JP2002096896A - ボトルキャップの巻締装置 - Google Patents

ボトルキャップの巻締装置

Info

Publication number
JP2002096896A
JP2002096896A JP2000285867A JP2000285867A JP2002096896A JP 2002096896 A JP2002096896 A JP 2002096896A JP 2000285867 A JP2000285867 A JP 2000285867A JP 2000285867 A JP2000285867 A JP 2000285867A JP 2002096896 A JP2002096896 A JP 2002096896A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
torque
cap
magnet
bottle
winding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000285867A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3851498B2 (ja
Inventor
Masato Miyajima
正人 宮嶋
Hideaki Muraoka
英明 村岡
Hideo Tsuchiya
秀夫 土屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Corp
Original Assignee
Seiko Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Corp filed Critical Seiko Corp
Priority to JP2000285867A priority Critical patent/JP3851498B2/ja
Publication of JP2002096896A publication Critical patent/JP2002096896A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3851498B2 publication Critical patent/JP3851498B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sealing Of Jars (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、キャップを巻締める行程中に巻締め
トルクを変化させることができ、適正な閉栓管理を行う
ことができるボトルキャップの巻締装置を提供すること
を最も主要な特徴とする。 【解決手段】キャップ2をボトル容器1の口元部1aに
巻締める作業時にはエアーシリンダ機構24Aのピスト
ン25bの往復動作に連動して巻締状態切換え手段24
によってカム機構部24Bを駆動する。このとき、この
カム機構部24Bによってトルク調整部17を駆動して
ヒステリシス板16bの両側の第1のマグネット21
と、第2のマグネット23との間の位相を変化させてト
ルク調整を行うことにより、キャップ2の巻締状態を切
換えるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ボトル容器の口元
部にキャップを任意の巻き締めトルクで巻き締めるボト
ルキャップの巻締装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、例えばガラス瓶や、ペットボト
ルなどのボトル容器の口元部に施蓋されるキャップとし
てはねじ込み式のキャップの他、ねじ込み式のキャップ
の内部に押込み式の中栓が一体的に組み込まれた構成の
複合式の中栓組み込みキャップなど、様々な種類があ
る。ここで、ボトル容器の口元部にキャップを巻締める
作業時にはキャップの種類に応じてキャップをボトル容
器の口元部に巻締める巻締めトルクが異なる。そして、
ボトル容器の口元部にキャップを自動的に装着するボト
ルキャップの巻締装置ではキャップの種類に応じてキャ
ップをボトル容器の口元部に巻締める作業時の巻締めト
ルクを変化させることが行われている。
【0003】また、ボトル容器の口元部にキャップを自
動的に巻締るボトルキャップの巻締装置にはボトル容器
の口元部に螺着されるキャップを保持するキャップ保持
部のスピンドルと、キャップ巻締装置の主軸との間にキ
ャップをボトル容器の口元部に巻締める作業時の巻締め
トルクを変化させるマグネット式のトルク調整機構が組
み込まれているものがある。このマグネット式のトルク
調整機構にはボトルキャップの巻締装置の主軸の軸方向
に沿って離間対向配置された複数のマグネット装着ユニ
ットが設けられている。ここで、一方のマグネット装着
ユニットはキャップ保持部のスピンドル側、他方のマグ
ネット装着ユニットは回転軸部にそれぞれ配設されてい
る。
【0004】そして、このマグネット式のトルク調整機
構では回転軸部側のマグネット装着ユニットと、キャッ
プ保持部のスピンドル側のマグネット装着ユニットとの
間を主軸の軸回り方向に相対的に移動させることによ
り、両者のマグネット間の位置を変化させ、このときの
両者のマグネット間の相対位置の変化にともないトルク
調整を行う構成になっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来構成のボトル
キャップの巻締装置ではキャップの巻締め作業の開始前
にキャップの種類に応じてトルク調整機構の回転軸部側
のマグネット装着ユニットと、キャップ保持部のスピン
ドル側のマグネット装着ユニットとの間の相対位置を調
整してキャップの巻締めトルクを予め所定の設定トルク
に調整する作業が行われる。そして、このトルク調整
後、この設定トルクでキャップの巻締め作業が行われる
構成になっているので、上記従来のボトルキャップの巻
締装置のトルク調整機構ではキャップの巻締め作業の開
始前にキャップの巻締めトルクが予め所定の設定トルク
に調整した状態で固定されている。そのため、ボトルキ
ャップの巻締装置の運転中にキャップの巻締めトルクを
変化させることができないので、キャップの巻締め作業
中にキャップ供給装置側から供給されるキャップをボト
ルキャップの巻締装置のキャップ保持部で掴む際に、キ
ャップ保持部のチャックが設定トルクで常に回転したま
