JP2002067418A - インクジェットプリンタ - Google Patents

インクジェットプリンタ

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JP2002067418A JP2000263027A JP2000263027A JP2002067418A JP 2002067418 A JP2002067418 A JP 2002067418A JP 2000263027 A JP2000263027 A JP 2000263027A JP 2000263027 A JP2000263027 A JP 2000263027A JP 2002067418 A JP2002067418 A JP 2002067418A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】記録紙を高速搬送する場合であっても“バタツ
キ”を有効に抑え、鮮明で良好な画像を得ることができ
る高信頼性のインクジェットプリンタを提供する。 【解決手段】基板2の上面に発熱素子3を設けるととも
に、前記基板2上に、インク吐出孔7を有するノズル部
材6を、間に所定の間隔をあけて配設し、前記基板2及
びノズル部材6間の間隙にインク8を充填してなるイン
クジェットヘッド1と、記録紙Mを前記ノズル部材6の
インク吐出孔7上に搬送する搬送部材10と、を備えた
インクジェットプリンタにおいて、前記インクジェット
ヘッド1に、インク吐出孔7に対し記録紙Mの搬送方向
上流側で記録紙Mに摺接される案内部材9を取着させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録紙にインク滴
を所定パターンに付着させて画像等を形成するインクジ
ェットプリンタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、記録紙に画像等を形成するた
めの記録装置としてインクジェットプリンタが用いられ
ている。
【0003】このようなインクジェットプリンタの記録
方式には、インク滴を記録紙に向けて吐出させるのに発
熱素子の発する熱エネルギーを利用するものや圧電素子
の変形を利用するもの、更には電磁波の照射に伴って発
生する熱を利用するもの等があり、これらの中でも発熱
素子の熱エネルギーを利用するサーマルジェットタイプ
のものは、発熱素子の形成が容易である上に、小さな面
積の発熱素子であっても比較的大きな熱エネルギーを発
生させることができることから、高密度記録への対応に
適したものとして注目されている。
【0004】かかるサーマルジェットタイプのインクジ
ェットプリンタとしては、例えば図3に示す如く、基板
22の上面に複数個の発熱素子23を設けるとともに、
前記基板21上に、発熱素子23に対応した複数個のイ
ンク吐出孔25を有するノズル部材24を、間に所定の
間隔をあけて配設し、基板22−ノズル部材24間の間
隙にインク26を充填してなるインクジェットヘッド2
1と、記録紙Mを前記ノズル部材24のインク吐出孔2
5上に搬送するための搬送ローラ27と、前記インクジ
ェットヘッド21と対向する位置に配置されるプラテン
29と、を備えたものが知られており、前記搬送ローラ
27等を用いて記録紙Mをインクジェットヘッド21の
インク吐出孔25とプラテン29との間に供給しなが
ら、発熱素子23を画像データに基づいて個々に選択的
に発熱させ、この熱エネルギーによってインク26中に
気泡Aを発生させるとともに、該発生した気泡Aによる
圧力でもってインク26の一部をノズル部材24のイン
ク吐出孔25より外部に吐出させ、これを記録紙Mに付
着させることによって所定の画像が記録される。
【0005】尚、前記プラテン29は、インクジェット
ヘッド21上に供給される記録紙Mをその背後より支持
するためのものであり、ノズル部材24の外表面より所
定の間隔を空けて配置されていた。
【0006】また前記インクジェットヘッド21に対し
て記録紙Mの搬送方向下流側には、インク付着後の記録
紙Mをプリンタ本体の排出部に導くための搬送ローラ2
8が配されていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のインクジェットプリンタによれば、記録紙Mを搬送
するための搬送ローラ27,28がインクジェットヘッ
ド21の両側に離間して配されており、インクジェット
ヘッド21上で記録紙Mを支持するものはプラテン29
のみであることから、記録紙Mの走行がインクジェット
ヘッド21上で不安定になる傾向があり、記録紙Mを高
速で搬送した場合、記録紙Mの表面粗さが局部的に相違
することに起因して、記録紙Mがインクジェットヘッド
21とプラテン29との間で“バタツキ”を生じること
がある。このような“バタツキ”が発生するとインクを
記録紙Mの所定位置に正確に着弾させることが困難にな
り、画像に歪み等を生じて画像が不鮮明になる欠点を有
していた。
【0008】更に上述した従来のインクジェットプリン
タにおいては、記録紙Mの後端部が搬送ローラ27の位
置を通過した後、記録紙Mを支持するものがなくなるこ
とから、この部分がカールしていると、記録紙Mとイン
クジェットヘッド21との間の距離が変化して、所望す
る画像が得られなくなるという不都合を生じ、またこの
ような不都合を防止するために、記録紙Mの後端部から
記録領域の最終ラインまでの距離を長く設定すると、記
録紙Mの余白領域が広くなって、記録紙Mが無駄に消費
されるという欠点が誘発される。
【0009】本発明は上記欠点に鑑み案出されたもの
で、その目的は、記録紙を高速で搬送する場合であって
も記録紙の“バタツキ”を少なくし、鮮明で良好な画像
を得ることができる高信頼性のインクジェットプリンタ
を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のインクジェット
プリンタは、基板の上面に発熱素子を設けるとともに、
前記基板上に、インク吐出孔を有するノズル部材を、間
に所定の間隔をあけて配設し、前記基板及びノズル部材
間の間隙にインクを充填してなるインクジェットヘッド
と、記録紙を前記ノズル部材のインク吐出孔上に搬送す
る搬送部材と、を備えたインクジェットプリンタにおい
て、前記インクジェットヘッドに、前記インク吐出孔に
対し記録紙の搬送方向上流側で記録紙に摺接される案内
部材を取着したことを特徴とするものである。
【0011】また本発明のインクジェットヘッドは、前
記案内部材が金属により形成され、かつ接地されている
ことを特徴とするものである。
【0012】更に本発明のインクジェットヘッドは、前
記案内部材の熱伝導率が1.0w/m・k以上であることを
特徴とするものである。
【0013】また更に本発明のインクジェットヘッド
は、前記搬送部材と前記案内部材とが対向して設けられ
ていることを特徴とするものである。
【0014】本発明のインクジェットプリンタによれ
ば、インクジェットヘッド上に供給される記録紙がイン
クジェットヘッドの近傍で案内部材等によって良好に支
持され、記録紙の走行が安定化することから、記録紙を
高速で搬送する場合であっても、インクジェットヘッド
上で記録紙の“バタツキ”が発生することは殆どなく、
インク吐出孔より吐出されるインク滴を記録紙の所定位
置に正確に着弾させることにより、歪み等の少ない鮮明
な画像を形成することが可能となる。
【0015】また本発明のインクジェットプリンタによ
れば、インクジェットヘッドのインク吐出孔上に供給さ
れる記録紙の走行は上述した如く安定化することから、
記録紙の後端部がカールしている場合であっても、記録
紙の後端部はインク吐出孔上に供給される直前まで案内
部材等によって良好に支持される。従って、記録紙の後
端部から記録領域の最終ラインまでの距離を短く設定す
ることができ、記録紙の後端側に設けられる余白領域を
小さくすることが可能となる。
【0016】更に本発明のインクジェットプリンタによ
れば、前記案内部材を金属により形成するとともに、こ
れを接地電位に保持しておくことにより、インクジェッ
トヘッド上に供給される記録紙に静電気が帯電していた
としても、これらの電荷は案内部材を介して接地電位に
良好に逃がされる。それ故、記録紙が上述した静電気の
引力によってインクジェットヘッド側に引き寄せられる
ことはなく、これによってもインクジェットヘッド−記
録紙間の距離変動を有効に防止することができる。
【0017】また更に本発明のインクジェットプリンタ
によれば、前記案内部材を熱伝導率1.0W/m・k以
上の金属により形成することにより、インクジェットヘ
ッドの使用に伴いインクジェットヘッド中に蓄積された
熱の一部が案内部材等を介して印画前の記録紙に良好に
伝導され、記録紙を事前に温めることができる。この場
合、記録紙に付着されるインクの乾燥が速まり、例えば
印字周期0.8msec/Line以下の高速記録にも
十分に対応することができるようになる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面に基づい
て詳細に説明する。図1は本発明の一形態に係るインク
ジェットプリンタの構成を示す図であり、同図に示すイ
ンクジェットプリンタは、大略的に、インクジェットヘ
ッド1と、搬送手段としての搬送ローラ10と、を含ん
で構成されている。
【0019】前記インクジェットヘッド1は、アルミナ
セラミックス等の電気絶縁性材料から成る基板2をベー
スとし、その上面で発熱素子3や電極4,ノズル部材7
等を支持するようになっている。
【0020】前記基板2は、例えばアルミナセラミック
スから成る場合、アルミナ、シリカ、マグネシア等のセ
ラミックス原料粉末に適当な有機溶剤、溶媒を添加・混
合して泥漿状に成すとともに、これを従来周知のドクタ
ーブレード法やカレンダーロール法等を採用することに
よってセラミックグリーンシートを得、しかる後、前記
セラミックグリーンシートを所定形状に打ち抜いた上、
高温で焼成することによって所定の矩形状をなすように
製作される。
【0021】また前記基板2の上面には、ほぼ全面にわ
たって図示しないグレーズ層が被着・形成され、該グレ
ーズ層の上面には複数個の発熱素子3と該各発熱素子3
の両端に電気的に接続される電極4とが被着されてい
る。
【0022】前記多数の発熱素子3は、例えば600d
pi(dot per inch)のドット密度で主走査方向に直線状
に配列されており、例えばTa−SiO2等の電気抵抗
材料により形成されているため、電極4を介して電源電
力が印加されるとジュール発熱を起こし、インク8中で
気泡Aを形成するのに必要な所定の温度となる。
【0023】尚、前記発熱素子3は従来周知の薄膜形成
技術、具体的には、スパッタリング法、フォトリソグラ
フィー技術及びエッチング技術を採用し、前述の電気抵
抗材料を所定パターンに加工することにより形成され
る。
【0024】更に前記発熱素子3及び電極5の上面には
保護膜5が被着され、この保護膜5によって発熱素子3
及び電極4を被覆するようにしている。
【0025】前記保護膜5は、窒化珪素等の無機質材料
によって形成されており、発熱素子3や電極4をインク
9中に含まれている水分等の接触による腐食等から保護
する作用を為す。
【0026】また更に前記基板2上には、複数個のイン
ク吐出孔7を有するノズル部材6が、間に所定の間隔を
空けて基板2と平行に配設される。
【0027】前記ノズル部材6は図示しないスペーサを
介して基板2上に載置され、これによってノズル部材6
と基板2との間に10μm〜100μm程度の間隙が設
けられる。
【0028】また前記ノズル部材6のインク吐出孔7
は、インクジェットヘッドの記録動作時、インク滴を記
録紙に向けて吐出すべく発熱素子3の上方に配置され、
発熱素子3と1対1に対応するようにして主走査方向に
わたり所定の密度で配列される。
【0029】尚、前記ノズル部材6は、ポリイミド樹脂
やエポキシ樹脂等の樹脂材料から成り、これら樹脂材料
の液状前駆体をディスペンサー等を用いて基板上面に塗
布するとともに、これを従来周知のフォトリソグラフィ
ー技術及びエッチング技術を採用し、所定形状に加工す
ることによって形成される。
【0030】更に前記基板2とノズル部材6との間に形
成された間隙には、インク8が充填される。
【0031】前記インク8としては、例えば顔料タイプ
の油性インクや水性染料インク等が使用され、該インク
8は図示しないインクタンクより基板2−ノズル部材6
間に供給され、前述した発熱素子3の熱エネルギーによ
ってインク8中に気泡Aが発生すると、該気泡Aによる
圧力でもってインク8の一部がインク滴となってインク
吐出孔7より外部に吐出されるようになっている。
【0032】そして上述したインクジェットヘッド1に
は案内部材9が取着される。前記案内部材9は、例えば
アルミニウムやステンレス等の金属を所定形状に加工さ
れ、ネジ止め等によってインクジェットヘッド1に固定
される。
【0033】この案内部材9は、インク吐出孔7に対し
て記録紙Mの搬送方向上流側で記録紙Mと摺接するよう
になっており、その一部をインク吐出孔7の近傍で記録
紙Mに対して面当接させることにより、インク吐出孔7
と記録紙Mとの間の距離を略一定に保つことができる。
【0034】また一方、前記搬送ローラ10は、例えば
金属から成る支持棒の周囲に摩擦係数の高い材料、例え
ば硬度30°〜60°のゴム等を巻き付けて構成されて
おり、前述した案内部材9と対向する位置に、案内部材
9に対して圧接状態で配置される。
【0035】前記搬送ローラ10は、記録紙Mを所定方
向に搬送する機能の他に、記録紙Mを案内部材9に対し
て良好に密着させる機能を併せ持っており、図示しない
駆動モーターによって所定の送り速度で回転・駆動され
る。
【0036】かくして上述した本形態のインクジェット
プリンタは、記録紙Mを案内部材9と搬送ローラ10と
の間を介してインクジェットヘッド1のインク吐出孔7
上に供給しながら、インクジェットヘッド1の発熱素子
3を画像データに基づいて個々に選択的に発熱させ、こ
の熱エネルギーによってインク9中に気泡Aを発生させ
るとともに、該発生した気泡Aによる圧力でもってイン
ク9の一部をノズル部材6のインク吐出孔7より外部に
吐出させ、これを記録紙Mに付着させることによって所
定の画像が記録される。
【0037】以上のような本形態のインクジェットプリ
ンタによれば、案内部材9と搬送ローラ10とによって
記録紙Mをインク吐出孔7の近傍で支持するようにした
ことから、記録紙Mの走行状態が安定化し、インク吐出
孔7−記録紙M間の距離がほぼ一定に保たれる。このた
め、記録紙Mを高速で搬送する場合であっても、インク
ジェットヘッド1上で記録紙Mの“バタツキ”が発生す
ることは殆どなく、インク吐出孔7より吐出されるイン
ク滴を記録紙Mの所定位置に正確に着弾させることによ
り、歪み等の少ない鮮明な画像を形成することが可能と
なる。
【0038】またこの場合、インクジェットヘッド1の
インク吐出孔7上に供給される記録紙Mの走行は上述し
た如く安定化することから、記録紙Mの後端部がカール
している場合であっても、記録紙Mはインク吐出孔7上
に供給される直前まで案内部材9と搬送ローラ10とで
良好に支持される。従って、記録紙Mの後端部から記録
領域の最終ラインまでの距離を短く設定することがで
き、記録紙Mの後端側に設けられる余白領域を小さくす
ることができる。
【0039】更に前記案内部材9をアルミニウムやステ
ンレス等の金属により形成するとともに、これをグラン
ド配線に接続する等して接地電位に保持するようになし
ておけば、インクジェットヘッド1上に供給される記録
紙Mに静電気が帯電したとしても、これらの電荷を案内
部材9を介して接地電位に良好に逃がすことができる。
それ故、記録紙Mが静電気の引力によってインクジェッ
トヘッド1側に引き寄せられることはなく、これによっ
てもインクジェットヘッド1−記録紙M間の距離変動を
有効に防止することができる。従って、前記案内部材9
を金属により形成するとともに、これを接地電位に保持
しておくことが好ましい。
【0040】また更に前記案内部材9を熱伝導率1.0
W/m・K以上の金属、例えばアルミニウムやステンレ
ス等により形成しておけば、インクジェットヘッド1の
使用に伴いインクジェットヘッド1中に蓄積される熱の
一部を案内部材9等を介して印画前の記録紙Mに良好に
伝導させ、記録紙Mを事前に温めることができる。この
場合、記録紙Mに付着されるインク9の乾燥が速まり、
例えば印字周期0.8msec/Line以下の高速記
録にも十分に対応することができるようになる。従っ
て、前記案内部材9は、熱伝導率1.0W/m・k以上
の金属により形成することが好ましい。
【0041】尚、本発明は上述の形態に限定されるもの
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々
の変更、改良等が可能である。
【0042】例えば上述の形態においてインクジェット
ヘッド1の基板2上にドライバーIC11を搭載する場
合、このドライバーIC11を、図2に示す如く、前記
案内部材9でカバーするように構成しても良く、この場
合、案内部材9はドライバーIC11のカバー部材を兼
ねることとなるため、ドライバーIC11用のカバー部
材を別途、取り付ける場合に比し、インクジェットヘッ
ド1の全体構造を小型化することができる。
【0043】また上述の形態においてインクジェットヘ
ッド1の両側に、記録紙Mを案内部材9と搬送ローラ1
0との間に供給するための搬送ローラやインク付着後の
記録紙Mをプリンタ本体の排出部に導くための搬送ロー
ラを別途、設けるようにしても良いし、インクジェット
