JP2004077265A - マイコンメータ装置及び点滅パターン識別装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】一般の使用者でもマイコンメータが示すガスの異常状態を容易に確認できるようにするとともに、マイコンメータが異常な状態を示したときに、管理センタにその状態を通報する。
【解決手段】点滅パターン識別装置10は、受光回路10a、制御回路10b、表示回路10c、電源回路10d、通信回路10eを有している。マイコンメータ1は、LED2を有し、LED2の点滅パターンを変えることによりガスの異常状態を知らせる。識別装置10は、LED2からの光を感知し、感知した光の点滅パターンを識別し、識別した点滅パターンに応じた異常情報を表示する。通信回路10eは、伝送装置と接続され、接続された伝送装置が電話回線等を介して管理センタに接続され、前記表示された異常情報を管理センタに通報する。
【選択図】 図5
【解決手段】点滅パターン識別装置10は、受光回路10a、制御回路10b、表示回路10c、電源回路10d、通信回路10eを有している。マイコンメータ1は、LED2を有し、LED2の点滅パターンを変えることによりガスの異常状態を知らせる。識別装置10は、LED2からの光を感知し、感知した光の点滅パターンを識別し、識別した点滅パターンに応じた異常情報を表示する。通信回路10eは、伝送装置と接続され、接続された伝送装置が電話回線等を介して管理センタに接続され、前記表示された異常情報を管理センタに通報する。
【選択図】 図5
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、マイコンメータ装置及び点滅パターン識別装置、より詳細には、マイコンメータのランプが示す点滅パターンを識別し、その点滅パターンに応じた異常状態を表示するための機能を備えたマイコンメータ装置及び点滅パターン識別装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ガスを計量するとともに、マイコンによりガスの使用状態を監視してガス漏れや、器具の消し忘れ、地震発生等の異常時にガスを自動的に遮断するマイコンメータがある。このマイコンメータは、例えば、ゴム管の外れ、ガス栓誤開放により異常に大きなガス流量が検出された場合、予め定めた期間(T秒間)の間に3回づつ点滅ランプを点滅させたり、また、地震により感震器から信号が入力された場合、T秒間で1回点滅ランプを点滅させたり、また、ガスの圧力低下により圧力スイッチから信号が入力された場合、連続して点滅ランプを点滅させることができる。このように、マイコンメータは、ガスの異常状態に応じて点滅パターンを割り当てて、異常を検知できるようにしている。
【0003】
しかしながら、マイコンメータが屋外に取り付けられていることもあって、一般の使用者にとって、その点滅パターンを正確に識別し、異常状態に対して正確に対処することは困難である。さらに、一般の使用者が、ガス事業者などの係員に連絡して異常状態に対処する場合、連絡を受けた係員は使用者に対してマイコンメータの状態を確認するが、この際、使用者がマイコンメータの点滅パターンを正確に識別することが困難であるために、係員はマイコンメータが示すガスの異常状態に関する正確な情報を入手することができず、迅速な対応をとることができない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなされたものであり、一般の使用者でも容易にマイコンメータが示すガスの異常状態を確認できるとともに、マイコンメータが異常状態を示したときに、ガス事業者等の管理センタにその状態を通報できるようにしたマイコンメータ装置及び点滅パターン識別装置を提供すること、を目的としてなされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、ガスの使用状態を監視して、異常を検出したとき、ガスの供給を停止させると共に、ランプの点滅パターンを変えることにより、ガスの異常状態を知らせるマイコンメータと、
前記ランプの点滅パターンを識別する識別部と、該識別した点滅パターンに応じた異常情報を表示する表示部とを有し、前記マイコンメータに取り付け可能な点滅パターン識別装置とからなるマイコンメータ装置において、前記点滅パターン識別装置は、前記ランプの点滅パターンを目視するための覗き窓を有し、前記点滅パターン識別装置を前記マイコンメータに取り付ける際に、前記ランプを目視できる位置に前記覗き窓が配されるように取り付けることを特徴としたものである。
【0006】
請求項2の発明は、ガスの使用状態を監視して、異常を検出したとき、ガスの供給を停止させると共に、ランプの点滅パターンを変えることによりガスの異常状態を知らせるマイコンメータと、前記ランプの点滅パターンを識別する識別部と、該識別した点滅パターンに応じた異常情報を表示する表示部とを有し、前記マイコンメータに取り付け可能な点滅パターン識別装置とからなるマイコンメータ装置において、前記点滅パターン識別装置は、前記ランプの点滅を受光し、該ランプの点滅に同期して点滅する同期表示部を有することを特徴としたものである。
【0007】
請求項3の発明は、ガスの使用状態を監視して、異常を検出したとき、ガスの供給を停止させると共に、ランプの点滅パターンを変えることにより、ガスの異常状態を知らせるマイコンメータと、前記ランプの点滅パターンを識別する識別部と、該識別した点滅パターンに応じた異常情報を表示する表示部とを有し、前記マイコンメータに取り付け可能な点滅パターン識別装置とからなるマイコンメータ装置において、前記マイコンメータは、ガスの供給を一時的に遮断するテスト遮断に使用するリードスイッチを所定位置に内蔵し、前記点滅パターン識別装置は、前記所定位置に内蔵されたリードスイッチのオン/オフを切替えるために用いる磁石を挿入するための空隙部を有し、前記点滅パターン識別装置を前記マイコンメータに取り付ける際に、前記内蔵されたリードスイッチに対向する位置に前記空隙部が配されるように取り付けることを特徴としたものである。
【0008】
請求項4の発明は、ガスの使用状態を監視して、異常を検出したとき、ガスの供給を停止させると共に、ランプの点滅パターンを変えることにより、ガスの異常状態を知らせるマイコンメータと、前記ランプの点滅パターンを識別する識別部と、該識別した点滅パターンに応じた異常情報を表示する表示部とを有し、前記マイコンメータに取り付け可能な点滅パターン識別装置とからなるマイコンメータ装置において、前記マイコンメータは、ガスの供給を一時的に遮断するテスト遮断に使用するリードスイッチを所定位置に内蔵し、前記点滅パターン識別装置は、前記所定位置に内蔵されたリードスイッチのオン/オフを切替えるための磁性体を有し、前記点滅パターン識別装置を前記マイコンメータに取り付ける際に、前記内蔵されたリードスイッチに対向する位置に前記磁性体が配されるように取り付けることを特徴としたものである。
【0009】
請求項5の発明は、ガスの使用状態を監視して、異常を検出したとき、ガスの供給を停止させると共に、ランプの点滅パターンを変えることにより、ガスの異常状態を知らせるマイコンメータと、前記ランプの点滅パターンを識別する識別部と、該識別した点滅パターンに応じた異常情報を表示する表示部とを有し、前記マイコンメータに取り付け可能な点滅パターン識別装置とからなるマイコンメータ装置において、前記点滅パターン識別装置は、ガスの使用状況を管理する管理センタと有線又は無線を介して接続するための通信部を有し、ガスの使用状態を監視して異常を検出した際に、前記通信部は、前記識別部により識別された点滅パターンに応じた異常情報を前記管理センタに対して送信することを特徴としたものである。
【0010】
