JP2002073224A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JP2002073224A
JP2002073224A JP2000264946A JP2000264946A JP2002073224A JP 2002073224 A JP2002073224 A JP 2002073224A JP 2000264946 A JP2000264946 A JP 2000264946A JP 2000264946 A JP2000264946 A JP 2000264946A JP 2002073224 A JP2002073224 A JP 2002073224A
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circuit
disk
input
semiconductor device
input terminal
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Shoji Takenaka
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Rohm Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】消費電力低減のために自身の内部回路を待機状
態にできる半導体装置において、外部入力端子に印加さ
れる入力電圧が唯一に確定しない場合には前記内部回路
の動作状態に関係なく該外部入力端子に無駄な電流が流
れてしまう。 【解決手段】本発明に係る半導体装置10では、内部回
路12を待機状態とする際、内部回路12への入力信号
をラッチ回路11bによって保持してから該入力信号の
供給ラインを切断し、内部回路12を動作状態に復帰さ
せる際には、前記入力信号の供給ラインを接続し直して
から該入力信号のラッチを解除する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は消費電力低減のため
に自身の内部回路を待機状態とすることが可能な半導体
装置に関し、特に前記内部回路の待機時(アイドリング
時やサスペンド時)における消費電力をより低減するこ
とが可能な半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の半導体装置として、ここではフロ
ッピー(登録商標)ディスクドライブ装置に搭載される
FDDコントロールLSIを例に挙げて説明を行う。図
3はフロッピーディスク及びフロッピーディスクドライ
ブ装置の概略構成を示す斜視図である。フロッピーディ
スクドライブ装置100(以下、FDD装置100と呼
ぶ)は磁気ヘッド101によってフロッピーディスク2
00(以下、ディスク200と呼ぶ)に対する情報の記
録・再生を行う装置である。
【0003】FDD装置100はディスク200に対す
る情報の記録・再生を行う際、スピンドルモータ(図示
せず)によってディスク200を線速度一定で回転させ
るとともに、磁気ヘッド101をステッピングモータ1
02によってディスク200の半径方向にトラッキング
移動させる。このような動作により、ディスク200の
記録面では同心円状のトラックに沿って情報の記録・再
生が行われる。
【0004】ここで、FDD装置100にはディスクイ
ンセンサ103、ライトプロテクトセンサ104、及び
メディアセンサ105といったディスク200の状態を
監視するためのセンサ(以下、ディスク状態検出器と呼
ぶ)が複数設けられている。ディスクインセンサ103
はFDD装置100に対してディスク200がローディ
ングされているか否かを検出するセンサである。ライト
プロテクトセンサ104はディスク200に設けられた
ライトプロテクトノッチ201の開閉状態を判断するこ
とで、ディスク200が書き込み禁止状態であるか否か
を検出するセンサである。
【0005】また、メディアセンサ105はディスク2
00におけるHDホール202の有無を判断すること
で、ディスク200がHD(High Density)メディアで
あるか否かを検出するセンサである。なお、上記した各
ディスク状態検出器103〜105はいずれもFDD装
置100の動作を制御する1チップのFDDコントロー
ルLSI(図示せず)に外部接続されている。
【0006】図4はFDDコントロールLSIの一従来
例を示す概略構成図(入力部周辺)である。なお、ここ
では簡単のために前記ディスク状態検出器の代表として
ディスクインセンサ103のみを例示し、これに沿った
説明を行うことにする。本図に示すように、ディスクイ
