JP2002066114A - ボーダライン算出方法及びボーダライン算出システム - Google Patents

ボーダライン算出方法及びボーダライン算出システム

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JP2002066114A JP2000319090A JP2000319090A JP2002066114A JP 2002066114 A JP2002066114 A JP 2002066114A JP 2000319090 A JP2000319090 A JP 2000319090A JP 2000319090 A JP2000319090 A JP 2000319090A JP 2002066114 A JP2002066114 A JP 2002066114A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パチンコ機における収支の勝敗の目安となる
ボーダラインをパチンコ遊技者の遊技スタイルとパチン
コ店の営業形態を考慮して提供する。 【解決手段】 パチンコ遊技者の遊技スタイルとパチン
コ店の営業形態とをパラメータとする仮想パチンコ機に
よって遊技者の遊技をシミュレーションし、この結果を
用いてボーダラインを算出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ遊技の収
支の目安となるボーダラインの算出方法および算出シス
テムに関し、特に、遊技者の遊技スタイルをパラメータ
として考慮することにより遊技者個人のボーダラインを
算出する、ボーダライン算出方法およびシステムの改良
に関する。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機の正面中央部に設けられて機
械式あるいは表示器によって構成され、回転する絵柄部
(デジタル)が揃うと大当たりとなるデジタルパチンコ
機(デジパチ)がパチンコ機の主流となっている。この
パチンコ機の遊技において、遊技者がゲームの収支を判
断するための目安の一つとして、「ボーダライン」が用
いられる。ボーダーラインは、1000円分の玉を使い
きったときに、デジタルを何回転させることができれば
収支(投資金額と出玉の額(換金)との差)をゼロにす
ることができるかを示す数値である。いわゆるパチンコ
必勝法といわれるものの一つが、このボーダーラインを
上回るパチンコ台を見抜き、この台を長時間打ち込むと
いうものである。
【0003】そこで、遊技者はボーダラインを知るため
に、パチンコ専門雑誌に掲載されている各種パチンコ機
のボーダーラインの推定値を参照したり、インターネッ
トのパチンコ関連のホームページに掲載されている一定
の計算式にデータを入力して計算させたり、ボーダライ
ン算出用の計算ソフトを入手して自ら算出する。
【0004】例えば、パチンコ専門雑誌には、パチンコ
遊技台の機種毎の大当たり確率や出玉率などの仕様と、
パチンコ店の営業形態である交換率や交換方法などのサ
ンプル値を基に、編集社が計算したボーダラインを掲載
している。また、インターネットのホームページ上に掲
載されているボーダーライン計算ソフトでは、入力され
た遊技台の機種に対応して、玉交換率毎や営業形態毎の
ボーダラインを算出することができる。遊技者はそれら
の値を参考にしてパチンコ店に赴き、収支に見合うと予
想する遊技台を探して遊技する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、パチン
コ店の営業形態は多種多様で、全ての営業形態に応じて
ボーダラインを計算することは困難である。また、遊技
するパチンコ店の営業形態をパラメータとしてボーダラ
インを算出できる計算ソフトのなかには遊技経過時間に
対するパチンコ採算計算をも可能にしたものもあるが、
遊技者の遊技スタイル、例えば、上限投資額、遊技時
間、1回の大当たりで玉交換するか最後まで交換しない
か、持ち玉、貯玉等はどうかといった遊技者個人の特性
(遊技パラメータ)までは十分に考慮されていない。遊
技者の遊技特性はまちまちなので、個々の遊技者の遊技
特性に合ったボーダーラインを得ることは難しい。
【0006】このため、これまで用いられていた雑誌等
により求められるボーダラインの信頼性は、遊技者個人
のボーダラインとしては低かった。更に、雑誌等は一般
的に月に1〜2回程度の発売なので、最新機種のボーダ
ラインが発表されるまでのタイムラグが大きく適切なボ
ーダライン情報の入手も困難であった。また、インター
ネット上で公開されているボーダーライン計算ソフトに
より事前にボーダラインを計算して遊技に赴く場合には
上記のタイムラグは解消されるものの、遊技者の遊技ス
タイルが考慮されたボーダラインが得られない不都合は
解消されない。
【0007】よって、本発明は、パチンコ遊技者個々の
遊技スタイルとパチンコ店の営業形態を考慮した上で、
遊技者に正確でかつ適切なボーダラインを提供すること
を目的とする。
【0008】また、本発明は、パチンコ遊技者の遊技ス
タイルやパチンコ店の営業形態に関するデータを収集
し、データベース化することが可能なボーダライン算出
システムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明のボーダライン算出方法は、遊技者の遊技経過時
間毎の玉交換条件と、パチンコ遊技台毎の機械仕様デー
タと、をパラメータとして入力し、上記パラメータに基
づいて仮想パチンコ機で出玉のシミュレーションを行
い、パチンコ遊技の収支の目安となるボーダラインを算
出すること、を特徴とする。
【0010】また、本発明のボーダライン算出方法は、
遊技者の遊技経過時間毎の玉交換条件と、パチンコ遊技
台毎の機械仕様データと、パチンコ店の営業形態と、を
パラメータとして入力し、上記パラメータに基づいて仮
想パチンコ機で出玉のシミュレーションを行い、パチン
コ遊技の収支の目安となるボーダラインを算出するこ
と、を特徴とする。
【0011】また、本発明のボーダライン算出システム
は、パチンコ遊技の収支の目安となるボーダラインの計
算を実行可能なプログラムを格納したネットワークサー
バ装置と、上記サーバ装置と接続されてパチンコ遊技機
の機械仕様を保持する機械仕様保持手段と、上記サーバ
装置と接続されてパチンコ店の営業形態及び顧客の遊技
スタイルのデータを保持するパラメータ保持手段と、上
記サーバ装置にネットワークを介してアクセスし、パチ
ンコ遊技のシミュレーションに必要なパラメータを入力
するための端末装置と、を備え、上記サーバ装置は、上
記端末装置から入力された、パチンコ遊技者の遊技経過
時間毎の玉交換条件と、パチンコ店の営業形態と、につ
いてのデータを収集し、これを上記パラメータ保持手段
内にデータベース化すること、を特徴とする。
【0012】また、本発明のボーダライン算出方法は、
パチンコ遊技者の遊技スタイルに合わせて予め定められ
たシミュレーション用パラメータを遊技者自身が入力
し、出玉のシミュレーションを行ってボーダラインを算
出することができることを特徴とする。
【0013】かかる構成とすることにより、遊技者毎に
異なる遊技スタイルに適切に対応した正確なボーダライ
ンを算出することができる。
【0014】また、本発明のボーダライン算出方法は、
パチンコ遊技者の遊技スタイルとパチンコ店の営業形態
とに合わせて予め定められたシミュレーション用パラメ
ータを遊技者自身が入力し、出玉のシミュレーションを
行いボーダラインを算出することができることを特徴と
する。
【0015】かかる構成とすることにより、遊技者毎に
異なる遊技スタイルと遊技者が遊技するパチンコ店の営
業形態の双方を考慮した、より正確かつ適切なボーダラ
インを算出することができる。
【0016】また、本発明のボーダライン算出システム
は、パチンコ遊技者の遊技スタイルやパチンコ店の営業
形態に関するデータを収集し、データベース化すること
が可能となることを特徴とする。
【0017】かかる構成とすることにより、データベー
ス化されたパチンコ店の営業形態や遊技者の遊技スタイ
ルの情報をインターネットにより容易に入手することが
可能となる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0019】図1は、パチンコのボーダーライン計算を
行う情報処理システムの概略構成を示しており、電話回
線、インターネットなどのネットワーク(通信網)を介
して構成される。遊技者はインターネットに接続サービ
スプロバイダ、CATV、ローカルエリアネットワーク
(図示せず)を介してあるいは直接にネットワーク端末
装置20を接続する。端末装置20は、例えば、パソコ
ンや携帯端末、PHSを含む携帯電話等が該当する。こ
の端末装置20に接続された入出力装置10の画面およ
びキーボード(あるいは文字などのコードを入力できる
もの)を使用して遊技者は、後述する、遊技者の遊技ス
タイルの情報である遊技パラメータ、パチンコ店(パー
ラー)の営業形態の情報、等を入力する。入力されたデ
ータは端末装置20によって、インターネットに接続さ
れたネットワーク装置であるサーバ装置30に送られ
る。サーバ装置30はコンピュータシステムによって構
成される、サーバ装置30には、プログラムによって構
成される仮想パチンコ機械、ボーダーライン計算手段等
の情報処理手段40が構成される。仮想パチンコ機械は
コンピュータ上に構成されたパチンコ機であり、各種パ
ラメータを設定することによって遊技の結果をシュミレ
ーションすることができる。ボーダーライン計算手段
は、仮想パチンコ機の結果を利用してボーダーライン計
算を行う。また、サーバ装置30には、データベース5
0および60が接続されている。なお、図示しないがサ
ーバ装置は、インターネットを介して端末装置20と交
信するための接続手段等を備えている。データベース5
0は各種パチンコ機の機械仕様のデータを備える。それ
により、遊技者によって入力されたあるいは画面で選択
された、特定機種のパチンコ機械の動作や遊技状態をシ
ュミレーションすることが可能となっている。ボーダー
ラインの計算結果は、サーバ装置30から端末装置20
に送られ、入出力装置10の画面に表示される。データ
ベース60は、パチンコ店の営業形態、遊技者の遊技ス
タイルなどを記憶する。これには、遊技者によって入力
されたデータを含め、蓄積することができる。
【0020】次に、サーバ装置で行われるボーダライン
算出処理について図2のフローチャートを参照して説明
する。
【0021】本願発明のボーダライン算出においては、
遊技者の遊技スタイルに合わせて仮想パチンコ機械で出
玉等の状況をシュミレーションする。このため、遊技者
の遊技スタイルに関するデータ(遊技パラメータ)が参
照される。また、遊技スタイルを考慮した平均客滞率を
算出し、パチンコ店の営業形態であるホールデータの入
力結果を基に遊技するパチンコ機種毎のデータ、上記平
均客滞率に施す補正を考慮して更にボーダラインを算出
し表示する。
【0022】まず、端末装置20がサーバ装置にアクセ
スすると、入出力装置の画面に図6(a)に示すような
シミュレーションソフトのTOP画面(メニュー)が表
示される。本システムでは、遊技者は自己の遊技データ
をデータベース60に登録することができる。遊技者は
自己のID、パスワード等を入力することによって登録
済みの遊技者パラメータを画面に表示させることができ
る。また、未入力である場合には、遊技者パラメータの
入力に移行する(S201)。前述したように、TOP
画面では、既に登録されている遊技スタイルや登録ホー
ルに関するデータと伴に、ボーダラインの算出、遊技ス
タイルの登録・変更、及びホールの登録・データ変更と
いった所定の入力の選択が可能となる。
【0023】TOP画面(図6(a))において、遊技
スタイルの登録又は変更の必要がある場合には、遊技者
のキーボード操作等によって遊技スタイルの登録・変更
メニューが選択され、サーバ装置30に送られる。サー
バ装置30がこれを判別すると、遊技スタイルの入力処
理に移行する(S201;Yes)。
【0024】図3は、遊技スタイルの入力処理を説明す
るフローチャートである。この処理では、サーバ装置3
0から端末装置20の画面に、図7及び図8に示すよう
な、遊技スタイル入力画面(ページ)が提示される。遊
技者は、自己の遊技スタイルを画面の指示(問い合わせ)
に従って入力する。これにより、遊技者パラメータが取
得され、シミュレーション(仮想パチンコ機械)のパラ
メータとして使用(設定)される(S30)。
【0025】すなわち、遊技者は、図7(a)に示すよ
うな標準的な資金の問い合わせに応じて遊技資金の額を
入力する(S301)。次に、図7(b)乃至図7
(d)に示すように、遊技者に無制限営業のホールで打
つ場合の遊技経過時間、1時間、2時間、3時間毎の玉
交換条件の設問が提示される。図8(a)に示す無制限
営業のホールで打つ場合に一箱でも交換しても良いと思
う遊技経過時間の問い合わせがなされる。更に、図8
(b)に示すように、遊技者の遊技に対する粘り具合等
の設問がなされる(S302)。これらの設問に遊技者
が順次答えると入力データは遊技者パラメータとして端
末装置20からサーバ装置30に転送される。遊技者パ
ラメータはサーバ装置30に交換条件として設定され遊
技スタイルの入力が完了する(S303)。上記遊技ス
タイル(遊技パラメータ)の入力後、平均客滞率算出の
ためのシミュレーションプログラム(S40)へ移行す
る。
【0026】図4は、同シミュレーションを説明するフ
ローチャートである。このシミュレーションプログラム
における平均客滞率の算出は、無制限営業店で登録した
遊技スタイルで標準的なCRデジタルパチンコ機で遊技
した場合の客滞率予測値(K1)を求め、標準パチンコ
機の機械データを基に、パチンコ機の動作をシミュレー
ションした仮想パチンコ機を構成し、大当たりの抽選、
確変抽選、出玉抽選、大当たり処理、投資処理を行うこ
とにより得られる。ここに、無制限営業店は、デジタル
のどの絵柄で大当たりしても、そのまま持ち玉で遊技で
きる営業形態をとるパチンコ店である。また、CRデジ
タルパチンコ機は、現金ではなく、プリペードカードを
用いて遊技するスタイルのデジタルパチンコ機である。
【0027】まず、サーバ装置30では、遊技データが
初期化され、試行回数が1とされ、シミュレーションが
開始される(S401)。玉の打ち出しが行われ、特定
部分の通過(入賞)に対応して出玉を行う通常遊技出玉処
理及び打ち出された玉や回収された玉を計数する通常遊
技計数処理(S402)が行われる。更に、残りの玉を
確認する持ち玉確認処理及び持ち玉がなくなったときに
玉を購入し、資金を減額する玉購入処理(S403)が
行われた後、大当たりの抽選、確変抽選、及び出玉抽選
等の各種の抽選処理(S404)が行われる。
【0028】大当たり抽選の結果、大当たりとなった場
合には(S405;Yes)、大当たり遊技出玉処理及
び大当たり遊技計数処理(S406)がなされる。その
後、先に入力された、あるいはデータベースに登録され
た遊技者の遊技スタイルから投資額・遊技時間に合った
交換条件を算出する(S407)。一方、大当たりとな
らなかった場合には(S405;No)、そのままの状
態で、投資額・遊技時間に合った交換条件の算出(S4
07)を行う。
【0029】遊技データが上述の算出された交換条件に
合う場合には(S408)、持ち玉を交換する持玉交換
処理及び交換計数処理がなされる(S409)。
【0030】ここで、持ち玉の交換処理は、予め定めら
れた二種類以上の交換条件を基に、経過遊戯時間に対す
る交換条件(X時間以上遊技後、大当たりの後Y回転打
って、Z発以上持ち玉があれば交換する)を算出し、交
換条件に合致するか否かで交換するか否かを決定する。
【0031】例えば、条件1(X=1、Y=200、Z
=4000)及び条件2(X=2、Y=50、Z=20
00)で、経過遊技時間が1.25時間の場合には、 200×0.75+50×0.25=162.5 4000×0.75+2000×0.25=3500 から、交換条件として、前回の大当たり終了後デジタル
を163回転以上して、3500発以上の持ち玉があれ
ば交換する結果を得る。
【0032】上記持ち玉交換処理・交換計数処理(S4
09)後、あるいは、交換条件を満たさない場合(S4
08;No)、シミュレーションによる総遊技時間が規
定時間に達しているか否かを判断する(S410)。こ
こで、規定時間とは、遊技者が予定する遊技時間を意味
するが、ボーダラインの算出は確率論に基づいて算出さ
れるものであるため、精度を上げるためにはなるべく長
い時間、例えば、パチンコ店の標準的な一日当たりの営
業時間である13時間等であることが望ましい。この判
断の結果、規定時間に達していない場合には(S41
0;Yes)、上述した一連の処理(S402〜S40
9)を繰り返す。
【0033】規定時間に達した段階で1回のシミュレー
ションが終了すると(S410;No)、その回の総大
当たり回数と初当たり回数により客滞率を算出する。こ
こで、客滞率は、客滞率=総大当たり回数/初当たり回
数で与えられる。初当たり回数とは現金投資状態での大
当たりの回数である(S411)。
【0034】上述したシミュレーションを試行回数とし
て十分と判断される上限回数に達するまで(S412;
Yes)、ステップS401〜S411を繰り返す。試
行回数が上限回数に達すると(S412;No)、総試
行における客滞率の平均値を求め、これを予測値(K
1)とする(S413)。
【0035】上述したようにパラメータ入力結果を基に
シミュレーションが行われると、遊技スタイルを決定し
登録する(S202)。このシミュレーシ中、端末装置
20の画面には図8(c)に示すように、シミュレーシ
ョン中の表示と、遊技者の遊技スタイルの登録とが表示
される。
【0036】次に、パチンコホールデータによる上記平
均客滞率の補正を行うべく、図6(a)のTOP画面が
表示される。遊技者は、遊技するパチンコ店の営業形態
についてのデータの登録・変更が必要な場合には、この
画面からホールの登録・データ変更を選択する。
【0037】ホールの登録・データ変更が選択されると
(S204;Yes)、図5のフローチャートに示すホ
ールデータの入力処理を行う(S50)。この処理で
は、端末装置20に、図6(b)に示す画面が表示され
る。遊技者は、自己が遊技する予定のパチンコ店のホー
ル名を入力する(S501)。営業形態である玉交換率
を入力する(S502)。交換方法(交換システム)等
を入力する(S503)。一のパチンコ店のホールデー
タ(営業パラメータ)の入力が終わると、遊技者は、画
面上で「次のホールを登録」又は「終了」のアイコンを
選択する。遊技者が「次のホールを登録」を選択すると
(S504;Yes)、上述したステップS501〜S
503を繰り返してホールデータを追加する。遊技者が
全てのホールデータについて入力し、ホールデータの入
力を終了し、「終了」アイコンが選択されると(S50
4;No)、ホールデータをデータベース60に登録す
る(S205)。この登録後、又は、遊技者の先に登録
したホールデータに変更がない場合(S204;N
o)、データベース60に登録されている当該遊技者の
ホールデータを読み込む(S206)。
【0038】次に、パチンコホールデータにより上記平
均客滞率の補正を行うべく、図6(a)のTOP画面が
表示される。遊技者が「ボーダーライン算出」を選択す
ると、図6(c)に示すように、遊技者が遊戯するパチ
ンコ台の機種を入力する画面が表示される。
【0039】遊技者は、自己が遊技するパチンコ台の機
種をプルダウン形式のメニューバーから選択することに
よって入力する。機種が選択されると、予め機種毎の機
械仕様データが格納されているデータベース50から、
入力された機種の、大当たりの確率、確率変動、リミッ
タの有無、大当たりの出玉数等の値がサーバへ読み込ま
れる。また、図6(c)のように画面に表示される。確
率変動(確変)とは、特定の大当たりによってその後の
大当たり・小当たり確率がアップすることである。ま
た、リミッタとは、確率変動継続回数を制限するもので
ある(S207)。
【0040】次に、無制限営業での上記客滞率予測値
(K1)を基に、登録店舗の営業形態に合致した客滞率
としての補正を行い(S208)、客滞率予測値(K
2)を算出する。
【0041】具体的には、登録店舗が無制限営業の場合
にはK2=K1、1回交換の場合にはK2=1、ラッキ
ーナンバー制で特定図柄で無制限の場合には無制限確率
をPとしてK2=PK1+(1−P)、ラッキーナンバ
ー制で特定図柄で持たせ特定図柄で交換の場合には持た
せ確率をP、交換確率をQとしてK2=PK1×(1−
Q)+(1−P)などで与えられる。ここで、P、Qは
ホールデータのラッキーナンバー制の条件より得られ
る。ラッキーナンバー制とは、特定の絵柄で大当たりす
るとその後も持ち玉で継続して遊技できる営業形態であ
る。
【0042】ボーダラインの算出は、機種データベース
より得られる機種データ(大当たり確率1:PL、大当
たり確率2:PH、ベース1:BL、ベース2:BH、
スタート1:SL、スタート2:SH、大当たり純増:
TB、確変確率:PK、平均継続数:M)、客滞率K
2、及びホールデータより得られる交換率Yにより、以
下の計算式によって求められる。
【0043】1回の確変中の持ち玉の増分(−TH)
は、 −TH=(100−BH)/(PH×SH) 大当たりから確変終了まで平均M回なので、その間の持
ち玉の増分(TM)は、 TM=M×TB+(M−1)×TH 通常確率での持ち玉の増分(−TL)は、 −TL=(1−BL)/(PL×SL) 客滞率K2より、客が現金投資での発当たり後交換する
までの持ち玉の増分(TA)は、 TA=K2×TM+(K2−1)×TL 交換率Yよりその換金額は、 TA×Y 現金投資額は、 4×(−TL)円 釣り合う状態は、 4×(−TL)=K2×TM×Y+(K2−1)×TL
×Y これを投資額(−4TL)について解くと、 −4TL=(4×K2×TM×Y)/(4+(K2−
1)×Y) このとき、1/PL回デジタルが回転しているので、1
000円での回転数は、 (1/PL)/(−4TL)×1000 となり、これがボーダーラインになる(S209)。
【0044】このようにして求めたボーダーラインの小
数第1位を四捨五入して表示する。また、算出されたボ
ーダラインは、すでに登録されている又は新たに登録し
たパチンコ店毎に表示される(S210)。例えば、図
6(c)に示されるように、Aセンター、B会館、パー
ラーC等のボーダーラインが示され、自己の遊技スタイ
ルに見合うパチンコ店とそのボーダラインについての情
報が入手できる。
【0045】上記の実施例では客滞率算出にシミュレー
ションを行っているが、予め一部又は全ての入力可能な
遊技スタイルに対して客滞率算出シミュレーションを行
った結果をテーブルデータとして持ち、そこから該当す
る客滞率を読み込んでも良い。これにより、ボーダライ
ン算出シミュレーションの時間を短縮することができ
る。
【0046】また、遊技者の遊技スタイルとして遊技予
定投入資金、無制限営業のホールで打つ場合の遊技経過
時間毎の玉交換条件、無制限営業のホールで打つ場合に
一箱でも交換しても良いと思う遊技経過時間、遊技に対
する粘り具合の例を示したが、その他の個人的な遊技特
性をパラメータとしても良い。
【0047】なお、本発明は、パチンコ遊技だけではな
く換金率に差がある全ての遊技に利用可能である。
【0048】また、本発明であるボーダライン算出シス
テムは、遊技者がインターネットを介してサーバに入力
したパチンコ店の営業形態や遊技スタイルに関する情報
をデータベース60として蓄積することができる(図
1)ため、これらの情報をインターネットにより容易に
入手することが可能となる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のボーダー
ライン計算システムにおいては、遊技者個人の遊技特性
に基づいて遊技をシュミレーションし、出玉を求めるの
で、遊技者による過去のパチンコ台の出玉データ収集や
雑誌の典型的な出玉を参照することなく、パチンコ遊技
者は自分の行くパチンコ店で遊技する場合の適正なボー
ダラインを比較的に簡易に得ることができる。
【0050】また、遊技者は端末装置からネットワーク
を介してサーバ装置にアクセスすることによって最新機
種のデータを即時に入手でき、遊技すべき機種の選定を
容易に判断できる。更に、パラメータとして入力された
パチンコ店の営業形態や客の遊技スタイル等をデータベ
ース化することも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明のボーダライン算出システムの
説明図である。
【図2】図2は、本発明のボーダライン算出のフローチ
ャートである。
【図3】図3は、本発明のボーダライン算出のための遊
技スタイル決定のフローチャートである。
【図4】図4は、本発明のボーダライン算出のための平
均客滞率算出のフローチャートである。
【図5】図5は、本発明のボーダライン算出のためのホ
ールデータ入力のフローチャートである。
【図6】図6(a)は、本発明のボーダライン算出シミ
ュレーションソフトのTOP画面の説明図である。同図
(b)は、本発明のボーダライン算出シミュレーション
ソフトのホールデータの登録及びデータ変更画面の説明
図である。同図(c)は、本発明のボーダライン算出シ
ミュレーションソフトのボーダライン算出画面の説明図
である。
【図7】図7(a)乃至(d)は、本発明のボーダライ
ン算出のための遊技スタイルデータの入力画面の説明図
である。
【図8】図8(a)乃至(c)は、本発明のボーダライ
ン算出のための遊技スタイルデータの入力画面の説明図
である。
【符号の説明】
10 入出力装置 20 端末 30 サーバ 40 ボーダーライン計算手段(仮想パチンコ機械) 50 遊技台機械仕様のデータベース 60 営業形態・遊技スタイルのデータベース

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊技者の遊技経過時間毎の玉交換条件と、
    パチンコ遊技台毎の機械仕様データと、をパラメータと
    して入力し、 前記パラメータに基づいて仮想パチンコ機で出玉のシミ
    ュレーションを行い、パチンコ遊技の収支の目安となる
    ボーダラインを算出すること、 を特徴とするボーダライン算出方法。
  2. 【請求項2】遊技者の遊技経過時間毎の玉交換条件と、
    パチンコ遊技台毎の機械仕様データと、パチンコ店の営
    業形態と、をパラメータとして入力し、 前記パラメータに基づいて仮想パチンコ機で出玉のシミ
    ュレーションを行い、パチンコ遊技の収支の目安となる
    ボーダラインを算出すること、 を特徴とするボーダライン算出方法。
  3. 【請求項3】パチンコ遊技の収支の目安となるボーダラ
    インの計算を実行可能なプログラムを格納したネットワ
    ークサーバ装置と、 前記サーバ装置と接続されてパチンコ遊技機の機械仕様
    を保持する機械仕様保持手段と、 前記サーバ装置と接続されてパチンコ店の営業形態及び
    顧客の遊技スタイルのデータを保持するパラメータ保持
    手段と、 前記サーバ装置にネットワークを介してアクセスし、パ
    チンコ遊技のシミュレーションに必要なパラメータを入
    力するための端末装置と、を備え、 前記サーバ装置は、前記端末装置から入力された、パチ
    ンコ遊技者の遊技経過時間毎の玉交換条件と、パチンコ
    店の営業形態と、についてのデータを収集し、これを前
    記パラメータ保持手段内にデータベース化すること、 を特徴とするボーダライン算出システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018029791A (ja) * 2016-08-25 2018-03-01 株式会社三共 管理装置及びプログラム
JP2019080883A (ja) * 2017-11-01 2019-05-30 株式会社三洋物産 遊技機

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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