JP2002067580A - 照明付き筆記具及び筆記具用照明具 - Google Patents

照明付き筆記具及び筆記具用照明具

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JP2002067580A
JP2002067580A JP2000257961A JP2000257961A JP2002067580A JP 2002067580 A JP2002067580 A JP 2002067580A JP 2000257961 A JP2000257961 A JP 2000257961A JP 2000257961 A JP2000257961 A JP 2000257961A JP 2002067580 A JP2002067580 A JP 2002067580A
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Akira Matsumoto
晟 松本
Susumu Matsumoto
将 松本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車内等の暗所でメモを取ったり、サインする
場合に筆記エリアを照明でき便利な照明付き筆記具を提
供することにある。 【解決手段】 筆記具本体としてのボールペン本体1に
ボタン電池11及びこのボタン電池11と電気的に接続
された光源としての豆電球15を設け、豆電球15から
発生した照明光をボールペン本体1の筒部5に設けた導
光部5aを介してペン先9方向に導き、少なくとも筆記
エリアAを照明できるようにしたことを特徴とする照明
付き筆記具にある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、暗所でメモを取っ
たり、サインする際に便利な照明付き筆記具及び筆記具
用照明具に関する。
【0002】
【従来の技術】筆記具としてのボールペン、万年筆、シ
ャープペンシル、サインペン等は、筆記し易いようにペ
ン先の構造が改良され、また握り部が持ち易く、長時間
筆記しても手指の疲労が少ない構造に改良されている。
【0003】しかしながら、前述した筆記具に、それ以
上の付加価値を付けた物は少なく、例えば筆記具の頭部
に豆電球を乾電池とともに内蔵した、ペンライトとして
使用できるものが知られているが、ペンライトは、ペン
型の懐中電灯であり、筆記具の頭部から照明光を発生さ
せるものであり、筆記する際にはその照明光を効力がな
い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、夜間、道路、
車内等の暗所で一寸したメモを取る場合やサイン等をす
る場合に筆記エリア及び筆記具のペン先の位置を確認で
きず、不便を感じる事があり、また照明があっても光線
が一方向の場合、筆記具を持った手によって影ができ、
いわゆる手暗状態となって筆記エリア及び筆記具のペン
先の位置を確認できないため不便を感じる。
【0005】本発明は、前記事情に着目してなされたも
ので、その目的とするところは、暗所でメモを取った
り、サインする際に筆記エリアを明るく照明できる照明
付き筆記具を提供することにある。
【0006】また、この発明は、既存の筆記具に照明具
を装着することにより、暗所でメモを取ったり、サイン
する際に筆記エリアを明るく照明できる筆記具用照明具
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、請求項1は、筆記具本体に電源及びこの
電源と電気的に接続された照明手段を有し、前記照明手
段によって少なくとも筆記エリアを照明できるようにし
たことを特徴とする照明付き筆記具にある。
【0008】請求項2は、請求項1の照明手段は、前記
筆記具本体に内蔵された発光素子であることを特徴とす
る。
【0009】請求項3は、請求項1の照明手段は、前記
筆記具本体の少なくとも一部に一体に形成された発光素
子であることを特徴とする。
【0010】請求項4は、請求項3の発光素子は、有機