請求項6の発明は、ガスの使用状態を監視して、異常を検出したとき、ガスの供給を停止させると共に、ランプの点滅パターンを変えることにより、ガスの異常状態を知らせるマイコンメータに取り付け可能な点滅パターン識別装置であって、前記ランプの点滅パターンを識別する識別部と、該識別した点滅パターンに応じた異常情報を表示する表示部と、前記ランプの点滅パターンを目視するための覗き窓とを有することを特徴としたものである。
【0011】
請求項7の発明は、ガスの使用状態を監視して、異常を検出したとき、ガスの供給を停止させると共に、ランプの点滅パターンを変えることにより、ガスの異常状態を知らせるマイコンメータに取り付け可能な点滅パターン識別装置であって、前記ランプの点滅パターンを識別する識別部と、該識別した点滅パターンに応じた異常情報を表示する表示部と、前記ランプの点滅に同期して点滅する同期表示部とを有することを特徴としたものである。
【0012】
請求項8の発明は、ガスの使用状態を監視して、異常を検出したとき、ガスの供給を停止させると共に、ランプの点滅パターンを変えることにより、ガスの異常状態を知らせるマイコンメータに取り付け可能な点滅パターン識別装置であって、前記ランプの点滅パターンを識別する識別部と、該識別した点滅パターンに応じた異常情報を表示する表示部と、前記マイコンメータにおいてガスの供給を一時的に遮断するテスト遮断に用いる磁石を挿入するための空隙部とを有することを特徴としたものである。
【0013】
請求項9の発明は、ガスの使用状態を監視して、異常を検出したとき、ガスの供給を停止させると共に、ランプの点滅パターンを変えることにより、ガスの異常状態を知らせるマイコンメータに取り付け可能な点滅パターン識別装置であって、前記ランプの点滅パターンを識別する識別部と、該識別した点滅パターンに応じた異常情報を表示する表示部と、前記マイコンメータにおいてガスの供給を一時的に遮断するテスト遮断に使用するための磁性体とを有することを特徴としたものである。
【0014】
請求項10の発明は、ガスの使用状態を監視して、異常を検出したとき、ガスの供給を停止させると共に、ランプの点滅パターンを変えることにより、ガスの異常状態を知らせるマイコンメータに取り付け可能な点滅パターン識別装置であって、前記ランプの点滅パターンを識別する識別部と、該識別した点滅パターンに応じた異常情報を表示する表示部と、ガスの使用状況を管理する管理センタと有線又は無線を介して接続するための通信部とを有することを特徴としたものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の一実施形態に係わる点滅パターン識別装置の概要を示す斜視図である。図1(A)において、10は点滅パターン識別装置で、該点滅パターン識別装置10は、状態表示素子11、マイコンメータのLED(Light Emitting Diode)覗き窓12、テスト遮断用空隙部13を有し、図1(B)において、点滅パターン識別装置20は、状態表示素子21、マイコンメータのLED覗き窓22、テスト遮断用空隙部23を有している。点滅パターン識別装置20は、状態表示素子11の代わりに状態表示素子21を有している。図1(A)に示す状態表示素子11と、図1(B)に示す状態表示素子21とは、点滅パターンに応じた異常情報の表示形態が異なるものである。前者の状態表示素子11は、マイコンメータのLED点滅パターンに応じて割り当てた異常情報を示す番号(本例では1から4まで)を複数の表示素子(本例では4つ)のうち、例えば、図1(A)に示す状態表示素子11の左から順に上記番号1から4を割り当てておき、該当する表示素子を点灯もしくは点滅させるようにしたものである。この際、上記異常情報を示す番号(1から4)を、状態表示素子11のいずれか複数の組み合わせに対して割り当ててもよい。また、状態表示素子11における素子数は、本例に示す4つに限らず、点滅パターンに応じて必要となる素子数を可能な範囲で設定することもできる。
【0016】
一方、後者の状態表示素子21は、マイコンメータのLED点滅パターンに応じて割り当てた異常情報を示す番号(本例では1から4まで)を直接表示するようにしたものである。この状態表示素子21の表示形態は、数字に限らず、アルファベット文字でもよく、もしくは、数字及びアルファベット文字が混在したものを表示させてもよい。
【0017】
図2は、図1に示した点滅パターン識別装置をマイコンメータに取り付けた状態の一例を示す斜視図である、図3は、図1に示した点滅パターン識別装置をマイコンメータに取り付けた状態の一例を示す正面図である。図4は、図1に示した点滅パターン識別装置をマイコンメータに取り付けた状態の一例を示す側面図である。図2,図3,図4において、Aはマイコンメータ装置で、該マイコンメータ装置Aは、マイコンメータ1、点滅パターン識別装置10で構成されている。ここで、点滅パターン識別装置10の代わりに、点滅パターン識別装置20を取り付けてもよいが、以下においては、点滅パターン識別装置10を取り付けた実施形態を代表例として説明するものとする。また、本実施形態におけるマイコンメータ1は、異常を知らせるための点滅ランプとしてLED2を備え、さらにガスメータ積算値表示部3、ガスの供給を再開するための復帰ボタン4、後述するテスト遮断時に使用するリードスイッチ5を備えている。
【0018】
マイコンメータ1は、ガスの使用状態を監視して、異常を検出したとき、ガスの供給を停止させると共に、LED2の点滅パターンを変えることにより、異常を知らせる機能を有する周知のもので、LED2は、異常状態に応じて点滅パターンが異なるように予め設定されている。
【0019】
ここで、LED覗き窓12は、点滅パターン識別装置10を取り付けた状態で、マイコンメータ1のLED2の点滅を目視で確認できるようにするために設けられたものである。この点滅パターン識別装置10は、マイコンメータ1が取り外されるまで、マイコンメータ1に取り付けて使用されるものなので、マイコンメータ1に取り付けた状態で、マイコンメータ1の機能が阻害されないような構造にする必要がある。そこで、点滅パターン識別装置10は、マイコンメータ1に取り付けた状態で、マイコンメータ1のLED2の点滅を目視で確認できる構造とし、図4に示したように、LED覗き窓12がLED2に対向する位置に設けられている。但し、LED覗き窓12の位置は、本実施形態に示す位置に限定されず、LED2の点滅を確認できる位置であれば、点滅パターン識別装置10のどの位置に設けてもよい。
【0020】
また、テスト遮断用空隙部13は、点滅パターン識別装置10を取り付けた状態で、マイコンメータ1をテスト遮断できるようにするために設けられたものである。この点滅パターン識別装置10は、マイコンメータ1が取り外されるまで、マイコンメータ1に取り付けて使用されるものなので、マイコンメータ1に取り付けた状態で、マイコンメータ1の機能が阻害されないような構造にする必要がある。そこで、点滅パターン識別装置10は、マイコンメータ1に取り付けた状態で、テスト遮断できる構造とし、図4に示したように、テスト遮断用空隙部13がリードスイッチ5に対向する位置に設けられている。このテスト遮断とは、ガス事業者等の係員による保守・点検等のために、ガスの供給を一時的に遮断するための作業であって、図4に示すように、LED2とガスメータ積算値表示部3の間の所定位置に磁石6を近づけることで、テスト遮断用のリードスイッチ5をオン/オフすることができる。本実施形態によれば、この磁石6をテスト遮断用空隙部13から挿入することができる。但し、テスト遮断用空隙部13の形状は、本実施形態に示す形状に限定されず、上記所定位置に磁石を挿入できる程度の空隙部を設けることができれば、どのような形状でもよい。また、テスト遮断用空隙部13を設ける代わりに、点滅パターン識別装置10に予め磁化されていない磁性体を内蔵し、その磁化されていない磁性体に対して磁石を外部から近づけることにより、当該磁性体を磁化し、磁化された磁性体によりテスト遮断用のリードスイッチ5をオンする形態をとることもできる。なお、内蔵する磁性体はリードスイッチ5をオンさせない程度の磁力を有することは許容できる。またテスト遮断後の残留磁束密度もリードスイッチ5をオンさせない程度であれば許容できる。