ンセンサ103はディスクの状態に応じてオン/オフす
るスイッチであり、例えば、ディスク200がFDD装
置100に対してローディングされていればオンとな
り、ローディングされていなければオフとなる。なお、
ディスクインセンサ103の一端はFDDコントロール
LSI10’の外部入力端子T1に接続されており、他
端はグランドに接続されている。
【0007】ここで、FDDコントロールLSI10’
の内部にはディスクインセンサ103のオン/オフ状態
に基づいて2値のディスク検出信号を生成するセンサコ
ントローラ11’が設けられており、前述の外部入力端
子T1はこのセンサコントローラ11’を介してコント
ロール回路12に接続されている。
【0008】本図に示すように、センサコントローラ1
1’は抵抗Ra、抵抗Rb、及びロジック回路11aか
ら構成されている。抵抗Raはプルアップ抵抗であり、
その一端は電源電圧線に接続され、他端は外部入力端子
T1に接続されている。一方、抵抗Rbの一端は外部入
力端子T1に接続されており、他端はロジック回路11
aに接続されている。
【0009】従って、ディスクインセンサ103がオン
である場合には前記電源電圧線から経路I1を通じて電
流が流れるので、ロジック回路11aに対する入力電圧
はLレベルとなる。逆に、ディスクインセンサ103が
オフである場合には前記電源電圧線から電流が流れなく
なるか、もしくは経路I2を通じて電流が流れるので、
ロジック回路11aに対する入力電圧はHレベルとな
る。
【0010】ロジック回路11aはセンサコントローラ
11’の出力バッファであり、抵抗Rbを介して印加さ
れるHレベル/Lレベルの入力電圧に所定のヒステリシ
スやスレッショルドレベル(CMOSレベルやTTLレ
ベル)を持たせることで2値のディスク検出信号を生成
し、そのディスク検出信号をコントロール回路12に対
して送出する回路である。
【0011】コントロール回路12は前記ディスク検出
信号に基づいてFDD装置100の動作を制御する。例
えば、コントロール回路12にLレベルの前記ディスク
検出信号が入力されている場合、コントロール回路12
はFDD装置100にディスク200がローディングさ
れている状態であると判断し、いつでもディスク200
に対する記録・再生動作が行えるようにリード/ライト
回路13、減電圧検出回路14、ステッパ回路15等の
制御を行う。
【0012】なお、上記したリード/ライト回路13は
ディスク200に対する記録・再生時に磁気ヘッド10
1の動作を制御する回路である。また、減電圧検出回路
14はFDD装置100への供給電圧が所定値以下まで
低下した際にFDD装置100が誤動作しないように装
置の動作を停止あるいはリセットする回路である。ま
た、ステッパ回路15は磁気ヘッド101をディスク2
00の半径方向にステッピング移動させるステッピング
モータ102の動作を制御する回路である。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】近年、インターフェー
スバスの新規格であるUSB(Universal Serial Bus)
への対応等を背景として、フロッピーディスクドライブ
装置の消費電力低減が強く要望されており、そのための
新技術が数多く提案されている。特に、前記フロッピー
ディスクドライブ装置に搭載されるFDDコントロール
LSIに関しては、消費電力低減のために自身の内部回
路を待機状態とすることが可能な半導体装置が提案され
ており、すでに実用化もなされている。
【0014】たしかに、上記した半導体装置を前述のF
DDコントロールLSI10’として採用し、FDD装
置100が自身の機能を停止している状態(例えば、ア
イドリングモードやサスペンドモード)であるときにF
DDコントロールLSI10’のコントロール回路12
を待機状態に切り換える構成とすれば、FDD装置10
0の消費電力を大幅に低減させることが可能である。
【0015】しかしながら、例えばディスク200がロ
ーディングされた状態のままFDD装置100がサスペ
ンドモードとなった場合には、たとえFDDコントロー
ルLSI10’が自身のコントロール回路12を待機状
態に切り換えたとしても、ディスク200がローディン
グ状態である以上、ディスクインセンサ103はオン状
態を維持し続けることになる。従って、従来構成のFD
DコントロールLSI10’ではコントロール回路12
における電力消費を低減することは可能であっても、セ
ンサコントローラ11’における電力消費(経路I1を
通して不必要に消費される電流)を低減することは不可
能である。
