JP2002071849A - タイマ− - Google Patents

タイマ−

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JP2002071849A
JP2002071849A JP2000257021A JP2000257021A JP2002071849A JP 2002071849 A JP2002071849 A JP 2002071849A JP 2000257021 A JP2000257021 A JP 2000257021A JP 2000257021 A JP2000257021 A JP 2000257021A JP 2002071849 A JP2002071849 A JP 2002071849A
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timer circuit
time
timer
sub
subtraction
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JP2000257021A
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Katsuo Nishimura
克男 西村
Takashi Ihara
隆史 伊原
Masao Mafune
全雄 真舩
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Citizen Watch Co Ltd
Original Assignee
Citizen Watch Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 全体の時間は1度でセットを可能としなが
ら、その中のある時間を別に簡単にセット可能とするタ
イマーを提供すること。 【解決手段】 基準信号発生手段101、制御手段10
2、表示装置103、外部操作手段104を有し、減算
時間を計測するタイマ−回路105は計測したい任意時
間を設定可能な主タイマ−回路106と、該主タイマー
回路より短い時間を設定可能な副タイマ−回路107よ
り構成され、前記主タイマ−回路106の減算計測値は
前記副タイマー回路107の減算計測値を含む値で設定
可能である。そして、副タイマ−回路107の減算時に
は警告表示を行うものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はタイマ−に関するも
ので、詳しくは減算計測タイマーで遊びを含めた競技に
用いて有用なタイマ−に関する。
【0002】
【従来の技術】近年スポーツが盛んになり、多くの人達
が色々のスポーツを行うようになってきた。その中でも
一定の時間を決めて行うスポーツには減算タイマーを使
用するのが便利である。例えばサッカーは45分をセッ
トして減算させて時間が0分になったらアラームを鳴ら
す、のように使用するものである。もちろんこのような
減算タイマーは従来より公知のものであるが、最近では
サーフィン競技のように一定時間の間により多くの、よ
り高度の技を披露するような競技も行われるようになっ
てきた。
【0003】例えばこのサーフィンの場合は、競技者は
海の上で競技をしているが時間を知らせる報知者は陸の
上から報知をする為、報知が見づらいものとなってい
る。更に最近ではボディーボード競技が盛んになり、サ
ーフィンのような高度の技術を必要とはせず、素人でも
出来るボディーボード競技も行われるようになってき
た。このような競技では練習を含めて自分がタイマーを
持っていて時間を確認することが出来れば便利である。
【0004】更には終わる時間の前に、もうすぐ時間が
タイムアップであることを知らせてくれればより便利で
ある。このようなタイマーは複数のタイマ−を設け別々
にセットし、1本のタイマ−がタイムアップ後に、次の
1本のタイマ−が自動スタ−トすれば達成できる。現に
このようなタイマーは現在実用化されたり、提案された
りしている。即ちこのような複数のタイマーを有する従
来技術としては、実公昭59−6479号公報や特開昭
55−20466号公報等を上げることが出来る。
【0005】実公昭59−6479号公報には、ダウン
カウンタの内容の他に複数の記憶回路を設け、ダウンカ
ウンタの内容が0になったら記憶回路の初期設定値を順
次ダウンカウンタにプリセットする構成が記載されてい
る。一方特開昭55−20466号公報には、各々独立
して所要時間の測定を行える複数のタイマを有し、一方
のタイマの測定が終了したら他のタイマが自動的に作動
