JP2002070235A - 水中立体構造物構築用ユニットプレート及び水中立体構造物 - Google Patents
水中立体構造物構築用ユニットプレート及び水中立体構造物Info
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- JP2002070235A JP2002070235A JP2000267638A JP2000267638A JP2002070235A JP 2002070235 A JP2002070235 A JP 2002070235A JP 2000267638 A JP2000267638 A JP 2000267638A JP 2000267638 A JP2000267638 A JP 2000267638A JP 2002070235 A JP2002070235 A JP 2002070235A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A40/00—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
- Y02A40/80—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in fisheries management
- Y02A40/81—Aquaculture, e.g. of fish
Landscapes
- Artificial Fish Reefs (AREA)
- Revetment (AREA)
- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 浮魚礁、浮島、浮ケ瀬、消波壁等の水中立体
構造物、並びにこれら立体構造物を任意の大きさ、任意
の形状で構築できるユニットプレートである。 【解決手段】 ユニットプレートは円形の接続プレート
4個及び接続プレートを相互に連結し且つ接続プレート
の2倍の厚さを有するベースプレートよりなり、各接続
プレートはその半分を超える部分がベースプレートより
突き出し、中央部に貫通孔と外周から貫通孔に達するま
で設けられたベースプレートの厚さと同じ巾のスリット
を有するものである。そしてベースプレートには複数の
貫通孔が設けられている。また水中立体構造物は上記の
ユニットプレートを多数枚、それぞれのユニットプレー
トの接続プレートが隣接するユニットプレートの接続プ
レートと重なり合い及び/直交するように組合せ、対向
する位置にあるベースプレートの貫通孔を通してパイプ
を貫通させることにより構築されたものである。
構造物、並びにこれら立体構造物を任意の大きさ、任意
の形状で構築できるユニットプレートである。 【解決手段】 ユニットプレートは円形の接続プレート
4個及び接続プレートを相互に連結し且つ接続プレート
の2倍の厚さを有するベースプレートよりなり、各接続
プレートはその半分を超える部分がベースプレートより
突き出し、中央部に貫通孔と外周から貫通孔に達するま
で設けられたベースプレートの厚さと同じ巾のスリット
を有するものである。そしてベースプレートには複数の
貫通孔が設けられている。また水中立体構造物は上記の
ユニットプレートを多数枚、それぞれのユニットプレー
トの接続プレートが隣接するユニットプレートの接続プ
レートと重なり合い及び/直交するように組合せ、対向
する位置にあるベースプレートの貫通孔を通してパイプ
を貫通させることにより構築されたものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、浮魚礁、浮島、浮ケ
瀬、消波壁などの水中立体構造物に関するものである。
瀬、消波壁などの水中立体構造物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】廃船などを沈座させた魚礁、ポリコン魚
礁、或いはコンクリート魚礁などは従来から使用されて
いるが、水深や海底の形状などの関係から設置場所が限
定されので、人工的に魚礁を作るさまざまな試みがなさ
れている。しかし同一形状、同一大きさの無限連結性ユ
ニットプレートを組み合わせることにより堅牢な水中立
