証を画像
データに基づき依頼する日時立証依頼手段とを有し、日
時立証依頼手段により日時立証機関に対して日時の立証
を依頼する際に用いられた画像データに基づき小切手の
決済を行うようにしたことを特徴とする電子決済システ
ムである。
【0013】また、この発明は、決済処理を電子データ
により行う電子決済方法において、小切手の発行依頼に
基づき、小切手の発行依頼を行った発行者が指定する金
融機関に問い合わせを行い発行者に小切手の決済能力が
あるとされた場合に、小切手を示す画像データを直接的
に印刷可能な形態で生成する小切手発行のステップと、
小切手の発行依頼に基づきテキストの形態で生成され
る、少なくとも小切手の所有者を示す情報を含む規定の
データと、小切手発行のステップにより生成された画像
データとをデータベースに一対で登録するステップと、
画像データに基づき日時の立証を行う第三者である日時
立証機関に対して、小切手発行のステップにより画像デ
ータが生成された日時の立証を画像データに基づき依頼
する日時立証依頼のステップとを有し、日時立証依頼の
ステップにより日時立証機関に対して日時の立証を依頼
する際に用いられた画像データに基づき小切手の決済を
行うようにしたことを特徴とする電子決済方法である。
【0014】上述したように、この発明は、小切手の発
行依頼に基づき、小切手の発行依頼を行った発行者が指
定する金融機関に問い合わせを行い発行者に小切手の決
済能力があるとされた場合に、小切手を示す画像データ
を直接的に印刷可能な形態で生成すると共に、小切手の
発行依頼に基づき少なくとも小切手の所有者を示す情報
を含む規定のデータをテキストの形態で生成し、画像デ
ータを用いて日時の立証を行う日時立証機関に対して画
像データが生成された日時の立証を依頼する際に用いら
れた画像データに基づき、対応する小切手の決済を行う
ようにしているため、小切手を電子データとして扱うこ
とができると共に、小切手が画像データとして扱われそ
の画像データにより日時の立証がなされるため、情報の
改竄が行われにくい。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態
を、図面を参照しながら説明する。図1は、この発明の
実施の一形態による電子小切手システムの一例の構成を
概略的に示す。この電子小切手システムでは、電子デー
タで小切手を形成し、この電子小切手により決済を行う
ようにしている。以下、この電子データで形成された小
切手を電子小切手と称する。インターネット1に対して
管理局2、日時立証機関5、金融機関6、小売店7、フ
ァクス装置8(以下FAX装置8)がそれぞれ接続され
る。なお、管理局2、日時立証機関5、金融機関6およ
び後述する小売店7などは、実際には、それぞれが有す
るコンピュータ装置やコンピュータシステムである。
【0016】また、インターネット1に対して、携帯電
話やPHS(Personal Handy-PhoneSystem)などによる携
帯通信端末の基地局9が接続される。ユーザ11および
13(それぞれBBB氏、AAA氏とする)は、それぞ
れ携帯通信端末10および12を持ち、基地局9を介し
て互いに通信を行うことができるようにされている。ま
た、携帯通信端末10および12は、それぞれ、基地局
9を介してインターネット1との間で通信することがで
きる。これにより、携帯端末10および12は、インタ
ーネット1に接続された、例えば管理局2と互いに通信
を行うことができる。さらに、携帯通信端末10および
12は、文字情報を入力可能な入力手段と、文字情報お
よび画像データを表示可能な表示手段および基地局9を
介してインターネット1から送信されたデータを記憶す
る記憶手段などを有する。携帯通信端末10および12
は、インターネット1との通信機能を有するPDA(Per
sonal Digital Assistant)などでもよい。
【0017】管理局2は、この電子小切手システムにお
ける電子小切手の発行や、発行された電子小切手の管理
などを行う。管理局2に、発行や譲渡などの小切手発行
部3およびデータベース4が接続される。小切手発行部
3により、所定のフォームで供給された小切手情報が直
接的に印刷可能な画像データに変換される。すなわち、
小切手発行部3は、仮想的なプリンタ装置を有し、所定
のフォームで入力された小切手情報が仮想的なプリンタ
装置により仮想的に印刷され、恰も紙に印刷された小切
手であるかのような画像データに変換され出力される。
すなわち、仮想的なプリンタ装置は、実際に印刷可能な
情報を生成する。この画像データは、小切手情報と関連
付けられてデータベース4に格納される。
【0018】また、データベース4には、この電子小切
手システムを利用するように契約などされたユーザに関
する情報が格納される。例えば、契約ユーザの住所、氏
名、連絡先、利用金融機関に関する情報(クレジットカ
ード番号や銀行口座番号)、電子小切手システムにおけ
る暗証番号といった情報が、ユーザを識別するための識
別情報と関連付けられて格納される。
【0019】日時立証機関5は、日時立証機関5は、管
理局2やユーザ11、13および14、金融機関6、小
売店7などに対して第三者的な機関であって、画像デー
タに基づき日時の立証を行う。一例として、日時立証機
関5において集められた画像データがハッシュ関数を用
いて変換され数値化される。変換された値は、例えば1
0〜20桁程度の数列となる。この数列は、新聞などの
ような、日付情報が明確に確認できる出版物に掲載され
る。この掲載された数列を用いて日時情報を立証するこ
とができる。日時情報を立証する際には、ハッシュ関数
により変換された数列を逆変換し、日時情報を立証した
い画像データと照合する。
【0020】なお、日時立証機関5では、所定以上の解
像度を有する画像データであれば、日時の認証が可能な
ようにされている。例えば、FAX装置8から所定以上
の解像度で印字され出力された画像を、スキャナなどに
より所定以上の解像度で取り込み、画像データに変換す
