JP2002070952A - 伝動ベルト成形用心線巻付け装置 - Google Patents

伝動ベルト成形用心線巻付け装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 タッチプーリで押さえ付けながら心線を巻き
付けるにあたって、補強材がネジレてずれるようなこと
なく、心線を補強材の外周に巻き付けることができる伝
動ベルト成形用心線巻付け装置を提供する。 【解決手段】 金型2に被せた補強材1の外周に供給さ
れる心線4をタッチプーリ3の外周面で押さえながら金
型2を回転駆動させることによって、心線4を補強材1
の外周にスパイラル状に巻き付けるようにした伝動ベル
ト成形用心線巻付け装置に関する。タッチプーリ3を、
補強材1の外周に供給されて巻き付けられる心線4を押
さえる巻付け心線押さえ部5と、補強材1の外周に巻き
付け済みの心線4を押さえる巻済み心線押さえ部6とか
ら形成する。そして巻済み心線押さえ部5と巻付け心線
押さえ部6を同軸で相互に独立して回転自在に形成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、歯付ベルトなど、
心線がベルト長手方向に沿って埋入された伝動ベルトを
成形する際に、成形用の金型に心線を巻き付けるために
用いられる装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】歯付ベルトなどの伝動ベルトを製造する
にあたっては、例えば次のようにして行なわれている。
すなわち図2(a)に示すような、外周に歯部成形用の
凹溝11を軸方向と並行に多数本設けて形成した円筒状
の金型2を用い、まずこの金型2の外周に帆布などのシ
ート材を筒状にした補強材1を被せ、次に金型2に被せ
た補強材1の外周に心線4をスパイラル状に巻き付け
る。この後、心線4の上から補強材1の外周に未加硫の
ゴムシート12を巻き付け、これを加熱・加圧して加硫
することによって、円筒状のスリーブを成形する。そし
てこのスリーブを輪切りするように切断することによっ
て、図2(b)に示すような、片面に補強材1で表面が
補強された歯部13が所定ピッチで形成され、複数本の
心線4がベルト長手方向に埋入された伝動ベルトTを得
ることができるものである。
【0003】ここで、上記のように金型2に被せた補強
材1の外周に心線4をスパイラル状に巻き付けるため
に、特公平6−92133号公報などで提供されている
ように、タッチプーリ3が使用されている。タッチプー
リ3は円柱状に形成されるものであって、軸15を中心
にして回転自在にしてある。このタッチプーリ3は回転
駆動される金型2の回転軸16に軸15が平行になるよ
うに金型2の外周部に配置されるものであり、金型2の
軸方向と平行に移動駆動されるようにしてある。
【0004】図3及び図4は従来のタッチプーリ3の一
例を示すものであり、その軸方向の一方の端部を巻付け
心線押さえ部5として、軸方向の他の部分を巻済み心線
押さえ部6として一体に形成してある。巻付け心線押さ
え部5の外周には心線ガイド溝17が凹設してある。
尚、図のものは、S撚りとZ撚りの一対の心線4を同時
に巻き付ける2条巻きに用いるために2本の心線ガイド
溝17が凹設してあるが、1条巻の場合には1本の心線
ガイド溝17を凹設したタッチプーリ3を用いる。そし
てこのタッチプーリ3にあって、巻付け心線押さえ部5
の半径(心線ガイド溝17の溝底部での半径)r1と、
巻済み心線押さえ部6の半径r1とは、等しい寸法に形
成してある。
【0005】このようなタッチプーリ3を用いて、金型
2に被せた補強材1の外周に心線4をスパイラル状に巻
き付けるにあたっては、金型2に被せた補強材1の外周
に供給される心線4を、タッチプーリ3の巻付け心線押
さえ部5の心線ガイド溝17に嵌合させてガイドしなが
