JP3056302U - 電話機の電磁波遮蔽装置 - Google Patents

電話機の電磁波遮蔽装置

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JP3056302U
JP3056302U JP1998005723U JP572398U JP3056302U JP 3056302 U JP3056302 U JP 3056302U JP 1998005723 U JP1998005723 U JP 1998005723U JP 572398 U JP572398 U JP 572398U JP 3056302 U JP3056302 U JP 3056302U
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(57)【要約】 【課題】電話機から発せられる電磁波を完全に遮断し、
これをアースに放電することにより電話機の電磁波によ
る脳部への影響のおそれを完全に除去する電話機の電磁
波遮蔽装置を得ること。 【解決手段】音声出力穿孔部全面を覆うための形状を有
し導電層により構成される第1層と、第1層の上面側全
面に積層され電磁波を遮蔽可能な導電布により構成され
る第2層と、第2層の上面側全面に積層され導電層によ
り構成される第3層と、第3層の外周縁部に沿ってその
上面側に略リング形状を形成して積層され高導磁気性の
合金により構成された第4層と備えた導電積層体により
構成される。これにより、第2層の導電布が遮蔽した電
磁波を第1層の導電層がアースに放出する。また、第4
層の高導磁気が吸収した微量の電磁波を第3層の導電層
がアースに放出する。したがって、電磁波をアースへ放
出することができ、電磁波の漏洩を完全に防止すること
ができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、電話機の電磁波遮蔽装置に関し、特に電話機筐体の一壁面部に形成 された受話器部の音声出力穿孔部に設けられ、電話機内部に存する電磁波発生部 から音声出力穿孔部を介して電話機外部に放出される電磁波を遮蔽する電磁波遮 蔽装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年来、国内外の携帯電話の普及率は、増加の一途をたどり、その使用率は普 遍的といえるほどにまでなっている。しかし、家電製品の放出する電磁波は人体 に対してマイナスの影響を与える。携帯電話も例外ではない。長時間電磁波にさ れされることによって人体に悪い影響が発生し、長期使用は人体に有害だといえ る。事実、国外において、既に携帯電話が脳癌に対して病変を発生させたケース も数件発生しており、いくつもの訴訟事件と社会問題を引き起こしている。
【0003】 しかし、医学界は携帯電話の放出する電磁波の強弱と人体に対して発生する影 響に関して、何ら報告も発表していない。だが、携帯電話のメーカーは、ユーザ ーに対して、携帯電話を使用時にはアンテナを長く延ばして使用することを薦め ている。しかも、長時間使用することを避けるようにとも薦めている。
【0004】 これは、携帯電話から発せられる電磁波が多かれ少なかれ人体の脳部に影響を 与えるためであって、だからこそ使用マニュアルにはこのように詳細に使用方法 の記載がなされている。
【0005】 このような問題を解決するために、従来の装置においては導電性を有する導電 布を携帯電話の受話器の部分に貼着し、電磁波遮蔽効果を持たせたものがある。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】 しかし、導電布は、電磁波を遮蔽するのみであり、電磁波をアースに放電する ことができない。しかも、導電布は、電磁波を100%完全に遮蔽することがで きず、微量の電磁波が放出されるのを防止することができない。
【0007】 したがって、従来の導電布のみからなる電磁波遮蔽装置は、電磁波に対する対 策として電磁波が人体の頭部に与える影響を低減させる効果が基本的には果たさ れてはいるものの、完全に電磁波による影響を除去できるかといえば、それは困 難であるといわざるを得ない。
【0008】 なぜならば、導電布を通過して漏れ出た微量の電磁波が、外耳の耳道から頭部 内に進入し鼓膜を経て頭蓋骨内に至り脳部に影響を与えるおそれがあるからであ る。
【0009】 本考案は、上述した不具合を解決すべくなされたものであり、その目的は、電 話機から発せられる電磁波を完全に遮断し、これをアースに放電することにより 電話機の電磁波による脳部への影響のおそれを完全に除去する電話機の電磁波遮 蔽装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記不具合を解決するために、本考案に記載の電話機の電磁波遮蔽装置は、電 話機筐体の一壁面部に形成された受話器部の音声を出力するための音声出力穿孔 部に設けられ、音声出力穿孔部全面を覆うための形状を有し導電性を有する導電 層により構成される第1層と、第1層の上面側全面に積層され電磁波を遮蔽可能 な導電性を有する導電布により構成される第2層と、第2層の上面側全面に積層 され導電性を有する導電層により構成される第3層と、第3層の外周縁部に沿っ てその上面側に周状に連続した略リング形状を形成して積層され高導磁気性の合 金により構成された第4層と備えた導電積層体からなる。
【0011】 これによれば、第2層の導電布が遮蔽した電磁波は第1層の導電層によりアー スへ放出される。また、第4層が高導磁気の作用により吸収した微量の電磁波は 第3層の導電層、第2層の導電布、第1層の導電層を介してアースに放出される 。したがって、電磁波をアースへ放出することができ、また、電磁波の漏洩を完 全に防止することができる。
【0012】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態について図面を用いて説明する。
【0013】 図1は、電磁波遮蔽装置と電磁波遮蔽装置が装着される携帯電話を説明するた めの斜視図、図2は、電磁波遮蔽装置を携帯電話の受話器部の外壁面側に貼着し た装着状態を示した斜視説明図、図3は、図2の3−3線断面図である。
【0014】 本実施の形態における電磁波遮蔽装置2が装着される電話機は携帯電話であり 、図1に示したように、電話機本体1の正面上部には受話器部11、正面下部に は送話器部12が設けられている。また、電話機本体1の正面中央部には、液晶 ディスプレイ部15と電話番号や各種機能を使用するための操作ボタン部14が 設けられており、更に、電話機本体1の上面部にはアンテナ16、側面部には電 源スイッチ17が設けられている。
【0015】 そして、受話器部11には電話機本体1の内部と連通する複数の穿孔により音 声出力穿孔部13が形成されている。また、受話器部11は、その中央部分が中 心へ移行するに従ってなだらかに凹陥するように略浅皿状に形成されている(図 3参照)。
【0016】 電磁波遮蔽装置2は、その外形を受話器部11の外形状に近似した略楕円状に 形成されており、略シート形状をなしている。そして、本実施の形態における電 磁波遮蔽装置2は、電話機本体1の外側から音声出力穿孔部13を閉塞して受話 器部11全体を覆うように装着される(図2参照)。その際、電磁波遮蔽装置2 は、受話器部11の形状に沿うように変形し、受話器部11の外表面と密着する (図3参照)。
【0017】 図4は、電磁波遮蔽装置2の正面説明図であり、図5は、図4の7−7線断面 説明図である。また、図5中(B)は(A)の要部を拡大した概略説明図である 。 電磁波遮蔽装置2は、図5に示したように、層状に形成された複数の導電体をそ れぞれ順に積層した導電積層体からなり、複数の導電体として下層側から下部導 電層24、導電布23、上部導電層22、合金リング21が設けられている。
【0018】 下部導電層24及び上部導電層22は、音声出力穿孔部13を閉塞して受話器 部11全体を覆う大きさを有しており、ゲル状態のポリマーと導電性材料により 構成されており、良好な導電性を有している。本実施の形態では、ポリビニール 材(粘着材)、銀や銅やニッケル粉末等の導電粉末材、石墨を混合することによ って構成されている。
【0019】 導電布23は、下部導電層24及び上部導電層22とほぼ同一の大きさを有し 両者に挟持される位置に配置されている。本実施の形態では、化学的に銅材をメ ッキした軟性を有する軽質布体でかつその表面全体にカーボンパウダーをメッキ することにより構成されている。
【0020】 合金リング21は、上部導電層22の外周縁部に沿って周状に連続した略リン グ形状を形成しており、高導磁気性の合金、例えばニッケル合金により構成され ている。音声出力穿孔部13から電話機本体1の外部へ出力される音声は、合金 リング21の中央部分に形成される中央空間部を通過して出力される。
【0021】 合金リング21は、上部導電層22が凝固する時点において導電布23と結合 され、導電布23は下部導電層24が凝固することによって電話機本体1の受話 器部11に一体に形成される。
【0022】 上記構成を有する電磁波遮蔽装置2によれば、以下のような作用効果を有する 。
【0023】 (1) 導電布23は、受話器部11の音声出力穿孔部13を介して電話機本 体1の内部から外方に出力される電磁波を遮断し、更に下部導電層13によって 遮断した電磁波はアースに放出される。これにより、導電布23の遮蔽効果を増 強させることができる。
【0024】 (2) 微量の電磁波が導電布23を通過するとき、合金リング21の高導磁 気が反応して合金リング21上に磁気の通過現象が発生する。そして、更に上部 導電層22と導電布23と下部導電層24との伝導によって合金リング21上の 電磁エネルギーはアースに放出される。これにより、微小の電磁波さえも漏洩す ることなく効果的かつ完全に遮蔽することができ、アースに放出することができ る。
【0025】 図6は、下部導電層24の下側に両面テープ25を設けた実施例を示しており 、本装置の使用者は、自分で両面テープの剥離紙をはがして下部導電層24を電 話機本体1の受話器部11の表面に貼着することができる。これにより、上記( 1)、(2)の作用効果の他に、電磁波遮蔽装置2を電話機本体1に容易に装着 することができるという効果を有する。
【0026】 図7は、本考案の第2の実施の形態を示した概略斜視説明図であり、図8は、 図7の5−5線断面図である。電磁波遮蔽装置2は、図8に示したように、受話 器部11の内壁面側に貼着され、その際に内壁面の形状に沿うように変形して受 話器部11の内壁面と密着される。
【0027】 電磁波遮蔽装置2は、第1の実施の形態と同様の作用効果を有し、さらに電磁 波遮蔽装置2が外部から見えないために携帯電話の外観を損なわないという効果 も有する。また、電話機本体1の内壁面側への装着の際に、下部導電層24側が 受話器部11の内壁面側に位置するように設けた場合も第1の実施の形態の(1 )、(2)と同様の作用効果を有する。
【0028】 尚、本考案は、上述の各実施の形態に限定されるものではなく、本考案の要旨 内にて種々の変更が可能である。例えば、本実施の形態では、電磁波遮蔽装置2 の外形状は略楕円形状に形成されているが、この形状に限定されるものではなく 、受話器部11の外形状が略四角形状であればこれに対応する形状に形成される ものであり、大抵は、受話器部11の形状に合わせて形成されることとなる。
【0029】 また、上記実施の形態では携帯電話を例に説明したが、これに限定されるもの ではなく、通常の電話機の受話器やコードレス電話等のいずれにも実施すること ができ、広い適用範囲を有する。
【0030】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案に係る電話機の電磁波遮蔽装置によれば、導電布 により遮蔽した電磁波をアースへ放出することができ、電磁波の漏洩を完全に防 止することができる。したがって、電話機から発せられる電磁波を完全に遮蔽す ることができ、電磁波による人体への影響のおそれを完全に除去することができ る。
【図面の簡単な説明】
【図1】電磁波遮蔽装置と電磁波遮蔽装置が装着される
携帯電話を説明するための斜視図である。
【図2】電磁波遮蔽装置を携帯電話の受話器部の外壁面
側に貼着した装着状態を示した斜視説明図である。
【図3】図2の3−3線断面図である。
【図4】電磁波遮蔽装置の正面説明図である。
【図5】図4の7−7線断面説明図である。
【図6】下部導電層24の下側に両面テープ25を設け
た実施例を示した説明図である。
【図7】本考案の第2の実施の形態を示した概略斜視説
明図である。
【図8】図7の5−5線断面図である。
【符号の説明】
1 電話機本体 2 電磁波遮蔽装置 11 受話器部 13 音声出力穿孔部 21 合金リング(第4層) 22 上部導電層(第3層) 23 導電布(第2層) 24 下部導電層(第1層) 25 両面テープ(接着部)

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電話機筐体の一壁面部に形成された受話
    器部の音声を出力するための音声出力穿孔部に設けら
    れ、前記電話機内部に存する電磁波発生部から前記音声
    出力穿孔部を介して前記電話機外部に放出される電磁波
    を遮蔽する電磁波遮蔽装置において、 前記音声出力穿孔部全面を覆うための形状を有し、導電
    性を有する導電層により構成される第1層と、 該第1層の上面側全面に積層され電磁波を遮蔽可能な導
    電性を有する導電布により構成される第2層と、 該第2層の上面側全面に積層され導電性を有する導電層
    により構成される第3層と、 該第3層の外周縁部に沿って前記第3層の上面側に周状
    に連続した略リング形状を形成して積層され、高導磁気
    性の合金により構成された第4層と、備えた導電積層体
    からなることを特徴とする電話機の電磁波遮蔽装置。
  2. 【請求項2】 前記第1層の下面側に前記音声出力穿孔
    部と接着可能な接着部を設けたことを特徴とする請求項
    1に記載の電話機の電磁波遮蔽装置。
  3. 【請求項3】 前記音声出力穿孔部の電話機外壁面側に
    設けることを特徴とする請求項1又は2に記載の電話機
    の電磁波遮蔽装置。
  4. 【請求項4】 前記音声出力穿孔部の電話機内壁面側に
    設けることを特徴とする請求項1又は2に記載の電話機
    の電磁波遮蔽装置。
  5. 【請求項5】 前記導電布は、化学的に銅材をメッキし
    た軟性を有する軽質布体でかつ表面全体にカーボンパウ
    ダーをメッキすることにより構成されることを特徴とす
    る請求項1〜4のいずれかに記載の電話機の電磁波遮蔽
    装置。
  6. 【請求項6】 前記導電層は、ゲル状態のポリマーと導
    電性材料により構成されていることを特徴とする請求項
    1〜6のいずれかに記載の電話機の電磁波遮蔽装置。
JP1998005723U 1998-07-30 1998-07-30 電話機の電磁波遮蔽装置 Expired - Lifetime JP3056302U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0568203U (ja) * 1992-02-29 1993-09-17 三菱農機株式会社 ロータリ耕耘装置のリヤカバー

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