JP4318991B2 - 拡大鏡機能を備えた筆記用具 - Google Patents

拡大鏡機能を備えた筆記用具 Download PDF

Info

Publication number
JP4318991B2
JP4318991B2 JP2003308446A JP2003308446A JP4318991B2 JP 4318991 B2 JP4318991 B2 JP 4318991B2 JP 2003308446 A JP2003308446 A JP 2003308446A JP 2003308446 A JP2003308446 A JP 2003308446A JP 4318991 B2 JP4318991 B2 JP 4318991B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
writing instrument
magnifying glass
clip
cap
glass function
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003308446A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005074826A (ja
Inventor
英之 打林
Original Assignee
英之 打林
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 英之 打林 filed Critical 英之 打林
Priority to JP2003308446A priority Critical patent/JP4318991B2/ja
Priority to CN 200410076993 priority patent/CN1651264A/zh
Publication of JP2005074826A publication Critical patent/JP2005074826A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4318991B2 publication Critical patent/JP4318991B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Clips For Writing Implements (AREA)
  • Lenses (AREA)

Description

本発明は、拡大鏡機能を備えた筆記用具に関し、特に、ボールペン等のクリップ部が拡大鏡機能を有するレンズ体とされた拡大鏡機能を備えた筆記用具に関する。
例えば、銀行の口座開設のための申込書や保険の申込書等の各種の申込書の所定欄に必要事項を記入する際、各項目の題字が非常に小さな文字で書かれていることが多く、それらの文字が判読し難い場合がある。特に老人の場合はその傾向が強い。そこで、そのような場合に有用なものとして従来からボールペン等の筆記用具に拡大鏡を備えたものが提案されている。例えば、ボールペンのキャップ頭部にリング状の枠体を取着し、その枠体にレンズを装着した拡大鏡をキャップの頭部に取り付けたキャップ式のボールペンがある(特許文献1参照。)。これは、拡大鏡と筆記用具が同時に必要となった場合に、拡大鏡と筆記用具とをいちいち持ち替えるのは不便であることから考案されたもので、拡大鏡と筆記用具とを交互に持ち替える必要がないというメリットがある。
また、筆記用具に拡大鏡を備えたものの他の従来技術としては、ボールペンの本体を断面半円形又は断面台形のプラスチック製拡大レンズ体としたボールペンがある(特許文献2)。このボールペンは、本体が断面半円形をしたアクリル樹脂から成る長いレンズ体とされると共に、その裏面が平面とされているので、例えば、平面状の裏面を下にして小さな文字が記載された印刷物の上に置くと文字が拡大レンズ体を通して拡大されて見ることができるというものである。
一方、うす暗い場所や夜間の筆記に便利なように筆記用具にライトを取り付けたものも提案されている。本願出願人はそのようなライト付ボールペンとして、筒状本体の先端に近傍に単一または複数のライトを配設し、この筒状本体後端に設けられた回動部を回動させるか、もしくは回動部の替わりに設けられたノック部をノックすることによってライトを点灯させることを特徴とするライト付きボールペンを発明し特許出願した(特許文献3参照。)。
実開平5−95791号公報 図1 登録実用新案第3056069号公報 第1図 特開平11−34579号公報 請求項1、第1図
しかし、特許文献1に示された拡大鏡付ボールペンは、キャップ部にリング状の拡大鏡がそのままの形で取り付けられており、拡大鏡の機能を重視すればリング部を大きくせざるを得ずその結果拡大鏡部分が邪魔になって持ち運びに不便であると共に、頂部にそのような拡大鏡が取着されているので筆記する際のバランスが悪く書きづらいという問題がある。そのため携帯性を考慮して拡大鏡のリング部を小さくすると逆にレンズ部が小さくなるので極めて狭い範囲しか見ることができず実用性にかけるという問題がある。