ら、金型2を図4の矢印のように回転駆動することによ
って、心線ガイド溝17でガイドして位置決めした状態
で補強材1の外周に心線4を巻き付けることができるも
のであり、同時に図3の矢印のようにタッチプーリ3を
金型2の回転軸16と平行に移動させることによって、
心線ガイド溝17で心線1をガイドする位置を移動さ
せ、スパイラル状に巻き付けることができるものであ
る。
【0006】ここで、タッチプーリ3を金型2に被せた
補強材1の外周に直接接触させず浮かせた状態で心線4
の巻き付けを行なう方法もあるが、この方法では巻き付
けられた心線4の並びが悪くなり、得られた伝動ベルト
Tに埋入されている心線4の本数にばらつきが生じて、
伝動ベルトTの強度のばらつきが大きくなると共に、心
線4同士が接触しているとベルト走行中に心線4間にス
トレスが生じて切断されるおそれがある。
【0007】このために、図3や図4に示すように、タ
ッチプーリ3を金型2に被せた補強材1に押さえ付けた
状態で、心線4の巻き付けを行なうようにしている。図
3及び図4において、符号4aは補強材1の外周にこれ
から巻き付けようとする心線4を示し、符号4bは補強
材1の外周に既に巻き付けた巻付け済みの心線4を示す
ものであり、巻き付けようとする心線4aは巻付け心線
押さえ部5の心線ガイド溝17で押さえ付けられて補強
材1の外周に巻き付けられ、また補強材1の外周に巻付
け済みの心線4bは巻済み心線押さえ部6で押さえられ
ている。このように巻き付けようとする心線4aと巻付
け済みの心線4bがそれぞれタッチプーリ3で押さえ付
けられた状態で巻き付けが行なわれるので、補強材1の
外周での心線4の並びが良くなるのである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のようにタッチプ
ーリ3を金型2に被せた補強材1に押さえ付けることに
よって、並び良く心線4をスパイラルに巻き付けること
ができるが、この反面、タッチプーリ3による押圧力の
作用で金型2に被せた補強材1にネジレなどのずれが発
生し易くなる。補強材1は帆布等を筒状にして付き合わ
せた端部同士を縫い合わせてあり、この縫い目14は図
2(b)に示すように歯部13の頂部に位置するように
伝動ベルトTを製造する必要があり、このためには縫い
目14が凹溝11の位置にくるように補強材1を金型2
に被せて、成形を行なう必要があるが、心線4を巻き付
ける際に補強材1にずれが生じると、補強材1の縫い目
14が凹溝11の位置からずれるおそれがあり、縫い目
14が歯部13の頂部からずれて歯部13間の谷部など
の位置に縫い目14が存在して、強度の上で問題がある
伝動ベルトTが製造されるおそれがあるのである。
【0009】ここで、心線4を巻き付ける際に補強材1
にネジレ等のずれが発生する原理を図4に基づいて説明
する。
【0010】タッチプーリ3は自身では回転駆動されな
いものであり、図3や図4に示すように、補強材1の外
周に既に巻き付けられている巻付け済みの心線4bに巻
済み心線押さえ部6が圧接していることによって、金型
2の回転駆動に従動してタッチプーリ3は図4の矢印の
ように回転されるものであり、補強材1の外周にこれか
ら巻き付けようとする心線4aは角度θの範囲で巻付け
心線押さえ部5の心線ガイド溝17に巻き掛けられてい
る。そしてタッチプーリ3の外周のうち金型2に最も近
い個所に接する心線4a,4bの表面上の点をA0
し、これから巻き付けようとする心線4aがタッチプー
リ3の巻付け心線押さえ部5の外周に角度θで巻き掛け
られている範囲である円弧A00をとり、さらに円弧A
00=円弧A00となるように点C0を巻付け済み心線
4bの外側の表面上にプロットする。またタッチプーリ
3の軸15と点A0を結ぶ直線の延長線とこれから巻き
付けようとする心線4aのピッチラインpとの交点と、
