JP2002071684A - 多項目生体成分測定用試験具及びその製造方法 - Google Patents

多項目生体成分測定用試験具及びその製造方法

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JP2002071684A
JP2002071684A JP2000254743A JP2000254743A JP2002071684A JP 2002071684 A JP2002071684 A JP 2002071684A JP 2000254743 A JP2000254743 A JP 2000254743A JP 2000254743 A JP2000254743 A JP 2000254743A JP 2002071684 A JP2002071684 A JP 2002071684A
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Kenji Iwata
憲二 岩田
Tadashi Hamanaka
忠 浜中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】分注及び反応の測定の際に、分注器、検知器及
び試験具を移動させる必要が無く、短時間に測定できる
と共に、試験装置をコンパクト化でき且つ安価に形成で
きる多項目生体成分測定用試験具を提供する。 【解決手段】仕切壁を介して連設した多項目測定用一検
体分の数の凹部内に、各項目の測定を行うためのマイク
ロ試験紙が保持されてなり、前記一検体分の凹部は、単
一の分注器から一回の検体の滴下によって全項目の試験
紙が濡れる範囲内に設けられており、且つ前記マイクロ
試験紙上面の凹部は、1回の検体量を収容し得るように
構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】この発明は、病院、臨床検査
センター等で臨床検査に使用するマイクロ試験紙を具備
した多項目生体成分測定用試験具に係り、詳記すれば、
主としてドライケミストリーによる生化学自動分析装置
用試験具として使用される多項目生体成分測定用試験具
及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ドライケミストリーによる生化学自動分
析装置用試験具としては、従来から大きく分けて次の3
種類のものが汎用されている。上から順次多孔性拡散
層、試薬層及び透明プラスチックフイルムからなるステ
ィックタイプの試験具。プラスチック製のスティックを
支持体とし、この上に試験項目毎の試薬を担持させた多
層からなる試験紙を単独、若しくは間隔づけて複数固定
したスティックタイプの試験具。上記(2)と類似した
形態であるが、検体を滴下位置から展開させ、別の位置
に設けた試薬層で反応させ検知する単項目測定用スティ
ックタイプの試験具。
【0003】上記試験具は、いずれも測定の各項目がそ
れぞれ独立した状態にあるので、多項目を測定する場合
は、検体の分注及び反応の測定の際には、分注器及び検
知器を移動させるか、或いは試験具を移動させる必要が
あった。従って、多項目を測定するには、動作部が必須
となるので、装置が大きくなるだけでなく、動作のため
の時間が必要となるので、測定に多くの時間を要する問
題があった。
【0004】そればかりか、試験部の面積が広くなり、
スライド枠部分や包装材が個々に必要となるため、試験
具が高価になったが、これはドライケミストリーによる
生化学自動分析をより普及させる上で大きな障害となっ
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明のうち請求項
1〜4に記載の発明は、上記問題点を解消しようとする
ものであり、分注及び反応の測定の際に、分注器、検知
器及び試験具を移動させる必要が無く、短時間に測定で
きると共に、試験装置をコンパクト化でき且つ安価に形
成できる多項目生体成分測定用試験具を提供することを
目的とする。
【0006】また、請求項5〜8に記載の発明は、上記
請求項1〜4に記載の発明の目的に加えて、滴下した検
体を浸み込み易くし、短時間で検査し得るようにした試
験具を提供することを目的とする。
【0007】また、請求項9〜12に記載の発明は、上
記請求項1〜8に記載の発明の目的に加えて、検体を一
個所に滴下するだけで、全項目の試験紙に検体を付着さ
せることができる試験具を提供することを目的とする。
【0008】更に、請求項13〜18に記載の発明は、
請求項1〜12に記載の発明の試験具を、安価に且つ容
易に製造する方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明者等は鋭意研究の結果、従来の試験紙片を極めて
小さいもの(マイクロ試験紙)とすれば、同一の分注器
から1回で全項目の試験紙に検体を滴下することがで
き、しかも検知装置若しくは試験紙を移動させずに測定
し得ることを想到し、本発明に到達した。
【0010】しかして従来、同一の分注器から1回で全
項目の試験紙に検体を滴下若しくは付着させることがで
き、且つ検知装置若しくは試験紙を移動させずに測定し
得る試験紙は市販されていないし、このような発想も全
く知られていない。
【0011】上記目的を達成するため、本発明は、次の
ような手段を採用する。
【0012】即ち、本発明のうち請求項1に記載の試験
具は、仕切壁を介して連設した多項目測定用一検体分の
数の凹部内に、各項目の測定を行うためのマイクロ試験
紙が保持されてなり、前記一検体分の凹部は、単一の分
注器から一回の検体の滴下によって全項目の試験紙が濡
れる範囲内に設けられており、且つ前記マイクロ試験紙
上面の凹部は、1回の検体量を収容し得るように構成し
たことを特徴とする。
【0013】単一の分注器から一回の検体の滴下によっ
て全項目の試験紙が濡れる範囲内に設けるということ
は、少なくとも試験紙の数の滴下口を具備した分注器か
ら同時にそれぞれの試験紙上に検体を滴下する場合と、
検体滴下用凹部に検体を滴下し、該滴下用凹部から一検
体分の凹部の全てに検体を流入させる場合を含む意味で
ある。
【0014】請求項2記載の試験具は、前記一検体分の
数の凹部を、検知装置若しくは試験紙を、1項目毎に移
動させずに測定し得る範囲内に設けてなることを特徴と
する。
【0015】具体的には、請求項3記載のように、一検
体分の数の凹部は、好ましくは4以上、特に好ましくは
6〜9であり、これらは前記一検体分の凹部の最外周を
結んだ面積1cm以下の範囲内に設けられており、前
記マイクロ試験紙の直径若しくは対向辺間の長さが0.
