JP2002071432A - 冷凍サイクル用液面検知計及び冷凍サイクル - Google Patents

冷凍サイクル用液面検知計及び冷凍サイクル

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JP2002071432A
JP2002071432A JP2000260520A JP2000260520A JP2002071432A JP 2002071432 A JP2002071432 A JP 2002071432A JP 2000260520 A JP2000260520 A JP 2000260520A JP 2000260520 A JP2000260520 A JP 2000260520A JP 2002071432 A JP2002071432 A JP 2002071432A
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refrigeration cycle
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level detector
liquid
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JP2000260520A
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English (en)
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Akihiro Fujishiro
明弘 藤城
Junichi Kameyama
純一 亀山
Shogo Sakashita
省吾 坂下
Takuya Inoue
琢也 井上
Yasuyori Hirai
康順 平井
Katsuhiko Hayashida
勝彦 林田
Yoichi Hisamori
洋一 久森
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フロートを耐圧性を有する小形のフロートと
することにより、小型で、メンテナンス性に優れ、しか
も長寿命で、信頼性の高い冷凍サイクル用液面検知計を
得る。 【解決手段】 液冷媒、油、あるいは液冷媒と油との混
合溶液16が溜まる高圧の容器15中で使用され、磁性
を有するフロート17と、このフロート17内を貫通し
てフロート17をガイドすると共に、一端が気密された
非磁性材料からなるパイプ12と、パイプ12内部に収
められた磁気センサ9とを備えた冷凍サイクル用液面検
知計7において、フロート17は中実構造であり、かつ
平均比重が、容器15内に溜まる液体16の比重に比べ
て小さくなるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、冷媒としてフロ
ンガスを用いる冷凍、空調機器において、冷凍サイクル
を構成する圧縮機、オイルセパレータ、受液タンク、ア
キュムレータ等の部品内部に溜まる油、液冷媒、あるい
は油と液冷媒との混合溶液の液量を検知する冷凍サイク
ル用液面検知計の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】まず、冷凍サイクル用液面検知計を説明
する前に、冷凍、空調機器の室外機)における液面検知
計の役目を説明する。図12はパッケージエアコン(P
AC)の室外機の冷媒回路(冷凍サイクル)を示すブロ
ック図である。図において、1は圧縮機、2は凝縮器、
3は絞り装置、4は蒸発器、5はアキュムレータ、6は
補助タンクであり、これら部品を順次配管接続すること
で室外機は構成されている。7は補助タンク6内に設置
された液面検知計であり、液面検知計7は、フロート
8、磁気センサ9、リード線10、パイプ12により構
成されている。
【0003】上記室外機における冷媒の流れを説明す
る。圧縮機1より吐出された高温高圧のガス冷媒は、凝
縮器2へ流入する。ここでガス冷媒は空気、水等と熱交
換して凝縮、液化する。凝縮器2で凝縮、液化した液冷
媒は、絞り装置3によって液冷媒が減圧され、膨張して
低温低圧となり蒸発器4へ流入する。ここで低温低圧の
液冷媒は空気、水等と熱交換して、室内を冷房し、ガス
または乾き度の大きな気液二相状態になる。そしてガス
または乾き度の大きな気液二相状態になった冷媒は、ア
キュムレータ5に流入する。この冷媒はアキュムレータ
5で気液分離され、ガス冷媒だけが圧縮機1へ戻る。
【0004】次に図13を用いてアキュムレータ5(図
示せず)に接続された補助タンク6及び液面検知計7に
ついて説明する。図13において、11a、11bはア
キュムレータ5に連通する連通管、12はパイプ、13
はフロート8内部に設置された磁石、14は補助タンク
6に溜まった液冷媒である。補助タンク6はアキュムレ
ータ5の側方に付加されており、上部の連通管11aに
よってアキュムレータ5の上部空間と補助タンク6の上