する構成が記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
実公昭59−6479号公報では、レジスタに記憶させ
ておくだけで連続的に異なる時間でタイマーを使用する
マルチタイマーの思想はあるが、主タイマーの設定時間
の範囲内にもう1つの別の時間を設定できる構成のもの
ではないし、試合がもう少しで終わる、と言うことを知
らせる注意時間を表示するという概念も無い。まして
や、複数の注意時間を設けこの複数の注意時間に種々の
警告音のようなもので警告報知をする思想も記載されて
いない。
【0007】更に実公昭59−6479号公報には、2
つのタイマーを有し一方のタイマーの測定が終了したら
他のタイマーが自動的に作動する構成、いわゆるマルチ
タイマーの構成が記載されているが、警告は一方のタイ
マーが終了した時と、他方のタイマーが終了した時の2
回発する点しか記載されていない。従って、ボデイボ−
ド競技のように、1つの競技時間が厳密に管理され、1
つの競技時間内に全ての演技を完了しなければならない
ような競技には適していない。
【0008】しかもマルチタイマーの場合は、サッカー
時間のように前半・ハーフタイム・後半のように決まっ
た時間をセットするには便利であるが、ある時間範囲が
あってその中に変更可能な別のセット時間を設定したい
というような場合、即ち60分という試合時間を2つの
タイマーに40分と20分をセットしたいというような
場合、いちいち計算をしてセットしなければならないと
いう煩わしさをも有している。
【0009】本発明は上記の課題を解決し、全体の時間
は1度でセットを可能としながら、その中のある時間を
別に簡単にセット可能とするタイマーを提供することを
目的とするもので、例えば競技時間が管理されその時間
内に競技を完了しなければならない特にボディーボード
競技などに適したタイマ−を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、基準信号発生手段と、該基準信号発生手段
からの基準信号に基づき減算時間等の時間情報を生成処
理する制御手段と、該制御手段からの信号に基づいて時
間情報を表示する表示装置と、外部操作手段とより構成
されるタイマーであって、前記減算時間を計測するタイ
マ−回路を有し、該タイマ−回路は、計測したい任意時
間を設定可能な主タイマ−回路と、該主タイマー回路よ
り短い時間を設定可能な副タイマ−回路とより構成さ
れ、前記主タイマ−回路の減算計測値は前記副タイマー
回路の減算計測値を含む値で設定可能であり、前記主タ
イマ−回路の減算計測中に前記副タイマー回路の減算計
測値の値に達すると、副タイマー回路の減算計測に移行
するものである。
【0011】前記主タイマ−回路の減算計測中と前記副
タイマ−回路の減算計測中とでは異なる表示形態有する
ものであり、あるいは前記主タイマ−回路の設定値と前
記副タイマ−回路の設定値とが交互に表示されることを
特徴とする。
【0012】前記タイマーは警告情報発生回路を有し、
前記主タイマ−回路の減算計測値が前記副タイマー回路
の減算計測値に達すると、警告情報を発するものであ
り、又前記主タイマ−回路の任意時間設定値と、前記副
タイマ−回路の時間設定値とは、お互いに独立して設定
可能である。
【0013】前記警告発生回路は副タイマー回路の減算
計測中に複数の警告表示を音で行い、音の種類を変化さ
せることを特徴とする。
【0014】更に前記主タイマ−回路の設定値が前記副
タイマ−回路の設定値未満の状態でスタ−ト操作を行う
と前記主タイマ−回路の設定値が優先され、前記副タイ
マ−回路は主タイマー回路の設定値以下に自動補正され
るものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下図面に基づき本発明の一実施
の形態を説明する。本実施の形態ではタイマ−付き電子
時計を例に取り説明する。図1はタイマ−付き電子時計
のブロック図である。図1において、101は基準信号
発生手段で、水晶振動子等を含み時刻の基となる基準信
号を発生する。102は制御手段で、前記基準信号発生
手段101からの基準信号に基づいて、時刻やカレンダ
−のような時刻情報、積算経過時間や減算時間等の時間
情報を作成し処理したり、音報知信号を作成したりす
る。
【0016】103は表示装置で、前記制御手段102
からの信号に基づいて、液晶やEL、プラズマディスプ
レ−、LED、エレクトロクロミックディスプレ−等の
電子表示装置や、パルスモ−タ−の回転を減速して指針
で表示する指針式表示装置等で構成され、通常時刻や後
述するタイマーなどを表示する。
【0017】104は外部操作手段で、時刻や時間情報