金型2の回転軸16と点A0を結ぶ直線と巻付け済みの
心線4bのピッチラインpとの交点は図4において一致
するので、それぞれ点A1としてプロットし、さらにタ
ッチプーリ3の軸15と点B0を結ぶ直線の延長線とこ
れから巻き付けようとする心線4aのピッチラインpと
の交点を点B1としてプロットすると共に、金型2の回
転軸16と点C0を結ぶ直線と巻付け済みの心線4bの
ピッチラインpとの交点をC1としてプロットする。
尚、心線4のピッチラインpは心線4のほぼ中心にあ
る。
【0011】タッチプーリ3の巻付け心線押さえ部5の
半径r1と巻済み心線押さえ部6の半径r1は等しいの
で、タッチプーリ3と心線4の間で滑りがなければ、金
型2の回転駆動に伴って回転される巻付け済み心線4b
の外側表面の速度とタッチプーリ3の巻付け心線押さえ
部5の外周表面の速度は等しくなり、従って巻付け心線
押さえ部5に接するこれから巻き付けようとする心線4
aの内側表面の速度と巻付け済み心線4bの外側表面の
速度は等しくなる。すなわち、[巻き付けようとする心
線4aの内側表面の速度:巻付け済み心線4bの外側表
面の速度=円弧A00:円弧A00]であり、円弧A0
0=円弧A00である。
【0012】ここで、巻き付けようとする心線4aの速
度と巻付け済み心線4bの速度を、心線4の真の長さで
あるピッチラインpについて比較をすると、[巻き付け
ようとする心線4aの速度:巻付け済み心線4bの速度
=円弧A11:円弧A11]である。そして心線4の厚
み(直径)をt、金型2に補強材1の厚みを加えた金型
2の中心の回転軸16から補強材1の外周までの半径を
2とすると、円弧A11/円弧A00=(r1+0.5
t)/r1であり、円弧A11/円弧A00=(r2
0.5t)/(r2+t)である。上記のように円弧A0
0=円弧A00であるから、[巻き付けようとする心
線4aの速度:巻付け済み心線4bの速度=円弧A
11:円弧A11=(r1+0.5t)/r1:(r2
0.5t)/(r2+t)]の関係になる。一般にr2
1より大であるので、(r1+0.5t)/r1>(r2
+0.5t)/(r2+t)であり、円弧A11>円弧
11となる。従って、巻き付けようとする心線4aの
速度は巻付け済み心線4bの速度より常に速くなる。
【0013】このように、巻き付けようとする心線4a
の速度が巻付け済み心線4bの速度より速いと、巻付け
直後の心線4aに作用する張力が巻付け済み心線4bの
張力より大になるので、補強材1の外周に巻き付けられ
る心線4a,4bのこの張力の差を解消するように、巻
き付けられる心線4aに補強材1が部分的に引かれて移
動し、この結果、金型2の回転方向に補強材1がネジレ
てずれが発生するのである。
【0014】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、タッチプーリで押さえ付けながら心線を巻き付け
るにあたって、補強材がネジレてずれるようなことな
く、心線を補強材の外周に巻き付けることができる伝動
ベルト成形用心線巻付け装置を提供することを目的とす
るものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、補強材1を外
周に被せた伝動ベルト成形用の金型2と、金型2に被せ
た補強材1の外周に接して回転自在で且つ金型2の軸方
向に沿って移動駆動されるタッチプーリ3とを備えて成
り、金型2に被せた補強材1の外周に供給される心線4
をタッチプーリ3の外周面で押さえながら金型2を回転
駆動させることによって、心線4を補強材1の外周にス
パイラル状に巻き付けるようにした伝動ベルト成形用心
線巻付け装置において、タッチプーリ3を、補強材1の
外周に供給されて巻き付けられる心線4を押さえる巻付
け心線押さえ部5と、補強材1の外周に巻き付け済みの
心線4を押さえる巻済み心線押さえ部6とから形成する