部空間とが連通し、下部の連通管11bによって液冷媒
が補助タンク6へ流出入することにより、アキュムレー
タ5と補助タンク6の液冷媒14の液面レベルが同じレ
ベルとなるように構成されている。
【0005】補助タンク6には、液面レベルの変化に応
じて上下する液面検知計7が設けられている。液面検知
計7は内部に磁石13が設置され、中空構造のステンレ
ス材からなるフロート8と、このフロート8内を貫通し
てフロート8をガイドするとともに、一端が気密された
非磁性材料からなるパイプ12と、前記パイプ12内部
に設けられ、磁石13によりON、OFF可能な磁気セ
ンサ9と、圧縮機1と磁気センサ9とを電気的に接続
し、磁気センサ9のON、OFF状態を外部に伝達する
リード線10a、10bとから構成されている。
【0006】ここで液面検知計7の動作について説明す
る。図14は補助タンク7に溜まっている液冷媒の液面
位置がL1の場合を示している。フロート8は液面位置
L1に浮いているが、この場合、液面位置が低いため、
フロート8部に設置された磁石13に対向する位置に磁
気センサ9はなく、磁気センサ9はOFFとなり、リー
ド線10a、10bを介して信号は出力されない。
【0007】次に、図15に補助タンク6に溜まってい
る液冷媒の液面位置がL1からL2に上昇した場合を示
す。フロート8は液面とともに上昇し、液面位置L2で
静止する。この場合は、フロート8内部に収められた磁
石13に対向する位置に磁気センサ9があり、磁気セン
サ9はONとなる。磁気センサ9がONになると、リー
ド線10a、10bを介して信号が出力され、リード線
10a、10bと電気的に接続された圧縮機1が停止す
る。これによりアキュムレータ5の吸入管から液冷媒が
圧縮機1へ流入し、急激な液バックが起こる前に圧縮機
1を停止させ、圧縮機1の破損を防止することができ
る。
【0008】フロート8は、冷媒中で十分な浮力を必要
とするため中空構造であり、かつ補助タンク6内部が高
圧になるため金属材料製の耐圧構造となる。また磁気セ
ンサ9の感度低下、誤検知を防ぐためフロート8は非磁
性材料で構成されている。ここで示した例ではフロート
本体は2ピース構造になっており、ステンレス薄板をプ
レス加工等により球形に成形し、その後溶接、ろう付等
で接合され、気密構造にされている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の冷凍サイクル用
液面検知計は以上のように構成されているので、フロー
ト8が耐圧構造を備え、かつ冷媒中で浮く十分な浮力を
得るために、フロート8の体積を大きくする必要があっ
た。このためフロート8が大形になる問題があった。
【0010】またフロート8は中空、2ピース構造であ
るため、溶接、ろう付終了後に漏れ検査を行い、信頼性
を確保する必要がある。このためコスト的に高くなると
いう問題があった。また、フロート8の溶接、ろう付部
に小さなスローリークがあった場合、液冷媒が少しづつ
フロート内部に浸入し、フロート8が浮かなくなり、液
面を検知できなくなるという問題があった。
【0011】さらに、フロート8を交換する場合、フロ
ート8の体積が大きいため、フロートだけを取り出すこ
とができず、補助タンク6ごと交換する必要があった。
このため冷媒の大気放出によるオゾン層の破壊、地球の
温暖化や、冷媒を回収するために冷媒回収装置を準備す
る必要があるのでメンテナンス性が悪く、高コストであ
るという問題があった。
【0012】また、冷凍サイクル用液面検知計が何らか
の理由で動作しなくなった場合、現在の構造では動作不
良の原因がリード線の断線か、あるいは磁気センサの故
障かを判別することができない。そのため故障個所を判
定するには磁気センサ及びリード線を取り外して見なけ
れば故障個所を判定できないためメンテナンス性が悪
く、高コストであるという問題があった。
【0013】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたものであり、フロートを小形にできると
ともに、液冷媒の浸入による浮力の低下がなく、長寿命
で、かつメンテナンス性に優れ、しかも信頼性の高い冷
凍サイクル用液面検知計を得ることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の構成によ
る冷凍サイクル用液面検知計は、液冷媒、油、あるいは
液冷媒と油との混合溶液が溜まる高圧の容器中で使用さ
れ、磁性を有するフロートと、このフロート内を貫通し
て上記フロートをガイドすると共に、一端が気密された
非磁性材料からなるパイプと、上記パイプ内部に収めら
れた磁気センサとを備えた冷凍サイクル用液面検知計に
おいて、上記フロートは中実構造であり、かつ平均比重
が、上記容器内に溜まる液体の比重に比べて小さいもの
である。
【0015】また、本発明の第2の構成による冷凍サイ
クル用液面検知計は、第1の構成において、フロート
は、高分子を主成分とする材料で構成されているもので
ある。
【0016】また、本発明の第3の構成による冷凍サイ
クル用液面検知計は、第1の構成において、フロート
は、比重の小さい粒子と、磁性材料と、上記粒子と上記
磁性材料とをつなぐ成形容易な高分子材料とを、フロー
トの平均比重が、容器内に溜まる液体の比重に比べて小
さくなるように混合して一体成形したものである。
【0017】また、本発明の第4の構成による冷凍サイ
クル用液面検知計は、第3の構成において、比重の小さ
い粒子と磁性材料とをつなぐ成形容易な高分子材料は、
容器内に溜まる液体との反応性が低い材料であるもので
ある。
【0018】また、本発明の第5の構成による冷凍サイ
クル用液面検知計は、第2または第3の構成において、
フロートの表面は、容器内に溜まる液体との反応性が低
い材料で覆われているものである。
【0019】また、本発明の第6の構成による冷凍サイ
クル用液面検知計は、第1の構成において、パイプ内の
2個所にそれぞれ磁気センサを設け、容器内に溜まる液
体の上限の液面と下限の液面を検知するようにしたもの
である。
【0020】また、本発明の第7の構成による冷凍サイ
クル用液面検知計は、第1の構成において、パイプ内の
上下方向に複数個の磁気センサを設け、容器内に溜まる
液体のリニアな液面検知を行うようにしたものである。
【0021】また、本発明の第8の構成による冷凍サイ
クル用液面検知計は、第1の構成において、パイプに装
着され、容器と脱着可能に結合する継手を備え、上記継
手の大きさをフロートの径より大きくして上記容器より
液面検知計が脱着可能となるようにしたものである。
【0022】また、本発明の第9の構成による冷凍サイ
クル用液面検知計は、第8の構成において、磁気センサ
のリード線が印刷された印刷回路基板上に磁気センサを
取り付け、上記印刷回路基板をパイプ内部に挿入すると
ともに、上記印刷回路基板を上記パイプに固定する部分
に、パイプ内部と外気とを気密するパッキン部材を設け
たものである。
【0023】また、本発明の第10の構成による冷凍サ
イクル用液面検知計は、第1の構成において、磁気セン
サのリード線間に上記磁気センサと並列に電気抵抗を設
けるとともに上記リード線間の抵抗値を計測するように
したものである。
【0024】また、本発明の冷凍サイクルは、第1ない
し第10の何れかに記載の冷凍サイクル用液面検知計を
冷凍サイクルを構成する部品に取り付け、上記部品の内
部に溜まる液体の液面を検知するようにしたものであ
る。
【0025】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、本発明の実
施の形態1を図を用いて説明する。図1は本発明の実施
の形態1による冷凍サイクル用液面検知計を示す断面構
成図である。図において、15は液冷媒(例えばR−2
2、R−407C)、油、あるいは上記液冷媒と油との
混合溶液を溜める耐圧構造を備えたタンク、16はタン
ク15に溜まった液冷媒、油、あるいは液冷媒と油とが
混合した混合溶液よりなる液体である。17は、例えば
ポリアミド66、ポリアミド6、ポリプロピレン、ポリ
フェニレンスルファィド、フェノール樹脂、ニトリルゴ
ム等よりなる、高分子を主成分とする材料からなるフロ
ートであり、内部に至るまで上記高分子材料が存在する
中実構造をしている。これによりフロート17は耐圧性
を備えると共に、フロートの平均比重が液体16の比重
に比べて小さくなるように構成される。またフロート1
7の内部には磁石13が挿入、あるいは包み込まれてお
り、これによりフロート17は磁性を有する。なお、液
体16の比重は、冷媒がR−22であり、温度20℃で
飽和液体の場合、1.21g/cm3、冷媒がR−40
7Cであり、温度20℃で飽和液体の場合、1.17g
/cm3である。11a、11bは圧縮機、オイルセパ
レータ、レシーバ、アキュムレータ等の冷凍サイクルを
構成する部品とタンク15とを連通する連通管であり、
これにより圧縮機、オイルセパレータ、レシーバ、アキ
ュムレータ等における液面レベルとタンク15内の液体
16の液面レベルとを同期させている。12はタンク1
5の上面、あるいは下面から突出し、かつフロート17
内を貫通して、フロート17をガイドするともに、一端
が気密され、例えばステンレス等の非磁性材料からなる
耐圧性を備えたパイプである。9は前記パイプ12内部
に収められ、リード線10a、10bが接続された磁気
センサである。
【0026】次に、本実施の形態1による冷凍サイクル
用液面検知計を使用した場合の液面検知動作について説
明する。ただし、冷媒回路は図12で示した従来の冷媒
回路と同じものを用いることとする。タンク15内に溜
まった液体16は室外機の運転状況に応じて上昇、下降
し、それに同期するようにフロート14も動く。タンク
15内に溜まった液体16の液面位置が磁気センサ9の
設置位置以下ならば、磁気センサ9と対向する位置にフ
ロート17内に内包された磁石13がないので、磁気セ
ンサ9はOFFとなり、リード線10a、10bを介し
て信号は出力されない。またタンク15内に溜まった液
