JP2002068373A - ボトル容器の蓋装着装置およびその方法 - Google Patents

ボトル容器の蓋装着装置およびその方法

Info

Publication number
JP2002068373A
JP2002068373A JP2000257962A JP2000257962A JP2002068373A JP 2002068373 A JP2002068373 A JP 2002068373A JP 2000257962 A JP2000257962 A JP 2000257962A JP 2000257962 A JP2000257962 A JP 2000257962A JP 2002068373 A JP2002068373 A JP 2002068373A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cap
bottle container
bottle
mouth
lid mounting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000257962A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuharu Hamataka
光治 濱高
Hideo Tsuchiya
秀夫 土屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Corp
Original Assignee
Seiko Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Corp filed Critical Seiko Corp
Priority to JP2000257962A priority Critical patent/JP2002068373A/ja
Publication of JP2002068373A publication Critical patent/JP2002068373A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sealing Of Jars (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、ボトル容器の口元部へキャップを巻
締めする作業時に、キャップの適正トルクでの施蓋を確
実に行うことができ、キャップの巻締め不足などを防止
することができるボトル容器の蓋装着装置およびその方
法を提供することを最も主要な特徴とする。 【解決手段】蓋装着作業機構15によるボトル容器1の
口元部へのキャップ2の蓋装着作業中に、歪センサ24
によってキャップ2の巻締めトルクを検出し、歪センサ
24からの検出データに基いて蓋装着作業機構15のク
ラッチ25を制御し、巻締め終了位置Eで、歪センサ2
4からの検出データTが予め設定された所定の設定値T
sに達した場合にコントローラ28によってキャップ2
の巻締めトルクを遮断するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボトル容器の口元
部へキャップを自動的に装着するボトル容器の蓋装着装
置およびその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、例えばガラス瓶や、ペットボト
ルなどのボトル容器の口元部へキャップを自動的に装着
するボトル容器の蓋装着装置には蓋装着作業用のボトル
容器を搬送するボトル搬送ラインと、ボトル容器の口元
部に施蓋されるキャップを保持するキャッピングヘッド
(キャップ保持体)と、このキャッピングヘッドに保持
されているキャップをボトル容器の口元部に巻締める蓋
装着作業機構とが設けられている。
【0003】また、蓋装着作業機構にはキャッピングヘ
ッドを回転駆動する主軸と、この主軸を回転駆動する回
転駆動手段と、ボトル搬送ラインによって移動中のボト
ル容器の口元部に対してキャッピングヘッドを接離する
方向に移動させる移動機構と、キャップの巻締めトルク
が予め設定された所定の設定トルクに達するとキャップ
の巻締めが終了するように制御するトルク調整機構とが
それぞれ設けられている。このトルク調整機構は、例え
ば主軸とキャッピングヘッドとの間に介設され、キャッ
プの巻締めトルクが予め設定された所定の設定トルクに
達すると主軸とキャッピングヘッドとの間で滑りを発生
させ、主軸からキャッピングヘッドへの回転の伝達を遮
断する構成になっている。
【0004】そして、キャップの巻締め作業時には蓋装
着作業機構の回転駆動手段によって主軸が回転駆動さ
れ、この主軸とともにキャッピングヘッドが回転される
ようになっている。さらに、この蓋装着作業機構の駆動
時にはボトル搬送ラインによって移動されるボトル容器
の移動に合わせてキャッピングヘッドを同一軌道に沿っ
て走行させるとともに、このボトル容器の移動中に、キ
ャッピングヘッドをボトル容器の口元部に接離する方向
に移動させる。このとき、ボトル容器の移動軌道の始端
位置(入り口側)でキャッピングヘッドをボトル容器の
口元部に接近させ、キャッピングヘッドで保持されてい
るキャップをボトル容器の口元部に巻締める作業が開始
される。そして、ボトル容器が移動軌道に沿って移動す
る動作中にキャップの巻締め作業が行われ、ボトル容器
の移動軌道の終端位置(出口側)に達する前にキャップ
の巻締め作業が終了することにより、ボトル容器の口元
部へキャップを自動的に装着して施蓋するようになって
いる。
【0005】また、キャップの巻締め作業中はキャップ
の巻締めトルクが予め設定された所定の設定トルクに達
するとトルク調整機構によってキャップの巻締めが終了
するように制御されている。このキャップの巻締めが終
了時には、蓋装着作業機構の主軸は回転状態で保持され
ているので、キャップの巻締めトルクが予め設定された
所定の設定トルクに達すると主軸とキャップを保持する
キャッピングヘッドとの連結部間で滑りが発生し、主軸
からキャッピングヘッドへの回転の伝達が遮断されるよ
うになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来構
成のものにあってはキャップの巻締め作業時にはキャッ
プの巻締め開始時点から巻締め終了時点までキャップの
回転数は予め設定されている。そして、キャップの巻締
め開始後、キャップの回転数が設定回転数に達した時点