【0021】
図5は、マイコンメータ1に取り付けた状態における点滅パターン識別装置10の内部構成例を説明するためのブロック図で、点滅パターン識別装置10は、受光回路10a、制御回路10b、表示回路10c、電源回路10d、通信回路10e、LED覗き窓12を有し、マイコンメータ1は、LED2を有している。受光回路10aは、マイコンメータ1のLED2からの光を感知する。この受光回路10aに用いる受光素子は、例えばフォトトランジスタなどが好適である。制御回路10bは、その光の点滅パターンから、マイコンメータ1の状態を識別する。ここで、点滅パターンの具体例として、例えば、ゴム管の外れ、ガス栓誤開放により異常に大きなガス流量が検出された場合、LED2は、点灯―消灯(1.6秒)―点灯―消灯(1.6秒)―点灯―消灯(4.8秒)の点滅パターンを連続して示す。また、ガス器具の消し忘れ等により異常に長時間連続してガスが流れた場合、点灯―消灯(1.6秒)―点灯―消灯(4.8秒)の点滅パターンを連続して示す。また、地震により感震器から信号が入力された場合、点灯―消灯(4.8秒)の点滅パターンを連続して示す。従って、制御回路10bは、各異常状態においてLED2が示す点灯―消灯の点滅のインターバル(時間)を計測することにより、点滅パターンを識別し、ガスの異常状態を知らせることができる。
【0022】
上記点滅パターンの識別に関する具体例として、制御回路10bは、例えばRAMやROMといったメモリ(図示せず)を有し、このメモリにLED2における点滅の基本パターンを予め格納しておき、ガスの使用状態を監視して、異常を検出したときのLED2の点滅パターンと、上記メモリに格納した基本パターンとを比較し、比較した結果、LED2の点滅パターンに一致した基本パターンを選択し、選択した基本パターンに応じたガスの異常状態を表示回路10cにより表示する。
【0023】
電源回路10dは、点滅パターン識別装置10に電源を供給する。この電源回路10dにおける電池は、一定の条件下において約10年間使用できるように設計されており、例えば、リチウムバッテリなどが好適である。表示回路10cは、前述した状態表示素子11を用いて点滅パターンに応じたマイコンメータ1の状態を表示する。また、本例における通信回路10eは、例えば都市ガスメータの標準通信回路からなり、後述する共通型伝送装置にケーブルなどで接続され、さらに、この共通型伝送装置が電話回線等を介して管理センタに接続され、マイコンメータ1の状態が管理センタに対して通報される。また、上述したLED2からの光の点滅パターンは、LED覗き窓12により、一般の使用者又は係員が目視により確認することができる。
【0024】
ここで、点滅パターン識別装置10は、未設置、及び設置済みのマイコンメータ1に対して後から外付けすることが可能である。この際、位置合わせも、取り付けも容易に行うことができる。マイコンメータ1の仕様は規格により定められているため、製造時に点滅パターン識別装置10をマイコンメータ1に内蔵することは出来ない。そこで、位置合わせや、取り付けが容易に出来るように、マイコンメータ1への取り付けは、例えば両面テープを用いて行うことにした。具体的には、点滅パターン識別装置10と同じ大きさの両面テープを製作し、マイコンメータ1のLED2の位置に合わせて両面テープをマイコンメータ1に貼り付け、両面テープに合わせて点滅パターン識別装置10をマイコンメータ1に貼り付ければ、位置合わせも、取り付けも容易に行うことが出来る。
【0025】
また、点滅パターン識別装置10は、マイコンメータ1に取り付けた状態で、マイコンメータ1が取り外されるまで、最大10年間使用できるように、屋外でも使用できる構造とし、防水構造を有しているものとする。電池についても、一定の条件下で、最大10年間交換の必要がないものを採用する。マイコンメータ1が示す特別な状態はいつ発生するか分からないため、点滅パターン識別装置10は、マイコンメータ1が示す特別な状態がいつ発生しても対応できるように、マイコンメータ1が取り外されるまでマイコンメータ1に取り付けておく必要がある。そこで、点滅パターン識別装置10は、マイコンメータ1が取り外されるまでマイコンメータ1に取り付けておいて問題なく動作出来るように設計され、かつ、マイコンメータ1は屋外に設置されるため、屋外の環境で問題なく使用できる構造とし、防水構造を有しているものとする。
【0026】
ここで、他の実施例として、LED覗き窓12を設けずに、別途LED(図示せず)を点滅パターン識別装置10の所望の位置に設けてもよい。すなわちマイコンメータ1のLED2の点滅を受光回路10a等で受光して、電源回路10dの電源を用いて、上記LEDをLED2に同期させて点滅させる。このように構成すると、部品点数は増えるものの外部の光が覗き窓12から入力され、受光回路10dがその入力された外部の光をLED2からの光と誤認識してしまうという危険性を回避することができる。
【0027】
図6は、本発明が適用される点滅パターン識別装置10の動作手順を説明するためのフローチャートである。まず、点滅パターン識別装置10は、マイコンメータ1のLED2の光を感知したかどうか判断し(ステップS1)、LED2の光を感知した場合(YESの場合)、マイコンメータ1のLED2の点滅パターンから、マイコンメータ1の状態を識別する(ステップS2)。ステップS1にてLED2の光を感知しない場合(NOの場合)、LED2の状態を継続して監視する。次に、ステップS2で識別したマイコンメータ1の状態を点滅パターンに応じて状態表示素子11を用いて表示し(ステップS3)、さらに、その状態を管理センタ等に対して通報する(ステップS4)。この際、マイコンメータ1のLED2の点滅パターンが変化するか、LED2の点滅が終了し、LED2の光を感知しなくなるまで、状態表示素子11での表示を継続する。
【0028】
上記ステップS4における処理後に、マイコンメータ1のLED2の点滅パターンが変化したかどうか判断し(ステップS5)、LED2の点滅パターンが変化した場合(YESの場合)、ステップS2に戻り、再度LED2の点滅パターンを識別し、状態表示素子11を用いてマイコンメータ1の状態を表示し、再度、その状態を管理センタに通報する。上記ステップS5にてLED2の点滅パターンが変化しない場合(NOの場合)、LED2の光を感知したかどうか判断し(ステップS6)、LED2の光を感知した場合(YESの場合)、ステップS5に戻りLED2の点滅パターンの変化があるかどうか判断する。上記ステップS6にてLED2の点滅が終了し、LED2の光を感知しなくなった場合(NOの場合)、状態表示素子11の表示を終了し(ステップS7)、再度マイコンメータ1の状態を管理センタに通報し(ステップS8)、ステップS1に戻る。
【0029】
図7は、本発明に係わるマイコンメータ1のLED2の点滅パターンの一例を示す図である。図7(A)に示す点滅パターンは、点滅パターン1(表示状態1)で、単独で発生する。この点滅パターン1は、例えば、感震遮断状態、供給圧力低下遮断状態、付加装置(例えば、ガス漏れ警報器など)作動遮断状態のいずれかの状態が終了するまで続けて表示される。図7(B)に示す点滅パターンは、点滅パターン2(表示状態2)で、単独で発生する。この点滅パターン2は、例えば、継続使用時間オーバー遮断状態が終了するまで続けて表示される。図7(C)に示す点滅パターンは、点滅パターン3(表示状態3)で、単独で発生し、約30秒間継続する。この点滅パターン3は、例えば、テスト遮断状態のときに表示される。図7(D)に示す点滅パターンは、上記点滅パターン3(表示状態3)の別の実施形態であって、単独で発生し、例えば、合計流量オーバー遮断状態、個別最大流量オーバー遮断状態、復帰安全確認検査中遮断状態が終了するまで続けて表示される。