まの状態でボトルキャップを掴むため、キャップ保持部
の回転力がキャップに伝わり、キャップの削れ等の問題
が発生するおそれがある。
【0006】また、キャップに中栓が組み込まれている
中栓組み込みキャップ等ではキャップを巻締める工程中
にキャップの巻締めトルクを変化させる必要がある。例
えば、中栓がボトル容器の口部に挿入されるまでの作業
領域ではトルクを高くし、中栓がボトル容器の口部に挿
入された後の作業領域では、弱いトルクでボトルキャッ
プを巻締め作業する閉栓管理を行うことが必要になって
いる。
【0007】しかしながら、上記従来のボトルキャップ
の巻締装置のトルク調整機構ではキャップを巻締める工
程中にこのようにキャップの巻締めトルクを変化させる
制御を行うことができない問題がある。
【0008】本発明は上記事情に着目してなされたもの
で、その目的は、キャップを巻締める行程中に巻締めト
ルクを変化させることができ、適正な閉栓管理を行うこ
とができるボトルキャップの巻締装置を提供することに
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、ボト
ル容器の口元部に螺着されるキャップを保持するキャッ
プ保持部のスピンドルと、このスピンドルに回転トルク
を伝達する回転軸部との間に複数のマグネット間の位相
変化にともないトルク調整を行うトルク調整部を介設す
るとともに、前記トルク調整部を駆動するカム機構部
と、往復ピストン機構のピストンの往復動作に連動して
前記カム機構部を駆動し、前記トルク調整部を駆動して
前記キャップの巻締状態を切換える巻締状態切換え手段
とを設けたことを特徴とするボトルキャップの巻締装置
である。そして、本請求項1の発明では、キャップをボ
トル容器の口元部に巻締める作業時には往復ピストン機
構のピストンの往復動作に連動して巻締状態切換え手段
によってカム機構部を駆動する。このとき、このカム機
構部によってトルク調整部を駆動して回転軸部側のマグ
ネットと、スピンドル側のマグネットとの間の位相を変
化させてトルク調整を行うことにより、キャップの巻締
状態を切換えるようにしたものである。
【0010】請求項2の発明は、前記トルク調整部は、
前記スピンドル側に連結されたヒステリシス板と、前記
回転軸部側に固定された第1のマグネットと、前記ヒス
テリシス板に対して前記回転軸部の回転軸を中心に回動
可能に保持されたリング状のアジャスト部材と、このア
ジャスト部材に固定され、前記ヒステリシス板を介して
前記第1のマグネットと対向配置された第2のマグネッ
トとを具備し、前記カム機構部は、前記回転軸部に対し
て前記回転軸部の軸方向に移動可能に支持されたスライ
ド部材と、このスライド部材に形成され、前記アジャス
ト部材に突設されたトルク切換えレバーが挿入されるカ
ム溝とを具備し、前記巻締状態切換え手段は、前記往復
ピストン機構のピストンの往復動作によって前記スライ
ド部材を前記回転軸部の軸方向にスライド移動させ、前
記スライド部材のスライド動作にともない前記カム溝に
よって前記トルク切換えレバーを介して前記アジャスト
部材を前記回転軸部の回転軸を中心に回動させて前記第
1のマグネットと前記第2のマグネットとの間の位相を
変化させて前記スピンドルに伝達される回転トルクのト
ルク調整を行うものであることを特徴とする請求項1に
記載のボトルキャップの巻締装置である。そして、本請
求項2の発明では、キャップをボトル容器の口元部に巻
締める作業時には初期状態ではトルク切換えレバーがカ
ム機構部のスライド部材のカム溝における初期位置に挿
入された状態で保持される。この状態で、往復ピストン
機構のピストンを回転軸部の軸方向に移動させることに
より、カム機構部のスライド部材が回転軸部の軸方向に
移動する。このとき、スライド部材の移動にともないス
ライド部材のカム溝によってアジャスト部材のトルク切
換えレバーが回転軸部の軸方向と直交する方向に移動さ
れる。これによってアジャスト部材を回転軸部の回転軸
を中心に回動させてアジャスト部材の第2のマグネット
をヒステリシス板を介して第1のマグネットに対して相
対的に回動させ、第1のマグネットと第2のマグネット
との間の位相を変化させてスピンドルに伝達される回転
トルクのトルク調整を行うようにしたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
を図1乃至図5(A)〜(C)を参照して説明する。図
1は例えば液体商品が充填されたボトル容器1の口元部
1aにキャップ2を被せる蓋装着作業を自動的に行なう
オートメーションのボトルキャップの巻締装置3の要部
の概略構成を示すものである。ここで、図5(A)〜
(C)に示すようにボトル容器1の口元部1aの外周面
には雄ねじ部4、キャップ2の内周面にはこのボトル容
器1の口元部1aの雄ねじ部4に螺合する雌ねじ部5が
それぞれ形成されている。さらに、このねじ込み式のキ
ャップ2の内部には押込み式の中栓6が組み込まれて中
栓組み込みキャップが形成されている。
【0012】なお、中栓6は合成樹脂等等による可撓性
を有する素材によって成形されている。さらに、この中
栓6の外周縁部にはボトル容器1の口元部1aの受け縁
1bに係合する係止部6aが形成されている。
【0013】そして、キャップ2の雌ねじ部5がボトル
容器1の口元部1aの雄ねじ部4に螺挿される作業時に
はこのキャップ2のねじ込み操作にともないボトル容器
1の口元部1aに中栓6が押し込まれるようになってい
る。このとき、中栓6の係止部6aは、ボトル容器1の
口元部1aに中栓6が押し込まれる際に、その可撓性に
より弾性変形して受け縁1bを乗り越え、かつ、その
後、弾性変形された係止部6aが復元することで図5
(B)に示すようにボトル容器1の受け縁1bに係合さ
れるようになっている。そして、この中栓6のボトル容
器1の口元部1aへの嵌着により、ボトル容器1の内容
物に対する密封度が得られるようになっている。
【0014】また、本実施の形態のボトルキャップの巻
締装置3には軸心部に本体駆動軸7が配設されている。
この本体駆動軸7の下部には円板状の回転テーブル8が
固定されている。この回転テーブル8には複数のボトル
容器把持機構9が適宜の間隔を存してリング状に並設さ
れている。なお、各ボトル容器把持機構9には容器グリ
ッパが装着されている。そして、ボトルキャップの巻締
装置3の駆動時には本体駆動軸7の回転にともない回転
テーブル8が同時に回転(公転)駆動されるとともに、