を修正、設定したりするプッシュボタンやリュ−ズ等よ
り成る。本実施の形態では外部操作手段104は4個の
プッシュボタンより成り、104aはモード切替ボタ
ン、104bは照明(本実施の形態ではEL)と、主タ
イマー回路106と副タイマー回路107の切り替えボ
タン、104cはスタート/ストップと時刻のセレクト
ボタン、104dは時刻のセットボタンである。
【0018】105はタイマ−回路で、スポ−ツの競技
時間等を減算計測するもので、主タイマ−回路106と
副タイマ−回路107より構成され、前記制御手段10
2に基づいて表示装置103で表示される。主タイマ−
回路106はスポ−ツの競技時間等の減算計測を行う通
常のタイマー回路で、例えば15分とか40分という任
意の時間を設定する事が出来る。
【0019】副タイマ−回路107は注意時間を設定で
きるタイマー回路で、主タイマー回路106より短い時
間を設定可能で、副タイマ−回路107の設定時間に応
じて主タイマ−回路106の計測終了前に副タイマ−回
路107に減算計測が切り替わり、設定時間毎に警告音
等を発するための回路である。108は警告発生回路の
1つである音生成回路で、副タイマ−回路107に切り
替わった時や副タイマ−回路107に設定された注意時
間毎に音信号を生成する。109は音発生装置で、圧電
素子や小型スピ−カ−等より構成される。
【0020】図1の動作は次の通りである。基準信号発
生手段101より約32KHzの基準信号が発信し制御
手段102に入力する。制御手段102は基準信号を分
周且つ処理し、音生成回路108の約2KHzの音報知
信号、通常時刻の秒、分、時信号、12時間(午前、午
後用)信号、カレンダ−の日、曜、月信号や、ストップ
ウオッチの積算経過時間用信号、タイマ−回路105の
減算時間用信号、あるいは表示装置の液晶駆動用信号を
発生、処理する。
【0021】図2は本発明の時計表示部の平面図で全セ
グメントが見える状態を示す。時計表示部200は、種
々のモードを表示するモード表示部201、時刻の時分
やタイマーの設定値等を表示する数字表示部202、時
刻の秒やタイマーの設定時間やセット時の色を表示する
英数表示部203及び主タイマー回路106のセット時
間を示すグラフィック1表示部204、副タイマー回路
107のセット時間を示すグラフィック2表示部205
あるいはタイムアップを知らせるグラフィック3表示部
206等の表示部より成り立っている。
【0022】実際の時計では、グラフィック1表示部2
04は青色(薄黒塗りで示す)、グラフィック2表示部
205は黄色(右上がりハッチングで示す)及びグラフ
ィック3表示部206は赤色(交差ハッチングで示す)
で各々が表示されている。
【0023】図3は時計表示部200に主タイマー回路
106の20分をセットした状態を示す平面図、図4は
時計表示部200に副タイマー回路107の3分をセッ
トした状態を示す平面図である。すなわち図3は、ボタ
ン104aでタイマ−モ−ドを選択し、ボタン104b
で主タイマ−回路106を選択して設定状態と成し、ボ
タン104dで任意時間の設定値20分をセットする。
この時英数表示部203に青色(blue)を示すBU
が表示され、数字表示部202に20分がセットされる
と同時にグラフィック1表示部204の2個のパターン
が青色表示される。
【0024】次に図4は副タイマ−回路107の設定状
態を示す図で、ボタン104bで副タイマ−回路107
を選択し、副タイマ−回路107にボタン104dで注
意時間の設定値3分をセットする。この時図4には英数
表示部203に黄色(yellow)を示すYEが表示
され、数字表示部202に3分がセットされると同時に
グラフィック2表示部205に3個のパターンが黄色表
示される。副タイマ−回路107のセットが終了したら
主タイマー回路106に表示状態を戻しておくと良い。
【0025】尚、主タイマ−回路106の設定状態と副
タイマ−回路107の設定状態を時計表示部200で切
替え表示する際、本実施の形態では文字と色で識別表示
したが、これに限定されることなく例えば何らかのマ−
ク等で識別表示しても良い。
【0026】次に図5により本願の特徴であるタイマー
回路105について説明する。図5は本発明のタイマー
回路105を模式的に記載した概念図である。本願のタ
イマーは一例として、主タイマー回路106にmax9
9分、副タイマー回路107にmax20分がセット可
能とするが、本実施の形態では主タイマー回路106に
20分、副タイマー回路107に3分をセットしたもの
とする。主タイマー回路106の20分は競技時間で言
えば全競技時間を示し、副タイマー回路107の3分は
