JP2002067274A - 巻出し式スクリーン印刷方法および印刷装置 - Google Patents
巻出し式スクリーン印刷方法および印刷装置Info
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- JP2002067274A JP2002067274A JP2000258428A JP2000258428A JP2002067274A JP 2002067274 A JP2002067274 A JP 2002067274A JP 2000258428 A JP2000258428 A JP 2000258428A JP 2000258428 A JP2000258428 A JP 2000258428A JP 2002067274 A JP2002067274 A JP 2002067274A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 高精度の印刷位置決めがなし得る巻出し式ス
クリーン印刷方法および印刷装置を提供する 【解決手段】 スクリーン印刷を多層に行う巻出し式ス
クリーン印刷において、印刷位置決めマーク４２を所定
位置に印刷し、各層の印刷時に撮像手段２１により撮像
された前記位置決めマーク４２の撮像画像に基づいて、
フィルムＦの位置決めをするものである。
クリーン印刷方法および印刷装置を提供する 【解決手段】 スクリーン印刷を多層に行う巻出し式ス
クリーン印刷において、印刷位置決めマーク４２を所定
位置に印刷し、各層の印刷時に撮像手段２１により撮像
された前記位置決めマーク４２の撮像画像に基づいて、
フィルムＦの位置決めをするものである。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は巻出し式スクリーン
印刷方法および印刷装置に関する。さらに詳しくは、高
精度の印刷位置決めがなし得る巻出し式スクリーン印刷
方法および印刷装置に関する。
印刷方法および印刷装置に関する。さらに詳しくは、高
精度の印刷位置決めがなし得る巻出し式スクリーン印刷
方法および印刷装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来より、例えばプリント配線板の基板
上に画像を印刷する方法として、ステンシルスクリーン
（Stencil screen）からスキージ（Squeegee）によりイ
ンクをこすりだし、印刷対象物に印刷を実行するスクリ
ーン印刷が行われている。
上に画像を印刷する方法として、ステンシルスクリーン
（Stencil screen）からスキージ（Squeegee）によりイ
ンクをこすりだし、印刷対象物に印刷を実行するスクリ
ーン印刷が行われている。
【０００３】図１０に、従来の巻出し式のスクリーン印
刷装置の構成を示す。この印刷装置１００は、セラミッ
クの薄膜がコーティングされているペットフィルムＦ´
を巻出しローラ１０１から所定長さづつ巻出し、ステン
シルスクリーン１０２によりセラミック薄膜上に印刷を
行い、印刷終了部分を乾燥炉１０３により乾燥させた後
に巻取りローラ１０４により巻き取るものとされる。
刷装置の構成を示す。この印刷装置１００は、セラミッ
クの薄膜がコーティングされているペットフィルムＦ´
を巻出しローラ１０１から所定長さづつ巻出し、ステン
シルスクリーン１０２によりセラミック薄膜上に印刷を
行い、印刷終了部分を乾燥炉１０３により乾燥させた後
に巻取りローラ１０４により巻き取るものとされる。
【０００４】このような巻出し式による印刷装置は、予
め裁断されたシート状の印刷対象物に１枚１枚印刷して
いく単葉式の印刷装置に較べて、作業効率がよく、コス
ト低減が容易になるという利点がある。
め裁断されたシート状の印刷対象物に１枚１枚印刷して
いく単葉式の印刷装置に較べて、作業効率がよく、コス
ト低減が容易になるという利点がある。
【０００５】また、近年、例えば高密度実装用に使われ
るスクリーン印刷装置のように、高度の位置決め精度が
要求される印刷装置は、ＣＣＤカメラなどの撮像手段に
よる基板認識、位置補正機能を有するものが主流となっ
てきている。
るスクリーン印刷装置のように、高度の位置決め精度が
要求される印刷装置は、ＣＣＤカメラなどの撮像手段に
よる基板認識、位置補正機能を有するものが主流となっ
てきている。
【０００６】ところが、このような位置補正機能を有す
るスクリーン印刷装置は、従来、単葉式のものが存在す
るだけで、巻出し式でかつ位置補正機能を有するものは
未だ実現されていない。
るスクリーン印刷装置は、従来、単葉式のものが存在す
るだけで、巻出し式でかつ位置補正機能を有するものは
未だ実現されていない。
【０００７】すなわち、図１１に従来の位置補正機能を
有する単葉式スクリーン印刷装置を模式化して示す（例
えば、エレクトロニクス実装大辞典（初版第１刷、２０
００年７月２８日発行、工業調査会）、第６１４頁、図
３参照）。
有する単葉式スクリーン印刷装置を模式化して示す（例
えば、エレクトロニクス実装大辞典（初版第１刷、２０
００年７月２８日発行、工業調査会）、第６１４頁、図
３参照）。
【０００８】この印刷装置Ａ´は、ローダ１１１により
供給される印刷対象物としての各シートＳ´を移動式の
ステージ１１２上に載置し、カメラ１１３により撮像位
置Ｌ 11においてシートＳ´の印刷面に描かれる例えば基
板下図を撮像し、この撮像された基板下図の画像データ
に基づいてシートＳ´の基準位置からのずれを検出し、
検出されたずれに基づいてステージ１１２をマーク撮像
位置Ｌ11からスクリーン１１４直下の印刷実行位置Ｌ12
に移動するときの移動量を調整するようにして、印刷位
置決めを行う。印刷が実行された各シートＳ´はアンロ
ーダ部１１５に積載されていく。
供給される印刷対象物としての各シートＳ´を移動式の
ステージ１１２上に載置し、カメラ１１３により撮像位
置Ｌ 11においてシートＳ´の印刷面に描かれる例えば基
板下図を撮像し、この撮像された基板下図の画像データ
に基づいてシートＳ´の基準位置からのずれを検出し、
検出されたずれに基づいてステージ１１２をマーク撮像
位置Ｌ11からスクリーン１１４直下の印刷実行位置Ｌ12
に移動するときの移動量を調整するようにして、印刷位
置決めを行う。印刷が実行された各シートＳ´はアンロ
ーダ部１１５に積載されていく。
【０００９】このように、従来の位置補正機能を有する