この回転テーブル8の回転にともない各ボトル容器把持
機構9には図示しない搬送ラインから繰り入れ装置を経
てボトル容器1が次々と供給され、図示しない容器グリ
ッパによりボトル容器1が安定的に保持されるようにな
っている。
【0015】また、ボトルキャップの巻締装置3には回
転テーブル8のボトル容器把持機構9と同数のボトルキ
ャップの巻締作業ユニット10が設けられている。さら
に、本体駆動軸7の上部には各巻締作業ユニット10を
支持する上下2段の支持テーブル11,12が固定され
ている。そして、上側の支持テーブル11には各巻締作
業ユニット10の主軸(回転軸部)13を回転(自転)
駆動するサーボモータ等の回転駆動手段14が固定され
ている。
【0016】また、各巻締作業ユニット10の主軸13
は、下側の支持テーブル12に形成されたガイド用の挿
通孔を介して下方に延出されている。そして、各主軸1
3の下端部にボトル容器1の口元部1aに施蓋されるキ
ャップ2を保持するキャッピングヘッド(キャップ保持
部)15のスピンドル16が後述するトルク調整部17
を介して連結されている。ここで、各キャッピングヘッ
ド15には、ボトル容器1の口元部1aに施蓋されるキ
ャップ2を係脱可能に係止するリンク・くさび等による
メカニカル式や、バキューム式、エアーチューブ式等の
周知の図示しないチャック機構が設けられている。な
お、ボトルキャップの巻締装置3にはキャップ2を各キ
ャッピングヘッド15に供給するキャップ供給装置18
が設けられている。そして、このキャップ供給装置18
から送られるキャップ2は各キャッピングヘッド15の
チャック機構により把持されて保持される。
【0017】また、上下2段の支持テーブル11,12
間には移動中のボトル容器1の口元部1aに対してキャ
ッピングヘッド15を接離する方向に移動させる移動機
構19が設けられている。この移動機構19には、本体
駆動軸7に配設された略円筒状のスピンドルカム19a
と、各主軸13にボトルキャップの巻締装置3の内部側
に向けて突設された突設部材19bとが設けられてい
る。さらに、スピンドルカム19aの外周面には各主軸
13の上下動作をガイドするカム溝19cが形成されて
いる。このカム溝19cには各主軸13の突設部材19
bの先端部が挿入されている。そして、カム溝19cに
沿って各主軸13の突設部材19bの先端部が移動する
動作にともない各主軸13を介してキャッピングヘッド
15が上下動作され、ボトル容器1の口元部1aに対し
てキャッピングヘッド15を接離する方向に移動させる
動作が行われるようになっている。このとき、各主軸1
3はその回転を阻害されることなく、移動機構19によ
り所定ストロークの昇降が行えるようになっている。
【0018】そして、キャップ2の巻締め作業時には巻
締作業ユニット10の回転駆動手段14によって主軸1
3が回転駆動され、この主軸13とともにキャッピング
ヘッド15が回転されるようになっている。さらに、こ
の巻締作業ユニット10の駆動時にはボトル搬送ライン
の回転テーブル8によって移動されるボトル容器1の移
動に合わせてキャッピングヘッド15を同一軌道に沿っ
て走行させるとともに、このボトル容器1の移動中に、
キャッピングヘッド15をボトル容器1の口元部1aに
接離する方向に移動させる。このとき、ボトル容器1の
移動軌道Lの始端(入り口側)位置の近傍の巻締め開始
位置でキャッピングヘッド15をボトル容器1の口元部
1aに接近させ、キャッピングヘッド15で保持されて
いるキャップ2をボトル容器1の口元部1aに巻締める
作業が開始される。そして、ボトル容器1が移動軌道に
沿って移動する動作中にキャップ2の巻締め作業が行わ
れ、ボトル容器1の移動軌道の終端位置(出口側)に達
する前の巻締め終了位置でキャップ2の巻締め作業が終
了するようになっている。これにより、ボトル容器1の
移動軌道の巻締め開始位置と巻締め終了位置との間の範
囲内でキャップ2の巻締め作業が行われ、ボトル容器1
の口元部1aへキャップ2を自動的に装着して施蓋する
ようになっている。
【0019】また、トルク調整部17には図2(B)に
示すようにスピンドル16側の軸部16aに連結された
2つの略フランジ状のヒステリシス板16bと、各ヒス
テリシス板16bに対向配置された状態で主軸13側の
ベース部材20に固定された第1のマグネット21とが
設けられている。さらに、スピンドル16側の軸部16
aには2つのヒステリシス板16b間にリング状のアジ
ャスト部材22がヒステリシス板16bに対してスピン
ドル16側の軸部16aの回転軸を中心に回動可能に保
持されている。このアジャスト部材22の両面にはヒス
テリシス板16bとの間に配置される第2のマグネット
23が固定されている。これらの第2のマグネット23
は図4(A),(B)に示すようにヒステリシス板16
bを介して第1のマグネット21と対向配置されてい
る。
【0020】ここで、第1のマグネット21および第2
のマグネット23から出てヒステリシス板16bを通過
する磁束はヒステリシス板16bの回転を妨げるように
働く。このときの抵抗力は第1のマグネット21の磁極
と第2のマグネット23の磁極との相対位置により変化
するため、本実施の形態のトルク調整部17では第1の
マグネット21と第2のマグネット23との間の位相変
化にともないトルク調整を行うようになっている。例え
ば、図4(A)は最小トルク設定時の磁束の状態、図4
(B)は最大トルク設定時の磁束の状態をそれぞれ示す
ものである。
【0021】また、本実施の形態ではトルク調整部17
を駆動してキャップ2の巻締状態を切換える巻締状態切
換え手段24が設けられている。この巻締状態切換え手
段24には図2(B)に示すようにエアーシリンダ機構
(往復ピストン機構)24Aと、このエアーシリンダ機
構24Aの動作に連動してトルク調整部17を駆動する
カム機構部24Bとが設けられている。
【0022】さらに、エアーシリンダ機構24Aには図
2(A)に示すように主軸13の下部に形成された大径
筒体13aの筒壁によって形成されるシリンダ25a
と、このシリンダ25a内で上下方向に進退自在に装着
されたピストン25bとが設けられている。そして、こ
の大径筒体13aの下端部にはトルク調整部17のベー
ス部材20が固定されている。
【0023】また、大径筒体13a内の下部にはピスト
ン25bのストロークを2段階に規制するコイルばねか
らなる2段のリターンスプリング26,27が組み込ま
