JP2002073574A - アラームサービスシステム - Google Patents

アラームサービスシステム

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JP2002073574A
JP2002073574A JP2000263615A JP2000263615A JP2002073574A JP 2002073574 A JP2002073574 A JP 2002073574A JP 2000263615 A JP2000263615 A JP 2000263615A JP 2000263615 A JP2000263615 A JP 2000263615A JP 2002073574 A JP2002073574 A JP 2002073574A
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Japan
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time
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alarm
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departure
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JP2000263615A
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Yukinobu Maruyama
幸伸 丸山
Takashi Hoshino
剛史 星野
Hiroshi Shimizu
宏 清水
Yukinori Asada
幸則 浅田
Toru Kiyota
徹 清田
Atsuhiko Urushibara
篤彦 漆原
Hiroshi Suso
公士 須曽
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 指定された行き先に指定された日時に到着す
るための出発地での出発時刻をユーザに確実に知らせる
ことができるようにする。 【解決手段】 携帯情報端末100において、行き先や
その希望到着時刻,駅までの移動手段などの行き先デー
タを入力し(S2)、この携帯情報端末100の現在位
置情報(出発地情報)とともにアラームサービスリクエ
スト情報を作成してサーバ300に送信する(S3)。
サーバ300では、出発地とその最寄り駅までの所要時
間(S4)や行き先に希望到着時刻に到着するためのこ
の最寄り駅の乗車時刻(S5)などから、出発地での出
発時刻(アラーム発音時刻)を求め(S7)、これらを
アラームサービス情報として携帯情報端末100に送
る。携帯情報端末100では、このアラーム発音時刻と
現在時刻とを比較し、現在時刻がアラーム発音時刻とな
ると(S10)、アラームを発音する(S12)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、交通機関の利用の
ためのアラームサービスシステムに係り、特に、この交
通機関の利用者(ユーザ)の出発地とこの交通機関との
間が距離的に離れている場合に有効な位置情報を利用し
たアラームサービスシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、予定の目的に行く場合の道順を知
る方法としては、地図による方法があるが、近年、ナビ
ゲーションシステムを利用する方法が広く普及するよう
になってきている。このナビゲーションシステムでは、
出発地と目的地とを入力すると、これら間の道順が検索
され、この道順に沿って移動体が移動するように、地図
上の移動体とともに移動するカーソルやアナウンスなど
によって案内される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、ナビゲー
ションシステムは、移動する道順を教えてくれてその道
順に沿って移動するように移動体を案内してくれるの
で、非常に便利なものであるが、目的地での到達時刻に
ついては何ら配慮されるものではない。従って、目的地
での到達時刻が決められている場合には、ユーザが、そ
の目的地までに要する時間を見越して、出発地での出発
時刻を決めている。
【0004】一方、社用や観光などにより、鉄道などの
交通機関を利用して所定の場所(以下、当地という)に
行き、当地から自宅などに帰る場合、予定した時刻に予
定したコースを帰るのであれば問題はないが、往々にし
て予定通りにいかないものであって、帰りのコースや時
刻を考え直さなければならない場合もある。このような
場合には、帰りのコースとしては、ナビゲーションシス
テムを使用するのであれば、容易に決めることができる
が、ナビゲーションシステムで決められたコースで帰る
場合、当地での帰宅のための出発時刻を何時にしたらよ
いかを決めることは容易でない。特に、帰宅時刻を予め
決めている場合には、ある程度の時間的な余裕をもって
当地での出発時刻を決めなければならない。
【0005】また、このように、当地での出発時刻を決
めたとしても、その出発時刻までに時間的余裕がある場
合、その出発時刻まで当地に残って社用を済ませたり、
観光地の予定していなかった場所を観たりする場合もあ
るが、この間、常に時刻を気にしていなければならず、
場合によっては、当地での予定していた出発時刻を超え
てしまうような事態にもなる。
【0006】本発明の目的は、かかる問題を解消し、適
切な交通機関を利用するための当地での出発時刻をユー
ザに確実に知らせることができるようにしたアラームサ
ービスシステムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、ユーザが携帯して使用する携帯情報端末
とユーザが希望する行動予定情報を作成するサーバとが
通信回線を介して接続可能であって、携帯情報端末から
のユーザのリクエストにより、サーバでリクエストに応
じたアラーム発音時刻を表わす情報を含む行動予定情報
が作成され、通信回線を介して携帯情報端末に送信して
アラームサービスを提供する構成とするものである。
【0008】携帯情報端末は、アラーム発音時刻にアラ
ームを発音するし、また、アラーム発音時刻よりも前の
予め設定された事前通知時刻にアラームを発音する構成
とする。
【0009】そして、サーバから送信される行動予定情
報は、リクエストをしたときの携帯情報端末の位置を出
発地として、出発地での出発時刻をアラーム発音時刻と
するアラームサービス情報であるものである。
【0010】また、携帯情報端末からのリクエストは、
リクエストをしたときの携帯情報端末の位置を出発地と
して、出発地での位置情報とともに、行き先情報とその
到着希望時刻情報とを含み、サーバは、出発地での位置
情報と行き先情報とその到着希望時刻情報とから、出発
地での出発時刻をアラーム発音時刻とする情報を含む行
動予定情報を形成するものである。
【0011】そして、行動予定情報は、出発地から行き
先までの移動手段を示す情報を含み、携帯情報端末は、
この動手段を示す情報を表示する手段を有している。
【0012】この移動手段を示す情報は、出発地に最寄
りの駅名とその交通機関名とするものである。
【0013】また、移動手段は、携帯情報端末で予め決
定された優先項目に応じて決められたものとする。
【0014】ここで、サーバは、地図情報を格納した第
1のデータベースと時刻表情報を格納した第2のデータ
ベースとを備え、出発地での位置情報と行き先情報とに
基づいて、第1のデータベースから移動手段を検索し、
第1のデータベースで検索された移動手段と行き先情報
の到着希望時刻情報とに基づいて第2のデータベースを
検索し、その検索結果に基づいてアラーム発音時刻とし
ての出発地での出発時刻を求める構成とする。
【0015】そして、出発地と行き先との間の距離が所
定の範囲内のとき、移動手段を検索しないようにする。
【0016】また、アラームサービスを受けるためのデ
ータを入力可能な入力側端末を設け、携帯情報端末は、
この入力側端末からデータを取り込み、このデータに基
づくリクエストをサーバに送信するように構成するもの
である。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
より説明する。図1は本発明によるアラームサービスシ
ステムの第1の実施形態の全体構成を概略的に示すブロ
ック図であって、100は情報端末、200は通信回
線、300はサーバである。
【0018】この第1の実施形態では、目的地(上記の
ように、当地から自宅に帰る場合には、この目的地は自
宅である)までの交通手段として、新幹線を含めた列車
や電車,バス,船舶,航空機などのいずれでもよいが、
以下では、鉄道を例に説明する。
【0019】図1において、携帯情報端末100は携帯
電話や携帯型のパソコンなどであって、インターネット
や電話回線などの通信回線200を介してサーバ300
に接続することができる。かかる携帯情報端末100
は、現在時刻や、例えば、GPSを利用した現在地の位
置の検出が可能である。また、サーバ300には、交通