EL素子であることを特徴とする。
【0011】請求項5は、請求項1の照明手段は、照度
調整が可能であることを特徴とする。
【0012】請求項6は、請求項1の前記照明手段は、
前記筆記具本体に内蔵された光源と、前記筆記具本体の
筒部に設けられ前記光源からの照明光を前記筆記具本体
の先端部に導光する導光部と、前記筆記具本体の先端部
に設けられ導光部からの光を拡散して筆記エリアを照明
する光拡散部とからなることを特徴とする。
【0013】請求項7は、請求項6の前記導光部は、前
記筆記具本体の筒部壁内を全反射しながら光伝送される
全反射光伝送体であることを特徴とする。
【0014】請求項8は、請求項6の前記導光部は、前
記筆記具本体の筒部壁内を反射しながら光伝送される反
射体であることを特徴とする。
【0015】請求項9は、請求項6の前記導光部は、前
記筆記具本体の筒部壁内にその軸方向に亘って設けられ
た複数本の光ファイバーであることを特徴とする。
【0016】請求項10は、請求項6の前記光拡散部
は、照明範囲を可変可能に移動可能なレンズであること
を特徴とする。
【0017】請求項11は、筆記具本体に着脱可能に設
けられる照明具本体を有し、この照明具本体は、電源及
びこの電源と電気的に接続された照明手段を備え、前記
照明手段によって少なくとも筆記エリアを照明できるよ
うにしたことを特徴とする筆記具用照明具にある。
【0018】請求項12は、筆記具本体に着脱可能に設
けられる照明具本体を有し、この照明具本体は、少なく
とも筆記エリアを照明できる発光素子を備えていること
を特徴とする筆記具用照明具にある。
【0019】請求項13は、請求項12の前記発光素子
は、有機EL素子であることを特徴とする。
【0020】請求項14は、請求項11または12の前
記照明具本体は、環状であり、前記筆記具本体に着脱可
能な嵌合部を有していることを特徴とする。
【0021】請求項15は、請求項11または12の前
記照明具本体は、前記筆記具本体に着脱可能に装着され
る装着部と、この装着部と一体に設けられた照明部とか
らなることを特徴とする。
【0022】請求項16は、請求項11、14または1
5の前記照明具本体は、前記筆記具本体に対して装着し
たときに照明手段のスイッチがONされることを特徴と
する。
【0023】請求項17は、請求項11の前記照明手段
は、前記照明具本体に内蔵された光源と、前記照明具本
体に設けられ前記光源からの照明光を拡散して筆記エリ
アを照明する光拡散部とからなることを特徴とする。
【0024】請求項1〜10によれば、車内等の暗所で
メモを取ったり、サインする場合に筆記エリアを照明で
き便利であり、筆記具の原形を変更しないため、書き易
さ、持ち易さを維持できる。
【0025】請求項11〜17によれば、車内等の暗所
でメモを取ったり、サインする場合に、既存の筆記具に
装着することにより、筆記エリアを照明でき便利であ
り、明るい所での筆記の際には照明具を取り外しできる
ので邪魔にならない。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0027】図1及び図2は第1の実施形態を示し、図
1は照明付き筆記具としてのボールペンの縦断側面図、
図2は使用状態の斜視図である。筆記具本体としてのボ
ールペン本体1は、クリップ2を有する頭部3と、この
頭部3と一体的に設けられた握り部4を形成する少なく
とも外表面が不透明な筒部5と、筒部5の先端部に設け
られペン先支持部6とから構成されている。
【0028】ボールペン本体1の筒部5の軸心部にはイ
ンクを収容したペン軸7が進退自在に挿入され、このペ
ン軸7は筒部5の内部に収納されたスプリング8によっ
て後退する方向に付勢されている。従って、市販のボー
ルペンと同様に不使用状態においては、ペン軸7のペン
先9はペン先支持部6内に収納され、ペン軸7の基端部
をノック式、回転式あるいはスライドボタン式に(いず
れも図示しない)スプリング8の付勢力に抗して前進さ
せることにより、ペン先9がペン先支持部6から一定量