体構造物を構築する方法は実用化されていない。
礁、或いはコンクリート魚礁などは従来から使用されて
いるが、水深や海底の形状などの関係から設置場所が限
定されので、人工的に魚礁を作るさまざまな試みがなさ
れている。しかし同一形状、同一大きさの無限連結性ユ
ニットプレートを組み合わせることにより堅牢な水中立
体構造物を構築する方法は実用化されていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、浮魚礁、浮
島、浮ケ瀬、消波壁などの水中立体構造物を簡単に、且
つ任意の大きさ、任意の形状で構築できるユニットプレ
ート、並びにこのユニットプレートを多数枚組み合わせ
ることにより構築された水中立体構造物を提供すること
を目的とする。
島、浮ケ瀬、消波壁などの水中立体構造物を簡単に、且
つ任意の大きさ、任意の形状で構築できるユニットプレ
ート、並びにこのユニットプレートを多数枚組み合わせ
ることにより構築された水中立体構造物を提供すること
を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に係る無限連結性
水中立体構造物構築用ユニットプレートは、仮想の正四
辺形のそれぞれの角に相当する位置に中心がくるように
配置された円形の接続プレート4個及び接続プレートを
相互に連結し且つ接続プレートの2倍の厚さを有するベ
ースプレートよりなり、各接続プレートはその半分を超
える部分がベースプレートより突き出していること、各
接続プレートは中央部に貫通孔を有すること、各接続プ
レートは外周から貫通孔に達するまで設けられたベース
プレートの厚さと同じ巾のスリットを有すること、それ
ぞれのスリットは対向する2個の接続プレートの中心を
結ぶ線と直角方向に且つ対向する2個の接続プレートの
スリットが同一方向に開口するように設けられたもので
あること、及びベースプレートに複数の貫通孔が設けら
れたものであることを特徴とする。
水中立体構造物構築用ユニットプレートは、仮想の正四
辺形のそれぞれの角に相当する位置に中心がくるように
配置された円形の接続プレート4個及び接続プレートを
相互に連結し且つ接続プレートの2倍の厚さを有するベ
ースプレートよりなり、各接続プレートはその半分を超
える部分がベースプレートより突き出していること、各
接続プレートは中央部に貫通孔を有すること、各接続プ
レートは外周から貫通孔に達するまで設けられたベース
プレートの厚さと同じ巾のスリットを有すること、それ
ぞれのスリットは対向する2個の接続プレートの中心を
結ぶ線と直角方向に且つ対向する2個の接続プレートの
スリットが同一方向に開口するように設けられたもので
あること、及びベースプレートに複数の貫通孔が設けら
れたものであることを特徴とする。
【0005】また本発明に係る水中立体構造物は、仮想
の正四辺形のそれぞれの角に相当する位置に中心がくる
ように配置された円形の接続プレート4個及び接続プレ
ートを相互に連結し且つ接続プレートの2倍の厚さを有
するベースプレートよりなり、各接続プレートはその半
分を超える部分がベースプレートより突き出しているこ
と、各接続プレートは中央部に貫通孔を有すること、各
接続プレートは外周から貫通孔に達するまで設けられた
ベースプレートの厚さと同じ巾のスリットを有するこ
と、それぞれのスリットは対向する2個の接続プレート
の中心を結ぶ線と直角方向に且つ対向する2個の接続プ
レートのスリットが同一方向に開口するように設けられ
たものであること、及びベースプレートに複数の貫通孔
が設けられたものであるユニットプレートを多数枚、そ
れぞれのユニットプレートの接続プレートが隣接するユ
ニットプレートの接続プレートと重なり合い及び/又は
直交するように組合せ、対向する位置にあるベースプレ
ートの貫通孔を通してパイプを貫通させることにより構
築されたものであることを特徴とする。
の正四辺形のそれぞれの角に相当する位置に中心がくる
ように配置された円形の接続プレート4個及び接続プレ
ートを相互に連結し且つ接続プレートの2倍の厚さを有
するベースプレートよりなり、各接続プレートはその半
分を超える部分がベースプレートより突き出しているこ
と、各接続プレートは中央部に貫通孔を有すること、各
接続プレートは外周から貫通孔に達するまで設けられた
ベースプレートの厚さと同じ巾のスリットを有するこ
と、それぞれのスリットは対向する2個の接続プレート
の中心を結ぶ線と直角方向に且つ対向する2個の接続プ
レートのスリットが同一方向に開口するように設けられ
たものであること、及びベースプレートに複数の貫通孔
が設けられたものであるユニットプレートを多数枚、そ
れぞれのユニットプレートの接続プレートが隣接するユ
ニットプレートの接続プレートと重なり合い及び/又は
直交するように組合せ、対向する位置にあるベースプレ
ートの貫通孔を通してパイプを貫通させることにより構
築されたものであることを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】図1は本発明のユニットプレート
1の基本的構成を説明するための図、図2は図1のA−
A線における断面図である。円形の接続プレート2は、
図1に点線で示す仮想の正四辺形のそれぞれの角に相当
する位置に中心がくるように4個配置されており、これ
ら4個の接続プレート2は接続プレートの2倍の厚さを
有するベースプレート3により相互に連結されている。
各接続プレート2はその半分を超える部分がベースプレ
ート3より突き出していること、及びベースプレート3
は接続プレートの2倍の厚さを有すること、逆に言えば
接続プレート2の厚さはベースプレート3の厚さの半分
であることが重要である。これは1枚のユニットプレー
トの接続プレートを別の(裏返しにした)ユニットプレ
ートの接続プレートと重ね合わせる時にベースプレート
が邪魔にならず、且つ重ね合わせた部分の厚さがベース
プレートの厚さと同じになるようにするためである。ベ
ースプレートの大きさ、形状、及び接続プレートと配置
関係は、各接続プレート2の半分を超える部分がベース
プレート3より突き出していることと言う条件を満たし
ている限りにおいて特に限定されず、図1に示すように
ベースプレートの形状が正四角形であり且つその各辺の
中央部に接続プレートが配置されていても、図3に示す
ようにベースプレートの形状が正四角形であり且つその
角の部分に接続プレートが配置されていても、図4に示
すようにベースプレートの形状が円形であっても、図5
に示すようにベースプレートの形状がフレーム状であっ
ても良い。さらに、各接続プレート2は中央部に貫通孔
4を有し、また外周から貫通孔4に達するまで設けられ
たベースプレートの厚さと同じ巾のスリット5を有して
おり、それぞれのスリットは対向する2個の接続プレー
トの中心を結ぶ線と直角方向に且つ対向する2個の接続
プレートのスリット5が同一方向に開口するように設け
られている。図1では上と下の円形接続プレートのスリ
ットは右方向に、また右と左の円形接続プレートのスリ
ットは下方向に開口している。スリット5及び貫通孔6
の機能は後段で説明する。
1の基本的構成を説明するための図、図2は図1のA−
A線における断面図である。円形の接続プレート2は、
図1に点線で示す仮想の正四辺形のそれぞれの角に相当
する位置に中心がくるように4個配置されており、これ
ら4個の接続プレート2は接続プレートの2倍の厚さを
有するベースプレート3により相互に連結されている。
各接続プレート2はその半分を超える部分がベースプレ
ート3より突き出していること、及びベースプレート3
は接続プレートの2倍の厚さを有すること、逆に言えば
接続プレート2の厚さはベースプレート3の厚さの半分
であることが重要である。これは1枚のユニットプレー
トの接続プレートを別の(裏返しにした)ユニットプレ
ートの接続プレートと重ね合わせる時にベースプレート
が邪魔にならず、且つ重ね合わせた部分の厚さがベース
プレートの厚さと同じになるようにするためである。ベ
ースプレートの大きさ、形状、及び接続プレートと配置
関係は、各接続プレート2の半分を超える部分がベース
プレート3より突き出していることと言う条件を満たし
ている限りにおいて特に限定されず、図1に示すように
ベースプレートの形状が正四角形であり且つその各辺の
中央部に接続プレートが配置されていても、図3に示す
ようにベースプレートの形状が正四角形であり且つその
角の部分に接続プレートが配置されていても、図4に示
すようにベースプレートの形状が円形であっても、図5
に示すようにベースプレートの形状がフレーム状であっ
ても良い。さらに、各接続プレート2は中央部に貫通孔
4を有し、また外周から貫通孔4に達するまで設けられ
たベースプレートの厚さと同じ巾のスリット5を有して
おり、それぞれのスリットは対向する2個の接続プレー
トの中心を結ぶ線と直角方向に且つ対向する2個の接続
プレートのスリット5が同一方向に開口するように設け
られている。図1では上と下の円形接続プレートのスリ
ットは右方向に、また右と左の円形接続プレートのスリ
ットは下方向に開口している。スリット5及び貫通孔6
の機能は後段で説明する。
【0007】図6は図1に示したユニットプレートを複
数枚、平面的に接続した状態を示す図である。図1に示
した状態がユニットプレートのおもて面(1A)、それ
を裏返したのがうら面(1B)だとすると、おもて面の
上下左右にはうら面、うら面の上下左右にはおもて面が
存在するよう市松模様に配置すると、おもて面及びうら
面の円形接続プレート(ベースプレートの厚さの半分の
厚さである)がちょうど重なり合って、平面状に拡大す
ることができる。
数枚、平面的に接続した状態を示す図である。図1に示
した状態がユニットプレートのおもて面(1A)、それ
を裏返したのがうら面(1B)だとすると、おもて面の
上下左右にはうら面、うら面の上下左右にはおもて面が
存在するよう市松模様に配置すると、おもて面及びうら
面の円形接続プレート(ベースプレートの厚さの半分の
厚さである)がちょうど重なり合って、平面状に拡大す
ることができる。
【0008】水平方向に拡大したい場合には図1のユニ
ットプレートを左右に裏返しながら接続し、垂直方向に
拡大したい場合には図1のユニットプレートを上下に裏
返しながら接続すればよい。
ットプレートを左右に裏返しながら接続し、垂直方向に
拡大したい場合には図1のユニットプレートを上下に裏
返しながら接続すればよい。
【0009】図7は図3に示したユニットプレートを複
数枚、平面的に接続した状態を示す図である。空隙部分
が広くなるが、基本的には図6に示したものと同じ構成
である。
数枚、平面的に接続した状態を示す図である。空隙部分
が広くなるが、基本的には図6に示したものと同じ構成
である。
【0010】図8は2枚のユニットプレートを直角に接
続する方法を説明するための図である。上向きのスリッ
トを有する接続プレート(ベースプレート部分は省略)
と下向きのスリットを有する接続プレートとを相互がか
み合うように差し込むことにより2枚のユニットプレー
トは直角に接続される。図9は2枚のユニットプレート
の接続プレートを直角に接続した状態を示す図(ベース
プレート部分は省略)である。このようにして、縦、
横、高さ方向にユニットプレートを連結し延長すること
により立体構造物ができる。
続する方法を説明するための図である。上向きのスリッ
トを有する接続プレート(ベースプレート部分は省略)
と下向きのスリットを有する接続プレートとを相互がか
み合うように差し込むことにより2枚のユニットプレー
トは直角に接続される。図9は2枚のユニットプレート
の接続プレートを直角に接続した状態を示す図(ベース
プレート部分は省略)である。このようにして、縦、
横、高さ方向にユニットプレートを連結し延長すること
により立体構造物ができる。
【0011】図10は、6枚のユニットプレートを用い
て形成されるサイコロ状のユニットブロックを縦、横、
高さ方向に延長して縦(奥行き)2段、横3段、高さ2
段に構築した立体構造物のモデル図である。図面の煩雑
さを避けるため接続プレート部分は図示していない。こ
の立体構造物において対向する位置にあるベースプレー
ト3の貫通孔6を通してパイプ18を貫通させる。図1
0では個々のベースプレートごとに5個の貫通孔6が3
段に設けられており、正面図で上段の貫通孔6を横方向
のパイプ貫通用、正面図で中段の貫通孔6を高さ方向の
パイプ貫通用、正面図で下段の貫通孔6を縦(奥行き)
方向のパイプ貫通用として用いれば、それぞれのパイプ
は位置的に干渉することなく配置される。長いパイプを
通すことにより立体構造物全体の強度を増すと同時にパ
イプ中に水を通過させることにより激突する波の力を軽
減させる。
て形成されるサイコロ状のユニットブロックを縦、横、
高さ方向に延長して縦(奥行き)2段、横3段、高さ2
段に構築した立体構造物のモデル図である。図面の煩雑
さを避けるため接続プレート部分は図示していない。こ
の立体構造物において対向する位置にあるベースプレー
ト3の貫通孔6を通してパイプ18を貫通させる。図1
0では個々のベースプレートごとに5個の貫通孔6が3
段に設けられており、正面図で上段の貫通孔6を横方向
のパイプ貫通用、正面図で中段の貫通孔6を高さ方向の
パイプ貫通用、正面図で下段の貫通孔6を縦(奥行き)
方向のパイプ貫通用として用いれば、それぞれのパイプ
は位置的に干渉することなく配置される。長いパイプを
通すことにより立体構造物全体の強度を増すと同時にパ
イプ中に水を通過させることにより激突する波の力を軽
減させる。
【0012】図11は本発明のユニットプレートの具体
的な実施態様を示す図、図12は図11のB−B線にお
ける断面図であり、更にいろいろな工夫がなされてい
る。図11及び図12における符号7は耳状突起、符号
8は耳状突起7をはめ込むことができる形状及び大きさ
の耳孔である。耳状突起7はベースプレートと同じ厚さ
で、接続プレートの先端部分、耳孔8は接続プレートの
下端部分に設けられている。2枚のユニットプレートの
接続プレートを重ね合わせた場合に、それぞれの接続プ
レートの耳状突起を相手方の耳孔にはめ込むことによ
り、2枚のユニットプレートは正しい位置関係でしっか
りと接続される。
的な実施態様を示す図、図12は図11のB−B線にお
ける断面図であり、更にいろいろな工夫がなされてい
る。図11及び図12における符号7は耳状突起、符号
8は耳状突起7をはめ込むことができる形状及び大きさ
の耳孔である。耳状突起7はベースプレートと同じ厚さ
で、接続プレートの先端部分、耳孔8は接続プレートの
下端部分に設けられている。2枚のユニットプレートの
接続プレートを重ね合わせた場合に、それぞれの接続プ
レートの耳状突起を相手方の耳孔にはめ込むことによ
り、2枚のユニットプレートは正しい位置関係でしっか
りと接続される。
【0013】図13は接続プレートを2枚重ね合わせた
部分の接続固定用ジグの平面図、図14は図13のC−
C線における断面図である。接続固定用ジグ9は、接続
プレートと同じ大きさの円板10を2枚、仕切板11を
介して重ね合わせた構造であり、仕切板11は接続プレ
ートにおけるスリットと同じ巾と接続プレート2枚分の
高さを有する。図6や図7に示すように接続プレートを
2枚重ね合わせた部分のスリットをこのジグの仕切板が
通過するようにしてこのジグを挿入し、接続プレートと
このジグが完全に重なり合った状態でネジ孔12を用い
て固定する。
部分の接続固定用ジグの平面図、図14は図13のC−
C線における断面図である。接続固定用ジグ9は、接続
プレートと同じ大きさの円板10を2枚、仕切板11を
介して重ね合わせた構造であり、仕切板11は接続プレ
ートにおけるスリットと同じ巾と接続プレート2枚分の
高さを有する。図6や図7に示すように接続プレートを
2枚重ね合わせた部分のスリットをこのジグの仕切板が
通過するようにしてこのジグを挿入し、接続プレートと
このジグが完全に重なり合った状態でネジ孔12を用い
て固定する。
【0014】本発明のユニットプレートの製造材料は、
ペットボトル等の廃プラスチック材をペレットにしたも
のをガラス繊維などで強化したプラスチックが望まし
く、これらは海水中でも半永久的な使用に耐える。この
ユニットプレートは同一形状と大きさの1種類を用いる
だけで任意の大きさや形状の構造物を構築できるので、
コスト的にも有利である。
ペットボトル等の廃プラスチック材をペレットにしたも
のをガラス繊維などで強化したプラスチックが望まし
く、これらは海水中でも半永久的な使用に耐える。この
ユニットプレートは同一形状と大きさの1種類を用いる
だけで任意の大きさや形状の構造物を構築できるので、
コスト的にも有利である。
【0015】本発明のユニットプレートを用いて構築さ
れた水中立体構造物に浮力を与えたい場合にはユニット
プレートを組み立てた立体構造物の枠内に中空のプラス
チック成型物又はプラスチック発泡体を多数充填すれば
良く、水深が浅いところで使用する場合は空のペットボ
トルを利用することもできる。これは廃棄ペットボトル
の有効利用にもなる。
れた水中立体構造物に浮力を与えたい場合にはユニット
プレートを組み立てた立体構造物の枠内に中空のプラス
チック成型物又はプラスチック発泡体を多数充填すれば
良く、水深が浅いところで使用する場合は空のペットボ
トルを利用することもできる。これは廃棄ペットボトル
の有効利用にもなる。
【0016】図15は本ユニットプレートを用いて構築
された構造物を浮魚礁として使用する状態を示す図であ
る。浮力を持たせた水中立体構造物13は海底14に沈
めたアンカー15に繋がれたワイヤー16の長さを調節
することにより任意の深度に係留される。符号17は海
面である。
された構造物を浮魚礁として使用する状態を示す図であ
る。浮力を持たせた水中立体構造物13は海底14に沈
めたアンカー15に繋がれたワイヤー16の長さを調節
することにより任意の深度に係留される。符号17は海
面である。
【0017】図16は本ユニットプレートを用いて構築
された消波壁の構造の一例を説明するための図である。
図16において、符号19は海上に設置されたメガフロ
ートで、その側面に消波壁20が固定されている。この
消波壁は基本的には図10に示された構造であるが、メ
ガフロート19の側面に対して直角に設置された水平パ
イプ22の末端が垂直パイプ23に連通している点が異
なる。符号21は本発明のユニットプレートを図6に示
すように平面的に連結したユニットプレート連結層で、
メガフロートに対して複数の層をなすように配置されて
いる。ユニットプレート連結層とそれに隣接するユニッ
トプレート連結層との間の空間には多数の連通気泡を有
する緩衝材、例えばカールロック片24を充填してあ
る。また水平パイプ22の海側端部の下方には切り欠き
25が設けてある。細矢印で示される風や太矢印で示さ
れる波浪は、水平パイプ22の海側端部または切り欠き
25から水平パイプ22を通り垂直パイプ23の上端ま
たは下端から排出される経路や、ユニットプレート連結
層の空隙部からカールロック片24の充填層を通り分散
吸収される経路を通ることにより、強風や波浪による衝
撃力が分散されたり、それぞれの位相がずらされたり、
また方向変換されたりすることにより、メガフロート1
9に対する衝撃力は顕著に緩和される。なお符号26は
この消波壁20をメガフロート19に固定するためのパ
イプである。
された消波壁の構造の一例を説明するための図である。
図16において、符号19は海上に設置されたメガフロ
ートで、その側面に消波壁20が固定されている。この
消波壁は基本的には図10に示された構造であるが、メ
ガフロート19の側面に対して直角に設置された水平パ
イプ22の末端が垂直パイプ23に連通している点が異
なる。符号21は本発明のユニットプレートを図6に示
すように平面的に連結したユニットプレート連結層で、
メガフロートに対して複数の層をなすように配置されて
いる。ユニットプレート連結層とそれに隣接するユニッ
トプレート連結層との間の空間には多数の連通気泡を有
する緩衝材、例えばカールロック片24を充填してあ
る。また水平パイプ22の海側端部の下方には切り欠き
25が設けてある。細矢印で示される風や太矢印で示さ
れる波浪は、水平パイプ22の海側端部または切り欠き
25から水平パイプ22を通り垂直パイプ23の上端ま
たは下端から排出される経路や、ユニットプレート連結
層の空隙部からカールロック片24の充填層を通り分散
吸収される経路を通ることにより、強風や波浪による衝
撃力が分散されたり、それぞれの位相がずらされたり、
また方向変換されたりすることにより、メガフロート1
9に対する衝撃力は顕著に緩和される。なお符号26は
この消波壁20をメガフロート19に固定するためのパ
イプである。
【0018】
【発明の効果】浮魚礁、浮島、浮ケ瀬、消波壁、レジャ
ー用フローティング基地などの水中立体構造物を簡単
に、且つ任意の大きさ、任意の形状で構築できる。
ー用フローティング基地などの水中立体構造物を簡単
に、且つ任意の大きさ、任意の形状で構築できる。
【図1】本発明のユニットプレートの基本的構成を説明
するための図である。
するための図である。
【図2】図1のA−A線における断面図である。
【図3】ベースプレートの形状が正四角形であり且つ正
四角形の角の部分に接続プレートが配置されていユニッ
トプレートである。
四角形の角の部分に接続プレートが配置されていユニッ
トプレートである。
【図4】ベースプレートの形状が円形のユニットプレー
トである。
トである。
【図5】ベースプレートの形状がフレーム状のユニット
プレートである。
プレートである。
【図6】図1に示したユニットプレートを複数枚、平面
的に接続した状態を示す図である。
的に接続した状態を示す図である。
【図7】図3に示したユニットプレートを複数枚、平面
的に接続した状態を示す図である。
的に接続した状態を示す図である。
【図8】2枚のユニットプレートを直角に接続する方法
を説明するための図である。
を説明するための図である。
【図9】2枚のユニットプレートを直角に接続した状態
を示す図である。
を示す図である。
【図10】多数のユニットプレートを用いて構築された
立体構造物のモデル図である。
立体構造物のモデル図である。
【図11】本発明のユニットプレート好ましい実施態様
を示す図である。
を示す図である。
【図12】図11のB−B線における断面図である。
【図13】接続固定用治具の平面図である。
【図14】図13のC−C線における断面図である。
【図15】本ユニットプレートを用いて構築された魚礁
の使用状態を示す図である。
の使用状態を示す図である。
【図16】本ユニットプレートを用いて構築された消波
壁の構造を説明するための図である。
壁の構造を説明するための図である。
1 ユニットプレート 2 接続プレート 3 ベースプレート 4 接続プレート貫通孔 5 スリット 6 ベースプレート貫通孔 7 耳状突起 8 耳穴 9 接続固定用ジグ 10 円板 11 仕切板 12 ネジ孔 13 水中立体構造物 14 海底 15 アンカー 16 ワイヤー 17 海面 18 パイプ 19 メガフロート 20 消波壁 21 ユニットプレート連結層 22 水平パイプ 23 垂直パイプ 24 カールロック片 25 切り欠き 26 固定用パイプ
Claims (3)
- 【請求項1】 仮想の正四辺形のそれぞれの角に相当す
る位置に中心がくるように配置された円形の接続プレー
ト4個及び接続プレートを相互に連結し且つ接続プレー
トの2倍の厚さを有するベースプレートよりなり、各接
続プレートはその半分を超える部分がベースプレートよ
り突き出していること、各接続プレートは中央部に貫通
孔を有すること、各接続プレートは外周から貫通孔に達
するまで設けられたベースプレートの厚さと同じ巾のス
リットを有すること、それぞれのスリットは対向する2
個の接続プレートの中心を結ぶ線と直角方向に且つ対向
する2個の接続プレートのスリットが同一方向に開口す
るように設けられたものであること、及びベースプレー
トに複数の貫通孔が設けられたものであることを特徴と
する水中立体構造物構築用ユニットプレート。 - 【請求項2】 仮想の正四辺形のそれぞれの角に相当す
る位置に中心がくるように配置された円形の接続プレー
ト4個及び接続プレートを相互に連結し且つ接続プレー
トの2倍の厚さを有するベースプレートよりなり、各接
続プレートはその半分を超える部分がベースプレートよ
り突き出していること、各接続プレートは中央部に貫通
孔を有すること、各接続プレートは外周から貫通孔に達
するまで設けられたベースプレートの厚さと同じ巾のス
リットを有すること、それぞれのスリットは対向する2
個の接続プレートの中心を結ぶ線と直角方向に且つ対向
する2個の接続プレートのスリットが同一方向に開口す
るように設けられたものであること、及びベースプレー
トに複数の貫通孔が設けられたものであるユニットプレ
ートを多数枚、それぞれのユニットプレートの接続プレ
ートが隣接するユニットプレートの接続プレートと重な
り合い及び/又は直交するように組合せ、対向する位置
にあるベースプレートの貫通孔を通してパイプを貫通さ
せることにより構築されたものであることを特徴とする
水中立体構造物。 - 【請求項3】 仮想の正四辺形のそれぞれの角に相当す
る位置に中心がくるように配置された円形の接続プレー
ト4個及び接続プレートを相互に連結し且つ接続プレー
トの2倍の厚さを有するベースプレートよりなり、各接
続プレートはその半分を超える部分がベースプレートよ
り突き出していること、各接続プレートは中央部に貫通
孔を有すること、各接続プレートは外周から貫通孔に達
するまで設けられたベースプレートの厚さと同じ巾のス
リットを有すること、それぞれのスリットは対向する2
個の接続プレートの中心を結ぶ線と直角方向に且つ対向
する2個の接続プレートのスリットが同一方向に開口す
るように設けられたものであること、及びベースプレー
トに複数の貫通孔が設けられたものであるユニットプレ
ートを多数枚、それぞれのユニットプレートの接続プレ
ートが隣接するユニットプレートの接続プレートと重な
り合い及び/又は直交するように組合せ、対向する位置
にあるベースプレートの貫通孔を通してパイプを貫通さ
せることにより構築され、且つ水平方向に貫通されたパ
イプのうちの少なくとも一部が垂直方向のパイプに連通
していることを特徴とする消波壁用水中立体構造物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000267638A JP2002070235A (ja) | 2000-09-04 | 2000-09-04 | 水中立体構造物構築用ユニットプレート及び水中立体構造物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000267638A JP2002070235A (ja) | 2000-09-04 | 2000-09-04 | 水中立体構造物構築用ユニットプレート及び水中立体構造物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002070235A true JP2002070235A (ja) | 2002-03-08 |
Family
ID=18754530
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000267638A Pending JP2002070235A (ja) | 2000-09-04 | 2000-09-04 | 水中立体構造物構築用ユニットプレート及び水中立体構造物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002070235A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104404916A (zh) * | 2014-11-21 | 2015-03-11 | 上海交通大学 | 水平板浮式消浪装置 |
CN104532786A (zh) * | 2015-01-06 | 2015-04-22 | 郑先斌 | 浮式消波装置 |
CN106192879A (zh) * | 2016-07-07 | 2016-12-07 | 重庆交通大学 | 一种圆台式浮式防波堤 |
CN106985983A (zh) * | 2017-02-21 | 2017-07-28 | 中交第二航务工程局有限公司 | 增加工程船舶稳定性的垂荡板 |
-
2000
- 2000-09-04 JP JP2000267638A patent/JP2002070235A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104404916A (zh) * | 2014-11-21 | 2015-03-11 | 上海交通大学 | 水平板浮式消浪装置 |
CN104532786A (zh) * | 2015-01-06 | 2015-04-22 | 郑先斌 | 浮式消波装置 |
CN106192879A (zh) * | 2016-07-07 | 2016-12-07 | 重庆交通大学 | 一种圆台式浮式防波堤 |
CN106985983A (zh) * | 2017-02-21 | 2017-07-28 | 中交第二航务工程局有限公司 | 增加工程船舶稳定性的垂荡板 |
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