JP2002070310A - 仮設照明用ケーブルの敷設方法 - Google Patents

仮設照明用ケーブルの敷設方法

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JP2002070310A
JP2002070310A JP2000254419A JP2000254419A JP2002070310A JP 2002070310 A JP2002070310 A JP 2002070310A JP 2000254419 A JP2000254419 A JP 2000254419A JP 2000254419 A JP2000254419 A JP 2000254419A JP 2002070310 A JP2002070310 A JP 2002070310A
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JP
Japan
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temporary lighting
cable
floor
temporary
concrete
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Application number
JP2000254419A
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English (en)
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Osamu Ueda
修 上田
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Toshiba Plant Construction Corp
Original Assignee
Toshiba Plant Construction Corp
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Publication date
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  • Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)
  • Electric Cable Installation (AREA)
  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 建設中の複数階の建物の仮設照明用ケーブル
を支持部材などを使用せずに敷設する方法の提供。 【解決手段】 仮設照明を必要とする階の上階にコンク
リート床2を形成する際に、そのコンクリート層に仮設
照明用ケーブル7を直接埋設し、その先端部分をコンク
リート床2の下方に延長して露出させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は建設中の複数階の建
物において、上層階のコンクリート床から下層階の天井
部分に仮設照明用ケーブルを露出させて敷設する方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】複数階の鉄筋コンクリート建物を建設す
る際には、建物の内部施工を行うために各階の要所要所
に仮設照明が必要になる。その際、仮設電源から仮設照
明を必要とする場所までFケーブル(フラットケーブ
ル)などの仮設照明用ケーブルを敷設するが、その敷設
には仮設用の支持部材を天井などに取り付け、それら支
持部材に仮設照明用ケーブルを固定もしくは吊り下げて
いた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし建物が大きい場
合には、各階の要所要所に仮設照明を設けるために膨大
な支持部材を必要とする上に、天井などの高所に支持部
材を個々に取り付けるには多くの手間と時間がかかると
いう問題がある。さらに支持部材を取り付けた部分に後
から配管やケーブルトレイの足場などを設置する場合に
は、折角取り付けた支持部材を外して他の場所に取り付
け直さなければならないこともある。そこで本発明はこ
のような従来の仮設照明用ケーブルの敷設における問題
を解決することを課題とし、そのための新しい仮設照明
用ケーブルの敷設方法を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、建設
中の複数階の建物に仮設照明用ケーブルを敷設する方法