ヘッド1のインク吐出孔7と対向する位置に記録紙Mを
その背後から支持するためのプラテン20を配置させる
ようにしても良い。
【0044】更に上述の形態においては搬送手段として
搬送ローラ10を用いるようにしたが、これに代えて搬
送手段として、主走査方向に配列する複数個の歯車等を
用いるようにしても構わない。
【0045】
【発明の効果】本発明のインクジェットプリンタによれ
ば、インクジェットヘッド上に供給される記録紙がイン
クジェットヘッドの近傍で案内部材等によって良好に支
持され、記録紙の走行が安定化することから、記録紙を
高速で搬送する場合であっても、インクジェットヘッド
上で記録紙の“バタツキ”が発生することは殆どなく、
インク吐出孔より吐出されるインク滴を記録紙の所定位
置に正確に着弾させることにより、歪み等の少ない鮮明
な画像を形成することが可能となる。
【0046】また本発明のインクジェットプリンタによ
れば、インクジェットヘッドのインク吐出孔上に供給さ
れる記録紙の走行は上述した如く安定化することから、
記録紙の後端部がカールしている場合であっても、記録
紙はインク吐出孔上に供給される直前まで案内部材等に
よって良好に支持される。従って、記録紙の後端部から
記録領域の最終ラインまでの距離を短く設定することが
でき、記録紙の後端側に設けられる余白領域を小さくす
ることが可能となる。
【0047】更に本発明のインクジェットプリンタによ
れば、前記案内部材を金属により形成するとともに、こ
れを接地電位に保持しておくことにより、インクジェッ
トヘッド上に供給される記録紙に静電気が帯電していた
としても、これらの電荷は案内部材を介して接地電位に
良好に逃がされる。それ故、記録紙が上述した静電気の
引力によってインクジェットヘッド側に引き寄せられる
ことはなく、これによってもインクジェットヘッド−記
録紙間の距離変動を有効に防止することができる。
【0048】また更に本発明のインクジェットプリンタ
によれば、前記案内部材を熱伝導率1.0W/m・k以
上の金属により形成することにより、インクジェットヘ
ッドの使用に伴いインクジェットヘッド中に蓄積された
熱の一部が案内部材等を介して印画前の記録紙に良好に
伝導され、記録紙を事前に温めることができる。この場
合、記録紙に付着されるインクの乾燥が速まり、例えば
印字周期0.8msec/Line以下の高速記録にも
十分に対応することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一形態に係るインクジェットプリンタ
の構成を示す図である。
【図2】本発明の他の形態に係るインクジェットプリン
タの構成を示す図である。
【図3】従来のインクジェットプリンタの構成を示す図
である。
【符号の説明】
1・・・インクジェットヘッド、2・・・基板、3・・
・発熱素子、6・・・ノズル部材、7・・・インク吐出
孔、8・・・インク、9・・・案内部材、10・・・搬
送手段(搬送ローラ)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板の上面に発熱素子を設けるとともに、
    前記基板上に、インク吐出孔を有するノズル部材を、間
    に所定の間隔をあけて配設し、前記基板及びノズル部材
    間の間隙にインクを充填してなるインクジェットヘッド
    と、記録紙を前記ノズル部材のインク吐出孔上に搬送す
    る搬送手段と、を備えたインクジェットプリンタにおい
    て、 前記インクジェットヘッドに、前記インク吐出孔に対し
    記録紙の搬送方向上流側で記録紙に摺接される案内部材
    を取着したことを特徴とするインクジェットプリンタ。
  2. 【請求項2】前記案内部材が金属により形成され、かつ
    接地されていることを特徴とする請求項1に記載のイン
    クジェットプリンタ。
  3. 【請求項3】前記案内部材の熱伝導率が1.0W/m・
    K以上であることを特徴とする請求項1または請求項2
    に記載のインクジェットプリンタ。
  4. 【請求項4】前記搬送手段と前記案内部材とが対向して
    設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項3
    のいずれかに記載のインクジェットプリンタ。
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