【0030】
図8は、本発明に係わるマイコンメータ1のLED2の点滅パターンの一例を示す図である。図8(A)に示す点滅パターンは、点滅パターン4(表示状態4)で、前述の点滅パターン1、又は点滅パターン2、又は点滅パターン3の後の、後述する点滅パターン5の後に発生し、約2分間続く。この点滅パターン4は、例えば、復帰安全確認検査中状態のときに表示される。図8(B)に示す点滅パターンは、上記点滅パターン4(表示状態4)の別の実施形態であって、単独で発生し、例えば、内管漏洩表示状態が終了するまで続けて表示される。図8(C)に示す点滅パターンは、点滅パターン5(但し、状態の表示はしない)で、点滅パターン1、又は点滅パターン2、又は点滅パターン3の後に発生し、1回点灯して終了する。この後に点滅パターン4が続く。この点滅パターン5は、例えば、復帰操作時状態のときに表示される。
【0031】
本発明によると、上述したごとくの各点滅パターンに応じたガスの使用状態を点灯―消灯のインターバルを計測することにより識別され、その点滅パターンに応じて異常情報が表示されるため、一般の使用者でも容易にガスの異常状態を確認することができるとともに、その状態がガス事業者の管理センタ等に通報されるので、ガス事業者の係員は、迅速な復旧作業を行うことができる。ここで、点滅パターンに応じた表示形態は、上記図7及び図8に示した例に限定されるものではなく、点滅パターン識別装置10の点滅パターンを識別する能力や、その識別した点滅パターンに応じた表示能力等に基づいて決めることができる。
【0032】
図9は、本発明に係わる点滅パターン識別装置10により状態通報を行うためのシステム構成例を説明するための図で、図中、30は共通型伝送装置、31はガス事業者の管理センタ、32は電話回線である。本実施形態に示す共通型伝送装置30は、都市ガスメータの標準通信回路を有している。マイコンメータ1に対して点滅パターン識別装置10が取り付き、点滅パターン識別装置10と、共通型伝送装置30とが、ケーブルなどで接続され、さらに、共通型伝送装置30が、電話回線32を介して管理センタ31に接続される。
【0033】
本実施形態に示す点滅パターン識別装置10は、マイコンメータ1のLED2の点滅を検知すると、LED2の点滅パターンを識別し、マイコンメータ1の状態を表示し、そのマイコンメータ1の状態を電話回線32を介して管理センタ31に通報する。このように、マイコンメータ1が特別な状態になったとき、管理センタ31に状態を通報できれば、ガス事業者の係員により迅速に対処することが出来るようになる。また、LED点滅が変化したことや終了したことを通報するようにしておけば、対処の有無を確認することができる。
【0034】
【発明の効果】
本発明によると、一般の使用者でも容易にマイコンメータが示すガスの異常状態を確認できるとともに、マイコンメータが異常な状態を示したときに、ガス事業者等の管理センタにその状態を通報することができるため、発生した異常状態に対して迅速な対処が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係わる点滅パターン識別装置の概要を示す斜視図である。
【図2】図1に示した点滅パターン識別装置をマイコンメータに取り付けた状態の一例を示す斜視図である。
【図3】図1に示した点滅パターン識別装置をマイコンメータに取り付けた状態の一例を示す正面図である。
【図4】図1に示した点滅パターン識別装置をマイコンメータに取り付けた状態の一例を示す側面図である。
【図5】マイコンメータに取り付けた状態における点滅パターン識別装置の内部構成例を説明するためのブロック図である。
【図6】本発明が適用される点滅パターン識別装置の動作手順を説明するためのフローチャートである。
【図7】本発明に係わるマイコンメータのLEDの点滅パターンの一例を示す図である。
【図8】本発明に係わるマイコンメータのLEDの点滅パターンの一例を示す図である。
【図9】本発明に係わる点滅パターン識別装置により状態通報を行うためのシステム構成例を説明するための図である。
【符号の説明】
1…マイコンメータ、2…LED、3…ガスメータ積算値表示部、4…復帰ボタン、5…リードスイッチ、6…磁石、10,20…点滅パターン識別装置、10a…受光回路、10b…制御回路、10c…表示回路、10d…電源回路、10e…通信回路、11,21…状態表示素子、12,22…LED覗き窓、13,23…テスト遮断用空隙部、30…共通型伝送装置、31…管理センタ、32…電話回線。
【発明の属する技術分野】
本発明は、マイコンメータ装置及び点滅パターン識別装置、より詳細には、マイコンメータのランプが示す点滅パターンを識別し、その点滅パターンに応じた異常状態を表示するための機能を備えたマイコンメータ装置及び点滅パターン識別装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ガスを計量するとともに、マイコンによりガスの使用状態を監視してガス漏れや、器具の消し忘れ、地震発生等の異常時にガスを自動的に遮断するマイコンメータがある。このマイコンメータは、例えば、ゴム管の外れ、ガス栓誤開放により異常に大きなガス流量が検出された場合、予め定めた期間(T秒間)の間に3回づつ点滅ランプを点滅させたり、また、地震により感震器から信号が入力された場合、T秒間で1回点滅ランプを点滅させたり、また、ガスの圧力低下により圧力スイッチから信号が入力された場合、連続して点滅ランプを点滅させることができる。このように、マイコンメータは、ガスの異常状態に応じて点滅パターンを割り当てて、異常を検知できるようにしている。
【0003】
しかしながら、マイコンメータが屋外に取り付けられていることもあって、一般の使用者にとって、その点滅パターンを正確に識別し、異常状態に対して正確に対処することは困難である。さらに、一般の使用者が、ガス事業者などの係員に連絡して異常状態に対処する場合、連絡を受けた係員は使用者に対してマイコンメータの状態を確認するが、この際、使用者がマイコンメータの点滅パターンを正確に識別することが困難であるために、係員はマイコンメータが示すガスの異常状態に関する正確な情報を入手することができず、迅速な対応をとることができない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなされたものであり、一般の使用者でも容易にマイコンメータが示すガスの異常状態を確認できるとともに、マイコンメータが異常状態を示したときに、ガス事業者等の管理センタにその状態を通報できるようにしたマイコンメータ装置及び点滅パターン識別装置を提供すること、を目的としてなされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、ガスの使用状態を監視して、異常を検出したとき、ガスの供給を停止させると共に、ランプの点滅パターンを変えることにより、ガスの異常状態を知らせるマイコンメータと、
前記ランプの点滅パターンを識別する識別部と、該識別した点滅パターンに応じた異常情報を表示する表示部とを有し、前記マイコンメータに取り付け可能な点滅パターン識別装置とからなるマイコンメータ装置において、前記点滅パターン識別装置は、前記ランプの点滅パターンを目視するための覗き窓を有し、前記点滅パターン識別装置を前記マイコンメータに取り付ける際に、前記ランプを目視できる位置に前記覗き窓が配されるように取り付けることを特徴としたものである。
【0006】