れている。ここで、大径筒体13a内のピストン25b
のストロークの略中間位置には第1のばね受部28、ピ
ストン25bのストロークの最大ストローク位置には第
2のばね受部29がそれぞれ配設されている。そして、
第1のばね受部28とピストン25bとの間には1段目
のスプリング26が配設されている。さらに、第1のば
ね受部28と第2のばね受部29との間には1段目のス
プリング26よりもばね力が大きい2段目のスプリング
27が配設されている。そして、ピストン25bは常時
はこれらのリターンスプリング26,27のばね力によ
って上方向に付勢され、図2(B)に示すようにシリン
ダ25a内の上端部に圧接された初期状態で保持されて
いる。
【0024】また、主軸13の内部にはエアーシリンダ
機構24Aのシリンダ25aに高圧の作動エアーを供給
するためのエアー供給路30aと、キャッピングヘッド
15のチャック機構用の流体通路30bとが形成されて
いる。そして、エアー供給路30aから供給される1段
目の作動エアーによってピストン25bが第1のばね受
部28に当接する中間ストローク位置まで移動されるよ
うになっている。さらに、その後、1段目の作動エアー
よりも高圧な2段目の作動エアーが供給されることによ
り、ピストン25bが第1のばね受部28とともに下方
向に移動し、第2のばね受部29に当接する最大ストロ
ーク位置まで移動されるようになっている。
【0025】また、カム機構部24Bにはエアーシリン
ダ機構24Aのピストン25bに連結された略L字状断
面のスライド部材31が設けられている。さらに、大径
筒体13aの筒壁にはこのスライド部材31を主軸13
の軸方向に移動させるスライド動作をガイドするガイド
溝32が形成されている。
【0026】また、図2(A)に示すようにスライド部
材31の下端部にはトルク調整用のカム溝33が形成さ
れている。このカム溝33にはトルク調整部17を3段
のトルク調整状態に切換える3段のトルク切換え部33
a〜33cが形成されている。これらの3段のトルク切
換え部33a〜33cは主軸13の軸方向から外れる横
方向に段状に配置されている。そして、最下段位置のト
ルク切換え部33aによって初期位置、中段位置のトル
ク切換え部33bによって中間トルク切換え位置、最上
段位置のトルク切換え部33cによって最大トルク切換
え位置にそれぞれ設定されている。
【0027】また、このカム溝33にはアジャスト部材
22に突設されたトルク切換えレバー34が挿入されて
いる。ここで、主軸13側のベース部材20には主軸1
3の軸方向に対して直交する方向に延設された長穴35
が形成されている。そして、アジャスト部材22のトル
ク切換えレバー34はこの長穴35内を通り、スライド
部材31のカム溝33に挿入されている。これにより、
エアーシリンダ機構24Aのピストン25bによってス
ライド部材31がガイド溝32に沿って主軸13の軸方
向に移動させるスライド動作にともないアジャスト部材
22のトルク切換えレバー34がカム溝33にガイドさ
れて主軸13の軸方向から外れる横方向に移動するよう
になっている。
【0028】そして、エアーシリンダ機構24Aのピス
トン25bが図2(B)に示す初期状態で保持されてい
る場合にはアジャスト部材22のトルク切換えレバー3
4はカム溝33のトルク切換え部33aに挿入された初
期位置で保持されるようになっている。このとき、トル
ク調整部17は例えば、図4(A)の最小トルク設定状
態で保持されるようになっている。また、エアーシリン
ダ機構24Aのピストン25bが中間ストローク位置ま
で移動された状態で、アジャスト部材22のトルク切換
えレバー34はカム溝33の中段位置のトルク切換え部
33bに挿入された中間トルク切換え位置に切換えられ
るようになっている。この中間トルク切換え位置では、
トルク調整部17は中間のトルク設定状態に切換えられ
るようになっている。さらに、エアーシリンダ機構24
Aのピストン25bが最大ストローク位置まで移動され
た状態で、アジャスト部材22のトルク切換えレバー3
4はカム溝33の最上段位置のトルク切換え部33cに
挿入された最大トルク切換え位置に切換えられるように
なっている。この最大トルク切換え位置では、トルク調
整部17は図4(B)の最大トルク設定状態に切換えら
れるようになっている。
【0029】次に、上記構成の作用について説明する。
本実施の形態のオートメーションのボトルキャップの巻
締装置3の駆動時にはボトル容器供給用の搬送ラインか
ら蓋装着前のボトル容器1がスターホイール等の繰り入
れ装置を経てロータリー式のボトルキャップの巻締装置
3側に連続的に順次、供給される。
【0030】また、ボトルキャップの巻締装置3に供給
される蓋装着前のボトル容器1は回転テーブル8のボト
ル容器把持機構9に受け渡しされる。このとき、回転テ
ーブル8のボトル容器把持機構9に受け渡されたボトル
容器1は回転テーブル8の回転(公転)動作にともない
円形軌道に沿って後工程のスターホイール等の繰り出し
装置側への受け渡し位置まで搬送される。そして、この
ボトル容器1の搬送中に、ボトル容器1の口元部1aに
キャップ2を施蓋する蓋装着作業が行われる。
【0031】この蓋装着作業時には各巻締作業ユニット
10の回転駆動手段14および移動機構19がそれぞれ
駆動されるとともに、ボトル容器1の口元部1aに施蓋
されるキャップ2がキャップ供給装置18から各キャッ
ピングヘッド15に送られ、各キャッピングヘッド15
にキャップ2が保持される。
【0032】また、回転駆動手段14によって各巻締作
業ユニット10の主軸13が回転(自転)駆動される。
このとき、この主軸13の回転はトルク調整部17を介
してキャッピングヘッド15のスピンドル16に伝達さ
れ、キャッピングヘッド15が回転される。
【0033】さらに、この巻締作業ユニット10の駆動
時にはボトル搬送ラインの回転テーブル8によって移動
されるボトル容器1の移動に合わせてキャッピングヘッ
ド15を同一軌道に沿って走行させるとともに、このボ
トル容器1の移動中に、移動機構19によってキャッピ
ングヘッド15をボトル容器1の口元部1aに接離する
方向に移動させる。
【0034】ここで、ボトル容器1の移動軌道の始端
(入り口側)位置の近傍の巻締め開始位置Sでキャッピ
ングヘッド15をボトル容器1の口元部1aに接近させ
ることにより、ボトル容器1の口元部1aの雄ねじ部4
にキャップ2の雌ねじ部5が螺合し始める。これによ