5〜3.0mmである。
【0016】請求項4記載の試験具は、仕切壁とマイク
ロ試験紙との間には隙間が形成されていないことを特徴
とする。これは、マイクロ試験紙の側部から検体が浸み
込まない様にするためである。
【0017】請求項5記載の試験具は、マイクロ試験紙
に滴下した検体を、浸み込み易くする手段を設けてなる
ことを特徴とする。
【0018】請求項6記載の試験具は、マイクロ試験紙
の表面を、親水性処理して、表面の検体を浸み込み易く
形成してなることを特徴とする。
【0019】請求項7記載の試験具は、マイクロ試験紙
の下面が接する薄板を、検体を滴下した際に空気が外部
に抜けるように、孔を有するかメッシュ状に形成して、
検体を浸み込み易く形成してなることを特徴とする。
【0020】請求項8記載の試験具は、請求項7記載の
試験具において、マイクロ試験紙の上面から加圧する手
段を設けるか、下面から減圧する手段を設けて、表面の
検体を浸み込み易く形成してなることを特徴とする。
【0021】請求項9記載の試験具は、一検体分の凹部
に加えて、検体滴下用凹部を形成し、該検体滴下用凹部
から前記一検体分の凹部へ検体が流入し検体が試験紙の
上面から試験紙上に注ぐように形成してなることを特徴
とする。
【0022】請求項10記載の試験具は、請求項9記載
の試験具において、中央部に形成した前記検体滴下用凹
部の周りに、前記一検体分の凹部を配設してなることを
特徴とする。
【0023】請求項11記載の試験具は、請求項10記
載の試験具において、中央の検体滴下用凹部を前記一検
体分の凹部よりも高く形成し、該検体滴下用凹部と前記
一検体分の凹部のそれぞれを連結する溝を、下降傾斜す
るように形成してなることを特徴とする。
【0024】請求項12記載の試験具は、請求項10又
は11記載の試験具において、一検体分の凹部の外側
に、余剰検体を収容する溝若しくは穴を設け、前記凹部
からオーバーフローした余剰検体を、前記溝若しくは穴
に収容するように構成してなることを特徴とする。
【0025】請求項13記載の試験具の製法は、シート
状薄板に、多数の貫通穴を形成したシート状物を貼着さ
せる工程と、該シート状物を貼着させる前若しくは後
に、前記穴若しくは穴が位置する部位に前記マイクロ試
験紙を貼着させる工程とを具備してなり、前記穴の深さ
は、前記マイクロ試験紙を貼着させて、その上面に1回
の検体量を収容し得る深さであることを特徴とする。
【0026】請求項14記載の試験具の製法は、シート
状薄板に、多数の貫通穴を形成した第一のシート状物を
貼着させる工程と、該第一のシート状物を貼着させる前
若しくは後に、前記穴若しくは穴が位置する部位にマイ
クロ試験紙を位置させる工程と、別の多数の貫通穴を形
成した第二のシート状物を、前記第一のシート状物の上
面に穴同士が一致するように貼着させる工程と、を有す
ることを特徴とする。
【0027】請求項15記載の試験具の製法は、請求項
13記載の試験具の製法において、前記シート状薄板が
両面粘着テープであり、該テープの一面に前記穴を形成
したシート状物を貼着させ、該テープの他面に薄板を貼
着させてチップ若しくはスライド状試験具を形成するこ
とを特徴とする。
【0028】請求項16記載の試験具の製法は、透明材
料からなるシート状薄板の両面に両面粘着テープを貼着
させてマイクロ試験紙を位置させるための多数の貫通孔
を形成した後、その一面に空気抜き用の多数の貫通孔を
形成したシート状物を貼着させる工程と、前記シート状
薄板の穴若しくは穴が位置する部位に前記マイクロ試験
紙を位置させる工程と、別の多数の孔を形成した第2の
シート状物を、前記シート状薄板の他面に前記シート状
薄板と第2のシート状物の孔同士が合わさるように貼着
させることを特徴とする。
【0029】請求項17記載の試験具の製法は、請求項
13〜16記載の試験具の製法において、先端を刃部に
形成した多数の筒体で前記マイクロ試験紙に切り取り、
切り取ったマイクロ試験紙を、減圧した管に吸引、保持
し、該管を、前記シート状物の穴若しくは穴が位置する
部位に対向させ、前記管内を常圧若しくは加圧状態にし
て、前記マイクロ試験紙を、前記シート状薄板上に貼着
若しくは装填させることを特徴とする。
【0030】請求項18記載の試験具の製法は、請求項
13〜16記載の試験具の製法において、前記マイクロ
試験紙に切り取った試験紙を、1又は複数の針を有する