突出して筆記できるようになっている。
【0029】ボールペン本体1の頭部3は不透明な合成
樹脂材料によって筒状に形成されていて、基端開口には
突没自在な押しボタン10が設けられている。この押し
ボタン10の内部には電源としてのボタン電池11が交
換可能に内蔵されている。
【0030】押しボタン10は、頭部3の空洞部3aに
設けられた復帰ばね12によって突出する方向に付勢さ
れ、復帰ばね12のばね座13はスイッチとして、例え
ば感圧スイッチ14と接触している。そして、押しボタ
ン10を復帰ばね12の付勢力に抗して押し込むことに
よりばね座13が感圧スイッチ14を押圧し、感圧スイ
ッチ14がONするようになっている。
【0031】頭部3の空洞部3aには感圧スイッチ14
と電気的に接続された照明手段の光源として豆電球15
が設けられている。また、ボールペン本体1の筒部5は
導光部5aを有し、その基端部が光入射部16、先端部
が光出射部17に形成されている。そして、豆電球15
の光を光入射部16から入射し、筒部5内の導光部5a
を全反射して光出射部17へ光伝送されるようになって
いる。
【0032】筒部5の先端部には光出射部17から出射
する光を拡散し、筆記エリアAを照明するレンズ18が
設けられている。このレンズ18はリング状で、筒状の
レンズ支持筒19に固定されており、このレンズ支持筒
19は筒部5に対してねじ込み嵌合されている。そし
て、レンズ支持筒19を回してレンズ18を光出射部1
7に対して進退させることにより、筆記エリアA、つま
り照明範囲を可変できるようになっている。
【0033】前述した第1の実施形態によれば、ボール
ペン本体1はペン軸7を有しているため、ペン先9をペ
ン先支持部6から突出させることにより、通常のボール
ペンと同様に筆記することができる。また、夜間、車中
等の暗所でメモを取ったり、サインする際には、押しボ
タン10を指先で押圧すると、復帰ばね12が圧縮さ
れ、ばね座13が感圧スイッチ14がONとなる。
【0034】従って、ボタン電池11と豆電球15とが
電気的に導通状態となり、豆電球15が点灯する。従っ
て、豆電球15から発生した光は光入射部16から入射
し、筒部5内の導光部5aを全反射して光出射部17へ
光伝送される。光出射部17から出射する光はレンズ1
8によって拡散され、筆記エリアAを照明することがで
き、筆記者はペン先9及びその周辺を鮮明に確認できる
ため、暗所でもメモを取ったり、サインすることができ
る。しかも、照明光は筆記エリアAのみをスポット的に
照明し、光が周囲に漏れることはないため、周囲の人に
迷惑をかけることがない。
【0035】また、レンズ18を支持するレンズ支持筒
19は筒部5に対してねじ込み嵌合されているため、レ
ンズ支持筒19を回してレンズ18を光出射部17に対
して進退させることにより、照明範囲を好みの範囲に可
変できる。
【0036】なお、第1の実施形態においては、頭部3
に感圧スイッチ14を設け、押しボタン10を押し込ん
で感圧スイッチ14をONするようにしたが、感圧スイ
ッチ14を握り部4に設け、指先で感圧スイッチ14を
押圧してONさせ、豆電球15を点灯させた状態で筆記
するようにしてもよく、また感圧スイッチ14に限定さ
れず、通常の押しボタンスイッチでもよい。
【0037】さらに、光源として豆電球15を設けた
が、発光ダイオード等の発光素子を内蔵してもよく、照
度調節機能を設けてもよい。
【0038】図3は第2の実施形態を示し、第1の実施
形態と同一構成部分は同一番号を付して説明を省略す
る。本実施形態は、ボールペン本体1の筒部5の空洞部
20が導光部21に形成され、その基端部が光入射部
(図示しない)、先端部が光出射部23に形成されてい
る。導光部21は筒部5の内壁面を反射体24として形
成し、ペン先支持部6をガラスまたは合成樹脂の透明体
によって形成している。
【0039】従って、豆電球15から発生した光は光入
射部から入射し、筒部5内の導光部21の反射体24を
反射して光出射部23へ光伝送される。光出射部23か