り、キャッピングヘッド15で保持されているキャップ
2をボトル容器1の口元部1aに巻締める作業が開始さ
れる。そして、ボトル容器1が移動軌道に沿って移動す
る動作中にキャップ2の巻締め作業が行われ、ボトル容
器1の移動軌道の終端位置(出口側)に達する前の巻締
め終了位置Eでキャップ2の巻締め作業が終了するよう
に制御される。これにより、ボトル容器1の移動軌道の
巻締め開始位置Sと巻締め終了位置Eとの間の範囲内で
キャップ2の巻締め作業が行われ、ボトル容器1の口元
部1aへキャップ2が自動的に装着されて施蓋される。
【0035】また、ボトル容器1の口元部1aに図5
(A)〜(C)に示すねじ込み式のキャップ2の内部に
押込み式の中栓6が組み込まれた中栓組み込みキャップ
を装着する作業時にはトルク調整部17によってキャッ
プ2の巻締めトルクを次の通り変化させる制御が行われ
る。
【0036】すなわち、このキャップ2の巻締め作業の
初期時にはキャップ2の雌ねじ部5がボトル容器1の口
元部1aの雄ねじ部4に螺挿されるねじ込み作業のみが
行われる。この初期のねじ込み作業時には中栓6はボト
ル容器1の口元部1aには非接触状態で保持されている
ので、比較的小さい巻締めトルクでキャップ2の巻締め
作業が行われる。そのため、この第1段階のキャップ2
の巻締め作業時にはエアーシリンダ機構24Aのピスト
ン25bが図2(B)に示す初期状態で保持され、アジ
ャスト部材22のトルク切換えレバー34はカム溝33
のトルク切換え部33aに挿入された初期位置で保持さ
れることにより、トルク調整部17は例えば、図4
(A)の最小トルク設定状態で保持されている。
【0037】また、この第1段階のキャップ2の巻締め
作業が進むと、図5(A)に示すようにボトル容器1の
口元部1aの受け縁1bに中栓6の係止部6aが当接す
る。このとき、中栓6は嵌着方向への移動が規制される
ので、この状態ではキャッピングヘッド15には、キャ
ップ2の巻締抵抗が大きくなる。そのため、この時点で
エアーシリンダ機構24Aのピストン25bが中間スト
ローク位置まで移動され、アジャスト部材22のトルク
切換えレバー34はカム溝33の中段位置のトルク切換
え部33bに挿入された中間トルク切換え位置に切換え
られる。この中間トルク切換え位置では、トルク調整部
17は中間のトルク設定状態に切換えられるので、第1
段階のキャップ2の巻締め作業よりも強い巻き締めトル
クで第2段階のキャップ2の巻き締め作業が行われる。
【0038】さらに、この第2段階のキャップ2の巻き
締め作業時にはキャップ2は、中栓6と共に移動してボ
トル容器1の口元部1aにねじ込まれる。このとき、中
栓6の係止部6aは、ボトル容器1の口元部1aに中栓
6が押し込まれる際に、その可撓性により弾性変形して
受け縁1bを乗り越え、かつ、その後、弾性変形された
係止部6aが復元することで図5(B)に示すようにボ
トル容器1の受け縁1bに係合される。
【0039】また、図5(B)の状態では、まだ、中栓
6の内面とボトル容器1の口元部1aの上面との間に
は、同図に示すように、隙間Sが残った状態である。そ
のため、この時点で、エアーシリンダ機構24Aのピス
トン25bが最大ストローク位置まで移動され、アジャ
スト部材22のトルク切換えレバー34はカム溝33の
最上段位置のトルク切換え部33cに挿入された最大ト
ルク切換え位置に切換えられる。この最大トルク切換え
位置では、トルク調整部17は図4(B)の最大トルク
設定状態に切換えられて最も強い巻き締めトルクで第3
段階のキャップ2の巻き締め作業が行われる。そして、
図5(C)に示すように中栓6の内面とボトル容器1の
口元部1aの上面との間の隙間Sが残らない最終段階の
巻き締め作業が行われ、キャップ巻き締めの全行程が終
了する。
【0040】なお、エアー供給路30aからエアーシリ
ンダ機構24Aのシリンダ25aへの作動エアーの供給
を遮断することにより、ピストン25bは内蔵されたリ
ターンスプリング26,27のばね力によって図2
(B)に示す初期状態(トルクを発生させない状態)に
戻る。
【0041】さらに、所定のキャップ2の装着作業が終
了すると、ボトルキャップの巻締装置3の出口部から繰
り出される蓋装着処理済のボトル容器1がスターホイー
ル等の繰り出し装置により取り出されて繰り出し用の搬
送ラインに繰り出される。
【0042】そこで、上記構成のものにあっては次の効
果を奏する。すなわち、本実施の形態ではキャップ2を
ボトル容器1の口元部1aに巻締める作業の初期状態で
はトルク切換えレバー34がスライド部材31のカム溝
33における初期位置のトルク切換え部33aに挿入さ
れた状態で保持される。この状態で、エアーシリンダ機
構24Aのピストン25bを主軸13の軸方向に移動さ
せることにより、カム機構部24Bのスライド部材31
が主軸13の軸方向に移動する。このとき、スライド部
材31の移動にともないスライド部材31のカム溝33
によってアジャスト部材22のトルク切換えレバー34
が主軸13の軸方向と直交する方向に移動される。これ
によってアジャスト部材22を主軸13の回転軸を中心
に回動させてアジャスト部材22の第2のマグネット2
3をヒステリシス板16bを介して第1のマグネット2
1に対して相対的に回動させ、第1のマグネット21と
第2のマグネット23との間の位相を変化させてキャッ
ピングヘッド15のスピンドル16に伝達される回転ト
ルクのトルク調整を行うようにしている。そのため、キ
ャップ2をボトル容器1の口元部1aに巻締める行程中
に巻締めトルクを任意に変化させることができるので、
適正な閉栓管理を行うことができる。
【0043】例えば、キャップ供給装置18から供給さ
れたキャップ2を掴む時、設定トルクよりも小さいトル
クでキャッピングヘッド15のスピンドル16を回転さ
せることができるので、キャップ2に回転力が伝わり難
く、キャップ2の削れ等の発生を防止することができ
る。また、中栓6の組み込みキャップ2等では中栓6が
ボトル容器1の口元部1aに挿入するまでトルクを高く
し、中栓6が入ってしまった時点で弱いトルクで閉栓管
理を行うことにより、キャップ2が変形したり変色(白
化現象)を起こすなどの不良品の発生を防止することも
できる。
【0044】なお、キャッピングヘッド15のチャック
が一定トルクで常時回転している通常の巻締め方法で問
題がない場合には、本実施の形態の構成を品種によるト
ルク設定に使用することもできる。