20分中の後半の警告表示時間を示している。
【0027】主タイマー回路106の動作時間は、模式
的に見ると図5に示すように、副タイマー回路107の
セット時間を引いた時間即ち引算タイマー回路106a
に表示した17分となる。つまり、主タイマ−回路10
6の減算計測が副タイマ−回路107の設定された注意
時間の3分に到達すると、この注意時間以降は警告しな
がら減算計測し、主タイマ−回路106のセット時間で
ある20分が経つとタイムアップ(計測終了)となり全
スポ−ツの競技が終了する事となる。
【0028】図5は本実施の形態をあえて従来技術のマ
ルチタイマー回路で説明したものである。即ち引算タイ
マー回路106aを第1のタイマーとして全競技時間の
うちの17分をセットし、副タイマー回路107を第2
のタイマーとして注意時間の3分をセットすれば目的は
達するが、引算タイマー回路106aのセットが面倒で
ある。本願はこの引算タイマー回路106aのセットを
自動的に行ってくれるのである。
【0029】ここで主タイマー回路106のmaxの設
定値は99分で副タイマー回路107のmaxの設定値
が20分であり且つ独立して設定が可能であるから、間
違えて副タイマー回路107の設定値を主タイマー回路
106の設定値よりも大きい値で設定してしまった時に
ついて説明する。この時はスタ−トと同時に主タイマ−
回路106の設定値が優先され、副タイマ−回路107
は主タイマー回路の設定値以下に自動補正されるように
なっている。
【0030】例えば主タイマー回路106に10分を副
タイマー回路107に12分を設定したとすると、本実
施の形態では主タイマー回路106の10分から1分引
いた値の9分を副タイマー回路107の設定値に自動補
正するのである。もちろん主タイマー回路106から引
く数値は1分に限るものではなく、他の値で良いが、要
は自動補正されるところが重要である。
【0031】ここで本実施形態をより理解するため、ボ
デイボ−ド競技について簡単に説明しておく。ボデイボ
−ド競技は海岸の波うちぎわで、浮力のある板(ボ−
ド)に人が手で掴まって腹ばいになり、沖からの波に乗
って旋回、回転、波より高く飛び出す技等の演技を行う
ものである。サ−フボ−ドは人がボ−ドの上にたって行
うのに対し、ボデイボ−ドは腹ばいのまま行う。サ−フ
ボ−ドとともにボデイボ−ドも最近盛んになりつつある
マリンスポ−ツである。インドアで、人工波でやる場合
もある。
【0032】ボデイボ−ド競技では、一定時間の競技時
間(1ヒ−トと呼ばれる)内に、4〜6人位の競技者が
海に入り、沖からの波を待ち、いい波を最初に利用した
1人が優先的に演技(ライデイング)を行い、それ以外
の人は次の波を待つ。審判員がライデイングに点数をつ
け、1人が数回以上の全てのライデイングに、その都度
得点をつける。
【0033】競技時間(1ヒ−ト)終了後、各人のベス
ト3〜4回のライデイングの得点合計で優劣を競う。競
技会(コンテスト)により予選、決勝等を行う。コンテ
スト規模により、予選1ヒ−トは12〜15分、決勝1
ヒ−トは30分位であるが、世界選手権等では決勝1ヒ
−トが60分の場合もある。しかしこれらも気象条件等
で変わることがある。
【0034】1ヒ−トは委員により、厳密に管理され、
赤色、青色(または緑色のような寒色系)、黄色の3色
の旗を信号として競技者へ伝えられる。スタ−ト前は赤
色の旗で、この間にライデイングすると減点、スタ−ト
で青色(または緑色)の旗になりライデイングを行う。
この時は音による合図もある。1ヒ−ト終了の3〜5分
前に、黄色の旗となり、終了が近いことを知らせる。黄
色(のような暖色系)の旗の間もライデイングは行なっ
ても良い。
【0035】1ヒ−ト終了と同時に、赤色の旗となり、
ライデイングを完了しなければならない。また、中断の
場合も赤色の旗となる。このようにボデイボ−ド競技で
は、1ヒ−トが厳密で、1ヒ−ト以外のライデイングは
減点されるため、終了が近いことを知らせる黄色の旗の
時間をわざわざ設けている。
【0036】ここで、説明をより分かりやすくするた
め、ボデイボ−ド競技の1ヒ−トの内容を下記のように
2つに分け定義する。競技者がのびのびと演技を行なう
青色(寒色系)の旗が上がっている時間帯を安全競技時
間(青時間)、演技終了が迫り競技者が注意しながら演
技し時間内終了を目指す黄色(暖色系)の旗があがって
いる時間帯を注意競技時間(黄時間)とする。尚、赤色
の旗が上がった時からは禁止時間(赤時間)となる。
【0037】1ヒ−ト=安全競技時間(青時間)+注意
競技時間(黄時間)となる。1ヒ−トは厳密で、1ヒ−
ト以外の時間でのライデイングは減点されるため、終了
が近いことを知らせる黄色の旗の時間をわざわざ設けて
いる。この注意競技時間(黄時間)にライデイングを継
続または開始しても良いが、赤色の旗が上がる禁止時間
(赤時間)になったら即ライデイングを停止しないと減
点となる。
【0038】次に本願のタイマ−付き電子時計の動作に
ついて説明する。図6は本発明によるタイマ−付き電子
時計の動作を表すフローチャートであり、図7は副タイ
マー回路107の予告音動作を表す波形図である。動作
の説明においては、前述のボデイボ−ド競技を例に取り
説明する。ボデイボ−ド競技の1ヒ−ト時間を20分と
し、その内の残り3分が黄色の旗があがる注意時間とし
た時、安全競技時間(青時間)=17分、注意競技時間
(黄時間)=3分となる。この20分と3分の設定につ
いては前述してある。
【0039】この状態で図6のフローチャートを用いて
タイマー回路105の動作を説明する。スタート前の図
2で示す時計表示部の状況は、数字表示部202に主タ
イマ−回路106の設定値20が、英数表示部203に
は主タイマ−回路106であることを示すBUが表示さ
れ、グラフィック3表示部206の赤色が点灯されてい
る。尚、その他のグラフィック表示部204と205は
非点灯状態にある。
【0040】さて、競技者はスタート位置に着くと競技
のスタートと共にボタン104cを押す(審判員の居る
場合は赤旗から青旗になった瞬間にボタン104cを押
すが、本願のタイマーは個人の練習に用いることが出来
る)ことでステップS1のタイマースタートとなる。こ
こで主タイマ−回路106と副タイマ−回路107のセ
ット状態を確認又はセット(S2ステップ)を行う。本
実施の形態では既にセット状態にあるので次に進む。
【0041】S3でリセット命令があるかどうかを確認
し、リセット命令がある“Yes”の場合はS2へ戻り
タイマー回路105のセット確認となる。リセット命令
が無い“No”の場合はS4へ進みスタート命令の有無
を判断する。スタート命令が無い“No”の時はS3に
戻る。スタート命令がある“Yes”の場合はS5へ進
みタイマー回路105の主タイマ−回路106が減算計
測を開始する。これでボデイボ−ド競技がスタートし、
競技者はライデイングを開始する。
【0042】この時図2の時計表示部200では数字表
示部202で減算計測を表示すると共に、英数表示部2
03で主タイマ−回路106と副タイマ−回路107の
設定値が交互に表示される。即ち「20」と「03」と
が交互表示状態となる。そしてグラフィック3表示部2
06の赤色が消えグラフィック1表示部204の青色が
点灯する。
【0043】主タイマー回路106の減算が進み注意時
間と残時間の確認の為S6に進み、注意時間の設定値が
0かどうかを判断し“No”ならS7へ移る。ここで残
時間と注意時間が等しいかどうかを判断し、未だ残時間
が大きい即ち“No”ならS8へ移り、副タイマー回路
107が動作中かどうかを見、“No”ならS9へ移り
タイムアップかどうかを見て“No”ならS10へ移り
カウントダウンを継続する。即ち競技者はライデイング
を続行する。
【0044】そしてS11へ移りストップ命令があるか
どうかを確認し、“No”なら再度S6の注意時間0か
を見、“No”ならS7へ移る。ここで残時間が注意時
間に等しくなると“Yes”となりS12ステップへ進
み副タイマー回路107がスタートする。同時にS13
で図7の(d)に示すアラーム0予告音の500mse
c(ミリ秒、以下msで表示)の音を発生する。
【0045】この時の図2の時計表示部200は、数字
表示部202に副タイマー回路107の設定値3分が表
示され減算計測を開始すると共に、英数表示部203で
は主タイマ−回路106と副タイマ−回路107の設定
値が交互に表示されることは変わらない。そしてグラフ
ィック1表示部204の青色は消えグラフィック2表示
部205の黄色が点灯する。
【0046】さてS13でアラーム音が出力後S9へ進
み以下S10、S11、S6、S7を経てS8ステップ
へ進み、副タイマー回路107が動作中かどうかをチェ
ック、“Yes”ならS17へ進み、副タイマー回路1
07が5,3,1分あるいは5,4,3,2,1秒なら
S13のアラーム出力へと移行する。本実施の形態では
副タイマー回路107は3分にセットしてあり、副タイ
マー回路107がスタートした時アラームを出力してい
る。ここでは未だ1分になっていない“No”の場合と
する。
【0047】この時はS18,S19,S20の各ステ
ップが“No”となりS10,S11の“No”、S
6,s7の“No”、S8の“Yes”を経てS17へ
進む。残時間が1分ならS13によりアラーム0の音を
出力する。その後はS9からS17を繰り返しS17が
