JP2002068952A - 化粧料 - Google Patents

化粧料

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JP2002068952A
JP2002068952A JP2000250997A JP2000250997A JP2002068952A JP 2002068952 A JP2002068952 A JP 2002068952A JP 2000250997 A JP2000250997 A JP 2000250997A JP 2000250997 A JP2000250997 A JP 2000250997A JP 2002068952 A JP2002068952 A JP 2002068952A
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gaba
wheat young
leaf extract
cosmetic
young leaf
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JP2000250997A
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Shinji Tsuzaki
慎二 津崎
Kinya Takagaki
欣也 高垣
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Toyo Shinyaku Co Ltd
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Toyo Shinyaku Co Ltd
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  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
  • Cosmetics (AREA)
  • Medicines Containing Plant Substances (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 皮膚改善効果の高い、新規な化粧料を提供す
ること 【解決手段】 麦若葉エキスとγ−アミノ酪酸および/
またはその誘導体とを配合した化粧料。好ましくは、γ
−アミノ酪酸を800mg/100g以上含有する麦若
葉エキスが配合された化粧料である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、化粧料に関する。
さらに詳しくは、麦若葉エキスとγ−アミノ酪酸とを含
有する化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】化粧料に種々の効能を有する物質を配合
することが行われている。例えば、シミ、ソバカス、肌
あれ、日焼け防止、皮膚の老化防止などを目的として、
スーパーオキサイドディスムターゼ(特許第26508
67号公報)、緑色植物の緑葉の青汁(特公昭48−1
5616号公報)、あるいその青汁の抽出物である抗酸
化剤(特開平6−122619号公報)、γ−アミノ酪
酸(以下、GABAという)などを化粧料に用いること
が試みられてきた。特に、GABAは、美肌効果、養毛
効果などに優れた活性を有すると考えられており、その
利用方法が検討されている。
【0003】しかしながら、GABAをはじめ、上記の
ような成分を単独で、化粧料に用いた場合、あまり効果
が期待できない。そこで、例えば、GABAとアスコル
ビン酸との組み合わせ(特開平5−194178号公
報)、GABAとグラブリジンとの組み合わせ(特許第
2731329号公報)、GABAと米糠由来成分との
組み合わせ(特開平10−194960号公報)などが
検討されているのが現状である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、皮膚改善効果
の高い、新規な化粧料が望まれている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために鋭意検討を重ねた結果、麦若葉のエキ
スとGABAおよび/またはその誘導体とを組合せるこ
とにより、それぞれ単独で使用した場合よりも優れた効
果を発揮することを見出して本発明を完成させた。
【0006】すなわち、本発明は、麦若葉エキスとGA
BAおよび/またはその誘導体とが配合されている化粧
料に関する。
【0007】また、本発明は、GABAを800mg/
100g以上含有する麦若葉エキスが配合された化粧料
に関する。
【0008】さらに本発明は、GABA富化処理された
麦若葉エキスが配合された化粧料に関する。
【0009】好ましい実施態様においては、このGAB
Aを含有する麦若葉エキスを含む化粧料にさらにγ−ア
ミノ酪酸および/またはその誘導体が配合されている。
【0010】さらに好ましい実施態様においては、前記
化粧料が皮膚化粧料または毛髪化粧料である。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明に用いられる麦若葉エキス
は、例えば、大麦、小麦、ライ麦、えん麦などの麦類の
若葉の搾汁、またはこれらを水または水溶性有機溶剤を
