JP2002071419A - ガスメータ - Google Patents

ガスメータ

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JP2002071419A
JP2002071419A JP2000257515A JP2000257515A JP2002071419A JP 2002071419 A JP2002071419 A JP 2002071419A JP 2000257515 A JP2000257515 A JP 2000257515A JP 2000257515 A JP2000257515 A JP 2000257515A JP 2002071419 A JP2002071419 A JP 2002071419A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 上記のような問題点に着目し、ガスメータ設
置場所での電池交換が容易に行えると共に、第3者によ
る電池の取り外しによって生じる不都合を防止するガス
メータを提供する。 【解決手段】 電池が収納されている電池ボックスの開
口部を覆うように、電池ボックスカバーがガスメータ本
体に着脱可能に取り付けられている。着脱検出手段30
0が、電池ボックスカバーの着脱状態を検出する。この
着脱検出手段300が、電池ボックスカバーの脱状態を
検出したとき、弁閉手段23aがガス遮断弁21を弁閉
する。ガス遮断弁21は、弁閉により、ガス流路20を
通じてのガス供給を遮断する

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ガス流路を通じ
てガス燃料器具に供給されるガスの通過流量を計測する
計測手段と、弁閉により、ガス流路を通じてのガス供給
を遮断するガス遮断弁とを備えるガスメータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のガスメータとして、例え
ば特公平7−119638号公報に開示されている超音
波式センサを使用した超音波式ガスメータや、特公平6
−43906号公報に開示されている熱式センサを使用
した熱式ガスメータなどがある。何れのガスメータも、
一般的に、野外に設置されているため、その動作電源を
電池から得ている場合が多い。
【0003】また、ダイヤフラムの移動を利用して機械
的に通過流量を積算計測する膜式のガスメータもある。
膜式ガスメータの場合は、通過流量の計測については、
機械的に行っているため電源を必要としない。しかしな
がら、異常ガスが流れたときに、ガス流路を遮断するな
どの保安機能は、電池から電源を得て動作している。そ
こで、従来より、ガス会社などのユーザーから、ガスメ
ータ設置場所での電池交換が容易なガスメータの開発が
望まれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ガスメ
ータ設置場所での電池交換が容易に行えるということ
は、ガス会社以外の第3者によって、電池を容易に取り
外すことができるということである。電池が取り外され
た場合、ガスメータとしての機能(膜式の場合は、保安
機能、電子式の場合は、さらに計測機能)が失われる。
このため、いたずらや、ガス盗用目的で第3者による電
池の取り外しが容易に行われ、正しいガス料金を消費者
に払ってもらえない、安全面に支障をきたすなどの不都
合が生じてしまう。
【0005】そこで、従来では、ガスメータ自体を分解
しなければ、電池交換ができないようにしたり、一部の
部品を破損しなければ、電池交換ができないようにし
て、電池交換をあえて容易に行えないようにしていた。
このため、電池交換に交換に手間がかかり、コスト的に
問題があった。
【0006】また、特殊工具を使用しなければ、電池交
換が行えないようにして、特殊工具を持っていない人に
よるいたずらを回避することも考えられている。しか
し、この場合も、交換作業時の人数分、特殊工具を用意
しなければならず、コスト的に問題があった。
【0007】そこで、本発明は、上記のような問題点に
着目し、ガスメータ設置場所での電池交換が容易に行え