【0045】また、図6は第1の実施の形態(図1乃至
図5(A)〜(C)参照)のボトル容器1のボトルキャ
ップの巻締装置3とは異なる構成のマグネットトルクア
ジャスターを示すものである。
【0046】この図6のマグネットトルクアジャスター
ではトルク調整部17に主軸13の軸方向に離間対向配
置された第1のマグネット41と、第2のマグネット4
2とが設けられている。ここで、上側の第1のマグネッ
ト41は下側の第2のマグネット42に対して接離する
方向(上下方向)に移動可能に支持されている。そし
て、この図6のマグネットトルクアジャスターに第1の
実施の形態の巻締状態切換え手段24と略同様の構成の
巻締状態切換え手段を設け、相対するマグネット41,
42間の距離を変えることによってトルクを変化させる
構造にしてもよい。この場合も第1の実施の形態と同様
の効果が得られる。
【0047】また、図7は第1の実施の形態(図1乃至
図5(A)〜(C)参照)のボトル容器1のボトルキャ
ップの巻締装置3および図6のマグネットトルクアジャ
スターとは異なる構成のマグネットトルクアジャスター
を示すものである。
【0048】この図7のマグネットトルクアジャスター
ではトルク調整部17に同心円状に配置された2つの円
筒部材51,52が設けられている。ここで、内側の円
筒部材51には第1のマグネット53が固定されてい
る。さらに、外側の円筒部材52には第2のマグネット
54が固定されている。
【0049】また、外側の円筒部材52は内側の円筒部
材51に対して上下方向に移動可能に支持されている。
そして、この図7のマグネットトルクアジャスターに第
1の実施の形態の巻締状態切換え手段24と略同様の構
成の巻締状態切換え手段を設け、外側の円筒部材52を
内側の円筒部材51に対して上下方向に移動させること
により、第1のマグネット53と第2のマグネット54
との位置を変えてトルクを変化させる構造にしてもよ
い。この場合も第1の実施の形態と同様の効果が得られ
る。
【0050】また、図8および図9は本発明の第2の実
施の形態を示すものである。本実施の形態は第1の実施
の形態(図1乃至図5(A)〜(C)参照)のボトル容
器1のボトルキャップの巻締装置3の構成を次の通り変
更したものである。
【0051】すなわち、本実施の形態では第1の実施の
形態のトルク調整部17におけるアジャスト部材22の
トルク切換えレバー34を駆動する外付けのエアーシリ
ンダ61を設けたものである。そして、このエアーシリ
ンダ61によってアジャスト部材22を主軸13の回転
軸を中心に回動させてアジャスト部材22の第2のマグ
ネット23をヒステリシス板16bを介して第1のマグ
ネット21に対して相対的に回動させ、第1のマグネッ
ト21と第2のマグネット23との間の位相を変化させ
てキャッピングヘッド15のスピンドル16に伝達され
る回転トルクのトルク調整を行うようにしたものであ
る。したがって、本実施の形態でも第1の実施の形態と
同様の効果が得られる。
【0052】さらに、本発明は上記実施の形態に限定さ
れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種
々変形実施できることは勿論である。
【0053】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、ボトル容器の
口元部に螺着されるキャップを保持するキャップ保持部
のスピンドルと、このスピンドルに回転トルクを伝達す
る回転軸部との間に複数のマグネット間の位相変化にと
もないトルク調整を行うトルク調整部を介設するととも
に、トルク調整部を駆動するカム機構部と、往復ピスト
ン機構のピストンの往復動作に連動してカム機構部を駆
動し、トルク調整部を駆動してキャップの巻締状態を切
換える巻締状態切換え手段とを設けたので、キャップを
巻締める行程中に巻締めトルクを変化させることがで
き、適正な閉栓管理を行うことができる。
【0054】請求項2の発明によれば、アジャスト部材
を回転軸部の回転軸を中心に回動させてアジャスト部材
の第2のマグネットをヒステリシス板を介して第1のマ
グネットに対して相対的に回動させ、第1のマグネット
と第2のマグネットとの間の位相を変化させてスピンド
ルに伝達される回転トルクのトルク調整を行うようにし
たので、キャップを巻締める行程中に巻締めトルクを変
化させることができ、適正な閉栓管理を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のボトルキャップの
巻締装置の概略構成を示す正面図。
【図2】(A)は第1の実施の形態のボトルキャップの
巻締装置における1つのキャップ保持部の主軸の部分の
概略構成を示す正面図、(B)は(A)の2B−2B線
断面図。
【図3】第1の実施の形態のボトルキャップの巻締装置
におけるトルク調整部を判断面にして示す側面図。
【図4】第1の実施の形態のボトルキャップの巻締装置
におけるトルク調整部の動作原理を示すもので、(A)
は最小トルク設定時の磁束の状態を説明するための説明
図、(B)は最大トルク設定時の磁束の状態を説明する
ための説明図。
【図5】第1の実施の形態のボトルキャップの巻締装置
における中栓組み込みキャップの巻締動作を説明する説
明図。
【図6】第1の実施の形態のボトルキャップの巻締装置
とは異なる構成のマグネットトルクアジャスターの要部
の概略構成を示す縦断面図。
【図7】第1の実施の形態のボトルキャップの巻締装置
および図6のマグネットトルクアジャスターとは異なる
構成のマグネットトルクアジャスターの要部の概略構成
を示す縦断面図。
【図8】本発明の第2の実施の形態のボトルキャップの
巻締装置の要部の概略構成を示す平面図。
【図9】第2の実施の形態のボトルキャップの巻締装置
の要部の側面図。
【符号の説明】
1 ボトル容器 1a 口元部 2 キャップ 13 主軸(回転軸部) 15 キャッピングヘッド(キャップ保持部) 16 スピンドル 17 トルク調整部 21 第1のマグネット 23 第2のマグネット 24 巻締状態切換え手段 24A エアーシリンダ機構(往復ピストン機構) 24B カム機構部 25a シリンダ 25b ピストン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 土屋 秀夫 静岡県清水市天神二丁目8番1号 靜甲株 式会社内 Fターム(参考) 3E080 AA07 AA10 CD05