用い、必要に応じて加温し、抽出したもの、またはそれ
らの濃縮物をいう。
【0012】なお、「麦若葉」は、麦類の若葉のみなら
ず、茎も含む概念である。麦若葉としては、分けつ開始
期ないし出穂開始前期(背丈が20〜40cm程度)の
麦若葉が好ましい。大麦の若葉が最も好ましく用いられ
る。
【0013】麦若葉エキスは、まず、麦若葉をミキサ
ー、ジューサー、ブレンダー、マスコロイダーなどにか
け、麦若葉をどろどろした粥状(液体と固体の懸濁液)
にする(以下、粥状物という)。次いで、この粥状物を
搾り、そして遠心、濾過等を施して繊維分等を除去して
麦若葉搾汁とし、これをそのまま麦若葉エキスとして用
いてもよく、濃縮して用いてもよい。
【0014】麦若葉エキスはまた、麦若葉の裁断物や上
記粥状物を水溶性有機溶剤を用い、必要に応じて加温
し、抽出することによっても得られる。水溶性有機溶剤
としては、アルコール、アセトンなどが挙げられる。ア
ルコールとしては、メタノール、エタノール、プロパノ
ール、イソプロパノールなどが挙げられる。化粧料に添
加する点からは、メタノール、エタノールが好ましく用
いられる。抽出するアルコール濃度は、10〜80%、
好ましくは20〜70%、さらに好ましくは、30〜6
0%である。なお、アルコール濃度における%はV/V
%である。なお、粥状物を抽出する場合、もともと水分
が含まれているので、これを考慮し、上記濃度となるよ
うにアルコールまたは含水アルコールを添加すれば良
い。また、当業者が通常用いる1,3−ブチレングリコ
ール溶液、プロピレングリコール溶液、または、これら
とエタノールの混液、あるいは、これらに尿素を添加し
た溶液を用いて抽出することもできる。
【0015】得られた抽出物は、そのまま、あるいは好
ましくは、溶媒を除去し、濃縮して、麦若葉エキスとし
て用いられる。
【0016】さらに、麦若葉エキスは、麦若葉末のよう
な麦若葉の乾燥物や搾汁を乾燥させた粉末を、水または
水溶性有機溶媒等で、必要に応じて加温し、抽出するこ
とにより得られる。
【0017】得られた麦若葉エキスは、化粧料の形態に
応じて、濃縮し、あるいは乾燥して用いられる。
【0018】この麦若葉エキスとGABAとを配合する
ことにより、本発明の化粧料が得られるが、本発明者ら
は麦若葉にGABAが含まれていること、そして、この
麦若葉中のGABA含量を高める(GABA富化)こと
ができることを見出し、麦若葉エキスとGABAとを別
々に添加しなくとも、GABA富化処理された麦若葉エ
キスを化粧料として用いることができることを見出し
た。GABA富化処理した麦若葉エキスにさらにGAB
Aおよび/またはその誘導体を添加してもよい。
【0019】GABA富化処理にはいくつかの方法があ
るが、例えば、麦若葉、その粥状物、または搾汁(エキ
ス自体)を赤外線処理する、嫌気処理する、一定温度で
保存する(保温処理)、グルタミン酸またはその塩と接
触させる(グルタミン酸処理)などの方法が挙げられ
る。GABA富化処理は、これらの方法を単独で行って
もよく、2以上を組み合わせて行ってもよい。
【0020】赤外線処理は、例えば、400W程度の赤
外線照射装置を用いて、被処理物の水分が蒸発しない様
に密閉し、20〜50℃、好ましくは30〜45℃で、
10分〜24時間、好ましくは1時間〜6時間保持する
ことにより行われる。
【0021】保温処理の方法は問わない。温水処理、温
風処理、インキュベーター処理等が挙げられる。
【0022】嫌気処理は、ほとんど酸素を含まないか無
酸素の気体で処理することを意味し、真空状態で処理す
ることも含む。気体としては、二酸化炭素ガス、窒素ガ
スが好ましく用いられる。保持する温度は、20〜50
℃、好ましくは、30〜45℃、保持する時間は、10
分〜24時間、好ましくは、1時間〜6時間である。
【0023】例えば、保温処理は、密閉条件下のもと2
0〜50℃好ましくは、30℃〜45℃の温風を当て、
10分間〜24時間、好ましくは、1時間〜6時間保持
する。また、20〜50℃好ましくは、30℃〜45℃
の温水で10分間〜24時間、好ましくは、1時間〜6
時間保持する。
【0024】グルタミン酸処理もGABA含量を増加さ
せる。麦若葉の表面および内部に存在する酵素によって
グルタミン酸がGABAに変化するので、GABA含有
量が増加する。グルタミン酸処理には、麦若葉をグルタ
ミン酸および/またはその塩に浸漬する方法、麦若葉の
粥状物または搾汁にグルタミン酸またはその塩を添加す
る方法などがある。
【0025】グルタミン酸の塩としては、例えば、グル
タミン酸ナトリウム、グルタミン酸カリウム、グルタミ
ン酸カルシウム、グルタミン酸マグネシウムなどの、当
業者が通常用いるグルタミン酸塩が挙げられる。グルタ
ミン酸またはその塩は、直接添加してもよいし、高濃度
で含有する溶液を添加してもよい。
【0026】グルタミン酸処理によるGABA富化処理
の温度に特に限定ないが、グルタミン酸からGABAへ
の変換を触媒する酵素が失活しない範囲で行うのが好ま
しく、通常20〜50℃、好ましくは25〜45℃にて
行われる。
【0027】グルタミン酸処理によるGABA富化処理
のpHは、GABA富化処理を促進させる目的のために
調節される。pHの調節は、当業者が通常用いるpH調
節剤によって行われる。GABA富化処理中の麦若葉の
pHは、通常3.5〜9.0、好ましくは4.0〜8.
0、より好ましくは5.0〜6.0である。
【0028】このようにして得られるGABA富化処理
された麦若葉には、乾燥重量あたり、通常500mg/
100g以上、好ましくは800mg/100g以上、
より好ましくは、1200mg/100g以上のGAB
Aが含まれる。また、GABA富化処理された麦若葉搾
汁には、乾燥重量あたり、通常800mg/100g以
上、好ましくは1000mg/100g、より好ましく
は1500mg/100g以上、さらに好ましくは20
00mg/100g以上のGABAが含まれる。なお、
GABAは乾燥処理によっては、ほとんど消失しない。
GABA富化処理をしていない麦若葉には、乾燥重量あ
たり通常200〜300mg/100g程度のGABA
が含まれている。
【0029】このGABA富化された麦若葉をそのま
ま、あるいは乾燥後、含水アルコール(例えば含水エタ
ノール)で抽出することにより、GABAと麦若葉中の
有効成分が回収される(GABA含有麦若葉エキス)。
【0030】必要に応じて、麦若葉エキス中に含まれる
変質に関与する酵素を加熱等により失活させてもよい。
例えば、2450MHz(出力500W)のマイクロウ
ェーブを麦若葉100g(湿重量)あたり0.5〜10
分、好ましくは0.5〜5分間、より好ましくは0.5
〜1分間照射して、GABAを保持し、かつ、上記酵素
を失活させることができる。エキスの形態としてから、
同様の処理を行うこともできる。
【0031】このようにして、GABAを含有する麦若
葉エキスが得られ、本発明の化粧料に配合される。
【0032】麦若葉エキスは、乾燥重量換算で、化粧料
中に0.01〜30重量%、好ましくは0.05〜20
重量%、より好ましくは0.1〜10重量%配合され
る。0.01重量%未満では充分な効果が期待できない
虞があり、30重量%を超えても濃度依存的な効果は期
待できない。
【0033】GABAは、化粧料中に0.005〜10
重量%、好ましくは0.005〜5重量%、より好まし
くは0.01〜3重量%配合される。0.005重量%
未満では充分な効果が期待できない虞があり、30重量
%を超えても濃度依存的な効果は期待できない。GAB
Aの誘導体としては、N−メチル−アミノ酪酸、N−ジ
メチルアミノ酪酸、γ−アミノ−β−ヒドロキシ酪酸、
γ−アミノ酪酸エステル等が挙げられ、GABAに準じ
た濃度で化粧料に配合される。GABAとその誘導体を
同時に配合することもできる。
【0034】通常、麦若葉の乾燥搾汁には、600mg
/100g程度のGABAが含まれるがこの濃度では、
本発明の効果が奏されない。GABA富化処理により、
800mg/100g以上のGAGAが含まれるように
なり、GABA富化処理された麦若葉エキスとして本発
明に用いられる。乾燥重量換算で1000mg/100
g以上のGABAを含有する麦若葉エキスが好ましく用
いられ、2000mg/100g以上がより好ましく用
いられ、3000mg/100g以上のGABAを含ん
でいる麦若葉エキスがさらに好ましく用いられる。
【0035】なお、GABAと麦若葉エキスとを配合す
る場合、その配合比率は特に制限はないが、GABAが
麦若葉エキスとGABAとの合計量に対して、重量比で
約0.8%以上となるように配合されれば、本発明の効
果を奏する。
【0036】麦若葉エキスとGABAおよび/またはそ
の誘導体とが配合される化粧料としては特に制限はない
が、皮膚化粧料、毛髪化粧料などが好適である。皮膚化
粧料としては、ローション類(例えば、化粧水)、パッ
ク類、クリーム類、乳液類などが挙げられる。毛髪化粧
料としては、頭髪・頭皮用化粧料(養毛剤、育毛剤等)
が挙げられる。さらに、浴用剤、石鹸などに使用するこ
ともできる。
【0037】本発明の化粧料には、麦若葉エキスとGA
BAおよび/またはその誘導体に、それぞれの化粧料に
通常含まれる色素、香料、防腐剤、保湿剤、可溶化剤、
界面活性剤(乳化剤)、顔料、増粘剤などを必要に応じ
て、含有することができる。さらに、ビタミン剤、生薬
エキスなどの生理活性物質を添加してもよい。
【0038】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を説明するが、
本発明はこの実施例により限定されるものではない。
【0039】なお、本発明において、GABA含量はア
ミノ酸自動分析装置を用いて以下の条件にて測定した。 (アミノ酸自動分析計操作条件) 機種:JLC−500/V(日本電子株式会杜) カラム:LCR−6,4mmX90mm(日本電子株式
会社) 移動相:クエン酸リチウム緩衝液(日本電子株式会社) P-21 (pH 2.98, Li 0.105 mol/1) 0→16.3 min P-12 (pH 3.28, Li 0.26 mol/1) 16.3→36.1 min P-13 (pH 3.46, Li 0.80 mol/1) 36.1→56.0 min P-14 (pH 2.83, Li 1.54 mol/1) 56.0→63.4 min P-15 (pH 3.65, Li 1.54 mol/1) 63.4→80.0 min 反応液:ニンヒドリン・ヒドリダンチン試液(和光純薬
工業株式会社) 温度:カラム 35℃(0→16.3 min), 64℃(16.3→31.
0 min) 44℃(31.0→44.4 min), 72℃(63.4→80.0 min) 反応槽 135℃ 流量:移動相 0.50ml/min 反応液 0.30m1/min 測定波長:570nm
【0040】(参考例1:麦若葉エキスの調製)本発明
に用いた麦若葉エキス、GABA富化麦若葉エキスを以
下のように調製した。約30cmに成長した大麦の若葉
を摘み取り、水洗して水きりを行い、長さ約10cmに
切り揃えた。切り揃えた大麦若葉をビニール袋に入れ、
空気を抜いた後に窒素を充填した。これをインキュべー
ター内で40℃にて6時間静置して嫌気処理(GABA
富化処理)した。次いで、ミキサーで粉砕し、さらに遠
心、ろ過して繊維分を除いた搾汁を得た。この搾汁を凍
結乾燥し、搾汁粉末を得、これを麦若葉エキス(1)と
した。
【0041】同様にして、GABA富化処理しなかった
大麦若葉に搾汁を得、これを麦若葉エキス(2)とし
た。
【0042】また、GABA富化処理した後、ミキサー
で粉砕した麦若葉に2倍容量の95%エタノールを添加
し、40℃にて30分間、加温抽出し、遠心分離して不
溶物を除き、濃縮、乾燥して、麦若葉エキス(3)を得
た。GABA富化処理しなかった麦若葉についても同様
にエタノール抽出処理し、麦若葉エキス(4)を得た。
【0043】これらの麦若葉エキスのGABA含量を表
1に示す。
【0044】
【表1】
【0045】(実施例1〜6、比較例1〜2)以下の組
成の化粧水を調製した。麦若葉エキスとGABAとは表
2に記載の量を配合した。以下、%は重量%を表す。
【0046】得られた化粧水を、荒れ肌、小じわ、乾燥
肌の気になる女性(30〜52才)の被験者それぞれ1
0人に対して、朝夕1日2回、2ヶ月間適用してもら
い、湿潤性、平滑性、弾力性を評価した。皮膚に潤いを
生じたと回答した場合、湿潤性あり、皮膚が滑らかにな
ったと回答した場合、平滑性があり、皮膚に張りがある
と回答した場合、弾力性ありとし、本発明の化粧料の美
肌効果について評価した。結果を表2に示す。なお、表
2の組成に関する数字は重量(%)であり、評価におけ
る数値は、それぞれの回答者の人数である。
【0047】
【表2】
【0048】表2の結果は、本発明の麦若葉エキスとG
ABAとを含有し、かつ、GABAが麦若葉エキスの
0.8%以上含まれている化粧水は優れた美肌効果を有
するが、GABAのみ、あるいは、GABAが麦若葉エ
キスの0.6%しか含まれていない化粧水の美肌効果は
ほとんどないことを示している。
【0049】(実施例7〜12、比較例3〜4)下記配
合組成の化粧クリームを、常法により調製した。 水性成分 麦若葉エキス 表3参照 GABA 表3参照 プロピレングリコール 5.0% 水 適量 アルカリ:水酸化カリウム 0.4% 油性成分:ステアリン酸 8.0% ステアリルアルコール 4.0% ステアリン酸ブチル 6.0% 乳化剤 :モノステアリン酸グリセリン 2.0% 香料、防腐剤、酸化防止剤等 少量 合計100.0%
【0050】得られた化粧クリームを、実施例1と同様
に評価した。結果を表4に示す。
【0051】
【表3】
【0052】表3の結果も、化粧水の場合と同様、本発
明の麦若葉エキスとGABAとを含有し、かつ、GAB
Aが麦若葉エキスの1%以上含まれている化粧水は優れ
た美肌効果を有するが、GABAのみ、あるいは、GA
BAが麦若葉エキスの0.6%しか含まれていない化粧
クリームの美肌効果はほとんどないことを示している。
【0053】(実施例13〜18)下記配合組成の養毛
剤を調製した。
【0054】得られた養毛剤を男性10名に毎日、3ヶ
月間使用してもらい、フケの改善効果、薄毛の改善効果
があるとした人数を表4に示す。
【0055】
【表4】
【0056】表4の結果は、本発明の麦若葉エキスとG
ABAとを含有し、かつ、GABAが麦若葉エキスの
0.8%以上含まれている養毛剤はフケ、薄毛の改善効
果を有するが、GABAのみ、あるいは、GABAが麦
若葉エキスの0.6%しか含まれていない比較例の養毛
効果はあまりみられなかったことを示している。
【0057】
【発明の効果】本発明の化粧料は、皮膚に潤いと滑らか
さと張りを与える効果がある。また、フケを低減し、養
毛効果に優れる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 7/06 A61K 7/06 31/197 31/197 35/78 35/78 U A61P 17/14 A61P 17/14 Fターム(参考) 4C083 AA111 AA112 AB032 AC072 AC102 AC122 AC182 AC242 AC352 AC422 AC621 AC622 CC01 CC02 CC04 CC05 CC31 CC37 DD27 DD31 EE12 EE13 4C088 AB73 AC05 BA08 CA03 MA02 MA63 NA14 ZA89 ZA92 ZC02 4C206 AA01 AA02 FA45 MA02 MA04 MA83 NA14 ZA89 ZA92 ZC02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 麦若葉エキスとγ−アミノ酪酸および/
    またはその誘導体とが配合された、化粧料。
  2. 【請求項2】 γ−アミノ酪酸を800mg/100g
    以上含有する麦若葉エキスが配合された、化粧料。
  3. 【請求項3】 γ−アミノ酪酸富化処理された麦若葉エ
    キスが配合された、化粧料。
  4. 【請求項4】 さらにγ−アミノ酪酸および/またはそ
    の誘導体が配合された、請求項2または3に記載の化粧
    料。
  5. 【請求項5】 前記化粧料が皮膚化粧料または毛髪化粧
    料である、請求項1から4のいずれかの項に記載の化粧
    料。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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