JP2002072500A - 版材搬送方法及び版材処理装置 - Google Patents

版材搬送方法及び版材処理装置

Info

Publication number
JP2002072500A
JP2002072500A JP2000264263A JP2000264263A JP2002072500A JP 2002072500 A JP2002072500 A JP 2002072500A JP 2000264263 A JP2000264263 A JP 2000264263A JP 2000264263 A JP2000264263 A JP 2000264263A JP 2002072500 A JP2002072500 A JP 2002072500A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
printing plate
lithographic printing
photosensitive lithographic
photopolymer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000264263A
Other languages
English (en)
Inventor
Akifumi Kimura
明文 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP2000264263A priority Critical patent/JP2002072500A/ja
Publication of JP2002072500A publication Critical patent/JP2002072500A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 現像装置のブラシローラで狭い幅サイズのフ
ォトポリマー版を連続処理した後に前記狭い幅サイズの
フォトポリマー版よりも広い幅サイズのフォトポリマー
版を処理した場合、前記広い幅サイズのフォトポリマー
版に生じていた前記ブラシローラからの圧力のバラツキ
を軽減し、処理むら軽減する。 【解決手段】 フォトポリマー版のサイズ幅に応じて一
版毎ランダムに、前記フォトポリマー版の搬送方向中心
線が搬送方向の中心基準に対して変更されるようにす
る。この搬送方向の中心線を維持しながら前記フォトポ
リマー版を現像装置のブラシローラで処理する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、版材搬送方法及び
版材処理装置にかかり、特に、異なる幅サイズの感光性
平版印刷版を扱う版材搬送方法及び版材処理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】感光性平版印刷版(フォトポリマー版)
に画像を露光記録する露光記録装置とブラシローラを用
いてこのフォトポリマー版を現像処理する現像装置とが
連結された版材処理装置が知られている。
【0003】この版材処理装置内では、フォトポリマー
版の基本的な搬送方向は一方向(直線)であって、異な
る幅サイズのフォトポリマー版は全て幅方向中心基準で
搬送される。
【0004】露光記録装置から排出されたフォトポリマ
ー版は、この中心基準の直線搬送を維持して現像処理装
置へ搬送される。
【0005】現像処理装置内では、フォトポリマー版の
最大幅サイズよりも長いブラシローラがフォトポリマー
版の搬送方向と直交する方向に設けられており、フォト
ポリマー版の幅方向中心線と前記ブラシローラのブラシ
の軸線方向中心の位置とが一致するようにフォトポリマ
ー版が搬送される。
【0006】このブラシローラを回転させて前記フォト
ポリマー版の上面をブラッシングすると、このブラシロ
ーラが前記フォトポリマー版上面に接触している領域に
は、前記ブラシローラからの圧力が加えられる。
【0007】この圧力によって、前記フォトポリマー版
の表面が前記ブラシローラで擦られ、この表面に凹凸が
生じる。画像が露光記録された部分と前記画像が露光記
録されていない部分との領域が前記凹凸により区別され
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記現
像装置では、狭い幅サイズのフォトポリマー版を連続処
理した場合、前記ブラシローラの毛材がフォトポリマー
版に触れる領域では前記毛材の変形が生じてこの毛材の
腰が弱くなることがある。
【0009】この後に、前記狭い幅サイズのフォトポリ
マー版よりも広い幅サイズのフォトポリマー版を現像処
理装置に搬送して前記ブラシローラでブラッシングする
場合、狭い幅サイズのフォトポリマー版よりもブラシロ
ーラの軸線方向の領域を多く使うことになる。
【0010】前記ブラシローラが前記広い幅サイズのフ
ォトポリマー版のみに使用される領域に比べて、前記ブ
ラシローラが前記狭い幅サイズのフォトポリマー版に使
用される領域の方が常に使用されることになる。前記狭
い幅サイズのフォトポリマー版のエッジ部が前記ブラシ
ローラに接触した部分を境目に前記ブラシローラによる
前記広い幅サイズのフォトポリマー版にかかる圧力に差
が生じる。
【0011】このため、広い幅サイズのフォトポリマー
版の表面には、前記圧力の差によって現像処理の仕上が
りに差が現れ、処理むらが発生することがある。特に、
狭い幅サイズのフォトポリマー版を多量に処理した後に
広い幅サイズのフォトポリマー版を処理するときにその
処理むらが顕著に現れる。
【0012】本発明は、上記事実を考慮し、フォトポリ
マー版にかかるブラシローラからの圧力のバラツキを軽