スクリーン印刷装置は単葉式のものだけであり、また、
図１１に示す印刷装置Ａ´においては、各シートＳ´に
印刷を実行する毎にステージ１１２をマーク撮像位置Ｌ
11と印刷実行位置Ｌ12との間で比較的大きな距離往復移
動させる必要があり、このことが、印刷速度を向上させ
る上での障害になるという問題がある。
スクリーン印刷装置は単葉式のものだけであり、また、
図１１に示す印刷装置Ａ´においては、各シートＳ´に
印刷を実行する毎にステージ１１２をマーク撮像位置Ｌ
11と印刷実行位置Ｌ12との間で比較的大きな距離往復移
動させる必要があり、このことが、印刷速度を向上させ
る上での障害になるという問題がある。
【００１０】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる従来技
術の課題に鑑みなされたものであって、高精度の印刷位
置決めがなし得る巻出し式スクリーン印刷方法および印
刷装置を提供することを目的としている。
術の課題に鑑みなされたものであって、高精度の印刷位
置決めがなし得る巻出し式スクリーン印刷方法および印
刷装置を提供することを目的としている。
【００１１】
【課題を解決するための手段】本発明の巻出し式スクリ
ーン印刷方法の第１形態は、スクリーン印刷を多層に行
う巻出し式スクリーン印刷方法であって、印刷位置決め
マークを所定位置に印刷し、各層の印刷時に前記位置決
めマークの撮像画像に基づいてフィルムの位置決めをす
ることを特徴とする。
ーン印刷方法の第１形態は、スクリーン印刷を多層に行
う巻出し式スクリーン印刷方法であって、印刷位置決め
マークを所定位置に印刷し、各層の印刷時に前記位置決
めマークの撮像画像に基づいてフィルムの位置決めをす
ることを特徴とする。
【００１２】本発明の巻出し式スクリーン印刷方法の第
２形態は、スクリーン印刷を多層に行う巻出し式スクリ
ーン印刷方法であって、少なくとも２個の印刷位置決め
マークを印刷パターンを挾んで所定位置に印刷し、つい
で各層の印刷時に前記位置決めマークのそれぞれの撮像
画像に基づいてフィルムの位置決めをすることを特徴と
する。
２形態は、スクリーン印刷を多層に行う巻出し式スクリ
ーン印刷方法であって、少なくとも２個の印刷位置決め
マークを印刷パターンを挾んで所定位置に印刷し、つい
で各層の印刷時に前記位置決めマークのそれぞれの撮像
画像に基づいてフィルムの位置決めをすることを特徴と
する。
【００１３】本発明の巻出し式スクリーン印刷方法の第
１形態は、具体的には、スクリーン印刷を多層に行う巻
出し式スクリーン印刷方法であって、印刷位置決めマー
クを所定位置に印刷する手順と、各層の印刷時に前記印
刷位置決めマークを撮像する手順と、前記撮像された印
刷位置決めマークの基準位置からのずれを算出する手順
と、前記ずれを解消するようにフィルム位置を調整する
手順とを含んでいることを特徴とする。
１形態は、具体的には、スクリーン印刷を多層に行う巻
出し式スクリーン印刷方法であって、印刷位置決めマー
クを所定位置に印刷する手順と、各層の印刷時に前記印
刷位置決めマークを撮像する手順と、前記撮像された印
刷位置決めマークの基準位置からのずれを算出する手順
と、前記ずれを解消するようにフィルム位置を調整する
手順とを含んでいることを特徴とする。
【００１４】本発明の巻出し式スクリーン印刷方法の第
２形態は、具体的には、スクリーン印刷を多層に行う巻
出し式スクリーン印刷方法であって、少なくとも２個の
印刷位置決めマークを印刷パターンを挾んで所定位置に
印刷する手順と、各層の印刷時に前記印刷位置決めマー
クをそれぞれ撮像する手順と、前記撮像された印刷位置
決めマークそれぞれの基準位置からのずれを算出する手
順と、前記ずれを解消するようにフィルム位置を調整す
る手順とを含んでいることを特徴とする。
２形態は、具体的には、スクリーン印刷を多層に行う巻
出し式スクリーン印刷方法であって、少なくとも２個の
印刷位置決めマークを印刷パターンを挾んで所定位置に
印刷する手順と、各層の印刷時に前記印刷位置決めマー
クをそれぞれ撮像する手順と、前記撮像された印刷位置
決めマークそれぞれの基準位置からのずれを算出する手
順と、前記ずれを解消するようにフィルム位置を調整す
る手順とを含んでいることを特徴とする。
【００１５】本発明の巻出し式スクリーン印刷方法の第
２形態においては、前記フィルム位置を調整する手順に
おいて、撮像された前記少なくとも２個の印刷位置決め
マークに基づき、フィルムの該フィルム面に垂直な軸回
りの回転ずれを検出し、その検出された回転ずれを解消
するようにフィルム位置の調整がなされるのが好まし
い。
２形態においては、前記フィルム位置を調整する手順に
おいて、撮像された前記少なくとも２個の印刷位置決め
マークに基づき、フィルムの該フィルム面に垂直な軸回
りの回転ずれを検出し、その検出された回転ずれを解消
するようにフィルム位置の調整がなされるのが好まし
い。
【００１６】一方、本発明の巻出し式スクリーン印刷装
置の第１形態は、スクリーン印刷を多層に行う巻出し式
スクリーン印刷装置であって、印刷位置決めマークを撮
像する撮像手段と、前記撮像手段を前記位置決めマーク
を撮像する撮像位置と退避位置との間を移動させる撮像
手段移動手段と、フィルムを印刷位置と搬送位置との間
で昇降させるフィルム昇降手段と、前記撮像手段により
撮像される印刷位置決めマークの基準位置からのずれに
基づいてフィルムの位置補正量を算出する位置補正量算
出手段と、前記フィルムの位置補正量に基づいてフィル
ム位置を調整する位置調整手段とを備えてなることを特
徴とする。
置の第１形態は、スクリーン印刷を多層に行う巻出し式
スクリーン印刷装置であって、印刷位置決めマークを撮
像する撮像手段と、前記撮像手段を前記位置決めマーク
を撮像する撮像位置と退避位置との間を移動させる撮像
手段移動手段と、フィルムを印刷位置と搬送位置との間
で昇降させるフィルム昇降手段と、前記撮像手段により
撮像される印刷位置決めマークの基準位置からのずれに
基づいてフィルムの位置補正量を算出する位置補正量算
出手段と、前記フィルムの位置補正量に基づいてフィル
ム位置を調整する位置調整手段とを備えてなることを特
徴とする。
【００１７】本発明の巻出し式スクリーン印刷装置の第
２形態は、スクリーン印刷を多層に行う巻出し式スクリ
ーン印刷装置であって、フィルムの一方の側に印刷され
た印刷位置決めマークを撮像するフィルムの一方の側に
