JP2004036178A - デッキユニットの組付方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】間隔をあけて配置される複数の小梁1上にデッキプレート2を取り付けてデッキユニット3を構成する。このデッキユニット3を、小梁1の上面端部1aに取り付けた縦プレート6aにワイヤー連結具を取り付けて吊り上げる。縦プレート6aは、小梁の端部から外方へ張り出すように取り付け、この張出部分7を大梁の上面に載せることで、デッキプーレトを大梁間に配置した後、小梁と大梁とを接合するまでの間、デッキユニットの荷重を大梁に仮預けする。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明はデッキユニットの組付方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
鉄骨構造の建物においてスラブを施工するにあたり、図8に示すように、小梁100上にデッキプレート101を取り付けてデッキユニット102とし、このデッキユニット102をクレーン等の適宜吊上手段により吊り上げて大梁103間に配置し、小梁100と大梁103とを接合させた後、デッキプレート101上にコンクリートを打設し、これによりコンクリート製のスラブを得る工法がある。いわゆる床版ユニット化工法である。
この工法では、大梁103に小梁100をセットした後、小梁100上にデッキプレート101を取り付ける工法に比べ、デッキプレート101を小梁100に取り付けて予めユニット化した状態で大梁103に組み付けるため、その分、作業効率に優れ、工期短縮並びにコスト低減が図れる利点がある。
【0003】
前記デッキユニット102を吊り上げて大梁103間に配置する際には、図9に示すように、小梁100の上部フランジ100aに、側部から該上部フランジ100aを挟み込むように挟持固定具104を取り付け、この挟持固定具104にワイヤー連結具105を取り付け、このワイヤー連結具105から上方に延びるワイヤー106に連結された吊りフレーム107を介してクレーン等の適宜吊上手段により吊り上げていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前述した従来のデッキユニットの組付方法には、以下の問題があった。
すなわち、小梁100の上部フランジ100aに側部から挟み込む挟持固定具104を取り付け、この挟持固定具104を介してデッキユニット102を吊り上げるようにしており、挟持固定具104は比較的幅寸法が大きいため、デッキプレート101を小梁100の長さ方向端部まで敷きつめることができず、デッキプレート101と大梁103との間に、デッキプレート101の敷き残し部分がそのまま開口108として残ってしまう。
【0005】
この開口108は、後の端部デッキプレート敷き施工によって塞ぐようにしているが、この場合、溶接ケーブルの段取り等を含め、労務手間がかかってしまう。
また、端部デッキプレート敷き施工をする前は、デッキプレート101と大梁103との間に開口108が残ったままであり、安全性の面から問題がある。安全性の面の対策として、開口108に落下防止用のネットや墜落防止の親綱を張る方法もあるが、この場合、ネット等を張るための新たな工程が増えてしまい、工期が長引くとともにコストがアップするという別の新たな問題が生じる。
【0006】
前記事情に鑑み、本発明においては、デッキプレートを小梁の端部まで達するように敷きつめることができ、デッキユニットを大梁上にセットしたときデッキプレートと大梁との間に開口が生じず、後の端部デッキプレート敷き施工が不要になって労務手間が減少し、しかも、落下防止の水平ネットや墜落防止の親綱を張る必要がなく安全面でも優れるデッキユニットの組付方法を提供することを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために本発明においては、以下の手段を採用した。
すなわち、請求項1記載のデッキユニットの組付方法は、間隔をあけて配置される複数の小梁上にデッキプレートを取り付けてデッキユニットとし、該デッキユニットを吊り上げて大梁間に配置し、前記小梁と前記大梁とを接合するデッキユニットの組付方法において、前記小梁の上面端部に吊上部材を取り付け、該吊上部材を介して前記デッキユニットを吊り上げることを特徴としている。