ら出射する光はペン先支持部6によって拡散され、筆記
エリアAを照明することができ、第1の実施形態と同様
の効果がある。
【0040】図4は第3の実施形態を示し、第1の実施
形態と同一構成部分は同一番号を付して説明を省略す
る。本実施形態は、ボールペン本体1の筒部5の空洞部
20の内壁面に複数本の光ファイバー25を軸方向に亘
って配置し、導光部25を形成したものである。光ファ
イバー25の基端部が光入射部(図示しない)、先端部
が光出射部27に形成されている。
【0041】従って、豆電球15から発生した光は光入
射部から入射し、光ファイバー25の内部を全反射して
光出射部27へ光伝送される。光出射部27から出射す
る光はペン先支持部6によって拡散され、筆記エリアA
を照明することができ、第1の実施形態と同様の効果が
ある。
【0042】図5は第4の実施形態を示し、第1の実施
形態と同一構成部分は同一番号を付して説明を省略す
る。本実施形態は、ボールペン本体1の筒部5の先端側
には円筒状の発光体28を介して透明なペン先支持部6
が設けられている。発光体28は、有機EL素子等の発
光素子であり、ボタン電池11とリード線29を介して
電気的に接続され、筒部5に設けられたスイッチ30に
よってON、OFFされるようになっている。さらに、
発光体28の上縁部には傘状に遮光板28aが設けら
れ、遮光板28aの下面には反斜面が設けられている。
従って、照明光は筆記エリアAのみをスポット的に照明
し、光が周囲に漏れて周囲の人に迷惑をかけないように
設計されている。
【0043】従って、スイッチ30をONすると、発光
体28が発光し、発光体28から発生した光は透明なペ
ン先支持部6を透過して拡散され、筆記エリアAを照明
することができ、筆記者はペン先9及びその周辺を鮮明
に確認できるため、第1の実施形態と同様の効果があ
る。
【0044】前記有機EL素子等の発光素子は、蛍光物
質に電圧を加えたときに発光するもので、自発光型ディ
スプレイで、高輝度・低電圧駆動・フルカラーといった
利点を持っている。
【0045】図6は第5の実施形態を示し、第1の実施
形態と同一構成部分は同一番号を付して説明を省略す
る。本実施形態は、球形もしくは卵型のボールペン本体
31であり、上半球部32は非透光性材料で形成され、
下半球部33は有機EL素子等の発光体34によって形
成されている。
【0046】上半球部32の内部にはボタン電池、スイ
ッチ、照度調整手段等(図示しない)が内蔵され、これ
らは下半球部33の発光体34に電気的に接続されてい
る。
【0047】従って、スイッチをONすると、発光体3
4が発光し、発光体34から発生した光によって下半球
部33の略全体が発光して筆記エリアAを照明すること
ができ、筆記者はペン先9及びその周辺を鮮明に確認で
きるため、第1の実施形態と同様の効果がある。
【0048】また、第1〜第5の実施形態においては、
筆記具としてボールペンについて説明したが、本発明は
ボールペンに限定されず、万年筆、シャープペンシル、
サインペン等に適用できることは勿論である。
【0049】また、照明付き筆記具は、握り部4より下
方に光出射部17、27及び発光体28、34があるた
め、筆記具を持った手によって光を遮ることがなく、い
わゆる手暗状態とならないという利点がある。
【0050】さらに、照明付き筆記具は、筆記エリアを
照明すること以外に、暗所において細かい文字盤等の確
認など、小型懐中電灯としても利用できる。
【0051】図7〜図9は第6の実施形態を示し、図7
は筆記具用照明具を筆記具に装着した状態の斜視図、図
8は筆記具用照明具の平面図、図9は筆記具用照明具の
断面図である。
【0052】図7に示すように、照明具本体41は、既
存の筆記具としての例えばボールペン40に着脱可能で
あり、合成樹脂材料等によって全体として円環状に形成
されている。照明具本体41の中央部に設けられた嵌合
部としての開口部42は下部に向かって漸次小径となる
テーパ状で、ボールペン40の軸部の先端側から嵌合す