ると共に、第3者による電池の取り外しによって生じる
不都合を防止するガスメータを提供することを課題とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
になされた請求項1記載の発明は、図1の基本構成図に
示すように、ガス流路20を通じてガス燃焼器具に供給
されるガスの通過流量を計測する計測手段100と、弁
閉により、前記ガス流路を通じてのガス供給を遮断する
ガス遮断弁21とを備えるガスメータにおいて、前記ガ
スメータ本体に設けられ、電池が収納される電池ボック
スと、前記電池ボックスの開口部を覆うように、前記ガ
スメータ本体に着脱可能に取り付けられる電池ボックス
カバーと、前記電池ボックスカバーの着脱状態を検出す
る着脱検出手段300と、前記着脱検出手段が前記電池
ボックスカバーの脱状態を検出したとき、前記ガス遮断
弁を弁閉する弁閉手段23aとを備えるガスメータに存
する。
【0009】請求項1記載の発明によれば、電池が収納
されている電池ボックスの開口部を覆うように、電池ボ
ックスカバーがガスメータ本体に着脱可能に取り付けら
れている。着脱検出手段300が、電池ボックスカバー
の着脱状態を検出する。この着脱検出手段300が、電
池ボックスカバーの脱状態を検出したとき、弁閉手段2
3aがガス遮断弁21を弁閉する。ガス遮断弁21は、
弁閉により、ガス流路20を通じてのガス供給を遮断す
る。
【0010】従って、ガス会社員は、電池ボックスカバ
ーをガスメータ本体から取り外すだけで、一部を損壊し
たり、特殊工具を使うことなく、電池交換を行うことが
できる。また、電池ボックスカバーが脱状態となると、
弁閉手段23aがガス遮断弁21を弁閉にする。このた
め、第3者によって電池ボックスカバーと共に、電池が
取り去れても、ガス供給が遮断され、安全面に支障をき
たすことがなく、ガス盗用も行うことができない。しか
も、電池交換時に、手動によりガス供給を遮断する必要
もなくなる。
【0011】請求項2記載の発明は、図1の基本構成図
に示すように、請求項1記載のガスメータであって、前
記着脱検出手段は、前記ガスメータ本体又は、前記電池
ボックスカバーの何れか一方づつに、各々対向して設け
られた機械式スイッチSW1と、マグネット14とを有
し、前記機械式スイッチの開閉状態に基づき、前記電池
ボックスカバーの着脱状態を検出するガスメータに存す
る。
【0012】請求項2記載の発明によれば、着脱検出手
段300において、機械式スイッチSW1と、マグネッ
ト14が、ガスメータ本体又は、電池ボックスカバーの
何れか一方づつに、各々対向して設けられている。着脱
検出手段300が、機械式スイッチSW1の開閉状態に
基づき、電池ボックスカバーの着脱状態を検出する。従
って、機械式スイッチSW1と、マグネット14とを設
けるだけで、簡単に電池ボックスカバーの着脱状態を検
出することができる。
【0013】請求項3記載の発明は、請求項2記載のガ
スメータであって、前記機械式スイッチは、前記ガスメ
ータ本体に設けられ、前記マグネットは、前記電池ボッ
クスカバーに設けられることを特徴とするガスメータに
存する。
【0014】請求項3記載の発明によれば、機械式スイ
ッチSW1が、ガスメータ本体に設けられ、マグネット
14が、電池ボックスカバーに設けられている。従っ
て、電池ボックスカバーに、機械式スイッチSW1の配
線が取り付けられることがない。このため、電池交換の
際に、取り外した電池ボックスカバーに取り付けられて
いる機械式スイッチSW1の配線が邪魔になることがな
い。
【0015】請求項4記載の発明は、請求項2又は3記
載のガスメータであって、前記機械式スイッチは、前記
電池ボックスカバーが着状態のとき、当該接点が開し、
前記電池ボックスカバーが脱状態のとき、当該接点が閉
し、前記着脱検出手段は、前記機械式スイッチの閉した
接点を通じて流れる電流の有無によって前記機械式スイ
ッチの開閉状態を判断するガスメータに存する。
【0016】請求項4記載の発明によれば、電池ボック
スカバーが着状態であり、マグネット14が近くにある
とき、機械式スイッチSW1はその接点を開する。一
