JP2002068133A - 小箱詰機の箱供給装置 - Google Patents
小箱詰機の箱供給装置Info
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- JP2002068133A JP2002068133A JP2000260914A JP2000260914A JP2002068133A JP 2002068133 A JP2002068133 A JP 2002068133A JP 2000260914 A JP2000260914 A JP 2000260914A JP 2000260914 A JP2000260914 A JP 2000260914A JP 2002068133 A JP2002068133 A JP 2002068133A
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- Japan
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- sheet material
- hopper
- box
- small box
- small
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- Container Filling Or Packaging Operations (AREA)
- Supplying Of Containers To The Packaging Station (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 設置スペースの増加を招く、ホッパ内に多量
の成形用折畳みシート材を安定して蓄えることができる
とともに、ホッパからのシート材の取出し、そして、シ
ート材の開操作を確実に行うことができる小箱詰機の箱
供給装置を提供する。 【解決手段】 小箱詰機の箱供給装置は、傾斜したアッ
パホッパから定量的にシート材Sの供給を受けるロアホ
ッパ24と、ロアホッパ24からシート材Sを1枚ずつ
吸着して取出し、下降位置まで下降させる吸着パッド5
2と、シート材Sの下降中、シート材Sの開操作を開始
する係合ロッド64と、シート材Sの操作を補助する傾
斜ガイド66と、下降位置にてシート材Sを片側から押
圧して全開させるアッパ挟持部材70とを備える。
の成形用折畳みシート材を安定して蓄えることができる
とともに、ホッパからのシート材の取出し、そして、シ
ート材の開操作を確実に行うことができる小箱詰機の箱
供給装置を提供する。 【解決手段】 小箱詰機の箱供給装置は、傾斜したアッ
パホッパから定量的にシート材Sの供給を受けるロアホ
ッパ24と、ロアホッパ24からシート材Sを1枚ずつ
吸着して取出し、下降位置まで下降させる吸着パッド5
2と、シート材Sの下降中、シート材Sの開操作を開始
する係合ロッド64と、シート材Sの操作を補助する傾
斜ガイド66と、下降位置にてシート材Sを片側から押
圧して全開させるアッパ挟持部材70とを備える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、成形用折畳みシー
トを開いて小箱に成形し、この後、小箱に内容物を充填
する小箱詰機に係わり、特にその小箱の箱供給装置に関
する。
トを開いて小箱に成形し、この後、小箱に内容物を充填
する小箱詰機に係わり、特にその小箱の箱供給装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】この種の箱供給装置はその一例が特開平
9-240621号公報に開示され、この公報の箱供給装置は水
平なベルトコンベアを備えている。ベルトコンベアは仕
切板により区画された複数の集積部を有し、各集積部は
ベルトコンベアの間欠駆動により、供給位置から取出位
置に向けて移動可能となっている。
9-240621号公報に開示され、この公報の箱供給装置は水
平なベルトコンベアを備えている。ベルトコンベアは仕
切板により区画された複数の集積部を有し、各集積部は
ベルトコンベアの間欠駆動により、供給位置から取出位
置に向けて移動可能となっている。
【0003】供給位置にて、集積部は複数枚の成形用折
畳みシートの供給を受け、これら折畳みシートを起立状
態に集積して保持する。一方、取出位置にて、集積部内
の折畳みシートは吸引ヘッドにより1枚ずつ吸着して上
方に取出される。そして、吸引ヘッドは吸着した折畳み
シートを取出位置に隣接した箱開き位置の上方まで移送
した後、箱開き位置に向けて下降させ、箱開き位置に
て、折畳みシートは完全に開かれ、小箱に成形される。
畳みシートの供給を受け、これら折畳みシートを起立状
態に集積して保持する。一方、取出位置にて、集積部内
の折畳みシートは吸引ヘッドにより1枚ずつ吸着して上
方に取出される。そして、吸引ヘッドは吸着した折畳み
シートを取出位置に隣接した箱開き位置の上方まで移送
した後、箱開き位置に向けて下降させ、箱開き位置に
て、折畳みシートは完全に開かれ、小箱に成形される。
【0004】この後、小箱は小箱詰機内を搬送され、搬
送過程にて、その開口から内容物が充填される。ここ
で、上述の小箱はいわゆるワンタッチカートンと称され
ているものであって、その成形用折畳みシートは起立姿
勢でみて、その左右の壁が互いに重なり合った状態にあ
る。そして、折畳みシートは左右の壁が互いに引離され
ることでカートンに成形され、この際、折畳みシートの
底フラップが互いに係合し、カートンの底壁が自動的に
形成されるものとなっている。
送過程にて、その開口から内容物が充填される。ここ
で、上述の小箱はいわゆるワンタッチカートンと称され
ているものであって、その成形用折畳みシートは起立姿
勢でみて、その左右の壁が互いに重なり合った状態にあ
る。そして、折畳みシートは左右の壁が互いに引離され
ることでカートンに成形され、この際、折畳みシートの
底フラップが互いに係合し、カートンの底壁が自動的に
形成されるものとなっている。
【0005】このような折畳みシートはその底フラップ
側の一方の端部が他方の端部に比べて厚いものの、上述
した集積部内の折畳みシートは起立状態にあることか
ら、これら折畳みシートの集積は安定したものとなって
いる。この点、折畳みシートを上下方向に積層してしま
うと、各折畳みシートでの両端の厚みの相違から、折畳
みシートの積層姿勢が斜めに傾いてしまい、多量の折畳
みシートを安定して集積することはできない。
側の一方の端部が他方の端部に比べて厚いものの、上述
した集積部内の折畳みシートは起立状態にあることか
ら、これら折畳みシートの集積は安定したものとなって
いる。この点、折畳みシートを上下方向に積層してしま
うと、各折畳みシートでの両端の厚みの相違から、折畳
みシートの積層姿勢が斜めに傾いてしまい、多量の折畳
みシートを安定して集積することはできない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した公
知の箱供給装置は、集積部内にて折畳みシートを安定し
て集積保持できるものの、その集積量を多量に確保する
にはベルトコンベアの大形化、つまり、ベルトコンベア
が長尺化し、装置の設置スペースが大となってしまう。
知の箱供給装置は、集積部内にて折畳みシートを安定し
て集積保持できるものの、その集積量を多量に確保する
にはベルトコンベアの大形化、つまり、ベルトコンベア
が長尺化し、装置の設置スペースが大となってしまう。
【0007】また、集積部内では折畳みシートが起立姿
勢にて集積されているため、折畳みシートの1枚ずつの
取出しを確実に行うにはその取出し機構の構成が複雑な
ものとなるばかりでなく、その吸引ヘッドの動きも複雑
になってしまう。本発明は上述の事情に基づいてなされ
たもので、その目的とするところは、設置スペースを小
さくしてなおかつ多量の折畳みシートを安定して蓄える
ことができ、しかも、簡単な構成で折畳みシートを1枚
ずつ確実に取出すことができる小箱詰機の箱供給装置を
提供することにある。
勢にて集積されているため、折畳みシートの1枚ずつの
取出しを確実に行うにはその取出し機構の構成が複雑な
ものとなるばかりでなく、その吸引ヘッドの動きも複雑
になってしまう。本発明は上述の事情に基づいてなされ
たもので、その目的とするところは、設置スペースを小
さくしてなおかつ多量の折畳みシートを安定して蓄える