配設された第１撮像手段およびフィルムの他方の側に印
刷された印刷位置決めマークを撮像する他方の側に配設
された第２撮像手段と、前記第１および第２撮像手段を
それぞれ前記位置決めマークを撮像する撮像位置と退避
位置との間を移動させる第１および第２撮像手段移動手
段と、フィルムを印刷位置と搬送位置との間で昇降させ
るフィルム昇降手段と、前記第１および第２撮像手段に
より撮像される印刷位置決めマークの基準位置からのず
れに基づいてフィルムの位置補正量を算出する位置補正
量算出手段と、前記フィルムの位置補正量に基づいてフ
ィルム位置を調整する位置調整手段とを備えてなること
を特徴とする。
２形態は、スクリーン印刷を多層に行う巻出し式スクリ
ーン印刷装置であって、フィルムの一方の側に印刷され
た印刷位置決めマークを撮像するフィルムの一方の側に
配設された第１撮像手段およびフィルムの他方の側に印
刷された印刷位置決めマークを撮像する他方の側に配設
された第２撮像手段と、前記第１および第２撮像手段を
それぞれ前記位置決めマークを撮像する撮像位置と退避
位置との間を移動させる第１および第２撮像手段移動手
段と、フィルムを印刷位置と搬送位置との間で昇降させ
るフィルム昇降手段と、前記第１および第２撮像手段に
より撮像される印刷位置決めマークの基準位置からのず
れに基づいてフィルムの位置補正量を算出する位置補正
量算出手段と、前記フィルムの位置補正量に基づいてフ
ィルム位置を調整する位置調整手段とを備えてなること
を特徴とする。
【００１８】本発明の巻出し式スクリーン印刷装置の第
２形態においては、位置調整手段がフィルム位置を搬送
方向に調整する送り方向調整機構と、フィルム位置を搬
送方向に直交する方向に調整する横方向調整機構と、フ
ィルムのフィルム面に垂直な軸周りの回転ずれを調整す
る回転ずれ調整機構とを備えてなるのが好ましい。
２形態においては、位置調整手段がフィルム位置を搬送
方向に調整する送り方向調整機構と、フィルム位置を搬
送方向に直交する方向に調整する横方向調整機構と、フ
ィルムのフィルム面に垂直な軸周りの回転ずれを調整す
る回転ずれ調整機構とを備えてなるのが好ましい。
【００１９】
【作用】本発明は前記の如く構成されているので、スク
リーン印刷を多層に行う巻き出し式スクリーン印刷にお
いて、初回に印刷されたパターンの上に次回以降の重ね
印刷が精度よくなされる。また、本発明の好ましい形態
によれば、印刷パターンを挾んで印刷された少なくとも
２個の印刷位置決めマークにより、フィルムの回転ずれ
を補正できる。
リーン印刷を多層に行う巻き出し式スクリーン印刷にお
いて、初回に印刷されたパターンの上に次回以降の重ね
印刷が精度よくなされる。また、本発明の好ましい形態
によれば、印刷パターンを挾んで印刷された少なくとも
２個の印刷位置決めマークにより、フィルムの回転ずれ
を補正できる。
【００２０】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら本
発明を実施形態に基づいて説明するが、本発明はかかる
実施形態のみに限定されるものではない。
発明を実施形態に基づいて説明するが、本発明はかかる
実施形態のみに限定されるものではない。
【００２１】図１に、本発明の一実施形態に係る巻出し
式スクリーン印刷方法が適用される印刷装置をブロック
図で示す。
式スクリーン印刷方法が適用される印刷装置をブロック
図で示す。
【００２２】図１に示すように、本発明の印刷装置Ａ
は、巻き出し式スクリーン印刷装置本体１と、撮像部２
と、位置調整手段３と、制御部６とを主要構成要素とし
て備えてなる。
は、巻き出し式スクリーン印刷装置本体１と、撮像部２
と、位置調整手段３と、制御部６とを主要構成要素とし
て備えてなる。
【００２３】図２および図３に、かかる構成とされてい
る同印刷装置Ａの概略構成を示す。
る同印刷装置Ａの概略構成を示す。
【００２４】印刷装置本体１は、図２および図３に示す
ように、セラミック薄膜などの印刷対象物Ｓ（図４参
照）が形成されたペットフィルムＦを巻出す巻出しロー
ラ１１と、巻出しローラ１１から巻出されたペットフィ
ルムＦに所定の張力を与える巻出しテンションローラ群
１２と、印刷対象物Ｓにスクリーン印刷を実行する印刷
機構１３と、印刷実行時に印刷対象物Ｓの印刷対象部分
を保持する印刷台１４と、印刷台１４を移動させて印刷
対象部分を搬送レベルから印刷機構１３直下の印刷実行
レベルまで上昇させながら移動させる印刷台駆動機構１
５と、印刷終了部分を乾燥させる乾燥炉１６と、乾燥炉
１６により乾燥された印刷終了部分を巻き取る巻取りロ
ーラ１７と、巻取りローラ１７により巻き取られるペッ
トフィルムＦに所定の張力を与える巻取りテンションロ
ーラ群１８と、乾燥炉１６と巻取りテンションローラ群
１８との間に配されペットフィルムＦを吸着した状態で
回転することによって、ペットフィルムＦを所定長さづ
つ送る、つまり所定長さづつ搬送するサクションローラ
１９とを備えてなるものとされる。
ように、セラミック薄膜などの印刷対象物Ｓ（図４参
照）が形成されたペットフィルムＦを巻出す巻出しロー
ラ１１と、巻出しローラ１１から巻出されたペットフィ
ルムＦに所定の張力を与える巻出しテンションローラ群
１２と、印刷対象物Ｓにスクリーン印刷を実行する印刷
機構１３と、印刷実行時に印刷対象物Ｓの印刷対象部分
を保持する印刷台１４と、印刷台１４を移動させて印刷
対象部分を搬送レベルから印刷機構１３直下の印刷実行
レベルまで上昇させながら移動させる印刷台駆動機構１
５と、印刷終了部分を乾燥させる乾燥炉１６と、乾燥炉
１６により乾燥された印刷終了部分を巻き取る巻取りロ
ーラ１７と、巻取りローラ１７により巻き取られるペッ
トフィルムＦに所定の張力を与える巻取りテンションロ
ーラ群１８と、乾燥炉１６と巻取りテンションローラ群
１８との間に配されペットフィルムＦを吸着した状態で
回転することによって、ペットフィルムＦを所定長さづ
つ送る、つまり所定長さづつ搬送するサクションローラ
１９とを備えてなるものとされる。
【００２５】また、印刷装置本体１には、サクションロ
ーラ１９による送り動作（搬送動作）の停止位置を検出
する送り停止位置検出機構２０と、印刷対象物Ｓに予め
付されている位置決めマーク４２（図４参照）を撮像す
る第１および第２撮像手段２１Ａ，Ｂと、位置決めマー
ク４２の撮像時に撮像手段２１をペットフィルムＦと印
刷機構１３との間の撮像位置Ｌ1（図６参照）に移動さ