方、電池ボックスカバーが脱状態であり、マグネット1
4が離れているとき、機械式スイッチSW1はその接点
が閉す。そして、閉した接点を通じて電流が流れる。従
って、電池ボックスカバーは、着状態であるときが、脱
状態であるときより長いことに着目し、機械式スイッチ
SW1に、電池ボックスカバーが着状態である間は電流
は流れず、脱状態となったときだけ、電流が流れるよう
にすることができる。
【0017】請求項5記載の発明は、請求項1〜4何れ
か1項記載のガスメータであって、前記電池ボックスカ
バーは、取付手段によって、前記ガスメータ本体に着脱
可能に取り付けられるとき、前記取付手段を覆う封印層
をさらに備えるガスメータに存する。
【0018】請求項5記載の発明によれば、電池ボック
スカバーをガスメータ本体に着脱可能に取り付ける取付
手段が、封印層に覆われている。従って、取付手段の封
印が行えると共に、取付手段を封印層で覆い隠すことで
きる。
【0019】請求項6記載の発明は、請求項5記載のガ
スメータであって、前記封印層には、電池交換日が形成
されているガスメータに存する。
【0020】請求項6記載の発明によれば、封印層に、
電池交換日が形成されている。従って、電池交換を行う
際に、前回いつ電池交換が行われたかを知ることができ
る。
【0021】請求項7記載の発明は、図1の基本構成図
に示すように、請求項1〜6何れか1項記載のガスメー
タであって、前記ガス遮断弁の弁開操作を行うための弁
開操作手段500と、前記弁開操作手段により弁開操作
が行われ、かつ着脱検出手段300により前記電池ボッ
クスカバーの着状態が検出されたとき、前記ガス遮断弁
を弁開する弁開手段400とをさらに備えるガスメータ
に存する。
【0022】請求項7記載の発明によれば、弁開手段4
00が、弁開操作手段500により弁開操作が行われ、
かつ電池ボックスカバーの着状態が検出されたとき、ガ
ス遮断弁21を弁開する。従って、弁開操作手段500
により、ガス遮断弁21の弁開操作が行われても、電池
ボックスカバーの着状態が検出されなければ、ガス遮断
弁21が弁開することはない。
【0023】請求項8記載の発明は、図1の基本構成図
に示すように、請求項1〜7何れか1項記載のガスメー
タであって、前記弁閉手段が前記ガス遮断弁を弁閉した
とき、その旨を伝える表示を行う表示手段24をさらに
備えるガスメータに存する。
【0024】請求項8記載の発明によれば、ガス遮断弁
21を弁閉したとき、表示手段24が、その旨を伝える
表示を行うので、表示手段の表示を見たガス消費者又
は、ガス会社員は、ガス遮断弁21が弁閉の原因が電池
ボックスカバーが脱状態となったためであると判断する
ことができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施の形態を
図面を参照して説明する。図2は、本発明のガスメータ
の外観図を示している。図示のガスメータは、ガスメー
タ本体200に、ガス燃焼器具に供給されるガスの通過
流量の積算値を表示する表示器10と、電池Bを収納す
る電池ボックス11とが設けられている(図2
(a))。そして、この電池ボックス11の開口部を覆
うように、電池ボックスカバー12が、取付手段として
のビス13a及び、13bによってガスメータ本体に着
脱可能に取り付けられている(図2(b))。
【0026】また、電池ボックス11内には、電池Bの
他に、常閉の機械式スイッチとしてのリードスイッチS
W1が収納されている。一方、電池ボックスカバー12
には、リードスイッチSW1と対向する位置にマグネッ
ト14が設けられている(図2(a))。以上の構成に
より、電池ボックスカバー12がガスメータ本体200
に取り付けられている状態のとき、リードスイッチSW
1は、マグネット14の磁力によって開状態となる。
【0027】一方、電池ボックスカバー12が取り外さ
れ、リードスイッチSW1からマグネット14が離れる
と、リードスイッチSW1は、閉状態となる。従って、
リードスイッチSW1の開閉状態により、電池ボックス
カバー12の着脱状態を判断することができる。このよ
うに、電池ボックスカバー12の着脱状態を検出するた
めの手段として、リードスイッチSW1及び、マグネッ
