JP2002071912A - 光制御フィルム及びその製造方法並びにディスプレイ装置 - Google Patents

光制御フィルム及びその製造方法並びにディスプレイ装置

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JP2002071912A
JP2002071912A JP2000260867A JP2000260867A JP2002071912A JP 2002071912 A JP2002071912 A JP 2002071912A JP 2000260867 A JP2000260867 A JP 2000260867A JP 2000260867 A JP2000260867 A JP 2000260867A JP 2002071912 A JP2002071912 A JP 2002071912A
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control film
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Katsuyuki Imoto
克之 井本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高性能で、低コストな光制御フィルム及びそ
の製造方法並びにディスプレイ装置を提供する。 【解決手段】 透明フィルム11、14間に高分子重合
体樹脂層12が設けられ、この高分子重合体樹脂層12
内に片側の透明フィルム14に向けて開口し該透明フィ
ルム14に沿って伸びた断面V字状の空隙部13が該透
明フィルム14に沿って所定間隔で複数本形成された光
制御フィルム10を構成する。この光制御フィルム10
をディスプレイ部2の表面に取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスプレイ装置
の光の出射方向や可視範囲を制御し、盗視を抑圧する光
制御フィルム及びその製造方法並びにディスプレイ装置
に係り、特に、高性能で、低コストな光制御フィルム及
びその製造方法並びにディスプレイ装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、パソコン、携帯電話、携帯情報端
末、カーナビゲーション機器などに液晶ディスプレイ装
置が大々的に普及している。これらのディスプレイ装置
には、高輝度特性が要求されているほかに、内部光の出
射方向や可視範囲が制御できること、隣からの覗き込み
による画面の盗視を抑圧する機能があること、太陽光な
どの外部からの光の入射を抑えて屋外でも有効に使用で
きるようにすること、などのユーザ側にとって付加価値
の高い機能が要求されるようになってきた。
【0003】このような要求の例を図8により説明す
る。従来、ディスプレイ装置1のディスプレイ部2に表
示された画面を操作者以外の人3−1,3−2,3−3
が右側面R方向、左側面L方向、上面U方向から覗き込
むことは容易であった。そのため、操作者の秘密情報が
漏洩したり、プライバシーが侵害されたりすることがあ
った。
【0004】この対策として、図9に示すようなライト
コントロールフィルム4が提案されている。このライト
コントロールフィルム4をディスプレイ部2の前面に置
くことで光の出射方向や可視範囲を制御し、盗視を抑圧
することができる。
【0005】このライトコントロールフィルム4は、P
ET(ポリエステル)フィルム7−1とPETフィルム
7−2との間にルーバフィルム8を設け、このルーバフ
ィルム8の角度をPETフィルム7−1,7−2の面に
対して垂直に配置するか或いは斜め角度に配置した構成
のものである。このようなライトコントロールフィルム
4の裏面に入射した光源5の光は、PETフィルム7−
1、ルーバフィルム8、PETフィルム7−2を通るこ
とによって出射光6の角度θが狭められ、ライトコント
ロールフィルム4を張り付けたディスプレイ部2の右側
面R方向、左側面L方向、上面U方向からの覗き込みに
よる情報漏洩が抑圧される。また、ディスプレイ部2に
入射してくる太陽光などの外部からの光が抑圧され、光
源5からの内部光の出射方向や可視範囲が制御される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のライトコントロ
ールフィルム4は、前述の機能をほぼ有している斬新な
フィルムである。しかし、このライトコントロールフィ