せるとともに、印刷実行時に撮像手段２１をペットフィ
ルムＦと印刷機構１３との間から退避させた退避位置Ｌ
2（図６参照）に移動させる第１および第２撮像手段移
動手段２２Ａ，Ｂと、第１および第２撮像手段２１Ａ，
Ｂのそれぞれの位置を調整する第１および第２撮像手段
位置調整機構２３Ａ，Ｂが付加されている。ここで、前
記第１および第２撮像手段２１Ａ，Ｂと、第１および第
２撮像手段移動手段２２Ａ，Ｂと、第１および第２撮像
手段位置調整機構２３Ａ，Ｂとが撮像部２を構成してい
る。
ーラ１９による送り動作（搬送動作）の停止位置を検出
する送り停止位置検出機構２０と、印刷対象物Ｓに予め
付されている位置決めマーク４２（図４参照）を撮像す
る第１および第２撮像手段２１Ａ，Ｂと、位置決めマー
ク４２の撮像時に撮像手段２１をペットフィルムＦと印
刷機構１３との間の撮像位置Ｌ1（図６参照）に移動さ
せるとともに、印刷実行時に撮像手段２１をペットフィ
ルムＦと印刷機構１３との間から退避させた退避位置Ｌ
2（図６参照）に移動させる第１および第２撮像手段移
動手段２２Ａ，Ｂと、第１および第２撮像手段２１Ａ，
Ｂのそれぞれの位置を調整する第１および第２撮像手段
位置調整機構２３Ａ，Ｂが付加されている。ここで、前
記第１および第２撮像手段２１Ａ，Ｂと、第１および第
２撮像手段移動手段２２Ａ，Ｂと、第１および第２撮像
手段位置調整機構２３Ａ，Ｂとが撮像部２を構成してい
る。
【００２６】位置調整手段３は、フィルム位置を搬送方
向に調整する送り方向調整機構３ａと、フィルム位置を
搬送方向に直交する方向に調整する横方向調整機構３ｂ
と、フィルムのフィルム面に垂直な軸周りの回転ずれを
調整する回転ずれ調整機構３ｃとを備えてなるものとさ
れる。なお、この位置調整手段３は、前記印刷台駆動機
構１５に一体化されている。
向に調整する送り方向調整機構３ａと、フィルム位置を
搬送方向に直交する方向に調整する横方向調整機構３ｂ
と、フィルムのフィルム面に垂直な軸周りの回転ずれを
調整する回転ずれ調整機構３ｃとを備えてなるものとさ
れる。なお、この位置調整手段３は、前記印刷台駆動機
構１５に一体化されている。
【００２７】印刷機構１３は、例えばアルミニウムから
なる中空枠にポリエステル繊維のテトロン（登録商標）
メッシュ、あるいはステンレスメッシュからなるスクリ
ーン１３ａを均一なテンションで張り付け、このスクリ
ーン１３ａ上に印刷用の抜き画像となるステンシルを配
置し、図示しないスキージによりスクリーン１３ａから
インクをこすり出すことによって、印刷対象物に印刷を
実行する。
なる中空枠にポリエステル繊維のテトロン（登録商標）
メッシュ、あるいはステンレスメッシュからなるスクリ
ーン１３ａを均一なテンションで張り付け、このスクリ
ーン１３ａ上に印刷用の抜き画像となるステンシルを配
置し、図示しないスキージによりスクリーン１３ａから
インクをこすり出すことによって、印刷対象物に印刷を
実行する。
【００２８】印刷台１４は、図示省略する真空ユニット
と接続された真空形成路１４ａが内部に縦横に設けられ
（図３参照）、この真空形成路１４ａから印刷対象物Ｓ
を有するペットフィルムＦを載置する載置面１４ｂに向
かって多数の連通孔１４ｃが設けられるとともに、前記
載置面１４ｂに例えばステンレスからなるメッシュシー
トがかぶせられて、印刷対象物Ｓを有するペットフィル
ムＦを吸着・保持するようにされている。
と接続された真空形成路１４ａが内部に縦横に設けられ
（図３参照）、この真空形成路１４ａから印刷対象物Ｓ
を有するペットフィルムＦを載置する載置面１４ｂに向
かって多数の連通孔１４ｃが設けられるとともに、前記
載置面１４ｂに例えばステンレスからなるメッシュシー
トがかぶせられて、印刷対象物Ｓを有するペットフィル
ムＦを吸着・保持するようにされている。
【００２９】図３に、位置調整手段３が一体化されてい
る印刷台駆動機構１５の概略構成を示す。印刷台駆動機
構１５は、印刷台１４をペットフィルムＦの送りと平行
な方向（以下、Ｘ軸方向ともいう）に駆動するＸ軸駆動
機構３１と、ペットフィルムＦの送りと垂直な方向（以
下、Ｙ軸方向ともいう）に駆動するＹ軸駆動機構３２
と、印刷台１４を略重心で支持する回転軸４０を中心に
回転させる回転駆動機構３３と、鉛直上下方向（以下、
Ｚ軸方向ともいう）に駆動するＺ軸駆動機構（フィルム
昇降手段）３４とから構成されている。
る印刷台駆動機構１５の概略構成を示す。印刷台駆動機
構１５は、印刷台１４をペットフィルムＦの送りと平行
な方向（以下、Ｘ軸方向ともいう）に駆動するＸ軸駆動
機構３１と、ペットフィルムＦの送りと垂直な方向（以
下、Ｙ軸方向ともいう）に駆動するＹ軸駆動機構３２
と、印刷台１４を略重心で支持する回転軸４０を中心に
回転させる回転駆動機構３３と、鉛直上下方向（以下、
Ｚ軸方向ともいう）に駆動するＺ軸駆動機構（フィルム
昇降手段）３４とから構成されている。
【００３０】Ｘ軸駆動機構３１は、Ｘ軸基台３１ａと、
印刷台駆動機構１５の基部１５ａに固定されＸ軸基台３
１ａの移動をガイドするＸ軸レール３１ｂと、Ｘ軸基台
３１ａをＸ軸レール３１ｂに沿って駆動するＸ軸サーボ
モータ３１ｃとから構成されている。なお、このＸ軸駆
動機構３１は、送り方向調整機構３ａとしても機能す
る。
印刷台駆動機構１５の基部１５ａに固定されＸ軸基台３
１ａの移動をガイドするＸ軸レール３１ｂと、Ｘ軸基台
３１ａをＸ軸レール３１ｂに沿って駆動するＸ軸サーボ
モータ３１ｃとから構成されている。なお、このＸ軸駆
動機構３１は、送り方向調整機構３ａとしても機能す
る。
【００３１】Ｙ軸駆動機構３２は、Ｙ軸基台３２ａと、
Ｘ軸基台３１ａに固定されＹ軸基台３２ａの移動をガイ
ドするＹ軸レール３２ｂと、Ｘ軸基台３１ａに固定され
Ｙ軸基台３２ａをＹ軸レール３２ｂに沿って駆動するＹ
軸サーボモータ３２ｃとから構成されている。なお、こ
のＹ軸駆動機構３２は、横方向調整機構３ｂとしても機
能する。
Ｘ軸基台３１ａに固定されＹ軸基台３２ａの移動をガイ
ドするＹ軸レール３２ｂと、Ｘ軸基台３１ａに固定され
Ｙ軸基台３２ａをＹ軸レール３２ｂに沿って駆動するＹ
軸サーボモータ３２ｃとから構成されている。なお、こ
のＹ軸駆動機構３２は、横方向調整機構３ｂとしても機
能する。
【００３２】回転駆動機構３３は、複数の連結部材３３
ａを介して印刷台１４と連結される回転盤３３ｂと、Ｙ
軸基台３２ａに固定されて回転盤３３ｂを介して印刷台
１４を回転軸４０を中心に回転駆動する回転サーボモー
