JP2002072169A - Lcdの応答速度改善方法 - Google Patents

Lcdの応答速度改善方法

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JP2002072169A
JP2002072169A JP2000254279A JP2000254279A JP2002072169A JP 2002072169 A JP2002072169 A JP 2002072169A JP 2000254279 A JP2000254279 A JP 2000254279A JP 2000254279 A JP2000254279 A JP 2000254279A JP 2002072169 A JP2002072169 A JP 2002072169A
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lcd
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response speed
voltage
reference voltage
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Susumu Nonaka
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NEC Saitama Ltd
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NEC Saitama Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通常は静止画像の表示を行い、表示している
文字や絵などをスクロールさせるドットスクロール表示
を行うとき滑らかなスクロールを行うことができるLC
Dの応答速度改善方法を提供する。 【解決手段】 本発明のLCDの応答速度改善方法は、
通常は静止画像の静的表示を行い、一時的に応答速度を
早くするスクロールなどを行うときには液晶分子間の電
極に与える基準電圧を変えることとした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通常は静止画像の
静的表示を行い、表示している文字や絵などをスクロー
ルさせるドットスクロール表示を行うとき滑らかなスク
ロールを行うことができるLCDの応答速度改善方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の液晶ディスプレイ装置(以下LC
D装置)には、通常は静止画像の表示を行い、また、表
示している文字や絵などをスクロールさせるドットスク
ロール表示などを行うものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
LCD装置には、次のような問題があった。
【0004】上記した従来のLCD装置は、1ドット単
位でドットスクロールなどを行い文字や絵などを表示す
る場合、LCD装置で使用する液晶ディスプレイ(以下
LCD)の過渡応答時間が通常数百ミリ秒必要なため、
1ドットがON/OFF→OFF/ONの変化をするま
で待って表示の更新を行っていた。
【0005】そのため、数ドット文字や絵などをスクロ
ール表示させるのに秒単位で時間が必要となり、滑らか
なスクロールはできないという問題があった。仮に、O
N/OFF→OFF/ONを待たずにスクロールする
と、透過率が上がらないままスクロールすることにな
り、結果として表示している内容を認識することはでき
ないという問題があった。
【0006】本発明は、上記に鑑みてなされたものであ
って、通常は静止画像の表示を行い、表示している文字
や絵などをスクロールさせるドットスクロール表示を行
うとき滑らかなスクロールを行うことができるLCDの
応答速度改善方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のLCDの応答速
度改善方法は、通常は静的表示を行い一時的に応答速度
を早くするときには液晶分子間の電極に与える基準電圧
を変えることとした。
【0008】また、前記一時的に応答速度を早くすると
きには、前記基準電圧を所定電圧だけ高くすることとし
た。
【0009】また、前記基準電圧は、ドットスクロール
表示を行うとき所定電圧だけ高くすることとした。
【0010】また、前記LCDは、全体の制御部とLC
D表示電圧制御部とを同一構成にすることとした。
【0011】また、前記LCDは、ノーマリブラックま
たはノーマリホワイトで表示することとした。
【0012】さらに、前記LCDは、ON/OFFによ
る2値または、多色で表示することとした。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明によるLCDの応答速度改
善方法は、通常表示の静的表示をしているときとドット
スクロール表示などの一時的に応答速度を早くしたいと
きとでLCDの電極に与える基準電圧を変化させること
により応答速度を改善するものである。
【0014】以下、本発明の実施の形態について説明す