ことができ、しかも、簡単な構成で折畳みシートを1枚
ずつ確実に取出すことができる小箱詰機の箱供給装置を
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明の箱供給装置(請求項1)は、成形用折畳み
シート材を蓄えるホッパと、ホッパのホッパ口からシー
ト材の下壁を吸着パッドに吸着してシート材を1枚ずつ
取出し、取出したシート材を所定の下降位置まで下降さ
せる取出し手段と、シート材の下降過程にて、シート材
の開き操作を開始する一方、下降位置にて開き操作を完
了し、シート材を小箱に成形する箱開き手段と、この小
箱を下降位置から箱搬送経路に向けて押出す押出し手段
とを具備する。
め、本発明の箱供給装置(請求項1)は、成形用折畳み
シート材を蓄えるホッパと、ホッパのホッパ口からシー
ト材の下壁を吸着パッドに吸着してシート材を1枚ずつ
取出し、取出したシート材を所定の下降位置まで下降さ
せる取出し手段と、シート材の下降過程にて、シート材
の開き操作を開始する一方、下降位置にて開き操作を完
了し、シート材を小箱に成形する箱開き手段と、この小
箱を下降位置から箱搬送経路に向けて押出す押出し手段
とを具備する。
【0009】そして、本発明の箱供給装置の場合、ホッ
パは、前述した底フラップ側とは反対側のシート材の一
端を上向きした傾斜状態で、シート材を上下方向に積層
して蓄え、下端の排出口からシート材を定量的に排出可
能なアッパホッパと、アッパホッパの直下に連なるとと
もに下端に前記ホッパ口を有し、排出口から排出された
シート材を受取り、受取ったシート材をホッパ口上に堆
積させるロアホッパとを備えている。
パは、前述した底フラップ側とは反対側のシート材の一
端を上向きした傾斜状態で、シート材を上下方向に積層
して蓄え、下端の排出口からシート材を定量的に排出可
能なアッパホッパと、アッパホッパの直下に連なるとと
もに下端に前記ホッパ口を有し、排出口から排出された
シート材を受取り、受取ったシート材をホッパ口上に堆
積させるロアホッパとを備えている。
【0010】上述の箱供給装置によれば、ホッパつまり
アッパホッパ内にて、シート材はその一端を上向きにし
て積層されているので、シート材の底フラップ側の他端
部がその一端によりも厚くても、アッパホッパは多量の
シート材を安定した積層状態にして蓄えている。アッパ
ホッパ内のシート材はその排出口から定量的にロアホッ
パに排出され、このロアアッパのホッパ口上に堆積され
る。したがって、ロアホッパ内のシート材にアッパホッ
パ内におけるシート材の全重量が加わることはない。
アッパホッパ内にて、シート材はその一端を上向きにし
て積層されているので、シート材の底フラップ側の他端
部がその一端によりも厚くても、アッパホッパは多量の
シート材を安定した積層状態にして蓄えている。アッパ
ホッパ内のシート材はその排出口から定量的にロアホッ
パに排出され、このロアアッパのホッパ口上に堆積され
る。したがって、ロアホッパ内のシート材にアッパホッ
パ内におけるシート材の全重量が加わることはない。
【0011】ロアホッパ内のシート材はそのホッパ口を
通じ、取出し手段の吸着パッドに吸着されて取出され、
そして、吸着パッドとともに下降位置に向けて下降す
る。この際、取出されたシート材は箱開き手段により開
き始め、そして、下降位置にて完全に開かれて小箱とな
る。この後、成形された小箱は押出し手段により下降位
置から箱搬送経路に向けて押出され、そして、小箱には
箱搬送経路上を搬送される過程にて、その内容物が充填
される。
通じ、取出し手段の吸着パッドに吸着されて取出され、
そして、吸着パッドとともに下降位置に向けて下降す
る。この際、取出されたシート材は箱開き手段により開
き始め、そして、下降位置にて完全に開かれて小箱とな
る。この後、成形された小箱は押出し手段により下降位
置から箱搬送経路に向けて押出され、そして、小箱には
箱搬送経路上を搬送される過程にて、その内容物が充填
される。
【0012】請求項2の箱供給装置は、ロアホッパの上
部に設けられ、アッパホッパの排出口から排出されたシ
ート材を一時的に滞留させ、ロアホッパへの導入を阻止
する規制手段を更に備えている。この規制手段は、ロア
ホッパ内のシート材の残量が少なくとなると、一時的に
滞留させたシート材をロアホッパ内に補給し、ロアホッ
パ内のシート材の残量を一定以上に保つ。
部に設けられ、アッパホッパの排出口から排出されたシ
ート材を一時的に滞留させ、ロアホッパへの導入を阻止
する規制手段を更に備えている。この規制手段は、ロア
ホッパ内のシート材の残量が少なくとなると、一時的に
滞留させたシート材をロアホッパ内に補給し、ロアホッ
パ内のシート材の残量を一定以上に保つ。
【0013】請求項3の箱供給装置はそのアッパホッパ
が、上下方向に延びるとともに互いに離間対向して配置
され、間欠的に駆動される一対の傾斜ベルトコンベア
と、各傾斜ベルトコンベアのベルトに所定の間隔を存し
てそれぞれ設けられ、前記傾斜ベルトコンベア間に互い
に協働して前記シート材を積重ねて保持するフィン部材
とから構成されている。
が、上下方向に延びるとともに互いに離間対向して配置
され、間欠的に駆動される一対の傾斜ベルトコンベア
と、各傾斜ベルトコンベアのベルトに所定の間隔を存し
てそれぞれ設けられ、前記傾斜ベルトコンベア間に互い
に協働して前記シート材を積重ねて保持するフィン部材
とから構成されている。
【0014】上述のアッパホッパによれば、その傾斜ベ
ルトコンベアの間欠駆動に伴い、最下位にある一対のフ
ィン部材上に積重ねられたシート材がロアホッパに向け
て排出される。請求項4の箱供給装置はその箱開き手段
が、記シート材の下降中、シート材の上壁側に係合し
て、シート材の開操作を開始させる固定の係合部材と、
開き始めたシート材を案内して下降位置に導き、その開
操作を補助するガイドと、下降位置にて開途中にあるシ
ート材を一方の側から押圧し、シート材を完全に開いた
小箱に成形するアッパ挟持手段とから構成されている。
ルトコンベアの間欠駆動に伴い、最下位にある一対のフ
ィン部材上に積重ねられたシート材がロアホッパに向け
て排出される。請求項4の箱供給装置はその箱開き手段
が、記シート材の下降中、シート材の上壁側に係合し
て、シート材の開操作を開始させる固定の係合部材と、
開き始めたシート材を案内して下降位置に導き、その開
操作を補助するガイドと、下降位置にて開途中にあるシ
ート材を一方の側から押圧し、シート材を完全に開いた
小箱に成形するアッパ挟持手段とから構成されている。
【0015】上述の箱開き手段によれば、ロアホッパの
ホッパ出口からシート材が吸着パッドにより取出された
後、その下降過程を利用してシート材の箱開き操作を開
始し、そして、下降位置にてシート材の開操作を完了す
る。つまり、シート材の箱開き操作は全てホッパの下方
領域にて実施される。さらに、請求項5の箱供給装置の
箱開き手段は、下降位置にて開状態にある小箱をアッパ
挟持手段と協働して対角的に挟持するロア挟持手段をさ
らに含んでいる。このようなロア挟持手段を備えていれ
ば、開状態の小箱はアッパ及びロア挟持手段による挟持
を受けて圧縮変形され、このような圧縮変形は底フラッ
プの完全な係合をもたらし、底フラップは小箱の底壁を
形成する。
ホッパ出口からシート材が吸着パッドにより取出された
後、その下降過程を利用してシート材の箱開き操作を開
始し、そして、下降位置にてシート材の開操作を完了す
る。つまり、シート材の箱開き操作は全てホッパの下方
領域にて実施される。さらに、請求項5の箱供給装置の
箱開き手段は、下降位置にて開状態にある小箱をアッパ
挟持手段と協働して対角的に挟持するロア挟持手段をさ
らに含んでいる。このようなロア挟持手段を備えていれ
ば、開状態の小箱はアッパ及びロア挟持手段による挟持
を受けて圧縮変形され、このような圧縮変形は底フラッ
プの完全な係合をもたらし、底フラップは小箱の底壁を
形成する。
【0016】
【発明の実施の形態】先ず、図1を参照しながら小箱詰
機の概略を以下に簡単に説明する。小箱詰機はホッパ型
の箱供給装置2を備え、この箱供給装置2は、ホッパ4
から成形用折畳みシート材(以下、単にシート材と称
す)Sを1枚ずつ下方に取出し、そして、この取出しの
際、シート材Sを開いて小箱Bに成形し、この成形した
小箱Bを箱搬送経路6に供給する。
機の概略を以下に簡単に説明する。小箱詰機はホッパ型
の箱供給装置2を備え、この箱供給装置2は、ホッパ4