請求項2記載のデッキユニットの組付方法は、請求項1記載のものにおいて、前記吊上部材が、前記小梁の長さ方向に延び、その下端を前記小梁の上面に溶接される縦プレートであることを特徴としている。
請求項3記載のデッキユニットの組付方法は、請求項1記載のものにおいて、前記吊上部材が、前記小梁の長さ方向に延び、その底面フランジを前記小梁の上面にボルトにより固定されるT形鋼であることを特徴としている。
請求項4記載のデッキユニットの組付方法は、請求項1記載のものにおいて、前記吊上部材を、前記小梁の端部から外方へ張り出して取り付け、前記デッキユニットを吊り上げて前記大梁間に配置した後、前記小梁と前記大梁とを接合するまでの間に、前記吊上部材の張出部分を前記大梁の上面に載せて、前記デッキユニットの荷重を大梁に仮預けすることを特徴としている。
請求項5記載のデッキユニットの組付方法は、請求項1〜4のいずれかに記載のものにおいて、前記デッキユニットを複数枚重ねた状態で吊り上げ、下側のデッキユニットから順に前記大梁間にセットすることを特徴としている。
【0008】
本発明のデッキユニットの組付方法によれば、小梁の上面端部に縦プレートやT形鋼等からなる吊上部材を取り付け、該吊り上げ部材を介してデッキユニットを吊り上げるようにしており、デッキプレートに吊上部材との干渉を避けるよう切欠を形成するだけで、該デッキプレートを小梁の長さ方向端部まで達するように敷きつめることができる。この結果、デッキユニットを大梁間に配置し、小梁と大梁とを接合する段階で、デッキプレートと大梁との間にデッキプレートの敷き残しによる開口が生じることがなく、したがって、従来行っていた後の端部デッキプレート敷き施工が不要になる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明に係るデッキユニットの組付方法を示す斜視図である。本発明に係るデッキユニットの組付方法を説明する前に、デッキユニット3およびこのデッキユニット3を吊り上げるため、小梁1に取り付けられる吊上部材6について説明する。
【0010】
デッキユニット3は、間隔をあけて配置される複数の小梁1上に、デッキプレート2がボルト止め等の適宜固定手段により取り付けられて構成される。デッキユニット3は予め工場等で作成し現場のストックヤードに運ばれても、あるいは、作業現場の地組ヤードで作成され、ストックヤードに運ばれてもよい。
【0011】
このデッキユニット3の小梁1の上面端部1aには吊上部材6が取り付けられる。吊上部材6は小梁1を作成するときあるいはその後デッキユニット3を作成するときに取り付けられる。この吊上部材6は、デッキユニット3を吊り上げる際に、ワイヤー106の下端に取り付けられるワイヤー連結具105に連結されるものである。
【0012】
前記吊上部材6の具体的な例としては、図2(a)に示すように、小梁1の長さ方向に延び、その下端を小梁1の上部フランジの幅方向略中央に溶接される長方形状の縦プレート6aが挙げられる。また、縦プレート6aの略中央部分には孔が形成され、この孔を介してワイヤー連結具105が取り付けられるよになっている。
【0013】
また、前記吊上部材6の他の具体的な例としては、図2(b)に示すように、小梁1の長さ方向に延び、その底面フランジ6baを小梁1の上面に図示せぬボルトにより固定されるT形鋼6bが挙げられる。T形鋼6bのウェブ部6bbの略中央部分にも孔が形成され、この孔を介してワイヤー連結具105が取り付けられるようになっている。
【0014】
また、前記吊上部材6は小梁1の上面端部1aに取り付けられるとき、小梁1の端部から外方へ張り出すように取り付けられる。このようの小梁1の端部から外方へ張り出す張出部分7を設ける点は、縦プーレト6aおよびT形鋼6bについても同様である。
【0015】
前記デッキプレート2は、作成時において、小梁1の上部フランジ1bにボルトや溶接等の適宜固定手段で取り付けられるが、このとき、小梁1の長さ方向端部まで達するように敷きつめられて取り付けられる。ここで、デッキプレート2の端部と縦プレート6a等の吊上部材6とが干渉することが懸念されるが、予め、デッキプレート2に縦プレート6等aとの干渉を避けるよう切欠2aを設けておけば(図2参照)、吊上部材6との干渉を避けることができる。
【0016】
次に、本発明のデッキユニットの組付方法について説明する。