また、特許文献2に示されたボールペンは、本体が断面半円形又は断面台形のプラスチック製の拡大レンズ体とされているので持ちづらく、実際に文字を筆記する場合に非常に書きづらいという問題がある。
一方、特許文献3に示されたライト付ボールペンは、後端の回動部を回動、もしくはノック部をノックすることによってライトを点灯させることにより夜間等の暗い場所での筆記も容易に行うことができるものであるが、ライトによって照らし出される範囲が直接ライトが当たる範囲に限られてしまうため広い範囲を照らし出すことが難しかった。
そこで、本発明が解決すべき課題は、筆記用具の携帯性を損なうことがなく持ち運びに便利な拡大鏡機能を備えた筆記用具を提供することである。
また、本発明が解決すべき課題は、筆記に際しても持ちやすく、通常の筆記用具が有するグリップ性を維持し、筆記しやすい拡大鏡機能を備えた筆記用具を提供することである。
さらに、夜間や薄暗い場所でも小さな文字を読むことが可能な拡大鏡機能を備えた筆記用具を提供することである。
上記課題を解決するために請求項1に記載の本発明は、筆記用具の端部側に配設されたクリップ部が拡大鏡機能を有する透明のレンズ体とされると共に、クリップ部は筆記用具の長手方向に対して直交する方向に設けられた取付軸を回転中心として回転可能に取着された拡大鏡機能を備えた筆記用具において、クリップ部は、筆記用具のペン先を覆う着脱可能なキャップ部に設けられており、ペン先の近傍には照明手段が設けられ、照明手段により発生する光がクリップ部を回転可能に支持する透明な腕部を介してクリップ部に導かれるようにされたことを特徴とする
上記課題を解決するために請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載の拡大鏡機能を備えた筆記用具において、クリップ部は、所定の角度で保持されるような係止手段を備えて構成されていることを特徴とする。
上記課題を解決するために請求項3に記載の本発明は、請求項1又は2に記載の拡大鏡機能を備えた筆記用具において、キャップ部の頭部には照明手段により発生する光を拡散する光拡散部を備えていることを特徴とする。
上記課題を解決するために請求項4に記載の本発明は、請求項3に記載の拡大鏡機能を備えた筆記用具において、クリップ部の頭部には照明手段により発生する光を拡散する光拡散部を備えていることを特徴とする。
上記課題を解決するために請求項5に記載の本発明は、請求項1から4のいずれか1項に記載の拡大鏡機能を備えた筆記用具において、取付軸は、キャップ部に設けられた2つの取付部と、2つの取付部の間隙に間装するようにして配置したクリップ部の回転取付部を貫通するようにして取着した取付ピンによって構成され、取付ピンには孔が穿設されていることを特徴とする。
本発明に係る拡大鏡機能を備えた筆記用具によれば、筆記用具の端部側に配設されたクリップ部が拡大鏡機能を有する透明のレンズ体とされると共に、当該クリップ部は筆記用具の長手方向に対して直交する方向に設けられた取付軸を回転中心として回転可能に取着することとしたので、筆記用具に拡大鏡機能を備えているにもかかわらず当該筆記用具の本来のバランスを全く損なうことがなくとても筆記しやすいという効果がある。また、持ち運びにも便利であるという効果を有する。
また、本発明に係る拡大鏡機能を備えた筆記用具によれば、クリップ部は、所定の角度で保持されるような係止手段を備えて構成したので、見やすい角度を適宜選択して対象物を拡大させて見ることができるという効果がある。
本発明に係る拡大鏡機能を備えた筆記用具によれば、クリップ部は、筆記用具のペン先を覆う着脱可能なキャップ部に設けられており、当該ペン先の近傍には照明手段が設けられ、照明手段により発生する光がクリップ部を回転可能に支持する透明な腕部を介してクリップ部に導かれるようしたので夜間や薄暗い場所でも小さな文字を読むことができるという効果がある。
さらに、本発明に係る拡大鏡機能を備えた筆記用具によれば、クリップ部の頭部には照明手段により発生する光を拡散する光拡散部を備えていることとしたので、筆記用具に内蔵された照明で単に照らし出すよりもさらに広範な範囲を照らし出すことができるという効果がある。
また、本発明に係る拡大鏡機能を備えた筆記用具によれば、キャップ部の内側面には照明手段により発生した光を反射する反射面を設けることとしたので僅かの光でも周囲を明るく照らすことができるという効果がある。
以下、本発明に係る拡大鏡機能を備えた筆記用具の一実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。図1は本発明に係る拡大鏡機能を備えた筆記用具の一実施形態であるボールペンの使用状態を示す側面図である。