でキャップの巻締め作業が終了するように制御されてい
る。
【0007】しかしながら、キャップの巻締め作業中に
キャップとボトル容器の口元部との螺合部の噛み込み
(引っ掛かり)などが生じた場合にはこの螺合部の噛み
込み部分によって局部的に大きな力が作用するので、主
軸とキャッピングヘッドとの連結部間で滑りが発生し、
主軸からキャッピングヘッドへの回転の伝達が遮断され
る。そのため、この場合にはキャップの巻締めトルクが
予め設定された所定の設定トルクに達する前にキャップ
の巻締め作業が終了することになるので、キャップの巻
締め作業終了後のキャップの巻締め状態は正しい巻締め
状態よりも緩い巻締め不足となり、例えばボトル容器内
の液漏れなどが発生するおそれがある。
【0008】なお、キャップの巻締め作業終了後のキャ
ップの巻締め状態が正しい巻締め状態よりも強い場合に
はボトル容器の口元部からキャップを取外す際に大きな
力が必要になり、使い難くなる問題が発生する。
【0009】本発明は上記事情に着目してなされたもの
で、その目的は、ボトル容器の口元部へキャップを巻締
めする作業時に、キャップの適正トルクでの施蓋を確実
に行うことができ、キャップの巻締め不足などを防止す
ることができるボトル容器の蓋装着装置およびその方法
を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、蓋装
着作業用のボトル容器を搬送するボトル搬送ラインと、
前記ボトル容器の口元部に施蓋されるキャップを保持す
るキャップ保持体と、前記キャップ保持体に保持されて
いるキャップを前記ボトル搬送ラインによって搬送され
る前記ボトル容器の口元部に巻締め、または押し込みの
少なくともいずれか一方で装着する蓋装着作業機構と、
この蓋装着作業機構による前記ボトル容器の口元部への
前記キャップの蓋装着作業中に、前記キャップの巻締め
トルク、または押し込み圧力を検出する検出手段と、前
記蓋装着作業機構に設けられ、前記キャップの巻締めト
ルク、または押し込み圧力を遮断するクラッチと、前記
検出手段からの検出データに基いて前記クラッチを制御
し、前記検出手段からの検出データが予め設定された所
定の設定値に達した時点で前記キャップの巻締めトル
ク、または押し込み圧力を遮断する制御手段とを具備し
たことを特徴とするボトル容器の蓋装着装置である。そ
して、本請求項1の発明では、ボトル容器の口元部に施
蓋されるキャップの蓋装着作業時にはキャップの巻締め
トルク、または押し込み圧力を検出手段によって検出
し、この検出手段からの検出データが予め設定された所
定の設定値に達した時点で制御手段によってクラッチを
駆動してキャップの巻締めトルク、または押し込み圧力
を遮断するようにしたものである。
【0011】請求項2の発明は、前記キャップは、前記
ボトル容器の口元部の内部側に押し込まれて挿入される
中栓、または前記ボトル容器の口元部の外周面側に螺着
される外栓の少なくともいずれか一方であることを特徴
とする請求項1に記載のボトル容器の蓋装着装置であ
る。そして、本請求項2の発明では、ボトル容器の口元
部に施蓋されるキャップの蓋装着作業時にはキャップの
中栓をボトル容器の口元部の内部側に押し込んで挿入さ
せ、または外栓をボトル容器の口元部の外周面側に螺着
させるようにしたものである。
【0012】請求項3の発明は、前記ボトル搬送ライン
は、前記蓋装着作業機構による前記キャップの蓋装着作
業の終了時に、前記検出手段からの検出データに基いて
前記ボトル容器の蓋装着状態が前記キャップの巻締めト
ルク、または押し込み圧力が前記設定値に達していない
状態が検出された場合にその不良品を排除する不良品排
除手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載の
ボトル容器の蓋装着装置である。そして、本請求項3の
発明では、蓋装着作業機構によるキャップの蓋装着作業
の終了時に、検出手段からの検出データに基いてボトル
容器の蓋装着状態がキャップの巻締めトルクの設定値に
達していない状態が検出された場合、または押し込み圧
力の設定値に達していない状態が検出された場合に不良
品排除手段によってその不良品を排除するようにしたも
のである。
【0013】請求項4の発明は、前記クラッチは、ソレ
ノイドバルブ等の電気的制御機器によって駆動されるも
のであることを特徴とする請求項1に記載のボトル容器
の蓋装着装置である。そして、本請求項4の発明では、
ソレノイドバルブ等の電気的制御機器によってクラッチ
を駆動させるようにしたものである。
【0014】請求項5の発明は、前記クラッチは、メカ
ニカルバルブ等の機械的制御装置によって駆動されるも
のであることを特徴とする請求項1に記載のボトル容器
の蓋装着装置である。そして、本請求項5の発明では、
メカニカルバルブ等の機械的制御装置によってクラッチ
を駆動させるようにしたものである。
【0015】請求項6の発明は、蓋装着作業用のボトル
容器を搬送するボトル搬送工程と、前記ボトル容器の口
元部に施蓋されるキャップをキャップ保持体に保持させ
るキャップ保持工程と、前記キャップ保持体に保持され
ているキャップを前記ボトル搬送ラインによって搬送さ
れる前記ボトル容器の口元部に巻締め、または押し込み
の少なくともいずれか一方で装着する蓋装着作業工程
と、この蓋装着作業工程による前記ボトル容器の口元部
への前記キャップの蓋装着作業中に、前記キャップの巻
締めトルク、または押し込み圧力を検出する検出工程
と、前記検出手段からの検出データが予め設定された所
定の設定値に達した時点で前記キャップの巻締めトル
ク、または押し込み圧力を遮断するクラッチを制御して
前記キャップの蓋装着状態を制御する蓋装着状態制御工
程とを具備したことを特徴とするボトルキャップの蓋装
着方法である。そして、本請求項6の発明では、ボトル
搬送工程で蓋装着作業用のボトル容器を搬送し、このボ
トル容器の口元部に施蓋されるキャップをキャップ保持
工程によってキャップ保持体に保持させる。その後、蓋
装着作業工程によってキャップ保持体に保持されている
キャップをボトル搬送ラインによって搬送されるボトル
容器の口元部に巻締め、または押し込みの少なくともい
ずれか一方で装着する。さらに、この蓋装着作業工程に
よるボトル容器の口元部へのキャップの蓋装着作業中
に、キャップの巻締めトルク、または押し込み圧力を検
出工程によって検出し、この検出工程からの検出データ
