JPH01265123A - ガスメータの遠隔警報装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】

本発明は遠方からガスメータの異常検出、しゃ断動作等
の警報を出力する装置であって、特に通信手段を介し前
記の警報や必要な案内情報等を出力する警報装置に関す
る。 なお以下各図において同一の符号は同一もしくは相当部
分を示す。

【従来の技術】

いわゆるガスメータは需要家別に屋外に設けられ、それ
ぞれ当該需要家のガスの使用量を計量する装置であるが
、最近このガスメータにマイクロコンピュータ（マイコ
ンとも略す）を組込んで高機能化したいわゆるマイコン
ガスメータの使用が開始されている。 このようなマイコンガスメータには感震センサやガスの
圧力センサが組込まれているほか、ガス漏れ警報器や一
酸化炭素ガスを検知する不完全燃焼センサなどが接続で
きるようになっており、マイコンがこれらガス保安用検
出器の動作を０Ｎ１０ＦＦ信号として検知すると、自動
的に内蔵しているしゃ断弁を閉じてガスの供給をしゃ断
し、危険な状態を除去するように動作するものである。

【発明が解決しようとする課題】

しかしながら現在のマイコンガスメータは単にガス保安
用検出器からＯＮ１０　Ｆ　Ｆ状態の通知を受ける機能
を持つだけであるので、これらの保安用検出器とは配線
で結合されることが多い。しかし一般にガス保安検出器
のうちガス漏れ警報器や不完全燃焼センサは屋内の状態
を監視するために屋内に配置されている。一方、マイコ
ンガスメータはメータの検針の便や、配管ガス漏れ事故
からの安全維持のためにより安全な屋外に配置されてい
る。 このため建物の外壁を貫通して配線工事をしなければな
らないが、この配線工事はガスの需要家には建物の外観
の劣化や水漏れの心配などのために歓迎さないという問
題点がある。 これらの外壁工事を無くすために、屋内側ガス保安検出
器とマイコンガスメータ間を無線で結合するという試み
も行われている。しかしながら、これらの単なる０Ｎ１
０ＦＦ情報のマイコンガスメータへの一方通行では、次
のような問題点がある。 （１）マイコンガスメータが、屋外にあるため、−旦、
者断弁が作動される。とその復帰操作が煩わしい上に、
この復帰操作が複雑で判りにくく、一般のガスの使用者
がその操作方法に慣れていない。 （２）そこでガス会社より復帰操作方法を記した説明文
書をガス使用者に配布したとしても、めったに動作しな
いマイコンガスメータの復帰のための文書を使用者がい
つも保管すにことを期待するのは実際上無理がある。 （３）そこで復帰のためにはガス会社のサービスステー
ションに連絡して復帰をしてもらったり、電話で指示を
受けたりすることになるが、このための復旧時間はどう
しても長時間を要することになる。 従ってこの復旧に要する間ガスの使用ができず、料理が
中断したり、料理が無駄になったりすることがある。 （４）ガスの使用量の異常増加、あるいはガスの異常流
出の際などに、突然、ガスの使用が不能となるため戸惑
いが大きい。 この戸悪いを防ぐには、マイコンガスメータがしゃ断を
行う少し前に、マイコンガスメータの異常判断状況を通
知することにより、屋内側ガス保安用検出器がこの状況
を表示するかあるいは音声によりガスの使用者に通知し
て、しゃ新前に点検を行わせたり、あるいは危険な状態
を回避させることが望まれる。 そこで本発明の課題は、屋内側のガス保安用検出器が、
屋外のマイコンガスメータからガスしゃ断弁のしゃ新条
件の成立が近づいたことを受信して、それをガス利用者
に通知したり、しゃ断した後の復旧方法を利用者に案内
する機能を持つようにすることにより、不要なガスのし
ゃ断やガス事故を回避して安全性を高めたり、ガス供給
の回復を短時間で行えるようにすることにある。