図1に示された筆記用具は、本体10と、本体10に着脱可能に嵌合されるキャップ20とを備えて構成されたボールペン1であり、しかも、図6に示すように、先端部に2つのLED30、30を備えた発光タイプのボールペンである。図示されたボールペン1は、図6に示すように、合成樹脂により内部が中空状の筒状体に形成された本体10を有し、その内部にペン軸5が内装されると共に、本体10の一方側の端部には、回転させることによりON/OFFを切り替え可能なスイッチ部11がリング13を挟んで螺着されている。ここで、ON/OFFを切り替えるスイッチ部11は、上述の回転式だけではなく、例えば、凸部をノックするごとにON/OFFが切り替わる上下切り替え式のスイッチとすることもできる。一方、それとは反対側の本体10の端部側の側面周囲にはボールペン1を把持して筆記する際に手にしっくりなじむようにゴム製のラバー部材15が配設されている。さらに、ラバー部材15の先には、本体10内に内装されるペン軸5を案内するテーパ状の案内部材19が配置されており、案内部材19によりペン軸5のペン先5aが本体10端部から突出するようにして配置されるようになっている。
ボールペン1の本体10の内部には2つのボタン電池40、40と、導電性の金属材料により板状に形成された接触片33と、ボタン電池40、40と接触するコイル状の接触スプリング31と、LED30、30を案内部材19に配置固定するための保持部材17とがさらに内装されて形成されている。
板状に形成された接触片33の先端部は、略U字状に折り曲げられ、本体10の端部側に螺刻されたスイッチ部11を螺号するための螺子部10aに引っ掛けられるようにして係止されている。また、接触片33は、細長く伸びたリード部33aを有しており、このリード部33aがLED30、30の一方側のリード部30a、30aと電気的に接続されている。
接触スプリング31は、ボタン電池40、40側に行くほど幅が狭くなるようにコイル状に巻かれたテーパ状のスプリング形状とされ、その頭部はボタン電池40、40と電気的に接続するようにして本体10内に内装されている。接触スプリング31は、接触片33と同様に、細長く伸びたリード部31aを有しており、このリード部31aがLED30、30の他方側のリード部30b、30bと電気的に接続されている。この構成により、ボールペン1のスイッチ部11を回転させるとスイッチ部11の内側に設けられた図示しない導電性の接触片が接触片33に接触してLED30、30を点灯させるようになっている。そして、スイッチ部11をさらに回転させると図示しない導電性の接触片が接触片33から離れ、電気の流れが遮断されてLED30、30が消灯するようになっている。他方、ノック式スイッチの場合では、凸部をノックすることにより図示しない接触片がボタン電池40、40に接触してLED30、30を点灯させ、さらにノックすることにより図示しない接触片がボタン電池40、40から離れ、電気の流れが遮断されてLED30、30が消灯する。尚、保持部材17は、本体10内に設けられたLED30、30を点灯及び消灯させるための上述した電気系統とペン軸5を隔離するために案内部材19内に配置される。そして、本体10のペン先5a側にはキャップ20が着脱可能に嵌合される。LED30、30は、略180°対向した位置に配置されており、これによりペン先5aによる影を発生させることなく対象を均一に照らし出すことができる。
本実施形態では、LED30、30は2つ取り付けられているが、例えば、LEDを光の三原色である赤、青、緑に発光するものを配置し、それら各色の発光輝度を調整可能な制御基板を設け、それによって各色の合成を行いって好みの色の光を発生させるようにすることもできる。また、LED30、30を点滅可能に構成してもよい。
一方、キャップ20は、合成樹脂により内部が中空状の筒状体に形成されたキャップ本体21を備え(図4参照)、本体10と着脱可能に嵌合することによりボールペン1のペン先5aを保護するようになっている。加えて、キャップ20には、図2〜図5に示すように、キャップ本体21に対して回転可能に取着された拡大鏡機能を備えたレンズ体であるクリップ部23を有して構成されている。すなわち、キャップ本体21の頭部には略U字状に立設した2つの取付部26、26が形成されており、この取付部26、26には、取付ピン29を挿通するための孔がそれぞれ穿設されている。また、クリップ部23には腕部27aを介して略円形状の回転取付部27が取着されており、2つの取付部26、26により形成された間隙に回転取付部27を間装するようにして配置した状態でボールペン1の軸方向(長手方向)に対して直交する方向に貫通するようにして回転取付部27に穿設された孔に取付ピン29を挿通することによりクリップ部23がキャップ本体21に対して回転可能に取着されている。尚、回転取付部27は略円形状に限らず、四角形やその他の形状とすることもできる。
さらに、キャップ本体21の内側面にはLED30、30により発生した光を反射する反射面20aが設けられている。具体的には、キャップ本体21の内側面にアルミニウム等の薄い金属板若しくは金属箔を配して反射面20aとし、LED30、30により発生する光を反射、拡散させるようになっている。尚、必ずしもキャップ本体21の内側面20a全体を反射面としなくとも、LED30、30近傍に位置するキャップ本体21の内側面の一部を反射面としてもよい。また、反射面20aは、表面にアルミニウム蒸着された粘着テープを貼ったり、金属メッキによっても形成することができる。
