JP2002066463A - 品質検査装置 - Google Patents

品質検査装置

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JP2002066463A
JP2002066463A JP2000257278A JP2000257278A JP2002066463A JP 2002066463 A JP2002066463 A JP 2002066463A JP 2000257278 A JP2000257278 A JP 2000257278A JP 2000257278 A JP2000257278 A JP 2000257278A JP 2002066463 A JP2002066463 A JP 2002066463A
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conveyor
product
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unit
quality
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JP2000257278A
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English (en)
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Kaname Nishigami
要 西上
Noboru Kobayashi
昇 小林
Yoshiaki Sakagami
能章 坂上
Mitsuharu Uchida
光治 内田
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Ishida Co Ltd
Original Assignee
Ishida Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 下流の商品処理装置でエラー等が発生した場
合における、品質検査装置での商品の再検査に係る手間
や時間を抑える。 【解決手段】 品質検査装置10は、第1縦コンベア2
1、第2縦コンベア22、品質検査部32,41,5
1、滞留検知部、及び制御部を備え、前段コンベア11
から搬送されてくる商品の品質を検査して下流の商品処
理装置に商品を受け渡す。第1縦コンベア21は、前段
コンベア11よりもスピードが遅い。第1縦コンベア2
1の下流に配置される第2縦コンベア22は、第1縦コ
ンベア21よりもスピードが速い。品質検査部32,4
1,51は、第2縦コンベア22により搬送される又は
搬送された商品の品質を検査する。滞留検知部は、品質
検査部32,41,51の下流において、商品の滞留を
検知する。制御部は、滞留検知部の商品の滞留の検知に
基づいて、第1縦コンベア21を停止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、品質検査装置、特
に、前段コンベアから搬送されてくる商品を商品導入部
において受け入れ、商品を搬送させながら商品の品質を
検査した後に、下流の商品処理装置に商品を受け渡す品
質検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】飲料品や食料品などの商品の生産ライン
においては、製造ラインの後段に、商品の品質を検査し
て選別を行うための品質検査装置が配備されることが多
い。検査項目としては、重量検査、印字検査、異物混入
検査、金属混入検査、シール検査などが挙げられる。こ
こで検査に合格した商品は、商品の箱詰めを行う箱詰機
などの下流側の商品処理装置に送られる。一方、検査に
合格しなかった商品は、品質検査装置に含まれる商品振
分部において、ラインの外に振り分けられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような生産ライ
ンにおいては、品質検査装置の下流にある商品処理装置
においてエラーが発生し、商品の流れを一時的に止めて
しまうことがある。この場合には、品質検査装置から商
品処理装置へと商品を送りだしても商品処理装置側がエ
ラー停止等の状態で商品を受け入れることができないた
め、品質検査装置において、以下の(A),(B)どち
らかの対応を行っている。
【0004】(A)商品の搬送を止めずに、品質検査装
置の商品振分部において、商品が下流に流れないように
ライン外に商品を振り分ける。そして、振り分けられた
商品については、商品処理装置の復旧後に、品質検査装
置に入れなおして再度品質検査を行う。
【0005】(B)品質検査装置を停止させて、商品処
理装置へ商品を送り出さないようにするとともに、前段
のコンベアから流れてくる商品を品質検査装置の上流に
貯める。
【0006】従来においては、このような(A),
(B)いずれかの対応を行っているが、どちらの対応で
あっても、既に正常に検査が完了している商品や正常に
検査が完了するはずの商品について、再度はじめから検
査をやり直すことになる。(A)の対応を採った場合に
は、ライン外に振り分けられた商品を再度検査すること
になり、(B)の対応を採った場合には、停止させた品
質検査装置上にある商品を再度はじめから検査すること
になる。
【0007】したがって、作業者は、振り分けられた商
品や停止している品質検査装置上の商品を、品質検査装
置に搬入し直さなければならない。このため、商品処理
装置が復旧しても、ラインが正常に稼働し始めるまでに
時間がかかってしまう。
【0008】本発明の課題は、下流の商品処理装置でエ
ラー等が発生した場合における、品質検査装置での商品
の再検査に係る手間や時間を抑えることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る品質検査
装置は、前段コンベアから搬送されてくる商品を商品導
入部において受け入れ、商品を搬送させながら商品の品
質を検査した後に、下流の商品処理装置に商品を受け渡
す。この品質検査装置は、第1コンベアと、第2コンベ
アと、品質検査部と、滞留検知部と、制御部とを備えて
いる。第1コンベアは、商品導入部に配置されており、
前段コンベアよりもスピードが遅い。第2コンベアは、
第1コンベアの下流に配置されており、第1コンベアよ
りもスピードが速い。品質検査部は、第2コンベアによ
り搬送される又は搬送された商品の品質を検査する。す
なわち、品質検査部は、第2コンベアによって搬送され
ている商品に対して品質検査を行う、又は、第2コンベ
アによって搬送された後に他のコンベアによって搬送さ
れている商品に対して品質検査を行う。滞留検知部は、
品質検査部の下流において、商品の滞留を検知する。制
御部は、滞留検知部の商品の滞留の検知に基づいて、第
1コンベアを停止させる。
【0010】この装置では、前段コンベアから搬送され
てきた商品が、商品導入部の第1コンベアに搬入され
る。この第1コンベアのスピードは前段コンベアよりも
遅く、搬入された商品は前段コンベアでの搬送ピッチよ
りも間隔が詰まる。第1コンベアのスピードの設定によ
り、商品を所定間隔をおいて搬送したり、商品間の隙間
がないような状態で商品を搬送したりすることが可能で
ある。そして、商品は、第1コンベアよりもスピードが
速い第2コンベアによって品質検査部へと送られ、品質
検査を受ける。このときには、第2コンベアのスピード
が第1コンベアよりも速く、商品が比較的広い間隔をあ
けた状態で第2コンベアによって搬送されていくため、
品質検査部での検査ミスといった不具合が抑えられる。
【0011】また、この装置では、下流の商品処理装置
がエラーとなったなどの理由で品質検査部の下流におい
て商品が滞留したときに、滞留検知部がそれを検知す
る。そして、制御部は、滞留検知部による商品の滞留の
検知に基づいて、第1コンベアを停止させる。これによ
り、前段コンベアからの商品の受け入れが為されなくな
り、第1コンベアの上流において商品が貯まる。
【0012】一方、第2コンベアは続けて駆動されてい
るため、第1コンベアの停止時に第2コンベアにより搬
送されていた商品は、商品の滞留が品質検査部にまで及
ばない限り、品質検査部によって正常に品質が検査され
る。但し、第1コンベアが停止しているため、第2コン
ベアには新たな商品は搬送されてこない。
【0013】そして、商品が下流に流れるようになって
正常な運転が可能になると、第1コンベア及びその上流
に貯まっていた商品が第2コンベアによって品質検査部
へと搬送されていく。このときには、第1コンベアの上
流において商品が間隔をあけずに貯まっていると想定さ
れるが、第2コンベアの速度が第1コンベアよりも速い
ため、品質検査部では商品間に隙間が設けられた状態と
なり、検査ミス等の不具合は抑えられる。
【0014】このように、請求項1の品質検査装置で
は、下流の商品処理装置でエラー等が発生して品質検査
部の下流において商品が滞留した場合に、第1コンベア
だけを停止させて第2コンベアの運転及び品質検査を続
けるようにしているため、従来において復旧時に行って
いる商品の再検査に係る手間や時間を抑えることができ
る。
【0015】請求項2に係る品質検査装置は、請求項1
に記載の装置であって、制御部は、滞留検知部が商品の
滞留の解消を検知したことに基づき、第1コンベアを駆
動させる。
【0016】ここでは、商品の滞留が解消されると、そ
れを受けて第1コンベアが駆動を再開する。このよう
に、商品の滞留が解消された後に自動的に運転が再開さ
れるため、装置停止の時間が短くなる。
【0017】請求項3に係る品質検査装置は、請求項1
又は2に記載の装置であって、ストック部をさらに備え
ている。このストック部は、品質検査部と滞留検知部と
の間に配置されており、商品をストックすることができ
る。
【0018】ここでは、ストック部が設けられているた
め、滞留検知部において商品が滞留した後に、第2コン
ベアにより搬送され品質検査を受けた商品が、品質検査
部において滞留してしまう不具合が抑えられる。
【0019】なお、第1コンベアが停止した後に第2コ
ンベアが品質検査部に搬送してくる商品の数量に合わせ
て、ストック部の長さを設定してやれば、品質検査部で
商品が滞留して再検査が必要となる不具合をなくすこと
も可能である。
【0020】請求項4に係る品質検査装置は、請求項1
から3のいずれかに記載の装置であって、第2ストック
部をさらに備えている。第2ストック部は、商品導入部
あるいは商品導入部の前段に配置されており、商品をス
トックすることができる。
【0021】ここでは、第2ストック部が設けられてい
るため、第1コンベアが停止した後にも、所定時間の間
は品質検査装置の前工程の装置を動作させ続けることが
できる。
【0022】請求項5に係る品質検査装置は、請求項1
から4のいずれかに記載の装置であって、第3コンベア
をさらに備えている。第3コンベアは、第2コンベアの
下流に配置されており、第2コンベアよりもスピードが
速い。
【0023】ここでは、第3コンベアを設けているた
め、間隔が詰まった状態で第1コンベアによって搬送さ
れる商品の間隔を、第2コンベア及び第3コンベアによ
って段階的に拡げることができる。
【0024】請求項6に係る品質検査装置は、請求項1
から5のいずれかに記載の装置であって、商品振分部を
さらに備えている。商品振分部は、品質検査部の下流に
配置されており、品質検査部における品質の検査結果に
基づいて商品を振り分ける。
【0025】請求項7に係る品質検査装置は、請求項1
から6のいずれかに記載の装置であって、各コンベア
は、対向する一対のコンベアであり、商品を挟持した状
態で商品を搬送する。
【0026】ここでは、各コンベアは、商品をベルト上
に載せて搬送するのではなく、商品を挟持した状態で搬
送する。したがって、縦横比が大きい商品を立てて搬送
するような場合に、商品搬送の安定性が増す。また、第
1コンベアを停止させる場合にも、商品の姿勢を保持す
ることが容易である。
【0027】請求項8に係る品質検査装置は、請求項7
に記載の装置であって、各コンベアは、クッション材を
含むベルトを有している。このベルトのクッション材に
は、表面に凹凸が形成されないようなウレタンコーティ
ングが施されている。
【0028】ここでは、ベルトがクッション材を含んで
いるため、商品を挟持するときの各コンベアの商品保持
力が高い。さらに、クッション材の表面にウレタンコー
ティングが施されているため、クッション材の表面に水
分が付着してもクッション材が殆ど収縮せず、各コンベ
アの商品保持力が維持される。
【0029】また、表面に凹凸が形成されないようにク
ッション材の表面にウレタンコーティングが施されてい
るため、清掃がし易く、飲食品等の商品を扱うときに特
に問題となる雑菌等の繁殖が抑えられる。
【0030】
【発明の実施の形態】<構成>本発明の一実施形態に係
る品質検査装置の平面図を図1及び図2に、図1の部分
に対応する側面図を図3に示す。品質検査装置10は、
前段コンベア11から商品導入部12に搬送されてきた
商品Pを、搬送させながら品質検査等の処理を施して、
下流の商品処理装置99に商品を受け渡すものである。
【0031】この品質検査装置10は、主として、商品
導入部12と、印字部31と、品質検査部(印字チェッ
ク部32、金属検知部41、計量部51)と、振分部6
1と、ストック部71と、滞留検知部85と、制御部8
1(図5参照)とから構成されている。
【0032】ここでは、扱う商品Pが紙パックに詰めら
れた飲料水であり、それに適応したコンベア構成等が採
用されている。なお、各図面においては、理解を容易に
するために、商品Pの大きさを実際よりも大きく図示し
ている。
【0033】(商品導入部)商品導入部12は、平ベル
ト式の前段コンベア11から商品Pを受け入れ、印字部
31及び印字チェック部32にある印字用コンベア13
へと商品Pを受け渡す。この商品導入部12は、第1縦
コンベア21と、乗継板13aとを有している。
【0034】第1縦コンベア21は、モータ、減速機
構、ローラ、ベルト25(図4参照)などから構成され
るもので、平行に対向する左右一対のコンベアである。
両コンベア21,21の商品Pに接触する搬送面は、鉛
直となっており、商品Pの両側面に接触して商品Pを挟
持した状態で保持する(図6参照)。また、両コンベア
21,21の間隔は、商品Pの幅寸法よりも若干小さな
間隔に調整される。なお、ベルト25の詳細については
後述する。
【0035】乗継板13aは、図3に示すように、前段
コンベア11と印字用コンベア13との隙間を埋めるた
めに設けられている。第1縦コンベア21に挟持された
商品Pは、図3に示すように、乗継板13a上を滑りな
がら前段コンベア11から印字用コンベア13へと載り
移る。
【0036】(印字部,印字チェック部)印字部31で
は、印字用コンベア13及び第2縦コンベア22により
搬送されている商品Pに対して、印字処理を施す。ま
た、印字チェック部32では、印字処理が施された商品
Pに対して、カメラ映像を利用して印字のチェックを行
う。
【0037】この印字部31及び印字チェック部32に
は、搬送面が水平である印字用コンベア13と、搬送面
が鉛直である左右一対の第2縦コンベア22とが設けら
れている。第2縦コンベア22は、第1縦コンベア21
よりも長いが、その構成は第1縦コンベア21と同様で
ある。なお、第2縦コンベア22の搬送速度は第1縦コ
ンベア21よりも速い速度に設定されるが、これについ
ては後に詳述する。
【0038】(金属検知部)金属検知部41では、商品
Pに金属製の異物が混入していないかを検査する。この
金属検知部41には、搬送面が鉛直である左右一対の第
3縦コンベア23と、搬送面が水平である金属検知用コ
ンベア14とによって、印字用コンベア13及び第2縦
コンベア22を出た商品Pが搬送されてくる。第3縦コ
ンベア23は、第1縦コンベア21よりも短いが、その
構成は第1縦コンベア21と同様である。なお、第3縦
コンベア23の搬送速度は第2縦コンベア22よりもさ
らに速い速度に設定されるが、これについては後に詳述
する。
【0039】(計量部)計量部51は、計量コンベア1
5及び計量機構52を有しており、計量コンベア15に
より搬送される商品Pの重量を測定する。計量コンベア
15は、搬送面が水平であり、金属検知用コンベア14
の下流に配置されている。
【0040】(振分部)振分部61は、計量コンベア1
5の下流に配置される振分コンベア16と、エアーシリ
ンダ62とを有している。エアーシリンダ62は、振分
コンベア16上の商品Pを、コンベア搬送方向と直交す
る方向に押し出してライン外に排除する機能を持つ。こ
のエアーシリンダ62は、後述する制御部81からの指
令に基づき、商品Pを、コンベア搬送方向下流側(非作
動)とライン外(作動)とに振り分ける。
【0041】(ストック部)振分部61の振分コンベア
16を出た商品Pは、乗継板17a及び第4縦コンベア
24を介して、ストック用コンベア17に載り移る。乗
継板17a及び第4縦コンベア24の構成は、上述の乗
継板13a及び第1縦コンベア21と同様である。
【0042】ストック部71は、ストック用コンベア1
7の上方に確保された所定長さの空間であり、所定個数
の商品Pをストックすることができる(図11参照)。 (滞留検知部)滞留検知部85は、ストック部71の下
流に配置されており、ストック用コンベア17上で商品
Pが滞留しているか否かを検知して、後述する制御部8
1に検知結果を送る。この滞留検知部85は、ストック
用コンベア17を挟んで左右両側に設けられる一対の光
センサであり、投光器85a及び受光器85bを有して
いる。制御部81は、所定時間以上光センサが遮光状態
を続けると、商品Pが滞留していると判断する。また、
光センサが投光状態になると、商品Pの滞留が解消され
たと判断する。
【0043】(制御部)制御部81は、図5に示すよう
に、印字チェック部32,金属検知部41,計量部51
からの品質検知結果を受け、振分部61のエアーシリン
ダ62に振り分けの指示を与える。また、前工程の装置
から商品Pを搬送してくる前段コンベア11、箱詰め装
置などの商品処理装置99、滞留検知部85からの信号
を受け、各コンベア13〜17,21〜24の作動を調
整する。
【0044】この制御部81では、縦長の紙パック入り
飲料水である商品Pを立てた状態で搬送するにあたり、
商品Pが倒れて搬送や品質検査等に支障を来すことのな
いように、各コンベア13〜17,21〜24の速度を
以下のように設定している。
【0045】(各コンベアの搬送速度)第1縦コンベア
21の搬送速度は、前段コンベア11の搬送速度11〜
17m/分よりも遅く、約7m/分に設定する。
【0046】印字用コンベア13及び第2縦コンベア2
2の搬送速度は、第1縦コンベア21の搬送速度よりも
速く、13〜15m/分に設定する。この速度の最大値
は、印字部31の印字スピードによって制限される。
【0047】第3縦コンベア23、金属検知用コンベア
14、計量コンベア15、及び振分コンベア16の搬送
速度は、概ね同じ速度に設定する。具体的には、印字用
コンベア13及び第2縦コンベア22の搬送速度よりも
速い、約26m/分に設定する。
【0048】第4縦コンベア24及びストック用コンベ
ア17の搬送速度は、後段の商品処理装置99に合わせ
て設定する。ここでは、第4縦コンベア24及びストッ
ク用コンベア17の搬送速度を、第3縦コンベア23、
金属検知用コンベア14、計量コンベア15、及び振分
コンベア16の搬送速度と同じとしている。
【0049】(縦コンベアのベルト)第1〜第4縦コン
ベア21〜24のベルト25は、図4に示すように、タ
イミングベルト26と、スポンジ(クッション材)27
と、ウレタンコーティング層28とから構成されてい
る。
【0050】スポンジ27は、独立発泡のスポンジであ
り、吸水し難いものが採用されている。ウレタンコーテ
ィング層28は、スポンジ27の表面に軟質ウレタンを
コーティングすることにより、あるいはウレタンシート
を貼付することにより形成される。このウレタンコーテ
ィング層28は、直接商品Pに接触するが、摩擦係数が
スポンジ27よりも高く、縦コンベア21〜24の商品
Pのグリップ力を向上させる。
【0051】また、このウレタンコーティング層28
は、表面に凹凸が形成されていない。 <動作> (通常の品質検査の動作)前段コンベア11によって品
質検査装置10へと商品Pが運ばれてくると、商品P
は、まず第1縦コンベア21に挟持されて搬送される。
この第1縦コンベア21の搬送速度が前段コンベア11
の搬送速度よりも遅いため、第1縦コンベア21により
搬送される商品Pの間隔は殆どなくなる(図6参照)。
【0052】次に、商品Pは、第1縦コンベア21から
印字用コンベア13及び第2縦コンベア22に載り移
る。印字用コンベア13及び第2縦コンベア22の搬送
速度が第1縦コンベア21の搬送速度よりも速いため、
商品Pは、印字用コンベア13及び第2縦コンベア22
によって間隔が拡がった状態で搬送されていく(図6参
照)。そして、印字用コンベア13及び第2縦コンベア
22で搬送されている間に、商品Pは、印字部31での
印字処理及び印字チェック部32での印字チェック処理
を受ける。
【0053】次に、商品Pは、印字用コンベア13及び
第2縦コンベア22から、第3縦コンベア23を介し
て、金属検知用コンベア14に載り移る。第3縦コンベ
ア23及び金属検知用コンベア14の搬送速度が印字用
コンベア13及び第2縦コンベア22の搬送速度よりも
速いため、商品Pは、第3縦コンベア23及び金属検知
用コンベア14によって間隔がさらに拡がった状態で搬
送されていく(図6参照)。そして、金属検知用コンベ
ア14で搬送されている間に、商品Pは、金属検知部4
1での品質検査を受ける。
【0054】金属検知用コンベア14を出た商品Pは、
計量コンベア15に載り移り、計量部51による重量チ
ェックを受ける。次に、商品Pは、計量コンベア15か
ら振分コンベア16に載り移る。ここでは、商品Pは、
制御部81からの指令によって制御されるエアーシリン
ダ62による振分処理を受ける。制御部81は、印字チ
ェック部32、金属検知部41、及び計量部51から受
けた品質検査の結果を判断して、品質に異常がある商品
Pをライン外に排出し、品質に問題がない商品Pを下流
に流す。具体的には、品質に異常がある場合には、エア
ーシリンダ62を作動させて、商品Pを振分コンベア1
6の側方に押し落とし、品質に問題がない場合には、商
品Pをそのまま振分コンベア16により下流に流す。
【0055】品質に問題がない商品Pは、振分コンベア
16を出た後、第4縦コンベア24を介して、ストック
用コンベア17に載り移る。そして、ストック用コンベ
ア17で搬送されていく商品Pは、図7に示すように滞
留検知部85を通過して、商品処理装置99へと入って
いく。
【0056】(商品滞留部において商品が滞留した場合
の動作)商品処理装置99がエラーとなり、商品処理装
置99が商品Pを受け入れなくなると、商品Pが商品処
理装置99の上流側で溜まり始める。そして、図8に示
すように、滞留検知部85の光センサの投光器85aと
受光器85bとの間にまで商品Pの滞留が及ぶようにな
ると、光センサは遮光状態のままとなる。この遮光状態
が所定時間続くと、制御部81は、商品滞留エラーを認
識して、商品導入部12の第1縦コンベア21の駆動を
停止させる。
【0057】すると、図9に示すように、停止した第1
縦コンベア21の下流側において、すなわち第1縦コン
ベア21から前段コンベア11にかけて、商品Pが溜ま
っていく。一方、第1縦コンベア21は停止しても、そ
の他は駆動しているため、印字部31以降、印字チェッ
ク部32、金属検知部41、計量部51、振分部61は
正常に商品Pに対して処理を施していく。
【0058】しかし、第1縦コンベア21から先には新
しい商品Pは供給されないため、図10及び図11に示
すように、第1縦コンベア21の停止時に各部31,3
2,41,51,61にあった商品Pは、正常に処理を
受けた後に、ストック部71にストックされていく。
【0059】(商品滞留部における商品の滞留が解消さ
れた後の動作)商品処理装置99が復旧し、商品Pが流
れ始めると、ストック部71にストックされていた商品
Pがなくなっていく。そして、商品滞留エラー中にスト
ックされていた商品Pの全てが滞留検知部85の光セン
サを通過すると、光センサは投光状態となる。
【0060】制御部81は、光センサが投光状態になっ
たことを受けて、滞留検知部85における商品の滞留が
解消されたと判断し、商品滞留エラーを解除して第1縦
コンベア21の駆動を再開する。
【0061】すると、自動的に第1縦コンベア21及び
その上流に貯まっていた商品Pが下流側に流れ出し、印
字部31以降の各部において正常な処理を受け始める。 <特徴> (1)本実施形態の品質検査装置10では、前段コンベ
ア11から搬送されてきた商品Pが、商品導入部12の
第1縦コンベア21に搬入される。この第1縦コンベア
21の搬送速度は前段コンベア11よりも遅く、搬入さ
れた商品Pは、前段コンベア11での搬送ピッチよりも
間隔が詰まる。そして、商品Pは、第1縦コンベア21
よりも搬送速度が速い第2縦コンベア22等によって品
質検査部32,41,51へと送られ、各種の品質検査
を受ける。このときには、第2縦コンベア22の搬送速
度が第1縦コンベア21よりも速く、商品Pが比較的広
い間隔をあけた状態で第2縦コンベア22等によって搬
送されていくため、品質検査部32,41,51での検
査ミスといった不具合が抑えられる。
【0062】また、第2縦コンベア22よりもさらに搬
送速度が速い第3縦コンベア23を設けているため、品
質検査部41,51には、商品Pがさらに広い間隔をあ
けた状態で搬送されていくことになる。すなわち、ここ
では、間隔が詰まった状態で第1縦コンベア21によっ
て搬送される商品Pの間隔を、第2縦コンベア22及び
第3縦コンベア23によって、段階的に拡げている。
【0063】(2)また、品質検査装置10では、下流
の商品処理装置99がエラーになって品質検査部32,
41,51及び振分部61の下流において商品Pが滞留
したときに、滞留検知部85がそれを検知する。そし
て、制御部81は、滞留検知部85による商品Pの滞留
の検知に基づいて、第1縦コンベア21を停止させる。
これにより、前段コンベア11からの商品Pの受け入れ
が為されなくなり、第1縦コンベア21の上流において
商品が貯まる。
【0064】一方、第2縦コンベア22等の他のコンベ
ア及び品質検査部32,41,51等は続けて作動して
いるため、第1縦コンベア21の停止時に第2縦コンベ
ア22等により搬送されていた商品Pは、各部において
正常な処理が為される。
【0065】このように、下流の商品処理装置99でエ
ラーが発生して品質検査部32,41,51及び振分部
61の下流において商品が滞留した場合において、第1
縦コンベア21だけを停止させて第2縦コンベア22の
運転及び品質検査等の処理を続けるようにしているた
め、従来において復旧時に行っている商品Pの再検査に
係る手間や時間を抑えることができる。すなわち、手作
業で商品Pを前段コンベア11の載せ直したり、エアー
シリンダ62によりライン外に振り分けられた商品Pを
前段コンベア11に載せ直したりする手間や時間が抑え
られ、品質検査装置10を含む生産ラインの復旧が速や
かに行われるようになる。
【0066】(3)本実施形態の品質検査装置10で
は、品質検査部32,41,51及び振分部61と滞留
検知部85との間にストック部71が設けられている。
このため、滞留検知部85において商品Pが滞留した後
に、第2縦コンベア22等の第1縦コンベア21以外の
コンベアにより搬送され品質検査等の処理を正常に受け
た商品Pが、品質検査部32,41,51や振分部61
において滞留することなく、ストック部71に貯まって
いくことになる。
【0067】なお、ストック部71の長さは、第1縦コ
ンベア21が停止した後に他のコンベアが搬送してくる
商品Pの数量に合わせて設定されている。 (4)品質検査装置10では、各縦コンベア21〜24
のベルト25がスポンジ27を含んでいる。このため、
ベルト25は、クッション作用を備え、商品Pを挟持す
るときに商品Pにフィットし易い。したがって、各縦コ
ンベア21〜24は、高い商品保持力を有する。さら
に、スポンジ27の表面にはウレタンコーティング層2
8が形成されているため、スポンジ27の表面に水分が
付着してもスポンジ27が殆ど収縮せず、各縦コンベア
21〜24の商品保持力が維持される。
【0068】また、スポンジ27の表面のウレタンコー
ティング層28には凹凸が存在していないため、清掃が
行いやすく、雑菌等の繁殖が抑えられる。 (5)品質検査装置10では、各縦コンベア21〜24
は、商品Pを左右から挟持した状態で搬送する。したが
って、縦長の商品Pを立てて搬送する場合においても、
商品搬送の安定性が高い。また、商品滞留エラーとなっ
て第1縦コンベア21を停止させる場合にも、商品Pの
姿勢を保持することができる。
【0069】
【発明の効果】本発明では、下流の商品処理装置でエラ
ー等が発生し品質検査部の下流において商品が滞留した
場合に、第1コンベアだけを停止させて第2コンベアの
運転及び品質検査を続行させるように制御するため、従
来において復旧時に行っている商品の再検査に係る手間
や時間を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る品質検査装置の上流
側の平面図。
【図2】品質検査装置の下流側の平面図。
【図3】品質検査装置の上流側の側面図。
【図4】縦コンベアのベルトの斜視図。
【図5】制御ブロック図。
【図6】商品の搬送状態を示す品質検査装置の上流側の
平面図。
【図7】商品の搬送状態を示す品質検査装置の下流側の
平面図。
【図8】商品の滞留状態を示す品質検査装置の下流側の
平面図。
【図9】商品滞留エラー時の商品の搬送状態を示す品質
検査装置の上流側の平面図。
【図10】商品滞留エラー時の商品の搬送状態を示す品
質検査装置の上流側の平面図。
【図11】商品滞留エラー時の商品の搬送状態を示す品
質検査装置の下流側の平面図。
【符号の説明】
10 品質検査装置 11 前段コンベア(第2ストック部) 12 商品導入部(第2ストック部) 21 第1縦コンベア(第1コンベア) 22 第2縦コンベア(第2コンベア) 23 第3縦コンベア(第3コンベア) 25 ベルト 27 スポンジ(クッション材) 28 ウレタンコーティング層 32 印字チェック部(品質検査部) 41 金属検知部(品質検査部) 51 計量部(品質検査部) 61 振分部 71 ストック部 81 制御部 85 滞留検知部 99 商品処理装置 P 商品
フロントページの続き (72)発明者 坂上 能章 滋賀県栗太郡栗東町下鈎959番地の1 株 式会社イシダ滋賀事業所内 (72)発明者 内田 光治 滋賀県栗太郡栗東町下鈎959番地の1 株 式会社イシダ滋賀事業所内 Fターム(参考) 3F027 AA02 CA01 DA04 FA12 3F079 AD11 CA29 CA44 CB09 CB12 CC04 DA12 EA01 EA14 3F081 AA18 BD11 CC08 DA02 DA11 DA14 EA09 EA18 FA01 FB06

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】前段コンベアから搬送されてくる商品を商
    品導入部において受け入れ、商品を搬送させながら商品
    の品質を検査した後に、下流の商品処理装置に商品を受
    け渡す品質検査装置であって、 前記商品導入部に配置される、前段コンベアよりもスピ
    ードが遅い第1コンベアと、 前記第1コンベアの下流に配置される、前記第1コンベ
    アよりもスピードが速い第2コンベアと、 前記第2コンベアにより搬送される又は搬送された商品
    の品質を検査する品質検査部と、 前記品質検査部の下流において商品の滞留を検知する滞
    留検知部と、 前記滞留検知部の商品の滞留の検知に基づいて、前記第
    1コンベアを停止させる制御部と、を備えた品質検査装
    置。
  2. 【請求項2】前記制御部は、前記滞留検知部が商品の滞
    留の解消を検知したことに基づき、前記第1コンベアを
    駆動させる、請求項1に記載の品質検査装置。
  3. 【請求項3】前記品質検査部と前記滞留検知部との間に
    配置され、商品をストックし得るストック部をさらに備
    えた、請求項1又は2に記載の品質検査装置。
  4. 【請求項4】前記商品導入部あるいは前記商品導入部の
    前段に配置され、商品をストックし得る第2ストック部
    をさらに備えた、請求項1から3のいずれかに記載の品
    質検査装置。
  5. 【請求項5】前記第2コンベアの下流に配置される、前
    記第2コンベアよりもスピードが速い第3コンベアをさ
    らに備えた、請求項1から4のいずれかに記載の品質検
    査装置。
  6. 【請求項6】前記品質検査部の下流に配置され、前記品
    質検査部における品質の検査結果に基づき商品を振り分
    ける商品振分部をさらに備えた、請求項1から5のいず
    れかに記載の品質検査装置。
  7. 【請求項7】前記各コンベアは、対向する一対のコンベ
    アであり、商品を挟持した状態で商品を搬送する、請求
    項1から6のいずれかに記載の品質検査装置。
  8. 【請求項8】前記各コンベアは、表面に凹凸が形成され
    ないようなウレタンコーティングが施されているクッシ
    ョン材を含むベルトを有している、請求項7に記載の品
    質検査装置。
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