【課題を解決するための手段】

前記の課題を解決するために本発明の装置は、ｒガスの
需要家別に設けられたガスメータ（マイコンガスメータ
０１など）と、ｌまたは複数の前記ガスメータに共通に
設けられた遠隔警報装置（０２など）とからなり、 前記ガスメータは、 当該の前記需要家に使用されたガス流量を計量する流量
計量手段（計量回転機構２６．センサ用円板２７．磁石
２８．流量センサＳ１など）、前記流量計量手段の計量
値を累計記憶するメータ側計量値記憶手段（１チツプマ
イコン１など）、自己を特定する番号（以下ＩＤ番号と
いう）を設定され記憶するＩＤ番号記憶手段（エチップ
マイコン１など）、 ガス使用量の異常、ガス漏洩、ガス圧力の異常。 または（および）地震等、ガス利用の安全を損い得る異
常を検出する異常検出手段（流量センサＳ１．１チップ
マイコン１．圧力センサＳ２惑震センサＳ３など）、 この異常検出手段の検出した所定の異常内容に基づいて
ガスの供給をしゃ断するガスしゃ断手段（１チップマイ
コン１．操作コイル２４．シゃ新井２５など）、 有線または無線信号の送信手段（送信回路８など）、 を備え、 少なくとも前記■Ｄ番号（３１など）と、前記異常検出
手段の検出した異常の状態、前記ガスしゃ断手段のしゃ
断準備の状態、または（および）該ガスしゃ断手段のし
ゃ断実行の状態等を示すステータス信号（３３など）と
、を前記送信手段を介して送信するものであり、 前記遠隔警報装置は、 有線または無線信号の受信手段（受信回路１１など）、 この受信手段を介して受信した前記ステータス信号に応
じ、表示、警報音、または（および）音声等よりなる所
定の警報および必要な案内情報を出力する警報出力手段
（マイコンシステム１２．音声合成器１４．スピーカ１
５．警報ランプ１６．ブザー１７など）、 を備えたもの」とする。

