JP2002067115A - 射出成形機監視装置 - Google Patents

射出成形機監視装置

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JP2002067115A JP2000256570A JP2000256570A JP2002067115A JP 2002067115 A JP2002067115 A JP 2002067115A JP 2000256570 A JP2000256570 A JP 2000256570A JP 2000256570 A JP2000256570 A JP 2000256570A JP 2002067115 A JP2002067115 A JP 2002067115A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】射出成形機監視装置の取扱いを簡易にしようと
するものである。 【解決手段】監視動作開始時に得られるビデオ信号に基
づいて、異常動作の判定基準を演算し、又は型開動作時
及び突出し動作時の画像データの差が大きい画像位置を
表す画像位置データに基づいて異常の有無を判定するよ
うにし、又は異常箇所を目立つように表示し、又は手動
で判定し易くなるような判定条件を設定できるようにし
たことにより、取扱いが便利かつ判定精度が高い射出成
形機監視装置を実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は射出成形機監視装置
に関し、特に監視機能を改善しようとするものである。
【0002】
【従来の技術】従来例えば合成樹脂材料を射出成形する
射出成形機の監視装置として、特開昭60-39581号に開示
されているように、撮像手段としてのテレビジョンカメ
ラによって射出成形機本体を撮像して得られるビデオ信
号に基づいて、射出成形機本体の射出成形動作が正常か
否かの判定をするようにしたものが用いられている。
【0003】射出成形機本体は1つの射出成形製品を成
形するごとに射出成形サイクルを繰り返す。
【0004】すなわち可動側型が固定側型に圧接した状
態(この状態を「型締め」状態と呼ぶ)において、導管
を通じて合成樹脂材料を射出することにより、可動側型
及び固定側型内に射出成形製品を成形する。
【0005】この射出成形製品は、可動型側が固定型側
からガイドに沿って離間した位置に後退したとき(この
状態を「型開」状態と呼ぶ)、可動側型の内面に付着し
た状態で型開位置にまで持ち来され、その後可動型側に
付着した射出成形製品は可動側型の後方から突き出され
る突出しピンによって可動側型から突き落とされる(こ
の動作を「突出し」動作と呼ぶ)。
【0006】かくして1つの射出成形製品が可動側型か
ら落下することにより射出成形機本体から取り出された
とき、射出成形工程の一巡動作(すなわち1回の射出成
形サイクル)が終了して次の射出成形サイクルに入る。
【0007】このとき可動型側が固定側型に向かって前
進して、可動側型が固定側型に圧接した型締め状態に戻
り、以下同様にして射出成形サイクルが繰り返される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この種の射出成形機に
おいては、射出成形機本体が型開動作をした際に射出成
形製品が固定側型に付着したまま残る(いわゆるキャビ
残り)状態になったり、射出成形製品が完全に成形され
ずに一部が欠けた(いわゆるショートモールド)状態に
なったり、可動側型が正規の取付位置からずれた位置に
なる(いわゆるスライドコアの位置ずれ)状態になった
りするなどのように、型開モード時に生ずる異常を監視
する(これを「1次監視」と呼ぶ)必要がある。
【0009】また、射出成形機本体が突出し動作をした
後に、可動型側に射出成形製品が突き落とされずに残る
(いわゆる落下不良)状態になったり、射出成形製品を
突き落とした際に突出しピンが折れる(いわゆるピン折
れ)状態になったりするなどのように、型開モード時に
生ずる異常を監視する(これを「2次監視」と呼ぶ)必
要がある。
【0010】このような異常が生じたとき、この状態を
放置すれば、次の射出成形サイクルにおいて、可動側型
及び又は固定側型を損傷したり、不良製品が成形された
りするといったような派生的な事故が生ずるおそれがあ
り、これらの異常の発生を直ちに検知する必要がある。
【0011】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、できるだけ簡易な工程で確実に異常の発生を検知で
きるようにした射出成形機監視装置を提案しようとする
ものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、請求項1の発明について、射出成
形機本体1が型開動作及び突出し動作したときの射出成
形機本体1の動作状態を撮像手段11によって撮像し、
当該撮像手段11のビデオ信号VD1に基づいて撮像し
た画像データ部分の明るさの変化に応じて、射出成形機
本体1の異常動作を監視する射出成形機監視装置10に
おいて、監視動作開始時に得られるビデオ信号VD1を
用いて異常動作の判定基準データD1、D2を演算する
手段17、SP11を設けるようにする。
【0013】また請求項2の発明について、射出成形機
本体1が型開動作及び突出し動作したときの射出成形機
本体1の動作状態を撮像手段11によって撮像し、当該
撮像手段1のビデオ信号VD1に基づいて撮像した画像
データ部分の明るさの変化に応じて、射出成形機本体1
の異常動作を監視する射出成形機監視装置10におい
て、型開動作時の第1の画像データD6と、第1の画像
データD6と対応する画素位置にある突出し動作時の第
2の画像データD7との間に差がある画像位置を表す画
像位置データD3を求める手段SP11と、順次繰り返
される射出成形サイクルにおいて、画像位置データD3
によって表される画像位置にある第1及び第2の画像デ
ータD1及びD2を用いて、異常の有無を判定する手段
17、RT2、RT12とを設けるようにする。
【0014】さらに請求項3の発明について、射出成形
機本体1が型開動作及び突出し動作したときの射出成形
機本体1の動作状態を撮像手段11によって撮像し、当
該撮像手段11のビデオ信号VD1に基づいて撮像した
画像データ部分の明るさの変化に応じて、射出成形機本
体1の異常動作を監視する射出成形機監視装置10にお
いて、画像データ部分の異常を判定する手段(17、S
P25、SP55)、(17、SP25X、SP55
X)と、当該異常と判定された画像データ部分を異常表
示することにより他の画像データ部分から見分け易い状
態に表示させる手段(17、SP27、SP57)、
(17、SP27X、SP57X)とを設けるようにす
る。
【0015】さらに請求項4の発明について、射出成形
機本体1が型開動作及び突出し動作したときの射出成形
機本体1の動作状態を撮像手段11によって撮像し、当
該撮像手段11のビデオ信号VD1に基づいて撮像した
画像データ部分の明るさの変化に応じて、射出成形機本
体1の異常動作を監視する射出成形機監視装置10にお
いて、射出成形機本体1を手動で動作させながら、画像
データ部分に模擬的な明るさの変化を生じさせる手段3
2、17と、模擬的な明るさの変化が生じた画像データ