ト14を用いることで、構成が簡単となりコストダウン
を図ることができる。
【0028】また、上述したように、本発明のガスメー
タは、ガスメータ本体200内の電池ボックス11にリ
ードスイッチSW1を、電池ボックスカバー12に、マ
グネット14を設けている。このため、電池ボックスカ
バー12に、リードスイッチSW1の配線が取り付けら
れることがなく、電池交換の際にリードスイッチSW1
の配線が邪魔になることがない。従って、より一層ガス
メータ設置場所での電池交換が容易に行える。
【0029】また、電池ボックスカバー12は、着状態
であるときが、脱状態であるときより長いことに着目
し、リードスイッチSW1として常閉のものを使用して
いる。すなわち、電池ボックスカバー12が着状態であ
る間は、リードスイッチSW1が開状態となり、電流は
流れず、脱状態となったときだけ、閉状態となり電流が
流れるようにすることができるので、リードスイッチS
W1に電流が流れる時間を短くすることができ、省電力
化を図ることができる。
【0030】また、上述したビス13a及び、13bの
表面には、アルミテープ等からなる封印層としての封印
シール15が全体を覆うように貼られる(図2
(c))。この封印シール15によって、ビス13a及
び、13bの封印が行える。さらに、ビス13a及び、
13bを封印シール15で隠すことができ、いたずら
や、盗用目的での第3者によるビス13a及び、13b
の取り外しを防止することもできる。
【0031】上述した封印シール15には、図3に示す
ように電池交換日が印刷されている。従って、ガス会社
員は、電池交換を行う際に、封印シール15を見るだけ
で、前回いつ電池交換が行われたかを知ることができ
る。さらに、上述した電池ボックスカバー12や、端子
台16を覆うように、カバー17がガスメータ本体20
0に取り付けられることとなる(図2(d))。
【0032】以上のガスメータの構成の詳細を、図4の
内部構成図を参照して以下説明する。ガスメータは、ガ
ス流路20を通じてガス燃焼器具にガス供給を行ってい
る。このガス流路20には、弁閉により、ガス供給を遮
断するガス遮断弁21と、ガス燃焼器具に供給されるガ
スの通過流量に応じた通過流量信号を出力する流量セン
サ22を備えている。本発明の実施形態において、ガス
メータは、上記流量センサ22として例えば超音波セン
サや、熱式センサなどを使用した電子式として構成され
ている。
【0033】また、上述したガス遮断弁21は、マイク
ロコンピュータ23(以下、μCOM23と略す。)に
接続され、μCOM23によってその弁開・弁閉制御が
行われている。一方、流量センサ22は、μCOM23
に接続され、通過流量信号をμCOM23に対して出力
している。
【0034】上述したμCOM23には、ガス流路20
を通じて流れるガスの通過流量の積算値などを表示する
表示器10と、一端が電池Bに接続されたリードスイッ
チSW1の他端とが接続されている。このリードスイッ
チSW1の他端は、抵抗R1を介して接地されている。
【0035】なお、ガスメータには、ガス遮断弁21の
弁開操作を行うための弁開操作手段としての弁開操作ボ
タン(図示せず)が設けられている。そして、μCOM
23にはさらに、弁開操作ボタンが押されたときに接点
が閉するリードスイッチSW2の一端が接続されてい
る。このリードスイッチSW2の一端は、さらに抵抗R
2を介して接地され、他端は電池Bに接続されている。
【0036】上述したμCOM23は、プログラムに従
って各種の処理を行う中央演算ユニット(CPU)23
aと、CPU23aが行う処理プログラムなどを格納し
た読み出し専用メモリであるROM23bと、CPU2
3aでの各種の処理過程で利用するワークエリア、各種
データを格納するデータ格納エリアなどを有する読み出
し書き込み自在のメモリであるRAM23cなどを内蔵
し、これらが図示しないバスラインによって相互接続さ
れている。
【0037】上記CPU23aは、流量センサ22から
出力される通過流量信号を間欠的に取り込み、取り込ん
だ通過流量信号に基づいてガスの通過流量を計測する計
測処理を行う。このことから、流量センサ22とCPU
23aとは、計測手段100を構成することがわかる。
【0038】CPU23aはまた、リードスイッチSW
1の開閉状態に基づき、電池ボックスカバー12の着脱
状態を検出する着脱検出処理及び、弁閉手段として働
き、電池ボックスカバー12の脱状態を検出したとき、
ガス遮断弁21を弁閉する弁閉処理を行う。上述した着
脱検出処理から、リードスイッチSW1、マグネット1
4及び、CPU23aは、着脱検出手段300を構成す
ることがわかる。
【0039】CPU23aはさらに、弁閉操作ボタンが
操作され、かつ着脱検出処理により電池ボックスカバー
12の着状態が検出されたとき、ガス遮断弁21を弁開
する弁開処理、弁閉処理によりガス遮断弁21を弁閉し
たとき、その旨を伝える表示を行う表示処理を行う。上
述した弁開処理から、リードスイッチSW2及び、CP
U23aは、弁開手段400を構成することがわかる。
【0040】また、ガスメータは、上記弁開処理により
ガス遮断弁21が弁閉された旨を伝える表示手段として
の発光ダイオード24を備えている。この発光ダイオー
ド24は、一端が電池Bに接続され、他端がスイッチン
グトランジスタTr(以下、SWトランジスタTrと略
す。)のエミッターコレクタ間を介して接地されてい
る。このSWトランジスタTrの制御端子であるベース
は、μCOM23に接続されている。
【0041】従って、μCOM23が、SWトランジス
タTrのベースに対して、Hレベルの信号を出力する
と、SWトランジスタTrがオンして、発光ダイオード
24が点灯する。逆に、ベースに対するHレベルの信号
を停止すると、SWトランジスタTrがオフして、発光
ダイオードが消灯する。
【0042】上述した構成のガスメータの動作を、CP
U23aの処理手順を示す図5のフローチャートを参照
して以下説明する。CPU23aは例えば電池Bの投入
によって動作を開始し、図示しない初期ステップにおい
て、μCOM23内のRAM23cに形成した各種のエ
リアの初期設定を行ってからその最初のステップS1に
進む。CPU23aは、最初に、流量センサ22から出
力される通過流量信号を取り込み、この通過流量信号に
基づき、ガス流路20を通じて供給される通過流量を求
める計測処理を行う(ステップS1)。
【0043】次に、計測処理によって求めた通過流量か
ら積算値を算出し、表示器10に表示させる積算表示処
理を行う(ステップS2)。その後、ガス流路20を通
じて流れるガスに異常があれば、ガス遮断弁21を弁閉
して異常ガスの流出を遮断する保安処理を行う(ステッ
プS3)。
【0044】次に、RAM23c内に保持された弁開閉
フラグFの状態を取り込み、ガス遮断弁21が弁開状態
であるか否かを判断する(ステップS4)。弁開閉フラ
グFは、ガス遮断弁21の弁開閉状態を示すフラグであ
る。この弁開閉フラグFは、ガス遮断弁21が弁閉状態
のときには、オフ状態となり、弁開状態のときには、オ
ン状態となっている。なお、電池Bの投入直後、ガス遮
断弁21は弁閉状態であるため、弁開閉フラグFは、上
述した初期ステップにおいて、オフ状態に初期設定され
ている。
【0045】ゆえに、弁開閉フラグFがオン状態であり
(ステップS4でY)、ガス遮断弁21が弁開状態であ
るとき、CPU23aは次に電池ボックスカバー12が
脱状態であるか否かを判断する(ステップS5)。
【0046】このとき、例えばガス会社員等によって、
電池ボックスカバー12が取り外され、リードスイッチ
SW1からマグネット14が離れると、リードスイッチ
SW1の接点が閉する。そして、閉したリードスイッチ
SW1を介して電流が流れ、μCOM23に対してHレ
ベルの閉信号が供給される。従って、CPU23aは、
この閉信号の供給を受けて、電池ボックスカバー12が
脱状態であると判断し(ステップS5でY)、次のステ
ップS6へ進む。
【0047】一方、電池ボックスカバー12が取り外さ
れていないときは、マグネット14の磁力によりリード
スイッチSW1の接点は、開している。従って、CPU
23aは、閉信号の供給を受けないとき、電池ボックス
カバー12が着状態であると判断して(ステップS5で
N)、直ちにステップS1へ戻る。
【0048】ステップS6において、CPU23aは、
ガス遮断弁21を弁閉に制御すると共に、ガス遮断弁2
1の弁閉状態を示すために、RAM23c内に形成され
た弁開閉フラグFをオフ状態にする。さらに、CPU2
3aは、SWトランジスタTrにベースに対してHレベ
ルの信号を出力し、発光ダイオード24を点灯させた後
(ステップS7)、ステップS1へ戻る。この発光ダイ
オード24の点灯により、ガス遮断弁21の弁閉が、電
池ボックスカバー12がガスメータ本体から取り外され
たためであることがわかる。
【0049】以上述べたように、本発明のガスメータ
は、電池ボックスカバー12が取り外され、脱状態とな
ると、直ちにガス遮断弁21を弁閉して、ガス供給の遮
断を行う。このため、電池ボックスカバー12をガスメ
ータ本体200に対して着脱可能に設け、ガスメータ本
体200を一部破損したり、特殊工具などを使うことな
く、電池交換が容易に行えるようにしても、第3者によ
る電池Bの取り外しにより生じる不都合を防止すること
ができる。
【0050】すなわち、第3者によって電池ボックスカ
バー12と共に、電池Bが取り去れても、ガス供給自体
が遮断されているため安全面に支障をきたすことがな
く、ガス盗用も行うことができない。また、電池交換時
において、ガスメータは保安機能、計測機能とも働かな
いことから、通常は、ガス供給を遮断した状態で交換作
業を行っている。このため、電池ボックスカバー12が
取り外されると自動的にガス供給が遮断されるため、手
動によりガス供給を遮断する必要がなく、より一層容易
に電池交換を行うことができる。
【0051】ところで、ステップS4で弁開閉フラグが
オフ状態であり(ステップS4でN)、ガス遮断弁21
が弁閉状態であると判断されたとき、CPU23aは次
に弁開操作ボタンの操作が行われたか否かを判断する
(ステップS8)。リードスイッチSW2が閉状態であ
り、弁開操作ボタンが操作されたと判断できるとき(ス
テップS8でY)、CPU23aは、電池ボックスカバ
ー12が脱状態であるか否かを判断する(ステップS
9)。
【0052】このとき、電池ボックスカバー12が着状
態であれば(ステップS9でN)、CPU23aは、ガ
ス遮断弁21を弁開にすると共に、ガス遮断弁21の弁
開状態を示すために、弁開閉フラグFをオン状態にする
(ステップS10)。その後、CPU23aは、SWト
ランジスタTrのベースに出力しているHレベルの信号
を停止して、発光ダイオード24を消灯した後(ステッ
プS11)、ステップS1へ戻る。
【0053】一方、弁開操作ボタンの操作があっても、
電池ボックスカバー12が脱状態であれば(ステップS
9でY)CPU23aは、ガス遮断弁21を弁開するこ
となく、直ちにステップS1へ戻る。
【0054】以上の動作により、本発明のガスメータ
は、弁開操作ボタンにより弁開操作が行われても、電池
ボックスカバー12が着状態出なければ、ガス遮断弁2
1が弁開することがない。従って、第3者による電池取
り外しによって生じる不都合をより一層防止することが
できる。
【0055】なお、上述した実施形態では、リードスイ
ッチSW1及び、マグネット14を用いて電池ボックス
カバー12の着脱状態を検出していた。しかしながら、
電池ボックスカバー12の着脱状態を検出する手段とし
ては、上述したものに限られたものではない。例えば、
マイクロスイッチや、光センサなどをガスメータ本体内
の電池ボックス11に設け、これらの出力により電池ボ
ックスカバー12の着脱状態を検出するようにしてもよ
い。
【0056】また、上述した実施形態では、ガスメータ
として、超音波センサや、熱式センサを用いた電子式の
ものについて説明した。しかしながら、ダイヤフラムの
移動を利用した膜式のガスメータにも適用することがで
きる。この場合、第3者による電池取り外しが行われて
も、電池ボックスカバー12の脱状態と共に、ガス供給
が遮断されるため、保安機能が働かなくなっても、安全
面に支障を来すことがなくなる。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、ガス会社員は、電池ボックスカバーをガス
