JP2002068209A - 携帯電話用プラスチック製袋及び電磁波防止用シール - Google Patents

携帯電話用プラスチック製袋及び電磁波防止用シール

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JP2002068209A
JP2002068209A JP2000261257A JP2000261257A JP2002068209A JP 2002068209 A JP2002068209 A JP 2002068209A JP 2000261257 A JP2000261257 A JP 2000261257A JP 2000261257 A JP2000261257 A JP 2000261257A JP 2002068209 A JP2002068209 A JP 2002068209A
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electromagnetic wave
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bag body
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cellular phone
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JP2000261257A
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Shingo Ishizaki
真吾 石崎
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Ishizaki Shizai Co Ltd
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Ishizaki Shizai Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯電話から使用者の脳や耳に至近距離で発
生するマイクロ波を効果的にカットでき、かつ、通話に
支障を生じることのない携帯電話用プラスチック製袋を
得る。 【解決手段】 袋本体10の正面上部に電磁波防止用シ
ール30を貼着した携帯電話用プラスチック製袋。袋本
体10は携帯電話をそのアンテナ部分を含めて全体的に
収容可能であって、電磁波、音波を透過可能であり、透
視性を有している。また、電磁波防止用シール30は8
00MHz前後のマイクロ波を99%以上カット可能で
あり、袋本体10の正面であって少なくともアンテナ部
分を覆うように貼着されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話用プラス
チック製袋及びそれに貼着される電磁波防止用シールに
関する。
【0002】
【従来の技術と課題】近年、携帯型の電話機が広く普及
しているが、使用者の脳や耳に至近距離で電磁波、特
に、800MHz前後のマイクロ波が発生するため、そ
れらの照射による機能障害が懸念されている。
【0003】そこで、従来、種々の電磁波防止対策が考
えられている。例えば、携帯電話のケース自体に電磁波
防止材を埋め込んでしまうことが提案されている。しか
し、既に対策の施されていない電話機を所有する者にと
っては意味がない。しかも、アンテナには対策できず、
使用時に脳や耳に最も近くなるのはアンテナであるか
ら、必ずしも有効ではない。また、電磁波防止用シール
を電話機表面に貼着することも考えられている。しか
し、この対策もアンテナ部分から脳や耳に向けて放射さ
れる電磁波をカットすることはできない。
【0004】また、携帯電話を全面にわたって電磁波防
止対策が施された袋に収容することが考えられるが、収
容したままでは着信、通話が困難であり、使用時には袋
から取り出さなければならない場合が多く、それではあ
まり意味がない。
【0005】そこで、本発明の目的は、悪影響を受ける
と懸念されている脳や耳に対して電磁波が照射されるこ
と、特に、至近距離からマイクロ波が照射されることを
効果的に防止でき、使用に関しては何ら差し支えない携
帯電話用プラスチック製袋を提供することにある。
【0006】さらに、本発明の他の目的は、前記目的に
加えて、防水性にも優れた携帯電話用プラスチック製袋
を提供することにある。
【0007】さらに、本発明の他の目的は、携帯電話用
プラスチック製袋に貼着するだけで脳や耳に至近距離か
ら放射されるマイクロ波をカットでき、電話機自体の使
用には支障を生じさせることのない電磁波防止用シール
を提供することにある。
【0008】
【発明の構成、作用及び効果】以上の目的を達成するた
め、本発明に係る携帯電話用プラスチック製袋は、プラ
スチックフィルムから製袋された袋本体と、電磁波防止
用シールとからなり、前記袋本体は、携帯電話をそのア
ンテナ部分を含めて全体的に収容可能であって、電磁
波、音波を透過可能であり、少なくとも正面部が透視性
を有し、前記電磁波防止用シールは、前記袋本体正面の
少なくともアンテナ部分を覆うように貼着されているこ
とを特徴とする。
【0009】以上の構成からなるプラスチック製袋は、
袋本体正面の少なくともアンテナ部分が電磁波防止用シ
ールで覆われているため、使用時に脳や耳を至近距離で
照射する800MHz前後のマイクロ波を効果的にカッ
トすることができる。しかも、シールが貼着されても袋
本体の少なくとも裏面の大部分は電磁波の透過が自在で
あるため、着信や通話に支障を生じることがない。ま
た、袋本体の正面部は透視性を有し、袋本体自体が柔軟
なプラスチックフィルムからなるため、携帯電話を袋本
体に収容したままでボタン類を操作し、通話することが
できる。
【0010】また、本発明に係る携帯電話用プラスチッ
ク製袋において、前記袋本体は、その1辺開口部に、互
いに嵌合可能な凹部及び凸部からなるジッパーが設けら
れることが好ましい。この種のジッパーを開口部に設け
ることで、袋本体の防水性を保証できる。
【0011】なお、アンテナ部分からの前記マイクロ波
を正確にカットするため、携帯電話は袋本体内であまり
移動することのないように収容されることが好ましい。
【0012】一方、本発明に係る電磁波防止用シール
は、ベース材と、電磁波防止材料層と、粘着層とからな
り、前記袋本体に貼着されることを特徴とする。袋本体
とこのシールをセットにして販売すれば、購入者は必要
に応じて及び必要とする箇所にシールを袋本体に貼着
し、容易に電磁波、特に、マイクロ波の至近距離からの
直射から逃れることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る携帯電話用プ
ラスチック製袋及び電磁波防止用シールの実施形態につ
いて、添付図面を参照して説明する。
【0014】(第1実施形態、図1〜4参照)図1にお
いて、本発明の第1実施形態である携帯電話用プラスチ
ック製袋1は、当業界で三方シール袋と称されているも
ので、透明プラスチックフィルムを下縁部11で折り返
し、下縁部11及び両側縁部12,12を融着し、両側
縁部12,12をカットして袋本体10とされている。
図1で右上がりの斜線を付した部分が融着部である。
【0015】この袋本体10の上縁部は開口部14とさ
れ、該開口部14の内側には、図2に示すジッパー20
が設けられている。ジッパー20は、互いに嵌合可能な
凹部22と凸部23をそれぞれベース部21,21に形
成した、従来よく知られている押出し成形品である。こ
のジッパー20はいわば簡易タイプであり、完全な密閉
性を有するものではないが、防滴機能を有し、汗や水濡
れ程度であれば十分に防止できる。
【0016】ジッパーとしては、一般にダブルチャック
と称されているほぼ完全な密閉性を有するものや、内側
からは開かない機能を備えたもの等が種々提供されてお
り、この種のジッパーを設けてもよいことは勿論であ
る。
【0017】さらに、袋本体10の正面の上部には、図
1に右下がりの斜線を付して図示する電磁波防止用シー
ル30が貼着されている。このシール30は、図3に示
すように、ベース材31と電磁波防止材料層32と裏フ
ィルム材33と粘着層34と離型紙35とで構成され、
離型紙35を剥離して貼着される。ベース材31はポリ
エステル、ポリプロピレン、ナイロン等の樹脂フィルム
からなる。電磁波防止材料層32はアルミや銀からなる
金属箔、アルミや銀の金属蒸着膜として形成されてい
る。裏フィルム材33はポリエチレン、ポリプロピレン
等の樹脂フィルムからなる。なお、ここに挙げた材料は
例示したものであり、それ以外にも適宜使用することが
できる。
【0018】前記シール30は電磁波防止材料層32に
よって電磁波をカットする機能を有し、厚さ9μmのア
ルミ箔層を設けたシール30にあっては、KEC法での
測定で、800MHz前後のマイクロ波を、シール30
を介して40mmの至近距離において99%以上カット
することができた。
【0019】ところで、図1に示されているように、シ
ール30は電磁波(特に、800MHz前後のマイクロ
波)が最も強く発生するアンテナ部分を覆うように袋本
体10の正面に貼着されている。携帯電話の使用時にこ
の種の電磁波が脳や耳を至近距離で直接的に照射するの
は電話機の正面部分からであり、その照射方向の電磁波
をカットすれば、現在のところ最も懸念されている人体
への機能障害を回避することができる。
【0020】また、着信や通話のための電波は袋本体1
0の裏面や側面を通じてアンテナに通じるため、電話機
自体の通信機能を損なうことはない。勿論、袋本体10
を構成するプラスチックフィルムは電磁波や音声を透過
させるため、及びプラスチックフィルム自体は柔軟で透
明であるため、電話機のボタン類を袋本体10の上から
操作できる。
【0021】ところで、袋本体10を構成するプラスチ
ックフィルムは、溶着性及び防水性の良好なプラスチッ
ク材料からなる内側フィルム10aと、柔軟で吸湿性を
有するプラスチック材料からなる外側フィルム10bと
をラミネートしたものが使用されている。内側フィルム
10aとしては、例えば、厚さ30〜100μm程度の
ポリエチレン又はポリプロピレンを使用することができ
る。外側フィルム10bとしては、例えば、ナイロン等
の商品名で知られているポリアミド系樹脂を使用するこ
とができる。
【0022】ポリエチレンやポリプロピレン等のプラス
チック材料を内側フィルム10aとして使用すること
で、加熱融着による製袋が可能であり、ジッパー20を
溶着することができ、防水性、袋自体の強度を保つこと
ができる。また、ポリアミド系樹脂を外側フィルム10
bとして使用することで、がさつき音の発生が抑制さ
れ、印刷性も良好となる。即ち、美しいデザインや商品
名等必要な表示内容をフィルム10bの裏側に予め印刷
しておけばよい。
【0023】また、この袋1にあっては、袋本体10の
製造時に、三方をシールして両側縁部12,12をカッ
トする前に、予めフィルム10a,10aにジッパー2
0のベース部21,21が図2に示すA部及びB部で線
状に溶着される。さらに、両側縁部12,12であって
ジッパー20の両端部を加熱又は超音波によって溶融し
た後、加圧、冷却することで密閉している。
【0024】即ち、図4に示すように、この溶融硬化部
13は、フィルム10a,10b、ベース部21が凹凸
部22,23を含めて溶融硬化した部分であり、ジッパ
ー20の上下幅よりも若干上下方向に広がって形成され
ている。そして、この溶融硬化部13に円形の孔15が
形成され、孔15にストラップ29が通される。孔15
は十分な強度を有する溶融硬化部13に形成されてお
り、ストラップ29を取り付けても袋本体10が伸びた
り破損したりすることはなく、また、袋本体10の密閉
性を損なうことはない。
【0025】また、孔15は単にドリルや熱針で形成し
ただけでもよく、あるいは補強用に“はとめ”等の留め
具を設けてもよい。
【0026】(第2実施形態、図5参照)この第2実施
形態は、電磁波防止用シール30を袋本体10の上部正
面から側面さらに裏面の一部にわたって貼着したもので
ある。袋本体10は通常のシール袋であり、また、シー
ル30も前記図3に示したシールと同じ積層構造とされ
ている。
【0027】このように、シール30を袋本体10の側
面から裏面の一部にまで貼着することで、使用者の脳や
耳に至近距離で照射されるマイクロ波をより効率的にカ
ットすることができる。袋本体10の裏面の大部分はシ
ール30が貼着されてはいないので、着信や通話に支障
を生じることはない。
【0028】(第3実施形態、図6参照)この第3実施
形態は、開口部にホック16で止める蓋17を設けた樹
脂製の袋本体10に電磁波防止用シール30を貼着した
ものである。シール30は袋本体10の上部正面から上
面、側面さらに裏面の一部にわたって貼着されている。
シール30の作用効果は第2実施形態と同様である。
【0029】(他の実施形態)なお、本発明に係る携帯
電話用プラスチック製袋及び電磁波防止用シールは前記
実施形態に限定するものではなく、その要旨の範囲内で
種々に変更することができる。
【0030】特に、電磁波防止用シールにおいて、電磁
波防止材料は種々の材料を使用することができ、袋本体
に対する貼着位置は任意である。
【0031】また、袋本体の構成に関しては、ジッパー
(チャックあるいはファスナとも称されている)付きで
なくとも、開口部をクリップで止める形式など種々の構
成を採用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る携帯電話用プラスチック製袋の第
1実施形態を示す正面図。
【図2】図1に示したプラスチック製袋の要部を示す断
面図。
【図3】電磁波防止用シールを示す断面図。
【図4】図1に示したプラスチック製袋の要部を示す説
明図。
【図5】本発明に係る携帯電話用プラスチック製袋の第
2実施形態を示し、(A)は正面図、(B)は背面図。
【図6】本発明に係る携帯電話用プラスチック製袋の第
3実施形態を示す斜視図。
【符号の説明】
1…プラスチック製袋 10…袋本体 20…ジッパー 30…電磁波防止用シール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04B 1/38 H04B 1/38 5K011 H04Q 7/32 H04M 1/02 C 5K023 H04M 1/02 1/11 Z 5K067 1/11 H05K 9/00 C H05K 9/00 H04B 7/26 V Fターム(参考) 3E064 AA05 BA26 BA30 BA36 BB03 BC06 BC07 BC18 EA30 FA01 GA02 HJ01 HJ05 HK05 HN13 HN18 HN26 HU10 5E321 AA50 CC16 GG01 5J020 BD01 EA05 EA09 5J046 AA13 AA17 AB06 UA08 5J047 AA13 AA17 AB06 FD01 5K011 AA14 AA15 JA01 KA00 5K023 AA07 BB28 DD06 EE02 LL05 LL06 MM03 PP01 QQ05 5K067 AA06 AA35 BB04 EE02 KK17

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラスチックフィルムから製袋された袋
    本体と、電磁波防止用シールとからなり、 前記袋本体は、携帯電話をそのアンテナ部分を含めて全
    体的に収容可能であって、電磁波、音波を透過可能であ
    り、少なくとも正面部が透視性を有し、 前記電磁波防止用シールは、前記袋本体正面の少なくと
    もアンテナ部分を覆うように貼着されていること、 を特徴とする携帯電話用プラスチック製袋。
  2. 【請求項2】 前記袋本体は、その1辺開口部に、互い
    に嵌合可能な凹部及び凸部からなるジッパーを設けたこ
    とを特徴とする請求項1記載の携帯電話用プラスチック
    製袋。
  3. 【請求項3】 ベース材と、電磁波防止材料層と、粘着
    層とからなり、請求項1又は請求項2記載の袋本体に貼
    着されることを特徴とする電磁波防止用シール。
JP2000261257A 2000-08-30 2000-08-30 携帯電話用プラスチック製袋及び電磁波防止用シール Pending JP2002068209A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005269188A (ja) * 2004-03-18 2005-09-29 Harada Ind Co Ltd 車両用ルーフマウントアンテナ装置およびその製造方法
KR100783110B1 (ko) 2007-06-25 2007-12-07 신효균 전파 차단용 휴대폰 보관 봉투
KR100828133B1 (ko) 2005-10-14 2008-05-14 신효균 전파 차단용 휴대폰 보관 봉투
JP2018014665A (ja) * 2016-07-22 2018-01-25 株式会社ルミカ 無線通信用補助具および無線通信方法、無線通信システム

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