ることにより、ボールペン40の先端部、すなわち握り
部43より下方の軸部に装着できるようになっている。
【0053】照明具本体41の環状空間部44は仕切り
壁45によって上部室46と下部室47とに区画されて
いる。上部室46を形成する照明具本体41の上部覆い
は非透光部材41aによって形成され、下部室47を形
成する下部覆いは透光部材41bによって形成されてい
る。さらに、透光部材41bの上縁部には傘状に遮光板
41cが設けられ、遮光板41cの下面には反斜面が設
けられている。従って、照明光は筆記エリアAのみをス
ポット的に照明し、光が周囲に漏れて周囲の人に迷惑を
かけないように設計されている。
【0054】さらに、上部室46にはボタン電池48が
収納されている。下部室47には1個もしくは複数個の
豆電球49が設けられ、さらに、開口部42の内壁50
に接近してボタン電池48と豆電球49と電気的に接続
する感圧スイッチ51が設けられている。内壁50はゴ
ムあるいは軟質合成樹脂等の弾性体によって形成され、
照明具本体41の開口部42にボールペン40の軸部を
挿入すると、内壁50が外側に弾性変形して感圧スイッ
チ51を押圧するため、感圧スイッチ51がONとな
り、豆電球49が点灯する。
【0055】従って、豆電球49から発生した光は透光
部材41bを透過して筆記エリアAを照明することがで
き、筆記者はボールペン40のペン先及びその周辺を鮮
明に確認できるため、暗所でもメモを取ったり、サイン
することができる。
【0056】また、筆記後、照明具本体41をボールペ
ン40から抜き取って取り外すと、内壁50は内側に弾
性変形するため、感圧スイッチ51がOFFとなり、豆
電球49が消灯する。従って、照明具本体41に使用者
がON、OFFするスイッチが不要となり、構造の簡素
化を図ることができる。
【0057】しかも、照明を必要としないときには照明
具本体41をボールペン40から取り外すことができる
ため、邪魔にならず、照明具本体41を携帯して必要な
ときだけ装着すればよいという便利さがある。
【0058】図10は第7の実施形態を示し、第6の実
施形態と同一構成部分は同一番号を付して説明を省略す
る。図10は筆記具用照明具を筆記具に装着した状態の
断面図である。
【0059】図10に示すように、照明具本体41の中
央部に設けられた開口部42を構成する内壁52にはス
リット53が設けられ、このスリット53に対向する下
部室47にはスイッチ54が設けられている。スイッチ
54は固定接点55と可動接点56とからなり、可動接
点56がスリット53を介して開口部42に突出してい
る。
【0060】従って、照明具本体41の開口部42にボ
ールペン40の軸部を挿入すると、軸部によって可動接
点56が外側に弾性変形して固定接点55に接触してス
イッチ54がONとなり、豆電球49が点灯する。ま
た、筆記後、照明具本体41をボールペン40から抜き
取って取り外すと、可動接点56は固定接点55と離れ
てスイッチ51がOFFとなり、豆電球49が消灯す
る。従って、照明具本体41に使用者がON、OFFす
るスイッチが不要となり、構造の簡素化を図ることがで
き、第6の実施形態と同様の効果がある。
【0061】図11は第8の実施形態を示し、筆記具用
照明具を筆記具に装着した状態の斜視図である。図11
に示すように、照明具本体61は筆記具としてのボール
ペン40に装着する装着部62と、この装着部62と一
体に同一平面上に設けられた照明部63とから構成され
ている。
【0062】装着部62には第6の実施形態と同様に開
口部64が設けられ、ボールペン40の軸部に嵌合して
所定位置に装着できるようになっている。照明部63は
球形もしくは卵型であり、上部覆いは非透光部材63a
によって形成され、下部覆いは透光部材63bによって
形成されている。
【0063】さらに、照明部63にはボタン電池、豆電
球(図示しない)が収納され、豆電球から発生した光は
透光部材61bを透過して筆記エリアAを照明すること
ができる。この場合、豆電球をON、OFFするスイッ