予め、ストックヤードに積み上げてあるデッキユニット3に対し、小梁1に取り付けた吊上部材6にワイヤー連結具105を連結する。ワイヤー連結具105は、クレーン等の適宜吊上手段に吊り上げられる吊りフレーム107から下方に延びるワイヤー106の先端に取り付けられている。そして、これらワイヤー連結具105、ワイヤー106、吊りフレーム107等を介して吊上手段によりデッキユニット3を吊り上げ、大梁4間の正規の位置に配置する(図1、図3参照)。
【0017】
このとき、吊上部材6の小梁1の端部から張り出す張出部分7を、大梁4の上面4aに載せて、デッキユニット3の荷重を大梁4に仮預けする。その後、吊上部材6からワイヤー連結具105を外し、クレーン等の吊上手段によるデッキプレート3の吊り支持を解放する。この状態で、小梁1の端部を大梁4にボルト止めする。
【0018】
ここで、前述したようにデッキプレート2が小梁1の端部まで達するように敷きつめられており、デッキユニット3を吊り上げて大梁4間の正規の位置に正確に位置決めしたり、その後の小梁1と大梁4とを接合する作業は、デッキプレート2と大梁4との間に開口がなく、上部から手を差し入れることができないから、それらデッキユニット3の下側からの作業になる(図4参照)。
それらデッキユニット3の下側からの作業は、図に示すように、大梁4の下方にパイプ材等で足場8を組み、この足場を使用して進めたり、あるいは図4(b)に示すように、下側のスラブ9に高所作業車10を走らせ、この高所作業車10を利用して進めることで何ら支障なく行うことができる。
【0019】
上述した発明の実施の形態では、小梁1の上面1a端部に縦プレート6aやT形鋼6b等からなる吊上部材6を取り付け、吊上部材6を介してデッキユニット3を吊り上げるようにしており、デッキプレート2に吊上部材6との干渉を避けるよう切欠2aを形成するだけで、該デッキプレート2を小梁1の端部1aまで達するように敷きつめることができる。
【0020】
この結果、デッキユニット3を大梁4間に配置し、小梁1と大梁4とを接合する段階で、デッキプレート2と大梁4との間にデッキプレート2の敷き残しによる開口が生じることがない。このため、従来行っていた後工程の端部デッキプレート敷き施工も不要になる。また、デッキプレート2と大梁4との間に落下防止用のネットや墜落防止の親綱を張ることも勿論不要になる。
なお、縦プレート6aの高さが所定値より高い場合、デッキユニット3を吊り上げてセットした後に縦プレート6aを切断する作業が必要になるが、縦プレート6aの高さを予め、後打ちされるコンクリートスラブ内に埋まる高さに設定しておけば、この切断作業は不要になる。
【0021】
また、吊上部材6とデッキプレート2の切欠2aとの間に隙間が形成され、後工程でデッキプレート2上にスラブ用のコンクリートを打設するときに、この吊上部材6とデッキプレート2の切欠2aとの間の隙間からコンクリートが漏れ出ることが懸念されるが、吊上部材6の下側には小梁1の上部フランジ1aがあり、これが吊上部材6とデッキプレート2の切欠2aとの間の隙間を塞ぐ位置にあるので、例え、吊上部材6とデッキプレート2の切欠2aとの間の隙間からコンクリートが漏れ出る場合であっても、漏れ出たコンクリートは上部フランジ上に止まり、下階まで落下することはない。
【0022】
また、デッキユニット3を吊り上げて大梁4間に配置した後、小梁1と大梁4とを接合するまでの間に、吊上部材6の張出部分7を大梁4の上面に載せて、デッキユニット3の荷重を大梁4に仮預けするから、その後のクレーン等の吊上手段による吊り支持が不要になり、吊上手段の早期解放が可能となる。また、仮預け後は、不安定なワイヤー支持ではなく溶接等固定した吊上部材6による支持であるので、デッキユニット3がふらついたり揺れ動いたりすることのない安定した支持が行える。このため、小梁1と大梁4とをボルト接合する作業をデッキユニット3の下側から安心して行うことができる。また、小梁1の大梁4へのボルト接合する時期を自由に選ぶことができ、工程上また労務上の面でも有利になる。
加えて、縦プレート6a等の吊上部材6を張出部分7を利用し、この張出部分7を大梁4に溶接やボルト止め等の固定手段により接合する構成にすれば、小梁1端部の剪断力を大梁4に伝達することができ、強度の向上も図れる。
【0023】
図5は本発明の他の実施の形態を示すものである。
なお、この実施の形態では、説明の便宜上、前述の実施の形態で説明した構成要素と同一構成要素については同一符号を付してその説明を省略する。
この実施の形態の特徴は、デッキユニット3を複数枚重ねた状態で吊り上げ、下側のデッキユニット3から順に前記大梁4間にセットする点にある。
すなわち、図5、図6(a)に示すものは、複数のデッキユニット3を小梁1の幅方向にずらして配置し、個々のデッキユニット3の小梁1の上面端部1aに前記縦プレート6aを取り付け、それら縦プレート6aにそれぞれワイヤー連結具105を介してワイヤー106を取り付け、これらワイヤー106およびその上端に取り付けた吊りフレーム107を介して複数のデッキユニット3をクレーン等の吊上手段により一体的に吊リ上げるようにしている。
【0024】
そして、図7に示すように互いに重ねた状態で吊り上げた複数のデッキユニット3のうち最下部に位置するデッキユニット3を所定の大梁4の間に位置させ、このデッキユニット3を、縦プレート6をそれら大梁4の上面4aに載せて仮預ける。この状態でクレーン等の吊上手段による吊り支持を解く。次いで、この時点で最下端に位置するデッキユニット3(初期状態から見れば下から2番目のデッキユニット3)を、次なる大梁3間に位置させてセットする。
以下、上記操作を繰り返しすことで、複数のデッキユニット3を吊り上げ、下側のデッキユニット3から順に前記大梁4間にセットすることができる。
【0025】
このデッキユニットの組付方法であると、ストックヤードに配置されている複数のデッキユニット3を一体として吊り上げることができるので、デッキユニット3を一つずつ吊り上げる方法に比べて、クレーン等の吊上手段の作業効率が向上するとともに、ストックヤードの利用効率も向上する。
【0026】
なお、デッキユニット3を複数枚重ねて吊り上げる方法としては、図5、図6(a)に示すものに限られることなく、図6(b)に示すようなものもある。
図6(b)に示すものは、個々のデッキユニット3の小梁1の上面端部1aに縦プレート6aを取り付ける点は、前述したものと同様であるが、ここでは、小梁1の下部フランジ1cに連結用プレート21を下方に延びるように取り付け、この連結用プレート21と前記縦プレート6aとをボルトやピンを介して連結することにより、下側のデッキプレート3を上側のデッキプレート3に支持させている。
【0027】
そして、最上部のデッキユニット3をワイヤー106等により吊り下げるだけで、その下側に位置する複数のデッキユニット3をそれぞれ順に支持することができ、もって、ストックヤードに配置されている複数のデッキユニット3を一体として吊り上げることができる。
【0028】
このようなデッキユニットの組付方法によっても、複数のデッキユニット3を一体として吊り上げることができ、前述したように、クレーン等の吊上手段の作業効率がよくなるとともに、ストックヤードの利用効率もよくなる。
加えて、この組付方法によれば、ストックヤードで積み重ねた場合、縦プレート6aと連結用プレート21とを連結させることで、両者がスペーサの働きをすることとなり、重ねられた複数のデッキユニット3の荷重が、例え最下部に位置するデッキユニット3のデッキプレート2に作用してデッキプレート2が変形するといった不具合の発生を未然に防止できる。
【0029】
以上において本発明の一実施の形態を説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものでなく、その趣旨を逸脱しない範囲内で他の構成を採用することができる。
例えば、前記実施の形態においては、互いに平行に配置される2本の小梁1にデッキプレート2を取り付けた例に基づきデッキユニット3を説明したが、デッキユニット3を構成する小梁1の数は2本に限られることなく、3本でもあるいは4本以上であってもよい。また、デッキプレート2の形は、図に示すような台形に限らず、波形あるいは補強された平坦状のものでもよい。
【0030】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば以下の効果を奏する。
請求項1に係るデッキユニットの組付方法によれば、小梁の上面端部に取り付けた吊上部材を介してデッキユニットを吊り上げるので、デッキプレートを小梁の端部まで達するように敷きつめることができ、デッキユニットを大梁間に配置し、小梁と大梁とを接合する段階で、デッキプレートと大梁との間にデッキプレートの敷き残しによる開口が生じることがない。このため、デッキユニットを大梁上にセットしたとき、従来行っていた後工程の端部デッキプレート敷き施工が不要になるため、溶接ケーブルの段取等を含めて労務手間が減少する。また、デッキユニットのセット後は、床上の隙間がなく安全である。また、落下防止の水平ネットや墜落防止の親綱を行う必要もない。
【0031】
請求項2に係るデッキユニットの組付方法によれば、吊上部材として、小梁の長さ方向に延び、その下端を小梁の上面に溶接される、至極簡単な縦プレートを用いるので、コストを低減できるとともに、工期も短縮できる。また、縦プーレトの高さをデッキプレート上に打設するコンクリート厚以下に設定すれば、縦プレートを後工程で切断する必要がなく、この点においても労務手間を省くことができる。
【0032】
請求項3に係るデッキユニットの組付方法によれば、吊上部材として、小梁の長さ方向に延び、その底面フランジを小梁の上面にボルトにより固定される至極簡単なT形鋼を用いるので、請求項2に係る発明と同様、コストを低減できるとともに、工期も短縮できる。また、T形鋼は繰り返し使用できるので、材料費を低減することができる。
【0033】
請求項4に係るデッキユニットの組付方法によれば、吊上部材を小梁の端部から外方へ張り出して取り付け、この吊上部材の張出部分を大梁の上面に載せて、デッキユニットの荷重を大梁に仮預けするから、デッキユニットの吊荷の落下のおそれがなく、しかも、クレーン等の吊り上げ手段を早期に解放できる。また、小梁のボルト締めのタイミングに自由度が生じ、工程上の面でもまた労務手間の面でも有利になる。
【0034】
請求項5に係るデッキユニットの組付方法によれば、デッキユニットを複数枚重ねた状態で吊り上げ、下側のデッキユニットから順に前記大梁間にセットするから、クレーン等吊り上げ手段の作業効率が良くなり、ストックヤードの利用効率も良くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示すデッキユニットの組付方法におけるデッキユニットを吊り上げた状態を示す斜視図である。
【図2】本発明の一実施の形態を示すデッキユニットの組付方法で用いられる吊上部材の例を示す斜視図である。
【図3】本発明の一実施の形態を示すデッキユニットの組付方法におけるデッキユニットを吊り上げて大梁の間に配置した状態を示す斜視図である。
【図4】本発明の一実施の形態を示すデッキユニットの組付方法における小梁と大梁とを接合する状態を示す側面図である。
【図5】本発明の他の実施の形態を示すデッキユニットの組付方法におけるデッキユニットを吊り上げた状態を示す斜視図である。
【図6】本発明の他の実施の形態を示すデッキユニットの組付方法におけるデッキユニットを吊り上げた状態を示す要部斜視図である。
【図7】本発明の他の実施の形態を示すデッキユニットの組付方法におけるデッキユニットを大梁の間にセットする状態を示す側面図である。
【図8】従来のデッキユニットの組付方法を説明する斜視図である。
【図9】従来のデッキユニットの組み付け方法を説明する一部の拡大斜視図である。
【符号の説明】
1 小梁
1a 上面端部
2 デッキプレート
2a 切欠
3 デッキユニット
4 大梁
6 吊上部材
6a 縦プレート
6b T形鋼
7 張出部分
21 連結用プレート
Claims (5)
- 間隔をあけて配置される複数の小梁上にデッキプレートを取り付けてデッキユニットとし、該デッキユニットを吊り上げて大梁間に配置し、前記小梁と前記大梁とを接合するデッキユニットの組付方法において、
前記小梁の上面端部に吊上部材を取り付け、該吊上部材を介して前記デッキユニットを吊り上げることを特徴とするデッキユニットの組付方法。 - 請求項1記載のデッキユニットの組付方法において、
前記吊上部材は、前記小梁の長さ方向に延び、その下端を前記小梁の上面に溶接される縦プレートであることを特徴とするデッキユニットの組付方法。 - 請求項1記載のデッキユニットの組付方法において、
前記吊上部材は、前記小梁の長さ方向に延び、その底面フランジを前記小梁の上面にボルトにより固定されるT形鋼であることを特徴とするデッキユニットの組付方法。 - 請求項1記載のデッキユニットの組付方法において、
前記吊上部材を、前記小梁の端部から外方へ張り出して取り付け、前記デッキユニットを吊り上げて前記大梁間に配置した後、前記小梁と前記大梁とを接合するまでの間に、前記吊上部材の張出部分を前記大梁の上面に載せて、前記デッキユニットの荷重を大梁に仮預けすることを特徴とするデッキユニットの組付方法。 - 請求項1〜4のいずれか一項に記載のデッキユニットの組付方法において、
前記デッキユニットを複数枚重ねた状態で吊り上げ、下側のデッキユニットから順に前記大梁間にセットすることを特徴とするデッキユニットの組付方法。
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