る。
【0015】図1は、本発明に関わるLCDの応答速度
改善方法で使用するLCD装置のブロック図を示す。
【0016】図1に示すように、このLCD装置は、装
置全体を制御するための制御部11と、LCDを制御す
るためのLCD表示電圧制御部12と、LCD表示電圧
制御部12により制御されるLCD13とにより構成さ
れ、制御部11よりの画像信号はLCD表示電圧制御部
12により画像表示信号に変換されLCD13に表示さ
れる。
【0017】図2は、本発明に関わるLCDの応答速度
改善方法で使用するLCD13を示し、光25が透過し
ない場合の動作図を示す。
【0018】このLCD13は、一定方向の光だけを透
過させる偏光板21、24と、光を回転させたり透過し
たりする液晶分子23と、液晶分子23の配列を制御す
る薄膜誘電ガラス22、26と、スイッチ27を介し薄
膜誘電ガラス22、26へ電圧供給を行う電圧出力部2
6とにより構成される。
【0019】光25が透過しない場合のLCD13は、
薄膜誘電ガラス22、26への電圧供給はOFF状態で
低透過率であり、以下、その動作につき説明する。
【0020】図2に示すように、光源より発せられた光
25は、まず、偏向方向Hの偏光板21により縦方向に
偏光された光だけが透過し、その後、薄膜誘電ガラス2
2、26を透過し液晶分子23の層の中を通過する。液
晶分子23の層の中を通過する光25は、スイッチ27
がOFFで電圧出力部26より薄膜誘電ガラス22、2
6への電圧供給はOFF状態のため、偏光軸が液晶分子
23の螺旋配列に沿って90度回転して通過し、縦方向
だけ通過させるように配置した偏向方向Hの偏光板24
により遮光される。
【0021】図3は、図2と同様の構成であり、本発明
に関わるLCDの応答速度改善方法で使用するLCDを
示し、光25が透過する場合の動作図を示す。
【0022】光25が透過する場合のLCD13は、薄
膜誘電ガラス22、26への電圧供給はON状態で高透
過率であり、以下、その動作につき説明する。
【0023】図3に示すように、光源より発せられた光
25は、まず、偏向方向Hの偏光板21により縦方向に
偏光された光25だけが透過し、その後、薄膜誘電ガラ
ス22、26を透過し液晶分子23の層の中を通過す
る。液晶分子23は、スイッチ27がONで電圧出力部
26より薄膜誘電ガラス22、26への電圧供給はON
状態のため、薄膜誘電ガラス22、26に与えられた電
位により光25の進行方向に配列されている。そのため
液晶分子23の層の中を通過する光25は、回転せずに
通過し、偏向方向Hの偏光板24により遮光されないで
通過する。
【0024】図4は、1ドット左にスクロール表示した
場合のLCD13の表示例を示す。
【0025】ドットスクロールとはLCD13がドット
単位で文字や絵などを動かしスクロールさせる表示方法
である。図4では、20aはOFF状態の1ドットを示
し、20bはON状態の1ドットを示し、図4(A)に
示す表示から図4(B)に示す表示にスクロールしてい
る状況を示している。
【0026】LCD13がON/OFFする過渡応答時
間は1ドットスクロールするスピードによる時間よりも
早くなくてはならない。仮に、過渡応答時間が1ドット
スクロールするスピードによる時間よりも遅い場合に
は、スクロールしても透過率は上がらないため実際の表
示は行なわれない。
【0027】図5は、LCDの透過率と時間の関係を示
し、図6は、LCDの透過率と印加電圧の関係を示す。
【0028】通常表示の静的表示では、ON/OFF時
のコントラスト差が高い方が文字などの輪郭が明確にな
るため表示を認識しやすく、電圧差が大きい方が透過率
は高く、このコントラスト差は高い。
【0029】前記したごとく、通常は、ON/OFFに
は数百ミリ秒の時間を有する。この過渡応答時間は表示
を秒単位で変化させる場合は問題にならないが、数百ミ
リ秒単位で表示を変更させる場合に問題が現れる。
【0030】図4に示すパターンを表示するためにはO
N状態の白ドット部分に電圧を印加しておく必要があ
り、通常表示の静的表示状態では基準電圧のON/OF
Fの電圧差が与えられている。
【0031】LCD13では、応答時間を早くしたい場
合のみ基準電圧を所定電圧だけ高くし、図5、6に示す
ように、実線で示す基準電圧52、62の過渡応答特
性、電圧変化に対し点線で示す高基準電圧51、61の
過渡応答特性、電圧変化を得るようにしている。基準電
圧を高くすることで、OFF時の透過率は多少高めにな
り(OFF電圧のしきい値電圧も多少高めになる)、こ
れによりOFF→ONまでの電圧差△Vが基準電圧より
も少なくなる。このため、実質の応答時間にはあまり変
化がないが、目視して認識する透過率に達するまでの基
準電圧の過渡応答時間T0よりも過渡応答時間THを短
くでき、見かけ上の応答速度が速くすることができる。
【0032】このため、通常は高コントラストに表示で
き、静的表示から基準電圧を切り替えることでドットス
クロールなどでは応答速度を高速化が可能の高速応答表
示ができる。
【0033】以上述べたごとく、本発明によるLCDに
よる応答速度改善方法は、通常の静的表示をしていると
きと、ドットスクロール表示などの一時的に応答速度を
早くしたいときとで電極に与える基準電圧を変化させる
ことにより、静的表示では高コントラストで表示でき、
一時的に応答速度を早くしたいときにはONから実際に
LCDのドットがON表示と認識される透過率になるま
での過渡応答時間を高速化してLCDの応答速度を改善
し滑らかなスクロールを行うことができるものである。
【0034】なお、図1ではLCD装置では制御部11
とLCD表示電圧制御部12を分けた実施例を示した
が、制御部11とLCD表示電圧制御部12とを同一構
成にすることもできる。
【0035】また、上記実施例では、ノーマリブラック
(OFFで黒)に付いて記載したが、ノーマリホワイト
(OFFで白)にすることもできる。
【0036】さらに、上記実施例では、ON/OFFに
よる2値(白/黒)に付いて記載したが、多色にするこ
ともできる。
【0037】
【発明の効果】本発明のLCDの応答速度改善方法は、
通常は静的表示を行い一時的に応答速度を早くするとき
には液晶分子間の電極に与える基準電圧を変えることと
したため、静的表示では高コントラストで表示でき、一
時的に応答速度を早くしたいときにはONから実際にL
CDのドットがON表示と認識される透過率になるまで
の過渡応答時間を変えLCDの応答速度を変えることが
できる。
【0038】また、前記一時的に応答速度を早くすると
きには、前記基準電圧を所定電圧だけ高くすることとし
たため、ONから実際にLCDのドットがON表示と認
識される透過率になるまでの過渡応答時間を高速化して
LCDの応答速度を改善することができる。
【0039】また、前記基準電圧は、ドットスクロール
表示を行うとき所定電圧だけ高くすることとしたため、
LCDの応答速度を改善し、滑らかなスクロールを行う
ことができる。
【0040】また、前記LCDは、全体の制御部とLC
D表示電圧制御部とを同一構成にすることとしたため、
LCD装置を簡潔構造にすることができる。
【0041】また、前記LCDは、ノーマリブラックま
たはノーマリホワイトで表示することとしたため、本発
明の適用範囲を広げることができる。
【0042】さらに、前記LCDは、ON/OFFによ
る2値または、多色で表示することとしたため、本発明
の適用範囲を広げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関わるLCDの応答速度改善方法で使
用するLCD装置のブロック図を示す。
【図2】本発明に関わるLCDの応答速度改善方法で使
用するLCDを示し、光が透過しない場合の動作図を示
す。
【図3】図2と同様の構成であり、本発明に関わるLC
Dの応答速度改善方法で使用するLCDを示し、光が透
過する場合の動作図を示す。
【図4】1ドット左にスクロール表示した場合のLCD
の表示例を示す。
【図5】LCDの透過率と時間の関係を示す。
【図6】LCDの透過率と印加電圧の関係を示す。
【符号の説明】
11 制御部 12 LCD表示電圧制御部 13 LCD 21、24 偏光板 23 液晶分子 22、26 薄膜誘電ガラス 27 スイッチ 26 電圧出力部 25 光

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通常は静的表示を行い一時的に応答速度
    を早くするときには液晶分子間の電極に与える基準電圧
    を変えることを特徴とするLCDの応答速度改善方法。
  2. 【請求項2】 前記一時的に応答速度を早くするときに
    は、前記基準電圧を所定電圧だけ高くすることを特徴と
    する請求項1に記載のLCDの応答速度改善方法。
  3. 【請求項3】 前記基準電圧は、ドットスクロール表示
    を行うとき所定電圧だけ高くすることを特徴とする請求
    項1に記載のLCDの応答速度改善方法。
  4. 【請求項4】 前記LCDは、全体の制御部とLCD表
    示電圧制御部とを同一構成にすることを特徴とする請求
    項1または請求項2に記載のLCDの応答速度改善方
    法。
  5. 【請求項5】 前記LCDは、ノーマリブラックまたは
    ノーマリホワイトで表示することを特徴とする請求項1
    または請求項2に記載のLCDの応答速度改善方法。
  6. 【請求項6】 前記LCDは、ON/OFFによる2値
    または、多色で表示することを特徴とする請求項1また
    は請求項2に記載のLCDの応答速度改善方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006112110A1 (ja) * 2005-03-31 2006-10-26 Sharp Kabushiki Kaisha 液晶表示装置の駆動方法
US8264441B2 (en) 2005-03-31 2012-09-11 Sharp Kabushiki Kaisha Method for driving liquid crystal display apparatus

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Effective date: 20040210