が予め設定された所定の設定値に達した時点で蓋装着状
態制御工程によってキャップの巻締めトルク、または押
し込み圧力を遮断するクラッチを制御してキャップの蓋
装着状態を制御するようにしたものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
を図1乃至図5を参照して説明する。図2は例えば液体
商品が充填されたボトル容器1にキャップ2を被せる蓋
装着作業を自動的に行なうオートメーションの蓋装着装
置3が組み込まれたボトル容器1の搬送ラインの要部の
概略構成を示すものである。ここで、ボトル容器1の口
元部には雄ねじ部、キャップ2にはこのボトル容器1の
口元部の雄ねじ部に螺合する雌ねじ部がそれぞれ形成さ
れている。
【0017】また、本実施の形態の蓋装着装置3には図
2に示すようにロータリー式の蓋装着装置本体4が設け
られている。さらに、蓋装着装置本体4の近傍には、ボ
トル容器供給用の搬送ライン5から供給される蓋装着前
のボトル容器1を蓋装着装置本体4の入り口部に連続的
に繰り入れるスターホイール等の繰り入れ装置6と、蓋
装着装置本体4の出口部から繰り出される蓋装着処理済
のボトル容器1を繰り出し用の搬送ライン7に繰り出す
スターホイール等の繰り出し装置8とが設けられてい
る。
【0018】また、本実施の形態の蓋装着装置本体4に
は軸心部に本体駆動軸9が配設されている。この本体駆
動軸9の下部には円板状の回転テーブル10が固定され
ている。この回転テーブル10には複数のボトル容器受
け11が適宜の間隔を存してリング状に並設されてい
る。なお、各ボトル容器受け11には図示しない容器グ
リッパが装着されている。そして、各ボトル容器受け1
1には搬送ライン5から繰り入れ装置6を経てボトル容
器1が次々と供給され、図示しない容器グリッパにより
ボトル容器1が安定的に保持されるようになっている。
【0019】さらに、図1に示すように蓋装着装置本体
4の本体駆動軸9には、サーボモータ等の駆動装置12
が歯車機構を介して連結されている。そして、この駆動
装置12によって本体駆動軸9が回転駆動され、この本
体駆動軸9の回転にともない回転テーブル10が同時に
回転(公転)駆動されるようになっている。なお、この
回転テーブル10によって蓋装着作業用のボトル容器1
を図2中に矢印で示す円形軌道Lに沿って搬送するボト
ル搬送ラインが構成されている。
【0020】また、蓋装着装置本体4には回転テーブル
10のボトル容器受け11と同数の蓋装着作業機構15
が設けられている。さらに、本体駆動軸9の上部には各
蓋装着作業機構15を支持する上下2段の支持テーブル
16,17が固定されている。そして、上側の支持テー
ブル16には各蓋装着作業機構15の主軸18を回転
(自転)駆動するサーボモータ等の回転駆動手段19が
固定されている。
【0021】また、各蓋装着作業機構15の主軸18
は、下側の支持テーブル17に形成されたガイド用の挿
通孔を介して下方に延出されている。そして、各主軸1
8の下端部にボトル容器1の口元部に施蓋されるキャッ
プ2を保持するキャッピングヘッド(キャップ保持体)
20が連結されている。ここで、各キャッピングヘッド
20には、ボトル容器1の口元部に施蓋されるキャップ
2を係脱可能に係止するリンク・くさび等によるメカニ
カル式や、バキューム式、エアーチューブ式等の周知の
図示しないチャック機構が設けられている。なお、蓋装
着装置本体4にはキャップ2を各キャッピングヘッド2
0に供給するキャップ供給装置32が設けられている。
そして、このキャップ供給装置32から送られるキャッ
プ2は各キャッピングヘッド20のチャック機構により
把持されて保持される。
【0022】また、上下2段の支持テーブル16,17
間にはボトル搬送ラインによって移動中のボトル容器1
の口元部に対してキャッピングヘッド20を接離する方
向に移動させる移動機構21が設けられている。この移
動機構21には、本体駆動軸9に配設された略円筒状の
スピンドルカム22と、各主軸18に蓋装着装置本体4
の内部側に向けて突設された突設部材23とが設けられ
ている。さらに、スピンドルカム22の外周面には各主
軸18の上下動作をガイドするカム溝22aが形成され
ている。このカム溝22aには各主軸18の突設部材2
3の先端部が挿入されている。そして、カム溝22aに
沿って各主軸18の突設部材23の先端部が移動する動
作にともない各主軸18を介してキャッピングヘッド2
0が上下動作され、ボトル容器1の口元部に対してキャ
ッピングヘッド20を接離する方向に移動させる動作が
行われるようになっている。このとき、各主軸18はそ
の回転を阻害されることなく、移動機構21により所定
ストロークの昇降が行えるようになっている。
【0023】そして、キャップ2の巻締め作業時には蓋
装着作業機構15の回転駆動手段19によって主軸18
が回転駆動され、この主軸18とともにキャッピングヘ
ッド20が回転されるようになっている。さらに、この
蓋装着作業機構15の駆動時にはボトル搬送ラインの回
転テーブル10によって移動されるボトル容器1の移動
に合わせてキャッピングヘッド20を同一軌道に沿って
走行させるとともに、このボトル容器1の移動中に、キ
ャッピングヘッド20をボトル容器1の口元部に接離す
る方向に移動させる。このとき、ボトル容器1の移動軌
道Lの始端(入り口側)位置の近傍の巻締め開始位置S
でキャッピングヘッド20をボトル容器1の口元部に接
近させ、キャッピングヘッド20で保持されているキャ
ップ2をボトル容器1の口元部に巻締める作業が開始さ
れる。そして、ボトル容器1が移動軌道Lに沿って移動
する動作中にキャップ2の巻締め作業が行われ、ボトル
容器1の移動軌道Lの終端位置(出口側)に達する前の
巻締め終了位置Eでキャップ2の巻締め作業が終了する
ようになっている。これにより、ボトル容器1の移動軌
道Lの巻締め開始位置Sと巻締め終了位置Eとの間の範
囲R内でキャップ2の巻締め作業が行われ、ボトル容器
1の口元部へキャップ2を自動的に装着して施蓋するよ
うになっている。
【0024】また、各蓋装着作業機構15の主軸18に
は、図3に示すように蓋装着作業機構15によるボトル
容器1の口元部へのキャップ2の蓋装着作業中に、キャ
ップ2の巻締めトルクを検出する歪センサ(検出手段)
24と、キャップ2の巻締めトルクを遮断するクラッチ
25とが設けられている。
【0025】さらに、歪センサ24にはアンテナなどの