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボトル容器の口元部に螺着されるキャッ
    プを保持するキャップ保持部のスピンドルと、このスピ
    ンドルに回転トルクを伝達する回転軸部との間に複数の
    マグネット間の位相変化にともないトルク調整を行うト
    ルク調整部を介設するとともに、前記トルク調整部を駆
    動して前記キャップの巻締状態を切換える巻締状態切換
    え手段とを設けたことを特徴とするボトルキャップの巻
    締装置。
  2. 【請求項2】 前記トルク調整部は、前記スピンドル側
    に連結されたヒステリシス板と、前記回転軸部側に固定
    された第1のマグネットと、前記ヒステリシス板に対し
    て前記回転軸部の回転軸を中心に回動可能に保持された
    リング状のアジャスト部材と、このアジャスト部材に固
    定され、前記ヒステリシス板を介して前記第1のマグネ
    ットと対向配置された第2のマグネットとを具備し、 巻締状態切換え手段は、往復ピストン機構と、この往復
    ピストン機構のピストンの往復動作に連動して前記トル
    ク調整部を駆動するカム機構部とを具備し、 前記カム機構部は、前記回転軸部に対して前記回転軸部
    の軸方向に移動可能に支持されたスライド部材と、この
    スライド部材に形成され、前記アジャスト部材に突設さ
    れたトルク切換えレバーが挿入されるカム溝とを具備
    し、 前記往復ピストン機構は、前記ピストンの往復動作によ
    って前記スライド部材を前記回転軸部の軸方向にスライ
    ド移動させ、前記スライド部材のスライド動作にともな
    い前記カム溝によって前記トルク切換えレバーを介して
    前記アジャスト部材を前記スピンドルの回転軸を中心に
    回動させて前記第1のマグネットと前記第2のマグネッ
    トとの間の位相を変化させて前記スピンドルに伝達され
    る回転トルクのトルク調整を行うものであることを特徴
    とする請求項1に記載のボトルキャップの巻締装置。
JP2000285867A 2000-09-20 2000-09-20 ボトルキャップの巻締装置 Expired - Fee Related JP3851498B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000285867A JP3851498B2 (ja) 2000-09-20 2000-09-20 ボトルキャップの巻締装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000285867A JP3851498B2 (ja) 2000-09-20 2000-09-20 ボトルキャップの巻締装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002096896A true JP2002096896A (ja) 2002-04-02
JP3851498B2 JP3851498B2 (ja) 2006-11-29

