JP3070334U - 携帯電話機用電磁波遮断装置 - Google Patents

携帯電話機用電磁波遮断装置

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JP3070334U
JP3070334U JP2000000121U JP2000000121U JP3070334U JP 3070334 U JP3070334 U JP 3070334U JP 2000000121 U JP2000000121 U JP 2000000121U JP 2000000121 U JP2000000121 U JP 2000000121U JP 3070334 U JP3070334 U JP 3070334U
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證能 王
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▼ポーユー▲科技股▼ブン▲有限公司
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯電話機のアンテナ部と携帯電話機本体
の受話器部分とから遺漏し放射される有害電磁波を完全
に遮断する、視覚的にも好ましい外観を有する、携帯電
話機用電磁波遮断装置を提供する。 【解決手段】携帯電話機本体の遮蔽カバー4と、携帯電
話機本体のアンテナ部3を覆う金属材質で形成した遮蔽
キャップ部1とを、導電可能な金属製の鎖2で連結し、
遮蔽カバー4と遮蔽キャップ部1とによって電磁波遮蔽
体を構成し、電磁波遮断装置とする。また、遮蔽キャッ
プ部1は、プラスチック材料による射出成形で成形しか
つ導電ゲルを塗布して構成することもでき、射出成形
に、遮蔽キャップ部1の形状を変化させたり、材料の色
を選択し、これらに合わせて遮蔽カバーの色、模様など
を選択し、各年齢層の使用者の好みに適合したデザイン
とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、携帯電話機から放射される電磁波を遮断することを目的とする携 帯電話機用の電磁波遮断装置を提供するものであって、特にアンテナキャップ部 と、電話機本体カバーとによって、携帯電話機使用時において人体の頭部への有 害な電磁波を遮断するものに関する。
【0002】
【従来の技術】
携帯電話機は、個人用の通信機器として、特に先進国家においてかなりの数が 使用されている。しかし、最近になって人体に有害な電磁波が放射されることが 発見され、人体に対する影響などについて研究がなされている。諸外国の研究報 告などによれば、特に人体の頭部に対する影響が最も多く、脳の腫瘤、癌などを 引き起こすとされていて、発病率も日増しに増加しているとのことである。これ は、携帯電話機の電波発射距離の関係から約800〜1900MHzの強力な電 磁波を必要とするためであって、常時使用されることから、頭部に対する直接の 影響をないがしろにすることができなくなっている。
【0003】 このような問題に対して、日本、欧米などの先進国家では、一種の電磁波を遮 断する金属ネット状のシールが開発され、該シールを携帯電話機の受話器に当た る部分に貼着して電磁波を遮断する方法が開発された。
【0004】 しかし、その効果は理想的とは言えない。前記シール自身が電磁波を完全に遮 断することができないばかりか、斯界の研究者から提出された報告によれば、携 帯電話機から放射される輻射電磁波は、その70%以上がアンテナ部から放射さ れ、その他30%は電気効率の増幅器を内臓する受話器に当たる部分から放射さ れる。従って、前記従来の手段では放射される電磁波の一部を遮断するのみで、 放射されるすべての電磁波を遮断することができない。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