信号発信機26が接続されている。そして、歪センサ2
4から出力された検出信号は信号発信機26に入力さ
れ、この信号発信機26から電波信号として出力される
ようになっている。このとき、信号発信機26から出力
される電波信号は、各蓋装着作業機構15毎に個別の固
有の無線周波数の信号として送出される。そのため、各
蓋装着作業機構15毎の信号が識別できるようにしてあ
る。
【0026】また、各蓋装着作業機構15にはクラッチ
25の作動を制御する例えばソレノイドバルブが組み込
まれたクラッチ駆動部27が設けられている。このクラ
ッチ駆動部27はコントローラ(制御手段)28に接続
されている。このコントローラ28には信号受信機29
が接続されている。そして、信号発信機26から出力さ
れる電波信号が信号受信機29に受信され、コントロー
ラ28に供給されるようになっている。これにより、コ
ントローラ28ではキャップ2の巻締め作業中、歪セン
サ24からの検出データ(トルク値T)に基いてクラッ
チ駆動部27に制御信号を出力するようになっている。
なお、コントローラ28には巻締め終了位置Eでキャッ
プ2の巻締めに必要な蓋装着作業機構15の主軸18の
トルクの設定値Tsが予め設定されている。そして、キ
ャップ2の巻締め作業中、巻締め終了位置Eに達する前
の位置では、歪センサ24からの検出トルク値Tが予め
設定された所定の設定トルク値Tsよりも小さい(T<
Ts)場合にはクラッチ25が接続状態で保持され、キ
ャッピングヘッド20にキャップ2の巻締めトルクが伝
達される状態で保持されるようになっている。ここで、
歪センサ24からの検出トルク値Tが予め設定された所
定の設定トルク値Ts以上(T≧Ts)に達した場合に
はクラッチ25を作動させてキャップ2の巻締めトルク
を遮断する状態に制御するようになっている。
【0027】さらに、巻締め終了位置Eで、歪センサ2
4からの検出トルク値Tが予め設定された所定の設定ト
ルク値Tsに達している場合にはクラッチ25を作動さ
せてキャップ2の巻締めトルクを遮断する状態に制御す
るようになっている。なお、巻締め終了位置Eで、歪セ
ンサ24からの検出トルク値Tが予め設定された所定の
設定トルク値Tsに達していない場合にはキャップ2の
雌ねじ部の巻締め状態は不正巻締状態と判断されるよう
になっている。
【0028】また、蓋装着処理済のボトル容器1を繰り
出す繰り出し用の搬送ライン7には不良品を排出する排
出ライン30が並設されている。さらに、この搬送ライ
ン7の入口部には搬送ライン7上の不良品を排出ライン
30側に取出す取出手段31が配設されている。ここ
で、コントローラ28には、あらかじめ、キャップ2の
巻締トルクの設定トルク値Tsが入力されている。例え
ば、図4に示すように、巻締め終了位置Eで歪センサ2
4からの検出トルク値Tが設定トルク値Tsに達してい
る場合には、そのボトル容器1の口元部の雄ねじ部に螺
合されたキャップ2の雌ねじ部の巻締め状態は適正と判
断される。また、巻締め終了位置Eでコントローラ28
に歪センサ24からの検出トルク値Tが設定トルク値T
sよりも小さいデータが受信された場合には、不正巻締
処理、いわゆる、巻締めが不良であると判断されて、取
出手段31が駆動され、搬送ライン7上の不良品が排出
ライン30側に取出されるようになっている。
【0029】なお、信号受信機29が受信した信号は、
コントローラ28に送られて所定の記憶部や演算回路等
を経てモニター等に表示され、作業者は、各ボトル容器
1に施されたキャップ2の巻締状態が把握される。ま
た、歪センサ24とコントローラ28との間のデーター
転送は電波以外にも、赤外線やレーザ光線等の無線によ
る情報伝達・受信手段であってもよい。さらに、歪セン
サ24とコントローラ28との間のデーター転送は無線
信号に限定されるものではなく、有線のデーター転送手
段に変更しても良い。
【0030】次に、上記構成の作用について説明する。
本実施の形態のオートメーションの蓋装着装置3の駆動
時にはボトル容器供給用の搬送ライン5から蓋装着前の
ボトル容器1がスターホイール等の繰り入れ装置6を経
てロータリー式の蓋装着装置本体4側に連続的に順次、
供給される。
【0031】また、蓋装着装置本体4に供給される蓋装
着前のボトル容器1は回転テーブル10のボトル容器受
け11に受け渡しされる。このとき、回転テーブル10
のボトル容器受け11に受け渡されたボトル容器1は回
転テーブル10の回転(公転)動作にともない図2中に
矢印で示す円形軌道Lに沿って後工程のスターホイール
等の繰り出し装置8側への受け渡し位置まで搬送される
(ボトル搬送工程)。そして、このボトル容器1の搬送
中に、ボトル容器1の口元部にキャップ2を施蓋する蓋
装着作業が行われる。
【0032】この蓋装着作業時には各蓋装着作業機構1
5の回転駆動手段19および移動機構21がそれぞれ駆
動されるとともに、ボトル容器1の口元部に施蓋される
キャップ2がキャップ供給装置32から各キャッピング
ヘッド20に送られ、各キャッピングヘッド20にキャ
ップ2が保持される(キャップ保持工程)。
【0033】また、回転駆動手段19によって各蓋装着
作業機構15の主軸18が回転(自転)駆動され、この
主軸18とともにキャッピングヘッド20が回転され
る。さらに、この蓋装着作業機構15の駆動時にはボト
ル搬送ラインの回転テーブル10によって移動されるボ
トル容器1の移動に合わせてキャッピングヘッド20を
同一軌道に沿って走行させるとともに、このボトル容器
1の移動中に、移動機構21によってキャッピングヘッ
ド20をボトル容器1の口元部に接離する方向に移動さ
せる。
【0034】ここで、ボトル容器1の移動軌道Lの始端
(入り口側)位置の近傍の巻締め開始位置Sでキャッピ
ングヘッド20をボトル容器1の口元部に接近させるこ
とにより、ボトル容器1の口元部の雄ねじ部にキャップ
2の雌ねじ部が螺合し始める。これにより、キャッピン
グヘッド20で保持されているキャップ2をボトル容器
1の口元部に巻締める作業が開始される。そして、ボト
ル容器1が移動軌道Lに沿って移動する動作中にキャッ
プ2の巻締め作業が行われ、ボトル容器1の移動軌道L
の終端位置(出口側)に達する前の巻締め終了位置Eで
キャップ2の巻締め作業が終了するように制御される。
これにより、ボトル容器1の移動軌道Lの巻締め開始位
置Sと巻締め終了位置Eとの間の範囲R内でキャップ2
の巻締め作業が行われ、ボトル容器1の口元部へキャッ