タ３３ｃとから構成されている。なお、この回転駆動機
構３３は、回転ずれ調整機構３ｃとしても機能する。
ａを介して印刷台１４と連結される回転盤３３ｂと、Ｙ
軸基台３２ａに固定されて回転盤３３ｂを介して印刷台
１４を回転軸４０を中心に回転駆動する回転サーボモー
タ３３ｃとから構成されている。なお、この回転駆動機
構３３は、回転ずれ調整機構３ｃとしても機能する。
【００３３】Ｚ軸駆動機構３４は、回転盤３３ｂに固定
され、回転軸４０を回転させて印刷台１４を鉛直上下方
向に駆動するＺ軸サーボモータ３４ａおよび回転力伝達
機構３４ｂとから構成されている。
され、回転軸４０を回転させて印刷台１４を鉛直上下方
向に駆動するＺ軸サーボモータ３４ａおよび回転力伝達
機構３４ｂとから構成されている。
【００３４】乾燥炉１６は、図示しないダクトを介して
導入される熱風により炉内を通過する印刷終了部分を乾
燥する構成とされており、熱風を外部に逃がさないよう
に、出入り口は狭小に形成されている。
導入される熱風により炉内を通過する印刷終了部分を乾
燥する構成とされており、熱風を外部に逃がさないよう
に、出入り口は狭小に形成されている。
【００３５】制御部６は例えばＣＰＵを備えた制御装置
６０とされ、第１撮像手段２１Ａおよび第２撮像手段２
１Ｂからの画像データを処理する画像処理手段６１と、
画像処理手段６１により処理された画像データに基づい
て、基準位置からのずれおよびそのずれを解消する位置
補正量を算出する位置補正量算出手段６２とを有し、撮
像手段２１により撮像される位置決めマーク４２の画像
データに基づいて、ペットフィルムＦの印刷パターンＰ
の所定位置からのずれを検出してそのずれを解消する位
置補正量により位置補正する。
６０とされ、第１撮像手段２１Ａおよび第２撮像手段２
１Ｂからの画像データを処理する画像処理手段６１と、
画像処理手段６１により処理された画像データに基づい
て、基準位置からのずれおよびそのずれを解消する位置
補正量を算出する位置補正量算出手段６２とを有し、撮
像手段２１により撮像される位置決めマーク４２の画像
データに基づいて、ペットフィルムＦの印刷パターンＰ
の所定位置からのずれを検出してそのずれを解消する位
置補正量により位置補正する。
【００３６】また、制御部６は、送り停止位置検出機構
２０による検出結果に基づいて、サクションローラ１９
によるペットフィルムＦの送り動作（搬送動作）を制御
するとともに、印刷台駆動機構１５による位置決め動作
を制御し、各テンションローラ群１２、１８がペットフ
ィルムＦに与える張力を制御する。
２０による検出結果に基づいて、サクションローラ１９
によるペットフィルムＦの送り動作（搬送動作）を制御
するとともに、印刷台駆動機構１５による位置決め動作
を制御し、各テンションローラ群１２、１８がペットフ
ィルムＦに与える張力を制御する。
【００３７】図４に、ペットフィルムＦおよびこのペッ
トフィルムＦ上に形成される印刷対象物Ｓの詳細を示
し、ペットフィルムＦ上には、図示のように、例えばセ
ラミックの薄膜からなる印刷対象物Ｓがコーティングさ
れている。印刷対象物Ｓには各印刷パターンＰが所定間
隔で予め印刷されるとともに、停止用マーク４１および
位置決めマーク４２が各印刷パターンＰに対応して両側
に印刷されている。
トフィルムＦ上に形成される印刷対象物Ｓの詳細を示
し、ペットフィルムＦ上には、図示のように、例えばセ
ラミックの薄膜からなる印刷対象物Ｓがコーティングさ
れている。印刷対象物Ｓには各印刷パターンＰが所定間
隔で予め印刷されるとともに、停止用マーク４１および
位置決めマーク４２が各印刷パターンＰに対応して両側
に印刷されている。
【００３８】より具体的には、印刷パターンＰ前端部の
一方の側方には停止用マーク４１が印刷されるとともに
他方の側方には位置決めマーク４２が印刷され、また印
刷パターンＰ後端部の一方の側方には位置決めマーク４
２が印刷されるとともに他方の側方には停止用マーク４
１が印刷されている。なお、停止用マーク４１を前記の
如く配置するのは、フィルムを往復運動させて印刷する
ものがあることを考慮するためである。
一方の側方には停止用マーク４１が印刷されるとともに
他方の側方には位置決めマーク４２が印刷され、また印
刷パターンＰ後端部の一方の側方には位置決めマーク４
２が印刷されるとともに他方の側方には停止用マーク４
１が印刷されている。なお、停止用マーク４１を前記の
如く配置するのは、フィルムを往復運動させて印刷する
ものがあることを考慮するためである。
【００３９】図５〜図７に、送り停止位置検出機構２
０、撮像手段２１、撮像手段移動手段２２および撮像手
段位置調整機構２３の概略構成を示す。送り停止位置検
出機構２０は、サクションローラ１９によるフィルム送
り動作の減速開始位置を検出する減速開始位置検出セン
サ２０ａと、前記減速された送り動作を停止する停止位
置を検出する停止位置検出センサ２０ｂとから構成され
ている。
０、撮像手段２１、撮像手段移動手段２２および撮像手
段位置調整機構２３の概略構成を示す。送り停止位置検
出機構２０は、サクションローラ１９によるフィルム送
り動作の減速開始位置を検出する減速開始位置検出セン
サ２０ａと、前記減速された送り動作を停止する停止位
置を検出する停止位置検出センサ２０ｂとから構成され
ている。
【００４０】すなわち、各印刷パターンＰに対応して印
刷された停止用マーク４１を減速開始位置検出センサ２
０ａが検出した時点でサクションローラ１９によるペッ
トフィルムＦの送り速度が減速され、停止用マーク４１
を停止位置検出センサ２０ｂが検出した時点にサクショ
ンローラ１９によるペットフィルムＦの送りが停止され
る。これにより、印刷対象物Ｓを所定長さづつ送る動作
が実行される。
刷された停止用マーク４１を減速開始位置検出センサ２
０ａが検出した時点でサクションローラ１９によるペッ
トフィルムＦの送り速度が減速され、停止用マーク４１
を停止位置検出センサ２０ｂが検出した時点にサクショ
ンローラ１９によるペットフィルムＦの送りが停止され
る。これにより、印刷対象物Ｓを所定長さづつ送る動作
が実行される。
【００４１】撮像手段２１は、ペットフィルムＦの両側
に配された位置決めマーク４２を撮像する２台のＣＣＤ
カメラ２１ａと、ＣＣＤカメラ２１ａに設けられ位置決
めマーク４２を拡大して撮像するためのレンズ２１ｂ
と、レンズ２１ｂに設けられ撮像する角度を９０°変更
するプリズム２１ｃとから構成される。