と共に、巻済み心線押さえ部5と巻付け心線押さえ部6
を同軸で相互に独立して回転自在に形成して成ることを
特徴とするものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。
【0017】図1は本発明の実施の形態の一例を示すも
のであり、タッチプーリ3は円柱状(あるいは円筒状)
に形成されるものであって、軸15を中心にして回転自
在にしてある。またタッチプーリ3は軸方向に二分割し
てあって、軸方向の先端部側を巻付け心線押さえ部5と
して、軸方向の後部側を巻済み心線押さえ部6としてそ
れぞれ形成してあり、巻付け心線押さえ部5の外周には
心線ガイド溝17が凹設してある。巻付け心線押さえ部
5と巻済み心線押さえ部6は共通の軸15を中心にして
回転自在であるが、巻付け心線押さえ部5と巻済み心線
押さえ部6は相互に独立して自由に回転できるようにし
てある。そしてこのタッチプーリ3において、巻付け心
線押さえ部5の半径(心線ガイド溝17の溝底部での半
径)r1と、巻済み心線押さえ部6の半径r1は等しい寸
法に形成してある。
【0018】また金型2は図2において既述のように、
外周に歯部成形用の凹溝11を軸方向と並行に多数本設
けて形成した円筒体(あるいは円柱体)で形成されるも
のであり、回転軸16を中心にして回転駆動されるよう
になっている。タッチプーリ3はこの金型2の外周部に
軸15,16が平行になるように配置されるものであ
り、図1の矢印のように、巻付け心線押さえ部5を先頭
側にして金型2の軸方向と平行な方向に移動駆動される
ようにしてある。
【0019】そしてこの金型2の外周には、帆布などの
シート材を縫い合わせて筒状にした補強材1が被せられ
るものであり、金型2に被せたこの補強材1の外周に心
線4をスパイラル状に巻き付けるにあたっては、心線4
を補強材1の外周に供給し、タッチプーリ3の巻付け心
線押さえ部5の心線ガイド溝17で心線4をガイドしな
がら、金型2を回転駆動すると共にタッチプーリ3を金
型2に対して平行に移動させることによって行なうこと
ができる。また、タッチプーリ3には心線4を金型2に
被せた補強材1に押さえ付ける押圧力が与えられてお
り、これから巻き付けようとする心線4aは巻付け心線
押さえ部5の心線ガイド溝17で押さえ付けられて補強
材1の外周に巻き付けられると同時に、補強材1の外周
に巻付け済みの心線4bは巻済み心線押さえ部6で押さ
えられているので、補強材1の外周での心線4の並びを
良好なものとすることができるものである。
【0020】そして従来例の図4において説明したよう
に、タッチプーリ3で押さえ付けながら金型2を回転駆
動して心線4を補強材1の外周に巻き付ける際に、巻付
け心線押さえ部5で押さえられているこれから巻き付け
ようとする心線4aの速度が、巻済み心線押さえ部6で
押さえられている巻付け済み心線4bの速度より速い
と、巻き付けられる心線4aに補強材1が部分的に引か
れて移動し、金型2の回転方向に補強材1がネジレてず
れが発生する。従って、これから巻き付けようとする心
線4aの速度と、巻付け済み心線4bの速度が等しけれ
ば、巻付け直後の心線4aに作用する張力と巻付け済み
心線4bの張力は等しくなり、巻き付けられる心線4a
に補強材1が部分的に引かれるようなことがなくなっ
て、補強材1がネジレてずれることを防止することがで
きる。
【0021】そこで本発明では、タッチプーリ3の巻付
け心線押さえ部5と巻済み心線押さえ部6を相互に独立
して自由に回転できるようにしてあり、タッチプーリ3
は心線4及び補強材1を介して金型2に押圧されていて
金型2の回転駆動に従動して回転されているが、巻済み
心線押さえ部6は補強材1の外周に既に巻き付けられて
いる巻付け済みの心線4bに圧接していることによって
これに従動して回転し、また巻付け心線押さえ部5は補