さらに、キャップ20内部には、LED30、30により発生する光を頂部側へ導くための反射板28が設けられている。反射板28は、図7に示すように、底部に開口部28bを有する摺鉢状に形成され、その内側面28aはキャップ本体21の内側面20aと同様にアルミニウム等の薄い金属板若しくは金属箔を配してLED30、30により発生した光を反射することが可能な反射面とされている。これにより、LED30、30により発生した光はキャップ本体21の頂部側へ有効に反射されるため、後述するように、光拡散部25、25への光の導入や回転取付部27及びクリップ部23に効率よく光を導くことができ対象物への光投射をより効果的に行うことが可能となる。
クリップ部23は、光透過性の合成樹脂、例えばアクリル樹脂、ポリカーボネート、PMMA(Polymethylmethacrylate)等のように、透明な材質により凸レンズ状に形成されたレンズ体とされ、拡大鏡機能を備えている。具体的には、クリップ部23は、キャップ本体21側に面する面側が略平面とされ、その反対側の面側が凸状面とされている。図示された好ましい実施形態におけるボールペン1ではクリップ部23は縦長の略楕円形状を有して形成されているがクリップ部23の形状はもちろんこれに限られるものではない。また、クリップ部23は赤、青、黄、その他の色を有する有色透明とすることもできる。
クリップ部23は、取付ピン29を回転中心として回転可能とされているが、本実施形態におけるボールペン1の場合は、クリップ部23は0°から略240°回転するようになっている。このように、クリップ部23の回転する角度を0°から240°としたのは、図1に示すように、クリップ部23を拡大して見たい雑誌や申込書等の印刷物の印刷面に対して略並行に位置させたときに本体10がやや斜めになるのでレンズ体であるクリップ部23を見やすくすることができるからである。もちろん回転角度はこれに限定されるものではないことはいうまでもない。
また、クリップ部23は、所定の角度で軽くロックされてその角度状態で保持される係止手段を備えている。この係止手段は以下のように構成される。すなわち、図8(a)(b)に示すように、回転取付部27の表面に僅かに突出する係合突起部27b、27bを複数設けると共に、それと対向する取付部26の表面の1ヶ所に係合突起部27bに係合する被係合部26aを設ける。この係合突起部27bと被係合部26aとはクリップ部23が、例えば、0°、90°、120°、180°、240°等の所定の角度になったときに係合する位置に配置しておく。これにより、クリップ部23を回転させたときにクリップ部23を所定の角度で保持することが可能となる。尚、0°の場合はクリップ部23は平らな面を本体10側に向けた状態で本体10と平行の状態で保持されるのでポケット等に差し込むことが可能となり通常のクリップと同様の働きをする。尚、係合突起部27bを取付部26に設けると共に被係合部26aを回転取付部27に設けてもよく、係合突起部27bを回転取付部27の両側面に設けると共にそれと係合する被係合部26aを両方の取付部26、26に設けてもよい。
また、クリップ部23の係止手段は、図9に示すようなものとすることもできる。すなわち、図示された係止手段は、回転取付部27の外周の表面に複数の切欠部27c、27cを形成すると共に、その切欠部27c、27cに引っ掛かることによりクリップ部23を係止する係止片21aをキャップ本体21内に備えて構成されている。切欠部27c、27はクリップ部23が、例えば、0°、90°、120°、180°、240°等の所定の角度になったときに係止片21aに係合する位置に配置されている。また、係止片21aは、弾性を有する金属片によって形成され、キャップ本体21の内側面に配置されている。これにより、クリップ部23を所定の角度で保持することが可能となる。
キャップ本体21の頂部側、すなわち、回転取付部27及び腕部27a、取付部26、26は、光透過性のある合成樹脂、例えば、ポリカーボネート等の合成樹脂により透明に形成されている。そして、取付部26、26の頭部は、上記同様の光透過性の合成樹脂により略楕円形状をしたレンズ状の光拡散部25、25とされている(図5参照)。これにより、キャップ20をキャップ本体21に嵌着させた状態でスイッチ部11を回転させて若しくはノックしてスイッチをONとしLED30、30を点灯させると、取付部26、26は透明とされているのでLED30、30からの光がエッジライト効果により光拡散部25、25に導入されて拡散され、より広い範囲を照らし出すことが可能となる。従って、夜間や薄暗い場所であっても確実に書類の記載事項を読み取ることが可能となる。また、クリップ部23も透明の腕部27aを介して連設されていることからLED30、30の光がエッジライト効果によりクリップ部23全体に導入され、それにより広い範囲を照らし出すこともできる。光拡散部25、25は図示されたような楕円形状のものに限らず四角形状等としてもよい。
ここで、本実施形態においてクリップ部23は、本体10に着脱可能に嵌合されるキャップ20に設けられているがもちろんこれに限るものではなく、ボールペン1の本体10に直接クリップ部23を形成することができるのはいうまでもない。
次に、上述したボールペン1の使用方法について説明する。まず、ボールペン1の基本的な姿勢としては、本体10にキャップ20を被せた状態でクリップ部23が本体10に近接するようにして平行な状態とされ(すなわち、クリップ部23が0°の状態)、衣服のポケット等に差し込み可能な状態とされた状態である。
この状態から、クリップ部23を手で引き起こすようにして回転させると、クリップ部23は係合突起部27bと被係合部26aより構成される係止手段により所定の角度で保持される。保持された角度状態から僅かに力を加えて係合突起部27bと被係合部26aの係合を解除させればクリップ部23はさらに回転する。そして、それを繰り返してクリップ部23を240°回転させると図1及び図2に示す状態となる。この状態で上部側からクリップ部23を覗き込むとその下側にある文字等がクリップ部23の有する拡大鏡機能により大きく拡大されて見ることができる。例えば、小さな文字の書かれた雑誌や書類に対して使用すればクリップ部23により小さな字を拡大して読むことができる。
さらに、スイッチ部11を回転させて若しくはノックしてスイッチをONとし、LED30、30を点灯させると雑誌や書類等の対象物が光によって照らし出され、これにより夜間や薄暗い場所でも文字を読むことができる。このとき、LED30、30から発せられた光はキャップ本体21の内側面20a及び反射板28に反射されてキャップ本体21の頂部側に達し、光拡散部25、25やクリップ部23に導かれてより広い範囲を照らし出す。これにより、単にLED30、30で直接照らし出す場合に比べてより広い範囲を照らし出すことができる。
次に、図10に示すのは、上述した実施形態におけるボールペン1の取付ピン29に穿設された孔29aに三角形状をしたフック50を挿通し、そのフック50にストラップ51を取り付けたものである。すなわち、略U字状に形成された2つの取付部26、26の間隙にクリップ部23の回転取付部27を間装するようにして配置した状態でボールペン1の軸方向(長手方向)に対して直交する方向に貫通するようにして取着された取付ピン29には孔29aが穿設されており(図1、図4参照)、この孔29aにフック50が取り付けられている。このように構成することによりボールペン1を首から下げることができる。従って、例えば、ボールペン1のクリップ部23を胸ポケットに差しているときに人にぶつかる等してクリップ部23に意図しない力が加わることによってクリップ部23が勝手に回転して開いてしまいボールペン1が胸ポケットから落下するという事故を防止することができる。また、このように構成することによりストラップ51を首にかけた状態でLED30、30を点灯すれば手の自由性を失うことなく暗い場所でも本人の居場所を他者に容易に認識させることができ、暗所における集団行動や非常時における居場所の認識性を高めることが可能となる。また、本ボールペン1を人ではなく何か目印とすべき物に掛けることにより夜間暗い場所での目印とすることもできる。さらに、パーティー等においてはLED30、30の発する光によりその場の雰囲気を盛り上げたり和やかにさせたりする効果も期待できる。尚、ライトの点滅効果や異なる発色の光を合成することによる様々な色の光を発生させる光合成効果を用いればより効果的なインジケート作用や心理的効果を高めることも可能となる。
尚、レンズ体であるクリップ部23の構成及び使用法、並びに発光機能を生じさせる電気系統は上述の実施形態と同様なのでここでの説明は省略する。
本発明に係る拡大鏡機能を備えた筆記用具の一実施形態であるボールペンの使用状態を示す側面図である。 図1に示すボールペンの斜視図である。 図1に示すボールペンのキャップの平面図である。 図1に示すボールペンのキャップ部のA−A一部断面図である。 キャップの正面図である。 図1に示すボールペンの分解斜視図である。 反射板の斜視図である。 (A)は係合突起部を示す回転取付部の側面断面図、(b)はその係合状態を示す平面図である。 図8と異なる実施形態の回転取付部の側面断面図である。 図1と異なる実施形態における筆記用具の使用状態を示す平面図である。
符号の説明
1 ボールペン
5 ペン軸
5a ペン先
10 本体
10a 螺子部
11 スイッチ部
13 リング
15 ラバー部材
19 案内部材
20 キャップ
20a 反射面
21 キャップ本体
21a 係止片
23 クリップ部
25 光拡散部
26 取付部
27 回転取付部
27a 腕部
27b 係合突起部
27c 切欠部
28 反射板
29 取付ピン
29a 孔
30 LED
30a リード部
30b リード部
31 接触スプリング
33 接触片
40 ボタン電池
50 フック
51 ストラップ