【作　用】

この発明は、需要家側のガスの使用量を計量するととも
に、使用状態の異常などを検知し、自動的にガスのしゃ
断を自動的に行うマイコンガスメータと屋内に設けられ
たガス保安用検出器との間を有線または無線の通信手段
をで結合することにより、屋内側ガス保安用検出器がマ
イコンガスメータからそのしゃ断の予知通報を受信して
、ガスの使用者にガスの供給の自動しゃ断を事前に知ら
せこれにより異常箇所の点検を可能とするとともに、 ガスのしゃ断が行われた場合には、マイコンガスメータ
の復旧動作方法をガイドする機能をこの屋内側ガス保安
用検出器に持たせることによって、ガス供給の再開を容
易に行わせようとするものである。 （実施例］ 以下第１図ないし第３図に基づいて本発明の詳細な説明
する。第１図は本発明の一実施例としてのシステム構成
図、第３図は同じくマイコンガスメータ０１の要部の機
構の説明図である。 第３図において２１はガス流入口、２２はガス流出口２
２であり、２６はこのガス流入口２１からガス流出口２
２に至るガスの流路内に設けられた計量回転機構で、こ
の機構２６はこの流路を通過したガス流量に比例して回
転し、自身に連動するセンサ用円板２７を回転させる。 この円板上には磁石２８が設けられており、円板２７の
１回転分は、磁石２８が接近するつと閉路するリードス
イッチからなる流量センサＳ１によって、１パルスの０
Ｎ１０ＦＦ信号に変換される。 １チツプマイコン１はこの０Ｎ１０ＦＦ信号を入力し、
ガスの流量を読取る。一般にこのマイコン１はガス管路
の圧力の異常を検知する圧力センサＳ２、大きな地震を
感知して働らく感震センサＳ３、ガス漏れを検出するガ
ス漏れ警報器Ｓ４、−酸化炭素ガスの濃度異常時に働（
不完全燃焼センサＳ５等の動作も同時に読込むことがで
きる。 ただし前記の圧力センサＳ２と、感震センサＳ３とはこ
のマイコンガスメータ０１に内蔵されているが、前記ガ
ス漏れ警報器Ｓ４および不完全燃焼センサＳ５（なおこ
のＳ４およびＳ５を一括してここでは便宜上屋内側ガス
保安用検出器、略して屋内側保安検出器１３と呼ぶ）は
マイコンガスメータ０１の外部からこのマイコンガスメ
ータ０１に接続可能なようになっている。 １チツプマイコン１は前記のセンサおよび警報器３２〜
Ｓ５の異常検出時、あるいは流量センサＳ１の時系列の
動きからマイコン１のプログラムによりガス流量の異常
増大や、ガス管などの漏洩異常を検知したときは、しゃ
新井２５用の操作コイル２４を励磁し、しゃ新井２５を
閉路して、ガスの供給を停止し安全な状態とする。この
しゃ新井２５には、復帰ボタン２９が付設され、このボ
タン２９を押込むことによって、ガスの供給を再開する
ことができる。またこのときマイコン１はこの復帰操作
を操作コイル２４に生じた逆起電力を介して検知し再び
異常監視動作を再開する。 以上までの機能を持ったマイコンガスメータはすでにガ
ス会社の家庭用メータとして使用が開始されているが、
本発明のマイコンガスメータ０１はさらに第１図に示す
ように有線または無線の通信手段を備えたものである。 そして前記屋内側保安検出器１３は通常は、この通信手
段を介してマイコンガスメータ０１に検出信号を与える
ように構成されている。 なお前述のように第３図のマイコンｌのメモリ（図外）
内にはガスの計量値が記憶されている。 また、個々のマイコンガスメーク０１ごとにＩＤＮαが
設定されている。このＩＤＮαを設定するには個々のメ
ータごとに図外のデジタルスイッチを設けとか、通信手
段によってＩＤＮαをマイコン１が所有しているメモリ
内にデータセットするとか、マイコンメモリを、それぞ
れＩＤＮαを記憶するように製造するなどの方法を用い
ることができる。 第１図においてマイコンガスメータ０１の１チツプマイ
コン１は一般にシリアル通信ボートを有しており、送信
用端子Ｔｘ、受信用端子Ｒｘにそれぞれ送信回路８．受
信回路９が設けられている。これらの送、受信回路８．
９は、遠隔警報装置０２内に設けられた送、受信回路１
０．１１と結合されている。 本発明では遠隔警報装置０２は屋内側保安検出器１３と
結合され、その検出信号の送信のみならず、マイコンガ
スメータ０１に関わる警報や案内情報の出力等、本発明
の主体となる動作を行うものである。 この遠隔警報装置０２内のマイコンシステム１２は、こ
の装置０２全体を制御する役割を持ち、その送信用端子
Ｔｘ、受信用端子Ｒｘを介し、それぞれ前記送信回路１
０．受信回路１１と結合されているほか、前記屋内側保
安検出器１３．音声合成器１４．スピーカ１５．警報ラ
ンプ１６．ブザー１７．ＩＤＮα設定器１８等と接続さ
れている。 ここで屋内側保安検出器１３内のガス漏れ警報器Ｓ４お
よび不完全燃焼センサＳ６の各検出信号はマイコンシス