請求項2の発明は、ガスの使用状態を監視して、異常を検出したとき、ガスの供給を停止させると共に、ランプの点滅パターンを変えることによりガスの異常状態を知らせるマイコンメータと、前記ランプの点滅パターンを識別する識別部と、該識別した点滅パターンに応じた異常情報を表示する表示部とを有し、前記マイコンメータに取り付け可能な点滅パターン識別装置とからなるマイコンメータ装置において、前記点滅パターン識別装置は、前記ランプの点滅を受光し、該ランプの点滅に同期して点滅する同期表示部を有することを特徴としたものである。
【0007】
請求項3の発明は、ガスの使用状態を監視して、異常を検出したとき、ガスの供給を停止させると共に、ランプの点滅パターンを変えることにより、ガスの異常状態を知らせるマイコンメータと、前記ランプの点滅パターンを識別する識別部と、該識別した点滅パターンに応じた異常情報を表示する表示部とを有し、前記マイコンメータに取り付け可能な点滅パターン識別装置とからなるマイコンメータ装置において、前記マイコンメータは、ガスの供給を一時的に遮断するテスト遮断に使用するリードスイッチを所定位置に内蔵し、前記点滅パターン識別装置は、前記所定位置に内蔵されたリードスイッチのオン/オフを切替えるために用いる磁石を挿入するための空隙部を有し、前記点滅パターン識別装置を前記マイコンメータに取り付ける際に、前記内蔵されたリードスイッチに対向する位置に前記空隙部が配されるように取り付けることを特徴としたものである。
【0008】
請求項4の発明は、ガスの使用状態を監視して、異常を検出したとき、ガスの供給を停止させると共に、ランプの点滅パターンを変えることにより、ガスの異常状態を知らせるマイコンメータと、前記ランプの点滅パターンを識別する識別部と、該識別した点滅パターンに応じた異常情報を表示する表示部とを有し、前記マイコンメータに取り付け可能な点滅パターン識別装置とからなるマイコンメータ装置において、前記マイコンメータは、ガスの供給を一時的に遮断するテスト遮断に使用するリードスイッチを所定位置に内蔵し、前記点滅パターン識別装置は、前記所定位置に内蔵されたリードスイッチのオン/オフを切替えるための磁性体を有し、前記点滅パターン識別装置を前記マイコンメータに取り付ける際に、前記内蔵されたリードスイッチに対向する位置に前記磁性体が配されるように取り付けることを特徴としたものである。
【0009】
請求項5の発明は、ガスの使用状態を監視して、異常を検出したとき、ガスの供給を停止させると共に、ランプの点滅パターンを変えることにより、ガスの異常状態を知らせるマイコンメータと、前記ランプの点滅パターンを識別する識別部と、該識別した点滅パターンに応じた異常情報を表示する表示部とを有し、前記マイコンメータに取り付け可能な点滅パターン識別装置とからなるマイコンメータ装置において、前記点滅パターン識別装置は、ガスの使用状況を管理する管理センタと有線又は無線を介して接続するための通信部を有し、ガスの使用状態を監視して異常を検出した際に、前記通信部は、前記識別部により識別された点滅パターンに応じた異常情報を前記管理センタに対して送信することを特徴としたものである。
【0010】
請求項6の発明は、ガスの使用状態を監視して、異常を検出したとき、ガスの供給を停止させると共に、ランプの点滅パターンを変えることにより、ガスの異常状態を知らせるマイコンメータに取り付け可能な点滅パターン識別装置であって、前記ランプの点滅パターンを識別する識別部と、該識別した点滅パターンに応じた異常情報を表示する表示部と、前記ランプの点滅パターンを目視するための覗き窓とを有することを特徴としたものである。
【0011】
請求項7の発明は、ガスの使用状態を監視して、異常を検出したとき、ガスの供給を停止させると共に、ランプの点滅パターンを変えることにより、ガスの異常状態を知らせるマイコンメータに取り付け可能な点滅パターン識別装置であって、前記ランプの点滅パターンを識別する識別部と、該識別した点滅パターンに応じた異常情報を表示する表示部と、前記ランプの点滅に同期して点滅する同期表示部とを有することを特徴としたものである。
【0012】
請求項8の発明は、ガスの使用状態を監視して、異常を検出したとき、ガスの供給を停止させると共に、ランプの点滅パターンを変えることにより、ガスの異常状態を知らせるマイコンメータに取り付け可能な点滅パターン識別装置であって、前記ランプの点滅パターンを識別する識別部と、該識別した点滅パターンに応じた異常情報を表示する表示部と、前記マイコンメータにおいてガスの供給を一時的に遮断するテスト遮断に用いる磁石を挿入するための空隙部とを有することを特徴としたものである。
【0013】
請求項9の発明は、ガスの使用状態を監視して、異常を検出したとき、ガスの供給を停止させると共に、ランプの点滅パターンを変えることにより、ガスの異常状態を知らせるマイコンメータに取り付け可能な点滅パターン識別装置であって、前記ランプの点滅パターンを識別する識別部と、該識別した点滅パターンに応じた異常情報を表示する表示部と、前記マイコンメータにおいてガスの供給を一時的に遮断するテスト遮断に使用するための磁性体とを有することを特徴としたものである。
【0014】
請求項10の発明は、ガスの使用状態を監視して、異常を検出したとき、ガスの供給を停止させると共に、ランプの点滅パターンを変えることにより、ガスの異常状態を知らせるマイコンメータに取り付け可能な点滅パターン識別装置であって、前記ランプの点滅パターンを識別する識別部と、該識別した点滅パターンに応じた異常情報を表示する表示部と、ガスの使用状況を管理する管理センタと有線又は無線を介して接続するための通信部とを有することを特徴としたものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の一実施形態に係わる点滅パターン識別装置の概要を示す斜視図である。図1(A)において、10は点滅パターン識別装置で、該点滅パターン識別装置10は、状態表示素子11、マイコンメータのLED(Light Emitting Diode)覗き窓12、テスト遮断用空隙部13を有し、図1(B)において、点滅パターン識別装置20は、状態表示素子21、マイコンメータのLED覗き窓22、テスト遮断用空隙部23を有している。点滅パターン識別装置20は、状態表示素子11の代わりに状態表示素子21を有している。図1(A)に示す状態表示素子11と、図1(B)に示す状態表示素子21とは、点滅パターンに応じた異常情報の表示形態が異なるものである。前者の状態表示素子11は、マイコンメータのLED点滅パターンに応じて割り当てた異常情報を示す番号(本例では1から4まで)を複数の表示素子(本例では4つ)のうち、例えば、図1(A)に示す状態表示素子11の左から順に上記番号1から4を割り当てておき、該当する表示素子を点灯もしくは点滅させるようにしたものである。この際、上記異常情報を示す番号(1から4)を、状態表示素子11のいずれか複数の組み合わせに対して割り当ててもよい。また、状態表示素子11における素子数は、本例に示す4つに限らず、点滅パターンに応じて必要となる素子数を可能な範囲で設定することもできる。
【0016】
一方、後者の状態表示素子21は、マイコンメータのLED点滅パターンに応じて割り当てた異常情報を示す番号(本例では1から4まで)を直接表示するようにしたものである。この状態表示素子21の表示形態は、数字に限らず、アルファベット文字でもよく、もしくは、数字及びアルファベット文字が混在したものを表示させてもよい。
【0017】
図2は、図1に示した点滅パターン識別装置をマイコンメータに取り付けた状態の一例を示す斜視図である、図3は、図1に示した点滅パターン識別装置をマイコンメータに取り付けた状態の一例を示す正面図である。図4は、図1に示した点滅パターン識別装置をマイコンメータに取り付けた状態の一例を示す側面図である。図2,図3,図4において、Aはマイコンメータ装置で、該マイコンメータ装置Aは、マイコンメータ1、点滅パターン識別装置10で構成されている。ここで、点滅パターン識別装置10の代わりに、点滅パターン識別装置20を取り付けてもよいが、以下においては、点滅パターン識別装置10を取り付けた実施形態を代表例として説明するものとする。また、本実施形態におけるマイコンメータ1は、異常を知らせるための点滅ランプとしてLED2を備え、さらにガスメータ積算値表示部3、ガスの供給を再開するための復帰ボタン4、後述するテスト遮断時に使用するリードスイッチ5を備えている。
【0018】
マイコンメータ1は、ガスの使用状態を監視して、異常を検出したとき、ガスの供給を停止させると共に、LED2の点滅パターンを変えることにより、異常を知らせる機能を有する周知のもので、LED2は、異常状態に応じて点滅パターンが異なるように予め設定されている。
【0019】
ここで、LED覗き窓12は、点滅パターン識別装置10を取り付けた状態で、マイコンメータ1のLED2の点滅を目視で確認できるようにするために設けられたものである。この点滅パターン識別装置10は、マイコンメータ1が取り外されるまで、マイコンメータ1に取り付けて使用されるものなので、マイコンメータ1に取り付けた状態で、マイコンメータ1の機能が阻害されないような構造にする必要がある。そこで、点滅パターン識別装置10は、マイコンメータ1に取り付けた状態で、マイコンメータ1のLED2の点滅を目視で確認できる構造とし、図4に示したように、LED覗き窓12がLED2に対向する位置に設けられている。但し、LED覗き窓12の位置は、本実施形態に示す位置に限定されず、LED2の点滅を確認できる位置であれば、点滅パターン識別装置10のどの位置に設けてもよい。
【0020】
また、テスト遮断用空隙部13は、点滅パターン識別装置10を取り付けた状態で、マイコンメータ1をテスト遮断できるようにするために設けられたものである。この点滅パターン識別装置10は、マイコンメータ1が取り外されるまで、マイコンメータ1に取り付けて使用されるものなので、マイコンメータ1に取り付けた状態で、マイコンメータ1の機能が阻害されないような構造にする必要がある。そこで、点滅パターン識別装置10は、マイコンメータ1に取り付けた状態で、テスト遮断できる構造とし、図4に示したように、テスト遮断用空隙部13がリードスイッチ5に対向する位置に設けられている。このテスト遮断とは、ガス事業者等の係員による保守・点検等のために、ガスの供給を一時的に遮断するための作業であって、図4に示すように、LED2とガスメータ積算値表示部3の間の所定位置に磁石6を近づけることで、テスト遮断用のリードスイッチ5をオン/オフすることができる。本実施形態によれば、この磁石6をテスト遮断用空隙部13から挿入することができる。但し、テスト遮断用空隙部13の形状は、本実施形態に示す形状に限定されず、上記所定位置に磁石を挿入できる程度の空隙部を設けることができれば、どのような形状でもよい。また、テスト遮断用空隙部13を設ける代わりに、点滅パターン識別装置10に予め磁化されていない磁性体を内蔵し、その磁化されていない磁性体に対して磁石を外部から近づけることにより、当該磁性体を磁化し、磁化された磁性体によりテスト遮断用のリードスイッチ5をオンする形態をとることもできる。なお、内蔵する磁性体はリードスイッチ5をオンさせない程度の磁力を有することは許容できる。またテスト遮断後の残留磁束密度もリードスイッチ5をオンさせない程度であれば許容できる。
【0021】
図5は、マイコンメータ1に取り付けた状態における点滅パターン識別装置10の内部構成例を説明するためのブロック図で、点滅パターン識別装置10は、受光回路10a、制御回路10b、表示回路10c、電源回路10d、通信回路10e、LED覗き窓12を有し、マイコンメータ1は、LED2を有している。受光回路10aは、マイコンメータ1のLED2からの光を感知する。この受光回路10aに用いる受光素子は、例えばフォトトランジスタなどが好適である。制御回路10bは、その光の点滅パターンから、マイコンメータ1の状態を識別する。ここで、点滅パターンの具体例として、例えば、ゴム管の外れ、ガス栓誤開放により異常に大きなガス流量が検出された場合、LED2は、点灯―消灯(1.6秒)―点灯―消灯(1.6秒)―点灯―消灯(4.8秒)の点滅パターンを連続して示す。また、ガス器具の消し忘れ等により異常に長時間連続してガスが流れた場合、点灯―消灯(1.6秒)―点灯―消灯(4.8秒)の点滅パターンを連続して示す。また、地震により感震器から信号が入力された場合、点灯―消灯(4.8秒)の点滅パターンを連続して示す。従って、制御回路10bは、各異常状態においてLED2が示す点灯―消灯の点滅のインターバル(時間)を計測することにより、点滅パターンを識別し、ガスの異常状態を知らせることができる。
【0022】
上記点滅パターンの識別に関する具体例として、制御回路10bは、例えばRAMやROMといったメモリ(図示せず)を有し、このメモリにLED2における点滅の基本パターンを予め格納しておき、ガスの使用状態を監視して、異常を検出したときのLED2の点滅パターンと、上記メモリに格納した基本パターンとを比較し、比較した結果、LED2の点滅パターンに一致した基本パターンを選択し、選択した基本パターンに応じたガスの異常状態を表示回路10cにより表示する。
【0023】
電源回路10dは、点滅パターン識別装置10に電源を供給する。この電源回路10dにおける電池は、一定の条件下において約10年間使用できるように設計されており、例えば、リチウムバッテリなどが好適である。表示回路10cは、前述した状態表示素子11を用いて点滅パターンに応じたマイコンメータ1の状態を表示する。また、本例における通信回路10eは、例えば都市ガスメータの標準通信回路からなり、後述する共通型伝送装置にケーブルなどで接続され、さらに、この共通型伝送装置が電話回線等を介して管理センタに接続され、マイコンメータ1の状態が管理センタに対して通報される。また、上述したLED2からの光の点滅パターンは、LED覗き窓12により、一般の使用者又は係員が目視により確認することができる。
【0024】
ここで、点滅パターン識別装置10は、未設置、及び設置済みのマイコンメータ1に対して後から外付けすることが可能である。この際、位置合わせも、取り付けも容易に行うことができる。マイコンメータ1の仕様は規格により定められているため、製造時に点滅パターン識別装置10をマイコンメータ1に内蔵することは出来ない。そこで、位置合わせや、取り付けが容易に出来るように、マイコンメータ1への取り付けは、例えば両面テープを用いて行うことにした。具体的には、点滅パターン識別装置10と同じ大きさの両面テープを製作し、マイコンメータ1のLED2の位置に合わせて両面テープをマイコンメータ1に貼り付け、両面テープに合わせて点滅パターン識別装置10をマイコンメータ1に貼り付ければ、位置合わせも、取り付けも容易に行うことが出来る。
【0025】
また、点滅パターン識別装置10は、マイコンメータ1に取り付けた状態で、マイコンメータ1が取り外されるまで、最大10年間使用できるように、屋外でも使用できる構造とし、防水構造を有しているものとする。電池についても、一定の条件下で、最大10年間交換の必要がないものを採用する。マイコンメータ1が示す特別な状態はいつ発生するか分からないため、点滅パターン識別装置10は、マイコンメータ1が示す特別な状態がいつ発生しても対応できるように、マイコンメータ1が取り外されるまでマイコンメータ1に取り付けておく必要がある。そこで、点滅パターン識別装置10は、マイコンメータ1が取り外されるまでマイコンメータ1に取り付けておいて問題なく動作出来るように設計され、かつ、マイコンメータ1は屋外に設置されるため、屋外の環境で問題なく使用できる構造とし、防水構造を有しているものとする。
【0026】
ここで、他の実施例として、LED覗き窓12を設けずに、別途LED(図示せず)を点滅パターン識別装置10の所望の位置に設けてもよい。すなわちマイコンメータ1のLED2の点滅を受光回路10a等で受光して、電源回路10dの電源を用いて、上記LEDをLED2に同期させて点滅させる。このように構成すると、部品点数は増えるものの外部の光が覗き窓12から入力され、受光回路10dがその入力された外部の光をLED2からの光と誤認識してしまうという危険性を回避することができる。
【0027】
図6は、本発明が適用される点滅パターン識別装置10の動作手順を説明するためのフローチャートである。まず、点滅パターン識別装置10は、マイコンメータ1のLED2の光を感知したかどうか判断し(ステップS1)、LED2の光を感知した場合(YESの場合)、マイコンメータ1のLED2の点滅パターンから、マイコンメータ1の状態を識別する(ステップS2)。ステップS1にてLED2の光を感知しない場合(NOの場合)、LED2の状態を継続して監視する。次に、ステップS2で識別したマイコンメータ1の状態を点滅パターンに応じて状態表示素子11を用いて表示し(ステップS3)、さらに、その状態を管理センタ等に対して通報する(ステップS4)。この際、マイコンメータ1のLED2の点滅パターンが変化するか、LED2の点滅が終了し、LED2の光を感知しなくなるまで、状態表示素子11での表示を継続する。
【0028】
上記ステップS4における処理後に、マイコンメータ1のLED2の点滅パターンが変化したかどうか判断し(ステップS5)、LED2の点滅パターンが変化した場合(YESの場合)、ステップS2に戻り、再度LED2の点滅パターンを識別し、状態表示素子11を用いてマイコンメータ1の状態を表示し、再度、その状態を管理センタに通報する。上記ステップS5にてLED2の点滅パターンが変化しない場合(NOの場合)、LED2の光を感知したかどうか判断し(ステップS6)、LED2の光を感知した場合(YESの場合)、ステップS5に戻りLED2の点滅パターンの変化があるかどうか判断する。上記ステップS6にてLED2の点滅が終了し、LED2の光を感知しなくなった場合(NOの場合)、状態表示素子11の表示を終了し(ステップS7)、再度マイコンメータ1の状態を管理センタに通報し(ステップS8)、ステップS1に戻る。
【0029】
図7は、本発明に係わるマイコンメータ1のLED2の点滅パターンの一例を示す図である。図7(A)に示す点滅パターンは、点滅パターン1(表示状態1)で、単独で発生する。この点滅パターン1は、例えば、感震遮断状態、供給圧力低下遮断状態、付加装置(例えば、ガス漏れ警報器など)作動遮断状態のいずれかの状態が終了するまで続けて表示される。図7(B)に示す点滅パターンは、点滅パターン2(表示状態2)で、単独で発生する。この点滅パターン2は、例えば、継続使用時間オーバー遮断状態が終了するまで続けて表示される。図7(C)に示す点滅パターンは、点滅パターン3(表示状態3)で、単独で発生し、約30秒間継続する。この点滅パターン3は、例えば、テスト遮断状態のときに表示される。図7(D)に示す点滅パターンは、上記点滅パターン3(表示状態3)の別の実施形態であって、単独で発生し、例えば、合計流量オーバー遮断状態、個別最大流量オーバー遮断状態、復帰安全確認検査中遮断状態が終了するまで続けて表示される。
【0030】
図8は、本発明に係わるマイコンメータ1のLED2の点滅パターンの一例を示す図である。図8(A)に示す点滅パターンは、点滅パターン4(表示状態4)で、前述の点滅パターン1、又は点滅パターン2、又は点滅パターン3の後の、後述する点滅パターン5の後に発生し、約2分間続く。この点滅パターン4は、例えば、復帰安全確認検査中状態のときに表示される。図8(B)に示す点滅パターンは、上記点滅パターン4(表示状態4)の別の実施形態であって、単独で発生し、例えば、内管漏洩表示状態が終了するまで続けて表示される。図8(C)に示す点滅パターンは、点滅パターン5(但し、状態の表示はしない)で、点滅パターン1、又は点滅パターン2、又は点滅パターン3の後に発生し、1回点灯して終了する。この後に点滅パターン4が続く。この点滅パターン5は、例えば、復帰操作時状態のときに表示される。
【0031】
本発明によると、上述したごとくの各点滅パターンに応じたガスの使用状態を点灯―消灯のインターバルを計測することにより識別され、その点滅パターンに応じて異常情報が表示されるため、一般の使用者でも容易にガスの異常状態を確認することができるとともに、その状態がガス事業者の管理センタ等に通報されるので、ガス事業者の係員は、迅速な復旧作業を行うことができる。ここで、点滅パターンに応じた表示形態は、上記図7及び図8に示した例に限定されるものではなく、点滅パターン識別装置10の点滅パターンを識別する能力や、その識別した点滅パターンに応じた表示能力等に基づいて決めることができる。
【0032】
図9は、本発明に係わる点滅パターン識別装置10により状態通報を行うためのシステム構成例を説明するための図で、図中、30は共通型伝送装置、31はガス事業者の管理センタ、32は電話回線である。本実施形態に示す共通型伝送装置30は、都市ガスメータの標準通信回路を有している。マイコンメータ1に対して点滅パターン識別装置10が取り付き、点滅パターン識別装置10と、共通型伝送装置30とが、ケーブルなどで接続され、さらに、共通型伝送装置30が、電話回線32を介して管理センタ31に接続される。
【0033】
本実施形態に示す点滅パターン識別装置10は、マイコンメータ1のLED2の点滅を検知すると、LED2の点滅パターンを識別し、マイコンメータ1の状態を表示し、そのマイコンメータ1の状態を電話回線32を介して管理センタ31に通報する。このように、マイコンメータ1が特別な状態になったとき、管理センタ31に状態を通報できれば、ガス事業者の係員により迅速に対処することが出来るようになる。また、LED点滅が変化したことや終了したことを通報するようにしておけば、対処の有無を確認することができる。
【0034】
【発明の効果】
本発明によると、一般の使用者でも容易にマイコンメータが示すガスの異常状態を確認できるとともに、マイコンメータが異常な状態を示したときに、ガス事業者等の管理センタにその状態を通報することができるため、発生した異常状態に対して迅速な対処が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係わる点滅パターン識別装置の概要を示す斜視図である。
【図2】図1に示した点滅パターン識別装置をマイコンメータに取り付けた状態の一例を示す斜視図である。
【図3】図1に示した点滅パターン識別装置をマイコンメータに取り付けた状態の一例を示す正面図である。
【図4】図1に示した点滅パターン識別装置をマイコンメータに取り付けた状態の一例を示す側面図である。
【図5】マイコンメータに取り付けた状態における点滅パターン識別装置の内部構成例を説明するためのブロック図である。
【図6】本発明が適用される点滅パターン識別装置の動作手順を説明するためのフローチャートである。
【図7】本発明に係わるマイコンメータのLEDの点滅パターンの一例を示す図である。
【図8】本発明に係わるマイコンメータのLEDの点滅パターンの一例を示す図である。
【図9】本発明に係わる点滅パターン識別装置により状態通報を行うためのシステム構成例を説明するための図である。
【符号の説明】
1…マイコンメータ、2…LED、3…ガスメータ積算値表示部、4…復帰ボタン、5…リードスイッチ、6…磁石、10,20…点滅パターン識別装置、10a…受光回路、10b…制御回路、10c…表示回路、10d…電源回路、10e…通信回路、11,21…状態表示素子、12,22…LED覗き窓、13,23…テスト遮断用空隙部、30…共通型伝送装置、31…管理センタ、32…電話回線。