強材1に巻き付けられる心線4bに圧接することによっ
てこれに従動して回転している。従って、図4に示した
ように巻き付けようとする心線4aにおける円弧A11
が、巻付け済み心線4bにおける円弧A 11より大きい
と、この円弧A11と円弧A11の寸法の差の分だけ、
巻付け心線押さえ部5の回転周速度が巻済み心線押さえ
部6の回転周速度より遅くなる。そしてこの巻付け心線
押さえ部5と巻済み心線押さえ部6の回転周速度の差
で、円弧A11と円弧A11の寸法差が吸収され、これ
から巻き付けようとする心線4aの速度が、巻付け済み
心線4bの速度と等しくなって、心線4を補強材1の外
周に巻き付ける際に補強材1がネジレてずれるようなこ
とがなくなるものである。
【0022】
【発明の効果】上記のように本発明は、補強材を外周に
被せた伝動ベルト成形用の金型と、金型に被せた補強材
の外周に接して回転自在で且つ金型の軸方向に沿って移
動駆動されるタッチプーリとを備えて成り、金型に被せ
た補強材の外周に供給される心線をタッチプーリの外周
面で押さえながら金型を回転駆動させることによって、
心線を補強材の外周にスパイラル状に巻き付けるように
した伝動ベルト成形用心線巻付け装置において、タッチ
プーリを、補強材の外周に供給されて巻き付けられる心
線を押さえる巻付け心線押さえ部と、補強材の外周に巻
き付け済みの心線を押さえる巻済み心線押さえ部とから
形成するようにしたので、これから巻き付けようとする
心線と巻付け済みの心線をそれぞれ押さえた状態で心線
を巻き付けることができ、補強材の外周での心線の並び
を良好なものとすることができるものである。しかも巻
済み心線押さえ部と巻付け心線押さえ部を同軸で相互に
独立して回転自在に形成したので、巻付け心線押さえ部
と巻済み心線押さえ部の回転周速度の差で、巻付け心線
押さえ部で押さえながらこれから巻き付けようとする心
線の送り速度と、巻済み心線押さえ部で押さえられてい
る巻付け済み心線の送り速度が等しくなるようにするこ
とができるものであり、巻き付けようとする心線の速度
と巻付け済み心線の速度が異なることによって生じる補
強材のネジレによるずれを防止しながら、心線を補強材
の外周に巻き付けることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示す一部の正面図
である。
【図2】(a)は伝動ベルトの製造の工程の一例を示す
側面断面図、(b)は伝動ベルトの一部を示す拡大した
斜視図である。
【図3】従来例を示す一部の正面図である。
【図4】同上の一部の側面図である。
【符号の説明】
1 補強材 2 金型 3 タッチプーリ 4 心線 5 巻付け心線押さえ部 6 巻済み心線押さえ部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 補強材を外周に被せた伝動ベルト成形用
    の金型と、金型に被せた補強材の外周に接して回転自在
    で且つ金型の軸方向に沿って移動駆動されるタッチプー
    リとを備えて成り、金型に被せた補強材の外周に供給さ
    れる心線をタッチプーリの外周面で押さえながら金型を
    回転駆動させることによって、心線を補強材の外周にス
    パイラル状に巻き付けるようにした伝動ベルト成形用心
    線巻付け装置において、タッチプーリを、補強材の外周
    に供給されて巻き付けられる心線を押さえる巻付け心線
    押さえ部と、補強材の外周に巻き付け済みの心線を押さ
    える巻済み心線押さえ部とから形成すると共に、巻済み
    心線押さえ部と巻付け心線押さえ部を同軸で相互に独立
    して回転自在に形成して成ることを特徴とする伝動ベル
    ト成形用心線巻付け装置。
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