テム１２を介し、通信ポートＴｘ、　Ｒｘを経て、マイ
コンガスメータ０１側に送信される。 前記音声合成器１４からブザー１７までの各手段は後述
のように警報や案内情報を出力する。 また前記ＩＤＮα設定器はこの遠隔警報装置０２の相手
となる各マイコンガスメータ０１のアドレスとしてのＩ
ＤＮαをこのマイコンシステム１２へ設定する装置であ
る。 さてこの遠隔装置０２においては、マイコンシステム１
２内の図外のメモリ内に案内情報用の音声用メモリを記
録しておき、マイコンシステム１２がマイコンガスメー
タ０１からの受信データに応じて、音声合成器１４とス
ピーカ１５とを介し、例えば下記のような音声の案内情
報を発することができる。 （ａ）ガスの供給異常時： 「ガス流量が異常です。ガス管に異常がないか点検下さ
い。」 「ガス流量が増大しています。ガス器具の閉め忘れがな
いか点検下さい。Ｊ し）ガスの長期間漏洩時： 「ガスが長期間漏洩しています。−度全ての器具の口火
も止めてください、」 「ガスが長期間漏洩しています。ガス会社のサービスス
テーションへ点検を依軌して下さい。」（Ｃ）ガス漏れ
異常時： 「ガスが漏れております。ガスの元栓を閉め、窓を開け
て換気して下さい、電気器具は使用しないで下さい、ま
た、電気には手を触れないで下さい。」 （ｄ）ガスしゃ断動作時： ｒｏｏｏｏｏにより、ガスの供給がしゃ断されました。 ガス器具の使用を中止して下さい。」「異常原因（○Ｏ
ＯＯ○）を調べて下さい。」「ガスしゃ新井の開放のた
めにはガスメータの復帰用カバーを外し、復帰棒を１　
ｃｍ程押込んで下さい。」 「ガスの供給が再開さました。」　「ガス器具を１つづ
つ注意をしながら、使用して下さい。」「ガス供給の異
常が継続しております。ガスサービスステーションに連
絡して点検を受けて下さい。」 このようにマイコンガスメータ０１の動作状態には種々
のものがあるが、これに合せて、音声案内情報を予め決
めておくことは必らずしも難しいことではない。また、
音声案内情報だけでなく、すでに述べたように案内情報
部分を文字表示で行うことも可能である。また、案内情
報を発する前にブザー１７を鳴らしたり、警報ランプ１
６を点灯したり点滅したりして、ガスの使用者の注意を
喚起することなどは、当然考えられることなので、ブザ
ー／音声案内情報／警報ランプ／文字表示などを適宜組
合せて使用すれば良い。 このようにマイコンガスメータ０１の状況に合せて操作
、警報案内を行うためには、すでに説明したように屋外
に設けられたマイコンガスメータ０１と屋内に設けられ
た遠隔警報装置０２間を通信手段によって結合する必要
がある。この通信手段には、シリアル通信とパラレル通
信がある。また別の言い方をすれば電線や光ファイバー
などの何らかの通信媒体を直接接続しても良いし、また
、電磁波。 光、超音波など用いて無線で通信しても良い。このよう
な通信手段としては実際の用い方に適した手段を用いれ
ばよいので、ここでは単にマイコンガスメータ０１と遠
隔警報装置０２が互に通信する手段を有していれば良い
。 第２図はこの通信手順の一例を示している。同図（Ａ）
ではマイコンガスメータ０１が例えば毎日１回程度通信
路が確保できているかどうか確認のためのテスト信号３
２を自身のＩＤＮα３１に引続いて送信する。遠隔警報
装置０２側ではこのテスト信号３２が一定期間の間に受
信できなければ、当該のマイコンガスメータ０１または
通信路が異常なので、案内情報出力機能の一部を用いて
それらの点検を求めることができる。 また、第２図（Ｂ）では、マイコンガスメータ０１が何
かある状態、例えばガス流量が増大し、自動しゃ断しよ
うとする少し前になった時の状態を区分したコードをス
テータス信号３３として自身のＩＤＮα３１に続いて通
知する。このような状態内容の区分方法には種々の方法
があるので、ここでは説明を省略する。 このステータス信号３３を遠隔警報装置０２が受信する
と、このステータス信号３３に応じて予めセットされて
いる音声案内情報を出力する。 またこの図（Ｂ）では、遠隔警報装置０２側から、相手
のマイコンガスメータをＩＤＮｏ、３１で指定１．−ｃ
、操作コマンド３５を送信することにより、当該のマイ
コンガスメータ０１に該操作コマンド３５に応じた動作
を行わせることができる。例えばマイコンガスメータ０
１にしゃ新井２５の自動復帰機構を設けたとすれば、そ
の操作コマンド３５を送り、当該のマイコンガスメータ
０１の１チツプマイコンｌにこの自動復帰機構を介しし
ゃ新井２５を復帰させることができる。但しこ゛のよう
な遠隔警報装置０２側からマイコンガスメータ０１側へ
のデータ送信は、屋内側保安検出器１３の動作を通知す
ることが基本であることは当然である。