から成形用折畳みシート材(以下、単にシート材と称
す)Sを1枚ずつ下方に取出し、そして、この取出しの
際、シート材Sを開いて小箱Bに成形し、この成形した
小箱Bを箱搬送経路6に供給する。
【0017】ここで、図2に示されるようにシート材S
は上下の壁が重なり合った折畳み状態にある。より詳し
くは、シート材Sの上壁U及び下壁Lの両側縁は折込み
線fを介して連なり、そして、上壁U及び下壁Lには折
込み線fに平行にして折込み線gがそれぞれ形成されて
いる。したがって、シート材Sは上壁U及び下壁Lが互
いに引き離されると、折込み線f,gにて角となる矩形
の箱状に開かれ、その一端にて開口が形成される。より
詳しくは、上壁Uは箱の背面壁と一方の側壁を形成し、
そして、下壁Lは箱の前面壁と他方の側壁を形成する。
また、図2には示されていないが、シート材Sの他端は
上壁U及び下壁L間に折り込まれた一対の底フラップを
有し、これら底フラップはシート材Sが開かれると同時
に互いに係合して、小箱Bの底壁を自動的に形成する。
は上下の壁が重なり合った折畳み状態にある。より詳し
くは、シート材Sの上壁U及び下壁Lの両側縁は折込み
線fを介して連なり、そして、上壁U及び下壁Lには折
込み線fに平行にして折込み線gがそれぞれ形成されて
いる。したがって、シート材Sは上壁U及び下壁Lが互
いに引き離されると、折込み線f,gにて角となる矩形
の箱状に開かれ、その一端にて開口が形成される。より
詳しくは、上壁Uは箱の背面壁と一方の側壁を形成し、
そして、下壁Lは箱の前面壁と他方の側壁を形成する。
また、図2には示されていないが、シート材Sの他端は
上壁U及び下壁L間に折り込まれた一対の底フラップを
有し、これら底フラップはシート材Sが開かれると同時
に互いに係合して、小箱Bの底壁を自動的に形成する。
【0018】また、シート材Sの一端には上壁U側に折
込み線h,iを介してリッドフラップLF及びサイドフ
ラップSFが連なり、そして、下壁L側にもサイドフラ
ップSFと対をなすサイドフラップSFが折込み線jを
介して連なっている。さらに、リッドフラップLFの先
端には折込み線kを介して差込タングTが形成されてい
る。
込み線h,iを介してリッドフラップLF及びサイドフ
ラップSFが連なり、そして、下壁L側にもサイドフラ
ップSFと対をなすサイドフラップSFが折込み線jを
介して連なっている。さらに、リッドフラップLFの先
端には折込み線kを介して差込タングTが形成されてい
る。
【0019】上述した箱搬送経路6は、箱供給装置2の
後方に隣接して配置されたエンドレスのポケットコンベ
ア8を備え、このポケットコンベア8は複数のポケット
を有し、各ポケットを一方向に間欠的に移送することが
できる。今、1つのポケットがポケットコンベア8の下
面側に規定された箱受入位置P 1にあるとき、そのポケ
ットは箱供給装置2から押出された小箱Bを受取って収
容することができ、この後、コンベア8の間欠駆動に伴
い、その小箱Bはポケットとともに充填位置P2に向け
て移送される。
後方に隣接して配置されたエンドレスのポケットコンベ
ア8を備え、このポケットコンベア8は複数のポケット
を有し、各ポケットを一方向に間欠的に移送することが
できる。今、1つのポケットがポケットコンベア8の下
面側に規定された箱受入位置P 1にあるとき、そのポケ
ットは箱供給装置2から押出された小箱Bを受取って収
容することができ、この後、コンベア8の間欠駆動に伴
い、その小箱Bはポケットとともに充填位置P2に向け
て移送される。
【0020】図1から明らかなようにポケットの充填位
置P2は、ポケットコンベア8の上側に規定され、この
充填位置P2にて、ポケット内の小箱Bは内容物Cの充
填を受ける。ここで、内容物Cは所定数の物品Aを集積
したものであり、個々の物品Aは図1に示すように物品
コンベア10及び切離しコンベア12を介して移送され
る。切離しコンベア12の終端には集積コンベア14が
配置されており、この集積コンベア14はその外周面に
個々の物品Aを受入れ可能な複数のポケットを有する。
すなわち、集積コンベア14の1つの空のポケットが切
離しコンベア12の終端に隣接して受取り位置に位置付
けられたとき、このポケット内に切離しコンベア12上
の物品Aが挿入される。この後、集積コンベア14の間
欠駆動により、次の空のポケットが供給位置に位置付け
られ、このポケットに切離しコンベア14から物品Aが
同様にして挿入される。
置P2は、ポケットコンベア8の上側に規定され、この
充填位置P2にて、ポケット内の小箱Bは内容物Cの充
填を受ける。ここで、内容物Cは所定数の物品Aを集積
したものであり、個々の物品Aは図1に示すように物品
コンベア10及び切離しコンベア12を介して移送され
る。切離しコンベア12の終端には集積コンベア14が
配置されており、この集積コンベア14はその外周面に
個々の物品Aを受入れ可能な複数のポケットを有する。
すなわち、集積コンベア14の1つの空のポケットが切
離しコンベア12の終端に隣接して受取り位置に位置付
けられたとき、このポケット内に切離しコンベア12上
の物品Aが挿入される。この後、集積コンベア14の間
欠駆動により、次の空のポケットが供給位置に位置付け
られ、このポケットに切離しコンベア14から物品Aが
同様にして挿入される。
【0021】所定個数のポケットに物品Aが挿入される
と、これらポケットは1つのグループとして排出位置ま
で移送され、これにより、所定個数の物品Aからなる内
容物Cが形成される。この後、内容物Cは集積コンベア
14から圧縮経路16に排出され、この圧縮経路16上
を移送される過程にて、内容物Cの個々の物品Aは互い
に密着する。圧縮経路16は前述した充填位置P2の前
方まで延び、そして、圧縮経路16の終端部はターンテ
ーブルとして構成されている。したがって、内容物Cが
圧縮経路16の終端に到達すると、内容物Cはそのター
ンテーブルの旋回により、その姿勢が90°変更された
後、充填位置P2の小箱B内にその開口を通じて充填さ
れる。
と、これらポケットは1つのグループとして排出位置ま
で移送され、これにより、所定個数の物品Aからなる内
容物Cが形成される。この後、内容物Cは集積コンベア
14から圧縮経路16に排出され、この圧縮経路16上
を移送される過程にて、内容物Cの個々の物品Aは互い
に密着する。圧縮経路16は前述した充填位置P2の前
方まで延び、そして、圧縮経路16の終端部はターンテ
ーブルとして構成されている。したがって、内容物Cが
圧縮経路16の終端に到達すると、内容物Cはそのター
ンテーブルの旋回により、その姿勢が90°変更された
後、充填位置P2の小箱B内にその開口を通じて充填さ
れる。
【0022】このようにして内容物Cの充填を受けた小
箱Bは前述したコンベア8の間欠駆動に伴い、充填位置
P2から折込み位置P3,P4、そして、押圧位置P5を順
次通過する。図1から明かなように折込み位置P3で
は、小箱Bの一対のサイドフラップSFが開口に向けて
折込まれるとともに、リッドフラップLFの差込タング
Tがその折込み線kから垂直に折上げられ、そして、次
の折込み位置P4にて、小箱BのリッドフラップLFが
その折込み線hから開口に向けて折込まれ、その開口を
閉じる。この際、リッドフラップLFの差込タングTは
小箱B内に差込まれることになる。この後、小箱Bが押
圧位置P5に位置付けられると、折込み状態のリッドフ
ラップLFは押圧され、その折込みが確実なものとな
る。
箱Bは前述したコンベア8の間欠駆動に伴い、充填位置
P2から折込み位置P3,P4、そして、押圧位置P5を順
次通過する。図1から明かなように折込み位置P3で
は、小箱Bの一対のサイドフラップSFが開口に向けて
折込まれるとともに、リッドフラップLFの差込タング
Tがその折込み線kから垂直に折上げられ、そして、次
の折込み位置P4にて、小箱BのリッドフラップLFが
その折込み線hから開口に向けて折込まれ、その開口を
閉じる。この際、リッドフラップLFの差込タングTは
小箱B内に差込まれることになる。この後、小箱Bが押
圧位置P5に位置付けられると、折込み状態のリッドフ
ラップLFは押圧され、その折込みが確実なものとな
る。
【0023】上述したようにしてフラップの折込みが完
了すると、小箱Bはコンベア8の間欠駆動により排出位
置P6まで移送され、この排出位置P6にてコンベア8か
ら排出される。排出された小箱Bは受渡し経路を経て排
出コンベア18に供給され、そして、排出コンベア18
上を次の工程に向けて移送される。なお、受渡し経路に
て、小箱Bにはテープが供給され、このテープは小箱B
のリッドフラップLFと下壁Lとを接続する。
了すると、小箱Bはコンベア8の間欠駆動により排出位
置P6まで移送され、この排出位置P6にてコンベア8か
ら排出される。排出された小箱Bは受渡し経路を経て排
出コンベア18に供給され、そして、排出コンベア18
上を次の工程に向けて移送される。なお、受渡し経路に
て、小箱Bにはテープが供給され、このテープは小箱B
のリッドフラップLFと下壁Lとを接続する。
【0024】次に、前述した箱供給装置2に関して詳細
に説明する。図3に示されるように箱供給装置2はホッ
パ20を備え、このホッパ20はアッパホッパ22と、
ロアホッパ24からなっている。アッパホッパ20は一
対のベルトコンベア26を有し、これらベルトコンベア
26は上下方向に延び、所定の間隔を存して対向してい
る。具体的には、ベルトコンベア26間には前述したシ
ート材Sの幅に相当する間隔が確保されている。各ベル
トコンベア26の無端状ベルトには多数のフィン部材2
8がそれぞれ取付けられている。これらフィン部材28
は無端状ベルトの長手方向に所定の間隔を存して配置さ
れ、互いに協働してベルトコンベア26間に複数のポケ
ット30を形成している。つまり、各ポケット30は互
いに組をなすフィン部材28がその底壁として形成され
ている。したがって、ポケット30内に所定枚数のシー
ト材Sをその底壁上に積層することができ、これによ
り、各ポケット30内にはシート材Sのシート束SBが
それぞれ収容されている。ここで、シート束SB内の各
シート材Sは図2に示した状態で積層されている。
に説明する。図3に示されるように箱供給装置2はホッ
パ20を備え、このホッパ20はアッパホッパ22と、
ロアホッパ24からなっている。アッパホッパ20は一
対のベルトコンベア26を有し、これらベルトコンベア
26は上下方向に延び、所定の間隔を存して対向してい
る。具体的には、ベルトコンベア26間には前述したシ
ート材Sの幅に相当する間隔が確保されている。各ベル
トコンベア26の無端状ベルトには多数のフィン部材2
8がそれぞれ取付けられている。これらフィン部材28
は無端状ベルトの長手方向に所定の間隔を存して配置さ
れ、互いに協働してベルトコンベア26間に複数のポケ
ット30を形成している。つまり、各ポケット30は互
いに組をなすフィン部材28がその底壁として形成され
ている。したがって、ポケット30内に所定枚数のシー
ト材Sをその底壁上に積層することができ、これによ
り、各ポケット30内にはシート材Sのシート束SBが
それぞれ収容されている。ここで、シート束SB内の各
シート材Sは図2に示した状態で積層されている。
【0025】上述した一対のベルトコンベア26は互い
に連動し、所定のピッチ毎に間欠駆動され、各ポケット
30内のシート束SBを下方、つまり、ロアホッパ24
に向けて順次移送する。そして、ベルトコンベア26の
間欠駆動に伴い、最下位にあるポケット30の底壁、つ
まり、その一対のフィン部材28がベルトコンベア26
間にて規定されるポケット30の移送経路から外側に外
れると、最下位のポケット30内のシート束SBはアッ
パホッパ22からロアホッパ24に向けて落下、つまり
排出される。したがって、最下位にあるポケット30の
底壁はアッパホッパ22の排出口23を形成している。
に連動し、所定のピッチ毎に間欠駆動され、各ポケット
30内のシート束SBを下方、つまり、ロアホッパ24
に向けて順次移送する。そして、ベルトコンベア26の
間欠駆動に伴い、最下位にあるポケット30の底壁、つ
まり、その一対のフィン部材28がベルトコンベア26
間にて規定されるポケット30の移送経路から外側に外
れると、最下位のポケット30内のシート束SBはアッ
パホッパ22からロアホッパ24に向けて落下、つまり
排出される。したがって、最下位にあるポケット30の
底壁はアッパホッパ22の排出口23を形成している。
【0026】図4に示されるようにアッパホッパ22は
鉛直ではなく、鉛直面に対して所定角度αを存して傾斜
されている。具体的には、アッパホッパ22、つまり、
一対のベルトコンベア26は、各ポケット30内にて積
層状態にあるシート材Sの一端側、つまり、リッドフラ
ップLF(図2参照)側が上向きとなるようにして形成
されている。それゆえ、シート材Sの厚みに関し、その
一端側よりも底フラップ側の他端が厚くても、各ポケッ
ト30内のシート束SBのシート材Sは安定した積層状
態を保つことができ、これにより、アッパホッパ22か
らロアホッパ24にシート束SBを良好に排出すること
ができる。なお、アッパホッパ22の背面には、ポケッ
ト30内のシート材Sの他端を案内するガイド(図示し
ない)が設けられており、このガイドは各ポケット30
からのシート材Sの脱落を防止する。
鉛直ではなく、鉛直面に対して所定角度αを存して傾斜
されている。具体的には、アッパホッパ22、つまり、
一対のベルトコンベア26は、各ポケット30内にて積
層状態にあるシート材Sの一端側、つまり、リッドフラ
ップLF(図2参照)側が上向きとなるようにして形成
されている。それゆえ、シート材Sの厚みに関し、その
一端側よりも底フラップ側の他端が厚くても、各ポケッ
ト30内のシート束SBのシート材Sは安定した積層状
態を保つことができ、これにより、アッパホッパ22か
らロアホッパ24にシート束SBを良好に排出すること
ができる。なお、アッパホッパ22の背面には、ポケッ
ト30内のシート材Sの他端を案内するガイド(図示し
ない)が設けられており、このガイドは各ポケット30
からのシート材Sの脱落を防止する。
【0027】次に、図5を参照しながら、ロアホッパ2
4の詳細を説明する。ロアホッパ24は、上下方向に延
びる左右のロアホッパ壁32,34を有している。これ
らロアホッパ壁32,34はアッパホッパ22の幅方向
に離間し、これらロアホッパ壁32,34間にアッパホ
ッパ22から排出されたシート束SBを導くロアホッパ
通路35が形成されている。なお、このロアホッパ通路
35もまた前述したアッパホッパ22と同様に傾斜され
ている。
4の詳細を説明する。ロアホッパ24は、上下方向に延
びる左右のロアホッパ壁32,34を有している。これ
らロアホッパ壁32,34はアッパホッパ22の幅方向
に離間し、これらロアホッパ壁32,34間にアッパホ
ッパ22から排出されたシート束SBを導くロアホッパ
通路35が形成されている。なお、このロアホッパ通路
35もまた前述したアッパホッパ22と同様に傾斜され
ている。
【0028】ロアホッパ壁32,34には同一の高位置
にホッパ爪36,38がそれぞれ設けられており、これ
らホッパ爪36,38はロアホッパ通路35内に突出し
ている。したがって、ホッパ爪36,38はシート材S
の両側縁に係合することで、シート材Sを掛止すること
ができ、ホッパ爪36,38上にアッパホッパ22から
排出されたシート束SB、つまり、シート材Sが堆積し
て保持されることになる。つまり、ホッパ爪36,38
は、ロアホッパ24、つまり、ホッパ20のホッパ口3
9を形成している。
にホッパ爪36,38がそれぞれ設けられており、これ
らホッパ爪36,38はロアホッパ通路35内に突出し
ている。したがって、ホッパ爪36,38はシート材S
の両側縁に係合することで、シート材Sを掛止すること
ができ、ホッパ爪36,38上にアッパホッパ22から
排出されたシート束SB、つまり、シート材Sが堆積し
て保持されることになる。つまり、ホッパ爪36,38
は、ロアホッパ24、つまり、ホッパ20のホッパ口3
9を形成している。
【0029】また、ロアホッパ壁32,34にはホッパ
爪36,38の上方に左右のシャッタプレート40をそ
れぞれ備えている。これらシャッタプレート40は図5
中2点鎖線で示されるように、通常はロアホッパ通路3
5内に突出し、シート束SBの通過を阻止する閉止状態
にあるが、しかしながら、シャッタシリンダ42の収縮
動作を受け、ロアホッパ通路35を全開することができ
る。シャッタプレート40が閉止状態にあるとき、シャ
ッタプレート40はロアホッパ通路35をアッパホッパ
22側の滞留室41と、ホッパ口39側のロアホッパ室
43とに区画する。なお、これら滞留室41及びロアホ
ッパ室43はシート束SBに要する収容容積よりも充分
に大きな収容容積を有し、そして、シャッタシリンダ4
2はロアホッパ24にブラケットを介して取付けられて
いる。
爪36,38の上方に左右のシャッタプレート40をそ
れぞれ備えている。これらシャッタプレート40は図5
中2点鎖線で示されるように、通常はロアホッパ通路3
5内に突出し、シート束SBの通過を阻止する閉止状態
にあるが、しかしながら、シャッタシリンダ42の収縮
動作を受け、ロアホッパ通路35を全開することができ
る。シャッタプレート40が閉止状態にあるとき、シャ
ッタプレート40はロアホッパ通路35をアッパホッパ
22側の滞留室41と、ホッパ口39側のロアホッパ室
43とに区画する。なお、これら滞留室41及びロアホ
ッパ室43はシート束SBに要する収容容積よりも充分
に大きな収容容積を有し、そして、シャッタシリンダ4
2はロアホッパ24にブラケットを介して取付けられて
いる。
【0030】今、シャッタプレート40が閉止状態にあ
るとき、アッパホッパ22から排出されたシート束SB
はシャッタプレート40上に落下して、これらシャッタ
プレート40上に受止められ、これにより、シート束S
Bを滞留室41内に一時的に滞留させることができる。
この後、シャッタプレート40が滞留室41を開くと、
滞留室41内のシート束SBはロアホッパ室43内に落
下し、ホッパ爪36,38上のシート材S上に堆積、つ
まり、補給されることになる。
るとき、アッパホッパ22から排出されたシート束SB
はシャッタプレート40上に落下して、これらシャッタ
プレート40上に受止められ、これにより、シート束S
Bを滞留室41内に一時的に滞留させることができる。
この後、シャッタプレート40が滞留室41を開くと、
滞留室41内のシート束SBはロアホッパ室43内に落
下し、ホッパ爪36,38上のシート材S上に堆積、つ
まり、補給されることになる。
【0031】上述したシャッタプレート40の開閉を制
御するため、図6に示されるように滞留室41及びロア
ホッパ室43はその内部のシート材Sの有無及びその堆
積量を光学的に検出するために、アッパ光学センサ44
及びロア光学センサ46をそれぞれ備えている。これら
光学センサは何れも発光部48及び受光部50を有した
透過型のセンサであって、アッパ光学センサ44の発光
部48は滞留室41内から閉止状態にあるシャッタプレ
ート40間からロアホッパ室43内を経て、その受光部
50に至る斜めの検査光を出射し、これに対し、ロア光
学センサ46の発光部はロアホッパ室43の底部を通過
してその受光部50に至る斜めの検査光を出射する。
御するため、図6に示されるように滞留室41及びロア
ホッパ室43はその内部のシート材Sの有無及びその堆
積量を光学的に検出するために、アッパ光学センサ44
及びロア光学センサ46をそれぞれ備えている。これら
光学センサは何れも発光部48及び受光部50を有した
透過型のセンサであって、アッパ光学センサ44の発光
部48は滞留室41内から閉止状態にあるシャッタプレ
ート40間からロアホッパ室43内を経て、その受光部
50に至る斜めの検査光を出射し、これに対し、ロア光
学センサ46の発光部はロアホッパ室43の底部を通過
してその受光部50に至る斜めの検査光を出射する。
【0032】今、ロアホッパ室43内のシート材Sの残
量が少なくなって、図7に示されるようにロア光学セン
サ46の出力がオフからオンに切換えられると、シャッ
タプレート40は閉止状態から開かれ、滞留室41内の
シート束SBをロアホッパ室43内に供給する。この供
給を受け、ロア光学センサ46の出力はオンからオフに
切換えられるとともに、シャッタプレート40は閉止状
態に戻される。
量が少なくなって、図7に示されるようにロア光学セン
サ46の出力がオフからオンに切換えられると、シャッ
タプレート40は閉止状態から開かれ、滞留室41内の
シート束SBをロアホッパ室43内に供給する。この供
給を受け、ロア光学センサ46の出力はオンからオフに
切換えられるとともに、シャッタプレート40は閉止状
態に戻される。
【0033】一方、滞留室41からロアホッパ室43に
シート束SBが供給され、滞留室41内のシート束SBが
無くなって、アッパ光学センサ44の出力がオフからオ
ンに切換えられると、前述したアッパホッパ22の一対
のベルトコンベア26が間欠駆動、つまり、オン作動さ
れ、アッパホッパ22から滞留室41内にシート束SB
が供給され、この供給を受けて、アッパ光学センサ44
の出力はオンからオフに切換えられることになる。
シート束SBが供給され、滞留室41内のシート束SBが
無くなって、アッパ光学センサ44の出力がオフからオ
ンに切換えられると、前述したアッパホッパ22の一対
のベルトコンベア26が間欠駆動、つまり、オン作動さ
れ、アッパホッパ22から滞留室41内にシート束SB
が供給され、この供給を受けて、アッパ光学センサ44
の出力はオンからオフに切換えられることになる。
【0034】上述したようにロアホッパ室43はアッパ
ホッパ22からシート束SBを間欠的に受取り可能であ
るので、ロアホッパ室43内に多量のシート材Sが堆積
することはない。したがって、アッパホッパ22内に多
量のシート材Sが蓄えられていても、ロアホッパ室43
内の最下位のシート材Sに過大な堆積荷重が加わること
はない。
ホッパ22からシート束SBを間欠的に受取り可能であ
るので、ロアホッパ室43内に多量のシート材Sが堆積
することはない。したがって、アッパホッパ22内に多
量のシート材Sが蓄えられていても、ロアホッパ室43
内の最下位のシート材Sに過大な堆積荷重が加わること
はない。
【0035】また、アッパホッパ22から排出されたシ
ート束SBは滞留室41内に一時的に滞留され、そし
て、ロアホッパ室43内のシート材Sの残量が所定枚数
以下になって始めて、ロアホッパ室43に供給されるの
で、ロアホッパ室43内にて、シート材Sの堆積量はそ
の変動幅が少なく、これにより、ロアホッパ室43の最
下位にあるシート材Sの加わる堆積荷重を安定させるこ
とができる。
ート束SBは滞留室41内に一時的に滞留され、そし
て、ロアホッパ室43内のシート材Sの残量が所定枚数
以下になって始めて、ロアホッパ室43に供給されるの
で、ロアホッパ室43内にて、シート材Sの堆積量はそ
の変動幅が少なく、これにより、ロアホッパ室43の最
下位にあるシート材Sの加わる堆積荷重を安定させるこ
とができる。
【0036】再度、図5を参照すると、ロアホッパ室4
3の下方には一対の吸着パッド52が配置されている。
これら吸着パッド52はその先端部が伸縮可能であり、
ロアホッパ室43の前後方向、すなわち、シート材Sの
長手軸線方向に離間し、そして、負圧源にそれぞれ接続
されている。一対の吸着パッド52はブラケット54を
介して昇降シリンダ56に連結され、この昇降シリンダ
56の伸縮動作により水平なベースプレート58を通過
するようにして昇降することができる。このため、ベー
スプレート58には昇降シリンダ56の伸縮及び吸着パ
ッド52の昇降を許容する開口60が形成され、昇降シ
リンダ56はベースプレート58の下面にブラケットを
介して取付けられている。
3の下方には一対の吸着パッド52が配置されている。
これら吸着パッド52はその先端部が伸縮可能であり、
ロアホッパ室43の前後方向、すなわち、シート材Sの
長手軸線方向に離間し、そして、負圧源にそれぞれ接続
されている。一対の吸着パッド52はブラケット54を
介して昇降シリンダ56に連結され、この昇降シリンダ
56の伸縮動作により水平なベースプレート58を通過
するようにして昇降することができる。このため、ベー
スプレート58には昇降シリンダ56の伸縮及び吸着パ
ッド52の昇降を許容する開口60が形成され、昇降シ
リンダ56はベースプレート58の下面にブラケットを
介して取付けられている。
【0037】図8から明かなように昇降シリンダ56に
よる吸着バッド52の昇降方向は、ホッパ20、つま
り、ロアホッパ24の傾斜方向に一致し、これにより、
一対の吸着パッド52が上昇したとき、図8中2点鎖線
で示されるように吸着パッド52はロアホッパ24内の
最下位にあるシート材Sの下壁L(図2参照)に良好に
吸着することができる。この後、昇降シリンダ56の収
縮に伴い、吸着パッド52が下降されると、吸着された
シート材Sはホッパ口39を規定するホッパ爪36,3
8との係合に抗してロアホッパ24から取出され、そし
て、前述したベースプレート58に向けて下降される。
よる吸着バッド52の昇降方向は、ホッパ20、つま
り、ロアホッパ24の傾斜方向に一致し、これにより、
一対の吸着パッド52が上昇したとき、図8中2点鎖線
で示されるように吸着パッド52はロアホッパ24内の
最下位にあるシート材Sの下壁L(図2参照)に良好に
吸着することができる。この後、昇降シリンダ56の収
縮に伴い、吸着パッド52が下降されると、吸着された
シート材Sはホッパ口39を規定するホッパ爪36,3
8との係合に抗してロアホッパ24から取出され、そし
て、前述したベースプレート58に向けて下降される。
【0038】一方、図8に示されるように吸着パッド5
2のブラケット54には吸着バッド52と同様に上方に
向けて突出した当接プレート62が取付けられ、この当
接プレート62は吸着パッド52がシート材Sに吸着し
たとき、そのシート材Sにおける上壁U側のリッドフラ
ップLFとサイドフラップSFとの間の基部(折込み線
g)に当接する(図2参照)。すなわち、図9に示され
るように当接プレート62の上端は山形形状をなしてい
る。
2のブラケット54には吸着バッド52と同様に上方に
向けて突出した当接プレート62が取付けられ、この当
接プレート62は吸着パッド52がシート材Sに吸着し
たとき、そのシート材Sにおける上壁U側のリッドフラ
ップLFとサイドフラップSFとの間の基部(折込み線
g)に当接する(図2参照)。すなわち、図9に示され
るように当接プレート62の上端は山形形状をなしてい
る。
【0039】また、図8に示されるようにホッパ口39
の直下には係合ロッド64が配置されている。この係合
ロッド64はロアホッパ24から取出されたシート材S
が下降するとき、そのシート材Sにおける上壁Uのサイ
ドフラップSFの先端部に下方から係合することができ
る。なお、係合ロッド64はロアホッパ24に取付けら
れている。
の直下には係合ロッド64が配置されている。この係合
ロッド64はロアホッパ24から取出されたシート材S
が下降するとき、そのシート材Sにおける上壁Uのサイ
ドフラップSFの先端部に下方から係合することができ
る。なお、係合ロッド64はロアホッパ24に取付けら
れている。
【0040】さらに、図5に示されているようにホッパ
爪38の下方にはシート材Sの一方の側縁を案内する一
対の傾斜ガイド66が配置されている。これら傾斜ガイ
ド66はロアホッパ24の前後方向に離間し、ベースプ
レート56上に取付け部材68を介して固定されてい
る。また、ベースプレート58側には、吸着パッド52
の昇降経路を両側から挟むようにしてアッパ挟持部材7
0及びロア挟持部材72が配置され、これら挟持部材7
0,72は起こしシリンダ74及びロックシリンダ76
の伸縮作動を受け、2点鎖線で示されるように互いに接
離する方向に移動する。なお、起こしシリンダ74及び
ロックシリンダ76はベースプレート58上にブラケッ
トを介してそれぞれ取付けられている。
爪38の下方にはシート材Sの一方の側縁を案内する一
対の傾斜ガイド66が配置されている。これら傾斜ガイ
ド66はロアホッパ24の前後方向に離間し、ベースプ
レート56上に取付け部材68を介して固定されてい
る。また、ベースプレート58側には、吸着パッド52
の昇降経路を両側から挟むようにしてアッパ挟持部材7
0及びロア挟持部材72が配置され、これら挟持部材7
0,72は起こしシリンダ74及びロックシリンダ76
の伸縮作動を受け、2点鎖線で示されるように互いに接
離する方向に移動する。なお、起こしシリンダ74及び
ロックシリンダ76はベースプレート58上にブラケッ
トを介してそれぞれ取付けられている。
【0041】次に、図10〜図13及び図14を参照し
ながら、前述した当接プレート62、係合ロッド64,
傾斜ガイド66及び挟持部材70,72の作用を説明す
る。今、吸着バッド52が上昇し、ロアホッパ24内の
最下位のシート材Sの下壁L、より正確には下壁Lの前
面壁となる部分を吸着すると、吸着パッド52はその先
端部が収縮するが、この際、当接プレート62はその尖
端がシート材Sの上壁Uに当接した状態にある。それゆ
え、図10に示されるようにシート材Sの上壁U及び下
壁Lは折込み線gから折曲がるようにして若干分離さ
れ、シート材Sに開き癖が付けられる。
ながら、前述した当接プレート62、係合ロッド64,
傾斜ガイド66及び挟持部材70,72の作用を説明す
る。今、吸着バッド52が上昇し、ロアホッパ24内の
最下位のシート材Sの下壁L、より正確には下壁Lの前
面壁となる部分を吸着すると、吸着パッド52はその先
端部が収縮するが、この際、当接プレート62はその尖
端がシート材Sの上壁Uに当接した状態にある。それゆ
え、図10に示されるようにシート材Sの上壁U及び下
壁Lは折込み線gから折曲がるようにして若干分離さ
れ、シート材Sに開き癖が付けられる。
【0042】この後、昇降シリンダ56の収縮に伴い、
ロアホッパ24からシート材Sが取出されるが、この
際、前述したように最下位のシート材Sに加わる堆積荷
重の変動は小さいので、吸着パッド52によるシート材
Sの吸着取出しは安定して実施される。そして、シート
材Sが吸着パッド52とともに下降し始めると、係合ロ
ッド64の先端はシート材S側のサイドフラップSFに
係合し、その上壁Uの下降を拘束する。それゆえ、図1
1に示されるようにシート材Sの上壁U及び下壁Lはこ
れらの折込み線gから大きく折曲がり、シート材Sはさ
らに開かれる。
ロアホッパ24からシート材Sが取出されるが、この
際、前述したように最下位のシート材Sに加わる堆積荷
重の変動は小さいので、吸着パッド52によるシート材
Sの吸着取出しは安定して実施される。そして、シート
材Sが吸着パッド52とともに下降し始めると、係合ロ
ッド64の先端はシート材S側のサイドフラップSFに
係合し、その上壁Uの下降を拘束する。それゆえ、図1
1に示されるようにシート材Sの上壁U及び下壁Lはこ
れらの折込み線gから大きく折曲がり、シート材Sはさ
らに開かれる。
【0043】この後、シート材Sがさらに下降すると、
シート材Sの一方の側縁、より詳しくは、その下壁L側
の側壁となる部分が傾斜ガイド66に案内されること
で、シート材Sはさらに開かれ、そして、シート材Sは
ベースプレート58上の下降位置まで下降される。この
下降位置にて、シート材Sはその下壁Lの前面壁となる
部分がベースプレート58に載置され、そして、シート
材Sの他方の側縁は前述したロアホッパ通路35を規定
するロアホッパ壁32の下端に接触した状態となる。な
お、下降位置は、前述したポケットコンベア8の箱受入
位置P1と同一のレベル位置に配置されている。
シート材Sの一方の側縁、より詳しくは、その下壁L側
の側壁となる部分が傾斜ガイド66に案内されること
で、シート材Sはさらに開かれ、そして、シート材Sは
ベースプレート58上の下降位置まで下降される。この
下降位置にて、シート材Sはその下壁Lの前面壁となる
部分がベースプレート58に載置され、そして、シート
材Sの他方の側縁は前述したロアホッパ通路35を規定
するロアホッパ壁32の下端に接触した状態となる。な
お、下降位置は、前述したポケットコンベア8の箱受入
位置P1と同一のレベル位置に配置されている。
【0044】上述したようにベースプレート58上の下
降位置に開き途中のシート材Sが到達しても、その下壁
Lの側壁となる部分は傾斜ガイド66上にあるから、シ
ート材Sが再び閉じてしまうことはない。なお、吸着パ
ッド52の吸引はシート材Sがベースプレート58に載
置される直前にて、よりに詳しくはシート材Sの他端が
ベースプレート58に接触する時点にて解除されてい
る。
降位置に開き途中のシート材Sが到達しても、その下壁
Lの側壁となる部分は傾斜ガイド66上にあるから、シ
ート材Sが再び閉じてしまうことはない。なお、吸着パ
ッド52の吸引はシート材Sがベースプレート58に載
置される直前にて、よりに詳しくはシート材Sの他端が
ベースプレート58に接触する時点にて解除されてい
る。
【0045】この後、起こしシリンダ74の伸長作動を
受けて、アッパ挟持部材70が一対の傾斜ガイド66間
を所定の位置まで前進し、図12に示されるようにアッ
パ挟持部材70はシート材Sの上壁Uと下壁Lとを接続
する折込み線f、つまり、開き過程にあるシート材Sの
角部を押圧する。このとき、シート材Sの他方の側縁は
ロアホッパ壁32の下端により拘束された状態にあるの
で、アッパ挟持部材70による押圧はシート材Sをさら
に開き、これにより、シート材Sが完全に開かれ、シー
ト材SはリッドフラップLF側の一端が開口した小箱B
に成形される。この際、シート材Sにおける他端側の前
述した底フラップは互いに係合し始め、小箱Bの底壁が
形成され始める。
受けて、アッパ挟持部材70が一対の傾斜ガイド66間
を所定の位置まで前進し、図12に示されるようにアッ
パ挟持部材70はシート材Sの上壁Uと下壁Lとを接続
する折込み線f、つまり、開き過程にあるシート材Sの
角部を押圧する。このとき、シート材Sの他方の側縁は
ロアホッパ壁32の下端により拘束された状態にあるの
で、アッパ挟持部材70による押圧はシート材Sをさら
に開き、これにより、シート材Sが完全に開かれ、シー
ト材SはリッドフラップLF側の一端が開口した小箱B
に成形される。この際、シート材Sにおける他端側の前
述した底フラップは互いに係合し始め、小箱Bの底壁が
形成され始める。
【0046】この後、前述したロア挟持部材72はロッ
クシリンダ76の伸長作動を受けて前進し、シート材S
の他方の側縁、つまり、アッパ挟持部材70により押圧
されている小箱Bの角部に対し、その対角線上に位置す
る角部を押圧する。したがって、ロア挟持部材72はア
ッパ挟持部材70と協働して小箱Bを圧縮変形させ、こ
の圧縮変形は底フラップの係合を確実なものにし、この
時点で、小箱Bの底壁が完全に形成されることにある。
クシリンダ76の伸長作動を受けて前進し、シート材S
の他方の側縁、つまり、アッパ挟持部材70により押圧
されている小箱Bの角部に対し、その対角線上に位置す
る角部を押圧する。したがって、ロア挟持部材72はア
ッパ挟持部材70と協働して小箱Bを圧縮変形させ、こ
の圧縮変形は底フラップの係合を確実なものにし、この
時点で、小箱Bの底壁が完全に形成されることにある。
【0047】上述したようにロアホッパ24から取出さ
れたシート材Sはその下降過程にて、その開操作が開始
され、そして、下降位置にて完全に開かれることから、
シート材Sを開操作するための手段は全てロアホッパ2
4、つまり、ホッパ20の下方に配置されており、これ
により、シート材Sの開操作手段のための設置スペース
をホッパ20の側方に確保する必要はない。
れたシート材Sはその下降過程にて、その開操作が開始
され、そして、下降位置にて完全に開かれることから、
シート材Sを開操作するための手段は全てロアホッパ2
4、つまり、ホッパ20の下方に配置されており、これ
により、シート材Sの開操作手段のための設置スペース
をホッパ20の側方に確保する必要はない。
【0048】一方、図5及び図15に示されるようにシ
ート材Sの下降位置の前方には挿入部材78が配置さ
れ、この挿入部材78はベースプレート58の直上をロ
アホッパ24、すなわち、ホッパ20の前後方向に延び
ている。下降位置側の挿入部材78の一端には板状の挿
入プッシャ80が配置されており、この挿入プッシャ8
0は挿入部材78ともに小箱Bの開口を通じ、小箱B内
に挿入可能な大きさを有している。
ート材Sの下降位置の前方には挿入部材78が配置さ
れ、この挿入部材78はベースプレート58の直上をロ
アホッパ24、すなわち、ホッパ20の前後方向に延び
ている。下降位置側の挿入部材78の一端には板状の挿
入プッシャ80が配置されており、この挿入プッシャ8
0は挿入部材78ともに小箱Bの開口を通じ、小箱B内
に挿入可能な大きさを有している。
【0049】挿入部材78の他端は連結プレート82を
介して挿入シリンダ84に連結されており、挿入シリン
ダ84はベースプレート58の下面にブラケット86を
介して取付けられている。挿入シリンダ84はホッパ2
0の前後方向に延び、その作動により、連結プレート8
2及び挿入部材78を介して挿入プッシャ80を往復動
させることができる。このため、図15から明らかなよ
うに前述した吸着パッド52の昇降を許容する開口60
はホッパ20の前後方向にも開かれており、これによ
り、連結プレート82の往復動が許容されている。
介して挿入シリンダ84に連結されており、挿入シリン
ダ84はベースプレート58の下面にブラケット86を
介して取付けられている。挿入シリンダ84はホッパ2
0の前後方向に延び、その作動により、連結プレート8
2及び挿入部材78を介して挿入プッシャ80を往復動
させることができる。このため、図15から明らかなよ
うに前述した吸着パッド52の昇降を許容する開口60
はホッパ20の前後方向にも開かれており、これによ
り、連結プレート82の往復動が許容されている。
【0050】前述したようにベースプレート58上の下
降位置にて小箱Bが成形されると、挿入シリンダ84は
挿入プッシャ80を小箱Bに向けて前進させて、小箱B
内に挿入させる。この後、挿入プッシャ80が小箱Bの
底壁に当接すると、挿入プッシャ80は小箱Bを前述し
たポケットコンベア8に向けて押出し、そして、箱受入
位置P1にあるポケットに挿入する。なお、図15中、
ポケットコンベア8はその軸線のみが1点鎖線で示され
ている。ここで、挿入プッシャ80の前進は、図14の
タイミングチャートから明かなように前述したロア挟持
部材72が後退した時点で開始されるが、この際、アッ
パ挟持部材70は前進位置にあって、挿入プッシャ80
による小箱Bの押出しを案内している。
降位置にて小箱Bが成形されると、挿入シリンダ84は
挿入プッシャ80を小箱Bに向けて前進させて、小箱B
内に挿入させる。この後、挿入プッシャ80が小箱Bの
底壁に当接すると、挿入プッシャ80は小箱Bを前述し
たポケットコンベア8に向けて押出し、そして、箱受入
位置P1にあるポケットに挿入する。なお、図15中、
ポケットコンベア8はその軸線のみが1点鎖線で示され
ている。ここで、挿入プッシャ80の前進は、図14の
タイミングチャートから明かなように前述したロア挟持
部材72が後退した時点で開始されるが、この際、アッ
パ挟持部材70は前進位置にあって、挿入プッシャ80
による小箱Bの押出しを案内している。
【0051】この後、ポケットに挿入された小箱Bは前
述したようにポケットコンベア8の間欠駆動により箱受
入位置P1から充填位置P2に向けて移送され、一方、シ
ート材Sの吸引取出し、その開操作及び小箱Bの押出し
供給は同様にして繰返される。本発明は上述した一実施
形態に制約されるものではなく、本発明の範囲を逸脱し
ない範囲内で種々に変形可能である。
述したようにポケットコンベア8の間欠駆動により箱受
入位置P1から充填位置P2に向けて移送され、一方、シ
ート材Sの吸引取出し、その開操作及び小箱Bの押出し
供給は同様にして繰返される。本発明は上述した一実施
形態に制約されるものではなく、本発明の範囲を逸脱し
ない範囲内で種々に変形可能である。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように本発明の小箱詰機の
箱供給装置(請求項1)によれば、ホッパ、つまり、そ
のアッパホッパが傾斜されているので、その両端の厚み
が異なる成形用折畳みシート材であっても、その設置ス
ペースの増加を招くことなく、これらシート材を安定し
た状態で多量に蓄えることができる。また、アッパホッ
パはロアホッパに定量的にシート材を排出するので、ロ
アホッパの最下位にあるシート材に過大な堆積荷重が加
わることはなく、ロアホッパからのシート材の安定して
取出しが可能となる。
箱供給装置(請求項1)によれば、ホッパ、つまり、そ
のアッパホッパが傾斜されているので、その両端の厚み
が異なる成形用折畳みシート材であっても、その設置ス
ペースの増加を招くことなく、これらシート材を安定し
た状態で多量に蓄えることができる。また、アッパホッ
パはロアホッパに定量的にシート材を排出するので、ロ
アホッパの最下位にあるシート材に過大な堆積荷重が加
わることはなく、ロアホッパからのシート材の安定して
取出しが可能となる。
【0053】さらに、取出されたシート材はホッパの下
方領域にて、その開操作が実施されるので、開操作のた
めに手段をホッパの下方に纏めて配置でき、装置全体の
設置スペースを小さくすることができる。請求項2の箱
供給装置によれば、アッパホッパから排出されたシート
材を一時的に滞留させる規制手段をさらに備えているの
で、最下位のシート材に加わる堆積荷重の変動を抑制す
ることができる。
方領域にて、その開操作が実施されるので、開操作のた
めに手段をホッパの下方に纏めて配置でき、装置全体の
設置スペースを小さくすることができる。請求項2の箱
供給装置によれば、アッパホッパから排出されたシート
材を一時的に滞留させる規制手段をさらに備えているの
で、最下位のシート材に加わる堆積荷重の変動を抑制す
ることができる。
【0054】請求項3の箱供給装置によれば、アッパホ
ッパがベルトコンベア型であるので、シート材の定量的
な排出を容易に行え、且つ、シート材の蓄積量を増加さ
せることができる。請求項4の箱供給装置によれば、シ
ート材の下降を利用することで、簡単機構でシート材の
開操作を確実に実施可能である。
ッパがベルトコンベア型であるので、シート材の定量的
な排出を容易に行え、且つ、シート材の蓄積量を増加さ
せることができる。請求項4の箱供給装置によれば、シ
ート材の下降を利用することで、簡単機構でシート材の
開操作を確実に実施可能である。
【0055】請求項5の箱供給装置によれば、下降位置
にて、開状態にある小箱を圧縮変形するようにしての
で、その底フラップの係合が確実になり、その底壁の形
成を完全なものにすることができる。
にて、開状態にある小箱を圧縮変形するようにしての
で、その底フラップの係合が確実になり、その底壁の形
成を完全なものにすることができる。
【図1】小箱詰機の概略図である。
【図2】成形用折畳みシートの斜視図である。
【図3】ホッパの概略正面図である。
【図4】ホッパの概略側面図である。
【図5】ロアホッパの正面図である。
【図6】ロアホッパの光学センサの配置を示した図であ
る。
る。
【図7】シャッタプレート及びアッパホッパの動作を説
明するタイミングチャートである。
明するタイミングチャートである。
【図8】吸着パッドの側面図である。
【図9】当接プレートの拡大図である。
【図10】吸着パッドの下降開始時を示した図である。
【図11】シート材の下降過程を示した図である。
【図12】下降位置でのシート材の状態を示した図であ
る。
る。
【図13】下降位置にてシート材が完全に開かれ、小箱
が成形された状態を示す図である。
が成形された状態を示す図である。
【図14】シート材の取出し及び開操作を行う各部材の
動作を示したタイミングチャートである。
動作を示したタイミングチャートである。
【図15】下降位置周辺の概略平面図である。
【符号の説明】 20 ホッパ 22 アッパホッパ 23 排出口 24 ロアホッパ 26 ベルトコンベア 28 フィン部材 39 ホッパ口 40 シャッタプレート 52 吸着パッド 66 傾斜ガイド 70 アッパ挟持部材(アッパ挟持手段) 72 ロア挟持部材(ロア挟持手段) S シート材
フロントページの続き Fターム(参考) 3E003 AA01 AB04 BA03 BB01 BB02 BB05 BC03 BD05 BE01 CA01 CA02 CB01 CB05 CB06 DA02 DA03 DA07 3E030 AA02 BA03 BA06 BB02 BB05 BC01 CA01 CA02 CA09 CB03 CC02 DA04 DA08 EA02 EB10 FA05 GA03 GA04
Claims (5)
- 【請求項1】 上下壁が重なり合った状態の成形用折畳
みシート材に対し前記上下壁が互いに離間する方向に開
操作して、前記シート材の一端にて形成される開口及び
その他端にて底フラップの自動的な係合により形成され
た底壁を有する小箱を成形し、この後、前記小箱を箱搬
送経路に供給し、この箱搬送経路上にて前記小箱内に前
記開口を通じて内容物を充填する小箱詰機において、 前記シート材を蓄えるホッパと、 前記ホッパのホッパ口から前記シート材の前記下壁を吸
着パッドに吸着して前記シート材を1枚ずつ取出し、取
出した前記シート材を所定の下降位置まで下降させる取
出し手段と、 前記シート材の下降過程にて前記シート材の開き操作を
開始する一方、前記下降位置にて前記開き操作を完了
し、前記シート材を前記小箱に成形する箱開き手段と、 前記小箱を前記下降位置から前記箱搬送経路に向けて押
出す押出し手段とを具備し、 前記ホッパは、 前記シート材の前記一端を上向きにした傾斜状態で、前
記シート材を上下方向に積層して蓄え、下端の排出口か
ら前記シート材を定量的に排出可能なアッパホッパと、 前記リザーバの直下に連なるとともに下端に前記ホッパ
口を有し、前記排出口から排出された前記シート材を受
取り、受取った前記シート材を前記ホッパ口上に堆積さ
せるロアホッパと、を備えたことを特徴とする小箱詰機
の箱供給装置。 - 【請求項2】 前記ロアホッパの上部に設けられ、前記
アッパホッパの前記排出口から排出された前記シート材
を一時的に滞留させ、前記ロアホッパへの導入を阻止す
る規制手段を更に備えることを特徴とする請求項1に記
載の小箱詰機の箱供給装置。 - 【請求項3】 前記アッパホッパは、 上下方向に延びるとともに互いに離間対向して配置さ
れ、間欠的に駆動される一対の傾斜ベルトコンベアと、 前記各傾斜ベルトコンベアのベルトに所定の間隔を存し
てそれぞれ設けられ、前記傾斜ベルトコンベア間に互い
に協働して前記シート材を積重ねて保持するフィン部材
とを備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の小
箱詰機の箱供給装置。 - 【請求項4】 前記箱開き手段は、前記シート材の下降
中、前記シート材の前記上壁側に係合し、前記シート材
の前記開操作を開始させる固定の係合部材と、 開き始めた前記シート材を案内して前記下降位置に導
き、前記シート材の前記開操作を補助するガイドと、 前記下降位置にて開き途中にある前記シート材を一方の
側から押圧し、前記シート材を完全に開いた前記小箱に
成形するアッパ挟持手段とを備えることを特徴とする請
求項1〜3のいずれかに記載の小箱詰機の箱供給装置。 - 【請求項5】 前記箱開き手段は、前記下降位置にて開
状態の前記小箱を前記アッパ挟持手段と協働して対角的
に挟持するロア挟持手段をさらに含むことを特徴とする
請求項4に記載の小箱詰機の箱供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000260914A JP2002068133A (ja) | 2000-08-30 | 2000-08-30 | 小箱詰機の箱供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000260914A JP2002068133A (ja) | 2000-08-30 | 2000-08-30 | 小箱詰機の箱供給装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002068133A true JP2002068133A (ja) | 2002-03-08 |
Family
ID=18748852
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000260914A Pending JP2002068133A (ja) | 2000-08-30 | 2000-08-30 | 小箱詰機の箱供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002068133A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010247888A (ja) * | 2009-04-20 | 2010-11-04 | Tdk Corp | 開箱装置および箱詰め装置 |
CN113200194A (zh) * | 2021-03-25 | 2021-08-03 | 广州王老吉药业股份有限公司 | 一种用于袋装药剂的分料装盒输送一体化设备 |
-
2000
- 2000-08-30 JP JP2000260914A patent/JP2002068133A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010247888A (ja) * | 2009-04-20 | 2010-11-04 | Tdk Corp | 開箱装置および箱詰め装置 |
CN113200194A (zh) * | 2021-03-25 | 2021-08-03 | 广州王老吉药业股份有限公司 | 一种用于袋装药剂的分料装盒输送一体化设备 |
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