“No”ならS18へ進む。ここで残時間が30秒でな
ければS19,S20、S9からS18を繰り返す。S
18で残時間が30秒ならS14へ進み図7(a)のア
ラーム3予告音である長音(500ms)の後に125
msの休止と発音を3回繰り返す。この短音が3回繰り
返されることにより、注意時間が30秒前であることを
示している。
【0048】その後S9からS18を繰り返しS18で
“No”ならS19へ移行する。そして残時間が20秒
かどうかを見て、“No”ならS20からS8を経てS
19を繰り返す。S19で残時間が20秒なら(“Ye
s”)S15ステップへ進み、図7(b)のアラーム2
予告音である長音の後に125msの休止と発音を2回
繰り返す。この短音が2回繰り返されることにより、注
意時間が20秒前であることを示すこととなる。
【0049】さてS15でアラーム音を出力すると、S
9からS8を介してS19を繰り返し、S19では“N
o”となるからS20へ進む。ここで副タイマー回路1
06の残時間が10秒であるかどうかを判定し、残時間
が10秒でない“No”ならS9からS20を繰り返
す。S20で10秒に等しい“Yes”ならS16へ進
み、図7(c)のアラーム1予告音である長音の後に1
25msの休止と発音を1回放音する。短音1回である
ことで注意時間が10秒前であることを示している。
【0050】S16が終了するとS9からS8のループ
を繰り返し、S8からS17へ移行し残時間が5秒とな
るまで“No”のループを繰り返し、残時間が5秒とな
った時S13にて図7(c)のアラーム0予告音を発す
る。以下S17ステップに到達する毎に、4秒、3秒、
2秒、1秒毎のアラーム0予告音を発する。1秒前の注
意時間を発音するとS9ステップに進み、タイムアップ
かどうかを判定し、“Yes”ならS21へ進む。
【0051】S21では5secのタイムアップ音を出
力し競技は終了する。この時図2の時計表示部200
は、タイムアップと同時にグラフィック2表示部205
の黄色が消えグラフィック3表示部206の赤色が点灯
し、競技は終了する。時計システムとしてはS2の主タ
イマー回路106と副タイマー回路107のセット可能
状態へ戻り待機状態となる。以上で本願の一連の競技シ
ステムが終了する。
【0052】尚、S6ステップにおいて注意時間に0が
設定されていたら即S9のタイムアップかどうかの確認
に移行する。更にS11でS10のカウントダウン中に
ストップ命令があった時は、S3のリセット命令有りか
無しかを判定し、無ければS4に進み前述のステップを
進行させる。S3でセット命令が有ったら、S2のタイ
マー回路105のセット可能状態で待機する。
【0053】このように本願は、主タイマー回路106
に設定した時間から副タイマー回路107に設定した時
間を引いた分だけ減算し、この時点で副タイマー回路1
07に減算動作が移ったことを示すため図7(d)のア
ラーム0の予告音を発し注意時間表示に移ったことを示
す。その後は5分、3分、1分毎にアラーム0を発音さ
せ、更に30秒、20秒、10秒毎にタイムアップが近
づいたことを示すためにその秒時が分かるようなアラー
ム3、アラーム2、アラーム1の音を発する。
【0054】そして5秒前からは1秒間隔でアラーム0
の予告音を発することにより、タイムアップ時間がどん
どん近づいていることを知らせる。そして最後にタイム
アップ音を発することにより、スポ−ツの競技時間等の
計測を終了することとなる。
【0055】本実施の形態では、残時間表示が設定され
た注意時間に到達する以前はグラフィック表示部にて色
により識別したが、これに限定されることなく、例えば
注意時間に到達する以前では非点滅方式で表示し、到達
以降は点滅方式で表示しても良い。要は本願の要旨を逸
脱しない範囲での変更は本願に含まれるものである。
【0056】
【発明の効果】上記のごとく本発明によれば、例えば主
タイマー回路は試合の全時間を、副タイマー回路は注目
すべき時間をと、各々の時間をその時間に応じて設定可
能なので、タイマーセットが簡単に出来る。
【0057】又、注目すべき時間には警告表示をさせる
ことが出来るので、現実の試合に使用して非常に便利な
ものである。特にボデイボードのような時間管理の厳し
いものや警告の為の注意時間が必要な競技には非常に便
利なタイマー付き時計を提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態におけるタイマ−付き電子時計のブ
ロック図である。
【図2】本発明の時計表示部の平面図である。
【図3】時計表示部200に主タイマー回路106の2
0分をセットした状態を示す平面図である。