【発明の効果】

この発明によれば、遠隔警報装ＷＯ２とマイコンガスメ
ータ０１間を通信路で結合し、マイコンガスメータ０１
の動作状況のステータス信号３３を遠隔警報装置０２に
送り、このステータス信号３３に応じて、警報装置０２
に警報や通知のための音声案内情報を出力させることと
したので、下記のような効果が得られる。 （ａ）危険な状態の通知によっそ、予めガス使用者が点
検することができるので、危険防止や不要なガスのしゃ
断を防止することができる。 （ｂ）ガスしゃ断が生じた時にも、復帰方法を案内する
ことができるので、短時間の間に復帰操作が可能になる
。 （Ｃ）またこの復帰操作に際しても、適切な案内が行わ
れるので、危険の防止が可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例としてのシステム構成を示す
ブロック回路図、第２図は同じく遠隔警報装置とマイコ
ンガスメータとの交信手順を示す図、第３図は同じくマ
イコンガスメータの要部の機構説明図である。 ０１：マイコンガスメータ、０２：遠隔警報装置、１：
１チツプマイコン、Ｓｌ　：流量センサ、Ｓ２：圧力セ
ンサ、Ｓ３　：感震センサ、Ｓ４　：ガス漏れ警報器、
Ｓ５　：不完全燃焼センサ、８，１０：送信回路、９，
１１：受信回路、１２：マイコンシステム、１３：屋内
側保安検出器、１４：音声合成器、１５：スピーカ、１
６：警報ランプ、１７：ブザー、１８：ＩＤＮα設定器
、２４：操作コイル、２５ニジゃ新井、２６：計量回転
機構、２７：センサ用円板、２８　：　１石、３１：Ｉ
ＤＮ（Ｌ、３２：テスト信号、３３：ステータス信号、
３５：操作コマンド。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）ガスの需要家別に設けられたガスメータと、１また
   は複数の前記ガスメータに共通に設けられた遠隔警報装
   置とからなり、 前記ガスメータは、 当該の前記需要家に使用されたガス流量を計量する流量
   計量手段、 前記流量計量手段の計量値を累計記憶するメータ側計量
   値記憶手段、 自己を特定する番号（以下ＩＤ番号という）を設定され
   記憶するＩＤ番号記憶手段、 ガス使用量の異常、ガス漏洩、ガス圧力の異常、または
   （および）地震等、ガス利用の安全を損い得る異常を検
   出する異常検出手段、 この異常検出手段の検出した所定の異常内容に基づいて
   ガスの供給をしゃ断するガスしゃ断手段、有線または無
   線信号の送信手段、 を備え、 少なくとも前記ＩＤ番号と、前記異常検出手段の検出し
   た異常の状態、前記ガスしゃ断手段のしゃ断準備の状態
   、または（および）該ガスしゃ断手段のしゃ断実行の状
   態等を示すステータス信号と、を前記送信手段を介して
   送信するものであり、前記遠隔警報装置は、有線または
   無線信号の受信手段、 この受信手段を介して受信した前記ステータス信号に応
   じ、表示、警報音、または（および）音声等よりなる所
   定の警報および必要な案内情報を出力する警報出力手段
   、 を備えたものであることを特徴とするガスメータの遠隔
   警報装置。