チは、装着部62に、第6の実施形態もしくは第7の実
施形態と同様に設けてもよく、手動スイッチを設けても
よい。
【0064】図12及び図13は第9の実施形態を示
し、図12は筆記具用照明具の平面図、図13は断面図
である。図12及び図13に示すように、照明具本体6
5は筆記具としてのボールペン40に装着する装着部6
6がゴム等の弾性体から略C字状に形成され、ボールペ
ン40の軸部にその側方から着脱できるようになってい
る。
【0065】装着部66を構成する可動片66aの一方
にはスイッチ67が設けられ、装着部66をボールペン
40の軸部に装着して装着部66の可動片66aが破線
で示すように弾性変形したとき、その変形によってスイ
ッチ67がONし、装着部66をボールペン40の軸部
から取り外したとき、装着部66の可動片66aが実線
で示すように弾性復元してスイッチ67がOFFするよ
うになっている。
【0066】照明具本体65は、上部覆いは非透光部材
65aによって形成され、下部覆いは透光部材65bに
よって形成されている。さらに、照明具本体65にはボ
タン電池68、豆電球69が収納され、豆電球69から
発生した光は透光部材65bを透過して筆記エリアAを
照明することができる。
【0067】また、第6〜第9の実施形態においては、
筆記具としてボールペンについて説明したが、本発明は
ボールペンに限定されず、万年筆、シャープペンシル、
サインペン等の既存の筆記具に装着できることは勿論で
ある。
【0068】また、筆記具用照明具は、筆記具の握り部
より下方に装着できるため、筆記具を持った手によって
光を遮ることがなく、いわゆる手暗状態とならないとい
う利点がある。
【0069】さらに、筆記具用照明具は、筆記エリアを
照明すること以外に、暗所において細かい文字盤等の確
認など、小型懐中電灯としても利用できる。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1〜10の
発明によれば、車内等の暗所でメモを取ったり、サイン
する場合に筆記エリアを照明でき便利であり、筆記具の
原形を変更しないため、書き易さ、持ち易さを維持でき
る。
【0071】請求項11〜17の発明によれば、車内等
の暗所でメモを取ったり、サインする場合に、既存の筆
記具に装着することにより、筆記エリアを照明でき便利
であり、明るい所での筆記の際には照明具を取り外しで
きるので邪魔にならない。
【0072】さらに、本発明の照明付き筆記具及び筆記
具用照明具は、筆記エリアをスポット的に照明し、周囲
に光が漏れることはないため、周囲の人に迷惑をかける
ことがない。また筆記具を持った手によって光を遮るこ
とがなく、いわゆる手暗状態とならないという利点があ
り、また、照明付き筆記具及び筆記具用照明具は、筆記
エリアを照明すること以外に、暗所において細かい文字
盤等の確認など、小型懐中電灯としても利用できるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す照明付き筆記具
の縦断側面図。
【図2】同実施形態の照明付き筆記具の使用状態の斜視
図。
【図3】本発明の第2の実施形態を示す照明付き筆記具
の一部の縦断側面図。
【図4】本発明の第3の実施形態を示す照明付き筆記具
の一部の縦断側面図。
【図5】本発明の第4の実施形態を示す照明付き筆記具
の縦断側面図。
【図6】本発明の第5の実施形態を示す照明付き筆記具
の使用状態の斜視図。
【図7】本発明の第6の実施形態を示す筆記具用照明具
の使用状態の斜視図。
【図8】同実施形態の筆記具用照明具の平面図。
【図9】同実施形態の筆記具用照明具の断面図。
【図10】本発明の第7の実施形態の筆記具用照明具の
断面図。
【図11】本発明の第8の実施形態を示す筆記具用照明
具の使用状態の斜視図。
【図12】本発明の第9の実施形態の筆記具用照明具の
平面図。
【図13】同実施形態の筆記具用照明具の断面図。
【符号の説明】
1…ボールペン本体(筆記具本体) 5…筒部 5a…導光部 11…ボタン電池(電源) 15…豆電球(光源) 18…レンズ(光拡散部) A…筆記エリア

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筆記具本体に電源及びこの電源と電気的
    に接続された照明手段を有し、前記照明手段によって少
    なくとも筆記エリアを照明できるようにしたことを特徴
    とする照明付き筆記具。
  2. 【請求項2】 前記照明手段は、前記筆記具本体に内蔵
    された発光素子であることを特徴とする請求項1記載の
    照明付き筆記具。
  3. 【請求項3】 前記照明手段は、前記筆記具本体の少な
    くとも一部に一体に形成された発光素子であることを特
    徴とする請求項1記載の照明付き筆記具。
  4. 【請求項4】 前記発光素子は、有機EL素子であるこ
    とを特徴とする請求項3記載の照明付き筆記具。
  5. 【請求項5】 照明手段は、照度調整が可能であること
    を特徴とする請求項1記載の照明付き筆記具。
  6. 【請求項6】 前記照明手段は、前記筆記具本体に内蔵
    された光源と、前記筆記具本体の筒部に設けられ前記光
    源からの照明光を前記筆記具本体の先端部に導光する導
    光部と、前記筆記具本体の先端部に設けられ導光部から
    の光を拡散して筆記エリアを照明する光拡散部とからな
    ることを特徴とする請求項1記載の照明付き筆記具。
  7. 【請求項7】 前記導光部は、前記筆記具本体の筒部壁
    内を全反射しながら光伝送される全反射光伝送体である
    ことを特徴とする請求項6記載の照明付き筆記具。
  8. 【請求項8】 前記導光部は、前記筆記具本体の筒部壁
    内を反射しながら光伝送される反射体であることを特徴
    とする請求項6記載の照明付き筆記具。
  9. 【請求項9】 前記導光部は、前記筆記具本体の筒部壁
    内にその軸方向に亘って設けられた複数本の光ファイバ
    ーであることを特徴とする請求項6記載の照明付き筆記
    具。
  10. 【請求項10】 前記光拡散部は、筆記エリアの範囲を
    可変可能に移動可能なレンズであることを特徴とする請
    求項6記載の照明付き筆記具。
  11. 【請求項11】 筆記具本体に着脱可能に設けられる照
    明具本体を有し、この照明具本体は、電源及びこの電源
    と電気的に接続された照明手段を備え、前記照明手段に
    よって少なくとも筆記エリアを照明できるようにしたこ
    とを特徴とする筆記具用照明具。
  12. 【請求項12】 筆記具本体に着脱可能に設けられる照
    明具本体を有し、この照明具本体は、少なくとも筆記エ
    リアを照明できる発光素子を備えていることを特徴とす
    る筆記具用照明具。
  13. 【請求項13】 前記発光素子は、有機EL素子である
    ことを特徴とする請求項12記載の筆記具用照明具。
  14. 【請求項14】 前記照明具本体は、環状であり、前記
    筆記具本体に着脱可能な嵌合部を有していることを特徴
    とする請求項11または12記載の筆記具用照明具。
  15. 【請求項15】 前記照明具本体は、前記筆記具本体に
    着脱可能に装着される装着部と、この装着部と一体に設
    けられた照明部とからなることを特徴とする請求項11
    または12記載の筆記具用照明具。
  16. 【請求項16】 前記照明具本体は、前記筆記具本体に
    対して装着したときに照明手段のスイッチがONされる
    ことを特徴とする請求項11、14または15記載の筆
    記具用照明具。
  17. 【請求項17】 前記照明手段は、前記照明具本体に内
    蔵された光源と、前記照明具本体に設けられ前記光源か
    らの照明光を拡散して筆記エリアを照明する光拡散部と
    からなることを特徴とする請求項11記載の筆記具用照
    明具。
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