JP2002066897A - 携帯用電動工具 - Google Patents

携帯用電動工具

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JP2002066897A
JP2002066897A JP2000256007A JP2000256007A JP2002066897A JP 2002066897 A JP2002066897 A JP 2002066897A JP 2000256007 A JP2000256007 A JP 2000256007A JP 2000256007 A JP2000256007 A JP 2000256007A JP 2002066897 A JP2002066897 A JP 2002066897A
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JP
Japan
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grinding
grinding wheel
axis
cup
spindle
Prior art date
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Application number
JP2000256007A
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English (en)
Inventor
Hideki Yamaguchi
英樹 山口
Toru Itakura
徹 板倉
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Makita Corp
Original Assignee
Makita Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のグラインダは、スピンドルに対してハ
ンドル部が直交していたので、例えば平面研削用のカッ
プ形砥石の周縁全周を研削面に押し当てた場合、作業者
は窮屈な姿勢でハンドルを持つことになり、この点で作
業性がよくなかった。本発明では、カップ形砥石を用い
る場合および平板形砥石を用いる場合のいずれであって
も把持しやすく、力を入れやすい携帯用電動工具を提供
する。 【解決手段】 砥石Tを取り付けたスピンドル6の軸線
j6に対してハンドル部2aの軸線jhが105゜程度
の鈍角θを有して傾斜する構成とする。これによれば、
カップ形砥石T1を用いて平面研削加工を行う場合であ
っても、ハンドル部2aが上傾方向に傾斜しているので
把持しやすく、力を入れやすい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばディスク
グラインダ等の携帯用電動工具に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、図4に示すようにスピンドルS
の先端に円形の砥石Tを装着したディスクグラインダG
は、略円筒形状のハウジングHに電動モータMを内蔵
し、該ハウジングHの一部であって電動モータMの周囲
には、作業者が当該ディスクグラインダGを使用する際
に把持するためのハンドル部hを備えた構成となってい
る。また、上記電動モータMの出力回転は、かさ歯車k
1,k2の噛み合いを経てスピンドルSに伝達され、こ
れにより砥石Tを回転させる構成となっている。このよ
うなディスクグラインダGにおいて、従来は砥石Tを装
着したスピンドルSがハンドル部hに対して直角に取り
付けられていた。すなわち、ハンドル部hの軸線jh
(ハウジングの軸線)がスピンドルSの軸線jsに対し
て直交する関係となるよう砥石Tとハンドル部hの位置
関係が設定されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のディ
スクグラインダGには、次のような解決すべき課題があ
った。すなわち、ディスクグラインダGを用いて例えば
金属板Wmを研削加工等する場合には、図5に示すよう
に砥石Tとして通常平板形の砥石T0を装着し、作業者
はディスクグラインダGを金属板Wmに対して斜めに把
持して、平板形砥石T0の先端側の一部だけを金属板W
mに押し付けて研削加工することが多い。すなわち、金
属板Wmの細部を研削加工するため、あるいは金属板W
mの角部を面取り加工するために、ディスクグラインダ
Gを斜めに把持して平板形砥石T0の例えば先端側の一
部だけを押し当てることが行われている。この場合、デ
ィスクグラインダGを研削面fに対して斜めに把持する
ことにより作業者はディスクグラインダGを斜め下方に
向けて押し付けることができる。これによれば、作業者
の押し付け力Fの作用線上に平板形砥石T0とハンドル
部hが位置するので、作業者は当該ディスクグラインダ
Gに対して楽に押し付け力Fを加えることができ(平板
形砥石T0の先端に対してモーメントを作用させる必要
がない)、これにより作業者は楽に研削作業を行うこと
ができる。
【0004】これに対して、ディスクグラインダGを用
いて例えばコンクリートWsの表面の凹凸を除去するた
めの研削加工を行う場合、あるいは石材の表面を滑らか
にするために研削加工を行う場合(平面研削加工)に
は、通常図6に示すように砥石Tとして中央が凹んだ皿
形(カップ形)の砥石T1(以下、カップ形砥石T1と
称して、前記平板形砥石T0と区別する)を装着し、こ
のカップ形砥石T1の周縁全周を研削面fに押し当てて
研削加工を行う。この場合、従来はハンドル部hとスピ
ンドルSが直交しているために作業者はハンドル部hを
研削面fに対して平行に把持する必要があるため、作業
者は当該ディスクグラインダGを窮屈な姿勢で把持しな
ければならなかった。また、作業者の押し付け力Fの作
用線上にハンドル部hが位置しなくなるため、砥石T1
に対してモーメントを加える必要があり、その結果砥石
T1を研削面fに押し付けにくくなり(作業者にとって
砥石T1を押し付けるための力を入れにくい)、この点
で作業性が良くなかった。本発明は、この問題に鑑みな
されたもので、スピンドルに装着する先端工具の向き
(作業形態)に関係なく常に持ち易く、しかも押し付け
力等の力を入れやすい携帯用電動工具を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため、本発明は、前
記各請求項に記載した構成の携帯用電動工具とした。請
求項1記載の携帯用電動工具によれば、例えば先端工具
として平面研削用のカップ形砥石を装着し、このカップ
形砥石の周縁全周を研削面に押し当てたとき(スピンド
ルを研削面に対して直交させたとき、以下同じ)に、ハ
ンドル部が研削面に平行な位置よりも上傾方向(ハウジ
ングの後端側が高くなる方向)へ傾斜しているので、平
板形砥石の先端部を研削面に押し当てた場合と同等の位
置でハンドル部を把持することができ、これにより平面
研削用のカップ形砥石の周縁全周を研削面に押し当てた
状態におけるハンドル部の持ち易さおよび力の入れ易さ
を向上させることができる。
【0006】請求項2記載の携帯用電動工具によれば、
例えば平面研削用のカップ形砥石の周縁全周を研削面に
押し当てたときに、ハンドル部が研削面に平行な位置よ
りも10゜〜30゜の範囲で上傾方向に傾斜する。この
範囲でハンドル部を研削面に平行な位置よりも上傾方向
に傾斜させることにより、例えば平面研削用のカップ形
砥石の周縁全周を研削面に押し当てた状態で用いる場
合、および平板形砥石の先端部だけを研削面に押し当て
るべくハンドル部をさらに上傾方向に傾斜させた場合の
双方において、当該ハンドル部の持ち易さおよび力の入
れ易さを確保することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を図1〜
図3に基づいて説明する。図1は、携帯用電動工具の一
例としてのディスクグラインダ1を示している。図中符
号2は、ハウジングを示している。このハウジング2は
略円筒形状を有しており、その前側ほぼ半分の範囲には
作業者が把持するためのハンドル部2aが形成されてい
る。このハンドル部2aの内周側には電動モータ3が内
蔵されている。電動モータ3の出力軸3aには、小かさ
歯車4が取り付けられている。この小かさ歯車4は、大
かさ歯車5に噛み合わされている。この大かさ歯車5
は、スピンドル6に固定されている。スピンドル6は、
ハウジング2の前部に取り付けたギヤケース7に軸受け
8,9を介して回転可能に支持されている。このスピン
ドル6の先端にカップ形砥石T1が取り付けられてい
る。このカップ形砥石T1は、図示するように中央が凹
んだ皿形(カップ形)を有し、例えばカップダイヤとも
称されるもので、通常その周縁全周を研削面に押し当て
て、例えばコンクリート表面や石材の表面を平面研削す
る場合に用いられる。
【0008】小かさ歯車4と大かさ歯車5の軸角θは約
105゜に設定されている。このため、スピンドル6の
軸線j6と電動モータ3の軸線j3は相互に約105゜
の鈍角を有して配置されている。電動モータ3の軸線j
3とハウジング2のハンドル部2aの軸線jhはほぼ一
致している。また、カップ形砥石T1は、スピンドル6
に直交する状態で取り付けられている。このことから、
図2に示すようにカップ形砥石T1の周縁全周を研削面
fに押し付けると、ハンドル部2aの軸線jh(電動モ
ータ3の軸線j3)は、研削面fに対して平行な位置よ
りも上傾方向に約15゜の角度で傾斜する。以下、ハン
ドル部2aの軸線jhについて、研削面fに対して平行
な軸線に対する上傾方向の傾斜角度を上傾角度θ1とい
う(θ1=θ−90゜)。本実施形態において、この上
傾角度θ1は約15゜に設定されている。
【0009】このように構成したディスクグラインダ1
によれば、カップ形砥石T1の周縁全周を研削面fに押
し付けると、ハンドル部2aが研削面fに平行な位置よ
りも上傾方向(ハウジング2の後端側がより高くなる方
向)に約15゜だけ傾斜した位置に位置されるので、従
来よりもハンドル部2aを把持しやすくなる。また、カ
ップ形砥石T1の周縁全周を研削面fに押し当ててもハ
ンドル部2aが上傾方向に傾斜しているので、作業者は
斜め下方に向けて押し付け力Fを作用させればよく、従
って作業者は従来よりも楽に押し付け力Fを作用させや
すくなる(力を入れやすくなる)。
【0010】さらに、図3に示すように当該グラインダ
1に上記カップ形砥石T1に代えて平板形砥石T0を装
着し、この平板形砥石T0の先端部を研削面fに押し付
けて研削加工する場合にも、ハンドル部2aが上傾方向
に傾斜しているので従来と同様ハンドル部2aを把持し
やすく、また斜め下方に向けて押し付け力Fを作用させ
ることができるので、楽に力を加えることができる。
【0011】以上説明した実施形態には、種々変更を加
えることができる。例えば、上傾角度θ1を15゜に設
定した構成を例示したが、この上傾角度θ1は概ね10
゜〜30°(θ=100゜〜120゜)の範囲で任意に
設定することができる。また、携帯用電動工具としてデ
ィスクグラインダ1を例示したが、例えばアングル形式
の電気ドリルあるいはねじ締め機等のその他の携帯工具
に広く適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す図であり、グラインダ
の内部構造を示す側面図である。本図は、先端工具とし
て平面研削用のカップ形砥石を装着した状態を示してい
る。
【図2】例示した実施形態に係るグラインダを把持した
状態を示す側面図である。本図は、カップ形砥石の周縁
全周を研削面に押し当てた状態を示している。
【図3】例示した実施形態に係るグラインダを把持した
状態を示す側面図である。本図は、平板形砥石の先端部
だけを研削面に押し当てた状態を示している。
【図4】従来のグラインダの側面図である。
【図5】従来のグラインダを把持した状態を示す側面図
である。本図は、平板形砥石の先端部だけを研削面に押
し当てた状態を示している。
【図6】従来のグラインダを把持した状態を示す側面図
である。本図は、カップ形砥石の周縁全周を研削面に押
し当てた状態を示している。
【符号の説明】
1…ディスクグラインダ(携帯用電動工具) 2…ハウジング、2a…ハンドル部 4…小かさ歯車 5…大かさ歯車 6…スピンドル θ…軸角 θ1…上傾角度 F…押し付け力 jh…ハンドル部2aの軸線 j6…スピンドル6の軸線 f…研削面 G…従来のディスクグラインダ T…砥石、T1…カップ形砥石、T0…平板形砥石

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 手で把持するためのハンドル部を有する
    略円筒形状のハウジングに電動モータを内蔵した携帯用
    電動工具であって、 前記電動モータにより回転し、先端工具を取り付けたス
    ピンドルの軸線に対して前記ハンドル部の軸線が鈍角で
    傾斜している構成としたことを特徴とする携帯用電動工
    具。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の携帯用電動工具であっ
    て、スピンドルの軸線に対してハンドル部の軸線が10
    0゜〜120゜の範囲で傾斜している構成とした携帯用
    電動工具。
JP2000256007A 2000-08-25 2000-08-25 携帯用電動工具 Pending JP2002066897A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010269396A (ja) * 2009-05-20 2010-12-02 Hitachi Koki Co Ltd ディスクグラインダ
WO2013018514A1 (ja) * 2011-08-02 2013-02-07 株式会社 マキタ 往復回転式電動工具

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