JP2002067180A - バンド搬送装置及び方法 - Google Patents
バンド搬送装置及び方法Info
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Landscapes
- Tyre Moulding (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 バンド搬送装置及び方法において、装置の簡
素化を図ると共に作業性の向上を図る。 【解決手段】 バンド成形ドラム13及びシェーピング
ドラム14の軸心方向に沿って移動自在な主移動体23
に、バンドAの中央部を保持可能なマグネットホルダ3
0を搭載する一方、主移動体23の移動方向前後に同方
向に移動自在な一対の副移動体26,27を設け、この
各副移動体26,27にバンドAの端部を保持可能なバ
ンドホルダ44,45と、リング形状をなすビードB,
Cを保持可能な一対のビードセッタ46,47を搭載
し、逆ねじ部34,35を有するねじ軸31の回転によ
り主移動体23に対して各副移動体26,27を同期し
て接近離反可能とする。
素化を図ると共に作業性の向上を図る。 【解決手段】 バンド成形ドラム13及びシェーピング
ドラム14の軸心方向に沿って移動自在な主移動体23
に、バンドAの中央部を保持可能なマグネットホルダ3
0を搭載する一方、主移動体23の移動方向前後に同方
向に移動自在な一対の副移動体26,27を設け、この
各副移動体26,27にバンドAの端部を保持可能なバ
ンドホルダ44,45と、リング形状をなすビードB,
Cを保持可能な一対のビードセッタ46,47を搭載
し、逆ねじ部34,35を有するねじ軸31の回転によ
り主移動体23に対して各副移動体26,27を同期し
て接近離反可能とする。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タイヤの成形工程
において、バンド成形ドラムに供給して円筒形状に形成
されたバンドに一対のビードを供給してシェーピングド
ラムに搬送するバンド搬送装置及び方法に関する。
において、バンド成形ドラムに供給して円筒形状に形成
されたバンドに一対のビードを供給してシェーピングド
ラムに搬送するバンド搬送装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】タイヤの製造工程では、合成ゴム、天然
ゴムや各種の配合剤を混合して良く練ることで原料ゴム
を生成し、多数のスチールにこの原料ゴムを一体化して
円筒形状のバンドを形成すると共に、ビードワイヤをそ
ろえて原料ゴムで包み込んでリング形状のビードを形成
し、また、原料ゴムを帯形状に形成してトレッドを形成
する。そして、このバンドとビードとトレッドとを用い
て成形機によりグリーンタイヤを形成し、これを加硫処
理することでタイヤが製造される。
ゴムや各種の配合剤を混合して良く練ることで原料ゴム
を生成し、多数のスチールにこの原料ゴムを一体化して
円筒形状のバンドを形成すると共に、ビードワイヤをそ
ろえて原料ゴムで包み込んでリング形状のビードを形成
し、また、原料ゴムを帯形状に形成してトレッドを形成
する。そして、このバンドとビードとトレッドとを用い
て成形機によりグリーンタイヤを形成し、これを加硫処
理することでタイヤが製造される。
【0003】このタイヤの成形工程では、バンド成形ド
ラムにタイヤ一つ分の長さのバンドを巻き付けて溶着す
ることで円筒形状のバンドを形成し、バンド成形ドラム
のバンドをシェーピングドラムに搬送すると共に、この
シェーピングドラムのバンドに対して内側及び外側のビ
ードを供給し、シェーピングドラムにてバンドを膨張さ
せると共に、ビードを包み込むように端部を折り返して
溶着している。
ラムにタイヤ一つ分の長さのバンドを巻き付けて溶着す
ることで円筒形状のバンドを形成し、バンド成形ドラム
のバンドをシェーピングドラムに搬送すると共に、この
シェーピングドラムのバンドに対して内側及び外側のビ
ードを供給し、シェーピングドラムにてバンドを膨張さ
せると共に、ビードを包み込むように端部を折り返して
溶着している。
【0004】このようなタイヤの成形工程におけるバン
ド成形ドラムからシェーピングドラムへのバンド搬送装
置は、各ドラムの間に移動自在に支持されてバンドの中
央外周部を保持可能なマグネットホルダと、バンドの端
部を保持可能な一対のバンドホルダと、ビードを保持可
能な一対のビードセッタとから構成されている。
ド成形ドラムからシェーピングドラムへのバンド搬送装
置は、各ドラムの間に移動自在に支持されてバンドの中
央外周部を保持可能なマグネットホルダと、バンドの端
部を保持可能な一対のバンドホルダと、ビードを保持可
能な一対のビードセッタとから構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したバンド搬送装
置では、バンドに対するビードの位置決めが必要なこと
から、マグネットホルダ、一対のバンドホルダ、一対の
ビードセッタがそれぞれバンド成形ドラムの軸方向に沿
って独立して移動自在に支持されており、その駆動系が
複雑になると共に、制御が面倒であるという問題があっ
た。
置では、バンドに対するビードの位置決めが必要なこと
から、マグネットホルダ、一対のバンドホルダ、一対の
ビードセッタがそれぞれバンド成形ドラムの軸方向に沿
って独立して移動自在に支持されており、その駆動系が
複雑になると共に、制御が面倒であるという問題があっ
た。
【0006】本発明はこのような問題を解決するもので
あって、装置の簡素化を図ると共に作業性の向上を図っ
たバンド搬送装置及び方法を提供することを目的とす
る。
あって、装置の簡素化を図ると共に作業性の向上を図っ
たバンド搬送装置及び方法を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの請求項1の発明のバンド搬送装置は、バンド成形ド
ラムに支持された円筒形状をなすバンドを該バンド成形
ドラムと同軸上に位置するシェーピングドラムに搬送す
るバンド搬送装置において、前記バンド成形ドラム及び
シェーピングドラムの軸心方向に沿って移動自在に支持
された主移動体と、該主移動体に装着されて前記バンド
成形ドラムに支持されたバンドを外周側から軸方向略中
央部を保持可能なバンド中央部保持手段と、前記主移動
体の移動方向前後に該主移動体と同方向に移動自在に支
持された一対の副移動体と、該各副移動体にそれぞれ装
着されて前記バンド成形ドラムに支持されたバンドの端
部を保持可能な一対のバンド端部保持手段と、前記各副
移動体にそれぞれ装着されてバンドの外周部に装着する
リング形状をなすビードを保持可能な一対のビード保持
手段と、前記主移動体に対して前記一対の副移動体を同
期して接近離反させる副移動体同期駆動手段とを具えた
ことを特徴とするものである。
めの請求項1の発明のバンド搬送装置は、バンド成形ド
ラムに支持された円筒形状をなすバンドを該バンド成形
ドラムと同軸上に位置するシェーピングドラムに搬送す
るバンド搬送装置において、前記バンド成形ドラム及び
シェーピングドラムの軸心方向に沿って移動自在に支持
された主移動体と、該主移動体に装着されて前記バンド
成形ドラムに支持されたバンドを外周側から軸方向略中
央部を保持可能なバンド中央部保持手段と、前記主移動
体の移動方向前後に該主移動体と同方向に移動自在に支
持された一対の副移動体と、該各副移動体にそれぞれ装
着されて前記バンド成形ドラムに支持されたバンドの端
部を保持可能な一対のバンド端部保持手段と、前記各副
移動体にそれぞれ装着されてバンドの外周部に装着する
リング形状をなすビードを保持可能な一対のビード保持
手段と、前記主移動体に対して前記一対の副移動体を同
期して接近離反させる副移動体同期駆動手段とを具えた
ことを特徴とするものである。
【0008】また、請求項2の発明のバンド搬送装置で
は、前記バンド中央部保持手段は、前記バンドに内蔵さ
れた多数のコード線を吸着するマグネットホルダであっ
て、カム機構により前記バンドの径方向に移動自在に支
持されたことを特徴としている。
は、前記バンド中央部保持手段は、前記バンドに内蔵さ
れた多数のコード線を吸着するマグネットホルダであっ
て、カム機構により前記バンドの径方向に移動自在に支
持されたことを特徴としている。
【0009】また、請求項3の発明のバンド搬送装置で
は、前記副移動体同期駆動手段は、中央部が前記主移動
体に回転自在に支持されて各端部に形成された逆ねじ部
がそれぞれ前記各副移動体に螺合するねじ軸と、該ねじ
軸を正逆回転可能な駆動機構とを有することを特徴とし
ている。
は、前記副移動体同期駆動手段は、中央部が前記主移動
体に回転自在に支持されて各端部に形成された逆ねじ部
がそれぞれ前記各副移動体に螺合するねじ軸と、該ねじ
軸を正逆回転可能な駆動機構とを有することを特徴とし
ている。
【0010】また、請求項4の発明のバンド搬送装置で
は、このバンド搬送装置は、トラック・バス用として適
用されるスチールワイヤカーカスを有するタイヤのバン
ドを搬送することを特徴としている。
は、このバンド搬送装置は、トラック・バス用として適
用されるスチールワイヤカーカスを有するタイヤのバン
ドを搬送することを特徴としている。
【0011】また、請求項5の発明のバンド搬送方法
は、マグネットホルダと該マグネットホルダの両側に配
設された一対のバンドホルダ及びリング形状をなすビー
ドを保持した一対のビードセッタをバンド成形ドラムに
支持された円筒形状をなすバンドの外方に移動し、前記
マグネットホルダにより前記バンドの中央部を保持する
と共に、前記一対のバンドホルダを互いに接近すること
で前記バンドの各端部を保持し、このバンド保持状態で
前記マグネットホルダ及び前記各バンドホルダ及び前記
各ビードセッタを一体に移動して該バンドをシェーピン
グドラムに移動し、前記ビードセッタによる前記ビード
の保持を解除してから、前記各バンドホルダを互いに離
反することで前記バンドの保持を解除すると共に前記マ
グネットホルダによる該バンドの保持を解除し、その
後、前記マグネットホルダ及び前記各バンドホルダ及前
記各ビードセッタを一体に移動して退避することを特徴
とするものである。
は、マグネットホルダと該マグネットホルダの両側に配
設された一対のバンドホルダ及びリング形状をなすビー
ドを保持した一対のビードセッタをバンド成形ドラムに
支持された円筒形状をなすバンドの外方に移動し、前記
マグネットホルダにより前記バンドの中央部を保持する
と共に、前記一対のバンドホルダを互いに接近すること
で前記バンドの各端部を保持し、このバンド保持状態で
前記マグネットホルダ及び前記各バンドホルダ及び前記
各ビードセッタを一体に移動して該バンドをシェーピン
グドラムに移動し、前記ビードセッタによる前記ビード
の保持を解除してから、前記各バンドホルダを互いに離
反することで前記バンドの保持を解除すると共に前記マ
グネットホルダによる該バンドの保持を解除し、その
後、前記マグネットホルダ及び前記各バンドホルダ及前
記各ビードセッタを一体に移動して退避することを特徴
とするものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施形態を詳細に説明する。
施形態を詳細に説明する。
【0013】図1に本発明の一実施形態に係るバンド搬
送装置の全体概略、図2に本実施形態のバンド搬送装置
の正面視、図3にバンド搬送装置の平面視、図4にマグ
ネットホルダを表す図2のIV−IV断面、図5にバンドホ
ルダを表すバンド搬送装置の右側面視、図6にビードセ
ッタを表す図2のVI−VI断面を示す。
送装置の全体概略、図2に本実施形態のバンド搬送装置
の正面視、図3にバンド搬送装置の平面視、図4にマグ
ネットホルダを表す図2のIV−IV断面、図5にバンドホ
ルダを表すバンド搬送装置の右側面視、図6にビードセ
ッタを表す図2のVI−VI断面を示す。
【0014】本実施形態において、図1に示すように、
バンド搬送装置11は、ベース12の一端部に設けられ
たバンド成形ドラム13に支持された円筒形状をなすバ
ンドAを、ベース12の他端部に設けられてこのバンド
成形ドラム13と同軸上に位置するシェーピングドラム
14に搬送すると共に、このバンドAと共に内側及び外
側の一対のビードB,Cをシェーピングドラム14に搬
送するものである。そして、このバンドAはトラック・
バス用の大型タイヤに適用されるものであり、スチール
コードにゴムを一体化して形成されている。
バンド搬送装置11は、ベース12の一端部に設けられ
たバンド成形ドラム13に支持された円筒形状をなすバ
ンドAを、ベース12の他端部に設けられてこのバンド
成形ドラム13と同軸上に位置するシェーピングドラム
14に搬送すると共に、このバンドAと共に内側及び外
側の一対のビードB,Cをシェーピングドラム14に搬
送するものである。そして、このバンドAはトラック・
バス用の大型タイヤに適用されるものであり、スチール
コードにゴムを一体化して形成されている。
【0015】このバンド搬送装置11において、図2及
び図3に示すように、ベース12には左右一対のガイド
レール21が各ドラム13,14の軸心方向と平行に敷
設されており、このガイドレール21にはガイド部材2
2を介して主移動体23が移動自在に支持されると共
に、この主移動体23の前後にガイド部材24,25を
介して一対の副移動体26,27が移動自在に支持され
ている。また、ベース12にはガイドレール21と平行
にねじ軸28が回転自在に支持され、このねじ軸28は
主移動体23の連結部29に螺合し、図示しない駆動装
置によって正逆回転可能となっている。そして、この主
移動体23にはバンドAを外周側からその軸方向略中央
部を保持可能なバンド中央部保持手段としてのマグネッ
トホルダ30が搭載されている。
び図3に示すように、ベース12には左右一対のガイド
レール21が各ドラム13,14の軸心方向と平行に敷
設されており、このガイドレール21にはガイド部材2
2を介して主移動体23が移動自在に支持されると共
に、この主移動体23の前後にガイド部材24,25を
介して一対の副移動体26,27が移動自在に支持され
ている。また、ベース12にはガイドレール21と平行
にねじ軸28が回転自在に支持され、このねじ軸28は
主移動体23の連結部29に螺合し、図示しない駆動装
置によって正逆回転可能となっている。そして、この主
移動体23にはバンドAを外周側からその軸方向略中央
部を保持可能なバンド中央部保持手段としてのマグネッ
トホルダ30が搭載されている。
【0016】また、主移動体23に対して一対の副移動
体26,27を同期して接近離反させる副移動体同期駆
動手段としてのねじ軸31が主移動体23及び各副移動
体26,27の一側部に沿って配設されている。このね
じ軸31はその中間部が主移動体23の支持フレーム3
2に取付けられた軸受33が回転自在に支持され、その
両側に逆方向に切られたねじ部34,35が形成され、
各ねじ部34,35が各副移動体26,27の支持フレ
ーム36,37に取付けられたねじ筒38,39に螺合
している。また、ねじ軸31の中間部には従動プーリ4
0が固結される一方、主移動体23(後述する支持壁5
1)に装着された駆動モータ(駆動機構)41の駆動軸
には駆動プーリ42が固結され、この駆動プーリ42と
従動プーリ40との間には駆動ベルト43が掛け回され
ている。そして、各副移動体26,27にはそれぞれバ
ンドAの端部を保持可能なバンド端部保持手段としての
バンドホルダ44,45と、リング形状をなすビード
B,Cを保持可能な一対のビード保持手段としてのビー
ドセッタ46,47が搭載されている。
体26,27を同期して接近離反させる副移動体同期駆
動手段としてのねじ軸31が主移動体23及び各副移動
体26,27の一側部に沿って配設されている。このね
じ軸31はその中間部が主移動体23の支持フレーム3
2に取付けられた軸受33が回転自在に支持され、その
両側に逆方向に切られたねじ部34,35が形成され、
各ねじ部34,35が各副移動体26,27の支持フレ
ーム36,37に取付けられたねじ筒38,39に螺合
している。また、ねじ軸31の中間部には従動プーリ4
0が固結される一方、主移動体23(後述する支持壁5
1)に装着された駆動モータ(駆動機構)41の駆動軸
には駆動プーリ42が固結され、この駆動プーリ42と
従動プーリ40との間には駆動ベルト43が掛け回され
ている。そして、各副移動体26,27にはそれぞれバ
ンドAの端部を保持可能なバンド端部保持手段としての
バンドホルダ44,45と、リング形状をなすビード
B,Cを保持可能な一対のビード保持手段としてのビー
ドセッタ46,47が搭載されている。
【0017】従って、駆動装置によりねじ軸28を回転
すると、主移動体23及び各副移動体26,27、つま
り、マグネットホルダ30とバンドホルダ44,45及
びビードセッタ46,47を一体に移動することができ
る。また、駆動モータ41により駆動プーリ42を回転
すると、駆動ベルト43及び従動プーリ40を介してね
じ軸31が回転し、ねじ部34,35により主移動体2
3に対して各副移動体26,27、つまり、マグネット
ホルダ30に対してバンドホルダ44及びビードセッタ
46、バンドホルダ45及びビードセッタ47を同期し
て接近離反させることができる。
すると、主移動体23及び各副移動体26,27、つま
り、マグネットホルダ30とバンドホルダ44,45及
びビードセッタ46,47を一体に移動することができ
る。また、駆動モータ41により駆動プーリ42を回転
すると、駆動ベルト43及び従動プーリ40を介してね
じ軸31が回転し、ねじ部34,35により主移動体2
3に対して各副移動体26,27、つまり、マグネット
ホルダ30に対してバンドホルダ44及びビードセッタ
46、バンドホルダ45及びビードセッタ47を同期し
て接近離反させることができる。
【0018】上述したマグネットホルダ30において、
図2乃至図4に示すように、主移動体23上には所定間
隔をあけて2つの円盤形状の支持壁51が立設され、支
持フレーム32により固定されている。この支持壁51
の間には同じく円盤形状をなすカム板52が介装され、
回転自在に支持されている。そして、エアシリンダ53
の基端部が支持壁51に連結される一方、駆動ロッド5
4の先端部がカム板52に連結されている。従って、こ
のエアシリンダ53を駆動して駆動ロッド54を伸縮す
ることで、支持壁51に対してカム板52を所定角度範
囲で回動することができる。
図2乃至図4に示すように、主移動体23上には所定間
隔をあけて2つの円盤形状の支持壁51が立設され、支
持フレーム32により固定されている。この支持壁51
の間には同じく円盤形状をなすカム板52が介装され、
回転自在に支持されている。そして、エアシリンダ53
の基端部が支持壁51に連結される一方、駆動ロッド5
4の先端部がカム板52に連結されている。従って、こ
のエアシリンダ53を駆動して駆動ロッド54を伸縮す
ることで、支持壁51に対してカム板52を所定角度範
囲で回動することができる。
【0019】この各支持壁51及びカム板52は中央部
に各ドラム13,14が貫通可能な貫通孔55,56が
形成されている。また、各支持壁51には放射方向に沿
って複数のガイド溝57が形成される一方、カム板52
にはこの各ガイド溝57と交差するように螺旋方向に沿
って複数のカム溝58が形成されている。そして、各支
持壁51の外面には各ガイド溝57に対応して支持ホル
ダ59がそれぞれ径方向移動自在に支持され、各支持ホ
ルダ59はガイド溝57及びカム溝58を貫通するガイ
ドピン60により連結されると共に、各支持ホルダ59
の先端部(支持壁51及びカム板52の中心側)にはバ
ンドAを吸着可能な電磁式マグネット部材61が装着さ
れている。従って、カム板52を所定角度範囲で回動す
ることで、各カム溝58によりガイドピン60を介して
各支持ホルダ59をガイド溝57に沿って移動し、各電
磁式マグネット部材61を径方向に沿って移動すること
ができる。
に各ドラム13,14が貫通可能な貫通孔55,56が
形成されている。また、各支持壁51には放射方向に沿
って複数のガイド溝57が形成される一方、カム板52
にはこの各ガイド溝57と交差するように螺旋方向に沿
って複数のカム溝58が形成されている。そして、各支
持壁51の外面には各ガイド溝57に対応して支持ホル
ダ59がそれぞれ径方向移動自在に支持され、各支持ホ
ルダ59はガイド溝57及びカム溝58を貫通するガイ
ドピン60により連結されると共に、各支持ホルダ59
の先端部(支持壁51及びカム板52の中心側)にはバ
ンドAを吸着可能な電磁式マグネット部材61が装着さ
れている。従って、カム板52を所定角度範囲で回動す
ることで、各カム溝58によりガイドピン60を介して
各支持ホルダ59をガイド溝57に沿って移動し、各電
磁式マグネット部材61を径方向に沿って移動すること
ができる。
【0020】また、バンドホルダ44,45は左右対称
構造となっており、図2、3図及び図5に示すように、
各副移動体26,27上には円盤形状の支持壁62が立
設され、この支持壁62には同じく円盤形状をなすカム
板63が所定間隔をあけて回転自在に支持されている。
そして、エアシリンダ64の基端部が支持壁62に連結
される一方、駆動ロッド65の先端部がカム板63に連
結されている。従って、このエアシリンダ64を駆動し
て駆動ロッド65を伸縮することで、支持壁62に対し
てカム板63を所定角度範囲で回動することができる。
構造となっており、図2、3図及び図5に示すように、
各副移動体26,27上には円盤形状の支持壁62が立
設され、この支持壁62には同じく円盤形状をなすカム
板63が所定間隔をあけて回転自在に支持されている。
そして、エアシリンダ64の基端部が支持壁62に連結
される一方、駆動ロッド65の先端部がカム板63に連
結されている。従って、このエアシリンダ64を駆動し
て駆動ロッド65を伸縮することで、支持壁62に対し
てカム板63を所定角度範囲で回動することができる。
【0021】この支持壁62及びカム板63は中央部に
各ドラム13,14が貫通可能な貫通孔66,67が形
成されている。また、この支持壁62には放射方向に沿
って複数の支持ホルダ68が移動自在に支持される一
方、カム板63にはこの各支持ホルダ68の移動方向と
交差するように螺旋方向に沿って複数のカム溝69が形
成されている。そして、各支持ホルダ68に固定された
ガイドピン70がカム溝69に係合すると共に、各支持
ホルダ68の先端部(支持壁62及びカム板63の中心
側)にはバンドAの端部を保持可能なコ字形状をなす爪
部材71が装着されている。従って、カム板63を所定
角度範囲で回動することで、各カム溝69によりガイド
ピン70を介して各支持ホルダ68を移動し、各爪部材
71を径方向に沿って移動することができる。
各ドラム13,14が貫通可能な貫通孔66,67が形
成されている。また、この支持壁62には放射方向に沿
って複数の支持ホルダ68が移動自在に支持される一
方、カム板63にはこの各支持ホルダ68の移動方向と
交差するように螺旋方向に沿って複数のカム溝69が形
成されている。そして、各支持ホルダ68に固定された
ガイドピン70がカム溝69に係合すると共に、各支持
ホルダ68の先端部(支持壁62及びカム板63の中心
側)にはバンドAの端部を保持可能なコ字形状をなす爪
部材71が装着されている。従って、カム板63を所定
角度範囲で回動することで、各カム溝69によりガイド
ピン70を介して各支持ホルダ68を移動し、各爪部材
71を径方向に沿って移動することができる。
【0022】更に、ビードセッタ46,47は左右対称
構造となっており、図2、3図及び図6に示すように、
バンドホルダ44,45の各支持壁62には外周部に周
方向等間隔で支持軸72が回動自在に支持されており、
各支持軸72には支持レバー73の基端部がそれぞれ固
定されている。そして、この各支持レバー73の先端部
にはビードB,Cを保持可能な固定爪74と可動爪75
が装着され、可動爪75はエアシリンダ76により移動
して固定爪74に対して接近離反可能となっている。ま
た、一つの支持レバー73の基端部には主連結レバー7
7が固定される一方、他の各支持レバー73の基端部に
は従連結レバー78が固定されており、主連結レバー7
7と各従連結レバー78とは連結ロッド79にり連結さ
れている。そして、エアシリンダ80の基端部が支持壁
62に連結される一方、駆動ロッド81の先端部が主連
結レバー77に連結されている。なお、82はストッパ
である。
構造となっており、図2、3図及び図6に示すように、
バンドホルダ44,45の各支持壁62には外周部に周
方向等間隔で支持軸72が回動自在に支持されており、
各支持軸72には支持レバー73の基端部がそれぞれ固
定されている。そして、この各支持レバー73の先端部
にはビードB,Cを保持可能な固定爪74と可動爪75
が装着され、可動爪75はエアシリンダ76により移動
して固定爪74に対して接近離反可能となっている。ま
た、一つの支持レバー73の基端部には主連結レバー7
7が固定される一方、他の各支持レバー73の基端部に
は従連結レバー78が固定されており、主連結レバー7
7と各従連結レバー78とは連結ロッド79にり連結さ
れている。そして、エアシリンダ80の基端部が支持壁
62に連結される一方、駆動ロッド81の先端部が主連
結レバー77に連結されている。なお、82はストッパ
である。
【0023】従って、このエアシリンダ80を駆動して
駆動ロッド81を伸縮して主連結レバー77を所定角度
範囲回動することで、各連結ロッド79を介して各従連
結レバー78を同期して回動することができ、この各連
結レバー77,78と一体の支持レバー73(固定爪7
4、可動爪75)を径方向に沿って回動することができ
る。
駆動ロッド81を伸縮して主連結レバー77を所定角度
範囲回動することで、各連結ロッド79を介して各従連
結レバー78を同期して回動することができ、この各連
結レバー77,78と一体の支持レバー73(固定爪7
4、可動爪75)を径方向に沿って回動することができ
る。
【0024】ここで、このように構成された本実施形態
のバンド搬送装置11による搬送作業について説明す
る。図1及び図2に示すように、所定長さに切断された
バンドAはバンド成形ドラム13に巻かれて円筒形状に
形成される。一方、バンド搬送装置11のマグネットホ
ルダ30では、各支持ホルダ59と共に各電磁式マグネ
ット部材61が径方向外方に移動した退避位置に位置し
ている。また、各副移動体26,27は主移動体23に
対して互いに離反した位置にあって、バンドホルダ4
4,45では、各支持ホルダ68と共に各爪部材71が
径方向外方に移動した退避位置に位置している。更に、
各ビードセッタ46,47では、エアシリンダ80によ
り各連結レバー77,78を同期して回動して各支持レ
バー73を径方向内方に回動することで、各固定爪74
及び可動爪75が予め供給された所定形状のビードB,
Cを挾持している。
のバンド搬送装置11による搬送作業について説明す
る。図1及び図2に示すように、所定長さに切断された
バンドAはバンド成形ドラム13に巻かれて円筒形状に
形成される。一方、バンド搬送装置11のマグネットホ
ルダ30では、各支持ホルダ59と共に各電磁式マグネ
ット部材61が径方向外方に移動した退避位置に位置し
ている。また、各副移動体26,27は主移動体23に
対して互いに離反した位置にあって、バンドホルダ4
4,45では、各支持ホルダ68と共に各爪部材71が
径方向外方に移動した退避位置に位置している。更に、
各ビードセッタ46,47では、エアシリンダ80によ
り各連結レバー77,78を同期して回動して各支持レ
バー73を径方向内方に回動することで、各固定爪74
及び可動爪75が予め供給された所定形状のビードB,
Cを挾持している。
【0025】この状態で、ねじ軸28の回転により主移
動体23及び各副移動体26,27をバンド成形ドラム
13側に一体に移動することで、マグネットホルダ30
とバンドホルダ44,45とビードセッタ46,47を
このバンド成形ドラム13に支持されたバンドAの外方
に位置させる。そして、まず、マグネットホルダ30に
て、エアシリンダ53によりカム板52を回動し、各カ
ム溝58によりガイドピン60を介して各支持ホルダ5
9をガイド溝57に沿って径方向内方に移動し、各電磁
式マグネット部材61をバンドAの外周面に接近させ、
このマグネット部材61に通電してバンドAの中央部を
保持する。
動体23及び各副移動体26,27をバンド成形ドラム
13側に一体に移動することで、マグネットホルダ30
とバンドホルダ44,45とビードセッタ46,47を
このバンド成形ドラム13に支持されたバンドAの外方
に位置させる。そして、まず、マグネットホルダ30に
て、エアシリンダ53によりカム板52を回動し、各カ
ム溝58によりガイドピン60を介して各支持ホルダ5
9をガイド溝57に沿って径方向内方に移動し、各電磁
式マグネット部材61をバンドAの外周面に接近させ、
このマグネット部材61に通電してバンドAの中央部を
保持する。
【0026】次に、バンドホルダ44,45にて、エア
シリンダ64によりカム板63を回動し、各カム溝69
によりガイドピン70を介して各支持ホルダ68を径方
向内方に移動し、各爪部材71をバンドAの端部と軸方
向で対向する位置に位置させる。続いて、駆動モータ4
1によりねじ軸31を回転し、ねじ部34,35により
主移動体23に対して各副移動体26,27を同期して
接近させ、各バンドホルダ44,45の爪部材71によ
りバンドAの端部を保持する。
シリンダ64によりカム板63を回動し、各カム溝69
によりガイドピン70を介して各支持ホルダ68を径方
向内方に移動し、各爪部材71をバンドAの端部と軸方
向で対向する位置に位置させる。続いて、駆動モータ4
1によりねじ軸31を回転し、ねじ部34,35により
主移動体23に対して各副移動体26,27を同期して
接近させ、各バンドホルダ44,45の爪部材71によ
りバンドAの端部を保持する。
【0027】そして、マグネットホルダ30の各マグネ
ット部材61がバンドAの中央部を保持すると共に、各
バンドホルダ44,45の各爪部材71がそれぞれバン
ドAの端部を保持し、また、各ビードセッタ46,47
の固定爪74及び可動爪75がそれぞれ所定形状のビー
ドB,Cを挾持すると、ねじ軸28の回転により主移動
体23及び各副移動体26,27を前述とは逆にシェー
ピングドラム14側に一体に移動することで、保持した
バンドA及び各ビードB,Cを同方向に移動し、シェー
ピングドラム14の外方に位置させる。
ット部材61がバンドAの中央部を保持すると共に、各
バンドホルダ44,45の各爪部材71がそれぞれバン
ドAの端部を保持し、また、各ビードセッタ46,47
の固定爪74及び可動爪75がそれぞれ所定形状のビー
ドB,Cを挾持すると、ねじ軸28の回転により主移動
体23及び各副移動体26,27を前述とは逆にシェー
ピングドラム14側に一体に移動することで、保持した
バンドA及び各ビードB,Cを同方向に移動し、シェー
ピングドラム14の外方に位置させる。
【0028】ここで、まず、各ビードセッタ46,47
にて、エアシリンダ76により可動爪75を移動してビ
ードB,Cの挾持を解除した後、エアシリンダ80によ
り各連結レバー77,78を同期回動して各支持レバー
73を径方向外方に回動することで、各固定爪74及び
可動爪75をビードB,Cと干渉しない位置に退避させ
る。次に、ねじ軸31を回転することで主移動体23に
対して各副移動体26,27を同期して離間させ、各バ
ンドホルダ44,45の爪部材71によるバンドAの端
部の保持を解除した後、エアシリンダ64によりカム板
63を回動することで、各支持ホルダ68と共に各爪部
材71をバンドAやビードB,Cと干渉しない位置に退
避させる。更に、マグネットホルダ30への通電を停止
して各マグネット部材61によるバンドAの中央部の保
持を解除した後、エアシリンダ53によりカム板52を
回動することで、各支持ホルダ59と共に各電磁式マグ
ネット部材61をバンドAやビードB,Cと干渉しない
位置に退避させる。
にて、エアシリンダ76により可動爪75を移動してビ
ードB,Cの挾持を解除した後、エアシリンダ80によ
り各連結レバー77,78を同期回動して各支持レバー
73を径方向外方に回動することで、各固定爪74及び
可動爪75をビードB,Cと干渉しない位置に退避させ
る。次に、ねじ軸31を回転することで主移動体23に
対して各副移動体26,27を同期して離間させ、各バ
ンドホルダ44,45の爪部材71によるバンドAの端
部の保持を解除した後、エアシリンダ64によりカム板
63を回動することで、各支持ホルダ68と共に各爪部
材71をバンドAやビードB,Cと干渉しない位置に退
避させる。更に、マグネットホルダ30への通電を停止
して各マグネット部材61によるバンドAの中央部の保
持を解除した後、エアシリンダ53によりカム板52を
回動することで、各支持ホルダ59と共に各電磁式マグ
ネット部材61をバンドAやビードB,Cと干渉しない
位置に退避させる。
【0029】このようにマグネットホルダ30、各バン
ドホルダ44,45、各ビードセッタ46,47による
バンドA及び各ビードB,Cの保持を解除し、このバン
ドA及び各ビードB,Cがシェーピングドラム14に搬
送されると、ねじ軸28の回転により主移動体23及び
各副移動体26,27をバンド成形ドラム13側に一体
に移動することで、シェーピングドラム14から離間さ
せ、バンド成形ドラム13とシェーピングドラム14と
の間の定位置に位置させる。このようにしてバンドA及
び各ビードB,Cの搬送作業が完了する。
ドホルダ44,45、各ビードセッタ46,47による
バンドA及び各ビードB,Cの保持を解除し、このバン
ドA及び各ビードB,Cがシェーピングドラム14に搬
送されると、ねじ軸28の回転により主移動体23及び
各副移動体26,27をバンド成形ドラム13側に一体
に移動することで、シェーピングドラム14から離間さ
せ、バンド成形ドラム13とシェーピングドラム14と
の間の定位置に位置させる。このようにしてバンドA及
び各ビードB,Cの搬送作業が完了する。
【0030】なお、上述した実施形態において、バンド
中央部保持手段としてマグネットホルダ30の電磁式マ
グネット部材61を適用したが、複数のプレートによっ
て挾持してもよく、また、スチールコードを有しないタ
イヤのバンドにあっては、真空吸着としてもよい。
中央部保持手段としてマグネットホルダ30の電磁式マ
グネット部材61を適用したが、複数のプレートによっ
て挾持してもよく、また、スチールコードを有しないタ
イヤのバンドにあっては、真空吸着としてもよい。
【0031】
【発明の効果】以上、実施形態において説明したように
請求項1の発明のバンド搬送装置によれば、バンド成形
ドラム及びシェーピングドラムの軸心方向に沿って移動
自在な主移動体を設け、この主移動体にバンドを外周側
から軸方向略中央部を保持可能なバンド中央部保持手段
を装着する一方、主移動体の移動方向前後に同方向に移
動自在な一対の副移動体を設け、この各副移動体にバン
ドの端部を保持可能な一対のバンド端部保持手段と、リ
ング形状をなすビードを保持可能な一対のビード保持手
段を装着し、副移動体同期駆動手段により主移動体に対
して各副移動体を同期して接近離反させるようにしたの
で、簡単な構成でバンド中央部保持手段に対するバンド
端部保持手段及びビード保持手段の相対移動が可能とな
り、装置の簡素化を図ることができると共に作業性の向
上を図ることができる。
請求項1の発明のバンド搬送装置によれば、バンド成形
ドラム及びシェーピングドラムの軸心方向に沿って移動
自在な主移動体を設け、この主移動体にバンドを外周側
から軸方向略中央部を保持可能なバンド中央部保持手段
を装着する一方、主移動体の移動方向前後に同方向に移
動自在な一対の副移動体を設け、この各副移動体にバン
ドの端部を保持可能な一対のバンド端部保持手段と、リ
ング形状をなすビードを保持可能な一対のビード保持手
段を装着し、副移動体同期駆動手段により主移動体に対
して各副移動体を同期して接近離反させるようにしたの
で、簡単な構成でバンド中央部保持手段に対するバンド
端部保持手段及びビード保持手段の相対移動が可能とな
り、装置の簡素化を図ることができると共に作業性の向
上を図ることができる。
【0032】また、請求項2の発明のバンド搬送装置に
よれば、バンド中央部保持手段をバンドに内蔵された多
数のコード線を吸着するマグネットホルダとし、カム機
構によりバンドの径方向に移動自在に支持したので、マ
グネットホルダが直接バンドを保持することができ、ビ
ードの固着が不要となって作業性を向上することができ
る。
よれば、バンド中央部保持手段をバンドに内蔵された多
数のコード線を吸着するマグネットホルダとし、カム機
構によりバンドの径方向に移動自在に支持したので、マ
グネットホルダが直接バンドを保持することができ、ビ
ードの固着が不要となって作業性を向上することができ
る。
【0033】また、請求項3の発明のバンド搬送装置に
よれば、副移動体同期駆動手段を、中央部が主移動体に
回転自在に支持されて各端部に形成された逆ねじ部がそ
れぞれ各副移動体に螺合するねじ軸と、このねじ軸を正
逆回転可能な駆動機構とで構成したので、簡単な構成で
主移動体に対して各副移動体を同期して接近離反させる
ことができる。
よれば、副移動体同期駆動手段を、中央部が主移動体に
回転自在に支持されて各端部に形成された逆ねじ部がそ
れぞれ各副移動体に螺合するねじ軸と、このねじ軸を正
逆回転可能な駆動機構とで構成したので、簡単な構成で
主移動体に対して各副移動体を同期して接近離反させる
ことができる。
【0034】また、請求項4の発明のバンド搬送装置に
よれば、このバンド搬送装置をトラック・バス用として
適用されるスチールワイヤカーカスを有するタイヤのバ
ンドを搬送するものとしたので、バンドはコード線が内
蔵されたものとなって、バンド中央部保持手段による吸
着が容易となり、作業性を向上することができる。
よれば、このバンド搬送装置をトラック・バス用として
適用されるスチールワイヤカーカスを有するタイヤのバ
ンドを搬送するものとしたので、バンドはコード線が内
蔵されたものとなって、バンド中央部保持手段による吸
着が容易となり、作業性を向上することができる。
【0035】また、請求項5の発明のバンド搬送方法に
よれば、マグネットホルダとその両側に配設された一対
のバンドホルダ及びリング形状をなすビードを保持した
一対のビードセッタをバンド成形ドラムに支持された円
筒形状をなすバンドの外方に移動し、マグネットホルダ
によりバンドの中央部を保持すると共に、各バンドホル
ダを互いに接近することでバンドの各端部を保持し、こ
のバンド保持状態でマグネットホルダ及び各バンドホル
ダ及び各ビードセッタを一体に移動してバンドをシェー
ピングドラムに移動し、ビードセッタによるビードの保
持を解除してから、各バンドホルダを互いに離反するこ
とでバンドの保持を解除すると共にマグネットホルダに
よるバンドの保持を解除し、その後、マグネットホルダ
及び前記各バンドホルダ及前記各ビードセッタを一体に
移動して退避するようにしたので、簡単な構成でバンド
中央部保持手段に対するバンド端部保持手段及びビード
保持手段の相対移動が可能となり、装置の簡素化を図る
ことができると共に作業性の向上を図ることができる。
よれば、マグネットホルダとその両側に配設された一対
のバンドホルダ及びリング形状をなすビードを保持した
一対のビードセッタをバンド成形ドラムに支持された円
筒形状をなすバンドの外方に移動し、マグネットホルダ
によりバンドの中央部を保持すると共に、各バンドホル
ダを互いに接近することでバンドの各端部を保持し、こ
のバンド保持状態でマグネットホルダ及び各バンドホル
ダ及び各ビードセッタを一体に移動してバンドをシェー
ピングドラムに移動し、ビードセッタによるビードの保
持を解除してから、各バンドホルダを互いに離反するこ
とでバンドの保持を解除すると共にマグネットホルダに
よるバンドの保持を解除し、その後、マグネットホルダ
及び前記各バンドホルダ及前記各ビードセッタを一体に
移動して退避するようにしたので、簡単な構成でバンド
中央部保持手段に対するバンド端部保持手段及びビード
保持手段の相対移動が可能となり、装置の簡素化を図る
ことができると共に作業性の向上を図ることができる。
【図1】本発明の一実施形態に係るバンド搬送装置の全
体概略図である。
体概略図である。
【図2】本実施形態のバンド搬送装置の正面図である。
【図3】バンド搬送装置の平面図である。
【図4】マグネットホルダを表す図2のIV−IV断面図で
ある。
ある。
【図5】バンドホルダを表すバンド搬送装置の右側面図
である。
である。
【図6】ビードセッタを表す図2のVI−VI断面図であ
る。
る。
11 バンド搬送装置 13 バンド成形ドラム 14 シェーピングドラム 23 主移動体 26,27 副移動体 28 ねじ軸 30 マグネットホルダ(バンド中央部保持手段) 31 ねじ軸(副移動体同期駆動手段) 41 駆動モータ(駆動機構) 44,45 バンドホルダ(バンド端部保持手段) 46,47 ビードセッタ(ビード保持手段) 61 電磁式マグネット部材 71 爪部材 74 固定爪 75 可動爪 A バンド B,C ビード
Claims (5)
- 【請求項1】 バンド成形ドラムに支持された円筒形状
をなすバンドを該バンド成形ドラムと同軸上に位置する
シェーピングドラムに搬送するバンド搬送装置におい
て、前記バンド成形ドラム及びシェーピングドラムの軸
心方向に沿って移動自在に支持された主移動体と、該主
移動体に装着されて前記バンド成形ドラムに支持された
バンドを外周側から軸方向略中央部を保持可能なバンド
中央部保持手段と、前記主移動体の移動方向前後に該主
移動体と同方向に移動自在に支持された一対の副移動体
と、該各副移動体にそれぞれ装着されて前記バンド成形
ドラムに支持されたバンドの端部を保持可能な一対のバ
ンド端部保持手段と、前記各副移動体にそれぞれ装着さ
れてバンドの外周部に装着するリング形状をなすビード
を保持可能な一対のビード保持手段と、前記主移動体に
対して前記一対の副移動体を同期して接近離反させる副
移動体同期駆動手段とを具えたことを特徴とするバンド
搬送装置。 - 【請求項2】 請求項1記載のバンド搬送装置におい
て、前記バンド中央部保持手段は、前記バンドに内蔵さ
れた多数のコード線を吸着するマグネットホルダであっ
て、カム機構により前記バンドの径方向に移動自在に支
持されたことを特徴とするバンド搬送装置。 - 【請求項3】 請求項1記載のバンド搬送装置におい
て、前記副移動体同期駆動手段は、中央部が前記主移動
体に回転自在に支持されて各端部に形成された逆ねじ部
がそれぞれ前記各副移動体に螺合するねじ軸と、該ねじ
軸を正逆回転可能な駆動機構とを有することを特徴とす
るバンド搬送装置。 - 【請求項4】 請求項1記載のバンド搬送装置は、トラ
ック・バス用として適用されるスチールワイヤカーカス
を有するタイヤのバンドを搬送することを特徴とするバ
ンド搬送装置。 - 【請求項5】 マグネットホルダと該マグネットホルダ
の両側に配設された一対のバンドホルダ及びリング形状
をなすビードを保持した一対のビードセッタをバンド成
形ドラムに支持された円筒形状をなすバンドの外方に移
動し、前記マグネットホルダにより前記バンドの中央部
を保持すると共に、前記一対のバンドホルダを互いに接
近することで前記バンドの各端部を保持し、このバンド
保持状態で前記マグネットホルダ及び前記各バンドホル
ダ及び前記各ビードセッタを一体に移動して該バンドを
シェーピングドラムに移動し、前記ビードセッタによる
前記ビードの保持を解除してから、前記各バンドホルダ
を互いに離反することで前記バンドの保持を解除すると
共に前記マグネットホルダによる該バンドの保持を解除
し、その後、前記マグネットホルダ及び前記各バンドホ
ルダ及前記各ビードセッタを一体に移動して退避するこ
とを特徴とするバンド搬送方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000257055A JP2002067180A (ja) | 2000-08-28 | 2000-08-28 | バンド搬送装置及び方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000257055A JP2002067180A (ja) | 2000-08-28 | 2000-08-28 | バンド搬送装置及び方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002067180A true JP2002067180A (ja) | 2002-03-05 |
Family
ID=18745578
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000257055A Pending JP2002067180A (ja) | 2000-08-28 | 2000-08-28 | バンド搬送装置及び方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002067180A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011118166A1 (ja) * | 2010-03-23 | 2011-09-29 | 株式会社ブリヂストン | バンド搬送装置 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01255528A (ja) * | 1988-04-06 | 1989-10-12 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | タイヤ製造装置におけるバンドトランスフア |
JPH0225321A (ja) * | 1988-07-14 | 1990-01-26 | Bridgestone Corp | タイヤ成形方法および装置 |
JP2000202924A (ja) * | 1999-01-18 | 2000-07-25 | Bridgestone Corp | 空気入りタイヤの製造方法 |
-
2000
- 2000-08-28 JP JP2000257055A patent/JP2002067180A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH01255528A (ja) * | 1988-04-06 | 1989-10-12 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | タイヤ製造装置におけるバンドトランスフア |
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JP2000202924A (ja) * | 1999-01-18 | 2000-07-25 | Bridgestone Corp | 空気入りタイヤの製造方法 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011118166A1 (ja) * | 2010-03-23 | 2011-09-29 | 株式会社ブリヂストン | バンド搬送装置 |
JP2011194831A (ja) * | 2010-03-23 | 2011-10-06 | Bridgestone Corp | バンド搬送装置 |
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