減し、前記広い幅サイズのフォトポリマー版に対する処
理時の処理むらを軽減することができる版材搬送方法及
び版材処理装置を得ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、一定の基準に基づいて感光性平版印刷版が位置決め
されて前記感光性平版印刷版に画像が露光記録される第
1の工程と、この第1の工程に続いて前記感光性平版印
刷版を自動搬送しながら、前記感光性平版印刷版の表面
に所定の部材を接触させながら表面処理する第2の工程
とを備えた版材処理装置における版材搬送方法であっ
て、順次搬送される各感光性平版印刷版について、前記
感光性平版印刷版の第2の工程の処理前までに、前記感
光性平版印刷版の少なくとも搬送方向と直交する方向の
位置をランダムに変更した後、前記第2の工程へ送り出
すことを特徴としている。
【0014】請求項1に記載の発明によれば、前記第2
の工程での前記幅方向中心基準に対して、前記感光性平
版印刷版の幅方向中心線の位置がランダムに変更される
ため、前記所定の部材と前記感光性平版印刷版とが接触
する領域では、前記所定の部材の毛材が変形する部分が
前記所定の部材の一部分に集中するのを妨げることがで
きる。
【0015】請求項2に記載の発明は、前記請求項1に
記載の発明において、前記位置の変更が搬送方向と直交
する方向への直線移動であることを特徴としている。
【0016】請求項2に記載の発明によれば、幅方向中
心基準に対して前記感光性平版印刷版の幅方向中心線の
位置を容易に変更することができる。
【0017】請求項3に記載の発明は、前記請求項1又
は前記請求項2に記載の発明において、前記位置の変更
が前記第1の工程処理に含まれる搬送方向と直交する方
向への移動を伴う処理に関連付けて実行されることを特
徴としている。
【0018】請求項3に記載の発明によれば、前記位置
の変更が前記第1の工程処理に含まれる搬送方向と直交
する方向への移動を伴う処理に関連付けて実行されるこ
とから、前記感光性平版印刷版の前記第1の工程での処
理状況に応じて、幅方向中心基準に対して前記感光性平
版印刷版の幅方向中心線の位置を速やかに変更すること
ができる。
【0019】請求項4に記載の発明は、前記位置の変更
が版面の1点を基準とした回転移動であることを特徴と
している。
【0020】請求項4に記載の発明によれば、前記回転
移動を行うことにより、幅方向中心基準に対して容易に
前記感光性平版印刷版の幅方向中心線の位置を変更する
ことができる。
【0021】請求項5に記載の発明は、前記請求項1乃
至前記請求項4のいずれか1項に記載の発明において、
前記第1の工程が感光性平版印刷版に画像を露光記録す
る露光記録装置であり、前記第2の工程がブラシローラ
を用いて前記感光性平版印刷版を現像処理する現像装置
であることを特徴としている。
【0022】請求項5に記載の発明によれば、第1の工
程が露光記録装置であり、第2の工程が現像装置の場合
に、表面処理としてのブラシローラの使用時に、偏った
使用が回避できる。このため、感光性平版印刷版に対し
て処理むらを軽減することができる。
【0023】請求項6に記載の発明は、感光性平版印刷
版に画像を露光記録する露光記録装置に、ブラシローラ
を用いて前記感光性平版印刷版を現像処理する現像装置
とが連結された版材処理装置において、前記露光記録装
置は、前記感光性平版印刷版を位置決め保持する定盤
と、前記定盤を前記搬送方向と直交する方向に往復移動
させることができる駆動手段と、前記感光性平版印刷版
を保持している前記定盤が前記駆動手段によって前記搬
送方向と直交する方向に移動している時に、前記感光性
平版印刷版の幅サイズに応じて、前記定盤の停止位置を
一版毎にランダムに変更する位置変更手段と、を有する
ことを特徴としている。
【0024】請求項6に記載の発明によれば、狭い幅サ
イズの感光性平版印刷版を連続処理する場合に、前記狭
い幅サイズの感光性平版印刷版の幅方向中心線の位置を
幅方向中心基準からランダムに変更することができる。
【0025】請求項7に記載の発明は、前記請求項6に
記載の発明において、前記感光性平版印刷版の幅サイズ
を検出する幅サイズ検出手段をさらに有する、ことを特
徴としている。
【0026】請求項7に記載の発明によれば、前記幅サ
イズ検出手段が狭い幅サイズの感光性平版印刷版を検出
すると、前記狭い幅サイズの感光性平版印刷版の幅方向
中心線の位置を幅方向中心基準から前記感光性平版印刷
版の幅サイズに応じてランダムに変更することができ
る。
【0027】請求項8に記載の発明は、前記請求項6又
は前記請求項7のいずれか1項に記載の発明において、
前記位置の変更が前記露光記録後の前記感光性平版印刷
版の復路移動に準じて実行される、ことを特徴としてい
る。
【0028】請求項8に記載の発明によれば、前記露光
記録後の前記感光性平版印刷版の幅方向中心線の位置を
小スペースで効率良く幅方向中心基準からランダムに変
更することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】(全体構成)図1には、本実施の
形態に係るフォトポリマー版の露光記録装置100が示
されている。
【0030】露光記録装置100は、台車200に搭載
されたフォトポリマー版102(図2参照)を収容する
版収容部104及び版収容部104に収容されたフォト
ポリマー版102を持ち出す枚葉部106を備えた給版
部108と、フォトポリマー版102が位置決め保持さ
れる定盤110と、定盤110に位置決めされたフォト
ポリマー版102へ画像を記録する露光部112と、で
構成されている。
【0031】なお、この露光記録装置100の下流側に
は、バッファ部114を介して現像装置116が設定可
能であり、給版、露光、現像を全て自動で処理すること
も可能となっている。
【0032】図3に示される如く、版収容部104に
は、複数枚のフォトポリマー版102が立てかけられ台
車200が収容可能となっている。なお、図2に示され
る如く、フォトポリマー版102の表面には、1枚毎に
保護用の合紙118が設けられており、結果としてフォ
トポリマー版102と合紙118とが交互に積層された
状態となっている。
【0033】版収容部104は、路面よりも高い位置に
床部104Aを形成しており、台車200は、路面から
この床部104Aへと乗り上げられる構造となってい
る。すなわち、路面に対してはキャスタ120を介して
支持されており、このキャスタ120は、台車200に
対して突出位置(図3の想像線位置)及び収容位置(図
3の突出位置)に移動可能となっている。
【0034】版収容部104への収容動作に応じてこの
キャスタ120が上方にたたまれるように収容位置へ移
動すると同時に補助ローラ122が床部104Aに対応
し、その後の台車200は、床部104Aに対してこの
補助ローラ122を介して支持される構造となってい
る。
【0035】前記版収容部104の上方には、枚葉部1
06が設けられている。枚葉部106は、フォトポリマ
ー版102及び合紙118を交互に積層状態から取り出
して、給版部108へ送り出すようになっており、フォ
トポリマー版102及び合紙118を吸着する吸盤12
4を備えている。また、吸盤124の近傍には、吸盤1
24とは別に、合紙118を吸着する際の補助手段とし
て、吸引ファン126が設けられている。これらの吸盤
124及び吸引ファン126は一体的に積層された合紙
118又はフォトポリマー版102面に対して接近、離
反することが可能となっている。
【0036】ここで、フォトポリマー版102の吸着時
は吸盤124を接触させて吸着するが、合紙118の吸
着時には吸引ファン126を合紙118に対して若干離
れた位置(接触してもよい)に配置し、吸引ファン12
6のみを作動することによって重量的に軽くかつ薄い合
紙118のみを吸い上げ、その後、吸盤124によって
吸着することで、合紙118の吸着時の二重吸着(下層
のフォトポリマー版102をいっしょに吸着すること)
を防止している。
【0037】給版部108は、大きく分けて、前記枚葉
部106からフォトポリマー版102又は合紙118を
受け取って搬送する共用搬送部128と、フォトポリマ
ー版102を受けとって定盤110へ送り出すためのフ
ォトポリマー版搬送部130と、合紙118を受けとっ
て合紙収容箱(台車200に搭載されている)132へ
送り出す合紙搬送部134と、前記共用搬送部128か
ら前記フォトポリマー版搬送部130又は合紙搬送部1
34の何れかへの搬送部へ切替え動作によって案内する
切替搬送部136と、から構成されている。
【0038】すなわち、フォトポリマー版102と合紙
118とが交互に積層されているため、枚葉部106に
おいて吸着する毎に、切替搬送部136が切替わり、そ
れぞれの所定方向へ搬送する構造となっている。
【0039】ここで、図4(A)に示される如く、共用
搬送部128、フォトポリマー版搬送部130及び切替
搬送部136は、串型ローラ138と細幅ベルト140
とが組み合わされた搬送系となっており、上記フォトポ
リマー版102を搬送することがメインとされている
(図4(B)参照)。すなわち、フォトポリマー版10
2は、串型ローラ138の強い挟持力で搬送され、細幅
ベルト140は、搬送に同期して移動するガイド板とし
ての役目を有する。
【0040】これに対して、合紙搬送部134は、図4
(C)に示される如く、細幅ベルト140のみの搬送系
となっており、合紙118を細幅ベルト140による弱
い挟持力で搬送する構造となっている。
【0041】ここで、図5に示される如く、各搬送部で
の受け渡し部分は、それぞれ互い違いに先端部が串状に
突出され、一方の凹又は凸の先端が他方の凸又は凹の先
端に対向するように重なり合っている(同軸の共通の搬
送路を持っている)。これにより、フォトポリマー版1
02及び合紙118の受け渡し時に、串型ローラ138
や細幅ベルト140に巻き込まれるようなことが防止さ
れる。
【0042】図3に示される如く、合紙搬送部134に
よって搬送される合紙118は、台車200に設けられ
た合紙収容箱132へ案内される。合紙収容箱132の
上部に設けられた合紙118の挿入口142は、一対の
ローラ144が設けられており、前記合紙搬送部134
の搬送速度よりも若干速い線速度(約1.1倍)で回転
駆動している。これにより、合紙118が合紙搬送部1
34とこのローラ144との間に掛け渡されると、所定
の緊張状態を維持しながら搬送されることになり、弛み
等によるジャミングを防止することができる。
【0043】また、この挿入口142の手前側には、徐
々に幅(合紙118の肉厚方向)が狭まるようなテーパ
ー形状のガイド板146が設けられている。このテーパ
ー形状とされた互いに対向するガイド板146には、除
電ブラシ148がそれぞれ取り付けられ、挿入口142
に挿入する合紙118の電荷を除去するようになってい
る。
【0044】前記一対のローラ144は串型とされ、こ
の串型による凹凸に沿うように仕切板150が設けられ
ている。これにより、合紙収容部134に収容された後
の合紙118の一部がローラ144に接触しても、仕切
板150によって巻き込みを防止することができる。
【0045】図6に示される如く、フォトポリマー版搬
送部130によって搬送されるフォトポリマー版102
は、水平搬送状態でフォトポリマー版搬送部130から
離脱し、定盤110へ受け渡すようになっている。
【0046】ここで、定盤110の上面高さは、フォト
ポリマー版搬送部130による水平搬送高さよりも低い
位置となっており、かつ搬送方向において若干の間隔を
持っている。このため、フォトポリマー版搬送部130
から排出されると、若干垂れ下がった状態で定盤110
上に着地し、搬送方向後端部は、定盤110よりも手前
側に位置することになる。この手前側には、定盤110
に対して接近離反可能な移動体152に設けられた仮支
持プレート154が配設されており、フォトポリマー版
102の垂れ下がりを防止している。
【0047】また、図6及び図9に示される如く、定盤
110には、フォトポリマー版102を仮保持するため
の十字型の吸引孔110Bが形成されている。この吸引
孔110Bからは図示しない真空ポンプ等の駆動によっ
てエアが吸引されるようになっており、この吸引孔11
0B上にフォトポリマー版102が存在する場合、フォ
トポリマー版102を一点保持することになる。
【0048】前記仮支持プレート154の一部には、フ
ォトポリマー版102の後端部を搬送方向に押圧する押
圧プレート156が設けられ、この押圧プレート156
によってフォトポリマー版102の後端部を押圧するこ
とで、フォトポリマー版102の斜行が解消されると共
に、所定の搬送方向基準位置まで送り出すことができ
る。この基準位置は、フォトポリマー版102の搬送方
向後端部が若干定盤110からはみ出した状態である。
【0049】この場合、フォトポリマー版102は、吸
引孔110Bによって一点保持されているため、前記押
圧方向に対して抵抗力を持つことになる。このため、前
記押圧プレート156による押圧で、フォトポリマー版
102は、吸引孔110Bによる保持点を中心とする回
転のみとなり、ほとんどその場で傾斜誤差分を整合する
ことができるようになっている。
【0050】定盤110に対する傾斜誤差分が整合され
ると、前記吸引孔110Bによる吸引が解除され、押圧
プレート156によってさらに押圧が継続されること
で、フォトポリマー版102のX方向(露光時の主走査
方向)の位置決めを行う。
【0051】この位置決めは、フォトポリマー版102
の搬送方向後端部両角部を含むセンサ158によって行
われる。すなわち、センサ158でフォトポリマー版1
02の搬送方向後端部を検出することによって押圧プレ
ート156の押圧を停止させている。すなわち、定盤1
10がY方向に移動することで、フォトポリマー版10
2の角部とセンサ158との一致位置と予め既知の前記
フォトポリマー版102の幅サイズとから前記フォトポ
リマー版102の初期位置として登録するようになって
いる。
【0052】また、初期位置に移動されたフォトポリマ
ー版102の位置は、露光部112での走査露光開始位
置と相対位置が決められており、この状態で定盤110
に設けられた吸引溝110Aにより吸着保持される。
【0053】吸着保持されたフォトポリマー版102に
は、前記移動体152に設けられたパンチャー160に
よりパンチ孔が設けられる。
【0054】また、定盤110は、フォトポリマー版搬
送部130からのフォトポリマー版102を受け取る第
1の位置(図1の実線位置参照)と、露光部112に収
容される第2の位置(図1の想像線位置参照)との間を
等速度で往復移動可能(位置決めのための搬送幅方向移
動と共通)となっている。
【0055】露光部112には、前記定盤110の搬送
路よりも上方に走査ユニット164が設けられ、画像信
号に応じて点灯制御されるレーザビームが主走査(定盤
110の搬送方向と直交する方向)される構成となって
いる。一方、定盤110の往路搬送は副走査移動とな
り、この結果、定盤110上のフォトポリマー版102
には、露光部112への往路搬送時に画像が記録され
る。
【0056】また、フォトポリマー版102は、前述の
如く、幅サイズが予めわかっており、基本的にはセンタ
ー基準で位置決めされる(前述の往路搬送直前時)。な
お、前記センサ158あるいは別途センサを設けて、幅
サイズを検出するようにしてもよい。ここで、前記定盤
110の復路搬送時には前記フォトポリマー版102の
幅サイズに応じた前記定盤110の停止位置が一版毎に
ランダムに変更される。変更される位置の単位ピッチは
3mm以上であり、数ヶ所〜数十ヶ所程度の位置が予め定
められている。なお、前記定盤110が前記復路搬送の
停止位置で移動停止すると、前記復路搬送時に移動停止
した前記定盤110上のフォトポリマー版102は、吸
着保持が解除される。
【0057】なお、幅方向中心基準に対する前記フォト
ポリマー版102の幅方向中心線の位置の変更手段とし
て、図9に示すように前記フォトポリマー版102を吸
引孔110Bによって一点保持し、この状態で押圧プレ
ート156を移動させて前記フォトポリマー版102の
搬送方向の後端部両角部のうち一方を押圧し、前記吸引
孔110Bによって保持された一点を前記フォトポリマ
ー版の回転中心として前記フォトポリマー版102を回
転させてもよい。すなわち、前記フォトポリマー版10
2を意図的に前記定盤110に対して斜めにしておくこ
とで、幅方向の縁が搬送に応じて変化する。この変化が
前記幅方向の移動と同様の効果を得ることになる。
【0058】画像が記録され、前記復路搬送時に移動停
止した前記定盤110に対応し、フォトポリマー版搬送
部130によるフォトポリマー版102の搬送方向後端
部側に待機していた排出機構部166が定盤110の上
方を通過してフォトポリマー版102の搬送方向前端部
へと移動する(図7(A)参照)。
【0059】排出機構部164には、フォトポリマー版
102の搬送方向後端部を載置するフック部166Aが
形成されており、前記定盤110からはみ出したフォト
ポリマー版102の後端部を移動体152に設けられた
仮支持プレート154により持ち上げ(図7(B)参
照)、かつ排出機構部166をフォトポリマー版102
の搬送方向へ移動させることにより、フォトポリマー版
102は、フック部166Aに引っ掛けられて排出機構
部166の移動に伴って、定盤110の下流側へ搬送さ
れていく(図7(C)参照)。この下流側には、バッフ
ァ部114が設けられ、さらに現像装置116が設けら
れており、フォトポリマー版102は、排出機構部16
6による排出速度と現像装置116での搬送速度との差
をバッファ部114で吸収されながら円滑に送り出され
ていく。
【0060】(台車200の詳細構成)図1には、台車
200が示されている。台車200は、4個のキャスタ
120(図8では2個のみを図示)を介して路面FLに
支持される荷台202には、ハンドル204(図1参
照)が取り付けられている。ハンドル204は、一端部
に略コ字型に屈曲されており、その両端が前記荷台20
2に突き当てられ固定されている。
【0061】荷台202には、フォトポリマー版102
を重ねて保持する集積部206が設けられている。この
集積部206は、側面から見て略直角三角形状とされ、
その斜面部にフォトポリマー版102を収容するマガジ
ン208が立てかけられている。
【0062】マガジン208には、予め数10枚(通常
は60枚、100枚まで可能)のフォトポリマー版10
2が積層されている。また、マガジン208には、シャ
ッター210が設けられており、暗室以外においてこの
シャッター210を閉状態としておくことにより、フォ
トポリマー版102の感光を防止している。
【0063】すなわち、台車200は、前記版収容部1
04と、フォトポリマー版102を保管している暗室と
の間で運搬されるものであり、シャッター210は、運
搬中におけるフォトポリマー版102を保護することが
できる。
【0064】台車200は、前記ハンドル204の取り
付け側が運搬時の後方向きとされ、前記版収容部104
に収容される。
【0065】図10には、本実施の形態に係る感光性平
版印刷版の現像装置116の概略図が示されている。
【0066】感光性平版印刷版のうちのフォトポリマー
版102は、図11に示される如く、支持層としてのア
ルミニウム板304上に光接着層305と光重合層30
6が設けられている。また、この光重合層306には、
オーバコート層308が重ねられている。すなわち、フ
ォトポリマー版102は、4層構造の状態でレーザ光に
より画像の露光がなされるようになっている。なお、本
実施の形態に係る画像の露光は、デジタル画像情報に基
づいてレーザ光を走査して書込むセッターによってなさ
れるようになっている。これによって、光重合層の画像
部の重合反応を促進させる。
【0067】フォトポリマー版102は、上記露光処理
が終了した後、図10の左端に位置する前加熱部310
へ至るようになっている。
【0068】前加熱部310では、フォトポリマー版1
02を水平に保持して搬送するための2個の搬送ローラ
対312、314が配設され、その間にヒータユニット
316が設けられている。このヒータユニット316に
対向してフォトポリマー版102の搬送路下側にはガイ
ド板318が設けられ、ヒータユニット316のヒータ
面とフォトポリマー版102との距離を一定に保持する
ようになっている。
【0069】このヒータユニット316による加熱によ
って、フォトポリマー版102は、光重合層306の受
光部の重合度が増し、印刷に必要な耐刷性を向上させて
いる。
【0070】前加熱部310の下流側には、前水洗部3
20が設けられており、前加熱が終了したフォトポリマ
ー版102が水平状態で送り込まれるようになってい
る。
【0071】前水洗部320には、フォトポリマー版1
02を水平に保持して搬送するための2個の搬送ローラ
対322、324が配設され、その間の搬送路よりも上
側にブラシローラ326が配設されている。また、この
ブラシローラ326よりも若干上流側には、スプレーパ
イプ328が配置されており、搬送路方向に向けて水が
吐出されるようになっている。ここで、スプレーパイプ
328から水が吐出され、ブラシローラ326が回転
(図10の反時計方向回転)している状態でフォトポリ
マー版302が搬送されてくると、フォトポリマー版1
02の最上層のオーバコート層308が湿潤し、ブラシ
ローラ326によって除去される。
【0072】すなわち、フォトポリマー版102は、こ
のオーバコート層308が除去された状態で、次工程の
現像部330へ至ることになる。
【0073】現像部330には、現像液が貯留された貯
留槽332が設けられており、この現像液にフォトポリ
マー版102を浸漬することで、光重合層306の未受
光部を膨潤させ、未受光部を取り除くようになってい
る。
【0074】現像部330の感光性平版印刷版挿入口及
び排出口のそれぞれの近傍には、搬送ローラ対334、
336が設けられており、搬送ローラ対334は、フォ
トポリマー版102を貯留槽332へ案内し、搬送ロー
ラ対336は、フォトポリマー版302を次工程のリン
ス部338へ案内する役目を有している。
【0075】貯留槽332には、ガイド板340が設け
られフォトポリマー版102は、このガイド板340に
案内され、大きな円弧を描いて搬送される。この貯留槽
332には、搬送路よりも上側にブラシローラ342が
設けられている。また、このブラシローラ342に対向
して搬送路よりも下側には受け部材344が配設されて
おり、フォトポリマー版102はこのブラシローラ34
2と受け部材344との間を挟持されながら搬送され
る。
【0076】このため、フォトポリマー版102の光重
合層306には、所定の圧力でブラシローラ342が当
たっており、このブラシローラ342の回転によって光
重合層306の未受光部が除去される。なお、受光部と
未受光部との境目付近の不要な未受光部もブラシローラ
342のブラッシングによって確実に除去される。
【0077】リンス部338には、フォトポリマー版1
02を水平に保持して搬送するための2個の搬送ローラ
対348、350が配設され、その間の搬送路上下方向
にそれぞれスプレーパイプ352、354が配設されて
いる。このスプレーパイプ352、354からは水洗水
が吐出するようになっている。
【0078】ここで、フォトポリマー版102が現像部
330から排出され、リンス部338へ至ると、スプレ
ーパイプ352、354から水が吐出され、感光性平版
刷版102の表裏面が洗浄される。洗浄されたフォトポ
リマー版102は、次工程のフィニッシャー部356へ
と送られる。
【0079】フィニッシャー部356には、フォトポリ
マー版102を水平に保持して搬送するための2個の搬
送ローラ対358、360が配設され、その間の搬送路
の上側にはスプレーパイプ362が配設されている。こ
のスプレーパイプ362からはフィニッシャー液(不感
脂化液)が吐出するようになっている。
【0080】ここで、フォトポリマー版102がフィニ
ッシャー部356を水平搬送されている状態で、スプレ
ーパイプ362からフィニッシャー液が吐出され、画像
形成面をコーティングする。
【0081】以上がフォトポリマー版102の処理の工
程であり、これらの工程が終了したフォトポリマー版1
02は、乾燥部(図示省略)で乾燥され、全ての処理が
完了する。
【0082】以下に本実施の形態の作用を説明する。
【0083】フォトポリマー版102が給版部108か
ら定盤110へ受け渡されると、センサ158が検出し
た前記フォトポリマー版102の搬送方向後端部両角部
の位置に基づいて、吸引孔110Bによる吸引で定盤1
10上に前記フォトポリマー版が一点保持される。
【0084】前記定盤110は、フォトポリマー版搬送
部130からの前記フォトポリマー版102を受け取る
第1の位置(図1の実線位置参照)と、露光部112に
収容される第2の位置(図1の想像線位置参照)との間
を等速度で往復移動可能(位置決めのための搬送幅方向
移動と共通)となっており、前記定盤110の往路搬送
時に前記フォトポリマー版102に画像が記録される。
【0085】露光部112で前記フォトポリマー版10
2に前記画像が露光記録されると、前記定盤110は復
路搬送される。
【0086】前記フォトポリマー版102の幅サイズ
は、予め既知であり、このフォトポリマー版102の幅
サイズが狭い幅サイズであった場合、露光記録後の前記
フォトポリマー版102を復路搬送している定盤110
の停止位置が一版毎にランダムに変更される。なお、複
数の狭い幅サイズのフォトポリマー版102を連続処理
する場合には、前記複数の狭い幅サイズのフォトポリマ
ー版102のうち先に処理された狭い幅サイズフォトポ
リマー版102の変更位置に対して最低3mm以上(かつ
3mmピッチ)幅方向にずらすようにして、前記先に処理
された前記狭い幅サイズのフォトポリマー版102の次
に処理される狭い幅サイズのフォトポリマー版102の
幅方向中心基準に対する幅方向中心線の位置が変更され
る。前記定盤110の停止位置の変更によって、幅方向
中心基準に対する前記フォトポリマー版102の幅方向
中心線の位置が変更される。
【0087】図13には、前記定盤110の停止位置の
変更が行われた後の前記定盤110の平面図が示されて
いる。図13(A)には、前記幅方向中心線の移動範囲
内(図13(A)の矢印A参照)で前記定盤110が前
記フォトポリマー版102の搬送方向左側での限界の位
置に停止した場合が示されており、図13(B)には、
前記幅方向中心線の移動範囲内(図13(B)の矢印B
参照)で前記定盤110が前記フォトポリマー版102
の搬送方向右側での限界の位置に停止した場合が示され
ている。これにより、前記フォトポリマー版102は図
13(A)の矢印Aと図13(B)の矢印Bとを合わせ
た領域の範囲内で前記幅方向中心線が決められて搬送さ
れることになる。
【0088】前記定盤110が停止すると、前記吸引孔
110Bによる前記フォトポリマー版102の一点保持
は解除される。
【0089】前記吸引孔110Bによる前記フォトポリ
マー版102の一点保持が解除されると、排出機構部1
66を前記フォトポリマー版102の搬送方向へ移動さ
せることにより、前記フォトポリマー版102の前記幅
方向中心基準に対する前記幅方向中心線の位置変更後の
幅方向中心線の位置を維持しながら前記排出機構部16
6が前記フォトポリマー版102をバッファ部114へ
と搬送する。この中心線を維持しながら、前記フォトポ
リマー版102が前記バッファ部114から現像装置1
16へ搬送される。
【0090】すなわち、狭い幅サイズのフォトポリマー
版102を連続的に処理する場合には、たとえ同じ幅サ
イズのフォトポリマー版であっても、前記幅方向中心基
準に対して幅方向中心線が異なるようにし、前記幅方向
中心基準に対して前記各々の狭い幅サイズのフォトポリ
マー版が前記変更後の幅方向中心線を維持しながら前記
バッファ部114を介して前記現像装置116へ搬送さ
れることになる。
【0091】前記現像装置116の内部でも前記フォト
ポリマー版102の前記搬送方向中心線を維持しながら
搬送される。
【0092】前記バッファ部114から前記現像装置1
16へ搬送された前記フォトポリマー版102は、前過
熱部310を経て前水洗部320、これに引き続いて現
像部330へ搬送される。
【0093】前水洗部320のブラシローラ326及び
現像部330のブラシローラ342を回転させて前記フ
ォトポリマー版102の上面をブラッシングすると、こ
のブラシローラ326、342が前記フォトポリマー版
102の上面に接触している領域には、前記ブラシロー
ラ326、342からの所定の圧力が加えられ、この表
面に凹凸が生じる。前記フォトポリマー版102に画像
が露光記録された部分が前記凹凸により現れる。
【0094】前記ブラシローラ326、342の毛材が
前記フォトポリマー版102に触れる領域では前記毛材
の変形が生じてこの毛材の腰が弱くなる。
【0095】狭い幅サイズのフォトポリマー版よりも広
い幅サイズのフォトポリマー版を前記ブラシローラでブ
ラッシングする場合、狭い幅サイズのフォトポリマー版
よりもブラシローラ326、342の軸線方向の領域を
多く使うことになる。
【0096】前記狭い幅サイズのフォトポリマー版のエ
ッジ部が前記ブラシ部材326、342に接触した部分
を境目に、前記ブラシ部材326、342による前記広
い幅サイズのフォトポリマー版にかかる圧力に差が生じ
る。
【0097】しかし、狭い幅サイズのフォトポリマー版
を前記ブラシローラ326、342により連続的にブラ
ッシングした後に広い幅サイズのフォトポリマー版を前
記ブラシローラ326、342によりブラッシングする
場合には、前記狭い幅サイズのフォトポリマー版102
の前記搬送方向中心線が一版ごとにランダムに変更され
ているため、前記ブラシローラ326、342の毛材の
変形が生じてこの毛材の腰が弱くなった領域が前記ブラ
シローラ326、342の全体に分散した状態となる。
この状態で前記ブラシローラ326、342は前記広い
幅サイズのフォトポリマー版をブラッシングすることに
なる。
【0098】これにより、前記広い幅サイズのフォトポ
リマー版にかかる前記ブラシローラ326、342から
の圧力のバラツキが軽減され、前記広い幅サイズのフォ
トポリマー版に対する処理時の処理むらを軽減すること
ができる。
【0099】前水洗部320及び現像部330で前記フ
ォトポリマー版102のブラッシング処理が終了する
と、リンス部338を経てフィニッシャー部356へ前
記フォトポリマー版102が搬送され、前記フォトポリ
マー版102の前記現像装置116での処理が終了す
る。
【0100】
【発明の効果】以上説明した如く本発明にかかる版材搬
送方法及び版材処理装置は、現像装置のブラシローラに
よって狭い幅サイズのフォトポリマー版を連続処理した
後に広い幅サイズのフォトポリマー版を処理する場合に
おいて、フォトポリマー版にかかる前記ブラシローラか
らの圧力のバラツキを軽減し、前記広い幅サイズのフォ
トポリマー版に対する処理時の処理むらを軽減できると
いう優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る露光記録装置の全体構成を
示す斜視図である。
【図2】マガジンに積載されたフォトポリマー版及び合
紙の状態を示す側面図である。
【図3】給版部の側面図である。
【図4】給版部の搬送系の一部を示す平面図である。
【図5】給版部の異なる搬送系の受け渡し部を示す斜視
図である。
【図6】(A)は定盤の平面図、(B)は定盤の側面図
である。
【図7】排出機構部の動作を示す側面図であり、(A)
は動作開始初期、(B)はフォトポリマー版の持ち上げ
状態、(C)は排出時である。
【図8】台車の下部の拡大側面図である。
【図9】(A)は定盤及び定盤上での位置決めを行うた
めの移動体の斜視図、(B)は定盤上に斜めに載置され
たフォトポリマー版を示す平面図、(C)は図9(B)
の傾斜誤差を整合した後の平面図である。
【図10】本実施の形態に係る現像装置の概略構成図で
ある。
【図11】本実施の形態に適用された感光性平版印刷版
の断面図である。
【図12】(A)及び(B)は定盤の平面図である。
【符号の説明】
100 露光記録装置 102 フォトポリマー版 110 定盤 112 露光部 116 現像装置 152 移動体 158 センサ 326 ブラシローラ 342 ブラシローラ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定の基準に基づいて感光性平版印刷版
    が位置決めされて前記感光性平版印刷版に画像が露光記
    録される第1の工程と、この第1の工程に続いて前記感
    光性平版印刷版を自動搬送しながら、前記感光性平版印
    刷版の表面に所定の部材を接触させながら表面処理する
    第2の工程とを備えた版材処理装置における版材搬送方
    法であって、順次搬送される各感光性平版印刷版につい
    て、前記感光性平版印刷版の第2の工程の処理前まで
    に、前記感光性平版印刷版の少なくとも搬送方向と直交
    する方向の位置をランダムに変更した後、前記第2の工
    程へ送り出すことを特徴とする版材搬送方法。
  2. 【請求項2】 前記位置の変更が搬送方向と直交する方
    向への直線移動であることを特徴とする請求項1記載の
    版材搬送方法。
  3. 【請求項3】 前記位置の変更が前記第1の工程処理に
    含まれる搬送方向と直交する方向への移動を伴う処理に
    関連付けて実行されることを特徴とする請求項1又は請
    求項2のいずれか1項記載の版材搬送方法。
  4. 【請求項4】 前記位置の変更が版面の1点を基準とし
    た回転移動であることを特徴とする請求項1記載の版材
    搬送方法。
  5. 【請求項5】 前記第1の工程が感光性平版印刷版に画
    像を露光記録する露光記録装置であり、前記第2の工程
    がブラシローラを用いて前記感光性平版印刷版を現像処
    理する現像装置であることを特徴とする請求項1乃至請
    求項4のいずれか1項記載の版材搬送方法。
  6. 【請求項6】 感光性平版印刷版に画像を露光記録する
    露光記録装置に、ブラシローラを用いて前記感光性平版
    印刷版を現像処理する現像装置とが連結された版材処理
    装置において、 前記露光記録装置は、 前記感光性平版印刷版を位置決め保持する定盤と、 前記定盤を前記搬送方向と直交する方向に往復移動させ
    ることができる駆動手段と、 前記感光性平版印刷版を保持している前記定盤が前記駆
    動手段によって前記搬送方向と直交する方向に移動して
    いる時に、前記感光性平版印刷版の幅サイズに応じて、
    前記定盤の停止位置を一版毎にランダムに変更する位置
    変更手段と、を有することを特徴とする版材処理装置。
  7. 【請求項7】 前記感光性平版印刷版の幅サイズを検出
    する幅サイズ検出手段をさらに有する請求項6記載の版
    材処理装置。
  8. 【請求項8】 前記位置の変更が前記露光記録後の前記
    感光性平版印刷版の復路移動に準じて実行される、こと
    を特徴とする請求項6又は請求項7のいずれか1項記載
    の版材処理装置。
JP2000264263A 2000-08-31 2000-08-31 版材搬送方法及び版材処理装置 Pending JP2002072500A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000264263A JP2002072500A (ja) 2000-08-31 2000-08-31 版材搬送方法及び版材処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000264263A JP2002072500A (ja) 2000-08-31 2000-08-31 版材搬送方法及び版材処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002072500A true JP2002072500A (ja) 2002-03-12

Family

ID=18751703

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000264263A Pending JP2002072500A (ja) 2000-08-31 2000-08-31 版材搬送方法及び版材処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002072500A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6619208B2 (en) Conveying device using suction adherence for printing plates
US6561097B2 (en) Sheet material positioning method and apparatus
US6662725B1 (en) Positioning method and positioning device for positioning printing plate relative to surface plate
JP2002321840A (ja) 印刷版の枚葉装置
US7028617B2 (en) Printing plate sucker
US6623003B1 (en) Sheet material stacking device and automatic exposure device for a printing plate
JP2002072500A (ja) 版材搬送方法及び版材処理装置
US6536344B2 (en) Printing plate automatic exposing device
US6675711B2 (en) Apparatus for feeding and ejecting a printing plate onto a surface plate
US6564660B2 (en) Ball screw feed mechanism
US6457414B1 (en) Printing plate discharging method and printing plate discharging device
JP2002131924A (ja) 印刷版の搬送ガイド機構
JP2003098679A (ja) 印刷版露光装置
JP2001092145A (ja) 印刷版の塵除去装置
US6456366B1 (en) Image exposure apparatus
JP2003076032A (ja) 印刷版の搬送案内装置
JPH04358636A (ja) シート分離機構及びこれを用いたシステム
JP4524516B2 (ja) シート状感光材料搬送機構
JP3440624B2 (ja) シート材の供給方法および装置
JP2001150638A (ja) 印刷版の位置決め方法及び印刷版の位置決め装置
JP2002225229A (ja) 印刷版の搬送機構
JP2001092141A (ja) 印刷版自動露光装置、印刷版運搬用台車及び印刷版自動露光装置用台車の受け渡し構造
JP2004323168A (ja) 搬送装置
JP2001092142A (ja) 印刷版自動露光装置
JP2003076031A (ja) 印刷版自動露光装置