プ2が自動的に装着されて施蓋される(蓋装着作業工
程)。
【0035】また、この蓋装着作業工程によるボトル容
器1の口元部へのキャップ2の装着作業中に、歪センサ
24によってキャップ2の巻締めトルクが検出される
(検出工程)。そして、歪センサ24から出力された検
出信号は信号発信機26に入力され、この信号発信機2
6から電波信号として出力される。このとき、信号発信
機26から出力される電波信号は、各蓋装着作業機構1
5毎に個別の固有の無線周波数の信号として送出され
る。
【0036】また、信号発信機26から出力される電波
信号は信号受信機29に受信され、コントローラ28に
供給される。これにより、キャップ2の巻締め作業中、
歪センサ24からの検出データ(トルク値T)に基いて
コントローラ28からクラッチ駆動部27に制御信号が
出力される。
【0037】図5はこのときのコントローラ28による
クラッチ駆動部27の制御状態を説明するためのフロー
チャートである。すなわち、蓋装着作業工程によるボト
ル容器1の口元部へのキャップ2の装着作業中に、ステ
ップS1で歪センサ24によって巻締め終了位置Eで蓋
装着作業機構15の主軸18のトルク値T(キャップ2
の巻締めトルク)が検出されると、次のステップS2
で、この検出トルク値Tがコントローラ28に予め設定
された所定の設定トルク値Ts以上か否かが判断され
る。このとき、歪センサ24からの検出トルク値Tが予
め設定された所定の設定トルク値Tsよりも小さい(T
<Ts)場合にはキャップ2の雌ねじ部の巻締め状態は
不正巻締状態と判断される。そのため、この場合には次
のステップS3に進み、取出手段31が駆動され、搬送
ライン7上の不良品が排出ライン30側に取出される。
【0038】また、ステップS2で、歪センサ24から
の検出トルク値Tがコントローラ28に設定トルク値T
s以上(T≧Ts)の場合にはキャップ2の雌ねじ部の
巻締め状態は適正巻締状態と判断される。そのため、こ
の場合には次のステップS4に進み、クラッチ25を作
動させてキャップ2の巻締めトルクを遮断する状態に制
御される(蓋装着状態制御工程)。これにより、キャッ
プ2の巻締め作業が終了する(ステップS5)。
【0039】さらに、所定のキャップ2の装着作業が終
了すると、蓋装着装置本体4の出口部から繰り出される
蓋装着処理済のボトル容器1がスターホイール等の繰り
出し装置8により取り出されて繰り出し用の搬送ライン
7に繰り出される。
【0040】そこで、上記構成のものにあっては次の効
果を奏する。すなわち、本実施の形態ではボトル容器1
の口元部に施蓋されるキャップ2の装着作業時にはキャ
ップ2の巻締めトルクを歪センサ24によって検出し、
巻締め終了位置Eで、歪センサ24からの検出データ
(トルク値T)が予め設定された所定の設定トルク値T
sに達した場合にはコントローラ28によってクラッチ
25を駆動してキャップ2の巻締めトルクを遮断するよ
うにしたので、ボトル容器1の口元部へキャップ2を巻
締めする作業時に、キャップ2の適正トルクでの施蓋を
確実に行うことができ、キャップ2の巻締め不足などを
防止することができる。
【0041】さらに、本実施の形態では各蓋装着作業機
構15の主軸18に歪センサ24を取付け、この歪セン
サ24から出力された検出信号に基いてコントローラ2
8によってクラッチ25の作動を制御することにより、
キャップ2の巻締めトルクを高精度に管理することがで
きるので、キャップ2の巻締め作業終了後のキャップの
巻締め状態が適正な巻締め状態よりも強い状態に巻締め
られるおそれがない。そのため、従来のようにボトル容
器1の口元部からキャップ2を取外す際に大きな力が必
要になり、使い難くなることを防止することができる。
【0042】また、本実施の形態では歪センサ24にア
ンテナなどの信号発信機26を接続し、歪センサ24か
らの検出信号を信号発信機26から電波信号として出力
してコントローラ28に接続されている信号受信機29
に受信される構成にしたので、各蓋装着作業機構15に
は複雑な電気系統の接続手段が不要となり、構成の簡素
化を図ることができる。そのため、既設の蓋装着装置へ
の改造変更を簡単に行うことができる。
【0043】なお、本実施の形態ではキャッピングヘッ
ド20に保持されている例えば外栓(巻締キャップ)な
どのキャップ2をボトル搬送ラインLによって搬送され
るボトル容器1の口元部に巻締めて装着する構成を示し
たが、ボトル容器1の口元部に挿入される例えば中栓
(押込キャップ)をキャッピングヘッド20に保持さ
せ、キャッピングヘッド20によってボトル容器1の口
元部に押し込み操作によって装着する構成にしてもよ
い。この場合には各蓋装着作業機構15の主軸18に圧
力センサを取付け、この圧力センサから出力された検出
信号に基いてコントローラ28によってクラッチ25の
作動を制御するようになっている。
【0044】そして、本変形例では各蓋装着作業機構1
5の主軸18の圧力センサによって各蓋装着作業機構1
5の主軸18に作用する押し込み圧力を検出し、検出さ
れた押し込み圧が必要圧力に達した時点でクラッチ駆動
部27に制御信号を出力してクラッチ25を作動させて
キャップ2の押し込み圧を遮断する状態に制御するよう
になっている。そのため、この場合も各蓋装着作業機構
15の主軸18に作用する押し込み圧力を高精度に管理
することができ、ボトル容器1の口元部に挿入される中
栓の施蓋を適正な押し込み圧力で確実に行うことができ
る。
【0045】また、第1の実施の形態で示したようにボ
トル容器1の口元部に螺着される外栓などのキャップ2
と、ボトル容器1の口元部に押し込み操作によって挿入
される中栓とを組み合わせたキャップユニットを使用す
る場合も同様に各蓋装着作業機構15の主軸18に歪セ
ンサ24と圧力センサとを取付け、各センサから出力さ
れた検出信号に基いてコントローラ28によってクラッ
チ25の作動を制御する構成にしてもよい。本変形例で
は中栓を押し込みながら同時に外栓などのキャップ2の
巻締めを行う場合、或いは中栓を押し込んだ後、外栓な
どのキャップ2の巻締めを行う等の複合作業が行われ
る。
【0046】そして、本変形例では各蓋装着作業機構1
5の主軸18の圧力センサによって各蓋装着作業機構1
5の主軸18に作用する押し込み圧力を検出し、検出さ
れた押し込み圧が必要圧力に達した時点でクラッチ駆動
部27に制御信号を出力してクラッチ25を作動させて
キャップ2の押し込み圧を遮断する状態に制御するとと