【図4】時計表示部200に副タイマー回路107の3
分をセットした状態を示す平面図である。
【図5】本発明のタイマー回路105を模式的に記載し
た概念図である。
【図6】本発明によるタイマ−付き電子時計の動作を表
すフローチャートである。
【図7】副タイマー回路107の予告音動作を表す波形
図である。
【符号の説明】 101 基準信号発生手段 102 制御手段 103 表示装置 104 外部操作手段 105 タイマー回路 106 主タイマー回路 107 副タイマー回路 103 音生成回路 200 時計表示部 202 数字表示部 203 英数表示部 204 グラフィック1表示部 205 グラフィック2表示部 206 グラフィック3表示部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F081 AA00 CC02 CC04 CC12 CC15 CC16 CC20 EE06 FF06 FF11 GG03 HH01 JJ04 JJ06

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基準信号発生手段と、該基準信号発生手
    段からの基準信号に基づき減算時間等の時間情報を生成
    処理する制御手段と、該制御手段からの信号に基づいて
    時間情報を表示する表示装置と、外部操作手段とより構
    成されるタイマーにおいて、前記減算時間等の時間情報
    を計測するタイマ−回路は、計測したい任意時間を設定
    可能な主タイマ−回路と、該主タイマー回路より短い時
    間を設定可能な副タイマ−回路とより構成され、前記主
    タイマ−回路の減算計測値は前記副タイマー回路の減算
    計測値を含む値で設定可能であることを特徴とするタイ
    マ−。
  2. 【請求項2】 前記主タイマ−回路の減算計測中に前記
    副タイマー回路の減算計測値の値に達すると、前記副タ
    イマー回路の減算計測に移行することを特徴とする請求
    項1記載のタイマ−。
  3. 【請求項3】 前記主タイマ−回路の減算計測中と前記
    副タイマ−回路の減算計測中とでは異なる表示形態で識
    別することを特徴とする請求項1又は2に記載のタイマ
    −。
  4. 【請求項4】 減算計測中は前記主タイマ−回路の設定
    値と前記副タイマ−回路の設定値とが交互に表示される
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のタイマ−。
  5. 【請求項5】 前記タイマーは更に警告発生回路を有
    し、前記主タイマ−回路の減算計測値が前記副タイマー
    回路の減算計測値に達した時、警告情報を発することを
    特徴とする請求項2記載のタイマ−。
  6. 【請求項6】 前記主タイマ−回路の任意時間設定値
    と、前記副タイマ−回路の時間設定値とは、お互いに独
    立して設定可能であることを特徴とする請求項2に記載
    のタイマ−。
  7. 【請求項7】 前記警告発生回路は前記副タイマー回路
    の減算計測中に複数の警告表示を行うことを特徴とする
    請求項5又は6に記載のタイマ−。
  8. 【請求項8】 前記警告表示を音により行うことを特徴
    とする請求項5又は7に記載のタイマ−。
  9. 【請求項9】 複数の警告表示は音の種類を変化させる
    ことを特徴とする請求項8に記載のタイマ−。
  10. 【請求項10】 前記主タイマ−回路の設定値が前記副
    タイマ−回路の設定値未満の状態でスタ−ト操作を行う
    と前記主タイマ−回路の設定値が優先され、前記副タイ
    マ−回路は主タイマー回路の設定値以下に自動補正され
    ることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のタ
    イマ−。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006322728A (ja) * 2005-05-17 2006-11-30 Casio Hitachi Mobile Communications Co Ltd タイマ装置及びプログラム
JP2007064782A (ja) * 2005-08-31 2007-03-15 Sunx Ltd 検出センサ
CN114495313A (zh) * 2022-02-28 2022-05-13 武汉体育学院 冲浪赛事管理系统

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