体16の液面位置が磁気センサ9の設置位置と同じなら
ば、磁気センサ9と対向する位置にフロート17内に内
包された磁石13があるので、磁気センサ9はONとな
り、リード線10a、10bを介して信号が出力され
る。
【0027】このように、本実施の形態1による液面検
知計において、フロート17は、耐圧性を有する中実構
造であり、かつ比重が液体16より小さいため、従来の
中空構造のフロート8に比べフロートを小形、軽量化す
ることができる。また、フロート17は中実構造である
ため、フロート内部に冷媒が浸入しないので、使用期間
においてフロートの平均比重が変化せず、安定に液面を
検知することができる。従って本実施の形態1による冷
凍サイクル用液面検知計は、本来の液面検知機能を確保
したまま、設置スペースが小さく、かつ長期に渡って安
定的に液面を検知することができるものとなる。
【0028】実施の形態2.図2は本発明の実施の形態
2による冷凍サイクル用液面検知計を搭載したアキュム
レータの構成を示す断面構成図であり、アキュムレータ
内に溜まった液の液面を検知する液面検知計を、補助タ
ンクに取り付けるのではなく、アキュムレータ5に直接
取り付けたものである。図2において、冷凍サイクル用
液面検知計7は、実施の形態1と同様、中実構造のフロ
ート17を備えるものである。他端が封止され、耐圧性
を具備するとともに、フロート17内を貫通するパイプ
12は、アキュムレータ5内部に設けられ、アキュムレ
ータ5の容器の下面、あるいは上面に向かって突設され
ている。また、パイプ12はアキュムレータ5の容器と
溶接またはろう付により接合されている。
【0029】前述したように、本発明の冷凍サイクル用
液面検知計は小型化できるので、本実施の形態2に示す
ように、アキュムレータ5に直接取り付けることができ
る。これにより、従来必要であった補助タンク13を廃
止することができるようになる。
【0030】実施の形態3.図3は本発明の実施の形態
3による冷凍サイクル用液面検知計の構成を示す断面構
成図である。図において、18は比重の小さい材料より
構成される中実構造の第1の部材であり、例えばポリエ
チレン、ポリメチルペンテン等である。19は冷媒や油
との反応性が低い高分子材料で構成される第2の部材で
あり、表1に冷媒と第2の部材19との組み合わせ例を
示す。
【0031】
【表1】
【0032】第1の部材18内部には磁石13が挿入、
あるいは包み込まれており、この第1の部材18を第2
の部材19で包み込むことにより、フロート17の表面
は第2の部材で覆われた構成となっている。また、フロ
ート17の平均比重は液冷媒、油、あるいは液冷媒と油
との混合溶液の比重に比べて小さくなるように構成され
ている。
【0033】このように、本実施の形態の液面検知計
は、フロート17の表面が冷媒や油との反応性の低い第
2の部材19で覆われているため、たとえ第1の部材が
油や冷媒と相性が悪く、膨潤、劣化等の問題があったと
しても、油や冷媒とフロートの相性を気にすることなく
使用できる。また、実施の形態1の液面検知計と同様、
中実構造であり、かつ液冷媒、油、あるいは液冷媒と油
との混合溶液の比重に比べて、比重が小さいため、耐圧
性のある小型のフロート17となる。
【0034】実施の形態4.図4は本発明の実施の形態
4による冷凍サイクル用液面検知計の構成を示す断面構
成図である。図において、20は比重の小さいガラスバ
ルーン、あるいは高分子材料製の中空ビーズで構成され
る第3の部材、21は冷媒や油との反応性が低く、成形
容易な高分子材料で構成される第4の部材であり、冷媒
の種類に応じて、例えば前記表1に記載される高分子材
料が用いられる。22は磁性材料で構成される第5の部
材であり、例えばフェライト等の炭素鋼である。フロー
ト17は第3の部材20、第4の部材21、および第5
の部材22の混合比率を調整し、フロートの密度を液冷
媒、油あるいは液冷媒と油の混合溶液の比重に比べて小
さくなるように成形にしたものである。冷媒や油との反
応性が低く、成形容易な高分子材料で構成される第4の
部材21に、比重の小さいガラスバルーン、あるいは高
分子材料製の中空ビーズで構成される第3の部材20
と、磁性材料である第5の部材22を混合することによ
り、磁性を有し、任意の比重を持つフロートを容易に製
造することができる。また、このようにして得られたフ
ロート17は、中実構造であるため、耐圧性を具備する
ともに、フロート内部に冷媒が浸入しないので、使用期
間においてフロートの平均比重が変化せず、安定に液面
を検知することができる。
【0035】このように本実施の形態4の液面検知計
は、液冷媒、油、あるいは液冷媒と油との混合溶液の比
重に比べて、比重が小さく、かつ耐圧性のある、中実構
造の小型のフロート17を実現することができ、かつ冷
媒との相性を気にすることなく使用できる。
【0036】なお、上記実施の形態においては、第3の
部材20として、比重の小さいガラスバルーン、あるい
は高分子材料製の中空ビーズを挙げたが、この他、シラ
スバルーン、シリカバルーン、カーボンバルーン、フェ
ノールバルーン等、比重の小さい粒子であればよい。ま
た、上記実施の形態においては、第4の部材21とし
て、冷媒や油との反応性が低く、成形容易な高分子材料
を用いたが、第3の部材20と第5の部材22とをつな
ぐことのできる成形容易な高分子材料であってもよい。
なお、この場合、実施の形態3と同様に、フロート表面
を第2の部材で覆うようにすると、冷媒との相性を気に
することなく使用できる。
【0037】実施の形態5.図5は本発明の実施の形態
5による冷凍サイクル用液面検知計の構成を示す断面構
成図である。本実施の形態では、タンク15の上面、あ
るいは下面より突出したパイプ12内の2個所にそれぞ
れ磁気センサ9a、9bを設けたものである。なお、上
側の磁気センサ9aにはリード線10a、10bが、下
側の磁気センサ9bにはリード線10b、10cが電気
的に接続されている。
【0038】上下に2つの磁気センサ9a、9bを設け
る理由は、次のとおりである。下側の液面検知は、アキ
ュムレータに溜まる液冷媒と油との混合溶液がなくなっ
た場合、圧縮機への返油不足により、圧縮機が焼付き、
圧縮機を破損するのを防止するためである。また、上側
の液面検知は、アキュムレータに溜まった油、液冷媒、
あるいは液冷媒と油との混合溶液が過剰であると、アキ
ュムレータの流出管を通って、圧縮機に直接、油、液冷
媒、あるいは液冷媒と油との混合溶液が戻って液圧縮を
起こし、圧縮機を破損するの防止するためである。この
ように、本実施の形態では、上下に2つの磁気センサ9
a、9bを設け、タンク内に溜まる液冷媒、油、あるい
は液冷媒と油との混合溶液の上限の液面と下限の液面を
検知するようにしたので、圧縮機への返油不足と、圧縮
機への急激な液バックを検知でき、圧縮機の焼付き、お
よび破損を防止することができる。なお、磁気センサ9
a、9bの動作については従来と同様である。
【0039】実施の形態6.図6は本発明の実施の形態
6による冷凍サイクル用液面検知計の構成を示す断面構
成図である。図において、9a、9b、9c、9dはパ
イプ12内の4個所にそれぞれ設置された磁気センサ、
10a、10b、10c、10d、10eは磁気センサ
9a、9b、9c、9dに電気的に接続されたリード線
である。
【0040】次に動作、作用について説明する。タンク
15内に溜まった液体16は室外機の運転状況に応じて
上昇、下降し、それに同期するようにフロート17も上
昇、下降する。フロート17は、タンク15内に溜まっ
た液体16の液面位置に浮いている。図6に示す場合
は、磁気センサ9bと対向する位置にフロート17があ
るので、磁気センサ9bがONとなり、リード線10
a、10cを介して信号が出力される。そして液面が上
昇するとフロート17も同様に上昇するので、磁気セン
サ9bはOFFとなり、リード線10a、10cを介し
て信号が出力されない。さらに液面が上昇し、磁気セン
サ9aと対向する位置にフロート17が達すると、磁気
センサ9aがONとなり、リード線10a、10bを介
して信号が出力される。なお液面が下降した場合も同様
で、液面に応じて磁気センサが動作する。このように各
液面に応じて磁気センサ9a、9b、9c、9dがO
N、OFFすることにより、タンク15内に溜まった液
体16の液面をリニア的に検知することができる。
【0041】なお、磁気センサの個数を増やし、磁気セ
ンサ間のピッチを小さくすれば、液面の検知精度を更に
向上させることができる。
【0042】これにより冷房の負荷に応じて圧縮機の運
転を細かく制御できるので、消費電力を減らすことがで
き、省エネの冷凍、空調機器を実現することができる。
また、圧縮機の寿命を延ばすことも可能となる。
【0043】実施の形態7.図7は本発明の実施の形態
7による冷凍サイクル用液面検知計の構成を示す断面構
成図である。図において、23はタンク15の上面にネ
ジ結合される継手であり、この継手23には、タンク1
5下面に向かって突設し、他端が封止され、耐圧性を具
備したパイプ12が溶接またはろう付により接合されて
いる。本実施の形態では、継手23とタンク15とをネ
ジ結合し、かつ継手23の大きさをフロート17の径よ
り大きくして、タンク15より液面検知計を脱着できる
ようにしている。
【0044】これにより、簡単に冷凍サイクル用液面検
知計を交換することができ、液面検知計のメンテナンス
性を向上することができる。
【0045】なお、この構成は上記各実施の形態におい
て適用できるものである。
【0046】実施の形態8.図8は本発明の実施の形態
8による冷凍サイクル用液面検知計の構成を示す断面構
成図である。図において、24は磁気センサ9を固定、
支持する印刷回路基板、25a、25bは印刷回路基板
24上に形成され、磁気センサ9を電気的に接続する印
刷回路パターンである。
【0047】これにより、磁気センサ9が固定された印
刷回路基板24をパイプ12内部に容易に挿入すること
ができるとともに、取り出しも自在にできる。また、冷
媒回路内の冷媒を抜くことなく、磁気センサ9を交換す
ることができる。さらに、磁気センサの交換時に冷媒回
路内の冷媒が大気中に放出されないので、オゾン層の破
壊、地球の温暖化を防止することができる。
【0048】実施の形態9.図9は本発明の実施の形態
9による冷凍サイクル用液面検知計の構成を示す断面構
成図である。図において、26は磁気センサ9を固定、
支持する印刷回路基板24を継手23に固定するパッキ
ン部材である。このようにパッキン部材26を設けるこ
とにより、パイプ12内部への水分、ゴミ等の浸入を防
止することができ、磁気センサ9の動作不良や故障を低
減できる。
【0049】なお、パッキン部材26の設置位置は、パ
イプ12の上端部であってもよい。
【0050】実施の形態10.図10、図11は本発明
の実施の形態10による冷凍サイクル用液面検知計の検
知回路のブロック図である。図において、27はリード
線10aとリード線10b、あるいは印刷回路基板24
上の印刷回路パターン25aと印刷回路パターン25b
の間に、磁気センサ9と電気的に並列回路を形成するよ
うに、磁気センサ9と隣接して設けられた電気抵抗(抵
抗値:R)である。28は磁気センサ9および電気抵抗
27に接続された抵抗計である。また磁気センサ9は、
磁気を検知すると電気的に接続され、磁気を検知しない
と電気的に接続されないリードスイッチ等のスイッチで
構成されている。
【0051】本実施の形態による冷凍サイクル用液面検
知計の動作について、図10、図11を用いて説明す
る。図10は磁気センサ9がOFFの場合、図11は磁
気センサ9がONの場合を示しており、電流は各々の場
合において矢印方向に流れる。磁気センサ9がOFFの
場合、磁気センサ9は電気的に接続されておらず、電気
抵抗27に電流が流れ、抵抗計28の表示はRオームと
なる。次に磁気センサ9がONの場合、磁気センサ9は
電気的に接続され、磁気センサ9に電流が流れるが、電
気抵抗27には電流が流れず、抵抗計28の表示は0オ
ームとなる。また、検知回路のリード線10a、10
b、あるいは印刷回路基板上の印刷回路パターン25
a、25bが断線し、磁気センサ9と電気抵抗27とが
共に抵抗計28に電気的に接続されない場合、抵抗計2
8の表示は無限大となる。
【0052】実施の形態1〜9においては、冷凍サイク
ル用液面計が何らかの理由で動作しなくなった場合、原
因が磁気センサ9の動作不良か、あるいはリード線10
a、10bの断線によるものを簡単に判別することがで
きない。本実施の形態10では、リード線10aとリー
ド線10b、あるいは印刷回路基板24上の印刷回路パ
ターン25aと印刷回路パターン25bの間に、磁気セ
ンサ9と電気的に並列回路を形成するように電気抵抗2
7を設けたので、磁気センサ9が故障し、検知回路と電
気的接続されない場合は、上記電気抵抗27に電流が流
れ、抵抗計28の表示は液面の移動に関係なく常にRオ
ームとなる。またリード線10a、10b、あるい印刷
回路基板上の印刷回路パターン25a、25bが断線し
た場合、抵抗計28の表示は無限大となる。これにより
磁気センサ9の故障か、あるいはリード線10a、10
b、あるいは印刷回路基板上の印刷回路パターン25
a、25bの断線かを、抵抗計28の表示から容易に判
別することができる。
【0053】なお、上記各実施の形態においては、アキ
ュムレータに溜まる液冷媒、油、あるいは液冷媒と油と
の混合溶液の液面を検知する場合を示したが、冷凍サイ
クルを構成する圧縮機、オイルセパレータ、受液タンク
等の部品内部に溜まる液体の液面を検知するようにして
もよい。
【0054】
【発明の効果】以上のように、この発明の第1の構成の
冷凍サイクル用液面検知計は、液冷媒、油、あるいは液
冷媒と油との混合溶液が溜まる高圧の容器中で使用さ
れ、磁性を有するフロートと、このフロート内を貫通し
て上記フロートをガイドすると共に、一端が気密された
非磁性材料からなるパイプと、上記パイプ内部に収めら
れた磁気センサとを備えた冷凍サイクル用液面検知計に
おいて、上記フロートが中実構造であり、かつ平均比重
が、上記容器内に溜まる液体の比重に比べて小さいの
で、耐圧性を有する小形のフロートが得られるため、小
型で、かつ信頼性が高く、長寿命の液面検知計が得られ
る効果がある。
【0055】本発明の第2の構成の冷凍サイクル用液面
検知計は、第1の構成において、上記フロートが高分子
を主成分とする材料で構成されているので、容易に比重
の小さい、中実構造の小形のフロートが実現できる。
【0056】本発明の第3の構成の冷凍サイクル用液面
検知計は、第1の構成において、上記フロートが比重の
小さい粒子と、磁性材料と、上記粒子と上記磁性材料と
をつなぐ成形容易な高分子材料とを、フロートの平均比
重が、容器内に溜まる液体の比重に比べて小さくなるよ
うに混合して一体成形したものであるので、容易に比重
の小さい、中実構造の小形のフロートが実現できる。
【0057】本発明の第4の構成の冷凍サイクル用液面
検知計は、第3の構成において、比重の小さい粒子と磁
性材料とをつなぐ成形容易な高分子材料が、容器内に溜
まる液体との反応性が低い材料であるので、冷媒や油と
フロートとの相性を気にすることなく使用でき、長期に
渡って精度の高い液面検知ができる効果がある。
【0058】本発明の第5の構成の冷凍サイクル用液面
検知計は、第2または第3の構成において、上記フロー
トの表面が容器内に溜まる液体との反応性が低い材料で
覆われているので、冷媒や油とフロートとの相性を気に
することなく使用でき、長期に渡って精度の高い液面検
知ができる効果がある。
【0059】本発明の第6の構成の冷凍サイクル用液面
検知計は、第1の構成において、パイプ内の2個所にそ
れぞれ磁気センサを設け、容器内に溜まる液体の上限の
液面と下限の液面を検知するようにしたので、冷凍サイ
クルを構成する部品の破損等を防止することができる。
【0060】本発明の第7の構成の冷凍サイクル用液面
検知計は、第1の構成において、パイプ内の上下方向に
複数個の磁気センサを設け、容器内に溜まる液体のリニ
アな液面検知を行うようにしたので、圧縮機等、冷凍サ
イクルを構成する部品の運転を細かく制御できるため、
省エネに効果がある。
【0061】本発明の第8の構成の冷凍サイクル用液面
検知計は、第1の構成において、パイプに装着され、容
器と脱着可能に結合する継手を備え、上記継手の大きさ
をフロートの径より大きくして上記容器より液面検知計
が脱着可能となるようにしたので、簡単に冷凍サイクル
用液面検知計を交換することができ、液面検知計のメン
テナンス性を向上させる効果がある。
【0062】本発明の第9の構成の冷凍サイクル用液面
検知計は、第8の構成において、磁気センサのリード線
が印刷された印刷回路基板上に磁気センサを取り付け、
上記印刷回路基板をパイプ内部に挿入するとともに、上
記印刷回路基板を上記パイプに固定する部分に、パイプ
内部と外気とを気密するパッキン部材を設けたので、冷
媒回路内の冷媒を抜くことなく、磁気センサのみを容易
に交換することができる。また、パイプ内部への水分、
ゴミ等の浸入がなくなるので、液面検知計の故障や破損
を防止することができる。
【0063】本発明の第10の構成の冷凍サイクル用液
面検知計は、第1の構成において、磁気センサのリード
線間に上記磁気センサと並列に電気抵抗を設けるととも
に上記リード線間の抵抗値を計測するようにしたので、
磁気センサのリード線の断線か、磁気センサの故障かを
容易に判別できる効果がある。
【0064】また、本発明の冷凍サイクルは、第1ない
し第10の何れかに記載の冷凍サイクル用液面検知計を
冷凍サイクルを構成する部品に取り付け、上記部品の内
部に溜まる液体の液面を検知するようにしたので、冷媒
量を検知できるため、冷凍サイクルを構成する部品の保
護、使用する冷媒量を最適にすることができる。また、
中実構造のフロートを搭載しているので、使用期間中メ
ンテナンスフリーになる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1による冷凍サイクル用
液面検知計の構成を示す断面構成図である。
【図2】 本発明の実施の形態2による冷凍サイクル用
液面検知計を搭載したアキュムレータの構成を示す断面
構成図である。
【図3】 本発明の実施の形態3による冷凍サイクル用
液面検知計の構成を示す断面構成図である。
【図4】 本発明の実施の形態4による冷凍サイクル用
液面検知計の構成を示す断面構成図である。
【図5】 本発明の実施の形態5による冷凍サイクル用
液面検知計の構成を示す断面構成図である。
【図6】 本発明の実施の形態6による冷凍サイクル用
液面検知計の構成を示す断面構成図である。
【図7】 本発明の実施の形態7による冷凍サイクル用
液面検知計の構成を示す断面構成図である。
【図8】 本発明の実施の形態8による冷凍サイクル用
液面検知計の構成を示す断面構成図である。
【図9】 本発明の実施の形態9による冷凍サイクル用
液面検知計の構成を示す断面構成図である。
【図10】 本発明の実施の形態10による冷凍サイク
ル用液面検知計の検知回路構成を示すブロック図であ
る。
【図11】 本発明の実施の形態10による冷凍サイク
ル用液面検知計の検知回路構成を示すブロック図であ
る。
【図12】 従来の冷凍サイクル用室外機の冷媒回路構
成を示すブロック図である。
【図13】 従来の冷凍サイクル用液面検知計の構成を
示す断面構成図である。
【図14】 従来の冷凍サイクル用液面検知計の動作を
示す断面構成図である。
【図15】 従来の冷凍サイクル用液面検知計の動作を
示す断面構成図である。
【符号の説明】
1 圧縮機、2 凝縮器、3 絞り装置、4 蒸発器、
5 アキュムレータ、6 補助タンク、7 液面検知
計、8 フロート、9,9a,9b,9c,9d磁気セ
ンサ、10,10a,10b,10c,10d,10e
リード線、11a,11b 連通管、12 パイプ、
13 磁石、 14 液冷媒、15 タンク、16 液
冷媒、油、あるいは液冷媒と油とが混合した混合溶液、
17 フロート、18 第1の部材、19 第2の部
材、20 第3の部材、21 第4の部材、22 第5
の部材、23 継手、24 印刷回路基板、25a,2
5b印刷回路パターン、26 パッキン部材、27 電
気抵抗、28 抵抗計。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂下 省吾 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 井上 琢也 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 平井 康順 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 林田 勝彦 東京都千代田区大手町二丁目6番2号 三 菱電機エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 久森 洋一 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 2F013 AA01 AA05 AA06 AA08 AA10 AB01 BC02 CA12 CB10

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液冷媒、油、あるいは液冷媒と油との混
    合溶液が溜まる高圧の容器中で使用され、磁性を有する
    フロートと、このフロート内を貫通して上記フロートを
    ガイドすると共に、一端が気密された非磁性材料からな
    るパイプと、上記パイプ内部に収められた磁気センサと
    を備えた冷凍サイクル用液面検知計において、上記フロ
    ートは中実構造であり、かつ平均比重が、上記容器内に
    溜まる液体の比重に比べて小さいことを特徴とする冷凍
    サイクル用液面検知計。
  2. 【請求項2】 フロートは、高分子を主成分とする材料
    で構成されていることを特徴とする請求項1記載の冷凍
    サイクル用液面検知計。
  3. 【請求項3】 フロートは、比重の小さい粒子と、磁性
    材料と、上記粒子と上記磁性材料とをつなぐ成形容易な
    高分子材料とを、フロートの平均比重が、容器内に溜ま
    る液体の比重に比べて小さくなるように混合して一体成
    形したことを特徴とする請求項1記載の冷凍サイクル用
    液面検知計。
  4. 【請求項4】 比重の小さい粒子と磁性材料とをつなぐ
    成形容易な高分子材料は、容器内に溜まる液体との反応
    性が低い材料であることを特徴とする請求項3記載の冷
    凍サイクル用液面検知計。
  5. 【請求項5】 フロートの表面は、容器内に溜まる液体
    との反応性が低い材料で覆われていることを特徴とする
    請求項2または3記載の冷凍サイクル用液面検知計。
  6. 【請求項6】 パイプ内の2個所にそれぞれ磁気センサ
    を設け、容器内に溜まる液体の上限の液面と下限の液面
    を検知するようにしたことを特徴とする請求項1記載の
    冷凍サイクル用液面検知計。
  7. 【請求項7】 パイプ内の上下方向に複数個の磁気セン
    サを設け、容器内に溜まる液体のリニアな液面検知を行
    うようにしたことを特徴とする請求項1記載の冷凍サイ
    クル用液面検知計。
  8. 【請求項8】 パイプに装着され、容器と脱着可能に結
    合する継手を備え、上記継手の大きさをフロートの径よ
    り大きくして上記容器より液面検知計が脱着可能となる
    ようにしたことを特徴とする請求項1記載の冷凍サイク
    ル用液面検知計。
  9. 【請求項9】 磁気センサのリード線が印刷された印刷
    回路基板上に磁気センサを取り付け、上記印刷回路基板
    をパイプ内部に挿入するとともに、上記印刷回路基板を
    上記パイプに固定する部分に、パイプ内部と外気とを気
    密するパッキン部材を設けたことを特徴とする請求項8
    記載の冷凍サイクル用液面検知計。
  10. 【請求項10】 磁気センサのリード線間に上記磁気セ
    ンサと並列に電気抵抗を設けるとともに、上記リード線
    間の抵抗値を計測するようにしたことを特徴とする請求
    項1記載の冷凍サイクル用液面検知計。
  11. 【請求項11】 請求項1ないし10の何れかに記載の
    冷凍サイクル用液面検知計を冷凍サイクルを構成する部
    品に取り付け、上記部品の内部に溜まる液体の液面を検
    知するようにしたことを特徴とする冷凍サイクル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2021192754A1 (ja) * 2020-03-25 2021-09-30 日立金属株式会社 センサ
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