メータ本体から取り外すだけで、一部を損壊したり、特
殊工具を使うことなく、電池交換を行うことができる。
また、電池ボックスカバーが脱状態となると、弁閉手段
がガス遮断弁を弁閉にする。このため、第3者によって
電池ボックスカバーと共に、電池が取り去れても、ガス
供給が遮断され、安全面に支障をきたすことがなく、ガ
ス盗用も行うことができない。しかも、電池交換時に、
手動によりガス供給を遮断する必要もなくなるので、ガ
スメータ設置場所での電池交換が容易に行えると共に、
第3者による電池の取り外しによって生じる不都合を防
止することができるガスメータを得ることができる。
【0058】請求項2記載の発明によれば、機械式スイ
ッチと、マグネットとを設けるだけで、簡単に電池ボッ
クスカバーの着脱状態を検出することができるので、構
成が簡単となりコストダウンを図ることができるガスメ
ータを得ることができる。
【0059】請求項3記載の発明によれば、電池ボック
スカバーに、機械式スイッチの配線が取り付けられるこ
とがない。このため、電池交換の際に、取り外した電池
ボックスカバーに取り付けられている機械式スイッチの
配線が邪魔になることがないので、より一層ガスメータ
設置場所での電池交換が容易に行えるガスメータを得る
ことができる。
【0060】請求項4記載の発明によれば、電池ボック
スカバーは、着状態であるときが、脱状態であるときよ
り長いことに着目し、機械式スイッチに、電池ボックス
カバーが着状態である間は電流は流れず、脱状態となっ
たときだけ、電流が流れるようにすることができるの
で、機械式スイッチに電流が流れる時間を短くすること
ができ、省電力化を図ったガスメータを得ることができ
る。
【0061】請求項5記載の発明によれば、取付手段の
封印が行えると共に、取付手段を封印層で覆い、隠すこ
とできるので、第3者による電池ボックスカバーの取り
外しを防止することができるガスメータを得ることがで
きる。
【0062】請求項6記載の発明によれば、電池交換を
行う際に、前回いつ電池交換が行われたかを知ることが
できるガスメータを得ることができる。
【0063】請求項7記載の発明によれば、弁開操作手
段により、ガス遮断弁の弁開操作を行っても、電池ボッ
クスカバーの着状態が検出されなければ、ガス遮断弁が
弁開することはないので、より一層、第3者による電池
取り外しによって生じる不都合を防止することができる
ガスメータを得ることができる。
【0064】請求項8記載の発明によれば、表示手段の
表示を見たガス消費者又は、ガス会社員は、ガス遮断弁
が弁閉の原因が電池ボックスカバーが脱状態となったた
めであると判断することができるので、使い勝手の良い
ガスメータを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のガスメータの基本構成図である。
【図2】本発明のガスメータの一実施の形態を示す外観
図である。
【図3】図2に示す封印シールの詳細図である。
【図4】図2のガスメータの内部構成を示す回路図であ
る。
【図5】図3のガスメータを構成するCPUの処理手順
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
11 電池ボックス 12 電池ボックスカバー 13a、13b 取付手段(ビス) 14 マグネット 15 封印層(封印シール) 20 ガス流路 21 ガス遮断弁 23a 弁閉手段(CPU) 24 表示手段(発光ダイオード) 100 計測手段 200 ガスメータ本体 300 着脱検出手段 400 弁開手段 500 弁開操作手段 SW1 機械式スイッチ(リードスイッチ) B 電池

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガス流路を通じてガス燃焼器具に供給さ
    れるガスの通過流量を計測する計測手段と、弁閉によ
    り、前記ガス流路を通じてのガス供給を遮断するガス遮
    断弁とを備えるガスメータにおいて、 前記ガスメータ本体に設けられ、電池が収納される電池
    ボックスと、 前記電池ボックスの開口部を覆うように、前記ガスメー