に配された位置決めマーク４２を撮像する２台のＣＣＤ
カメラ２１ａと、ＣＣＤカメラ２１ａに設けられ位置決
めマーク４２を拡大して撮像するためのレンズ２１ｂ
と、レンズ２１ｂに設けられ撮像する角度を９０°変更
するプリズム２１ｃとから構成される。
【００４２】第１および第２撮像手段２１Ａ，Ｂの各Ｃ
ＣＤカメラ２１ａは、ペットフィルムＦの水平面内にお
ける回転ずれを検出できるように印刷パターンＰのほぼ
対角線上に２台設けられる。すなわち、ペットフィルム
Ｆの両側に配された２台のＣＣＤカメラ２１ａにより１
回の位置決めでペットフィルムＦの印刷パターンＰのほ
ぼ対角線上に設けられた２箇所の位置決めマーク４２を
撮像することによって、印刷パターンＰの基準位置（基
準位置にある印刷パターンＰを図８に点線で示す）から
の水平面内の回転ずれ（−θ、図８参照）が検出可能と
される。
ＣＤカメラ２１ａは、ペットフィルムＦの水平面内にお
ける回転ずれを検出できるように印刷パターンＰのほぼ
対角線上に２台設けられる。すなわち、ペットフィルム
Ｆの両側に配された２台のＣＣＤカメラ２１ａにより１
回の位置決めでペットフィルムＦの印刷パターンＰのほ
ぼ対角線上に設けられた２箇所の位置決めマーク４２を
撮像することによって、印刷パターンＰの基準位置（基
準位置にある印刷パターンＰを図８に点線で示す）から
の水平面内の回転ずれ（−θ、図８参照）が検出可能と
される。
【００４３】撮像手段移動手段２２は、明瞭には図示さ
れていないが、撮像手段２１を撮像位置Ｌ1と退避位置
Ｌ2との間を移動する駆動部を、サーボモータでボール
スクリューを介してＬＭガイド２２ａでガイドしながら
駆動するものとされている。ここで、撮像手段移動手段
２２にＬＭガイド２２ａを用いるのは、撮像手段２１を
撮像位置Ｌ1と退避位置Ｌ2との間で精度よく移動させる
ためである。
れていないが、撮像手段２１を撮像位置Ｌ1と退避位置
Ｌ2との間を移動する駆動部を、サーボモータでボール
スクリューを介してＬＭガイド２２ａでガイドしながら
駆動するものとされている。ここで、撮像手段移動手段
２２にＬＭガイド２２ａを用いるのは、撮像手段２１を
撮像位置Ｌ1と退避位置Ｌ2との間で精度よく移動させる
ためである。
【００４４】撮像手段位置調整機構２３は、撮像手段２
１のＸ軸方向位置を調節するＸ軸方向位置調整部２３ａ
と、撮像手段２１のＹ軸方向位置を調整するＹ軸方向位
置調整部２３ｂと、各調整部２３ａ、２３ｂにより調整
された撮像手段２１の位置を固定する一方、固定を解除
して撮像手段２１の移動を許可をする撮像手段固定部２
３ｃとから構成される。
１のＸ軸方向位置を調節するＸ軸方向位置調整部２３ａ
と、撮像手段２１のＹ軸方向位置を調整するＹ軸方向位
置調整部２３ｂと、各調整部２３ａ、２３ｂにより調整
された撮像手段２１の位置を固定する一方、固定を解除
して撮像手段２１の移動を許可をする撮像手段固定部２
３ｃとから構成される。
【００４５】Ｘ軸方向位置調整部２３ａおよびＹ軸方向
位置調整部２３ｂにおける位置調整は、具体的には各調
整部２３ａ、２３ｂのハンドル２３ｄ、２３ｅの操作に
よりなされる。
位置調整部２３ｂにおける位置調整は、具体的には各調
整部２３ａ、２３ｂのハンドル２３ｄ、２３ｅの操作に
よりなされる。
【００４６】また、撮像手段固定部２３ｃにおける撮像
手段２１の固定および固定解除は、具体的にはレバー２
３ｆの操作によりなされる。
手段２１の固定および固定解除は、具体的にはレバー２
３ｆの操作によりなされる。
【００４７】次に、図８および図９も参照して、本印刷
装置Ａによる印刷位置決め処理を説明する。
装置Ａによる印刷位置決め処理を説明する。
【００４８】（１）送り停止位置検出機構２０の検出結
果によりサクションローラ１９の回転が停止され、ペッ
トフィルムＦの送りが停止されるとともに、第１および
第２撮像手段２１Ａ，Ｂが撮像位置Ｌ1に移動される
（図６参照）。
果によりサクションローラ１９の回転が停止され、ペッ
トフィルムＦの送りが停止されるとともに、第１および
第２撮像手段２１Ａ，Ｂが撮像位置Ｌ1に移動される
（図６参照）。
【００４９】（２）ペットフィルムＦが印刷台１４に吸
着・保持される。
着・保持される。
【００５０】（３）第１および第２撮像手段２１Ａ，Ｂ
により各位置決めマーク４２が撮像される。この撮像デ
ータは、画像処理手段６１により処理される。
により各位置決めマーク４２が撮像される。この撮像デ
ータは、画像処理手段６１により処理される。
【００５１】（４）手順（３）における撮像結果に基づ
き今回の印刷対象部分Ｓに形成されている印刷パターン
Ｐの基準位置からのずれ（−α，−β，−θ）が、位置
補正量算出手段６２により算出される。ここに、−α：
Ｘ軸方向のずれ、−β：Ｙ軸方向のずれ、−θ：水平面
内の回転ずれをそれぞれ示す。
き今回の印刷対象部分Ｓに形成されている印刷パターン
Ｐの基準位置からのずれ（−α，−β，−θ）が、位置
補正量算出手段６２により算出される。ここに、−α：
Ｘ軸方向のずれ、−β：Ｙ軸方向のずれ、−θ：水平面
内の回転ずれをそれぞれ示す。
【００５２】（５）送り停止位置検出機構２０および撮
像手段２１が、撮像手段移動手段２２により撮像位置Ｌ
1から退避位置Ｌ2に移動される（図５参照）。
像手段２１が、撮像手段移動手段２２により撮像位置Ｌ
1から退避位置Ｌ2に移動される（図５参照）。
【００５３】（６）サクションローラ１９によるペット
フィルムＦの吸着が解除された後、Ｚ軸駆動機構３４に
より印刷台１４がスクリーン直下の印刷実行位置Ｌ3ま
で所定距離ｚ上昇される（図９参照）。この際に、位置
調整手段３の送り方向調整機構３ａ、横方向調整機構３
ｂおよび回転ずれ調整機構３ｃによる印刷位置決めが、
位置補正量算出手段６２により算出されたずれを解消す
るように行われる。
フィルムＦの吸着が解除された後、Ｚ軸駆動機構３４に
より印刷台１４がスクリーン直下の印刷実行位置Ｌ3ま
で所定距離ｚ上昇される（図９参照）。この際に、位置
調整手段３の送り方向調整機構３ａ、横方向調整機構３
ｂおよび回転ずれ調整機構３ｃによる印刷位置決めが、
位置補正量算出手段６２により算出されたずれを解消す
るように行われる。
【００５４】すなわち、手順（４）で演算されたずれ
（−α，−β，−θ）に応じて、印刷台１４が、送り方
向調整機構３ａによりＸ軸方向に距離α移動され、横方
向調整機構３ｂによりＹ軸方向に距離β移動され、回転