Family

ID=18769870

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000285867A Expired - Fee Related JP3851498B2 (ja) 2000-09-20 2000-09-20 ボトルキャップの巻締装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3851498B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008540270A (ja) * 2005-05-19 2008-11-20 セラック グループ 容器へキャップを螺合するための装置
JP4581034B1 (ja) * 2010-05-11 2010-11-17 靜甲株式会社 施蓋装置
CN103896195A (zh) * 2014-04-28 2014-07-02 四川沃文特生物技术有限公司 保证移动轨迹的试剂瓶瓶盖旋紧装置
CN105036024A (zh) * 2015-06-26 2015-11-11 长沙今朝科技股份有限公司 具有额定最大转矩的旋转机械手、制药设备和包装设备
CN107555368A (zh) * 2017-08-10 2018-01-09 苏州首达机械有限公司 抓取旋盖二合一装置
CN108163790A (zh) * 2018-03-15 2018-06-15 杭州国光药业股份有限公司 一种用于眼药水灌装机的旋盖机构及其眼药水产线
CN108946608A (zh) * 2018-09-14 2018-12-07 广州市博仕机电工贸有限公司 一种拧盖机

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008540270A (ja) * 2005-05-19 2008-11-20 セラック グループ 容器へキャップを螺合するための装置
JP4908499B2 (ja) * 2005-05-19 2012-04-04 セラック グループ 容器へキャップを螺合するための装置
JP4581034B1 (ja) * 2010-05-11 2010-11-17 靜甲株式会社 施蓋装置
JP2011235937A (ja) * 2010-05-11 2011-11-24 Seiko Corp 施蓋装置
CN103896195A (zh) * 2014-04-28 2014-07-02 四川沃文特生物技术有限公司 保证移动轨迹的试剂瓶瓶盖旋紧装置
CN105036024A (zh) * 2015-06-26 2015-11-11 长沙今朝科技股份有限公司 具有额定最大转矩的旋转机械手、制药设备和包装设备
CN107555368A (zh) * 2017-08-10 2018-01-09 苏州首达机械有限公司 抓取旋盖二合一装置
CN107555368B (zh) * 2017-08-10 2020-02-07 苏州首达机械有限公司 抓取旋盖二合一装置
CN108163790A (zh) * 2018-03-15 2018-06-15 杭州国光药业股份有限公司 一种用于眼药水灌装机的旋盖机构及其眼药水产线
CN108946608A (zh) * 2018-09-14 2018-12-07 广州市博仕机电工贸有限公司 一种拧盖机
CN108946608B (zh) * 2018-09-14 2024-04-09 广州市博仕机电工贸有限公司 一种拧盖机

Also Published As

Publication number Publication date
JP3851498B2 (ja) 2006-11-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5115617A (en) Capping machine
EP1236674B1 (en) Screw capper
US6804929B2 (en) Rotary capping apparatus and feedback control system for regulating applied torque
US7128200B2 (en) Carton transfer unit
US6115992A (en) Apparatus and method for pre-capping containers
US20110138613A1 (en) Apparatus and method of conveying containers with base guidance
MX2013010064A (es) Montaje portador de taponador.
JP2002096896A (ja) ボトルキャップの巻締装置
US4658565A (en) Capping machine
US6023910A (en) Capping machine
EP1648618B1 (en) Magnetic sealant liner application for applying sealant to various sizes of metal lids
US6430896B1 (en) Capping machine
US4538489A (en) Method and apparatus for cutting off top seal parts of containers made of synthetic resin
EP3153413B1 (en) A method of, and an applying apparatus comprising an applying head for, applying a lid onto a container
EP3626677A1 (en) Capping and cap sorting device and method
JP4581034B1 (ja) 施蓋装置
US4608805A (en) Screwcapping machine
JP2003276838A (ja) ボトル搬送装置
CN115503992A (zh) 一种食品罐头封口设备
JP2856541B2 (ja) サーボ式キャッパ
JP2002068373A (ja) ボトル容器の蓋装着装置およびその方法
CN209778256U (zh) 追速旋盖机
US7003932B2 (en) Method and apparatus for applying a threaded cap to a threaded neck of a container
JP4194414B2 (ja) キャッピング装置
US6745542B2 (en) Screw capper

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060214

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060417

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060613

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060728

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060815

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060901

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3851498

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090908

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100908

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110908

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110908

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120908

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120908

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150908

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees