JP2002065322A - 装身具の中留構造 - Google Patents

装身具の中留構造

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JP2002065322A
JP2002065322A JP2000257022A JP2000257022A JP2002065322A JP 2002065322 A JP2002065322 A JP 2002065322A JP 2000257022 A JP2000257022 A JP 2000257022A JP 2000257022 A JP2000257022 A JP 2000257022A JP 2002065322 A JP2002065322 A JP 2002065322A
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JP2000257022A
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Hideo Taguchi
秀夫 田口
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Citizen Watch Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外部から強い接触を受けても、中留係合部が
不用意に解除されることなく、外観的にもデザインの自
由度を高め、小型化を可能とした、人体の皮膚等を傷つ
けない中留を提供する。 【解決手段】 収容部3内に弾性部材7を配置し、開閉
駒4の下溝4bに弾性部材7の一端を合わせ、開閉駒4
が、弾性部材7の弾発力によって時計回り方向に回動す
るように、取付ピン8を主軸として、収容部3に取り付
けられる。プッシュボタン5は開閉駒4の上溝4aの上
部に配置される。つまり、弾性部材7の弾発力によって
付勢され、中留の裏面側、つまり人体の腕側に突出する
ように配置される。プッシュボタン5を押圧すると、開
閉駒4は共に連動し、弾性部材7の弾力に抗して回転
し、開閉駒4の係合部6が持ち上がり、係合部6は、係
合溝11から離脱し中留の連結が解除される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バンド、ネックレ
ス等の装身具に用いられる中留構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の装身具等に使用する中留構造とし
て、図6に開示するように、実用新案登録公報第203
0113号に開示された中留がある。この中留構造の概
要を下記に説明する。
【0003】係合片102を中留本体101の端部にあ
る開口部103より挿入する。この時、係合片102は
蓋104に設けられた係合凸部106を押しのけて、係
合凸部106と中留本体凹部111底面との間に差し込
まれる。そして蓋104の係合凸部106と係合片10
2の係合凹部107とが重なった時、弾性部材108に
より付勢された係合凸部106が、係合片102の係合
凹部107に掛かる。よって、蓋104の係合凸部10
6と係合片102の係合凹部107とが係合する。
【0004】次に係合状態を解除する方法を説明する。
まず、蓋104に設けられた操作部105を押圧する。
すると、蓋104は取付部109すなわち支点110を
軸にして回転する。回転することで、係合凸部106が
持ち上がる。つまり、係合凸部106と係合片102の
係合凹部107とが離れる。よって、この時点で解除さ
れる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
中留構造にあっては下記のような問題点がある。 操作部が表側に配置されているため、係合凹部が複数
設けられているとは言え、操作部が物等に接触した時、
または勢いよく当たった時、操作部が不用意に押圧さ
れ、係合部が解除される可能性がある。また、操作部が
露出しているとデザインの自由度が狭められる。 操作部を押圧したとき、弾性部材が圧縮されるが、円
柱状のコイルスプリングであるため、最大に圧縮された
ときの弾性部材の厚みが長すぎる。すると操作部が十分
に押下されない。よって、蓋の係合凸部と係止片の係合
凹部とが完全に離れず、解除できない可能性がある。 最大に圧縮されたときの弾性部材の厚みが長すぎる
と、前述した項のような内容以外に次のような課題が
発生する。弾性部材の厚みが長すぎることで、その厚み
を考慮して、中留本体の高さ方向の長さを大きくする必
要がある。そのため、中留本体の小型化が困難となる。 係合片の先端が鋭いので、扱い方によっては人体の皮
膚等を傷つけてしまう可能性がある。
【0006】本願発明の目的は、上記の問題を解決し、
次のような、簡易的で操作性の良好な装身具の中留構造
を提供するものである。 外部からの強い接触を受けても、係合部が不用意に解
除されることなく、外観的にもデザインの自由度を高め
る中留を提供すること。 係合部を解除する操作を行う場合は、プッシュボタン
が十分に押下され、確実に係合部を解除できる中留を提
供すること。 中留本体の小型化を可能とする中留を提供すること。 人体の皮膚等を傷つけないような中留を提供するこ
と。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明による装身具の中
留構造は、装身具の一端に取り付けられた係止部材と他
端に設けられ、前記係止部材と係合する係合手段とで構
成された装身具の中留構造において、前記係止部材は、
端部に係止溝を備え、前記係合手段は、前記係止部材が
挿脱できる収容部と、該収容部内に回動可能に取り付け
られた開閉駒と、該開閉駒の一端に設けられ、係止溝に
係合する凸状の係合部と、前記係止溝内に前記係合部が
入る向きに前記開閉駒を回動させる弾性部材と、該弾性
部材の弾発力に抗して、前記開閉駒の他端に形成された
押上げ部を押して、前記係止溝と前記係合部とが離れる
ように前記開閉駒を回動させるプッシュボタンとを備
え、前記プッシュボタンは前記収容部の裏面に、押部を
突出させて、押圧可能に配置さえていることを特徴とす
る。
【0008】かかる構成により、簡易的で操作性の良好
な装身具の中留構造を得ることができる。また、プッシ
ュボタンが収容部の裏面側に配置されていることで、収
容部の表面方向つまり外部からの接触や衝撃を直接受け
ることはない。よって、不用意に中留が解除されること
はない。また、構造部分が隠れ、デザインの自由度が高
くなる。
【0009】また、装身具の一端に取り付けられた係止
部材と、他端に設けられ前記係止部材と係合する係合手
段とで構成された装身具の中留構造において、前記係止
部材は、端部に係止溝を備え、前記係合手段は、前記係
止部材が挿脱できる収容部と、該収容部内に回動可能に
取り付けられた開閉駒と、該開閉駒の一端に設けられ、
係止溝に係合する凸状の係合部と、前記係止溝内に前記
係合部が入る向きに前記開閉駒を回動させる弾性部材
と、該弾性部材の弾発力に抗して、前記開閉駒の他端に
形成された押上げ部を押して、前記係止溝と前記係合部
とが離れるように前記開閉駒を回動させるプッシュボタ
ンとを備え、前記収容部または前記開閉駒の裏面側に、
不用意に前記係合手段が解除されることを防ぐ誤動作防
止手段を備えていることを特徴とするものである。
【0010】かかる構成により、誤動作防止手段を設け
ることで、係合手段が不用意に解除されることを防ぐ。
【0011】また、前記誤動作防止手段は、前記開閉駒
に形成されている前記係合部のある面の反対側の面に、
前記プッシュボタンと略同一の高さの凸部を備えている
ことを特徴とするものである。
【0012】かかる構成によると、誤動作防止手段は開
閉駒に形成されている係合部のある面の反対側の面に凸
部を備えており、凸部はプッシュボタンと略同一の高さ
をもっている。よって、プッシュボタンと腕とが密接に
接触したり、外部から強い力が加わり、プッシュボタン
が無理に押圧され、開閉駒が回転しそうになっても、凸
部にもその外力が負荷されるため、開閉駒の回転が抑止
される。つまり、係合部が解除される程、プッシュボタ
ンは押圧されない。
【0013】また、前記誤動作防止手段は、前記収容部
に配置されている前記プッシュボタンと同一面上の近傍
に位置する部分に、該プッシュボタンと略同一の高さの
凸部を備えていることを特徴とするものである。
【0014】かかる構成によると、収容部に配置されて
いるプッシュボタンと同一面上の近傍に位置する部分
に、プッシュボタンと略同一の高さの凸部を備えてい
る。この凸部によって、意図しない外力が中留に負荷さ
れても、その外力は凸部に負荷され、プッシュボタンに
は負荷されない。よって、プッシュボタンが不用意に押
圧されることを防止できる。
【0015】前記弾性部材は、中心に向かって螺旋状に
連なっていることを特徴とるものである。
【0016】かかる構成により、弾性部材が最大に圧縮
されたときの厚みは、ほぼ、その弾性部材の線形の太さ
分となる。すなわち、平坦上に圧縮されるため、円柱状
のコイルスプリングと比較すると、極めて薄くなる。よ
って、中留本体の厚みを薄くすることができ、小型化が
可能となる。また、プッシュボタンを操作したとき、プ
ッシュボタンは十分に押下され、係合部は確実に解除さ
れる。
【0017】また、装身具の一端に取り付けられた係止
部材と、他端に設けられ前記係止部材と係合する係合手
段とで構成された装身具の中留構造において、前記係止
部材の先端は、略R形状になっていることを特徴とする
ものである。
【0018】かかる構成により、係止部材の先端がR形
状になっているため、人体の皮膚等に接触しても傷つき
にくくなる。
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて詳細に説明する。かかる実施の形態は、腕時計
の中留として説明される。本発明の中留は、主にC型バ
ンド、またはバングルタイプバンドと言われているバン
ドを用いた腕時計に最適である。しかしながら、本発明
は、かかる実施の形態に限定されるものではない。
【0019】(第1の実施の形態)図1は中留の係合状
態を示しており、図2は解除状態を示す。図3(a)は
開閉駒を示す断面図であり、図3(b)は下から見た平
面図である。本発明による中留装置は、輪状装身具であ
る腕時計の一端と他端の間に配置されている。
【0020】まず、中留本体Aは、図1に示される。中
留本体Aは、収容部3と、弾性部材7と、開閉駒4と、
プッシュボタン5とを備える。収容部3は、一端に一方
のバンド1を挿脱自在にするための第1開口部3aと、
他端に他方のバンド2を取り付けるための第2開口部3
bを備えている筺体からなる。また、収容部3の裏面側
の面の他端側には、他方のバンド2を上下方向に固定す
るための貫通穴が2ケ所設けられ、その貫通穴が設けら
れている面と同一の面上には、プッシュボタン5を配置
するための第3開口部3cと、開閉駒4を回動可能にす
るための、第4開口部3dが形成されている。また収容
部3の長手方向の側面部には、抜穴12が設けられてい
る。また、収容部3内の表面側方向の面の一方の端部に
は、弾性部材7を支持するための支持凸部14が形成さ
れている。尚、本発明で示している裏面側とは、人の腕
に装着したときの腕側の面のことを言う。また、表面側
とは、腕側とは反対の外側の面のことを言う。
【0021】開閉駒4は、平坦上の部材からなり、収容
部3に回動可能に取り付けるための貫通穴13を略中央
に有している。また、開閉駒4の一端の下面には凸状の
係合部6が形成されている。また、貫通穴13に対し
て、係合部6と反対の他端の上面にはプッシュボタン5
を配置するための上溝4aが形成されており、その反対
側の面には、弾性部材7を配置するための下溝4bが形
成されている。弾性部材7は、中心に向かって螺旋状に
連なり、円錐状に形成されている。プッシュボタン5の
一端に、開閉駒4と接触すると共に、収容部3からの抜
け止めのため、フランジ状の径方向に突出する鍔部5a
が形成され、他端には押部5bが形成される。
【0022】次に、中留本体の構成を組立順に説明して
いく。まず、収容部3内に弾性部材7を配置する。すな
わち、収容部3に形成された第3開口部3cより弾性部
材7を配置する。弾性部材7は円錐形状を成しており、
円錐の径の大きい端部が裏面側、つまり、図1における
上を向くように配置される。すると、弾性部材7の先端
部と収容部3の表側面の内部面と接触する。その接触す
る部分には、支持凸部14を形成しておくことが好まし
い。弾性部材7は円錐形状を成しているので、垂直方向
のみに圧縮される時には平坦に圧縮されるが、斜め方向
に圧縮されると、撓んでしまう可能性がある。その際、
弾性部材7が周囲にずれてしまう場合が考えられる。そ
こで、支持凸部14に、弾性部材7の円錐の径の小さい
端部を配置することで、弾性部材7の撓みを防止するこ
とができ、安定した圧縮運動が可能となる。尚、支持凸
部14が形成されていなくても、本実施例は成立する。
開閉駒4に形成された下溝4bに弾性部材7の円錐の径
の大きい端部が、ずれることなく、位置合わせができる
ように配置されるため、弾性部材7の圧縮運動は問題な
く行われると考えられる。ただ、支持凸部14が形成さ
れていれば、更に好ましくなる。
【0023】次に、開閉駒4を取り付ける。開閉駒4は
収容部3の第4開口部3dより挿入し、収容部3の側面
に形成された抜け穴12と開閉駒4に形成された貫通穴
13との位置を合わせる。そして、弾性部材7の上部端
面を開閉駒4の下溝4bに合わせる。割パイプ9は開閉
駒4に形成された貫通穴13内に挿入される。そして、
取付ピン8を収容部3に設けられた抜穴12と開閉駒4
に形成された貫通穴13に挿通し、開閉駒4は弾性部材
7の弾発力によって取付ピン8を主軸とし、図1におけ
る時計回り方向に回動するように付勢される。
【0024】次に、プッシュボタン5を取り付ける。プ
ッシュボタン5は収容部3に形成された第2開口部3b
より挿入する。そして、開閉駒4に設けられた貫通穴1
3に対して、係合部6のある端部の反対側の端部に設け
られた押上げ部23に形成されている上溝4aの上部に
配置される。このとき、前段で示したように、開閉駒4
は弾性部材7の弾発力によって、取付ピン8を主軸とし
て、時計回り方向に回転するように付勢されるため、開
閉駒4の上溝4aがプッシュボタン5を外方に向けて付
勢する。よって、プッシュボタン5の押部5bが第3開
口部3cより、中留の裏面側に突出する。そして、プッ
シュボタン5の鍔部5aが、第3開口部3cの縁に掛か
り、プッシュボタン5が抜けるのを防止する。
【0025】そして、他方のバンド2を中留本体Aに取
り付ける。他方のバンド2の端部には、貫通穴が2ヶ所
穿設されている。そこで、他方のバンド2の端部を収容
部3の開口部3aに挿入し、収容部3の貫通穴13より
圧入ピン10を垂直方向に圧入し、他方のバンド2を固
定する。
【0026】そして、一方のバンド1を収容部3の第1
開口部3aに挿入する。一方のバンドの端部と開閉駒4
の先端とが接触し、開閉駒4の係合部6が持ち上がり、
弾性部材7は圧縮される。一方のバンド1の先端がR形
状になっているため、開閉駒4は滑らかに持ち上がる。
その後、挿入された一方のバンド1の端部に形成された
係止溝11が係合部6の位置に到達すると、弾性部材7
による付勢力によって、係合部6は係止溝11とかみ合
う。よって、この時、係合部6と開閉駒4とが連結され
る。
【0027】このようにして連結された中留は、図2に
示す通り、次のようにして解除を行う。まず、プッシュ
ボタン5を押圧する。このプッシュボタン5を押圧する
ことで開閉駒4は共に連動し、弾性部材7の弾力に抗し
て回転する。回転することで開閉駒4の係合部6が持ち
上がる。この時、係合部6は係合溝11から離脱し中留
の連結が解除される。
【0028】(第2の実施形態)図4は、第2の実施形
態を示す断面図である。尚、同一形状の部品については
第1の実施形態で付記した部品番号を使用した。
【0029】本実施例は、第1の実施形態に、誤動作防
止手段を設けたことにある。また、その他の構造は第1
の実施形態と同一のため、相違点以外は省略し、第1の
実施形態との相違点のみ説明する。
【0030】プッシュボタン5は裏面側、すなわち人体
の腕に装着した場合は腕側に配置されているため、外部
から何らかの衝撃を加えられても、人体の腕は柔軟性が
あり衝撃を吸収する。そのため、誤動作を起こす事は、
まず無いと考えられるが万一を考慮し、誤動作防止手段
を設けた。
【0031】誤動作防止手段は、開閉駒4に設ける。開
閉駒4に形成されている係合部6のある面の反対側の面
に、プッシュボタン5とほぼ同等の高さの開閉駒凸部2
1を形成する。係止部材と係合手段が連結された状態に
おいて、開閉駒凸部21は第4開口部3dより、中留の
裏面側に突出する。開閉駒凸部21の端部はプッシュボ
タン5の押部5bの端面とほぼ同じ高さで突出する。
【0032】このような構造により、万一、プッシュボ
タン5が押圧される事態が発生し、開閉駒が回転しそう
になっても、開閉駒凸部21が人体の腕に当たり、開閉
駒4は押さえられ、係合部6が係合溝11から離脱され
る前の段階で開閉駒4の回転が停止する。よって係合部
分は解除されることはなく、誤動作防止手段として成立
する。
【0033】尚、本実施例である凸部21は開閉駒4と
の一体加工として説明したが、凸部21を設ける手段と
してはこの限りではない。開閉駒凸部21を単体で加工
し、何らかの方法で開閉駒4と固定しても問題は無い。
また、開閉駒凸部21の高さは、プッシュボタン5の高
さよりも、若干高い方が好ましい。プッシュボタン5が
不用意に押されたとき、開閉駒凸部21の高さがプッシ
ュボタン5の高さより高い方が、開閉駒凸部21の人体
の腕に接触する時間が短く、開閉駒4の回転が早く停止
するからである。
【0034】(第3の実施形態)図5は、第3の実施形
態を示す断面図である。尚、同一形状の部品については
第1及び第2の実施形態で付記した部品番号を使用し
た。
【0035】本実施例は、第2の実施形態と同様に、誤
動作防止手段を設けてあることである。ただし、誤動作
防止手段を配置する部分が異なる。また、その他の構造
は第1及び第2に実施形態と同一のため、第2に実施形
態の説明と同様、相違点以外は省略し、第2の実施形態
との相違点のみ説明する。
【0036】本実施例での誤動作防止手段は、収容部3
に設ける。収容部3の裏面側の開口部3d側に位置し、
プッシュボタン5の近傍に、プッシュボタン5とほぼ同
等の高さの収容部凸部22を、プッシュボタン5を囲う
ようにして形成する。
【0037】このような構造により、外部から何らかの
衝撃が加わっても、プッシュボタン5の近傍には略同じ
高さの収容部凸部22が形成されているため、収容部凸
部22によってプッシュボタン5が押圧されるの防ぐ事
になる。つまり、人体の腕に装着している場合は、腕と
接触するのは、常に収容部凸部22である。よって、誤
動作防止手段が成立する。
【0038】尚、第2の実施形態でも説明したが、本実
施例における収容部凸部22は一体での加工であるが、
収容部凸部22を設ける手段としてはこの限りではな
い。単体で加工し、何らかの方法で収容部3に固定して
も良い。また、収容部凸部22の高さは、プッシュボタ
ン5の高さよりも若干高い方が好ましい。そうすれば、
外部から何らかの衝撃が加わったとき、人体の腕と常に
接触するのは収容部凸部22だからである。
【0039】尚、本実施例におけるプッシュボタン5
は、中留の裏面側に配置されているが表面側に配置して
も問題は無い。
【発明の効果】
【0040】以上のように構成された本発明に係わる装
身具の中留構造によれば、下記の効果を発揮する。 (1)外部から衝撃を受けても、係合部が解除されるこ
となく、外観的にも見映えが良く、デザインの自由度が
高くなる。また、相当な衝撃が加わる場合があっても、
誤動作防止手段を備えているため、係合部が解除される
程、プッシュボタンは押下されない。 (2)係合部を解除する操作を行う場合は、プッシュボ
タンが十分に押下され係合部が確実に解除できる。 (3)中留本体の小型化が可能となる。 (4)係止部材の先端がR形状になっているため、人体
の皮膚等を傷つけてしまうことが減少される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示した装身具の中留構
造の係合状態の断面図である。
【図2】本発明の第1実施形態を示した装身具の中留構
造の解除状態の断面図である。
【図3】(a)は本発明の装身具の中留構造の開閉駒を示
した断面図で、(b)は下から見た平面図である。
【図4】本発明の第2実施形態を示した装身具の中留構
造の断面図である。
【図5】本発明の第3実施形態を示した装身具の中留構
造の断面図である。
【図6】従来の装身具の中留構造の一部破断した分解斜
視図である。
【符号の説明】
A 中留本体 1 一方のバンド 2 他方のバンド 3 収容部 3a 第1開口部 3b 第2開口部 3c 第3開口部 3d 第4開口部 4 開閉駒 4a 上溝 4b 下溝 5 プッシュボタン 5a 鍔部 5b 押部 6 係合部 7 弾性部材 8 取付ピン 9 割パイプ 10 圧入ピン 11 係止溝 12 抜け穴 13 貫通穴 14 支持凸部 21 開閉駒凸部(誤動作防止手段) 22 収容部凸部(誤動作防止手段) 23 押上げ部 (誤動作防止手段) 101 中留本体 102 係合片 103 開口部 104 蓋 105 操作部 106 係合凸部 107 係合凹部 108 弾性部材 109 取付部 110 支点 111 中留本体凹部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装身具の一端に取り付けられた係止部材
    と、他端に設けられ前記係止部材と係合する係合手段と
    で構成された装身具の中留構造において、前記係止部材
    は、端部に係止溝を備え、前記係合手段は、前記係止部
    材が挿脱できる収容部と、該収容部内に回動可能に取り
    付けられた開閉駒と、該開閉駒の一端に設けられ、係止
    溝に係合する凸状の係合部と、前記係止溝内に前記係合
    部が入る向きに前記開閉駒を回動させる弾性部材と、該
    弾性部材の弾発力に抗して、前記開閉駒の他端に形成さ
    れた押上げ部を押して、前記係止溝と前記係合部とが離
    れるように前記開閉駒を回動させるプッシュボタンとを
    備え、前記プッュシボタンは前記収容部の裏面に、押部
    を突出させて押圧可能に配置されていることを特徴とす
    る装身具の中留構造。
  2. 【請求項2】 装身具の一端に取り付けられた係止部材
    と、他端に設けられ前記係止部材と係合する係合手段と
    で構成された装身具の中留構造において、前記係止部材
    は、端部に係止溝を備え、前記係合手段は、前記係止部
    材が挿脱できる収容部と、該収容部内に回動可能に取り
    付けられた開閉駒と、該開閉駒の一端に設けられ、係止
    溝に係合する凸状の係合部と、前記係止溝内に前記係合
    部が入る向きに前記開閉駒を回動させる弾性部材と、該
    弾性部材の弾発力に抗して、前記開閉駒の他端に形成さ
    れた押上げ部を押して、前記係止溝と前記係合部とが離
    れるように前記開閉駒を回動させるプッシュボタンとを
    備え、前記収容部または前記開閉駒の裏面側に、不用意
    に前記係合手段が解除されることを防ぐ誤動作防止手段
    を備えていることを特徴とする装身具の中留構造。
  3. 【請求項3】 前記誤動作防止手段は、前記開閉駒に形
    成されている前記係合部のある面の反対側の面に、前記
    プッシュボタンと略同一の高さの凸部を備えていること
    を特徴とする請求項2記載の装身具の中留構造。
  4. 【請求項4】 前記誤動作防止手段は、前記収容部に配
    置されている前記プッシュボタンと同一面上の近傍に位
    置する部分に、該プッシュボタンと略同一の高さの凸部
    を備えていることを特徴とする請求項2記載の装身具の
    中留構造。
  5. 【請求項5】 前記弾性部材は、中心に向かって螺旋状
    に連なっていることを特徴とする請求項1記載の装身具
    の中留構造。
  6. 【請求項6】 前記係止部材の先端は、略R形状になっ
    ていることを特徴とする請求項1記載の装身具の中留構
    造。
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