機関の時刻表や地図といった情報が格納されている。
【0020】サーバ300からは、携帯情報端末100
からのリクエストに対し、携帯情報端末100の現在地
(即ち、この携帯情報端末100を所有するユーザが出
発する位置)からみて、このユーザのリクエストに適合
した最適な駅に関する情報(出発地からこの駅までの道
順に関する情報も含む)と、目的地(自宅など)に予定
した時刻に到達するために必要な出発地での出発時刻を
知らせるためのメッセージやアラームなどに関する情報
などを、ユーザに予定の行動を起こさせるための行動予
定情報として提供するものであり、ここでは、このよう
な行動予定情報を提供するサービスをアラームサービス
といい、このような行動予定情報を、また、アラームサ
ービス情報という。
【0021】ユーザが所持する携帯情報端末100でア
ラームサービスをリクエストする操作を行なうと、この
リクエストが通信回線200を介してサーバ300に送
られる。サーバ300では、このユーザからのリクエス
トに応じて時刻表や地図などの情報を検索し、また、こ
の検索結果に基づいて所定の処理を行なってアラームサ
ービス情報を作成し、通信回線200を介してリクエス
トがあって携帯情報端末100に送る。この携帯情報端
末100は、このアラームサービス情報を受信すること
により、リクエストしたアラームサービスを受けること
ができる。
【0022】従って、ユーザがサーバ300から受ける
アラームサービスは、ユーザ(従って、携帯情報端末1
00)の出発地からユーザにとって最適な鉄道の駅まで
の道順の紹介や、この駅を利用できるほぼ限界の時刻に
近づいたことを知らせるメッセージやアラームの提供を
受けることである。
【0023】かかるアラームサービスを受けたい場合、
ユーザが携帯情報端末100で後述の行き先(目的地)
に関する情報(行き先データ)を入力し、アラームサー
ビスのリクエストをすると、かかる行き先データととも
に、この携帯情報端末100の出発地を表わす位置情報
(以下、出発地情報という)などがサーバ300に送ら
れる。サーバ300では、これら行き先データと出発地
情報などとから最適とする鉄道の駅が検索され、携帯情
報端末100を持つユーザの出発地からこの検索した駅
までの道順及びその所要時間(例えば、徒歩での)など
が求められ、さらに、上記のアラームやメッセージを発
生する時刻などが求められて、これらがアラームサービ
ス情報として携帯情報端末100に送られる。携帯情報
端末100では、かかるアラームサービス情報が提供さ
れると、内容確認のために、一時かかるアラームサービ
ス情報が表示されるとともに、上記の時刻になると、ア
ラームが発せられたり、メッセージが表示されたりし
て、出発地から上記の最適な駅へ行く時刻になるといっ
たことをユーザに知らせる。
【0024】以下、かかる第1の実施形態を具体的に説
明する。
【0025】図2は図1における携帯情報端末100の
ブロック構成の一具体例を示す図であって、1は無線
機、2は変復調器、3は送受信信号処理器、4は音声C
ODEC、5はマイクロホン、6はスピーカ、7は無音
着信報知器、8は表示器、9は入力器、10は記憶器、
11は位置検出器、12は時計である。
【0026】同図において、この具体例は携帯電話を例
とするものであって、基本的には、従来の携帯電話と同
様の構成をなしているので、この実施形態で必要とする
部分について説明し、それ以外の部分については説明を
省略する。
【0027】入力器9は、従来の携帯電話と同様、テン
キーや機能キーなどが設けられた操作部であって、アラ
ームサービスをリクエストする場合も、この入力部9を
操作する。また、表示部8も従来の携帯電話と同様のも
のであるが、アラームサービスをリクエストする場合の
入力器9の操作に応じた画面やサーバ300(図1)か
ら受けるアラームサービス情報も表示する。記憶器10
も従来の携帯電話と同様のものであるが、さらに、アラ
ームサービスを受けるために必要なデータ(画面データ
やユーザ個人に関するデータなど)を記憶するデータベ
ースとしての機能も備えている。位置検出器11はこの
携帯情報端末100の現在地を常時検出するものであっ
て、GPSなどを利用している。時計12は常時現在の
時刻を表わす時刻情報を発生している。これらは制御器
13の制御のもとに動作する。
【0028】アラームサービスをリクエストする場合に
は、表示器8の表示画面での表示内容に従って入力器9
を操作することにより、行き先データを入力する。この
入力された行き先データは、このときに位置検出器11
で検出される携帯情報端末100の出発地を示す出発地
情報などとともに、アラームサービスリクエスト情報と
して送受信信号処理器3に供給され、そこで処理されて
所定のフォーマットの送信情報信号となる。この送信情
報信号は、変復調器2で変調された後、無線機1から通
信回線200(図1)を介してサーバ300に送信され
る。
【0029】また、無線機1で受信したサーバ300か
らの受信情報信号は、変復調器2で復調された後、送受
信信号処理器3に供給されて処理され、アラームサービ
ス情報が得られる。このアラームサービス情報は、記憶
器10に記憶されるとともに、表示器8に一時表示され
てユーザがこれを確認することができる。また、制御器
13は、常時記憶器10に記憶されたサービス情報のう
ちのメッセージやアラームの発生時刻と時計12からの
現在時刻とを比較監視しており、現在時刻がこの発生時
刻となると、制御器13は、記憶器10からアラームサ
ービス情報のうちのアラーム信号やメッセージ情報を読
み出し、これにより、メッセージを表示器8で表示させ
るとともに、スピーカ6を駆動してアラーム音を発生さ
せる。無音着信報知器(バイブレータ)7を駆動するよ
うにしてもよい。
【0030】図3は図1に示す実施形態のシステムブロ
ック図であって、400は基地局、10aはメモリ、1
0bはデータベース、14はCPU(中央処理ユニッ
ト)、15は音声発生器、16は変復調器、17はCP
U、18はメモリ、19は変換データベース、20は地
図データベース、21は時刻表データベースであり、図
1,図2に対応する部分には同一符号を付けて重複する
説明を省略する。
【0031】同図において、携帯情報端末100でのメ
モリ10aは記憶器10(図2)の一部のデータの書込
み/読出し機能を有する部分であって、これに入力部9
(図2)からのデータや無線器1を介して受信された情
報などが記憶される。また、データベース10bは記憶
器10(図2)の他の一部であって、ユーザに関する個
人データやアラームサービスリクエストに必要な情報な
どが格納されている。CPU14は制御器13や送受信
信号処理器3(以上、図2)などの機能を有するもので
あり、また、音声発生器15は、音声CODEC4や制
御器13(以上、図2)の機能を有している。
【0032】また、サーバ300は、送受信信号を変復
調するための変復調器16と、サーバ300全体の制御
や所定の信号処理を行なうCPU17と、CPU17で
処理するデータなどを記憶するメモリ18と、後述する
ように携帯情報端末100から送られてくる「電話番
号」などの情報を地図情報に変換するための情報(変換
テーブルなど)を格納した変換データベース19と、地
図情報を格納した地図データベース20と、交通機関の
時刻表情報を格納した時刻表データベース21とを備え
ている。勿論、時刻表データベース21に格納されてい
る時刻表情報には、各駅での電車の着発時刻を示す時刻
情報も含まれている。
【0033】携帯情報端末100からは、無線で基地局
400に送信情報信号が送信され、この基地局400か
ら通信回線200を介してサーバ300に送られる。サ
ーバ300では、受信されたこの送信情報信号が変復調
器16で復調されて上記のアラームサービスリクエスト
情報となり、一旦メモリ18に記憶される。CPU17
は、このアラームサービスリクエスト情報をもとに、変
換データベース19と地図データベース20と時刻表デ
ータベース21とを用いてアラームサービス情報を作成
し、変復調器16で変調して携帯情報端末100に送信
する。
【0034】次に、この実施形態の動作について説明す
るが、その前に、図4により、アラームサービスをリク
エストする場合に必要な基本データの設定(以下、基本
設定という)について説明する。
【0035】同図において、携帯情報端末100の入力
器9(図2)で基本設定のための操作をすると、表示器
8(図2)に基本設定画面30が表示される。この基本
設定画面30では、例えば、「1.検索優先項目」,
「2.自宅情報」,「3.アラーム設定」,「4.到着
地選択」などのメニューが表示され、そのいずれかを選
択して設定できるようにしている。
【0036】かかる基本設定画面30において、いま、
メニュー「1.検索優先項目」を選択すると、検索優先
項目画面31が上記の表示器8に表示され、ここでは、
「1.はやい」,「2.やすい」,「3.らくらく」と
いう優先項目が選択できるようにしている。これらは目
的地までの交通機関に対する希望を表わすものであっ
て、優先項目「1.はやい」は目的地に早く到達できる
ような交通機関を、優先項目「2.やすい」は目的地ま
でに要する交通費が安いを交通機関を、優先項目「3.
らくらく」は乗換えが少ないなどで目的地に行くまでの
手間が掛からない交通機関を夫々希望できるようにする
ものである。これら項目のいずれかをカーソルで選択
し、決定操作をすることにより、選択された項目がデー
タベース10b(図3)に格納されて登録される。初期
状態では、「1.はやい」の優先項目が登録されている
ものとする。
【0037】また、基本設定画面30において、メニュ
ー「2.自宅情報」を選択すると、自宅情報入力画面3
2が表示器8に表示され、自宅に関する情報を登録する
ことができる。かかる情報としては、住所,自宅の最寄
り駅,自宅からこの最寄り駅までの交通手段(徒歩も含
む)と所要時間であって、これらを入力器9(図2)の
操作で入力して決定操作すると、上記のデータベース1
0bに格納されて登録される。行き先を「自宅」として
アラームサービスをリクエストすると、この登録された
自宅情報が使用される。
【0038】また、基本設定画面30において、メニュ
ー「3.アラーム設定」を選択すると、アラーム設定画
面33が表示器8に表示され、アラームに関する情報を
上記のデータベース10bに登録することができる。こ
のアラームに関する情報としては、「無移動通知」が必
要であるか否か、その「事前通知」をどの位にするかを
設定することができる。例えば、「無移動通知」を
「有」、「事前通知」を「10分」と登録した場合には
(なお、この「事前通知」は、数値を入力するようにし
てもよいが、いくつかの例のうちから1つ選択するよう
にすることもできる)、サーバ300で指定したアラー
ム発音時刻よりも10分前に、この現在地がアラームサ
ービスのリクエスト時の出発地と変わらなければ(即
ち、移動がなければ)、そのときにアラーム音が発せら
れ、メッセージが表示されることになる。
【0039】なお、アラーム発音時刻よりも予め決めら
れた時間前から10分間隔でアラーム音を発生され、メ
ッセージを表示させるようにしてもよい。
【0040】また、上記の移動の有無は、例えば、アラ
ームサービスリクエスト時の出発地を中心として10m
や30m,100mといった予め決められた所定の範囲
(以下、これを移動判定範囲という)内にあるか否かに
よって決められる。
【0041】また、アラーム設定画面33では、アラー
ム音をどのような種類にするか選択することもできる。
この場合には、ベル音や音楽など複数の種類から1つを
選択できる。また、無音着信報知器(バイブレータ)7
(図2)も動作させるかどうかも選択できる。
【0042】以上のような情報の登録は、項目「無移動
通知」と「事前通知」とのデータが対となって、いずれ
か一方が登録されないと、いずれも無効となるが、所定
のデータを入力またはカーソルで選択して決定操作する
ことにより、なされる。
【0043】基本設定画面30において、メニュー
「4.到着地選択」を選択すると、到着地選択画面34
が表示器8に表示される。これは、行き先(到着地)と
してよく使用する場所(例えば、自宅や会社など)を予
めデータベース10aに登録したり、登録した行き先を
確認するのに用いる。この到着地選択画面34で「参
照」ボタン36を操作すると、到着地の表示部分がスク
ロールし、登録されている新たな到着地がデータベース
10bから読み出されて表示されるようになる。また、
「新規登録」ボタン35を操作すると、新たに登録した
い到着地(行き先)に関する情報(住所や電話番号な
ど)の入力画面となり、入力器9(図2)を操作してか
かる情報を入力し、決定操作を行なうと、この新たな到
着地がデータベース10bに格納されて登録されること
になる。
【0044】ここで、基本設定画面30のメニュー
「2.自宅情報」で画面32のように自宅情報が登録さ
れた場合には、基本設定画面30のメニュー「4.到着
地選択」では、画面34に示すように、「自宅」が自動
的に到着地として登録される。
【0045】なお、基本設定画面30において、メニュ
ー「1.検索優先項目」では、検索優先項目画面31で
示すいずれか1つの優先項目が登録されているが(初期
状態では、先に説明したように、優先項目「1.はや
い」が登録されている)、これ以外のメニュー「2.自
宅情報」,「3.アラーム設定」,「4.到着地選択」
では、初期状態では、データの登録がなされていない
(但し、「3.アラーム設定」に対するアラーム設定画
面33での項目「アラーム音」では、「ベル」と登録さ
れている)。このような状態も、基本設定がなされた1
つの状態である。このように基本設定されたデータ(基
本設定データ)は、図3でのデータベース10bに格納
されて登録されている。
【0046】以上のように、携帯情報端末100は基本
設定がなされた状態にあるが、かかる状態でアラームサ
ービスに関する動作が行なわれるものである。
【0047】図5はこの第1の実施形態のアラームサー
ビスのための動作を示すフローチャートである。
【0048】同図において、携帯情報端末100は、ア
ラームサービスのリクエスト操作が入力器9(図2)で
なされないときには、上記の基本設定状態で、図6
(a)に示すような初期画面40が表示されている。こ
のときでも、位置検出器11(図2)によってその現在
地の位置情報が検出され、また、時計12(図2)で現
在時刻が検出されている。
【0049】かかる状態で、ユーザによる入力器9(図
2)でのアラームサービスのリクエスト操作があると、
表示器8に図6(b)に示すような行き先データの入力
を可能とする行き先データ入力画面41が表示され、こ
のときの位置検出器11によって検出される携帯情報端
末100の現在地の位置情報が出発地の位置情報(出発
地位置情報)としてメモリ10a(図3)に記憶される
とともに、そのときの時刻を表わすと計12(図3)か
らの時刻情報もメモリ10aに記憶される(S1)。
【0050】そこで、表示されているこの行き先データ
入力画面41において、項目「1.行き先」を選択する
と、行き先(目的地あるいは到着地)を指定できるもの
であって、その指定方法としては、図4で説明した
「4.到着地選択」でデータベース10bに登録されて
いる行き先の場合には、「自宅」,「会社」といった用
語を入力することによって指定することにより、データ
ベース10bから読み出されて使用することができる
が、このような登録がなされていない行き先の場合に
は、図6(c)に示すように、その行き先が駅といった
ような公共施設などの地図上に表示されている施設の場
合、その名称を入力することによって指定することがで
きるし、また、図6(d)に示すように、電話番号や、
図6(e)に示すように、住所で夫々行き先を指定する
ことができる。
【0051】行き先データ入力画面41において、項目
「2.優先項目」を選択すると、図4で説明した「1.
検索優先項目」に対する画面31での「1.はやい」,
「2.やすい」,「3.らくらく」のいずれかの優先項
目を指定することができる。但し、このように優先項目
を指定しても、基本設定で登録した優先項目は代わらず
にデータベース10bに格納されたままであり、行き先
データ入力画面41で項目「2.優先項目」を選択して
優先項目を指定しない限り、基本設定で登録した優先項
目は有効である。即ち、アラームサービスのリクエスト
するとき、優先項目を所望のものにしたい場合には、そ
のリクエスト毎に行き先データ入力画面41で項目
「2.優先項目」を選択して優先項目を指定する必要が
あり、行き先データ入力画面41で項目「2.優先項
目」を選択しないでアラームサービスのリクエストをす
る場合には、優先項目は上記の基本設定で登録されてい
るデータベース10bから読み出された優先項目であ
る。
【0052】行き先データ入力画面41において、項目
「3.到着希望時刻」を選択すると、項目「1.行き
先」で指定した行き先(目的地あるいは到着地)での到
着希望時刻を入力して指定することができる。この項目
は、必ず指定しなければならない項目である。
【0053】行き先データ入力画面41において、項目
「4.駅までの手段」を選択すると、携帯情報端末10
0(ユーザ)の出発地からサーバ300で検索されるで
あろうユーザにとって最適な最寄り駅までの交通手段を
指定することができる。この項目は、必ずしも指定しな
くともよいものであって、指定しない場合には、徒歩が
指定されたものとする。
【0054】このようにして、行き先データ入力画面4
1を用いて「行き先」,「優先項目」,「到着希望時
刻」,「駅までの手段」の各データを入力すると(図5
のS2)、これらのデータは、行き先データとして、一
旦記憶器10(図2)のうちのメモリ10a(図3)に
記憶される。そして、CPU14(図3)は位置検出器
11(図3)がこのとき検出したこの携帯情報端末1の
位置情報(即ち、出発地の位置情報)を読み取り、ま
た、図4で説明した基本設定に際して、メニュー「3.
アラーム設定」の選択によるアラーム設定画面33で指
定された「アラーム音」の種類を示すデータをデータベ
ース10b(図3)から読み取り、これらをメモリ10
aに書き込んだ行き先データとともに処理してアラーム
サービスリクエスト情報が作成され、上記のようにし
て、これをサーバ300に送信する(図5のS3)。
【0055】なお、アラームサービスリクエスト情報を
送信した後も、ユーザの出発地の位置情報(出発地位置
情報)はメモリ10aに保存されている。
【0056】図5において、サーバ300(図3)で
は、携帯情報端末100からこのアラームサービスリク
エスト情報が受信されてメモリ18に一旦格納される
と、CPU17が次の動作を行なう。即ち、受信したア
ラームサービスリクエスト情報での出発地位置情報をも
とに、地図データベース20の地図情報により、出発地
の最寄り駅を検索し、かつ出発地から検索した最寄り駅
までの所要時間を算出する(S4)。例えば、図7に示
すように、携帯情報端末100(ユーザ)の出発地Pに
対して2つの最寄り駅A,Bが検索されたとすると、出
発地Pから経路(道路)L1を通って最寄り駅Aまでの
所要時間t1と、出発地Pから経路L2を通って最寄り駅
Bまでの所要時間t2 とを算出する。勿論、検索される
複数の最寄り駅としては、同じ路線の異なる駅という場
合もあり得る。
【0057】なお、この場合の所要時間とは、図6
(b)に示す行き先データの行き先データ入力画面41
での項目「4.駅までの手段」で指定された徒歩も含む
交通手段を用いた場合の経路L1,L2に沿う所要時間で
ある。この場合、これら経路L1,L2に沿った出発地P
から最寄り駅A,Bまでの距離が地図データベース20
(図3)の地図情報から求められ、予め設定されている
徒歩や自転車,タクシーなどの交通手段の標準的な速度
と求められた距離とから夫々の所要時間が算出される。
【0058】また、検索の対象となる最寄り駅は、出発
地Pから所定の距離(例えば、500mや1kmなど、
徒歩の場合も考慮して所望とする距離)以内の範囲のも
のとする。
【0059】以上のように、最寄り駅と出発地から最寄
り駅までの経路とが候補として得られると(S4)、次
のステップ、即ち、S5に進む。
【0060】即ち、受信したアラームサービスリクエス
ト情報の行き先データ(図6参照)をもとに、この行き
先データの項目「1.行き先(目的地)」で指定されて
いる行き先により、検索した最寄り駅からこの行き先ま
での利用路線を地図データベース20と時刻表データベ
ース21(図3)とで検索する。例えば、図7におい
て、説明を簡単にするために、指定された行き先を駅C
とすると、最寄り駅Aから行き先Cまでの利用路線と最
寄り駅Bから行き先Cまでの利用路線とが検索される。
なお、行き先が、図6(c),(e)で示すように、駅
名や住所で指定されているときには、その行き先の位置
を地図データベース20や時刻表データベース21を用
いて検索できるが、図6(d)で示すように、電話番号
で指定されているときには、電話番号−地図情報変換デ
ータベース19(図3)により、地図上の位置情報に変
換することができる。
【0061】また、行き先データの「3.到達希望時
刻」で指定されている行き先での到達希望時刻により、
この行き先Cに到達希望時刻に到達するための最寄り駅
A,Bでの乗車時刻と乗車便名とを時刻表データベース
21で検索し、夫々の利用路線D,Eなどを用いた場合
の所要時間や乗車料金を算出する。このようにして、最
寄り駅が候補として挙げられると、これに伴って利用路
線やこの最寄り駅での乗車時間,乗車便,到着地Cまで
の所要時間や料金が算出され、さらに、かかる所要時間
や料金などのデータをもとに、行き先データで指定され
ている「2.優先項目」を満足する順に候補を順位付け
る。この「2.優先項目」で指定される優先項目が「ら
くらく」である場合には、夫々の乗換え回数や混み具合
などを表わす情報を参照して候補の順位が決められる。
【0062】以上が図5でのS5の動作であるが、次
に、S5で求められた最上位の候補を検索結果とし、こ
の検索結果について、出発地から最寄り駅までの経路
(道路)を含む最寄りの拡大地図が、地図データベース
20(図3)での地図情報をもとに作成される(S
6)。かかる最寄りの拡大地図としては、地図データベ
ース20での地図情報のこの領域部分を単に拡大したも
のであってもよいし、また、その必要部分(指定する道
順や建物などの目印となるもの)のみを示す地図に作り
替えたものであってもよい。図7において、例えば、最
寄り駅Aに関する情報を検索結果とすると、出発地Pや
最寄り駅A,これら間の経路L1 を含む最寄りの拡大地
図が作成される。
【0063】そして、また、この検索結果について、図
5のS4で求めた経路の所要時間(上記の例では、経路
1の所要時間t1)と最寄り駅での乗車時刻(上記の例
では、最寄り駅Aでの乗車時刻)とから、この乗車時刻
に間に合うための上記出発地での出発時刻を算出する
(S7)。この出発時刻が、携帯情報端末100でユー
ザに出発地からの出発を促すアラームを発音する時刻で
ある。
【0064】以上の処理が済むと、次に、メモリ18
(図3)からアラーム発音とともに表示されるメッセー
ジの原形を示すデータが読み出され、このデータに上記
の処理によって得られる出発時刻情報が反映されて所定
の「メッセージデータ」が作成される。また、携帯情報
端末100からのアラームサービスリクエスト情報での
「アラーム音」の種類を示すデータからこれに応じた波
形のアラーム音信号が「アラーム音」データとして読み
出される。これら「メッセージ」データ,「アラーム
音」データは、上記のS4〜S7の処理結果とともに処
理されて、アラームサービス情報が作成され、変復調器
16(図3)で変調されて携帯情報端末100に送信さ
れる(S8)。
【0065】図8(a)はかかるアラームサービス情報
の一具体例を示す構成図である。
【0066】図8(a)において、アラームサービス情
報は、これがアラームサービス情報であることを示す
「本スケジュールの実行リクエスト」データ45と、こ
のアラームサービス情報がサーバ300から出力されて
送信される日時を示す「出力日時」データ46と、上記
のアラーム発音の時刻(出発地での出発時刻)を示す
「アラーム発音時刻」データ47と、上記のアラーム音
信号である「アラーム音」データ48と、アラーム発音
とともに表示される上記の「メッセージ」データ49
と、その他のデータである「EXT」データ50とから
なっている。
【0067】図8(b)は上記の「メッセージ」データ
49のフォーマットの一具体例を示すものである。ま
た、上記の「EXT」データ50は、上記の処理で求め
た所要時間や料金,出発時刻,最寄りの拡大地図などか
らなるものである。
【0068】図5に戻って、携帯情報端末100では、
サーバ300から以上のアラームサービス情報が受信さ
れると、図2で説明した処理後、一旦メモリ10a(図
3)に格納され(S9)、その「EXT」データ50
(図8)を一定時間に表示器8(図2)に表示する。図
9(a)はその表示画面を摸式的に示したものであっ
て、図示するように、例えば、利用路線が「D本線A駅
−C駅」と、その所要時間が「1“05(1時間5
分)」と、料金が「780円」と、出発地での出発時刻
が「11:00(11時00分)」と夫々表示され、ま
た、図示しないが、上記の最寄りの拡大図面も同時に表
示される。これにより、ユーザはアラームサービス情報
を確認することができる。かかる表示が終わると、図9
(b)に示す初期画面に戻る。
【0069】そして、図3に示す携帯情報端末100に
おいて、メモリ10aに記憶されたアラームサービス情
報の「アラーム発音時刻」データ47が表わすアラーム
発音時刻(出発地での出発時刻)と時計12からの現在
時刻とを比較するのであるが、また、図4で説明した基
本設定において、アラーム設定画面33で設定した「事
前通知」も、それが設定されていれば、これによる時刻
と時計12からの現在時刻とを比較する。例えば、アラ
ーム設定画面33で「事前通知」を10分前と設定され
ているとすると、上記のように、現在地の出発時刻、即
ち、アラーム発音時刻が11時00分の場合、10時5
0分も時計12からの現在時刻と比較される。
【0070】そして、時計12からの現在時刻が出発地
の出発時刻、もしくは事前通知の時刻になると(図5の
S10)、現時点に位置検出器11で検出される携帯情
報端末100の現在地の位置情報と上記のようにメモリ
10a(図3)に記憶されている出発地の位置情報と比
較し、その比較結果に応じて携帯情報端末100(ユー
ザ)が出発地から移動したか否かを判定する(図5のS
10)。携帯情報端末100(ユーザ)が出発地から移
動したか否かは、携帯情報端末100の現在地が出発地
を中心とする上記の移動判定範囲内にあるか否かによっ
て判断する。
【0071】携帯情報端末100が移動していれば、サ
ーバ300が指定した最寄り駅(上記の例の場合、図7
での最寄り駅A)での乗車時刻まで位置検出器11(図
3)からの現在地の位置情報を監視し、乗車時刻までに
この現在地がこの指定した最寄り駅に達しているときに
は、搭乗成功と判定して(S14)、動作を終了してS
1の前の図6(a)に示す初期画面40の表示状態に戻
るが、乗車時刻までにこの現在地がこの指定した最寄り
駅に達していないときには、所定のアラームを発音させ
て「間に合いません」などといったメッセージを表示さ
せ、しかる後、S1に戻って図6(b)に示す行き先デ
ータ画面41の表示状態とし、新たなアラームサービス
のリクエストができるようにする。但し、いずれの場合
も、既にサーバ300から送られてきたアラームサービ
ス情報は消去される。また、この行き先データ画面41
は、一定時間表示され続けると、図6(a)に示す初期
画面40の表示に切り替わる。
【0072】また、S11で移動していないと判定され
る場合には、スピーカ6(図3)によってアラーム発音
を行なわせるとともに(図4に示した基本設定でのアラ
ーム設定画面33で図3の無音着信報知器(バイブレー
タ)7が作動するように設定されている場合には、無音
着信報知器(バイブレータ)7も作動する)、メッセー
ジを表示器8(図2)に表示させる。図9(c)は図4
に示した基本設定でのアラーム設定画面33で事前通知
を「10分前」と設定した場合に表示されるその事前の
メッセージの一具体例を示すものであって、このとき出
発し、次のアラーム発音は必要がないならば、「OK」
ボタン51をタッチ操作すればよく、再度アラーム発音
を必要な場合には、「スヌーズ」ボタン52をタッチ操
作すればよく、出発時刻となると、図9(d)に示すよ
うなメッセージが表示される。また、上記の事前通知の
時間が設定されていないときには、出発時刻になると、
図9(d)に示すメッセージが表示される。
【0073】なお、ここでは図示しないが、図9
(c),(d)の画面では、上記の最寄りの拡大地図も
同時に表示させるようにすることもできるし、また、図
9(d)に示す画面では、さらに、サーバ300から送
信された図8(b)に示すメッセージも同時に表示され
る)。
【0074】また、図4に示した基本設定でのアラーム
設定画面33で事前通知の代わりに、上記のように、通
知間隔が設定されるものであるときには、その時間間隔
でアラーム発音があるとともに、アラーム発音毎に何分
前であるかを示す図9(c)で示すようなメッセージが
表示される。
【0075】以上の動作が図5でのS12であるが、出
発時刻まで携帯情報端末100の現在位置が監視されて
おり(図5のS10)、この出発時刻までに移動があれ
ば(図5のS11)、上記の動作に移るが、この出発時
刻が経過しても携帯情報端末100が移動しないときに
は、あるいはこの出発時刻に達していないが、新たにア
ラームサービスのリクエスト操作を行なった場合には
(図5のS13)、図5のS1に戻って図6(b)に示
す行き先データ設定画面41の表示状態となり、新たに
アラームサービスのリクエスト操作ができるようにな
る。この場合も、既にサーバ300から送られてきたア
ラームサービス情報は消去され、また、行き先データ設
定画面41が一定時間表示され続けると、図6(a)に
示す初期画面の表示状態に移る。
【0076】以上のように、この実施形態は、社用先や
行楽地,観光地などで現在居る場所を出発点とし、そこ
からの行き先やその到着希望時刻などを指定してアラー
ムサービスをリクエストすることにより、その出発地で
の出発時刻を自動的に求められてその時刻あるいはその
事前時刻をユーザに知らせるものであるから、時間を気
にすることなく、社用先や行楽地,観光地などに留まる
ことができるし、また、指定した行き先に予定した時刻
に着くことができる。
【0077】なお、ここでは、出発地を社用先や行楽
地,観光地などとし、行く先を自宅や会社などとし、社
用先や行楽地,観光地などから帰る場合について説明し
たが、これとは逆に、会社や自宅から社用先や行楽地,
観光地などに出かける場合にも、前者を出発地、後者を
行き先とすることにより、同様に用いることができるこ
とはいうまでもない。
【0078】図10は本発明によるアラームサービスシ
ステムの第2の実施形態の全体構成を概略的に示すブロ
ック図であって、500は入力側端末であり、図1に対
応する部分には同一符号を付けている。
【0079】同図において、この第2の実施形態は、会
議などの設定されたスケジュールに基づいたアラームサ
ービスを行なうものであって、例えば、入力側端末50
0からスケジュールデータ及びリクエストプログラムか
らなる情報Aが携帯情報端末100に送られ、受信端末
としてのこの携帯情報端末100は、この情報Aを受け
ると、このリクエストプログラムに基づいてスケジュー
ルデータなどから上記のようなアラームサービスリクエ
スト情報Bを作成し、先に説明したようにしてサーバ3
00に送信する。そこで、サーバ300は、このアラー
ムサービスリクエスト情報Bに基づいてアラームサービ
ス情報Cを作成し、携帯情報端末100に送信する。携
帯情報端末100は、上記第1の実施形態と同様に、こ
のアラームサービス情報Cに基づいて動作し、上記スケ
ジュールに合うように、出発地で出発時刻となったこと
を知らせるアラームやメッセージを発するものである。
【0080】この第2の実施形態では、携帯情報端末1
00でのスケジュールデータをもとにアラームサービス
のリクエストを行なうものであるが、かかるスケジュー
ルデータの携帯情報端末100への入力方法として、上
記の説明では、入力側端末500でこれを入力して携帯
情報端末100に伝送するようにしているものである。
これは、一例として、社外に居る社員に会議などのスケ
ジュールを知らせたり、スケジュールの変更などを知ら
せたりする場合に有効であり、このようなスケジュー
ル、あるいはスケジュールの変更に伴って決められた時
刻に会議などの開催地(例えば、会社などであって、こ
れがこの第2の実施形態での行き先となる)に着くため
の現在地(出発地)での出発時刻のアラームのサービス
を受けることができるものである。
【0081】なお、携帯情報端末100でのスケジュー
ルデータは、上記の説明では、上記の一例では、会社に
設置されている入力側端末500で入力されて携帯情報
端末100に送られたものであるが、携帯情報端末10
0としても、かかるスケジュールデータをユーザによっ
て直接入力できるものであってもよい。この場合には、
入力側端末500で入力したスケジュールデータを携帯
情報端末100に送り込むこともできるし、また、携帯
情報端末100に直接スケジュールデータを入力するこ
ともできる。
【0082】次に、入力側端末500でスケジュールデ
ータを入力して携帯情報端末100に送り込む場合を例
として、この第2の実施形態の動作を図11を用いて説
明する。
【0083】同図において、先ず、入力側端末500で
所望のスケジュールデータを入力する(S21)。ここ
で、一例として、会議のスケジュールが「7月20日1
3時00分から本社第1会議室で最重要な緊急ミーティ
ングを開催する」ものとすると、これに対するスケジュ
ールデータを7月20日の8時00に入力するものとし
て、図12にその一具体例を示す。
【0084】また、かかるスケジュールデータが入力さ
れると、これを携帯情報端末100で処理するためのリ
クエストプログラムが作成され(S22)、このリクエ
ストプログラムが入力されたスケジュールデータととも
に、情報A(図10)として、出力されて携帯情報端末
100に送信される(S23)。
【0085】そこで、携帯情報端末100では、かかる
情報Aが、先の第1の実施形態と同様にして、受信され
ると(S24)、一旦メモリ10a(図3)に格納され
る。次いで、CPU14(図3)は、位置検出器11
(図3)や時計12から携帯情報端末100の現在地
(出発地)の位置情報や現時刻の情報を取り込み(S2
5)、このリクエストプログラムを実行して、スケジュ
ールデータでの上記のメッセージや開催日時などを所定
時間表示器8に表示させてスケジュールをユーザに知ら
せるとともに、かかる出発地位置情報や現在時刻情報,
スケジュールデータ(上記メッゼージを除く)からアラ
ームサービスリクエスト情報B(図10)を作成する。
かかるアラームサービスリクエスト情報Bは、第1の実
施形態と同様に処理されて出力され、サーバ300に送
信される。
【0086】なお、ここでは、上記第1の実施形態での
携帯情報端末100における図5に示す行き先情報入力
(S2)の工程は行なわれないものであり、その代りに
入力側端末500からのスケジュールデータが行き先デ
ータに対応するものとして用いられる。即ち、上記スケ
ジュールデータで開催地を表わすデータ(連絡先(開催
地)の電話番号:図12)が図6(b)に示した「1.
行き先」に対応し、開催日時(約束日時:図12)が同
じく「3.到着希望時刻」に対応するものである。
【0087】また、携帯情報端末100では、先の第1
の実施形態と同様、図4に示した基本設定を行なうこと
ができるようにしており、このため、「検索優先項目」
や「アラーム設定」なされている。従って、入力側端末
500では、必ずしもアラーム音(図12)を指定する
必要はない。
【0088】図11に戻って、サーバ300では、携帯
情報端末100から上記のアラームサービスリクエスト
情報B(図10)を受信すると、先の第1の実施形態と
同様、メモリ18(図3)にこのアラームサービスリク
エスト情報Bを格納し、CPU17(図3)がアラーム
サービス情報作成のための処理を開始する。
【0089】そこで、このCPU17は、先ず、アラー
ムサービスリクエスト情報Bの「電話番号」(図12)
を用いて電話番号−地図情報変換データベース19(図
3)を検索することにより(S28)、行き先であるミ
ーティングの開催地(行き先)の地図上での位置情報を
求める(S29)。そして、この開催地(行き先)の位
置情報と先にS25で求めた携帯情報端末100の出発
地位置情報とから、この出発地と開催地(行き先)との
間の経路を地図データベース20(図3)から求め、こ
の経路に沿う出発地と開催地(行き先)との間の距離を
算出する(S30)。そして、この距離が所定の距離
(ここでは、1kmとするが、これに限るものではな
い)の範囲内か否か判定する(S31)。ここで、S3
0,S31の処理をさらに具体的に示すと、まず、出発
地と開催地(行き先)を結ぶ道路を検索し、この道路に
沿う出発地と開催地(行き先)との間の距離が1kmを
越えるか(1km圏外か)否か判定するものである。従
って、出発地からこの道路に沿って距離を加算していっ
たとき、この加算値が1kmを越えると、「1km圏
外」と判定するものである。
【0090】検出された距離が1km以内の場合には、
その道路に沿って移動する場合の所要時間や、ミーティ
ングの開催日時(図12)までに開催地(行き先)に到
着するための出発地での出発時刻などを求めて、所定の
アラームサービス情報C(図10)が作成し、出力して
携帯情報端末100に送信する(S35)。
【0091】また、1km圏外の場合には、検索優先項
目として、アラームサービスリクエスト情報Bで指定さ
れる優先項目を選択して(S32)、先の第1の実施形
態と同様、地図データベース20で上記出発地から開催
地(行き先)までの経路を検索して、選択した優先項目
を満たすそこでの移動手段を選択し(S33)、また、
その移動手段を使用する時刻、例えば、移動手段が鉄道
である場合、出発地の最寄り駅での乗車時刻を、上記ミ
ーティングの開催時刻をもとに時刻表データベース21
(図3)で検索する(S34)。そして、この求めた乗
車時刻から出発地での出発時刻を算出し、以上の各情報
から所定のアラームサービス情報C(図10)が作成
し、出力して携帯情報端末100に送信する(S3
5)。
【0092】図13はサーバ300から送信されるアラ
ームサービス情報Cの一具体例を示す構成図である。
【0093】図13(a)示すように、このアラームサ
ービス情報Cは、図8に示した第1の実施形態でのアラ
ームサービス情報と同様、「本スケジュールの実行リク
エスト」データ45と「出力日時」データ46と「アラ
ーム発音時刻」データ47と「アラーム音」データ48
と「メッセージ」データ49と「EXT」データ50と
で構成されるものであるが、「EXT」データ50が、
図13(b)に示すように、「約束日時」データ50
a,「入力日時」データ50b,「入力者ID」データ
50c,「転送先」データ50d,「重要度」データ5
0e,「結果成功?」データ50f,「検索結果」デー
タ50gの各データからなっている。
【0094】ここで、データ50a〜50eは入力側端
末500(図10)で入力したデータであるが、「結果
成功?」データ50fは携帯情報端末100のユーザ
が、アラームサービス情報Cに対し、開催地(行き先)
に移動したかどうかを示す情報であって、「転送先」デ
ータ50dで示される連絡先(転送先)ID、例えば、
入力側端末500に通知するデータであって、サーバ3
00から携帯情報端末100に送信されるときには、付
加されていない。「転送先」データ50dは、図12で
示す入力側端末500での入力データで「結果返信の要
否」が“要”であるとき、連絡先(転送先)IDが付加
される。
【0095】また、「検索結果」データは、S31で1
km圏外であると判定された場合には、S32〜S34
の検索結果である図9(a)で表わされるようなデータ
や最寄り駅までの拡大地図などであり、また、S31で
1km圏外でない(即ち、1km以内)と判定された場
合には、移動手段として徒歩であることを示す情報や出
発地から開催地(行き先)までの拡大地図や所要時間な
どである。
【0096】図11に戻って、携帯情報端末100で
は、サーバ300からの上記アラームサービス情報Cが
受信されると、先の第1の実施形態での図5に示すS9
と同様に、このアラームサービス情報Cは、図9(a)
に示すように、その「EXT」データ50の、特に、
「検索結果」データ50gなどの内容が表示器8(図
2)に一定時間表示され、ユーザがその内容を確認でき
るようにする(S36)とともに、メモリ10a(図
3)に格納される(S37)。
【0097】そして、先の第1の実施形態と同様、時計
12(図3)の現在時刻情報が「アラーム発音時刻」デ
ータ47の時刻、またはその事前通知時刻になると、図
9(c),(d)で説明したようなアラーム音の発音と
メッセージの表示とを行ない(S38)、このアラーム
音に基づいて移動を開始するとき、例えば、図9
(c),(d)に示すような表示画面で「OK」ボタン
51をタッチ操作することにより、あるいはまた、サー
バ300の指定便に搭乗することに成功した場合には、
そのとき、開催地(行き先)に徒歩で行ける場合には、
歩いている途中で、夫々入力器9(図2)での所定の操
作を行なうことにより、サーバ300での指定便に搭乗
することに成功した、あるいは開催日時に間に合うよう
に移動しているとして(S39,S40)、メモリ10
a(図3)に保持されているアラームサービス情報C
(図13)の「EXT」データ50に「結果成功?」デ
ータ50fとして「成功」を付加する。
【0098】次いで、CPU14(図3)は、メモリ1
0aに格納されているアラームサービス情報C(図1
3)の「EXT」データ50で「転送先」データ50d
が付加されているときには、この「結果成功?」データ
50fを「成功」としたことにより、例えば、「定刻で
向かっています」といったようなメッセージを作成し、
メールでもってアラームサービス情報C(図13)の
「EXT」データ50での「転送先」データ50dに登
録している転送先、この場合、入力側端末500に送信
する。入力側端末500では、このメッセージが表示さ
れ、携帯情報端末100のユーザがミーティングの開催
地(行き先)の方に向かっていることを知ることができ
る。
【0099】また、サーバ300で指定された出発時刻
(アラーム発音時刻)を経過しても、出発地から出発で
きない場合には、S39で「No」と判定する。入力器
9(図2)を適宜操作してサーバ300で指定された予
定をキャンセル操作を行なった場合には(S41,S4
2)、メモリ10a(図3)に保持されているアラーム
サービス情報C(図13)の「EXT」データ50に
「結果成功?」データ50fとして「不成功」を付加す
る。これにより、CPU14(図3)は、例えば、「定
刻に向かうことができません」といったようなメッセー
ジを作成し、これを、同様にして、転送先に送る。これ
により、転送先では、この携帯情報端末100のユーザ
が予定するミーティングの開始時刻までに間に合わない
ことを知ることができる。
【0100】サーバ300で指定された出発時刻(アラ
ーム発音時刻)を経過しても、出発地から出発できない
場合には、S39で「No」と判定するが、出発地での
出発時刻を指定するなどして、入力器9(図2)を適宜
操作してサーバ300で指定された予定を変更する操作
を行なった場合には(S41)、この指定した出発時刻
情報とともに、S24で受信してメモリ10a(図3)
に保持している入力側端末500からのスケジュールデ
ータをサーバ300に、新たなアラームサービスリクエ
スト情報Bとして、送信する。サーバ300では、この
新たなアラームサービスリクエスト情報Bをもとに、S
28からの動作を行なうが、この場合、S41で指定し
た出発時刻がアラーム発音時刻として決まっているの
で、S35では、開催地(行き先)での到着時刻が算出
される。
【0101】このようにして、S35で同様のアラーム
サービス情報が作成されて携帯情報端末100に送ら
れ、この携帯情報端末100では、S36から上記の動
作が繰り返される。この場合、勿論、アラーム発音時刻
はS41で指定した出発時刻である。このように、S4
1で出発時刻が指定されたことは、例えば、適当にフラ
グなどによって記憶されており、また、このアラーム発
音時刻に出発地を出発して「成功」の操作を行なうと、
S43で作成されて転送先に送られるメッセージは、上
記のフラグなどにより、「○○時頃に着きます」といっ
たような到着時刻を表わすようなものとなる。これによ
り、転送先では、このユーザが何時頃ミーティングに出
席できるかを知ることができる。
【0102】以上のようにして、この第2の実施形態で
は、スケジュールに基づいた行動をアラーム発音によっ
て行なうことができるし、スケジュールが変更される場
合も、所定の端末から変更されたスケジュールを受ける
ことができるので、このスケジュールに合ったアラーム
サービスを受けることができる。
【0103】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
ユーザが携帯情報端末からサーバに所定のリクエストを
行なうことにより、サーバからこのリクエストに応じた
アラーム発音時刻を表わす情報を含む行動予定情報が提
供されるので、ユーザは、時刻を意識することなく、行
動することができ、行動に集中することができる。
【0104】そして、このアラーム発音時刻が出発地で
の出発時刻とする場合、この時刻になるとアラームが発
せられることになるので、ユーザは、その出発時刻まで
は、時刻を意識せずに行動を取ることができる。
【0105】また、本発明は、行き先情報とその到着希
望時刻を表わす情報を入力することにより、これらと携
帯情報端末が自動的に読み取る現在地(出発地)の位置
情報とから、サーバでアラーム発音時刻情報が自動的に
得られるものであるから、アラームサービスを受けるた
めの手間が大幅に省けることになり、使い勝手に優れた
ものとなる。
【0106】かかる発音時刻情報とともに、行き先への
移動手段もサーバで検索されることになり、ユーザは行
き先への移動の仕方も、特に、最寄り駅までの道順など
を、手間を掛けずに、同時に知ることができる。
【0107】また、本発明は、かかる移動手段も、「は
やい」,「やすい」,「らくらく」などの優先項目を設
定することにより、この優先項目に適合した移動手段の
提供を手間を掛けずに受けることができ、ユーザが望む
移動手段を簡単に取得できることになる。
【0108】また、本発明によると、出発地と行き先と
の間の距離が所定の範囲内のときには、移動手段は検索
されない。これは、徒歩の方がむしろ時間がかからない
場合が多く、このように場合に適合するものである。
【0109】また、本発明によると、別の端末からデー
タを入力してサーバにアラームサービスのリクエストを
行なうことができるから、携帯情報端末を保持するユー
ザ以外のものからのスケジュール変更の要請が合った場
合でも、このユーザとしては、手間を掛けずにこの変更
したスケジュールに対するアラームサービスを受けるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による位置情報を利用したアラームサー
ビスシステムの第1の実施形態の全体構成を概略的に示
すブロック図である。
【図2】図1における携帯情報端末のブロック構成の一
具体例を示す図である。
【図3】図1に示す第1の実施形態のシステムブロック
図である。
【図4】図1に示す第1の実施形態でのアラームサービ
スを要求する場合の基本設定について説明図である。
【図5】図1に示す第1の実施形態のアラームサービス
のための動作を示すフローチャートである。
【図6】図5におけるS2の情報入力のための操作画面
の一具体例を示す図である。
【図7】図5に示すサーバによる候補の検索動作を説明
するための図である。
【図8】図5に示すサーバから送信されるアラームサー
ビス情報の一フォーマット例を示す図である。
【図9】図5に示す携帯情報端末でのサーバから送信さ
れるアラームサービス情報による表示画面の一具体例を
示す図である。
【図10】本発明による位置情報を利用したアラームサ
ービスシステムの第2の実施形態の全体構成を概略的に
示すブロック図である。
【図11】図10で示した第2の実施形態の動作を示す
フローチャートである。
【図12】図10に示した入力側端末でのアラームサー
ビスをリクエストするための入力データの一具体例を示
す図である。
【図13】図11に示すサーバから送信されるアラーム
サービス情報の一フォーマット例を示す図である。
【符号の説明】
100 携帯情報端末 200 通信回線 300 サーバ 400 基地局 500 入力側端末 8 表示器 9 入力器 10 記憶器 10a メモリ 10b データベース 11 位置検出器 12 時計 18 メモリ 19 電話番号−地図情報変換データベース 20 地図データベース 21 時刻表データベース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清水 宏 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所デジタルメディア開発本 部内 (72)発明者 浅田 幸則 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所デジタルメディア開発本 部内 (72)発明者 清田 徹 東京都港区西新橋二丁目15番12号 株式会 社日立製作所デジタルメディアグループ内 (72)発明者 漆原 篤彦 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所デザイン研究所内 (72)発明者 須曽 公士 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所デザイン研究所内 Fターム(参考) 5B019 EB06 FA01 KA04 5K067 AA21 BB21 DD30 DD51 EE02 EE10 FF02 FF05 FF23 FF27 FF31 HH21 HH22 HH23

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザが携帯して使用する携帯情報端末
    と該ユーザが希望する行動予定情報を作成するサーバと
    が通信回線を介して接続可能であって、 該携帯情報端末からのユーザのリクエストにより、該サ
    ーバで該リクエストに応じたアラーム発音時刻を表わす
    情報を含む行動予定情報が作成され、該通信回線を介し
    て該携帯情報端末に送信してアラームサービスを提供す
    ることを特徴とするアラームサービスシステム。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記携帯情報端末は、前記アラーム発音時刻にアラーム
    を発音することを特徴とするアラームサービスシステ
    ム。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記携帯情報端末は、前記アラーム発音時刻よりも前の
    予め設定された事前通知時刻にアラームを発音すること
    を特徴とするアラームサービスシステム。
  4. 【請求項4】 請求項1,2または3において、 前記サーバから送信される前記行動予定情報は、前記リ
    クエストをしたときの前記携帯情報端末の位置を出発地
    として、該出発地での出発時刻を前記アラーム発音時刻
    とするアラームサービス情報であることを特徴とするア
    ラームサービスシステム。
  5. 【請求項5】 請求項1,2または3において、 前記携帯情報端末からの前記リクエストは、前記リクエ
    ストをしたときの前記携帯情報端末の位置を出発地とし
    て、該出発地での位置情報とともに、行き先情報とその
    到着希望時刻情報とを含み、 前記サーバは、該出発地での位置情報と該行き先情報と
    その到着希望時刻情報とから、該出発地での出発時刻を
    前記アラーム発音時刻とする情報を含む前記行動予定情
    報を形成することを特徴とするアラームサービスシステ
    ム。
  6. 【請求項6】 請求項5において、 前記行動予定情報は、前記出発地から前記行き先までの
    移動手段を示す情報を含み、 前記携帯情報端末は、該移動手段を示す情報を表示する
    手段を有することを特徴とするアラームサービスシステ
    ム。
  7. 【請求項7】 請求項6において、 前記移動手段を示す情報は、前記出発地に最寄りの駅名
    とその交通機関名であることを特徴とするアラームサー
    ビスシステム。
  8. 【請求項8】 請求項6または7において、 前記移動手段は、前記携帯情報端末で予め決定された優
    先項目に応じて決められたものであることを特徴とする
    アラームサービスシステム。
  9. 【請求項9】 請求項6,7または8において、 前記サーバは、 地図情報を格納した第1のデータベースと、時刻表情報
    を格納した第2のデータベースとを備え、 前記出発地での位置情報と前記行き先情報とに基づい
    て、該第1のデータベースから前記移動手段を検索し、 該第1のデータベースで検索された前記移動手段と前記
    行き先での到着希望時刻情報とに基づいて、該第2のデ
    ータベースを検索し、その検索結果に基づいて前記アラ
    ーム発音時刻としての前記出発地での出発時刻を求める
    ことを特徴とするアラームサービスシステム。
  10. 【請求項10】 請求項9において、 前記出発地と前記行き先との間の距離が所定の範囲内の
    とき、前記移動手段を検索しないことを特徴とするアラ
    ームサービスシステム。
  11. 【請求項11】 請求項1〜10のいずれか1つにおい
    て、 アラームサービスを受けるためのデータを入力可能な入
    力側端末を設け、 前記携帯情報端末は、該入力側端末から該データを取り
    込み、該データに基づく前記リクエストを前記サーバに
    送信することを特徴とするアラームサービスシステム。
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