器具の針部で突き刺して保持し、該器具を、前記シート
状物の穴若しくは穴が位置する部位に対向させ、前記マ
イクロ試験紙から針を抜いて、該試験紙を、前記シート
状薄板上に貼着若しくは装填させることを特徴とする。
【0031】尚、本発明でマイクロ試験紙というのは、
従来の1項目用ドライケミストリー試験具の数分の1〜
数十分の1程度の大きさの非常に小さい試験紙のことで
ある。
【0032】具体的には、一検体分の全ての多項目試験
紙に、単一の分注器から検体を一回で滴下し得る範囲内
に設けることのできる大きさであり、好ましくは、マイ
クロ試験紙の直径若しくは対向辺間の長さが0.5〜
2.5mmの大きさである。
【0033】従来、ドライケミストリー用試験具を用い
て判定を行うためにはある程度の大きさが必要と考えら
れていたが、本発明者らは鋭意研究を行った結果、最新
の光学技術(例えばCCDカメラ等)や微量分注技術を
採用した装置と組み合わせれば、本発明の如き大きさの
マイクロ試験紙を用いて本目的の測定を精度良く実施し
得ることを見出し、本発明を完成するに到ったのであ
る。
【0034】本発明の生体成分(但し、尿を除く)測定
用試験具というのは、血液、血漿、血清等の血液試料、
髄液、唾液等の中の成分を測定する試験具のことであ
り、これ自体は従来から汎用されているのである。
【0035】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0036】図1及び図2は、本発明の一実施例を示す
ものであり、支持体1に接着剤を介して、多数の四角形
の穴2を打ち抜いたフイルム3を貼着させ、同穴2に四
角形の生体成分測定用マイクロ試験紙4を装填し、その
上面に多数の貫通穴5を形成したフイルム6を、貫通穴
5がマイクロ試験紙4の上面に位置するように貼着させ
た例を示す。
【0037】本発明の生体成分測定用試験紙は、この種
通常の試験紙と同じように、支持体上に、検体中の目的
成分と反応する試薬層と多孔質の膜やメッシュでできた
展開層(拡散層或いは試料保持層ともいわれる)とを順
次積層することにより構成されている。尚、試験紙の支
持体は、本発明の試験具の支持体1で兼用できるので、
必ずしも必要としない。
【0038】上記実施例においては、マイクロ試験紙4
の高さは、フイルム3の高さと略同じに形成している。
このように形成することによって、マイクロ試験紙4以
下の大きさの貫通穴5を有するフイルム6を貼着させた
場合に、フイルム3と試験紙4との間に多少の隙間があ
っても、仕切壁8とマイクロ試験紙4との間には隙間が
無いので、検体が試験紙4の側部から浸み込むのを防止
することができると共に、試験紙を貼着させなくとも強
固に保持することができる。尚、仕切壁8と試験紙4と
の間に大きな隙間がある場合、検体が試験紙の側部から
浸み込むと、検体が試験紙を上から下に順次通過しない
ので、正確に測定し得なくなる。
【0039】貫通穴5の試験紙4上の検体を収容し得る
面積は、1回の検体量を収容し得る大きさとなってい
る。本発明においては、試験紙を極端に小さくしている
ため、検体が染み込み難く、滴下と略同時に浸み込み難
いので、このようにする必要がある。
【0040】穴5とマイクロ試験紙4の形状は特に限定
されないが、製造の容易さから四角形若しくは図3に示
すように円形に形成すると良い。尚、穴5とマイクロ試
験紙4とは、形状自体は同じとしても良いが、必ずしも
同形状でなくとも良い。
【0041】上記実施例においては、単一の分注器の9
個の滴下口を、それぞれのマイクロ試験紙4に対向する
ように位置させ、9個のそれぞれの滴下口から、例えば
図1に示すそれぞれのマイクロ試験紙4上に同時に滴下
することができるようになっている。分注器に連設する
滴下口の個数は、一般にはマイクロ試験紙4の個数と同
じになっている。
【0042】使用できる検体の量があまり多くないた
め、従来の多項目試験紙では上記のようにできなかった
が、本発明においては、上記のようなことができるの
は、試験紙がマイクロ化され、1項目当りの検体量が微
量になり、且つ全項目の試験紙を或る大きさの範囲内に
位置させるからである。
【0043】即ち、図1において、一検体分の一連の凹
部(図2における貫通穴5)最外周を結んだ面積の大き
さは、好ましくは、1cm以下であり、縦横一辺の長
さは、好ましくは2.0cm以下、特に好ましくは1.