【0016】ここで、FDDコントロールLSI10’
の電源電圧線に印加する電圧を5V、センサコントロー
ラ11’を構成するプルアップ抵抗R1の抵抗値を20
〜100kΩに設定した場合、経路I1には数μAの電
流が流れることになる。前述した通り、このような電流
はたとえコントロール回路12の待機時であっても、デ
ィスクインセンサ103がオン状態である限り消費され
続ける。
【0017】しかも、コントロール回路12の待機時に
おいて、入力電圧が唯一に確定しない外部入力端子(例
えば、前述の外部入力端子T1)はFDDコントロール
LSI10’に数多く存在しているため、センサコント
ローラ11’において不必要に消費される電力量は全体
ではかなり大きな値となる。特に、前記USBにおいて
許容される消費電力値には厳しい規格が設けられてお
り、FDD装置100のサスペンドモード時におけるF
DDコントロールLSI10’の消費電力値は限りなく
0に近いことが望ましい。また、電池を電源とする携帯
機器においても、動作可能時間を少しでも延ばすために
消費電力はできる限り少ない方がよい。
【0018】本発明は上記の問題点に鑑み、従来に比べ
て待機時における消費電力をより低減することが可能な
半導体装置を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る半導体装置においては、消費電力低減
のために自身の内部回路を待機状態とすることが可能で
あり、前記待機状態において入力電圧が唯一に確定しな
い外部入力端子を有する半導体装置において、前記内部
回路を待機状態とする際には、前記内部回路に対する前
記外部入力端子からの入力信号をラッチした後に前記外
部入力端子からの入力を禁止し、逆に前記内部回路を動
作状態に復帰させる際には、前記外部入力端子からの入
力を許可した後にその入力信号のラッチを解除すること
を特徴としている。特に、前記半導体装置をUSBに接
続可能な装置もしくは電池を電源とする携帯機器に用い
るとよい。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明に係る半導体装置として、
ここではフロッピーディスクドライブ装置に搭載される
FDDコントロールLSIを例に挙げて説明を行う。図
1は本発明に係るFDDコントロールLSIの一実施形
態を示す概略構成図(入力部周辺)である。本図に示す
ように、本実施形態のFDDコントロールLSI10は
従来のFDDコントロールLSI10’(図4参照)と
ほぼ同様の構成から成る半導体装置である。そこで、従
来と同様の構成及び機能を有する部分については図4と
同一の符号を付すことで説明を省略し、以下では本発明
の特徴部分であるセンサコントローラ11の内部構成及
び動作に重点をおいた説明を行う。
【0021】本図に示すように、本実施形態のセンサコ
ントローラ11は抵抗R1〜R4、第1〜第3スイッチ
sw1〜sw3、ロジック回路11a、ラッチ回路11
b、スイッチング回路11c、及び遅延回路11dを有
している。抵抗R1、R2はプルアップ抵抗であり、抵
抗R1の一端は電源電圧線に接続され、他端は第1スイ
ッチsw1を介して抵抗R2の一端に接続されている。
また、抵抗R2の他端は外部入力端子T1に接続されて
いる。
【0022】一方、抵抗R3の一端は外部入力端子T1
に接続されており、他端は第2スイッチsw2を介して
ロジック回路11aの入力端に接続されている。また、
ロジック回路11aの入力端は第3スイッチsw3を介
して抵抗R4の一端にも接続されており、抵抗R4の他
端はグランドに接続されている。なお、ロジック回路1
1aの出力端はラッチ回路11bを介してコントロール
回路12に接続されている。
【0023】上記のように、本実施形態ではFDDコン
トロールLSI10の外部端子(外部入力端子T1、電
源電圧端子、グランド端子)と第1〜第3スイッチsw
1〜sw3との間に必ず抵抗を設けているため、第1〜
第3スイッチsw1〜sw3が静電破壊されにくい回路
構成となっている。
【0024】さらに、センサコントローラ11の回路構
成について説明を続ける。スイッチング回路11cは4
つの入力端子a1、b1、a2、b2と、2つの出力端
子A、Bを有する回路である。本図に示すように、出力
端子Aは入力端子a1、b1に対応した共通出力端子で
あり、出力端子Bは入力端子a2、b2に対応した共通
出力端子である。なお、出力端子A、Bにおける入力系
統の切り換え動作はコントロール回路12によって制御
されている。
【0025】出力端子Aは第1、第2スイッチsw1、
sw2の各制御端子(正)と、第3スイッチsw3の制
御端子(逆)に接続されており、出力端子Bはラッチ回
路11bの制御端子に接続されている。なお、簡単のた
めに図示していないが、出力端子Aはインバータ回路を
介して第1、第2スイッチsw1、sw2の各制御端子
(逆)と、第3スイッチsw3の制御端子(正)にも接
続されている。
【0026】一方、入力端子a1、b1、a2、b2は
いずれもコントロール回路12に接続されており、コン
トロール回路12から同一の制御信号(Hレベル及びL
レベルを有する矩形パルス信号)が印加されている。た
だし、入力端子a1、a2とコントロール回路12との
間には遅延回路11dが設けられているため、入力端子
a1、a2に印加される前記制御信号の立ち上がり/立
ち下がりタイミングは、入力端子b1、b2に印加され
る前記制御信号の立ち上がり/立ち下がりタイミングに
対して時間tdだけ遅れている。
【0027】続いて、上記構成から成るセンサコントロ
ーラ11の動作について、図2を参照しながら詳細に説
明する。図2はセンサコントローラ11の一動作例を示
すタイミングチャートである。
【0028】本図中のa1、a2はスイッチング回路1
1cの入力端子a1、a2にそれぞれ印加される制御信
号を示しており、b1、b2はスイッチング回路11c
の入力端子b1、b2にそれぞれ印加される制御信号を
示している。また、本図中のAはスイッチング回路11
cの出力端子Aから送出される制御信号を示しており、
Bはスイッチング回路11cの出力端子Bから送出され
る制御信号を示している。
【0029】まず、時刻t0においてFDDコントロー
ルLSI10のコントロール回路12は動作状態であ
り、スイッチング回路11cの出力端子A、Bからはい
ずれもHレベルの制御信号が送出されているものとす
る。このとき、第1、第2スイッチsw1、sw2はと
もにオン状態となっており、第3スイッチsw3はオフ
状態となっている。すなわち、コントロール回路12に
対するディスク検出信号の供給ラインは接続状態となっ
ている。
【0030】また、このときラッチ回路11bはスルー
状態となっているので、センサコントローラ11はディ
スクインセンサ103のオン/オフ状態に基づいて2値
のディスク検出信号を生成し、該ディスク検出信号をコ
ントロール回路12に送出することができる。
【0031】次に、時刻t1の直前においてFDDコン
トロールLSI10がサスペンドモード等に移行し、コ
ントロール回路12が待機状態となる場合について説明
する。時刻t1において、コントロール回路12は第1
〜第3スイッチsw1〜sw3のオン/オフ状態、及び
ラッチ回路11bのラッチ/スルー状態を切り換えるた
めに、スイッチング回路11cの各入力端子a1、b
1、a2、b2に送出している前記制御信号の電圧レベ
ルをHレベルからLレベルに切り換える。
【0032】また、時刻t1においてコントロール回路
12はスイッチング回路11cの出力端子Aを入力端子
a1に接続するとともに、出力端子Bを入力端子b2に
接続するように出力端子A、Bにおける入力系統の切り
換え制御を行う。従って、出力端子Bから送出される前
記制御信号は時刻t1にてLレベルとなるが、出力端子
Aから送出される前記制御信号は時刻t1から時間td
だけ遅れた時刻t2にLレベルとなる。
【0033】上記動作によれば、コントロール回路12
が待機状態となる際には、まず、時刻t1においてラッ
チ回路11bがラッチ状態となるので、この時点でロジ
ック回路11aから送出されている前記ディスク検出信
号の電圧レベルがラッチ回路11bによって保持され
る。その後、時刻t2において第1、第2スイッチsw
1、sw2がともにオフ状態、第3スイッチsw3がオ
ン状態となり、ロジック回路11aに対するディスク検
出信号の供給ラインが切断状態となる。
【0034】従って、例えばディスク200がローディ
ングされた状態のままFDDコントロールLSI10が
サスペンドモードとなり、コントロール回路12の待機
状態時にディスクインセンサ103がオン状態を維持し
続けたとしても、従来のようにセンサコントローラ11
において不必要な電流が消費されることはない。これに
より、FDDコントロールLSI10のサスペンドモー
ド時における消費電力を従来より低減することが可能と
なる。
【0035】また、本実施形態のFDDコントロールL
SI10は、時刻t2においてロジック回路11aの入
力端をグランドに接続する構成である。このような構成
とすることにより、前記ディスク検出信号の入力ライン
が切断された後もロジック回路11aに対する入力電圧
は不確定とならないので、ロジック回路11aに不必要
な貫通電流等が流れることを防止することができる。な
お、時刻t2においてロジック回路11aの入力端を電
源電圧線に接続する構成としても同様の効果を得ること
が可能である。
【0036】また、本実施形態のFDDコントロールL
SI10は、ロジック回路11aに対する前記ディスク
検出信号の供給ラインが切断された後も、ラッチ回路1
1bにて保持しておいた前記ディスク検出信号をコント
ロール回路12に対して送出し続ける構成である。この
ような構成とすることにより、前記ディスク検出信号の
供給ラインを切断する際にコントロール回路12への入
力電圧レベルが変動することはないので、コントロール
回路12の誤動作を防止することができる。
【0037】また、本実施形態のセンサコントローラ1
1にはスイッチング回路11cや遅延回路11dが設け
られており、コントロール回路12が待機状態となる際
には、必ずコントロール回路12に対するディスク検出
信号をラッチした後にそのディスク検出信号の供給ライ
ンを切断する構成となっている。
【0038】このように前記ディスク検出信号の供給ラ
イン切断タイミングを前記ディスク検出信号のラッチタ
イミングよりも意図的に遅らせる構成であれば、ロジッ
ク回路11aやラッチ回路11bの内部において信号の
遅延が少々生じたとしても、前記ディスク検出信号をラ
ッチしないうちにその供給ラインを切断してしまうこと
はない。従って、前記ディスク検出信号の供給ラインを
切断する際にコントロール回路12が誤動作することを
防止できる。
【0039】続いて、時刻t3の直前においてFDDコ
ントロールLSI10がサスペンドモードを解除し、コ
ントロール回路12が動作状態に復帰する場合について
説明する。時刻t3において、コントロール回路12は
第1〜第3スイッチsw1〜sw3のオン/オフ状態、
及びラッチ回路11bのラッチ/スルー状態を切り換え
るために、スイッチング回路11cの各入力端子a1、
b1、a2、b2に送出している前記制御信号の電圧レ
ベルをLレベルからHレベルに切り換える。
【0040】また、時刻t3においてコントロール回路
12はスイッチング回路11cの出力端子Aを入力端子
b1に接続するとともに、出力端子Bを入力端子a2に
接続するように出力端子A、Bにおける入力系統の切り
換え制御を行う。従って、出力端子Aから送出される前
記制御信号は時刻t3にてHレベルとなるが、出力端子
Bから送出される前記制御信号は時刻t3から時間td
だけ遅れた時刻t4にHレベルとなる。
【0041】上記動作によれば、コントロール回路12
が動作状態に復帰する際には、まず、時刻t3において
第1、第2スイッチsw1、sw2がともにオン状態、
第3スイッチsw3がオフ状態となり、ロジック回路1
1aに対するディスク検出信号の供給ラインが接続状態
となる。その後、時刻t4においてラッチ回路11bが
スルー状態となるので、この時点でセンサコントローラ
11はディスクインセンサ103のオン/オフ状態に基
づいて2値のディスク検出信号を生成し、該ディスク検
出信号をコントロール回路12に送出することができる
状態となる。
【0042】このように前記ディスク検出信号のラッチ
解除タイミングを前記ディスク検出信号の供給ライン接
続タイミングよりも意図的に遅らせる構成であれば、ロ
ジック回路11aやラッチ回路11bの内部において信
号の遅延が少々生じたとしても、前記ディスク検出信号
の供給ラインを接続しないうちに該ディスク検出信号の
ラッチを解除してしまうことはない。従って、前記ディ
スク検出信号のラッチを解除する際にコントロール回路
12が誤動作することを防止できる。
【0043】なお、上記した実施形態において、第1ス
イッチsw1はPMOSのみ、第3スイッチsw3はN
MOSのみで構成したり、抵抗R2、R3、R4を各ス
イッチに含ませるようにしてもよい。また、上記の実施
形態ではフロッピーディスクドライブ装置のみを例示し
て説明を行ったが、本発明は上記と同様の入力端子を有
する機器に応用することが可能である。また、各スイッ
チの代わりにゲート回路で信号の入力を禁止/許可する
構成にしてもよい。
【0044】
【発明の効果】上記したように、本発明に係る半導体装
置においては、消費電力低減のために自身の内部回路を
待機状態とすることが可能であり、前記待機状態におい
て入力電圧が唯一に確定しない外部入力端子を有する半
導体装置において、前記内部回路を待機状態とする際に
は、前記内部回路に対する前記外部入力端子からの入力
信号をラッチした後に前記外部入力端子からの入力を禁
止し、逆に前記内部回路を動作状態に復帰させる際に
は、前記外部入力端子からの入力を許可した後にその入
力信号のラッチを解除することを特徴としている。
【0045】このような構成とすることにより、前記内
部回路の待機時に入力電圧が唯一に確定しない外部入力
端子が存在したとしても、前記内部回路の待機時には前
記外部入力端子からの入力が禁止されているために、前
記外部入力端子に不必要な電流が流れることはない。従
って、待機時における消費電力を従来よりも低減するこ
とが可能な半導体装置を実現することができる。
【0046】また、本発明に係る半導体装置は、自身の
内部回路に対する前記外部入力端子からの入力が禁止さ
れた後も、あらかじめ保持しておいた入力信号を前記内
部回路に対して送出し続ける構成である。このような構
成とすることにより、前記外部入力端子からの入力を禁
止する際に前記内部回路への入力電圧レベルが変動する
ことはないので、前記内部回路の誤動作を防止すること
ができる。
【0047】また、本発明に係る半導体装置は、自身の
内部回路を待機状態とする際に、必ず前記内部回路に対
する入力信号をラッチしてからその入力を禁止する構成
となっている。このような構成であれば、前記半導体装
置内部において信号の遅延が少々生じたとしても、前記
入力信号をラッチしないうちにその入力を禁止してしま
うことはない。従って、前記外部入力端子からの入力を
禁止する際に前記内部回路が誤動作することを防止でき
る。
【0048】同様に、本発明に係る半導体装置は、自身
の内部回路を動作状態に復帰させる際に、必ず前記内部
回路に対する前記外部入力端子からの入力を許可してか
らラッチを解除する構成となっている。このような構成
であれば、前記半導体装置内部において信号の遅延が少
々生じたとしても、前記外部入力端子からの入力を許可
しないうちにラッチを解除してしまうことはない。従っ
て、前記入力信号のラッチを解除する際に前記内部回路
が誤動作することを防止できる。
【0049】特に、本発明に係る半導体装置は、USB
に接続可能な装置もしくは電池を電源とする携帯機器に
用いるとよい。本発明に係る半導体装置をUSBに接続
可能な装置に用いれば、装置のサスペンド時における消
費電力値を最小限に抑えることができ、前記USBで規
格化されている厳しい許容消費電力値にも対応すること
ができる。また、本発明に係る半導体装置を電池を電源
とする携帯機器に用いれば、消費電力値を抑えて動作可
能時間を伸ばすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るFDDコントロールLSIの一
実施形態を示す概略構成図(入力部周辺)である。
【図2】 センサコントローラ11の一動作例を示すタ
イミングチャートである。
【図3】 フロッピーディスク及びフロッピーディスク
ドライブ装置の概略構成を示す斜視図である。
【図4】 FDDコントロールLSIの一従来例を示す
概略構成図(入力部周辺)である。
【符号の説明】
10 FDDコントロールLSI 11 センサコントローラ 11a ロジック回路 11b ラッチ回路 11c スイッチング回路 11d 遅延回路 12 コントロール回路 100 フロッピーディスクドライブ装置 103 ディスクインセンサ 104 ライトプロテクトセンサ 105 メディアセンサ 200 フロッピーディスク sw1 第1スイッチ sw2 第2スイッチ sw3 第3スイッチ T1 外部入力端子

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】消費電力低減のために自身の内部回路を待
    機状態とすることが可能であり、前記待機状態において
    入力電圧が唯一に確定しない外部入力端子を有する半導
    体装置において、 前記内部回路を待機状態とする際には、前記内部回路に
    対する前記外部入力端子からの入力信号をラッチした後
    に前記外部入力端子からの入力を禁止し、逆に前記内部
    回路を動作状態に復帰させる際には、前記外部入力端子
    からの入力を許可した後にその入力信号のラッチを解除
    することを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の半導体装置を用いたこと
    を特徴とするUSBに接続可能な装置もしくは電池を電
    源とする携帯機器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013069117A (ja) * 2011-09-22 2013-04-18 Fujitsu Ltd 情報処理装置及び媒体処理装置

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