上述のとおり、携帯電話機使用時において外部に遺漏する電磁波を如何にして 遮断するかは、目下極めて早急に解決しなければならない問題となっており、従 来の手段における欠点を改善し、携帯電話機から放射される電磁波による人体の 影響をより効果的に防ぐため、考案者が鋭意研究を重ね、この考案による携帯電 話機用電磁波遮断装置を開発した。 即ち、この考案は携帯電話機のアンテナ部と、携帯電話機本体の特に受話器に 当たる部分から遺漏し放射される有害な電磁波を完全に遮断することのできる携 帯電話機用電磁波遮断装置を提供することを目的とする。
【0006】 さらにこの考案は、前記携帯電話機用電磁波遮断装置を応用して、視覚的に好 ましい外観を携帯電話機に与え、より広い年齢層の使用者に適合する携帯電話機 用電磁波遮断装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
電気メッキ層を有する携帯電話機本体の遮蔽カバーと、携帯電話機のアンテナ 部を覆う導電性を有する材質によって形成された遮蔽キャップ部とを導電可能な 金属製の鎖で連結し、該遮蔽カバーと、これに連結する該遮蔽キャップ部とによ って電磁波を遮断する導電性の遮蔽体を構成する。
【0008】 また、前記遮蔽キャップ部をプラスチック材料による射出成形で成形し、かつ 導電ゲルを塗布して導電可能に構成する。また、射出成形において、遮蔽キャッ プ部の形状を変化させ、もしくはプラスチック材料の色を選択し、これらに合わ せて前記遮蔽カバーの色、模様などを選択することによって、各年齢層の使用者 の好みに適合させる。
【0009】
【考案の実施の形態】
この考案の効果と特徴を説明するために、具体的な実施例を挙げ、図示を参考 にして以下に詳述する。 図1〜図4はこの考案の携帯電話機用電磁波遮断装置に係る第1実施形態を示 すもので、図3,4において、携帯電話機用の遮蔽カバー4は、二層のポリ塩化 ビニル(PVC)層の中間に真空メッキで導電性を有する金属(コンピュータの モニタ用eye shieldに用いられる金属材料と同材料)のメッキ層を形成し、さ らにカバーの背面側からPVCフィルムを貼着して、導電性を有する携帯電話機 本体の遮蔽体を構成してなる。該PVCにメッキされた導電性を有する金属メッ キ層を遮蔽物とし、遮蔽カバー4の内部に電力ラインを形成して外部に遺漏する ことを防ぐ。このため、電磁波が外部に遺漏しない。
【0010】 図3に開示するように、アンテナ部3には遮蔽キャップ部1を嵌設する。該遮 蔽キャップ部1は導電性を有する金属材質によって形成したキャップ体であって 、アンテナ部3を完全に遮蔽する。遮蔽キャップ部1の底端部に孔部を穿設して 導電性のある金属材質による鎖2を連結し、該鎖2の他端は図4に開示するよう に接続端子21を設けて遮蔽カバー4の背面上端縁に固定し、遮蔽キャップ部1 と、遮蔽カバー4とを連結して導電性を有する遮蔽体とし、電磁波を遮断する。 よって、携帯電話機のアンテナ部3から放射される全体の約70%の輻射電磁 波と、携帯電話機の受話器に当たる部分から放射される全体の約30%の輻射電 磁波とを完全に遮断することができ、携帯電話機における電磁波が外部に漏れ人 体に影響を与える問題を効果的に解消することができる。
【0011】 前記遮蔽キャップ部1は金属材質で一体に成形してなる。金属材質は、アルミ 、銅などの導電性を有する金属を選択する。また、遮蔽キャップ部1をプラスチ ック材料による射出成形で成形し、さらに導電層(導電ゲル)を塗布して構成し てもよい。プラスチック材料による射出成形の場合には、遮蔽キャップ部1の形 状に変化を与え、また各種の色を選択することができる。よって、遮蔽カバー部 の色、模様、形状などの外観と組み合わせることによって、各年齢層の使用者の 好みに適合した携帯電話機用電磁波遮断装置とすることができる。
【0012】 また、図1,2に開示するように遮蔽キャップ部1の一側である前面(遮蔽キ ャップ部1を携帯電話機のアンテナ部3に嵌設した状態で使用する場合、使用者 の頭部に対向する側面)には複数の孔部12を穿設し、遮蔽キャップ部1の他側 である背面には、長手方向に貫通する縦溝11を穿設する。この孔部12と縦溝 11は、携帯電話機のアンテナ部3を遮蔽することによって発生する電波の受信 率の低下を防ぐものであって、輻射電磁波が直接人体の頭部に放射される前面に は面積の狭い孔部12を穿設し、人体の頭部に直接与える影響が比較的少ない背 面には面積の広い縦溝11を穿設したものである。
【0013】 図5に、この考案の第2の実施形態を開示する。第2の実施形態は第1の実施 形態における鎖2をなくしたものであって、遮蔽カバー4の内面に銅、又はアル ミなどの導電性を有する金属材質のネット、もしくはフィルムによってなる導電 膜41を貼着し、遮蔽キャップ部1の下端縁には円周にそって鍔状に外部に張り 出した外周突起部13を形成する。遮蔽キャップ部1をアンテナ部3に嵌着する と、外周突起部13が遮蔽カバー4の導電膜41に当接し、アンテナ部3の電磁 波をコンデンサ効果によって遮蔽カバー4全体に導いて放出し、熱エネルギーに 転換する。 また、上述以外の構成は第1実施形態と同様であるので同一部分には同一符号 を付してその説明を省略するが、第2実施形態においても前記第1実施形態と同 様な効果を奏することができる。
【考案の効果】
この考案による携帯電話機用電磁波遮断装置は、携帯電話機のアンテナ部に嵌 着する遮蔽キャップ部と、導電層を有する携帯電話機本体の遮蔽カバーとを連結 してなり、携帯電話機使用時における外部からの受信に影響を及ぼすことなく、 アンテナ部及び受話器に当たる部分から放射される人体に有害な電磁波を効果的 に遮断し、電磁波による人体の頭部に対する悪影響を防ぐことができる。 また、前記遮蔽キャップ部をプラスチック材料による射出成形で成形し、かつ 導電ゲルを塗布して構成することによって、、遮蔽キャップ部の形状を変化させ 、もしくはプラスチック材料の色を選択し、これらに合わせて前記遮蔽カバーの 色、模様などを選択することによって、各年齢層の使用者の好みに適合させた各 種デザインにすることがでる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の携帯電話機用電磁波遮断装置に係る
第1の実施形態における遮蔽キャップ部の斜視図であ
る。
【図2】この考案の携帯電話機用電磁波遮断装置に係る
第1の実施形態における遮蔽キャップ部の一部切欠き断
面図である。
【図3】この考案の第1の実施形態における携帯電話用
電磁波遮断装置の使用態様を表す正面図である。
【図4】この考案の第1の実施形態における携帯電話用
電磁波遮断装置の使用態様を表す背面図である。
【図5】この考案の第2の実施形態における携帯電話用
電磁波遮断装置の使用態様を表す正面図である。
【符号の説明】
1 遮蔽キャップ部 2 鎖 3 アンテナ部 4 遮蔽カバー 11 縦溝 12 孔部 13 外周突起 21 接続端子 41 導電膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI // A45C 11/00 A45C 11/00 E

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気メッキ層を有する携帯電話機本体
    の遮蔽カバーと、携帯電話機のアンテナ部を覆う導電性
    を有する材質により形成された遮蔽キャップ部とを導電
    可能な接続部材で電気的に連結し、該遮蔽カバーと、こ
    れに連結する該遮蔽キャップ部とによって電磁波を遮断
    する導電性の遮蔽体を構成することを特徴とする携帯電
    話機用電磁波遮断装置。
  2. 【請求項2】 前記接続部材が導電性を有する金属材質
    による鎖であることを特徴とする請求項1に記載の携帯
    電話機用電磁波遮断装置。
  3. 【請求項3】 前記遮蔽キャップ部には、一側面に複数
    の孔部を穿設し、相対する他側面に複数の貫通する溝部
    を長手方向に形成することを特徴とする請求項1に記載
    の携帯電話機用電磁波遮断装置。
  4. 【請求項4】 前記キャップ部が、プラスチック材料に
    よって射出成形され、かつ導電性を有するゲル材料を塗
    布してなる請求項1に記載の携帯電話機用電磁波遮断装
    置。
  5. 【請求項5】 前記遮蔽カバーが、カバーに導電膜を貼
    着して内層とし、該導電膜が直接遮蔽キャップ部底面開
    口部の外周縁部に接触することを特徴とする請求項1に
    記載の携帯電話機用電磁波遮断装置。
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