Claims (5)

  1. 筆記用具の端部側に配設されたクリップ部が拡大鏡機能を有する透明のレンズ体とされると共に、当該クリップ部は前記筆記用具の長手方向に対して直交する方向に設けられた取付軸を回転中心として回転可能に取着された拡大鏡機能を備えた筆記用具において、
    前記クリップ部は、筆記用具のペン先を覆う着脱可能なキャップ部に設けられており、当該ペン先の近傍には照明手段が設けられ、前記照明手段により発生する光が前記クリップ部を回転可能に支持する透明な腕部を介して前記クリップ部に導かれるようにされたことを特徴とする拡大鏡機能を備えた筆記用具
  2. 請求項1に記載の拡大鏡機能を備えた筆記用具において、
    前記クリップ部は、所定の角度で保持されるような係止手段を備えて構成されていることを特徴とする拡大鏡機能を備えた筆記用具。
  3. 請求項1又は2に記載の拡大鏡機能を備えた筆記用具において、
    前記キャップ部の頭部には前記照明手段により発生する光を拡散する光拡散部を備えていることを特徴とする拡大鏡機能を備えた筆記用具。
  4. 請求項3に記載の拡大鏡機能を備えた筆記用具において、
    前記キャップ部の内側面には前記照明手段により発生した光を反射する反射面が設けられていることを特徴とする拡大鏡機能を備えた筆記用具。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の拡大鏡機能を備えた筆記用具において、
    前記取付軸は、キャップ部に設けられた2つの取付部と、当該2つの取付部の間隙に間装するようにして配置した前記クリップ部の回転取付部を貫通するようにして取着した取付ピンによって構成され、前記取付ピンには孔が穿設されていることを特徴とする拡大鏡機能を備えた筆記用具。
JP2003308446A 2003-09-01 2003-09-01 拡大鏡機能を備えた筆記用具 Expired - Fee Related JP4318991B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003308446A JP4318991B2 (ja) 2003-09-01 2003-09-01 拡大鏡機能を備えた筆記用具
CN 200410076993 CN1651264A (zh) 2003-09-01 2004-08-31 具有放大镜功能的笔记用具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003308446A JP4318991B2 (ja) 2003-09-01 2003-09-01 拡大鏡機能を備えた筆記用具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005074826A JP2005074826A (ja) 2005-03-24
JP4318991B2 true JP4318991B2 (ja) 2009-08-26