である。この敷設方法は、仮設照明を必要とする階の上
階にコンクリート床を形成する際に、そのコンクリート
層に仮設照明用ケーブルを直接埋設し、その先端部分を
コンクリート床の下方に延長して露出させることを特徴
とするものである(請求項1)。上記敷設方法におい
て、建物の垂直部分から延長してコンクリート床に敷設
する仮設照明用ケーブルを該垂直部分およびコンクリー
ト床の少なくとも一方において分岐し、分岐した各仮設
照明用ケーブルの先端部分をコンクリート床から下方に
それぞれ延長して露出させることができる(請求項
2)。
【0005】上記いずれかの敷設方法において、コンク
リート層がデッキプレート上に打設される場合に、仮設
照明用ケーブルの先端部分をデッキプレートに貫通させ
てコンクリート床の下方に延長して露出させることがで
きる(請求項3)。上記いずれかの敷設方法において、
仮設照明器具を支持する線状部材をコンクリート層に直
接埋設し、その先端部分をコンクリート床の下方に延長
して仮設照明用ケーブルの先端部に沿わせて露出させる
ことができる(請求項4)。
【0006】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
により説明する。図1は本発明の方法により仮設照明用
ケーブルを敷設した状態を模式的に示す斜視図、図2は
その正面断面図、図3は図2における III部分の拡大断
面図である。これらの図において建設中の建物の躯体
は、H鋼などの柱や鉄筋コンクリート壁等により形成さ
れる垂直部分1と、その垂直部分1に支持される各階の
コンクリート床2により構成される。
【0007】コンクリート床2は、底部を形成する凹凸
鋼板などのデッキプレート3と、その上に打設されたコ
ンクリート層4と、コンクリート層4中に埋設された補
強用の鉄筋5により構成される。なおデッキプレートを
使用せず、型枠内に直接コンクリートを打設する場合も
ある。各階の垂直部分1に分電盤6が仮設置され、それ
ら分電盤6からFケーブル等の仮設照明用ケーブル7が
垂直部分1に沿ってその上階まで立ち上げられ、次いで
コンクリート床2の中を水平に通り、その先端部分がコ
ンクリート床2から下方に延長されて露出する。
【0008】図示の例では1階の分電盤6から2本の仮
設照明用ケーブル7が2階まで立ち上げられ、次いで2
階のコンクリート床2中に延長され、そこで一方の仮設
照明用ケーブル7が分岐箱8内で2本の仮設照明用ケー
ブル7に分岐されている。分岐した各仮設照明用ケーブ
ル7の先端部は2階のコンクリート床の互いに異なる位
置から下方に延長して露出される。なおこの分岐は必要
に応じて行われるが、垂直部分1で分岐することもで
き、あるいは垂直部分1で分岐した後にコンクリート床
中でさらに複数に分岐することもできる。
【0009】2階の分電盤6からは3本の仮設照明用ケ
ーブル7が3階まで立ち上げられ、次いで3階のコンク
リート床2中を通り、さらに各先端部分がコンクリート
床2から下方に延長して露出される。同様に4階以上に
ついても必要数の仮設照明用ケーブル7が敷設される。
なおこれら2階、3階に敷設する仮設照明用ケーブル7
の本数は代表的なもので、実際にはかなり多数の本数が
敷設される。仮設照明用ケーブル7の先端部分をコンク
リート床2から下方に延長する際にはデッキプレート3
を貫通させる必要があるが、その場合にはデッキプレー
ト3に貫通孔(例えば15mmφ程度)を穿孔し、その
貫通孔を利用して仮設照明用ケーブル7の先端部分を貫
通させればよい。
【0010】各仮設照明用ケーブル7の先端部には仮設
照明器具10(図2参照)が接続されるが、例えば保護
ガード付の重量の大きい仮設照明器具10を使用する場
合には、仮設照明用ケーブル7だけで支持するとコンク
リート床2からケーブルが引き出される部分などが損傷
するおそれがある。図示の例ではその対策として、仮設
照明用ケーブル7の先端部に沿って支持用の線状部材9
を設けている。線状部材9としては、いわゆる番線と呼
ばれる焼き鈍し鋼線などを使用できる。線状部材9はそ
の端部を鉄筋5に巻き付けて固定し、コンクリート床2
から各仮設照明用ケーブル7の先端部に沿わせて延長す
るが、デッキプレート3が設けられる場合には、それに
設けた貫通孔を利用して外部に延長する。
【0011】次に、図1〜図3を参照して仮設照明用ケ
ーブル7を敷設する方法を説明する。先ず対象階のコン
クリート床2を形成する部分にデッキプレート3を配置
し、必要個所に型枠を組み立て、さらに補強用の鉄筋5
を編成する。次に当該部分に分電盤6から仮設照明用ケ
ーブル7を延長して敷設し、さらにその先端部分をデッ
キプレート3の貫通孔を利用して下方に延長しておく。
分岐箱8を使用する場合にはそれを鉄筋5などに固定す
る。線状部材9を設ける場合にはその端部を鉄筋5に巻
き付けて固定し、次いでデッキプレート3の貫通孔を利
用して下方に延長しておく。
【0012】次に型枠内にコンクリートを打設し、鉄筋
5と一緒に仮設照明用ケーブル7や線状部材9を埋設す
る。仮設照明用ケーブル7の先端にはソケットが接続さ
れ、そのソケットに仮設照明器具10が取り付けられ
る。なお、仮設照明器具10の重量が大きい場合には線
状部材9でそれを吊り下げるようにして支持する。そし
て、建屋の建設工事が終了したときには、仮設照明用ケ
ーブルはその露出部分が切断される。
【0013】
【発明の効果】以上のように本発明の仮設照明用ケーブ
ルの敷設方法は、仮設照明を必要とする階の上階にコン
クリート床を形成する際に、そのコンクリート層に仮設
照明用ケーブルを直接埋設し、その先端部分をコンクリ
ート床の下方に延長して露出させることを特徴とするの
で、従来の方法のような膨大な数の支持部材を必要とし
ない。また支持部材の取り付け後に配管やケーブルトレ
イの足場などの設置により、支持部材を他の場所に取り
付け直すような無駄な作業もなくなる。さらに本発明の
方法によれば、施工後の外観性も良くなり、他の工事の
邪魔になることもなく、ケーブルを作業者が引っ掛けた
り、躓くこともないので施工現場の安全性にも寄与す
る。
【0014】上記敷設方法において、建物の垂直部分か
ら延長してコンクリート床に敷設する仮設照明用ケーブ
ルを、該垂直部分およびコンクリート床の少なくとも一
方において分岐し、分岐した各仮設照明用ケーブルの先
端部分をコンクリート床から下方にそれぞれ延長して露
出させることができ、それによってケーブル使用量を少
なくすることができる。上記いずれかの敷設方法におい
て、コンクリート層がデッキプレート上に打設される場
合に、仮設照明用ケーブルの先端部分をデッキプレート
に貫通させてコンクリート床の下方に延長して露出する
ことができ、それによって敷設をより容易に行うことが
できる。
【0015】上記いずれかの敷設方法において、仮設照
明器具を支持する線状部材をコンクリート層に直接埋設
し、その先端部分をコンクリート床の下方に延長して仮
設照明用ケーブルの先端部に沿わせて露出させることが
でき、それによって重量の大きい仮照明器具を支持し、
仮設照明用ケーブルに過大な過重が加わらないようにす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法により仮設照明用ケーブルを敷設
した状態を模式的に示す斜視図。
【図2】図1の正面断面図。
【図3】図2における III部分の拡大断面図。
【符号の説明】
1 垂直部分 2 コンクリート床 3 デッキプレート 4 コンクリート層 5 鉄筋 6 分電盤 7 仮設照明用ケーブル 8 分岐箱 9 線状部材 10 仮設照明器具

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建設中の複数階の建物に仮設照明用ケー
    ブルを敷設する方法において、仮設照明を必要とする階
    の上階にコンクリート床2を形成する際に、そのコンク
    リート層4に仮設照明用ケーブル7を直接埋設し、その
    先端部分をコンクリート床2の下方に延長して露出させ
    ることを特徴とする仮設照明用ケーブルの敷設方法。
  2. 【請求項2】 建物の垂直部分1から延長してコンクリ
    ート床2に敷設する仮設照明用ケーブル7を該垂直部分
    1およびコンクリート床2の少なくとも一方において分
    岐し、分岐した各仮設照明用ケーブル7の先端部分をコ
    ンクリート床2から下方にそれぞれ延長して露出させる
    請求項1に記載の仮設照明用ケーブルの敷設方法。
  3. 【請求項3】 コンクリート層4がデッキプレート3上
    に打設される場合に、仮設照明用ケーブル7の先端部分
    をデッキプレート3に貫通させてコンクリート床2の下
    方に延長して露出させる請求項1または請求項2に記載
    の仮設照明用ケーブルの敷設方法。
  4. 【請求項4】 仮設照明器具10を支持する線状部材9
    をコンクリート層4に直接埋設し、その先端部分をコン
    クリート床2の下方に延長して仮設照明用ケーブル7の
    先端部に沿わせて露出させる請求項1ないし請求項3の
    いずれかに記載の仮設照明用ケーブルの敷設方法。
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