ルム4は、構造が複雑で製造コストが高くつく。また、
このライトコントロールフィルム4は、左右(或いは上
下)方向からの覗き込みによる情報漏洩は抑圧できても
上下(或いは左右)方向からの覗き込みによる情報漏洩
は十分に抑圧できない。また、このライトコントロール
フィルム4は、PETフィルム7−1と、ルーバフィル
ム8間の空気層との間で屈折率差が大きいことから、光
源5からの内部光が反射して矢印9のように逆戻りし、
輝度が大きく低下するという問題がある。さらに、この
ライトコントロールフィルム4には可視角度の制御範囲
が狭いという問題もある。
【0007】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、高性能で、低コストな光制御フィルム及びその製造
方法並びにディスプレイ装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の光制御フィルムは、透明フィルム間に高分子
重合体樹脂層が設けられ、この高分子重合体樹脂層内に
片側の透明フィルムに向けて開口し該透明フィルムに沿
って伸びた断面V字状の空隙部が該透明フィルムに沿っ
て所定間隔で複数本形成されているものである。
【0009】前記空隙部の開口幅Wが少なくとも2μm
を有してもよい。
【0010】前記空隙部の形成間隔Sが少なくとも3μ
mを有してもよい。
【0011】前記高分子重合体樹脂層の厚さDが少なく
とも3μmを有してもよい。
【0012】前記高分子重合体樹脂層が感光性ポリイミ
ドで構成されていてもよい。
【0013】前記透明フィルムがポリイミド系樹脂、ア
クリル系樹脂、エポキシ系樹脂、液晶ポリマのいずれか
から構成されていてもよい。
【0014】前記空隙部が開口されない側の透明フィル
ムの一部または全面に透明な接着フィルムが形成されて
いてもよい。
【0015】いずれかの透明フィルムの片面に透明導電
膜が形成されていてもよい。
【0016】前記透明フィルムの屈折率と前記高分子重
合体樹脂層の屈折率とがほぼ等しくてもよい。
【0017】また、本発明の光制御フィルムの製造方法
は、透明フィルム上に感光性樹脂層を形成する工程と、
この感光性樹脂層に所定パターンを有するフォトマスク
を介して紫外線光を照射して露光させる工程と、この感
光性樹脂層の現像、リンス、キュア工程を経て前記パタ
ーンで形成された断面V字状の空隙部を有する高分子重
合体樹脂層を形成する工程と、この高分子重合体樹脂層
上に透明フィルムを接着する工程とを行うものである。
【0018】また、本発明のディスプレイ装置は、透明
フィルム間に高分子重合体樹脂層が設けられ、この高分
子重合体樹脂層内に片側の透明フィルムに向けて開口し
該透明フィルムに沿って伸びた断面V字状の空隙部が該
透明フィルムに沿って所定間隔で複数本形成された光制
御フィルムをディスプレイ部の表面に取り付けたもので
ある。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第一の実施形態を
添付図面に基づいて詳述する。
【0020】図1に示されるように、本発明に係る光制
御フィルム10は、透明フィルム11と透明フィルム1
4との間に高分子重合体樹脂層(感光性樹脂層)12が
設けられている。この高分子重合体樹脂層12内に断面
V字状の空隙部13が所定のパターンで形成されてい
る。空隙部13は、開口が透明フィルム14に向いてお
り、透明フィルム11に近付くほど狭くなっているもの
である。パターンは、光制御フィルムのほぼ全面に亘る
ものであり、光制御フィルムの右側及び左側において空
隙部13が縦方向に伸び、光制御フィルムの上側及び下
側において空隙部13が横方向に伸びることにより、四
角いループ状を呈するものである。縦方向に伸びる空隙
部13は、横方向に所定の間隔で複数本形成されてい
る。横方向に伸びる空隙部13は、縦方向に所定の間隔
で複数本形成されている。
【0021】この光制御フィルム10によれば、図示し
ないディスプレイ部2内の光源5からの光は、透明フィ
ルム11、高分子重合体樹脂層12、透明フィルム14
を通って矢印5−1のごとく伝搬する。また、矢印5−
1のごとく空隙部13にぶつかった光は、空隙部13が
V字状のテーパ構造になっているため、矢印5−2のご
とく屈曲して透明フィルム14を通って伝搬する。これ
により、空隙部13から反射して光源5の方向に戻る光
はほとんどなくなり、光源5からの光は、効率良く透明
フィルム14を通って出射される。
【0022】この光制御フィルム10を図8のディスプ
レイ装置1のディスプレイ部2に取り付けると、正面か
らディスプレイ部2を見ながら操作を行っている操作者
にとっては明るい輝度でディスプレイ部2を見ることが
できる。他方、図1の矢印15−1,15−2のごとく
外部から光制御フィルム10に斜めに入射した太陽光や
電灯光などの光は、空隙部13内のテーパ面や空隙部1
3外のテーパ面で反射され、光制御フィルム10の外側
に出て行く。従って、この光制御フィルム10を図8の
ディスプレイ装置1のディスプレイ部2に取り付ける
と、ディスプレイ部2の右側面R方向、左側面L方向、
上面U方向から覗き込みしようとしてもディスプレイ部
2の画像を見ることはできない。
【0023】ここで、空隙部13の開口幅W、空隙部1
3の形成間隔S1,S2はできる限り小さいほうが好ま
しい。現状の製造技術では、開口幅Wが少なくとも2μ
mを有するのが好ましい。開口幅W、形成間隔S1,S
2を大きくしたいときには、高分子重合体樹脂層12の
厚さDを大きくすればよい。この厚さDも少なくとも3
μmを有し、それよりも大きい方が内部光5の輝度を明
るくする上で好ましい。また、内部光5の伝搬方向をで
きる限り正面方向に制御する上でも好ましい。
【0024】空隙部13のパターンは、光制御フィルム
のほぼ全面に亘り形成されるのが好ましいが、光制御フ
ィルムの全面ではなく部分的に形成されてもよい。空隙
部13の伸びる方向は、縦方向だけ或いは横方向だけで
もよい。空隙部13の形成間隔S1,S2は、光制御フ
ィルム内で均一でなくてもよい。
【0025】本発明の光制御フィルム10は、図8のご
とくディスプレイ装置1のディスプレイ部2に取り付け
ると、太陽光や室内の明かりなどでディスプレイ部2が
見づらくなることを改善することができ、目の疲れを生
じにくくして長時間にわたってディスプレイ部2を見る
ことができるようになる。
【0026】透明フィルム11,14には、ポリイミド
系樹脂、アクリル系樹脂、エポキシ系樹脂等を用いるこ
とができる。例えば、ポリイミド、ポリフェニレンスル
フィド、ポリエステル、エバール、ポリビニリデンクロ
リド、ポリプロピレン、液晶ポリマ等が好適である。透
明フィルム11,14の厚さは、数十μm〜1mmの範
囲から選ぶのが好ましい。
【0027】高分子重合体樹脂層12には、ポリイミド
系樹脂、ポリアミド系樹脂、アクリル系樹脂等を用いる
ことができる。
【0028】本発明の第二の実施形態を図2により説明
する。
【0029】この光制御フィルム10は、空隙部13は
光制御フィルムの縦方向にのみ伸ばしたものである。こ
の光制御フィルムを図8のごとくディスプレイ部2に取
り付けると、右側面R方向、左側面L方向からの覗き込
みによる情報漏洩を抑圧することができ、また、右側面
R方向、左側面L方向からの太陽光や室内灯の光を遮
り、ディスプレイ部2の見にくさを抑えることができ
る。
【0030】次に、図3により光制御フィルムの製造方
法を説明する。
【0031】まず、図3(a)に示すように、透明フィ
ルム11(ここではポリイミドフィルムを用いる)の上
に感光性樹脂層である高分子重合体樹脂層12(ここで
は東レ株式会社の感光性ポリイミドコーティング剤、フ
ォトニースを用いる)を塗布する。その後、120℃で
30分間プリベークを行う。
【0032】次いで、図3(b)に示すように、高分子
重合体樹脂層12上にフォトマスク16を置き、そのフ
ォトマスク16の上から紫外線光(UV光)を照射す
る。フォトマスク16は、テーパ状の光透過部16−1
と光吸収部16−2とを交互に配置したパターンを有す
る。
【0033】紫外線光を照射することにより、図3
(c)に示すように、光透過部16−1に対応して空隙
部13となる潜像パターンが高分子重合体樹脂層12内
に形成される。その後、現像液を用いて現像し、アルコ
ール液でリンスする。そして、ホットプレートにより3
50℃で30分間のキュアを行う。
【0034】最後に、図3(d)に示すように、空隙部
13の形成された高分子重合体樹脂層12上に透明フィ
ルム14を張り付ける。以上により、光制御フィルム1
0の製造が完了する。
【0035】なお、空隙部13のV字状の断面形状を実
現するためには光透過部16−1をテーパ状に形成する
ことが重要である。
【0036】本発明の第三の実施形態を図4により説明
する。
【0037】この光制御フィルム10は、空隙部13の
断面形状が丸みを帯びたV字状となっている。一般に、
UV光による露光で形成される高分子重合体樹脂層12
の露光部分の形状は図示のような丸みを帯びたV字状と
なる。
【0038】本発明の第四の実施形態を図5により説明
する。
【0039】この光制御フィルム10は、空隙部13が
光制御フィルム10の外周寄りに6本形成されたもので
ある。空隙部13の深さTは、高分子重合体樹脂層12
の厚さDよりも浅く形成されている。
【0040】本発明の第五の実施形態を図6により説明
する。
【0041】この光制御フィルム10は、透明フィルム
11の裏面に接着フィルム18を張り付けたものであ
る。この接着フィルム18は透明なフィルムであり、接
着剤が付けられたものである。この接着剤は、光制御フ
ィルム10をディスプレイ部2の前面に張り付けるのに
利用される。接着フィルム18として両面接着フィルム
を用いてもよい。
【0042】本発明の第六の実施形態を図7により説明
する。
【0043】この光制御フィルム10は、透明フィルム
11の裏面に、透明導電膜パターンが形成されたフィル
ム19を張り付けたものである。この透明導電膜パター
ンフィルム19は、光制御フィルム10をディスプレイ
部2の前面に張り付けてディスプレイ装置1内から放射
される電磁波がディスプレイ部2から漏れるのを防ぐた
めのものである。これにより、内部光の輝度向上、覗き
込み防止、太陽光や室内灯などの光によるディスプレイ
部2の見づらさの抑圧効果の他に、電磁波漏洩防止効果
を得ることができる。
【0044】本発明は上記の実施形態に限定されない。
まず、空隙部13の深さは高分子重合体樹脂層12の厚
さDと同程度か、厚さDよりも浅くしてもよい。また、
空隙部13の深さは光制御フィルム10の面内で分布を
持つように異なっていてもよい。透明フィルム11,1
4の形状は正方形、長方形、円形、楕円形等の形状であ
ってもよい。図7の透明導電膜パターンフィルム19は
透明フィルム14の上面に設けられていてもよい。
【0045】高分子重合体樹脂層12の屈折率と透明フ
ィルム11,14の屈折率とは、理想的には等しいのが
望ましい。これにより、透明フィルム11と高分子重合
体樹脂層12との間、高分子重合体樹脂層12と透明フ
ィルム14との間での反射をなくすことができ、内部光
の減衰を最小限に抑えることができる。従って、高分子
重合体樹脂層12の屈折率と透明フィルム11,14の
屈折率とは、できる限り近い値が望ましい。
【0046】空隙部13の形成本数は多いほど、また、
形成間隔Sが狭いほど可視角度を狭くすることができる
ので、ディスプレイ部2のサイズによって空隙部13の
形成本数、形成間隔Sは任意に選ぶことができる。
【0047】本発明の光制御フィルム10は、ディスプ
レイ装置1以外に、照明装置の前面に張り付けて照明角
度を狭くする用途(例えば、交通信号灯)にも適用する
ことができる。
【0048】高分子重合体樹脂層12には、感光性樹脂
以外に、非感光性樹脂を用い、通常のフォトリソグラフ
ィ、エッチング技術を用いて略V字型空隙部を形成して
もよい。
【0049】
【発明の効果】本発明は次の如き優れた効果を発揮す
る。
【0050】(1)本発明の光制御フィルムは簡単な製
造方法でつくることができるので、低コスト化が可能で
ある。
【0051】(2)本発明の光制御フィルムをディスプ
レイ部の前面に取り付けて使用することにより、ディス
プレイ装置からの内部光は光制御フィルム内でほとんど
反射せずに通過するため、内部光の輝度低下がほとんど
生じない。また、両側面、上下方向からの覗き込みによ
るディスプレイ装置の盗視を抑圧することができる。さ
らに、太陽光や室内灯からの光はディスプレイ部内に入
ってこないので、ディスプレイ部を見ていて目が疲れな
い。
【0052】(3)ディスプレイ部の可視角度を空隙部
の形成本数、形成間隔、開口幅などで制御することがで
きる。
【0053】(4)空隙部のパターンを、フォトマスク
を用いたUV露光技術で形成するので、高寸法精度で加
工することができ、製品の製造歩留まりを高くして作る
ことができる。
【0054】(5)透明フィルムの屈折率と高分子重合
体樹脂層の屈折率とをほぼ等しくなるようにそれぞれの
材料を選定することにより、内部光をほとんど反射なく
伝搬させることができ、光制御フィルムをディスプレイ
部に張り付けたことによる輝度の低下をほとんど生じさ
せない。
【0055】(6)光制御フィルムの裏面に透明な接着
フィルムを張り付けておくことにより、ディスプレイ部
への取り付けが容易にできる。
【0056】(7)ディスプレイ装置からの電磁波の漏
洩を阻止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施形態を示す図である。
(a)は光制御フィルムの側断面図、(b)は(a)に
おけるA−A断面図である。
【図2】本発明の第二の実施形態を示す図である。
(a)は光制御フィルムの側断面図、(b)は(a)に
おけるA−A断面図である。
【図3】本発明の光制御フィルムの製造工程図である。
【図4】本発明の第三の実施形態を示す光制御フィルム
の側断面図である。
【図5】本発明の第四の実施形態を示す光制御フィルム
の側断面図である。
【図6】本発明の第五の実施形態を示す図である。
(a)は光制御フィルムの側断面図、(b)は(a)に
おけるA−A断面図である。
【図7】本発明の第六の実施形態を示す図である。
(a)は光制御フィルムの側断面図、(b)は(a)に
おけるA−A断面図である。
【図8】覗き込みの様子を示したディスプレイ装置の正
面図である。
【図9】従来のライトコントロールフィルムの斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 ディスプレイ装置 2 ディスプレイ部 10 光制御フィルム 11、14 透明フィルム 12 高分子重合体樹脂層(感光性樹脂層) 13 空隙部 18 接着フィルム 19 透明導電膜(透明導電膜パターンフィルム)

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明フィルム間に高分子重合体樹脂層が
    設けられ、この高分子重合体樹脂層内に片側の透明フィ
    ルムに向けて開口し該透明フィルムに沿って伸びた断面
    V字状の空隙部が該透明フィルムに沿って所定間隔で複
    数本形成されていることを特徴とする光制御フィルム。
  2. 【請求項2】 前記空隙部の開口幅Wが少なくとも2μ
    mを有することを特徴とする請求項1記載の光制御フィ
    ルム。
  3. 【請求項3】 前記空隙部の形成間隔Sが少なくとも3
    μmを有することを特徴とする請求項1又は2記載の光
    制御フィルム。
  4. 【請求項4】 前記高分子重合体樹脂層の厚さDが少な
    くとも3μmを有することを特徴とする請求項1〜3い
    ずれか記載の光制御フィルム。
  5. 【請求項5】 前記高分子重合体樹脂層が感光性ポリイ
    ミドで構成されていることを特徴とする請求項1〜4い
    ずれか記載の光制御フィルム。
  6. 【請求項6】 前記透明フィルムがポリイミド系樹脂、
    アクリル系樹脂、エポキシ系樹脂、液晶ポリマのいずれ
    かから構成されていることを特徴とする請求項1〜5い
    ずれか記載の光制御フィルム。
  7. 【請求項7】 前記空隙部が開口されない側の透明フィ
    ルムの一部または全面に透明な接着フィルムが形成され
    ていることを特徴とする請求項1〜6いずれか記載の光
    制御フィルム。
  8. 【請求項8】 いずれかの透明フィルムの片面に透明導
    電膜が形成されていることを特徴とする請求項1〜7い
    ずれか記載の光制御フィルム。
  9. 【請求項9】 前記透明フィルムの屈折率と前記高分子
    重合体樹脂層の屈折率とがほぼ等しいことを特徴とする
    請求項1〜8いずれか記載の光制御フィルム。
  10. 【請求項10】 透明フィルム上に感光性樹脂層を形成
    する工程と、この感光性樹脂層に所定パターンを有する
    フォトマスクを介して紫外線光を照射して露光させる工
    程と、この感光性樹脂層の現像、リンス、キュア工程を
    経て前記パターンで形成された断面V字状の空隙部を有
    する高分子重合体樹脂層を形成する工程と、この高分子
    重合体樹脂層上に透明フィルムを接着する工程とを行う
    ことを特徴とする光制御フィルムの製造方法。
  11. 【請求項11】 透明フィルム間に高分子重合体樹脂層
    が設けられ、この高分子重合体樹脂層内に片側の透明フ
    ィルムに向けて開口し該透明フィルムに沿って伸びた断
    面V字状の空隙部が該透明フィルムに沿って所定間隔で
    複数本形成された光制御フィルムをディスプレイ部の表
    面に取り付けたことを特徴とするディスプレイ装置。
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