もに、各蓋装着作業機構15の主軸18の歪センサ24
から出力された検出信号に基いてコントローラ28によ
ってクラッチ25の作動を制御することにより、キャッ
プ2の巻締めトルクを高精度に管理するようになってい
る。そのため、この場合もボトル容器1の口元部に螺着
される外栓などのキャップ2と、ボトル容器1の口元部
に押し込み操作によって挿入される中栓とを組み合わせ
たキャップユニットの複合的な装着作業を高精度に管理
することができ、ボトル容器1の口元部に挿入される外
栓などのキャップ2と、中栓とを組み合わせたキャップ
ユニットの施蓋を適正な巻締めトルクおよび押し込み圧
力で確実に行うことができる。
【0047】さらに、第1の実施の形態では、ボトル容
器1の口元部外周面に雄ねじ部、外栓などのキャップ2
にはこのボトル容器1の口元部の雄ねじ部に螺合する雌
ねじ部がそれぞれ形成されている構成を示したが、ボト
ル容器1の口元部に雌ねじ部、キャップ2にはこのボト
ル容器1の口元部の雌ねじ部に螺合する雄ねじ部を設け
る構成にしても良い。なお、ボトル容器1の口元部に押
し込み操作によって挿入される中栓は、ボトル容器1の
口元部の外周面に外嵌状態で連結される構成にしても良
い。
【0048】また、上記実施の形態では歪センサ24か
らの検出トルク値Tが予め設定された所定の設定トルク
値Ts以上(T≧Ts)に達した場合にはクラッチ25
を作動させてキャップ2の巻締めトルクを遮断する状態
に制御する構成を示したが、歪センサ24からの検出ト
ルク値Tに基いてキャップ2の巻締め作業中の巻締めト
ルクパターンを検出し、この巻締めトルクパターンから
外れたトルクパターン行程を行った場合に、不正巻締処
理と判断されて、取出手段31が駆動され、搬送ライン
7上の不良品が排出ライン30側に取出される構成にし
ても良い。
【0049】また、図6は本発明の第2の実施の形態を
示すものである。本実施の形態は第1の実施の形態(図
1乃至図5参照)のボトル容器1の蓋装着装置3の構成
を次の通り変更したものである。
【0050】すなわち、第1の実施の形態ではロータリ
ー式の蓋装着装置3に本発明を適用した例を示したが、
本実施の形態では直線式の蓋装着装置41を設けたもの
である。
【0051】本実施の形態の直線式蓋装着装置41には
第1の実施の形態の回転テーブル10に代えて直線状の
ボトル搬送ライン42が構成されている。さらに、本実
施の形態の直線式の蓋装着装置41には第1の実施の形
態の移動機構21におけるスピンドルカム22のカム溝
22aに代えて昇降ガイドレール43が設けられてい
る。この昇降ガイドレール43には第1の実施の形態の
各蓋装着作業機構15の移動機構21がスライド可能に
装着されている。
【0052】そして、この昇降ガイドレール43に沿っ
て第1の実施の形態の各蓋装着作業機構15の移動機構
21がスライド駆動され、各蓋装着作業機構15のスラ
イド動作にともない各主軸18を介してキャッピングヘ
ッド20が上下動作され、ボトル容器1の口元部に対し
てキャッピングヘッド20を接離する方向に移動させる
動作が行われるようになっている。さらに、本実施の形
態でも第1の実施の形態と同様に各蓋装着作業機構15
の主軸18に歪センサ24を取付け、この歪センサ24
から出力された検出信号に基いてコントローラ28によ
ってクラッチ25の作動を制御する構成になっている。
【0053】そこで、本実施の形態でも、第1の実施の
形態と同様にボトル容器1の口元部に施蓋されるキャッ
プ2の装着作業時にはキャップ2の巻締めトルクを歪セ
ンサ24によって検出し、巻締め終了位置Eで、歪セン
サ24からの検出データ(トルク値T)が予め設定され
た所定の設定トルク値Tsに達した場合にはコントロー
ラ28によってクラッチ25を駆動してキャップ2の巻
締めトルクを遮断するようにしたので、ボトル容器1の
口元部へキャップ2を巻締めする作業時に、キャップ2
の適正トルクでの施蓋を確実に行うことができ、キャッ
プ2の巻締め不足などを防止することができる。さら
に、その他、第1の実施の形態と同様の効果が得られ
る。
【0054】さらに、本発明は上記実施の形態に限定さ
れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種
々変形実施できることは勿論である。
【0055】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、ボトル容器の
口元部に施蓋されるキャップの蓋装着作業時にはキャッ
プの巻締めトルク、または押し込み圧力を検出手段によ
って検出し、この検出手段からの検出データが予め設定
された所定の設定値に達した時点で制御手段によってク
ラッチを駆動してキャップの巻締めトルク、または押し
込み圧力を遮断するようにしたので、ボトル容器の口元
部へキャップを巻締めする作業時に、キャップの適正ト
ルクでの施蓋を確実に行うことができ、キャップの巻締
め不足などを防止することができる。
【0056】請求項2の発明によれば、ボトル容器の口
元部に施蓋されるキャップの蓋装着作業時にはキャップ
の中栓をボトル容器の口元部の内部側に押し込んで挿入
させ、または外栓をボトル容器の口元部の外周面側に螺
着させることができる。
【0057】請求項3の発明によれば、蓋装着作業機構
によるキャップの蓋装着作業の終了時に、検出手段から
の検出データに基いてボトル容器の蓋装着状態がキャッ
プの巻締めトルクの設定値に達していない状態が検出さ
れた場合、または押し込み圧力の設定値に達していない
状態が検出された場合に不良品排除手段によってその不
良品を排除することができる。
【0058】請求項4の発明によれば、ソレノイドバル
ブ等の電気的制御機器によってクラッチを駆動させるこ
とができる。
【0059】請求項5の発明によれば、メカニカルバル
ブ等の機械的制御装置によってクラッチを駆動させるこ
とができる。
【0060】請求項6の発明によれば、ボトル搬送工程
で蓋装着作業用のボトル容器を搬送し、このボトル容器
の口元部に施蓋されるキャップをキャップ保持工程によ
ってキャップ保持体に保持させた後、蓋装着作業工程に
よってキャップ保持体に保持されているキャップをボト
ル搬送ラインによって搬送されるボトル容器の口元部に
巻締め、または押し込みの少なくともいずれか一方で装
着する。さらに、この蓋装着作業工程によるボトル容器
の口元部へのキャップの蓋装着作業中に、キャップの巻
締めトルク、または押し込み圧力を検出工程によって検
出し、この検出工程からの検出データが予め設定された
所定の設定値に達した時点で蓋装着状態制御工程によっ
てキャップの巻締めトルク、または押し込み圧力を遮断
するクラッチを制御してキャップの蓋装着状態を制御す
るようにしたので、ボトル容器の口元部へキャップを巻
締めする作業時に、キャップの適正トルクでの施蓋を確
実に行うことができ、キャップの巻締め不足などを防止
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のボトル容器の蓋装
着装置の要部の概略構成を示す正面図。
【図2】第1の実施の形態のボトル容器の蓋装着装置の
概略構成を示す平面図。
【図3】第1の実施の形態のボトル容器の蓋装着装置の
要部の概略構成図。
【図4】第1の実施の形態のボトル容器の蓋装着装置に
おけるボトル容器の口元部へのキャップの巻締め作業時
のトルク変動波形を示す特性図。
【図5】第1の実施の形態のボトル容器の蓋装着装置に
おける制御部の作用を説明するためのフローチャート。
【図6】本発明の第2の実施の形態のボトル容器の蓋装
着装置の要部の概略構成を示す正面図。
【符号の説明】 1 ボトル容器 2 キャップ 3 蓋装着装置 10 回転テーブル(ボトル搬送ライン) 15 蓋装着作業機構 18 主軸 20 キャッピングヘッド(キャップ保持体) 24 歪センサ(検出手段) 25 クラッチ 28 コントローラ(制御手段)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蓋装着作業用のボトル容器を搬送するボ
    トル搬送ラインと、 前記ボトル容器の口元部に施蓋されるキャップを保持す
    るキャップ保持体と、 前記キャップ保持体に保持されているキャップを前記ボ
    トル搬送ラインによって搬送される前記ボトル容器の口
    元部に巻締め、または押し込みの少なくともいずれか一
    方で装着する蓋装着作業機構と、 この蓋装着作業機構による前記ボトル容器の口元部への
    前記キャップの蓋装着作業中に、前記キャップの巻締め
    トルク、または押し込み圧力を検出する検出手段と、 前記蓋装着作業機構に設けられ、前記キャップの巻締め
    トルク、または押し込み圧力を遮断するクラッチと、 前記検出手段からの検出データに基いて前記クラッチを
    制御し、前記検出手段からの検出データが予め設定され
    た所定の設定値に達した時点で前記キャップの巻締めト
    ルク、または押し込み圧力を遮断する制御手段とを具備
    したことを特徴とするボトル容器の蓋装着装置。
  2. 【請求項2】 前記キャップは、前記ボトル容器の口元
    部の内部側に押し込まれて挿入される中栓、または前記
    ボトル容器の口元部の外周面側に螺着される外栓の少な
    くともいずれか一方であることを特徴とする請求項1に
    記載のボトル容器の蓋装着装置。
  3. 【請求項3】 前記ボトル搬送ラインは、前記蓋装着作
    業機構による前記キャップの蓋装着作業の終了時に、前
    記検出手段からの検出データに基いて前記ボトル容器の
    蓋装着状態が前記キャップの巻締めトルク、または押し
    込み圧力が前記設定値に達していない状態が検出された
    場合にその不良品を排除する不良品排除手段を備えてい
    ることを特徴とする請求項1に記載のボトル容器の蓋装
    着装置。
  4. 【請求項4】 前記クラッチは、ソレノイドバルブ等の
    電気的制御機器によって駆動されるものであることを特
    徴とする請求項1に記載のボトル容器の蓋装着装置。
  5. 【請求項5】 前記クラッチは、メカニカルバルブ等の
    機械的制御装置によって駆動されるものであることを特
    徴とする請求項1に記載のボトル容器の蓋装着装置。
  6. 【請求項6】 蓋装着作業用のボトル容器を搬送するボ
    トル搬送工程と、前記ボトル容器の口元部に施蓋される
    キャップをキャップ保持体に保持させるキャップ保持工
    程と、 前記キャップ保持体に保持されているキャップを前記ボ
    トル搬送ラインによって搬送される前記ボトル容器の口
    元部に巻締め、または押し込みの少なくともいずれか一
    方で装着する蓋装着作業工程と、 この蓋装着作業工程による前記ボトル容器の口元部への
    前記キャップの蓋装着作業中に、前記キャップの巻締め
    トルク、または押し込み圧力を検出する検出工程と、 前記検出手段からの検出データが予め設定された所定の
    設定値に達した時点で前記キャップの巻締めトルク、ま
    たは押し込み圧力を遮断するクラッチを制御して前記キ
    ャップの蓋装着状態を制御する蓋装着状態制御工程とを
    具備したことを特徴とするボトルキャップの蓋装着方
    法。
JP2000257962A 2000-08-28 2000-08-28 ボトル容器の蓋装着装置およびその方法 Pending JP2002068373A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000257962A JP2002068373A (ja) 2000-08-28 2000-08-28 ボトル容器の蓋装着装置およびその方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000257962A JP2002068373A (ja) 2000-08-28 2000-08-28 ボトル容器の蓋装着装置およびその方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002068373A true JP2002068373A (ja) 2002-03-08

Family

ID=18746337

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000257962A Pending JP2002068373A (ja) 2000-08-28 2000-08-28 ボトル容器の蓋装着装置およびその方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002068373A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010523410A (ja) * 2007-04-04 2010-07-15 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 包装機
CN106744574A (zh) * 2016-12-20 2017-05-31 舟山市普陀博达机械制造有限公司 一种多功能机的传动装置
JP2018144868A (ja) * 2017-03-08 2018-09-20 靜甲株式会社 キャップ打栓方法およびその装置
CN110015627A (zh) * 2019-04-25 2019-07-16 燕京啤酒(玉林)有限公司 一种在线检测啤酒拉环盖压盖爪的方法及压盖机
JP2020189647A (ja) * 2019-05-21 2020-11-26 靜甲株式会社 キャップ巻締機構および巻締状態の検出方法
CN113927291A (zh) * 2021-09-24 2022-01-14 江苏科瑞恩自动化科技有限公司 医用药品瓶盖自动组装设备
CN114713311A (zh) * 2022-04-24 2022-07-08 成都青软智控科技有限公司 全自动移液分液工作台

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010523410A (ja) * 2007-04-04 2010-07-15 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 包装機
CN106744574A (zh) * 2016-12-20 2017-05-31 舟山市普陀博达机械制造有限公司 一种多功能机的传动装置
CN106744574B (zh) * 2016-12-20 2022-11-04 舟山市普陀博达机械制造有限公司 一种多功能机的传动装置
JP2018144868A (ja) * 2017-03-08 2018-09-20 靜甲株式会社 キャップ打栓方法およびその装置
CN110015627A (zh) * 2019-04-25 2019-07-16 燕京啤酒(玉林)有限公司 一种在线检测啤酒拉环盖压盖爪的方法及压盖机
CN110015627B (zh) * 2019-04-25 2023-11-03 燕京啤酒(玉林)有限公司 一种在线检测啤酒拉环盖压盖爪的方法及压盖机
JP2020189647A (ja) * 2019-05-21 2020-11-26 靜甲株式会社 キャップ巻締機構および巻締状態の検出方法
CN113927291A (zh) * 2021-09-24 2022-01-14 江苏科瑞恩自动化科技有限公司 医用药品瓶盖自动组装设备
CN114713311A (zh) * 2022-04-24 2022-07-08 成都青软智控科技有限公司 全自动移液分液工作台

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4616466A (en) Capping apparatus
US6925897B2 (en) Device and a method for checking the fitting of a threaded cap onto a container
US4535583A (en) Rotary type capping apparatus
US20060242929A1 (en) Method and a device for controlled closing of containers with threaded caps
US6701692B1 (en) Device for closing plastic bottles
US7059104B2 (en) System for filling and closing fluid containing cartridges
JP2006509207A (ja) 充填し封緘した容器の検査装置
JP2002068373A (ja) ボトル容器の蓋装着装置およびその方法
US20100288419A1 (en) Method and device for orienting the rotational position of containers, in particular of bottles
US20050126119A1 (en) Beverage bottling plant for filling bottles with a liquid beverage material having a bottle closing device, and a closure applying machine for closing of containers, such as bottles, cans, canisters, or the like, by way of screwing on of screw caps
JP6031726B2 (ja) 容器供給装置を備えた容器処理装置
US20150166317A1 (en) Hybrid capper
JP3587573B2 (ja) 検査装置
JPH1099927A (ja) シーラントを含むキャップ付きツイストオン・ワイヤー接続具の組み立て方法及びその組み立て装置
CN105092601A (zh) 用于自动灯检机的容器扶正机构和自动灯检机
JP2005029225A (ja) ボトルグリップ装置
US20200255275A1 (en) Container processing system
JP2001039491A (ja) 複数ヘッド式施蓋装置およびその方法
JP2002096896A (ja) ボトルキャップの巻締装置
JP6919881B2 (ja) キャップ打栓方法およびその装置
US6745542B2 (en) Screw capper
JP2006150425A (ja) ボトル缶の製造装置およびボトル缶の製造方法
KR20020034354A (ko) 용기 손잡이용 자동공급장치
GB2259507A (en) The tightening of closures
JP6109742B2 (ja) ラベル生成装置及びそのラベル生成装置を備えたラベル装着装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060124

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060523