JP2002069587A - メガネ部材用オーステナイト系ステンレス鋼線、並びに該鋼線で構成してなるメガネ用部材 - Google Patents

メガネ部材用オーステナイト系ステンレス鋼線、並びに該鋼線で構成してなるメガネ用部材

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JP2002069587A
JP2002069587A JP2000257779A JP2000257779A JP2002069587A JP 2002069587 A JP2002069587 A JP 2002069587A JP 2000257779 A JP2000257779 A JP 2000257779A JP 2000257779 A JP2000257779 A JP 2000257779A JP 2002069587 A JP2002069587 A JP 2002069587A
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Masamitsu Mizuki
正光 水木
Shigeo Nishida
成夫 西田
Jun Matsuda
潤 松田
Takeshi Koga
猛 古賀
Tetsuya Shimizu
哲也 清水
Toshiharu Noda
俊治 野田
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Nippon Seisen Co Ltd
Daido Steel Co Ltd
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Nippon Seisen Co Ltd
Daido Steel Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メガネ用フレームやテンプルなどメガネ用部
材として使用され、金属アレルギーの発生を抑えるとと
もに、成形性にもすぐれたオーステナイト系ステンレス
鋼線とその鋼線により構成してなるメガネ用部材を提供
する。 【解決手段】 本質的に、少なくともC:0.06wt
%以下、Si:1.0wt%以下、Mn:16.0〜2
0.0wt%、Cr:15.0〜18.0wt%、M
o:1.5〜3.0wt%、N:0.35〜0.60w
t%を含むとともに、Niを0.5wt%以下で構成さ
れ、かつ次式に示すMd30値を−140〜−240の
範囲にしたことを特徴とするメガネ部材用オーステナイ
ト系ステンレス鋼線。 Md30=413−462(C+N)−9.2Si−
8.1Mn−13.7Cr−9.5Ni−18.5Mo

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メガネ用フレーム
やテンプルなどメガネ用部材として使用され、金属アレ
ルギーの発生を抑えるとともに、成形性にもすぐれたオ
ーステナイト系ステンレス鋼線とその鋼線により構成し
てなるメガネ用部材に関する。
【0002】
【従来の技術】近年のメガネ製品は、めがね本来の機能
に加えてさらにアクセサリー的な要素まで持たせるべ
く、金属部材で構成される種々部材に対し模様や色彩を
付与するとともに、複雑形状に加工することが行われて
おり、このような加工や処理に適し、しかも所定の機械
的特性を有する材料の選定が進められている。
【0003】一方、ステンレス鋼はこれら機能とともに
耐食性にも優れ、また価格面でも手頃であることから幅
広く使用されてきており、前記メガネ用途についても例
えばSUS304、SUS316などのオーステナイト
系ステンレス鋼が用いられてきた。
【0004】特に、これらオーステナイト系ステンレス
鋼はフェライト系など他のステンレス鋼に比して加工硬
化率が大きく、強度的にもすぐれたものであるが、オー
ステナイト安定化の為に多量のNiを含有させている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、メガネ
は通常、人体皮膚に直接接触する機会が多いものであ
り、この為、不適合な金属材料を用いた場合には、その
接触によって汗などと反応しその一部が溶け出し、皮膚
表面に“かぶれ”や“発赤”などを誘発するという金属
アレルギーの問題が指摘されている。
【0006】金属アレルギーは、金属材料を構成するあ
る金属のイオンが表皮や粘膜上皮の蛋白に結合すること
で身体が本来有していない化学物質を作り、この化学物
質に対して、生体細胞が拒絶反応を起こすことによるも
のと言われている。
【0007】また最近の研究では、このようなアレルギ
ー問題を起こす要因として材料中のNi元素が挙げられ
ており、欧州を中心としてNiフリー材料への転用が図
られているが、金属材料は通常多くの元素の組み合わせ
によってバランスを持たせ、それによって所定特性を満
足するものとしていることから、単に材料中の不必要元
素のみを削減しただけではバランスを崩し、別の問題を
引き起こすこととなる。
【0008】したがって前記ステンレス鋼において、N
iアレルギーの点で問題となるNi元素のみを削減して
も、それによって他の元素と調整させることが必要とな
る。本発明では、特に種々処理や成形加工を行うととも
に形状維持性が求められるメガネ用途では、指輪やネッ
クレスなど一般的な装身具とは異なる特性が必要であ
り、これら特性を満足しながらNiフリー化の研究を進
めた。
【0009】その結果、Niに代えてMnをたかめオー
ステナイト安定化を図るとともに、侵入型元素で固溶強
化作用を有するNを添加して生地強化を図り、さらに加
工した場合にも加工硬化が比較的緩くできるよう、材料
の加工誘起マルテンサイト変態の発生を防ぐことが有効
であるとの結論に至った。
【0010】
【課題を解決するための手段】こうして、本願請求項1
の発明は、本質的に、少なくともC:0.06wt%以
下、Si:1.0wt%以下、Mn:16.0〜20.
0wt%、Cr:15.0〜18.0wt%、Mo:
1.5〜3.0wt%、N:0.35〜0.60wt%
を含むとともに、Niを0.5wt%以下で、かつ次式
に示すMd30値を−140〜−240の範囲にしたこ
とを特徴とするメガネ部材用オーステナイト系ステンレ
ス鋼線である。 Md30=413−462(C+N)−9.2Si−
8.1Mn−13.7Cr−9.5Ni−18.5Mo
【0011】また請求項2の発明は、前記ステンレス鋼
線が冷間加工によって引張り強さ1600〜2100N
/mm2 にしてなる前記ステンレス鋼線であり、さらに請
求鋼3の発明は、前記オーステナイト系ステンレス鋼線
に、さらに冷間成形加工を施し所定形状に成形してなる
メガネ用部材である。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の説明上、各元素の
成分分量は重量(wt)%として示す。このように本発
明は、材料中のNiを実質的に有しないよう0.5%以
下にしてNiアレルギーの問題を防ぎ、しかもそのよう
な低Niであるにもかかわらず、Mnを高めることによ
ってオーステナイトを安定化したオーステナイト系ステ
ンレス鋼としている。また、材料の生地強度を図る為
に、侵入型元素であるNを0.35〜0.60%と多く
添加させることとしている。
【0013】Nによる固溶強化の機構については、一般
的にNは結晶格子内に侵入しやすい非常に小さい元素で
あることから容易に格子内に侵入することができ、その
侵入によって結晶格子をひずめて動きにくくさせること
によるものと考えられる。
【0014】また、Nをこのように多く添加することは
材料の耐食性を向上させることから、仮に使用時におい
て汗や皮膚などに接触したとしても金属元素の溶出を抑
えることができ、この点でも有効である。
【0015】このような成分範囲にすることによって、
本発明のステンレス鋼線はその溶体化熱処理状態(加工
率0%)でも例えば引張り強さ1000N/mm2 あるい
はそれ以上の強度を持たせることができる。
【0016】さらに本発明では、特に前記した種々特性
を備えさせる為の要件として、Md30を−140〜−
240としている。より好ましくは−150〜−200
とする。Md30が−140℃より高いと応力誘起マル
テンサイト量が多くなり過ぎ、加工硬度が大き過ぎてメ
ガネ用部材への加工性が悪くなり、−240℃を下回る
と、応力誘起マルテンサイト量が少なくなり過ぎ、メガ
ネ用部材としての必要な強度が得られない。
【0017】通常、ステンレス鋼は種々加工によって加
工硬化し硬質化することが知られている。その場合の材
料は、変形に伴う転位密度の増加とともに加工誘起マル
テンサイト変態を発生させ、結果的に大幅な強度アップ
を達成させることができるが、反面、そのものを熱処理
すると、強度は大幅に低下したものとなるという特徴が
ある。
【0018】したがって、そのような特性の材料をメガ
ネ用として用いようとする場合、材料は例えば溶接やロ
ウ付けなどによる部分的加熱を施した部分と加工状態の
ままの未加熱部分とが共存することとなり、その結果、
メガネとして使用する場合の繰り返し応力付加によって
応力集中を起こしやすくなって、早期に破損するという
危険性がある。
【0019】こうした問題を改善する為には、加工状態
によって特性が大きく異ならないものが望まれ、本発明
では、前記Nによる固溶強化作用と、応力誘起マルテン
サイト変態を起こさせにくい特性とする為のMd30を
−140〜−240とすることが有効である。
【0020】前記Md30は、材料に30%の歪みを与
えた時に、材料中に50%のマルテンサイト層を生ずる
温度を規定するものであって、この値が低い材料程、応
力誘起マルテンサイト変態が起こりにくいことを示し、
次式から計算によって求めることができる。 Md30=413−462(C+N)−9.2Si−
8.1Mn−13.7Cr−9.5Ni−18.5Mo
【0021】メガネ1は、通常図1に示すように、レン
ズ2を保持する為に溝付け加工し輪状に成形したフレー
ム3と、該フレームに接合されたテンプル4、さらには
ブリッジ5、小ネジ6などによって構成され、本発明は
前記レンズ以外の全ての金属部材において使用できる
が、特にフレーム用やテンプル用などでは、生体と直接
接触する機会が高くなることから、これら用途における
本発明の効果は大きい。
【0022】また、本発明のステンレス鋼線は結晶格子
内にNを侵入させ結晶微細化させることができ、種々冷
間加工にも耐え得るが、特にテンプル4などのように高
い弾性を必要とし、かつ形状的にも大きな縦横比を持つ
平線にしようとする場合は、予め冷間伸線加工によって
結晶を繊維状にした上でさらに圧延することが好まし
く、そうすることで圧延ワレを防ぐことができる。
【0023】次に、本発明において各成分範囲を限定し
た理由について説明する。 C:0.06wt%以下 Cは、前記Nと同様に結晶格子内に侵入できる侵入型元
素であり、強度の向上並びにオーステナイト生成元素と
して有効である。しかし、多量の添加は溶湯中のNの溶
解度を低下させるとともに、Crと結合して炭化物を形
成させ、同時にCr固溶量を低下させることとなり、メ
ガネ部材として十分な耐食性確保が困難となることか
ら、その上限を0.06%とした。
【0024】Si:1.0wt%以下 Siは、おもに溶解精錬時の脱酸材として作用する元素
である。しかし、多量に含有させると製造性を劣化させ
ることから、その上限を1.0%とする必要がある。
【0025】Mn:16.0〜20.0wt% Mnは、Niと同様にオーステナイト相の安定化に寄与
し、また溶湯中のNの溶解度を著しく高める作用があ
り、これら作用を有効に発揮させる為には少なくとも1
6.0%以上の添加が必要である。しかし、多量に含有
させると融点の低下によって熱間加工性を損ね、またメ
ガネ用部材としての耐食性確保が困難となることから、
本発明ではその上限を20.0%とした。
【0026】Cr:15.0〜18.0wt% Crは、溶湯中のNの溶解度を増加させる作用があり、
またメガネ用としての耐食性を確保する為には少なくと
も15.0%の添加が必要である。しかし、多量に添加
すると凝固時のr相が減少することとなり、窒素ブロー
が発生して溶製が困難となる。また溶体化処理でのオー
ステナイト相確保も困難となる為、その上限を18.0
%とした。
【0027】Mo:1.5〜3.0wt% Moは、高い耐食性を持たせる為にできるだけ多量の添
加が望ましく、特にメガネ用とする場合は、汗などのよ
うに腐食環境に耐え得る特性を有することが必要とな
り、少なくとも1.5%を必要とする。しかし、Crや
Mn程ではないものの、凝固時の窒素ブローの発生を助
長し、オーステナイト相の不安定にも影響することから
過度の添加は好ましくなく、その上限を3.0%とし
た。より好ましくは2.0〜3.0%とする。
【0028】N:0.35〜0.60wt% Nは前記したように結晶格子内に侵入して固溶強化を果
たす作用があり、さらにオーステナイト相安定化や、耐
食性、強度を高める点で有効である。特にメガネ用にお
いては、他の装身具にも増してこれら作用が必要となる
ことから、その効果を得る為には少なくとも0.35%
は必要である。しかし、多量のNを添加させようとして
も限界があり、溶製時の作業性からその上限を0.60
%とした。
【0029】Niを0.5wt%以下 Niはオーステナイト生成元素であって、オーステナイ
ト相の安定に寄与する。しかし、本発明ではNiアレル
ギーの観点からその削減が必要である為、上限を0.5
%としたが、より好ましくは0.2%以下とする。
【0030】本発明は、本質的にこれら元素を少なくと
も含んで構成され、さらに必要あるならばその他元素を
目的に応じて適宜添加することができる。Nb、Cu、
Ti、Pt、Mg、V、Hf、Caなどは一例であり、
例えば熱間加工性のために極微量(0.01%前後)の
CaやMg、B、REMなどを加えたり、耐食性の更な
る向上の為に1%程度のCuやWを添加することもでき
る。
【0031】またステンレス鋼ではしばしば不純物が不
可避的に混入することがあり、例えばPや、S、Oなど
が一例である。これら不純物については、含有しないに
越したことはないがその実現は現状の技術の中では困難
であることから、好ましくは各々0.03%以下、0.
015%以下、0.01%以下としておくことが望まれ
る。
【0032】
【実施例】次に本発明の実施例を説明する。表1に示す
組成のステンレス鋼圧延ロットを冷間伸線により仕上げ
1.8mmにまで加工するとともに、加工に伴う硬化特性
と、メガネフレームへの加工性を調査することとした。
なお、ここで用いた実施例品についての前記Md30
は、計算結果からいずれも−140〜−240であり、
一方、同表中の、比較鋼1は通常の所謂SUS304材
に、また比較鋼2はSUS316に相当するものであ
り、Md30はそれぞれ+53.9、−22.3で応力
誘起マルテンサイトが発生しやすい成分組成である。
【0033】
【表1】
【0034】試験は、これら材料について加工率0〜8
0%範囲における引張り強さと伸び、絞り値を測定し、
また耐食性として、孔食電位をJIS G0557に基
づくV′c10、V′100でのアノード分極試験で求
め、さらにNi溶出については、0.5%Nac1+
0.1%尿素+0.1%乳酸の水溶液(PH:6.5)
により、30℃で168時間浸漬し、試験溶液中のNi
量をICPによって分析したものであって、試料表面の
単位時間当たりのNi溶出量に換算したもので示してい
る。
【0035】これら試験の結果については、表2及び表
3とともに代表的な加工硬化曲線を図2に示している。
これら結果から明らかなように、発明実施品は溶体化熱
処理状態では、比較鋼線に比べて約4〜5割も高い引張
り強さを得ることができ、N添加による固溶強化されて
いることが確認される。
【0036】
【表2】
【0037】
【表3】
【0038】またNi溶出量及び孔食電位の測定結果に
おいても、本発明実施品において優れた効果が得られて
いる。特に、Ni溶出については、いずれの実施品とも
溶出量0.1μg/cm2 以下であったのに対し、多くの
Niを含んでいる比較鋼では約1μg/cm2 程度の溶出
が確認された。この結果から見てもNiアレルギーに対
する対応として十分であることが伺える。
【0039】次に図2の加工硬化曲線の結果について考
察すれば、本実施品は加工率0%状態において高い強度
を有しているにもかかわらず、例えば比較鋼1では加工
率20%を越えた辺りから急激な引張り強さの増加が見
られており、変形による転位と加工誘起マルテンサイト
変態が起こっていることが推測される。
【0040】これに対して、本実施品ではこのような急
激な特性変化は見られておらず比較的緩やかな増加に止
まっている。また、比較鋼2については強度的に非常に
劣るものであり、メガネ用として使用することはできな
いものであった。
【0041】このような特性を持つステンレス鋼線につ
いてメガネ用部材としての適正を調査することとした。
調査は、前記1.8mmの同線材を一旦熱処理した後、
1.2mmにまで冷間伸線加工した加工線材を用いること
とした。圧延は、駆動ロール式圧延機により圧下率50
%で行い、引張り強さ1780N/mm2 の特性を得るこ
とができたが、圧延割れなどの問題は一切生じなかっ
た。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は用途をメ
ガネ用部材として好適な特性を備えながらも、Niアレ
ルギーの発生を抑制するよう、特殊組成のステンレス鋼
を用いることとしており、さらに耐食性や成形性につい
ても大幅な向上をさせていることから、製造歩留りにお
いても非常に好ましいものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】一般的メガネの構成を示す斜視図である。
【図2】本発明で用いたステンレス鋼の加工硬化を示す
応力−歪み線図の一例である。
【符号の説明】
1 メガネ 3 フレーム 4 テンプル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西田 成夫 大阪府枚方市池之宮4丁目17番1号 日本 精線株式会社枚方工場内 (72)発明者 松田 潤 大阪府枚方市池之宮4丁目17番1号 日本 精線株式会社枚方工場内 (72)発明者 古賀 猛 愛知県東海市加木屋町鎌吉良根53の257 (72)発明者 清水 哲也 愛知県名古屋市天白区高島2丁目1410 (72)発明者 野田 俊治 岐阜県多治見市脇之島町4−26−11

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本質的に、少なくとも C:0.06wt%以下 Si:1.0wt%以下 Mn:16.0〜20.0wt% Cr:15.0〜18.0wt% Mo:1.5〜3.0wt% N:0.35〜0.60wt%を含むとともに、Niを
    0.5wt%以下で構成され、かつ次式に示すMd30
    値を−140〜−240の範囲にしたことを特徴とする
    メガネ部材用オーステナイト系ステンレス鋼線。 Md30=413−462(C+N)−9.2Si−
    8.1Mn−13.7Cr−9.5Ni−18.5Mo
  2. 【請求項2】前記ステンレス鋼線は、冷間加工によって
    引張り強さ1600〜2100N/mm2 にしてなる請求
    項1に記載のメガネ用オーステナイト系ステンレス鋼
    線。
  3. 【請求項3】請求項1又は2のオーステナイト系ステン
    レス鋼線に、さらに冷間成形加工を施し所定形状に成形
    してなるメガネ用部材。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007023373A (ja) * 2005-07-21 2007-02-01 Nippon Seisen Co Ltd ステンレス鋼高強度極細平線の製造方法
CN115176041A (zh) * 2020-02-05 2022-10-11 杰富意钢铁株式会社 不锈钢无缝钢管及其制造方法

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