    タ本体に着脱可能に取り付けられる電池ボックスカバー
    と、 前記電池ボックスカバーの着脱状態を検出する着脱検出
    手段と、 前記着脱検出手段が前記電池ボックスカバーの脱状態を
    検出したとき、前記ガス遮断弁を弁閉する弁閉手段とを
    備えることを特徴とするガスメータ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のガスメータであって、 前記着脱検出手段は、前記ガスメータ本体又は、前記電
    池ボックスカバーの何れか一方づつに、各々対向して設
    けられた機械式スイッチと、マグネットとを有し、前記
    機械式スイッチの開閉状態に基づき、前記電池ボックス
    カバーの着脱状態を検出することを特徴とするガスメー
    タ。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のガスメータであって、 前記機械式スイッチは、前記ガスメータ本体に設けら
    れ、前記マグネットは、前記電池ボックスカバーに設け
    られることを特徴とするガスメータ。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3記載のガスメータであっ
    て、 前記機械式スイッチは、前記電池ボックスカバーが着状
    態のとき、当該接点が開し、前記電池ボックスカバーが
    脱状態のとき、当該接点が閉し、 前記着脱検出手段は、前記機械式スイッチの閉した接点
    を通じて流れる電流の有無によって前記機械式スイッチ
    の開閉状態を判断することを特徴とするガスメータ。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4何れか1項記載のガスメー
    タであって、 前記電池ボックスカバーは、取付手段によって、前記ガ
    スメータ本体に着脱可能に取り付けられるとき、前記取
    付手段を覆う封印層をさらに備えることを特徴とするガ
    スメータ。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のガスメータであって、 前記封印層には、電池交換日が形成されていることを特
    徴とするガスメータ。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6何れか1項記載のガスメー
    タであって、 前記ガス遮断弁の弁開操作を行うための弁開操作手段
    と、 前記弁開操作手段により弁開操作が行われ、かつ着脱検
    出手段により前記電池ボックスカバーの着状態が検出さ
    れたとき、前記ガス遮断弁を弁開する弁開手段とをさら
    に備えることを特徴とするガスメータ。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7何れか1項記載のガスメー
    タであって、 前記弁閉手段が前記ガス遮断弁を弁閉したとき、その旨
    を伝える表示を行う表示手段をさらに備えることを特徴
    とするガスメータ。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005345188A (ja) * 2004-06-01 2005-12-15 Toyo Gas Meter Kk ガスメータ
JP2009133755A (ja) * 2007-11-30 2009-06-18 Yokogawa Electric Corp フィールド機器
JP2012007807A (ja) * 2010-06-24 2012-01-12 Harman Co Ltd 調理器
WO2014199636A1 (ja) * 2013-06-12 2014-12-18 パナソニックIpマネジメント株式会社 流量計測装置
KR101912812B1 (ko) 2018-07-23 2018-10-29 주식회사 네오비 원격 수도검침용 무선통신장치 및 이의 제어방법

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