部分をビデオ信号VD1に基づいて判定する手段17、
SP82と、判定がし易くなるように、判定条件を設定
する手段17、SP81とを設けるようにする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下図面について、本発明の一実
施の形態を詳述する。
【0017】(1)射出成形機監視装置の全体構成 図1において、1は射出成形機本体を示し、可動側型2
が固定側型3に圧接した型締め状態において導管4を通
じて合成樹脂材料を射出することにより、可動型側2及
び固定側型3内に射出成形製品を成形する。
【0018】この射出成形製品は、可動側型2が固定側
型3からガイド5に沿って離間した型開状態になったと
き、可動側型2の内面に付着した状態で型開位置にまで
持ち来され、その後可動側型2の後方から突出しピン
(図示せず)が突出し動作をすることによって可動側型
2から突き落とされる。
【0019】かかる射出成形機本体1の射出成形サイク
ルは射出成形機本体駆動制御装置6に設けられているシ
ーケンサによって自動的に制御される。
【0020】射出成形機本体1の射出成形動作は射出成
形機監視装置10に設けらされている撮像手段としての
テレビジョンカメラ11によって撮像され、そのビデオ
信号VD1が画像入力回路12においてビデオデータD
ATA1に変換されて画像処理回路13に入力されて保
持される。
【0021】画像処理回路13に保持されたビデオデー
タは、バス15を介してプログラムメモリ16のプログ
ラムによって処理動作をする中央処理ユニット(CP
U)17に、バス15を介してユーザの操作に応じて操
作入力部25から入力される操作指令に応じて、所定の
タイミングで取り込まれると共に、各画素ごとにバス1
5を介してフレームメモリ18に格納される。
【0022】この実施の形態の場合、CPU17がフレ
ームメモリ18に画像データDATA1を格納するタイ
ミングは、第1に、射出成形機監視装置10が監視動作
に入る前のテストモード時であり、第2に、射出成形機
本体1が型開動作をした1次監視モード時であり、第3
に、射出成形機本体1が突出し動作をした2次監視モー
ド時である。
【0023】CPU17はこの3つの監視モード時にフ
レームメモリ18に格納されたビデオデータDATA1
に基づいて、異常の発生の有無を判定し、当該判定結果
を表す判定結果画像データDATA2をバス15を介し
て画像処理回路13に与える。
【0024】画像処理回路13は、この判定結果画像デ
ータDATA2を画像表示回路19に与えることによ
り、画像表示回路19においてテレビジョンカメラ11
から供給されるビデオ信号VD1に重畳して表示画像信
号VD2としてモニタ20に与える。
【0025】かくしてモニタ20は、入力ビデオ信号V
D1に基づいて現在テレビジョンカメラ11が撮像して
いる射出成形機本体1の画像に対して、CPU17が判
定した異常状態(又は正常状態)を表す判定結果画像デ
ータDATA2に基づいて、異常が発生した画像部分に
異常発生表示を表示してなる監視画面をユーザに提示で
きることになる。
【0026】CPU17は、監視モードのタイミングを
射出成形機本体駆動制御装置6から制御信号入出力部2
1を介して与えられる監視制御信号S1によって監視処
理動作をすべきタイミングを判知して判定動作をすると
共に、当該判定動作及び判定結果に基づいて制御信号入
出力部21を介して射出成形機本体駆動制御装置6にシ
ーケンス制御信号S2を与えることにより、射出成形機
本体1を射出成形機監視装置10の監視動作と同期動作
させるような制御を実行する。
【0027】かくしてCPU17は、射出成形機本体1
の射出成形サイクルの動作と同期しながら、以下に述べ
る監視処理動作を実行する。
【0028】(2)通常監視処理 (2−1)基準データの取得処理 ユーザが操作入力部25を介して通常監視処理モードを
指定すると、CPU17は図2の通常監視処理ルーチン
RT1に入ってステップSP1において型開限信号がオ
ンになるのを待ち受ける状態になる。
【0029】このステップSP1の処理は、射出成形機
本体1が型開状態になるのを確認してCPU17がその
後の動作を実行するタイミングを射出成形機本体1に合
わせるような処理をすることを意味し、射出成形機本体
駆動制御装置6は、射出成形機本体1の可動側型2を型
開位置にまで後退させたとき、監視制御信号S1として
オン状態に遷移した型開限信号を制御信号入出力部21
を介してCPU17に与える。
【0030】このときCPU17は、次のステップSP
2に移ってシーケンス制御信号S2として型締めインタ
ーロック設定信号を制御信号入出力部21を介して射出
成形機本体駆動制御装置6に与えることにより、射出成
形機本体1を型締め動作させないように射出成形機本体
駆動制御装置6を制御し、これにより射出成形機本体1
を型開状態のまま保持させる。
【0031】このように射出成形機本体1が型開状態を
保持している状態において、CPU17は、次のステッ
プSP3において、現在テレビジョンカメラ11から得
られている入力ビデオ信号VD1(型開状態にある射出
成形機本体1のキャビティ内の映像を表している)を、
画像入力回路12を介して1フレーム分の入力ビデオデ
ータDATA1として画像処理回路13に入力する。
【0032】続いてCPU17はステップSP4におい
て画像処理回路13に入力された型開状態を表す1フレ
ーム分の画像データを1次監視基準画像データD1とし
てフレームメモリ18(図3)の1次監視基準画像デー
タメモリエリア18Aに登録する。
【0033】かくしてフレームメモリ18に登録された
画像データは、射出成形機本体1が正常動作をしている
時には、可動側型2に射出成形製品が付着した状態で可
動側型2が型開位置に移動している状態を表しており、
CPU17はこの型開状態の1フレーム分の画像データ
を、1次監視時の異常発生の有無を判断する際に用いる
基準データとしてフレームメモリ18に取得したことに
なる。
【0034】続いてCPU17は、ステップSP5に移
って、シーケンス制御信号S2として突出しインターロ
ック解除信号を制御信号入出力部21を介して射出成形
機本体駆動制御装置6に与えることにより、射出成形機
本体1の突出し動作の開始を許すと共に、次のステップ
SP6において射出成形機本体駆動制御装置6から監視
制御信号S1としてオン状態に遷移した突出し完了信号
が制御信号入出力部21を介して到来するのを待ち受け
る状態になる。
【0035】やがてオン状態に遷移した突出し完了信号
が到来すると、CPU17は次のステップSP7に移っ
て現在テレビジョンカメラ11から得られている入力ビ
デオ信号VD1(射出成形機本体1が突出し完了状態に
あることを表している)に基づいて1フレームの入力ビ
デオデータDATA1を2次監視画像データとして画像
処理回路13に入力させる。
【0036】続いてCPU17はステップSP8に移っ
て当該1フレーム分の画像データを2次監視基準画像デ
ータD2としてフレームメモリ18の2次監視基準画像
データメモリエリア18Bに登録する。
【0037】このステップSP8の処理は、射出成形機
本体1が突出し動作をすることにより可動側型2に付着
していた射出成形製品が落下した状態にある時の2次監
視画像データを以後の処理動作時に基準データとして用
いることを意味する。
【0038】続いてCPU17は、次のステップSP9
に移ってシーケンス制御信号S2として突出しインター
ロック設定信号を制御信号入出力部21から射出成形機
本体駆動制御装置6に与えることにより射出成形機本体
1に対して突出し動作をさせない状態に制御した後、ス
テップSP10においてシーケンス制御信号S2として
型締めインターロック解除信号を射出成形機本体駆動制
御装置6に与え、これにより射出成形機本体1の型締め
動作を許す状態に制御する。
【0039】その後CPU17は、次のステップSP1
1に移って、1次監視画像データから2次監視画像デー
タを減算してその絶対値を求める演算を実行し、当該差
データが所定のしきい値より大きい画素位置を、キャビ
ティを表すキャビティ監視領域データD3としてフレー
ムメモリ18の監視領域データメモリエリア18C(図
3)に登録すると共に、次の監視サイクル処理ルーチン
RT2において、射出成形機本体1の固定側型3及び可
動側型2によって次の射出成形製品を射出成形するため
の射出成形サイクルを実行させる。
【0040】ここで、1次監視画像データは型開時に可
動側型2に射出成形製品が付着している状態の画像を表
す画像データであるのに対して、2次監視画像データは
突出し時に可動側型2から射出成形製品が落下して付着
していない状態の画像を表す画像データであるから、|
1次監視画像データ−2次監視画像データ|の明るさの
変化をもつ画素の位置は、型開時に射出成形製品が存在
していた空間、すなわち図6(A)に示すように、1フ
レーム分の画像DIPのうちキャビティが存在する範囲
AR1であることを意味している。
【0041】そこで、フレームメモリ18の監視領域デ
ータメモリエリア18Cの監視領域データD3が表す位
置データは、1フレーム画像のうちキャビティが存在す
る位置を表していることになる。
【0042】かくしてCPU17は、ステップSP1〜
SP11の処理を実行することにより、型開時の1次監
視基準画像データD1及び突出し完了時の2次監視基準
画像データD2を登録すると共に、これらの基準画像デ
ータに基づいて、キャビティの位置を表す監視領域デー
タD3を自動的に取得できることになり、この監視領域
データD3を用いて監視サイクル処理ルーチンRT2を
実行する。
【0043】(2−2)1次監視異常時の処理及び2次
監視条件の確認処理 CPU17は、図4及び図5に示す監視サイクル処理ル
ーチンRT2を実行することにより、射出成形機本体1
が射出成形製品を1つずつ射出成形するごとに当該射出
成形動作に異常が生じたか否かの監視処理を実行する。
【0044】監視サイクル処理ルーチンRT2に入る
と、CPU17は、ステップSP21において射出成形
機本体1が現在射出成形した射出成形製品についてオン
状態に遷移した型開限信号が射出成形機本体駆動制御装
置6から監視制御信号S1として到来するのを待ち受け
る状態になると共に、オン状態の型開限信号が到来した
とき次のステップSP22において射出成形機本体駆動
制御装置6に対するシーケンス制御信号S2として型締
めインターロック設定信号を与え、これにより射出成形
機本体1が型開状態になったことを確認すると共に、型
締め動作をさせない状態に射出成形機本体1を制御す
る。
【0045】この状態においてCPU17は、次のステ
ップSP23において1フレーム分の入力ビデオデータ
DATA1を1次監視検出画像データD6として画像処
理回路13を介してフレームメモリ18の1次監視検出
画像データメモリエリア18Fに入力する。
【0046】このときCPU17は、フレームメモリ1
8のキャビティ監視領域データメモリエリア18Cのキ
ャビティ監視領域データD3を用いて、モニタ20にキ
ャビティ領域AR1(図6(A))を一時的に表示する
ことにより、十分な輝度差が得られていること及び検出
データD6を1次監視検出画像データメモリエリア18
Fに入力できたことをユーザに知らせる。
【0047】続いてCPU17は、次のステップSP2
4において1次監視検出画像データメモリエリア18F
の1次監視検出画像データD6と、1次監視基準画像デ
ータメモリエリア18Aに登録されている1次監視基準
画像データD1とを比較する1次監視処理を実行した
後、ステップSP25において異常か否かの判定をす
る。
【0048】このときCPU17は、ステップSP25
において1次監視検出画像データD6の各画素データの
うち、キャビティ監視領域データD3によって表される
画素の画素データが、1次監視基準画像データD1の対
応する画素のデータと一致するか否かを判定し、一致し
ない画素の数が所定数以上になったとき異常が生じたと
してステップSP26に移る。
【0049】実際上ステップSP25における判定は、
1次監視検出画像データメモリエリア18Fの1次監視
検出画像データD6と、1次監視画像基準データメモリ
エリア18Aの1次監視画像基準データD1との偏差を
1フレームの各画素について求め、当該偏差が所定のし
きい値を超えたとき、当該画素を異常と判定すると共
に、異常が生じた画素数を集計し、当該集計値が所定の
許容値を超えたとき(すなわち異常な部分の面積がしき
い値の面積より大きいとき)、射出成形機本体1の型開
動作に異常が生じたと判断する。
【0050】このような判断をする際に、CPU17
は、一致しない画素が所定の画素数以上(この数は操作
入力部25においてユーザが指定入力できる)隣接して
連結しているときに異常と判定するようになされ、これ
により小さいごみなどのノイズがあってもこれを無視す
るようになされている。
【0051】この実施の形態の場合、CPU17は、ス
テップSP26において異常判定回数をカウントし、当
該カウント結果が所定回数、例えば3回以上(3回目を
含む)であるか否かの判断をし、否定結果が得られたと
き(すなわち1回目又は2回目であるとき)上述のステ
ップSP23に戻ってステップSP23、SP24、S
P25の処理を繰り返す。
【0052】かくしてCPU17は、射出成形機本体1
の型開動作時の異常検出結果が1回目又は2回目だけで
あって、3回目には正常であると判断できたときには、
当該射出成形製品に対する型開動作に異常は生じなかっ
たと判断するようにし、これにより射出成形機監視装置
10が何らかの外乱によって一時的に不安定な異常検出
動作をしたとき(例えばキャビティの明るさが一時的に
変化したような場合)、これに応動しないようになされ
ている。
【0053】かくしてステップSP26において肯定結
果が得られると、このことは3回の異常判定処理の結果
3回ともに異常であると判定したことを意味し、このと
きCPU17はステップSP27において異常警告出力
を送出する。
【0054】ここで異常警告出力の送出方法として、C
PU17は、ステップSP25において異常と判定した
画素の位置データをフレームメモリ18の1次監視異常
画像データメモリエリア18Hに1次監視異常画像デー
タD8として記憶し、この1次監視異常画像データD8
を含むフレームデータを画像処理回路13、画像表示回
路19を介してビデオ信号VD1にスーパーインポーズ
してモニタ20上に表示させるようにし得、かくして射
出成形機本体1における異常の発生箇所をモニタ20の
表示画面に表示する(例えば異常箇所を高輝度の白色で
表示する)ことにより、ユーザが異常の発生箇所を容易
かつ確実に判知できるようになされている。
【0055】このようにCPU17は、ステップSP2
7において異常警告出力を送出した後、ステップSP2
8に移って監視領域の更新が必要か否かの判断をし、ユ
ーザが操作入力部25を用いて監視領域の更新が必要で
あることを入力したとき、CPU17はステップSP2
9に移って1次監視領域の更新処理を実行する。
【0056】この1次監視領域の更新は、図6(A)に
示すように、1フレーム分の画像データDIP内にキャ
ビティを表す監視領域AR1のデータが監視領域メモリ
エリア18Cに登録されている状態のとき、図6(B)
に示すように、監視領域AR1内に外乱映像DTが生じ
た場合(キャビティ内にある部品の一部が異常に明るい
反射を生じたような場合)に、当該外乱映像を簡易に除
去できれば、正しい監視動作をすることができる点に着
目し、当該外乱映像DTを囲む判定除外領域ARXを設
定するような処理をステップSP29の1次監視領域更
新処理としてユーザが入力操作部25を操作することに
より、フレームメモリ18の1次監視領域データメモリ
エリア18Dに1次監視領域データD4として記憶す
る。
【0057】このようにしてステップSP28及びSP
29において監視領域の更新をすれば、例えば金型を変
更したような場合や、外乱光に経時変化が生じたような
場合に、1次監視領域データD4の領域については判定
動作をしないように除去することにより、その後の監視
動作を安定させることができる。
【0058】このように1次監視モード時に異常が発生
したとき、実際上ユーザは射出成形機本体1の安全扉を
開いて手動操作パネル31を操作することにより射出成
形機本体1を手動で動作させ、これにより異常の発生原
因を手動で除去し、当該作業が終了したとき安全扉を閉
めて再度自動監視サイクルに戻す。
【0059】このように射出成形機本体1の安全扉が閉
められたとき、射出成形機本体駆動制御装置6は監視制
御信号S1としてオン状態に遷移したリセット信号を制
御信号入出力部21を介してCPU17に送る。
【0060】このときCPU17は、ステップSP30
においてオン状態に遷移したリセット信号を受けてステ
ップSP31に移って異常警告出力を消去すると共に、
以下に述べるような2次監視動作の確認処理を実行す
る。
【0061】2次監視動作の確認処理において、まずC
PU17は、ステップSP32において射出成形機本体
駆動制御装置6に対するシーケンス制御信号S2として
突出しインターロック解除信号を与えることにより、射
出成形機本体1を突出し動作させる。
【0062】CPU17は、その後ステップSP33に
おいてオペレータが射出成形機本体1の安全扉を閉める
ことにより射出成形機本体駆動制御装置6から監視制御
信号S1としてオフ状態に遷移したリセット信号が与え
られたとき、ステップSP34に移って射出成形機本体
駆動制御装置6に対するシーケンス制御信号S2として
突出しインターロック設定信号を与える。
【0063】かくして射出形成機本体1が突出し動作を
なし得ない状態にした後、CPU17は、ステップSP
35に移ってテレビジョンカメラ11の入力ビデオ信号
VD1に基づく入力ビデオデータDATA1として1フ
レーム分の2次監視検出画像データD7を2次監視検出
画像データメモリエリア18Gに入力する。
【0064】続いてCPU17は、ステップSP36に
おいて2次監視画像処理を実行する。この2次監視画像
処理は、CPU17が、2次監視検出画像データメモリ
エリア18Gに取り込んだ2次監視検出画像データD7
を、2次監視基準画像データメモリエリア18Bに格納
されている2次監視基準画像データD2と比較するもの
で、各画素ごとに異常又は正常を表すデータ(「1」又
は「0」)をフレームメモリ18の2次監視異常画像デ
ータメモリエリア18Iに2次監視異常画像データD9
として記憶する。
【0065】続いてCPU17はステップSP37にお
いて2次監視検出画像データD7に基づいて異常か否か
の判断をする。
【0066】このときCPU17は異常を表す画素数
(異常画像の大きさを表す)が所定値より大きいか否か
の判定をし、大きいとの判定結果が得られたとき異常が
生じたとしてステップSP38において異常警告出力を
送出する。
【0067】ここでCPU17は、異常警告出力とし
て、2次監視異常画像データD9のうち異常画素を高輝
度にした判定結果画像データDATA2を入力ビデオ信
号VD1にスーパーインポーズしてモニタ20上に表示
し、これにより1次監視処理の場合と同様にしてオペレ
ータが異常箇所を容易に把握できるようになされてい
る。
【0068】その後CPU17は、ステップSP39に
おいてユーザが監視領域の更新処理を指定入力したか否
かの判断をし、肯定結果が得られたときステップSP4
0において2次監視領域の更新処理を実行する。
【0069】この2次監視領域の更新処理は、上述のス
テップSP29において1次監視時の更新処理について
上述したと同様にして、2次監視領域データD5を2次
監視領域データメモリエリア18E上に形成記憶するこ
とにより、外乱映像を除去するような処理を実行し、こ
れにより1次監視に続いて2次監視においても安定性の
高い処理が行えるような条件をユーザが設定できるよう
になされている。
【0070】CPU17は、ステップSP39において
否定結果が得られたときには、ステップSP40の2次
監視領域更新処理をジャンプする。
【0071】かくして2次監視処理結果の確認及び2次
監視領域の更新処理が終了し、CPU17はステップS
P41において射出成形機本体駆動制御装置6から監視
制御信号S1としてオン状態に遷移したリセット信号が
到来するのを待ち受け、到来したときステップSP42
に移って射出成形機本体駆動制御装置6に対するシーケ
ンス制御信号S2として突出しインターロック解除信号
を与えることにより射出成形機本体1を突出し動作させ
ると共に、ステップSP43において射出成形機本体駆
動制御装置6の監視制御信号S1としてオフ状態に遷移
したリセット信号が到来するのを待ち受け、到来したと
きステップSP44において射出成形機本体駆動制御装
置6に対するシーケンス制御信号S2として突出しイン
ターロック設定信号を与える。
【0072】かくしてCPU17は、射出成形機本体1
を突出し完了時の状態に設定した後、上述のステップS
P35に戻ることになる。
【0073】このようにしてCPU17は、2次監視処
理の結果を再確認すると共に、異常警告出力並びに監視
領域更新処理を再確認するような処理を実行する。
【0074】やがてCPU17は、ステップSP37に
おいて2次監視処理結果が正常であると判断すると、ス
テップSP45に移って射出成形機本体駆動制御装置6
に対するシーケンス制御信号S2として型締インターロ
ック解除信号を与えた後、上述のステップSP23(図
4)における1次監視検出画像データ入力処理に戻る。
【0075】(2−3)1次監視正常時の処理及び2次
監視処理 CPU17は、図4のステップSP25において1次監
視処理の結果が正常であると判断したとき、ステップS
P50に移って射出成形機本体駆動制御装置6に対する
シーケンス制御信号S2として突出しインターロック解
除信号を与えると共に、次のステップSP51において
射出成形機本体駆動制御装置6からの監視制御信号S1
としてオン状態に遷移した突出し完了信号が到来するの
を待ち受ける。
【0076】この状態において射出成形機本体1は型開
状態から突出し動作をする。
【0077】その結果突出し完了信号がオン状態に遷移
すると、CPU17は、ステップSP52に移って射出
成形機本体駆動制御装置6に対するシーケンス制御信号
S2として突出しインターロック設定信号を与えること
により射出成形機本体1を突出し状態のまま保持させ
る。
【0078】続いてCPU17は、ステップSP53に
おいてテレビジョンカメラ11の入力ビデオ信号VD1
に基づいて突出し状態における2次監視検出画像データ
D7をフレームメモリ18の2次監視検出画像データメ
モリエリア18Gに取り込んだ後、ステップSP54に
おいて2次監視画像処理を実行する。
【0079】この2次監視画像処理は、上述のステップ
SP35及びSP36において上述したと同様にして、
2次監視検出画像データメモリエリア18Gの2次監視
検出画像データD7を2次監視基準画像データメモリエ
リア18Bに格納されている2次監視基準画像データD
2と画素ごとに比較してその偏差が所定のしきい値を超
えたとき異常としかつ超えないとき正常とする2次監視
異常画像データD9を2次監視異常画像データメモリエ
リア18Iに格納するような処理を実行する。
【0080】続いてCPU17はステップSP55にお
いて2次監視画像処理結果が異常か否かの判断をする。
【0081】この判断は、2次監視異常画像データメモ
リエリア18Iに格納されている2次監視異常画像デー
タD9のうち、異常を表す画素の数(異常部分の大きさ
を表す)が所定の値より大きいか否かの判断をし、大き
いとき異常が生じたと判断して、CPU17は、次のス
テップSP56に移って当該2次監視回数が3回目にな
ったか否かの判断をし、否定結果が得られたとき上述の
ステップSP53に戻って再度2次監視検出画像データ
D7の入力及び2次監視画像処理を実行する。
【0082】かくしてCPU17は、テレビジョンカメ
ラ11の入力ビデオ信号VD1に基づく入力ビデオデー
タDATA1を2次監視検出画像データD7として3回
目までフレームメモリ18に取り込むような処理を実行
する。
【0083】その結果、射出成形機本体1が突出し動作
をした後に、射出成形機本体1内に射出成形製品が引っ
掛かって1回目の突出し動作では落下しなかったような
ときに、2回目、3回目の監視動作をすることにより、
当該引っ掛かった射出成形製品を落下させるような処理
ができることになり、その結果1回の判定結果によって
直ちに異常処理をするのではなく、3回の異常確認処理
を繰り返すことにより正常判断結果が得られれば、これ
を正常として処理し、これにより効率良く2次監視の判
定処理を実行できるようになされている。
【0084】ステップSP56において肯定結果が得ら
れると、このことは、3回目の2次監視動作をしたとき
にまだ異常であると判定したことを意味し、このときC
PU17はステップSP57に移って異常警告出力を送
出する。
【0085】このときの異常警告出力は、2次監視異常
画像データメモリエリア18Iに記憶している2次監視
異常画像データD9のうち、異常を表している画素を高
輝度にしてなる判定結果画像データDATA2を画像処
理回路13から送出することにより、モニタ20上に突
出し状態になっている射出成形機本体2の映像のうち、
異常が生じた箇所を高輝度で表示した画像を表示し続け
ることにより、オペレータが異常の発生箇所を容易に把
握できるようにする。
【0086】この状態においてCPU17は、ステップ
SP58に移ってオペレータが異常監視領域の更新をし
ているか否かを判断し、肯定結果が得られたときステッ
プSP59においてフレームメモリ18の2次監視領域
データメモリエリア18Eの2次監視領域データD5
を、オペレータの更新処理に応じて変更して上述のステ
ップSP53に戻る。
【0087】かくしてCPU17は、射出成形機本体1
が突出し状態において、異常を表す2次監視画像が得ら
れたとき、3回の監視動作を繰り返した後それでも異常
な場合に初めて2次監視領域の更新処理を実行する。
【0088】この実施の形態の場合、2次監視領域更新
処理を実行した後、CPU17は上述のステップSP3
0〜SP45の2次監視条件の確認処理を実行するよう
になされている。
【0089】これに対してステップSP55(図4)に
おいて正常であるとの結果が得られたとき、このことは
射出成形機本体1が型開動作モード時の1次監視画像処
理時及び突出しモード時の2次監視画像処理の両方にお
いて正常であるとの判定結果が得られたことになり、こ
のときCPU17はステップSP60及びSP61(図
5)に移って登録画像の更新処理を実行する。
【0090】この登録画像の更新は、現在1次監視基準
画像データメモリエリア18Aに格納されている1次監
視基準画像データD1を、1次監視検出画像データメモ
リエリア18Fに格納されている1次監視検出画像デー
タ18Fによって登録し直すと共に、2次監視基準画像
データメモリエリア18Bに格納されている2次監視基
準画像データD2を、2次監視検出画像データメモリエ
リア18Gに記憶されている2次監視検出画像データD
7によって更新する。
【0091】かくして正常動作をしたときの検出画像デ
ータを基準データとして格納することにより、例えば外
囲光が時間と共に変化したり、射出成形サイクルを繰り
返したとき金型の位置が少しずつずれて行くような現象
が生じても、当該現象に追従するように基準データを変
更して行くことができることにより、実用上十分な精度
で射出成形機の監視を続けることができる。
【0092】かくして1回の射出成形サイクルが終了し
たので、CPU17は、ステップSP62において射出
成形機本体駆動制御装置6に対するシーケンス制御信号
S2として型締インターロック解除信号を与えることに
より射出成形機本体1が型締動作をして射出成形工程に
入ることができるような状態にした後、上述のステップ
SP23(図4)に移って次の射出成形サイクルに対す
る監視動作に入る。
【0093】ユーザが操作入力部25を操作することに
より射出成形サイクルを終了させる場合には、CPU1
7はステップSP60(図5)において肯定結果を得る
ことにより、監視サイクル処理ルーチンRT2のすべて
の処理を終了して、ステップSP63からメインルーチ
ンすなわち通常監視処理ルーチンRT1(図2)にリタ
ーンし、その後ステップSP64において当該通常監視
処理ルーチンRT1のすべての処理を終了する。
【0094】(3)再突出し監視処理 図7〜図9は第2の実施の形態を示すもので、この場合
は、射出成形機本体1が突出しモード状態になっている
2次監視時に、突出し動作を最大複数N回(例えばN=
5回)まで繰り返させることにより、可動側型2に付着
した射出成形製品が突出し動作時に突き落とされずに残
るといった異常を生じさせないようにし、これにより射
出成形機本体1の監視機能を一段と向上させようとする
ものである。
【0095】(3−1)基準データの取得処理 この実施の形態の場合、オペレータが操作入力部25に
よって再突出し処理モードを選択指定したとき、CPU
17は図7の再突出し処理ルーチンRT11を実行す
る。
【0096】この再突出し処理ルーチンRT11は、一
部の処理ステップとして図2の通常監視処理ルーチンR
T1と対応する処理ステップを含み(図7において図2
との対応処理ステップに、同じ処理ステップ番号に添字
Xを付して示す)、通常監視処理ルーチンRT1にはな
く、再突出し処理ルーチンだけにある処理ステップは、
CPU17が射出成形機本体駆動制御装置6に対するシ
ーケンス制御信号S2として3回の突出し要求信号を出
力する点にある。
【0097】すなわち再突出し処理ルーチンRT11に
入ると、CPU17は、通常監視処理ルーチンRT1の
場合と同様にしてステップSP1X〜SP4Xまでの処
理ループにおいて、オン状態に遷移した型開限信号の到
来を待ち受けて(ステップSP1X)当該オン状態に遷
移した型開限信号が到来したとき型締インターロック設
定信号を与えた後(ステップSP2X)、1次監視画像
データを画像処理回路13を介して入力して(ステップ
SP3X)これを1次監視基準画像データD1としてフ
レームメモリ18の1次監視基準画像データメモリエリ
ア18Aに登録する(ステップSP4X)。
【0098】その後CPU17は、射出成形機本体駆動
制御装置6に対するシーケンス制御信号S2として突出
しインターロック解除信号を与えると共に(ステップS
P5X)、射出成形機本体駆動制御装置6からの監視制
御信号S1としてオン状態に遷移した突出し完了信号の
到来を待ち受ける(ステップSP6X)。
【0099】かくしてCPU17は射出成形機本体1が
第1回目の突出し動作をさせるように射出成形機本体駆
動制御装置6を制御する。
【0100】この実施の形態の場合CPU17は、ステ
ップSP6Xに続くステップSP71において射出成形
機本体駆動制御装置6に対するシーケンス制御信号S2
として1回目の再突出し要求信号を出力することにより
射出成形機本体1を強制的に突出し動作させた後、ステ
ップSP72において射出成形機本体駆動制御装置6か
らの監視制御信号S1としてオン状態に遷移した突出し
完了信号が到来するのを待ち受ける。
【0101】やがて当該オン状態に遷移した突出し完了
信号が到来すると、CPU17は、次のステップSP7
3において射出成形機本体駆動制御装置6に対するシー
ケンス制御信号S2として2回目の再突出し要求信号を
出力した後、ステップSP74において射出成形機本体
駆動制御装置6からの監視制御信号S1としてオン状態
に遷移した突出し完了信号が到来するを待ち受ける。
【0102】やがてステップSP74において当該オン
状態に遷移した突出し完了信号が到来すると、CPU1
7は射出成形機本体1に対して強制的に3回の突出し動
作をさせたことを表している。このときCPU17は、
突出し動作モードの射出成形機本体1を撮像して得られ
る入力ビデオデータDATA1を2次監視基準画像デー
タD2として画像処理回路13に入力した後(ステップ
SP7X)、これをフレームメモリ18の2次監視基準
画像データメモリエリア18Bに登録し(ステップSP
8X)、続いて順次突出しインターロック設定信号(ス
テップSP9X)及び型締インターロック解除信号(ス
テップSP10X)を与えた後、キャビティ監視領域デ
ータD3を演算して1次監視領域データメモリエリア1
8Cに登録する(ステップSP11X)。
【0103】このようにしてCPU17は、射出成形機
本体1を強制的に3回の突出し動作を差させた後、フレ
ームメモリ18に1次及び2次監視基準画像データD1
及びD2とキャビティ監視領域データD3とを登録し、
その後再突出し監視サイクル処理ルーチンRT12に入
る。
【0104】(3−2)1次監視異常時の処理及び2次
監視条件の確認 再突出し監視サイクル処理ルーチンRT12に入ると、
CPU17は、図8及び図9に示すように、監視サイク
ル処理ルーチンRT2(図4及び図5))の処理ステッ
プSP21〜SP45と全く同様にして、処理ステップ
SP21X〜SP45Xにおいて射出成形機本体1に対
して1次監視処理を実行した結果異常の発生を検出した
とき、異常警告をモニタ20上に表示すると共に、ユー
ザの要求に応じて1次監視領域の更新処理をし、その後
2次監視処理をする際の条件を確認するような処理を実
行する。
【0105】(3−3)1次監視正常時の処理及び2次
監視処理 再突出し監視ルーチンRT12においては、1次監視処
理の際に異常が検出されなかったときCPU17が2次
監視処理に入る点は、監視サイクル処理ルーチンRT2
(図4)の場合と同様であり、1次監視処理結果が正常
であるとき(ステップSP25X)、CPU17は突出
しモードにある射出成形機本体1について2次監視処理
を実行する(ステップSP50X〜SP55X)。
【0106】しかしながら、ステップSP55Xにおい
て、異常であるとの判定結果が得られた時、CPU17
は次のステップSP75において2次監視の動作回数が
最大限複数M回目(例えばM=5回目)になったか否か
を判断をし、5回目になっていないときには、ステップ
SP76に移って射出成形機本体駆動制御装置6に対し
てシーケンス制御信号S2として再突出し要求信号を与
える。
【0107】このとき、射出成形機本体1は当該再突出
し要求信号によって強制的に再突出し動作を実行する。
【0108】このステップSP76の処理が終了する
と、CPU17は上述のステップSP50Xに戻って突
出しモード状態にある射出成形機本体1について再度2
次監視動作を繰り返す。
【0109】やがて、ステップSP75において、肯定
結果が得られると、このことはCPU17の再突出し要
求信号によって射出成形機本体1がM=5回の突出し動
作を終了したことを意味し、このとき、CPU17はス
テップSP57Xにおいてモニタ20上に異常警告をす
るような、監視サイクル処理装置ルーチンRT2(図
4)と同様な、処理動作に入る。
【0110】かくして、CPU17は、射出成形機本体
1が突出し動作モードにあるとき、強制的に5回の突出
し動作をさせることにより、可動側型2に付着している
射出成形製品を確実に突き落とすことができる。
【0111】この再突出し要求処理ループを処理してい
る間に、ステップSP55Xにおいて、2次監視画像処
理結果が正常であると、このことは、可動側型2に付着
していた射出成形製品が突き落とされたことを意味し、
このときCPU17Xは、ステップSP60Xを介して
SP61Xにおいて登録画像を更新し、かくして最大再
突出し回数5回に至る前に突出し動作を終了させること
ができる。
【0112】このように、再突出し監視サイクル処理ル
ーチンRT2(図8及び図9)を実行すれば、射出成形
製品が落下しない異常の発生を実用上完全に回避するこ
とができることにより、一段と効率の良い監視動作を実
現できる。
【0113】(4)手動テスト処理 この実施の形態の場合、射出形成機監視装置10のCP
U17は、図10に示すような手動テスト処理ルーチン
RT31を実行できる。
【0114】この手動テスト処理ルーチンRT31は、
射出成形機本体駆動装置6の射出成形機本体1側に設け
られている手動操作パネル31をユーザが操作すること
により、射出成形機本体1をテストに必要な動作状態、
例えば突き落とし動作モード(型開状態において突出し
動作ができるような動作モード)に設定できる。
【0115】これと共に、射出成形機監視装置10側に
監視制御信号手動入力部32が設けられ、これにより、
射出成形機監視装置10が自動で通常監視処理ルーチン
RT1及び監視サイクル処理ルーチンRT2や、再突出
し処理ルーチンRT11及び再突出し監視サイクル処理
ルーチンRT12を実行する際に、射出成形機本体駆動
制御装置6からの監視制御信号S1として到来する信号
の代りに、監視制御信号手動入力部32からバス15に
監視制御信号を入力できるようになされている。
【0116】すなわち、手動テスト処理ルーチンRT3
1に入ると、CPU17は、ステップSP81におい
て、オペレータが操作入力部25によって入力するパラ
メータや、各種検査項目を設定する。
【0117】パラメータの指定は、監視サイクル処理ル
ーチンRT2(図4及び図5)のステップSP25、S
P37及びSP55においてCPU17が異常か否かを
判定するためのしきい値や、再突出し監視サイクル処理
ルーチンRT12(図8及び図9)の処理ステップSP
25X、SP37X及びSP55Xにおいて異常か否か
の判定をするためのしきい値が入力される。
【0118】また検査項目として、監視サイクル処理ル
ーチンRT2(図4及び図5)のステップSP26及び
SP56における監視回数や、再突出し監視サイクル処
理ルーチンRT12(図8及び図9)の処理ステップS
P26X、SP75において用いられる監視回数が設定
される。
【0119】さらに、射出成形機本体1が型開モード又
は突出しモードにあるときに正常又は異常条件を模擬す
るために、射出成形機本体1を突出しモード状態に設定
した後必要に応じて固定側型3及び可動側型2間に射出
成形製品を付着させたり取り外したりすることにより、
射出成形機本体1の異常動作状態や正常動作状態を模擬
的に設定することができる。
【0120】またテスト処理ステップSP82において
は、当該模擬的に設定された射出成形機本体1につい
て、通常監視処理ルーチンRT1又は再突出し処理ルー
チンRT11をスタートさせることにより、CPU17
によって各処理ステップを実行させる。
【0121】このとき、射出成形機本体駆動制御装置6
からCPU17に取り込まれるべき監視制御信号S1
は、監視制御信号手動入力部32に設けられた手動スイ
ッチをオペレータが操作することにより、模擬的な手動
監視制御信号S1を入力させる。
【0122】すなわち、テスト処理ステップSP82に
おいて、通常監視処理ルーチンRT1(図2)を実行す
る際に、ステップSP1において、オン状態に遷移した
型開限信号を射出成形機本体駆動制御装置6から到来す
るという条件を、監視制御信号手動入力部32の型開限
信号スイッチを操作することにより、模擬的にCPU1
7に与える。
【0123】かくしてCPU17は、ステップSP1に
おいて、オン状態に遷移した型開限信号が到来したもの
として、ステップSP2、SP3、SP4、SP5の処
理を実行する。
【0124】続いてCPU17がステップSP6におい
て、オン状態に遷移した突出し完了信号を受ける必要が
あるときには、オペレータは監視制御信号手動入力部3
2の突出し完了信号用スイッチを操作することにより、
模擬的にオン状態に遷移した突出し完了信号をCPU1
7に与える。
【0125】かくしてCPU17はステップSP7、S
P8、SP9、SP10及びSP11の処理を実行した
後、監視サイクル処理ルーチンRT2に入る。
【0126】監視サイクル処理ルーチンRT2(図4及
び図5)に入ると、CPU17はステップSP21にお
いて、オン状態に遷移した型開限信号を待ち受ける状態
になるが、このときユーザは監視制御信号手動入力部3
2の型開限信号スイッチを操作することにより、CPU
17に模擬的にオン状態に遷移した型開限信号を与え
る。
【0127】以下同様にして、ステップSP30におい
てオン状態に遷移したリセット信号を待ち受ける状態に
なったとき、ユーザは監視制御信号手動入力部30のリ
セット信号スイッチを操作することにより、模擬的にオ
ン状態に遷移したリセット信号をCPU17に入力す
る。
【0128】以下同様にして、ステップSP33におけ
るリセット信号、ステップSP51における突出し完了
信号、ステップSP41におけるリセット信号、ステッ
プSP43におけるリセット信号が監視制御信号手動入
力部32から入力される。
【0129】同様にして再突出し処理ルーチンRT11
(図7〜図9)について、ステップSP1Xの型開限信
号、ステップSP6Xの突出し完了信号、ステップSP
72の突出し完了信号、ステップSP74における突出
し完了信号、ステップSP21Xにおける型開限信号、
ステップSP30Xにおけるリセット信号、ステップS
P33Xにおけるリセット信号、ステップSP51Xに
おける突出し完了信号、ステップSP41Xにおけるリ
セット信号、ステップSP43Xにおけるリセット信号
が、それぞれユーザが監視制御信号手動入力部32を操
作することにより、入力される。
【0130】かくしてCPU17は、監視制御信号手動
入力部32から到来する信号があたかも射出成形機本体
6から到来したかのように受信して一連の処理動作を続
ける。
【0131】かくして、CPU17は、通常監視処理ル
ーチンRT1のステップSP3及びSP4において1次
監視画像データの入力及び基準データの登録を実行し、
ステップSP7及びSP8において2次監視画像データ
の入力及び登録を実行し、ステップSP11において1
次監視領域データを登録し、ステップSP23及びSP
24において、1次監視検出画像データを入力してその
1次監視処理を実行した後、ステップSP25における
異常の判定処理を実行すると共に、ステップSP27に
おいて異常警告表示をモニタ20上に表示し、ステップ
SP31において当該異常警告を消去した後、ステップ
SP35及びSP36において2次監視検出画像データ
をテレビジョンカメラ11から入力して2次監視処理を
実行した後、ステップSP37における異常判定動作を
すると共に、ステップSP38における異常警告表示を
モニタ20において実行する。
【0132】このようにしてCPU17は、監視制御信
号手動入力部32からの入力信号と、テレビジョンカメ
ラ11から取り込むことができる入力ビデオデータDA
TA1に基づいて射出成形機本体1に手動で設定された
正常又は異常動作状態に応じた処理を自動処理の場合と
同様に実行できることになる。
【0133】CPU17のかかる手動の画像処理は、再
突出し処理ルーチンRT11に(図7〜図9)において
も同様に実行できる。
【0134】かくしてCPU17が、ステップSP82
のテスト処理を実行できることにより、ユーザはステッ
プSP83においてテスト処理結果が良好か否かを確認
でき、不良の場合には再度ステップSP81に戻って設
定処理を実行することによりテスト結果が良好になるよ
うな設定情報を入力することができ、かくしてやがてス
テップSP83において、ステップSP82のテスト処
理結果が良好であると判断できるような条件を射出成形
機監視装置10に設定することができる。
【0135】このとき手動テスト処理ルーチンRT31
の処理がステップSP84において終了する。
【0136】このようにして、手動によりテスト処理を
実行することができることにより、射出成形機監視装置
10を最適な動作条件に設定することができ、かくする
につき、射出成形機本体1を無理に、自動的に射出成形
動作させる必要がないことにより、金型を損傷ないし破
壊するようなおそれを生じさせないようにできる。
【0137】(5)他の実施の形態 (5−1) 上述の実施の形態の場合、1次監視におい
てはステップSP11又はSP11Xによって決まる監
視領域を用いて正常か否かの判断をすると共に、2次監
視においては原則として画面全体の画素を用いるように
したが、これに代え、1次監視及び2次監視共に全部の
画素を用いるようにしたり、1次監視及び2次監視共に
ステップSP11及びSP11Xによって決まる監視領
域内に異常の判定をするようにしたり、1次監視及び2
次監視についてそれぞれ任意の矩形領域を設定して、当
該矩形領域内の画像データを用いて異常の発生の有無判
定するようにしても良い。
【0138】(5−2) 上述の実施の対応において
は、異常が発生したときの異常表示として、当該異常が
発生した画素の輝度を大きくしてテレビジョンカメラか
ら得られるビデオ信号にスーパーインポーズ表示するよ
うにしたが、これに代え、色を変更したり、輝度を暗く
したりするなど種々の表示方法を採用し得る。
【0139】(5−3) 上述の実施の形態において
は、1次監視において、3回の監視動作を繰り返すよう
にしたが、1回で終わるように構成しても上述の場合と
同様の効果を得ることができる。
【0140】また2次監視の回数を3回以外の回数にし
ても良く、また再突出し回数を5回以外の回数に変更し
ても良い。
【0141】(5−4) 上述の実施の形態において
は、手動テスト処理のステップSP81における設定パ
ラメータとして、しきい値を用いるようにした場合につ
いて述べたが、異常の判定基準として異常部分の面積を
用いるようにしても良い。
【0142】(5−5) 上述の実施の形態の場合、異
常の判定をするにつき、異常となった画素数を加算する
ことにより、異常部分の大きさを求めるようにしたが、
その際に比較的小さい面積部分の異常(すなわち1画素
ないし1000画素程度までのノイズ)を除外して、異常判
定の対象とはしないようにしても良く、かくしてノイズ
の影響を判定結果におよぶことがないようにしても良
い。
【0143】
【発明の効果】上述のように本発明によれは、監視動作
開始に得られるビデオ信号を用いて判定基準を演算し、
又は型開動作時及び突出し動作時において画像データの
差がある画像位置データに基づいて異常の有無の判定を
するようにし、又は異常が発生した画像データ部分を見
分けやすい状態に表示させ、又は射出成形機本体を手動
で動作させながら判定がし易くなるような判定条件を設
定するようにしたことにより、簡易な取扱い操作によっ
て、精度が高い異常判定を得ることができるような射出
成形機監視装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による射出成形機監視装置の全体構成を
示すブロック図である。
【図2】通常監視処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図3】図1のフレームメモリ18の構成を示す略線図
である。
【図4】監視サイクル処理手順を示すフローチャートで
ある。
【図5】監視サイクル処理手順を示すフローチャートで
ある。
【図6】図6(A)及び(B)は監視領域の更新処理の
説明に供する略線図である。
【図7】再突出し処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図8】再突出し監視サイクル処理手順を示すフローチ
ャートである。
【図9】再突出し監視サイクル処理手順を示すフローチ
ャートである。
【図10】手動テスト処理手順を示すフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1……射出成形機本体、2……可動側型、3……固定側
型、4……導管、5……ガイド、6……射出成形機本体
駆動制御装置、10……射出成形機監視装置、11……
テレビジョンカメラ、12……画像入力回路、13……
画像処理回路、15……バス、16……プログラムメモ
リ、17……中央処理ユニット(CPU)、18……フ
レームメモリ、19……画像表示回路、20……モニ
タ、21……制御信号入出力部、31……手動操作パネ
ル、32……監視制御信号手動入力部。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】射出成形機本体が型開動作及び突出し動作
    したときの上記射出成形機本体の動作状態を撮像手段に
    よって撮像し、当該撮像手段のビデオ信号に基づいて撮
    像した画像データ部分の明るさの変化に応じて、射出成
    形機本体の異常動作を監視する射出成形機監視装置にお
    いて、 監視動作開始時に得られる上記ビデオ信号を用いて異常
    動作の判定基準を演算する手段を具えることを特徴とす
    る射出成形機監視装置。
  2. 【請求項2】射出成形機本体が型開動作及び突出し動作
    したときの上記射出成形機本体の動作状態を撮像手段に
    よって撮像し、当該撮像手段のビデオ信号に基づいて撮
    像した画像データ部分の明るさの変化に応じて、射出成
    形機本体の異常動作を監視する射出成形機監視装置にお
    いて、 上記型開動作時の第1の画像データと、上記第1の画像
    データに対応する画素位置にある上記突出し動作時の第
    2の画像データとの間に差がある画像位置を表す画像位
    置データを求める手段と、 順次繰り返される射出成形サイクルにおいて、上記画像
    位置データによって表される画像位置にある上記第1及
    び第2の画像データを用いて、異常の有無を判定する手
    段とを具えることを特徴とする射出成形機監視装置。
  3. 【請求項3】射出成形機本体が型開動作及び突出し動作
    したときの上記射出成形機本体の動作状態を撮像手段に
    よって撮像し、当該撮像手段のビデオ信号に基づいて撮
    像した画像データ部分の明るさの変化に応じて、射出成
    形機本体の異常動作を監視する射出成形機監視装置にお
    いて、 上記画像データ部分の異常を判定する手段と、 当該異常と判定された上記画像データ部分を異常表示す
    ることにより他の画像データ部分から見分け易い状態に
    表示させる手段とを具えることを特徴とする射出成形機
    監視装置。
  4. 【請求項4】射出成形機本体が型開動作及び突出し動作
    したときの上記射出成形機本体の動作状態を撮像手段に
    よって撮像し、当該撮像手段のビデオ信号に基づいて撮
    像した画像データ部分の明るさの変化に応じて、射出成
    形機本体の異常動作を監視する射出成形機監視装置にお
    いて、 上記射出成形機本体を手動で動作させながら、上記画像
    データ部分に模擬的な明るさの変化を生じさせる手段
    と、 上記模擬的な明るさの変化が生じた画像データ部分を上
    記ビデオ信号に基づいて判定する手段と、 上記判定がし易くなるように、判定条件を設定する手段
    とを具えることを特徴とする射出成形機監視装置。
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