Claims (10)
- ガスの使用状態を監視して、異常を検出したとき、ガスの供給を停止させると共に、ランプの点滅パターンを変えることにより、ガスの異常状態を知らせるマイコンメータと、
前記ランプの点滅パターンを識別する識別部と、該識別した点滅パターンに応じた異常情報を表示する表示部とを有し、前記マイコンメータに取り付け可能な点滅パターン識別装置とからなるマイコンメータ装置において、前記点滅パターン識別装置は、前記ランプの点滅パターンを目視するための覗き窓を有し、前記点滅パターン識別装置を前記マイコンメータに取り付ける際に、前記ランプを目視できる位置に前記覗き窓が配されるように取り付けることを特徴とするマイコンメータ装置。 - ガスの使用状態を監視して、異常を検出したとき、ガスの供給を停止させると共に、ランプの点滅パターンを変えることによりガスの異常状態を知らせるマイコンメータと、
前記ランプの点滅パターンを識別する識別部と、該識別した点滅パターンに応じた異常情報を表示する表示部とを有し、前記マイコンメータに取り付け可能な点滅パターン識別装置とからなるマイコンメータ装置において、前記点滅パターン識別装置は、前記ランプの点滅を受光し、該ランプの点滅に同期して点滅する同期表示部を有することを特徴とするマイコンメータ装置。 - ガスの使用状態を監視して、異常を検出したとき、ガスの供給を停止させると共に、ランプの点滅パターンを変えることにより、ガスの異常状態を知らせるマイコンメータと、
前記ランプの点滅パターンを識別する識別部と、該識別した点滅パターンに応じた異常情報を表示する表示部とを有し、前記マイコンメータに取り付け可能な点滅パターン識別装置とからなるマイコンメータ装置において、前記マイコンメータは、ガスの供給を一時的に遮断するテスト遮断に使用するリードスイッチを所定位置に内蔵し、前記点滅パターン識別装置は、前記所定位置に内蔵されたリードスイッチのオン/オフを切替えるために用いる磁石を挿入するための空隙部を有し、前記点滅パターン識別装置を前記マイコンメータに取り付ける際に、前記内蔵されたリードスイッチに対向する位置に前記空隙部が配されるように取り付けることを特徴とするマイコンメータ装置。 - ガスの使用状態を監視して、異常を検出したとき、ガスの供給を停止させると共に、ランプの点滅パターンを変えることにより、ガスの異常状態を知らせるマイコンメータと、
前記ランプの点滅パターンを識別する識別部と、該識別した点滅パターンに応じた異常情報を表示する表示部とを有し、前記マイコンメータに取り付け可能な点滅パターン識別装置とからなるマイコンメータ装置において、前記マイコンメータは、ガスの供給を一時的に遮断するテスト遮断に使用するリードスイッチを所定位置に内蔵し、前記点滅パターン識別装置は、前記所定位置に内蔵されたリードスイッチのオン/オフを切替えるための磁性体を有し、前記点滅パターン識別装置を前記マイコンメータに取り付ける際に、前記内蔵されたリードスイッチに対向する位置に前記磁性体が配されるように取り付けることを特徴とするマイコンメータ装置。 - ガスの使用状態を監視して、異常を検出したとき、ガスの供給を停止させると共に、ランプの点滅パターンを変えることにより、ガスの異常状態を知らせるマイコンメータと、
前記ランプの点滅パターンを識別する識別部と、該識別した点滅パターンに応じた異常情報を表示する表示部とを有し、前記マイコンメータに取り付け可能な点滅パターン識別装置とからなるマイコンメータ装置において、前記点滅パターン識別装置は、ガスの使用状況を管理する管理センタと有線又は無線を介して接続するための通信部を有し、ガスの使用状態を監視して異常を検出した際に、前記通信部は、前記識別部により識別された点滅パターンに応じた異常情報を前記管理センタに対して送信することを特徴とするマイコンメータ装置。 - ガスの使用状態を監視して、異常を検出したとき、ガスの供給を停止させると共に、ランプの点滅パターンを変えることにより、ガスの異常状態を知らせるマイコンメータに取り付け可能な点滅パターン識別装置であって、前記ランプの点滅パターンを識別する識別部と、該識別した点滅パターンに応じた異常情報を表示する表示部と、前記ランプの点滅パターンを目視するための覗き窓とを有することを特徴とする点滅パターン識別装置。
- ガスの使用状態を監視して、異常を検出したとき、ガスの供給を停止させると共に、ランプの点滅パターンを変えることにより、ガスの異常状態を知らせるマイコンメータに取り付け可能な点滅パターン識別装置であって、前記ランプの点滅パターンを識別する識別部と、該識別した点滅パターンに応じた異常情報を表示する表示部と、前記ランプの点滅に同期して点滅する同期表示部とを有することを特徴とする点滅パターン識別装置。
- ガスの使用状態を監視して、異常を検出したとき、ガスの供給を停止させると共に、ランプの点滅パターンを変えることにより、ガスの異常状態を知らせるマイコンメータに取り付け可能な点滅パターン識別装置であって、前記ランプの点滅パターンを識別する識別部と、該識別した点滅パターンに応じた異常情報を表示する表示部と、前記マイコンメータにおいてガスの供給を一時的に遮断するテスト遮断に用いる磁石を挿入するための空隙部とを有することを特徴とする点滅パターン識別装置。
- ガスの使用状態を監視して、異常を検出したとき、ガスの供給を停止させると共に、ランプの点滅パターンを変えることにより、ガスの異常状態を知らせるマイコンメータに取り付け可能な点滅パターン識別装置であって、前記ランプの点滅パターンを識別する識別部と、該識別した点滅パターンに応じた異常情報を表示する表示部と、前記マイコンメータにおいてガスの供給を一時的に遮断するテスト遮断に使用するための磁性体とを有することを特徴とする点滅パターン識別装置。
- ガスの使用状態を監視して、異常を検出したとき、ガスの供給を停止させると共に、ランプの点滅パターンを変えることにより、ガスの異常状態を知らせるマイコンメータに取り付け可能な点滅パターン識別装置であって、前記ランプの点滅パターンを識別する識別部と、該識別した点滅パターンに応じた異常情報を表示する表示部と、ガスの使用状況を管理する管理センタと有線又は無線を介して接続するための通信部とを有することを特徴とする点滅パターン識別装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
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ID=32021118
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009002791A (ja) * | 2007-06-21 | 2009-01-08 | Ricoh Elemex Corp | ガスメータ |
JP2009009490A (ja) * | 2007-06-29 | 2009-01-15 | Koyo Electronics Ind Co Ltd | 近接センサおよび近接センサシステム |
JP2019219902A (ja) * | 2018-06-20 | 2019-12-26 | 株式会社三陽電設 | 機器状態監視装置および機器状態監視システム |
-
2002
- 2002-08-16 JP JP2002237325A patent/JP2004077265A/ja active Pending
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JP2009009490A (ja) * | 2007-06-29 | 2009-01-15 | Koyo Electronics Ind Co Ltd | 近接センサおよび近接センサシステム |
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