ずれ調整機構３ｃにより平面内で角度θ回転される。
（−α，−β，−θ）に応じて、印刷台１４が、送り方
向調整機構３ａによりＸ軸方向に距離α移動され、横方
向調整機構３ｂによりＹ軸方向に距離β移動され、回転
ずれ調整機構３ｃにより平面内で角度θ回転される。
【００５５】（７）位置調整手段３による位置決めが行
われた後、印刷が実行される。
われた後、印刷が実行される。
【００５６】このように、本実施形態の印刷装置Ａによ
れば、位置決めマーク４２を撮像する比較的軽量の撮像
手段２１をペットフィルムＦとスクリーン１３ａとの間
の撮像位置Ｌ1と退避位置Ｌ2との間で比較的小距離往復
移動させるようにして、位置決めを行っているので、位
置決めに要する時間を短縮して、高速に印刷することが
可能となる。
れば、位置決めマーク４２を撮像する比較的軽量の撮像
手段２１をペットフィルムＦとスクリーン１３ａとの間
の撮像位置Ｌ1と退避位置Ｌ2との間で比較的小距離往復
移動させるようにして、位置決めを行っているので、位
置決めに要する時間を短縮して、高速に印刷することが
可能となる。
【００５７】また、位置決めマーク４２を１つの印刷パ
ターンＰにつきほぼ対角線上に２箇所設けるようにして
いるので、ペットフィルムＦの水平面内の回転ずれをも
補正して、正確に位置決めすることが可能となる。
ターンＰにつきほぼ対角線上に２箇所設けるようにして
いるので、ペットフィルムＦの水平面内の回転ずれをも
補正して、正確に位置決めすることが可能となる。
【００５８】以上、本発明を実施形態に基づいて説明し
てきたが、本発明はかかる実施形態のみに限定されるこ
となく、種々改変が可能である。例えば、本実施形態に
おいては本発明を巻出し式スクリーン印刷に適用して説
明されているが、本発明は巻出し式スクリーン印刷に限
定されるものではなく、精密な位置決めが要求されるロ
ール状印刷物に対する各種の印刷に適用できる。また、
本実施形態では撮像手段２１は２組とされているが、１
組とされてもよく、あるいは３組とされてもよい。
てきたが、本発明はかかる実施形態のみに限定されるこ
となく、種々改変が可能である。例えば、本実施形態に
おいては本発明を巻出し式スクリーン印刷に適用して説
明されているが、本発明は巻出し式スクリーン印刷に限
定されるものではなく、精密な位置決めが要求されるロ
ール状印刷物に対する各種の印刷に適用できる。また、
本実施形態では撮像手段２１は２組とされているが、１
組とされてもよく、あるいは３組とされてもよい。
【００５９】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明は、撮像手
段をフィルムとスクリーンとの間の撮像位置と退避位置
との間で移動させるようにして、印刷位置決めを行って
いるので、巻出し式スクリーン印刷における撮像手段に
よる位置決めを可能とし、しかも位置決めに要する時間
を短縮することができるという優れた効果を奏する。
段をフィルムとスクリーンとの間の撮像位置と退避位置
との間で移動させるようにして、印刷位置決めを行って
いるので、巻出し式スクリーン印刷における撮像手段に
よる位置決めを可能とし、しかも位置決めに要する時間
を短縮することができるという優れた効果を奏する。
【００６０】また、フィルムの少なくとも２箇所に設け
られた印刷位置決め用マークを撮像する構成により、フ
ィルム表面に垂直な軸回りの回転ずれをも補正すること
が可能となるという優れた効果を奏する。
られた印刷位置決め用マークを撮像する構成により、フ
ィルム表面に垂直な軸回りの回転ずれをも補正すること
が可能となるという優れた効果を奏する。
【図１】本発明の一実施形態に係る巻出し式スクリーン
印刷方法が適用される印刷装置のブロック図である。
印刷方法が適用される印刷装置のブロック図である。
【図２】同印刷装置の概略構成を示す正面図である。
【図３】同印刷台駆動機構の詳細な構造を示す図であ
り、同（ａ）は印刷対象物の送りの方向と垂直な方向か
ら見た図であり、同（ｂ）は印刷対象物の送りの方向と
平行な方向から見た図である。
り、同（ａ）は印刷対象物の送りの方向と垂直な方向か
ら見た図であり、同（ｂ）は印刷対象物の送りの方向と
平行な方向から見た図である。
【図４】ペットフィルムおよび印刷対象物の構成を示す
平面図である。
平面図である。
【図５】送り停止位置検出機構および撮像手段の詳細な
構成を示す上面図である。
構成を示す上面図である。
【図６】送り停止位置検出機構および撮像手段の概略構
成を印刷対象物の送りの方向と同一方向から見た図であ
る。
成を印刷対象物の送りの方向と同一方向から見た図であ
る。
【図７】送り停止位置検出機構および撮像手段を印刷対
象物の送りの方向と垂直な方向から見た図である。
象物の送りの方向と垂直な方向から見た図である。
【図８】位置決めの原理を説明する説明図である。
【図９】図２の装置の動作を説明するための説明図であ
る。
る。
【図１０】従来の巻出し式スクリーン印刷方法が適用さ
れる印刷装置の一例の概略図である。
れる印刷装置の一例の概略図である。
【図１１】従来の単用葉式印刷装置の要部概略図であ
る。
る。
Ａ 印刷装置 １ 印刷装置本体 ２ 撮像部 ３ 位置調整手段 ３ａ 送り方向調整機構 ３ｂ 横方向調整機構 ３ｃ 回転ずれ調整機構 ６ 制御部 １１ 巻出しローラ １２ 巻出しテンションローラ群 １３ 印刷機構 １３ａ スクリーン １４ 印刷台 １５ 印刷台駆動機構 １６ 乾燥炉 １８ 巻取りテンションローラ群 １９ サクションローラ ２０ 送り停止位置検出機構 ２１ 撮像手段 ２１ａ ＣＣＤカメラ ２２ 撮像手段移動手段 ２３ 撮像手段位置調整機構 ６０ 制御装置 ６１ 画像処理手段 ６２ 位置補正量算出手段
Claims (8)
- 【請求項１】 スクリーン印刷を多層に行う巻出し式ス
クリーン印刷方法であって、 印刷位置決めマークを所定位置に印刷し、各層の印刷時
に前記位置決めマークの撮像画像に基づいてフィルムの
位置決めをすることを特徴とする巻出し式スクリーン印
刷方法。 - 【請求項２】 スクリーン印刷を多層に行う巻出し式ス
クリーン印刷方法であって、 少なくとも２個の印刷位置決めマークを印刷パターンを
挾んで所定位置に印刷し、各層の印刷時に前記位置決め
マークのそれぞれの撮像画像に基づいてフィルムの位置
決めをすることを特徴とする巻出し式スクリーン印刷方
法。 - 【請求項３】 スクリーン印刷を多層に行う巻出し式ス
クリーン印刷方法であって、 印刷位置決めマークを所定位置に印刷する手順と、 各層の印刷時に前記印刷位置決めマークを撮像する手順
と、 前記撮像された印刷位置決めマークの基準位置からのず
れを算出する手順と、 前記ずれを解消するようにフィルム位置を調整する手順
とを含んでいることを特徴とする巻出し式スクリーン印
刷方法。 - 【請求項４】 スクリーン印刷を多層に行う巻出し式ス
クリーン印刷方法であって、 少なくとも２個の印刷位置決めマークを印刷パターンを
挾んで所定位置に印刷する手順と、 各層の印刷時に前記印刷位置決めマークをそれぞれ撮像
する手順と、 前記撮像された印刷位置決めマークそれぞれの基準位置
からのずれを算出する手順と、 前記ずれを解消するようにフィルム位置を調整する手順
とを含んでいることを特徴とする巻出し式スクリーン印
刷方法。 - 【請求項５】 前記フィルム位置を調整する手順におい
て、撮像された前記少なくとも２個の印刷位置決めマー
クに基づき、フィルムの該フィルム面に垂直な軸回りの
回転ずれを検出し、その検出された回転ずれを解消する
ようにフィルム位置の調整がなされることを特徴とする
請求項４記載の巻き出し式スクリーン印刷方法。 - 【請求項６】 スクリーン印刷を多層に行う巻出し式ス
クリーン印刷装置であって、 印刷位置決めマークを撮像する撮像手段と、 前記撮像手段を前記位置決めマークを撮像する撮像位置
と退避位置との間を移動させる撮像手段移動手段と、 フィルムを印刷位置と搬送位置との間で昇降させるフィ
ルム昇降手段と、 前記撮像手段により撮像される印刷位置決めマークの基
準位置からのずれに基づいてフィルムの位置補正量を算
出する位置補正量算出手段と、 前記フィルムの位置補正量に基づいてフィルム位置を調
整する位置調整手段とを備えてなることを特徴とする巻
出し式スクリーン印刷装置。 - 【請求項７】 スクリーン印刷を多層に行う巻出し式ス
クリーン印刷装置であって、 フィルムの一方の側に印刷された印刷位置決めマークを
撮像するフィルムの一方の側に配設された第１撮像手
段、およびフィルムの他方の側に印刷された印刷位置決
めマークを撮像する他方の側に配設された第２撮像手段
と、 前記第１および第２撮像手段をそれぞれ前記位置決めマ
ークを撮像する撮像位置と退避位置との間を移動させる
第１および第２撮像手段移動手段と、 フィルムを印刷位置と搬送位置との間で昇降させるフィ
ルム昇降手段と、 前記第１および第２撮像手段により撮像される印刷位置
決めマークの基準位置からのずれに基づいてフィルムの
位置補正量を算出する位置補正量算出手段と、 前記フィルムの位置補正量に基づいてフィルム位置を調
整する位置調整手段とを備えてなることを特徴とする巻
出し式スクリーン印刷装置。 - 【請求項８】 位置調整手段が、フィルム位置を搬送方
向に調整する送り方向調整機構と、フィルム位置を搬送
方向に直交する方向に調整する横方向調整機構と、フィ
ルムのフィルム面に垂直な軸周りの回転ずれを調整する
回転ずれ調整機構とを備えてなることを特徴とする請求
項７記載の巻出し式スクリーン印刷装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000258428A JP2002067274A (ja) | 2000-08-29 | 2000-08-29 | 巻出し式スクリーン印刷方法および印刷装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000258428A JP2002067274A (ja) | 2000-08-29 | 2000-08-29 | 巻出し式スクリーン印刷方法および印刷装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002067274A true JP2002067274A (ja) | 2002-03-05 |
Family
ID=18746744
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000258428A Pending JP2002067274A (ja) | 2000-08-29 | 2000-08-29 | 巻出し式スクリーン印刷方法および印刷装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002067274A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109383120A (zh) * | 2017-08-07 | 2019-02-26 | 珠海市臻成网印机械有限公司 | 多功能穿梭式印刷机 |
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| JPS6416652A (en) * | 1987-07-10 | 1989-01-20 | Yokohama T Pu Kogyo Kk | Continuous screen printing method |
| JPH06106704A (ja) * | 1992-02-27 | 1994-04-19 | Nitto Boseki Co Ltd | スクリーン印刷機による印刷方法および装置 |
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| JP2000272089A (ja) * | 1999-03-24 | 2000-10-03 | Tdk Corp | 印刷位置ズレ補正方法 |
-
2000
- 2000-08-29 JP JP2000258428A patent/JP2002067274A/ja active Pending
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070417 |
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| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070611 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100407 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20100903 |