る。この画像データに基づき日時の立証を行うことがで
きる。
【0021】小売店7は、例えばキオスクやコンビニエ
ンスストアなどであり、上述したスキャナが設置され
る。画像がスキャナで取り込まれて変換された画像デー
タは、インターネット1を介して例えば管理局2に送信
される。画像データの送信は、インターネット1に限ら
ず、例えば公衆電話回線やさらに他の通信手段を用いて
もよい。また、小売店7は、キャッシュディスペンサが
設けられ、金融機関6とインターネット1などを介して
通信を行い現金を引き出すことができるようにされてい
る。金融機関6とキャッシュディスペンサとの通信は、
インターネット1に限らず、専用的な回線で行ってもよ
い。キャッシュディスペンサとスキャナとを組み合わせ
た構成を用いることもできる。
【0022】このような構成における、この実施の一形
態による電子小切手システムの処理について、図2〜図
12を用いて説明する。図2は、この実施の一形態にに
よる電子小切手システムにおける各部間での処理の流れ
を概略的に示す。なお、図2において、上述の図1と共
通する部分には同一の符号を付し、詳細な説明を省略す
る。また、図2では、繁雑さを避けるため、インターネ
ット1が省略されている。
【0023】先ず、電子小切手の発行について、図3の
フローチャートを用い、図2に対応させながら説明す
る。この処理に先立って、電子小切手の発行を依頼する
ユーザ13(AAA氏)により、この電子小切手システ
ムに対してユーザ情報の登録がなされる。この登録で
は、ユーザ13の氏名などと共に、ユーザ13が引き落
としなどに利用可能な金融機関の情報が登録される。ユ
ーザ情報の登録が行われると、登録されたユーザ13を
識別する識別情報として、ユーザ13に対してユニーク
な識別番号が与えられる。管理局2では、この識別番号
に基づき、電子小切手の発行や譲渡依頼の送信元、受信
先を知ることができる。また、識別情報に基づき、ユー
ザ13の指定の金融機関に問い合わせを行い、当該金融
機関6におけるユーザ13の決済能力を知ることができ
る。なお、登録されたユーザ情報は、識別情報と共に、
データベース4に格納される。
【0024】最初のステップS10で、この電子小切手
システムのユーザであるAAA氏(以下、発行者とす
る)により、管理局2に対して規定のフォーマットのデ
ータが送信され、電子小切手の発行が依頼される(図2
のSEQ10)。電子小切手の発行依頼の際のフォーマ
ットは、図4にデータ100で示されるように、送信元
の識別情報(この例では「1248」)、発行を依頼す
る電子小切手の額面、発行者により指定される暗証番号
および発行を依頼する電子小切手の有効期間の各項目か
らなる。
【0025】このデータ100は、例えば発行者が有す
る携帯通信端末10から基地局9を介して管理局2に送
信される。なお、携帯通信端末10に対してデータを入
力する際に、所定の入力フォームを用いると入力が容易
になり、好ましい。入力フォームは、例えば、図2およ
び図3には示されていないが、携帯通信端末10から管
理局2に対する電子小切手の発行依頼がなされた際に、
管理局2から携帯通信端末10に送信される。これに限
らず、携帯通信端末10のメモリに予め格納しておいて
もよい。また、上述した送信元の識別情報は、携帯通信
端末10の電話番号を用いることができる。
【0026】ユーザAAA氏から管理局2に対して電子
小切手の発行が依頼されると、次のステップS11で、
管理局2において、送信元を示す識別情報(この例では
「1248」)に基づき、発行者の確認が行われ、発行
者の利用する金融機関6が確認される。金融機関6が確
認されると、ステップS12で、管理局2から金融機関
6に対して、発行者の金融機関6における決済能力の有
無が問い合わされる(図2のSEQ11)。この問い合
わせに応じて、金融機関6から管理局2に連絡があると
(図2のSEQ12)、管理局2において、この連絡の
内容に基づき発行者の決済能力の有無が判断される(ス
テップS13)。
【0027】若し、ステップS13で発行者に決済能力
が無いと判断されると、処理はステップS14に移行さ
れ、その旨が発行者に対して通知され、一連の処理が終
了される。
【0028】一方、ステップS13で発行者に金融機関
6における決済能力があると判断されると、処理はステ
ップS15およびステップS17に移行される。ステッ
プS15では、管理局2の小切手発行部3において、上
述のステップS10で発行者から送信されたデータ10
0に基づき、所定のフォーマットに従った画像データが
仮想のプリンタ装置により生成される。図4に画像デー
タ101として一例が示されるように、実際の紙への印
刷を模したフォーマットで仮想的に印刷される。バーコ
ードは、例えばこの画像データ101を紙に印刷した際
の識別用である。
【0029】生成された画像データ101は、発行者に
より指定された暗証番号103と共に、ステップS16
で、電子データとして管理局2から発行者の携帯通信端
末10に送信される(図2のSEQ13)。この画像デ
ータ101は、携帯通信端末10に受信され、例えば携
帯通信端末10が有するメモリに記憶される。
【0030】一方、ステップS17では、上述のステッ
プS10で発行者から送信されたデータ100に基づ
き、規定のデータがテキストの形態で生成され、データ
ベース4に登録される。規定のデータは、図4にデータ
102として一例が示されるように、電子小切手の発行
依頼の際に発行者から送られたデータ100に加え、電
子小切手それぞれにユニークな番号(銀行管理小切手番
号)が銀行(金融機関6)側により付与される。この電
子小切手が譲渡される際には、この銀行管理小切手番号
により管理される。また、ユーザ13個人が発行する電
子小切手それぞれにユニークな個人小切手番号が例えば
管理局2において生成され、データ102にさらに付加
される。
【0031】規定のデータ102は、電子データの日時
立証を行うために、ステップS18で日時立証機関5に
上述の画像データ101と共に送信され、登録される
(図2のSEQ14)。すなわち、上述したように、画
像データ101は、日時立証機関5に送信された他の画
像データと共にハッシュ関数により変換されて数値化さ
れ、登録される。登録結果は、日時立証機関5から管理
局2に送信される(図2のSEQ15)。
【0032】管理局2では、日時立証機関5から送信さ
れた登録結果に基づき、日時立証機関5によるデータの
登録が問題無く行われたとされれば、ステップS19
で、日時立証機関5によるデータ登録がなされた日時を
示す情報が、データベース4に格納された、当該データ
に対応するデータ102に対して設定される。
【0033】データベース4では、このデータ102と
データ102に対応する画像データ101とが対にされ
て格納される。データベース4では、データ102に対
してテキストデータで検索を行うことにより、検索結果
として当該データ102と対にされて格納された画像デ
ータ101を出力することができる。
【0034】次に、電子小切手の譲渡処理について、図
5のフローチャートを用い、図2に対応させながら説明
する。ここでは、発行者であるユーザ13(AAA氏)
がユーザ11(BBB氏)に対して電子小切手を譲渡す
る場合を例にとって説明する。なお、ユーザ11(BB
B氏)は、ユーザ13(AAA氏)と同様に、携帯通信
端末10を有しており、基地局9を介して互いに通信が
可能とされている。ユーザ11(BBB氏)は、管理局
2から識別番号(この例では「0369」)が予め与え
られているものとする。また、以下では、電子小切手を
譲渡されるユーザ11(BBB氏)を受取人と称する。
【0035】先ず、最初のステップS20で、発行人で
あるユーザ13により、譲渡したい小切手番号が指定さ
れ、所定のフォーマットのデータとして携帯通信端末1
2から送信され、基地局9を介して管理局2に転送され
る(図2のSEQ20)。このときのデータは、図6A
にデータ110として一例が示されるように、送信元お
よび受信先それぞれの識別番号、個人小切手番号および
発行人であるユーザ13により指定された暗証番号から
なる。なお、小切手番号は、この例では個人小切手番号
を用いているが、銀行管理小切手番号を用いることもで
きる。また、新暗証番号は、ここでは用いられない。
【0036】管理局2では、転送されたデータ110に
基づき、指定された電子小切手の有効性が調べられる
(ステップS21)。電子小切手の有効性は、例えば、
データ110を送信した者が当該データ110に示され
る電子小切手の所有者であるか否か、データ110に示
される暗証番号が合っているか否か、などにより判断さ
れる。この場合、管理局2において、データベース4が
参照され、データ110に示される個人小切手番号と暗
証番号との組み合わせにより該当するユーザの識別番号
が検索され、検索された識別番号とデータ110に示さ
れる識別番号をを照合することにより、電子小切手の有
効性を判断することが可能である。
【0037】若し、ステップS21で、データ110に
示される電子小切手の有効性が否定されたら、処理はス
テップS25に移行され、発行者であるユーザ13にそ
の旨が通知され、一連の処理が終了される。
【0038】一方、ステップS21で、データ110に
示される電子小切手の有効性が確認されれば、処理はス
テップS22に移行される。ステップS22では、デー
タ110の個人小切手番号に基づきデータベース4が検
索され、対応するデータ102が出力される。出力され
たデータ102は、データ110の内容に基づき、図7
Aにデータ102’として一例が示されるように所有者
情報が変更され、再びデータベース4に登録される。所
有者情報は、発行者であるユーザ13からのデータ11
0に示される受信先の識別番号に基づきデータベース4
が検索されることで得られる。
【0039】さらに、管理局2の小切手発行部3によ
り、元のデータ102に対して所有者情報が変更された
データ102’に基づき、図7Bに一例が示されるよう
な画像データ101’が再度、生成される(ステップS
23)。この画像データ101’は、日時立証機関5に
送信され(図2のSEQ21)、日時立証機関5に登録
され、画像データ101’が生成された日時が立証され
る(ステップS24)。登録結果は、管理局2に通知さ
れる(図2のSEQ22)。管理局2では、この通知に
対応し、データベース4に登録されているデータ10
2’の日時立証登録の項目が更新される。
【0040】このように、管理局2において電子小切手
の所有者情報が変更されると共に、日時立証機関5にお
いて所有者情報が変更された日時が登録されることで、
電子小切手がユーザ13から受取人であるユーザ11に
譲渡される。ユーザ11は、自身の識別番号および暗証
番号、ならびに、譲渡された電子小切手の個人小切手番
号を、ユーザ11の携帯通信端末10から管理局2に送
信することで、譲渡された電子小切手を使うことができ
る。同様にして、ユーザ11からさらに他のユーザに対
して、当該電子小切手を譲渡することができる。
【0041】上述したように、管理局2で発行された電
子小切手の画像データは、発行者であるユーザ13の携
帯通信端末12に受信され記憶されている。電子小切手
の譲渡の処理が終了後、発行者の携帯通信端末12内に
残された電子画像データは、ユーザ13により任意に削
除や保存が行われる。
【0042】ここで、携帯通信端末12内に記憶され
る、譲渡済みの電子小切手の画像データを用いて、この
電子小切手をさらに他の者に譲渡しようとしても、管理
局2のデータベース4に格納された電子小切手の管理情
報において所有者情報が変更されている。そのため、譲
渡済みの電子小切手をさらに他の者に譲渡することがで
きない。
【0043】また、電子小切手の譲渡の際には、必ず暗
証番号が必要になるので、本来の持ち主ではない他人が
携帯通信端末12を拾ったりした場合でも、携帯通信端
末12内に記憶された画像情報101を用いて勝手に電
子小切手の譲渡などが行われることがない。
【0044】さらに、上述では、電子小切手を譲渡する
相手先の指定には、識別番号を用いたが、これはこの例
に限定されない。例えば、譲渡する相手先の電子メール
アドレスを用いて相手先を指定することができる。この
場合でも、データが移動される際には、管理局2が経由
される必要がある。
【0045】さらにまた、電子小切手の譲渡を、管理局
2を介さずに、携帯通信端末12および10の間で、基
地局9を介して行うことも可能である。例えば、電子小
切手の発行者であるユーザ13から管理局2に対して、
上述したような手順に従い、データ110が送信され、
送信されたデータ110に基づき管理局2でデータベー
ス4に登録されているデータの所有者情報の変更と電子
小切手の画像データ101’の生成とが行われ、さらに
日時立証機関5における日時立証が行われる。この後、
所有者情報が変更された画像データ101’が譲渡元の
ユーザ13に対して送信される。この画像データ10
1’がユーザ13の携帯通信端末12により受信され、
さらに、この画像データ101’がユーザ13からユー
ザ11に、基地局9を介して送信される。ユーザ11が
携帯通信端末10によりこの画像データ101’を受信
することで、電子小切手のユーザ13からユーザ11へ
の譲渡が行われる。
【0046】ここで、携帯通信端末10および12が互
いに直接的に通信可能とされていれば、基地局9を介さ
ずに、電子小切手の譲渡を行うことができる。
【0047】なお、上述において、電子小切手の発行者
が自分から自分への譲渡を行うようなデータを管理局2
に送信することで、当該電子小切手の暗証番号を変更す
ることができる。このときのデータは、図6Bにデータ
111として一例が示されるように、受信先の情報が省
略されると共に、新暗証番号の項に、現在の暗証番号か
ら変更したい暗証番号が入力される。
【0048】また、管理局2は、電子小切手を譲渡する
際に、例えば、ユーザ11または13が指定する金融機
関に依頼することで、電子小切手に示される額面から所
定金額を手数料として徴収することが可能である。
【0049】次に、電子小切手の換金処理について、図
8のフローチャートを用い、図2に対応させながら説明
する。ここでは、上述した譲渡処理により発行元である
ユーザ13(AAA氏)から電子小切手を譲渡された、
受取人であるユーザ11(BBB氏)が画像データ10
1’として譲渡された電子小切手を換金する場合につい
て説明する。
【0050】最初に、ユーザ11により、換金対象の電
子小切手の画像データ101’が例えば携帯通信端末1
0の表示手段に表示され、換金対象の電子小切手の有効
期日が確認される(ステップS30)。換金当日が有効
期日内であれば、換金可能であるので、ステップS31
で、ユーザ11により、図9に一例が示されるような所
定のフォーマットのデータ120が、ユーザ11の識別
番号と共に携帯通信端末10から管理局2に対して送信
される(図2のSEQ40)。
【0051】このデータ120を受信した管理局2で
は、データ120に示される個人小切手番号に基づき、
換金対象の電子小切手および当該電子小切手の所有者の
正当性が確認される(ステップS32)。電子小切手お
よび電子小切手の所有者の正当性は、例えば、データ1
20を送信した者が当該データ120で示される電子小
切手の所有者であるか否か、データ120に示される暗
証番号が合っているか否か、換金当日が電子小切手の有
効期間内であるか否か、などにより判断される。
【0052】若し、換金対象の電子小切手や当該電子小
切手の所有者の正当性が確認されない場合には、その旨
が管理局2からユーザ11に対して通知される(図2の
SEQ41)。
【0053】電子小切手の所有者に関しては、管理局2
において、データベース4が参照され、データ120に
示される個人小切手番号により、当該個人小切手番号の
電子小切手を所有するユーザの識別番号が検索されるこ
とでなされる。また、電子小切手の有効期間に関して
は、管理局2によるデータベース4が検索され、当該デ
ータ120に示される電子小切手に対応する、譲渡後の
データ102’が参照されることで、判断できる。
【0054】ステップS32では、さらに、換金対象の
電子小切手の発行者であるユーザ13(AAA氏)が当
該電子小切手を換金可能な口座を有する金融機関が確認
される。データベース4には、図10に一例が示される
ような、この電子小切手システムを利用可能なユーザを
識別するための識別情報の一覧が登録される。図10の
例では、ユーザを識別する識別番号に対して、その識別
番号の所持者であるユーザの名前、そのユーザが利用可
能な金融機関および識別情報を変更するための暗証番号
が識別情報として登録される。
【0055】識別情報を変更するための暗証番号は、例
えば、この電子小切手システムにより自動的に発行さ
れ、電子小切手システムを利用するように登録された各
ユーザに対して付与される。なお、上述した電子小切手
発行の手順において、電子小切手の発行時に、発行者か
ら暗証番号が指定されるように説明したが、この識別情
報を変更するための暗証番号を電子小切手の暗証番号と
して用いることができる。この場合には、電子小切手発
行時に暗証番号を指定する必要が無い。
【0056】上述のデータ120に示される識別番号に
基づきこの識別情報を参照することで、金融機関の確認
を行うことができる。図10の例では、換金対象の電子
小切手の発行元である識別番号「1248」で示される
ユーザ13(AAA氏)は、取引を行う金融機関として
金融機関Aを指定し、当該電子小切手の受取人、すなわ
ち当該電子小切手の現在の所有者である識別番号「03
69」で示されるユーザ11(BBB氏)は、金取引を
行う金融機関として融機関Dを指定していることが確認
される。さらに、管理局2により金融機関Aに対して、
換金対象となる電子小切手に示される金額を換金可能で
あるかをどうかを確認するための問い合わせが行われる
(図2のSEQ42)。問い合わせの結果が金融機関A
(金融機関6)から管理局2に通知される(図2のSE
Q43)。
【0057】若し、問い合わせの結果により換金不能で
あるとされれば、その旨がユーザ11に通知され、一連
の処理が終了される。
【0058】問い合わせの結果により換金可能であると
されれば、処理はステップS33に移行される。ステッ
プS33では、管理局2により、上述した識別情報の一
覧に基づき、当該電子小切手の受取人であるユーザ11
により指定される金融機関(図10の例では金融機関
D)への、当該電子小切手に示される金額の振り込みが
なされる。それと共に、当該電子小切手の発行人である
ユーザ13により指定される金融機関(図10の例では
金融機関A)から、当該電子小切手に示される金額が引
き落とされる。
【0059】これら振り込みおよび引き落としの処理が
完了した後、ステップS34で、管理局2のデータベー
ス4に保存される、当該電子小切手に関するデータ(図
4のデータ101および102)が削除される。これに
より、電子小切手の換金処理が完了される。
【0060】なお、電子小切手に示される金額が受取人
が指定する金融機関Dに振り込まれた際に、振込完了の
通知を受取人であるユーザ11(BBB氏)に、その旨
を、例えば電子メールを用いて通知することが望まし
い。同様に、電子小切手に示される金額が発行人が指定
する金融機関Aから引き落とされた際に、当該電子小切
手の発行者であるユーザ13(AAA氏)に、その旨
を、例えば電子メールを用いて通知することが望まし
い。これらの通知の電子メールは、例えばユーザ11お
よび13それぞれが有する携帯通信端末10および12
により受信される。
【0061】次に、電子小切手の換金処理の他の例につ
いて、図11のフローチャートを用い、図2に対応させ
ながら説明する。ここでは、携帯通信端末など、インタ
ーネット1に対する通信手段を有していないユーザ14
(CCC氏)が電子小切手を換金する場合について説明
する。
【0062】先ず、既に述べたような手順に基づき、電
子小切手の発行者であるユーザ13(AAA氏)により
電子小切手が発行され、発行された電子小切手が受取人
であるユーザ14(CCC氏)に渡される。この電子小
切手は、例えば図12に一例が示される画像データ10
1”として管理局2に保存される。
【0063】ユーザ14は、ステップS40で、電子小
切手の発行者であるユーザ13から当該電子小切手を譲
渡される際に、一定以上の解像度で印刷出力が可能な装
置、例えばFAX装置8により、管理局2から送信され
た当該電子小切手を示す画像データ101”を紙に印刷
して出力する(図2のSEQ50)。
【0064】管理局2およびFAX装置8間の通信は、
インターネット1を介して行ってもよいし、公衆電話回
線を介して行うようにしてもよい。また、FAX装置8
に対する画像データ101”の送信は、例えば、当該電
子小切手の発行者であるユーザ13から受取人であるユ
ーザ14に対して、電話や直接口頭でなど、電子小切手
を受け渡すことが所定の方法で通知されてから行われる
と好ましい。
【0065】上述したが、小売店7は、例えばコンビニ
エンスストアやキオスクであり、一定以上の解像度で画
像を画像データに変換可能であり、且つ、変換された画
像データをインターネット1を介して管理局2に送信可
能とされたスキャナ装置と、金融機関6と通信を行い現
金の授受を行うことが可能な機器、例えばキャッシュデ
ィスペンサとを有する。
【0066】ステップS41で、ユーザ14は、電子小
切手を示す画像データが印刷された紙を小売店7に持ち
込む(図2のSEQ51)。そして、当該スキャナ装置
により、紙に印刷された電子小切手を示す画像を読み取
らせて画像データに変換し、管理局2に送信する(図2
のSEQ52)。このとき、ユーザ14の暗証番号を入
力し共に送信するようにすると好ましい。
【0067】管理局2では、ステップS42で、紙に印
刷された電子小切手の画像がスキャナで変換され送信さ
れた画像データと、管理局2のデータベース4に保存さ
れている対応する電子小切手の画像データとが比較さ
れ、紙に印刷された電子小切手とデータベース4に電子
データとして保存されている電子小切手との整合性が確
認される。ユーザ14により暗証番号が送信されている
ときは、整合性の確認の際に、暗証番号を参照すること
で、ユーザ14の情報を確認することができる。
【0068】確認の結果(図2のSEQ53)、両者が
整合しているとされれば、次のステップS43により、
小売店7により当該電子小切手の発行者により指定され
ている金融機関(金融機関6とする)に対して、発行者
であるユーザ13(AAA氏)の口座が確認される(図
2のSEQ54)。そして、その口座から当該電子小切
手に示される額が引き落とされ、その結果が小売店7に
設けられるキャッシュディスペンサに送信される(図2
のSEQ55)。ステップS44で、ユーザ14は、小
売店7に設けられたこのキャッシュディスペンサを所定
に操作することで、引き落とされた額を現金で受け取る
ことができる(図2のSEQ56)。
【0069】なお、ここでは、紙で出力された電子小切
手の画像をスキャナ装置で画像データに変換し、この画
像データを管理局2に送信することで、電子小切手を現
金化しているが、これはこの例に限られない。すなわ
ち、キャッシュディスペンサなどが設置されている小売
店7において、紙出力された電子小切手を所有している
ユーザ14が電子小切手により現金を受け取りに来た本
人であることを証明できれば、スキャナ装置による画像
の取り込みおよび送信を行わないで、現金を受け取るこ
とができる。
【0070】また、ここでは、現金の受け取りをキャッ
シュディスペンサで行うように説明したが、これはこの
例に限らず、例えば小売店7の店員などにより管理局2
や金融機関6に対するやりとりを行い、人手を介して現
金を受け取るようにすることもできる。
【0071】また、上述のように、発行者から受取人に
直接的に電子小切手を渡さなくとも、例えば受取人が指
定する小売店あるいは金融機関に電子小切手を預け、本
人が来訪したときに(本人を証明できるものを携帯する
ことで)現金化できるようにするようにできる。この場
合には、電子小切手の受取人は、本人であることを証明
可能であることが必要である。これに限らず、有効期日
がきたときに指定の口座に現金化して振り込むようにす
ることも可能である。
【0072】なお、この発明では、電子小切手の発行や
譲渡の動きが日時立証機関5に登録されるため、発行者
と受取人の管理局2や金融機関6が互いに異なる場合で
も、情報に間違いがないことが立証できる。
【0073】また、上述の説明において、各種の送受信
に際して、送受信されるデータを暗号化して機密性を上
げても、この発明による電子小切手システムの実施には
何ら問題は発生しない。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、電子小切手を画像データとして管理し、その画像デ
ータを用いて電子小切手の発行や譲渡などの日時を立証
するようにしている。そのため、小切手を人から人へ、
電子的なデータとして渡すことができるという効果があ
る。
【0075】また、小切手が電子的データで扱われるた
め、省資源の観点でメリットがあると共に、個人による
小切手の整理が容易に行えるというこうかがる。
【0076】さらに、電子小切手毎に暗証番号が指定さ
れるため、電子小切手を扱う通信端末装置が他人に盗ま
れるようなことがあっても、当該通信端末で扱われた電
子小切手の所有権が奪われることが無いという効果があ
る。
【0077】さらにまた、電子小切手が画像データとし
て管理されるため、電子端末を扱う端末装置を持ってい
なくても、電子小切手を示す画像データを印刷すること
で、電子小切手を換金することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の一形態による電子小切手シス
テムの一例の構成を概略的に示す略線図である。
【図2】この実施の一形態にによる電子小切手システム
における各部間での処理の流れを概略的に示す略線図で
ある。
【図3】この実施の一形態による電子小切手の一例の発
行処理を示すフローチャートである。
【図4】電子小切手発行依頼の際に扱われるデータのフ
ォーマットの例を示す略線図である。
【図5】この実施の一形態による電子小切手の一例の譲
渡処理を示すフローチャートである。
【図6】電子小切手譲渡の際に管理局に送信されるデー
タのフォーマットの例を示す略線図である。
【図7】電子小切手譲渡の際に扱われるデータのフォー
マットの例を示す略線図である。
【図8】この実施の一形態による電子小切手の一例の換
金処理を示すフローチャートである。
【図9】電子小切手の換金の際に扱われるデータの一例
のフォーマットを示す略線図である。
【図10】管理局のデータベースに登録される識別情報
の一覧の例を示す略線図である。
【図11】この実施の一形態による電子小切手の他の例
による換金処理を示すフローチャートである。
【図12】画像データとして出力される電子小切手の一
例を示す略線図である。
【符号の説明】
1・・・インターネット、2・・・管理局、3・・・小
切手発行部、4・・・データベース、5・・・日時立証
機関、6・・・金融機関、7・・・小売店、8・・・F
AX装置、9・・・基地局、10,12・・・携帯通信
端末
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹内 雅幸 東京都品川区北品川4丁目7番35号 ソニ ーインフォメーションシステムソリューシ ョンズ株式会社内 (72)発明者 鬼頭 信一 東京都品川区北品川4丁目7番35号 ソニ ーインフォメーションシステムソリューシ ョンズ株式会社内 (72)発明者 吉野 毅 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 決済処理を電子データにより行う電子決
    済システムにおいて、 小切手の発行依頼に基づき、該小切手の発行依頼を行っ
    た発行者が指定する金融機関に問い合わせを行い該発行
    者に該小切手の決済能力があるとされた場合に、上記小
    切手を示す画像データを直接的に印刷可能な形態で生成
    する小切手発行手段と、 上記小切手の発行依頼に基づきテキストの形態で生成さ
    れる、少なくとも該小切手の所有者を示す情報を含む規
    定のデータと、小切手発行手段により生成された上記画
    像データとが一対で登録されるデータベースと、 画像データに基づき日時の立証を行う第三者である日時
    立証機関に対して、上記小切手発行手段により上記画像
    データが生成された日時の立証を該画像データに基づき
    依頼する日時立証依頼手段とを有し、 上記日時立証依頼手段により上記日時立証機関に対して
    日時の立証を依頼する際に用いられた上記画像データに
    基づき上記小切手の決済を行うようにしたことを特徴と
    する電子決済システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電子決済システムにお
    いて、 上記日時立証依頼手段による依頼に基づき立証された日
    時を示す日時情報が上記データベースに反映されること
    を特徴とする電子決済システム。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の電子決済システムにお
    いて、 上記画像データに対してユニークな番号が付与されるこ
    とを特徴とする電子決済システム。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の電子決済システムにお
    いて、 上記画像データに対して暗証番号を指定することができ
    ることを特徴とする電子決済システム。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の電子決済システムにお
    いて、 上記小切手発行依頼を携帯通信端末から行うことが可能
    とされたことを特徴とする電子決済システム。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の電子決済システムにお
    いて、 上記小切手の譲渡は、上記データベースに登録される上
    記規定のデータに含まれる上記所有者の情報が元の所有
    者から上記小切手を譲渡される受取人へと変更され、上
    記小切手発行手段により、上記所有者の情報が上記変更
    された上記規定のデータに対応する小切手を示す画像デ
    ータが再生成され、該再生成された該画像データに基づ
    き上記日時立証依頼手段により上記依頼がなされて上記
    変更の日時が立証されることで行われるようにしたこと
    を特徴とする電子決済システム。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の電子決済システムにお
    いて、 上記小切手の譲渡の依頼が上記元の所有者の携帯通信端
    末から行われ、上記再生成された上記画像データを上記
    元の所有者の携帯通信端末に転送し、上記元の所有者の
    携帯通信端末に上記転送された該画像データを、上記元
    の所有者の携帯通信端末から上記受取人の携帯通信端末
    へさらに転送することで、上記小切手の譲渡が行われる
    ようにしたことを特徴とする電子決済システム。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載の電子決済システムにお
    いて、 上記小切手の換金は、該小切手の受取人による換金依頼
    に基づき、該小切手の発行者により指定された上記金融
    機関に対して該発行者の該小切手に対する決済能力が問
    い合わされ、該決済能力があるとされたら、上記受取人
    の指定する金融機関に該小切手に示される金額を振り込
    むと共に、上記発行者の指定する上記金融機関から該小
    切手に示される金額を引き落とすことで行われるように
    したことを特徴とする電子決済システム。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の電子決済システムにお
    いて、 上記小切手の換金が終了したら、上記データベースから
    該小切手の情報を削除するようにしたことを特徴とする
    電子決済システム。
  10. 【請求項10】 請求項8に記載の電子決済システムに
    おいて、 上記小切手の上記受取人による換金依頼に基づき上記小
    切手を示す画像データから上記小切手を示す画像が印刷
    され、印刷された該小切手を示す画像を画像取り込み手
    段により画像データに変換し、変換された該画像データ
    と上記データベースに格納された該小切手に対応した上
    記画像データとの整合性を確認することで該小切手の換
    金を可能とするようにしたことを特徴とする電子決済シ
    ステム。
  11. 【請求項11】 決済処理を電子データにより行う電子
    決済方法において、小切手の発行依頼に基づき、該小切
    手の発行依頼を行った発行者が指定する金融機関に問い
    合わせを行い該発行者に該小切手の決済能力があるとさ
    れた場合に、上記小切手を示す画像データを直接的に印
    刷可能な形態で生成する小切手発行のステップと、 上記小切手の発行依頼に基づきテキストの形態で生成さ
    れる、少なくとも該小切手の所有者を示す情報を含む規
    定のデータと、小切手発行のステップにより生成された
    上記画像データとをデータベースに一対で登録するステ
    ップと、 画像データに基づき日時の立証を行う第三者である日時
    立証機関に対して、上記小切手発行のステップにより上
    記画像データが生成された日時の立証を該画像データに
    基づき依頼する日時立証依頼のステップとを有し、 上記日時立証依頼のステップにより上記日時立証機関に
    対して日時の立証を依頼する際に用いられた上記画像デ
    ータに基づき上記小切手の決済を行うようにしたことを
    特徴とする電子決済方法。
JP2002034305A 2002-02-12 2002-02-12 電子決済システムおよび電子決済方法 Pending JP2003233717A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002034305A JP2003233717A (ja) 2002-02-12 2002-02-12 電子決済システムおよび電子決済方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002034305A JP2003233717A (ja) 2002-02-12 2002-02-12 電子決済システムおよび電子決済方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003233717A true JP2003233717A (ja) 2003-08-22

Family

ID=27776851

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002034305A Pending JP2003233717A (ja) 2002-02-12 2002-02-12 電子決済システムおよび電子決済方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003233717A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006039857A (ja) * 2004-07-26 2006-02-09 Toshiba Corp 為替業務運用方法および運用システム
JP2006338539A (ja) * 2005-06-03 2006-12-14 Sony Corp 電子決済システム,電子決済サーバ,電子決済端末,およびコンピュータプログラム
JP2009151553A (ja) * 2007-12-20 2009-07-09 Mizuho Bank Ltd 現金支払システム及び現金支払方法
JP2010067071A (ja) * 2008-09-11 2010-03-25 Hitachi Omron Terminal Solutions Corp キャッシュレス決済システム
JP2010518492A (ja) * 2007-02-01 2010-05-27 アリババ グループ ホールディング リミテッド オンライン支払システムおよび方法
JPWO2009118803A1 (ja) * 2008-03-24 2011-07-21 順子 杉中 情報処理器、情報処理器制御用プログラム、情報処理方法、及び電子決済支援システム
JP2012517067A (ja) * 2009-02-04 2012-07-26 クゥアルコム・インコーポレイテッド ペーパーレスの小切手のイメージを使用して支払を可能にすること
JP2021168219A (ja) * 2018-05-15 2021-10-21 ビリングシステム株式会社 小切手管理システム、小切手管理装置、小切手管理方法、および、小切手管理プログラム

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006039857A (ja) * 2004-07-26 2006-02-09 Toshiba Corp 為替業務運用方法および運用システム
JP2006338539A (ja) * 2005-06-03 2006-12-14 Sony Corp 電子決済システム,電子決済サーバ,電子決済端末,およびコンピュータプログラム
JP2010518492A (ja) * 2007-02-01 2010-05-27 アリババ グループ ホールディング リミテッド オンライン支払システムおよび方法
JP2009151553A (ja) * 2007-12-20 2009-07-09 Mizuho Bank Ltd 現金支払システム及び現金支払方法
JPWO2009118803A1 (ja) * 2008-03-24 2011-07-21 順子 杉中 情報処理器、情報処理器制御用プログラム、情報処理方法、及び電子決済支援システム
JP2010067071A (ja) * 2008-09-11 2010-03-25 Hitachi Omron Terminal Solutions Corp キャッシュレス決済システム
JP2012517067A (ja) * 2009-02-04 2012-07-26 クゥアルコム・インコーポレイテッド ペーパーレスの小切手のイメージを使用して支払を可能にすること
JP2021168219A (ja) * 2018-05-15 2021-10-21 ビリングシステム株式会社 小切手管理システム、小切手管理装置、小切手管理方法、および、小切手管理プログラム
JP7178030B2 (ja) 2018-05-15 2022-11-25 ビリングシステム株式会社 小切手管理システム、小切手管理装置、小切手管理方法、および、小切手管理プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN110612546B (zh) 用于数字资产账户管理的方法和装置
US8116734B2 (en) Party identification in a wireless network
EP3485448B1 (en) Digital asset distribution by transaction device
CN110892676A (zh) 利用安全认证系统的令牌提供
CA3019849A1 (en) Digital asset account management
WO2017057770A1 (ja) 情報処理装置および情報処理方法
WO2003075192A1 (en) Electronic transfer system
CN1437741A (zh) 鉴权支付
CN101669133A (zh) 利用用于提供支付承诺的预定电子文件生成电子可流通证券
CN116527277A (zh) 用于使用单向令牌提供数据安全性的方法
KR20170058950A (ko) 전자결제를 위한 시스템 및 방법
JPH10171887A (ja) オンラインショッピングシステム
JP2001109835A (ja) オンライン取引の収納代行システム
CN110622189A (zh) 用于提供数字收据的高效方法和系统
JP2004126976A (ja) 電子商取引与信処理方法及び電子商取引システム
JP2003233717A (ja) 電子決済システムおよび電子決済方法
WO2023286773A1 (ja) 印刷によって製造される商品の製造方法及びシステム
JP7440109B2 (ja) 業務管理システム
JP2001351002A (ja) 販売支援サーバおよび販売支援システム
RU2174708C1 (ru) Способ торговли за безналичный расчет с использованием коммуникационной сети (варианты)
CN100595785C (zh) 用于小额支付的动态密码运用方法
JP4838288B2 (ja) 信託型電子決済支援システム、方法、及びプログラム
KR20010000531A (ko) 결제 중개 서버 시스템 및 그 결제 중개방법
JP2009146170A (ja) カード発行方法、カード発行システムおよびカード有効化装置
JP2002222380A (ja) ショッピング決済代行方法