Family

ID=34410916

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003308446A Expired - Fee Related JP4318991B2 (ja) 2003-09-01 2003-09-01 拡大鏡機能を備えた筆記用具

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP4318991B2 (ja)
CN (1) CN1651264A (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4646246B2 (ja) * 2007-02-22 2011-03-09 財団法人山形県産業技術振興機構 照明機能付き筆記具
KR200452584Y1 (ko) 2008-06-17 2011-03-07 이병학 확대경을 갖는 펜클립
JP2010277052A (ja) * 2009-06-01 2010-12-09 Terasaki Kk 投光角が可変に調節できる照明手段を備えた拡大鏡支持装置
JP5923317B2 (ja) * 2012-01-26 2016-05-24 株式会社 ニコンビジョン ルーペ
TWI506481B (zh) * 2012-04-02 2015-11-01 Hon Hai Prec Ind Co Ltd 光電黑板筆
CN102825950A (zh) * 2012-09-24 2012-12-19 无锡商业职业技术学院 一种发光笔
CN104339941A (zh) * 2013-08-06 2015-02-11 胡松 一种台灯钢笔
CN106405821A (zh) * 2016-06-24 2017-02-15 无锡中地钻探装备有限公司 一种地质勘探用放大镜
CN106696541B (zh) * 2017-02-27 2018-08-07 东莞产权交易中心 一种笔帽可以发光照明的笔
JP7474634B2 (ja) 2020-05-07 2024-04-25 三菱鉛筆株式会社 筆記具

Also Published As

Publication number Publication date
CN1651264A (zh) 2005-08-10
JP2005074826A (ja) 2005-03-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6923551B2 (en) Flashlight mounting system
JP4318991B2 (ja) 拡大鏡機能を備えた筆記用具
JPH05278386A (ja) 照明付きクリップボード
US6483651B1 (en) Lighted magnifying device incorporating a light emitting diode
US20040161288A1 (en) Light-emitting pen with a light reflecting chamber
WO2006081729A1 (en) A light emitting pen with led
JP2002083501A (ja) 携帯型ライトと簡易ランタン
US7416311B2 (en) Flashlight
KR102346379B1 (ko) 조명과 난반사 기능을 겸비한 led 야간봉
JP3163732U (ja) 発光鏡
US20050174754A1 (en) Flashlight pen and its combination
JPH117802A (ja) 携帯照明具
JPH1134579A (ja) ライト付きボールペン
KR101898124B1 (ko) 터치펜 겸용 발광펜
JP3514748B2 (ja) 発光うちわ
US20030110651A1 (en) Magnetic compass having illuminatingn device
CA2455767C (en) Light-emitting pen with a light reflecting chamber
JP2005138571A (ja) 光ファイブァーエレクトリックライトペン
JPH1148684A (ja) 照明付きボールペン
JP3143982U (ja) 筆記具用照明器具
JP3092700U (ja) 発光うちわ
JPH0930191A (ja) ライトペン
JP2001180184A (ja) ペンスタンド
KR200193026Y1 (ko) 펜 홀더
JP3096742U (ja) 筆記具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060829

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20060829

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080916

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081028

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090526

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090527

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120605

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140605

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees