JP2002072350A - カメラのミラー駆動装置 - Google Patents

カメラのミラー駆動装置

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JP2002072350A
JP2002072350A JP2000253187A JP2000253187A JP2002072350A JP 2002072350 A JP2002072350 A JP 2002072350A JP 2000253187 A JP2000253187 A JP 2000253187A JP 2000253187 A JP2000253187 A JP 2000253187A JP 2002072350 A JP2002072350 A JP 2002072350A
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Japan
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mirror
gear
motor
cam
spring
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JP2000253187A
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Shigeru Yamagami
茂 山上
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】連続撮影スピードを速くしてもミラー下降時の
バウンド時間を短縮できるミラー駆動装置を提供する。 【解決手段】ミラー部材の撮影退避位置から、カム55
の回転でミラー駆動部材58が回動すると、ミラー部材MR
の伝達軸MR1が第一のバネ部材63の付勢力で観察位置
に向けて移動を開始し、その途中で規制部材60cで第
一バネ部材63の作用が規制され、次に第二のバネ部材
62がミラー部材MRの伝達軸MR1に当接して観察位置へ
の回動力を受けるが、その際、ミラー駆動部材の突起部
により伝達軸MR1が第二のバネ部材62をチャージ方向
に一瞬押すことで減速され、その後ミラー駆動部材を観
察位置に押圧固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラのミラー駆
動装置に係り、特にミラーのバウンドについても考慮し
たカメラのミラー駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のカメラのミラー駆動装置を図19
を用いて説明する。1はモータ、2から7は歯車、8は
カム部材8aを有するカム歯車、9はレバー部材、10
はミラー部材、10aはミラー部材10aと一体に作動
するミラー跳ね上げピン、11はミラー部材10を被写
体像観察位置に押圧固定するバネで、モータ1が回転す
ることにより歯車2から歯車8が回転し、カム歯車8に
設けられたカム部材8aがレバー部材9を回動させてミ
ラー跳ね上げピン10aを押し上げ、これによりミラー
部材10がバネ11の付勢力に打ち勝って、破線で示す
被写体像観察位置から撮影退避位置に移動する。その
後、モータ1が回転し、カム部8aのカムの最大リフト
からレバー部材9が外れることで、ミラー部材10はバ
ネ11の付勢力により撮影退避位置から被写体像観察位
置へ復帰するように構成されている。
【0003】また、特公昭59−50964号公報で
は、ミラー駆動レバーに2本の圧力の異なるバネを配置
した例が提案されている。
【0004】更に、特公平7−85158号公報では、
カムによりミラーを観察位置から撮影光路外へ退避さ
せ、撮影光路外から観察位置への復帰にはバネの圧力を
利用しながら、カムに移動速度を減速させるような傾斜
の減速領域を有する提案がされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述従
来例では、ミラー部材10が被写体像観察位置に位置す
る時の押圧を強くするにはバネ11の圧を強くしなけれ
ばならない。しかし、バネ11の圧を強くすると、ミラ
ー部材10が撮影退避位置に移動したときは更に圧が強
くなる。そこで、バネ11は、バネ乗数を寝かせた設計
が要求されるが、巻き数が増えるとそれだけスペースを
必要とし設計の自由度がなくなる。更にバネの圧を小さ
くするとレバー部材9の復帰時にミラー部材10が遅れ
て下降することにもなる。
【0006】また、特公昭59−50964号公報の例
では、ミラー駆動レバーに2本の圧力の異なるバネを配
置することで前記問題を克服するとあるが、ミラー駆動
レバー上に2本の圧力の異なるバネを配置し、ミラー部
材が被写体観察位置側に到達したときは、押圧の弱いバ
ネによりミラー部材を被写体観察位置に押圧固定してい
ることで、バネの弾性によりミラー部材のバウンドは避
けられない。
【0007】また、特公平7−85158号公報では、
カムに移動速度を減速させるような傾斜を有する減速領
域を設けることでミラーが撮影光路外から観察位置への
復帰する時ゆっくり動かすようにしミラーバウンドの減
少を行なっているが、カムリフトの途中から追従させる
ため、実際にはカムのダウンリフトに達したときにバウ
ンドが起こりやすい。更に、カムに追従させるためには
モータによるカムギヤの回転スピードを一定に保たなけ
ればならず電池を駆動源とするカメラには不向きな機構
であった。
【0008】本出願に係る発明の目的は、前述従来例の
欠点を除去し、少ない負荷でミラーをアップ・ダウンさ
せ、連続撮影スピードを早くしてもミラー下降時のバウ
ンド時間を短縮させることができ、次回の測距タイミン
グを早くすることも可能となり、測距精度の向上と連続
撮影枚数を増やし、使いやすいカメラのミラー駆動装置
を提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、ミラーボ
ックス内に配置された被写体像観察位置と撮影退避位置
との間を移動可能に設けられたミラー部材と、前記ミラ
ーボックスを貫通する伝達軸部に対して被写体観察方向
へ付勢力を作用させる第一のバネ部材と、前記伝達軸部
に対して被写体観察方向へ付勢力を作用させる第2のバ
ネ部材と、前記伝達軸部と当接しながら前記第1及び第
二のバネ部材をチャージしつつ前記ミラー部材を被写体
観察位置から撮影退避位置へ移動させるミラー駆動部材
と、前記ミラー部材が被写体観察位置に向けて移動する
途中に前記第一のバネ部材の付勢領域を規制する規制手
段と、を有し、前記第二のバネ部材は、前記規制領域を
越えた前記伝達軸部と当接し、前記ミラー駆動部材によ
りチャージ力を受けた後、再び付勢力を付与することを
特徴とするカメラのミラー駆動装置にある。
【0010】第2の発明は、上記第1の発明で、前記第
二のバネ部材はねじりコイルバネで、そのコイル部の中
心が、前記ミラー駆動部材の回動中心と略同一であるこ
とを特徴とする。
【0011】第3の発明は、上記いずれかの発明で、モ
ータと、前記モータを制御する制御回路と、前記モータ
の回転の停止位置を制御するための信号を発生する位相
基板と、前記モータの回転により伝達駆動され回転可能
に固定されたカムギヤとを有する駆動部を有し、前記カ
ムギヤには前記ミラー駆動部材と当接し前記ミラー駆動
部材によってミラー部材を被写体像観察位置から撮影退
避位置に移動可能なカム部を有することを特徴とする。
【0012】上記の発明は、前記ミラー部材が前記第一
のバネ部材により撮影退避位置から被写体像観察位置へ
の移動を開始すると共に、前記ミラー駆動部材は前記第
二のバネ部材に付勢され前記カムギヤのカム部と当接状
態を保ちながら被写体像観察位置方向に移動し、その後
前記ミラー部材は当接状態の前記ミラー駆動部材と前記
第二のバネ部材との間に入り込み、前記ミラー部材はそ
の瞬間に負荷を受け減速させられ、その後前記ミラー部
材が被写体像観察位置に押圧固定されるように構成され
ている。
【0013】
【発明の実施の形態】次に図面に基づいて本発明の実施
の形態を説明する。なお、本実施の形態は本発明を一眼
レフカメラに適用した場合を示している。
【0014】図1〜図7は本実施の形態の装置を示す図
であり、図1は本実施の形態の全体の概要を示す分解斜
視図、図2と図3は図1に示す各ユニットの構成を示す
分解斜視図、図4は図3のミラーボックスユニットの側
面構成を示す平面図、図5はミラー部材を駆動する様子
を順に紹介する図、図6はストロボ駆動機構を示す平面
図、図7は部品詳細図であり、以下に構成を説明する。
図1において、1はカメラ本体で、カメラ本体1の下面
にはカメラのフィルム駆動・ミラー・シャッターチャー
ジ駆動動作等の主要動作を伝達する駆動ユニットDが取
付けられ、カメラのアパーチャ前面にはシャッタユニッ
トS及びミラーボックスユニットMB取付けられてい
る。
【0015】まず、図2に示す駆動ユニットDにおい
て、M1は正・逆転可能なモータであり、フィルム駆動
やミラー駆動・シャッターチャージを行なうため、本実
施の形態においては比較的高出力の比較的大型のコアレ
スモーターを採用しており、その出力軸にはプーリー2
が固着される。3はタイミングベルト、4は一方にプー
リーを有し、他方にギヤを有するギヤであり、タイミン
グベルト3によってプーリー2の回転が伝達される。5
は図7に示すように、ギヤ4に噛み合う大ギヤとその両
側に小ギヤを有する太陽ギヤであり、それぞれの小ギヤ
に噛合う2個の遊星クラッチを公転させる。
【0016】6は一方の遊星クラッチを構成する遊星ギ
ヤであり、遊星レバー7により太陽ギヤ5の一方の小ギ
ヤに噛み合い公転する。遊星レバー7には後述する切換
レバーにより公転を阻止される時のストッパー部7a・
7b部を有する(図7参照)。8は図7に示すように他
方の遊星クラッチを構成する遊星ギヤであり、遊星レバ
ー9により太陽ギヤ5の他方の小ギヤに噛み合い公転す
る。遊星レバー9には後述する切換レバーにより公転を
阻止される時のストッパー部9a・9b部を有する。
【0017】10は図7に示すように、3つのギヤから
構成されており、ギヤ部10aにはモータ1の正転が遊
星ギヤ6が太陽ギヤ5に対して公転して噛み合った場合
に伝達され、また同様に、ギヤ部10bはギヤ部10a
より歯数が多く、モータM1の正転を遊星ギヤ8が太陽
ギヤ5に対して公転して噛み合った場合に伝達され、ギ
ヤ部10cを介してフィルムの巻上系へ伝達するギヤで
ある。
【0018】11はフィルムを巻き取るためのスプール
であり、ギヤ10のギヤ部10cに噛み合い伝達回転さ
れるギヤ部11aを有する。
【0019】したがって、モータM1が正転した場合、
遊星ギヤ6がギヤ10のギヤ部10aに噛合った時のほ
うが、遊星ギヤ8がギヤ10のギヤ部10bに噛合った
時よりギヤ比が小さく、スプール11は高速回転するよ
うに設定されている。
【0020】また、モータM1が正転した時、遊星ギヤ
6と遊星ギヤ8が同時にギヤ10のそれぞれ10aと1
0bに噛合う事がないように後述する切換機構によって
制御される。
【0021】本実施の形態においては、遊星ギヤ6がギ
ヤ10aに噛合った場合のギヤ比は1:24に、遊星ギ
ヤ8がギヤ10bに噛合った場合のギヤ比は1:42に
設定している。
【0022】12はモータM1の逆転により遊星ギヤ8
が太陽ギヤ5に対して公転し、噛み合い伝達され、フィ
ルムの巻き戻し系へ伝達するギヤであり、ギヤ13に噛
み合い、ギヤ14へと噛合い伝達される。15はギヤ1
4に噛み合うギヤであり、片側にはプーリーを有し、タ
イミングベルト16が噛み合い巻き戻し系へと伝達す
る。
【0023】17は地板であり、モータM1を固着し、
ギヤ4〜5、ギヤ10、スプール11及びギヤ12〜1
5を回転可能に軸支する。
【0024】18は地板17に回転可能に軸支される切
換レバーであり、図7に示すように腕部18a及び腕部
18b、軸部18cを有し、腕部18bが後述するカム
をトレースして切換レバー18を揺動し、腕部18aが
遊星レバー7のストッパー部7aまたは7bに当接して
公転を阻止する。
【0025】19は地板17に回転可能に軸支される切
換レバーであり、図7に示すように切換レバー18の軸
部18cに連動するカム部19aと遊星レバー9のスト
ッパー部9aまたは9bに当接して公転を阻止する腕部
19bとを有する。
【0026】20はトーションバネであり、切換レバー
18を下面方向からみて反時計方向に回転付勢する。ま
た、切換レバー18と切換レバー19は軸部18cとカ
ム部19aの関係により一方が時計方向に回転した場合
には他方は反時計方向に回転するといった具合に、相反
する方向に揺動するように設定されている。
【0027】21はギヤ4〜5、遊星レバー7・9、ギ
ヤ10、及びギヤ12〜15、切換レバー18〜19の
抜け止めとなるカバーであり、地板17にビス固定され
る。
【0028】22はフィルムパトローネにフィルムを巻
き取るための巻き戻しフォークユニットであり、下端部
にタイミングベルト16に噛み合うためのプーリーを有
しカバー21に回転可能に軸支される。23はタイミン
グベルト16に所定のテンションを与えるためのローラ
ーでありカバー21に回転可能に軸支される。
【0029】以上のモータM1、ギヤ2〜ローラー23
は1個の駆動ユニットDとして構成され、それぞれ3個
の筒状のダンパーゴム24と段ビス25とで、カメラ本
体1の下面に浮遊留めされる。
【0030】図1に示す26はフォトリフレクタであ
り、周知のフィルムパーフォレーションの移動を光学的
に検出するものであり、カメラ本体1のアパーチャ面右
側の所定の位置に固定されている。
【0031】次に、図1及び図3に示すミラーボックス
ユニットMBにおいて、30は一眼レフカメラにおいて
周知のミラーボックスであり、ギヤ・レバー等を回転可
能に支持する軸等を下面及び側面に一体的に構成してい
る。
【0032】M2は正・逆転可能なモータであり、本実
施の形態では比較的出力の低い小型のコアドモーターを
採用しており、ミラーボックス30に固定され、その出
力軸にはギヤ31が固着され、ギヤ31からギヤ32、
ギヤ33へと噛合い伝達される。34はギヤ33に噛み
合う大ギヤと、小ギヤを有する太陽ギヤであり、小ギヤ
に噛合う遊星クラッチを公転させる。35は図7に示す
ように、遊星クラッチを構成する遊星ギヤであり、遊星
レバー36により太陽ギヤ34の小ギヤに噛み合い公転
する。
【0033】37はモータM2が逆転した時に遊星ギヤ
35が太陽ギヤ34に対して公転し噛合うギヤであり、
カムギヤ38に噛合う。カムギヤ38は、図7に示すよ
うに、ギヤ37に噛合うギヤ部38aとカム部38bと
で構成され、カム部38bは前述した切換レバー18の
腕部18bがトレースするように設定されている。
【0034】したがって、カムギヤ38が一回転する間
にトーションバネ20により付勢された切換レバー18
がカム部38bに沿って揺動し、切換レバー19も追従
して切換レバー18に対して相反する方向に揺動するよ
うになっている。また、カムギヤ38には、後記の位相
基板40を摺動するためのブラシ39が固着される。4
0は位相基板であり、ブラシ39が摺動することにより
カムギヤ38の回転位置を検出する。
【0035】41は遊星ギヤ35がギヤ37側とは逆方
向に公転したときに噛合うギヤである。
【0036】以上のギヤ32・33・34・37及びカ
ムギヤ38はミラーボックス30の下面側に配置される
軸に回転可能に支持され、ギヤ41はミラーボックス3
0に回転可能に支持される下面側から上面側へ伝達する
シャフト42の下端側に固定される。43はギヤ32・
33・34・37・41の抜け止めとなるカバーであ
る。
【0037】44は駆動ユニットDのモータM1が逆転
したときに遊星ギヤ6が公転し噛合う事が可能となるギ
ヤであり、ギヤ45に噛合い伝達する。ギヤ44・45
はいずれもカバー43の軸に回転可能に支持される。4
6はギヤであり、カバー43及びミラーボックス30に
回転可能に支持される下面側からミラーボックス30の
側面へ伝達するシャフト47の下端側に固定される。4
8はギヤ44・45・46およびカムギヤ38の抜け止
めとなるカバーであり、カバー43と共にミラーボック
ス30の下面側にビス固定される。
【0038】次に、図3及び図4に示すように、ミラー
ボックス30の上方側面において、シャフト42の上端
に固定されるウォームギヤ49を配置している。50は
ウォームギヤ49の回転方向を90度変換するように噛
み合うハスバギヤを有する太陽ギヤであり、遊星クラッ
チを公転させる。51は遊星クラッチを構成する遊星ギ
ヤであり、ミラーボックス30の上方側面の軸に回転可
能な遊星レバー52により太陽ギヤ50に噛み合い、モ
ータM2の正転時の回転を図示のミラーボックス30の
側面に対して反時計方向に公転するように構成されてい
る。
【0039】次に、図3及び図4に示すように、ミラー
ボックス30の側面側において、53・54はシャフト
47に固定されるウォームギヤである。55はミラーボ
ックス30の側面の軸に対して回転可能に支持され、図
7に示すように、一眼レフカメラのミラー部材MRを被写
体像観察位置と撮影退避位置との間で駆動するためのカ
ム部55aを有し、カム部55aの反対側には後述する
位相基板を摺動するためのブラシ56が固着され、モー
タM1の逆転により側面側から見て反時計方向に回転さ
れるカムギヤであり、ウォームギヤ53の回転方向を9
0°変換するように噛合うハスバ歯車部を有する。
【0040】57も同様にミラーボックス30の側面の
軸に対して回転可能に支持され、図7に示すように、撮
影後にシャッタユニットSをチャージするためのカム部
57aを有し、モータM1の逆転により側面側から見て
反時計方向に回転されるカムギヤであり、ウォームギヤ
54の回転方向を90°変換するように噛合うハスバ歯
車部を有する。
【0041】ここで、ウォームギヤ53と54、またカ
ムギヤ55と57のハスバ歯車部は同一のギヤ諸元、す
なわち同一条数、同一歯数であるため、モータM1の逆
転時の回転を伝達する減速比は同じになる。したがっ
て、カムギヤ55とカムギヤ57は常に同一の位相関係
を保って回転する。
【0042】58はカムギヤ55のカム部55aの位相
をミラー部材MRに揺動伝達するためのミラー駆動部材で
あり、図7に示すように、カム部55aをトレースする
腕部58aとミラー部材MRを駆動する腕部58bとを有
し、ミラーボックス30の側面の軸に回転可能に軸支さ
れる。
【0043】59も同様にカムギヤ57のカム部57a
の位相をシャッタユニットSに揺動伝達するためのチャ
ージレバーであり、図7に示すように、カム部57aを
トレースする腕部59aとシャッタユニットSのチャー
ジ駆動部を駆動する腕部59bとを有し、ミラーボック
ス30の側面の軸に回転可能に軸支される。
【0044】60はカムギヤ55・57、ミラー駆動部
材58、チャージレバー59の抜け止めとなるカバーで
あり、ミラーボックス30の側面にビス固定される。6
1はカバー60に固着され、カムギヤ55が回転したと
き、カムギヤ55のブラシ56が摺動する位相基板であ
り、ミラーの動きとシャッターチャージの動作の位相を
割り出す。
【0045】62は第二のバネ(トーションバネ)であ
り、ミラー駆動部材58の回転軸にコイル部を、一方の
腕をミラーボックスの一部に、他方の腕をミラー部材MR
の伝達軸MR1に掛けられ、ミラー部材MRをミラー駆動
部材58側に付勢する。
【0046】63は第一のバネ(トーションバネ)であ
り、コイル部と一方の腕をそれぞれカバー60の軸60
a・60bに、他方の腕をミラー部材MRの伝達軸MR1
に掛けられている。60cは第一のバネ63の有効範囲
を規制する規制部材で、ミラー部材MRを被写体観察位置
方向へ前半のみ付勢する(第一のバネ63の他方の腕が
ミラー部材MRの伝達軸MR1を被写体観察位置方向に付
勢している途中で、該他方の腕と当接して伝達軸MR1
に付勢力がそれ以上加わるのを規制する)。
【0047】したがって、ミラー部材MRがダウンする
際、前半は第一のバネ63により、後半は第二のバネ6
2によって付勢されるように切替わる(詳細は後述す
る)。そして、最後はミラー駆動部材58の係合部58
cにミラー部材MRの伝達軸MR1が係合し、第二のバネ
62の付勢力でこの係合部58cに押し付けられる。
【0048】64はチャージレバー59をカムギヤ57
に付勢するためのトーションバネであり、チャージレバ
ー59の回転軸にコイル部を、一方の腕をミラーボック
スの一部に、他方の腕をチャージレバー59の腕部に掛
けられる。
【0049】ここで、図5を用いてミラー部材MRが撮影
退避位置から被写体観察位置への移動を詳しく説明す
る。
【0050】図5(B)において、隙間Aは、ミラー駆
動部材58にけるミラー部材MRに一体的に構成された伝
達軸(駆動ピン)MR1との当接部と、第二のバネ62の
腕との間の隙間で、この状態においてはミラー駆動部材
58の回転中心部の近傍の突起部に第二のバネ62の腕
が当接することにより、第二のバネ62の腕は、φBの
ミラー部材MRの伝達軸(駆動ピン)MR1には接触して
おらず、若干の隙間を有している。
【0051】図5(A)の状態は、腕部58aがカム部
55aの上始点と当接し腕部58bによってミラー部材
MRが撮影退避位置に位置している。このとき、第一のバ
ネ63はミラー部材MRに押されたチャージ状態にあり、
第二のバネ62はミラー駆動部材58と当接して(第2
のバネ62の他方の腕はミラー駆動部材58の係合部5
8cの近傍の突出部に係合してミラー部材MRの伝達軸部
MR1から離れた位置まで移動している)ミラー駆動部材
58を半時計方向に付勢していることにより、腕部58
aとカム部55aの当接状態を保っている。
【0052】図5(B)は、ミラー部材MRが被写体観察
位置へ向かい動き出した初期状態で、腕部58aがカム
部55aのダウンリフト部に移動することで、第一のバ
ネ63がミラー部材MRの伝達軸部MR1を押し、その付
勢力によって被写体観察位置方向に移動していく。
【0053】更に、第二のバネ62がミラー駆動部材5
8と隙間Aを保ちながら付勢することで、腕部58aとカ
ム部55aの当接状態も保っているので、ミラー部材MR
の撮影退避位置から被写体観察位置への移動の前半はカ
ム部55aによって制御されていることがわかる。
【0054】更に、φB>隙間Aの関係にある。
【0055】図5(C)は、第一のバネ63が規制部材
60cによりミラー部材MRとの当接から離れ、ミラー部
材MRの伝達軸部MR1が、伝達軸部MR1の直径より狭
い隙間Aに対し挟み込まれるような状態となり(ミラー
部材MRの伝達軸部MR1が、伝達軸MR1が当接している
ミラー駆動部材58の突起部に乗り上げる際に第二のバ
ネ62の腕を時計方向に押す)、一端、第二のバネ62
を時計周り方向に押し広げるように働き、第一のバネ6
3の付勢力によって移動してきたミラー部材MRの移動ス
ピードを減速している。
【0056】図5(D)は、ミラー部材MRが被写体観察
位置に停止している状態を示し、ミラー部材MRに設けら
れた伝達軸部MR1は、ミラー駆動部材58との当接か
ら離れ第二のバネ62の付勢力によって被写体観察位置
に停止している状態にある。
【0057】以上が本実施の形態のミラー駆動装置の特
徴的な構成で、以下にはカメラを構成する他の機構につ
いて説明する。
【0058】次に図6において、Cはカメラの外装部品
の1つである上カバーであり、不図示のペンタプリズム
を覆うようにカメラ本体1の上部に固着される。70は
ギヤであり、モータM2が正転した時ギヤ31〜35・
ギヤ41・シャフト42・ウォームギヤ49・ギヤ50
までのギヤトレインを介して遊星ギヤ51が反時計方向
に公転し、噛み合い伝達回転される。71はギヤ70に
噛み合い時計方向に回転するするカムギヤであり、ギヤ
の裏表にそれぞれカム71aとカム71bを有する。
【0059】72はノーマルオープンタイプのリーフス
イッチであり、カム71bによりON・OFFされる。
73はギヤ70及びカムギヤ71を回転可能に軸支し、
リーフスイッチ72を固着する地板であり、上カバーC
の内側に固着される。
【0060】74は発光位置と収納位置とでアップ・ダ
ウン可能なストロボユニットのベースとなるストロボケ
ースであり、上カバーCの上部に回転可能に軸支され
る。その一方の軸はレバー75で構成される。
【0061】レバー75は図20に示すように、レバー
の両端に軸部75aと、カムギヤ71のカム71aによ
り駆動されるピン75bを有する。軸部75aは上カバ
ーCの内側からストロボケース74に回転可能に貫通
し、レバー76をビス77で固着される。したがって、
上カバーCの内側のレバー75とストロボユニット内部
のレバー76は一体に揺動するように構成される。また
他方のストロボケース74の軸は不図示ではあるが段ビ
ス等で上カバーCに回転可能に支持される。78はトー
ションバネであり、一方の腕をレバー76に、他方の腕
をストロボケース74の軸74aに掛けられ、ストロボ
ケース74にたいしてレバー75及びレバー76を時計
方向に回転するように付勢される。79はストッパーピ
ンであり、上カバーCの側面に固着される。74bはス
トロボケース74の軸であり、74cはストロボユニッ
トが発光位置と収納位置とでアップ・ダウンするとき
に、上カバーCの側面のストッパーピン79をストロボ
ユニット内部に露出させるストロボケース74の扇状の
穴であり、ストッパーピン79が扇状の穴74cの終端
部に当接してストロボユニットの発光位置を決定する。
【0062】80は一方の腕をストッパーピン79に他
方の腕を軸74bに掛けられたトグルバネであり、スト
ロボユニットが発光位置にアップしているときにはアッ
プ方向に、途中で反転し、収納位置にダウンしていると
きには被写体観察位置へに付勢する。81はキセノン
管、反射笠、パネル等周知のストロボ発光部ユニットで
ある。82はプラスチック製のカバー、83は外装をな
すアルミ製のカバーであり、カバー83の内側にカバー
82をはめ込みストロボケース74に固着する。ここで
トーションバネ78はトグルバネ80より常に強い圧に
設定されている。
【0063】すなわち、モータM1の正転がカムギヤ7
1まで伝達され、レバー75を駆動すると、トーション
バネ78はトグルバネ80に打ち勝って、ストロボユニ
ットを発光位置に向かって押し上げ、トグルバネ80の
反転領域を越えるとトグルバネ80の抗力により、スト
ロボユニットをさらに発光位置へ押し上げる。ここでス
トロボユニットが発光位置に向かってアップ動作中に、
撮影者の手などで動作を阻止した場合は、トーションバ
ネ78が吸収し、レバー75の回転をストロボユニット
に伝達しないために、レバー75及びレバー76のみが
揺動して、破損しないように構成されている。次に、以
上で構成された機構の動作原理を説明する。
【0064】図8〜図10は、モータM2の逆転により
駆動されたカムギヤ38により割り出された伝達切換機
構である切換レバー18・19の状態における、モータ
M1の正・逆転により駆動伝達する状態を表しており、
各図(A)は位相基板40におけるカムギヤ38のブラ
シ39の停止位置を示し、(B)は(A)における位相
基板40の位置にカムギヤ38が停止した状態で、モー
タM1が逆転した時の機構の状態、(C)は(A)にお
ける位相基板40の位置にカムギヤ38が停止した状態
で、モータM1を正転させたときの駆動伝達の状態を示
す。
【0065】次に、図8−(A)において、モータM2
を逆転させて位相基板40の斜線部にカムギヤ38のブ
ラシ39が停止したときの信号は、POCH1:Lo
w、POCH2:Lowを出力する。図8(B)におい
て、図8(B)−1に示すように、モータM1が逆転
し、プーリー2の回転をタイミングベルト3を介して太
陽ギヤ5を時計方向に回転させる。このとき遊星ギヤ6
及び遊星レバー7も時計方向に公転し、このとき切換レ
バー18の腕部18bは遊星ギヤ6を伴う遊星レバー7
のストッパー部7aに当接しない位置に退避しているた
め、遊星ギヤ6はギヤ44に噛合い、ギヤ45・46お
よびシャフト47、ウォームギヤ53・54を介してカ
ムギヤ55・57をミラーボックス30の側面から見て
反時計方向に回転させる。
【0066】そして、図8に示す、位相基板61のミラ
ーUP停止位相(CMSP1:Low、CMSP2:High)でモータ
M1にブレーキをかけて停止させると、ミラーUPの状
態となる。
【0067】また、図8に示す位相基板61のシャッタ
ーチャージ完了停止位相(CMSP1:High、CMSP2:Low)
でモータM1にブレーキをかけて停止させると、図4に
示すように、ミラーDOWNおよびシャッターチャージ
完了の状態となる。
【0068】このとき、図7(B)−2に示すように、
遊星ギヤ8及び遊星レバー9も遊星ギヤ6及び遊星レバ
ー7と同様に時計方向に公転するが、このとき切換レバ
ー19の腕部19bは遊星ギヤ6を伴う遊星レバー9の
ストッパー部9aに当接しているため、遊星ギヤ8はギ
ヤ12に噛合わない状態で空転する。したがって、ギヤ
12以降巻戻しフォークユニット22にモータM1の回転
は伝達されない。
【0069】図8(C)において、図8(C)−1に示
すように、モータM1が正転し、プーリー2の回転をタ
イミングベルト3を介して太陽ギヤ5を反時計方向に回
転させる。このとき遊星ギヤ6及び遊星レバー7も反時
計方向に公転し、このとき切換レバー18の腕部18b
は遊星ギヤ6を伴う遊星レバー7のストッパー部7bに
当接しない位置に退避しているため、遊星ギヤ6はギヤ
10のギヤ部10aに噛合い、ギヤ部10cを介してス
プール11をフィルム巻上方向に高速回転させる。
【0070】このとき、図8(C)−2に示すように、
遊星ギヤ8及び遊星レバー9も遊星ギヤ6及び遊星レバ
ー7と同様に反時計方向に公転するが、このとき切換レ
バー19の腕部19bは遊星ギヤ6を伴う遊星レバー9
のストッパー部9bに当接しているため、遊星ギヤ8は
ギヤ10のギヤ部10bに噛合わない状態で空転してい
る。
【0071】したがって、高速でフィルムを、8パーフ
ォレーション分送ったところでモータM1にブレーキを
かけて、フィルム巻上動作を完了する。
【0072】次に図9(A)において、モータM2を逆
転させて位相基板40の斜線部にカムギヤ38のブラシ
39が停止したときの信号は、POCH1:High、PO
CH2:Lowを出力する。
【0073】図9(B)において、図9(B)−1に示
すように、モータM1が逆転し、プーリー2の回転をタ
イミングベルト3を介して太陽ギヤ5を時計方向に回転
させる。このとき切換レバー18の腕部18bは遊星ギ
ヤ6を伴う遊星レバー7のストッパー部7aに当接しな
い位置に退避しているため遊星ギヤ6はギヤ44に噛合
いギヤ45・46およびシャフト47、ウォームギヤ5
3・54を介してカムギヤ55・57をミラーボックス
30の側面から見て反時計方向に回転させる。そして、
図8に示す位相基板61のミラーUP停止位相(CMSP
1:Low、CMSP2:High)でモータM1にブレーキをかけ
て停止させると、ミラーUPの状態となる。また、図8
に示す位相基板61のシャッターチャージ完停止位相
(CMSP1:High、CMSP2:Low)でモータM1にブレーキ
をかけて停止させると、図4に示すようにミラーDOW
Nおよびシャッターチャージ完了の状態となる。
【0074】このとき図9(B)−2に示すように、遊
星ギヤ8及び遊星レバー9も遊星ギヤ6及び遊星レバー
7と同様に時計方向に公転するが、このとき切換レバー
19の腕部19bは遊星ギヤ6を伴う遊星レバー9のス
トッパー部9aに当接しているため、遊星ギヤ8はギヤ
12に噛合わない状態で空転する。したがって、ギヤ12
以降巻戻しフォークユニット22にモータM1の回転は
伝達されない。
【0075】図9(C)において、図9(C)−1に示
すように、モータM1が正転し、プーリー2の回転をタ
イミングベルト3を介して太陽ギヤ5を反時計方向に回
転させる。
【0076】このとき、遊星ギヤ6及び遊星レバー7も
反時計方向に公転するが、このとき切換レバー18の腕
部18bは遊星ギヤ6を伴う遊星レバー7のストッパー
部7bに当接しているため、遊星ギヤ6はギヤ10のギ
ヤ部10aに噛み合わない状態で空転している。
【0077】このとき、図9(C)−2に示すように、
遊星ギヤ8及び遊星レバー9も遊星ギヤ6及び遊星レバ
ー7と同様に反時計方向に公転し、このとき切換レバー
19の腕部19cは遊星ギヤ8を伴う遊星レバー9のス
トッパー部9bに当接しない位置に退避しているため、
遊星ギヤ8はギヤ10のギヤ部10bに噛合いギヤ部1
0cを介してスプール11をフィルム巻上方向に低速回
転させる。
【0078】したがって、低速でフィルムを8パーフォ
レーション送ったところでモータM1にブレーキをかけ
て、フィルム巻上動作を完了する。
【0079】次に、図10(A)において、モータM2
を逆転させて位相基板40の斜線部にカムギヤ38のブ
ラシ39が停止したときの信号は、POCH1:Low、
POCH2:Highを出力する。
【0080】図10(B)において、図10(B)−1
に示すように、モータM1が逆転し、プーリー2の回転
をタイミングベルト3を介して太陽ギヤ5を時計方向に
回転させる。このとき遊星ギヤ6及び遊星レバー7も時
計方向に公転するが、このとき切換レバー18の腕部1
8bは遊星ギヤ6を伴う遊星レバー7のストッパー部7
aに当接しているため、遊星ギヤ6はギヤ44に噛合わ
ない状態で空転する。したがって、ギヤ44以降カムギ
ヤ55・57にはモータM1の回転は伝達されないため
ミラー駆動およびシャッターチャージ動作は行われな
い。
【0081】また、このとき図10(B)−2に示すよ
うに、遊星ギヤ8及び遊星レバー9も時計方向に公転
し、このとき切換レバー19の腕部19bは遊星ギヤ8
を伴う遊星レバー9のストッパー部9aに当接しない位
置に退避しているため遊星ギヤ8はギヤ12に噛合いギ
ヤ13から15及びタイミングベルト16を介して巻戻
しフォークユニット22をフィルム巻戻し方向に回転さ
せてフィルム巻戻し動作を行なう。
【0082】図10(C)に関しては、実施の形態にお
いて図10(A)の位相状態でモータM1の正転は行な
わない設定になっているため記載していない。
【0083】以上、図8〜図10において、出力の低い
小型のモータM2の逆転により、高出力の比較的大型の
モータM1が正・逆転した時の駆動伝達機構の切換動作
原理を説明したが、図8と図9においては、いずれもモ
ータM1の逆転による各図(B)は、遊星ギヤ6がギヤ
44に噛合うことによりミラーダウンおよびシャッター
チャージを行い、正転時は各図(C)においてそれぞれ
遊星ギヤ6によるフィルム高速巻上か、遊星ギヤ8によ
るフィルム低速巻上を行なう位相にある。
【0084】したがって、通常のレリーズ動作、すなわ
ちミラーUP→ミラーDown・シャッターチャージ→フィ
ルム巻上の一連の動作は、いずれもモータM1の逆転→
逆転→正転で完了するようになっており、電源電圧のレ
ベルによりフィルムの高速巻上か低速巻上かをモータM
2の逆転により選択できるようになっている。
【0085】また、フィルム巻き戻し動作のときは、一
旦モータM2を逆転させて図10−(A)の状態にして
から、図10−(B)のフィルム巻き戻し動作が行われ
るように設定されている。
【0086】次に、図11において、ストロボポップア
ップ動作および手動によるダウン操作について説明す
る。
【0087】図11−(A)の状態でモータM2を正転
するとカムギヤ71は時計方向の回転をし、図11−
(B)のようにカムギヤ71のカム71aはレバー75
のピン75aを押し、トグルバネ80の力に抗してスト
ロボユニットを発光可能な位置に向かって押し上げる。
【0088】このとき、先にも説明したように、トーシ
ョンバネ78は、常にトグルバネ80より強い圧に設定
されているため吸収されないまま、レバー75の変位角
度分ストロボユニットも変位する。そして、カムギヤ7
1のカム71aがレバー75のピン75aを押す領域の
途中にトグルバネ80の反転領域を設定しているため、
反転領域を越えてからはトグルバネ80の抗力によっ
て、ストロボユニットを発光可能な位置に向かって押し
上げる。そして、途中からカムギヤ71はストロボユニ
ットを押し上げる負荷がなくなるが、さらに時計方向に
回転しつづけ、図11−(C)のように、カムギヤ71
のカム71bはリーフスイッチ72をONし、High
→Lowの信号に切換る。そして、カムギヤ71はさら
に時計方向に回転しつづけ、図11−(D)のようにカ
ムギヤ71のカム71bはリーフスイッチ72をOFF
し、Low→Highの信号に切換、不図示のストロボ
ユニットアップ状態を検知するスイッチを確認後、モー
タM2を停止させストロボユニットの発光可能な位置へ
のアップ動作を完了する。
【0089】ここで、図11−(D)のように発光可能
な位置にアップしているストロボユニットを撮影者が手
動で押すと、トグルバネ80の反転領域を越えたところ
から、トグルバネ80の抗力によってストロボユニット
を収納待機位置までダウンさせ、図11−(A)の状態
に戻る。このときカムギヤ71のカム71aは、レバー
75のピン75aの揺動範囲からすでに退避しているた
め、トーションバネ78が吸収するような抗力は発生し
ない。
【0090】また、図11−(A)の状態において、ス
トロボユニットを撮影者が手動で引き上げると、トグル
バネ80の反転領域を越えたところから、トグルバネ8
0の抗力によってストロボユニットを発光可能な位置に
アップさせ図11−(D)の状態になり、不図示のスト
ロボユニットアップ状態を検知するスイッチによりアッ
プ状態を検知する。
【0091】つまり、本実施の形態において説明したス
トロボ機構は、モータM2の駆動による自動ストロボア
ップ動作と、撮影者が直接ストロボユニットを引き上げ
るといった手動操作とが両方可能になっている。
【0092】次に、ストロボユニットを撮影者の指等で
押さえられたまま、モータM2の正転でストロボアップ
動作に入った場合の現象を説明する。
【0093】まず、図12−(E)の状態で、モータM
2を正転すると、カムギヤ71は時計方向の回転をし、
カムギヤ71のカム71aはレバー75のピン75aを
押す。ところがストロボユニットは押さえられたままな
ので、図12−(F)のように、トーションバネ78は
レバー75の変位角度分吸収する。カムギヤ71はさら
に時計方向に回転しつづけ、図12−(G)のように、
カムギヤ71のカム71bはリーフスイッチ72をON
し、High→Lowの信号に切換る。そして、カムギ
ヤ71はさらに時計方向に回転しつづけ、図12−
(E)の状態に戻り、カムギヤ71のカム71bはリー
フスイッチ72をOFFし、Low→Highの信号に
切換る。しかし、不図示のストロボユニットアップ状態
を検知するスイッチはアップ動作確認できないため、さ
らに2回同じ動作を繰り返し、モータM2を停止させス
トロボユニットの発光可能な位置へのアップ動作のエラ
ーを表示する。
【0094】次に図13によりカメラの制御回路につい
て説明する。
【0095】同図において、CPUはマイクロコンピュ
ータ、BATは電池である。SW1は不図示のレリーズ
釦の第1ストローク押圧によりONする電源スイッチで
あり、この電源スイッチSW1のONによりダイオード
DSW1および抵抗R2を介してトランジスタTRBA
TをONし、各回路への電源供給が開始される。また、
電源スイッチSW1の出力はマイクロコンピュータCP
Uの入力ポートSW1に供給されている。後述する背蓋
スイッチSWBPのON(閉成)に伴うワンショット回
路OSの一定時間動作によってもダイオードDOSおよ
び抵抗R2を介してトランジスタTRBATはONす
る。この背蓋閉成に伴うトランジスタTRBATのON
は、カメラにフィルムを装填して不図示の背蓋を閉成し
た際に、フィルムローディングを行なう為にマイクロコ
ンピュータCPUに電源供給を行なうことを目的として
いる。なお、トランジスタTRBATは、マイクロコン
ピュータCPUが、動作状態になって出力ポートVON
がHとなっていれば、インバータI1および抵抗R2を
介してON状態に保持される。
【0096】図において、REGはレギュレータであ
り、トランジスタTRBATのコレクタ出力と接続され
ていて各回路に安定した一定電圧VCCを供給する(図
において一定電圧VCCはマイクロコンピュータCPU
の入力ポートVccおよび測光演算を行なうアナログ回
路METに供給している)。METは測光演算を行なう
アナログ回路であり、測光センサSPCにより求めた被
写体輝度情報(BV)とプリセット絞り値情報(AV)
に対応したRAVとをBVーAVの演算を行い、出力B
V1OUTとしてマイクロコンピュータCPUのAD変
換入力としての入力ポートADIN1に情報入力するよ
うに構成されている。RISOはフィルム感度情報SV
に対応した抵抗であり、マイクロコンピュータCPUの
入力ポートADIN2に情報入力している。なお、VB
ATは電池BATの電池電圧であり、マイクロコンピュ
ータCPUの入力ポートADIN3および後述のトラン
ジスタブリッジ回路MDに供給されている。
【0097】SWPTINはフィルム装填検出スイッチ
であり、例えばカメラのパトローネ室に配設されたリー
フバネより成り、フィルムのパトローネをパトローネ室
装填された際に該リーフバネが押されてスイッチがON
してフィルム装填を検出できるように構成され、このス
イッチの出力はマイクロコンピュータCPUの入力ポー
トPTINに供給されている。
【0098】SWBPは背蓋スイッチであり、背蓋の閉
成にてON、開成にてOFFとなり、マイクロコンピュ
ータCPUの入力ポートBPおよびワンショット回路O
Sに出力を供給している。
【0099】SWCMSP1・SWCMSP2はそれぞ
れ位相基板61のCMSP1・CMSP2の位相パター
ンに対応しており、ブラシ56と位相パターンとの摺動
に伴うスイッチを意味している。そして、それぞれのス
イッチの出力はマイクロコンピュータCPUの入力ポー
トCMSP1・CMSP2に供給されている(機構の状
態と出力信号の関係を図8と図9に示している)。
【0100】SWPOCH1・SWPOCH2はそれぞ
れ位相基板40のPOCH1・POCH2の位相パター
ンに対応しており、ブラシ39と位相パターンとの摺動
に伴うスイッチを意味している。そして、それぞれのス
イッチの出力はマイクロコンピュータCPUの入力ポー
トPOCH1・POCH2に供給されている(機構の状
態と出力信号の関係を図8〜図10に示している)。
【0101】SWSTUPはカメラに内蔵されたストロ
ボユニットが発光位置にアップされた状態にあるかどう
かを判別するスイッチであり、リーフスイッチで構成さ
れ発光位置にあるときはマイクロコンピュータCPUの
入力ポートSTUPに供給する。
【0102】SWSTCTLは、リーフスイッチ72で
あり、ストロボユニットを発光位置に駆動するカムギヤ
71のカム71bを位相を検出し、マイクロコンピュー
タCPUの入力ポートSTCTLに供給する。
【0103】FLMはフォトリフレクタ26であり、マ
イクロコンピュータCPUの出力ポートPRONから供
給され投光部から赤外光を発光し、フィルムに当たって
反射した光を受光部で検知し、マイクロコンピュータC
PUの入力ポートPRADに供給する。このフォトリフ
レクタ26は、図1に示すように、フィルムのパーフォ
レーションに対向する位置に配置され、パーフォレーシ
ョン部において赤外光は透過し受光部へ光は戻らない。
そして、パーフォレーションの数をカウントしてフィル
ムの移動量を検出する。
【0104】DSPは撮影情報や警告表示などカメラの
様々な表示を行なうための表示駆動回路であり、マイク
ロコンピュータCPUの出力ポートCSDSPから供給
される。
【0105】SW2はレリーズ釦Xの第2ストローク押
圧時にONするレリーズスイッチであり、その出力をマ
イクロコンピュータCPUの入力ポートSW2に供給し
ている。
【0106】MD1およびMD2は公知のトランジスタ
ブリッジ回路であり、それぞれモータM1およびモータ
M2をマイクロコンピュータCPUの指示どおりに制御
し正・逆回転させるものであってそれぞれ出力ポートM
1F・M1RおよびM2F・M2Rと接続されている。
【0107】MG1はシャッタ先羽根群用マグネットで
あり、通電をカットすることによりシャッタ先羽根群の
走行を開始させるように構成されており、具体的にはマ
イクロコンピュータCPUの出力ポートPS0をLow
にすることにより抵抗RMG1を介してトランジスタT
RMG1をOFFさせてマグネットMG1の通電がカッ
トされる。また、MG2はシャッタ後羽根群用マグネッ
トであり、通電をカットすることによりシャッタ後羽根
群の走行を開始させるように構成されており、具体的に
はマイクロコンピュータCPUの出力ポートPS1をL
owにすることにより抵抗RMG2を介してトランジス
タTRMG2をOFFさせてマグネットMG2の通電が
カットされる。
【0108】FLSHはメインコンデンサ、キセノン管
等を含むストロボ回路で、マイクロコンピュータCPU
の出力ポートから発光信号FS、発行停止信号FO、充
電開始信号SCを供給され、入力ポートに充電完了信号
CFを供給する。
【0109】XはシャッタユニットSの先幕が走行完了
したときにONするスイッチであり、マイクロコンピュ
ータCPUの入力ポートXに信号を供給し、CN2はシ
ャッタユニットSの後幕が走行完了したときにONする
スイッチであり、マイクロコンピュータCPUの入力ポ
ートCN2に信号を供給する。
【0110】次にカメラ制御回路の動作を図14〜図1
8のフローチャートに基づき説明する。
【0111】マイクロコンピュータCPUが電源供給を
受けると、プログラムは実行され出力ポートVONをH
ighとして、トランジスタTRBATのONを継続さ
せて電源保持制御を行なう。
【0112】図14において、フィルムのオートディン
グ(以下AL)[AL]からスタートする。
【0113】(101)カメラの背蓋が閉じられること
により、背蓋スイッチSWBPがONとなる。
【0114】(102)入力ポートADIN3(AD変
換入力)のアナログ入力に基づき電池BATの電圧VB
ATをチェックする。マイクロコンピュータCPU内の
AD変換器によって電圧VBATはAD変換され、Leve
l 1すなわちカメラの動作を禁止する電圧以下であった
際にはカメラが誤動作する可能性があるため(103)
へ進み、禁止する電圧を越えており能力に問題のない場
合には(104)へ進む。
【0115】(103)出力ポートCSDSPより表示
駆動回路DSPにシリアル信号を出力し電池電圧低下の
警告表示を行い、(999)へ進む。
【0116】(999)この[STOP]ルーチンは、
出力ポートVONをLowとしそれによりトランジスタ
TRBATをOFFにし、さらにレギュレータREGも
不作動として回路系電源をOFFにする。また、時間待
ちをする。通常ではマイクロコンピュータCPUがこの
時間待ちをしている間に電源VCCがOFFされる。
【0117】なお、この時間待ちが終了しても電源VC
Cが存在している場合がある。それはトランジスタTR
BATが出力ポートVONの出力以外の要因でONして
いるときであり、具体的には電源スイッチSW1のON
や、背蓋スイッチSWBPのONによりワンショット回
路OSが動作しているときである。
【0118】(104)カムギヤ38の位相により伝達
切換機構が図8のLow巻上げの状態にあるか否かを判別
し、POCH 1 : High and POCH 2 : Lowならば(108)
に進み、異なる場合には(105)に進む。
【0119】(105)モータM1の正転時の伝達切換
機構が図8のLow巻上げの状態になるように、モータM
2を逆転させる。
【0120】ここで、マイクロコンピュータCPUのモ
ータM2の制御は、逆転では出力ポートM2Fを「H」
・M2Rを「L」、正転では出力ポートM2Fを「L」
・M2Rを「H」、ブレーキでは出力ポートM2Fを
「H」・M2Rを「H」とする。
【0121】(106)カムギヤ38の回転により、位
相基板40の位相がPOCH 1 : Highand POCH 2 : Lowに
なり、伝達切換機構が図8のLow巻上げの状態になれば
(107)に進み、所定時間(1s)たってもPOCH 1 : Hig
h and POCH 2 : Lowにならなければ、STOPルーチン
(999)へ進む。
【0122】(107) (106)で信号が成立する
とモータM2にブレーキをかけ、(108)に進む。
【0123】(108)カメラにフィルムパトローネが
装填されているか否かフィルム装填検出スイッチSWP
TINの出力によって判断し、装填されていれば103
へ、装填されていなければ[レリーズ]ルーチンへ進
む。
【0124】(109)パトローネのDXコードのIS
O感度をRISOで読みとり、入力ポートADIN2
(AD変換入力)へ入力しレジスタSVにストアする。
【0125】(110)フィルムのLow巻き上げを行な
うために、モータM1を正転させ、(111)に進む。
【0126】ここで、マイクロコンピュータCPUのモ
ータM1の制御は、逆転では出力ポートM1Fを「H」
・M1Rを「L」、正転では出力ポートM1Fを「L」
・M1Rを「H」、ブレーキでは出力ポートM1Fを
「H」・M1Rを「H」とする。
【0127】(111)フィルムのパーフォレーション
をフォトリフレクタ26(FLM)でカウントし、マイ
クロコンピュータCPU内のEEPROMにメモリーす
るためパルスカウンターとフィルムの撮影フレーム数の
フィルムカウンターをリセットする。
【0128】(112)マイクロコンピュータCPU内
のタイマーをALタイマーとして1.5secをセットす
る。
【0129】(113)フォトリフレクタ26(FL
M)に出力ポートPRONより発光ダイオードを発光さ
せフィルムのパーフォレーションの移動により信号を検
出すると入力ポートPRAD供給される。ここで最初の
パーフォレーションの検出すなわち信号の変化がALタ
イマー1.5s以内にない場合は、(114)へ進み、A
Lタイマー1.5s以内に変化した場合には(116)へ
進む。
【0130】(114)モータM1にブレーキをかけ
る。
【0131】(115)出力ポートCSDSPより表示
駆動回路DSPにシリアル信号を出力しAL不可能の警
告表示を行い、[STOP]ルーチン(999)へ進
む。
【0132】(116)マイクロコンピュータCPU内
のEEPROMのパルスカウンターをカウントアップす
る。
【0133】(117)マイクロコンピュータCPU内
のタイマー1.5secをリセットする。
【0134】(118)マイクロコンピュータCPU内
のタイマーを300msを新たにセットする。
【0135】(119) (113)と同様に次なるパ
ーフォレーションの検出すなわち信号の変化がタイマー
300ms以内にない場合は、(120)へ進み、タイマ
ー300ms以内に変化した場合には(123)へ進む。
【0136】(120)モータM1にブレーキをかけ、
(115)へ進みAL不可能の表示する。
【0137】(121)マイクロコンピュータCPU内
のEEPROMのパルスカウンターをカウントアップす
る。
【0138】(122)マイクロコンピュータCPU内
のEEPROMのパルスカウンターが20に達したか否
かを比較して、達していない場合は(119)に戻り、
20に達した場合は(123)へ進む。
【0139】(123)モータM1にブレーキをかけ
る。
【0140】(124)マイクロコンピュータCPU内
のタイマー300msをリセットする。
【0141】(124)モータM1の正転時の伝達切換
機構が図8のHigh巻上げの状態になるように、モータM
2を逆転させる。
【0142】(126)カムギヤ38の回転により、位
相基板40の位相がPOCH 1 : Low and POCH 2 : Lowに
なり、伝達切換機構が図8のHigh巻上げの状態になれば
(127)に進み、所定時間(1s)たってもPOCH 1 : Low
and POCH 2 : Lowにならなければ、STOPルーチン
(999)へ進む。
【0143】(127) (124)で信号が成立する
とモータM2にブレーキをかけ、(128)に進む。
【0144】(128)フィルムのHigh巻き上げを行な
うために、モータM1を正転させ、(129)に進む。
【0145】(129)マイクロコンピュータCPU内
のタイマーを150msを新たにセットする。
【0146】(1M2) (113)(119)と同様
に次なるパーフォレーションの検出すなわち信号の変化
がタイマー150ms以内にない場合は、(131)へ進
み、タイマー150ms以内に変化した場合には(132)
へ進む。
【0147】(131)モータM1にブレーキをかけ、
(115)へ進みAL不可能の表示する。
【0148】(132)マイクロコンピュータCPU内
のEEPROMのパルスカウンターをカウントアップす
る。
【0149】(133)マイクロコンピュータCPU内
のEEPROMのパルスカウンターが28に達したか否
かを比較して、達していない場合は(129)に戻り、
28に達した場合は(134)へ進む。
【0150】(134)モータM1にブレーキをかけ
る。
【0151】(135)マイクロコンピュータCPU内
のタイマー150msをリセットする。
【0152】(136)マイクロコンピュータCPU内
のEEPROMのフィルムカウンターをカウントアップ
し、ここでは1を書き込み、AL終了となる。
【0153】図14において、撮影のための[レリー
ズ]ルーチンを説明する。
【0154】(201)不図示のレリーズ釦の第1スト
ロークの押圧によりSW1がONされることによって、
次に進む。
【0155】(202) (102)同様電圧チェック
を行い、Level 1すなわちカメラの動作を禁止する電圧
以下であった際にはカメラが誤動作する可能性があるた
め(103)へ進み、禁止する電圧を越えており能力に
問題のない場合には(203)へ進む。
【0156】(203)SPCにより測光演算を行な
う。測光演算回路METの出力としてのBV1OUTか
らのアナログ信号をマイクロコンピュータCPUにてA
D変換したデジタル値ADIN1を、レジスタBV1に
ストアする(BV1=ADIN1)。アッペックス値で
いうところのBV−AVの値がレジスタBV1にストア
される。
【0157】また、フィルムのISO感度は(109)
にてレジスタSV(SV=ADIN2)としてストアさ
れている。
【0158】また、レジスタBV1およびレジスタSV
のストア情報に基づいてシャッタ秒時を得て(TV=B
V1+SV)、レジスタTVにストアする。なお、レジ
スタTVの内容はアッペックス値のTVである。
【0159】(204) (203)で得られたBV1
が所定の値より低い場合、すなわち暗いと判断した場合
にはストロボを必要として、[ストロボUP]ルーチン
に進み、所定の値より高い場合、すなわち明るい場合に
は(205)へ進む。
【0160】(205)不図示のレリーズ釦の第2スト
ロークの押圧により、SW2がONされると(207)
へ進み、ONされていない場合でSW1がON中または
SW1がONされて所定時間(6s)以内は(203)
へ戻り、所定時間(6s)経過後は[STOP]ルーチ
ンへ進む。
【0161】(206) (202)同様電圧チェック
を行いNGの場合は(103)へ、OKの場合は(20
7)へ進む。
【0162】(207)モータM1を逆転させ、ミラー
アップおよびシャッターチャージ解除のためカムギヤ5
5・57を回転させる。
【0163】(208)カムギヤ55の回転により、位
相基板61の位相CMSP1:Low、CMSP2:H
ighによりミラーアップおよびシャッターチャージ解
除の位相を割り出されると(211)に進み、所定時間
(300ms)以内に検出できない場合には(209)に進
む。
【0164】(209)モータM1にブレーキをかけ
る。
【0165】(210)ミラーアップ不能の警告表示を
行い、STOPルーチン(999)に進む。
【0166】(211) (208)で信号が成立する
とモータM1にブレーキをかける。
【0167】(212) (203)で得られたアッペ
ックス値TVを、実際のシャッタ秒時に変換する(実時
間伸長)。
【0168】出力ポートPS0をHとして、シャッタユ
ニットSのシャッタ先羽根群を走行開始させるためのマ
グネットMG1に通電する。これによりシャッタ先羽根
群が走行してフィルムへの露光が開始される。
【0169】また、シャッタ秒時の実時間を計数し、こ
の時間が露光時間となる。
【0170】そして、実時間計数が終了した時点で出力
ポートPS1をHとして、シャッタ後羽根群を走行開始
させるためのマグネットMG2に通電し、これによりシ
ャッタ後羽根群が走行してフィルムへの露光を終了させ
る。
【0171】そして、シャッタ後羽根群が走行完了によ
りスイッチCN2がONする。
【0172】そして、両出力ポートPS0、PS1をL
として、両マグネットMG1、MG2の通電を停止す
る。
【0173】また、このとき(204)でストロボが必
要とされ、ストロボユニットが発光可能位置にアップさ
れ、SWSTUPがONの状態にあるときは、シャッタ
秒時をシャッタ同調秒時にセットし、シャッタ先羽根群
が走行完了でスイッチXがONすることによりマイクロ
コンピュータCPUの出力ポートFSからFLSH回路
に発光開始信号を供給しストロボは発光する。そして、
不図示の調光回路の出力によりマイクロコンピュータC
PUの出力ポートFOからFLSH回路に発光停止信号
を供給しストロボは発光停止する。
【0174】(213)モータM1を逆転させ、ミラー
ダウンおよびシャッターチャージを行なうためカムギヤ
55・57を回転させる。
【0175】(214)カムギヤ55の回転により、位
相基板61の位相CMSP1:High、CMSP2:
Lowによりミラーダウンおよびシャッターチャージ完
了の位相が割り出されると(217)に進み、所定時間
(300ms)以内に検出できない場合には(215)に進
む。
【0176】(215)モータM1にブレーキをかけ
る。
【0177】(216)ミラーダウンおよびシャッター
チャージ不能の警告表示を行い、STOPルーチン(9
99)に進む。
【0178】(217) (208)で信号が成立する
とモータM1にブレーキをかける。
【0179】(218)マイクロコンピュータCPU内
のフィルムカウンターが0のときは、[レリーズ]ルー
チンへ進み、フィルムカウンターが1〜35のときは、
[フィルム巻上]ルーチンへ進み、フィルムカウンター
が36のときは、最終駒撮影終了として[フィルム巻き
戻し]ルーチンへ進む。
【0180】次に図16において、[フィルム巻上]ル
ーチンを説明する。
【0181】(301) (102)(202)(20
6)同様電圧チェックを行いNGの場合は(103)
へ、OKの場合は(403)へ進む。
【0182】(302)さらに電圧チェックレベルが所
定値Level2より高いか否かを判別して、高い場合
には高電圧状態として(303)に進み、そうでない場
合には低電圧状態として(307)に進む。
【0183】(303)カムギヤ38の位相により伝達
切換機構が図8のHigh巻上げの状態にあるか否かを判別
し、POCH 1 : Low and POCH 2 : Lowならば(311)
に進み、異なる場合には(304)に進む。
【0184】(304)モータM1の正転時の伝達切換
機構が図8のHigh巻上げの状態になるように、モータM
2を逆転させる。
【0185】(305)カムギヤ38の回転により、位
相基板40の位相がPOCH 1 : Low and POCH 2 : Lowに
なり、伝達切換機構が図8のHigh巻上げの状態になれば
(306)に進み、所定時間(1s)たってもPOCH 1 : Low
and POCH 2 : Lowにならなければ、STOPルーチン
(999)へ進む。
【0186】(306) (305)で信号が成立する
とモータM2にブレーキをかけ、(311)に進む。
【0187】(307)カムギヤ38の位相により伝達
切換機構が図9のLow巻上げの状態にあるか否かを判別
し、POCH 1 : High and POCH 2 : Lowならば(311)
に進み、異なる場合には(308)に進む。
【0188】(308)モータM1の正転時の伝達切換
機構が図9のLow巻上げの状態になるように、モータM
2を逆転させる。
【0189】(309)カムギヤ38の回転により、位
相基板40の位相がPOCH 1 : Highand POCH 2 : Lowに
なり、伝達切換機構が図9のLow巻上げの状態になれば
(310)に進み、所定時間(1s)たってもPOCH 1 : Hig
h and POCH 2 : Lowにならなければ、STOPルーチン
(999)へ進む。
【0190】(310) (309)で信号が成立する
とモータM2にブレーキをかけ、(311)に進む。
【0191】(311)フィルムを巻き上げるために、
モータM1を正転させる。
【0192】(312)フィルムパーフォレーション検
出のマイクロコンピュータCPU内のEEPROMのパ
ルスカウンターをリセットする。
【0193】(313)マイクロコンピュータCPU内
にタイマー(High巻上時:150ms、Low巻上時:300ms)
をセットする。
【0194】(314) (119)(130)と同様
に次なるパーフォレーションの検出すなわち信号の変化
がタイマー(High巻上時:150ms、Low巻上時:300ms)
以内にない場合は、(315)へ進み、タイマー(High
巻上時:150ms、Low巻上時:300ms)以内に変化した場
合には(316)へ進む。 (315)モータM1にブレーキをかけ、[フィルム巻
き戻し]ルーチンへ進む。
【0195】(316)マイクロコンピュータCPU内
のEEPROMのパルスカウンターをカウントアップす
る。
【0196】(317)マイクロコンピュータCPU内
のEEPROMのパルスカウンターが8に達したか否か
を比較して、達していない場合は(313)に戻り、8
に達した場合は(318)へ進む。すなわち、ここでは
フィルムの1駒送り8パーフォレーションを検出してい
る。
【0197】(318)モータM1にブレーキをかけ
る。
【0198】(319)マイクロコンピュータCPU内
のタイマー(High巻上時:150ms、Low巻上時:300ms)
をリセットする。
【0199】(320)マイクロコンピュータCPU内
のEEPROMのフィルムカウンターをカウントアップ
し、巻上動作を終了する。
【0200】図13において、ストロボを発光可能な位
置へアップ駆動する[ストロボUP]ルーチンを説明す
る。
【0201】(401) (102)同様電圧チェック
を行いNGの場合は(103)へ、OKの場合は(40
2)へ進む。
【0202】(402)本実施の形態においては、撮影
者が直接ストロボユニットを手動で上げることも可能で
あるため、SWSTUPによりストロボユニットが既に
発光可能な位置に上がっているか否かを判別して、上が
っている場合には充電を開始して、ストロボUP終了と
して(205)へ戻る。上がっていない場合には、(4
03)へ進む。
【0203】(403)モータM2を正転してストロボ
アップ駆動を行なう。
【0204】(404)モータM2の正転でカムギヤ7
1は回転され、図10の(A)〜(D)の動作をし、S
WSTCTL(リーフスイッチ72)をマイクロコンピ
ュータCPUの入力ポートSTCTLに供給し、信号が
High→Low→Highに切り換わるまでモータM
2は回転し、切り換わると(407)へ進み、切換らな
い場合は(405)へ進む。
【0205】(405)モータM2の通電開始からの時
間を計測し500msを超えた場合には(406)に進み、
越えない場合には(404)に戻る。
【0206】(406)出力ポートCSDSPより表示
駆動回路DSPにシリアル信号を出力しストロボUPが
NGの警告表示を行い、[STOP]ルーチンへ進む (407)モータM2にブレーキをかける。
【0207】(408)ここで、SWSTUPによりス
トロボユニットが実際に発光可能な位置に上がっている
か否かを判別して、Lowすなわち上がっている場合には
充電を開始して、ストロボUP終了として(205)へ
戻る。Highすなわち上がっていない場合には、(40
3)に戻りモータM2正転動作を繰り返し、3回モータ
ーM2正転(403)からブレーキ(407)まで繰り
返してもSWSTUPがHigh信号のままの状態の時は
(406)へ進んでストロボUPがNGの警告表示を行
なう。
【0208】次に図17において、[フィルム巻き戻
し]ルーチンを説明する。
【0209】(501) (102)同様電圧チェック
を行いNGの場合は(103)へ、OKの場合は(50
2)へ進む。
【0210】(502)モータM1逆転にてフィルム巻
き戻しを行なうため、カムギヤ38の位相により伝達切
換機構が図9の巻戻し状態にあるか否かを判別し、位相
基板40の位相がPOCH 1 : Low and POCH 2 :Highなら
ば(506)に進み、異なる場合には(503)に進
む。
【0211】(503)モータM1の逆転時の伝達切換
機構が図10の巻戻しの状態になるように、モータM2
を逆転させ、カムギヤ38を回転させる。
【0212】(504)カムギヤ38の回転により、位
相基板40の位相がPOCH 1 : Low and POCH 2 :Highに
なり、伝達切換機構が図10の巻戻しの状態になれば
(505)に進み、所定時間(1s)たってもPOCH 1 : Low
and POCH 2 :Highにならなければ、STOPルーチン
(999)へ進む。
【0213】(505) (504)で信号が成立する
とモータM2にブレーキをかける。
【0214】(506)フィルムを巻戻すために、モー
タM1を逆転させる。
【0215】(507)フィルムパーフォレーション検
出のマイクロコンピュータCPU内のEEPROMのパ
ルスカウンターをリセットする。
【0216】(508)マイクロコンピュータCPU内
にタイマー300msをセットする。
【0217】(509) (119)(130)(31
4)と同様に次なるパーフォレーションの検出すなわち
信号の変化がタイマー(300ms)以内にない場合は、
(510)へ進み、タイマー(300ms)以内に変化した
場合には(512)へ進む。
【0218】(510)モータM1にブレーキをかけ、
(511)へ進む。
【0219】(511)フィルムの巻き戻し途中にフィ
ルムの突っ張り等のなんらかの異常があるため、出力ポ
ートCSDSPより表示駆動回路DSPにシリアル信号
を出力し巻き戻し異常の警告表示を行い、[STOP]
ルーチン(999)へ進む。
【0220】(512)マイクロコンピュータCPU内
のEEPROMのパルスカウンターをカウントアップす
る。
【0221】(513)マイクロコンピュータCPU内
のEEPROMのパルスカウンターが8に達したか否か
を比較して、達していない場合は(508)に戻り、8
に達した場合は(514)へ進む。すなわち、ここでは
フィルムの1駒分の8パーフォレーションを検出してい
る。
【0222】(514)マイクロコンピュータCPU内
のタイマー300msをリセットする。
【0223】(515)マイクロコンピュータCPU内
のEEPROMのフィルムカウンターをカウントダウン
する。
【0224】(516)マイクロコンピュータCPU内
のEEPROMのフィルムカウンターが0に達したか否
かを比較して、達していない場合は(508)に戻り、
0に達した場合は(517)へ進む。すなわち、ここで
は撮影駒分フィルムを巻き戻したか否かを検出してい
る。
【0225】(517) (516)において、フィル
ムカウンターが0に達した時点より2sec経過後にモ
ータM1にブレーキをかける。
【0226】(518)モータM1の正転時の伝達切換
機構が図10のLow巻上げの状態になるように、モータ
M2を逆転させる。ここで、マイクロコンピュータCP
UのモータM2の制御は、逆転では出力ポートM2Fを
「H」・M2Rを「L」、正転では出力ポートM2Fを
「L」・M2Rを「H」、ブレーキでは出力ポートM2
Fを「H」・M2Rを「H」とする。
【0227】(519)カムギヤ38の回転により、位
相基板40の位相がPOCH 1 : Highand POCH 2 : Lowに
なり、伝達切換機構が図9のLow巻上げの状態になれば
(520)に進み、所定時間(1s)たってもPOCH 1 : Hig
h and POCH 2 : Lowにならなければ、STOPルーチン
(999)へ進む。
【0228】(520)(519)で信号が成立すると
モータM2にブレーキをかけ、(521)に進む。
【0229】(521)出力ポートCSDSPより表示
駆動回路DSPにシリアル信号を出力し巻き戻し終了表
示を行い、[STOP]ルーチン(999)へ進む。
【0230】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ミラー部材を観察位置に向けて移動させる途中で、付勢
力が第一のバネ部材から第二のバネ部材に切換わると、
前記ミラー部材はその瞬間に負荷を受け減速させられ被
写体像観察位置でのバウンド現象を緩和することができ
る。
【0231】また、前記ミラー部材を被写体像観察位置
方向に付勢するバネを第一・第二の2本とすることで前
記ミラー部材が、撮影退避位置にあるときに与える負荷
を、1本のバネにより構成されるカメラと比べ軽減でき
る。請求項2に係る発明によれば、前記第二のバネ部材
のコイル部の中心が、前記ミラー駆動部材の回動中心と
ほぼ同一の場所に配置されているので、前記ミラー部材
が撮影退避位置から被写体像観察位置へ移動する過程の
前半は前記ミラー駆動部材を押し、後半では前記ミラー
部材を押すように構成したときの設計的自由度が高い。
請求項3に係る発明によれば、モータを駆動源としたミ
ラー駆動機構に応用したとき、前記モータにより前記カ
ムギヤが回転し、前記ミラー部材が、撮影退避位置から
被写体像観察位置への移動する過程の前半では、前記ミ
ラー駆動部材は前記カムと当接することで、前記カムに
追従しながら移動し、後半での前記駆動ピンが前記第二
のバネと前記カム部との間に入り込むことで、前記ミラ
ー部材はその瞬間に負荷を受け減速させられ被写体像観
察位置でのバウンド現象を緩和することで連続撮影枚数
を増やすことができる。よって、少ない負荷でミラー部
材をアップ・ダウンさせ連続撮影スピードを早くしても
ミラー下降時のバウンド時間を短縮させることができ、
次回の測距タイミングを早くすることも可能となる。更
に、測距精度の向上と連続撮影枚数を増やし、より使い
やすいカメラのミラー駆動機構を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の本実施の形態の全体の概要を示す分解
斜視図
【図2】図1に示すユニットの構成を示す分解斜視図
【図3】図1に示すユニットの構成を示す分解斜視図
【図4】図3のミラーボックスユニットの側面構成を示
す平面図
【図5】ミラー部材を駆動する様子を順に紹介する図
【図6】ストロボ駆動機構を示す平面図
【図7】部品詳細図
【図8】(A)〜(c)は位相基板の状態とその時のモータ
逆・正回での伝達機構の図
【図9】(A)〜(c)は位相基板の状態とその時のモータ
逆・正回での伝達機構の図
【図10】(A)(B)は位相基板の状態とその時のモー
タ逆・正回での伝達機構の図
【図11】(A)〜(D)ストロボ機構の動作説明図
【図12】(E)〜(G)ストロボ機構の動作説明図
【図13】本発明の実施の形態のカメラの回路ブロック
【図14】図13の回路の動作を示すフローチャート
【図15】図13の回路の動作を示すフローチャート
【図16】図13の回路の動作を示すフローチャート
【図17】図13の回路の動作を示すフローチャート
【図18】図13の回路の動作を示すフローチャート
【図19】従来のミラー駆動機構を示す図
【図20】ストロボ駆動機構を示す図
【符号の説明】
MB…ミラーボックスユニット、S…フォーカルプレー
ンシャッターユニット、C…上カバー M1・M2…モータ、1…カメラ本体、2…プーリー、
3・16…タイミングベルト、4・10・12・13・
14・15・31・32・33・37・41・44・4
5・4670…ギヤ、5・34・50…太陽ギヤ、6・
8・35・51…遊星ギヤ、7・9・36・52…遊星
レバー、11…スプール、17・73…地板、21・4
3・48・60…カバー、18・19…切換レバー、2
0・62・63・64・78…トーションバネ、22…
巻き戻しフォークユニット、23…ローラー、24…ダ
ンパーゴム、25…段ビス、26…フォトリフレクタ、
38・55・57・71…カムギヤ、39…ブラシ、4
0・61…位相基板、42・47…シャフト、49・5
3・54…ウォームギヤ、58…ミラーレバー、59…
チャージレバー、72…リーフスイッチ、74…ストロ
ボケース、75・76…レバー、77…ビス、79…ス
トッパーピン、80…トグルバネ、81…ストロボ発光
部ユニット、82・83…カバー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ミラーボックス内に配置された被写体像
    観察位置と撮影退避位置との間を移動可能に設けられた
    ミラー部材と、前記ミラーボックスを貫通する伝達軸部
    に対して被写体観察方向へ付勢力を作用させる第一のバ
    ネ部材と、前記伝達軸部に対して被写体観察方向へ付勢
    力を作用させる第2のバネ部材と、前記伝達軸部と当接
    しながら前記第1及び第二のバネ部材をチャージしつつ
    前記ミラー部材を被写体観察位置から撮影退避位置へ移
    動させるミラー駆動部材と、前記ミラー部材が被写体観
    察位置に向けて移動する途中に前記第一のバネ部材の付
    勢領域を規制する規制手段と、を有し、前記第二のバネ
    部材は、前記規制領域を越えた前記伝達軸部と当接し、
    前記ミラー駆動部材によりチャージ力を受けた後、再び
    付勢力を付与することを特徴とするカメラのミラー駆動
    装置。
  2. 【請求項2】 前記第二のバネ部材はねじりコイルバネ
    で、そのコイル部の中心が、前記ミラー駆動部材の回動
    中心と略同一であることを特徴とする請求項1に記載の
    カメラのミラー駆動装置。
  3. 【請求項3】 モータと、前記モータを制御する制御回
    路と、前記モータの回転の停止位置を制御するための信
    号を発生する位相基板と、前記モータの回転により伝達
    駆動され回転可能に固定されたカムギヤとを有する駆動
    部を有し、前記カムギヤには前記ミラー駆動部材と当接
    し前記ミラー駆動部材によってミラー部材を被写体像観
    察位置から撮影退避位置に移動可能なカム部を有するこ
    とを特徴とする請求項1または2に記載のカメラのミラ
    ー駆動装置。
JP2000253187A 2000-08-23 2000-08-23 カメラのミラー駆動装置 Pending JP2002072350A (ja)

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