0cm〜1.5cmである。
【0044】本発明のマイクロチップ試験紙4を固定す
る凹部2,5の大きさは、好ましくは、一検体分の凹部
5の最外周を結んだ線の面積1cm当り4個以上、特
に好ましくは6〜9個となるようにするのが良い。尚、
後記図4〜図7に示す実施例のように、中央を検体滴下
用凹部とした場合は、1個は検体滴下用凹部となるの
で、特に好ましくは5〜8個となる。
【0045】本発明のマイクロ試験紙4の大きさは、試
験紙4の直径若しくは対向辺間の長さが0.5〜3.0
mmであるようにするのが好ましい。小さすぎると測定
感度が悪化することがあるしし、大きすぎると上記のよ
うに1cm当り6〜9個にし難くなる。
【0046】本発明の一検体分試験チップ(若しくはス
ライド状試験具)7の縦横一辺の長さは、2.0cm以
下、好ましくは10mm〜15mmである。尚、試験チ
ップは、枠の無いものであるが、スライド状試験具とい
うのは、枠のあるものであり、測定装置に装着し易くな
っている。
【0047】1検体分のチップに形成する項目数は、4
項目以上、特に6〜9項目の多項目試験チップとするの
が、本発明の効果を十分発揮する。
【0048】本発明の凹部5の周囲には、どの測定項目
であるかを容易に識別できるように、測定項目識別用バ
ーコードを設けるか又は測定項目識別用の表示、印等を
付すると良い。
【0049】本発明に使用する円形或いは多角形の穴を
形成したフイルム3,6としては、水非浸透性であって
も水浸透性であっても良く、特に限定されず、例えばポ
リエチレン、ポリスチレン、ポリエステル、ポリウレタ
ン等の合成高分子のような水非浸透性のものや例えば厚
紙等の水浸透性のものが挙げられるが、水非浸透性のも
のの方が好ましい。
【0050】本発明に使用する支持体1としては、例え
ばポリエチレン、ポリスチレン、ポリエステル、ポリウ
レタン等の合成高分子で作られたプラスチックフイルム
のような水非浸透性材料を使用するのが好ましいが、紙
等の水浸透性材料であっても差し支えない。しかしなが
ら、下方から測定する場合(下面反射光測光)は、プラ
スチックの透明材料を使用すると良い。
【0051】本発明においては、マイクロ試験紙を使用
するので、検体を微量に滴下した場合は、試験紙の試薬
層に検体が浸み込み難くなる。そのため、マイクロ試験
紙に滴下した検体を、染み込み易くする手段を設けると
良い。
【0052】浸み込み易くする手段としては、マイクロ
試験紙の表面の展開層を、非常に親水性とする処理をし
て、表面の検体を浸み込み易く形成すると良い。親水性
処理としては、例えば測定に悪影響を与えない界面活性
剤で試験紙の上面をコーティングする等の公知の親水化
処理をすれば良い。
【0053】また、マイクロ試験紙の下面が接する支持
体(薄板)1を、検体を滴下した際に空気が外部に抜け
るように、孔を有するかメッシュ状に形成して、検体を
浸み込み易く形成すると良い。
【0054】上記のように孔を有するかメッシュ状に形
成して、更に、マイクロ試験紙の上面から加圧する手段
を設けるか、下面から減圧する手段を設けて、表面の検
体を浸み込み易く形成すると良い。このような加圧する
手段及び減圧する手段は、検知用の装置に組み込んでも
良い。
【0055】加圧する手段としては、例えば、試験紙の
上方に吸盤のようなものを装着すれば良く、減圧する手
段も、例えば、試験紙の下面に吸盤のようなものを装着
すれば良い。
【0056】本発明の試験具は、単一の分注器を使用
し、一回で全項目のマイクロ試験紙に検体を滴下し得る
大きさであり、各項目の試験紙が極めて近接した位置に
集約的に存在しているので、試験紙若しくは照射測光ポ
イントを移動させることなく、小さい光源で白色光若し
くは特定波長の光を照射して、その反射光を一度に(移
動時間ゼロで)測定することができる。尚、一度にとい
うのは、全項目を厳密な意味で同時というだけでなく、
試験紙若しくは光源の移動時間を無しにして、順次1項
目づつ測定する場合も含む意味である。
【0057】逆に言えば、本発明では、一検体分の数の
凹部は、検知装置若しくは試験紙を、1項目毎に移動さ
せずに測定し得る範囲内に設けられていることになる。
【0058】本発明の生体成分測定用試験具は、この種
従来の試験具と同様に、上面反射光測光及び/又は下面
反射光測光し得るように構成することができる。下面か
ら測定する場合は、支持体1は従来と同じように透明板
を使用するか、貫通孔に形成すると良い。また、電極法
により測定することも可能であり、この場合は、従来と
同じように検体と同時に参照液を使用する。
【0059】図4及び図5は、本発明の他の実施例を示
すものであり、一検体分の凹部5に加えて、検体滴下用
凹部9を形成し、該検体滴下用凹部9と前記一検体分の
凹部5とを、通路となる凹状溝10を介して連通するよ
うに形成し、真ん中の検体滴下用凹部9に滴下した検体
が拡がって、容易に全項目の試験紙4を濡らすように構
成した例を示す。尚、通路となる凹状溝10を形成しな
いで、前記検体滴下用凹部9と前記一検体分の凹部5と
を直接連通するようにしても差し支えない。
【0060】上記実施例では、中央の検体滴下用凹部9
底面を一検体分の凹部5底面よりも高く形成し、該検体
滴下用凹部9と前記一検体分の凹部5のそれぞれを連結
する凹状溝10を、下降傾斜するように形成している。
このように形成することによって、検体滴下用凹部9に
滴下した検体は、容易に試験紙4上に流入する。凹状溝
10は、検体が検体滴下用凹部9から凹部5に移送され
るように設けられていればよく、必ずしも下降傾斜する
ように形成しなくとも良い。尚、図5に示すように、検
体通路となる凹状溝10は、試験紙4の上面から検体を
注ぐように構成され、試験紙4の側部からは検体が流入
しないようになっている。
【0061】この実施例では、検体を検体滴下用凹部9
の底面の位置の高さが、全項目の凹部2の高さと一致す
るので、この位置まで検体が満たされるように注ぐこと
によって、全項目の凹部2に一定量の検体を注入するこ
とができる。
【0062】図6は、本発明の他の実施例を示すもので
あり、一検体分の凹部4の外側に、余剰検体を収容する
溝11を設け、前記凹部4からオーバーフローした余剰
検体を、凹状通路12から前記四角形の溝11に収容す
るように構成されている。尚、溝11の代わりに、単な
る穴(穴同士連通しない)としても良いのは勿論であ
る。
【0063】上記実施例では、余剰検体は、オーバーフ
ローするので、容易に所定量の検体を凹部4に流入させ
ることができる。
【0064】図7は、本発明の他の実施例を示すもので
あり、検体滴下用凹部9と各項目の試験紙4を装着した
凹部までの距離を略等しくした例を示す。この例では、
一検体分の各凹部5は、検体滴下用凹部9の周りにリン
グ状に配設されている。このようにすると、より精度よ
く一検体分の各凹部5に一定量づつ検体を供給すること
ができる。
【0065】次に、上記のように構成された本発明の試
験具を製造する方法を説明する。
【0066】図1及び図2に示すように、フイルム3の
両面に粘着テープを貼り付け、四角形の穴2を3×3個
打ち抜き、それから一面の離型紙を剥がして支持体1と
なるフイルム1を貼りつけ、他面の前記穴2に一定サイ
ズに打ち抜いたマイクロ試験紙4を装填する。ついで、
他面の離型紙を剥がして、上記フイルム3上に、上記フ
イルム3の穴2と略等しい穴5、好ましくは穴2よりも
小さい穴5を3×3個打ち抜いたフイルム6を、穴2,
5同士が一致するように貼りつけることによって、図1
及び図2に示す本発明のチップ7(若しくはスライド状
試験具)が得られる。
【0067】細長いポリシートの両面に粘着テープを貼
り付け、穴2を、3×3個を一組とし多数組み打ち抜い
て、上記と同様に細長いフイルム1,6を貼り付け、穴
2に試験紙を装填することによって、上記チップ7が連
設したロール状若しくはシート状試験具が得られる。こ
れは、そのまま生化学自動分析用試験具として使用する
ことができるが、図1に示す1検体分に切断すれば、本
発明の試験チップ7が得られる。
【0068】上記実施例においては、フイルム3の上に
更にフイルム6を積層しているが、フイルム3が試験紙
の厚さ以上の厚さであり、且つ前記マイクロ試験紙を貼
着させて、その上面に1回の検体量を収容し得る深さが
形成される厚さであれば、フイルム3だけでも良い。
【0069】マイクロ試験紙4は、フイルム1に貼着さ
せても装填しただけでもよいが、下面から測定する下面
反射光測光試験具とする場合は、接着剤を使用できない
ので、装填するだけとする。その場合でも、フイルム6
の穴5がフイルム3の穴2よりも小さくなっておれば、
フイルム3の穴の厚さと試験紙の厚さが略同じであるの
で、試験紙は実質的に固定されているように強固に保持
される。
【0070】上記実施例では、フイルム3を両面粘着テ
ープに貼着させた後、マイクロ試験紙を貼り付けたが、
両面粘着テープに所定の大きさ、形状のマイクロ試験紙
を貼り付けた後、その上面から穴2を打ち抜いたフイル
ム3を貼り付けても良い。この場合は、マイクロ試験紙
4を貼り付ける位置は、後に貼り付けるフイルム3の穴
2の位置と一致させられるようにするのは当然である。
【0071】下方から測光する下面反射光測光試験紙を
製造する場合は、透明材料からなるシート状薄板の両面
に両面粘着テープを貼着させてマイクロ試験紙を位置さ
せるための多数の貫通孔を形成した後、その一面の離型
紙を剥がして、空気抜きのための多数の貫通穴を形成し
たシート状物を貼着させ、前記シート状薄板の穴若しく
は穴が位置する部位に前記マイクロ試験紙を貼着若しく
は密嵌させ、ついで別の多数の穴を形成したシート状物
を、前記シート状薄板の他面の離型紙を剥がして、前記
シート状薄板と第2のシート状物の穴同士が合わさるよ
うに貼着させれば良い。
【0072】マイクロ試験紙を貼着若しくは装填するに
は、例えば以下の如く行えば良い。
【0073】(1)カッターや木板に適当な刃(かみそ
り刃等)を取り付けた打ち抜き用器具(いわゆるトムソ
ン刃)等を使用して、目的の大きさ及び形状に切り取っ
たマイクロ試験紙を、減圧した管に吸引、保持させ、該
管を、シート状薄板に貼着されたシート状物の所定位置
の穴若しくは前記シート状物を貼着後に穴が位置する部
位に移動、対向させた後、前記管内を常圧若しくは加圧
状態にして前記マイクロ試験紙を、前記シート状薄板上
に載置貼着若しくは装填させる。
【0074】(2)上記(1)と同様にして目的の大き
さ及び形状に切り取った前記マイクロ試験紙を、1又は
複数の針を有する器具の針部で突き刺して保持し、該器
具を、シート状薄板に貼着されたシート状物の所定位置
の穴若しくは前記シート状物を貼着後に穴が位置する部
位に移動、対向させた後、前記マイクロ試験紙から針を
抜いて、該試験紙を、前記シート状薄板上に載置貼着若
しくは装填させる。
【0075】(3)先端を、切り取るマイクロ試験紙と
同形状の刃部に形成した多数の筒体でマイクロ試験紙を
打ち抜き、同筒体内を減圧にして同試験紙を保持し、そ
れから同筒体のそれぞれをシート状物のそれぞれ同項目
試験紙用の穴と対向するように移動させ、前記多数の筒
体内を常圧若しくは若干加圧して打ち抜いた試験紙を穴
に嵌合貼着若しくは装填させれば良い。
【0076】本発明の試験具の測定法自体は、上面反射
光測光、下面反射光測光及び電極法等、従来と同様に行
えば良い。
【0077】従来の多項目試験紙は、1回に1項目しか
滴下できなかったので、多項目測定するには、分注器を
移動させるか、試験紙を移動させる必要があったが、本
発明によれば1回に全項目に検体を滴下できるので、分
注器や試験紙を移動させる必要が無くなったので、装置
がコンパクトになり、移動のための時間が短縮でき、測
定のスピードアップが達せられると共に消費電力の低減
も達成された。
【0078】従来の試験紙では、試験紙同士の間隔が離
れており、検出の際にも試験紙或いは検知装置を移動さ
せ、位置決めする必要があったが、本発明によれば、試
験紙及び検知装置を移動させる必要が無いので、動作が
簡略化され、装置がコンパクトになり、測定のスピード
アップが達せられると共に消費電力の低減も達成され
た。
【0079】従って、試験具のチップ化と動作部分の減
少とによって、測定装置を極めてコンパクトにすること
ができる。
【0080】本発明は、単一の分注器からの一回の検体
の滴下によって多項目測定が可能であり、しかも上記し
たように一度に測定できるので、従来になく検査の飛躍
的高速化が達成される。
【0081】また、本発明によれば、従来の試験具より
も使用する試験紙を大幅に小さくでき、測定項目も集約
できるので、それだけ高価な試験紙の使用量が大幅に減
少するから、本発明の試験具(チップ)を極めて安価に
供することができる。しかも、このようにすることによ
って、廃棄物の量も少なくなるので、資源、環境保護に
貢献するところ極めて大きい。
【0082】
【発明の効果】本発明のうち請求項1〜4に記載の発明
の測定用試験具を用いる試験装置に於いては、分注及び
反応の測定の際に、分注器、検知器及び試験具を移動さ
せる必要が無いから、短時間に測定できると共に、試験
装置をコンパクトで且つ安価に形成できる。
【0083】また、請求項5〜8に記載の発明によれ
ば、上記請求項1〜4に記載の発明の効果に加えて、滴
下した検体が染み込み易くなり、その結果短時間で検査
することができる。
【0084】また、請求項9〜12に記載の発明によれ
ば、上記請求項1〜8に記載の発明の効果に加えて、検
体を一個所に滴下するだけで、全項目の試験紙に検体を
付着させることができる。
【0085】更に、請求項13〜18に記載の発明によ
れば、上記請求項1〜12に記載の発明の試験具を、安
価に且つ容易に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す平面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】本発明の他の実施例を示す平面図である。
【図4】本発明の更に他の実施例を示す平面図である。
【図5】図4のB−B断面図である。
【図6】本発明の更に他の実施例を示す平面図である。
【図7】本発明の更に他の実施例を示す平面図である。
【符号の説明】
1………シート状薄板(支持板) 2………シート状物(フイルム)に形成した貫通穴 3………シート状物(フイルム) 4………マイクロ試験紙 5………凹部(フイルムの貫通穴) 6………シート状物(フイルム) 7………チップ 8………仕切壁 9………検体滴下用凹部 10………凹状溝 11………余剰検体を収容する溝 12………凹状通路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G042 AA01 CA10 CB03 DA08 FA11 FB07 FC05 FC06 FC07 FC09 2G045 AA13 AA16 CA25 CA26 CB03 FB11 FB17 HA10 HA14 2G054 AA07 AB02 AB07 CE02 EA06 FB07 GA03 GB01 GB04 GB05 GE06 2G058 AA05 CC09 EA11 ED17 GA02 GC05

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】仕切壁を介して連設した多項目測定用一検
    体分の数の凹部内に、各項目の測定を行うためのマイク
    ロ試験紙が保持されてなり、前記一検体分の凹部は、単
    一の分注器から一回の検体の滴下によって全項目の試験
    紙が濡れる範囲内に設けられており、且つ前記マイクロ
    試験紙上面の凹部は、1回の検体量を収容し得るように
    構成したことを特徴とする多項目生体成分測定用試験具
    (但し、尿試験具を除く)。
  2. 【請求項2】前記一検体分の数の凹部は、検知装置若し
    くは試験紙を、1項目毎に移動させずに測定し得る範囲
    内に設けてなる請求項1記載の試験具。
  3. 【請求項3】前記一検体分の数の凹部は、4以上であ
    り、前記一検体分の凹部の最外周を結んだ面積1cm
    以下の範囲内に設けられており、前記マイクロ試験紙の
    直径若しくは対向辺間の長さが0.5〜3.0mmであ
    る請求項1又は2記載の試験具。
  4. 【請求項4】前記仕切壁と前記マイクロ試験紙との間に
    は隙間が形成されていない請求項1〜3のいずれか1項
    記載の試験具。
  5. 【請求項5】前記マイクロ試験紙に滴下した検体を、浸
    み込み易くする手段を設けてなる請求項1〜4のいずれ
    か1項記載の試験具。
  6. 【請求項6】前記マイクロ試験紙の表面を、親水性処理
    して、表面の検体を浸み込み易く形成してなる請求項5
    記載の試験具。
  7. 【請求項7】前記マイクロ試験紙の下面が接する薄板
    を、検体を滴下した際に空気が外部に抜けるように、孔
    を有するかメッシュ状に形成して、検体を浸み込み易く
    形成してなる請求項5記載の試験具。
  8. 【請求項8】前記マイクロ試験紙の上面から加圧する手
    段を設けるか、下面から減圧する手段を設けて、表面の
    検体を染み込み易く形成してなる請求項7記載の試験
    具。
  9. 【請求項9】前記一検体分の凹部に加えて、検体滴下用
    凹部を形成し、該検体滴下用凹部から前記一検体分の凹
    部へ、検体が流入し検体が試験紙の上面から試験紙に注
    ぐように形成してなる請求項1〜8のいずれか1項記載
    の試験具。
  10. 【請求項10】中央部に形成した前記検体滴下用凹部の
    周りに、前記一検体分の凹部を配設してなる請求項9記
    載の試験具。
  11. 【請求項11】前記中央の検体滴下用凹部を前記一検体
    分の凹部よりも高く形成し、該検体滴下用凹部と前記一
    検体分の凹部のそれぞれを連結する溝を、下降傾斜する
    ように形成してなる請求項10記載の試験具。
  12. 【請求項12】前記一検体分の凹部の外側に、余剰検体
    を収容する溝若しくは穴を設け、前記凹部からオーバー
    フローした余剰検体を、前記溝若しくは穴に収容するよ
    うに構成してなる請求項10又は11記載の試験具。
  13. 【請求項13】シート状薄板に、多数の貫通穴を形成し
    たシート状物を貼着させる工程と、該シート状物を貼着
    させる前若しくは後に、前記穴若しくは穴が位置する部
    位にマイクロ試験紙を貼着させる工程とを具備してな
    り、前記穴の深さは、前記マイクロ試験紙を貼着させ
    て、その上面に1回の検体量を収容し得る深さであるこ
    とを特徴とする請求項1記載の試験具の製造方法。
  14. 【請求項14】シート状薄板に、多数の貫通穴を形成し
    た第一のシート状物を貼着させる工程と、該第一のシー
    ト状物を貼着させる前若しくは後に、前記穴若しくは穴
    が位置する部位にマイクロ試験紙を位置させる工程と、
    別の多数の貫通穴を形成した第二のシート状物を、前記
    第一のシート状物の上面に穴同士が一致するように貼着
    させる工程と、を有することを特徴とする請求項1記載
    の試験具の製造方法。
  15. 【請求項15】前記シート状薄板が両面粘着テープであ
    り、該テープの一面に前記穴を形成したシート状物を貼
    着させ、該テープの他面に薄板を貼着させてチップ若し
    くはスライド状試験具を形成する請求項13記載の試験
    具の製造方法。
  16. 【請求項16】透明材料からなるシート状薄板の両面に
    両面粘着テープを貼着させてマイクロ試験紙を位置させ
    るための多数の貫通孔を形成した後、その一面に空気抜
    き用の多数の貫通孔を形成したシート状物を貼着させる
    工程と、前記シート状薄板の穴若しくは穴が位置する部
    位に前記マイクロ試験紙を位置させる工程と、別の多数
    の孔を形成した第2のシート状物を、前記シート状薄板
    の他面に前記シート状薄板と第2のシート状物の孔同士
    が合わさるように貼着させることを特徴とする請求項1
    記載の試験具の製造方法。
  17. 【請求項17】先端を刃部に形成した多数の筒体で前記
    マイクロ試験紙を切り取り、切り取ったマイクロ試験紙
    を、減圧した管に吸引、保持し、該管を、前記シート状
    物の穴若しくは穴が位置する部位に対向させ、前記管内
    を常圧若しくは加圧状態にして、前記マイクロ試験紙
    を、前記シート状薄板上に貼着若しくは装填させる請求
    項13〜16のいずれか1項に記載の製造方法。
  18. 【請求項18】前記マイクロ試験紙に切り取った試験紙
    を、1又は複数の針を有する器具の針部で突き刺して保
    持し、該器具を、前記シート状物の穴若しくは穴が位置
    する部位に対向させ、前記マイクロ試験紙から針を抜い
    て、該試験紙を、前記シート状薄板上に貼着若しくは装
    填させる請求項13〜16のいずれか1項に記載の製造
    方法。
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